JP7419870B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体を備えた複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、同一色で同一種類のトナーを複数の現像装置に充填して画像形成を行う画像形成装置に関するものである。
電子写真プロセスを用いた従来の画像形成装置においては、帯電装置により均一に帯電された感光体ドラム等の像担持体上に露光装置からレーザー照射を行うことにより静電潜像を形成し、現像装置により静電潜像にトナーを付着させてトナー像とした後、トナー像を用紙(記録媒体)上に転写し、定着処理を行う画像形成プロセスが実行される。
このような画像形成装置では、通常、モノクロ画像の形成を行う画像形成装置では黒色のトナーを現像する現像装置が、カラー画像の形成を行う画像形成装置では、複数色(例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーを現像する現像装置が、それぞれ1個ずつ装着される。
一方、特許文献1には、同色のトナーを収容する複数個の現像ユニットが着脱可能に装着され、各現像ユニットの属性情報と、印刷データに基づいて把握される、画像形成の対象である画像の種類とに基づいて、当該画像の形成に使用する現像ユニットを選択する画像形成装置が開示されている。特許文献1の画像形成装置では、形成する画像の種類に応じた適切な画質での画像形成を行うことを目的としている。
ところで、従来の画像形成装置では、画像中に白点が発生したり、筋状やピッチ状の画像濃度ムラが発生したりすることがあった。これらの不具合は、部品の公差や部分的な品質低下等によって発生するものもあり完全に解消することはできず、高品質の画像を得ることが困難であった。
特開2005-352409号公報
上記の不具合の解消方法として、現像装置に2本の現像ローラーを搭載したり、同一色の現像装置を複数搭載したりする試みがなされている。即ち、或る1つの現像装置や現像ローラーが白点の発生や画像濃ムラの発生原因を持っていても、同一色の他の現像装置や、現像装置内の他の現像ローラーを使用することで、白点や画像濃度ムラを目立たなくすることが可能となる。
しかし、同一色のトナー像を複数回重ね合わせて所望の画像を形成する際に、異常のある現像装置を含む画像形成部によって形成された画像が大きく毀損している場合、その毀損部分を解消できないことがある。特に、かぶりやキャリア現像が発生している現像装置があれば、その不具合を解消することは困難である。その場合、異常のある画像形成部の使用を中止し、他の画像形成部を使用して画像を形成することが好ましい。但し、同一色のトナーを用いて現像を行うため、どの画像形成部で異常が発生しているかを容易に確認することができないという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、同一色で同一種類のトナーが充填された現像装置を含む複数の画像形成部を用いて画像形成を行う場合に、異常の発生している画像形成部を容易に且つ精度よく検出可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、複数の画像形成部と、現像電圧電源と、電流検出部と、制御部と、を備えた画像形成装置である。画像形成部は、表面に感光層が形成された像担持体と、像担持体に対向配置され、トナーを含む現像剤を担持する現像剤担持体を有し、像担持体に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、を有し、同一色のトナー像を重ね合わせて画像を形成する。複数の画像形成部は、同一色で同一種類のトナーを含む現像剤を使用し、それぞれ画像濃度を均等に分割するように略同一の現像条件が設定されている。現像電圧電源は、現像剤担持体に直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を印加する。電流検出部は、現像剤担持体に現像電圧を印加したときに流れる現像電流の直流成分を検出する。制御部は、画像形成部および現像電圧電源を制御する。制御部は、画像形成時に電流検出部によって検出された像担持体の非露光部に流れる現像電流の直流成分である白地部電流I1、および像担持体の露光部に流れる現像電流の直流成分である画像部電流I2の少なくとも一方に基づいてそれぞれの画像形成部の異常の有無を検出する。制御部は、いずれかの画像形成部に異常が検出された場合は当該画像形成部を使用不可とし、使用可能な画像形成部に画像濃度を均等に分割するように現像条件を再設定する。
本発明の第1の構成によれば、同一色で同一種類のトナーが充填された現像装置を含む複数の画像形成部それぞれに画像濃度を均等に分割するように略同一の現像条件が設定された画像形成装置において、画像形成時に電流検出部によって検出された像担持体の非露光部に流れる現像電流の直流成分である白地部電流I1、および像担持体の露光部に流れる現像電流の直流成分である画像部電流I2の少なくとも一方に基づいて、画像形成部の異常を容易に且つ精度よく検出することができる。そして、検出結果に基づいて画像形成部の使用の可否を判定し、使用可能な画像形成部それぞれに画像濃度を均等に分割するように現像条件を再設定することにより、現像ゴースト、画像かぶり、転写不良等の画像不具合を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の内部構成を示す側面断面図 画像形成装置100に搭載される現像装置3aの側面断面図 画像形成部Paの構成および制御経路を示す図 本実施形態の画像形成装置100における画像形成部Pa~Pdの異常検出制御例を示すフローチャート
