JP2002229390A - 画像形成方法及び装置 - Google Patents

画像形成方法及び装置

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JP2002229390A JP2001324641A JP2001324641A JP2002229390A JP 2002229390 A JP2002229390 A JP 2002229390A JP 2001324641 A JP2001324641 A JP 2001324641A JP 2001324641 A JP2001324641 A JP 2001324641A JP 2002229390 A JP2002229390 A JP 2002229390A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング手段により回収したトナー中に
混入している凝集トナーや紙粉等の異物を除去すること
なく、該異物による異常画像の発生を防止して、該クリ
ーニング手段により回収したトナーをリサイクルトナー
として有効に活用することができる画像形成方法及び装
置を提供すること。 【解決手段】 クリーニング装置6により感光体1から
回収したトナーを現像装置3に戻して画像形成を行うリ
サイクルモードと、該トナーをリサイクルせずに廃棄す
る非リサイクルモードとを、該トナー中の紙粉や凝集ト
ナー塊等の異物量の多寡に応じて切り替える。これによ
り、該トナー中に混入している異物を除去することな
く、該異物による異常画像の発生を防止できるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
り画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の
画像形成装置に関し、詳しくは、像担持体上に形成した
トナー像を転写紙に転写した後、該像担持体上に残留し
た残留トナーをクリーニング手段により回収し、該クリ
ーニング手段により回収したトナーをトナーリサイクル
機構により現像装置に戻してリサイクル使用するリサイ
クルモードと、該クリーニング手段により回収したトナ
ーをリサイクル使用しない非リサイクルモードとを選択
して画像形成を行う画像形成方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子写真方式の画像形成装置に
おいては、例えば、感光体ドラム等の像担持体上に形成
した静電潜像が、現像装置から供給されるトナーで現像
される。そして、該現像により像担持体上に形成された
該トナー像が、転写装置によって転写紙に転写される。
その後、該転写紙が定着装置に搬送されて、上記トナー
像が転写紙上に定着される。ここで、一般的な画像形成
装置では、上記転写工程において転写紙に転写されず
に、上記像担持体に残留した残留トナーを、クリーニン
グ装置のクリーニングブレードなどにより回収した後、
この回収トナーを廃トナータンク等に搬送して廃棄して
いる。
【0003】つまり、感光体ドラム等の像担持体上に可
視像化されたトナー像は上記転写装置により転写紙に転
写されるが、この転写工程における転写紙へのトナー像
の転写率が100%になることはない。また、像担持体
のトナー像が形成されていない地肌領域には、地汚れの
原因となる少量のトナーが付着する。この結果、像担持
体上に上記残留トナーが発生する。この残留トナーは、
上記クリーニング装置により像担持体上から回収される
が、上述したように、通常、廃トナーボトル等に搬送さ
れて廃棄される。
【0004】ところで、近年、資源(トナー)の有効利
用や運転コストの低減を図ることが求められている。従
って、この種の画像形成装置においては、上記クリーニ
ング手段により回収した回収トナーを、廃棄せずに再使
用(リサイクル使用)することが望ましい。そこで、例
えば、特開平6−175488号公報の「画像形成装
置」では、像担持体上から除去した回収トナーを、移送
装置(トナーリサイクル機構)により現像装置やトナー
補給装置に戻して新規トナーと混合して再使用するよう
にしている。このように、最近の画像形成装置は、環境
保全の観点等から、上記残留トナーをリサイクル使用す
るものが増えている。なお、トナー像形成により消費さ
れる消費トナー(トナーボトルから供給されるトナー)
に対する残留トナーの割合は、一般的な複写機で15〜
25%程度といわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、像担持体上
から回収した回収トナー中には、適正サイズのトナーよ
りも大きい凝集トナー魂や紙粉等の異物が少なからず含
まれている。従って、上述のように全ての回収トナーを
現像装置やトナー補給装置に戻して再使用する構成の画
像形成装置においては、該回収トナー中に混入している
凝集トナー魂や紙粉等の異物もリサイクル使用されるこ
とになる。このため、このような構成の画像形成装置
は、上記回収トナー混入している異物によって画像上に
白抜けや黒点が生じるなど、異常画像が発生することが
多く、画像品質上の問題点を抱えている。なお、前記公
報には、上記紙粉や凝集トナー魂等の異物を取り除くた
めのフィルター装置を設けることも提案されているが、
該異物と回収トナー(リサイクルトナー)とを分別する
ための有効な分別装置は開示されていない。
【0006】上記異常画像の一種に、トナー像転写後の
転写紙の地肌部(白地部)に残る紙紛跡のようなひげ状
の画像(以下、この異常画像を「ひげ画像」という)が
ある。この「ひげ画像」のサンプルを図13に示す。こ
の「ひげ画像」は、次のようなメカニズムにより発生す
るといわれている。すなわち、上記トナーリサイクル機
構により回収トナーのリサイクルが継続的に行われるこ
とによって、現像装置内のトナー中の紙紛の濃度が徐々
に高まる。そして、像担持体上に形成した静電潜像を可
視像化する現像工程において、上記まわりにトナーが付
着した紙粉が、トナーと共に現像装置から像担持体上に
移動する。この結果、像担持体上に形成したトナー像を
転写紙に転写する転写工程において、まわりにトナーが
付着した紙粉が該転写紙の地肌部に付着して「ひげ画
像」になる。ここで、現像装置内のトナー中の紙紛の濃
度が徐々に高まっていく理由は、該現像装置から像担持
体上に移動した紙紛が、上記転写工程で転写紙により全
て持ち去られずに像担持体上に残留し、クリーニング装
置により再び回収されて、新たな転写紙によって混入す
る紙紛とプラスされることによると考えられている。
【0007】なお、上記転写装置の転写手段として転写
ベルトあるいは転写ローラを用いた画像形成装置におい
ては、一般的に、該転写ベルトあるいは転写ローラに付
着したトナーもクリーニング装置により回収するように
構成されている。しかし、このような転写ベルトや転写
ローラ等から回収される回収トナーは、上記像担持体か
ら回収される回収トナーに比べて、かなり微量で、しか
も紙粉が多く含まれた粗悪なトナーであるという理由か
ら、一般的にはリサイクル使用されていない。
【0008】また、本発明者らが行った実験によれば、
上記現像工程において上記像担持体に移動する転写紙1
枚当たりの紙紛量は、該転写紙の紙種によってかなりの
