JP3940098B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トナー搬送装置を用いた複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、印刷装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、感光体等の像担持体上に画像データに応じた光書き込み等により潜像を形成し、該潜像を現像部のトナーにより現像して可視像化した後、該可視像を直接または中間転写体を介して転写材に転写し、定着して画像を形成する画像形成装置が知られており、複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、印刷装置等として普及している。
このような画像形成装置においては、現像剤としてトナーのみからなる一成分現像剤や、あるいはトナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤が用いられるが、画像形成により現像剤中のトナーが消費されるため、現像部にトナーを補給する必要がある。この場合、通常は現像部に付設したトナーボトルなどから現像部に直接トナーが補給されるが、現像部に付設されるトナーボトルは装置内のスペースなどの関係から容量が小さく、大量の画像形成を行なう場合などには、トナーボトルの交換を頻繁に行なわなければならなくなる。そこでトナー補給の手間を最小限にするため、現像部とは別の場所の空きスペースに収容量の大きなトナー補給部を設置し、このトナー補給部から現像部にトナーを搬送して補給することが行なわれている。
また、画像形成装置においては、像担持体上に形成したトナー像を転写材に転写した後、像担持体上に残留した未転写トナーを回収するクリーニング部が設けられているが、このクリーニング部で回収したトナーは、通常、廃トナー回収部に搬送されて収納される。しかし、近年では資源の再利用という観点から、クリーニング部で回収したトナーを現像部に搬送して再利用することも行なわれている。
【0003】
新規トナーを収納するトナー補給部から現像部へトナーを搬送して補給する手段や、クリーニング部で回収した回収トナーを現像部へ搬送するリサイクル手段、あるいはクリーニング部から廃トナー回収部へ回収トナーを搬送する手段などに用いられるトナー搬送装置としては、管状のトナー搬送経路内の全域に搬送スクリューや搬送コイルなどを配設した機械的搬送装置が知られている。この機械的搬送装置では、トナー搬送経路内を搬送スクリューや搬送コイルなどによりトナーを搬送するが、このような機械的搬送装置の場合、搬送スクリューや搬送コイルなどの推進力によってトナーを搬送する際にトナーが突き固められてトナーの凝集が起こり易く、トナー塊の発生やトナーの固着の問題がある。特にトナー補給部から上方の現像部へトナーを搬送する場合のようにトナー搬送経路に高低差があると、搬送スクリューや搬送コイルなどの推進力によって重力に逆らって上方にトナーを搬送するため、よりトナーの凝集が起こり易くなり、トナー塊の発生やトナーの固着により搬送経路内でトナーの詰まりが発生するという問題がある。
【0004】
そこでこのような問題を解消するため、搬送経路内を気流によりトナーを搬送するトナー搬送装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。このトナー搬送装置は、チューブ等からなる管状のトナー搬送経路と、トナー搬送経路の接続部に新規トナーまたは回収トナーを供給するトナー供給手段(搬送コイル、搬送スクリュー等)と、トナー搬送経路内に気流を発生する気流発生手段(エアーポンプ、モーノポンプ等)を有し、トナー搬送動作時にはトナー供給手段によりトナー搬送経路の接続部にトナーを供給するとともに気流発生手段により気流を発生させ、トナー搬送経路内を気流に乗せてトナーを搬送するように構成されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−365894号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、トナー補給部に収納した新規トナーを現像部へ補給する際や、クリーニング部で回収された回収トナーを現像部にリサイクルする際などのトナー搬送装置として、トナー搬送経路を構成するチューブと、該チューブに新規トナーあるいは回収トナーを供給するトナー供給手段と、該チューブ内に気流を発生させるエアーポンプ等の気流発生手段を有し、トナー搬送動作時にはトナー供給手段によりチューブにトナーを供給するとともに気流発生手段によりチューブ内に気流を発生させ、チューブ内に供給されたトナーを気流に乗せて搬送するトナー搬送装置が提案されている。そして、このような気流によるトナー搬送装置では、トナーが拡散した状態で気流に乗って搬送されるので、従来の機械的搬送装置に比べてトナーの凝集や固着が発生しにくいという利点がある。
【0007】
しかし、このようなトナー搬送装置においても、トナー搬送動作の終了後にチューブ内にトナーが残る場合が有り、チューブ内に残ったトナーが、放置や振動により凝集しトナー詰まりの要因となるトナー核に成長する恐れがある。このため、トナー搬送動作の終了時には、可能な限りチューブ内の残留トナー量を少なくすることが理想とされている(放置に関しては高温、高湿下が、また、振動に関してはチューブ経路がU字状等の屈曲部を有していたり、高低差が大きい場合、特に不利となる)。
そこで、トナー搬送動作終了時にエアーポンプのみを所定時間作動させた後に、停止させる制御が行なわれている。すなわち、上記対策としてエアーポンプの停止のタイミングを、トナー供給手段の停止よりも遅延させ、チューブ内の残留トナー量を減少させる方法などが用いられている。