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の内部構造を示す断面図である。画像形成装置100(ここではモノクロプリンター)本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、PcおよびPdが、搬送方向上流側(図1では左側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa~Pdは、同一色(ブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像および転写の各工程によりブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa~Pdには、同一色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム(像担持体)1a、1b、1cおよび1dが配設されており、さらにベルト駆動モーター(図示せず)により図1において反時計回り方向に回転する中間転写ベルト(中間転写体)8が各画像形成部Pa~Pdに隣接して設けられている。これらの感光体ドラム1a~1d上に形成されたトナー像が、各感光体ドラム1a~1dに当接しながら移動する中間転写ベルト8上に順次一次転写されて重畳される。その後、中間転写ベルト8上に一次転写されたトナー像は、二次転写ローラー9によって記録媒体の一例としての転写紙P上に二次転写される。さらに、トナー像が二次転写された転写紙Pは、定着部13においてトナー像が定着された後、画像形成装置100本体より排出される。感光体ドラム1a~1dを図1において時計回り方向に回転させながら、各感光体ドラム1a~1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が二次転写される転写紙Pは、画像形成装置100の本体下部に配置された用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラー12aおよびレジストローラー対12bを介して二次転写ローラー9と中間転写ベルト8の駆動ローラー11とのニップ部へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが主に用いられる。また、二次転写ローラー9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナー等を除去するためのブレード状のベルトクリーナー19が配置されている。
次に、画像形成部Pa~Pdについて説明する。回転可能に配設された感光体ドラム1a~1dの周囲および下方には、感光体ドラム1a~1dを帯電させる帯電装置2a、2b、2cおよび2dと、各感光体ドラム1a~1dに画像情報を露光する露光装置5と、感光体ドラム1a~1d上にトナー像を形成する現像装置3a、3b、3cおよび3dと、感光体ドラム1a~1d上に残留した現像剤(トナー)等を除去するクリーニング装置7a、7b、7cおよび7dが設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電装置2a~2dによって感光体ドラム1a~1dの表面を一様に帯電させる。次いで露光装置5によって画像データに応じて光照射し、各感光体ドラム1a~1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置3a~3dには、それぞれブラックのトナーを含む二成分現像剤が所定量充填されている。なお、後述のトナー像の形成によって各現像装置3a~3d内に充填された二成分現像剤中のトナーの割合が規定値を下回った場合にはトナーコンテナ4a~4dから各現像装置3a~3dにトナーが補給される。この現像剤中のトナーは、現像装置3a~3dにより感光体ドラム1a~1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光装置5からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a~6dにより一次転写ローラー6a~6dと感光体ドラム1a~1dとの間に所定の転写電圧で電界が付与され、感光体ドラム1a~1d上のブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの画像は、予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、一次転写後に感光体ドラム1a~1dの表面に残留したトナー等がクリーニング装置7a~7dにより除去される。
中間転写ベルト8は、上流側の従動ローラー10と、下流側の駆動ローラー11とに掛け渡されており、ベルト駆動モーター(図示せず)による駆動ローラー11の回転に伴い中間転写ベルト8が反時計回り方向に回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラー対12bから所定のタイミングで駆動ローラー11と、これに隣接して設けられた二次転写ローラー9とのニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送され、中間転写ベルト8上のトナー像が転写紙P上に二次転写される。トナー像が二次転写された転写紙Pは定着部13へと搬送される。
定着部13に搬送された転写紙Pは、定着ローラー対13aにより加熱および加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のモノクロ画像が形成される。モノクロ画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、両面搬送路18に送られて両面に画像が形成された後に)、排出ローラー対15によって排出トレイ17に排出される。
