JP3248754B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、画
像形成に不具合を及ぼす不良トナ−の分離に関するもの
である。
おいて、静電潜像担持体上に現像されたトナ−は通常大
部分が転写紙に転写され画像を形成する為に消費される
が、一部は静電潜像担持体上に残留する。しかも環境条
件等によって、例えば高温高湿環境では、転写効率が悪
化してさらに多くのトナ−が静電潜像担持体上に残留す
る。この他にも、トナ−濃度制御の様なプロセスコント
ロ−ルの為に、形成する基準トナ−像も、同様に転写さ
れずに静電潜像担持体上に残留する。
ために、クリ−ニング装置で静電潜像担持体から回収し
て現像器に搬送するものや、クリ−ニング装置を削除し
現像器のみで残留トナーも回収して現像に使用するもの
等の再利用方法が提案されている。
ていると、紙粉等の異物が混在する以外に、トナー自体
が画像形成プロセスの数種のプロセスにおいて電気的、
機械的ストレスを受けて小粒径化し、摩擦帯電能力が低
下する。よって、何度も画像形成プロセスを経てトナ−
が帯電しにくくなったり、逆帯電トナ−が発生したりし
てくる。このため、画像以外の地肌部にトナ−が付着し
たり、現像器からトナ−飛散が発生したり、例えば低コ
ン部に設計量より多くトナ−が付着するノッチズレが生
じるという不具合が生じていた。また、リサイクルトナ
−は前述の電気的特性から地肌部に付き易く、また摩耗
して小粒径化して設計時よりもカ−ボン等の導電性の物
質が多くなっているため、転写されにくいため何回もリ
サイクルされることが多くなりこれらの問題を引き起こ
し易い。
形成装置に関して、特開昭61−77881号公報等に
見られるようにトナ−分離装置のような物を用いて、逆
帯電トナ−を分別したり、特開昭62−296158号
公報に見られるようにリサイクルトナ−と、フレッシュ
トナ−の混合比率を一定にしてトナ−を補給することに
よって不良トナ−を少なくして地汚れを防止しようとし
た提案がなされている。
機に関しては、像担持体上の地汚れトナ−は全て回収、
廃棄されるため、リサイクルする場合に比べて、不良ト
ナ−の発生(特に逆帯電トナ−)が少ない。このため、
作像条件は固定であったり、経時環境における現像剤の
特性変動を、例えば、特定の基準パタ−ンの出力結果に
応じて、帯電器のグリッド電圧と現像バイアス等を変更
することによって、地肌部電位Vd−現像バイアスV
b、によって決まる正帯電の帯電不良トナ−による地汚
れを防止したりしている。
トナーを使用する複写機において、リサイクルトナー
は、小粒径化や摩擦帯電能力の低下が生じており、単位
重量当たりの電荷も一様ではない。よって、新しいトナ
−と回収トナ−を混合することによって、現像器中のト
ナ−の単位重量当たりの電荷のバラつきは、新しいトナ
−のみを使用する場合に比べて格段に大きい。また、問
題となる不良トナ−は逆帯電トナ−だけでなく、正帯電
トナ−でも帯電が不十分なものも含まれ、さらにこの帯
電が不十分なトナ−の存在は、逆帯電トナ−が発生する
原因の一つになっていることが検討の結果わかった。し
たがって、特開昭61−77881公報のように一定基
準(一定バイアス等)で分離を行っても、実使用上問題
ないのに不良トナ−とみなして分離して捨ててしまった
り、地汚れ等の不具合を発生するのに分離せず利用して
実使用上問題を発生させてしまったりする恐れがある。
また、特開昭62−296158号公報のように、回収
トナ−と、フレッシュトナ−のトナ−補給制御を行なう
だけでは、前述のように不良トナ−が残留し易いこと等
の理由からこれらの問題点を解決するには不十分であ
る。
有の問題ではなく、通常のリサイクルを行なわない画像
形成装置においても同様の問題を持っている。これは、
新しいトナ−といえども全て均一の特性にはできないこ