違いがあることが判った。つまり、上質紙の場合には、
300,000枚の転写を実施しても、該転写後の回収
トナー中に紙紛が混入していなかった。これに対し、再
生紙(リサイクル紙)や普通紙等の場合には、転写紙1
枚当たりの紙紛の発生量が多く、転写枚数が同じく30
0,000枚に達した状態で、例えばA4サイズの転写
紙1枚中に、上記「ひげ画像」が50個以上も発生する
ことがあった。
【0009】このような不具合を解消するためには、分
級装置を用いて上記回収トナー中に混入した凝集トナー
塊や紙粉等の異物を除去することが望ましい。この分級
装置は、例えば、上記トナーリサイクル機構のリサイク
ル経路中にメッシュを設け、該メッシュの開口部から落
ちたトナーのみをリサイクル使用し、凝集トナー塊や紙
粉等の異物を該メッシュにより捕捉して廃棄するように
構成される。しかしながら、このような分級装置を用い
た画像形成装置では、経時による上記メッシュの開口部
の詰まりや、メッシュの耐久性、メッシュ上に残った紙
粉や凝集トナー塊等の異物の完全な除去が困難となる等
の問題を含んでおり、まだ確立された技術には至ってい
ない。
【0010】このように、従来の画像形成装置において
は、像担持体上の残留トナーをクリーニング手段により
回収してリサイクルトナーとして再使用した場合、この
回収トナー中に混入した凝集トナー塊や紙粉等の異物を
除去して、上記「ひげ画像」等の異常画像の発生を抑制
することが難しかった。また、この回収トナー中に混入
する紙粉や凝集トナー塊の量は、上述したように、使用
する転写紙の紙種やサイズ、及びトナーの種類等によっ
て大きく異なる。そこで、上記回収トナーのうちリサイ
クルトナーとして使用する割合(トナーリサイクル率)
を、該回収トナー中に混入している異物の混入量に応じ
て変化させて、上記異常画像の発生を抑制する方法が考
えられる。しかしながら、回収トナー中に混入する異物
量は、使用する転写紙の紙種やサイズ、及びトナーの種
類等だけでなく、温・湿度等の環境条件によっても変化
する。このため、この方法では、回収トナー中に混入し
ている異物の混入量を的確に判別して、上記トナーリサ
イクル率をリニアに制御することが極めて困難となると
いう問題が残る。従って、紙紛や凝集トナー塊の発生量
が比較的少ない状態で画像形成が行われているにも拘ら
ず、低いトナーリサイクル率に設定されて、回収トナー
が無駄に廃棄されてしまう虞がある。
【0011】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、クリーニング手段に
より回収したトナー中に混入している凝集トナーや紙粉
等の異物を除去することなく、該異物による異常画像の
発生を防止して、該クリーニング手段により回収したト
ナーをリサイクルトナーとして有効に活用することがで
きる画像形成方法及び装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体上に形成した静電潜像
を、現像手段により現像してトナー像化し、転写手段に
より該トナー像を転写材上に転写し、該転写材に転写さ
れずに上記像担持体上に残留したトナーをクリーニング
手段により回収する画像形成方法において、上記クリー
ニング手段により回収したトナーを上記現像手段に戻し
て、該トナーをリサイクルトナーとして使用し始めてか
ら、該トナー中に混入した異物による異常画像が発生し
始める直前までの間に形成することができる、互いに異
なる設定可能な各画像形成条件下での総画像形成枚数
と、上記クリーニング手段により回収したトナーを上記
現像手段に戻して、該トナーをリサイクルトナーとして
使用し始めた後に既に形成した、各画像形成条件毎の画
像形成履歴枚数とに基いて、これから画像形成を開始す
る画像形成条件での、上記異常画像が発生し始める直前
までに形成することが可能な許容画像形成枚数を算出
し、上記算出値が所定枚数以上の場合には上記クリーニ
ング手段により回収したトナーを上記現像手段に戻すリ
サイクルモードで画像形成を行い、上記算出値が所定枚
数未満の場合には上記クリーニング手段により回収した
トナーを上記現像手段に戻さない非リサイクルモードで
画像形成を行うことを特徴とするものである。この画像
形成方法においては、上記総画像形成枚数と上記画像形
成履歴枚数とに基いて、これから画像形成を開始する画
像形成条件での、上記異常画像が発生し始める直前まで
に形成することが可能な許容画像形成枚数が算出され
る。そして、該算出値が所定枚数以上の場合には、上記
クリーニング手段により回収したトナーを上記現像手段
に戻すリサイクルモードで画像形成が行われる。一方、
上記算出値が所定枚数未満の場合には、上記クリーニン
グ手段により回収したトナーを上記現像手段に戻さない
非リサイクルモードで画像形成が行われる。従って、こ
の画像形成方法によれば、上記クリーニング手段により
回収したトナー中に混入している凝集トナーや紙粉等の
異物を除去することなく、該異物による異常画像の発生
を防止して、該クリーニング手段により回収したトナー
をリサイクルトナーとして有効に活用することができる
ようになる。請求項2の発明は、請求項1の画像形成方
法において、上記算出値が所定枚数未満になった時点
で、上記クリーニング手段により回収されて上記現像手
段に戻されつつある全てのトナーをトナー回収容器に廃
棄するトナー廃棄モードを実行することを特徴とするも
のである。請求項3の発明は、像担持体と、該像担持体
上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上
に形成した静電潜像をトナーにより現像して該像担持体
上にトナー像を形成する現像手段と、該像担持体上に形
成したトナー像を転写材上に転写する転写手段と、該転
写により転写材に転写されずに上記像担持体上に残留し
たトナーを回収するクリーニング手段と、該クリーニン
グ手段により回収したトナーを上記現像手段に戻すトナ
ーリサイクル機構とを備えた画像形成装置において、上
記クリーニング手段により回収したトナーを上記トナー
リサイクル機構により上記現像手段に戻して、該トナー
をリサイクルトナーとして使用し始めてから、該トナー
中に混入した異物による異常画像が発生し始める直前ま
での間に形成することができる、予め実験により求めた
総画像形成枚数を記憶する総画像形成枚数記憶手段と、
上記クリーニング手段により回収したトナーを上記トナ
ーリサイクル機構により上記現像手段に戻して、該トナ
ーをリサイクルトナーとして使用し始めた後に既に形成
した画像形成履歴枚数を記憶する画像形成履歴枚数記憶
手段と、これから画像形成を開始する場合の、上記異常
画像が発生し始める直前までに形成することが可能な許
容画像形成枚数を、上記総画像形成枚数と上記画像形成
履歴枚数とに基いて算出する演算手段と、上記クリーニ
ング手段により回収したトナーを上記トナーリサイクル
機構により上記現像手段に戻して画像形成を行うリサイ
クルモードと、上記クリーニング手段により回収したト
ナーを上記現像手段に戻さずに画像形成を行う非リサイ
クルモードとのうち、いずれのモードを実行するかを上
記演算手段の算出値によって選択する選択手段と、を有
することを特徴とするものである。この画像形成装置に
