JP5094278B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、感光体ドラム及び現像装置を用いた画像形成装置に関し、特に非画像形成時において現像ローラ上のトナーをリフレッシュするリフレッシュ工程を備えた画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置では、画像形成を繰り返し行う際に、特に画像上の印字率(画像形成可能な面積(用紙面積)に対する印字される面積の割合をいう。以下同じ。)が低い場合に、トナー担持体(現像ローラ)から静電潜像担持体(感光体ドラム)に飛翔して現像に用いられるトナーが少ないために現像装置内のトナー粒子の入れ替わりが少なく、トナーが過剰に帯電し、画像濃度低下やカブリが発生することがある。特に、カラー機のように複数個の現像装置を備えた画像形成装置においては、写真やグラフィック画像のように高い印字率の画像から文字やロゴマークのみのような低い印字率の画像まで対応する必要があり、現像装置毎の印字率のばらつきも大きくなる。
このような場合には、ベタ黒等の原稿印字率が高いパターンを印刷することにより現像ローラから感光体ドラム側に多量のトナーを飛翔させ、該トナーを記録媒体に転写させてトナーを消費することにより緩和することが可能ではあるが、長期にわたりベタ黒パターンを印刷しないで放置した場合には、トナーの消費が行われないまま現像ローラ表面にトナー粒子が湿度等の影響により固着されてしまい、回復しないこともある。
そのため、従来からトナーの表面形状、材料または外添剤の適正化などにより、トナーの帯電制御能力が安定するように改良されてきてはいるが、トナーの帯電が過剰となり上述のような現象が生じるのを確実に防止するまでには至っていないのが現状である。
上記のような課題を解決するために、現像ローラ上のトナーを強制排出する方法が種々提案されており、例えば特許文献1には、現像ローラに対して非画像形成時に直流バイアスに交流バイアスを重畳して印加することにより、現像ローラ上のトナーを強制消費する一成分現像式の画像形成装置が開示されている。また、特許文献2には、現像装置の単位駆動時間当たりの画像面積率(平均印字率)を算出し、画像面積率に応じてトナーの強制消費量を変更するようにした画像形成装置が提案されている。
特開2000−206770号公報 特開2003−76079号公報
現像ローラ上のトナーの強制排出工程(以下、リフレッシュ工程という)を実行可能な画像形成装置では、強制排出されたトナーはクリーニングローラやクリーニングブレード等の感光体のクリーニング部に回収されることで感光体表面の研磨に利用される。しかしながら、特許文献1、2の方法では、排出されたトナーの回収については何ら考慮されていなかった。そのため、感光体のクリーニング部の回収能力を超える量のトナーが強制排出された場合はクリーニング時間を長くとる必要があった。また、カラー機の場合、カラートナーは色濁り防止のために研磨剤の添加量が少なく、さらに球径であるため、不定形のブラックトナーに比べて研磨性能が低く、クリーニングブレードをすり抜けて感光体表面に残存し易い。そのため、研磨性能の低い球形のカラートナーのみが強制排出された場合は感光体表面の研磨が十分に行われなかったり、トナーのクリーニング不良が発生したりするという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、現像ローラから強制排出されたトナーの回収先を制御することにより、クリーニング時間を短縮するとともに感光体表面の研磨効果を有効に機能させる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、像担持体に対向配置されトナーを担持して像担持体に供給するトナー担持体を有し、像担持体表面に静電潜像に応じたトナー像を形成する現像装置と、該現像装置により像担持体上に形成されたトナー像が転写される転写体と、を備え、非画像形成時に前記トナー担持体側から前記像担持体側へトナーを吐出するリフレッシュ工程を実行可能な画像形成装置において、前記像担持体上のトナーを回収する像担持体クリーニング装置と、前記転写体上のトナーを回収する転写体クリーニング装置とが設けられており、前記リフレッシュ工程で吐出されたトナー吐出パターンの回収先を、トナーの連続吐出量とトナーの特性のうち少なくとも一方に応じて前記像担持体クリーニング装置と前記転写体クリーニング装置とに切り換えることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記リフレッシュ工程におけるトナー吐出量は、所定の印字枚数に亘って算出された画像上の印字率と基準印字率との差に基づいて決定されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記現像装置は1つの像担持体に対向して複数設けられており、前記連続吐出量は、リフレッシュ工程が連続して実行される複数の現像装置から吐出されるトナー量の合算値であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記各現像装置から吐出されるトナーは、球形トナーまたは不定形トナーのいずれかであり、球形トナーで形成されたトナー吐出パターンの回収先を前記転写体クリーニング装置とし、不定形トナーで形成されたトナー吐出パターンの回収先を前記像担持体クリーニング装置としたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記各現像装置から吐出されるトナーは、球形トナーまたは不定形トナーのいずれかであり、前記リフレッシュ工程中のトナー吐出パターンの総印字長さが基準長以下であるときは全てのトナー吐出パターンを前記像担持体クリーニング装置で回収するとともに、総印字長さが基準長を超えたときは、前記不定形トナーで形成されたトナー吐出パターンを含む基準長のトナー吐出パターンを前記像担持体クリーニング装置で回収し、残りのトナー吐出パターンを前記転写体クリーニング装置で回収することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記不定形トナーで形成されたトナー吐出パターンの印字長さを湿度に応じて可変することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記