さらに、画像形成部1dの下流側であって中間転写ベルト8と対向する位置には画像濃度センサー40が配置されている。画像濃度センサー40としては、一般にLED等から成る発光素子と、フォトダイオード等から成る受光素子を備えた光学センサーが用いられる。中間転写ベルト8上のトナー付着量を測定する際、発光素子から中間転写ベルト8上に形成された各基準画像に対し測定光を照射すると、測定光はトナーによって反射される光、およびベルト表面によって反射される光として受光素子に入射する。
トナーおよびベルト表面からの反射光には正反射光と乱反射光とが含まれる。この正反射光および乱反射光は、偏光分離プリズムで分離された後、それぞれ別個の受光素子に入射する。各受光素子は、受光した正反射光と乱反射光を光電変換して主制御部80(図3参照)に出力信号を出力する。そして、正反射光と乱反射光の出力信号の特性変化からトナー量を検知し、予め定められた基準濃度と比較して現像電圧の特性値などを調整することにより濃度補正(キャリブレーション)が行われる。
図2は、画像形成装置100に搭載される現像装置3aの側面断面図である。なお、以下の説明では図1の画像形成部Paに配置される現像装置3aを例示するが、画像形成部Pb~Pdに配置される現像装置3b~3dの構成についても基本的に同様であるため説明を省略する。
図2に示すように、現像装置3aは、磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤(以下、単に現像剤という)が収納される現像容器20を備えており、現像容器20は仕切壁20aによって攪拌搬送室21、供給搬送室22に区画されている。攪拌搬送室21および供給搬送室22には、トナーコンテナ4a(図1参照)から供給されるトナーを磁性キャリアと混合して攪拌し、帯電させるための攪拌搬送スクリュー25aおよび供給搬送スクリュー25bがそれぞれ回転可能に配設されている。本実施形態では、平均粒子径6.8μmの正帯電性トナーと、平均粒子径35μmのフェライト・樹脂コートキャリアとからなる二成分現像剤を用い、トナー濃度(磁性キャリアに対するトナーの重量比)を6%としている。
そして、攪拌搬送スクリュー25aおよび供給搬送スクリュー25bによって現像剤が攪拌されつつ軸方向(図2の紙面と垂直な方向)に搬送され、仕切壁20aの両端部に形成された不図示の現像剤通過路を介して攪拌搬送室21、供給搬送室22間を循環する。即ち、攪拌搬送室21、供給搬送室22、現像剤通過路によって現像容器20内に現像剤の循環経路が形成されている。
現像容器20は図2の右斜め上方に延在しており、現像容器20内において供給搬送スクリュー25bの右斜め上方には現像ローラー31が配置されている。そして、現像ローラー31の外周面の一部が現像容器20の開口部20bから露出し、感光体ドラム1aに対向している。現像ローラー31は、図2において反時計回り方向に回転する。本実施形態では、感光体ドラム1aに対する現像ローラー31の周速比を1.8(対向位置でトレール回転)、現像ローラー31と感光体ドラム1a~1d間の距離を0.30mmとしている。
現像ローラー31は、図2において反時計回り方向に回転する円筒状の現像スリーブと、現像スリーブ内に固定された複数の磁極を有するマグネット(図示せず)とで構成されている。なお、ここでは表面がローレット加工された現像スリーブを用いているが、表面に多数の凹形状(ディンプル)を形成したものや、表面がブラスト加工された現像スリーブ、更には、ローレット加工や凹形状の形成に加えてブラスト加工を施したものや、メッキ処理を施したものを用いることもできる。本実施形態では、ローレット加工およびブラスト加工により周方向に80列の凹部が形成された直径20mmの現像ローラー31を用い、現像ローラー31による現像剤搬送量を250~300g/m2としている。
また、現像容器20には規制ブレード27が現像ローラー31の長手方向(図2の紙面と垂直方向)に沿って取り付けられている。規制ブレード27の先端部と現像ローラー31表面との間には僅かな隙間(ギャップ)が形成されている。本実施形態では、規制ブレード27としてステンレス(SUS430)製の磁性ブレードを用いている。
現像ローラー31には、現像電圧電源43(図3参照)により直流電圧Vdcおよび交流電圧Vacからなる現像電圧が印加される。現像電圧としては、例えば直流電圧Vdcに、周波数5kHz、Vpp=1100V、Duty=50%の矩形波の交流電圧Vacを重畳した電圧が用いられる。
図3は、現像装置3aを含む画像形成部Paの構成および制御経路を示す図である。以下の説明では画像形成部Paの構成および制御経路について説明するが、画像形成部Pb~Pdの構成および制御経路についても同様であるため説明を省略する。
現像ローラー31は、直流電圧と交流電圧が重畳された振動電圧を生成する現像電圧電源43に接続されている。現像電圧電源43は、交流定電圧電源43aと、直流定電圧電源43bとを備える。交流定電圧電源43aは、昇圧トランス(図示せず)を用いてパルス状に変調した低圧直流電圧から発生させた正弦波の交流電圧を出力する。直流定電圧電源43bは、昇圧トランスを用いてパルス状に変調した低圧直流電圧から発生させた正弦波の交流電圧を整流した直流電圧を出力する。
現像電圧電源43は、画像形成時には交流定電圧電源43aおよび直流定電圧電源43bから直流電圧に交流電圧を重畳させた現像電圧を出力する。電流検出部44は、現像ローラー31と感光体ドラム1aの間に流れる直流電流値を検出する。
帯電電圧電源45は、帯電装置2aの帯電ローラー34に直流電圧に交流電圧が重畳された帯電電圧を印加する。帯電電圧電源45の構成は現像電圧電源43と同様である。転写電圧電源47は、一次転写ローラー6a~6d、二次転写ローラー9(図1参照)に、それぞれ一次転写電圧、二次転写電圧を印加する。
クリーニング装置7aは、感光体ドラム1a表面の残留トナーを除去するクリーニングブレード32と、感光体ドラム1a表面の残留トナーを除去するとともに感光体ドラム1a表面を摺擦して研磨する摺擦ローラー33と、クリーニングブレード32および摺擦ローラー33によって感光体ドラム1aから除去された残留トナーをクリーニング装置7aの外部に排出する搬送スパイラル35と、を含む。
