JPH06138760A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06138760A
JPH06138760A JP4287456A JP28745692A JPH06138760A JP H06138760 A JPH06138760 A JP H06138760A JP 4287456 A JP4287456 A JP 4287456A JP 28745692 A JP28745692 A JP 28745692A JP H06138760 A JPH06138760 A JP H06138760A
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JP
Japan
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toner
developer
developing
latent image
photoconductor
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JP4287456A
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English (en)
Inventor
Nobuo Takami
伸雄 高見
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、現像ローラへのトナーの堆積によ
る不具合やクリーニング不良を防止してトナー飛散を少
なくすることを目的とする。 【構成】 この発明は、現像装置の現像剤交換時の旧現
像剤回収前に濃度検知手段1の検知値が所定値に達する
まで強制的に潜像形成手段に感光体上へ所定の静電潜像
を形成させてこの静電潜像を現像装置に現像させること
によりトナー消費を強制的に行わせてトナー濃度を下
げ、もしくは現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前
に濃度検知手段1の検知値が所定値に達するまで強制的
に現像装置内の現像剤に含まれるトナーを回収してトナ
ー濃度を下げるトナー濃度低下手段2と、このトナー濃
度低下手段2による強制的なトナー消費または強制的な
トナー回収が行われていない場合に現像剤回収手段によ
る現像剤の回収を不可能とし、もしくは警告を発する現
像剤回収不能化手段3とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,プリンタ等の画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置においては、一
般に感光体からなる像担持体を帯電チャージャにより一
様に帯電させて露光手段により光像を感光体に露光する
ことにより静電潜像を形成した後に、この静電潜像を現
像装置で2成分系現像剤もしくは1成分系現像剤で現像
して顕像とし、この顕像を転写装置により転写紙に転写
し、もしくは中間転写部材に転写してから転写紙に転写
して定着装置で定着するという作像動作を行っている。
また、感光体の残留トナーをクリーニング装置で除去し
て感光体をクリーニングし、除電器で残留電荷を消去し
ている。
【0003】転写紙は搬送ベルトにより搬送される場合
が有り、その搬送ベルトはベルトクリーニング装置によ
り残留トナーが除去される。クリーニング装置およびベ
ルトクリーニング装置はクリーニングブラシやクリーニ
ングブレードなどにより構成され、感光体や搬送ベルト
から除去したトナーを外部へ排出する。また、現像装置
は現像ローラに現像バイアス電源から現像バイアス電圧
が印加され、トナーを含む現像剤を現像ローラで感光体
に供給して感光体上の静電潜像を現像するものが多く用
いられている。
【0004】このような画像形成装置において、形成画
像の品質低下、例えば形成画像の地肌汚れによる品質低
下を防止するために、感光体上に一定パターンの顕像を
形成してこの顕像の濃度をフォトセンサにより検知する
とともに感光体の地肌部の濃度を検知し(感光体の残留
電位を検知し)、このフォトセンサの検知値に応じて感
光体の作像時における電位,現像バイアスあるいは露光
量を補正するようにしたものがある。
【0005】この画像形成装置では、現像装置で現像バ
イアス電圧を一定にして感光体上の静電潜像を現像する
と、感光体の残留電位の上昇に伴ってトナー消費量が増
加するばかりか、感光体の残留電位が一定値以上になる
と感光体上の顕像の濃度が飽和量に達してしまうので、
フォトセンサの検知値に基づいて感光体の残留電位を正
確に検知することができなくなる。
【0006】そこで、従来は、画像形成装置において、
例えば、一定パターンの顕像の形成直前におけるフォト
センサの検知値に基づいて現像バイアスを補正し、この
状態で感光体上に一定パターンの顕像を形成するように
して感光体残留電位の検知精度の向上を計っているもの
がある(特開昭63ー142370号公報参照)。
【0007】この画像形成装置にあっては、フルカラー
複写機の場合は、特に、低温低湿環境下で現像剤(特に
シアン,イエローのトナー)の帯電量が高いので、十分
な複写画像濃度を得るためには現像剤のトナー濃度を高
くしなければならない。このため、現像剤中のキャリア
のトナー保持力が低下して現像ローラの汚れが発生し易
くなり、現像ローラに堆積したしたトナーの電荷が実効
現像バイアスにずれを生じさせて全面的な地肌汚れが発
生することにより形成画像の品質が低下するという問題
がある。
【0008】この問題を解決するため、画像形成装置に
おいて、フォトセンサの検知値により現像バイアス電圧
を可変制御するようにしたものが提案されている。ま
た、画像形成装置においては、現像装置の現像剤を交換
する場合は現像剤廃出コイルの回転や現像ローラの回転
等で現像装置から現像剤を回収している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記画像形成装置で
は、現像ローラへのトナーの堆積が続くと、形成画像の
品質を高く保ったままフォトセンサの検知値により現像
バイアス電圧を可変制御することに困難を生じ、つまり
現像バイアス電圧の可変制御に限界がある。しかも、現
像ローラへ堆積したトナーが強固に固着し、これは溶剤
を用いないと除去できなきなってしまう。このような不
具合を防止する方法として考えられるのは(1)現像剤
が現像ローラから除去された状態(例えば現像装置にお
いて現像剤交換時に旧現像剤を回収した状態)でウエス
等でサービスマンが現像ローラを磨く方法、(2)作像
動作中に時々強制的にトナー濃度を最適な値より落して
(例えば一定枚数の作像動作毎に強制的にベタ部の現像
を行って)キャリアのトナー保持力を高めることにより
現像ローラ上の堆積トナーを現像剤に戻す方法がある。
【0010】しかし、(1)の方法では現像装置におけ
る現像領域の小さな開口部から現像ローラを長手方向お
よび全周にわたって清掃するのは困難であり、その手順
を忘れてしまうこともあり得る。また、(2)の方法で
は、トナー濃度を最適な値より落した後にまた改めて最
適な値まで調整するには時間がかかってしまう。
【0011】また、画像形成装置では、現像装置の現像
剤を交換するに至った場合は総じて現像剤の帯電能力が
低下している状況であり、つまり、所定濃度の画像を得
るためにトナー濃度を高く制御していて、又は現像剤の
トナー保持力が低下していてトナーが飛散し易い状況に
ある。この状況で現像剤廃出コイルの回転や現像ローラ
の回転等で現像装置から現像剤を急速に回収した場合に
は、現像剤廃出コイルの回転や現像ローラの回転等でト
ナーが飛散して周囲を汚してしまう。
【0012】さらにこの方法においては、転写紙のムラ
を防ぐために転写紙を通紙せずに感光体上への作像を行
うこととなるが、通常、転写後の残留トナーの入力量が
想定されて設計されている感光体上の残留トナーを除去
するためのクリーニング装置や、画像領域外の地肌汚れ
による残留トナーの入力量が想定されて設計されている
ベルトクリーニング装置は過負荷となり、トナー排出能
力不足によるトナーの装置内残留やクリーニングブラシ
のブロッキング等を発生してクリーニング不良や飛散ト
ナーの増大を引き起こす。特に、複数色の重ね画像によ
り画像形成を行うカラー画像形成装置においては、クリ
ーニング装置への過負荷が発生し易い。
【0013】本発明は、上記欠点を改善し、現像ローラ
へのトナーの堆積による不具合を防止できるばかりでな
くクリーニング不良を防止できてトナー飛散を少なくで
きる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、感光体と、この感光体上に
静電潜像を形成する潜像形成手段と、マグネットを内蔵
した現像ローラによりトナーを含む現像剤で前記感光体
上の静電潜像を現像する現像装置と、この現像装置内の
現像剤のトナー濃度もしくは前記感光体上のトナー像の
濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置に収容さ
れている現像剤を回収する現像剤回収手段とを有する画
像形成装置において、図1に示すように前記現像装置の
現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度検知手段1の
検知値が所定値に達するまで強制的に前記潜像形成手段
に前記感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこの静電
潜像を前記現像装置に現像させることによりトナー消費
を強制的に行わせてトナー濃度を下げ、もしくは前記現
像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度検知
手段1の検知値が所定値に達するまで強制的に前記現像
装置内の現像剤に含まれるトナーを回収してトナー濃度
を下げるトナー濃度低下手段2と、このトナー濃度低下
手段2による強制的なトナー消費または強制的なトナー
回収が行われていない場合に前記現像剤回収手段による
現像剤の回収を不可能とし、もしくは警告を発する現像
剤回収不能化手段3とを備えたものである。
【0015】また、請求項2記載の発明は、感光体と、
この感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、そ
れぞれ所定のステーションに設けられマグネットを内蔵
した現像ローラによりトナーを含む現像剤で前記感光体
上の静電潜像を現像する複数の現像装置と、この現像装
置内の現像剤のトナー濃度もしくは前記感光体上のトナ
ー像の濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置に
収容されている現像剤を回収する現像剤回収手段とを有
する画像形成装置において、図2に示すように前記現像
装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度検知手
段4の検知値が所定値に達するまで強制的に前記潜像形
成手段に前記感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこ
の静電潜像を前記現像装置に現像させることによりトナ
ー消費を強制的に行わせてトナー濃度を下げ、もしくは
前記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃
度検知手段4の検知値が所定値に達するまで強制的に前
記現像装置内の現像剤に含まれるトナーを回収してトナ
ー濃度を下げるトナー濃度低下手段5と、現像剤の回収
を行う現像装置を検知する検知手段6と、この検知手段
6で検知された現像装置について前記トナー濃度低下手
段5による強制的なトナー消費もしくは強制的なトナー
回収が行われていない場合に前記現像剤回収手段による
現像剤の回収を不可能とし、もしくは警告を発する現像
剤回収不能化手段7とを備えたものである。
【0016】請求項3記載の発明は、感光体と、この感
光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、マグネッ
トを内蔵した現像ローラによりトナーを含む現像剤で前
記感光体上の静電潜像を現像して顕像とする複数の現像
装置と、この複数の現像装置内の各現像剤のトナー濃度
もしくは前記感光体上のトナー像の濃度を検知する濃度