【0008】
しかしながら、このような構成をもってしても、チューブ内壁の微小な凹凸部に付着した残留トナーを完全に取り除くことは不可能であった。このため、チューブ内に残留したトナーは、その後、画像形成装置の動作等により生じる振動により振り落とされ、チューブ内に堆積することとなる。そして、この堆積トナーは装置内の環境(温度・湿度)変動によっては、チューブ内壁に固着し、ひいてはトナー詰まりを引き起こす原因となる。
また、チューブがU字状等に屈曲して高低差を有している場合には、その屈曲部または最底部において振動等により振り落ちたトナーが集結することとなり、トナーの堆積や凝集の問題がより顕著となる。そして、これを放置しておけばトナーが固着し、詰まりを生ずることとなる。
さらに、画像比率が極端に低い画像形成を行なった時などは、トナーの消費量が少なく画像形成動作中のトナー補給動作の頻度が少なくなり、エアーポンプの稼動率が下がるため、エアーポンプOFF後のチューブ内残留トナー量に関わらず機械動作中の振動や機内温度上昇の影響を受け、トナー凝集が発生しやすい方向となることも分かった。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、トナー搬送動作終了時に搬送経路に残留するトナー量を減少させる構成に加えて、画像形成動作の開始時等の適当なタイミングで搬送経路内に気流のみを発生させて搬送経路内の残留トナーを排除し、残留トナーの凝集や堆積によるトナー詰まり等の不具合を解消することのできる構成のトナー搬送装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。また、画像形成動作中にもチューブ内の残留トナー量を極力減少することができ、トナー詰まり等の不具合を解消することのできる構成のトナー搬送装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。さらには、上記目的に加えて、搬送経路内の残留トナーの排除をより効果的に行なうことができる構成のトナー搬送装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。また、本発明は、トナー搬送装置のチューブ内残留トナーによる前述の不具合を極力防止することができ、トナー搬送不良に起因する画像不良の発生等を防止できる構成の画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための手段として、請求項1に係る発明は、像担持体と、該像担持体に潜像を形成する手段と、前記像担持体上に形成した潜像をトナーにより現像して可視像化する現像部と、前記像担持体上の可視像を直接または中間転写体を介して転写材に転写する転写部と、転写後に像担持体上に残留したトナーを回収するクリーニング部とを有する画像形成装置であって、新規トナーを収納するトナー補給部から前記現像部へトナーを搬送する手段、もしくは前記クリーニング部から前記現像部へ回収トナーを搬送する手段、あるいは前記クリーニング部から廃トナー回収部へ回収トナーを搬送する手段としてトナー搬送装置を備え前記トナー搬送装置は、管状のトナー搬送経路と、該トナー搬送経路に前記新規トナーまたは回収トナーを供給するトナー供給手段と、前記トナー搬送経路内に気流を発生する気流発生手段を有し、トナー搬送動作時には前記トナー供給手段により前記トナー搬送経路にトナーを供給するとともに前記気流発生手段により気流を発生させ、前記トナー搬送経路内を気流に乗せてトナーを搬送し、トナー搬送動作終了時には前記トナー供給手段を停止させるように動作する、画像形成装置において、前記トナー搬送装置は、前記気流発生手段として逆流可能なエアーポンプを用い、前記トナー供給手段の停止後あるいは停止中、前記エアーポンプを所定時間作動させる際に、該エアーポンプの動作を順方向、逆方向を繰り返す動作にすることを特徴とする。
【0012】
請求項に係る発明は、像担持体と、該像担持体に潜像を形成する手段と、前記像担持体上に形成した潜像をトナーにより現像して可視像化する現像部と、前記像担持体上の可視像を直接または中間転写体を介して転写材に転写する転写部と、転写後に像担持体上に残留したトナーを回収するクリーニング部とを有する画像形成装置であって、新規トナーを収納するトナー補給部から前記現像部へトナーを搬送する手段、もしくは前記クリーニング部から前記現像部へ回収トナーを搬送する手段、あるいは前記クリーニング部から廃トナー回収部へ回収トナーを搬送する手段としてトナー搬送装置を備え、前記トナー搬送装置は、管状のトナー搬送経路と、該トナー搬送経路に前記新規トナーまたは回収トナーを供給するトナー供給手段と、前記トナー搬送経路内に気流を発生する気流発生手段を有し、トナー搬送動作時には前記トナー供給手段により前記トナー搬送経路にトナーを供給するとともに前記気流発生手段により気流を発生させ、前記トナー搬送経路内を気流に乗せてトナーを搬送し、トナー搬送動作終了時には前記トナー供給手段を停止させるように動作する、画像形成装置において、前記像担持体を回転して潜像形成、現像、転写、クリーニングの一連の動作を行う画像形成動作が実行され、該画像形成動作の実行中に所定時間以上トナー搬送動作が行われなかったとき、前記トナー搬送装置は、前記気流発生手段のみを所定時間作動させることを特徴とする。
【0015】