と、現像器内での現像剤の撹拌のされ方、ストレスのか
かりかたが場所によって異なること、キャリアの劣化に
より、トナ−の帯電に変化がおこること、等の理由によ
り帯電不十分トナ−や逆帯電トナ−が発生するためであ
る。
よる地汚れを防止するため、例えば、現像開始電圧に近
い電位の検知パタ−ンを感光体上に作成(現像)し、そ
の付着量を光学的センサの反射濃度によって求め、この
出力に基づいて白部電位と現像バイアスの差をコントロ
−ルして、地汚れを防止しようとしてした場合、逆に次
汚れがひどくなる恐れがある。これは、帯電不良トナ−
だけで無く、逆帯電トナ−も地汚れをおこし、上記制御
によれば白部電位と現像バイアスの差を大きくするの
で、逆に逆帯電トナーによる地汚れがひどくなるからで
ある。また、この構成によれば、帯電不十分トナ−によ
るノッチズレは防止することができない。従って、いず
れの複写機においても、不良トナ−のみを分離して現像
に使用しないようにする必要がある。
であり、その目的とするところは、トナ−を使い捨てし
ても、使用したトナ−を有効に再利用しても、地汚れの
無い、シャ−プ性に優れた高品質の画像とトナ−飛散、
ノッチズレ等の無い高信頼性の画像形成装置を提供する
ことにある。
明は、電子写真方式を利用する画像形成装置において、
通常の画像形成時の作像条件、通常の画像形成時に比べ
て逆帯電トナーが現像されやすい作像条件、及び、通常
の画像形成時に比べて帯電不足トナーが現像されやすい
作像条件のいずれにかに選択的に作像条件を切り替える
作像条件切り替え手段と、現像手段による像担持体上の
現像トナー量を検出する検出手段と、像担持体上のトナ
ーを回収する回収手段とを設け、該作像条件切り替え手
段で作像条件を切り替えながら、通常の画像形成時に比
べて逆帯電トナーが現像されやすい作像条件、及び、通
常の画像形成時に比べて帯電不足トナーが現像されやす
い作像条件のそれぞれで現像手段により像担持体上に逆
帯電トナー、帯電不足トナーそれぞれを現像させ、それ
ぞれの現像によるトナーの量を上記検出手段で検出し、
上記検出手段の検出出力に基づいて、上記作像条件切り
替え手段で作像条件を切り替えながら、逆帯電トナーと
帯電不足トナーのそれぞれについて適した作像条件を用
いて現像させるとともに、現像による像担持体上のトナ
ーを上記回収手段で回収することを特徴とする。
に地汚れ、ノッチズレ等の画像形成に不具合をおよぼす
不良トナ−を、通常の画像形成時とは異なる作像条件に
することによって像担持体に現像し、現像した不良トナ
−を像担持体上から分離、回収し、これにより、現像装
置内の不良トナ−を減少させる。
複写機(以下、複写機という)に適用した実施例につい
て説明する。まず、図1(a)を用いて本発明が適用で
きる複写機の一構成例について説明する。本例では、感
光体1として−帯電有機感光体を使用し、現像剤として
−帯電トナーを含有する2成分現像剤を使用する反転現
像システムを利用している。感光体1ドラムは、図示し
ないモーターにより回転駆動されて帯電チャージャ2で
均一に帯電され次に画像情報に対応した図示しないレー
ザー光学系(以下、LDという)からの光3によって感
光体1ドラムの回転方向と垂直な方向に走査.露光され
る。これによって感光体1ドラムに形成された静電潜像
は現像器4によって顕像化される。この時の感光体1ド
ラム1の表面電位は地肌部電位(暗部電位)Vdが約−
800V、画像部電位(明部電位)Vlが約−100V
に設定されており、現像器4の現像ローラ4aに印加さ
れている現像バイアス電位Vbの約−600Vとの電位
差で現像される。なお、現像器4内の現像剤の流路には
紙粉等の不純物を除去するために図示しないフィルタが
設置されている。現像されたトナー像は転写チャージャ
5によって転写紙に転写され、分離チャージャ6によっ