リフレッシュ工程が所定回数実行されたとき、前記像担持体クリーニング装置及び前記転写体クリーニング装置に回収されるトナー中に前記球形トナーと前記不定形トナーをそれぞれ所定の割合以上含むように制御することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記像担持体クリーニング装置及び前記転写体クリーニング装置に回収されるトナー中に前記球形トナーと前記不定形トナーをそれぞれ5%以上含むことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記不定形トナーがブラックのトナー、前記球形トナーがブラック以外のカラートナーであり、前記リフレッシュ工程は、カラーの累積印字枚数が所定枚数となったときブラックのトナーを所定量吐出し、モノクロの累積印字枚数が所定枚数となったときカラートナーを一回につき一色ずつ順に所定量吐出する平均化制御を含むことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記リフレッシュ工程は、所定の印字枚数に亘って算出された画像上の印字率と基準印字率との差に基づいてトナー吐出を行う印字率制御と前記平均化制御とを組み合わせて成り、直前の印字率制御の実行後に平均化制御が実行されたときは、平均化制御におけるトナー吐出量を差し引いて次回の印字率制御におけるトナー吐出量を決定することを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、リフレッシュ工程で吐出されたトナー吐出パターンの回収先を、トナーの連続吐出量とトナーの特性のうち少なくとも一方に応じて像担持体クリーニング装置と転写体クリーニング装置とに切り換えることにより、像担持体クリーニング装置の回収能力を超えるトナーを転写体クリーニング装置で回収してクリーニング時間を短縮することができる。また、不定形トナーや研磨材を外添したトナーを像担持体クリーニング装置で優先的に回収することにより、像担持体表面のクリーニング不良を防止すると同時に、研磨効果を高めて像担持体の表面状態を安定化することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、リフレッシュ工程におけるトナー吐出量を、所定の印字枚数に亘って算出された画像上の印字率と基準印字率との差に基づいて決定することにより、実際の印字率に応じた消費不足分のトナー量が算出されてトナー吐出量が決定されるため、リフレッシュ工程実行時のトナー吐出量を最適な量とすることができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の画像形成装置において、1つの像担持体に対向して複数の現像装置が設けられたカラー画像形成装置では、リフレッシュ工程が連続して実行される複数の現像装置から吐出されるトナー量を合算することにより、実際に像担持体上に連続吐出される総トナー量を像担持体クリーニング装置の回収能力と比較することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の画像形成装置において、各現像装置から吐出されるトナーが球形トナーまたは不定形トナーのいずれかであるとき、研磨効果の高い不定形トナーのみを像担持体クリーニング装置で回収することにより、球形トナーの像担持体表面への残存によるクリーニング不良を防止し、像担持体クリーニング装置のトナー回収量を抑えてクリーニング時間を短縮するとともに、像担持体の表面状態も良好に維持することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第3の構成の画像形成装置において、各現像装置から吐出されるトナーが球形トナーまたは不定形トナーのいずれかであるとき、不定形トナーを含む一定量のトナーが像担持体クリーニング装置に供給されるため、像担持体表面のクリーニング不良を防止し、さらに研磨性能を安定化することができる。また、流動性の高い球形トナーも同時に回収されるため、像担持体クリーニング装置からトナー回収容器に廃トナーを搬送する回収装置によるトナー搬送性も向上する。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第4又は第5の構成の画像形成装置において、不定形トナーで形成されたトナー吐出パターンの印字長さを湿度に応じて可変することにより、像担持体表面にイオン性物質が付着し易い高湿時における研磨効果を一層高めることができる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第4乃至第6のいずれかの構成の画像形成装置において、リフレッシュ工程が所定回数実行されたとき、像担持体クリーニング装置及び転写体クリーニング装置に回収されるトナー中に球形トナーと不定形トナーをそれぞれ所定の割合以上含むように制御することにより、像担持体表面のクリーニング不良を防止し、さらに研磨性能を安定化するとともに、像担持体クリーニング装置及び転写体クリーニング装置からトナー回収容器に廃トナーを搬送する回収装置によるトナー搬送性能も高めることができる。
また、本発明の第8の構成によれば、上記第7の構成の画像形成装置において、像担持体クリーニング装置及び転写体クリーニング装置に回収されるトナー中に球形トナーと不定形トナーをそれぞれ5%以上含むようにしたので、像担持体の研磨性能と廃トナーの搬送性能をより好適に維持することができる。
また、本発明の第9の構成によれば、上記第7又は第8の構成の画像形成装置において、カラーの累積印字枚数が所定枚数となったとき不定形トナーであるブラックのトナーを所定量吐出し、モノクロの累積印字枚数が所定枚数となったとき球形トナーであるカラートナーを一回につき一色ずつ順に所定量吐出する平均化制御をリフレッシュ工程に組み込むことにより、所定のサイクルで見たときの像担持体クリーニング装置及び転写体クリーニング装置に回収される球形トナーと不定形トナーの割合を容易に略平均化することができる。