おいては、上記総画像形成枚数記憶手段に記憶されてい
る総画像形成枚数と、上記画像形成履歴枚数記憶手段に
記憶されている画像形成履歴枚数とに基いて、これから
画像形成を開始する場合の、上記異常画像が発生し始め
る直前までに形成することが可能な許容画像形成枚数が
算出される。そして、この算出結果に基づいて、上記選
択手段により、画像形成を行うモードが選択される。つ
まり、該算出値が所定値以上の場合、つまり上記クリー
ニング手段により回収したトナー中に混入した異物によ
って異常画像が発生する虞が無い値の場合には、上記リ
サイクルモードにより、該クリーニング手段により回収
したトナーを上記トナーリサイクル機構により上記現像
手段に戻して画像形成が行われる。一方、上記算出値が
所定値未満の場合、つまり上記クリーニング手段により
回収したトナー中に混入した異物によって異常画像が発
生する虞がある場合には、上記非リサイクルモードによ
り、該クリーニング手段により回収したトナーを上記現
像手段に戻さずに画像形成が行われる。従って、この画
像形成装置によれば、上記クリーニング手段により回収
したトナー中に混入している凝集トナーや紙粉等の異物
を除去することなく、該異物による異常画像の発生を防
止して、該クリーニング手段により回収したトナーをリ
サイクルトナーとして有効に活用することができるよう
になる。請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置に
おいて、上記トナーリサイクル機構は、上記クリーニン
グ手段により回収したトナーを上記現像手段に搬送する
トナーリサイクル経路と、廃棄トナーを収容するための
トナー回収容器に上記クリーニング手段により回収した
トナーを搬送するトナー廃棄経路と、上記演算手段の算
出値に基いて上記クリーニング手段により回収したトナ
ーの搬送経路を上記トナーリサイクル経路と上記トナー
廃棄経路との何れか一方に切替える搬送経路切替手段と
を備え、上記演算手段の算出値が所定枚数未満になった
時点で、上記クリーニング手段により回収されて上記ト
ナーリサイクル機構により上記現像手段に戻されつつあ
る全てのトナーを上記トナー回収容器に廃棄するよう
に、上記トナーリサイクル機構のトナー搬送経路を上記
搬送経路切替手段により切替えることを特徴とするもの
である。請求項5の発明は、請求項3又は4の画像形成
装置において、上記総画像形成枚数記憶手段に記憶させ
る総画像形成枚数は、上記クリーニング手段により回収
したトナーを上記現像手段に戻して、該トナーをリサイ
クルトナーとして使用し始めてから、該トナー中に混入
した異物による異常画像が発生し始める直前までの間に
形成することができる、互いに異なる設定可能な各画像
形成条件下での実験により求めた各画像形成条件毎の総
画像形成枚数とし、上記画像形成履歴枚数記憶手段に記
憶させる画像形成履歴枚数は、上記クリーニング手段に
より回収したトナーを上記現像手段に戻して、該トナー
をリサイクルトナーとして使用し始めた後に既に形成し
た、上記各画像形成条件毎の画像形成履歴枚数とし、上
記演算手段は、これから画像形成を開始する画像形成条
件での、上記異常画像が発生し始める直前までに形成す
ることが可能な許容画像形成枚数を演算することを特徴
とするものである。請求項6の発明は、像担持体と、該
像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、該像
担持体上に形成した静電潜像をトナーにより現像して該
像担持体上にトナー像を形成する現像手段と、該像担持
体上に形成したトナー像を転写材上に転写する転写手段
と、該転写により転写材に転写されずに上記像担持体上
に残留したトナーを回収するクリーニング手段と、該ク
リーニング手段により回収したトナーを上記現像手段に
戻すトナーリサイクル機構とを備えた画像形成装置にお
いて、上記転写手段に向けて上記転写材を給紙するため
の給紙ローラに付着している紙粉を除去して収容する紙
粉取り装置内の紙粉量を検出する紙粉量検出手段と、上
記紙粉量検出手段の検出結果に基づいて、上記クリーニ
ング手段により回収したトナー中に混入する紙粉量を推
定する紙粉量推定手段と、上記紙粉量推定手段により推
定された紙粉量に基いて、これから画像形成を開始する
場合の、上記異常画像が発生し始める直前までに形成す
ることが可能な許容画像形成枚数を算出する演算手段
と、上記クリーニング手段により回収したトナーを上記
トナーリサイクル機構により上記現像手段に戻して画像
形成を行うリサイクルモードと、上記クリーニング手段
により回収したトナーを上記現像手段に戻さずに画像形
成を行う非リサイクルモードとのうち、いずれのモード
を実行するかを上記演算手段の算出値によって選択する
選択手段と、を有することを特徴とするものである。こ
の画像形成装置においては、上記紙粉量検出手段によ
り、上記給紙ローラから除去して収容した上記紙粉取り
装置内の紙粉量が検出される。また、該紙粉量検出手段
の検出結果に基づいて、上記紙粉量推定手段により、上
記クリーニング手段により回収したトナー中に混入する
紙粉量が推定される。更に、該紙粉量推定手段により推
定された紙粉量に基いて、これから画像形成を開始する
場合の、上記異常画像が発生し始める直前までに形成す
ることが可能な許容画像形成枚数が、上記演算手段によ
り算出される。そして、該演算手段の算出値が所定値以
上の場合、つまり上記クリーニング手段により回収した
トナー中に混入した異物によって異常画像が発生する虞
が無い場合には、上記選択手段により上記リサイクルモ
ードが選択されて、該クリーニング手段により回収した
トナーを上記トナーリサイクル機構により上記現像手段
に戻して画像形成が行われる。一方、上記演算手段の算
出値が所定値未満の場合、つまり上記クリーニング手段
により回収したトナー中に混入した異物によって異常画
像が発生する虞がある場合には、上記選択手段により上
記非リサイクルモードが選択されて、該クリーニング手
段により回収したトナーを上記現像手段に戻さずに画像
形成が行われる。これにより、上記クリーニング手段に
より回収したトナー中に混入している凝集トナーや紙粉
等の異物を除去することなく、該異物による異常画像の
発生を防止して、該クリーニング手段により回収したト
ナーをリサイクルトナーとして有効に活用することがで
きるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した画像形成
装置の実施形態について説明する。図1に、本発明が適
用される画像形成装置としての複写機の全体的な概略構
成を示す。この複写機は、原稿読み取り機能、その原稿
画像に基づいて電子写真方式による画像形成を行う複写
機能とプリンタとの機能を有しているが、さらにファク
クシミリとしての機能を追加することもできる。この複
写機は、図1に示すように、像担持体としての感光体
1、この感光体1の表面を帯電する帯電器2、感光体1
の帯電した表面に静電潜像を書き込む露光装置30、該
静電潜像を現像剤Dで現像して感光体1上にトナー像を
形成する現像装置3、感光体1表面のトナー像を転写材
としての転写紙P1(又はP2、P3)に転写する転写装
置4、転写紙P1(又はP2、P3)に転写されたトナー
像を定着させる定着装置40、転写紙P(又はP2、P