て感光体1から分離され定着器(図示せず)によって定
着される。一方感光体1上のトナー像は転写紙に100
%転写されるわけではなく一部は感光体1上に残留す
る。残留したトナーは、クリーニング前チャージャ7に
よって一様な電荷にそろえられ、クリーニング装置8に
より感光体1から除去され蓄積される。このクリーニン
グ装置8は、感光体1との間で適当な電位差が生じるよ
うにバイアスされたクリーニングローラ8aとクリーニ
ングブレード8bとを備えている。そして、感光体1ド
ラムに残留している電荷は除電ランプ9により光除電さ
れ、再び上記工程が繰り返される。
された画像濃度制御用の基準画像は、同様のプロセスに
より通常は、画像濃度制御用パターン前地肌部電位(暗
部電位)Vpdが約−800V、画像濃度制御用パター
ン部電位(明部電位)Vplが約−250Vに設定され
ており画像濃度制御時現像バイアス電位VPBの約−60
0Vとの電位差で現像されて形成される。そして、感光
体11に近接して、対向配置した反射型の光学センサ1
1が、基準画像の反射率に対応した検知信号電圧VSP及
び基準画像の無い感光体1面の検知信号電圧VSGを出力
する。ここで基準画像としては図1(b)に示すように
通常は、中間電位のベタパターン(例えば20mm×20mm)
を用い、光学センサ11で検知信号出力電圧VSP/VSG
を求め、あらかじめ設定してある画像濃度制御レベルV
SP/VSGより小さくなるまで、トナー補給することで感
光体1上のトナー付着量を一定に制御し画像濃度を標準
状態に調整する。
で感光体1から除去した残留トナーをリサイクルするた
めに、感光体1表面からトナーを回収する回収ローラ1
0a、該回収ローラ10a表面からトナーを掻き落すス
クレーパ10b及びこの掻き落してトナーを現像容器内
に供給する供給ローラ10cを有するトナー回収器10
が、現像器4に付設されている。このトナー回収器10
を用いたトナーのリサイクルは次のようにして行われ
る。まず、クリーニング装置8内に蓄積されたトナーを
所定のタイミングで感光体1上に再付着されるようなバ
イアス差をクリーニングローラ8aと感光体1の間に形
成するとともに、クリーニングブレード8bを解除し、
クリーニング装置8内のトナーを感光体1上に再付着さ
せる。これを感光体1の回転で搬送し、トナー回収器1
0の回収ローラによって回収し、トナー回収器10内に
蓄積させる。そして、このトナーを供給ローラ10cに
より適時現像器4内に供給して再利用する。なお、この
ような感光体1上でのトナー搬送は例えば特公昭52−
382号公報にみられるように適当なバイアス差を設け
ることで可能であることが知られている。トナーをリサ
イクルしない装置設定においては、上記トナー回収器1
0を省略し、クリーニング装置8に蓄積されたトナーを
適当な時期に破棄するようにする。
た実施例について説明する。 〔実施例1〕本実施例においては、不良トナ−を実際に
現像して、分離回収するという基本的な考えを基に、不
良トナ−濃度検知パタ−ンを用いて不良トナ−量をタイ
プ別に実際に現像して検知することにより、画像品質上
問題となるような不良トナ−のみを効率よく分離しよう
とするものである。このために、感光体1上の画像形成
領域外に上記の画像濃度制御用とは別に、不良トナー濃
度検知パターンを作成し、この不良トナー濃度検知パタ
ーンを検出した結果に応じて現像器4中から不良トナー
を除去するようにしている。この現像器4中からの不良
トナーの除去は、不良トナーのみを選択的に感光体1に
付着させ、これをクリーニング装置8で回収することに
よって行う。そして、通常のコピーにおけるクリーニン
グで感光体1から回収されたトナーと別にこの不良トナ
ーを貯蔵するために、クリーニング装置8の構造を改良
している。すなわち、図1(c)に示すように、回収ブ
