JP5232438B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、感光体ドラム及び現像装置を用いた画像形成装置に関し、特に非画像形成時において現像ローラ上のトナーをリフレッシュするリフレッシュ工程を備えた画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置では、画像形成を繰り返し行う際に、特に画像上の印字率(画像形成可能な面積(用紙面積)に対する印字される面積の割合をいう。以下同じ。)が低い場合に、トナー担持体(現像ローラ)から静電潜像担持体(感光体ドラム)に飛翔して現像に用いられるトナーが少ないために現像装置内のトナー粒子の入れ替わりが少なく、トナーが過剰に帯電し、画像濃度低下やカブリが発生することがある。特に、カラー機のように複数個の現像装置を備えた画像形成装置においては、写真やグラフィック画像のように高い印字率の画像から文字やロゴマークのみのような低い印字率の画像まで対応する必要があり、現像装置毎の印字率のばらつきも大きくなる。
このような場合には、ベタ等の原稿印字率が高いパターンを印刷することにより現像ローラから感光体ドラム側に多量のトナーを飛翔させ、該トナーを記録媒体に転写させてトナーを消費することにより緩和することが可能ではあるが、長期にわたりベタパターンを印刷しないで放置した場合には、トナーの消費が行われないまま現像ローラ表面にトナー粒子がチャージアップ等の影響により固着されてしまい、回復しないこともある。
そのため、従来からトナーの表面形状、材料または外添剤の適正化などにより、トナーの帯電制御能力が安定するように改良されてきてはいるが、トナーの帯電が過剰となり上述のような現象が生じるのを確実に防止するまでには至っていないのが現状である。
上記のような課題を解決するために、現像ローラ上のトナーを強制排出する方法が種々提案されており、例えば特許文献1には、現像ローラに対して非画像形成時に直流バイアスに交流バイアスを重畳して印加することにより、現像ローラ上のトナーを強制消費する一成分現像式の画像形成装置が開示されている。また、特許文献2には、現像装置の単位駆動時間当たりの画像面積率(平均印字率)を算出し、画像面積率に応じてトナーの強制消費量を変更するようにした画像形成装置が提案されている。
また、特許文献3には、トナーの電荷量を基準トナー像の表面電位から算出し、複数の基準値と比較することにより二成分現像剤の攪拌時間あるいは攪拌速度を制御してトナーの強制消費を行わせる画像形成装置が開示されている。また、特許文献4には、強制消費動作の実行時には、現像剤担持体の回転速度を通常の画像形成時よりも遅くした画像形成装置が開示されている。
特開2000−206770号公報 特開2003−76079号公報 特開平6−186856号公報 特開2005−43799号公報
画像濃度低下やカブリの発生する度合いは現像ローラ上のトナーの帯電状態によって変化するため、画像濃度低下やカブリを効果的に抑制するためには強制排出するトナー量や強制排出時のバイアス値等の現像条件もそれに合わせて最適化する必要がある。しかしながら、上記の特許文献1、2には、トナーを強制排出するタイミングに関しては印刷枚数に応じて定期的に行う方法、或いは印字率に応じて行う方法等が記載されているものの、現像条件を最適化する方法については何ら記載されていなかった。
また、特許文献3には、トナー電荷量の減少、あるいは増加の抑制方法の一例としてトナーの強制消費が記載されているものの、トナーの帯電状態に応じた強制消費条件の具体的な設定方法については何ら記載されていなかった。また、特許文献4においてもトナーの帯電状態に応じて現像剤担持体の回転速度を最適化するものではなかった。
本発明は、上記問題点に鑑み、現像ローラ上のトナーを強制排出するリフレッシュ工程における現像条件を最適化することにより、リフレッシュ工程を有効に機能させる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、像担持体に対向配置されトナーを担持して像担持体に供給するトナー担持体を有し、像担持体表面に静電潜像に応じたトナー像を形成する現像装置と、印刷画像の印字率に基づいて前記トナー担持体からのトナー吐出量を制御する制御手段と、を備え、非画像形成時に前記トナー担持体側から前記像担持体側へトナーを吐出するリフレッシュ工程を実行可能な画像形成装置において、前記リフレッシュ工程中に前記像担持体上に形成されるトナー吐出パターンの帯電状態を検知する検知手段が設けられており、前記制御手段は、前記検知手段の検知結果に応じて次回のリフレッシュ工程におけるトナー吐出パターンの形成条件を制御することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記検知手段は、トナー吐出パターンの層厚を検知するトナー層厚測定手段であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記検知手段は、前記トナー層厚測定手段と、トナー吐出パターンの電位を測定する表面電位センサとで構成されるトナー電荷量測定手段であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記表面電位センサは、基準トナー像表面電位を測定する第1表面電位センサと、トナー吐出前の基準潜像電位を測定する第2表面電位センサとで構成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記制御手段は、前記検知手段の検知結果に応じて次回のリフレッシュ工程におけるトナー吐出パターンの印字長さを制御することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記制御手段は、前記検知手段の検知結果に応じて次回のリフレッシュ工程におけるトナー吐出パターン形成時の現像バイアスのDuty比と周波数の少なくとも一方を制御することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記検知手段は、トナー吐出パターンとは別に形成された検知用パターンの帯電状態を検知することを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