請求項に係る発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記トナー搬送装置は、前記トナー搬送動作終了時に前記トナー供給手段を停止した後、前記気流発生手段を所定時間作動させた後、停止させると共に、前記像担持体を回転して潜像形成、現像、転写、クリーニングの一連の動作を行う画像形成動作の開始時に前記気流発生手段のみを所定時間作動させることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成、動作および作用を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略構成図であり、デジタル複写機の一例を示している。図1において画像形成装置は、電子写真プロセスによる画像形成を行なう画像形成部と、その画像形成部10の上方に設けられた原稿読取部21と、その原稿読取部21の上に設けられた自動原稿給紙装置(ADF)22と、画像形成部10の下方に設けられた給紙部23,24とから構成されている。原稿読取部21内の図示は省略するが、原稿読取部21は、自動原稿給紙装置(ADF)22による給紙や手差しにより原稿が載置されるコンタクトガラスと、コンタクトガラス上の原稿を照明する光源と、原稿からの反射光像を受光する撮像素子と、原稿からの反射光像を撮像素子に導き結像するミラーやレンズ等からなる光学系とにより構成されており、コンタクトガラス上の原稿の画像を撮像素子で受光して電気信号に変換し図示しない画像処理回路に送信する。画像処理回路では撮像素子からの画像信号を2値化した画像データに変換して画像形成部10の光書き込み装置13に送信する。
【0018】
画像形成部10は、像担持体としてドラム状の光導電性感光体11を備えており、この感光体11の周囲には、感光体11の表面を均一に帯電する帯電装置12と、帯電後の感光体11に前記画像データに応じた光書き込みを行ない潜像を形成する光書き込み装置13と、感光体11に形成された潜像をトナーで現像して可視像化する現像装置14と、感光体11上で可視像化された画像(トナー画像)を給紙部23,24から給紙・搬送されてきた記録紙等の転写材に転写する転写装置15と、転写後に感光体上に残留した未転写トナーを回収するクリーニング装置16と、感光体11上の残留電荷を除去する除電装置17などが配設されている。
【0019】
帯電装置12としては、例えば高電圧が印加された帯電ローラが用いられるが、この他、帯電チャージャ、帯電ブラシなどを用いてもよい。
光書き込み装置13としては、例えば半導体レーザからなる光源13aと、ポリゴンスキャナ等の光偏向器13b、走査結像光学系13c、ミラー13d等から構成される光走査装置が用いられるが、この他、発光ダイオード(LED)アレイと等倍結像光学系を用いた光書き込み装置等を用いてもよい。
現像装置14は、例えば現像ローラ14a、現像剤供給・攪拌部材14b、アジテータ等の現像剤攪拌・搬送部材14c、トナー搬送経路と接続されるホッパ14d等から構成され、現像剤としてはトナーのみからなる一成分現像剤や、あるいはトナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤が用いられる。尚、現像装置には種々の構成があり、図示の構成に限られるものではない。
【0020】
転写装置15は、図示の例では複数のローラに架設された転写ベルトであり、搬送ベルトを兼ねた構成であるが、転写ローラや転写チャージャ等を用いてもよい。また、感光体11と転写装置15の間に中間転写体を設けた構成とすることもできる。
クリーニング装置16としては、クリーニングブレードや、クリーニングブラシ、クリーニングローラなどのクリーニング部材を単独あるいは適宜組み合わせたものが用いられる。また、クリーニング装置16のユニット底部には回収トナーをトナー搬送経路との接続部に供給する手段が設けられている。
除電装置17としては、例えば除電ランプ等が用いられるが、除電チャージャや除電ローラ等を用いてもよい。
【0021】
給紙部23,24には、転写材を一枚ずつ給紙するための給紙コロ25,26や給紙ローラ27,28が設けられており、転写材はいずれか一方の給紙部23,24から給紙コロ25,26や給紙ローラ27,28により給紙され、搬送ローラ29,30を経てレジストローラ31に搬送される。
レジストローラ31は感光体上の画像形成のタイミングに合わせて転写材を転写装置15に給送する。
また、転写装置15の搬送方向下流側には、転写材に転写されたトナー画像を定着する定着装置18と、定着後の転写材を排紙トレイ20に排出する排紙ローラ19が配設されている。定着装置18としては、加熱ローラと加圧ローラを用いたローラ定着方式や、加熱ベルトを用いたベルト定着方式、あるいはこれらを組み合わせたもの等、種々の方式のものがある。
【0022】
図1に示す構成の画像形成装置では、原稿の複写を行なう際には、まず原稿読取部21において、コンタクトガラス上の原稿の画像を撮像素子で受光して電気信号に変換し図示しない画像処理回路に送信し、画像処理回路で画像信号を2値化した画像データに変換して画像形成部10の光書き込み装置13に送信する。
画像形成部10では、原稿画像の読取にタイミングを合わせて画像形成動作が開始され、感光体11が図中の矢印で示す方向に回転され、帯電装置12により帯電される。帯電された感光体11には光書き込み装置13により画像データに応じた光書き込みが行なわれ静電潜像が形成される。この潜像は現像装置14の現像ローラ14aに担持された現像剤のトナーで現像されて可視像化される。
【0023】
一方、上記の画像形成動作にタイミングを合わせて、いずれか一方の給紙部23,24から記録紙等の転写材が給紙コロ25,26や給紙ローラ27,28により給紙され、搬送ローラ29,30を経てレジストローラ31に搬送される。そして、レジストローラ31により感光体上の画像形成のタイミングに合わせて転写材が転写装置15に給送され、感光体11と転写ベルトとのニップ部において感光体上のトナー像が転写材に転写される。転写後の転写材は転写装置15の転写ベルトで定着装置18に搬送され、定着装置18によりトナー画像が転写材に定着される。そして、定着後の転写材は排紙ローラにより排紙トレイに排出される。また、上記転写後に感光体11上に残留した未転写トナーは、クリーニング装置16により除去・回収される。
【0024】
さて、以上のような構成の画像形成装置においては、現像剤としてトナーのみからなる一成分現像剤や、あるいはトナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤が用いられるが、画像形成により現像剤中のトナーが消費されるため、現像装置14にトナーを補給する必要がある。この場合、通常は現像装置14に付設したトナーボトルなどから現像部に直接トナーが補給されるが、現像部に付設されるトナーボトルは装置内のスペースなどの関係から容量が小さく、大量の画像形成を行なう場合などには、トナーボトルの交換を頻繁に行なわなければならなくなる。そこで図1に示す画像形成装置では、トナー補給の手間を最小限にするため、現像装置14とは別の場所の空きスペース(図示の例では給紙部側方)に1以上のトナーボトル33を有する収容量の大きなトナー補給部(トナーバンク)32を設置し、このトナー補給部32から現像装置14のホッパ14dにトナーを搬送して補給する構成としている。
また、この画像形成装置においては、感光体11上に残留した未転写トナーを回収するクリーニング装置16が設けられているが、このクリーニング装置16で回収したトナーは、例えば廃トナー回収部37に搬送されて収納されるが、資源の再利用という観点から、クリーニング装置16で回収したトナーを現像装置14に搬送して再利用する構成とすることができる。
【0025】
ここで、トナー補給部32に収納した新規トナーを現像装置14へ補給するトナー搬送手段、もしくはクリーニング装置16で回収された回収トナーを現像装置14にリサイクルするトナー搬送手段、あるいはクリーニング装置16で回収された回収トナーを廃トナー回収部37に搬送するトナー搬送手段として、本実施形態では、管状のトナー搬送経路(図中に一点鎖線の矢印で示す)44,45,46と、トナー搬送経路44,45,46に新規トナーまたは回収トナーを供給するトナー供給手段(図示せず)と、トナー搬送経路内に気流を発生する気流発生手段(例えばエアーポンプ)34,35,36を有し、トナー搬送動作時にはトナー供給手段によりトナー搬送経路にトナーを供給するとともに気流発生手段34,35,36により気流を発生させ、トナー搬送経路内を気流に乗せてトナーを搬送するトナー搬送装置を用いている。
【0026】
図2はトナー搬送装置の一実施形態を示す図であり、トナー補給部32から現像装置14のホッパ14dへトナーを搬送するトナー搬送装置の概略構成を示している。図2において、トナー補給部32内には1以上のトナーボトル33が収納されており、トナーボトル33内には新規トナーが充填されている。このトナーボトル33の内壁には、ボトルの奥から開口側に向けて螺旋状の溝が設けられており、トナーボトル33を駆動機構39で回転することにより、ボトル内のトナーが螺旋溝に沿って開口側に移動し、ボトルの開口からトナーが繰り出されるようになっている。そしてボトルの開口から繰り出されたトナーは、トナー補給部32の下部に落下するようになっている。このトナー補給部32の下部には、トナー搬送装置の搬送経路44とジョイント部43を介して連結される搬送パイプ40が設けられており、この搬送パイプ40内にはトナー搬送装置の一部を構成するトナー供給手段としての搬送コイル(または搬送スクリュー)41が設けられている。そして上記トナーボトル33から繰り出されてトナー補給部32の下部に落下したトナーは、搬送コイル駆動装置42によって駆動される搬送コイル41により搬送パイプ40内をジョイント部43に向けて搬送され、ジョイント部43を介してトナー搬送経路44に供給される。
【0027】
トナー補給部32と現像装置14を結ぶトナー搬送経路44は、例えば金属やプラスチックあるいはゴム等からなる管状部材(チューブ)であり、その一端はジョイント部43を介してトナー補給部32側に設けた搬送パイプ40と連結され、他端側は気流発生手段の一つであるエアーポンプ34を介して現像装置14のホッパ14dに設けたジョイント部に連結されている。ここでエアーポンプ34は、通常、トナー補給部側が負圧(吸引側)、現像装置側が正圧(送出側)となるように接続されている。また、図示しないが、トナー補給部側のジョイント部43の上部には吸気口とエアーフィルタが設けられており、現像装置14のホッパ14dの上部には空気を排出する排気口とエアーフィルタが設けられている。従って、搬送コイル41とエアーポンプ34を作動させると、トナー補給部32側の搬送コイル41によりジョイント部43に供給されたトナーは、エアーポンプ34の吸引力により空気とともにチューブ44内に吸引され、チューブ内を気流に乗って搬送され、エアーポンプ34を経て現像装置14側に送出され、チューブ内を気流に乗って現像装置14のホッパ14dに搬送される。そしてホッパ14dに搬送されたトナーは、空気と分離されてホッパ内に落下する。このように図2に示す構成のトナー搬送装置では、トナーが拡散した状態でチューブ44内を気流に乗って搬送されるので、トナーの凝集や固着が発生しにくい。また、トナー搬送経路としてフレキシブルなチューブを用いることができるので、搬送経路を任意に設定することができる。
【0028】
尚、図2において、トナー補給部32の下部にはトナーエンドセンサ38が設けられており、トナーボトル33のトナーが無くなったことを検知して画像形成装置本体の表示部等に警告を表示できるようになっている。
