JP2007126649A - 防振ゴム組成物 - Google Patents

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Naomi Okamoto
尚美 岡本
Takashi Wada
和田  隆
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Abstract

【課題】従来技術の問題点を解決し、防振特性(静動比小)が優れると共に発熱耐久性に優れた防振ゴム組成物を提供する。
【解決手段】融点170℃以上のシンジオタクチック-1,2−ポリブタジエンと、ポリイソプレン、融点150℃以下の結晶性ポリブタジエンなどから選ばれた少なくとも1種からなる、繰り返し単位当り少なくとも1個の不飽和二重結合を有する高分子物質とを含有するビニル・シス-ポリブタジエンゴムとそれ以外のジエン系ゴムとゴム補強剤からなるゴム組成物であって、該ビニル・シス-ポリブタジエンゴム(a)中に含有されているシンジオタクチック-1,2−ポリブタジエンが結晶繊維状で分散しており、該ポリマーの平均結晶繊維の長軸長さが200nm以下、アスペクト比が10以下、かつ結晶繊維数が100以上の短繊維状の結晶を形成していることを特徴とする防振ゴム組成物に関する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、防振特性(静動比小)と発熱耐久性に優れた防振ゴム組成物に関するものである。また、本発明はベルト・ホース・ゴムロール・ゴムクローラー・免震ゴム、などの工業用品や紳士靴・婦人靴・スポーツシューズ等の履物、スポンジゴム・各種発泡体などにも用いる事ができる。
ポリブタジエンは、いわゆるミクロ構造として、1,4−位での重合で生成した結合部分(1,4−構造)と1,2−位での重合で生成した結合部分(1,2−構造)とが分子鎖中に共存する。1,4−構造は、更にシス構造とトランス構造の二種に分けられる。一方、1,2−構造は、ビニル基を側鎖とする構造をとる。
シス1,4−ポリブタジエンゴムは、耐摩耗性や反発弾性に優れタイヤ等に使用されている。一方、シス1,4−ポリブタジエンゴムの加工性や剛性を改善するために、シス1,4−ポリブタジエンゴムをシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンで補強したビニル・シス−ポリブタジエンゴム組成物が開発されている。
上記ビニル・シス−ポリブタジエンの製造方法としては、不活性有機溶媒中で水,可溶性コバルト化合物と一般式AlRn3-n(但しRは炭素数1〜6のアルキル基,フェニル基又はシクロアルキル基であり,Xはハロゲン元素であり,nは1.5〜2の数字)で表せるハロゲン含有有機アルミニウム化合物から得られた触媒を用いて1,3−ブタジエンをシス1,4重合してBRを製造して,次いでこの重合系に1,3−ブタジエン及び/または前記溶媒を添加するか或いは添加しないで可溶性コバルト化合物と一般式AlR3(但しRは炭素数1〜6のアルキル基,フェニル基又はシクロアルキル基である)で表せる有機アルミニウム化合物と二硫化炭素とから得られる触媒を存在させて1,3−ブタジエンをシンジオタクチック1,2重合(以下,1,2重合と略す)する方法(例えば、特公昭49−17666号公報(特許文献1),特公昭49−17667号公報(特許文献2)参照)は公知である。
また、例えば、特公昭62−171号公報(特許文献3),特公昭63−36324号公報(特許文献4),特公平2−37927号公報(特許文献5),特公平2−38081号公報(特許文献6),特公平3−63566号公報(特許文献7)には、二硫化炭素の存在下又は不在下に1,3−ブタジエンをシス1,4重合して製造したり,製造した後に1,3−ブタジエンと二硫化炭素を分離・回収して二硫化炭素を実質的に含有しない1,3−ブタジエンや前記の不活性有機溶媒を循環させる方法などが記載されている。更に特公平4−48815号公報(特許文献8)には配合物のダイスウェル比が小さく,その加硫物がタイヤのサイドウォールとして好適な引張応力と耐屈曲亀裂成長性に優れたゴム組成物が記載されている。
また、特開2000−44633号公報(特許文献9)には、n−ブタン,シス2−ブテン,トランス−2−ブテン,及びブテン−1などのC4留分を主成分とする不活性有機溶媒中で製造する方法が記載されている。この方法でのゴム組成物が含有するシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンは短繊維結晶であり、短繊維結晶の長軸長さの分布が繊維長さの98%以上が0.6μm未満であり,70%以上が0.2μm未満であることが記載され、得られたゴム組成物はシス1,4−ポリブタジエンゴム(以下,BRと略す)の成形性や引張応力,引張強さ,耐屈曲亀裂成長性などを改良されることが記載されている。しかしながら、用途によっては種々の特性が改良されたゴム組成物が求められていた。
特公昭49−17666号公報 特公昭49−17667号公報 特公昭62−171号公報 特公昭63−36324号公報 特公平2−37927号公報 特公平2−38081号公報 特公平3−63566号公報 特公平4−48815号公報 特開2000−44633号公報
一般に自動車・オートバイ等の交通手段や産業機械等の騒音や振動を防止するために、いわゆる防振ゴムが使用されており、防振ゴムの特性としては、
1)大きな静荷重を支える必要上、硬いことであり、必要に応じた静的バネ定数が要求されること、及び
2)高速(高振動数)で動荷重を受けたときの外力の伝達係数が小さいこと、即ち動的バネ定数は小さいことが要求されること、などがある。
この両特性を表すパラメーターとして一般に静動比(動的バネ定数/静的バネ定数)が用いられており、静動比が小さい程防振特性に優れていると言える。
また、防振ゴムは自動車や機械等に組み込まれると交換するのが難しいため、長期間の使用に耐える必要があり耐久性も必要不可欠な要因である。