、リフレッシュ工程において吐出されたトナー吐出パターンの帯電状態を検知し、検知結果を次回のパターン形成条件に反映させることにより、トナーの帯電状態に応じた最適な吐出条件を設定できるため、現像剤担持体のリフレッシュ効果を高めて画像濃度低下やカブリ等の画像不良を効果的に抑制することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、検知手段としてトナー吐出パターンの層厚を検知するトナー層厚測定手段を設けることにより、トナーの帯電量が増加した時はトナー層厚が薄くなり、トナーの帯電量が減少した時はトナー層厚が厚くなるという関係を用いてトナーの帯電状態が容易に検知可能となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の画像形成装置において、トナー層厚測定手段にトナー吐出パターンの電位を測定する表面電位センサを加えたトナー電荷量測定手段を設けることにより、トナー電荷量を直接測定可能となるため、トナーの帯電状態をより高精度に検知可能となる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の画像形成装置において、表面電位センサを、基準トナー像表面電位を測定する第1表面電位センサと、トナー吐出前の基準潜像電位を測定する第2表面電位センサとで構成することにより、基準トナー像表面電位と基準潜像電位との差を用いて像担持体の特性を差し引いた正確なトナー層の電位を求めることができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の画像形成装置において、トナー吐出パターンの帯電状態に応じて次回のリフレッシュ工程におけるトナー吐出パターンの印字長さを制御することにより、トナーの帯電量が増加した時はリフレッシュ時の吐出量を多くしてチャージアップした微粉トナーを除去することができ、トナーの帯電量が低い場合は不必要な吐出を減らすことができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の画像形成装置において、トナー吐出パターンの帯電状態に応じて次回のリフレッシュ工程におけるトナー吐出パターン形成時の現像バイアスのDuty比と周波数の少なくとも一方を制御することにより、トナーの帯電量が増加した時はトナーと同極性側のピーク電位を高く、且つ現像時間を短くしてチャージアップした微粉トナーを効率的に飛翔させ、トナーの帯電量が低い場合はトナーと同極性側のピーク電位を低く、且つ現像時間を長くして低帯電で静電付着力の弱い大粒径トナーを優先的に感光体ドラム側へ吐出することができる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第6の構成の画像形成装置において、帯電状態を検知する検知用パターンをトナー吐出パターンとは別に形成することにより、直前に検知されたトナー電荷量に関係なく常に現像バイアスを一定にして検知用パターンを形成できるため、トナー吐出パターンの帯電状態を直接検知する場合に比べてトナーの帯電状態の変化を精度良く検知することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置(ここではカラープリンタ)100では、コピー動作を行う場合、装置本体内において、図中の反時計回りに回転する感光体ドラム1が帯電ユニット2により一様に帯電される。そして、パーソナルコンピュータ等から画像入力部(図示せず)に入力された原稿画像データに基づいて露光ユニット3から感光体ドラム1上にレーザビームが照射され、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム1は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電ユニット2により表面を帯電させるようになっている。そして、露光ユニット3からのレーザビームを受けた表面に帯電を減衰させた静電潜像を形成する。感光層を形成する感光材料としては、アモルファスシリコン感光体や有機感光体(OPC感光体)が用いられる。感光層として正OPCを用いた場合、オゾン等の発生が少なく帯電が安定しており、特に単層構造の正OPCは長期間使用して膜厚が変化した場合においても感光特性に変化が少なく、画質も安定するため長寿命のシステムには好適に用いられる。
トナーを感光体ドラム1上に供給するロータリー式の現像ユニット4は、現像装置とトナー容器が一体化されたカートリッジ式のイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の現像装置4a、4b、4c及び4dを備えており、現像装置4a〜4dを感光体ドラム1に対向する位置に順次回転移動させることにより、感光体ドラム1上の静電潜像にトナーが付着されて各色のトナー像が形成される。現像カートリッジ4a〜4dへのトナー補給(トナーインストール)はトナーカートリッジ5から補給パイプ5aを介して行われる。
トナー像が転写される中間転写ベルト6は、中間転写ローラ7a、7b、ベルト駆動ローラ9及び従動ローラ10に掛け渡され、感光体ドラム1に当接しながら図示しない駆動手段により図中の時計回りに回転する。中間転写ベルト6には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、所定のタイミングにより感光体ドラム1上にイエローのトナー像の形成を行う。そして、負極性の転写バイアス(正帯電トナーを用いる場合)が印加された中間転写ローラ7a、7bにより感光体ドラム1上のイエローのトナー像が中間転写ベルト6上に転写される(一次転写)。その後、感光体ドラム1の表面に残留したトナーがクリーニングローラ8a及びクリーニングブレード8bにより除去され、現像ユニット4は所定量(ここでは90°)回転して、上記と同様に今度はマゼンタのトナー像が感光体ドラム1上に形成され、中間転写ベルト6上に転写される。
以下、上述と同様の方法により、感光体ドラム1からシアン及びブラックのトナー像が中間転写ベルト6上に転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。中間転写ベルト6にはベルト駆動ローラ9と対向する位置に転写ローラ14が圧接されており、転写ローラ14の下流側には中間転写ベルト6表面の残留トナーを除去するベルトクリーニングブレード15が配置されている。