また、現像装置14のホッパ下部にもトナーエンドセンサ14eが設けられており、このトナーエンドセンサ14eによりホッパ内のトナーの有無が検知され、トナーが無くなったと検知された時には、上記のトナー搬送装置によるトナー補給動作が行なわれるようなっている。
【0029】
ここでトナー搬送装置によるトナー補給制御の一例を示す。図3は図2に示すトナー搬送装置を用いた画像形成装置のトナー補給制御時の制御動作の一例を示すフローチャートであり、この制御は画像形成装置の図示しない制御部により実行される。
画像形成動作(例えばコピー動作)の実行時には、トナー供給手段である搬送コイル41や、気流発生手段であるエアーポンプ34によるトナー搬送のトリガには、トナー供給先である現像装置14のホッパ下部に設けたトナーエンドセンサ14eの検知信号が用いられ、トナーエンドセンサ14eからホッパ内トナー無しの検知信号が制御部に送信されると、制御部はトナー無しと判断して(S11)、搬送コイル41およびエアーポンプ34を同時に作動(ON)し、上述のトナー搬送によるトナー補給を実行する(S12)。そして所定時間(例えばt1秒間)トナー補給を行なった後、搬送コイル41およびエアーポンプ34を停止する(S13)。また、トナーエンドセンサ14eの検知信号がトナー有りの場合は、補給動作は行わない。そして以上の制御はコピーが終了するまで行なわれる(S14,15)。
【0030】
図3に示す制御動作では、トナー補給の終了時に搬送コイル41とエアーポンプ34を同時に停止しているが、このような場合、トナー搬送動作の終了後にチューブ34内にトナーが残る場合が有り、チューブ内に残ったトナーは、放置や振動により凝集しトナー詰まりの要因となるトナー核に成長する恐れがある。このため、トナー搬送動作の終了時には、可能な限りチューブ内の残留トナー量を少なくすることが理想である。
そこで、通常のトナー補給動作時には、図4に示す制御動作のように、トナー搬送動作(S21,S22)を行なった後、トナー搬送動作終了時にまず搬送コイル41の駆動を停止させ(S23)、エアーポンプ34のみを所定時間(例えばt2秒間)作動させた後に停止させるようにする(S24)。すなわち、上記対策としてエアーポンプ34の停止のタイミングを、搬送コイル41の停止よりも遅延させることにより、チューブ44内に残留するトナーを排除して残留トナー量を減少させることができる。
【0031】
しかしながら、図4に示すような制御方法をもってしても、チューブ内壁の微小な凹凸部に付着した残留トナーを完全に取り除くことは不可能であった。このため、チューブ内に残留したトナーは、その後、画像形成装置の動作等により生じる振動により振り落とされ、チューブ内に堆積することとなる。この堆積トナーは装置内の環境(温度・湿度)変動によっては、チューブ内壁に固着し、ひいてはトナー詰まりを引き起こす原因となる。
また、チューブがU字状等に屈曲して高低差を有している場合には、その屈曲部または最底部において振動等により振り落ちたトナーが集結することとなり、トナーの堆積や凝集の問題がより顕著となる。そして、これを放置しておけばトナーが固着し、詰まりを生ずることとなる。
さらに、画像比率が極端に低い画像形成を行なった時などは、トナーの消費量が少なく画像形成動作中のトナー補給動作の頻度が少なくなり、エアーポンプの稼動率が下がるため、エアーポンプOFF後のチューブ内残留トナー量に関わらず機械動作中の振動や機内温度上昇の影響を受け、トナー凝集が発生しやすい方向となることも分かった。
【0032】
そこで本発明では、トナー搬送動作終了時に搬送経路に残留するトナー量を減少させる構成に加えて、画像形成動作の開始時等の適当なタイミングで搬送経路内に気流のみを発生させて搬送経路内の残留トナーを排除し、残留トナーの凝集や堆積によるトナー詰まり等の不具合を解消するものである。以下、具体的な制御動作の実施例を説明する。
【0033】
(実施例1)
図5は本発明の一実施例を示す図であって、図2に示すトナー搬送装置を用いた画像形成装置の制御動作の一例を示すフローチャートである。図5に示すように、本実施例では画像形成動作(例えばコピー動作)の実行時には、まずエアーポンプ34のみを所定時間(例えばt3秒間)作動させ(S20−1,2)、この後、図4と同様の通常のトナー補給制御(S21〜S26)を実行する。
このようにすることにより、前回のトナー搬送動作終了時にエアーポンプのみを所定時間作動させたにも拘らずチューブ44内に残留し、搬送動作終了後にチューブ内の屈曲部または最底部等に残留トナーが堆積したような場合にも、画像形成動作の開始時にエアーポンプ34のみを所定時間(例えばt3秒間)作動させ、チューブ44内に気流のみを発生させて残留トナーを排除することができるので、通常のトナー搬送動作(トナー補給動作)の開始時にはチューブ内の残留トナー量を極力減少することができ、トナー詰まり等が発生する恐れが無くなる。従って、安定したトナー補給動作を行なうことができる。
【0034】
(実施例2)
次に図6は本発明の第2の実施例を示す図であって、図2に示すトナー搬送装置を用いた画像形成装置の制御動作の一例を示すフローチャートである。
本実施例においても実施例1と同様に、画像形成動作(例えばコピー動作)の実行時には、まずエアーポンプ34のみを所定時間(例えばt3秒間)作動させ(S31)、この後、図4と同様の通常のトナー補給制御(S33,S34(図4のS21〜S26))を実行する。そして、コピー終了時にたまたまトナー補給動作が重なったときは、トナー補給動作を完了させ(S35,S38)、搬送コイル41の駆動を停止させ(S39)、エアーポンプ34のみを所定時間(例えばt2秒間)作動させた後に停止させるようにする(S40)。また、コピー終了時にトナー補給動作が終了しているときには、コピー終了後にエアーポンプ34のみを所定時間(例えばt3秒間)作動させた後に停止し、動作を終了する(S35〜S37)。
