JP2007123232A - レバー式コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】レバー式コネクタにおいて両コネクタハウジングが正規に嵌合したか否かを電気的に検知する。
【解決手段】雌側のコネクタハウジング10には、カム溝41を有するレバー40が回動可能に装着されているとともに、検知端子60が組み付けられている。検知端子60は、両コネクタハウジング10,80が正規嵌合したときにのみ、雌側のコネクタハウジング10に組み付けられた接点用端子98と接触して検知回路を閉成する。レバー40のカム板47において検知端子60と対向する部分には押圧部44が突出して形成され、両コネクタハウジング10,80が正規嵌合するまで回動操作される間、押圧部44は検知端子60が接点用端子98と離間する位置に撓み変位させるような押圧状態を保持し、レバー40が両コネクタハウジング10,80を正規嵌合させる位置まで回動操作されたときには押圧を解除して検知端子60が接点用端子98と接触可能となるよう復帰する。
【選択図】図4

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
従来、レバー式コネクタとして、特許文献1に記載のものが知られている。これは、一方のコネクタハウジングにレバーを回動可能に支持するとともに、他方のコネクタハウジングにレバーのカム溝と係合するカムピンを設け、両コネクタハウジングを浅く嵌合してカム溝にカムピンを係合させ、その状態でレバーを回動させて、カム溝とカムピンとの係合によるカム作用により、両コネクタハウジングを引き寄せて正規の嵌合状態に至らすものである。
また、レバーには待機位置から検知位置への変位操作を可能とされた検知部材が設けられており、レバーが正規の嵌合状態に至ったときには検知部材を待機位置から検知位置へ変位させることができるのに対し、レバーが正規の嵌合位置より手前の半嵌合位置に置かれたときには、検知部材の待機位置から検知位置への変位操作が規制されるようになっている。つまり、検知部材の検知位置への可否に基づいてレバーの回動位置を検知することにより、作業者がレバーを正規の嵌合位置まで完全に回動させずに、半嵌合状態のままでレバーの回動操作を終えてしまうことがない構成となっている。
特開2003−86301公報
上記の場合、レバーの回動位置に基づいて雌雄のコネクタハウジングが正規嵌合したか否かを機械的に検知するものであったが、別の検知手法として、両コネクタハウジングが正規に嵌合したか否かを電気的に検知したいという要請もあり、これに応える必要があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的とするところは、両コネクタハウジングが正規に嵌合したか否かを電気的に検知可能なレバー式コネクタを提供することにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相互に嵌合可能なコネクタのうち一方側のコネクタハウジングには、他方側のコネクタハウジングに設けられたカムピンと係合可能なカム溝を有しかつ回動操作可能に装着されたレバーと、前記両コネクタハウジングが正規嵌合したことを電気的に検知するための検知端子とを備え、この検知端子は前記両コネクタハウジングが正規嵌合したときにのみ、前記一方側あるいは他方側のコネクタハウジングのいずれかに設けられた接点用端子と接触して検知回路を閉成するようになっているコネクタであって、前記レバーにおいて前記検知端子と対向する部分には押圧部が配され、前記両コネクタハウジングが正規嵌合するまで回動操作される間は、前記押圧部は前記検知端子が前記接点用端子と離間する位置に撓み変位させるような押圧状態を保持し、前記レバーが両コネクタハウジングを正規嵌合させる位置まで回動操作されたときには前記押圧を解除して前記検知端子が前記接点用端子と接触可能となるよう復帰する構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記レバーには、同レバーの厚み方向へ撓み可能な係止片が設けられるとともに、この係止片は前記両コネクタハウジングの嵌合途上では、前記他方側のコネクタハウジングに形成されたロック突部に乗り上げて変位するが、両コネクタハウジングが正規嵌合したときにはロック突部を乗り越えて復帰することでロック突部と係止して両コネクタハウジングを嵌合状態に保持するようになっており、かつ前記押圧部は、この係止片における前記検知端子との対向面に設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記係止片が、前記両コネクタハウジングの嵌合の途中の時期から前記ロック突部に乗り上げて撓み変形が開始されるものであって、前記レバーにおいて前記係止片の前記嵌合方向前方には前記係止片に設けられた押圧部が前記検知端子を押圧するに先立って、前記検知端子を押圧し前記接点用端子と非接触状態に保持しておく先行押圧部が設けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記検知端子は前記一方側のコネクタハウジングにおいて、前記両コネクタハウジングの嵌合方向に沿って組み込まれる一方、前記接点用端子は前記他方側のコネクタハウジング内に配されており、また、前記検知端子は前記一方側のコネクタハウジングへの固定のための基板部と、この基板部において前記一方側コネクタハウジングの嵌合方向前端部から後方へ向けて撓み可能に延出し前記接点用端子と接触可能な第1ばね部と、前記基板部において前記一方側コネクタハウジングの嵌合方向後端部から前方へ向けて撓み可能に延出される第2ばね部とからなり、かつこの第2ばね部の前端は第1ばね部の後端に対し前記レバーが配された側から重なるとともに、その長さ方向途中位置には前記押圧部によって押圧される被押圧部が設けられ、前記レバーは、前記一方側のコネクタハウジングの後方へ相対的に突出量の大きい初期位置から相対的に突出量の小さい嵌合完了位置へと回動操作されるときには前記押圧部が前記被押圧部に対し前記一方側コネクタハウジングの嵌合方向後方より前方へ向けて回動軌跡を描きつつ摺接状態で押圧するところに特徴を有する。
請求項5の発明は、相互に嵌合可能なコネクタのうち一方側のコネクタハウジングには、他方側のコネクタハウジングに設けられたカムピンと係合可能なカム溝を有しかつ回動操作可能に装着されたレバーと、前記両コネクタハウジングが正規嵌合したことを電気的に検知するための検知端子とが備えられ、この検知端子は前記両コネクタハウジングが正規嵌合したときにのみ、前記一方側あるいは前記他方側のコネクタハウジングに設けられた接点用端子と接触して検知回路を閉成するようになっているコネクタであって、前記レバーには、前記検知端子の位置する側に押圧部が設けられ、前記一方側のコネクタハウジングには、前記押圧部と前記検知端子との間に可動アームが弾性変位可能に設けられ、前記両コネクタハウジングが正規嵌合するまで前記レバーが回動操作される間は、前記押圧部が前記可動アームを押圧して前記検知端子側に傾倒させ、さらにこの傾倒された可動アームが前記検知端子を押圧することで、前記検知端子は前記接点用端子から離間する位置に撓み変位された状態に保持され、前記レバーが前記両コネクタハウジングを正規嵌合させる位置まで回動操作されたときには、前記押圧部による押圧状態の解除によって前記可動アームが復動するのに伴い、前記検知端子が前記接点用端子と接触可能となるよう復帰する構成としたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記レバーは、前記一方側のコネクタハウジングの嵌合方向後端から後方へ相対的に突出量の大きい初期位置から相対的に突出量の小さい嵌合完了位置へと回動操作され、かつ、前記レバーには、同レバーの厚み方向へ撓み可能な係止片が設けられ、この係止片は前記両コネクタハウジングの嵌合途上では前記他方側のコネクタハウジングに形成されたロック突部に乗り上げて変位するが、前記両コネクタハウジングが正規嵌合したときには前記ロック突部を乗り越えて復帰することで同ロック突部と係止して前記両コネクタハウジングを嵌合状態に保持するようになっており、前記押圧部は、この係止片における前記可動アームとの対向面に設けられ、さらに、前記可動アームは、前記一方側のコネクタハウジングの嵌合方向前端に位置する前壁にその傾倒支点を有しつつ後方へ延出する形態とされ、その延出方向後端部に、前記押圧部により押圧される押圧受け部を有するところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、両コネクタハウジングを緩く嵌合させ、カムピンをカム溝内に導入させる。その状態でレバーを回動操作すると、カムピンがカム溝に沿って変位することで、両コネクタハウジングの嵌合が進行する。