JPH0619312A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0619312A
JPH0619312A JP5031460A JP3146093A JPH0619312A JP H0619312 A JPH0619312 A JP H0619312A JP 5031460 A JP5031460 A JP 5031460A JP 3146093 A JP3146093 A JP 3146093A JP H0619312 A JPH0619312 A JP H0619312A
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JP
Japan
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toner
developing
image forming
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JP5031460A
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English (en)
Inventor
Takashi Hodoshima
隆 程島
Shunji Kato
俊次 加藤
Kazuhisa Sudo
和久 須藤
Ichiro Hyo
伊智郎 標
Mayumi Yoshida
真由美 吉田
Hisao Murayama
久夫 村山
Shigeru Watanabe
滋 渡邊
Shinji Kato
真治 加藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナーを有効に利用し、かつ、長期にわたっ
て高品質の画像が得られる画像形成装置を提供する。 【構成】 感光体ドラム1面上の残留トナーを回収する
クリーニング装置7と、現像ユニット4にトナーカート
リッジ4dとは別に設けた回収トナーホッパー4fと、
回収トナー搬送装置8と、回収トナー補給ローラ4e
と、未使用トナー補給ローラ4cとを備えた複写機にお
いて、現像ユニット4内の回収トナー比率を一定以下に
するトナー補給ローラ4c、4eの制御手段を設ける。
また、現像ユニット4内のトナー濃度が基準値より大き
く低下している場合には、回収トナー補給比率を小さく
設定してもよい。また、トナー濃度が極めて低い場合に
は、回収トナーの補給を停止し、未使用トナーのみの補
給を行なってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、転
写後の像担持体面上に残留したトナーをクリーニング装
置で回収し、現像装置に搬送して再利用する画像形成装
置に関するものである。更に詳しくは、回収したトナー
と未使用トナーの現像手段への補給方法の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば電子写真方式を利用する画像形成
装置において、像担持体である静電潜像担持体上に現像
されたトナーは通常大部分が転写紙に転写され画像を形
成する為に消費されるが、一部は静電潜像担持体上に残
留する。しかも環境条件等によって、例えば高温高湿環
境下では、転写効率が悪化してさらに多くのトナーが静
電潜像担持体上に残留する。また、静電潜像以外の像担
持体面上に付着し、転写されなかった微量のトナーも静
電潜像担持体面上に残留する。この他にも、種々の作像
プロセス条件、例えばトナー濃度を制御するプロセスコ
ントロールのために静電潜像担持体面上に形成した基準
濃度パターンのトナー像も、同様に転写されずに静電潜
像担持体上に残留する。従来このようなトナーを有効に
再利用するために、クリーニング装置で回収して現像手
段である現像器に搬送したり、クリーニング装置を削除
し現像器にクリーニング動作も行わせたりして、転写さ
れずに静電潜像担持体上に残留したトナーを現像器で再
利用する方法が提案されている。このクリーニング装置
により回収されたトナー(以下、回収トナーという)を
再利用する方法として、現像器内の未使用の供給トナー
(以下、未使用トナーという)の上方に回収トナーを搬
送・供給する方法や、未使用トナー収容装置内へ回収ト
ナーを搬送・供給して混合する方法などがある。しか
し、回収されて、再利用しているトナーは、未使用トナ
ーに比べて、トナーの物性が変化している。例えば、回
収トナー中に、クリーニング時に像担持体上から一緒に
回収された紙粉等のトナー以外の異物や、凝集したトナ
ー等が混入してしまっていたり、また、回収トナーが未
使用トナーと比較して小粒径化してしまっていたりす
る。さらに、何度も画像形成プロセスを経て劣化し帯電
しにくくなったり、逆帯電トナーが含まれるようになっ
たり、転写チャージ等の負荷を受けて、その摩擦帯電能
力が低下してしまっていたり、回収トナーの粉体特性と
しての流動性が低下してしまっていたりする。したがっ
て、回収トナーと未使用トナーとを混合して利用する場
合、トナー濃度の均一性とトナー電荷量の安定性などを
維持することが困難であり、一度に多くの回収トナーを
現像器内に補給すると、画像以外の地肌部にトナーが多
く付着して地肌汚れや粒状汚れが発生したり、現像器か
らトナー飛散が発生したり、ノッチズレが生じたりしや
すいという問題点がある。
【0003】なお、現像器の上方に未使用トナー収容装
置とは別に回収トナー収容装置を設け、該未使用トナー
収容装置からの未使用トナーの補給量と、該回収トナー
収容装置からの補給量とを適量制御する画像形成装置が
知られている(例えば、特開昭60−41079号公報
参照)。
【0004】また、特開昭60−57365号公報で
は、転写後の画像の濃度を光学的センサによって検知
し、画像濃度低下時は回収トナーの連続補給と新しいト
ナーの補給を行い、画像濃度が低下しておらず、かつ転
写紙へのトナー像の転写率が低下した場合に、強制的に
ある所定量の新しいトナーを補給するかリサイクル動作
を停止するようにし、これにより、画像濃度が低下して
いないときに、回収トナーのみが補給されることによる
画質の低下やクリーニング不良の防止を図る画像形成装
置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開昭
60−41079号公報に示された構成によれば、該未
使用トナー収容装置からの未使用トナーの補給量と、該
回収トナー収容装置からの回収トナーの補給量とを関係
付けて制御していないので、回収トナーの補給量が一定
限度を超え、地肌汚れやトナー飛散が発生して画像品質
が劣化したり、クリーニング不良を発生してしまう恐れ
が残されていた。
【0006】また、上記特開昭60−57365号公報
に示された構成によれば、画像の転写率が低下してから
トナー補給制御を行うので、地汚れ、トナー飛散等がお
きてもすぐには対処出来ない。また、ここでの転写率は
感光体ドラム上の転写後の残トナー量を光学的センサで
みて検知しているところ、この転写後の残トナー量は画
像の種類(文字、ベタ、濃度)によって大きく変わるの
で、動作が不安定である。さらに、回収トナーを使用す
ることによる問題は、画像濃度が低下していないときだ
けではなく、むしろ画像濃度低下時に顕著になるため対
策が不十分であった。
【0007】このことについてもう少し詳しく説明す
る。図16(b)の横軸のa、b、c、dは、通常の条
件下においてトナー濃度を変化させて図16(a)に示
すように、それぞれ、3wt%、約4wt%、3wt%(この
cはaと同じトナー濃度であるが、一旦約4wt%まで上
昇した後のコピー継続でトナー濃度が低下して3wt%に
なったものである点がaと異なる)、約2wt%という互
いに異なる現像能力の状態にされた複写機に対応する。
そして、図16(b)の縦軸は、それぞれの状態の複写
機の現像器に同量の回収トナーを補給してコピーを行っ
た場合の地汚れランクを示している。この地汚れランク
の番号は、大きい数字であるほど地汚れが少ないことを
示している。ここで、この複写機の狙いのトナー濃度は
3wt%である。この図16(b)からも判るように、同
量の回収トナーを現像器に補給した場合、高いトナー濃
度の時は地汚れは余り発生しないのに対し、トナー濃度
低下時は著しく地汚れが発生する。これは、先に述べた
ように回収されて、再利用しているトナーは、何度も画
像形成プロセスを経て劣化し帯電しにくくなっているの
で、このような回収トナーが、トナー濃度が低下してQ
/M(単位重量当たりのトナーの帯電電荷)が上昇した
トナーがキャリアに強固な静電気力で付着している現像
器内に補給されても、その摩擦帯電が阻害されて帯電不
足トナーになってしまう為と考えられる。また、このよ
うな条件下においては現像器内に逆帯電トナーも発生し
やすい。
【0008】また、市場における地汚れやトナー飛散、
ノッチズレ等の不具合は、経時、環境条件等による静電
潜像担持体の電位変動やキャリアの劣化等によっても発
生の仕方が異なるところ、上記の構成ではこのような経
時、環境条件等への対応も困難である。
【0009】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、使用したトナーを有
効に再利用しながら、長期に渡って地汚れのない優れた
高品質の画像を形成でき、かつ、トナー飛散、ノッチズ
レ等のない高信頼性を備えた使い勝手の良い画像形成装
置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、像担持体面上の転写後の残留
トナーを回収するクリーニング装置と、現像手段に未使
用トナー収容装置とは別に設けた回収トナー収容装置
と、回収トナーを該回収トナー収容装置へ搬送する搬送
手段と、該回収トナー収容装置から該現像手段へ該回収
トナーを補給する回収トナー補給装置と、該未使用トナ
ー収容装置から該現像手段へ未使用トナーを補給する未
使用トナー補給装置とを備えた画像形成装置において、
該現像手段内のトナー全体の量に対する回収トナーの量
の比率を一定値以下にする、該未使用トナー補給装置及
び該回収トナー補給装置の制御手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0011】ところで、前述したように、回収トナ−は
未使用トナ−と比較すると摩擦帯電能力が低下する傾向
にあるが、上記現像手段内の現像剤のトナ−濃度が低下
してトナ−帯電量が上昇している場合には、未使用トナ
−に妨げられて、ますます回収トナーの摩擦帯電が行わ
れ難くなる。この摩擦帯電量の不足した回収トナーによ
って、地肌汚れやトナ−飛散が生じやすくなる。
【0012】そこで、請求項2の発明は、請求項1の画
像形成装置において、上記現像手段内の現像剤のトナー
濃度を検知するトナー濃度検知手段と、該トナー濃度検
知手段の出力に基づいて、該現像手段へのトナー全体の
補給量に対する回収トナーの補給量の比率(以下、回収
トナー補給比率という)を変更する手段とを設けたこと
を特徴とするものである。例えば、該トナー濃度検知手
段により、該現像手段内の現像剤のトナー濃度を判断
し、あらかじめ設定した基準値からの該トナー濃度の低
下分の大きさが大きいほど、該現像手段内への回収トナ
ー補給比率を小さくする。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項2の画像
形成装置において、上記現像手段内のトナー濃度があら
かじめ設定した基準値以下の場合に、該現像手段への回
収トナーの補給を停止し、未使用トナーのみの補給を行
なう手段を設けたことを特徴とするものである。
【0014】また、請求項4の発明は、像担持体の表面
に残留する転写紙に転写されなかった残留トナーを回収