検知手段と、前記感光体上の顕像を搬送部材上の転写紙
もしくは中間転写部材に転写する転写手段と、前記転写
紙上の顕像もしくは前記中間転写部材から転写紙に転写
された顕像を定着させる定着装置と、前記感光体を顕像
転写後に清掃する第1のクリーニング装置と、前記搬送
部材もしくは中間転写部材を清掃する第2のクリーニン
グ装置と有する画像形成装置において、図3に示すよう
に前記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記
濃度検知手段8の検知値が所定値に達するまで強制的に
前記潜像形成手段に前記感光体上へ所定の静電潜像を形
成させてこの静電潜像を前記現像装置に現像させること
によりトナー消費を強制的に行わせるトナー消費手段9
と、このトナー消費手段9によりトナー消費が行われる
現像装置の数に応じて前記トナー消費の時に前記感光体
への作像パターンもしくは前記現像装置の作像条件を変
更する作像条件制御手段10とを備えたものである。
【0017】請求項4記載の発明は、感光体と、この感
光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、マグネッ
トを内蔵した現像ローラによりトナーを含む現像剤で前
記感光体上の静電潜像を現像して顕像とする複数の現像
装置と、この複数の現像装置内の各現像剤のトナー濃度
もしくは前記感光体上のトナー像の濃度を検知する濃度
検知手段と、前記感光体上の顕像を搬送部材上の転写紙
もしくは中間転写部材に転写する転写手段と、前記転写
紙上の顕像もしくは前記中間転写部材から転写紙に転写
された顕像を定着させる定着装置と、前記感光体を顕像
転写後に清掃する第1のクリーニング装置と、前記搬送
部材もしくは中間転写部材を清掃する第2のクリーニン
グ装置と有する画像形成装置において、図4に示すよう
に前記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記
濃度検知手段11の検知値が所定値に達するまで強制的
に前記潜像形成手段に前記感光体上へ所定の静電潜像を
形成させてこの静電潜像を前記現像装置に現像させるこ
とによりトナー消費を強制的に行わせるトナー消費手段
12と、このトナー消費手段12によりトナー消費が行
われる現像装置の数に応じて前記トナー消費の時に前記
トナー像転写の条件を通常の作像時とは異なるものとす
る転写条件制御手段13とを備えたものである。
【0018】請求項5記載の発明は、感光体と、この感
光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、マグネッ
トを内蔵した現像ローラによりトナーを含む現像剤で前
記感光体上の静電潜像を現像する複数の現像装置と、こ
の複数の現像装置内の各現像剤のトナー濃度もしくは前
記感光体上のトナー像の濃度を検知する濃度検知手段と
を有する画像形成装置において、図5に示すように前記
現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度検
知手段14の検知値が所定値に達するまで強制的に前記
潜像形成手段に前記感光体上へ所定の静電潜像を形成さ
せてこの静電潜像を前記現像装置に現像させることによ
りトナー消費を強制的に行わせるトナー消費手段15
と、このトナー消費手段15によりトナー消費が行われ
る現像装置のトナーもしくは現像剤に応じて前記トナー
消費の時の前記濃度検知手段14の設定値を通常の作像
時と異なるものとする作像条件制御手段16とを備えた
ものである。
【0019】請求項6記載の発明は、感光体と、この感
光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、マグネッ
トを内蔵した現像ローラによりトナーを含む現像剤で前
記感光体上の静電潜像を現像する現像装置と、この現像
装置内の現像剤のトナー濃度もしくは前記感光体上のト
ナー像の濃度を検知する濃度検知手段とを有する画像形
成装置において、図6に示すように前記現像装置の現像
剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度検知手段17の検
知値が所定値に達するまで強制的に前記潜像形成手段に
前記感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこの静電潜
像を前記現像装置に現像させることによりトナー消費を
強制的に行わせるトナー消費手段18と、このトナー消
費手段18によりトナー消費が行われているときの前記
濃度検知手段17の検知値に応じて前記静電潜像の形成
条件,前記現像の条件および前記現像ローラの回転数の
うち少なくとも1つをトナー濃度が大きくなるように、
もしくはトナー濃度が小さくなるように可変する作像条
件制御手段19とを備えたものである。
【0020】請求項7記載の発明は、感光体と、この感
光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、現像ロー
ラおよびトナー供給手段にバイアスがそれぞれ印加され
このトナー供給手段の回転によりトナーを供給して前記
現像ローラによりトナーを含む現像剤で前記感光体上の
静電潜像を現像する現像装置と、この現像装置内の現像
剤のトナー濃度もしくは前記感光体上のトナー像の濃度
を検知する濃度検知手段とを有する画像形成装置におい
て、図7に示すように前記現像装置の現像剤交換時の旧
現像剤回収前に前記濃度検知手段20の検知値が所定値
に達するまでトナー供給手段に印加するバイアス電圧を
トナー供給時に対し現像ローラを基準として正負反転さ
せて現像ローラ上のトナーを回収するトナー濃度低下手
段21と、このトナー濃度低下手段21によりトナー濃
度低下が行われているときの前記濃度検知手段20の検
知値に応じて前記トナー供給手段の印加バイアス,前記
現像ローラの印加バイアス,前記トナー供給手段の回転
数および回転デューティのうち少なくとも1つを可変す
る作像条件制御手段22とを備えたものである。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明では、トナー濃度低下手段
2が現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に濃度検
知手段1の検知値が所定値に達するまで強制的に潜像形
成手段に感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこの静
電潜像を現像装置に現像させることによりトナー消費を
強制的に行わせてトナー濃度を下げ、もしくは現像装置
の現像剤交換時の旧現像剤回収前に濃度検知手段1の検
知値が所定値に達するまで強制的に現像装置内の現像剤
に含まれるトナーを回収してトナー濃度を下げ、現像剤
回収不能化手段3がトナー濃度低下手段2による強制的
なトナー消費または強制的なトナー回収が行われていな
い場合に現像剤回収手段による現像剤の回収を不可能と
し、もしくは警告を発する。
【0022】請求項2記載の発明では、トナー濃度低下
手段5が現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に濃
度検知手段4の検知値が所定値に達するまで強制的に潜
像形成手段に感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこ
の静電潜像を現像装置に現像させることによりトナー消
費を強制的に行わせてトナー濃度を下げ、もしくは現像
装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に濃度検知手段4
の検知値が所定値に達するまで強制的に現像装置内の現
像剤に含まれるトナーを回収してトナー濃度を下げる。
現像剤の回収を行う現像装置が検知手段6により検知さ
れ、現像剤回収不能化手段7が検知手段6で検知された
現像装置についてトナー濃度低下手段5による強制的な
トナー消費もしくは強制的なトナー回収が行われていな
い場合に現像剤回収手段による現像剤の回収を不可能と
し、もしくは警告を発する。
【0023】請求項3記載の発明では、トナー消費手段
9が現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に濃度検
知手段8の検知値が所定値に達するまで強制的に潜像形
成手段に感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこの静
電潜像を現像装置に現像させることによりトナー消費を
強制的に行わせ、作像条件制御手段10がトナー消費手
段9によりトナー消費が行われる現像装置の数に応じて
トナー消費の時に感光体への作像パターンもしくは現像
装置の作像条件を変更する。
【0024】請求項4記載の発明では、トナー消費手段
12が現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に濃度
検知手段11の検知値が所定値に達するまで強制的に潜
像形成手段に感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこ
の静電潜像を現像装置に現像させることによりトナー消
費を強制的に行わせ、転写条件制御手段13がトナー消
費手段12によりトナー消費が行われる現像装置の数に
応じて前記トナー消費の時にトナー像転写の条件を通常
の作像時とは異なるものとする。
【0025】請求項5記載の発明では、トナー消費手段
15が現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に濃度
検知手段14の検知値が所定値に達するまで強制的に潜
像形成手段に感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこ
の静電潜像を現像装置に現像させることによりトナー消
費を強制的に行わせ、作像条件制御手段16がトナー消
費手段15によりトナー消費が行われる現像装置のトナ
ーもしくは現像剤に応じて前記トナー消費の時の濃度検
知手段14の設定値を通常の作像時と異なるものとす
る。
【0026】請求項6記載の発明では、トナー消費手段
18が現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に濃度
検知手段17の検知値が所定値に達するまで強制的に潜
像形成手段に感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこ
の静電潜像を現像装置に現像させることによりトナー消
費を強制的に行わせ、作像条件制御手段19がトナー消
費手段18によりトナー消費が行われているときの濃度
検知手段17の検知値に応じて静電潜像の形成条件,現
像の条件および現像ローラの回転数のうち少なくとも1
つをトナー濃度が大きくなるように、もしくはトナー濃
度が小さくなるように可変する。
【0027】請求項7記載の発明では、トナー濃度低下
手段21が現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に
濃度検知手段20の検知値が所定値に達するまでトナー
供給手段に印加するバイアス電圧をトナー供給時に対し
現像ローラを基準として正負反転させて現像ローラ上の
トナーを回収し、作像条件制御手段22がトナー濃度低
下手段21によりトナー濃度低下が行われているときの
濃度検知手段20の検知値に応じてトナー供給手段の印
加バイアス,現像ローラの印加バイアス,トナー供給手
段の回転数および回転デューティのうち少なくとも1つ
を可変する。
【0028】
【実施例】図9は本発明の第1実施例を示す。この第1
実施例は同一の転写紙上に感光体ドラムから複数の異な
る色の画像を重ね合わせて転写することによりカラー画
像を得るカラー複写機の一例であり、原稿の読み取りを
行うスキャナー部31と,このスキャナー部31からの
デジタル画像信号を電気的に処理する画像処理部32
と,この画像処理部32からの各色の画像信号に基づい
てカラー画像を転写紙上に形成するプリンタ部33とを
備えている。
【0029】スキャナー部31においては、原稿台34
上に載置された原稿が光源35により照明され、その反
射光像がミラー36〜38および結像レンズ39を通っ
てダイクロイックプリズム40により例えばR(レッ
ド),G(グリーン),B(ブルー)の各色に色分解さ