3)にトナー像を転写した後の感光体1表面を清掃する
感光体用のクリーニング装置6などを有している。
【0014】図1において、複写機本体100の上部に
は、原稿読取装置50が配設されている。この原稿読取
装置50のコンタクトガラス52上に置かれた原稿(図
示せず)は、図1の右方へ移動する光源53によって照
明される。その反射光像は、光源53と共に右方に移動
する第一ミラー54により反射され、次いで、光源53
の1/2の速さで右方に移動する第二ミラー55及び第
三ミラー56により反射された後、撮像素子57に入射
する。撮像素子57は、原稿からの反射光像を読み取る
ための例えばCCDよりなる図示していないイメージセ
ンサと、このセンサに光像を結像する同じく図示してい
ない結像レンズを有している。この撮像素子57で読み
取られた画像信号は、露光装置30に送られる。露光装
置30は、図示していないレーザ光源から出射されるレ
ーザ光Lを反射する回転多面鏡31、fθレンズ等から
なる走査結像用のレンズ系32を通ったレーザ光Lを反
射するミラー33、34、35などで構成されている。
そして、撮像素子57で読み取られた画像信号に対応し
て光変調されたレーザ光Lを感光体1の表面に照射し、
感光体1表面に画像原稿に対応する静電潜像を形成す
る。
【0015】このようにして感光体1上に形成された静
電潜像は、上記現像装置3によりトナー像として可視像
化される。図1に示した現像装置3は、現像剤Dを収容
した現像剤ケース16とその内部で回転可能に支持され
た現像ローラ17を有し、回転駆動される現像ローラ1
7の周面に現像剤Dを担持搬送し、かかる搬送現像剤D
によって感光体1に形成された静電潜像をトナー像とし
て可視像化する。現像装置3では、現像剤Dとしてトナ
ーとキャリアを有する粉体状の2成分現像剤を用いてい
るが、キャリアを含まない1成分現像剤を用いることも
できる。また、現像剤ケース16には、トナー補給容器
としてのトナーホッパ3aが付設され、ここにトナーT
が収容される。現像剤ケース16内の現像剤Dのトナー
濃度が低下したときには、トナー補給ローラ18が回転
してトナーホッパ3a内のトナーTを現像剤ケース16
内の現像剤D中に補給する。
【0016】一方、複数の給紙カセット61、62、6
3に収納された転写紙P1、P2、P3のうちのいずれ
かが選択されて矢印A方向に給送される(ここでは、転
写紙P1が選択されたものとする)。この転写紙P1
は、一対のレジストローラ5によって転写装置4へ給送
される。転写装置4は、転写ベルト4aが巻き掛けられ
た駆動ローラ4b、従動ローラ4c、バイアスローラ4
dなどを備えている。転写ベルト4aは、転写紙P1に
接する表面部分の体積抵抗率が電気的に中抵抗である材
料より形成され、矢印B方向に移動するように、駆動ロ
ーラ4b、従動ローラ4c、バイアスローラ4dに巻き
掛けられ、転写位置Sにおいて感光体1の表面に当接し
ている。そして、転写紙P1が転写位置Sを通過する際
に高圧電源(図示せず)より、バイアスローラ4dに対
してトナーの帯電極性と逆極性の電界が印加されるよう
になっている。バイアスローラ4dに電圧が印加される
と、バイアスローラ4dから転写ベルト4aを介して駆
動ローラ4b、従動ローラ4cに電流が流れ、さらに転
写紙P1を介して感光体1に電流が流れる。このときの
印加電圧は、感光体1に流れる電流が所定に定められた
転写電流になるように制御されるようになっている。ま
た、転写ベルト4aは電圧印加されたバイアスローラ4
dにより一旦帯電するが、駆動ローラ4bで除電され
る。
【0017】一対のレジストローラ5によって送り出さ
れた転写紙P1は、転写ベルト4aに担持されて搬送さ
れつつ、感光体1のトナー像に整合するタイミングで転
写ベルト4aと感光体1の間の転写位置Sを通過する。
このとき、感光体1上のトナーの帯電極性と逆極性の電
圧が転写ベルト4aの裏面側に配置されたバイアスロー
ラ4dに印加され、感光体上1上のトナー像が転写紙P
1の表面に静電転写される。トナー像が転写された転写
紙P1は、引き続き転写ベルト4aに担持されて搬送さ
れ、転写ベルト4aを離れた後、定着装置40に給送さ
れる。定着装置40では、加熱ローラ40aと加圧ロー
ラ40bとの間を転写紙P1が通り、熱と圧力の作用に
より転写紙P1上にトナー像が定着される。次いで、こ
の転写紙P1は、一対の排紙ローラ70によってコピー
紙として排紙トレイ80上に排出される。
【0018】なお、トナー像転写後の感光体1表面に
は、転写紙P1に転写されなかった転写残トナーが付着
している。かかる感光体1表面の転写残トナーは、感光
体用のクリーニング装置6によって除去される。この感
光体用のクリーニング装置6は、クリーニングブレード
6aと、クリーニングケース19と、このクリーニング
ケース19の底部に配置されたトナー排出部材としての
搬送スクリュー6bとを有している。クリーニングブレ
ード6aは、ゴム等の弾性体よりなり、感光体1の軸方
向における画像領域、すなわち転写残トナーが付着する
領域の全体に亘って感光体1に対して平行に延び、その
基端部がクリーニングケース19に固定され、これと反
対側の先端エッジ部が感光体1表面に圧接し、感光体1
表面に付着した転写残トナーを掻き取り除去する。ま
た、クリーニング後の感光体1表面は、ランプより成る
除電装置15により除電作用を受けて初期化され、さら
に帯電装置2によりー様に帯電される。そして、引き続
き前述の動作が実行され、感光体1表面に新たに形成さ
れたトナー像が次の転写紙P1上に転写される。
【0019】また、転写ベルト4aの表面にも、感光体
1上の多少の地汚れトナーが移行して付着しており、こ
れを放置するとそのトナーが転写ベルト4aに送り込ま
れた転写紙P1の裏面に付着し、転写紙P1をトナーで
汚すことになる。かかる転写ベルト4aの表面に付着し
たトナーは、ベルトクリーニング装置14によって除去
される。
【0020】次に、本発明の特徴部である画像形成部及
びトナーリサイクル機構について説明する。図2に、本
実施形態に係る複写機の画像形成部に搭載したトナーリ
サイクル機構の一例を示す。上述したように、上記クリ
ーニング装置6は、クリーニングブレード6aを感光体
1の周面に摺接させることによって、転写後の残留トナ
ーを掻き落とし、搬送スクリュー6bによって紙面と直
交する方向へ搬送し、トナーリサイクル機構10へと導
く。
【0021】トナーリサイクル機構10は、クリーニン
グ装置6から回収したトナーを、現像装置3,或いはト
ナー回収容器7のいずれか一方に選択的に搬送するトナ
ー搬送手段11ト、トナー搬送手段11を駆動する駆動
手段12等を有する。トナー搬送手段11は、搬送スク
リュー6bによって搬送されてきた回収トナーを受け取
り可能な位置から、現像装置3をへてトナー回収容器7
まで上向き傾斜して延びた回転自在な搬送パイプ11a
と、搬送パイプ11a内に回転自在に配置され回転する
ことによってトナーを搬送パイプ11a内に沿って搬送
する搬送コイル11bと、を有する。上記駆動手段12
は、搬送パイプ11aをその軸芯を中心として一方向へ
回転させるモータ12a及びギヤ12bと、から成る搬
送パイプ駆動源12と、搬送コイル11bを回転させる
図示しないモータと、から成る。