また、本発明の第10の構成によれば、上記第9の構成の画像形成装置において、印字率制御と平均化制御とを組み合わせたリフレッシュ工程では、直前の印字率制御の実行後に平均化制御が実行されたときは、平均化制御におけるトナー吐出量を差し引いて次回の印字率制御におけるトナー吐出量を決定することにより、無駄なトナー消費を抑えて各トナーの吐出量の比をより平均化することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の現像装置を備えたロータリー現像式のカラー画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置(ここではカラープリンタ)100では、コピー動作を行う場合、装置本体内において、図中の反時計回りに回転する感光体ドラム1が帯電ユニット2により一様に帯電される。そして、パーソナルコンピュータ等から画像入力部(図示せず)に入力された原稿画像データに基づいて露光ユニット3から感光体ドラム1上にレーザビームが照射され、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム1は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電ユニット2により表面を帯電させるようになっている。そして、露光ユニット3からのレーザビームを受けた表面に帯電を減衰させた静電潜像を形成する。感光層を形成する感光材料としては、アモルファスシリコン感光体や有機感光体(OPC感光体)が用いられる。感光層として正OPCを用いた場合、オゾン等の発生が少なく帯電が安定しており、特に単層構造の正OPCは長期間使用して膜厚が変化した場合においても感光特性に変化が少なく、画質も安定するため長寿命のシステムには好適に用いられる。
トナーを感光体ドラム1上に供給するロータリー式の現像ユニット4は、現像装置とトナー容器が一体化されたカートリッジ式のイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の現像装置4a、4b、4c及び4dを備えており、現像装置4a〜4dを感光体ドラム1に対向する位置に順次回転移動させることにより、感光体ドラム1上の静電潜像にトナーが付着されて各色のトナー像が形成される。現像カートリッジ4a〜4dへのトナー補給(トナーインストール)はトナーカートリッジ5から補給パイプ5aを介して行われる。
トナー像が転写される中間転写ベルト6は、中間転写ローラ7a、7b、ベルト駆動ローラ9及び従動ローラ10に掛け渡され、感光体ドラム1に当接しながら図示しない駆動手段により図中の時計回りに回転する。中間転写ベルト6には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、所定のタイミングにより感光体ドラム1上にイエローのトナー像の形成を行う。そして、負極性の転写バイアス(正帯電トナーを用いる場合)が印加された中間転写ローラ7a、7bにより感光体ドラム1上のイエローのトナー像が中間転写ベルト6上に転写される(一次転写)。その後、感光体ドラム1の表面に残留したトナーがクリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bにより除去され、現像ユニット4は所定量(ここでは90°)回転して、上記と同様に今度はマゼンタのトナー像が感光体ドラム1上に形成され、中間転写ベルト6上に転写される。
以下、上述と同様の方法により、感光体ドラム1からシアン及びブラックのトナー像が中間転写ベルト6上に転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。中間転写ベルト6にはベルト駆動ローラ9と対向する位置に転写ローラ14が圧接されており、転写ローラ14の下流側には中間転写ベルト6表面の残留トナーを除去するベルトクリーニングブレード15が配置されている。
上記のようにトナー像が形成された中間転写ベルト6に向けて、用紙Pが給紙機構11から給紙ローラ12及びレジストローラ対13を経由して搬送され、中間転写ベルト6の表面に順次形成されたフルカラーのトナー像が、負極性の転写バイアスが印加された転写ローラ14により用紙Pに一度に転写される(二次転写)。そして、トナー像が転写された用紙は定着装置16に搬送されてトナー像が定着される。定着装置16を通過した用紙Pは、用紙搬送路17及び排出ローラ対18を介して排出トレイ19に排出される。
図2は、本発明の画像形成装置に用いられる現像装置の側面断面図である。なお、以下の説明では、図1の感光体ドラム1と相対する現像装置4aの構成及び動作について説明するが、現像装置4b〜4dの構成及び動作については基本的に同様であるので説明は省略する。
図2に示すように、現像装置4aは、樹脂製の現像容器20内に、トナーが収納されるトナー攪拌部21と、トナー攪拌部21からトナーが供給されるトナー供給部22とが設けられており、トナー攪拌部21及びトナー供給部22は境界壁23によって仕切られている。境界壁23には第1開口部28及び第2開口部29が形成され、第2開口部29は第1開口部28よりも図中上側に位置付けられている。
トナー攪拌部21内には、回転軸にPETフィルムなどの攪拌羽根を貼り付けた撹拌パドル24が図2において反時計回りに回転可能に軸支されている。トナー供給部22内には、潜像を担持する感光体ドラム1(図1参照)と対面し、その潜像を現像するための現像ローラ25、現像ローラ25にトナーを供給するための供給ローラ26、現像ローラ25上のトナー層厚を規制すると共にトナーを帯電させる金属製の規制部材27等が設けられている。
現像ローラ25上のトナー層は規制部材(例えば、厚さ0.08mmのSUS箔で、規制圧=25N/mに設定される)27によって層厚規制されるとともに摩擦帯電されて、感光体ドラム1上の静電潜像の現像に用いられる。規制部材27と反対側の現像ローラ25と現像容器20との隙間にはシール部材30(例えば、導電性の高分子量PEフィルムを用いて、均一に現像ローラ25に接触するようにウレタンスポンジでバックアップされている)が配設され、このシール部材30によってトナー漏れを防止している。
さらに、現像ローラ25及び供給ローラ26は、図2において時計回りに回転するため、第2開口部29は第1開口部28よりも供給ローラ26の回転方向下流側に形成され、第2開口部29は供給ローラ26の上端よりも上側に位置している。そして、第1開口部28は攪拌パドル24の回転軸よりも下側に位置付けられている。