れてCCDを含む受光器41〜43に結像される。そし
て、光源35およびミラー36〜38からなる可動光学
系の移動により原稿の副走査が行われ、受光器41〜4
3が入射光像を主走査しながら光電変換した後にA/D
変換を行ってR,G,Bのデジタル画像信号として出力
する。この受光器41〜43からのR,G,Bのデジタ
ル画像信号は画像処理部32により所定の処理が施され
て各色の記録用画像信号、例えばBK(ブラック),Y
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の画像信
号に変換され、プリンタ部33へ出力される。この場
合、BK,Y,M,Cの画像信号はY,M,Cの画像信
号としてもよい。
【0030】プリンタ部33においては、それぞれ画像
処理部32からのBK,Y,M,Cの画像信号によりB
K,Y,M,Cの画像を形成して転写紙へ重ねて転写す
る記録装置44BK,44Y,44M,44Cを有し、
これらの記録装置44BK,44Y,44M,44Cは
それぞれ感光体ドラム45BK,45Y,45M,45
C、レーザ光46BK,46Y,46M,46Cをそれ
ぞれ出射する画像露光用レーザ光出射装置47BK,4
7Y,47M,47C、帯電チャージャ48BK,48
Y,48M,48C、現像装置49BK,49Y,49
M,49C、転写チャージャ50BK,50Y,50
M,50C、クリーニング装置51BK,51Y,51
M,51Cなどを有する。
【0031】記録装置44Cでは、感光体ドラム45C
はメインモータにより回転駆動されて帯電チャージュ4
8Cにより一様に帯電され、画像露光用レーザ光出射装
置47Cからのレーザ光46Cによる露光でC画像の静
電潜像が形成される。この場合、画像露光用レーザ光出
射装置47Cは画像処理部32からのCの画像信号によ
りレーザ光源を変調駆動してレーザ光源からCの画像信
号に応じた強度のレーザ光46Cを感光体ドラム44C
へ照射する。
【0032】感光体ドラム45C上の静電潜像は現像装
置49CによりCトナーとキャリアとを含む2成分系現
像剤で現像されてCトナー像からなる顕像となり、搬送
ベルト52上の転写紙へ転写チャージャ50Cにより転
写される。給紙装置53,54は2種類の転写紙が収容
され、選択された方が給紙コロ55,56により転写紙
をレジストローラ57へ給紙する。レジストローラ57
は所定のタイミングで転写紙を搬送ベルト52へ送出す
る。搬送ベルト52はローラ58〜60に掛け渡されて
回転駆動され、レジストローラ57から送出された転写
紙を搬送してこの転写紙に上述のように感光体ドラム4
4C上のCトナー像が転写チャージャ50Cにより転写
される。また、クリーニング装置51Cはトナー除去用
ブラシローラおよび除電装置を有し、感光体ドラム45
C上の残留トナーをCトナー像の転写後に除去する。
【0033】記録装置44M,44Y,44BKは記録
装置44Cと同様に作像動作を行う。すなわち、画像露
光用レーザ光出射装置47M,47Y,47BKはそれ
ぞれ画像処理部32からのM,Y,BKの画像信号によ
りレーザ光源を変調駆動してレーザ光源からM,Y,B
Kの画像信号に応じた強度のレーザ光46M,46Y,
46BKを感光体ドラム45M,45Y,45BKへ照
射し、感光体ドラム45M,45Y,45BKは帯電チ
ャージャ48M,48Y,48BKにより一様に帯電さ
れてレーザ光46M,46Y,46BKによる露光で
M,Y,BKの静電潜像が形成される。
【0034】これらの静電潜像は現像装置49M,49
Y,49BKによりMトナー,Yとなー,BKトナーと
キャリアとをそれぞれ含む2成分系現像剤で現像されて
Mトナー像,Yトナー像,BKトナー像からなる顕像と
なり、搬送ベルト52上の転写紙へ転写チャージャ50
M,50Y,50BKによりCトナー像とともに互いに
重なるように転写されてフルカラーの画像となる。ま
た、搬送ベルト52上の転写紙は顕像の転写後に定着装
置61により顕像が定着され、排紙ローラ62により外
部へ排出される。また、搬送ベルト52は転写紙搬送後
に除電器63により残留電荷が消去され、ベルトクリー
ニング装置64により残留トナーが除去される。
【0035】図14は上記現像装置49Cの構成を示
す。現像装置49Cは現像容器65C内には現像ローラ
66Cが配置され、Cトナーとキャリアとからなる2成
分系現像剤が現像容器65C内に収容される。現像ロー
ラC66は内部にマグネット67Cが配置され、現像バ
イアス電源68Cから現像バイアス電圧が印加される。
現像ローラ66Cは現像剤を表面に被着させながら回転
して感光体ドラム45Cへ現像剤を供給することにより
感光体ドラム45C上の静電潜像を現像する。現像ロー
ラ66C上の現像剤はドクターブレード74Cにより一
定量に規制される。現像ローラ66Cおよびスクリュー
75C,77Cはメインモータに同期して回転する。
【0036】トナータンク69C内にはCトナーが収容
され、トナー供給ローラ70Cがトナータンク69Cの
出口部に配置されている。トナー補給ローラ71Cは現
像ローラ66Cに近接して配置され、トナー供給ローラ
70C,薄層化ブレード72Cおよびシール部材73C
が周面に軸方向全域に渡って圧接されている。このトナ
ー補給ローラ71Cはトナー補給クラッチ74Cを介し
て駆動系に接続され、トナー補給クラッチ74Cのオン
で回転する。
【0037】トナー供給ローラ70Cはトナー補給ロー
ラ71Cに従動して回転してトナータンク69C内のト
ナーをトナー補給ローラ71Cに供給し、トナー補給ロ
ーラ71Cはトナー供給ローラ70Cはそのトナーを回
転により搬送する。このトナー供給ローラ71Cにより
搬送されるトナーは薄層化ブレード72Cにより薄層化
され、現像ローラ66C上の現像剤に補給されて現像剤
のトナー濃度が高くなる。
【0038】ドクターブレード74Cは現像ローラ66
C上の現像剤を一定量に規制して余分な現像剤を現像ロ
ーラ66C上から掻き落し、その現像剤がスクリュー7
5Cにより軸方向の一端側へ搬送されて溜り込む。この
現像剤は一定量以上になるとスクリューカバー76C内
に入り込んでスクリュー77Cによりスクリュー75C
とは逆の方向へ搬送される。なお、トナー補給ローラ7
1C,トナー供給ローラ70Cおよび薄層化ブレード7
2Cはトナー補給バイアス電源78Cからバイアス電圧
が印加され、また、トナータンク69Cは蓋を固定する
ための突起79Cが上端部外側に設けられている。
【0039】また、感光体ドラム45Cは画像処理部3
2に記憶されている一定パターンの画像信号により画像
露光用レーザ光出射装置47Cで一定パターンの画像が
書き込まれて静電潜像が形成され、この静電潜像が現像
装置49Cにより現像されて一定パターンの顕像80C
となる。反射型フォトセンサからなる濃度検知手段81
Cは感光体ドラム45C上の顕像80Cおよび地肌部の
濃度を検知し、このフォトセンサ81Cの検知信号に基
づいて制御部によりトナー補給クラッチ74Cがオン/
オフ制御されてトナー補給の制御が行われる。なお、フ
ォトセンサ81Cは現像装置49C内の現像剤のトナー
濃度を検知するようにしてもよい。
【0040】また、他の現像装置49M,49Y,49
BKは現像装置49Cと同様に構成され、現像剤として
Mトナーとキャリアとからなる2成分系現像剤,Yトナ
ーとキャリアとからなる2成分系現像剤,BKトナーと
キャリアとからなる2成分系現像剤がそれぞれ現像容器
内に収容されてトナータンク内にM,Y,BKの各トナ
ーが収容される。そして、現像装置49M,49Y,4
9BKは現像装置49Cと同様にトナー補給クラッチ7
4M,74Y,74BK(図15参照)がオンされるこ
とによりトナー補給を行い、トナー補給ローラ,トナー
供給ローラおよび薄層化ブレードにトナー補給バイアス
電源78M78Y,78BK(図15参照)からバイア
ス電圧が印加される。また、各記録装置44M,44
Y,44BKは記録装置44Cと同様に感光体ドラム4
5M,45Y,45BK上に一定パターンの顕像を形成
して感光体ドラム45M,45Y,45BK上の一定パ
ターンの顕像および地肌部の濃度を反射型フォトセンサ
81M,81Y,81BK(図15参照)で検知し、そ
の検知信号に基づいて制御部によりトナー補給クラッチ
をオン/オフ制御してトナー補給の制御を行う。なお、
フォトセンサ81M,81Y,81BKは各現像装置4
9M,49Y,49BK内の現像剤のトナー濃度を検知
するようにしてもよい。
【0041】また、この第1実施例は図10に示すよう
に画像処理部32の内部に現像剤回収器82が配設され
ている。この現像剤回収部82は図11〜図13に示す
ように構成され、内部に現像装置収容部83が設けられ
ていて現像装置49C,49M,49Y,49BKのう
ちの現像剤を交換すべき現像装置、例えば現像装置49
Cが開口82Aから現像装置収容部83に挿入される。
現像装置収容部83の上部には一対のチャンネル部材で
構成されたガイドレール84が固定され、現像装置49
Cの突起79Cがガイドレール84に挿入されて現像装
置49Cの開口(現像ローラが感光体ドラムと対向する
位置の開口)が下向きに設置するように現像装置49C
が傾斜させて現像装置収容部83に装填される。
【0042】現像装置収容部83の下部には現像装置4
9Cの開口と対向する位置に回収タンク85が配置さ
れ、この回収タンク85は図10に示すように導管8
6,87,88Y,88M,88C,88BK,89を
介してクリーニング装置51Y,51M,51C,51
BKおよびベルトクリーニング装置64と連結されてい
る。導管86,87,88Y,88M,88C,88B
K,89は垂直な導管86,88Y,88M,88C,
88BK,89および水平な導管87からなり、水平な
導管87の内部には搬送スクリュー90が配置されてい
る。
【0043】クリーニング装置51Y,51M,51
C,51BKは感光体ドラム45Y,41M,45C,
45BKから除去した残留トナーを導管88Y,88
M,88C,88BKへ排出し、ベルトクリーニング装
置64は搬送ベルト52から除去した残留トナーを導管
89へ排出する。これらの残留トナーは導管88Y,8
8M,88C,88BK,89内を落下して搬送スクリ
ュー90により導管87内を搬送され、導管86内を落
下して回収タンク85内に回収される。搬送スクリュー
90は駆動モータ91により減速歯車機構92を介して
回転駆動され、トナーを搬送する。
【0044】図11〜図13に示すように現像装置49
Cは現像ローラ66Cの回転軸B1にプーリB2および
歯車B3が固定してあり、記録装置44Cにセットされ
ている場合には歯車B3が回転駆動されることにより現
像ローラ66Cおよびスクリュー75C,77Cが回転
する。現像装置49Cが現像装置収容部83に装填され
た場合にはプーリB2が駆動部材4Aに着脱自在に装着
され、駆動部材4Aがプーリ4Bおよびベルト4Cを介
して現像材回収部駆動源により回転駆動されて現像ロー
ラ66Cおよびスクリュー75C,77Cが回転する。
【0045】現像剤回収部82は現像装置49Cが現像
装置収容部83にセットされた後に開口82Aに蓋93
が被せられる。この蓋93は固定ボルト94で現像剤回
収部82の本体に着脱可能に装着され、変位部材95を
回転可能に支持する。変位部材95は中心部の孔にマグ
ネット67Cの軸96が挿通され、この軸96は位置決
め部材97が圧入される。この位置決め部材97は中空
状のボス97Aおよび面板97Bを有し、ボス97Aの
切欠き円部が軸96の切欠き軸部と嵌合されて位置決め
部材97と軸96とが一体化される。
【0046】ボス97Aの先端部に設けられている凹部
97Cは変位部材95の爪95Aと係合され、変位部材
95の回転により軸96が回転してマグネット67Cの
主極Lが変位する。マグネット67Cの主極Lは記録装
置44Cにセットされている場合には図12に示すよう
に感光体ドラム45Cに対向する状態になっていたが、
変位部材95の把手95Bを持って回転させることで図
13に示すように回収タンク85に対向しない状態に変
位される。位置決め部材97は円弧状の長孔97Dおよ
びこれより径大な孔97Eが設けられ、固定ネジ98で
現像装置49Cに固定される。現像装置49C内の現像
剤は現像ローラ49Cが上述のように回転駆動されるこ
とにより回収タンク85に落下して回収される。その
後、現像装置49Cは新しい現像剤が収容されて記録装