して、現像手段で再利用する画像形成装置において、現
像手段の現像能力を検知する現像能力検知手段と、新し
いトナーと回収したトナーを独立して補給可能なトナー
補給手段と、該現像能力検知手段の検知結果に基づい
て、新しいトナーと回収したトナーの補給条件を、地汚
れ、トナー飛散等の不具合が無く、かつ、所定の現像能
力が維持できるように設定する補給条件設定手段とを設
けたことを特徴とするものである。
【0015】また、請求項5の発明は、請求項4の画像
形成装置において、上記補給条件設定手段を、上記現像
能力検知手段の検知結果に基づいて、通常に比べ現像能
力が低くなったことを検知した場合に、通常よりも回収
トナーの補給量を減らし、かつ、新しいトナーの補給量
を増やすよう、上記補給条件を設定するように構成した
ことを特徴とするものである。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項4の画像
形成装置において、通常の画像形成時に地汚れ、ノッチ
ズレ等の不具合を及ぼす現像手段中の帯電不足トナーや
逆帯電トナーの量を検知する不良トナー量検知手段を設
け、上記補給条件設定手段を、上記現像能力検知手段の
検知結果及び該不良トナー量検知手段の検知結果に基づ
いて、上記補給条件を設定するように構成したことを特
徴とするものである。
【0017】また、請求項7の発明は、請求項6の画像
形成装置において、上記補給条件設定手段を、上記現像
能力検知手段の検知結果及び該不良トナー量検知手段の
検知結果に基づいて、通常に比べ現像能力が低くなった
場合もしくは現像手段中の帯電不足トナーや逆帯電トナ
ーの量が多くなった場合に、通常よりも回収したトナー
の補給量を減らすよう上記補給条件を設定するように構
成したことを特徴とするものである。
【0018】また、請求項8の発明は、請求項6又は7
の画像形成装置において、上記不良トナー量検知手段
を、通常の画像形成時の作像条件に比して現像手段中の
帯電不足トナーや逆帯電トナーが現像されやすい作像条
件に切り替える作像条件切り替え手段と、該現像手段中
の帯電不足トナーや逆帯電トナーが現像されやすい作像
条件の下で像担持体上に現像されたトナーの量を検出す
る付着トナー量検出手段とで構成したことを特徴とする
ものである。
【0019】また、請求項9の発明は、請求項8の画像
形成装置において、上記作像条件切り替え手段を、上記
現像手段中の帯電不足トナーや逆帯電トナーが現像され
やすい作像条件として、100V以内の現像ポテンシャ
ルを形成する作像条件に切り替えるように構成したこと
を特徴とするものである。
【0020】また、請求項10の発明は、請求項8の画
像形成装置において、上記作像条件切り替え手段を、上
記現像手段中の帯電不足トナーや逆帯電トナーが現像さ
れやすい作像条件として、地肌部表面電位(VNPD)−
現像バイアス(VNPB)を通常画像形成時の地肌部表面
電位(VD)−現像バイアス(VB)より大きくなる作像
条件に切り替えることを特徴とするものである。
【0021】また、請求項11の発明は、請求項4、
5、6又は7の画像形成装置において、上記現像能力検
知手段が、所定の作像条件に切り替える手段と、該手段
に設定された作像条件の下で像担持体上に現像されたト
ナーの量を検出する付着トナー量検出手段とで構成した
ことを特徴とするものである。
【0022】また、請求項12の発明は、像担持体の表
面に残留する転写紙に転写されなかった残留トナーを回
収して、現像手段で再利用する画像形成装置において、
新しいトナーと回収したトナーを独立して補給可能なト
ナー補給手段を設け、該トナー補給手段における新しい
トナーを現像手段内に送り込む第一補給部材と回収した
トナーを現像手段内に送りこむ第二補給部材とを、それ
ぞれ同時に現像手段内に送りこむトナー量が、第一補給
よりも第二補給部材が少なくなるように形成したことを
特徴とするものである。
【0023】また、請求項13の発明は、像担持体の表
面に残留する転写紙に転写されなかった残留トナーを回
収して、現像手段で再利用する画像形成装置において、
新しいトナーと回収したトナーを独立して補給可能なト
ナー補給手段と、該トナー補給手段による新しいトナー
と回収したトナーの補給条件を、まず新しいトナーの補
給を行い、それから回収したトナーの補給を行うように
設定する補給条件設定手段とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0024】また、請求項14の発明は、未使用トナー
を収容する未使用トナー収容装置と、転写後の像担持体
面上に残留し、クリーニング装置により回収されたトナ
ーを収容する回収トナー収容装置と、該未使用トナー収
容装置から現像手段へ該未使用トナーを補給する未使用
トナー補給装置と、該回収トナー収容装置から現像手段
へ回収トナーを補給する回収トナー補給装置とを有する
トナー補給装置を備えた画像形成装置において、該未使
用トナー補給装置による該未使用トナーの補給量に対し
て、該回収トナー補給装置による該回収トナーの補給量
の比率が一定値以下になるように該トナー補給装置を構
成したことを特徴とするものである。
【0025】また、請求項15の発明は、請求項14の
画像形成装置において、上記回収トナー補給装置の上記
現像手段へ連通したトナー補給部のトナー補給幅を、上
記未使用トナー補給装置の上記現像手段へ連通したトナ
ー補給部のトナー補給幅よりも小さくなるように上記ト
ナー補給装置を構成したことを特徴とするものである。
【0026】また、請求項16の発明は、請求項14の
画像形成装置において、上記未使用トナー収容装置のニ
アトナーエンド時に、上記現像手段への上記回収トナー
の補給を停止し、上記未使用トナーのみの補給を行う制
御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0027】また、請求項17の発明は、未使用トナー
を収容する未使用トナー収容装置と、転写後の像担持体
面上に残留し、クリーニング装置により回収されたトナ
ーを収容する回収トナー収容装置と、該未使用トナー収
容装置から現像手段へ該未使用トナーを補給する未使用
トナー補給装置と、該回収トナー収容装置から現像手段
へ回収トナーを補給する回収トナー補給装置とを有する
トナー補給装置を備えた画像形成装置において、該未使
用トナー収容装置内の該未使用トナーの残量が所定の量
以下になったとき、該未使用トナー補給装置による該未
使用トナーの補給量に対する該回収トナー補給装置によ
る該回収トナーの補給量の比率を概略一定に保つ、該未
使用トナー補給装置及び該回収トナー補給装置の制御手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0028】また、請求項18の発明は、未使用トナー
を収容する未使用トナー収容装置と、転写後の像担持体
面上に残留し、クリーニング装置により回収されたトナ
ーを収容する回収トナー収容装置と、該未使用トナー収
容装置から現像手段へ該未使用トナーを補給する未使用
トナー補給装置と、該回収トナー収容装置から現像手段
へ回収トナーを補給する回収トナー補給装置とを有する
トナー補給装置を備えた画像形成装置において、該未使
用トナー収容装置のトナーエンド検知時に、該トナーエ
ンドをユーザに知らせ、該画像形成装置の作像動作を停
止して作像動作禁止状態にする作像動作禁止制御手段
と、該作像動作禁止状態時に少なくとも該回収トナー補
給装置が動作可能な状態で該画像形成装置の作像動作を
可能にする禁止状態解除制御手段とを設けたことを特徴
とするものである。
【0029】
【作用】請求項1の画像形成装置においては、上記現像
手段内の回収トナー比率を一定以下に設定する、該未使
用トナー補給装置と該回収トナー補給装置との制御手段
を設ける。これにより、該現像手段内の回収トナー比率
が、一定値以下、例えば20%以下に維持され、該現像
手段内の現像剤の特性、例えばトナーの摩擦帯電量等が
大きく変動することがなくなる。
【0030】また、請求項2の画像形成装置において
は、例えば、該トナー濃度検知手段により、該現像手段
内の現像剤のトナー濃度を判断し、あらかじめ設定した
基準値からの該トナー濃度の低下分の大きさが大きいほ
ど、該現像手段内への回収トナー補給比率を小さく設定
する。これにより、該現像手段内のトナー濃度が基準値
より大きく低下している場合に、未使用トナーにより摩
擦帯電量を低下させられている回収トナーの量を減少で
きる。
【0031】また、請求項3の画像形成装置において
は、上記現像手段内のトナー濃度があらかじめ設定した
最低基準値以下の場合に、該現像手段への回収トナーの
補給を停止し、未使用トナーのみの補給を行なう手段を
設けている。これにより、該現像手段内のトナー濃度が
極めて低い場合にも、未使用トナーにより摩擦帯電量を
低下させられている回収トナーの量をさらに減少でき
る。
【0032】また、請求項4乃至11の発明において
は、現像能力検知手段により現像手段の現像能力が比較
的低下していることを検知したときには、補給条件設定
手段により、現像手段に補給された場合には新しいトナ
ーに比べて帯電しにくく回収トナーの補給量を減らし、
かつ、新しいトナーの補給量を増やすように、現像手段
への各トナーの補給条件を設定する。更に、請求項6乃
至10の発明においては、上記現像能力検知手段に加え
不良トナー量検出手段を設け、上記現像能力検知手段に
よる検知結果とこの不良トナー量検出手段による検知結
果とから、上記補給条件設定手段により上記補給条件を
設定する。
【0033】また、請求項12の発明においては、トナ
ー補給手段における新しいトナーを現像手段内に送り込
む第一補給部材と回収したトナーを現像手段内に送りこ
む第二補給部材とを、それぞれ同時に現像手段内に送り
こむトナー量が、第一補給よりも第二補給部材が少なく
なるように形成し、これにより、第二補給部材により同
時に現像手段内に送りこまれる回収トナー量が多過ぎる
ことがないようにする。
【0034】また、請求項13の発明においては、補給
条件設定手段により、トナー補給手段による新しいトナ
ーと回収したトナーの補給条件を、まず新しいトナーの
補給を行い、それから回収したトナーの補給を行うよう
に設定し、これにより、まず新しいトナーを補給して現
像能力を向上させた状態で回収トナーが現像手段内に補
給されるようにする。
【0035】また、請求項14の発明においては、該未
使用トナー補給装置による該未使用トナーの補給量に対
して、該回収トナー補給装置による該回収トナーの補給
量の比率が一定値以下になるように該トナー補給装置を
構成する。これにより、該現像手段内の回収トナー比率
が、一定値以下に維持され、該現像手段内の現像剤の特
性、例えばトナーの摩擦帯電量等が大きく変動すること
がなくなるようにする。
【0036】また、請求項15の発明においては、上記
回収トナー補給装置の上記現像手段へ連通したトナー補
給部のトナー補給幅を、上記未使用トナー補給装置の上
記現像手段へ連通したトナー補給部のトナー補給幅より
も小さくなるように上記トナー補給装置を構成し、これ
により、回収トナー補給装置と未使用トナー補給装置と
のトナー補給能力が同じであっても、回収トナー補給装
置により現像手段に補給される回収トナー量が、未使用
トナー補給装置により現像手段に補給される未使用トナ
ー量よりも多くならないようにする。
【0037】また、請求項16の発明においては、上記
未使用トナー収容装置のニアトナーエンド時に、上記現
像手段への上記回収トナーの補給を停止し、上記未使用
トナーのみの補給を行う制御手段を設けている。これに
より、未使用トナー収容装置のニアトナーエンド時に未
使用トナー補給装置により現像手段に補給される未使用
トナー量が減ってきても、該現像手段内の回収トナー比
率が、一定値以下に維持されるようにする。
【0038】また、請求項17の発明においては、該未
使用トナー収容装置内の該未使用トナーの残量が所定の
量以下になったとき、該未使用トナー補給装置による該
未使用トナーの補給量に対する該回収トナー補給装置に
よる該回収トナーの補給量の比率を概略一定に保つ、該
未使用トナー補給装置及び該回収トナー補給装置の制御
手段を設け、これにより、未使用トナー収容装置内の該
未使用トナーの残量が所定の量以下になり、未使用トナ
ー補給装置により現像手段に補給される未使用トナー量
が減ってきても、現像手段内の回収トナー比率が、一定
値以下に維持され、該現像手段内の現像剤の特性、例え
ばトナーの摩擦帯電量等が大きく変動することがなくな
るようにする。
【0039】また、請求項18の発明においては、該未
使用トナー収容装置のトナーエンド検知時に、該トナー
エンドをユーザに知らせ、該画像形成装置の作像動作を
停止して作像動作禁止状態にする作像動作禁止制御手段
と、該作像動作禁止状態時に少なくとも該回収トナー補
給装置が動作可能な状態で該画像形成装置の作像動作を
可能にする禁止状態解除制御手段とを設け、これによ
り、未使用トナー収容装置内に未使用トナーがなくなっ
て未使用トナー補給装置による現像手段への未使用トナ
ーの補給が行われなくなり、画像形成装置の作像動作が
停止したとき、未使用トナー収容装置に新たな未使用ト
ナーを補充できないような場合であっても、回収トナー
補給装置による現像手段への回収トナーの補給を続行す
ることにより、画像形成装置の作像動作を続行させるこ
とができるようにする。
【0040】
【実施例】
〔実施例1〕以下、本発明を画像形成装置である電子写
真複写機(以下、複写機という)に適用した実施例につ
いて説明する。図1は、本実施例に係る複写機の概略構
成図である。まず、複写機全体の概略について説明す
る。像担持体である感光体ドラム1の感光層として例え
ば負帯電有機感光体を使用し、現像剤として例えば負帯
電トナーを含有する2成分現像剤を使用する反転現像シ
ステムを利用している。感光体ドラム1面は、図示しな
いモーターにより回転駆動されて矢印方向に回転し、ま
ず帯電チャージャー2で均一に帯電され、次に光学ミラ
ー11を含む図示しない例えばレーザー光学系(以下、
LDという)などの露光光学系により画像情報に対応し
たレーザービーム3が感光体ドラム1の回転方向と垂直
な方向、すなわち感光体ドラム1の軸方向に主走査さ
れ、感光体ドラム1の回転により副走査される。これに
より、感光体ドラム1面上に画像情報に対応した静電潜
像が形成される。この静電潜像は、現像手段である現像
ユニット4によって現像されてトナー像となり、顕像化
される。現像時の感光体ドラム1面上の表面電位は、例
えば地肌部電位(暗部電位)VDが約−800V、画像
部電位(明部電位)VLが約−100Vに設定されてい
て、この画像部に現像ユニット4の現像ローラ4aに印
加されている現像バイアス電位VBの約−600Vとの
電位差で負帯電トナーが付着し、静電潜像が現像され
る。現像されたトナー像は、転写チャージャー5の作用
のもとに転写紙Pに転写される。この転写紙Pは、分離
チャージャー6の作用で感光体ドラム1から分離され、
図示しない定着器により定着されて、プリントが完了す
る。一方、感光体ドラム1上のトナー像は転写紙Pに1
00%転写されるわけではなく一部は感光体ドラム1上
に残留する。転写後の感光体ドラム1面上に残留したト
ナーは、クリーニング装置7で除去される。その後、感
光体ドラム1面上に残留している電荷は、除電ランプ9
の除電光により除電されて、感光体ドラム1面は次回の
作像に備えられ、再び上記工程が繰り返される。
【0041】なお、現像ユニット4内の現像剤のトナー
濃度を所定の範囲内に保持するトナー補給制御のため
に、感光体ドラム1面の画像領域外に基準濃度パターン
に対応する静電潜像を形成し、現像ユニット4によりト
ナー像とする。この基準濃度パターンに対応するトナー
像の濃度を検出して検知濃度に対応した信号を出力する
ために、感光体ドラム1面の周囲の現像ユニット4の下
流側で感光体ドラム1面に近接した位置に、感光体ドラ
ム1面に対向させて、光の反射を利用したトナー像の濃
度センサー(以下、光学センサーという)10を設けて
いる。この光学センサー10の出力値により、現像ユニ
ット4内の現像剤のトナー濃度が判断される。すなわ
ち、光学センサー10は、現像ユニット4内のトナー濃
度検知手段として用いられている。
【0042】次に、回収トナーの再利用について説明す
る。上記転写プロセスでは、感光体ドラム1面上のトナ
ー像は完全に100%転写されるわけではなく、その一
部は感光体ドラム1面上に残留する。この残留トナー
は、感光体ドラム1面を摺擦しているクリーニング装置
7内の弾性体のゴムブレード7aにより掻き落とされ
る。掻き落されたトナーは、図示しないトナー捕集板に
沿ってトナー回収室7bに落下する。トナー回収室7b
の底部には、搬送ローラ7cが設けられている。搬送ロ
ーラ7cは、クリーニング装置7の筐体の前後の側板に
回転可能に軸支されたスクリュー型の回転体で、図示し
ていない駆動機構により回転され、回収されたトナー
を、感光体ドラム1の手前側又は奥側に移動させて開口
部より回収トナー搬送装置8内に移送している。
【0043】ここで、現像ユニット4の上部には、未使
用トナー収容装置であるトナーカートリッジ4dとは別
に、回収トナー収容装置である回収トナーホッパー4f
を設けている。また、回収トナー搬送装置8は、クリー
ニング装置7内のトナー回収室7bと回収トナー収容装
置である回収トナーホッパー4fとを繋ぎ回収トナーの
搬送路となる搬送パイプ8aと、搬送パイプ8aの内部
にあって回動するスクリュー型の回転であるコンベアー
8bとから構成されている。回収トナーは、この回収ト
ナー搬送装置8により搬送され、現像ユニット4の回収
トナーホッパー4fに捕集され、回収トナーホッパー4
fの底部にある回収トナー補給装置である回収トナー補
給ローラ4eにより、現像ユニット4内に適量補給され
ることによって再利用される。また、トナーカートリッ
ジ4d内の未使用トナーは、未使用トナー補給装置であ
る未使用トナー補給ローラ4cによって、現像ユニット
4内に適量補給されることによって利用される。
【0044】ところで、回収トナーと未使用トナーとを
混合して利用する場合、トナー濃度の均一性とトナー電
荷量の安定性などを維持することが困難であった。ま
た、回収トナーの補給量が一定限度を超えると、地肌汚
れやトナー飛散が発生して画像品質が劣化したり、転写
不良やクリーニング不良が発生しやすくなるなどの問題
があった。
【0045】そこで、本実施例では、現像ユニット4内
のトナー全体に対する回収トナーの比率を一定以下にな
るように、回収トナー補給ローラ4eと未使用トナー補
給ローラ4cとを制御している。例えば、光学センサ−
10による基準濃度パターンに対するトナー像の濃度の
検知結果に基づき、現像ユニット4内の現像剤のトナ−
濃度が基準値以下と判断されると、回収トナー補給ロー
ラ4eと未使用トナー補給ローラ4cとのそれぞれの図
示しないトナ−補給ソレノイドがONとなり、トナー補
給量の割合が未使用トナ−:回収トナ−=8:2の割合
になるように、回収トナ−補給ロ−ラ4eと未使用トナ
ー補給ローラ4cとの回転時間が制御され、それぞれの
トナ−補給が行われる。
【0046】第2図は、トナ−補給ロ−ラの回転時間と
トナ−補給量の関係を示している。例えば、回収トナー
と未使用トナーとを合わせて50mgのトナ−補給が必要
な場合には、回収トナー補給ローラ4eを0.1秒間、
未使用トナー補給ローラ4cを0.4秒間だけ回転させ
て、未使用トナ−40mg、回収トナ−10mgを現像ユニ
ット4内に補給する。現像ユニット4内では回収トナ−
と未使用トナ−とが混合・撹拌され、現像ローラ4a側
へ移送されて現像に使用される。
【0047】以上の本実施例に係る複写機によれば、現
像ユニット4内の回収トナー比率が常時20%以下抑え
られる。したがって、現像ユニット4内の現像剤の特性
が大きく変動することなく、経時においても、地肌汚れ
やトナー飛散等のない良好な画像が得られ、転写不良や
クリーニング不良を防止できる。
【0048】〔実施例2〕次に、他の実施例に係る複写
機について説明する。上記実施例1に係る複写機と異な
る点は、光学センサ−10の検知結果に基づき、現像ユ
ニット4内の現像剤のトナ−濃度を判断し、そのトナー
濃度に応じて、現像ユニット4への回収トナー補給比率
を変更する手段を設けている点である。
【0049】前述したように、回収トナ−は未使用トナ
−と比較すると摩擦帯電能力が低下する傾向にあるが、
現像ユニット4内の現像剤のトナ−濃度が低下してトナ
−帯電量が上昇している場合には、未使用トナ−に妨げ
られて、ますます回収トナーの摩擦帯電が行われ難くな
る。この摩擦帯電量の不足した回収トナーによって、地
肌汚れやトナ−飛散が生じやすくなる。
【0050】そこで、本実施例では、光学センサ−10
による基準濃度パターンに対するトナー像の濃度の検知
結果に基づき、現像ユニット4内の現像剤のトナ−濃度
が基準値以下と判断されると、回収トナー補給ローラ4
eと未使用トナー補給ローラ4cとのそれぞれの図示し
ないトナ−補給ソレノイドがONとなり、回収トナ−補
給ロ−ラ4eと未使用トナー補給ローラ4cとの回転時
間が制御され、それぞれのトナ−補給が行なっている
が、その際、該基準値からのトナー濃度の低下分の大き
さに応じて、現像ユニット4内への回収トナー補給比率
を変更する。すなわち、該基準値からのトナー濃度の低
下分の大きさが大きいほど、現像ユニット4内へのトナ
ー全体の補給量に対する回収トナ−の補給量の比率を2
0%⇒15%⇒10%と小さくなるように設定する。
【0051】以上の本実施例に係る複写機によれば、現
像ユニット4内のトナー濃度が基準値より大きく低下し
ている場合には、未使用トナーにより摩擦帯電量を低下
させられている回収トナーの量を減少できる。したがっ
て、現像ユニット4内のトナー濃度が基準値より大きく
低下している場合にも、地肌汚れやトナー飛散等を防止
でき、経時での画像品質は更に安定したものとなる。
【0052】〔実施例3〕次に、他の実施例に係る複写
機について説明する。上記実施例2と異なる点は、現像
ユニット4内のトナー濃度があらかじめ設定した最低基
準値以下の場合に、現像ユニット4への回収トナーの補
給を停止し、未使用トナーのみの補給を行なう手段を設
けた点である。例えば、感光体ドラム1面上に形成され
た基準濃度パターンに対応するトナ−像の濃度を光学セ
ンサー10で検出し、この光学センサー10の出力値か
ら現像ユニット4内の現像剤のトナー濃度を判断してい
る。光学センサー10の出力値は、感光体ドラム1面上
のトナー付着量、すなわち現像ユニット4内の現像剤の
トナー濃度に反比例しているので、光学センサー10の
出力値があらかじめ設定した最高基準値を越えた場合
に、回収トナ−補給ロ−ラ4eの回転を停止し、未使用
トナー補給ローラ4cのみを回転させ、未使用トナ−の
みを現像ユニット4内へを補給する。
【0053】以上の本実施例に係る複写機によれば、現
像ユニット4内のトナ−濃度が極めて低い場合には、回
収トナーの現像ユニット4内への補給を停止しているの
で、未使用トナーにより摩擦帯電量を低下させられてい
る回収トナーの量をさらに減少できる。したがって、現
像ユニット4内のトナー濃度が極めて低い場合にも、地
肌汚れやトナー飛散等を防止でき、画像品質の低下を最
小限に抑えることができ、経時での画像品質は更に安定
したものとなる。
【0054】なお、以上の実施例では、現像ユニット4