現像装置4aによる現像プロセスについて説明すると、トナー攪拌部21内のトナーは、攪拌パドル24の回転により第1開口部28を通過してトナー供給部22へ送られる。トナー供給部22側へ送られたトナーは供給ローラ26により現像ローラ25へ運ばれ、規制部材27で薄層規制されて現像ニップ部へと搬送され、感光体ドラム1上の静電潜像を現像する。現像に用いられず現像ローラ25上に残ったトナーはシール部材30を通過後、供給ローラ26により引き剥がされてトナー供給部22内に戻される。
供給ローラ26にて搬送されたトナーのうち、規制部材27で規制された過剰なトナーは第1開口部28から供給(充填)される新たなトナーと共にトナー供給部22内で滞留するが、トナー供給部22内のトナー量が多くなると余分なトナーが第2開口部29を通過してトナー供給部22側からトナー攪拌部21に戻され、トナー供給部22の内圧が低減される。
次に、本発明の画像形成装置の制御経路について説明する。図3は、本発明の画像形成装置に用いられる制御経路の一例を示すブロック図である。なお、画像形成装置100を使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、画像形成装置100全体の制御経路は複雑なものとなる。そこで、ここでは制御経路のうち、本発明の実施に必要となる部分を重点的に説明する。
制御部90は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)91、読み出し専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)92、読み書き自在の記憶部であるRAM(Random Access Memory)93、一時的に画像データ等を記憶する一時記憶部94、カウンタ95、画像形成装置100内の各装置に制御信号を送信したり操作部50からの入力信号を受信したりする複数(ここでは2つ)のI/F(インターフェイス)96を少なくとも備えている。また、制御部90は、装置本体内部の任意の場所に配置可能である。
ROM92には、画像形成装置100の制御用プログラムや、制御上の必要な数値等、画像形成装置100の使用中に変更されることがないようなデータ等が収められている。RAM93には、画像形成装置100の制御途中で発生した必要なデータや、画像形成装置100の制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。また、ROM92(或いはRAM93)には、リフレッシュ工程の実行の要否を判断する印刷枚数及びトナー吐出パターンの印字長さの算出に用いられる基準印字率や感光体ドラム1の回転速度の他、トナー吐出パターンの回収先を決定する制御プログラム等も格納されている。カウンタ95は、印刷枚数を積算してカウントする。なお、カウンタ95を別途設けなくても、例えばRAM93でその回数を記憶するようにしてもよい。
また、制御部90は、画像形成装置100における各部分、装置に対し、CPU91からI/F96を通じて制御信号を送信する。また、各部分、装置からその状態を示す信号や入力信号がI/F96を通じてCPU91に送信される。制御部90が制御する各部分、装置としては、例えば、感光体ドラム1、露光ユニット3、現像ユニット4(現像装置4a〜4d)、給紙機構10、定着装置16、画像入力部40、操作部50等が挙げられる。
画像入力部40は、画像形成装置100が図1に示すようなプリンタである場合、パーソナルコンピュータ等から送信される画像データを受信する受信部であり、画像形成装置100が複写機である場合、複写時に原稿を照明するスキャナランプや原稿からの反射光の光路を変更するミラーが搭載された走査光学系、原稿からの反射光を集光して結像する集光レンズ、及び結像された画像光を電気信号に変換するCCD等から構成される画像読取部である。画像入力部40より入力された画像信号はデジタル信号に変換された後、一時記憶部94に送出される。
操作部50には、液晶表示部51、各種の状態を示すLED52、テンキー53が設けられており、ユーザは操作部50を操作して指示を入力することで、画像形成装置100の各種の設定をし、画像形成等の各種機能を実行させる。液晶表示部51は、画像形成装置100の状態を示したり、画像形成状況や印刷部数を表示したり、タッチパネルとして、両面印刷や白黒反転等の機能や倍率設定、濃度設定など各種設定を行えるようになっている。テンキー53は、印刷部数の設定や、画像形成装置100がFAX機能も有する場合に相手方のFAX番号を入力等するためのものである。
その他、操作部50には、画像形成を開始するようにユーザが指示するスタートボタン、画像形成を中止する際等に使用するストップ/クリアボタン、画像形成装置100の各種設定をデフォルト状態にする際に使用するリセットボタン等が設けられている。
本発明の画像形成装置は、記録媒体への非転写時、例えば、画像形成装置を電源オフ状態やスリープ(省電力)モードからコピー開始状態まで立ち上げる際、或いは所定枚数の印刷が行われた時に、現像装置4a〜4d内の現像ローラ25上のトナーを感光体ドラム1側に吐出するリフレッシュ工程を実行可能に構成されている。
実際のトナー吐出パターンを図4に示す。トナー吐出パターンTは、現像ローラ4a(図2参照)の現像領域の幅Hと、画像1枚当りのトナー吐出量に印刷枚数を乗じて求められるトナー吐出長(ドラム周方向の印字長さ)Lとを2辺とする矩形状である。なお、ドラム表面への用紙の付着を防止する分離爪(図示せず)が感光体ドラム1の長手方向の複数箇所に設けられている場合、分離爪にトナーが付着しないように、トナー吐出パターンTの分離爪に対峙する部分に白抜き部が設けられる。
従来のリフレッシュ工程においては、所定時間(所定枚数)毎に印字率を算出し、基準印字率と比較することによりリフレッシュ工程の継続時間、即ちトナー吐出パターンTの印字長さLが決定されていたが、印字率によって印字長さLはまちまちとなっていた。
本発明では、トナー吐出パターンTの印字長さL(トナー吐出量)若しくは研磨性能や流動性等のトナー特性に応じてトナーの回収先を感光体クリーニング部(クリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8b)とベルトクリーニング部(ベルトクリーニングブレード15)とに切り換えることにより、トナーのクリーニング不良や許容量を超えるトナーの吐出を防止して従来に比べて感光体のクリーニング性能を安定化するとともに感光体の表面状態を良好に維持できることを見いだした。