必要な硬度を得るためにはカーボンブラックや加硫剤を増量する方法が考えられるが、静動比が上昇したり発熱耐久性が悪化する場合があり、また、静動比を小さくする方法として粒子サイズの大きいカーボンブラックの使用すると補強性が低いので耐久性が悪くなるためストラクチャーレベルを高くしたり、カップリング剤等の検討が行われているが、十分に満足しない場合があり、改良が望まれていた。
本発明における防振ゴム組成物は、特定のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン結晶繊維を含有しているビニル・シス−ポリブタジエンを含んでいるので、防振特性と発熱耐久性を同時に改善することができる。
上記の従来技術の問題点を解決し、防振特性(静動比小)が優れると共に発熱耐久性に優れた防振ゴム組成物を提供する。
本発明は、融点170℃以上のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンと、ポリイソプレン、融点150℃以下の結晶性ポリブタジエン、液状ポリブタジエン、及びそれらの誘導体から選ばれた少なくとも1種からなる、繰り返し単位当たり少なくとも1個の不飽和二重結合を有する高分子物質とを含有するビニル・シス−ポリブタジエンゴム(a)10〜60重量%と、
(a)以外のジエン系ゴム(b)90〜40重量%とからなるゴム成分(a)+(b)100重量部と
ゴム補強剤(c)30〜80重量部とからなるゴム組成物であって、
該ビニル・シス−ポリブタジエンゴム(a)中に含有されているシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの融点が170℃以上であり、平均の結晶繊維の長軸長が200nm以下、アスペクト比が10以下であり、且つ長軸長が200nm以下の結晶繊維数が100μm当たり100以上の短繊維状の結晶を形成していることを特徴とする防振ゴム組成物に関する。
また、本発明は、該ビニル・シス−ポリブタジエンゴム(a)が
1,3−ブタジエンを炭化水素系溶媒中にて、シス−1,4重合触媒を用いてシス−1,4重合させ、次いで、得られた重合反応混合物中に1,2重合触媒を共存させて、1,3−ブタジエンを1,2重合させて、融点が170℃以上のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを生成せしめ、しかる後、得られた重合反応混合物より生成したビニル・シス−ポリブタジエンゴムを分離回収して取得するビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法において、繰り返し単位当たり少なくとも1個の不飽和二重結合を有する高分子物質を、ビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造系内に添加する工程を含むことを特徴とした製造方法で製造されていることを特徴とする防振ゴム組成物に関する。
また、本発明は、前記ビニル・シス−ポリブタジエンゴム(a)の製造工程において、前記不飽和高分子物質をシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの結晶繊維とシス1,4−ポリブタジエンゴムの合計に対して0.01〜50質量%の範囲で含まれていることを特徴とする防振ゴム組成物に関する。
また、本発明は、該ビニル・シス−ポリブタジエンゴム(a)中の、前記高分子物質が島状で存在しており、該島中に分散している前記シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの結晶繊維の平均の長軸長さが200nm以下であることを特徴とする防振ゴム組成物に関する。
また、本発明は、該ビニル・シス−ポリブタジエンゴム(a)が、
(1)該ビニル・シス−ポリブタジエンゴムのマトリックス成分であるシス1,4−ポリブタジエンゴムのムーニー粘度が10〜50の範囲にあること。
(2)該ビニル・シス−ポリブタジエンゴム中のマトリックス成分であるシス1,4−ポリブタジエンゴムの25℃におけるトルエン溶液粘度が10〜150の範囲にあること。
(3)該ビニル・シス−ポリブタジエンゴム中のマトリックス成分であるシス1,4−ポリブタジエンゴムの[η]が1.0〜5.0の範囲にあること。
(4)該ビニル・シス−ポリブタジエンゴムのマトリックス成分であるシス1,4−ポリブタジエンゴムの1,4−シス構造含有率が80%以上の範囲にあること。
(5)該ビニル・シス−ポリブタジエンゴムのマトリックス成分であるシス1,4−ポリブタジエンゴム中に、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンと高分子物質とが物理的及び/又は化学的に吸着した状態で分散していること。
(6) 該ビニル・シス−ポリブタジエンゴム中のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの含有量が1〜30質量%の範囲にあること。
の特性を有することを特徴とする防振ゴム組成物に関する。
また、本発明は、(a)以外のジエン系ゴム(b)が、天然ゴム及び/又はポリイソプレンであることを特徴とする防振ゴム組成物。
また、本発明は、ゴム補強剤がカーボンブラックであることを特徴とする防振ゴム組成物に関する。
本発明のビニル・シス−ポリブタジエンゴム(a)は、一般に次のような構成となっている。即ち、(1)融点が170℃以上であるシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンが1〜50質量部、(2)シス1,4−ポリブタジエンゴム100質量部、及び(3)上記(1)と(2)の総量に対して0.01〜50質量%の不飽和高分子物質からなっている。また、(1)成分の融点が170℃以上であるシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンは、平均の結晶繊維の長軸長が200nm以下、アスペクト比が10以下であり、且つ長軸長が200nm以下の結晶繊維数が100μm当たり100以上の短繊維状の結晶を形成している。