内に補給するトナ−量を制御するために、トナー補給ロ
−ラ4c、4eの回転時間を変更しているが、回転時間
を一定にしてトナー補給ロ−ラ4c、4eの単位時間当
りの回転数を変更してもよい。また、以上の実施例で
は、現像ユニット4内のトナ−濃度を検出する手段とし
て、光学センサー10を用いているが、現像ユニット4
にトナ−残量検知センサー等を直接取り付けてもよい。
【0055】〔実施例4〕次に、他の実施例に係る複写
機について説明する。ここで、図1に示した感光体ドラ
ム1、帯電チャージャー2、レーザービーム3、転写チ
ャージャー5、分離チャージャー6、及び除電ランプ9
については、以下の実施例に係る図3(a)においても
同一の構成であるので、図3(a)中同一の符号を付し
て示すと共に、以下の説明においてはその説明を省略す
る。まず、図3(a)を用いて以下の実施例に係る複写
機の一構成例に関して、図1と異なる点について説明す
る。図3(a)において、感光体ドラム1表面移動方向
において分離チャージャー6配設位置よりも下流側には
クリーニング前チャージャ12が配設されており、これ
によって感光体ドラム1上に残留したトナーは一様な電
荷にそろえられ、クリーニング装置13により感光体ド
ラム1から除去され蓄積される。このクリーニング装置
13は、感光体ドラム1との間で適当な電位差が生じる
ようにバイアスされたクリーニングローラ13aとクリ
ーニングブレード13bとを備えている。
【0056】そして、この複写機ではクリーニング装置
13で感光体ドラム1から除去した残留トナーをリサイ
クルするために、常時クリーニング装置13の取り込み
口13cから取り込んだトナーを搬送する図示しないト
ナー搬送手段と、このトナー搬送手段からの回収トナー
が取り込まれる現像器14の上部に付設された回収トナ
ーホッパー15が設けられている。この回収トナーホッ
パー15は、内部の回収トナーを現像容器14内に補給
する回収トナー補給ローラ15a、内部の回収トナー量
を検出する例えば圧電センサからなる回収トナー残量セ
ンサ15b、及び、上記トナー搬送手段からの回収トナ
ー取り込み口15cを備えている。なお、この例では新
しいトナー、すなわち未使用トナーを収容するトナーカ
ートリッジ20も現像器14上部に付設されており、こ
のトナーカートリッジ20は、収容トナーを現像器14
内に補給するための未使用トナー補給ローラ20a、及
び、トナーカートリッジ20内の未使用トナー残量を検
知する例えば圧電センサからなる未使用トナー残量検知
センサ20bを備えている。そして、回収トナーホッパ
ー15の回収トナー補給ローラ15aとトナーカートリ
ッジ20の未使用トナー補給ローラ20aは、それぞれ
独立して駆動できるようになっている。図3(a)にお
いて、ドラム状の感光体1として負帯電有機感光体を使
用し、現像剤として負帯電トナーを含有する2成分現像
剤を使用する反転現像システムを利用している。感光体
ドラム1は、図示しないモーターにより回転駆動されて
帯電チャージャ2で均一に帯電された後、画像情報に対
応した図示しないレーザー光学系(以下、LDという)
からの光3によって感光体ドラム1の回転方向と垂直な
方向に走査.露光される。これによって感光体ドラム1
に形成された静電潜像は現像器14によって顕像化され
る。この時の感光体ドラム1の表面電位は地肌部電位
(暗部電位)Vdが約−800V、画像部電位(明部電
位)Vlが約−100Vに設定されており、現像器14
の現像ローラ14aに印加されている現像バイアス電位
Vbの約−600Vとの電位差で現像される。なお、現
像器14内の現像剤の流路には紙粉等の不純物を除去す
るために図示しないフィルタが設置されている。
【0057】また、この複写機においては、画像濃度を
所望の濃度に維持するために、周知の画像濃度制御用の
基準画像を用いた現像器14へのトナー補給制御を行っ
ている。この例では、画像形成領域外の感光体ドラム1
上に、前記の画像形成プロセスと同様のプロセスによ
り、例えば、画像濃度制御用パターン前地肌部電位(暗
部電位)Vpdが約−800V、画像濃度制御用パター
ン部電位(明部電位)Vplが約−250Vになるよう
に潜像を形成し、これを画像濃度制御時現像バイアス電
位VPB約−600Vとの電位差で現像して、基準画像を
形成する。この基準画像としては図3(b)に示すよう
に通常は、中間電位のベタパターン(例えば20mm×20m
m)を用いる。そして、感光体ドラム1に近接して対向
配置した反射型の光学センサ16が、基準画像の反射率
に対応した検知信号電圧VSP及び基準画像の無い感光体
ドラム1面の検知信号電圧VSGを出力する。この光学セ
ンサ16からの各検知信号出力電圧の比VSP/VSGを求
め、あらかじめ設定してある画像濃度制御レベルVSP
SGに近づくように、現像器14内へトナー補給するこ
とで感光体ドラム1上のトナー付着量を一定に制御し画
像濃度を標準状態に調整する。
【0058】以下、以上の複写機における回収トナーホ
ッパー15及びトナーカートリッジ20のそれぞれから
現像器14へのトナー補給の仕方に特徴がある実施例に
ついて説明する。本実施例は、図3(a)の複写機にお
いて、画像形成領域外の感光体上に形成された画像濃度
制御用の基準画像に対する光学的センサ16の検知信号
出力電圧比VSP/VSGに応じて回収トナーの補給量と未
使用トナーの補給量を夫々決定するものである。前述の
ように、回収トナーを補給することによる、地汚れ、ト
ナー飛散等の問題は、現像器の現像能力と密接に関係が
ある。具体的には、トナー濃度低下時などの現像能力低
下時ほど回収トナーを補給することによる地汚れが起こ
りやすい。そこで、通常より現像器の現像能力が低下し
たときに回収トナーの補給量を増やさずにむしろ減らし
て、現像能力低下分と回収トナーの補給量の減少分は未
使用トナーによって補うように、各トナー補給量を決定
するのである。ここで、本実施例では、現像能力を検知
する方法として、画像濃度制御用の基準画像に対する光
学的センサ16の検知信号出力電圧比VSP/VSGを用い
た方法を採用している。これは所定の現像ポテンシャル
に対して付着するトナーの量を光学的センサで検出する
ことで、トナーの単位重量当たりの帯電電荷(Q/M)
を2次的に検知しているため、回収トナー補給量の制御
に適している。これ以外にも現像能力を検出するための
公知の技術が多くあり、例えば現像剤の透磁率を検知す
るトナー濃度センサ等が良く知られている。しかしトナ
ー濃度とQ/Mの関係は経時環境によって変動するもの
で、回収トナー補給量を決定するには、先の理由から、
トナーの帯電電荷を検知する方式が最も望ましい。
【0059】更に本実施例においては、図4(a)、
(b)に示すように回収トナー補給ローラ15aの方
が、未使用トナー補給ローラ20aよりも軸線方向に延
在する溝の深さが浅くなるように形成されている。これ
により、各ローラ15a,20aの1つの溝内に入り込
んで同時に現像器14内に補給されるトナーの量が回収
トナーの方が少なくなるようにされている。また、両補
給ローラ15a,20aの回転速度が同じでも回収トナ
ーと未使用トナーの単位時間当たりの補給量が、例え
ば、回収トナー=250mg/sec、未使用トナー=500
mg/secというように、回収トナーの方が補給量が少なく
なるようにされている。これは未使用トナーに比して、
現像器14内の現像剤と混ざりにくい回収トナーを、混
ざりやすくするためである。
【0060】なお、このように回収トナー補給ローラ2
0aの溝が小さいと、現像器14内のトナー濃度が急激
に低下して多量のトナー補給を要する場合に、回収トナ
ーの補給量が追いつかないことになるが、本実施例で
は、このような現像能力低下時には、回収トナーの補給
量を減少させ、逆にその分新しいトナーの補給量を増や
すので、回収トナー補給ローラ15aは未使用トナー補
給ローラ20aほどの補給効率は要求されず、なんら不
具合を生じない。また、本実施例においては、回収トナ
ーと未使用トナーの補給開始は、コピー1枚毎の同タイ
ミングに設定してあるので、現像器14の撹拌能力等の
制約から定められる最大補給可能期間の全期間あいだ、
回収トナー補給ローラ15aを回転させることも可能で
ある。この点からも、回収トナー補給ローラ15aの補
給効率の低下は、なんら不具合を生じない。
【0061】以下、本実施例の具体例における制御フロ
ーを図5を用いて説明する。コピースタートを行うと電
源投入時からの積算枚数に基づいて、最初の一枚と以後
10枚おきに下のパターン作成モードにはいる(ステッ
プ1でY)。これ以外の枚数では、通常通りのコピー動
作のみ行う(ステップ2,3,4)。この通常通りのコ
ピー動作中にも後述するトナー補給時間設定によつて設
定されたトナー補給を行う(ステップ2)。なお光学的
センサの出力はコピー100枚おきに現像しない状態で
感光体表面の反射光量を検知し、その時の出力が4Vに
なるように電子ボリュームで自動調整される。
【0062】パターン作成モードではまず現像能力検知
パターン、すなわちこの例の場合には上述のように画像
濃度制御用の基準画像を、作成する(ステップ5)。こ
の現像濃度検知パターンを検出した光学的センサの出力
に応じて、例えばVSP/VSGが0.12であると次の1
0枚間の回収トナー補給時間(TLT)は0.2秒に設
定される。この場合未使用トナーの補給時間(THT)
は1枚当たり0.9秒のトナー補給時間を設定し、トナ
ー補給を行う(ステップ6,7)。次の現像能力検知パ
ターン作成までは、上記のTLT及びTHTにしたがっ
て、それぞれ0.2秒、0.9秒の補給を一枚ずつ行う
(ステップ2)。
【0063】以上の本実施例に係る複写機によれば、現
像能力検知を行うことによってリサイクルによる資源有
効利用と、画像品質低下防止を両立させることを可能に
している。
【0064】〔実施例5〕本実施例は、上記実施例4の
現像能力検知用パターンに加えて画像形成領域外の感光
体ドラム上に、現像器14中の帯電不足トナーや逆帯電
トナーなどの不良トナーの量を検出するための検知パタ
ーン(不良トナー濃度検知パターンという)を作成し、
回収トナー補給量の上限を設定するものである。この不
良トナー濃度検知パターンは、画像濃度制御用パターン
と同様のプロセスにより、不良トナー濃度検知パターン
前地肌部電位(暗部電位)VNPDが約−850V、不良
トナー濃度検知パターン部電位(明部電位)VNPLが約
−550Vになるように帯電、露光が行われた領域を、
現像バイアス電位VNPB約−600Vとの電位差で現像
して形成される。このパターンとしてはトナー濃度制御
用検知パターンと同様に、ベタパターン(20mm×20
mm)を用いることができる。これが、上記光学的センサ
16で検知され、その反射率に対応した検知信号電圧V
NSP及びパーターンのない感光体面の検知信号電圧VNSG
が出力される。この光学的センサ16で得られた検知信
号出力電圧VNSP,VNSGの出力に応じて、回収トナー補
給量の上限を設定する。
【0065】前述したように感光体上に残留したトナー
を再利用していると、資源を有効利用している反面、何
度も画像形成プロセスを経てトナーが劣化し帯電しにく
くなったり、逆帯電トナーが発生したりしてくることに
より、画像以外の地肌部にトナーが付着したり、現像器
14からトナー飛散が発生したり、低コン部に設計量よ
り多くトナーが付着しノッチズレが生じるという問題が
発生しやすい。
【0066】そして、これらの問題は経時、環境条件等
による感光体の電位変動、キャリアの劣化等によっても
発生の仕方が異なるため、不具合無く、回収トナーを効
率良く使用するには先の現像能力に応じた回収トナー補
給量の制御だけでなく、不具合の発生し易さ(程度)を
早期検知する必要がある。回収トナーを使用した場合と