例えば、クリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bのクリーニング性能を超える多量のトナーが吐出された場合は、総吐出量のうち感光体の研磨に必要な量だけをクリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bで回収し、残りを中間転写ベルト6上に転写してベルトクリーニングブレード15で回収することで、感光体ドラム1のクリーニング時間を短縮するとともに研磨効果も維持することができる。
また、図1に示すような、1つの感光体ドラム1に対して複数の現像装置4a〜4dを有するカラー画像形成装置100では、一般にイエロー、マゼンタ、シアンのカラートナーには球形トナーが用いられ、ブラックのトナーには不定形トナーが用いられる。球形トナーはクリーニングブレード8bをすり抜けて感光体表面に残存しやすい上に研磨性能が低く、また色透過性を確保するためカラートナーには研磨材の添加は困難であるため、研磨性能に優れたブラックのトナーを優先的にクリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bで回収することにより、感光体ドラム1のクリーニング不良を防止するとともに研磨効果を十分に引き出すことができる。
回収先の切り換えは、中間転写ベルト6を介して感光体ドラム1に対向する一時転写ローラ7a、7bに印加する転写バイアスの制御により行われる。例えば吐出されたトナーをクリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bに送り込む場合は、一時転写ローラ7a、7bに通常印字時とは逆極性(トナーと同極性)のバイアスを印加する。逆にベルトクリーニングブレード15で回収する場合は、通常印字時と同極性(トナーと逆極性)のバイアスを印加する。
次に、トナー吐出パターンの回収制御について、必要に応じて図1〜図4を参照しながら具体的に説明する。例えば、現像ローラ25及び供給ローラ26の直径をそれぞれ14mm、13mm、現像ローラ25の感光体ドラム1に対する線速比S1を1.1倍、供給ローラ26の現像ローラ25に対する線速比S2を1.2倍とする。また、感光体ドラム1の線速を150mm/秒とする。
先ず、トナー吐出パターンTの印字長さLの算出方法について説明する。リフレッシュ工程を実行する印刷枚数をAとすると、制御部90は、一時記憶部94内のデジタル信号に基づいて画像毎の印字率bnを算出し、さらに印字率bnを積算した積算印字率Σbnを算出する。
そして、積算印字率Σbnをカウンタ95でカウントされた印刷枚数Aで除して印刷枚数A当たりの平均印字率B(%)を算出する。この平均印字率Bと基準印字率(リフレッシュが必要となる印字率の閾値)C(%)との印字率差C−Bが画像1枚当たりの必要吐出量(消費不足分)となるため、これに印刷枚数Aを乗じた(C−B)×A(%)がリフレッシュ工程実行時のトナー吐出量となる。なお、印刷枚数Aや基準印字率C(%)はユーザの使用状況や各色のトナーの特性等に応じて適宜設定することができる。
トナー吐出パターンTの印字長さLは、印字率算出の基準(100%)となる画像サイズの周方向長さをL0とすると、L=L0×(C−B)×A/100により算出される。
例えば、印刷枚数Aを10枚、基準印字率Cを5%とすると、平均印字率Bが2%であったときは、(5−2=3)%×10枚分のトナー吐出パターンTを印字する。これは、A4サイズ画像(幅210mm×周方向長さ297mm)を印字率算出の基準(100%)としたとき、L=297(=L0)×(5−2)×10/100=89.1mmとなり、L=89.1mmのトナー吐出パターンTに相当する。感光体ドラム1の回転速度が150mm/秒であるから、89.1/150=0.594秒間トナーを吐出すれば良い。以上のようにして各現像装置4a〜4dについてトナー吐出パターンTの印字長さLを算出し、リフレッシュ工程を実行する。
次に、実際の回収先切り換え制御例について詳細に説明する。第1の制御例を表1に示す。
※表中、BCはベルトクリーニング部、DCはドラムクリーニング部を示す。
表1に示す制御では、球形トナーであるイエロー(Y)及びマゼンタ(M)のトナー吐出パターンTが吐出されたときは、通常印字時の転写バイアス(トナーと逆極性)を印加して中間転写ベルト6上に転写した後、ベルトクリーニングブレード15で回収する。また、不定形トナーであるブラックのトナー吐出パターンTが吐出されたときは、転写バイアスを通常印字時と逆(トナーと同極性)にしてクリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bで回収する。
この制御により、トナーの総吐出量がクリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bの回収能力を超える場合でも、そのうちのカラートナーは中間転写ベルト6上から回収されるため、感光体ドラム1上のトナー回収時間(クリーニング時間)を短縮することができる。また、クリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bではドラム表面の研磨に必要なブラックのトナーのみが回収されるため、研磨効果も向上し、カラートナーの残存による感光体ドラム1上のクリーニング不良は起こらない。
また、高湿時(例えば70%RH以上)において感光体ドラム1の研磨効果を高めたい場合は、ブラックのトナー吐出量を多くすれば良い。このような制御を第2の制御例として表2に示す。
表2に示す制御では、ブラック(K)の基準印字率を3%から5%に引き上げることにより、平均印字率が表1と同じ0%であっても基準印字率との印字率差が大きくなってブラックのトナー吐出パターンTの印字長さが長くなる。従って、クリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bに供給されるブラックのトナー量が増加し、表1の制御に比べてドラム研磨効果を高めることができる。
また、通常は感光体ドラム1上で回収し、総トナー吐出量が所定値を超える場合は、超過分を中間転写ベルト6上に転写して回収するようにしても良い。このような制御を第3の制御例として表3に示す。
表3に示す制御では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の印字長さを算出し、それらを合算して予め総印字長さを求めておく。そして、総印字長さが基準長を超える場合は、総印字長さのうちブラックのトナーを含む後半の基準長分を感光体ドラム1上で回収し、残りの前半部分を中間転写ベルト6上に転写して回収する。
