JPH09292807A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09292807A
JPH09292807A JP8129048A JP12904896A JPH09292807A JP H09292807 A JPH09292807 A JP H09292807A JP 8129048 A JP8129048 A JP 8129048A JP 12904896 A JP12904896 A JP 12904896A JP H09292807 A JPH09292807 A JP H09292807A
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toner
screw pump
unit
image forming
transfer
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Application number
JP8129048A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kawahara
真一 川原
Makoto Arai
誠 荒井
Norio Kikuchi
宣男 菊地
Satoshi Takano
聡 高野
Akira Tagami
亮 田上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真式の画像形成装置において、移送す
べきトナーの量に応じてトナー移送手段を制御し常に円
滑なトナー移送を行えるようにする。 【解決手段】 感光体11上の残留トナーを回収するク
リーニング装置16と、クリーニング装置16で回収さ
れたトナーを移送するスクリューポンプ300と、感光
体11の画像形成領域外に付着したトナー濃度を検知す
るトナー濃度検知手段40と、トナー濃度検知手段40
の検知結果に基づきスクリューポンプ300を制御する
制御手段38とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関
し、特に感光体等に付着した残留トナーを回収するクリ
ーニング手段と、回収したトナーを強制的に移送する手
段とを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機などの画像形成装
置には、転写工程の後に感光体や転写ベルトなどの表面
に付着している残留トナーを清掃し回収するクリーニン
グ装置を備えたものがある。そして、クリ−ニング装置
からこのクリ−ニング装置と別体に設けられた回収トナ
−貯蔵部にトナ−を移送する回収トナ−移送装置に関す
る技術として、クリ−ニング装置の回収トナ−排出部と
回収トナ−貯蔵手段とをパイプで結び、このパイプ内部
に設けられたコイルスクリュ−にて回収トナ−を回収ト
ナ−貯蔵部に移送する技術が知られている。また、クリ
−ニング装置から現像装置への回収トナ−移送に関する
技術として、クリ−ニング装置の回収トナ−排出部と近
接した位置に回収トナ−貯蔵手段を具備し、主として重
力により回収トナ−を下降させて回収トナ−貯蔵手段に
移送を行う技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時におい
ては、画像形成装置のレイアウトの自由度の向上、組立
性、メンテナンス性の向上、低コスト化などを図るため
に、小型で垂直方向(上方)にもトナ−を移送できる利
点を持つスクリュ−ポンプ(通称モ−ノポンプ)をトナ
−移送手段として用いることが提案されている。しかし
ながら、クリ−ニング装置によって回収されるトナ−量
は一定でなく、環境、経時、機械の異常状態等で、その
量は変化する。そのため、スクリュ−ポンプのトナ−移
送能力が追従できなくなり、ポンプまたはポンプ下流側
のトナ−移送経路中でトナ−が詰まるといった不具合が
発生する。そこで、あらかじめポンプを大型化する方法
もあるが、これでは上記のメリットが損なわれることに
なる。また、回収したトナ−をリサイクルする場合、ス
クリュ−ポンプ内のロ−タの回転数はできるだけ低回転
にし、トナ−へのストレス(圧力、熱等)をおさえるこ
とでトナ−の塊(凝集)をおさえることが望ましい。ま