置44Cにセットされる。他の現像装置49M,49
Y,49BKは記録装置49Cと同様に現像剤の交換が
行われる。
【0047】図15はこの第1実施例の回路構成を示
す。制御部99はマイクロコンピュータを用いて構成さ
れ、操作部100の各キーからの入力信号を取り込んで
操作部100の各表示器を制御する。また、制御部99
はフォトセンサ81C,81M,81Y,81BKの検
知信号を取り込んでA/D変換し、現像装置ステーショ
ンセンサ103C,103M,103Y,103BKの
検知信号および他の各種センサの検知信号を取り込む。
現像装置ステーションセンサ103C,103M,10
3Y,103BKは現像装置49C,49M,49Y,
49BKが記録装置44C,44M,44Y,44BK
内の所定のステーションに設置されていることをそれぞ
れ検知する。この現像装置ステーションセンサ103
C,103M,103Y,103BKは現像装置49
C,49M,49Y,49BKの着脱を検知するフォト
センサが用いられるが、各現像装置49C,49M,4
9Y,49BKに別個に設けられた爪状部材により現像
剤回収部82に各現像装置49C,49M,49Y,4
9BKがセットされたことを検知するものなどを用いて
もよい。
【0048】また、制御部99はドライバ101C,1
01M,101Y,101BKを介してトナー補給クラ
ッチ74C,74M,74Y,74BKを制御し、か
つ、ドライバを介して各記録装置44C,44M,44
Y,44BKのメインモータや現像剤回収部駆動源を制
御する。さらに、トナー補給バイアス電源78C,78
M,78Y,78BKや高圧電源102および複写機各
部を制御し、高圧電源102は各記録装置44C,44
M,44Y,44BKの帯電チャージャ48C,48
M,48Y,48BKおよび転写チャージャ50M,5
0Y,50BKを駆動する。
【0049】図16は制御部99の処理フローの一部を
示し、図17はこの第1実施例のタイミングチャートを
示す。この第1実施例は現像装置内の現像剤のトナー消
費を強制的に行わせてトナー濃度を下げるトナー消費モ
ードを有し、サービスマンまたはユーザは現像装置の現
像剤を交換する場合に現像装置を現像剤回収部82にセ
ットして現像装置から旧現像剤を回収させる前に操作部
100でトナー消費モードを選択して現像装置のステー
ションを入力する(現像装置がどの記録装置の現像装置
として配置されているものであるかを入力する)ことに
より、現像装置の現像剤のトナー濃度を旧現像剤の回収
前に下げさせることができる。
【0050】制御部99は操作部100からの入力信号
をチェックして操作部100によるモードの選択でトナ
ー消費モードが選択された時にはトナー消費モードを行
うべき現像装置がどのステーションのものであるかを判
断する。例えばその現像装置がマゼンタ画像を形成する
記録装置44Mの現像装置49Mであるとすれば、制御
部99はその記録装置44Mに対してメインモータをド
ライバを介して回転させることにより感光体ドラム45
Mを回転させると同時に、現像装置49Mの現像ローラ
およびスクリューをメインモータに同期して回転させ、
高圧電源電源102を介して帯電チャージャ48Mをオ
ンさせる。さらに、制御部99は画像処理部32から画
像露光用レーザ光出射装置47Mへ一定パターン(濃度
パッチ)の画像信号を送らせて感光体ドラム45M上に
一定パターンの静電潜像を形成させ、記録装置44M内
の現像バイアス電源をオンさせる。
【0051】現像装置49Mは感光体ドラム45M上の
一定パターンの静電潜像を現像して顕像とすることによ
り現像剤中のトナーを消費し、その顕像はフォトセンサ
からなる濃度センサ81Mにより濃度が検知された後に
クリーニング装置51Mにより感光体ドラム45Mから
除去される。制御部99は高圧電源電源102を介して
転写チャージャ50Mをオンさせてフォトセンサ81M
に濃度検知を開始させ、フォトセンサ81Mの検知信号
を取り込んでこれが設定値より小さいか否かを判断す
る。ここに、フォトセンサ81Mの検知信号は現像剤の
トナー濃度が高くなるほど大きくなる。
【0052】制御部99はフォトセンサ81Mの検知信
号が設定値より大きくない時には上述の動作を繰り返し
て行わせることによりトナー消費を続行させる。制御部
99はトナー消費モードではフォトセンサ81Mの検知
信号に関係無く現像装置49Mのトナー補給を全く行わ
ず、現像装置49M内の現像剤のトナー濃度が低下して
行くとともにフォトセンサ81Mの検知信号がが変化し
て行く。制御部99はフォトセンサ81Mの検知信号が
設定値より大きくなった時には画像処理部32から画像
露光用レーザ光出射装置47Mへの一定パターンの画像
信号の出力を終了させて現像バイアス電源68Cをオフ
させ、フォトセンサ81M,転写チャージャ50M,帯
電チャージャ48Mおよびメインモータをオフさせる。
ここに、上記設定値は現像装置49M内の現像剤のトナ
ー濃度低下による感光体ドラム45Mへのキャリア付着
や現像剤の流動性低下により現像剤回収に支障を来さな
い範囲において設定される。
【0053】制御部99は上述のような記録装置44M
に対するトナー消費モードの処理を行った際にはメモリ
内のトナー消費モードフラグMをLからHに変更してト
ナー消費モードの履歴を記憶する。サービスマン又はユ
ーザは現像装置49Mの上述のような現像剤トナー消費
が行われた後に現像剤回収部82に現像装置49Mをセ
ットして操作部100により現像剤回収開始の操作を行
う。制御部99は操作部100からの入力信号をチェッ
クして現像剤回収開始の操作が行われた場合には現像装
置ステーションセンサ103C,103M,103Y,
103BKからの検知信号により現像剤回収部82にセ
ットされた現像装置49Mのステーションを判断し、こ
のステーションの現像装置49Mについて上記メモリ内
のトナー消費モードフラグMによりトナー消費モードの
履歴をチェックしてトナー消費モードが選択されていな
いか否かを判断する。
【0054】制御部99は現像装置49Mについてトナ
ー消費モードが選択されていない場合には現像装置49
M内の現像剤のトナー濃度が下げられていないから、操
作部100に警告を発生させて確認を求める。サービス
マン又はユーザは操作部100による警告に対して確認
を行って操作部100により確認の操作をすると、制御
部99は現像剤回収部駆動源をオンして現像装置49M
の現像ローラを回転させ、現像装置49M内の現像剤が
回収タンク85に回収される。制御部99は現像装置4
9M内の現像剤の回収が終ると、現像剤回収部駆動源を
オフさせてメモリ内のトナー消費モードフラグMをHか
らLに戻してトナー消費モードの履歴を消去する。
【0055】また、制御部99は現像装置49C,49
Y,49BKの現像剤を交換する場合も現像装置49M
の現像剤を交換する場合と同様にトナー消費モードで現
像剤のトナー消費を行わせ、現像剤回収前にトナー消費
モードが選択されていない場合には確認を求めてから現
像剤回収部82に現像剤から現像剤を回収させる。
【0056】この第1実施例では、現像剤の回収前にト
ナー消費モードでトナー濃度を下げることにより、現像
剤のトナー保持力を高めることができ、現像ローラ側に
付着していたトナーを現像剤に保持させて現像剤の回収
を行うことができ、現像剤回収後の現像ローラの清掃が
容易になると共に、現像ローラの清掃を忘れて行わなか
った際の影響を小さくすることができる。しかも、現像
剤回収時に現像装置から飛散するトナーの量を少なくす
ることができる。さらに、現像剤回収前にトナー消費モ
ードでトナー濃度を下げていない場合に警告を発して確
認を求めるので、上記効果を確実に奏し、現像ローラの
トナー堆積・固着を防止することができる。
【0057】なお、制御部99がトナー消費モードの履
歴によりトナー消費モードが選択されていないか否かを
判断する代りに、現像装置49Mが現像剤回収部82に
セットされる直前のフォトセンサ81Mの検知値により
トナー消費モードが選択されていないか否かを判断する
ようにしてもよい。また、本実施例は例えば現像剤に対
する異物混入のチェックなどの理由で現像装置49Mか
ら回収した現像剤を再使用する場合を考慮して上記警告
による確認を求めるだけで現像剤回収部82の駆動を可
能にしているが、トナー消費モードの履歴がない場合ト
ナー消費モードでトナー消費が行われるまで現像剤回収
部82の駆動を不可能にするようにしてもよい。
【0058】また、本発明は単一の現像装置を有する画
像形成装置に同様に適用することができるが、その場合
には現像装置のステーション検知が不要になる。また、
複数の画像形成装置を有する画像形成装置であっても各
現像装置の寿命が同一になるように設計したものでは、
現像装置のステーション検知が不要になる。
【0059】図18は本発明の第2実施例における制御
部の処理フローの一部を示す。この第2実施例では、上
記第1実施例において、制御部99が図16に示す処理
フローの代りに図18に示す処理フローを実行する。現
像装置49Cはトナー補給バイアス電源78Cからトナ
ー供給ローラ70C,トナー補給ローラ71Cおよび薄
層化ブレード72Cにバイアス電圧が印加されてトナー
補給クラッチ74Cがオンすることによりトナータンク
69C内のトナーを現像ローラ66C上の現像剤に補給
するが、制御部99がトナー補給バイアス電源78Cの
バイアス電圧をトナー補給時に対して現像ローラ66C
を基準にして正負を反転することにより現像剤中のトナ
ーがトナータンク69Cに回収される。このトナー回収
はトナー回収モードで行われる。
【0060】制御部99は操作部100からの入力信号
をチェックして操作部100によるモードの選択でトナ
ー回収モードが選択された時にはトナー回収モードを行
うべき現像装置がどのステーションのものであるかを操
作部100からの入力信号により判断する。例えばその
現像装置がマゼンタ画像を形成する記録装置44Mの現
像装置49Mであるとすれば、制御部99はその記録装
置44Mに対してメインモータをドライバを介して回転
させることにより感光体ドラム45Mを回転させると同
時に、現像装置49Mの現像ローラおよびスクリューを
メインモータに同期して回転させ、高圧電源電源102
を介して帯電チャージャ48Mをオンさせる。さらに、
制御部99は画像処理部32から画像露光用レーザ光出
射装置47Mへ一定パターンの画像信号を送らせて感光
体ドラム45M上に一定パターンの静電潜像を形成さ
せ、記録装置44M内の現像バイアス電源をオンさせ
る。一定パターンの静電潜像は連続的なものではなく、
所定間隔をおいて形成されるものであってもよい。
【0061】現像装置49Mは感光体ドラム45M上の
一定パターンの静電潜像を現像して顕像とし、その顕像
はフォトセンサからなる濃度センサ81Mにより濃度が
検知された後にクリーニング装置51Mにより感光体ド
ラム45Mから除去される。制御部99は高圧電源電源
102を介して転写チャージャ50Mをオンさせ、トナ
ー補給クラッチ74Cをオンさせてトナー補給ローラ7
1Cおよびトナー供給ローラ70Cを回転させるととも
に、トナー補給バイアス電源78Cをオンさせてそのバ
イアス電圧をトナー補給時に対して現像ローラ66Cを
基準にして正負を反転させることでトナー回収バイアス
電圧にする。
【0062】具体的にはトナー補給ローラ71C上にて
負極性に帯電されるトナーに対して通常の作像時におい
ては現像ローラ66Cに印加される現像バイアス電圧を
基準として−100Vのポテンシャルを持つバイアス電
圧がトナー補給バイアス電源78Cからトナー供給ロー
ラ70C,トナー補給ローラ71Cおよび薄層化ブレー
ド72Cに印加されることによりトナータンク69C内
のトナーが現像ローラ66C上の現像剤に補給される。
そして、トナー回収モードでは現像ローラ66Cに印加
される現像バイアス電圧を基準として+100Vのポテ
ンシャルを持つバイアス電圧がトナー補給バイアス電源
78Cからトナー供給ローラ70C,トナー補給ローラ
71Cおよび薄層化ブレード72Cに印加されることに
より現像剤のトナーがトナータンク69Cに回収され
る。さらに、制御部99はフォトセンサ81Mに濃度検
知を開始させ、フォトセンサ81Mの検知信号を取り込
んでこれが設定値より小さいか否かを判断する。
【0063】制御部99はフォトセンサ81Mの検知信
号が設定値より大きくない時には上述の動作を繰り返し
て行わせることによりトナー回収を続行させる。これに