【0022】搬送パイプ11aは、現像装置3のトナー
ホッパ3aに設けた開口と連通可能な位置にある開口部
11a’を有し、この開口部11a’が図示の如く下向
きにあるときには、トナーホッパ3a内に搬送中の回収
トナーを落下させてリサイクル使用可能にしている(こ
のモードをリサイクルモードという)。一方、図3に示
すように、上記開口部11a’が上向きトナーるように
搬送パイプ11aが回動した状態においては、搬送中の
回収トナーは開口部からは落下せずに、搬送パイプ11
aの終端部開口からトナー回収容器7内に落下し、廃棄
される(このモードを非リサイクルモードという)。
【0023】このようなトナーのリサイクルモードと、
非リサイクルモードとは、操作部に設けた図示しない選
択スイッチを操作すること等によって任意に切り換え可
能である。即ち、該選択スイッチを操作することにより
選択されるいずれかのモードを実現するために、図示し
ない制御部(CPU)が搬送パイプ駆動源12に制御信
号を出力して、開口部11a’の位置が、下向き(リサ
イクルモード)と、上向き(非リサイクルモード)のい
ずれか一方トナーるように搬送パイプの角度を制御す
る。
【0024】本発明の他の特徴的な構成は、紙粉取り装
置20を利用して紙粉量の発生率を検出することによっ
て、上述のリサイクルモードと非リサイクルモードとの
切り替え時期判断に役立てるようにした点にある。即
ち、前記レジストローラ5は、転写位置Sに転写紙P1
が進入する際に感光体1上のトナー画像の位置と転写紙
P1との位置を合わせるべく、転写紙P1を一旦保持
し、その後転写位置Sに送り出す役割を果たす。このた
め、レジストローラ5の上流側搬送経路にて転写紙P1
は、各搬送ローラ等によって擦られ、紙粉が出やすい状
態にある。そこで、本実施形態に係る複写機では、この
感光体1の回りに紙粉がなるべく進入しないようにする
ために、紙粉取り装置20がレジストローラ対5の少な
くとも一方に当接されている。
【0025】この紙粉取り装置20は、紙粉を収容する
ケーシング20aと、レジストローラ表面の紙粉を除去
するブレード20bと、紙粉の堆積量を検知するフォト
センサ20cとを備えている。フォトセンサ20cは、
例えば透過型の発受光素子対から成り、このフォトセン
サをケーシング20aの対向し合う2つの側壁上に対向
配置して堆積する紙粉のレベルを検知するように構成さ
れている。このフォトセンサ20cは、高さを異ならせ
て複数段配置するようにして、各センサにより異なった
レベルを検知するようにしてもよい。フォトセンサ20
からの検知信号は、図示しない制御部に出力される。
【0026】紙粉取り装置20は、ある程度像担持体回
りに紙粉が進入することを防止でき、クリーニング装置
6でのクリーニング不良、例えばクリーニングブレード
6aと感光体1との間に紙粉が入り込んで黒筋状にトナ
ーが抜けて異常画像となる事態等を防止するには有効で
ある。本発明ではこのような紙粉取り装置20を利用し
て、内蔵したフォトセンサ20によってケーシング20
a内に堆積した紙粉量を検出することで、紙粉取り装置
20の清掃や装置の交換によって紙粉取り装置20内の
紙粉が空に成った時点から、所定回数の画像形成が実施
された後の、ケーシング20a内に堆積する紙粉の量を
検知する。このようにして検知された単位画像形成回数
当たりの紙粉堆積量に基づいて、紙粉の出やすい転写紙
を通紙しているのか、或いは面積の大きい転写紙を多数
通紙しているのかを制御部で判断し、リサイクルモード
から非リサイクルモードへの移行時期を決定する。従っ
て、本実施形態に係る複写機では、現実の紙粉発生量に
即してモード切り替えを行うことができ、紙粉の多数混
じったトナーがリサイクルされる事態を防止できる。
【0027】次に、図4はリサイクルモードから非リサ
イクルモードへ移行する際の決定方法を説明するための
フローチャートであり、搬送パイプ11aの回転によっ
て図2に示した如きリサイクルモードに切り替わった時
に(ステップ1)、紙粉が多い材質の転写紙(例えば、
再生紙)をどの程度の枚数通紙したかを計数し、計数値
がある規定枚数に達したときに(ステップ2,Ye
s)、リサイクルモードに切り替わった時以降に通紙さ
れた転写紙についての累積紙サイズ量を算出して制御部
に記憶する。そして、この累積紙サイズ量を予め記憶さ
れた規定値と比較し、規定値に達したときに(ステップ
3,Yes)、非リサイクルモードに切り替える。ステ
ップ1における通紙枚数の決定に関しては、給紙部の構
成を例えば各給紙段別に再生用紙専用段、上質紙専用段
等として紙種別に設定しておき、この状態を制御部の記
憶部に記憶しておくと共に、各段に装着する転写紙の種
類を決められた紙種に限定して対応関係を確実なものに
しておく。この状態で、いずれの給紙段から何枚の紙が
通紙されたかを計数しておくことにより、紙種別の通紙
枚数を確実に知ることができ、この情報に基づいてステ
ップ2の規定枚数に達したか否かを判定することができ
る。
【0028】上記規定枚数の値は、初期にはポピュラー
な種類の転写紙を用いて実験を行い、ひげ画像が発生す
る頻度、及び発生率を値として算出し設定しておく。本
発明者らが行った実験による、通紙枚数とトナーホッパ
3a内の紙粉量との関係を図5に、通紙枚数とリサイク
ルトナー紙粉量との関係を図6に示す。ここで、実際の
ひげ画像の発生状態によっては設定値との間に差が発生
することもある。そこで、実際のひげ画像の発生状況に
合わせて上記値を変更設定可能に構成する。このように
構成することにより、ユーザ毎に異なるひげ画像の気に
なるレベルに対応できるばかりでなく、環境差や特殊な
紙を用いた場合であってもひげ画像とトナー消費量との
適正なマッチングを図ることができる。また、ステップ
3にて示した累積紙サイズ量については、予めひげ画像
が発生するであろうと予測される累積紙サイズ量を実験
的に割り出しておき、その値を記憶部に記憶しておく。
この累積紙サイズについても実際のひげ発生率の変動に
応じて変更可能にしてもよい。また、非リサイクルモー
ドを実施する期間については、リサイクル経路(搬送パ
イプ11a)内を搬送される回収トナーが全て一巡して
トナー回収容器7に排出されるのに要する時間に基づい
て決定されるので、リサイクル経路の長さ、トナー搬送
速度によって決定される。このため、通常は、実験的に
割り出した時間を記憶部に予め設定しておき、このデー
タに基づいて非リサイクル動作を実行させればよい。た
だし、非リサイクルモードを実行する時間を変更可能に
構成してもよい。
【0029】図7は、上述のようにして、リサイクルモ
ードから非リサイクルモードに移行した際の、トナーリ
サイクル経路内のトナー中に含まれる紙粉濃度の変化
を、通紙枚数との関係で示した図である。図7におい
て、a、c、dは、リサイクルモード時におけるトナー
中に含まれる紙粉濃度の変化を示し、bは、非リサイク
ルモード時におけるトナー中に含まれる紙粉濃度の変化
を示す。すなわち、種々の紙種を混合して用いたり、種
々のサイズの転写紙を通紙した場合には、aのように変
幻的な変化の多いカーブとなり、紙粉の多い一定種類の
大サイズ用紙を多数通紙した場合には、cのように指数
的に、且つ急速に紙粉量が増量するカーブとなる。ま
た、紙粉量の少ない転写紙を用いた場合は、dのように