この間、レバーに設けられた押圧部が検知端子を押圧して撓み変位させているため、接点用端子とは非接触状態に保持されている。そして、レバーの回動操作の結果、両コネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、検知端子に対する押圧部の押圧が解除されるため、検知端子は復帰変位して接点用端子との接触がなされるため、検知回路が閉成される。かくして、レバー式コネクタにおいても両コネクタハウジングが正規嵌合状態になったことを電気的に検知することができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、両コネクタハウジングが正規嵌合するまでの間は、係止片がロック突部に乗り上げて撓み変形しているため、これに伴って係止片に設けられた押圧部が検知端子を押圧し、接点用端子との非接触状態を保持する。両コネクタハウジングが正規嵌合すると、係止片がロック突部を乗り越えて復帰変形するため、同様に押圧部も検知端子に対する押圧状況を解除するため、検知端子は復帰変形し接点用端子と電気的に接触して検知回路を閉成する。
このように請求項2の発明によれば、両コネクタハウジングが正規嵌合したことの指標として、係止片の撓み動作、つまり嵌合途上では撓み変形し、嵌合完了と共に復帰する動作を利用するようにしたため、レバーの角度位置を検出して正規嵌合の指標とする形式に比較して、レバーの組み付け誤差による検知のばらつきもなく、正確に正規嵌合状態を検出することができる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、係止片の撓みが開始される時期が両コネクタハウジングの嵌合が始まって暫くの後である場合には、この間に検知端子と接点用端子との接触が懸念されるが、請求項3の発明のように先行押圧部を設けて係止片が撓みを開始するまでの間においても、検知端子を接点用端子と非接触状態に保持しておくことができる。かくして、嵌合途上で誤って正規嵌合と検知してしまう事態を回避することができる。すなわち、嵌合検知を可能とする動作範囲を拡大し、検知の確実化を達成することができる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、両コネクタハウジングの嵌合が完了した時点では、レバーは嵌合完了位置へと移行している。この位置ではレバーが一方側のコネクタハウジングから後方へ突出する量が相対的に小さい状態となっているため、全体のコンパクト化が図られている。このような構造であると、レバーを回動操作させると、レバーの押圧部は被押圧部に対し嵌合方向後方より接触し、回動軌跡を描きつつ前方へと摺接する。その場合において、第2ばね部が上記の摺接方向に沿って延出するようにしてあるため、第2ばね部は撓み変形を容易に行うことができる。第1ばね部は、逆に、後方へと延出するようにしてあるため、接点用端子との接触を嵌合の早期においてかつ充分な接触圧を得ることができる。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、両コネクタハウジングを緩く嵌合させ、カムピンをカム溝内に導入させる。その状態でレバーを回動操作すると、カムピンがカム溝に沿って変位して、両コネクタハウジングの嵌合が進行する。この間、レバーに設けられた押圧部が一方側のコネクタハウジングの可動アームを押圧して検知端子側に傾倒させ、さらにこの可動アームが検知端子を押圧することでこの検知端子が撓み変形されるため、検知端子と接点用端子とは非接触状態に保持されている。そして、レバーの回動操作により両コネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、押圧部による押圧状態の解除によって可動アームが復動し、それに伴って検知端子は復帰変位して接点用端子と接触されるため、検知回路が閉成される。その結果、レバー式コネクタにおいても両コネクタハウジングが正規嵌合状態になったことを電気的に検知することができる。
この場合において仮に、可動アームがなく押圧部が検知端子に直接接触するという構成であると、押圧部はレバーの回動操作に伴って検知端子上を変位することになるため、検知端子の撓み動作のバランスが崩れるおそれがある。しかるに請求項5の発明によれば、検知端子と押圧部との間に可動アームを介在させ、この可動アームによって検知端子を押圧する構成としたから、検知端子に対して可動アームを略一定位置で接触させることができ、検知端子の撓み動作のバランスを良好に保つことができる。また、構造スペース上の制約によって押圧部が検知端子と直接接触可能な位置まで到達し得ない事情がある場合にも可動アームを介在させることでそれに対応することができる。