た、トナ−を移送するにあたりトナ−に空気を送り込
み、嵩密度を高める必要があるが、これも移送されるト
ナ−量によって空気の必要量が異なる。必要な空気量が
得られないと、移送するトナ−の嵩密度が低くなり、ト
ナ−の流動性が低下する。この状態のトナ−をロ−タで
押し出すと、移送性は悪くなるし、トナ−にストレス
(圧力、熱等)がかかり、トナ−の塊(凝集)が発生す
る。
【0004】また、画像形成時、感光体上と転写ベルト
上に残った使用済トナ−の両方又はどちらかを回収して
現像装置に戻すトナ−リサイクルにおいては、回収トナ
−の劣化が起こって画像品質の低下を招く場合がある。
回収トナ−劣化の原因としては、紙粉の混入、帯電特性
の変化やトナ−凝集等が挙げられる。したがって、画像
品質の低下を防止するには、新しいトナ−に対する回収
トナ−比を一定以下に維持する必要がある。回収トナ−
中への紙粉混入比は使用する紙種によって異なるが、使
用者に紙粉発生の少ない紙だけを使用してもらうよう、
紙種の制限を行なうことは困難である。紙粉発生の多い
紙を使用し、回収トナ−中の紙粉混入比が高くなった場
合や、高温環境下で連続稼動し、機械内の温度が上昇
し、トナ−凝集が促進されることもある。これらの場合
には画像品質低下が避けられず、トナ−リサイクルを中
止し、回収トナ−は破棄する必要がある。このような問
題を解決するためには、回収トナ−の移送先を現像装置
(リサイクルモード)から廃トナ−タンク(破棄モー
ド)に、又はその逆へ変更できることが必要である。そ
の場合、回収トナ−の移送装置を付け換えることが考え
られるが、付け換えに要する作業量の多さからみて現実
的ではなく、移送経路中に分岐を設け、移送先を切換え
る構成の方がより現実的である。しかしながら、現在一
般的に用いられている搬送コイル方式の搬送経路を途中
で分岐させるのは困難である。その理由は、搬送コイル
方式の搬送経路では経路中にほぼ全長に亘って搬送コイ
ルを設ける必要があるためである。搬送コイル方式の移
送経路を分岐させた場合、コイル駆動系が複数必要とな
り、装置の複雑、大型化を招き、大幅なコストアップに
つながる。本発明の第1の課題は、感光体上の残留トナ
ーを回収するクリーニング手段を備えた画像形成装置に
おいて、移送すべきトナーの量に応じてトナー移送手段
を制御し、常に円滑なトナー移送を行えるようにするこ
とにある。また、第2の課題は、装置の大型化、コスト
増大を招くことなく、使用状況に応じて回収トナ−の移
送先を切り換えることができるトナー移送手段を備えた
画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、請求項1記載の発明に係る画像形成装置は、
感光体上の残留トナーを回収するクリーニング手段と、
クリーニング手段で回収されたトナーを移送するスクリ
ューポンプを用いたトナー搬送手段と、感光体の画像形
成領域外に付着したトナー濃度を検知するトナー濃度検
知手段と、トナー濃度検知手段の検知結果に基づき前記
トナー移送手段を制御する制御手段とを備えたことを特
徴とする。上記請求項1記載の発明によれば、感光体の
画像領域外に付着するトナ−(地汚れ)濃度をトナ−濃
度検知手段で検知し、その検知結果に基づき、制御手段
でトナ−移送装置によるトナー移送量を制御することが
できるので、常に円滑なトナー移送を行うことができ
る。また、請求項2記載の発明は、請求項1における制
御手段が、前記トナー濃度検知手段の検知結果に基づ
き、トナ−(地汚れ)濃度所定値以上のときはクリーニ
ング装置に回収されるトナー量が多く、スクリューポン
プによって搬送すべきトナー量も多くなると判断し、そ
の値に応じて前記スクリューポンプのモータ回転数を制
御するものであることを特徴とする。上記請求項2記載
の発明によれば、移送すべきトナー量に応じて、スクリ
ューポンプの能力を調節して、トナー凝集などを防止し
つつ円滑にトナー移送を行うことができる。
【0006】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の構成に加えて、トナーを流動化させるための
空気を前記スクリューポンプに供給する空気供給手段を
さらに備え、前記制御手段は、前記トナー濃度検知手段
の検知結果に基づき、トナ−(地汚れ)濃度所定値以上