より、現像装置49M内の現像剤のトナー濃度が低下し
て行くとともにフォトセンサ81Mの検知信号がが変化
して行く。制御部99はフォトセンサ81Mの検知信号
が設定値より大きくなった時には画像処理部32から画
像露光用レーザ光出射装置47Mへの一定パターンの画
像信号の出力を終了させてトナー補給クラッチ74Cお
よび現像バイアス電源68Cをオフさせ、フォトセンサ
81M,転写チャージャ50M,帯電チャージャ48M
およびメインモータをオフさせる。ここに、上記設定値
は現像装置49M内の現像剤のトナー濃度低下による感
光体ドラム45Mへのキャリア付着や現像剤の流動性低
下により現像剤回収に支障を来さない範囲において設定
される。
【0064】制御部99は上述のような記録装置44M
に対するトナー回収モードの処理を行った際にはメモリ
内のトナー回収モードフラグMをLからHに変更してト
ナー回収モードの履歴を記憶する。サービスマン又はユ
ーザは現像装置49Mの上述のようなトナー回収が行わ
れた後に現像剤回収部82に現像装置49Mをセットし
て操作部100により現像剤回収開始の操作を行う。制
御部99は操作部100からの入力信号をチェックして
現像剤回収開始の操作が行われた場合には現像装置ステ
ーションセンサ103C,103M,103Y,103
BKからの検知信号により現像剤回収部82にセットさ
れた現像装置49Mのステーションを判断し、このステ
ーションの現像装置49Mについて上記メモリ内のトナ
ー回収モードフラグMによりトナー回収モードの履歴を
チェックしてトナー回収モードが選択されていないか否
かを判断する。
【0065】制御部99は現像装置49Mについてトナ
ー回収モードが選択されていない場合には現像装置49
M内の現像剤のトナー濃度が下げられていないから、操
作部100に警告を発生させて確認を求める。サービス
マン又はユーザは操作部100による警告に対して確認
を行って操作部100により確認の操作をすると、制御
部99は現像剤回収部駆動源をオンして現像装置49M
の現像ローラを回転させ、現像装置49M内の現像剤が
回収タンク85に回収される。制御部99は現像装置4
9M内の現像剤の回収が終ると、現像剤回収部駆動源を
オフさせてメモリ内のトナー回収モードフラグMをHか
らLに戻してトナー回収モードの履歴を消去する。
【0066】また、制御部99は現像装置49C,49
Y,49BKの現像剤を交換する場合も現像装置49M
の現像剤を交換する場合と同様にトナー回収モードで現
像剤のトナー回収を行わせ、現像剤回収前にトナー回収
モードが選択されていない場合には確認を求めてから現
像剤回収部82に現像剤から現像剤を回収させる。
【0067】なお、制御部99がトナー回収モードの履
歴によりトナー回収モードが選択されていないか否かを
判断する代りに、現像装置49Mが現像剤回収部82に
セットされる直前のフォトセンサ81Mの検知値により
トナー回収モードが選択されていないか否かを判断する
ようにしてもよい。また、本実施例は例えば現像剤に対
する異物混入のチェックなどの理由で現像装置49Mか
ら回収した現像剤を再使用する場合を考慮して上記警告
による確認を求めるだけで現像剤回収部82の駆動を可
能にしているが、トナー回収モードの履歴がない場合ト
ナー回収モードでトナー回収が行われるまで現像剤回収
部82の駆動を不可能にするようにしてもよい。
【0068】また、本発明は単一の現像装置を有する画
像形成装置に同様に適用することができるが、その場合
には現像装置のステーション検知が不要になる。また、
複数の画像形成装置を有する画像形成装置であっても各
現像装置の寿命が同一になるように設計したものでは、
現像装置のステーション検知が不要になる。
【0069】この第2実施例では、現像剤の回収前にト
ナー回収モードでトナー濃度を下げることにより、現像
剤のトナー保持力を高めることができ、現像ローラ側に
付着していたトナーを現像剤に保持させて現像剤の回収
を行うことができ、現像剤回収後の現像ローラの清掃が
容易になると共に、現像ローラの清掃を忘れて行わなか
った際の影響を小さくすることができる。しかも、現像
剤回収時に現像装置から飛散するトナーの量を少なくす
ることができる。また、現像剤回収前にトナー消費モー
ドでトナー濃度を下げていない場合に警告を発して確認
を求めるので、上記効果を確実に奏し、現像ローラのト
ナー堆積・固着を防止することができる。さらに、第1
実施例のようにトナー消費を行う代りにトナー回収を行
うので、トナー消費の無駄を少なくすることができると
共に、クリーニング装置に対する負荷を小さくすること
ができ、かつ、クリーニング装置等でのトナー飛散を少
なくできる。
【0070】図19は本発明の第3実施例における制御
部の処理フローの一部を示す。この第3実施例では、上
記第1実施例において、制御部99が図16に示す処理
フローの代りに図19に示す処理フローを実行し、トナ
ー消費モードが選択されてトナー消費を行うべき現像装
置のステーションが選択された際にそのステーションの
数を判断して画像処理部32からトナー消費を行うべき
記録装置内の画像露光用レーザ光出射装置へステーショ
ンの数に応じたパターンの画像信号を送らせるようにす
る。
【0071】トナー消費を行うべき現像装置のステーシ
ョンが1つのみ選択された場合には図20に示すように
トナー消費モードで100%の作像を行ってもクリーニ
ング装置の能力に余裕があるから、制御部99は画像処
理部32に対して100%の作像を行うパターンの画像
信号を選択させてトナー消費を行うべき記録装置内の画
像露光用レーザ光出射装置へ送らせる。しかし、トナー
消費を行うべき現像装置のステーションが複数選択され
た場合にはトナー消費モードで100%の作像を行う
と、ベルトクリーニング装置64の能力が限界を越える
ことがある。そこで、制御部99はトナー消費を行うべ
き現像装置のステーションの数を判断してベルトクリー
ニング装置64の能力が限界を越える場合には画像処理
部32からトナー消費を行うべき記録装置内の画像露光
用レーザ光出射装置へパターンの画像信号を変更させて
ステーションの数に応じて作像率が小さくなるパターン
の画像信号を送らせ、例えばステーションの数が4つで
ある場合には画像処理部32において図21に示すよう
に25%の作像率のパターンの画像信号を選択させてト
ナー消費を行うべき記録装置内の画像露光用レーザ光出
射装置へ送らせることによりベルトクリーニング装置6
4の能力が限界を越えないようにする。このため、各記
録装置における感光体ドラムのトナー付着量は25%に
低減され、クリーニング装置の能力に余裕があることに
なる。
【0072】制御部99は各パターンの画像信号の変更
を公知の方法で行う。この方法は感光体ドラム上に作像
する露光ドットの間引きを行う方法、画像露光用レーザ
光出射装置の駆動電流に対してパルスやパワーの変調を
行う方法があり、また、感光体ドラムの帯電電位を変更
したり現像バイアス電圧を変更したして作像のポテンシ
ャルを変更する方法がある。
【0073】この第3実施例では、第1実施例の効果を
奏するだけでなく、トナー消費モードで作像をフリーラ
ンモードで行う場合にもベルトクリーニング装置64の
過大なトナー入力を防止することができ、ベルトクリー
ニング装置64の許容範囲内で最も多くのトナー消費量
を得ることができてトナー消費モードに要する時間を短
くすることができる。しかも、トナー消費モードで転写
紙の通紙を行う場合にも定着装置が過大なトナーによる
定着オフセットでダメージを受けることを防止すること
ができる。
【0074】なお、第3実施例において、ステーション
の数に応じて作像率が小さくなるパターンの画像信号を
選択する代りに、トナー消費またはトナー回収を行う現
像装置の作像条件をそのステーションの数に応じて変更
するようにしてもよい。
【0075】上記第1実施例においては、トナー消費モ
ードで現像装置により感光体ドラム45C,45M,4
5Y,45BK上に付着されたトナーは転写チャージャ
50C,50M,50Y,50BKによりにより搬送ベ
ルト52に転写されてベルトクリーニング装置64によ
り回収される。ここで、転写チャージャ50C,50
M,50Y,50BKに高圧電源102から印加する電
流とトナーの転写率とは図22に示すような関係にあ
り、通常の作像で最大の転写率が得られるような電流I
tが高圧電源102から転写チャージャ50C,50
M,50Y,50BKに印加される。
【0076】本発明の第4実施例では、上記第1実施例
において、制御部99がトナー消費モードでは高圧電源
102を制御して高圧電源102から転写チャージャ5
0C,50M,50Y,50BKへの電流をItより小
さなIt’に変更させる。したがって、トナー消費モー
ドでは転写チャージャ50C,50M,50Y,50B
Kによるトナー転写率が通常の作像時より低下し、現像
装置49C,49M,49Y,49BKにより感光体ド
ラム45C,45M,45Y,45BK上に付着された
トナーのうちのかなりの部分が転写残トナーとなってク
リーニング装置51C,51M,51Y,51BKによ
り除去されることになる。
【0077】この第4実施例ではクリーニング装置51
C,51M,51Y,51BKと感光体ドラム45C,
45M,45Y,45BKが1対1で対応しているの
で、クリーニング装置51C,51M,51Y,51B
Kは余裕が残されている。そして、トナー消費モードで
複数の現像装置が選択されて100%の作像が行われて
も高圧電源102から転写チャージャ50C,50M,
50Y,50BKへの電流を小さなIt’に変更するの
で、感光体ドラム45C,45M,45Y,45BK上
に付着されたトナーをクリーニング装置51C,51
M,51Y,51BKとベルトクリーニング装置64と
で分担して除去することによりベルトクリーニング装置
64の入力トナーを減らすことができてベルトクリーニ
ング装置64の入力トナーが能力の限界を越えることが
なくなり、各クリーニング装置でのトナー飛散も少なく
なる。また、各クリーニング装置の負荷分散によりトナ
ー消費モードに要する時間を短縮することができる。ま
た、制御部99による転写チャージャ50C,50M,
50Y,50BKの電流制御は作像パターンの変更やシ
ーケンスの制御に比べてシンプルにできる。
【0078】なお、この第4実施例において、制御部9
9がトナー消費モードでトナー消費を行うべき現像装置
のステーションの数を第3実施例と同様に判断し、その
数に応じて高圧電源102から転写チャージャ50C,
50M,50Y,50BKへの電流をItより小さな値
に変更するようにしてもよい。また、単一の現像装置と
搬送ベルトとを有する画像形成装置や、搬送ベルトの代
りに搬送ドラムを用いた画像形成装置において、第4実
施例と同様にトナー消費モードで転写チャージャの電流
を通常の作像時の電流より小さな値に変更するようにし
てもよい。また、第4実施例において、制御部99がト
ナー消費モードで転写チャージャ50C,50M,50
Y,50BKへの電流をフォトセンサ81C,81M,
81Y,81BKの検知値に応じてItより小さな値に
変更するようにしてもよい。
【0079】図23は本発明の第5実施例のプリンタ部
の概略を示す。この第6実施例では、第1実施例におい
て、プリンタ部33の代りに図23に示すプリンタ部が
用いられる。このプリンタ部においては、感光体ドラム
45がメインモータにより回転駆動されて帯電チャージ
ャ48により一様に帯電され、画像露光用レーザ光出射
装置47によりレーザ光が照射されて静電潜像が形成さ
れることにより画像が書き込まれる。この場合、画像露
光用レーザ光出射装置47は画像処理部32からのB
K,C,M,Yの各画像信号が順次に送られてきてこの
画像信号に応じた強度のレーザ光で感光体ドラム45を
走査することによってBK,C,M,Yの各静電潜像を
順次に形成する。
【0080】このBK,C,M,Yの各静電潜像はそれ
ぞれ現像装置49BKa,49Ca,49Ma,49Y
aにてBKトナーとキャリアとからなる2成分系現像
剤,Cトナーとキャリアとからなる2成分系現像剤,M
トナーとキャリアとからなる2成分系現像剤,Yトナー
とキャリアとからなる2成分系現像剤により現像されて
BK,C,M,Yの顕像となり、中間転写ベルト104
上に重ねて転写されてフルカラーの画像となる。現像装
置49BKa,49Ca,49Ma,49Yaは現像ロ