使用しない場合とでは、例えば図6に示すように現像ポ
テンシャルに対するトナーの付着量が異なってきて、非
画像部にトナーが付着したり、ノッチズレを起こしたり
する。
【0067】本実施例においてはこの様な不具合を引き
起こすトナーを早期検知する為に、例えば、図7(b)
に示すように、逆帯電トナーに関してはVNPDを通常よ
り−側にキャリア付着しない程度に若干高く設定するこ
とにより、また、帯電不良トナーに関してはVNPLを現
像バイアス近辺(100V以内)に設定することによ
り、いずれも光学的センサ16の感度が高い低付着量の
領域でパターンを作成して、不良トナーを画像に不具合
を及ぼす前に事前に検知する。なお、図7(a)は比較
の為に上記の基準画像形成時の作像条件を示すものであ
る。そしてこの結果に応じて回収トナーと未使用トナー
のトナー補給制御を行い不具合をなくすものである。な
お、以上のVNPD、VNPLの設定例は現像バイアス一定の
場合であって、重要なのは、不良トナー濃度検知パター
ン作成時の地肌部表面電位(VNPD)−現像バイアス
(VNPB)を通常画像形成時の地肌部表面電位(VB)
−現像バイアス(VB)より大きくなるように作成して
逆帯電トナーを検知できるようにする事と、不良トナー
濃度検知パターン作成時の黒部表面電位(VNPL)を作
像時の現像バイアス(VNPB)から100V以内になる
ように作成して帯電不足トナーを検知できるようにする
事である。
【0068】これ以外のVNPD,VNPB,VNPLの電位設
定条件では不具合が生じるため注意を要する。例えば、
仮にパターン形成時の現像バイアスが画像形成時と同じ
で、一定であるとすれば、VNPDが−側に高過ぎて、地
肌部表面電位VNPDと現像バイアスVNPBとの電位差が大
きくなり過ぎると(例えば、300Vを超えると)キャ
リアが感光体に付着してしまう。逆に、低過ぎると不良
トナーの早期検知が困難になって画像の不具合が先に出
てしまう。また、VNPLが−側に高過ぎて、潜像黒部と
現像ローラ14aとの間の電界が、適正極性のトナーを
現像ローラ14a側に向かわせる向きで、かつ、その大
きさが大き過ぎるものになると、帯電不足トナーの付着
量が少なすぎて検知しにくくなる。逆に、VNPLが低過
ぎて、潜像黒部と現像ローラ14aとの間の電界が、適
正極性のトナーを感光体側に向かわせる向きで、かつ、
その大きさが大き過ぎるものになると、正常に帯電して
いるトナーとの識別が困難になる。
【0069】以下、本実施例の具体例における制御フロ
ーを図8を用いて説明する。上記実施例4における具体
例の制御と同様に、コピースタートを行うと電源投入時
からの積算枚数に基づいて、最初の一枚と以後10枚お
きに下のパターン作成モードにはいる(ステップ1で
Y)。また、これ以外の枚数では、通常通りのコピー動
作のみ行う(ステップ2,3,4)。さらに、光学的セ
ンサ16の出力はコピー100枚おきに現像しない状態
で感光体表面の反射光量を検知し、その時の出力が4V
になるように電子ボリュームで自動調整される。
【0070】パターン作成モードではまず現像能力検知
パターンを作成する(ステップ5)。このパターンを検
出した光学的センサ16の出力に応じて、例えばVSP
SGが0.12であると次の10枚間の総合的トナー補
給量は1枚当たり1.0秒のトナー補給時間(TAT)
を設定する。この場合回収トナー補給時間の上限(TL
1)も同様に0.2秒に設定される(ステップ6)。引
き続いて不良トナー濃度検知パターンを前述の条件で作
成し光学的センサ11の出力に応じて、次回からの回収
トナー補給時間の上限値(TL2,TL3)を決定する
(ステップ8,9)。次にTL1,TL2,TL3を比
較し最小時間のものを回収トナーの補給時間(TAT)
とし、総合的なトナー補給時間に足りない分は、未使用
トナーの補給時間として、それぞれ設定し、トナー補給
を行う(ステップ10,11)。例えば、VNSP:3.
5,VNSG:3.9の場合、TL2,TL3はそれぞれ
0.1,0.8になり、TL1と比較をする。TL1は
先の例で0.2とすれば、これら3つの最小により回収
トナーの補給時間は0.1秒となり、未使用トナーの補
給時間は1.0−0.1/2=0.95秒となる(2で
割っているのは未使用トナー補給ローラ20aの補給効
率が回収トナー補給ローラ15aの2倍であるため)。
【0071】なお、この不良トナー濃度検知は10枚に
一度、現像能力の検知につづいて行っているがこの回数
は10枚に限るものではなく、不良トナーの発生頻度に
応じて変更しても良いし、また複写器のハード的制約か
ら頻繁に行う事が困難であれば、1000枚等の長い周
期で回収時間を延長して行う事で対応することもでき
る。
【0072】〔実施例6〕本実施例においては、上記実
施例4の装置において未使用トナーと回収トナーを独立
して補給可能なトナー補給手段の補給の開始タイミング
が異なり、まず未使用トナーの補給を設定された時間だ
け行い、その動作が完了してから回収トナーの補給を行
うようにしている。これは、先に述べたように回収され
て、再利用しているトナーは、何度も画像形成プロセス
を経てトナーが劣化し帯電しにくくなっている。現像器
14中のトナー濃度が低下すると、現像器14内部のト
ナーのQ/M(単位重量当たりのトナーの帯電電荷)が
上昇し、キャリアとの静電気力が強固になるため、回収
トナーとの摩擦帯電が阻害される。このため、現像器1
4の現像能力が低いとき、すなわち現像器14内部のト
ナーのQ/Mが高いときに回収トナーを補給するとトナ
ー飛散、地汚れ等の問題が発生する。そこで本実施例に
おいては、現像器14の現像能力が低くても、まず未使
用トナーによって現像器14の現像能力を上げてから、
回収トナーを補給するようにし、これにより、実施例
4,5に比較して現像能力低下時の回収トナー補給量を
増やすことができ、結果的に回収トナーの利用効率を高
くする。
【0073】以下、本実施例の具体例における制御フロ
ーを図9を用いて説明する。上記実施例4,5における
具体例の制御と同様に、コピースタートを行うと電源投
入時からの積算枚数に基づいて、最初の一枚と以後10
枚おきに下のパターン作成モードにはいる(ステップ1
でY)。また、これ以外の枚数では、設定済みのトナー
補給条件に従ってトナー補給を行いながら通常通りのコ
ピー動作のみ行う(ステップ2,3,4)。さらに、光
学的センサ16の出力はコピー100枚おきに現像しな
い状態で感光体表面の反射光量を検知し、その時の出力
が4Vになるように電子ボリュームで自動調整される。
【0074】パターン作成モードではまず現像能力検知
パターンを作成する(ステップ5)。このパターンを検
出した光学的センサ16の出力に応じて、例えばVSP
SGが0.12であると次の10枚間の回収トナー補給
時間(TLT)は0.6秒に設定される。未使用トナー
の補給量は1枚当たり0.7秒のトナー補給時間(TH
T)を設定し、トナー補給を行う(ステップ6,7)。
次の現像能力検知パターン作成までは、TLT,THT
にしたがって、それぞれ0.6秒、0.7秒の補給を一
枚ずつ行う(ステップ1,2,3,4)。もし回収トナ
ーが、残量検知手段によって、所定のレベル以下にあっ
た場合は0.6/2+0.7=1.0秒未使用トナーで
全て補給を行う(ステップ7及びステップ2で実行され
るステップ7と同様のトナー補給)。
【0075】〔実施例7〕次に、他の実施例に係る複写
機について説明する。図10(a)は本実施例に係る複
写機の概略構成図、(b)は(a)中の現像手段におけ
る回収トナー補給部の拡大図、(c)は(a)中の現像
手段における未使用トナー補給部の拡大図である。ここ
で、図1及び図3にそれぞれ示した部材と同じ部材につ
いては、以下の実施例に係る図10中同一の符号を付し
て示すと共に、以下の説明においてはその説明を省略す
る。まず、図10を用いて本実施例に係る複写機が上記
図1及び図3の複写機と異なる点について説明する。図
10において、現像器40には、その感光体ドラム1に
対向する開口部近傍に円筒状の現像ローラ40aが、そ
の周面が感光体ドラム1の表面と所定のギャップを置い
て配置されている。また、現像器40には、周面に複数
の羽根が形成されたパドル40bと、撹拌ローラ40c
が配設されていて、現像剤であるトナーとキャリアとを
撹拌して、トナーに良好な摩擦帯電を生じさせると共
に、上記現像ローラ40aに現像剤を搬送できる構成と
なっている。パドル40bの上方には、現像ローラ40
a上の余剰現像剤を現像器40の後方に戻すセパレータ
40dが設けられている。また、このセパレータ40d
後部には、横方向(現像ローラ軸方向)における搬送攪
拌手段である、搬送スクリュー40eが設けられてい
る。
【0076】また、現像器40には、未使用トナー収容
装置である未使用トナータンク41が設けられている。
この未使用トナータンク41内には着脱可能なトナーカ
ートリッジ41aが装着されている。そして、トナーカ
ートリッジ41a内の未使用トナーは、アジテータ41
bが回転することにより、モルトプレーン41d(図1
0(b)参照)に接触した未使用トナー補給ローラ41
cにふりかけられ、未使用トナー補給ローラ41cの回
転により現像器40に補給される。
【0077】更に、現像器40には、回収トナー収容装
置である回収トナータンク42が設けられている。この
回収トナータンク42は、上部に設けられた係合リブ4
2aが本体レール43に係合することにより、所定の位
置に保持されている。また、回収トナータンク42内に
はメッシュ42bが設けられている。また、回収トナー
タンク42側壁には、回収トナータンク42内の回収ト
ナー量を検知する回収トナー量検知センサー42cが取
り付けられている。そして、回収トナータンク42内の
回収トナーは、アジテータ42dが回転することによ
り、モルトプレーン42fとスリッター42g(図10
(c)参照)に接触した回収トナー補給ローラ42eに
ふりかけられ、回収トナー補給ローラ42eの回転によ
り現像器40に補給される。
【0078】なお、図10においては、図1に示したも
のと同じ構成の光学センサー10は、感光体ドラム1表
面の移動方向において分離チャージャー6の配設位置よ
りも下流側に配設されている。また、上記複写機におけ
る未使用トナータンク41及び回収トナータンク42か
らのトナー補給動作の開始及び停止のタイミングは、従
来公知の光学センサ等からの信号に基づくトナー補給動
作の開始及び停止のタイミングと同一の制御を行ってい
る。
【0079】ところで、クリーニング装置7により回収
され、現像器40まで搬送されてきた回収トナーには、
クリーニング時に感光体ドラム1上から一緒に回収され
た紙粉や、凝集したトナー等未使用トナーとは異なる異
物が含まれており、再度画像形成に用いられる際に、地
肌汚れ、粒状汚れ等の不具合を生じさせることがある。
この現象は、現像に用いられる際の、未使用トナー量に
対する回収トナー量の比率が高いほど顕著に目立つよう
になり、逆に未使用トナー量に対して回収トナー量の比
率が低いほど地肌汚れ、粒状汚れ等の発生は抑えられ許
容レベルになり得る。
【0080】そこで、本実施例では、未使用トナータン
ク41から現像器40への未使用トナー補給量に対す
る、回収トナータンク42から現像器40への回収トナ
ー補給量の比率が一定値以下になるように、未使用トナ
ータンク41と回収トナータンク42それぞれのトナー
補給能力を設定する。具体的には、未使用トナータンク
41と回収トナータンク42とのトナー補給能力は主に
未使用トナー補給ローラ41c及び回収トナー補給ロー
ラ42eによって決定されることから、未使用トナー補
給ローラ41c及び回収トナー補給ローラ42eそれぞ
れが同じ条件のとき同じ量のトナーを補給できるように