次に、画像形成装置100の制御システムについて図3を参照して説明する。画像形成装置100には、CPU等で構成される主制御部80が設けられている。主制御部80は、ROMやRAM等からなる記憶部70に接続される。主制御部80は、記憶部70に格納された制御プログラムや制御用データに基づいて画像形成装置100の各部(帯電装置2a~2d、現像装置3a~3d、露光装置5、一次転写ローラー6a~6d、クリーニング装置7a~7d、二次転写ローラー9、定着部13、現像電圧電源43、電流検出部44、帯電電圧電源45、転写電圧電源47、電圧制御部50、駆動制御部51等)を制御する。
電圧制御部50は、現像ローラー31に現像電圧を印加する現像電圧電源43、帯電ローラー34に帯電電圧を印加する帯電電圧電源45、一次転写ローラー6a~6dおよび二次転写ローラー9に転写電圧を印加する転写電圧電源47を制御する。駆動制御部51は、感光体ドラム1a~1dを回転駆動するメインモーター53を制御する。なお、電圧制御部50および駆動制御部51は、記憶部70に記憶される制御プログラムで構成されていてもよい。
主制御部80には液晶表示部90、送受信部91が接続されている。液晶表示部90は、ユーザーが画像形成装置100の各種設定を行うためのタッチパネルとして機能するとともに、画像形成装置100の状態、画像形成状況や印字枚数等を表示する。送受信部91は、電話回線やインターネット回線を用いて外部との通信を行う。
本実施形態の画像形成装置100では、同一色のトナーが充填された4つの現像装置3a~3dが搭載されており、画像を目標濃度で形成するために必要なトナー量をそれぞれの現像装置3a~3dに振り分けして現像を行う。即ち、画像を目標濃度で形成するためのトナー現像量としてAだけ必要であり、4つの現像装置3a~3dを用いて現像を行う場合は、各現像装置3a~3dにA/4ずつトナー現像量を振り分けて現像を行う。
同一色で同一種類のトナーが充填された複数(ここでは4つ)の現像装置3a~3dを備えた現像方式は、高印字率の画像が継続する頻度が高い場合に有効である。印字率が高いと現像ローラー31の軸方向において画像濃度に差が生じ易いため、どうしても1つの現像装置では均一性の再現は難しくなる。そこで、複数の現像装置3a~3dでハーフトーン画像を重ねることで、均一性の再現が可能となる。また、場合によっては4つの現像装置3a~3dのうち2つ(例えば現像装置3b、3d)の攪拌部での現像剤の搬送方向を逆向きに設定することで、現像ローラー31の軸方向における画像の均一性をより向上させることが可能となる。
前述したように、同一色のトナー像を複数回重ね合わせて画像形成を行う方式において、現像装置3a~3dのいずれかに異常が発生した場合、異常のある現像装置3a~3dを含む画像形成部Pa~Pdの使用を中止し、他の画像形成部Pa~Pdを使用して画像を形成することが好ましい。また、異常のあった現像装置3a~3dが、停止状態の継続、或いは不使用中にエージング動作やトナーの強制吐出動作を実行することで異常が回復する場合がある。この場合、不使用であった画像形成部Pa~Pdを復帰させる必要がある。
上記のような画像形成部Pa~Pdの停止や復帰を決定するためには、どの画像形成部Pa~Pdで異常が発生しているか、或いは異常が解消したかを検出する必要がある。しかしながら、同一色のトナーが充填された現像装置3a~3dを含む画像形成部Pa~Pdを用いて画像形成を行う場合、画像形成部Pa~Pdの異常の発生や回復を容易に検出することができない。
そこで、本実施形態の画像形成装置100では、画像形成時に各現像装置3a~3dの現像ローラー31と感光体ドラム1a~1dとの間に流れる現像電流の直流成分を測定し、測定された現像電流の直流成分に基づいて異常のある画像形成部Pa~Pdを検出する。以下、異常のある画像形成部Pa~Pdの検出方法について説明する。
図4は、本発明の画像形成装置100における画像形成部Pa~Pdの異常検出制御例を示すフローチャートである。必要に応じて図1~図3を参照しながら、図4のステップに沿って画像形成部Pa~Pdの異常検出手順について詳細に説明する。
先ず、主制御部80は印字命令を受信したか否かを判定する(ステップS1)。印字命令を受信した場合は(ステップS1でYes)動作可能な画像形成部Pa~Pdで画像濃度を分割するように現像条件を設定する(ステップS2)。画像形成装置100の使用初期においては4つの画像形成部Pa~Pdの全てが正常であるため、画像濃度を4等分するように各現像装置3a~3dの現像条件(現像電位差Vdc-VL)を設定する。
例えば、目標濃度(ID;イメージデンシティ)=0.8である場合、目標濃度を4等分(ID=0.2)するために必要な現像電位差Vdc-VLを設定する。本実施形態では、4つの画像形成部Pa~Pdの全てを使用する場合は現像電圧の直流電圧Vdc=250V、表面電位V0=350Vとする。そして、設定された現像条件で印字を実行する(ステップS3)。
次に、主制御部80は白地部(非露光部)に流れる現像電流の直流成分(白地部電流I1)、および画像部(露光部)に流れる現像電流の直流成分(画像部電流I2)を電流検出部44により現像装置3a~3d毎に検出する(ステップS4)。現像電流は、感光体ドラム1a~1dと現像ローラー31との間のトナーの移動によって流れる電流であり、2~5μA程度である。
画像濃度(トナー現像量)は各現像装置3a~3dで等分されているので、トナー移動によって流れる現像電流も各現像装置3a~3dでほぼ同一になる。白地部(画像の前後の余白部分や紙間部分)では、現像領域に存在するトナーは感光体ドラム1a~1d側から現像ローラー31側へ移動する。このとき、表面電位や露光に不具合があれば、白地部電流I1に変化が生じる。画像部では、トナーは現像ローラー31から感光体ドラム1a~1d側へ移動する。このとき、静電潜像や現像装置3a~3dに不具合があると、画像部電流I2に変化が生じる。