紙粉量がなだらかに増えるカーブとなる。このように、
紙種、及び紙サイズの変化に応じてモード切り替えを可
能に構成しておけば、臨機応変に且つ的確にリサイクル
モードと非リサイクルモードとの切り替えを行うことが
可能となり、ひげ画像の発生を抑制することが可能とな
る。
【0030】図8、図9に、他の実施形態に係るトナー
リサイクル機構10を示す。このトナーリサイクル機構
10は、上記クリーニング装置6により感光体1から回
収されて搬送スクリュー6bによって搬送されてきたト
ナーを、上記トナー搬送手段11によりトナーホッパ3
a又はトナー回収容器7内に搬送する搬送経路と、上記
ベルトクリーニング装置14によって転写ベルト4aか
ら除去された廃トナーを、廃トナー搬送手段90により
トナー回収容器7内に搬送する搬送経路とを備えてい
る。また、図9に示すトナーリサイクル機構10のトナ
ー搬送手段11は、上記リサイクルモードと非リサイク
ルモードとの切り替えを、搬送パイプ11aの開口部1
1a’に配置したシャッター22で行うように構成され
ている。シャッター22は、図10に示すように、支軸
23により揺動自在に軸支されており、該支軸23を中
心としてソレノイド24により揺動される。そして、上
記非リサイクルモード時は、図10に実線で示す位置に
臨んで、感光体1から回収されたトナーをトナー回収容
器7内に搬送する。一方、リサイクルモード時は、図1
0に破線で示す位置に退避して、感光体1から回収され
たトナーをトナーホッパ3a内に搬送する。
【0031】このトナーリサイクル機構10を用いて上
記非リサイクルモードと上記リサイクルモードとの切り
替えを行う他の制御方法のフローチャートを図11に示
す。この制御方法では、上記レジストローラ5から回収
した紙粉量がひげ画像が発生するxgに達したときの画
像形成枚数と、上記シャッター22の切り替えタイミン
グにおける画像形成枚数との関係を予め実験により求め
ておく。この実験により求めた関係のグラフを図12に
示す。図11において、まず、上記シャッター22をO
FF(退避)して、トナーのリサイクルをONする(ス
テップ1)。そして、このリサイクルモードでの画像形
成枚数をカウントする(ステップ2)。次いで、ステッ
プ3で、上記レジストローラ5から回収した紙粉量がx
gに達したか否かを判定する。この判定結果に基づい
て、図12のグラフより、リサイクルされているトナー
中の紙粉量を予測する(ステップ4)。そして、この予
測値がシャッター22の切り替えタイミングに達したか
否かを判定する(ステップ5)。この判定結果がシャッ
ター22の切り替えタイミングに達している場合に、シ
ャッター22をONにして、リサイクルモードをOFF
にし、非リサイクルモードを実行する(ステップ6)。
この非リサイクルモードが実行されている間の画像形成
枚数をカウントする(ステップ7)。そして、このカウ
ント値が規定枚数に達したか否かを判定する(ステップ
8)。ここでいう規定枚数とは、トナー搬送経路内のト
ナーが一巡するために必要な枚数で、トナーリサイクル
機構10のリサイクル経路の長さによって変わる。ステ
ップ8で規定枚数に達したと判定された場合に、上記各
カウント値をクリア(ステップ9)した後、シャッター
22をOFFに切り替えて、リサイクルモードをONに
する(ステップ10)。
【0032】このように、本実施形態に係る複写機にお
いては、転写紙として使用する紙の種類、材質の違いに
よって発生する紙粉量の相違と常に考慮に入れながら、
感光体1等から回収した残留トナーを現像装置3に戻し
てリサイクルするリサイクルモードと、リサイクルせず
に廃棄する非リサイクルモードとを、紙粉量の多寡に応
じて選択して両モード間の切り替えを行うことができ
る。これにより、異常画像を発生させる過剰な紙粉が現
像装置3に戻されることがなくなる。なお、上記実施形
態では、異常画像発生の原因となる紙粉量により画像形
成モードを切り替える例を示したが、該画像形成モード
は、凝集トナー塊の量に基づいて切り替えることも可能
である。
【0033】請求項1又は2の画像形成方法において
は、総画像形成枚数と画像形成履歴枚数とに基いて、こ
れから画像形成を開始する画像形成条件での、上記異常
画像が発生し始める直前までに形成することが可能な許
容画像形成枚数を算出することができる。そして、該算
出値が所定枚数以上の場合、つまり上記クリーニング装
置6により回収したトナー中に混入した異物によって異
常画像が発生する虞が無い場合には、該クリーニング装
置6により回収したトナーを上記現像装置3に戻すリサ
イクルモードで画像形成が行われる。一方、上記算出値
が所定枚数未満の場合、つまり該クリーニング装置6に
より回収したトナー中に混入した異物によって異常画像
が発生する虞がある場合には、クリーニング装置6によ
り回収したトナーを現像装置3に戻さない非リサイクル
モードで画像形成が行われる。従って、この画像形成方
法によれば、上記クリーニング装置6により回収したト
ナー中に混入している凝集トナーや紙粉等の異物を除去
することなく、該異物による異常画像の発生を防止し
て、該クリーニング装置6により回収したトナーをリサ
イクルトナーとして有効に活用することができるように
なる。
【0034】特に、請求項2の画像形成方法において
は、上記算出値が所定枚数未満になった時点で、トナー
廃棄モードが実行されて、上記クリーニング装置6によ
り回収されて上記現像装置3に戻されつつある全てのト
ナーが、上記トナー回収容器7に廃棄される。すなわ
ち、トナー中に混入している異物によって上記「ひげ画
像」等の異常画像が発生する虞のあるようなトナーが、
リサイクルトナーとして再使用されることが無くなる。
請求項3、4又は5の画像形成装置においては、総画像
形成枚数記憶手段に記憶されている総画像形成枚数と、
画像形成履歴枚数記憶手段に記憶されている画像形成履
歴枚数とに基いて、これから画像形成を開始する場合
の、異常画像が発生し始める直前までに形成することが
可能な許容画像形成枚数が算出される。そして、該算出
値が所定枚数以上の場合、つまり上記クリーニング装置
6により回収したトナー中に混入した異物によって異常
画像が発生する虞が無い場合には、上記リサイクルモー
ドにより、該クリーニング装置6により回収したトナー
を上記トナーリサイクル機構10により上記現像装置3
に戻して画像形成が行われる。一方、上記算出値が所定
枚数未満の場合、つまり上記クリーニング装置6により
回収したトナー中に混入した異物によって異常画像が発
生する虞がある場合には、上記非リサイクルモードによ
り、該クリーニング装置6により回収したトナーを上記
現像装置3に戻さずに画像形成が行われる。従って、こ
の画像形成装置によれば、上記クリーニング装置6によ
り回収したトナー中に混入している凝集トナーや紙粉等
の異物を除去することなく、該異物による異常画像の発
生を防止して、該クリーニング装置6により回収したト
ナーをリサイクルトナーとして有効に活用することがで
きるようになる。特に、請求項4の画像形成装置におい
ては、上記演算手段の算出値が所定枚数未満になった時
点、すなわち、トナー中に混入している異物によって上
記「ひげ画像」等の異常画像が発生する虞のあると判定