のときはクリーニング装置に回収されるトナー量が多
く、スクリューポンプによって搬送すべきトナー量も多
くなると判断し、その値に応じて該空気供給手段より前
記スクリューポンプに供給する空気の流量を制御するも
のであることを特徴とする。上記請求項3記載の発明に
よれば、移送すべきトナー量に応じてその流動化のため
の空気量を調節して、円滑にトナー移送を行うことがで
きる。上記第2の課題を解決するために、請求項4記載
の発明に係る画像形成装置は、残留トナーを回収するク
リーニング手段と、該クリーニング手段で回収されたト
ナーを移送するスクリューポンプを用いたトナー移送手
段とを備え、該トナー搬送手段によるトナーの搬送経路
中に分岐部を設けるとともに、該分岐部にてトナーの搬
送先を切り換えるための切り換え手段を備えたことを特
徴とする。上記請求項4記載の発明によれば、装置の大
型化、コスト増大を招くことなく、使用状況に応じて回
収トナ−のトナー移送手段による移送先を切り換えるこ
とができる。
【0007】また、請求項5記載の発明は、請求項4に
おいて、前記切り換え手段を前記分岐部の下流側直近に
設けたことを特徴とする。上記請求項5記載の発明によ
れば、切り換え手段を前記分岐部の下流側直近に設けた
ことにより、分岐部から切り換え手段の閉じている部分
までの経路中に浸入して溜まるトナ−の量を少なくする
ことができるので、次に切り換え手段を開放したときに
溜まったトナ−を排出し易くすることができる。また、
請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載の構成に加
えて、前記切り換え手段の切り換え動作前に、前記スク
リューポンプからのトナーの供給を一時停止させる制御
手段を備えたことを特徴とする。上記請求項6記載の発
明によれば、切り換え動作前に移送経路中のトナ−を排
出することができるので、切り換え手段にトナ−が残
り、固着し、移送能力の低下や移送用のパイプなどの詰
まりを防止することができる。
【0008】また、請求項7記載の発明は、請求項4〜
6のいずれかの構成に加えて、トナーを流動化させるた
めの空気を前記スクリューポンプ内に供給する空気供給
手段と、前記スクリューポンプからのトナーの供給が停
止しているときに、該空気供給手段により空気の供給を
行いつつ、前記切り換え手段を一時的に開放動作させる
制御手段とを備えたことを特徴とする。上記請求項7記
載の発明によれば、切り換え手段によって閉じられてい
る側の移送経路(閉経路)を一時的に開放して空気を流
すので、分岐部から切り換え手段の閉じている部分まで
の経路中に浸入して溜まったトナ−を排出することがで
き、長期にわたる堆積によりトナ−が固着するのを防止
することができる。このトナーの排出は定期的に行うよ
うにすることが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の画像形成装置の一例として
のレ−ザ複写機(レーザプリンタ)の実施の形態を示す
図であり、感光体とその周辺部分の概略図である。図中
符号11は、像担持体であるドラム状感光体である。そ
の感光体11の廻りには、図中矢印Aで示す駆動方向
に、帯電装置12、現像装置13、転写装置14、分離
装置15、クリ−ニング装置16、除電装置17が配置
されている。また、帯電装置12の上方には光書込み装
置18は設けられている。このレ−ザ複写機は、記録
時、給紙部から用紙を送り出し、レジストロ−ラ対でタ
イミングをとって感光体11の下流へと搬送する。感光
体11は、矢印Aで示す時計方向に回転駆動し、その
際、帯電装置12によって表面が一様に帯電し、その表
面に光書込装置18からレ−ザ光Lが照射され静電潜像
を形成する。次に、イレ−サ19により、感光体11上
の非画像領域の不要な電荷を除去した後、続いて、現像
装置13位置を通るときトナ−によって感光体11上の
静電潜像を可視像化する。そして、この可視像を、感光
体11の下流に搬送した用紙の上面に転写装置14で転
写する。その転写後、分離装置15で除電して感光体1
1から用紙を分離する。その後、分離された用紙を図示
しない定着装置へ搬送し、そこで転写画像を定着してか
ら複写機本体の外部へ排出する。他方、画像転写後の感
光体1は、残留トナ−をクリ−ニングブレ−ド20で除