上記(1)成分のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの結晶繊維としては、平均の結晶繊維の長軸長が200nm以下、好ましくは、100nm以下であり、また、アスペクト比が10以下、好ましくは、8以下であり、且つ長軸長が200nm以下の結晶繊維数が100μm当たり100以上、好ましくは、150以上の短繊維状であり、かつ、融点が170℃以上、好ましくは、190〜220℃であることが望ましい。
そして本発明のビニル・シス−ポリブタジエンゴム(a)は、上記マトリックス成分である(2)成分のシス1,4−ポリブタジエン中に、上記(1)成分の融点が170℃以上であるシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンが短結晶繊維状で、上記(3)成分の不飽和高分子物質が島状で存在しており、該高分子物質の島中に分散している前記シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの結晶繊維の長軸長さが200nm以下である。上記シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの形態は、電子顕微鏡観察及び画像解析処理により求められる。
上記(2)成分のシス1,4−ポリブタジエンゴムとしては、下記の特性を有することが望ましい。即ち、ムーニー粘度(ML1+4 100℃、以下「ML」と略す)が好ましくは10〜50、好ましくは10〜40のものとする。そうすることにより、配合時の作業性が向上し、また、上記(1)成分の(2)成分への分散性が向上するなどの効果が得られる。また、(2)成分のシス1,4−ポリブタジエンゴムは、次の特性を有することが望ましい。即ち、トルエン溶液粘度(センチポイズ/25℃、以下「T−cp」と略す)が好ましくは10〜150、より好ましくは10〜100であり、[η](固有粘度)が1.0〜5.0、好ましくは1.0〜4.0であることが望ましい。また、1,4−シス構造含有率が80%以上、好ましくは90%以上であり、実質的にゲル分を含有しないことが望ましい。ここで、実質的にゲル分を含有しないとは、トルエン不溶解分が0.5質量%以下であることを意味する。
ここで、トルエン不溶解分は、試料ゴム10gと400mlのトルエンを三角フラスコに入れて室温(25℃)にて完全溶解させ、その後200メッシュの金網を設置した濾過器を用い上記溶液を濾過し、濾過後に金網に付着したゲル分を言い、上記割合はゲルが付着した金網を真空乾燥し付着量を測定し、試料ゴムに対する百分率で計測した値を指す。
また、[η](固有粘度)は試料ゴム0.1gと100mlのトルエンを三角フラスコに入れ、30℃で完全溶解させ、その後30℃にコントロールされた恒温水槽中で、キャノンフェンスケ動粘度計に10mlの上記溶液を入れ、溶液の落下時間(T)を測定し、下記式により求めた値を[η]とする。
ηsp=T/T0−1 (T0:トルエンだけの落下時間)
ηsp/c= [η]+k'[η]2
(ηsp:比粘度、k':ハギンズ定数(0.37)、C:試料濃度(g/ml))
上記(1)成分のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン結晶繊維と(2)成分のシス1,4−ポリブタジエンゴムの割合は、上記のとおり(2)成分のシス1,4−ポリブタジエンゴム100質量部に対して(1)成分のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン結晶繊維が1〜50質量部、好ましくは、1〜30質量部であることが望ましい。上記範囲内であると、50質量部を超えて多量の場合の、シス1,4−ポリブタジエンゴム中のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン結晶繊維が大きくなりやすく、その分散性が悪くなることや、1質量部未満の少量の場合の、結晶繊維による補強性が低下することを回避でき、したがって、特長となる弾性率・押出加工性及び成形性等が発現し難く、また加工性が悪化するなどの問題が起こりにくいため好ましい。また、(3)成分の不飽和高分子物質の割合は、上記のとおりビニル・シス−ポリブタジエンゴムの0.01〜50質量%、好ましくは0.1〜30質量%であることが望ましい。上記範囲内であることは、上記(1)成分のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン結晶繊維の凝集による分散性の悪化、それに伴うビニル・シス−ポリブタジエンゴムが引出す諸物性の低下を抑制するなどの点で好ましい。
上記のビニル・シス−ポリブタジエンゴムは、例えば以下の製造方法で好適に得られる。
本発明のビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造においては、一般に炭化水素系溶媒を用いて1,3−ブタジエンの重合を行う。この炭化水素系溶媒としては、トルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族系炭化水素、n−ヘキサン、ブタン、ヘプタン、ペンタン等の脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素、上記のオレフィン化合物やシス−2−ブテン、トランス−2−ブテン等のオレフィン系炭化水素、ミネラルスピリット、ソルベントナフサ、ケロシン等の炭化水素系溶媒、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、1,3−ブタジエンモノマ−そのものを重合溶媒に用いて製造しても良い。中でも、トルエン、シクロヘキサンなどが好適に用いられる。