レードのついた回収ローラをクリーニングローラ8aに
接するように設け、不良トナー回収時に、クリーニング
ローラ8aと回収ローラに適当なバイアス差を設けるこ
とによって、感光体1から除去されたクリーニングロー
ラ8a上の不良トナーを回収ローラに付着させ、回収ブ
レードによってかきおとして、図示しない廃トナータン
クへと送るようにしている。これにより、トナーリサイ
クルタイプの複写機においても不良トナーを分離して収
容できる。なお、トナーリサイクルを行わない複写機で
はこの廃トナータンクに通常のコピー中におけるクリー
ニングで回収したトナーも収容することができる。 (以下、余白)
などについて詳述する。このパターンは、画像濃度制御
用パターンと同様のプロセスにより、不良トナー濃度検
知パターン前地肌部電位(暗部電位)VNPDが約−85
0V、不良トナー濃度検知パターン部電位(明部電位)
VNPLが約−550Vになるように帯電、露光が行わ
れ、不良トナー濃度検知パターン時現像バイアス電位V
NPB約−600Vとの電位差で現像されて形成される。
これが感光体1に近接して対向配置した反射型の光学セ
ンサ11で検出され、該光学センサ11から、基準画像
の反射率に対応した検知信号電圧VNSP及び基準画像の
無い感光体1面の検知信号電圧VNSGが出力される。こ
こで基準画像としてはトナー濃度制御用検知パターンと
同様に、ベタパターン(20mm×20mm)を用い、光学セン
サ11で得られた検知信号出力電圧VNSP,VNSGの出力
に応じて、不良トナーをタイプ別に定量化し不良トナー
回収モードの選択と不良トナー回収時間の決定を行う。
ない場合とでは図2に示すように現像ポテンシャルに対
するトナーの付着量が異なってきて、非画像部にトナー
が付着したり、ノッチズレを起こしたりする。本例にお
いてはこのような不具合を引き起こすトナーを早期検知
するために、逆帯電トナーに関してはVNPDを通常より
−側にキャリア付着しない程度に若干高く、帯電不良ト
ナーに関してはVNPLを現像バイアス近辺(100V以
内)に設定して、いずれも光学センサ11の感度が高い
低付着量の領域でパターンを作成することによって、不
良トナーが画像に不具合を及ぼす前に検知し分離するこ
とができる。なおこれらはいずれも現像バイアス一定の
場合であって、重要なのは、不良トナー濃度検知パター
ン作成時、及び不良トナー回収時の地肌部表面電位V
NPD−現像バイアスVNPBを通常画像形成時の地肌部表面
電位Vd−現像バイアスVbより大きくなるように作成
して逆帯電トナーを検知、回収できるようにすることと
不良トナー濃度検知パターン作成時の黒部表面電位V
NPLを作像時の現像バイアスVNPBから100V以内にな
るように作成して帯電不十分トナーを検知、回収できる
ようにすることである。
定条件では数々の不具合が生じる。例えば、仮に現像バ
イアスが画像形成時と同じで、一定であるとすれば、V
NPDが−側に高すぎるとキャリアが感光体1に付着して
しまうし、低すぎると画像に不具合が先に出てしまう、
VNPLが−側に高すぎると付着量が少なすぎて検知しに
くいし、低すぎると正常に帯電しているトナーとの識別
が困難になる。
ための具体的な制御を図4を用いて説明する。コピース
タートを行うと電源投入時からの積算枚数に基づいて、
最初の一枚と以後10枚おきに下のパターン作成モード
にはいる(ステップ1,2)。これ以外の枚数では、通
常通りのコピー動作のみ行う(ステップ7,8)。なお
光学センサ11の出力はコピー100枚おきに現像しな
い状態で感光体1表面の反射光量を検知し、その時の出
力が4Vになるように電子ボリュ−ムで自動調整され
る。
御用検知パターンを作成し、これを光学センサ11で検
出する(ステップ2)。これは従来から、良く用いられ
ている様に光学センサ11の出力に応じて、以後の10