このように本実施例では、コピー終了時に、トナー補給動作が完了しており、搬送コイル41が動作していないような場合にも、エアーポンプ34のみを所定時間作動させることにより、チューブ44内の残留トナーを排除することができる。従って、コピー中のトナー補給動作(トナー搬送動作)の頻度が少なく、エアーポンプの稼働率が低いような場合でも、コピー終了時には必ずエアーポンプのみを所定時間作動させる制御が実行されるので、チューブ内のトナー詰まりを抑えることができる。
【0035】
(実施例3)
次に図7は本発明の第3の実施例を示す図であって、図2に示すトナー搬送装置を用いた画像形成装置の制御動作の一例を示すフローチャートである。
本実施例においては、画像形成動作(例えばコピー動作)の実行時に、まず実施例1と同様にエアーポンプ34のみを所定時間作動させる(S41)。この後、初回のみカウンタによる規定時間の積算を開始し(S42)、トナー補給制御を開始する。尚、ここで積算する規定時間とは、エアーポンプが停止してから次のトナー補給動作(トナー搬送動作)が行なわれるまでの時間である。
【0036】
次にトナー補給制御が行なわれ、トナーエンドセンサ14eからホッパ内トナー無しの検知信号が制御部に送信されると、制御部はトナー無しと判断して(S43)、搬送コイル41およびエアーポンプ34を同時に作動(ON)し、トナー搬送装置によるトナー補給動作を実行する(S44)。そして所定時間(例えばt1秒間)トナー補給を行なった後、トナー搬送動作終了時にまず搬送コイル41の駆動を停止させ(S45)、エアーポンプ34のみを所定時間(例えばt2秒間)作動させた後に停止させる(S46)。この場合、トナー補給動作とエアーポンプ34のみを所定時間作動させる制御が行なわれたので、規定時間の累積をクリアし(S47)、規定時間の再積算を開始する(S48)。
【0037】
次に前述のトナーエンドセンサ14eの検知結果がホッパ内トナー有りの場合は(S43)、トナー補給は行なわれないが、トナー補給を行なわない状態でコピー動作を行っている時に、トナー補給無しの状態が規定時間以上に達した場合には(S49,S50)、強制的にトナー搬送装置のエアーポンプ34のみを所定時間(例えばt3秒間)作動させた後、停止させる(S51,S52)。この場合、エアーポンプ34のみを所定時間作動させる制御が行なわれたので、規定時間の累積をクリアし(S53)、規定時間の再積算を開始する(S54)。そして、コピーが終了するまで同様の制御を繰り返し、コピーが終了した場合には(S49)、制御動作を終了し規定時間累積データを保持しておく(S55)。
【0038】
尚、以上の制御の場合は、コピー終了時に規定時間累積データを保持しておくので、累積時間は画像形成動作間にまたがって積算される。従って、ステップS42の規定時間の積算開始は、装置を始めて使用した時のみコピー動作と同時に積算を開始する動作であり、その後の画像形成動作時にはステップS42の動作は省略され、ステップS43以降の制御で画像形成動作間にまたがって積算される。また、コピー終了時に規定時間累積データを保持しない場合や、何らかの理由でクリアされたような場合には、画像形成動作の開始時にエアーポンプのみを所定時間作動させた後に、ステップS42を実行し、規定時間の積算を開始する。
【0039】
以上のように、本実施例の制御動作では、コピー動作中に所定の規定時間以上トナー補給動作(トナー搬送動作)が無い場合には、強制的にエアーポンプ34のみを所定時間作動させることにより、例えば一回の画像形成動作の時間が長く(例えばコピー枚数が多い)、かつトナー補給動作(トナー搬送動作)の頻度が少なく、エアーポンプの稼働率が低いような場合でも、エアーポンプ34のみを所定時間作動させる制御を実行して、チューブ44内の残留トナーを排除することができ、チューブ内のトナー詰まりを抑えることができる。
【0040】
(実施例4)
以上の実施例1〜3においては、エアーポンプ34のみを所定時間作動させる際に、t2秒間またはt3秒間継続してポンプを作動させる制御を行っていたが、本実施例では上記動作に代えて、エアーポンプ34のみを所定時間作動させる際には、その動作を、オン、オフを繰り返す間欠動作(脈動)にするものである。すなわち、エアーポンプ34のみを所定時間作動させる際に、t4秒間ON、t5秒間OFFをワンセットとしてn回くりかえすような制御動作とする。
一例としては、実施例1〜3では、エアーポンプ34のみを作動させる時間を連続5秒間としていたものを、本実施例ではポンプON:0.8秒、ポンプOFF:0.2秒を5回繰り返すような間欠動作とする。
【0041】
尚、このような間欠動作によりエアー供給を行なう場合、チューブ44内の残留トナーの排除をより効果的に行なうことができる。すなわち、エアーポンプ34を作動させる場合、ポンプをONした直後が最も内圧が上がり、残留トナーに作用する衝撃のエネルギーが大きいと考えられるので、継続して5秒間ポンプを作動させるよりは、1秒間×5回の方がチューブ内の残留トナーに与えるトータルの衝撃力が大きくなり、チューブ内で凝集した残留トナーを効果的に崩して排除することが可能となる。
【0042】
以上のように本実施例では、エアーポンプ34のみを所定時間作動させる際に、その動作を、オン、オフを繰り返す間欠動作(脈動)にすることにより、チューブ44内の残留トナーを効果的に排除することができる。しかも、エアーポンプ34を間欠動作(脈動)にするので、エアーポンプのトータルON時間を長くすることなくチューブ内のトナー詰まりを効果的に抑えることができる。従って、一回のコピー動作の時間が長く(例えばコピー枚数が多い)、かつトナー補給動作(トナー搬送動作)の頻度が少なく、残留トナーの凝集が発生しやすいような場合でも、チューブ内の残留トナーを効果的に排除することができる。