まず、1,3−ブタジエンと前記溶媒とを混合し、次いで、得られた溶液中の水分の濃度を調節する。水分は、該溶液中の、後記シス−1,4重合触媒として用いられるハロゲン含有有機アルミニウム化合物1モル当たり、好ましくは0.1〜1.0モル、特に好ましくは0.2〜1.0モルの範囲である。この範囲では充分な触媒活性得られて好適なシス−1,4構造含有率や分子量が得られつつ、重合時のゲルの発生を抑制できることにより重合槽などへのゲルの付着を防ぐことができ、連続重合時間を延ばすことができるので好ましい。水分の濃度を調節する方法は公知の方法が適用できる。多孔質濾過材を通して添加・分散させる方法(特開平4−85304号公報)も有効である。
水分の濃度を調節して得られた溶液には、シス−1,4重合触媒の一つとして、ハロゲン含有有機アルミニウム化合物を添加する。一般式AlRn3-nで表されるハロゲン含有有機アルミニウム化合物が好ましく用いられ、その具体例としては、ジエチルアルミニウムモノクロライド、ジエチルアルミニウムモノブロマイド、ジイソブチルアルミニウムモノクロライド、ジシクロヘキシルアルミニウムモノクロライド、ジフェニルアルミニウムモノクロライド、ジエチルアルミニウムセスキクロライドなどを好適に挙げることができる。有機アルミニウムクロライドの使用量のとしては、1,3−ブタジエンの全量1モル当たり0.1ミリモル以上が好ましく、0.5〜50ミリモルがより好ましい。
次いで、ハロゲン含有有機アルミニウム化合物を添加した混合溶液に、シス−1,4重合触媒の他の一つとして、可溶性コバルト化合物を添加して、1,3−ブタジエンをシス−1,4重合させる。可溶性コバルト化合物としては、用いる炭化水素系溶媒又は液体1,3−ブタジエンに可溶なものであるか、又は、均一に分散できる、例えばコバルト(II)アセチルアセトナート、コバルト(III)アセチルアセトナートなどコバルトのβ−ジケトン錯体、コバルトアセト酢酸エチルエステル錯体のようなコバルトのβ−ケト酸エステル錯体、コバルトオクトエート、コバルトナフテネート、コバルトベンゾエートなどの炭素数6以上の有機カルボン酸のコバルト塩、塩化コバルトピリジン錯体、塩化コバルトエチルアルコール錯体などのハロゲン化コバルト錯体などを挙げることができる。可溶性コバルト化合物の使用量は、1,3−ブタジエンの1モル当たり0.001ミリモル以上が好ましく、0.005ミリモル以上であることがより好ましい。また可溶性コバルト化合物に対するハロゲン含有有機アルミニウム化合物のモル比(Al/Co)は10以上であり、特に50以上であることが好ましい。また、可溶性コバルト化合物以外にもニッケルの有機カルボン酸塩、ニッケルの有機錯塩、有機リチウム化合物、ネオジウムの有機カルボン酸塩、ネオジウムの有機錯塩を使用することも可能である。
シス−1,4重合の温度は、一般に0℃を超える温度〜100℃、好ましくは10〜100℃、更に好ましくは20〜100℃までの温度範囲である。重合時間(平均滞留時間)は、10分〜2時間の範囲が好ましい。シス−1,4重合後のポリマー濃度が5〜26質量%となるようにシス−1,4重合を行うことが好ましい。重合槽は1槽、又は2槽以上の槽を連結して行われる。重合は重合槽(重合器)内にて溶液を攪拌混合して行う。重合に用いる重合槽としては高粘度液攪拌装置付きの重合槽、例えば特公昭40−2645号に記載された装置を用いることができる。
本発明のビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造では、シス−1,4重合時に、公知の分子量調節剤、例えばシクロオクタジエン、アレン、メチルアレン(1,2−ブタジエン)などの非共役ジエン類、又はエチレン、プロピレン、ブテン−1などのα−オレフィン類を使用することができる。又重合時のゲルの生成を更に抑制するために、公知のゲル化防止剤を使用することができる。また、重合生成物のシス−1,4構造含有率が一般に80%以上、好ましくは90%以上で、ML10〜50、好ましくは10〜40であり、実質的にゲル分を含有しないようにする。
そして、前記の如くして得られたシス−1,4重合反応混合物に、1,2重合触媒として、一般式AlR3 で表せる有機アルミニウム化合物と二硫化炭素、必要なら前記の可溶性コバルト化合物を添加して、1,3−ブタジエンを1,2重合させて、ビニル・シス−ポリブタジエンゴムを製造する。この際、該重合反応混合物に1,3−ブタジエンを添加してもよいし、添加せずに未反応の1,3−ブタジエンを反応させてもよい。一般式AlR3で表せる有機アルミニウム化合物としては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリn−ヘキシルアルミニウム、トリフェニルアルミニウムなどを好適に挙げることができる。有機アルミニウム化合物は、1,3−ブタジエン1モル当たり0.1ミリモル以上、特に0.5〜50ミリモル以上である。二硫化炭素は特に限定されないが水分を含まないものであることが好ましい。二硫化炭素の濃度は20ミリモル/L以下、特に好ましくは0.01〜10ミリモル/Lである。また、二硫化炭素をシス−1,4重合の前に添加してもよい。二硫化二硫化炭素の代替として公知のイソチオシアン酸フェニルやキサントゲン酸化合物を使用してもよい。
1,2重合の温度は、−5〜100℃が、好ましい。1,2重合を行う際の重合系には、前記のシス−1,4重合反応混合物100質量部当たり1〜50質量部、好ましくは1〜20質量部の1,3−ブタジエンを添加することで、1,2重合時のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの収量を増大させることができる。重合時間(平均滞留時間)は、10分〜2時間の範囲が好ましい。1,2重合後のポリマー濃度が9〜29質量%となるように1,2重合を行うことが好ましい。重合槽は1槽、又は2槽以上の槽を連結して行われる。重合は重合槽(重合器)内にて重合溶液を攪拌混合して行う。1,2重合に用いる重合槽としては、1,2重合中に更に高粘度となりポリマーが付着しやすいので、高粘度液攪拌装置付きの重合槽、例えば特公昭40−2645号公報に記載された装置を用いることができる。