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、両コネクタハウジングが正規嵌合するまでの間は、係止片がロック突部に乗り上げて撓み変形しているため、これに伴って係止片に設けられた押圧部が可動アームを介して間接的に検知端子を押圧し、接点用端子との非接触状態を保持する。両コネクタハウジングが正規嵌合すると、係止片がロック突部を乗り越えて復帰変形し、同様に押圧部も検知端子に対する押圧状態を解除するため、検知端子は復帰変形し接点用端子と電気的に接触して検知回路を閉成する。これによれば、両コネクタハウジングが正規嵌合したことの指標として、係止片の撓み動作、つまり嵌合途上では撓み変形し、嵌合完了と共に復帰する動作を利用するようにしたため、レバーの角度位置を検出して正規嵌合の指標とする形式に比較して、レバーの組み付け誤差による検知のばらつきもなく、正確に正規嵌合状態を検出することができる。
また、レバーの回動操作によって押圧部が可動アームの押圧受け部に対して嵌合方向後方から接触すると、可動アームは一方側のコネクタハウジングの前壁を傾倒支点として傾倒するため、仮に、押圧部が一方側のコネクタハウジングの嵌合方向後方に位置するという事情があっても、同コネクタハウジングの嵌合方向前方に位置する検知端子に対し、押圧部の撓み量に相当する分だけ傾倒変位させた可動アームを接触させることができ、レバーの回動操作の間、検知端子の撓み状態を正確に保持することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図26によって説明する。本実施形態のコネクタは、エアバッグ用コネクタに適用した場合を例示するものであって、互いに嵌合可能な雌雄一対のコネクタハウジング10,80を備えて構成されている。なお、以下の説明において上下方向については図1を基準とし、前後方向については両コネクタハウジング10,80の互いの嵌合面側を前方とする。
雄側のコネクタハウジング80は合成樹脂製であり、図1及び図17に示すように、正面から見ると横長矩形状をなすフード部81が前面に開口して形成されている。フード部81の内面の幅方向中心軸(幅方向中央)には仕切壁82が上下方向(高さ方向)に架設されており、この仕切壁82を境とした左右両側に、雌側のコネクタハウジング10を個別に収容可能な左右一対の嵌合凹部83が開設されている。雄側のコネクタハウジング80は、両嵌合凹部83の内部構造がそれぞれ同じとされ、仕切壁82を間に挟んで左右対称形をなしている。
フード部81内にはタブ片状に形成された複数本の雄側端子金具99が突出して配されており、各雄側端子金具99がフード部81の奥壁84に貫通して装着されている。各雄側端子金具99のうち奥壁84からフード部81外へ突出する部分は、途中で下方へ略直角に曲げられてその下端部が図示しないプリント回路基板の導電路に電気的に接続されている。フード部81の両側壁の後端には左右一対の保護壁85が後方へ向けて突出して形成されており、両保護壁85によって各雄側端子金具99の露出部分が外側方から保護されるようになっている。
フード部81の奥壁84には、各嵌合凹部83の幅方向中心軸から偏心した位置に、両コネクタハウジング10,80の誤組み付けを防止するための突片86がフード部81内に突出して形成されている。また、フード部81の奥壁84には、両コネクタハウジング10,80の嵌合に伴い、雌側のコネクタハウジング10に設けられた短絡端子70の短絡状態を解除する複数の短絡解除片87が同じくフード部81内に突出して形成されている。
そして、フード部81内には、上下3段に分かれて配された各雄側端子金具99のうち上段に位置する雄側端子金具99群の側方に配置され、その上段に位置する雄側端子金具99と同じ形態で、かつその前端位置が各雄側端子金具99の前端位置と同じ位置に揃えられた一対の接点用端子98が突出して配されている。各接点用端子98は、両コネクタハウジング10,80が正規に嵌合するのに伴い、雌側のコネクタハウジング10に設けられた検知端子60と電気的に接続されて、検知回路を構成するようになっている。