設定されている場合には、例えば未使用トナー補給ロー
ラ41cの回転時間(未使用トナー補給時間)に対する
回収トナー補給ローラ42eの回転時間(回収トナー補
給時間)の割合が所定値以下になるように、未使用トナ
ー補給ローラ41c及び回収トナー補給ローラ42eそ
れぞれの回転時間を設定しておくことで達成できる。ま
た、上記トナー補給能力はトナー補給ローラの回転速度
によっても左右されるため、未使用トナー補給ローラ4
1c及び回収トナー補給ローラ42eそれぞれの回転時
間に代え、それぞれのローラの回転速度を変えるように
設定してもよい。すなわち、未使用トナー補給ローラ4
1cの回転速度に対する回収トナー補給ローラ42eの
回転速度の割合が所定値以下になるように、未使用トナ
ー補給ローラ41c及び回収トナー補給ローラ42eそ
れぞれの回転速度を設定する。
【0081】また、図11は図10に示したクリーニン
グ装置7、感光体ドラム1、現像器40、未使用トナー
タンク41、及び回収トナータンク42についての上面
図であるが、本図に示すように回収トナータンク42の
回収トナー補給幅bを未使用トナータンク41の未使用
トナー補給幅aよりも小さくなるように設定することに
より、未使用トナー補給ローラ41c及び回収トナー補
給ローラ42eそれぞれが同じ条件のとき同じ量のトナ
ーを補給できるように設定されている場合であってもそ
れぞれのローラの回転時間及び回転速度を変えることな
く未使用トナータンク41から現像器40への未使用ト
ナー補給量に対する、回収トナータンク42から現像器
40への回収トナー補給量の比率を一定値以下にでき
る。
【0082】以上、本実施例に係る複写機によれば、現
像器40への未使用トナー補給量に対する回収トナー補
給量の比率が高くなることなく、所定値以下に抑えられ
るので、地肌汚れ、粒状汚れ等のない良好な画像を得る
ことができる。
【0083】〔実施例8〕次に、他の実施例に係る複写
機について説明する。図12は上記未使用トナータンク
41及び回収トナータンク42におけるトナー補給時間
とトナー補給量との関係を示したグラフである。図12
において、実線は未使用トナータンク41について、破
線は回収トナータンク42について示している。トナー
補給装置は補給するトナーをある程度以上有している間
は安定した補給量が得られるが、トナーの量が少なくな
るにつれて補給量も減ってくる傾向がある。すなわち、
上記実施例7のように回収トナータンク42からのトナ
ー補給量が未使用トナータンク41からのトナー補給量
よりも少なくなるようにしておいても、図12に示すよ
うに未使用トナータンク41による未使用トナー補給時
間がある程度(n分)経過し、トナーカートリッジ41
aに収容された未使用トナーの量が減ってくると(例え
ばNg以下になると)、未使用トナータンク41による
未使用トナー補給量は急激に減少してしまう。一方、回
収トナータンク42からのトナー補給量は、常に回収ト
ナーが回収トナータンク42に補給されているので、補
給時間の経過によってもほとんど影響を受けずほぼ一定
に保たれる。したがって、トナー補給時間がある程度経
過すると、未使用トナーに対する回収トナーの混合比が
大きくなってしまう。
【0084】そこで、本実施例においては、トナーカー
トリッジ41aに収容された未使用トナーの量が所定量
以下になったと判断された場合には、回収トナータンク
42からの回収トナー補給量を少なくするように制御す
る。具体的には、図13に示すように、図示しない制御
装置により、トナーカートリッジ41aに未使用トナー
が収容されていることが検知され(ステップ1でN)、
トナーカートリッジ41aが交換されてからの未使用ト
ナータンク41による未使用トナー補給時間Xが所定時
間n以上になったことが検知されると(ステップ2で
Y)、回収トナータンク42による回収トナー補給制御
時間、例えば回収トナー補給ローラ42eの回転駆動時
間は、初期に設定された時間sより所定時間aだけ短く
設定される(ステップ3)。その後、図示しないコピー
スタートボタンが押されると、コピー動作を開始し(ス
テップ4)、そして所定のコピー動作を終了して(ステ
ップ5)、上記ステップ1に戻る。ここで、上記ステッ
プ2において、上記未使用トナー補給時間Xが所定時間
n以上になっていないと検知された場合は(ステップ2
でN)、上記回収トナー補給制御時間は初期の設定時間
sのままにされる(ステップ6)。その後、図示しない
コピースタートボタンが押されると、コピー動作を開始
し(ステップ7)、そして所定のコピー動作を終了して
(ステップ8)、上記ステップ1に戻る。なお、上記ス
テップ1において、トナーカートリッジ41aに未使用
トナーが収容されていないと検知されたときは、上記制
御装置によりコピー動作が禁止される(ステップ9)。
【0085】本実施例においては、上記ステップ3で回
収トナー補給時間、例えば回収トナー補給ローラ42e
の回転駆動時間を所定時間aだけ短くする代わりに、回
収トナー補給ローラ42eの回転速度を所定の割合だけ
遅くするように設定してもよい。また、本実施例におい
ては、トナーカートリッジ41aに収容された未使用ト
ナーの量が所定量以下になったか否かを判断するため
に、上記ステップ2においてトナーカートリッジ41a
が交換されてからの未使用トナータンク41による未使
用トナー補給時間Xを計測しているが、これに代えてト
ナーカートリッジ41aが交換されてからのコピー枚数
をカウントしておき、未使用トナータンク41による未
使用トナー補給量が減ってくる枚数になったときステッ
プ3の処理を行うようにしてもよい。更に、デジタル書
き込みで潜像を形成する場合は、書き込みドット総数に
応じてステップ3の処理を行うようにしてもよい。
【0086】なお、本実施例においては、未使用トナー
タンク41からの未使用トナー補給動作の開始と停止の
タイミング(従って、未使用トナー補給制御時間)、及
び回収トナータンク42からの回収トナー補給の開始タ
イミングは、上記実施例7と同一の制御を行っている。
【0087】以上、本実施例に係る複写機によれば、ト
ナーカートリッジ41aに収容された未使用トナーの量
が減ってきて、現像器40に補給される未使用トナー量
が減ってきた場合でも、現像器40への未使用トナー補
給量に対する回収トナー補給量の比率が高くなることな
く、所定値以下に抑えられる。
【0088】〔実施例9〕次に、他の実施例に係る複写
機について説明する。未使用トナータンク41がニアエ
ンド状態(トナーエンド間近)の時には、上記実施例8
のように回収トナータンク42からの回収トナー補給量
をいくら少なくするように制御しても、回収トナーの未
使用トナーに対する混合比が大きくなってしまう。
【0089】そこで、本実施例においては、トナーカー
トリッジ41aに収容された未使用トナーの量がニアエ
ンド状態になったと判断された場合には、回収トナータ
ンク42からの回収トナー補給動作を停止するように制
御する。具体的には、図14に示すように、図示しない
制御装置により、トナーカートリッジ41a内の未使用
トナーの量がニアエンド状態であり(ステップ1で
Y)、かつ、トナーエンド状態でないことが検知される
と(ステップ2でN)、回収トナータンク42による回
収トナー補給動作が停止される(ステップ3)。その
後、図示しないコピースタートボタンが押されると、コ
ピー動作を開始し(ステップ4)、そして所定のコピー
動作を終了して(ステップ5)、上記ステップ1に戻
る。なお、上記ステップ1において、トナーカートリッ
ジ41a内の未使用トナーの量がニアエンド状態でない
と検知された場合は(ステップ1でN)、上記ステップ
4,5と同様に図示しないコピースタートボタンが押さ
れることによりコピー動作を開始し(ステップ6)、そ
して所定のコピー動作を終了して(ステップ7)、上記
ステップ1に戻る。また、上記ステップ2において、ト
ナーカートリッジ41a内の未使用トナーの量がトナー
エンド状態であると検知された場合は(ステップ2で
Y)、上記制御装置によりコピー動作が禁止される(ス
テップ8)。
【0090】なお、本実施例においては、未使用トナー
タンク41からの未使用トナー補給動作の開始と停止の
タイミング(従って、未使用トナー補給制御時間)、及
び回収トナータンク42による回収トナー補給動作が停
止されていないときの回収トナー補給動作の開始と停止
のタイミングは、上記実施例7と同一の制御を行ってい
る。
【0091】以上、本実施例によれば、トナーカートリ
ッジ41aに収容された未使用トナーの量がニアエンド
状態になり、上記実施例8のように回収トナータンク4
2からの回収トナー補給量をいくら少なくするように制
御しても、回収トナーの未使用トナーに対する混合比が
大きくなってしまうような場合でも、現像器40への未
使用トナー補給量に対する回収トナー補給量の比率が高
くなることなく、所定値以下に抑えられる。その結果、
回収トナー補給量が多いために生ずる地汚れや粒状汚れ
を防止することができる。なお、トナーニアエンドやト
ナーエンドの検知には、図3(a)に示すような未使用
トナー残量検知センサ20bを用いたり、上記実施例8
においてトナー補給量が減ってくる時期を知るのと同様
の方法などを用いるができる。その他公知の種々の方法
を用いることもできる。
【0092】〔実施例10〕次に、他の実施例に係る複
写機について説明する。回収トナーを収容するための専
用のトナータンクを備えていない従来の複写機等の画像
形成装置において、補給トナーを収容するトナータンク
内のトナーがなくなった場合(トナーエンド)には、新
しいトナーの入っているカートリッジ等に交換する必要
があった。ところが、本実施例に係るような回収トナー
を収容するための回収トナータンク42を未使用トナー
タンク41とは別に備えている複写機等の画像形成装置
においては、未使用トナータンク41内のトナーが無く
なっても回収トナータンク42には回収トナーが収容さ
れているので、この回収トナーを用いることにより画像
形成動作を続行できる。
【0093】そこで、本実施例においては、新しいトナ
ーカートリッジが手元に無く、しかも画像品質が多少悪
くてもよいから緊急にコピーを必要とするような場合に
は、ユーザーがコピー禁止状態を解除して、コピー動作
を続行できるようにしたものである。具体的には、図1
5に示すように、図示しない作像動作禁止制御装置によ
り、トナーカートリッジ41a内の未使用トナーの量が
ニアエンド状態であり(ステップ1でY)、かつ、トナ
ーエンド状態であることが検知されると(ステップ2で
Y)、複写機はコピー禁止状態にされるとともに、ユー
ザーに対してトナーカートリッジ41aがトナーエンド
状態であることを表示等して知らせる。ここで、交換用
のトナーカートリッジが手元にない場合等、少々画像品
質が悪くなることを承知で複写機を使用したいユーザー
は、複写機に設けられた図示しないボタンを押すこと等
によりその旨を入力し、複写機をリザーブモードとす
る。禁止状態解除制御装置は、ユーザーにより複写機が
リザーブモードとされたことを検知すると(ステップ3
でY)、回収トナータンク42がトナーエンド状態でな
いかどうかを検証し(ステップ4)、トナーエンド状態
でない場合(ステップ4でN)には回収トナータンク4
2による回収トナー補給動作禁止状態を解除し、回収ト
ナー補給動作を行う(ステップ5)。その後、図示しな
いコピースタートボタンが押されると、コピー動作を開
始し(ステップ6)、そして所定のコピー動作を終了し
て(ステップ7)、上記ステップ1に戻る。
【0094】ところで、上記ステップ3においてユーザ
ーにより複写機がリザーブモードとされていないと検知
された場合(ステップ3でN)、及び上記ステップ4に
おいて回収トナータンク42がトナーエンド状態である