ーラ66BKa,66Ca,66Ma,66Yaにより
現像剤を感光体ドラム45へ供給して静電潜像を現像す
るものであり、現像動作を行うもののみが感光体ドラム
45に当接もしくは近接する現像位置に移動し、現像動
作を行わないものが現像位置より退避する。
【0081】中間転写ベルト104は転写バイアスロー
ラ105,106および他のローラ107〜109に掛
け渡されて回転駆動され、転写バイア電源から転写バイ
アスローラ105,106の一方もしくは両方を介して
バイアス電圧が印加されて感光体ドラム45上のBK,
C,M,Yの顕像が重ねて転写されることによりフルカ
ラーの画像が形成される。また、転写紙が給紙装置から
レジストローラ57へ給紙され、レジストローラ57が
中間転写ベルト104上のフルカラー画像に合わせて転
写紙を送出する。
【0082】この転写紙は転写ドラム110により中間
転写ベルト104上のフルカラー画像が転写されて搬送
ベルト111により搬送され、定着装置61によりフル
カラー画像が定着されて外部へ排出される。また、感光
体ドラム45は顕像の転写後にクリーニング装置49に
より残留トナーが除去され、また、中間転写ベルト10
4はフルカラー画像の転写後にベルトクリーニング装置
112により残留トナーが除去される。ベルトクリーニ
ング装置112は中間転写ベルト104上にBK,C,
M,Yの顕像の重ね転写によるフルカラー画像が形成さ
れている時には中間転写ベルト104から退避して画像
を乱さないようにしている。また、濃度センサ81BK
a,81Ca,81Ma,81Yaは上記フォトセンサ
81BK,81C,81M,81Yの代りに用いられ、
各現像装置49BKa,49Ca,49Ma,49Ya
内の現像剤のトナー濃度を検知する。
【0083】このプリンタ部では第4実施例のプリンタ
部と同様に制御部が第4実施例のプリンタ部の制御部と
同様に操作部や濃度センサ81BKa,81Ca,81
Ma,81Ya、現像装置ステーションセンサなどから
の入力信号を取り込んでメインモータ、高圧電源、画像
処理部、画像露光用レーザ光出射装置47、現像バイア
ス電源などの各部を制御する。そして、制御部が第4実
施例のプリンタ部の制御部と同様にトナー消費モードを
行うとともに、トナー消費モードで上記転写バイアス電
源の出力電流を通常の作像時の電流より小さな値に変更
する。したがって、第5実施例では第4実施例と同様な
効果が得られる。
【0084】上記第1実施例においては、制御部99が
トナー消費モードを行うべき選択された現像装置につい
てトナー消費モードでフォトセンサの検知信号が設定値
より小さいか否かを判断するが、本発明の第6実施例で
は、第1実施例において、制御部が上記設定値をトナー
消費モードを行うべき選択された現像装置毎にそのトナ
ーの種類又は現像剤の種類に応じて互いに異なる最適な
値とする。したがって、この第6実施例では、経時での
キャリアのトナー保持力低下の度合(現像ローラの汚れ
度合)や、経時でのキャリアのトナー保持力の変化およ
びトナー飛散度合の変化、トナー濃度低下に対する感光
体ドラムへのキャリア付着の余裕度が異なっている場合
でも、必要以上にトナー濃度を下げることをなくしてト
ナー消費モードに要する時間を短くでき、トナー濃度を
下げ過ぎての感光体ドラムへのキャリア付着による装置
へのダメージを防止することができる。
【0085】図24は本発明の第7実施例における制御
部の処理フローの一部を示し、図25はそのタイミング
チャートを示す。この第7実施例では、第4実施例にお
いて、制御部99が図16の処理フローの代わりに図2
4の処理フローを実行し、フォトセンサの検知値が設定
値より小さいか否かを判断する場合にその設定値を2つ
の設定値1,2とする。すなわち、制御部99はフォト
センサに濃度検知を開始させて先ずフォトセンサの検知
信号が設定値1より小さいか否かを判断する。そして、
制御部99はフォトセンサの検知信号が設定値1より大
きくない時には前述のトナー消費動作を繰り返して行わ
せることによりトナー消費を続行させる。制御部99は
トナー消費モードではフォトセンサの検知信号に関係無
く現像装置のトナー補給を全く行わず、現像装置内の現
像剤のトナー濃度が低下して行くとともにフォトセンサ
の検知信号が変化して行く。
【0086】制御部99はフォトセンサの検知信号が設
定値1より大きくなった時には静電潜像形成条件、例え
ば画像処理部32から画像露光用レーザ光出射装置への
一定パターンの画像信号を現像量が大きくなるように変
更させてトナー消費動作を続行させ、フォトセンサの検
知信号が設定値2より大きいか否かを判断する。そし
て、制御部99はフォトセンサの検知信号が設定値2よ
り大きくない時にはトナー消費動作を繰り返して行わせ
ることによりトナー消費を続行させ、フォトセンサの検
知信号が設定値1より小さくなった時には画像処理部3
2から画像露光用レーザ光出射装置への一定パターンの
画像信号の出力を終了させる。
【0087】この第7実施例では、第4実施例におい
て、トナー消費モードの途中で静電潜像形成条件を現像
量が大きくなる方向に変更するので、トナー濃度の低下
で感光体ドラム上の静電潜像に対する現像量が小さくな
って現像されたトナーの回収部(例えばベルトクリーニ
ング装置64)余裕が出たところで再び現像量を大きく
することになってトナー消費モードに要する時間を短く
できる。
【0088】なお、第7実施例において、静電潜像形成
条件の変更は感光体ドラムの帯電電位や露光量の変更に
より行うようにしてもよく、また、現像バイアス電圧や
現像ローラの回転数などの変更による現像装置の現像能
力の変更により行うようにしてもよい。また、第7実施
例において、フォトセンサの検知信号が設定値1より大
きくなった時に制御部99が静電潜像形成条件を現像量
が大きくなるように変更させる代りに、静電潜像形成条
件を現像量が小さくなるように変更させる場合も考えら
れる。このようにすれば、トナー消費モードに要する時
間を短くするために急速にトナー消費を行った場合に発
生するフォトセンサの検知濃度または現像ローラ上の現
像剤のトナー濃度と他の部分(現像装置の現像剤溜り部
など)の現像剤のトナー濃度との差(現像装置の現像剤
撹拌能力が単時間では追いつかないためのもの)により
第5実施例の効果が少なくなることを防止できる。
【0089】図8は本発明の第8実施例における制御部
の処理フローの一部を示す。この第8実施例では、第2
実施例において、制御部99が図18の処理フローの代
わりに図8の処理フローを実行し、フォトセンサの検知
値が設定値より小さいか否かを判断する場合にその設定
値を2つの設定値1,2とする。すなわち、制御部99
はフォトセンサに濃度検知を開始させて先ずフォトセン
サの検知信号が設定値1より小さいか否かを判断する。
そして、制御部99はフォトセンサの検知信号が設定値
1より大きくない時には前述のトナー回収動作を繰り返
して行わせることによりトナー回収を続行させる。
【0090】制御部99はフォトセンサの検知信号が設
定値1より大きくなった時にはトナー回収能力、例えば
トナー補給バイアス電源のバイアス電圧をトナー回収量
を大きくする方向に変更させてトナー回収動作を続行さ
せ、フォトセンサの検知信号が設定値2より小さいか否
かを判断する。そして、制御部99はフォトセンサの検
知信号が設定値2より小さくない時にはトナー回収動作
を繰り返して行わせることによりトナー回収を続行さ
せ、フォトセンサの検知信号が設定値1より小さくなっ
た時にはトナー回収動作を終了させる。
【0091】この第8実施例では、第2実施例におい
て、トナー回収モードの途中でトナー回収能力を大きく
なるように変更するので、トナー濃度の低下でトナー補
給ローラへのトナー移動量が小さくなって現像剤回収部
82に余裕が出たところで再びトナー移動量を大きくす
ることになってトナー消費モードに要する時間を短くで
きる。
【0092】この第8実施例での現像剤トナー濃度低下
動作はトナー回収動作により行い、感光体上からクリー
ニング装置により廃トナーとして排出されるムダを小さ
くしているので、感光体へのパターン作像はフォトセン
サによる濃度検知が行える最小のものであれば良い。た
だし、トナー回収効率よりも時間短縮を優先させるので
あればパターン作像を大きくしても良い。この場合は第
4実施例よりもさらに短時間とすることが可能となる。
【0093】なお、第8実施例において、トナー回収能
力の変更は現像バイアス電圧やトナー補給ローラの回転
数および回転デューティなどを変更することにより行う
ようにしてもよい。また、第7実施例において、フォト
センサの検知信号が設定値1より小さくなった時に制御
部99がトナー回収能力が大きくなるように変更させる
代りに、トナー回収能力が小さくなるように変更させて
もよい。このようにすれば、トナー回収モードに要する
時間を短くするために急速にトナー回収を行った場合に
発生するフォトセンサの検知濃度または現像ローラ上の
現像剤のトナー濃度と他の部分(現像装置の現像剤溜り
部など)の現像剤のトナー濃度との差(現像装置の現像
剤撹拌能力が単時間では追いつかないためのもの)によ
り第2実施例の効果が少なくなることを防止できる。
【0094】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、感光体と、この感光体上に静電潜像を形成する潜像
形成手段と、マグネットを内蔵した現像ローラによりト
ナーを含む現像剤で前記感光体上の静電潜像を現像する
現像装置と、この現像装置内の現像剤のトナー濃度もし
くは前記感光体上のトナー像の濃度を検知する濃度検知
手段と、前記現像装置に収容されている現像剤を回収す
る現像剤回収手段とを有する画像形成装置において、前
記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度
検知手段の検知値が所定値に達するまで強制的に前記潜
像形成手段に前記感光体上へ所定の静電潜像を形成させ
てこの静電潜像を前記現像装置に現像させることにより
トナー消費を強制的に行わせてトナー濃度を下げ、もし
くは前記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前
記濃度検知手段の検知値が所定値に達するまで強制的に
前記現像装置内の現像剤に含まれるトナーを回収してト
ナー濃度を下げるトナー濃度低下手段と、このトナー濃
度低下手段による強制的なトナー消費または強制的なト
ナー回収が行われていない場合に前記現像剤回収手段に
よる現像剤の回収を不可能とし、もしくは警告を発する
現像剤回収不能化手段とを備えたので、現像剤の回収前
にトナー濃度を下げることにより現像剤のトナー保持力
を高めることができ、現像ローラ側に付着していたトナ
ーを現像剤に保持させて現像剤の回収を行うことがで
き、現像剤回収後の現像ローラの清掃が容易になると共
に、現像ローラの清掃を忘れて行わなかった際の影響を
小さくすることができる。しかも、現像剤回収時に現像
装置から飛散するトナーの量を少なくすることができ
る。さらに、現像剤回収前にトナー濃度を下げていない
場合に警告を発して確認を求めるので、上記効果を確実
に奏し、現像ローラのトナー堆積・固着を防止すること
ができる。
【0095】請求項2記載の発明によれば、感光体と、
この感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、そ
れぞれ所定のステーションに設けられマグネットを内蔵
した現像ローラによりトナーを含む現像剤で前記感光体
上の静電潜像を現像する複数の現像装置と、この現像装
置内の現像剤のトナー濃度もしくは前記感光体上のトナ
ー像の濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置に
収容されている現像剤を回収する現像剤回収手段とを有
する画像形成装置において、前記現像装置の現像剤交換
時の旧現像剤回収前に前記濃度検知手段の検知値が所定
値に達するまで強制的に前記潜像形成手段に前記感光体
上へ所定の静電潜像を形成させてこの静電潜像を前記現
像装置に現像させることによりトナー消費を強制的に行
わせてトナー濃度を下げ、もしくは前記現像装置の現像
剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度検知手段の検知値
が所定値に達するまで強制的に前記現像装置内の現像剤
に含まれるトナーを回収してトナー濃度を下げるトナー