去した後、除電装置17の除電ランプ22で照射して静
電的に初期化し、次の使用に備える。クリ−ニング装置
16で除去されたトナ−は、トナー移送手段を構成する
スクリューポンプ300によって回収トナー移送パイプ
380に強制的に送出されて現像装置13又は廃トナー
タンク23に移送される。すなわち、スクリューポンプ
300のトナー吐出部は、回収トナー移送パイプ380
を介して現像装置13及び廃トナータンク23に接続さ
れている。回収トナー移送パイプ380は、後述するよ
うに二股に分岐している。
【0010】図2はトナー移送装置の斜視図、図3はト
ナー移送装置の断面図である。スクリュ−ポンプ300
は支持部材540を介して複写機本体の構造体111に
取付けられている。支持部材540には、回転数可変の
駆動モ−タ340が取り付けられている。モ−タ340
の回転軸の先端部には駆動歯車341が取付けられてい
る。この駆動歯車341はスクリュ−ポンプ300内の
横搬送スクリュ−333の回転軸325の先端部に取り
付けられた従動歯車336と係合している。図3に示す
ように、スクリューポンプ300は、スクリューポンプ
部330とホッパー部337とを有する。スクリューポ
ンプ部330は、ホッパー部337内の横搬送スクリュ
−333の回転軸325の一端に連結されたロ−タ33
1と、ロ−タ331を包囲している固定されたステ−タ
332と、このステ−タ332を包囲して保持するホル
ダ−338とからなる。ステ−タ332はゴム材料等の
弾性体で作られている。ステ−タ332の側面とホルダ
−338の内部側面との間には1mm程度の隙間dがあ
り、その隙間dは回収トナ−通路350に連通してい
る。ホルダ−338の上端部には、ステ−タ332とホ
ルダ−338との隙間dを通して回収トナ−通路350
に空気を吹き込めるようにエア−供給口351が設けら
れている。エア−供給口351は、図2に示すようにエ
アー供給パイプ370を介してエア−ポンプ360の空
気吐出口361に接続されている。横搬送スクリュ−3
33の回転軸325の他端側は軸受335を介してホッ
パー部337本体にほぼ水平軸回りに回転自在に支持さ
れるとともにシール部材334により気密にシールされ
ている。回転軸325の先端部には上述したように従動
歯車336が固定されている。従動歯車336は、スク
リューポンプ300と共に支持部材540に取り付けら
れた駆動モータ340によって回転駆動される駆動歯車
341と噛合している。
【0011】上記スクリューポンプ300は、駆動モー
タ340を作動させることにより、駆動歯車341及び
従動歯車336を介して前記横搬送スクリュ−333及
びロ−タ−331を回転させる。トナ−ガイド部321
よりホッパー部337内に投入されたトナーは、横搬送
スクリュ−333によりスクリューポンプ部330へ搬
送され、さらにスクリューポンプ部330のロ−タ−3
31とステータ332との間を搬送されて回収トナ−通
路350へ送り出される。そして、トナ−通路350を
通過したトナーは、回収トナ−移送パイプ380を通し
て廃トナータンク23または現像装置13に移送され
る。
【0012】上記エア−ポンプ360は、エアー供給パ
イプ370を通して、エア−供給口351よりスクリュ
ーポンプ部330のローター332とステータ331と
の隙間dに0.5〜1リットル/分程度の送風量でエア
−を吹き込む。これにより、粉体ポンプ520a、52
0bから送出されるトナ−は流動化が促進され、トナ−
移送がより確実なものとなる。エア−供給口351がホ
ルダ338の上部に設けられているので、搬送されるト
ナーがエア−供給口351を通してエアーポンプ360
側へ逆流するのを防止し、常に安定した送風量で空気を
吹き込むことができる。
【0013】スクリューポンプ300の動作は、複写機
本体のクリ−ニング装置16とほぼ同じタイミングで駆
動してもよいが、さらにはクリ−ニング装置16の運転
開始時と停止時におけるスクリュ−ポンプ300の駆動
モ−タ340とエア−ポンプ360の制御は、クリ−ニ
ング装置16の運転開始時ではエア−ポンプ360のみ
をONさせ、0.5〜1秒経た後駆動モ−タ340をO
Nする。また、クリ−ニング装置16の停止時には駆動
モ−タをOFF後、1〜3秒間エア−ポンプ360のみ