本発明のビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造においては、前記のようにシス−1,4重合、次いで1,2重合を行ってビニル・シス−ポリブタジエンゴムを製造するに当たり、ポリイソプレン、融点150℃以下の結晶性ポリブタジエン、液状ポリブタジエン、及びそれらの誘導体から選ばれた少なくとも1種からなる、繰り返し単位当たり少なくとも1個の不飽和二重結合を有する高分子物質を、ビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造系内に添加する工程を含む。ビニル・シス−ポリブタジエンゴム製造後、たとえば配合時に添加しても本願発明の効果は得られない。この不飽和高分子物質の製造系内への添加は、前記シス−1,4重合の前から、前記1,2重合を行う際までの間の任意の時点で重合反応混合物中に添加することが好ましく1,2重合を行うときがより好ましい。
上記不飽和高分子物質としては、ポリイソプレン、融点170℃未満の結晶性ポリブタジエン、液状ポリブタジエン、及びそれらの誘導体から選ばれた少なくとも1種が好ましい。
ポリイソプレンとしては、通常の合成ポリイソプレン(シス構造90%以上のシス−1,4−ポリイソプレン等)、液状ポリイソプレン、トランス−ポリイソプレン、その他変性ポリイソプレン等が挙げられる。
融点170℃未満の結晶性ポリブタジエンは、好ましくは融点0℃〜150℃の結晶性ポリブタジエンであり、たとえば、低融点−1,2−ポリブタジエン、トランス−ポリブタジエン等が挙げられる。
液状ポリブタジエンとしては、固有粘度[η]=1以下の極低分子のポリブタジエン等があげられる。
また、これらの誘導体としては、たとえば、イソプレン・イソブチレン共重合体、イソプレン・スチレン共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、液状エポキシ化ポリブタジエン、液状カルボキシル変性ポリブタジエン等及びこれら誘導体の水添物等が挙げられる。
上記各不飽和高分子物質の中でも、イソプレン、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、融点70℃〜110℃の1,2−ポリブタジエンが好ましく用いられる。また、上記各不飽和高分子物質は、単独で用いることも、2種以上を混合して用いることもできる。
上記のよう不飽和高分子物質を添加すると、前記のとおり、得られるビニル・シス−ポリブタジエンゴムにおいて、不飽和高分子物質の相溶効果により、融点が170℃以上のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの、マトリックス成分のシス−ポリブタジエンゴム中への分散性が著しく向上され、その結果得られるビニル・シス−ポリブタジエンゴムの特性が優れたものとなる。
不飽和高分子物質の添加量は、取得されるビニル・シス−ポリブタジエンゴムに対して0.01〜50質量%、好ましくは、0.1〜30質量%の範囲である。また、いずれの時点での添加でも、添加後10分〜3時間攪拌することが好ましく、更に好ましくは10分〜30分間攪拌することである。
重合反応が所定の重合率に達した後、常法に従って公知の老化防止剤を添加することができる。老化防止剤の代表としては、フェノール系の2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)、リン系のトリノニルフェニルフォスファイト(TNP)、硫黄系の4.6−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾール、ジラウリル−3,3'−チオジプロピオネート(TPL)などが挙げられる。単独でも2種以上組み合わせて用いてもよく、老化防止剤の添加はビニル・シス−ポリブタジエンゴム100質量部に対して0.001〜5質量部である。次に、重合停止剤を重合系に加えて重合反応を停止させる。その方法としては、例えば、重合反応終了後、重合反応混合物を重合停止槽に供給し、この重合反応混合物にメタノール、エタノールなどのアルコール、水などの極性溶媒を大量に投入する方法、塩酸、硫酸などの無機酸、酢酸、安息香酸などの有機酸、塩化水素ガスを重合反応混合物に導入する方法などの、それ自体公知の方法が挙げられる。次いで、通常の方法に従い生成したビニル・シス−ポリブタジエンゴムを分離回収し、洗浄、乾燥して目的のビニル・シス−ポリブタジエンゴムを取得する。
このようにして取得される本発明のビニル・シス−ポリブタジエンゴムは、一般に、その各成分比率、即ち融点が170℃以上である1,2−ポリブタジエン、シス1,4−ポリブタジエンゴム、及び不飽和高分子物質の比率が前記のとおりであり、また、シス1,4−ポリブタジエンゴムのミクロ構造は、80%以上がシス1,4−構造であり、その残余がトランス1,4−構造及びビニル(1,2−)構造である。そして、このシス1,4−ポリブタジエンゴムと不飽和高分子物質(未反応状態)は、沸騰n−ヘキサン可溶分であり、融点が170℃以上のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン及びそれに不飽和高分子物質が物理的/化学的に吸着したものは、沸騰n−ヘキサン不溶分(以下「H.I」と略す)である。H.I中のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン含有量と高分子物質の含有量の比を赤外吸収スペクトル分析により吸着の有無を確認できる。例えば、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの906cm-1、ポリイソプレンの1375cm-1の吸光度より分析できる。この融点が170℃以上のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンは、一般に融点が170〜220℃であり、前記のような短繊維状の結晶繊維である。また、シス1,4−ポリブタジエンゴムのMLは、前記のように10〜50、好ましくは20〜40である。