された時点で、上記クリーニング装置6により回収され
て上記トナーリサイクル機構10により上記現像装置3
に戻されつつある全てのトナーが、上記トナー回収容器
7に廃棄されるように、トナーリサイクル機構10のト
ナー搬送経路が、搬送経路切替手段により切替えられ
る。これにより、トナー中に混入している異物によって
上記「ひげ画像」等の異常画像が発生する虞のあるよう
なトナーが、リサイクルトナーとして再使用されること
が無くなる。また、請求項5の画像形成装置において
は、上記総画像形成枚数記憶手段には、互いに異なる設
定可能な各画像形成条件毎の実験により求めた各画像形
成条件下での総画像形成枚数が記憶される。また、上記
画像形成履歴枚数記憶手段には、各画像形成条件毎の既
に形成された画像形成履歴枚数が記憶される。そして、
演算手段により、これから画像形成を開始する画像形成
条件での、上記異常画像が発生し始める直前までに形成
することが可能な許容画像形成枚数が演算される。これ
により、例えば、使用される転写紙の紙種やサイズ、ト
ナー粒径、及び温・湿度等の画像形成環境などの、互い
に異なる設定可能な各画像形成条件が変化した場合で
も、上記クリーニング装置6により回収したトナー中に
混入している凝集トナーや紙粉等の異物を除去すること
なく、該異物による異常画像の発生を防止して、該クリ
ーニング装置6により回収したトナーをリサイクルトナ
ーとして有効に活用することができるようになる。請求
項6の画像形成装置においては、紙粉量検出手段によ
り、上記レジストローラ5から除去して上記紙粉取り装
置20に収容された紙粉量が検出される。また、該紙粉
量検出手段の検出結果に基づいて、紙粉量推定手段によ
り、上記クリーニング装置6により回収したトナー中に
混入する紙粉量が推定される。更に、該紙粉量推定手段
により推定された紙粉量に基いて、これから画像形成を
開始する場合の、上記異常画像が発生し始める直前まで
に形成することが可能な許容画像形成枚数が、演算手段
により算出される。そして、該演算手段の算出値が所定
枚数以上の場合、つまり上記クリーニング装置6により
回収したトナー中に混入した異物によって異常画像が発
生する虞が無い場合には、上記リサイクルモードによ
り、該クリーニング装置6により回収したトナーを上記
トナーリサイクル機構により上記現像手段に戻して画像
形成が行われる。一方、上記演算手段の算出値が所定枚
数未満の場合、つまりクリーニング装置6により回収し
たトナー中に混入した異物によって異常画像が発生する
虞がある場合には、上記非リサイクルモードにより、ク
リーニング装置6により回収したトナーを上記現像装置
3に戻さずに画像形成が行われる。これにより、クリー
ニング装置6により回収したトナー中に混入している紙
粉による異常画像の発生を防止して、該クリーニング装
置6により回収したトナーをリサイクルトナーとして有
効に活用することができるようになる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、使用される転
写材の種類やサイズ、及びトナーの粒径等による紙粉や
凝集トナー塊等の異物の発生量の違いを考慮しながら、
リサイクルトナーを無駄にすることなく、適正なトナー
リサイクル量で常に安定した画像を形成することができ
るという優れた効果がある。
【0036】請求項3の発明によれば、クリーニング手
段により回収したトナー中に混入している凝集トナーや
紙粉等の異物を除去することなく、該異物による異常画
像の発生を防止することができる。また、該クリーニン
グ手段により回収したトナーをリサイクルトナーとして
有効に活用することができるので、該リサイクルトナー
を無駄にすることなく、適正なトナーリサイクル量で常
に安定した画像を得ることができるという優れた効果が
ある。請求項6の発明によれば、クリーニング手段によ
り回収したトナー中に混入している紙粉による異常画像
の発生を防止して、該クリーニング手段により回収した
トナーをリサイクルトナーとして有効に活用することが
できる。また、既存の紙粉取り装置を利用して回収トナ
ー混入しようとする紙粉量についての情報を収集でき、
確実且つ容易に該紙粉量の変動を情報化して、ひげ画像
を確実に低減することが可能になるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置としての複写
機の全体的な構成を示す概略構成図。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置のトナ
ーリサイクル機構を有する画像形成部の概略構成図。
【図3】上記トナーリサイクル機構が非リサイクルモー
ドの状態にある上記画像形成部の概略構成図。
【図4】上記トナーリサイクル機構のリサイクルモード
と非リサイクルモードとの切り替え手順を示すフローチ
ャート。
【図5】通紙枚数とトナーホッパ内の紙粉量との関係を
示すグラフ。
【図6】通紙枚数とリサイクルトナー中の紙粉量との関
係を示すグラフ。
【図7】リサイクルモードから非リサイクルモードに移
行した際のトナーリサイクル経路内のトナー中に含まれ
る紙粉濃度の変化を通紙枚数との関係で示したグラフ。
【図8】本実施形態に係る他のトナーリサイクル機構を
示す概略構成図。
【図9】本実施形態に係る更に他のトナーリサイクル機
構を示す概略構成図。
【図10】図9に示すトナーリサイクル機構の概略断面
図。
【図11】図9に示すトナーリサイクル機構のリサイク
ルモードと非リサイクルモードとの切り替え手順を示す
フローチャート。
【図12】レジストローラから回収した紙粉量がxgに
達したときの画像形成枚数と、シャッターの切り替えタ
イミングにおける画像形成枚数との関係を示すグラフ。
【図13】異常画像の一種であるひげ画像が発生した状
態の転写紙のサンプルを示す概略図。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電器 3 現像装置 3a トナーホッパ 4 転写装置 5 レジストローラ 6 クリーニング装置 6a クリーニングブレード 6b 搬送スクリュー 7 トナー回収容器 10 トナーリサイクル機構 11 トナー搬送機構 11a 搬送パイプ 11b 搬送コイル 11a’ 開口部 12 搬送パイプ駆動源 20 紙粉取り装置 20a ケーシング 20b ブレード 20c フォトセンサ 30 露光装置 40 定着装置 P1、P2、P3 転写紙 S 転写位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成した静電潜像を、現像手
    段により現像してトナー像化し、転写手段により該トナ
    ー像を転写材上に転写し、該転写材に転写されずに上記
    像担持体上に残留したトナーをクリーニング手段により
    回収する画像形成方法において、 上記クリーニング手段により回収したトナーを上記現像
    手段に戻して、該トナーをリサイクルトナーとして使用
    し始めてから、該トナー中に混入した異物による異常画
    像が発生し始める直前までの間に形成することができ
    る、互いに異なる設定可能な各画像形成条件下での総画
    像形成枚数と、上記クリーニング手段により回収したト
    ナーを上記現像手段に戻して、該トナーをリサイクルト