を運転させる。以上の制御により回収トナ−のつまりを
防ぎ、トナ−の移送を確実なものとする。上記駆動モ−
タ340とエア−ポンプ360は、図1に示すように、
それを制御する制御手段38と電気的に接続されてい
る。その制御手段38の信号入力部には感光体11上の
画像領域外に付着するトナ−濃度を検知するトナ−濃度
検知手段40が接続されている。トナ−濃度検知手段4
0には、例えば反射型フォトセンサを用い、投光素子か
らの光を感光体11上の画像領域外に当て、その反射光
量を受光素子に入れて電圧に変換するものとする。
【0014】ところで、図4はスクリューポンプ300
のロ−ター332の回転数を横軸にとり、回転数と移送
できるトナ−量との関係を示したグラフである。この図
からもわかるように回転数とともに移送量は増えてい
く。逆をいえば、ある回転数において移送できるトナ−
量以上のトナ−が回収され、スクリュ−ポンプ300に
送り込まれた場合、トナ−は搬送されず、トナ−凝集、
トナ−詰まり、さらにはポンプやモ−タの破損を引き起
こすことになる。
【0015】また、図5はスクリューポンプ300によ
り移送されるトナ−量を横軸にとり、トナ−量と移送に
必要な空気量の関係を示したグラフである。この図から
もわかるように、移送量が増えるに従って供給する必要
空気量も増える。必要な空気量が得られないと、移送す
るトナ−の嵩密度が低くなり、トナ−の流動性が低下す
る。この状態のトナ−をロ−タで押し出すと、移送性は
悪くなるし、トナ−にストレス(圧力、熱等)がかか
り、トナ−の塊(凝集)が発生する。そこで、トナ−濃
度検知手段40で感光体11上のトナ−濃度、すなわち
地肌汚れを検知し、予め設定した設定基準値とその検知
値とを制御手段38で比較してロ−ター332を回転さ
せる駆動モ−タ340の回転数を制御するものとする。
この制御の方法には、検知値が設定値以上であれば回転
数を何倍かにする方法と、検知値に応じて回転数を多段
階に変化させる方法とが考えられる。また、トナ−濃度
検知手段40で感光体11上のトナ−濃度、すなわち地
肌汚れを検知し、予め設定した設定基準値とその検知値
とを制御手段340で比較して送風量可変であるエア−
ポンプ360のスクリュ−ポンプ300への空気の供給
量を制御するものとする。この制御の方法には、検知値
が設定値以上であれば供給量を何倍かにする方法と、検
知値に応じて供給量を多段階に変化させる方法とが考え
られる。
【0016】図6は、上記回収トナー移送パイプ380
の分岐部の構造を示す概略図である。図示するように回
収トナー移送パイプ380はその途中で二股(Y字形)
に分岐しており、一方の分岐経路380aは廃トナータ
ンク23に、他方の分岐経路380bは現像装置13
に、それぞれ接続されている。この回収トナ−移送パイ
プ380はフレキシブルでかつ耐トナ−性に優れた材料
(例えば軟質塩化ビニル、ナイロン、テフロン等)で形
成されている。回収トナー移送パイプ380の分岐部3
85の直近傍には、2つの分岐経路380a、bの間に
位置させて切り換え手段としての回転体390が設けら
れている。回転体390は、丸みを帯びた2等辺三角形
状に形成されており、その頂角部をなす1つの隅部が回
動軸391よって矢印B方向に回動可能に支持されてい
る。回動軸391は、減速ギヤを介して図示しないモ−
タに連結されており、そのモータを正逆駆動させること
により回動して回転体390を矢印B方向に回動させ
る。そして、回転体390を矢印B方向のどちらかの側
に選択的に回動させることによって、廃トナータンク2
3側の分岐経路380a又は現像装置13側の分岐経路
380bの一方を回転体390で押しつぶして経路を塞
ぐことができるようになっている。
【0017】上記回転体390の回動方向を切り換え
て、2つの分岐経路380a、380bの一方を閉塞す
ることにより、スクリューポンプ300から送られてく
る空気で流動化された回収トナ−の移送先を分岐部38
5において切り換えることができる。例えば、図6では
廃トナータンク23側の分岐経路380aを回転体39
0により遮断し、現像装置13へ回収トナ−を移送して
いるが、この状態から回転体390を逆側(図示上方)
へ回動させることにより、現像装置13側の分岐経路3
80bを遮断し、廃トナータンク23へのトナー移送に