枚までのコピー時のトナー補給量を、例えばVSP/VSG
が0.1より小さいときはトナー補給量を0(トナー補
給しない)、VSP/VSGが0.1以上かつ0.25以下
の範囲内であるときは1枚当たり0.5秒のトナー補
給、VSP/VSGが0.25よりも大きいときは1枚当た
り最大補給量のトナー補給(フル補給)を行うように設
定する。
を前述の条件で作成し光学センサ11の出力に応じて、
連続コピーのジョブ終了後に特定の潜像パターンで不良
トナーを現像しクリ−ニング装置で回収する(ステップ
3,4)。この時の潜像パターンは次のように3つのパ
ターンがあり不良トナー検知用パターンの出力にもとづ
いてパターンが選択され、その形成時間(不良トナーの
現像、つまり回収時間)が決定される。すなわち、V
NSPの出力により帯電不十分なトナーのみが検出された
場合には、帯電後、LDによる露光を主走査方向全域に
対して行い、Vl=−550V,Vb=−600Vの条
件で帯電不十分なトナーのみ現像し回収する。また、V
NSGの出力により逆帯電トナーのみが検出された場合に
は、LDによる露光を行わずVd=−850V,Vb=
−600Vの条件で逆帯電トナーのみ現像し回収する。
また、VNSPとVNSGの出力により帯電不十分なトナーと
逆帯電トナーの両方が検出された場合には、LDによる
露光を行わずVd=−850V,Vb=−600Vの条
件で逆帯電トナーのみ現像し、帯電グリッドの切り替え
を行わずに、つづいてLDによる露光を主走査方向全域
に対して行い、Vl=−550V,Vb=−600Vの
条件で帯電不十分なトナーのみ現像し回収する。
不良トナーの付着量は実験的に図2のように求められ、
また、回収時間は実験的に図3のように求められてい
る。この図3はVNSP,VNSGの出力に対して上記のよう
な潜像パターンで回収を行ったとき何秒でセンサ出力が
3.8V以上になり、不良トナーの回収が終了するかを
示している。図4のフロ−チャ−トのステップ5に示し
た回収時間は、このグラフを基に算出したもので、V
NSPとVNSGの出力により回収潜像パターンを選択したあ
と、この値に基づいて回収時間を決定する。例えばV
NSPが3.5,VNSGが3.3であるとVd=−850
V,Vb=−600Vの条件で連続コピー終了時に6秒
間現像を行い、帯電グリッドの切り替えを行わずにVl
=−550VになるようにLDで露光して2秒間現像を
行う。その後クリ−ニングで感光体1から分離し、前述
のプロセスによりクリーニングローラ8aに移動させて
回収ブレードでかきとり、回収スクリューで廃トナータ
ンクへと送る。この間転写紙の通紙は行わず、転写,分
離チャージャ6は切っておく。なお、ここでは図3の関
係から回収時間が6秒を越えるようなVNSP,VNSGの出
力が得られた場合は特別に回収時間を10秒に延長して
より多く回収して次回以降回収モードが連続して行われ
るのを防いでいる。
の光学センサ11の出力結果に基づいて、不良トナー回
収潜像パターンを選択するのは、前述のそれぞれに対応
した不良トナーを選択的に回収するためであり、図2の
点線のようにVb−Vlが約0からマイナス方向の逆帯
電トナーが原因と考えられる地汚れ、プラス方向の帯電
不十分なトナーが原因と考えられる地汚れ、ノッチズ
レ、トナー飛散をタイプ別にこれらのトナーのみが現像
され易い専用の回収パターンを作成し、実際に現像して
回収、分離するものである。
に基づいて、その形成時間(不良トナーの現像、つまり
回収時間)を変更してやることにより、不良トナー分離
に必要な時間の短縮を図ることができ、その結果システ
ム全体としての高速化がはかれる。仮に、これを行わず
に、それぞれのパターンを独立して、不良トナー濃度検
知パターンの光学センサ11の出力に関係なく一定時間
両方の回収モードを行うと、システム全体としてのスピ