例えば基準長を300mmとした場合、表3の例ではブラック、シアン、マゼンタの印字長さがそれぞれ89.1mm、59.4mm、118.8mmであるから、感光体ドラム1上で回収可能なイエローの印字長さは、300−(59.4+89.1+118.8)=32.7mmである。実際のイエローの印字長さは118.8mmであるから、中間転写ベルト6上に転写される印字長さは118.8−32.7=86.1mmとなる。
即ち、イエローのトナー吐出パターンを86.1mm吐出するまでは通常印字時の転写バイアスを印加して中間転写ベルト6上に転写し、その後は逆極性の転写バイアスを印加してトナーの回収先をクリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bに切り換える。従って、ブラックのトナーを含む一定量のトナーがクリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bに供給され、研磨性能を安定化することができる。また、流動性の高い球形のカラートナーも同時に回収されるため、クリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bからトナー回収容器に廃トナーを搬送する回収スパイラル等の回収装置によるトナー搬送性も向上する。なお、第2の制御と同様に、高湿時においてブラックの基準印字率を引き上げてブラックのトナー吐出量を多くすることにより、感光体ドラム1の研磨効果を高めることもできる。
ところで、上述したような基準印字率と平均印字率との印字率差に基づいてトナー吐出量を決定する第1〜第3の制御(印字率制御)を行ったとしても、例えばブラックの印字率が高い状態が長期間継続した場合は不定形トナーの吐出量が減少し、カラーの印字率が高い状態が長期間継続した場合は球形トナーの吐出量が減少するため、球形のカラートナーと不定形トナーの吐出量の比が偏って感光体ドラム1の研磨効果や回収された廃トナーの搬送性能を維持できなくなる。例えば所定期間内の総トナー吐出量におけるブラックのトナー(不定形トナー)の割合が5%を下回ると感光体ドラム1の表面状態の維持が困難となる。また、総吐出量におけるカラートナー(球形トナー)の割合が5%を下回ると廃トナーの搬送性能の維持が困難となる。
そこで、第1〜第3の制御に加えて、カラーの累積印刷枚数が所定枚数A1に達したときブラックのトナーを強制的に排出し、モノクロの累積印刷枚数が所定枚数A2に達したときカラートナーを強制的に排出する平均化制御を実行することが好ましい。
例えば、A1を16枚、A2を64枚とすると、カラーの累積印刷枚数が16枚となった時点でブラックのトナーを所定量(例えば印字率25%のA4サイズ画像)だけ吐出する。また、モノクロの累積印刷枚数が64枚となった時点でイエローのトナーを所定量(例えば印字率25%のA4サイズ画像)だけ吐出し、以降は累積印刷枚数が64枚に到達する毎にマゼンタ、シアン、イエロー・・・の順に一色ずつトナーを吐出する。印字率25%のA4サイズ画像分のトナー吐出量は、A4サイズのベタ画像(印字率100%)1/4分に相当するトナー吐出パターンを形成すれば良い。
なお、平均化制御においては一時転写ローラ7a、7bに印加される転写バイアスを0としており、吐出されたトナーは物理的な力により感光体ドラム1側及び中間転写ベルト6側に略均等に付着する。そのため、感光体ドラム1上及び中間転写ベルト6上で約1/2ずつ回収される。従って、ベルトクリーニングブレード15にも不定形のブラックトナーと球形のカラートナーとを所定量含むトナーが供給されるため、ベルトクリーニングブレード15からトナー回収容器への廃トナーの搬送性が向上する。また、中間転写ベルト6に付着したトナーをベルト表面のリフレッシュに利用することができる。
この平均化制御を第1〜第3の制御と組み合わせて実行することにより、50枚、100枚という比較的長いサイクルで見た場合に各トナーの吐出量の比が略平均化され、感光体表面の研磨効果及び廃トナーの搬送性能を安定化することができる。なお、平均化制御の実行サイクルは第1〜第3の制御よりも長期間で良いため、所定枚数A1、A2は第1〜第3の制御を実行する印刷枚数Aよりも大きい値に設定される。
また、印字率制御(第1〜第3の制御)における印刷枚数Aのカウント中に平均化制御が実行されトナーが吐出された場合は、直後に実行する印字率制御においては平均化制御における吐出量を差し引いてトナー吐出パターンの印字長さを決定する。これにより、無駄なトナー消費を抑えて各トナーの吐出量の比をより平均化することができる。
図5は、本発明の画像形成装置において実行されるリフレッシュ工程の一例を示すフローチャートである。図1〜図4を参照しながら、図5のステップに従いリフレッシュ工程の実行手順について説明する。なお、図5では表3に示した第3の制御に平均化制御を組み合わせた制御を示している。
先ず、ユーザによる操作パネル50或いはパソコン等の操作により画像形成処理が開始されると、カウンタ95により印刷枚数n、カラーの累積印刷枚数nc、及びモノクロの累積印刷枚数nmがカウントされる(ステップS1)。制御部90は、一時記憶部94内のデジタル信号に基づいて画像毎の印字率bnを算出し、さらに印字率bnを積算した積算印字率Σbnを算出する。次に、印刷枚数nが所定枚数Aに到達したか否かが判断される(ステップS2)。n=Aである場合の制御は後述する。
次に、カラーの累積印刷枚数ncが所定枚数A1に到達したか否かが判断される(ステップS3)。nc=A1である場合は、ブラック(K)のトナーを所定量(ここでは印字長さL0)だけ吐出する(ステップS4)。そして、ncを0にリセットして(ステップS5)再びステップS1に戻る。ステップS3でnc≠A1である場合は、続いてモノクロの累積印刷枚数nmが所定枚数A2に到達したか否かが判断される(ステップS6)。nm=A2である場合は、イエロー(Y)のトナーを所定量(ここでは印字長さL0)だけ吐出する(ステップS7)。以降、再度nm=A2となった場合はマゼンタ(M)、シアン(C)のトナーを順次印字長さL0だけ吐出する。そして、nmを0にリセットして(ステップS8)再びステップS1に戻る。また、ステップS6でnm≠A2である場合はトナー吐出を行わずにステップS1に戻る。