フード部81の上壁の内面には、各嵌合凹部83の幅方向中心軸から左右両側へ寄った位置に、雌側のコネクタハウジング10に組み付けられたレバー40のカム溝41と係合可能なカムピン88が突設されている。また、フード部81の上壁の内面には、各嵌合凹部83の幅方向中心軸から仕切壁82側へ寄った位置に、レバー40の係止片42と弾性的に係止可能なロック突部89が突設されている。
さらに、フード部81の下壁の内面には、各嵌合凹部83の幅方向中心軸から左右両側へ寄った位置でかつこのフード部81の前端位置に、レバー40に設けられた引っ掛け部43と係合して両コネクタハウジング10,80の嵌合姿勢を矯正する受け部91が突設されている。さらにまた、フード部81の上壁の内面には、各嵌合凹部83の幅方向中心軸から左右両側へ寄った位置に、前後方向に延びる縦板状の解除突部92が突設されている。
雌側のコネクタハウジング10は、同じく合成樹脂製であって両嵌合凹部83毎に対応して2つ用意されており、図1及び図18に示すように、ハウジング本体11、リテーナ93、及びレバー40を備えている。なお、図示する雌側のコネクタハウジング10は、雄側のコネクタハウジング80における一方の嵌合凹部83に収容されるものを示しており、他方の嵌合凹部83に収容されるものとは左右対称形をなしている。
ハウジング本体11は、図19及び図21に示すように、全体として略ブロック状に形成され、相手の雄側端子金具99と対応する位置に、前後方向に沿った複数のキャビティ12を有して構成されている。各キャビティ12には電線Wの端末に接続された雌側端子金具97が後方から挿入され、正規挿入された雌側端子金具97がキャビティ12の内面に突設されたランス13によって抜け止め状態で弾性係止されるようになっている。
ハウジング本体11の前面には、両コネクタハウジング10,80の嵌合時に雄側のコネクタハウジング80の突片86を受け入れる突片受け部14が凹設されており、この突片受け部14に突片86が進入することで、両コネクタハウジング10,80が天地逆転した姿勢をとらならないようにしてある。
また、ハウジング本体11の前面には、短絡端子70を収容するための短絡端子収容部15が前面に開口しかつその下側のキャビティ12に連通する態様で形成されている。短絡端子収容部15に収容される短絡端子70は、図1に示すように、両コネクタハウジング10,80の嵌合動作が開始されるまでの間、その下側のキャビティ12内に横並びに配された一対の雌側端子金具97とそれぞれ短絡可能に接触する幅方向に一対の弾性片71を有している。そして、短絡端子70は、図2に示すように、両コネクタハウジング10,80が嵌合するに伴い、雄側のコネクタハウジング80の短絡解除片87が対応する弾性片71を短絡解除方向へ撓み変形させることで、両雌側端子金具97の短絡状態を解除するようになっている。
また、ハウジング本体11の一側端には検知端子収容部16が形成されている。検知端子収容部16は、上段に位置する雌側端子金具97のキャビティ12群と隣接して平行に配置されており、ここに後方から検知端子60が収容可能とされている。
検知端子60は、導電性金属板を所定形状に曲げ加工して形成され、図1、図25、及び図26に示すように、検知端子収容部16の内面に沿って配される基板部61と、基板部61の前端部から後方へ向けて昇り勾配で延びる第1ばね部62と、基板部61の後端部から前方へ向けて昇り勾配で延びる第2ばね部63と、基板部61の両側縁に沿って立ち上げられた両側壁部64とからなる。詳しくは第1ばね部62は、基板部61において幅方向に一対が横並びで配置されており、基板部61に略コの字の切り込みを入れてその切り込み間の切片を切り起こして形成されるとともに、その基端部寄りの位置に接点用端子98に対する接点部65を突設させている。したがって、両第1ばね部62は、それぞれ対応する接点用端子98と接続可能とされており、両者が相互に独立して撓み変形動作を行うことにより、両接点用端子98に対するアライメントがずれる事態を回避できるようになっている。一方、第2ばね部63は、基板部61の後端部を前方へ向けて折り返してなる一枚ばね構造となっており、その前端を両第1ばね部62の後端に対して上方から覆い被さるように重ねて配置されている。