−ドは大幅に遅れることになる。但し、スピードをそれ
ほど要求しない場合には、このような、形成時間の変更
を行わなくても良い。
を用いることによってリサイクルによる資源有効利用
と、画像品質低下防止を両立させることが可能にしてい
る。なお、本例においては、不良トナー濃度の検知を1
0枚に一度、回収をパターン作成のジョブ後に行ってい
るがこの回数は10枚に限るものではなく、不良トナー
の発生頻度に応じて変更しても良いし、また複写機のハ
−ド的制約から頻繁に行うことが困難であれば、100
0枚等の長い周期で回収時間を延長して行うことで対応
することもできる。また、本実施例の不良トナー分離方
法は新しいトナーのみを使用するものでもトナーを再利
用するものでも同様に可能である。
形成装置において、不良トナーを感光体1から回収する
のに、クリーニング装置8を兼用したのとは異なり、図
5に示すようにクリーニング装置8内には回収ロ−ラ2
0,回収スクリュー21,回収ブレード20等を配置せ
ずに、クリ−ニング装置よりも感光体1移動方向上流側
に、解除可能な回収ブレード23と回収ロ−ラ24と廃
トナータンクが一体構造になっている専用の不良トナー
回収器22を設けたものである。
1で困難であったメンテナンス時の不良トナー用回収部
材の交換が不必要になり、かつクリ−ニング前であるた
め簡単な回収部材(回収ブレードのみ等)でも不具合が
生じにくいため、安価にでき、廃トナータンクと一体で
あるから、回収ブレード23の劣化時に回収部ごと破棄
するようにすることもできる。
像形成装置と不良トナー濃度検知パターンの作成方法が
異なり、不良トナー(逆帯電トナー)濃度検知パターン
作成時の地肌部表面電位VNPD−現像バイアスVNPBを通
常画像形成時の地肌部表面電位Vd−現像バイアスVb
より、不良トナー濃度検知パターンの直前の同程度の大
きさの領域だけ大きくなるように作成する。本例におい
ては画像濃度制御用パターンと同様のプロセスにより、
図6(a)、(b)に示すように地肌部電位(暗部電
位)Vdが約−800V、不良トナー濃度検知パターン
の直前の同程度の大きさの領域だけ、地肌部電位(暗部
電位)VNPDが約850V、画像部電位(明部電位)V
NPLが約−500VになるようにLDで露光し現像バイ
アス電位VNPBの約−600Vとの電位差で現像され
る。その他の制御過程は実施例1と同様である。
1,2とは異なり、不良トナー濃度検知パターン作成
時、逆帯電トナーがLDの主走査方向全域に付着するこ
とを防ぐことができる。このため不良トナー濃度検知パ
ターン作成時に付着したトナー量は微少となり、再びク
リ−ニングで回収しても大きな問題にならない。また、
不良トナー濃度検知パターン作成時のパターン上不良ト
ナーをクリ−ニングで分離、回収するものに比べて、モ
ード切り替えに要する時間がいらなくなり時間短縮が図
れる。また、不良トナー濃度検知パターン作成時のパタ
ーン上不良トナーを全てクリ−ニング装置で回収するも
のに比べて、より優れたトナーの選別(不良トナーの分
離)ができる。
度検知パターン作成時は、逆帯電トナーがLDの主走査
方向全域に付着する構成であるため、再びクリ−ニング
で回収するとトナーの選別(不良トナーの分離)度が本
実施例に比べると低下する。また、不良トナー濃度検知
パターン作成時、全て不良トナーを不良トナー回収モー
ドによって回収する場合のモード切り替え時間とは、ブ
レード接離、バイアス切り替え等に要する時間のこと
で、システム全体としての時間はよけいにかかる(遅く
なる)。
ー濃度制御用検知パターンの作成タイミングのみが異な
る。具体的には実施例1においてはトナー濃度制御用検
知パターンと不良トナー濃度検知パターンの作成タイミ
ングは電源投入後、この順番で1,10,20,30,
40...枚に1回と特定のタイミングで作成されてい