そのため、現像装置3a~3dの白地部電流I1および画像部電流I2を測定し、大きく乖離しているものがあれば、その現像装置3a~3dを含む画像形成部Pa~Pdに不具合が発生しているものと予測できる。例えば、画像部電流I2が流れ過ぎている場合は画像に黒帯等が発生しており、画像部電流I2が過少である場合は画像に白帯等が発生している可能性がある。
次に、主制御部80は白地部電流I1と目標値との差分ΔI1、画像部電流I2と目標値との差分ΔI2を算出する(ステップS5)。白地部電流I1および画像部電流I2の目標値は、予め記憶部70に記憶された、印字率と現像電流との関係から予測される電流値を用いることができる。印字率と現像電流との関係を図5に示す。
或いは、所定の印字枚数に到達する毎に一定の印字率の基準パターンを現像し、現像時に流れる白地部電流と画像部電流を測定して記憶部70に記憶しておく。これにより、白地部電流および画像部電流の時間的推移を取得することができる。そして、時間的推移から予測される白地部電流および画像部電流の予測値を、実際に形成される画像の印字率に換算して目標値とすることもできる。
次に、主制御部80は、ステップS4で算出されたΔI1、ΔI2が、ΔI1>AまたはΔI2>Bであるか否かを判定する(ステップS6)。A、Bは、それぞれΔI1、ΔI2の上限値である。A、Bは、例えば目標値の30%に設定することができる。主制御部80は、白地部電流I1、画像部電流I2のいずれか一方が目標値よりも30%以上乖離している場合、即ち、画像形成部Pa~PdのうちΔI1>AまたはΔI2>Bであるものは異常ありと判定する。
主制御部80は、いずれかの画像形成部Pa~PdでΔI1>AまたはΔI2>Bである場合は(ステップS6でYes)、画像形成部Pa~Pdの3つ以上で異常ありか否かを判定する(ステップS7)。画像形成部Pa~Pdの2つ以下で異常がある場合は(ステップS7でNo)、ΔI1>AまたはΔI2>Bである画像形成部Pa~Pdの使用を禁止する(ステップS8)。
次に、主制御部80は、現時点で動作可能な画像形成部Pa~Pdで画像濃度を分割するように現像条件を設定する(ステップS9)。例えば、目標濃度のID=0.8であり、現像装置3aでΔI1>AまたはΔI2>Bであった場合、画像形成部Paの使用を禁止し、残りの画像形成部Pb~Pdで画像濃度を3分割するように目標濃度をそれぞれID=0.27に変更する。そして、現像装置3b~3dの現像条件を再設定する。再設定の方法としては、ID=0.27とするのに必要な現像電位差Vdc-VLを計算で変更する方法、キャリブレーションを行いVdc-VLを再設定する方法が挙げられる。本実施形態では、現像装置3a~3dのうち3つを使用する場合は現像電圧の直流電圧Vdc=300V、表面電位V0=400Vとする。
一方、ステップS6で、全ての画像形成部Pa~PdでΔI1≦AおよびΔI2≦Bである場合は(ステップS6でNo)、動作可能な4つの画像形成部Pa~Pdで画像濃度を4分割するように現像条件を設定する(ステップS9)。
例えば、ステップS2で予め画像濃度を4等分するように各画像形成部Pa~Pdの現像条件を設定していた場合は、現像条件の再設定を行う必要はない。前回の印字において画像形成部Paが異常ありと判定され、画像濃度を3等分するように各画像形成部Pb~Pdの現像条件を設定していた場合は、回復動作によって使用可能となった画像形成部Paを含む4つの画像形成部Pa~Pdで画像濃度を4等分するために必要な現像電位差Vdc-VLを計算で変更するか、或いは目標濃度を変更してキャリブレーションを行いVdc-VLを再設定する。
その後、主制御部80は使用不可である画像形成部Pa~Pdが存在する場合は、その画像形成部Pa~Pdの回復動作を実行する(ステップS10)。例えば、画像形成部Paが使用不可である場合、現像装置3aは何らかの理由で白地部電流I1または画像部電流I2が他の現像装置3b~3dに比べて大きく(もしくは小さく)なっていると推定される。白地部電流I1または画像部電流I2の変化の理由によっては、所定の回復動作を実行することで解消するもの、回復動作を実行しても解消しないものに分けることができる。
そこで、白地部電流I1または画像部電流I2の変化に応じた回復動作を実行し、次回の画像形成時に白地部電流I1、画像部電流I2を検出することで、異常ありと判定された画像形成部Paが回復しているかどうかを判定することができる。
回復動作の具体例としては、白地部電流I1が一定値以上低い(または高い)場合、即ち白地部電流I1が所定範囲外である場合は、感光体ドラム1aの表面電位の低下若しくは上昇が考えられる。そこで、感光体ドラム1aのリフレッシュ(研磨)動作を行う。
一方、画像部電流I2が一定値以上低い(または高い)場合、即ち画像部電流I2が所定範囲外である場合は、現像装置3a内のトナー帯電量の上昇若しくは低下が考えられる。そこで、感光体ドラム1a~1d上に静電潜像パターン(ベタパターン)を形成し、現像ローラー31に現像電圧を印加して現像ローラー31上のトナーを感光体ドラム1a~1d上に移動(強制吐出)させる。その後、トナーコンテナ4a~4dから新たなトナーを補給する。
また、トナー帯電量が上昇している場合は現像装置3a~3dを一定時間放置してトナー帯電量を安定化する方法も有効である。トナー帯電量が低下している場合は現像装置3a~3d内の現像剤のエージング(攪拌)時間を長くする方法も有効である。これらの回復動作は使用するトナーの特性に応じて選択することができる。
さらに、白地部電流I1または画像部電流I2が所定範囲外である原因として、現像ローラー31と規制ブレード27との隙間(現像剤規制部)への異物の詰まりによる現像剤の搬送不良も考えられる。この場合は、現像ローラー31を逆回転させて異物を除去する方法も有効である。