切り換えることができる。回転体390の回動動作前に
はスクリュ−ポンプ300を停止して回収トナ−の供給
を止め、エアーポンプ360による空気供給のみを行
い、移送パイプ380中のトナ−を排出しておく。トナ
−が残っていると回転体390が移送パイプ380を押
しつぶした部分のトナ−が圧力により固着し、次に開放
したときに固まりとして残り、空気流の圧損が大きくな
り移送性能の低下を招いたり、開閉を繰り返すうちに固
着部が成長し、ついには移送パイプを詰まらせたりする
ためである。
【0018】また、一定枚数通紙後や、電源投入時に閉
じられている移送パイプ380を一時的に開放し、エア
ーポンプ360によって空気供給のみを行う。これは、
分岐部385から回転体390により閉じられた経路内
にたまったトナ−を定期的にはき出すためで、長期間の
堆積により固着するのを防止するためである。同様に、
回転体390を分岐部385の直近に設けた理由は、分
岐部390から回転体390により閉じられた経路中に
たまるトナ−の絶対量を減らすことにより、エアーによ
りトナーをはき出し易くするためである。なお、本発明
は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば上
記の例では回転体390を取り付けた回動軸391をモ
ータで回動させているが、回動軸391にレバーを取り
付け手動で回動させるようにしてもよい。また、上記実
施の形態ではレーザー複写機を例にとり説明したが、プ
リンタやファクシミリ等、電子写真方式のその他の画像
形成装置のトナー移送装置にも適用できることはいうま
でもない。
【0019】
【発明の効果】以上要するに本発明は次のような優れた
効果を奏するものである。請求項1記載の発明によれ
ば、感光体の画像領域外に付着するトナ−(地汚れ)濃
度をトナ−濃度検知手段で検知し、その検知結果に基づ
き、制御手段でトナ−移送装置によるトナー移送量を制
御することができるので、常に円滑なトナー移送を行う
ことができる。請求項2記載の発明によれば、移送すべ
きトナー量に応じて、スクリューポンプの能力を調節し
て、トナー凝集などを防止しつつ円滑にトナー移送を行
うことができる。請求項3記載の発明によれば、移送す
べきトナー量に応じてその流動化のための空気量を調節
して、円滑にトナー移送を行うことができる。請求項4
記載の発明によれば、装置の大型化、コスト増大を招く
ことなく、使用状況に応じて回収トナ−のトナー移送手
段による移送先を切り換えることができる。請求項5記
載の発明によれば、切り換え手段を上記分岐部の下流側
直近に設けたことにより、分岐部から切り換え手段の閉
じている部分までの経路中に浸入して溜まるトナ−の量
を少なくすることができるので、次に切り換え手段を開
放したときに溜まったトナ−を排出し易くすることがで
きる。請求項6記載の発明によれば、切り換え動作前に
移送経路中のトナ−を排出することができるので、切り
換え手段にトナ−が残り、固着し、移送能力の低下や移
送用のパイプなどの詰まりを防止することができる。請
求項7記載の発明によれば、切り換え手段によって閉じ
られている側の移送経路(閉経路)を一時的に開放して
空気を流すので、分岐部から切り換え手段の閉じている
部分までの経路中に浸入して溜まったトナ−を排出する
ことができ、長期にわたる堆積によりトナ−が固着する
のを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例としてのレ−ザ複
写機の実施の形態を示す概略図である。
【図2】図1中に示すトナー移送装置の斜視図である。
【図3】図1中に示すトナー移送装置の断面図である。
【図4】トナー移送装置を構成するスクリューポンプの
ロ−ターの回転数を横軸にとり、回転数と移送できるト
ナ−量の関係を示したグラフである。
【図5】スクリューポンプにより移送されるトナ−量を
横軸にとり、トナ−量と移送に必要な空気量の関係を示
したグラフである。
【図6】トナー移送経路を形成する回収トナー移送パイ
プの分岐部の構造を示す概略図である。
【符号の説明】
11 感光体、13 現像装置、14 転写装置、16
クリ−ニング装置(クリ−ニング手段)、23 廃ト
ナータンク、38 制御手段、40 トナー濃度検知手
段、300 スクリューポンプ、331 ステーター、