【0043】
(実施例5)
前述の実施例1〜3においては、エアーポンプ34のみを所定時間作動させる際に、t2秒間またはt3秒間継続してポンプを作動させる制御を行っていたが、本実施例では、エアーポンプ34として逆流可能なエアーポンプを用い、搬送コイルの停止後あるいは停止中、エアーポンプを所定時間作動させる際に、該エアーポンプの動作を順方向、逆方向を繰り返す動作にするものである。すなわち、エアーポンプ34のみを所定時間作動させる際に、t6秒間順方向ON、t7秒間OFF、t8秒間逆方向ON、t9秒間OFFをワンセットとしてn回くりかえすような制御動作とする。
一例としては、実施例1〜3では、エアーポンプ34のみを作動させる時間を連続5秒間としていたものを、本実施例ではポンプ順方向ON:0.5秒、ポンプOFF:0.2秒、ポンプ逆方向ON:0.5秒、ポンプOFF:0.2秒を4回繰り返すような動作とする。
【0044】
尚、このような順方向・逆方向の繰り返し動作によりエアー供給を行なう場合、チューブ44内の残留トナーの排除をより効果的に行なうことができる。すなわち、チューブ内に付着したり堆積して凝集した残留トナーは、気流の方向によって抜けやすさや凝集核の崩れやすさが異なると考えられ、順方向のみにエアーを供給するよりは、順方向と逆方向を繰り返すようにエアーを供給した方が凝集トナーが崩れるきっかけを与え易くなり、より効果的に凝集トナーを崩して排除することが可能となる。また、トナー補給動作の終了時には、トナー供給側のジョイント部のチューブ内に多くのトナーが残っている場合が有るが、このような場合にも、エアーを逆方向に流すことにより、トナー供給側のチューブ接続口付近に残留したトナーをジョイント部側に押し戻すことができ、より効果的に残留トナーを排除することができる。
【0045】
以上のように、本実施例では、エアーポンプ34として、逆流可能なエアーポンプを用い、搬送コイル41の停止後あるいは停止中、エアーポンプを所定時間作動させる際に、該エアーポンプの動作を順方向、逆方向を繰り返す動作にすることにより、残留トナーがチューブ44内の管壁等に付着して凝集しているような場合にも、気流の向きを順、逆方向に変化させることで凝集トナーが崩れやすくなり、残留トナーの排除をより効果的に行なうことができ、チューブ内のトナー詰まりをより効果的に抑えることができる。従って、一回のコピー動作の時間が長く(例えばコピー枚数が多い)、かつトナー補給動作(トナー搬送動作)の頻度が少なく、残留トナーの凝集が発生しやすいような場合でも、チューブ内の残留トナーを効果的に排除することができる。
【0046】
以上、本発明の実施例として、トナー補給部32から現像装置14にトナーを搬送するトナー搬送装置の構成及び制御動作について説明したが、クリーニング装置16で回収したトナーを現像装置14または廃トナー回収部37に搬送するトナー搬送装置の場合にも同様に実施することができる。例えば、クリーニング装置16の底部に図2に示したような搬送パイプ40と搬送コイル41及び駆動装置42を設け、ジョイント部43を介してチューブ45及びエアーポンプ35と接続すれば、前述の実施例と同様にして回収トナーを現像装置14のホッパ14dに気流搬送することができる。そして、この場合にも前述の実施例1〜5と同様の制御により回収トナーのリサイクル動作を適宜実施することができる。
また、以上の実施例では、気流発生手段としてエアーポンプを用いた例を示したが、モーノポンプ(スクリューポンプ)とエアーポンプを組み合わせてトナー供給手段と気流発生手段を兼ねたような構成とすることもできる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る画像形成装置では、トナー搬送装置は、気流発生手段として逆流可能なエアーポンプを用い、トナー供給手段の停止後あるいは停止中、エアーポンプを所定時間作動させる際に、該エアーポンプの動作を順方向、逆方向を繰り返す動作にすることにより、残留トナーが搬送経路内の管壁等に付着して凝集しているような場合にも、気流の向きを順、逆方向に変化させることで凝集トナーが崩れやすくなり、残留トナーの排除をより効果的に行なうことができ、搬送経路内のトナー詰まりをより効果的に抑えることができる。従って、一回の画像形成動作の時間が長く(例えばコピー枚数が多い)、かつトナー補給動作(トナー搬送動作)の頻度が少なく、残留トナーの凝集が発生しやすいような場合でも、搬送経路内の残留トナーを効果的に排除することができる。
【0049】
請求項に係る画像形成装置では、画像形成動作の実行中に所定時間以上トナー搬送動作が行われなかったとき、トナー搬送装置は、気流発生手段のみを所定時間作動させることにより、画像形成動作中のトナー補給動作(トナー搬送動作)の頻度が少ない場合でも、搬送経路内の残留トナーを排除することができ、搬送経路内のトナー詰まりを抑えることができる
【0051】
請求項に係る画像形成装置では、請求項1または2の構成に加え、前記トナー搬送装置は、前記トナー搬送動作終了時に前記トナー供給手段を停止した後、前記気流発生手段を所定時間作動させた後、停止させると共に、前記像担持体を回転して潜像形成、現像、転写、クリーニングの一連の動作を行う画像形成動作の開始時に前記気流発生手段のみを所定時間作動させることにより、トナー搬送動作終了時に排除しきれずに搬送経路内に残留したトナーが有った場合にも、画像形成動作の開始時に搬送経路内に気流のみを所定時間発生させて残留トナーを極力排除することができる。従ってトナー搬送経路のトナー詰まりを防止することができる。