また、本発明のビニル・シス−ポリブタジエンゴムは、前記のとおり、融点が170℃以上のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンと不飽和高分子物質とが、シス1,4−ポリブタジエンゴムのマトリックス中に均一に分散されてなるものである。
本発明のビニル・シス−ポリブタジエンゴムにおいては、融点が170℃以上のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンは前記のとおりの結晶繊維として分散されている。また、不飽和高分子物質は、融点が170℃以上のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの結晶繊維との関連において、種々の態様で分散され得る。この分散態様として、(1)ゴムマトリックス中に、融点が170℃以上のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの結晶繊維と、不飽和高分子物質の島とが、それぞれ別個に分散されている態様、(2)マトリックス中に、不飽和高分子物質の島がシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの結晶繊維に吸着した状態で分散されている態様、(3)マトリックス中に、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの結晶繊維が不飽和高分子物質の島に吸着した状態で分散されている態様、(4)マトリックス中に、不飽和高分子物質の島中にシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの結晶繊維が包含、分散された状態で分散されている態様などが挙げられ、上記分散態様の2種又はそれ以上が混在している態様もあり得る。
上記本発明のビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法においては、生成したビニル・シス−ポリブタジエンゴムを分離取得した残余の、未反応の1,3−ブタジエン、炭化水素系溶媒及び二硫化炭素などを含有する重合反応混合物母液から、通常、蒸留により1,3−ブタジエン、炭化水素系溶媒を分離し、また、二硫化炭素の吸着分離処理、あるいは二硫化炭素付加物の分離処理によって二硫化炭素を分離除去し、二硫化炭素を実質的に含有しない1,3−ブタジエンと炭化水素系溶媒とを回収する。また、上記重合反応混合物母液から、蒸留によって3成分を回収して、この蒸留物から上記の吸着分離あるいは二硫化炭素付着物分離処理によって二硫化炭素を分離除去することによっても、二硫化炭素を実質的に含有しない1,3−ブタジエンと炭化水素系溶媒とを回収することもできる。前記のようにして回収された二硫化炭素と炭化水素系溶媒とは新たに補充した1,3−ブタジエンを混合して再使用することができる。
上記ビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法によれば、触媒成分の操作性に優れ、高い触媒効率で工業的に有利に本発明のビニル・シス−ポリブタジエンゴムを連続的に長時間製造することができる。特に、重合槽内の内壁や攪拌翼、その他攪拌が緩慢な部分に付着することもなく、高い転化率で工業的に有利に連続製造できる。
そして、上記のように製造したビニル・シス−ポリブタジエンゴムが優れた所望特性を発現するには、シス1,4−ポリブタジエンゴムのマトリックス中に分散したシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン結晶繊維は、平均の長軸長が200nm以下であり、また、アスペクト比が10以下であり、且つ長軸が200nm以下結晶繊維数が100μm当たり100以上の短繊維状であり、且つ、融点が170℃以上であることが好ましい。また、上記不飽和高分子物質は、シス1,4−ポリブタジエンゴムのマトリックス中に、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン結晶繊維と高い親和性を持し、該結晶繊維近傍に物理的、化学的に吸着した状態で分散されていることが好ましい。上記のように、融点が170℃以上のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン結晶繊維と不飽和高分子物質とが共存してビニル・シス−ポリブタジエンゴムのマトリックス中に分散されることによって、上記の諸物性が優れたものとなり、好ましい。
次に、本発明に使用される防振ゴム組成物は、前記のビニル・シス−ポリブタジエン(a)、(a)以外のジエン系ゴム(b)、ゴム補強剤(c)を配合してなる。
前記のジエン系ゴム(b)としては、ハイシスポリブタジエンゴム、ローシスポリブタジエンゴム(BR)、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、乳化重合若しくは溶液重合スチレンブタジエンゴム(SBR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、ニトリルゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)、クロロプレンゴム(CR)などが挙げられる。
また、これらゴムの誘導体、例えば錫化合物で変性されたポリブタジエンゴムやエポキシ変性、シラン変性、マレイン酸変性された上記ゴムなども用いることができ、これらのゴムは単独でも、二種以上組み合わせて用いても良い。