濃度低下手段と、現像剤の回収を行う現像装置を検知す
る検知手段と、この検知手段で検知された現像装置につ
いて前記トナー濃度低下手段による強制的なトナー消費
もしくは強制的なトナー回収が行われていない場合に前
記現像剤回収手段による現像剤の回収を不可能とし、も
しくは警告を発する現像剤回収不能化手段とを備えたの
で、現像剤の回収前にトナー濃度を下げることにより現
像剤のトナー保持力を高めることができ、現像ローラ側
に付着していたトナーを現像剤に保持させて現像剤の回
収を行うことができ、現像剤回収後の現像ローラの清掃
が容易になると共に、現像ローラの清掃を忘れて行わな
かった際の影響を小さくすることができる。しかも、現
像剤回収時に現像装置から飛散するトナーの量を少なく
することができる。また、現像剤回収前にトナー濃度を
下げていない場合に警告を発して確認を求めるので、上
記効果を確実に奏し、現像ローラのトナー堆積・固着を
防止することができる。
【0096】請求項3記載の発明によれば、感光体と、
この感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、マ
グネットを内蔵した現像ローラによりトナーを含む現像
剤で前記感光体上の静電潜像を現像して顕像とする複数
の現像装置と、この複数の現像装置内の各現像剤のトナ
ー濃度もしくは前記感光体上のトナー像の濃度を検知す
る濃度検知手段と、前記感光体上の顕像を搬送部材上の
転写紙もしくは中間転写部材に転写する転写手段と、前
記転写紙上の顕像もしくは前記中間転写部材から転写紙
に転写された顕像を定着させる定着装置と、前記感光体
を顕像転写後に清掃する第1のクリーニング装置と、前
記搬送部材もしくは中間転写部材を清掃する第2のクリ
ーニング装置と有する画像形成装置において、前記現像
装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度検知手
段の検知値が所定値に達するまで強制的に前記潜像形成
手段に前記感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこの
静電潜像を前記現像装置に現像させることによりトナー
消費を強制的に行わせるトナー消費手段と、このトナー
消費手段によりトナー消費が行われる現像装置の数に応
じて前記トナー消費の時に前記感光体への作像パターン
もしくは前記現像装置の作像条件を変更する作像条件制
御手段とを備えたので、請求項1記載の発明と同様な効
果を奏するだけでなく、トナー消費動作で作像をフリー
ランモードにて行う場合に第2のクリーニング装置の過
大なトナー入力を防止することができ、第2のクリーニ
ング装置の許容範囲内で最も多くのトナー消費量を得る
ことができてトナー消費動作に要する時間を短くするこ
とができる。また、トナー消費動作で転写紙の通紙を行
う場合には定着装置が過大なトナーによる定着オフセッ
トでダメージを受けることを防止することができる。
【0097】請求項4記載の発明によれば、感光体と、
この感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、マ
グネットを内蔵した現像ローラによりトナーを含む現像
剤で前記感光体上の静電潜像を現像して顕像とする複数
の現像装置と、この複数の現像装置内の各現像剤のトナ
ー濃度もしくは前記感光体上のトナー像の濃度を検知す
る濃度検知手段と、前記感光体上の顕像を搬送部材上の
転写紙もしくは中間転写部材に転写する転写手段と、前
記転写紙上の顕像もしくは前記中間転写部材から転写紙
に転写された顕像を定着させる定着装置と、前記感光体
を顕像転写後に清掃する第1のクリーニング装置と、前
記搬送部材もしくは中間転写部材を清掃する第2のクリ
ーニング装置と有する画像形成装置において、前記現像
装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度検知手
段の検知値が所定値に達するまで強制的に前記潜像形成
手段に前記感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこの
静電潜像を前記現像装置に現像させることによりトナー
消費を強制的に行わせるトナー消費手段と、このトナー
消費手段によりトナー消費が行われる現像装置の数に応
じて前記トナー消費の時に前記トナー像転写の条件を通
常の作像時と異なるものとする転写条件制御手段とを備
えたので、現像剤の回収前にトナー濃度を下げることに
より現像剤のトナー保持力を高めることができ、現像ロ
ーラ側に付着していたトナーを現像剤に保持させて現像
剤の回収を行うことができ、現像剤回収後の現像ローラ
の清掃が容易になると共に、現像ローラの清掃を忘れて
行わなかった際の影響を小さくすることができる。しか
も、現像剤回収時に現像装置から飛散するトナーの量を
少なくすることができる。さらに、感光体上に付着され
たトナーを第1のクリーニング装置と第2のクリーニン
グ装置とで分担して除去することになり、第2のクリー
ニング装置の入力トナーを減らすことができて第2のク
リーニング装置の入力トナーが能力の限界を越えること
がなくなり、各クリーニング装置でのトナー飛散も少な
くなる。また、請求項2記載の発明に比べて各クリーニ
ング装置の負荷分散によりトナー消費動作に要する時間
を短縮することができる。また、作像条件制御手段の作
像条件制御を作像パターンの変更やシーケンスの制御に
比べてシンプルにできる。
【0098】請求項5記載の発明によれば、感光体と、
この感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、マ
グネットを内蔵した現像ローラによりトナーを含む現像
剤で前記感光体上の静電潜像を現像する複数の現像装置
と、この複数の現像装置内の各現像剤のトナー濃度もし
くは前記感光体上のトナー像の濃度を検知する濃度検知
手段とを有する画像形成装置において、前記現像装置の
現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度検知手段の検
知値が所定値に達するまで強制的に前記潜像形成手段に
前記感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこの静電潜
像を前記現像装置に現像させることによりトナー消費を
強制的に行わせるトナー消費手段と、このトナー消費手
段によりトナー消費が行われる現像装置のトナーもしく
は現像剤に応じて前記トナー消費の時の前記濃度検知手
段の設定値を通常の作像時と異なるものとする作像条件
制御手段とを備えたので、現像剤の回収前にトナー濃度
を下げることにより現像剤のトナー保持力を高めること
ができ、現像ローラ側に付着していたトナーを現像剤に
保持させて現像剤の回収を行うことができ、現像剤回収
後の現像ローラの清掃が容易になると共に、現像ローラ
の清掃を忘れて行わなかった際の影響を小さくすること
ができる。しかも、現像剤回収時に現像装置から飛散す
るトナーの量を少なくすることができ、かつ、トナー消
費動作に要する時間を短くできる。
【0099】請求項6記載の発明によれば、感光体と、
この感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、マ
グネットを内蔵した現像ローラによりトナーを含む現像
剤で前記感光体上の静電潜像を現像する現像装置と、こ
の現像装置内の現像剤のトナー濃度もしくは前記感光体
上のトナー像の濃度を検知する濃度検知手段とを有する
画像形成装置において、前記現像装置の現像剤交換時の
旧現像剤回収前に前記濃度検知手段の検知値が所定値に
達するまで強制的に前記潜像形成手段に前記感光体上へ
所定の静電潜像を形成させてこの静電潜像を前記現像装
置に現像させることによりトナー消費を強制的に行わせ
るトナー消費手段と、このトナー消費手段によりトナー
消費が行われているときの前記濃度検知手段の検知値に
応じて前記静電潜像の形成条件,前記現像の条件および
前記現像ローラの回転数のうち少なくとも1つをトナー
濃度が大きくなるように、もしくはトナー濃度が小さく
なるように可変する作像条件制御手段とを備えたので、
現像剤の回収前にトナー濃度を下げることにより現像剤
のトナー保持力を高めることができ、現像ローラ側に付
着していたトナーを現像剤に保持させて現像剤の回収を
行うことができ、現像剤回収後の現像ローラの清掃が容
易になると共に、現像ローラの清掃を忘れて行わなかっ
た際の影響を小さくすることができる。しかも、現像剤
回収時に現像装置から飛散するトナーの量を少なくする
ことができる。さらに、トナー消費動作中に静電潜像形
成条件をトナー濃度が大きくなるように変更する場合は
トナー消費動作に要する時間を短くできる。また、トナ
ー消費動作中に静電潜像形成条件をトナー濃度が大きく
なるように変更する場合はトナー消費動作に要する時間
を短くするために急速にトナー消費を行った場合に発生
する濃度検知手段の検知濃度または現像ローラ上の現像
剤のトナー濃度と他の部分(現像装置の現像剤溜り部な
ど)の現像剤のトナー濃度との差により上記効果が少な
くなることを防止できる。
【0100】請求項7記載の発明によれば、感光体と、
この感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、現
像ローラおよびトナー供給手段にバイアスがそれぞれ印
加されこのトナー供給手段の回転によりトナーを供給し
て前記現像ローラによりトナーを含む現像剤で前記感光
体上の静電潜像を現像する現像装置と、この現像装置内
の現像剤のトナー濃度もしくは前記感光体上のトナー像
の濃度を検知する濃度検知手段とを有する画像形成装置
において、前記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収
前に前記濃度検知手段の検知値が所定値に達するまでト
ナー供給手段に印加するバイアス電圧をトナー供給時に
対し現像ローラを基準として正負反転させて現像ローラ
上のトナーを回収するトナー濃度低下手段と、このトナ
ー濃度低下手段によりトナー濃度低下が行われていると
きの前記濃度検知手段の検知値に応じて前記トナー供給
手段の印加バイアス,前記現像ローラの印加バイアス,
前記トナー供給手段の回転数および回転デューティのう
ち少なくとも1つを可変する作像条件制御手段とを備え
たので、請求項6記載の発明と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一部を示すブロック図で
ある。
【図2】請求項2記載の発明の一部を示すブロック図で
ある。
【図3】請求項3記載の発明の一部を示すブロック図で
ある。
【図4】請求項4記載の発明の一部を示すブロック図で
ある。
【図5】請求項5記載の発明の一部を示すブロック図で
ある。
【図6】請求項6記載の発明の一部を示すブロック図で
ある。
【図7】請求項7記載の発明の一部を示すブロック図で
ある。
【図8】本発明の第8実施例における制御部の処理フロ
ーの一部を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1実施例の概略を示す断面図であ
る。
【図10】同第1実施例の一部を拡大して示す断面図で
ある。
【図11】同第1実施例の一部を示す斜視図である。
【図12】同第1実施例における現像装置の一部を示す
図である。
【図13】同現像装置の一部の現像剤回収部取り付け状
態を示す図である。
【図14】同現像装置を示す断面図である。
【図15】同第1実施例の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図16】同第1実施例における制御部の処理フローの
一部を示すフローチャートである。
【図17】同第1実施例のタイミングチャートである。
【図18】本発明の第2実施例における制御部の処理フ
ローの一部を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第3実施例における制御部の処理フ
ローの一部を示すフローチャートである。
【図20】同第3実施例を説明するための特性図であ
る。
【図21】同第3実施例を説明するための特性図であ
る。
【図22】本発明の第4実施例を説明するための特性図
である。
【図23】本発明の第5実施例におけるプリンタ部を示
す断面図である。
【図24】本発明の第7実施例における制御部の処理フ