上記のようにトナー像が形成された中間転写ベルト6に向けて、用紙Pが給紙機構11から給紙ローラ12及びレジストローラ対13を経由して搬送され、中間転写ベルト6の表面に順次形成されたフルカラーのトナー像が、負極性の転写バイアスが印加された転写ローラ14により用紙Pに一度に転写される(二次転写)。そして、トナー像が転写された用紙は定着装置16に搬送されてトナー像が定着される。定着装置16を通過した用紙Pは、用紙搬送路17及び排出ローラ対18を介して排出トレイ19に排出される。
また、感光体ドラム1と現像ユニット4との対向位置に対し、感光体ドラム1の回転方向下流側近傍には第1表面電位センサ40が配置され、感光体ドラム1の回転方向上流側近傍には第2表面電位センサ41が配置されている。第1表面電位センサ40は現像装置4a〜4dにより感光体ドラム1上に形成されたトナー像の表面電位を測定するものであり、第2表面電位センサ41は露光ユニット3からの露光によって感光体ドラム1上に形成された静電潜像の表面電位を測定するものである。
さらに、中間転写ベルト6を挟んで従動ローラ10と対向する位置には画像濃度センサ43が配置されている。画像濃度センサ43としては、一般にLED等から成る発光素子と、フォトダイオード等から成る受光素子を備えた光学センサが用いられる。中間転写ベルト6上のトナー付着量を測定する際、発光素子から中間転写ベルト6上に形成された各基準画像に対し測定光を照射すると、測定光はトナーによって反射される光、及びベルト表面によって反射される光として受光素子に入射する。
トナーの付着量が多い場合には、ベルト表面からの反射光がトナーによって遮光されるので、受光素子の受光量が減少する。一方、トナーの付着量が少ない場合には、逆にベルト表面からの反射光が多くなる結果、受光素子の受光量が増大する。従って、受光した反射光量に基づく受光信号の出力値により各色の基準画像の濃度を検知し、予め定められた基準濃度と比較して現像バイアスの特性値などを調整することにより、各色について濃度補正が行われる。
図2は、本発明の画像形成装置に搭載される現像装置の側面断面図である。なお、以下の説明では、図1の感光体ドラム1と相対する現像装置4aの構成及び動作について説明するが、現像装置4b〜4dの構成及び動作については基本的に同様であるので説明は省略する。
図2に示すように、現像装置4aは、樹脂製の現像容器20内に、トナーが収納されるトナー攪拌部21と、トナー攪拌部21からトナーが供給されるトナー供給部22とが設けられており、トナー攪拌部21及びトナー供給部22は境界壁23によって仕切られている。境界壁23には第1開口部28及び第2開口部29が形成され、第2開口部29は第1開口部28よりも図中上側に位置付けられている。
トナー攪拌部21内には、回転軸にPETフィルムなどの攪拌羽根を貼り付けた撹拌パドル24が図2において反時計回りに回転可能に軸支されている。トナー供給部22内には、潜像を担持する感光体ドラム1(図1参照)と対面し、その潜像を現像するための現像ローラ25、現像ローラ25にトナーを供給するための供給ローラ26、現像ローラ25上のトナー層厚を規制すると共にトナーを帯電させる金属製の規制部材27等が設けられている。
現像ローラ25上のトナー層は規制部材(例えば、厚さ0.08mmのSUS箔で、規制圧=25N/mに設定される)27によって層厚規制されるとともに摩擦帯電されて、感光体ドラム1上の静電潜像の現像に用いられる。規制部材27と反対側の現像ローラ25と現像容器20との隙間にはシール部材30(例えば、導電性の高分子量PEフィルムを用いて、均一に現像ローラ25に接触するようにウレタンスポンジでバックアップされている)が配設され、このシール部材30によってトナー漏れを防止している。
さらに、現像ローラ25及び供給ローラ26は、図2において時計回りに回転するため、第2開口部29は第1開口部28よりも供給ローラ26の回転方向下流側に形成され、第2開口部29は供給ローラ26の上端よりも上側に位置している。そして、第1開口部28は攪拌パドル24の回転軸よりも下側に位置付けられている。
現像装置4aによる現像プロセスについて説明すると、トナー攪拌部21内のトナーは、攪拌パドル24の回転により第1開口部28を通過してトナー供給部22へ送られる。トナー供給部22側へ送られたトナーは供給ローラ26により現像ローラ25へ運ばれ、規制部材27で薄層規制されて現像ニップ部へと搬送され、感光体ドラム1上の静電潜像を現像する。現像に用いられず現像ローラ25上に残ったトナーはシール部材30を通過後、供給ローラ26により引き剥がされてトナー供給部22内に戻される。
供給ローラ26にて搬送されたトナーのうち、規制部材27で規制された過剰なトナーは第1開口部28から供給(充填)される新たなトナーと共にトナー供給部22内で滞留するが、トナー供給部22内のトナー量が多くなると余分なトナーが第2開口部29を通過してトナー供給部22側からトナー攪拌部21に戻され、トナー供給部22の内圧が低減される。
次に、本発明の画像形成装置の制御経路について説明する。図3は、本発明の画像形成装置に用いられる制御経路の一例を示すブロック図である。なお、画像形成装置100を使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、画像形成装置100全体の制御経路は複雑なものとなる。そこで、ここでは制御経路のうち、本発明の実施に必要となる部分を重点的に説明する。
制御部90は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)91、読み出し専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)92、読み書き自在の記憶部であるRAM(Random Access Memory)93、一時的に画像データ等を記憶する一時記憶部94、カウンタ95、画像形成装置100内の各装置に制御信号を送信したり操作部50からの入力信号を受信したりする複数(ここでは2つ)のI/F(インターフェイス)96を少なくとも備えている。また、制御部90は、装置本体内部の任意の場所に配置可能である。