【0052】
以上のように、請求項1〜に係る画像形成装置では、トナー搬送装置のチューブ内残留トナーによる不具合を極力防止することができ、トナー補給やトナーリサイクル等を効果的に行なうことができる。従って、トナー搬送不良に起因する画像不良の発生等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す図であり、図1に示す画像形成装置のトナー補給部から現像装置のホッパへトナーを搬送するトナー搬送装置の概略構成図である。
【図3】図2に示すトナー搬送装置を用いた画像形成装置のトナー補給制御(トナー搬送制御)動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】図2に示すトナー搬送装置を用いた画像形成装置のトナー補給制御(トナー搬送制御)動作の別の例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例を示す図であって、図2に示すトナー搬送装置を用いた画像形成装置の制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例を示す図であって、図2に示すトナー搬送装置を用いた画像形成装置の制御動作の別の例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例を示す図であって、図2に示すトナー搬送装置を用いた画像形成装置の制御動作の別の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11:感光体(像担持体)
12:帯電装置
13:光書き込み装置
14:現像装置(現像部)
15:転写装置(転写部)
16:クリーニング装置(クリーニング部)
17:除電装置
18:定着装置
23,24:給紙部
32:トナー補給部
33:トナーボトル
34,35,36:エアーポンプ(気流発生手段)
40:搬送パイプ
41:搬送コイル(トナー供給手段)
42:搬送コイル駆動手段
43:ジョイント部
44,45,46:チューブ(トナー搬送経路)

Claims (3)

  1. 像担持体と、該像担持体に潜像を形成する手段と、前記像担持体上に形成した潜像をトナーにより現像して可視像化する現像部と、前記像担持体上の可視像を直接または中間転写体を介して転写材に転写する転写部と、転写後に像担持体上に残留したトナーを回収するクリーニング部とを有する画像形成装置であって、
    新規トナーを収納するトナー補給部から前記現像部へトナーを搬送する手段、もしくは前記クリーニング部から前記現像部へ回収トナーを搬送する手段、あるいは前記クリーニング部から廃トナー回収部へ回収トナーを搬送する手段としてトナー搬送装置を備え、
    前記トナー搬送装置は、管状のトナー搬送経路と、該トナー搬送経路に前記新規トナーまたは回収トナーを供給するトナー供給手段と、前記トナー搬送経路内に気流を発生する気流発生手段を有し、トナー搬送動作時には前記トナー供給手段により前記トナー搬送経路にトナーを供給するとともに前記気流発生手段により気流を発生させ、前記トナー搬送経路内を気流に乗せてトナーを搬送し、トナー搬送動作終了時には前記トナー供給手段を停止させるように動作する、画像形成装置において、
    前記トナー搬送装置は、前記気流発生手段として逆流可能なエアーポンプを用い、前記トナー供給手段の停止後あるいは停止中、前記エアーポンプを所定時間作動させる際に、該エアーポンプの動作を順方向、逆方向を繰り返す動作にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、該像担持体に潜像を形成する手段と、前記像担持体上に形成した潜像をトナーにより現像して可視像化する現像部と、前記像担持体上の可視像を直接または中間転写体を介して転写材に転写する転写部と、転写後に像担持体上に残留したトナーを回収するクリーニング部とを有する画像形成装置であって、
    新規トナーを収納するトナー補給部から前記現像部へトナーを搬送する手段、もしくは前記クリーニング部から前記現像部へ回収トナーを搬送する手段、あるいは前記クリーニング部から廃トナー回収部へ回収トナーを搬送する手段としてトナー搬送装置を備え、
    前記トナー搬送装置は、管状のトナー搬送経路と、該トナー搬送経路に前記新規トナーまたは回収トナーを供給するトナー供給手段と、前記トナー搬送経路内に気流を発生する気流発生手段を有し、トナー搬送動作時には前記トナー供給手段により前記トナー搬送経路にトナーを供給するとともに前記気流発生手段により気流を発生させ、前記トナー搬送経路内を気流に乗せてトナーを搬送し、トナー搬送動作終了時には前記トナー供給手段を停止させるように動作する、画像形成装置において、
    前記像担持体を回転して潜像形成、現像、転写、クリーニングの一連の動作を行う画像形成動作が実行され、該画像形成動作の実行中に所定時間以上トナー搬送動作が行われなかったとき、前記トナー搬送装置は、前記気流発生手段のみを所定時間作動させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    前記トナー搬送装置は、前記トナー搬送動作終了時に前記トナー供給手段を停止した後、前記気流発生手段を所定時間作動させた後、停止させると共に、前記像担持体を回転して潜像形成、現像、転写、クリーニングの一連の動作を行う画像形成動作の開始時に前記気流発生手段のみを所定時間作動させることを特徴とする画像形成装置。
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