第2ばね部63の延出途中には上方へ向けて突き出る態様の被押圧部66が形成され、この被押圧部66は、後方から進入するレバー40の押圧部44及び先行押圧部45(後述する)によって押圧されるようになっている。詳しくは被押圧部66は、第2ばね部63の根元側にて略垂直に立ち上げられたあと斜め前方へ昇り勾配で傾斜する斜面を有し、斜面の前端から略水平に少し延びたあと下方へ向けて略垂直に延びる形態とされている。そして、レバー40が回動操作されることにより、レバー40の押圧部44及び先行押圧部45が被押圧部66に対しレバー40の回動軌跡に沿って円弧を描きつつ摺接し、被押圧部66が下方へ撓み変形させられるとともに、この被押圧部66の変位に伴って第1ばね部62も同様に下方へ撓み変形させられるようになっている。
両側壁部64には、第2ばね部63が過度撓みするのを規制する左右一対の過度撓み規制片67が内側へ向けて切り起こして形成されている。両側壁部64の上端には、検知端子収容部16の内面に係止可能な左右一対のロック突起68が形成されている。また、両側壁部64の上端には、内向きに折り曲げられることにより、第2ばね部63の両側縁部を上から押さえ付ける左右一対のばね押さえ片69が形成されている。第2ばね部63は、両ばね押さえ片69に対して上方へ押圧するようなプリロードを付与した状態で押さえ付けられ、これによってばね反力の大きさを厳密に調整しなくても済むようにしてある。
また、ハウジング本体11には、図11に示すように、このハウジング本体11の下面と両側面の3面に開口するリテーナ装着孔17が形成されている。そして、リテーナ装着孔17は上下3段の各キャビティ12を縦断して連通する深さをもって構成され、図21に示すように、ハウジング本体11においてリテーナ装着孔17の上部に切り立つ両側面に、リテーナ93を仮係止位置及び本係止位置で留め置くための本係止突部19及び仮係止突部18が上下方向に並んで形成されている。
リテーナ93は、図23に示すように、キャビティ12と連通可能な複数の窓部94を有する本体枠95を備え、窓部94の内面には雌側端子金具97を抜け止めするための係止突起94Aが形成されている。本体枠95には、この本体枠95の4角のうちの1角を切除して段部95Aが形成されており、この段部95Aの内側に、検知端子収容部16の周壁が嵌合状態で配されるようになっている。本体枠95の上面の両側端(段部95Aを除く)には、上方へ突出する左右一対の係止アーム95Eが撓み変形可能に形成されている。係止アーム95Eの先端には係止爪95Fが内向きに突出して形成されている。
そして、リテーナ93は、リテーナ装着孔17に差し込まれてその下端部をハウジング本体11の下面から突出させることで少し浮いた状態に配されて、係止アーム95Eの係止爪95Fを仮係止突部18に弾性的に掛け止めする仮係止位置と、この仮係止位置からリテーナ装着孔17の奥側へ深く押し込まれてその下端をハウジング本体11の下面に略面一で連ねて、係止アーム95Eの係止爪95Fを本係止突部19に弾性的に掛け止めする本係止位置との間を移動可能とされている。仮係止位置では、係止突起94Aがキャビティ12側方に待機して雌側端子金具97の挿抜操作を可能とする一方、本係止位置では、係止突起94Aがキャビティ12内に臨んでそこに正規挿入されている雌側端子金具97をランス13とともに抜け止め状態で係止するようになっている。また、リテーナ93の下面(押し込み面93A)には、図15及び図22に示すように、レバー40に設けられた姿勢矯正アーム46との干渉を回避するための逃がし凹部96が形成されており、リテーナ93が仮係止位置にあって浮いた状態にあるときに、逃がし凹部96内に姿勢矯正アーム46の側縁下端部が嵌入するようになっている。
ハウジング本体11の上部には、図21に示すように、レバー40を収容する収容空間21が後面に開口して形成されている。収容空間21は、最上段に位置する薄肉状の覆い壁22(カム板収容壁)とそれに対向するレバー装着面23との間に形成されており、ここにレバー40が後方から略水平姿勢をとりつつスライド装着されるようになっている。既述した検知端子収容部16は、レバー装着面23に貫通して形成された通し孔24を介して収容空間21と連通するようになっている。
レバー装着面23にはレバー40を回動可能に支持する略円柱状の支軸25が突設されており、レバー40を装着する過程で覆い壁22を撓ませつつレバー40に設けられたカム板47が支軸25を乗り越え、そののちレバー40が正規の装着位置に至るとともに支軸25がカム板47の軸受部47Aへ嵌め込まれて、レバー40が収容空間21内に抜け止め状態で支持されるようになっている。支軸25は、ハウジング本体11の幅方向中心軸及び前後方向(奥行き方向)中心軸から偏心した位置に設定されている。また、レバー装着面23には支軸25と並んでカム板係合部26が突設されており、このカム板係合部26がカム板47に形成された係合凹部47Bに係合するとともにレバー40を嵌合初期位置と嵌合完了位置とに留め置くようになっている。