332 ローター、330 スクリューポンプ部、36
0 エアーポンプ(空気供給手段)、338 供給口、
380 回収トナー移送パイプ、385 分岐部、38
0a、380b 分岐経路、390 回転体(切り換え
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 聡 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田上 亮 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上の残留トナーを回収するクリー
    ニング手段と、該クリーニング手段で回収されたトナー
    を移送するスクリューポンプを用いたトナー搬送手段
    と、該感光体の画像形成領域外に付着したトナー濃度を
    検知するトナー濃度検知手段と、該トナー濃度検知手段
    の検知結果に基づき前記トナー移送手段を制御する制御
    手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記トナー濃度検知手
    段の検知結果に基づき、前記トナー濃度が所定値以上の
    ときは、その値に応じて前記スクリューポンプのモータ
    回転数を制御することを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 トナーを流動化させるための空気を前記
    スクリューポンプに供給する空気供給手段をさらに備
    え、前記制御手段は、前記トナー濃度検知手段の検知結
    果に基づき、前記トナー濃度が所定値以上のときは、そ
    の値に応じて該空気供給手段より前記スクリューポンプ
    に供給する空気の流量を制御することを特徴とする請求
    項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 残留トナーを回収するクリーニング手段
    と、該クリーニング手段で回収されたトナーを移送する
    スクリューポンプを用いたトナー移送手段とを備え、該
    トナー搬送手段によるトナーの搬送経路中に分岐部を設
    けるとともに、該分岐部にてトナーの搬送先を切り換え
    るための切り換え手段を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記切り換え手段を前記分岐部の下流側
    直近に設けたことを特徴とする請求項4記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記切り換え手段の切り換え動作前に、
    前記スクリューポンプからのトナーの供給を一時停止さ
    せる制御手段を備えたことを特徴とする請求項4又は5
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 トナーを流動化させるための空気を前記
    スクリューポンプ内に供給する空気供給手段と、前記ス
    クリューポンプからのトナーの供給が停止しているとき
    に、該空気供給手段により空気の供給を行いつつ、前記
    切り換え手段を一時的に開放動作させる制御手段とを備
    えたことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の
    画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148277A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 粉体供給装置及び画像形成装置
JP2017167472A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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JP2007148277A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 粉体供給装置及び画像形成装置
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