そして、回復動作によってΔI1≦AおよびΔI2≦Bを満たしていれば、再度、他の画像形成部Pb~Pdと併せて現像条件の再設定を行う。回復動作を実行しても回復が不可能であれば、感光体ドラム1aや現像装置3a等の交換が必要となるため液晶表示部90に交換を促す通知を行う。また、画像形成部Paが異常ありと判定されたとき、回復動作を行わずに感光体ドラム1aや現像装置3aの交換作業を行うようにしてもよい。
また、ステップS7で画像形成部Pa~Pdのうち3つ以上(例えば画像形成部Pa~Pc)に異常がある場合は(ステップS7でYes)、画像形成部Pa~Pdのうち動作可能なものは1つ(画像形成部Pd)のみとなる。この場合、画像品質を担保できないため、印字を中止する(ステップS11)。そして、液晶表示部90に警告表示を行い(ステップS12)、異常ありと判定された画像形成部Pa~Pcの回復動作を実行し(ステップS10)、処理を終了する。
図4に示した制御例によれば、同一色で同一種類のトナーを現像装置3a~3dに充填して画像形成を行う画像形成装置100において、画像形成時に流れる白地部電流I1、画像部電流I2を用いて、画像形成部Pa~Pdの異常を容易に且つ精度よく検出することができる。また、非画像形成時に電流検出用の基準画像の形成を行う必要がないため、印字以外のトナーの消費を抑制することができる。
そして、検出結果に基づいて画像形成部Pa~Pdの使用の可否を判定し、使用可能な画像形成部Pa~Pdの現像条件を設定することにより、白地部電流I1、画像部電流I2の変化に起因する現像ゴースト、画像かぶり、転写不良等の画像不具合を効果的に抑制することができる。
また、使用不可と判定された画像形成部Pa~Pdに対して回復動作を行うことで、画像形成部Pa~Pdを使用可能な状態に回復させることができる。これにより、回復可能な感光体ドラム1a~1dや現像装置3a~3dを交換してしまうおそれがなくなり、画像形成装置100のランニングコストも削減することができる。
なお、図4に示した制御例では、使用不可である画像形成部Pa~Pdの回復動作を印字終了後に実行したが、回復動作の実行タイミングはこれに限定されるものではない。例えば、印字中の紙間に回復動作を実行してもよい。或いは、専用の回復モードを設け、液晶表示部90やパソコンからの入力によって任意のタイミングで回復モードを実行するようにしてもよい。
また、上記制御例では、ΔI1>AまたはΔI2>Bである画像形成部Pa~Pdに対して回復動作を実行するようにしたが、ΔI1≦AおよびΔI2≦Bを満たす場合であっても白地部電流I1または画像部電流I2が一定以上高く(または低く)なっているときは回復動作を実行するようにしてもよい。例えば、ΔI1がA′(目標値の20%)以上、ΔI2がB′(目標値の20%)以上である場合には、印字中の紙間や印字終了後に強制吐出動作を実行したり、エージング(攪拌)時間を長めにとったりするなどの回復動作を実行してもよい。
また、使用不可であった画像形成部Pa~Pdが回復したかどうかの判定は通常の画像形成時に行ってもよいが、判定用の基準画像を紙間で形成することで、通常の印字動作に影響を与えずに画像形成部Pa~Pdの回復の判定、および回復した場合の現像条件の再設定を行うことができる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では白地部電流I1、画像部電流I2の目標値として、予め記憶部70に記憶された印字率と現像電流との関係から予測される電流値を用いたが、例えば算出された各現像装置3a~3dの白地部電流I1、画像部電流I2の平均値を目標値として用いることもできる。
但し、白地部電流I1、画像部電流I2の平均値との差分で判定する場合、画像形成部Pa~Pdのうち2つ以上に同時に現像電流の異常が発生すると、正常なものが平均値から乖離してしまうことも考えられる。そのため、上記実施形態のように印字率と現像電流との関係から予測される電流値を目標値として画像形成部Pa~Pdの異常の有無を判定することが好ましい。
また、上記実施形態では白地部電流I1、画像部電流I2の両方を用いて画像形成部Pa~Pdの異常を検出したが、白地部電流I1、画像部電流I2のいずれか一方のみを用いて画像形成部Pa~Pdの異常を検出してもよい。
また、上記実施形態では画像形成装置100として図1に示したようなブラックのトナーが現像装置3a~3dに充填されたモノクロプリンターを例に挙げて説明したが、モノクロプリンターやモノクロ複写機に限らず、各色の現像装置を複数個ずつ備えたカラー複写機やカラープリンターであってもよい。
本発明は、同一色で同一種類のトナーを複数の現像装置に充填して画像形成を行う画像形成装置に利用可能である。本発明の利用により、異常の発生している画像形成部を容易に且つ精度よく検出可能であり、画像不良の発生を効果的に抑制可能な画像形成装置を提供することができる。
Pa~Pd 画像形成部
1a~1d 感光体ドラム(像担持体)
2a~2d 帯電装置
3a~3d 現像装置
5 露光装置
31 現像ローラー(現像剤担持体)
40 画像濃度センサー(濃度検知装置)
43 現像電圧電源
43a 交流定電圧電源
43b 直流定電圧電源
44 電流検出部
45 帯電電圧電源
47 転写電圧電源
50 電圧制御部
51 駆動制御部
70 記憶部
80 主制御部(制御部)
90 液晶表示部(通知装置)
100 画像形成装置

Claims (12)

  1. 表面に感光層が形成された像担持体と、
    前記像担持体に対向配置され、トナーを含む現像剤を担持する現像剤担持体を有し、前記像担持体に形成された前記静電潜像に前記トナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、
    を有し、同一色の前記トナー像を重ね合わせて画像を形成する複数の画像形成部と、
    前記現像剤担持体に直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を印加する現像電圧電源と、