本発明の(c)成分のゴム補強剤としては、各種のカーボンブラック以外に、ホワイトカーボン、活性化炭酸カルシウム、超微粒子珪酸マグネシウム等の無機補強剤やシンジオタクチック1,2ポリブタジエン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ハイスチレン樹脂、フェノール樹脂、リグニン、変性メラミン樹脂、クマロンインデン樹脂及び石油樹脂等の有機補強剤があり、特に好ましくは、粒子径が90nm以下、ジブチルフタレート(DBP)吸油量が70ml/100g以上のカーボンブラックで、例えば、FEF、FF、GPF、SAF、ISAF、SRF、HAF等が挙げられる。
本発明の防振ゴム組成物は、前記各成分を通常行われているバンバリー、オープンロール、ニーダー、二軸混練り機などを用いて混練りすることで得られる。 混練温度は、当該ビニル・シス−ポリブタジエンに含有されるシンジオタクチック−1,2ポリブタジエン結晶繊維の融点より低い必要がある。このシンジオタクチック−1,2ポリブタジエン結晶繊維の融点より高い温度で混練すると、ビニル・シス−ポリブタジエン中の結晶繊維が溶けて球状の粒子等に変形してしまうから好ましくない。
本発明のゴム組成物には、必要に応じて、加硫剤、加硫助剤、老化防止剤、充填剤、プロセスオイル、亜鉛華、ステアリン酸など、通常ゴム業界で用いられる配合剤を混練してもよい。
加硫剤としては、公知の加硫剤、例えば硫黄、有機過酸化物、樹脂加硫剤、酸化マグネシウムなどの金属酸化物などが用いられる。
加硫助剤としては、公知の加硫助剤、例えばアルデヒド類、アンモニア類、アミン類、グアニジン類、チオウレア類、チアゾール類、チウラム類、ジチオカーバメイト類、キサンテート類などが用いられる。
老化防止剤としては、アミン・ケトン系、イミダゾール系、アミン系、フェノール系、硫黄系及び燐系などが挙げられる。
充填剤としては、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、クレー、リサージュ、珪藻土等の無機充填剤、再生ゴム、粉末ゴム等の有機充填剤が挙げられる。
プロセスオイルは、アロマティック系、ナフテン系、パラフィン系のいずれを用いてもよい。
以下、実施例及び比較例を示して、本発明について具体的に説明する。実施例及び比較例において、ビニル・シス−ポリブタジエンゴムの素ゴムの物性、及び得られた防振ゴム
用ゴム組成物の配合物の物性と加硫物の物性は以下のようにして測定した。
(1)シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン結晶繊維含有量;2gのビニル・シスポリブタジエンゴムを200mlのn−ヘキサンにて4時間ソックスレー抽出器によって沸騰抽出した不溶分(抽出残部)を重量部で示した。
(2)1,2ポリブタジエン結晶繊維の融点;沸騰n−ヘキサン抽出残部を示差走査熱量計(DSC)による吸熱曲線のピーク温度により決定した。
(3)結晶繊維形態及び繊維数;ビニル・シス−ポリブタジエンゴムを一塩化硫黄と二硫化炭素で加硫し、加硫物を超薄切片で切り出して四塩化オスミウム蒸気でビニル・シス−ポリブタジエンのゴム分の二重結合を染色して、透過型電子顕微鏡で観察し、画像解析処理により求めた。
(4)ビニル・シス−ポリブタジエンゴム中のゴム分のミクロ構造;赤外吸収スペクトル分析によって行った。シス740cm-1、トランス967cm-1、ビニル910cm-1の吸収強度比からミクロ構造を算出した。
(5)ビニル・シス−ポリブタジエンゴム中のゴム分のトルエン溶液粘度;25℃における5重量%トルエン溶液の粘度を測定してセンチポイズ(cp)で示した。
(6)ビニル・シス−ポリブタジエンゴム中のゴム分の[η];沸騰n−ヘキサン可溶分を乾燥採取し、トルエン溶液にて30℃の温度で測定した。
(7)ムーニー粘度;JIS K6300に準じて100℃にて測定した。
(8)硬度;JIS K6253に準じてデュロメーター式で測定した。
(9)引張弾性率;JIS K6251に従い、引張弾性率M100を測定し、 比較例1を100として指数化した。指数が大きいほど引張弾性率が高い。
(10)静動比;静バネ定数はJIS K6301に準じて定伸張応力より求め、動バネ定数はレオメトリック社製粘弾性測定装置を用い、温度:30℃、周波数:10Hz、動歪み:0.5%で測定し、静動比を計算し、比較例1を100として指数化した。
指数が小さいほど防振特性に優れる。
(11)発熱耐久性;JIS K6265に準じてフレクソメーターにより、100℃×25分間で上昇した発熱量を測定し、比較例1を100として指数化した。指数が小さいほど発熱耐久性が優れる。
(ビニル・シス−ポリブタジエンサンプル1の製造)
窒素ガスで置換した内容5Lの撹拌機つきステンレス製反応槽中に、重合溶液3.5L(ブタジエン;30wt%、ベンゼン;70wt%)を入れ、水5.3mmol、ジエチルアルミニウムクロライド10.5mmol、二硫化炭素1.8mmol、シクロオクタジエン40mmol、コバルトオクトエート0.04mmolを加え、50℃で30分間撹拌し、1,4シス重合を行った。得られた重合生成液に、ポリイソプレン(IR)(ML=87、シス−1,4構造98%)からなる不飽和高分子物質を10質量%(得られるビニル・シスポリブタジエンゴムに対する百分率)加え、50℃で1時間攪拌を行った。その後、ブタジエン560ml、水4.5mmol、トリエチルアルムニウムクロライド13.4mmol、コバルトオクトエート0.04mmolを加え、50℃で30分間撹拌し、1,2シンジオ重合を行った。これに老化防止剤エタノール溶液を加えて重合を停止した。その後、未反応のブタジエン及び2‐ブテン類を蒸発除去し、105℃で60分間真空乾燥しビニル・シス−ポリブタジエンを得た。H.Iの赤外吸収スペクトル分析より算出したシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンへのポリイソプレンの吸着割合(グラフト率)は67%であった。