ROM92には、画像形成装置100の制御用プログラムや、制御上の必要な数値等、画像形成装置100の使用中に変更されることがないようなデータ等が収められている。RAM93には、第1及び第2表面電位センサ40、41或いは画像濃度センサ43の測定データ等の、画像形成装置100の制御途中で発生した必要なデータや、画像形成装置100の制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。また、ROM92(或いはRAM93)には、リフレッシュ工程の実行の要否を判断する印刷枚数及びリフレッシュ工程の要否を判断する際に用いられる基準印字率の他、トナー吐出パターンの印字長さを計算するための現像ローラ25及び供給ローラ26の外周長や感光体ドラム1に対する線速比データ等も格納されている。カウンタ95は、印刷枚数を積算してカウントする。なお、カウンタ95を別途設けなくても、例えばRAM93でその回数を記憶するようにしてもよい。
また、制御部90は、画像形成装置100における各部分、装置に対し、CPU91からI/F96を通じて制御信号を送信する。また、各部分、装置からその状態を示す信号や入力信号がI/F96を通じてCPU91に送信される。制御部90が制御する各部分、装置としては、例えば、感光体ドラム1、露光ユニット3、現像ユニット4(現像装置4a〜4d)、給紙機構10、定着装置16、第1及び第2表面電位センサ40、41、画像濃度センサ43、画像入力部45、操作部50等が挙げられる。
画像入力部45は、画像形成装置100が図1に示すようなプリンタである場合、パーソナルコンピュータ等から送信される画像データを受信する受信部であり、画像形成装置100が複写機である場合、複写時に原稿を照明するスキャナランプや原稿からの反射光の光路を変更するミラーが搭載された走査光学系、原稿からの反射光を集光して結像する集光レンズ、及び結像された画像光を電気信号に変換するCCD等から構成される画像読取部である。画像入力部45より入力された画像信号はデジタル信号に変換された後、一時記憶部94に送出される。
操作部50には、液晶表示部51、各種の状態を示すLED52、テンキー53が設けられており、ユーザは操作部50を操作して指示を入力することで、画像形成装置100の各種の設定をし、画像形成等の各種機能を実行させる。液晶表示部51は、画像形成装置100の状態を示したり、画像形成状況や印刷部数を表示したり、タッチパネルとして、両面印刷や白黒反転等の機能や倍率設定、濃度設定など各種設定を行えるようになっている。テンキー53は、印刷部数の設定や、画像形成装置100がFAX機能も有する場合に相手方のFAX番号を入力等するためのものである。
その他、操作部50には、画像形成を開始するようにユーザが指示するスタートボタン、画像形成を中止する際等に使用するストップ/クリアボタン、画像形成装置100の各種設定をデフォルト状態にする際に使用するリセットボタン等が設けられている。
本発明の画像形成装置は、記録媒体への非転写時、例えば、画像形成装置を電源オフ状態やスリープ(省電力)モードからコピー開始状態まで立ち上げる際、或いは所定枚数の印刷が行われた時に、現像装置4a〜4d内の現像ローラ25上のトナーを感光体ドラム1側に吐出するリフレッシュ工程を実行可能に構成されている。
実際のトナー吐出パターンを図4に示す。トナー吐出パターンTは、現像ローラ4a(図2参照)の現像領域の幅Hと、画像1枚当りのトナー吐出量に印刷枚数を乗じて求められるトナー吐出長(ドラム周方向の印字長さ)Lとを2辺とする矩形状である。なお、ドラム表面への用紙の付着を防止する分離爪(図示せず)が感光体ドラム1の長手方向の複数箇所に設けられている場合、分離爪にトナーが付着しないように、トナー吐出パターンTの分離爪に対峙する部分に白抜き部が設けられる。
トナー吐出パターンTの印字長さLの算出方法について説明する。リフレッシュ工程を実行する印刷枚数をAとすると、制御部90は、一時記憶部94内のデジタル信号に基づいて画像毎の印字率bnを算出し、さらに印字率bnを積算した積算印字率Σbnを算出する。
そして、積算印字率Σbnをカウンタ95でカウントされた印刷枚数Aで除して印刷枚数A当たりの平均印字率B(%)を算出する。この平均印字率Bと基準印字率(リフレッシュが必要となる印字率の閾値)C(%)との印字率差C−Bが画像1枚当たりの必要吐出量(消費不足分)となるため、これに印刷枚数Aを乗じた(C−B)×A(%)がリフレッシュ工程実行時のトナー吐出量となる。なお、印刷枚数Aや基準印字率C(%)はユーザの使用状況や各色のトナーの特性等に応じて適宜設定することができる。
トナー吐出パターンTの印字長さLは、印字率算出の基準(100%)となる画像サイズの周方向長さをL0とすると、L=L0×(C−B)×A/100により算出される。
例えば、印刷枚数Aを10枚、基準印字率Cを5%とすると、平均印字率Bが2%であったときは、(5−2=3)%×10枚分のトナー吐出パターンTを印字する。これは、A4サイズ画像(幅210mm×周方向長さ297mm)を印字率算出の基準(100%)としたとき、L=297(=L0)×(5−2)×10/100=89.1mmとなり、L=89.1mmのトナー吐出パターンTに相当する。感光体ドラム1の回転速度を150mm/秒とすると、89.1/150=0.594秒間トナーを吐出すれば良い。以上のようにして各現像装置4a〜4dについてトナー吐出パターンTの印字長さLを算出し、リフレッシュ工程を実行する。
本発明では、リフレッシュ工程において吐出されたトナー吐出パターンTの帯電状態を検知し、検知結果を次回のパターン形成条件に反映させることにより、従来に比べて画像濃度低下やカブリ等の画像不良を効果的に抑制できることを見いだした。次に、必要に応じて図1〜図4を参照しながら、本発明におけるトナー吐出パターンTの状態の測定方法、及びトナー吐出パターンTの形成条件の制御方法について詳細に説明する。
まず、第1の制御例におけるトナー吐出パターンTの状態の測定方法について述べる。本制御例では、リフレッシュ工程において図4のようなトナー吐出パターンTを印字したときに、同時に第1表面電位センサ40にてトナー層電位を測定する。また、感光体ドラム1の特性を差し引くために、第2表面電位センサ41によりトナー吐出前の基準潜像電位を測定しておく。