    前記現像剤担持体に前記現像電圧を印加したときに流れる現像電流の直流成分を検出する電流検出部と、
    前記画像形成部および前記現像電圧電源を制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置において、
    複数の前記画像形成部は、同一色で同一種類の前記トナーを含む前記現像剤を使用し、それぞれ画像濃度を均等に分割するように略同一の現像条件が設定されており、
    前記制御部は、
    画像形成時に前記電流検出部によって検出された前記像担持体の非露光部に流れる現像電流の直流成分である白地部電流I1、および前記像担持体の露光部に流れる現像電流の直流成分である画像部電流I2の少なくとも一方に基づいてそれぞれの前記画像形成部の異常の有無を検出し、
    いずれかの前記画像形成部に異常が検出された場合は当該画像形成部を使用不可とし、使用可能な前記画像形成部に前記画像濃度を均等に分割するように前記現像条件を再設定し、
    前記制御部は、前記白地部電流I1、および前記画像部電流I2の少なくとも一方が全ての前記画像形成部の前記白地部電流I1、または前記画像部電流I2の平均値から一定値以上乖離しているとき、当該画像形成部が異常ありと判定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 表面に感光層が形成された像担持体と、
    前記像担持体に対向配置され、トナーを含む現像剤を担持する現像剤担持体を有し、前記像担持体に形成された前記静電潜像に前記トナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、
    を有し、同一色の前記トナー像を重ね合わせて画像を形成する複数の画像形成部と、
    前記現像剤担持体に直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を印加する現像電圧電源と、
    前記現像剤担持体に前記現像電圧を印加したときに流れる現像電流の直流成分を検出する電流検出部と、
    前記画像形成部および前記現像電圧電源を制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置において、
    複数の前記画像形成部は、同一色で同一種類の前記トナーを含む前記現像剤を使用し、それぞれ画像濃度を均等に分割するように略同一の現像条件が設定されており、
    前記制御部は、
    画像形成時に前記電流検出部によって検出された前記像担持体の非露光部に流れる現像電流の直流成分である白地部電流I1、および前記像担持体の露光部に流れる現像電流の直流成分である画像部電流I2の少なくとも一方に基づいてそれぞれの前記画像形成部の異常の有無を検出し、
    いずれかの前記画像形成部に異常が検出された場合は当該画像形成部を使用不可とし、使用可能な前記画像形成部に前記画像濃度を均等に分割するように前記現像条件を再設定し、
    前記制御部は、異常が検出された前記画像形成部を回復させる回復動作を実行し、
    前記制御部は、前記白地部電流I1が所定範囲外である場合は、前記回復動作として前記像担持体の感光層を研磨するリフレッシュ動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
  3. 表面に感光層が形成された像担持体と、
    前記像担持体に対向配置され、トナーを含む現像剤を担持する現像剤担持体を有し、前記像担持体に形成された前記静電潜像に前記トナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、
    を有し、同一色の前記トナー像を重ね合わせて画像を形成する複数の画像形成部と、
    前記現像剤担持体に直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を印加する現像電圧電源と、
    前記現像剤担持体に前記現像電圧を印加したときに流れる現像電流の直流成分を検出する電流検出部と、
    前記画像形成部および前記現像電圧電源を制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置において、
    複数の前記画像形成部は、同一色で同一種類の前記トナーを含む前記現像剤を使用し、それぞれ画像濃度を均等に分割するように略同一の現像条件が設定されており、
    前記制御部は、
    画像形成時に前記電流検出部によって検出された前記像担持体の非露光部に流れる現像電流の直流成分である白地部電流I1、および前記像担持体の露光部に流れる現像電流の直流成分である画像部電流I2の少なくとも一方に基づいてそれぞれの前記画像形成部の異常の有無を検出し、
    いずれかの前記画像形成部に異常が検出された場合は当該画像形成部を使用不可とし、使用可能な前記画像形成部に前記画像濃度を均等に分割するように前記現像条件を再設定し、
    前記制御部は、異常が検出された前記画像形成部を回復させる回復動作を実行し、
    前記制御部は、前記画像部電流I2が所定範囲外である場合は、前記回復動作として前記現像装置内の前記トナーを前記像担持体に吐出する強制吐出動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
  4. 表面に感光層が形成された像担持体と、
    前記像担持体に対向配置され、トナーを含む現像剤を担持する現像剤担持体を有し、前記像担持体に形成された前記静電潜像に前記トナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、
    を有し、同一色の前記トナー像を重ね合わせて画像を形成する複数の画像形成部と、
    前記現像剤担持体に直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を印加する現像電圧電源と、