    ナーとして使用し始めた後に既に形成した、各画像形成
    条件毎の画像形成履歴枚数とに基いて、これから画像形
    成を開始する画像形成条件での、上記異常画像が発生し
    始める直前までに形成することが可能な許容画像形成枚
    数を算出し、上記算出値が所定枚数以上の場合には上記
    クリーニング手段により回収したトナーを上記現像手段
    に戻すリサイクルモードで画像形成を行い、上記算出値
    が所定枚数未満の場合には上記クリーニング手段により
    回収したトナーを上記現像手段に戻さない非リサイクル
    モードで画像形成を行うことを特徴とする画像形成方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成方法において、 上記算出値が所定枚数未満になった時点で、上記クリー
    ニング手段により回収されて上記現像手段に戻されつつ
    ある全てのトナーをトナー回収容器に廃棄するトナー廃
    棄モードを実行することを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】像担持体と、該像担持体上に静電潜像を形
    成する潜像形成手段と、該像担持体上に形成した静電潜
    像をトナーにより現像して該像担持体上にトナー像を形
    成する現像手段と、該像担持体上に形成したトナー像を
    転写材上に転写する転写手段と、該転写により転写材に
    転写されずに上記像担持体上に残留したトナーを回収す
    るクリーニング手段と、該クリーニング手段により回収
    したトナーを上記現像手段に戻すトナーリサイクル機構
    とを備えた画像形成装置において、 上記クリーニング手段により回収したトナーを上記トナ
    ーリサイクル機構により上記現像手段に戻して、該トナ
    ーをリサイクルトナーとして使用し始めてから、該トナ
    ー中に混入した異物による異常画像が発生し始める直前
    までの間に形成することができる、予め実験により求め
    た総画像形成枚数を記憶する総画像形成枚数記憶手段
    と、上記クリーニング手段により回収したトナーを上記
    トナーリサイクル機構により上記現像手段に戻して、該
    トナーをリサイクルトナーとして使用し始めた後に既に
    形成した画像形成履歴枚数を記憶する画像形成履歴枚数
    記憶手段と、これから画像形成を開始する場合の、上記
    異常画像が発生し始める直前までに形成することが可能
    な許容画像形成枚数を、上記総画像形成枚数と上記画像
    形成履歴枚数とに基いて算出する演算手段と、上記クリ
    ーニング手段により回収したトナーを上記トナーリサイ
    クル機構により上記現像手段に戻して画像形成を行うリ
    サイクルモードと、上記クリーニング手段により回収し
    たトナーを上記現像手段に戻さずに画像形成を行う非リ
    サイクルモードとのうち、いずれのモードを実行するか
    を上記演算手段の算出値によって選択する選択手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3の画像形成装置において、 上記トナーリサイクル機構は、上記クリーニング手段に
    より回収したトナーを上記現像手段に搬送するトナーリ
    サイクル経路と、廃棄トナーを収容するためのトナー回
    収容器に上記クリーニング手段により回収したトナーを
    搬送するトナー廃棄経路と、上記演算手段の算出値に基
    いて上記クリーニング手段により回収したトナーの搬送
    経路を上記トナーリサイクル経路と上記トナー廃棄経路
    との何れか一方に切替える搬送経路切替手段とを備え、 上記演算手段の算出値が所定枚数未満になった時点で、
    上記クリーニング手段により回収されて上記トナーリサ
    イクル機構により上記現像手段に戻されつつある全ての
    トナーを上記トナー回収容器に廃棄するように、上記ト
    ナーリサイクル機構のトナー搬送経路を上記搬送経路切
    替手段により切替えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項3又は4の画像形成装置において、 上記総画像形成枚数記憶手段に記憶させる総画像形成枚
    数は、上記クリーニング手段により回収したトナーを上
    記現像手段に戻して、該トナーをリサイクルトナーとし
    て使用し始めてから、該トナー中に混入した異物による
    異常画像が発生し始める直前までの間に形成することが
    できる、互いに異なる設定可能な各画像形成条件下での
    実験により求めた各画像形成条件毎の総画像形成枚数と
    し、上記画像形成履歴枚数記憶手段に記憶させる画像形
    成履歴枚数は、上記クリーニング手段により回収したト
    ナーを上記現像手段に戻して、該トナーをリサイクルト
    ナーとして使用し始めた後に既に形成した、上記各画像
    形成条件毎の画像形成履歴枚数とし、上記演算手段は、
    これから画像形成を開始する画像形成条件での、上記異
    常画像が発生し始める直前までに形成することが可能な
    許容画像形成枚数を演算することを特徴とする画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】像担持体と、該像担持体上に静電潜像を形
    成する潜像形成手段と、該像担持体上に形成した静電潜
    像をトナーにより現像して該像担持体上にトナー像を形
    成する現像手段と、該像担持体上に形成したトナー像を
    転写材上に転写する転写手段と、該転写により転写材に
    転写されずに上記像担持体上に残留したトナーを回収す
    るクリーニング手段と、該クリーニング手段により回収
    したトナーを上記現像手段に戻すトナーリサイクル機構
    とを備えた画像形成装置において、 上記転写手段に向けて上記転写材を給紙するための給紙
    ローラに付着している紙粉を除去して収容する紙粉取り
    装置内の紙粉量を検出する紙粉量検出手段と、上記紙粉
    量検出手段の検出結果に基づいて、上記クリーニング手
    段により回収したトナー中に混入する紙粉量を推定する
    紙粉量推定手段と、上記紙粉量推定手段により推定され
    た紙粉量に基いて、これから画像形成を開始する場合
    の、上記異常画像が発生し始める直前までに形成するこ
    とが可能な許容画像形成枚数を算出する演算手段と、上
    記クリーニング手段により回収したトナーを上記トナー
    リサイクル機構により上記現像手段に戻して画像形成を
    行うリサイクルモードと、上記クリーニング手段により
    回収したトナーを上記現像手段に戻さずに画像形成を行
    う非リサイクルモードとのうち、いずれのモードを実行
    するかを上記演算手段の算出値によって選択する選択手
    段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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