さらに、画像濃度センサ43を用いて中間転写ベルト6上に転写されたトナー吐出パターンTのトナー層厚を測定する。ここでトナー層の電位をVt、第1表面電位センサ40の測定により測定された基準トナー像表面電位をVs1、第2表面電位センサ41により測定された基準潜像電位をVs2とすると、以下の式(1)の関係が成り立つ。
Vt=Vs1−Vs2 ・・・・ (1)
次にトナー電荷量をρ(Q/m)、トナー層厚をtとすると、以下の式(2)の関係が成り立つ。
Vt∝1/2ρt2 ・・・・ (2)
そして、上記の式(1)、(2)より、以下の式(3)が導かれる。
Vs1∝1/2ρt2+Vs2 ・・・・ (3)
いま、前述の説明でVs2は一定値として省略でき、トナー層厚tの2乗とトナー電荷量ρ(Q/m)の積は、第1表面電位センサ40で測定される基準トナー像表面電位Vs1に対し比例関係にあり、これにより一様に決まると判断できる。また、トナー層厚tは測定可能であるので、トナー電荷量ρ(Q/m)も決定可能である。
次に、図5のフローチャートに沿って第1の実施例におけるパターン形成条件の制御方法について説明する。本制御例では、リフレッシュ工程におけるトナー吐出パターンTの印字長さLをトナー電荷量に応じて変更することにより、トナーの特性を安定化させるものである。なお、ここでは現像装置4a〜4dの1つについてリフレッシュ工程が実行される手順を説明するが、他の3つの現像装置についても同様の手順で実行される。
先ず、ユーザによる操作パネル50或いはパソコン等の操作により画像形成処理が開始されると、カウンタ95により印刷枚数nがカウントされる(ステップS1)。制御部90は、一時記憶部94内のデジタル信号に基づいて画像毎の印字率bnを算出し、さらに印字率bnを積算した積算印字率Σbnを算出する。次に、印刷枚数nが所定枚数Aに到達したか否かが判断される(ステップS2)。n=Aである場合は、制御部90においてΣbn/Aにより平均印字率Bを算出する(ステップS3)。
次に、平均印字率Bと基準印字率C(%)との印字率差C−Bに印刷枚数Aを乗じてトナー吐出量(C−B)×A(%)を算出し、さらに印字率算出の基準(100%)となる画像サイズの周方向長さL0に基づいて、トナー吐出パターンTの印字長さLを算出する(ステップS4)。なお、RAM93内に前回のリフレッシュ工程で印字長さLの調整指示が記憶されている場合は、調整後の印字長さLを算出する。
次に、第1表面電位センサ40及び第2表面電位センサ41により基準トナー像表面電位Vs1及び基準潜像電位Vs2を測定し、トナー電荷量ρ(Q/m)を算出する(ステップS6)。ステップS6で求めたトナー電荷量ρ(Q/m)はRAM93に一時記憶され、この値と予め記憶された複数の基準値とを比較して、その判定結果によりトナーの電荷量ρ(Q/m)を減少する、あるいは増加を抑制するようにトナー吐出時の各プロセスを制御する。具体的には、トナーの電荷量ρ(Q/m)が高いときはLを大きく、トナーの電荷量ρ(Q/m)が低いときは、Lを小さくする。
例えば、印字長さLを変更するトナー電荷量の下限値(以下、第1基準値C1という)を10(μc/g)に設定し、上限値(以下、第2基準値C2という)を25(μc/g)に設定したとすると、制御部90はステップS6で算出されたρがρ≦C1であるか否かを判断する(ステップS7)。算出されたトナー電荷量ρ(μc/g)が第1基準値C1の10(μc/g)以下である場合は、次回のリフレッシュ工程において形成するトナー吐出パターンTの印字長さLnextを、ステップS4で算出された印字長さL(標準設定)の70%とする指示をRAM93に記憶する(ステップS8)。
ステップS7でρ>C1である場合は、続いてρ≧C2であるか否かを判断する(ステップS9)。算出されたトナー電荷量ρ(μc/g)が第2基準値C2の25(μc/g)以上である場合は、次回のリフレッシュ工程において形成するトナー吐出パターンTの印字長さLnextを、ステップS4で算出された印字長さL(標準設定)の150%とする指示をRAM93に記憶する(ステップS10)。ステップS9でρ<C2である場合、即ちトナー電荷量ρ(μc/g)が10〜25(μc/g)の範囲である場合はLを標準設定とする。その後、カウンタ95のカウント数nを0にリセットして(ステップS11)再びステップS1に戻る。
この制御を行うことにより、トナー電荷量が高い(チャージアップした微粉トナーが多い)場合は、リフレッシュ時の吐出量を多くしてチャージアップした微粉トナーを除去することにより画像濃度の低下を防止し、トナー電荷量が低い場合は不必要な吐出を減らすことができる。
なお、厳密な測定を必要としない場合は第2表面電位センサ41を省略することも可能であり、感光体ドラム1の特性を考慮して制御の精度を上げたい場合にのみ、第2表面電位センサ41を設けて基準潜像電位を測定するようにしても良い。また、印字長さLを調整する方法としては、現像ローラ25からのトナー吐出時間を変化させる方法の他、現像ローラ25に対する感光体ドラム1の線速を変化させる方法を用いても良い。
次に、第2の制御例におけるトナー吐出パターンTの状態の測定方法について述べる。本制御例では、トナー層厚tを用いてリフレッシュ工程におけるトナー吐出パターンの印字長さLを変更することにより、トナーの特性を安定させるものである。具体的には、トナー層厚tが小さいときは印字長さLを大きく、トナー層厚tが大きいときは印字長さLを小さくする。
例えば、印字長さLを変更するトナー層厚の下限値(第1基準値C1)を0.4(mg/cm2)に設定し、上限値(第2基準値C2)を1.0(mg/cm2)に設定したとすると、実際のトナー層厚t(mg/cm2)が第1基準値の0.4(mg/cm2)以下の場合はLの値を標準設定の150%とし、トナー層厚t(mg/cm2)が0.4〜1.0(mg/cm2)の範囲である場合はLを標準設定とする。トナー層厚みt(mg/cm2)が第2基準値の1.0(mg/cm2)以上となった場合はLを標準設定に対し50%に制御する。
この制御を行うことにより、トナー層厚が薄い(トナーがチャージアップして画像濃度が低下している)場合はリフレッシュ時の吐出量を多くしてチャージアップした微粉トナーを除去することができ、トナー層厚が厚い場合は不必要な吐出を減らすことができる。パターン形成条件の制御方法については図5に示した第1の制御例と同様であるため説明を省略する。なお、第2の制御においてはトナー電荷量ρ(μc/g)の測定は不要であるため、第1表面電位センサ40及び第2表面電位センサ41を設ける必要はない。また、画像濃度センサ43を第1表面電位センサ40の近傍に配置して感光体ドラム1上でトナー層厚tを測定するようにしても良い。