    前記現像剤担持体に前記現像電圧を印加したときに流れる現像電流の直流成分を検出する電流検出部と、
    前記画像形成部および前記現像電圧電源を制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置において、
    複数の前記画像形成部は、同一色で同一種類の前記トナーを含む前記現像剤を使用し、それぞれ画像濃度を均等に分割するように略同一の現像条件が設定されており、
    前記制御部は、
    画像形成時に前記電流検出部によって検出された前記像担持体の非露光部に流れる現像電流の直流成分である白地部電流I1、および前記像担持体の露光部に流れる現像電流の直流成分である画像部電流I2の少なくとも一方に基づいてそれぞれの前記画像形成部の異常の有無を検出し、
    いずれかの前記画像形成部に異常が検出された場合は当該画像形成部を使用不可とし、使用可能な前記画像形成部に前記画像濃度を均等に分割するように前記現像条件を再設定し、
    前記制御部は、異常が検出された前記画像形成部を回復させる回復動作を実行し、
    前記制御部は、異常が検出された前記画像形成部の前記白地部電流I1、および前記画像部電流I2の少なくとも一方を再検出し、当該画像形成部が前記回復動作によって回復された場合は、当該画像形成部を含む使用可能な前記画像形成部に前記画像濃度を均等に分割するように前記現像条件を再設定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 表面に感光層が形成された像担持体と、
    前記像担持体に対向配置され、トナーを含む現像剤を担持する現像剤担持体を有し、前記像担持体に形成された前記静電潜像に前記トナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、
    を有し、同一色の前記トナー像を重ね合わせて画像を形成する複数の画像形成部と、
    前記現像剤担持体に直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を印加する現像電圧電源と、
    前記現像剤担持体に前記現像電圧を印加したときに流れる現像電流の直流成分を検出する電流検出部と、
    前記画像形成部および前記現像電圧電源を制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置において、
    複数の前記画像形成部は、同一色で同一種類の前記トナーを含む前記現像剤を使用し、それぞれ画像濃度を均等に分割するように略同一の現像条件が設定されており、
    前記制御部は、
    画像形成時に前記電流検出部によって検出された前記像担持体の非露光部に流れる現像電流の直流成分である白地部電流I1、および前記像担持体の露光部に流れる現像電流の直流成分である画像部電流I2の少なくとも一方に基づいてそれぞれの前記画像形成部の異常の有無を検出し、
    いずれかの前記画像形成部に異常が検出された場合は当該画像形成部を使用不可とし、使用可能な前記画像形成部に前記画像濃度を均等に分割するように前記現像条件を再設定し、
    3つ以上の前記画像形成部を備え、
    前記制御部は、使用可能な前記画像形成部が1つ以下である場合は画像形成動作を停止することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記白地部電流I1と目標値との差分ΔI1、および前記画像部電流I2と目標値との差分ΔI2の少なくとも一方が下限値以下であるか、若しくは上限値以上であるとき、当該画像形成部が異常ありと判定することを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記白地部電流I1、および前記画像部電流I2の少なくとも一方が全ての前記画像形成部の前記白地部電流I1、または前記画像部電流I2の平均値から一定値以上乖離しているとき、当該画像形成部が異常ありと判定することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、異常が検出された前記画像形成部を回復させる回復動作を実行することを特徴とする請求項1又は請求項5に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記白地部電流I1が所定範囲外である場合は、前記回復動作として前記像担持体の感光層を研磨するリフレッシュ動作を実行することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記画像部電流I2が所定範囲外である場合は、前記回復動作として前記現像装置内の前記トナーを前記像担持体に吐出する強制吐出動作を実行することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、異常が検出された前記画像形成部の前記白地部電流I1、および前記画像部電流I2の少なくとも一方を再検出し、当該画像形成部が前記回復動作によって回復された場合は、当該画像形成部を含む使用可能な前記画像形成部に前記画像濃度を均等に分割するように前記現像条件を再設定することを特徴とする請求項2乃至請求項4、請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記画像形成部の状態に関する通知を行う通知装置を備え、
    前記制御部は、前記回復動作の実行後に前記画像形成部が回復しない場合は、前記通知装置により当該画像形成部内の前記像担持体または前記現像装置の交換を促す通知を行うことを特徴とする請求項2乃至請求項4、請求項8乃至請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
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