(ビニル・シス−ポリブタジエンサンプル2の製造)
不飽和高分子物質(ポリイソプレン)を添加しなかったこと以外はサンプル1の製造方法と同様にしてビニル・シス−ポリブタジエンを得た。
前記サンプル1とサンプル2の物性を表1に示した。
Figure 2007126649
(実施例1〜2)(比較例1〜2)
前記サンプル1及びサンプル2を用い、表2に示す配合処方のうち、加硫促進剤、硫黄を除く配合剤を1.7Lの試験用バンバリーミキサーを使用して混練し、防振ゴム組成物である混練物を得た。この際、最高混練温度を170〜180℃に調節した。次いで、この混練物を10インチロール上で加硫促進剤、硫黄を混練し、これをシート状にロール出しした後、金型に入れて加硫し、加硫物を得た。加硫は150℃、30分で行った。結果をまとめて表2に示す。
実施例の組成物は、静動比と発熱耐久性が大幅に改善されている。
一方、比較例の組成物においては、硬度一定にするためカーボンブラックの配合量が多くなり、配合物ムーニー粘度が上昇し発熱耐久性も悪化した。
Figure 2007126649

(注1)NR;RSS#1
(注2)BR;ポリブタジエン(UBEPOL-BR150、宇部興産(株)製)
(注3)カーボンブラック(シースト116、東海カーボン社製)
(注4)老化防止剤;アンテージAS(アミンとケトンの反応物)
(注5)加硫促進剤;ノクセラーCZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド

Claims (7)

  1. 融点170℃以上のシンジオタクチック-1,2−ポリブタジエンと、ポリイソプレン、融点150℃以下の結晶性ポリブタジエン、液状ポリブタジエン、及びそれらの誘導体から選ばれた少なくとも1種からなる、繰り返し単位当り少なくとも1個の不飽和二重結合を有する高分子物質とを含有するビニル・シス-ポリブタジエンゴム(a)10〜60重量%と、
    (a)以外のジエン系ゴム(b)90〜40重量%とからなるゴム成分(a)+(b) 100重量部と
    ゴム補強剤(c) 30〜80重量部とからなるゴム組成物であって、
    該ビニル・シス-ポリブタジエンゴム(a)中に含有されているシンジオタクチック-1,2−ポリブタジエンが結晶繊維状で分散しており、該シンジオタクチック-1,2−ポリブタジエンの平均結晶繊維の長軸長さが200nm以下、アスペクト比が10以下、かつ長軸長さが200nm以下の結晶繊維数が100以上の短繊維状の結晶を形成していることを特徴とする防振ゴム組成物。
  2. 該ビニル・シス-ポリブタジエンゴム(a)が
    1,3−ブタジエンを炭化水素系溶媒中にて、シス−1,4重合触媒を用いてシス−1,4重合させ、次いで、得られた重合反応混合物中に1,2重合触媒を共存させて、1,3−ブタジエンを1,2重合させて、融点が170℃以上の1,2−ポリブタジエンを生成せしめ、しかる後、得られた重合反応混合物より生成したビニル・シス−ポリブタジエンゴムを分離回収して取得するビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法において、繰り返し単位当たり少なくとも1個の不飽和二重結合を有する高分子物質を、ビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造系内に添加する工程を含むことを特徴とした製造方法で製造されていることを特徴とする請求項1に記載の防振ゴム組成物。
  3. 前記ビニル・シス-ポリブタジエンゴム(a)の製造工程において、前記不飽和高分子物質をシンジオタクチック-1,2−ポリブタジエンの結晶繊維とシス1,4−ポリブタジエンゴムの合計に対して0.01〜50質量%の範囲で含まれていることを特徴とする請求項1〜2に記載の防振ゴム組成物。
  4. 該ビニル・シス−ポリブタジエンゴム(a)中に、前記高分子物質が島状で存在しており、かつ、該高分子物質の島中に分散している前記シンジオタクチック-1,2−ポリブタジエンの結晶繊維の長軸長が200nm以下であることを特徴とする請求項1〜3に記載の防振ゴム組成物。
  5. 該ビニル・シスポリブタジエンゴム(a)が下記の特性を有することを特徴とする請求項1〜4に記載の防振ゴム組成物。
    (1)該ビニル・シス−ポリブタジエンゴムのマトリックス成分であるシス−ポリブタジエンゴムのムーニー粘度が10〜50の範囲にあること。
    (2)該ビニル・シス−ポリブタジエンゴム中のマトリックス成分であるシス−ポリブタジエンゴムの25℃におけるトルエン溶液粘度が10〜150の範囲にあること。
    (3)該ビニル・シス−ポリブタジエンゴム中のマトリックス成分であるシス−ポリブタジエンゴムの[η]が1.0〜5.0の範囲にあること。
    (4)該ビニル・シス−ポリブタジエンゴムのマトリックス成分であるシス−ポリブタジエンゴムの1,4−シス構造含有率が80%以上の範囲にあること。
    (5)該ビニル・シス−ポリブタジエンゴムのマトリックス成分であるシス−ポリブタジエンゴム中に、1,2−ポリブタジエンと高分子物質とが物理的及び/又は化学的に吸着した状態で分散していること。
    (6) 該ビニル・シス−ポリブタジエンゴム中のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの含有量が1〜30質量%の範囲にあること。
  6. (a)以外のジエン系ゴム(b)が、天然ゴム及び/又はポリイソプレンであることを特徴とする請求項1〜5に記載の防振ゴム組成物。
  7. ゴム補強剤がカーボンブラックであることを特徴とする請求項1〜6に記載の防振ゴム組成物。
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