次に、第3の制御例について説明する。第1、第2の実施例では印字長さLを変更することによりトナーの特性を安定させる効果を得たが、これを現像バイアスにフィードバックさせることも可能である。リフレッシュ工程において現像ローラ25に印加される交流バイアス電圧のDuty比及び周波数を適正化することにより、Duty比の変更による選択的排出効果と、周波数の変更による選択的排出効果とが重畳的に作用するため、現像に不必要な粒径及び帯電量のトナーをより効率良く排出してトナーをより安定的な状態に保つことができる。
現像ローラに印加される交流バイアス電圧のDuty比と感光体ドラム上に吐出される微粉トナーの割合との関係を図6に示す。また、面積中心電圧を一定にしてDuty比を変化させたときの交流波形の変化を図7に示す。図6においては、Duty比(%)を横軸に、4μm以下の微粉トナーの個数(%)を縦軸にとり、周波数を3kHzに固定してDuty比を30%から70%まで変化させたときの、平均粒径6.8μmのトナーにおける4μm以下の微粉トナーの割合の変化を表している。図6から明らかなように、感光体ドラム上の微粉トナーの割合は、Duty比が低いほど高くなり、Duty比が高いほど低くなっている。なお、ここでいうDuty比とは、交流波形1周期に対するプラス側(トナーと同極性側)波形の時間の割合を指す。即ち、図7に実線で示す交流バイアス電圧においては、プラス側波形の継続時間Aと波形のない時間Bとが等しいため、Duty比(=A/A+B)は50%となる。
また、Duty比を変化させる場合は、面積中心電圧を一定にしてDuty比を変化させるものとする。図7に示すDuty比が50%の交流バイアス電圧においては、面積中心電圧V1は波形の1/2の高さとなる。この交流バイアス電圧のDuty比を30%(A:B=3:7)にすると、図7に破線で示すようにプラス側波形が高くなり、面積中心電圧V1を超える部分(プラス側ピーク電圧)の割合が波形全体(ピークツーピーク値)の70%となる。即ち、感光体ドラム上へのトナー移動に寄与する電界(現像電圧成分)は、Duty比に反比例して高くなる。従って、Duty比を小さくすることにより、チャージアップした微粉トナーも感光体ドラム側へ吐出可能となり、印字長さLの値を大きくすることと同等の効果を得ることができる。
一方、Duty比を70%(A:B=7:3)にすると、図7に一点鎖線で示すようにプラス側波形が低くなり、面積中心電圧V1を超える部分(プラス側ピーク電圧)の割合が波形全体(ピークツーピーク値)の30%となる。従って、感光体ドラムからの引き剥がし電界(マイナス側ピーク電圧)が強くなり、現像時間(プラス側波形の継続時間A)が長くなるため、より電気的作用を受けやすいチャージアップした微粉トナーは現像ローラ25側に引き戻され、電気的作用を受けにくい低帯電トナーは結果的に感光体ドラム1側に付着したまま残存することとなり、低帯電で静電付着力の弱い大粒径トナーを優先的に感光体ドラム側へ吐出することが可能となる。特にトナーの帯電が下がりカブリが発生し易くなったときには、このような制御が有効である。
また、周波数を上げるとプラス側波形が高く、且つ現像時間は短くなるため、チャージアップした微粉トナーの吐出に有効となり、周波数を下げるとプラス側波形が低く、且つ現像時間は長くなるため、低帯電での大粒径トナーの吐出に有効となる。従って、Duty比の制御に代えて、或いはDuty比の制御と共に、トナーの帯電状態に応じて周波数を適正化することで、画像濃度の低下やカブリの発生を抑制することができる。
次に、図8のフローチャートに沿って第3の実施例におけるパターン形成条件の制御方法について説明する。画像形成処理が開始されてから平均印字率が算出され、リフレッシュ工程が実行されるまでの手順(ステップS1〜S5)は図5に示した第1の制御例と同様であるため説明を省略する。
リフレッシュ工程の実行後、感光体ドラム1上にトナー荷電量を測定する検知用パターンを形成する(ステップS6)。このときの現像バイアスのDuty比は標準設定(例えば50%)とする。そして、第1表面電位センサ40及び第2表面電位センサ41により検知用パターンの基準トナー像表面電位Vs1及び基準潜像電位Vs2を測定し、トナー電荷量ρ(Q/m)を算出する(ステップS7)。ステップS7で求めたトナー電荷量ρ(Q/m)はRAM93に一時記憶され、この値と予め記憶された複数の基準値とを比較して、その判定結果によりトナー吐出時の現像バイアスのDuty比を制御する。
例えば、Duty比を変更するトナー電荷量の第1基準値C1を10(μc/g)に設定し、第2基準値C2を25(μc/g)に設定したとすると、制御部90はステップS6で算出されたρがρ≦C1であるか否かを判断する(ステップS8)。算出されたトナー電荷量ρ(μc/g)が第1基準値C1の10(μc/g)以下である場合は、次回のリフレッシュ工程においてトナー吐出パターンTを形成する際のDuty比を標準設定(50%)から70%に上げる指示をRAM93に記憶する(ステップS9)。
ステップS7でρ>C1である場合は、続いてρ≧C2であるか否かを判断する(ステップS10)。算出されたトナー電荷量ρ(μc/g)が第2基準値C2の25(μc/g)以上である場合は、次回のリフレッシュ工程においてトナー吐出パターンTを形成する際のDuty比を標準設定(50%)から30%に下げる指示をRAM93に記憶する(ステップS11)。ステップS10でρ<C2である場合、即ちトナー電荷量ρ(μc/g)が10〜25(μc/g)の範囲である場合はDuty比を標準設定とする。その後、カウンタ95のカウント数nを0にリセットして(ステップS12)再びステップS1に戻る。
なお、ここではステップS6において現像バイアスのDuty比を標準設定として検知用パターンを形成し、検知用パターンの表面電位を測定してトナー電荷量を算出することとしたが、ステップS6を省略して、第1の制御例と同様にトナー吐出パターンTの表面電位を測定してトナー電荷量を算出することもできる。しかし、トナー吐出パターンTを形成する際の現像バイアスのDuty比は、直前に検知されたトナー電荷量に応じてトナー電荷量を下げる方向に調整されるため、トナーの帯電状態の変化を精度良く検知することが困難である。そのため、図8のように検知用パターンを形成するステップを設けることが好ましい。また、検知用パターンを形成するタイミングはリフレッシュ実行直後に限らず、例えばリフレッシュ実行前としても良い。