ステップS2においてn=Aである場合は、制御部90においてΣbn/Aにより平均印字率Bを算出する(ステップS10)。次に、平均印字率Bと基準印字率C(%)との印字率差C−Bに印刷枚数Aを乗じてトナー吐出量(C−B)×A(%)を算出し、さらに印字率算出の基準(100%)となる画像サイズの周方向長さL0に基づいて、トナー吐出パターンTの印字長さLnowを算出する(ステップS11)。そして、A枚カウント中にトナー吐出(ステップS4またはS7)が行われたか否かが判断され(ステップS12)、トナー吐出が行われなかった場合はステップS11で算出された印字長さLnowを実際の印字長さLとする(ステップS13)。一方、トナー吐出が行われた場合は印字長さLnowからステップS4またはS7で吐出された印字長さL0を差し引いた長さを実際の印字長さLとする(ステップS14)。
そして、ステップS13またはS14で算出された印字長さLのトナー吐出パターンTを感光体ドラム1上に吐出してリフレッシュ工程を実行する(ステップS15)。同時に、各色のトナー吐出パターンTの印字長さLを合算した総印字長さΣLを算出し(ステップS16)、ΣLが所定の長さL1(例えば300mm)を超えるか否かが判断される(ステップS17)。
ΣL>L1である場合は、先ず通常印字時の転写バイアスを印加して前半のΣL−L1分のトナー吐出パターンを中間転写ベルト6上に転写してベルト上で回収するとともに(ステップS18)、トナー吐出途中で転写バイアスを逆極性にしてブラックのトナー吐出パターンを含む後半のL1分のトナー吐出パターンを感光体ドラム1上で回収する(ステップS19)。一方、ステップS17でΣL≦L1である場合は、初めから逆極性の転写バイアスを印加して全てのトナー吐出パターンを感光体ドラム1上で回収する(ステップS20)。その後、印刷枚数nを0にリセットして(ステップS21)再びステップS1に戻る。
なお、表1に示した第1の制御、及び表2に示した第2の制御と平均化制御とを組み合わせる場合についても、トナー吐出パターンの回収先を振り分ける工程(ステップS17〜S20)をトナーの粒形に応じた振り分けに変更すれば、図5のフローチャートを用いて全く同様に説明することができる。また、トナーの粒形に代えて、外添剤中の研磨材量やトナーの流動性に応じて回収先を振り分けるようにしても良い。
また、リフレッシュ工程の実行時に現像ローラ25から吐出されるトナー吐出量を印字率レベル毎に規定するトナー吐出モードが複数格納されたトナー吐出量設定テーブルを用いて印字長さLを決定することもできる。
トナー吐出量設定テーブルの一例を図6に示す。図6において、トナー吐出量設定テーブルの各行には平均印字率Bが0%から5%まで1%間隔で割り当てられ、各列には0〜5まで6段階のトナー吐出モードが割り当てられている。各トナー吐出モードには、印字率レベルに応じた印刷1枚当りのトナー吐出量が印字長さ(mm)で規定されている。モード0では平均印字率に関係なくトナー吐出を行わず、モード5まで各印字率レベルでのトナー吐出量が段階的に増加するように設定されている。また、各モード内では平均印字率が高くなるほどトナー吐出量が少なくなるように設定されており、平均印字率が5%以上のときはいずれのモードにおいてもトナー吐出は行われない。なお、トナー吐出モードは手動で設定しても良いし、装置内部の温湿度等に応じて自動的に設定されるようにしても良い。
制御部90で平均印字率Bが算出されると、算出された平均印字率B及び設定モードに対応する行及び列の交差する位置のトナー吐出量(印刷1枚当りの印字長さ)が決定される。このように求められたトナー吐出量に、前回のリフレッシュ工程以降の印刷枚数Aを乗じてトナー吐出量Lnowが算出される。
例えば、算出された平均印字率Bが1.5%、設定モードがMODE4であった場合、1≦B<2の行とモード4の列とが交差する位置の印刷1枚当りの印字長さ4.0mmが選定される。ここで、印刷枚数Aを10枚とすると、トナー吐出量Lnowは4.0×10=40mmとなる。そして、A枚中に平均化制御によるトナー吐出があった場合はLnowからL0を差し引いて実際の印字長さLが決定される。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態においては、制御部90において平均印字率を算出しているが、平均印字率の算出を行う演算部を制御部90とは別個に設けても良い。また本発明では、一例としてロータリー現像式のカラープリンタについてのみ説明したが、アナログ方式のモノクロ複写機やタンデム式のカラー複写機、アナログ方式のモノクロ複写機等の複写機、或いはファクシミリやレーザプリンタ等、現像装置が搭載された種々の画像形成装置に適用できるのはもちろんである。
モノクロやタンデム式のカラー画像形成装置では、感光体ドラムに対し1種類のトナーのみが吐出されるため、トナーの特性による回収先の振り分けは行われないが、トナー吐出量及び感光体ドラム上でのトナーの回収能力に応じて回収先を振り分けることにより、ドラムの表面状態を維持しつつクリーニング時間を短縮することができる。
本発明は、像担持体に対向配置されトナーを担持して像担持体に供給するトナー担持体を有し、像担持体表面に静電潜像に応じたトナー像を形成する現像装置と、該現像装置により像担持体上に形成されたトナー像が転写される転写体と、を備え、非画像形成時にトナー担持体側から像担持体側へトナーを吐出するリフレッシュ工程を実行可能な画像形成装置において、像担持体上のトナーを回収する像担持体クリーニング装置と、転写体上のトナーを回収する転写体クリーニング装置とが設けられており、リフレッシュ工程で吐出されたトナー吐出パターンの回収先を、トナーの連続吐出量とトナーの特性のうち少なくとも一方に応じて像担持体クリーニング装置と転写体クリーニング装置とに切り換える。
これにより、像担持体クリーニング装置の回収能力を超えるトナーを転写体クリーニング装置で回収してクリーニング時間を短縮可能な画像形成装置を提供できる。また、不定形トナーや研磨材を外添したトナーを像担持体クリーニング装置で優先的に回収することにより、球形トナーの残存によるクリーニング不良を防止するとともに、研磨効果を高めて像担持体の表面状態を安定化することができる。