ローの一部を示すフローチャートである。
【図25】同第7実施例のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1,4,8,11,14,17,20,23 濃度
検知手段 2,5,9,12,15,18,21,24 トナ
ー濃度低下手段 3,7 現像剤回収不能化手段 6 検知手段 10,16,19,22,25 作像条件制御手段 13 転写条件制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/06 101 21/00 111 H04N 1/29 E 9186−5C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体と、この感光体上に静電潜像を形成
    する潜像形成手段と、マグネットを内蔵した現像ローラ
    によりトナーを含む現像剤で前記感光体上の静電潜像を
    現像する現像装置と、この現像装置内の現像剤のトナー
    濃度もしくは前記感光体上のトナー像の濃度を検知する
    濃度検知手段と、前記現像装置に収容されている現像剤
    を回収する現像剤回収手段とを有する画像形成装置にお
    いて、前記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に
    前記濃度検知手段の検知値が所定値に達するまで強制的
    に前記潜像形成手段に前記感光体上へ所定の静電潜像を
    形成させてこの静電潜像を前記現像装置に現像させるこ
    とによりトナー消費を強制的に行わせてトナー濃度を下
    げ、もしくは前記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回
    収前に前記濃度検知手段の検知値が所定値に達するまで
    強制的に前記現像装置内の現像剤に含まれるトナーを回
    収してトナー濃度を下げるトナー濃度低下手段と、この
    トナー濃度低下手段による強制的なトナー消費または強
    制的なトナー回収が行われていない場合に前記現像剤回
    収手段による現像剤の回収を不可能とし、もしくは警告
    を発する現像剤回収不能化手段とを備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】感光体と、この感光体上に静電潜像を形成
    する潜像形成手段と、それぞれ所定のステーションに設
    けられマグネットを内蔵した現像ローラによりトナーを
    含む現像剤で前記感光体上の静電潜像を現像する複数の
    現像装置と、この現像装置内の現像剤のトナー濃度もし
    くは前記感光体上のトナー像の濃度を検知する濃度検知
    手段と、前記現像装置に収容されている現像剤を回収す
    る現像剤回収手段とを有する画像形成装置において、前
    記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度
    検知手段の検知値が所定値に達するまで強制的に前記潜
    像形成手段に前記感光体上へ所定の静電潜像を形成させ
    てこの静電潜像を前記現像装置に現像させることにより
    トナー消費を強制的に行わせてトナー濃度を下げ、もし
    くは前記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前
    記濃度検知手段の検知値が所定値に達するまで強制的に
    前記現像装置内の現像剤に含まれるトナーを回収してト
    ナー濃度を下げるトナー濃度低下手段と、現像剤の回収
    を行う現像装置を検知する検知手段と、この検知手段で
    検知された現像装置について前記トナー濃度低下手段に
    よる強制的なトナー消費もしくは強制的なトナー回収が
    行われていない場合に前記現像剤回収手段による現像剤
    の回収を不可能とし、もしくは警告を発する現像剤回収
    不能化手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】感光体と、この感光体上に静電潜像を形成
    する潜像形成手段と、マグネットを内蔵した現像ローラ
    によりトナーを含む現像剤で前記感光体上の静電潜像を
    現像して顕像とする複数の現像装置と、この複数の現像
    装置内の各現像剤のトナー濃度もしくは前記感光体上の
    トナー像の濃度を検知する濃度検知手段と、前記感光体
    上の顕像を搬送部材上の転写紙もしくは中間転写部材に
    転写する転写手段と、前記転写紙上の顕像もしくは前記
    中間転写部材から転写紙に転写された顕像を定着させる
    定着装置と、前記感光体を顕像転写後に清掃する第1の
    クリーニング装置と、前記搬送部材もしくは中間転写部
    材を清掃する第2のクリーニング装置と有する画像形成
    装置において、前記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤
    回収前に前記濃度検知手段の検知値が所定値に達するま
    で強制的に前記潜像形成手段に前記感光体上へ所定の静
    電潜像を形成させてこの静電潜像を前記現像装置に現像
    させることによりトナー消費を強制的に行わせるトナー
    消費手段と、このトナー消費手段によりトナー消費が行
    われる現像装置の数に応じて前記トナー消費の時に前記
    感光体への作像パターンもしくは前記現像装置の作像条
    件を変更する作像条件制御手段とを備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】感光体と、この感光体上に静電潜像を形成
    する潜像形成手段と、マグネットを内蔵した現像ローラ
    によりトナーを含む現像剤で前記感光体上の静電潜像を
    現像して顕像とする複数の現像装置と、この複数の現像
    装置内の各現像剤のトナー濃度もしくは前記感光体上の
    トナー像の濃度を検知する濃度検知手段と、前記感光体
    上の顕像を搬送部材上の転写紙もしくは中間転写部材に
    転写する転写手段と、前記転写紙上の顕像もしくは前記
    中間転写部材から転写紙に転写された顕像を定着させる
    定着装置と、前記感光体を顕像転写後に清掃する第1の
    クリーニング装置と、前記搬送部材もしくは中間転写部
    材を清掃する第2のクリーニング装置と有する画像形成
    装置において、前記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤
    回収前に前記濃度検知手段の検知値が所定値に達するま
    で強制的に前記潜像形成手段に前記感光体上へ所定の静
    電潜像を形成させてこの静電潜像を前記現像装置に現像
    させることによりトナー消費を強制的に行わせるトナー
    消費手段と、このトナー消費手段によりトナー消費が行
    われる現像装置の数に応じて前記トナー消費の時に前記
    トナー像転写の条件を通常の作像時と異なるものとする
    転写条件制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】感光体と、この感光体上に静電潜像を形成
    する潜像形成手段と、マグネットを内蔵した現像ローラ
    によりトナーを含む現像剤で前記感光体上の静電潜像を
    現像する複数の現像装置と、この複数の現像装置内の各
    現像剤のトナー濃度もしくは前記感光体上のトナー像の
    濃度を検知する濃度検知手段とを有する画像形成装置に
    おいて、前記現像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前
    に前記濃度検知手段の検知値が所定値に達するまで強制
    的に前記潜像形成手段に前記感光体上へ所定の静電潜像
    を形成させてこの静電潜像を前記現像装置に現像させる
    ことによりトナー消費を強制的に行わせるトナー消費手
    段と、このトナー消費手段によりトナー消費が行われる
    現像装置のトナーもしくは現像剤に応じて前記トナー消
    費の時の前記濃度検知手段の設定値を通常の作像時と異
    なるものとする作像条件制御手段とを備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】感光体と、この感光体上に静電潜像を形成
    する潜像形成手段と、マグネットを内蔵した現像ローラ
    によりトナーを含む現像剤で前記感光体上の静電潜像を
    現像する現像装置と、この現像装置内の現像剤のトナー
    濃度もしくは前記感光体上のトナー像の濃度を検知する
    濃度検知手段とを有する画像形成装置において、前記現
    像装置の現像剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度検知
    手段の検知値が所定値に達するまで強制的に前記潜像形
    成手段に前記感光体上へ所定の静電潜像を形成させてこ
    の静電潜像を前記現像装置に現像させることによりトナ
    ー消費を強制的に行わせるトナー消費手段と、このトナ
    ー消費手段によりトナー消費が行われているときの前記
    濃度検知手段の検知値に応じて前記静電潜像の形成条
    件,前記現像の条件および前記現像ローラの回転数のう
    ち少なくとも1つをトナー濃度が大きくなるように、も
    しくはトナー濃度が小さくなるように可変する作像条件
    制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】感光体と、この感光体上に静電潜像を形成
    する潜像形成手段と、現像ローラおよびトナー供給手段
    にバイアスがそれぞれ印加されこのトナー供給手段の回
    転によりトナーを供給して前記現像ローラによりトナー
    を含む現像剤で前記感光体上の静電潜像を現像する現像
    装置と、この現像装置内の現像剤のトナー濃度もしくは
    前記感光体上のトナー像の濃度を検知する濃度検知手段
    とを有する画像形成装置において、前記現像装置の現像
    剤交換時の旧現像剤回収前に前記濃度検知手段の検知値
    が所定値に達するまでトナー供給手段に印加するバイア
    ス電圧をトナー供給時に対し現像ローラを基準として正
    負反転させて現像ローラ上のトナーを回収するトナー濃
    度低下手段と、このトナー濃度低下手段によりトナー濃
    度低下が行われているときの前記濃度検知手段の検知値
    に応じて前記トナー供給手段の印加バイアス,前記現像
    ローラの印加バイアス,前記トナー供給手段の回転数お
    よび回転デューティのうち少なくとも1つを可変する作
    像条件制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171652A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7480470B2 (en) 2005-09-13 2009-01-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including a removing member for removing toner from a toner collecting member
JP2009063669A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Canon Inc 画像形成装置
JP2011145465A (ja) * 2010-01-14 2011-07-28 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2012042607A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014137401A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置、現像剤排出方法、及び現像剤交換方法

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