と検知された場合(ステップ4でY)は、複写機はコピ
ー禁止状態にされる(ステップ8)。また、上記ステッ
プ1において、トナーカートリッジ41a内の未使用ト
ナーの量がニアエンド状態でないと検知された場合(ス
テップ1でN)は、上記ステップ6,7と同様に図示し
ないコピースタートボタンが押されることによりコピー
動作を開始し(ステップ9)、そして所定のコピー動作
を終了して(ステップ10)、上記ステップ1に戻る。
また、上記ステップ2において、トナーカートリッジ4
1a内の未使用トナーの量がトナーエンド状態でないこ
とが検知されると(ステップ2でN)、回収トナータン
ク42による回収トナー補給動作が停止され(ステップ
11)、上記ステップ6,7,9,10と同様に図示し
ないコピースタートボタンが押されることによりコピー
動作を開始し(ステップ12)、そして所定のコピー動
作を終了して(ステップ13)、上記ステップ1に戻
る。
【0095】なお、本実施例においては、未使用トナー
タンク41からの未使用トナー補給動作の開始と停止の
タイミング(従って、未使用トナー補給制御時間)、及
び回収トナータンク42による回収トナー補給動作が停
止されていないときの回収トナー補給動作の開始と停止
のタイミングは、上記実施例7と同一の制御を行ってい
る。
【0096】以上、本実施例によれば、未使用トナータ
ンク41についてトナーエンド検知時に、トナーエンド
をユーザーに知らせると共に、画像形成装置本体の動作
が禁止された状態になるが、ユーザーが一時的に禁止状
態を解除し、画像形成装置が動作可能となるモードを設
けているので、ユーザーが画像形成装置を使う必要のあ
るとき、前記モードを用いることにより画像を得ること
ができ、交換用のトナーがないときなどでも一時的に画
像形成装置を使用でき、装置のダウン時間が少なくてす
み、ユーザーにとって使い勝手の良い複写機を提供でき
る。また、その際、未使用トナータンク41内の未使用
トナーが無くなっても回収トナータンク42内には回収
トナーがあるので、画像濃度の低下、キャリア付着など
が発生することがない。
【0097】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上記現像手段
内の回収トナー比率が、一定の値以下、例えば20%以
下に維持され、該現像手段内の現像剤の特性、例えばト
ナーの摩擦帯電量などが大きく変動することがなくな
る。したがって、長期にわたり、地肌汚れの無いシャー
プ性に優れた高品質の画像が得られ、トナー飛散等の不
具合も発生せず、転写特性及びクリーニング特性も劣化
しないという優れた効果がある。また、回収トナーを有
効に何ら支障なく再利用できるので、資源保護に対して
有効であり、回収トナーの廃棄の必要もないので、環境
保全に対しても有効であるという優れた効果もある。
【0098】さらに、請求項2の発明によれば、該現像
手段内のトナー濃度が基準値より大きく低下している場
合に、未使用トナーにより摩擦帯電量を低下させられて
いる回収トナーの量を減少できるので、地肌汚れやトナ
ー飛散等を防止でき、経時での画像品質は更に安定した
ものとなる。
【0099】また、請求項3の発明によれば、該現像手
段内のトナー濃度が極めて低い場合にも、未使用トナー
により摩擦帯電量を低下させられている回収トナーの量
をさらに減少できるので、地肌汚れやトナー飛散等を防
止でき、画像品質の低下を最小限に抑えることができ、
経時での画像品質は更に安定したものとなる。
【0100】また、請求項4乃至11の発明によれば、
現像能力検知手段により現像手段の現像能力が比較的低
下していることを検知したときには、補給条件設定手段
により、現像手段に補給された場合には新しいトナーに
比べて帯電しにくく回収トナーの補給量を減らし、か
つ、新しいトナーの補給量を増やすように、現像手段へ
の各トナーの補給条件を設定し、これにより、回収トナ
ーの補給により帯電不足トナーや逆帯電トナーが発生し
やすい現像能力低下時の回収トナーの補給を抑えるの
で、このような不良トナーの存在による地汚れ等の画質
低下を防止できる。また、このように回収トナーの補給
量をおさえるときには、その分を新しいトナーの補給量
で補って現像能力を回復させるようにしているので、現
像能力不足による画質低下も防止できる。更に、現像能
力が低下していないときには、積極的に回収トナーを現
像手段に補給するので、回収トナーの有効利用を図れ
る。
【0101】更に、請求項6乃至9の発明においては、
上記現像能力検知手段に加え不良トナー量検出手段を設
け、上記現像能力検知手段による検知結果とこの不良ト
ナー量検出手段による検知結果とから、上記補給条件設
定手段により上記補給条件を設定し、これにより、不良
トナーの発生を事前に検知して、回収トナーの補給量を
調整することができる。
【0102】また、請求項12の発明においては、トナ
ー補給手段における新しいトナーを現像器内に送り込む
第一補給部材と回収したトナーを現像手段内に送りこむ
第二補給部材とを、それぞれ同時に現像手段内に送りこ
むトナー量が、第一補給よりも第二補給部材が少なくな
るように形成し、これにより、第二補給部材により同時
に現像手段内に送りこまれる回収トナー量が多過ぎるこ
とがないようにしているので、不良トナーの存在による
地汚れ等の画質低下を防止できる。
【0103】また、請求項13の発明においては、補給
条件設定手段により、トナー補給手段による新しいトナ
ーと回収したトナーの補給条件を、まず新しいトナーの
補給を行い、それから回収したトナーの補給を行うよう
に設定し、これにより、まず新しいトナーを補給して現
像能力を向上させた状態で回収トナーが現像手段内に補
給されるようにするので、不良トナーの存在による地汚
れ等の画質低下を防止できる。
【0104】また、請求項14の発明によれば、該未使
用トナー補給装置による該未使用トナーの補給量に対し
て、該回収トナー補給装置による該回収トナーの補給量
の比率が一定値以下になるように該トナー補給装置を構
成し、これにより、該現像手段内の回収トナー比率が、
一定値以下に維持され、該現像手段内の現像剤の特性、
例えばトナーの摩擦帯電量等が大きく変動することがな
くなるので、回収トナーが多過ぎることによる地汚れや
トナー飛散等の無い良好な画像を得ることができる。
【0105】また、請求項15の発明によれば、上記回
収トナー補給装置の上記現像手段へ連通したトナー補給
部のトナー補給幅を、上記未使用トナー補給装置の上記
現像手段へ連通したトナー補給部のトナー補給幅よりも
小さくなるように上記トナー補給装置を構成し、これに
より、回収トナー補給装置と未使用トナー補給装置との
トナー補給能力が同じであっても、回収トナー補給装置
により現像手段に補給される回収トナー量が、未使用ト
ナー補給装置により現像手段に補給される未使用トナー
量よりも多くならないようにするので、未使用トナー補
給量に対する回収トナー補給量の比率を一定値以下にで
きる。
【0106】また、請求項16の発明によれば、上記未
使用トナー収容装置のニアトナーエンド時に、上記現像
手段への上記回収トナーの補給を停止し、上記未使用ト
ナーのみの補給を行う制御手段を設け、これにより、未
使用トナー収容装置のニアトナーエンド時に未使用トナ
ー補給装置により現像手段に補給される未使用トナー量
が減ってきても、該現像手段内の回収トナー比率が、一
定値以下に維持されるので、未使用トナー収容装置のニ
アトナーエンド時に発生する黒ポチ、白抜け、地汚れを
防止できる。
【0107】また、請求項17の発明によれば、該未使
用トナー収容装置内の該未使用トナーの残量が所定の量
以下になったとき、該未使用トナー補給装置による該未
使用トナーの補給量に対する該回収トナー補給装置によ
る該回収トナーの補給量の比率を概略一定に保つ、該未
使用トナー補給装置及び該回収トナー補給装置の制御手
段を設け、これにより、未使用トナー収容装置内の該未
使用トナーの残量が所定の量以下になり、未使用トナー
補給装置により現像手段に補給される未使用トナー量が
減ってきても、現像手段内の回収トナー比率が、一定値
以下に維持されて未使用トナーと回収トナーとが常に安
定して混合撹拌され、該現像手段内の現像剤の特性、例
えばトナーの摩擦帯電量等が大きく変動することがなく
なるので、地汚れや濃度むらの無い良好な画像を得るこ
とができる。
【0108】また、請求項18の発明によれば、該未使
用トナー収容装置のトナーエンド検知時に、画像形成装
置が作像動作禁止状態になった場合であっても、回収ト
ナー補給装置による現像手段への回収トナーの補給を続
行することにより、画像形成装置の作像動作を続行させ
ることができるので、画像形成装置のダウン時間を少な
くすることができる。また、その際、未使用トナー収容
装置内の未使用トナーが無くなっても回収トナー収容装
置内には回収トナーがあるので、画像濃度の低下、キャ
リア付着などが発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る複写機の概略構成図。
【図2】トナー補給ローラの回転時間とトナー補給量と
の関係を示す特性図。
【図3】(a)は他の実施例に係る電子写真複写機の概
略構成を示す正面図、(b)は同複写機の基準画像の説
明図。
【図4】(a)は同複写機の回収トナー補給ローラの拡
大図、(b)は同複写機の未使用トナー補給ローラの拡
大図。
【図5】実施例4の具体例の制御のフローチャート。
【図6】現像ポテンシャルとトナー付着量との関係を示
すグラフ。
【図7】(a)は基準画像形成時の作像条件の説明図、
(b)は実施例5における不良トナー濃度検知パターン
形成時の作像条件の説明図。
【図8】実施例5の具体例の制御のフローチャート。
【図9】実施例6の具体例の制御のフローチャート。
【図10】(a)は他の実施例に係る複写機の概略構成
を示す正面図、(b)は(a)中の現像手段における未
使用トナー補給部の拡大図、(c)は(a)中の現像手
段における回収トナー補給部の拡大図である。
【図11】図10中のクリーニング装置7、感光体ドラ
ム1、現像器40、未使用トナータンク41及び回収ト
ナータンク42についての上面図。
【図12】未使用トナータンク41及び回収トナータン
ク42におけるトナー補給時間とトナー補給量との関係
を示したグラフ。
【図13】実施例8の具体例の制御のフローチャート。
【図14】実施例9の具体例の制御のフローチャート。
【図15】実施例10の具体例の制御のフローチャー
ト。
【図16】(a)はコピー枚数による現像器内のトナー
濃度の変化を示すグラフ、(b)同コピー枚数と地汚れ
ランクとの関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電チャージャー 4 現像ユニット 4c 未使用トナー補給ローラ 4d トナーカートリッジ 4e 回収トナー補給ローラ 4f 回収トナーホッパー 5 転写チャージャー 6 分離チャージャー 7 クリーニング装置 8 回収トナー搬送装置 9 除電ランプ 10 光学センサー 11 光学ミラー 12 クリーニング前チャージャ 13 クリーニング装置 14 現像器 15 回収トナーホッパー 15a 回収トナー補給ローラ 16 光学センサ 20 トナーカートリッジ 20a 未使用トナー補給ローラ 40 現像器 41 未使用トナータンク 41a トナーカートリッジ 41c 未使用トナー補給ローラ 42 回収トナータンク 42e 回収トナー補給ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 標 伊智郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 吉田 真由美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 村山 久夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 渡邊 滋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 加藤 真治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体面上の転写後の残留トナーを回収