また、1つの像担持体に対向して複数の現像装置が設けられたカラー画像形成装置では、各現像装置から吐出されるトナーが球形トナーまたは不定形トナーのいずれかであるとき、回収が容易で研磨効果の高い不定形トナーのみを像担持体クリーニング装置で回収したので、像担持体クリーニング装置のトナー回収量を抑えてクリーニング時間を短縮するとともに、像担持体のクリーニング不良を防止しつつ表面状態も良好に維持することができる。
また、不定形トナーで形成されたトナー吐出パターンを含む基準長のトナー吐出パターンを像担持体クリーニング装置で回収することで、流動性の高い球形トナーも同時に回収されるため、像担持体クリーニング装置からトナー回収容器に廃トナーを搬送する回収装置によるトナー搬送性も向上する。
また、リフレッシュ工程が所定回数実行されたとき、像担持体クリーニング装置及び転写体クリーニング装置に回収されるトナー中に球形トナーと不定形トナーをそれぞれ所定の割合以上含むようにすれば、像担持体のクリーニング性能及び研磨性能を安定化するとともに、像担持体クリーニング装置及び転写体クリーニング装置からトナー回収容器に廃トナーを搬送する回収装置によるトナー搬送性能も高めたカラー画像形成装置となる。
は、本発明の画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。 は、本発明の画像形成装置に用いられる現像装置の断面図である。 は、本発明の画像形成装置の制御経路を示すブロック図である。 は、本発明に用いられるトナー吐出パターンの一例を示す図である。 は、本発明の画像形成装置におけるリフレッシュ工程の実行手順の一例を示すフローチャートである。 は、本発明に用いられるトナー吐出量設定テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
1 感光体ドラム(像担持体)
4 現像ユニット
4a〜4d 現像装置
6 中間転写ベルト(転写体)
8a クリーニングローラ(像担持体クリーニング装置)
8b クリーニングブレード(像担持体クリーニング装置)
15 ベルトクリーニングブレード(転写体クリーニング装置)
25 現像ローラ(トナー担持体)
26 供給ローラ
90 制御部
91 CPU
92 ROM
93 RAM
94 一時記憶部
95 カウンタ
100 画像形成装置
T トナー吐出パターン
L (トナー吐出パターンの)周方向の印字長さ

Claims (7)

  1. 像担持体に対向配置されトナーを担持して像担持体に供給するトナー担持体を有し、像担持体表面に静電潜像に応じたトナー像を形成する複数の現像装置と、
    該現像装置により像担持体上に形成されたトナー像が転写される転写体と、
    を備え、
    非画像形成時に前記トナー担持体側から前記像担持体側へトナーを吐出するリフレッシュ工程を実行可能な画像形成装置において、
    前記像担持体上のトナーを回収する像担持体クリーニング装置と、前記転写体上のトナーを回収する転写体クリーニング装置とが設けられており、
    前記各現像装置から吐出されるトナーは、球形トナー及び不定形トナーのいずれかであり、前記リフレッシュ工程で吐出されたトナー吐出パターンのうち、球形トナーで形成されたトナー吐出パターンの回収先を前記転写体クリーニング装置とし、不定形トナーで形成されたトナー吐出パターンの回収先を前記像担持体クリーニング装置としたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体に対向配置されトナーを担持して像担持体に供給するトナー担持体を有し、像担持体表面に静電潜像に応じたトナー像を形成する複数の現像装置と、
    該現像装置により像担持体上に形成されたトナー像が転写される転写体と、
    を備え、
    非画像形成時に前記トナー担持体側から前記像担持体側へトナーを吐出するリフレッシュ工程を実行可能な画像形成装置において、
    前記像担持体上のトナーを回収する像担持体クリーニング装置と、前記転写体上のトナーを回収する転写体クリーニング装置とが設けられており、
    前記各現像装置から吐出されるトナーは、球形トナー及び不定形トナーのいずれかであり、前記リフレッシュ工程中のトナー吐出パターンの総印字長さが基準長以下であるときは全てのトナー吐出パターンを前記像担持体クリーニング装置で回収するとともに、総印字長さが基準長を超えたときは、不定形トナーで形成されたトナー吐出パターンを含む基準長のトナー吐出パターンを前記像担持体クリーニング装置で回収し、残りのトナー吐出パターンを前記転写体クリーニング装置で回収することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記リフレッシュ工程が所定回数実行されたとき、前記像担持体クリーニング装置及び前記転写体クリーニング装置に回収されるトナー中に前記球形トナーと前記不定形トナーをそれぞれ所定の割合以上含むように制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体クリーニング装置及び前記転写体クリーニング装置に回収されるトナー中に前記球形トナーと前記不定形トナーをそれぞれ5%以上含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記不定形トナーがブラックのトナー、前記球形トナーがブラック以外のカラートナーであり、前記リフレッシュ工程は、カラーの累積印字枚数が所定枚数となったときブラックのトナーを所定量吐出し、モノクロの累積印字枚数が所定枚数となったときカラートナーを一回につき一色ずつ順に所定量吐出する平均化制御を含むことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記リフレッシュ工程は、所定の印字枚数に亘って算出された画像上の印字率と基準印字率との差に基づいてトナー吐出を行う印字率制御と前記平均化制御とを組み合わせて成り、直前の印字率制御の実行後に平均化制御が実行されたときは、平均化制御におけるトナー吐出量を差し引いて次回の印字率制御におけるトナー吐出量を決定することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記不定形トナーで形成されたトナー吐出パターンの印字長さを湿度に応じて可変することを特徴とする請求項乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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