た。これに対し本実施例は、不良トナー濃度検知パター
ンの出力結果に応じて不良トナー回収モードが実行され
た場合、そのモード終了後にもう一度トナー濃度制御用
検知パターンを作成しトナー補給量を決定する。例え
ば、両検知パターンを1,10,20枚目に作成し、3
0枚目にはじめて不良トナーを検知し、そのジョブ後に
回収モードが実行された場合には、その直後にもう一度
トナー濃度制御用パターンを作成しトナー補給量を新た
に設定する。これは、不良トナーが回収されてトナー濃
度が低下するのを防止するのが目的であり、実施例1〜
4の様な不良トナー回収方法に限らず、他の不良トナー
回収方法を利用する物でも特定のタイミングで不良トナ
ーを回収する方法全てに応用することができる。
る場合のものであるが、本発明は正規現像方式を採用す
る場合にも適用できる。
成時に地汚れ、ノッチズレ等の画像形成に不具合をおよ
ぼす不良トナ−を、通常の画像形成時とは異なる作像条
件にすることによって像担持体に現像し、現像した不良
トナ−を像担持体上から分離、回収し、これにより、現
像装置内の不良トナ−を減少させるので、トナ−を使い
捨てしても、使用したトナ−を有効に再利用しても、地
汚れの無い、シャ−プ性に優れた高品質の画像とトナ−
飛散、ノッチズレ等の無い高信頼性の画像形成装置を提
供することができる。
概略構成を示す正面図、(b)は同複写機のトナー濃度
検知パターンの説明図、(c)は実施例に係る複写機の
クリーニング装置8の概略構成図。
示す特性図。
1出力との関係を示すグラフ。
ト。
及び不良トナー回収器の概略構成図。
明図、(b)は同パターンの電位分布図。
Claims (1)
- 【請求項1】電子写真方式を利用する画像形成装置にお
いて、通常の画像形成時の作像条件、通常の画像形成時に比べ
て逆帯電トナーが現像されやすい作像条件、及び、通常
の画像形成時に比べて帯電不足トナーが現像されやすい
作像条件のいずれにかに選択的に作像条件を切り替える
作像条件切り替え手段と、 現像手段による像担持体上の現像トナー量を検出する検
出手段と、 像担持体上のトナーを回収する回収手段とを設け、 該作像条件切り替え手段で作像条件を切り替えながら、
通常の画像形成時に比べて逆帯電トナーが現像されやす
い作像条件、及び、通常の画像形成時に比べて帯電不足
トナーが現像されやすい作像条件のそれぞれで現像手段
により像担持体上に逆帯電トナー、帯電不足トナーそれ
ぞれを現像させ、 それぞれの現像によるトナーの量を上記検出手段で検出
し、 上記検出手段の検出出力に基づいて、上記作像条件切り
替え手段で作像条件を切り替えながら、逆帯電トナーと
帯電不足トナーのそれぞれについて適した作像条件を用
いて現像させるとともに、現像による像担持体上のトナ
ーを上記回収手段で回収することを 特徴とする画像形成
装置。
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---|---|---|---|
JP11837592A JP3248754B2 (ja) | 1992-04-11 | 1992-04-11 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP11837592A JP3248754B2 (ja) | 1992-04-11 | 1992-04-11 | 画像形成装置 |
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JP2017003875A (ja) * | 2015-06-12 | 2017-01-05 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
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