    するクリーニング装置と、現像手段に未使用トナー収容
    装置とは別に設けた回収トナー収容装置と、回収トナー
    を該回収トナー収容装置へ搬送する搬送手段と、該回収
    トナー収容装置から該現像手段へ該回収トナーを補給す
    る回収トナー補給装置と、該未使用トナー収容装置から
    該現像手段へ未使用トナーを補給する未使用トナー補給
    装置とを備えた画像形成装置において、 該現像手段内のトナー全体の量に対する回収トナーの量
    の比率を一定値以下にする、該未使用トナー補給装置及
    び該回収トナー補給装置の制御手段を設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記現像手段内の現像剤のトナー濃度を検
    知するトナー濃度検知手段と、該トナー濃度検知手段の
    出力に基づいて、該現像手段へのトナー全体の補給量に
    対する上記回収トナーの補給量の比率を変更する手段と
    を設けたことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記現像手段内のトナー濃度があらかじめ
    設定した基準値以下の場合に、該現像手段への上記回収
    トナーの補給を停止し、上記未使用トナーのみの補給を
    行なう手段を設けたことを特徴とする請求項2の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】像担持体の表面に残留する転写紙に転写さ
    れなかった残留トナーを回収して、現像手段で再利用す
    る画像形成装置において、 現像手段の現像能力を検知する現像能力検知手段と、新
    しいトナーと回収したトナーを独立して補給可能なトナ
    ー補給手段と、該現像能力検知手段の検知結果に基づい
    て、新しいトナーと回収したトナーの補給条件を、地汚
    れ、トナー飛散等の不具合が無く、かつ、所定の現像能
    力が維持できるように設定する補給条件設定手段とを設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記補給条件設定手段を、上記現像能力検
    知手段の検知結果に基づいて、通常に比べ現像能力が低
    くなったことを検知した場合に、通常よりも回収トナー
    の補給量を減らし、かつ、新しいトナーの補給量を増や
    すよう、上記補給条件を設定するように構成したことを
    特徴とする請求項4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】通常の画像形成時に地汚れ、ノッチズレ等
    の不具合を及ぼす現像手段中の帯電不足トナーや逆帯電
    トナーの量を検知する不良トナー量検知手段を設け、上
    記補給条件設定手段を、上記現像能力検知手段の検知結
    果及び該不良トナー量検知手段の検知結果に基づいて、
    上記補給条件を設定するように構成したことを特徴とす
    る請求項4の画像形成装置。
  7. 【請求項7】上記補給条件設定手段を、上記現像能力検
    知手段の検知結果及び該不良トナー量検知手段の検知結
    果に基づいて、通常に比べ現像能力が低くなった場合も
    しくは現像手段中の帯電不足トナーや逆帯電トナーの量
    が多くなった場合に、通常よりも回収したトナーの補給
    量を減らすよう上記補給条件を設定するように構成した
    ことを特徴とする請求項6の画像形成装置。
  8. 【請求項8】上記不良トナー量検知手段を、通常の画像
    形成時の作像条件に比して現像手段中の帯電不足トナー
    や逆帯電トナーが現像されやすい作像条件に切り替える
    作像条件切り替え手段と、該現像手段中の帯電不足トナ
    ーや逆帯電トナーが現像されやすい作像条件の下で像担
    持体上に現像されたトナーの量を検出する付着トナー量
    検出手段とで構成したことを特徴とする請求項6又は7
    の画像形成装置。
  9. 【請求項9】上記作像条件切り替え手段を、上記現像手
    段中の帯電不足トナーや逆帯電トナーが現像されやすい
    作像条件として、100V以内の現像ポテンシャルを形
    成する作像条件に切り替えるように構成したことを特徴
    とする請求項8の画像形成装置。
  10. 【請求項10】上記作像条件切り替え手段を、上記現像
    手段中の帯電不足トナーや逆帯電トナーが現像されやす
    い作像条件として、地肌部表面電位(VNPD)−現像バ
    イアス(VNPB)を通常画像形成時の地肌部表面電位
    (VD)−現像バイアス(VB)より大きくなる作像条件
    に切り替えることを特徴とする請求項8の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】上記現像能力検知手段が、所定の作像条
    件に切り替える手段と、該手段に設定された作像条件の
    下で像担持体上に現像されたトナーの量を検出する付着
    トナー量検出手段とで構成したことを特徴とする請求項
    4、5、6又は7の画像形成装置。
  12. 【請求項12】像担持体の表面に残留する転写紙に転写
    されなかった残留トナーを回収して、現像手段で再利用
    する画像形成装置において、 新しいトナーと回収したトナーを独立して補給可能なト
    ナー補給手段を設け、該トナー補給手段における新しい
    トナーを現像手段内に送り込む第一補給部材と回収した
    トナーを現像手段内に送りこむ第二補給部材とを、それ
    ぞれ同時に現像手段内に送りこむトナー量が、第一補給
    よりも第二補給部材が少なくなるように形成したことを
    特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】像担持体の表面に残留する転写紙に転写
    されなかった残留トナーを回収して、現像手段で再利用
    する画像形成装置において、 新しいトナーと回収したトナーを独立して補給可能なト
    ナー補給手段と、該トナー補給手段による新しいトナー
    と回収したトナーの補給条件を、まず新しいトナーの補
    給を行い、それから回収したトナーの補給を行うように
    設定する補給条件設定手段とを設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】未使用トナーを収容する未使用トナー収
    容装置と、転写後の像担持体面上に残留し、クリーニン
    グ装置により回収されたトナーを収容する回収トナー収
    容装置と、該未使用トナー収容装置から現像手段へ該未
    使用トナーを補給する未使用トナー補給装置と、該回収
    トナー収容装置から現像手段へ回収トナーを補給する回
    収トナー補給装置とを有するトナー補給装置を備えた画
    像形成装置において、 該未使用トナー補給装置による該未使用トナーの補給量
    に対して、該回収トナー補給装置による該回収トナーの
    補給量の比率が一定値以下になるように該トナー補給装
    置を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】上記回収トナー補給装置の上記現像手段
    へ連通したトナー補給部のトナー補給幅を、上記未使用
    トナー補給装置の上記現像手段へ連通したトナー補給部
    のトナー補給幅よりも小さくなるように上記トナー補給
    装置を構成したことを特徴とする請求項14の画像形成
    装置。
  16. 【請求項16】上記未使用トナー収容装置のニアトナー
    エンド時に、上記現像手段への上記回収トナーの補給を
    停止し、上記未使用トナーのみの補給を行う制御手段を
    設けたことを特徴とする請求項14の画像形成装置。
  17. 【請求項17】未使用トナーを収容する未使用トナー収
    容装置と、転写後の像担持体面上に残留し、クリーニン
    グ装置により回収されたトナーを収容する回収トナー収
    容装置と、該未使用トナー収容装置から現像手段へ該未
    使用トナーを補給する未使用トナー補給装置と、該回収
    トナー収容装置から現像手段へ回収トナーを補給する回
    収トナー補給装置とを有するトナー補給装置を備えた画
    像形成装置において、 該未使用トナー収容装置内の該未使用トナーの残量が所
    定の量以下になったとき、該未使用トナー補給装置によ
    る該未使用トナーの補給量に対する該回収トナー補給装
    置による該回収トナーの補給量の比率を概略一定に保
    つ、該未使用トナー補給装置及び該回収トナー補給装置
    の制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】未使用トナーを収容する未使用トナー収
    容装置と、転写後の像担持体面上に残留し、クリーニン
    グ装置により回収されたトナーを収容する回収トナー収
    容装置と、該未使用トナー収容装置から現像手段へ該未
    使用トナーを補給する未使用トナー補給装置と、該回収
    トナー収容装置から現像手段へ回収トナーを補給する回
    収トナー補給装置とを有するトナー補給装置を備えた画
    像形成装置において、 該未使用トナー収容装置のトナーエンド検知時に、該ト
    ナーエンドをユーザに知らせ、該画像形成装置の作像動
    作を停止して作像動作禁止状態にする作像動作禁止制御
    手段と、該作像動作禁止状態時に少なくとも該回収トナ
    ー補給装置が動作可能な状態で該画像形成装置の作像動
    作を可能にする禁止状態解除制御手段とを設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
JP5031460A 1992-04-11 1993-01-27 画像形成装置 Withdrawn JPH0619312A (ja)

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JP11837492 1992-04-11
JP4-118374 1992-04-11
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JP13979092 1992-05-03
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07230241A (ja) * 1993-12-22 1995-08-29 Canon Inc 画像形成装置
JPH08179668A (ja) * 1994-12-22 1996-07-12 Canon Inc 画像形成装置
JP2011059167A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US9231532B2 (en) 2012-11-14 2016-01-05 Fujitsu Limited Amplifier circuit

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