また、図8ではリフレッシュ工程実行時の現像バイアスのDuty比をトナー電荷量に応じて制御する方法を示したが、現像バイアスのDuty比を第2の制御例のようにトナー層厚に応じて制御するようにしても良い。さらに、Duty比の制御に代えて、或いはDuty比と共に現像バイアスの周波数を制御するようにしても良い。
上記の各制御例では、印刷枚数A、平均印字率B(又は印字率bn)及び基準印字率Cを用いて計算によりトナー吐出量(印字長さL)を求めているが、他の方法により印字長さLを求めても良い。例えば、リフレッシュ工程の実行時に現像ローラ25から吐出されるトナー吐出量を印字率レベル毎に規定するトナー吐出モードが複数格納されたトナー吐出量設定テーブルを用いて印字長さLを決定することもできる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態においては、制御部90において平均印字率を算出しているが、平均印字率の算出を行う演算部を制御部90とは別個に設けても良い。また本発明では、一例としてロータリー現像式のカラープリンタについてのみ説明したが、アナログ方式のモノクロ複写機やタンデム式のカラー複写機、アナログ方式のモノクロ複写機等の複写機、或いはファクシミリやレーザプリンタ等、現像ローラと供給ローラを備えた現像装置が搭載された種々の画像形成装置に適用できるのはもちろんである。
図1に示した本発明の画像形成装置を用いて印刷を行った場合の、リフレッシュ工程実行時のトナー吐出パターンの形成条件と画像不良との関係を調査した。試験条件は、現像ローラ25及び供給ローラ26の直径をそれぞれ14mm、13mm、現像ローラ25の感光体ドラム1に対する線速比S1を1.1倍、供給ローラ26の現像ローラ25に対する線速比S2を1.2倍、感光体ドラム1の回転速度を150mm/秒とし、図5のようにトナー電荷量に応じて印字長さLを制御した場合(本発明1)と、印字長さLを制御しなかった場合(比較例1)とで、テスト画像を連続印刷したときの低温環境でのベタ画像の濃度低下及び高温環境での画像かぶりの発生を調査した。なお、印字長さLを制御するトナー電荷量の第1基準値C1及び第2基準値C2を、それぞれ10μc/g、25μc/gとした。
評価方法は、印刷された画像の濃度をマクベス(株)製の反射濃度計(RD918)を用いてID(イメージデンシティ)を測定し、ベタ画像におけるIDの低下で濃度低下を評価し、白抜き部分におけるIDの上昇で画像かぶりを評価した。結果を図9、図10に示す。
図9から明らかなように、トナー電荷量が25μc/g以上の場合に印字長さLを標準設定の150%とする本発明1(図に□印で表示)では、10,000枚印刷後においてもID値は1.33であり、初期値(1.4)から殆ど低下しなかった。一方、トナー電荷量に関係なく印字長さLを常に標準設定とする比較例1(図に黒丸印で表示)では、10,000枚印刷後にID値が1.05まで低下した。
また、図10から明らかなように、トナー電荷量が10μc/g以下の場合に印字長さLを標準設定の70%とする本発明1(図に□印で表示)では、10,000枚印刷後においても白抜き部分のID値は0.07であり、画像かぶりは肉眼で気にならない程度であった。一方、トナー電荷量に関係なく印字長さLを常に標準設定とする比較例1(図に黒丸印で表示)では、10,000枚印刷後にID値が0.12まで上昇し、顕著な画像かぶりが認められた。
図8のようにトナー電荷量に応じて現像バイアスのDuty比を制御した場合(本発明2)と、Duty比を制御しなかった場合(比較例2)とで、テスト画像を連続印刷したときのベタ画像の濃度低下及び画像かぶりの発生を調査した。試験条件及び評価方法は実施例1と同様とした。結果を図11及び図12に示す。
図11から明らかなように、トナー電荷量が25μc/g以上の場合にDuty比を30%とする本発明2(図に□印で表示)では、10,000枚印刷後においてもID値は1.34であり、初期値(1.4)から殆ど低下しなかった。一方、トナー電荷量に関係なくDuty比を常に標準設定(50%)とする比較例2(図に黒丸印で表示)では、10,000枚印刷後にID値が1.07まで低下した。
また、図12から明らかなように、トナー電荷量が10μc/g以下の場合にDuty比を70%とする本発明2(図に□印で表示)では、10,000枚印刷後においても白抜き部分のID値は0.07であり、画像かぶりは肉眼で気にならない程度であった。一方、トナー電荷量に関係なくDuty比を常に標準設定(50%)とする比較例2(図に黒丸印で表示)では、10,000枚印刷後にID値が0.11まで上昇し、顕著な画像かぶりが認められた。
この結果より、トナー電荷量に応じてトナー吐出パターンの印字長さL、或いはトナー吐出パターン形成時の現像バイアスのDuty比を制御する場合は高いリフレッシュ効果が得られ、濃度低下や画像かぶりを効果的に抑制できることが確認された。なお、ここでは示さないが、トナー層厚に応じて印字長さL又は現像バイアスを制御する第2の制御を用いた場合も同様の結果が得られることが確認されている。
本発明は、像担持体に対向配置されトナーを担持して像担持体に供給するトナー担持体を有し、像担持体表面に静電潜像に応じたトナー像を形成する現像装置と、印刷画像の印字率に基づいてトナー担持体からのトナー吐出量を制御する制御手段と、を備え、非画像形成時にトナー担持体側から像担持体側へトナーを吐出するリフレッシュ工程を実行可能な画像形成装置において、リフレッシュ工程中に像担持体上に形成されるトナー吐出パターンの帯電状態を検知する検知手段が設けられており、制御手段は、検知手段の検知結果に応じて次回のリフレッシュ工程におけるトナー吐出パターンの形成条件を制御する。
これにより、トナーの帯電状態に応じた最適な吐出条件を設定できるため、トナー担持体のリフレッシュ効果を高めてトナー担持体上のトナーの特性を安定化することができ、画像濃度低下やカブリ等の不具合が発生せず高画質な画像を形成可能な画像形成装置を提供できる。
トナーの帯電状態は、トナーの表面電位を直接測定するか、或いはトナー層厚を測定して検知することができる。トナー吐出パターンの形成条件は、検知結果に応じて印字長さやパターン形成時の現像バイアスを調整することで制御可能である。現像バイアスを調整する場合、トナー吐出パターンとは別に検知用パターンを形成するようにしたので、常に一定の条件でトナーの帯電状態を検知可能となり検知精度が向上する。
は、本発明の画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。 は、本発明の画像形成装置に用いられる現像装置の断面図である。 は、本発明の画像形成装置の制御経路を示すブロック図である。 は、本発明に用いられるトナー吐出パターンの一例を示す図である。 は、第1の制御を用いたリフレッシュ工程の実行手順を示すフローチャートである。 は、現像ローラに印加される交流バイアス電圧のDuty比と感光体ドラム上に吐出される微粉トナーの割合との関係を示すグラフである。 は、面積中心電圧を一定にしてDuty比を変化させたときの交流波形の変化を示すグラフである。 は、第3の制御を用いたリフレッシュ工程の実行手順を示すフローチャートである。 は、トナー吐出パターンの印字長さLをトナー電荷量に応じて制御した場合(本発明1)としなかった場合(比較例1)における印字枚数とベタ画像の画像濃度との関係を示すグラフである。 は、トナー吐出パターンの印字長さLをトナー電荷量に応じて制御した場合(本発明1)としなかった場合(比較例1)における印字枚数と画像かぶりとの関係を示すグラフである。 は、トナー吐出パターン形成時の現像バイアスのDuty比をトナー電荷量に応じて制御した場合(本発明2)としなかった場合(比較例2)における印字枚数とベタ画像の画像濃度との関係を示すグラフである。 は、トナー吐出パターン形成時の現像バイアスのDuty比をトナー電荷量に応じて制御した場合(本発明2)としなかった場合(比較例2)における印字枚数と画像かぶりとの関係を示すグラフである。
符号の説明
1 感光体ドラム(像担持体)
4 現像ユニット
4a〜4d 現像装置
25 現像ローラ(トナー担持体)
26 供給ローラ
40 第1表面電位センサ(トナー電荷量測定手段)
41 第2表面電位センサ(トナー電荷量測定手段)
43 画像濃度センサ(トナー層厚測定手段)
90 制御部(制御手段)
91 CPU
92 ROM
93 RAM
94 一時記憶部
95 カウンタ
100 画像形成装置
T トナー吐出パターン
L (トナー吐出パターンの)周方向の印字長さ

Claims (5)

  1. 像担持体に対向配置されトナーを担持して像担持体に供給するトナー担持体を有し、像担持体表面に静電潜像に応じたトナー像を形成する現像装置と、
    印刷画像の印字率に基づいて前記トナー担持体からのトナー吐出量を制御する制御手段と、を備え、
    非画像形成時に前記トナー担持体側から前記像担持体側へトナーを吐出するリフレッシュ工程を実行可能な画像形成装置において、
    前記リフレッシュ工程中に前記像担持体上に形成されるトナー吐出パターンの帯電状態を検知する検知手段として、トナー吐出パターンの層厚を検知するトナー層厚測定手段と、トナー吐出パターンの電位を測定する表面電位センサとで構成されるトナー電荷量測定手段が設けられており、
    前記制御手段は、前記トナー電荷量測定手段により測定されたトナー電荷量が所定値以上である場合は、次回のリフレッシュ工程において、印字率に基づいて算出されたトナー吐出量よりも多くの量のトナーを吐出するトナー吐出パターンを形成し、前記トナー電荷量測定手段により測定されたトナー電荷量が所定値以下である場合は、次回のリフレッシュ工程において、印字率に基づいて算出されたトナー吐出量よりも少ない量のトナーを吐出するトナー吐出パターンを形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体に対向配置されトナーを担持して像担持体に供給するトナー担持体を有し、像担持体表面に静電潜像に応じたトナー像を形成する現像装置と、
    印刷画像の印字率に基づいて前記トナー担持体からのトナー吐出量を制御する制御手段と、を備え、
    非画像形成時に前記トナー担持体側から前記像担持体側へトナーを吐出するリフレッシュ工程を実行可能な画像形成装置において、
    前記リフレッシュ工程中に前記像担持体上に形成されるトナー吐出パターンの帯電状態を検知する検知手段として、トナー吐出パターンの層厚を検知するトナー層厚測定手段と、トナー吐出パターンの電位を測定する表面電位センサとで構成されるトナー電荷量測定手段が設けられており、
    前記制御手段は、前記トナー電荷量測定手段により測定されたトナー電荷量が所定値以上である場合は、次回のリフレッシュ工程において、前記トナー担持体に印加される交流バイアスのDuty比を所定値よりも低く設定するとともに、或いは前記Duty比の設定に代えて、前記交流バイアスの周波数を所定値よりも高く設定してトナー吐出パターンを形成し、前記トナー電荷量測定手段により測定されたトナー電荷量が所定値以下である場合は、次回のリフレッシュ工程において、前記Duty比を所定値よりも高く設定するとともに、或いは前記Duty比の設定に代えて、前記周波数を所定値よりも低く設定してトナー吐出パターンを形成することを特徴とする画像形成装置
  3. 前記制御手段は、前記トナー電荷量測定手段により測定されたトナー電荷量に応じて次回のリフレッシュ工程におけるトナー吐出パターンの印字長さを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー電荷量測定手段は、トナー吐出パターンとは別に形成された検知用パターンの帯電状態を検知することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記表面電位センサは、基準トナー像表面電位を測定する第1表面電位センサと、トナー吐出前の基準潜像電位を測定する第2表面電位センサとで構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
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