ハウジング本体11の下面には、支軸25と上下方向に関して同軸上の位置に、レバー40に設けられた姿勢矯正アーム46の軸受部46Aを嵌め込むことにより、支軸25とともにレバー40を両持ち状となす支持軸27が突設されている。支持軸27の先端には、相互に反対方向に突出する抜け止め突部27Aが形成されており、レバー40の回動途中において姿勢矯正アーム46が支持軸27から抜け出ないようにしてある。また、ハウジング本体11の下面には、前後方向に関して支持軸27とリテーナ装着孔17を挟んだ反対側でかつ幅方向両端部に、左右一対の調整突部28が形成されている。両調整突部28は、支持軸27とほぼ同じ突出寸法を有してその先端位置を支持軸27の先端位置とほぼ同じ位置に揃えており、両コネクタハウジング10,80の嵌合過程で雌側のコネクタハウジング10が前のめりになって嵌合するのを防止する役割を担っている。
覆い壁22には、図25に示すように、前後方向に関して支軸25の直前方位置に、雄側のコネクタハウジング80のカムピン88が導入されるカムピン導入溝22Aが、前後方向に延びるとともに前端に開口して形成されている。また、覆い壁22には、カムピン導入溝22Aとは反対側へ偏位した位置に、雄側のコネクタハウジング80のロック突部89を導入するためのガイド溝22Bが、同じく前後方向に延びるとともに前端に開口して形成されている。カムピン88はカムピン導入溝22Aの両側縁に摺接可能に導入されるとともに、ロック突部89がガイド溝22Bの両側縁に摺接可能に導入されるようになっている。さらに、覆い壁22には、雄側のコネクタハウジング80の解除突部92を摺接状態で導入するための案内溝22Eが、ガイド溝22Bとは反対側でかつこのガイド溝22B及びカムピン導入溝22Aと平行に配されている。
ハウジング本体11における収容空間21の一側(図示する左側)は、レバー装着面23及び覆い壁22の一部を切り欠いて後面に開口しており、ここがレバー40に設けられた方形枠状の保護部48を収容可能な保護部収容空間21Aとして構成されている。また、ハウジング本体11の一側面には、図13に示すように、上下方向に延びるとともに上方で収容空間21に臨むようになっている段付部29が形成されており、この段付部29を境とした前方領域が後方領域よりも一段低くなった段差凹部29Bとして構成されている。そして、段付部29のうち前方を向く段差面は、レバー40が嵌合完了位置まで回動されたときに、レバー40に設けられた操作アーム49に押し当てられる当て面29Aとして構成されている。
レバー40は、図18に示すように、カム板47と姿勢矯正アーム46とこれらの端部同士を連結する操作アーム49とからなり、全体として門型をなしている。カム板47には、図7に示すように、このカム板47のうち操作アーム49から離れた端部側に、雄側のコネクタハウジング80のカムピン88と係合可能なカム溝41が所定方向に延出して形成されており、カムピン88がカム溝41に沿って相対的に移動することにより、両コネクタハウジング10,80の嵌合離脱操作が可能となっている。なお、かかるカム溝41は姿勢矯正アーム46には設けられていない。また、以下のレバー40の構造説明において前後方向については、レバー40が嵌合完了位置にある状態(図10に示す状態)を基準とする。
カム板47の内面(下面)のうちカム溝41の終端の近傍位置には、略円形の軸受部47Aが凹設されている。軸受部47Aの近傍位置には、この軸受部47Aと同心の円弧をなす係合凹部47Bが形成されており、この係合凹部47Bにカム板係合部26が摺接してレバー40の回動操作が案内されるようになっている。
カム板47の外周縁のうちカム溝41の入り口の近傍位置には、レバー40が嵌合完了位置にあるときに前後方向に延びる撓み変形可能な仮保持アーム51が形成されている。仮保持アーム51は、両コネクタハウジング10,80の嵌合前は、その先端突起51Aがハウジング本体11の収容空間21の側縁部に設けられた仮保持受け部31と引っ掛け状態で係止してレバー40の回動操作を規制しており、両コネクタハウジング10,80の嵌合動作が開始されることにより、その先端突起51Aが雄側のコネクタハウジング80の解除突部92に押されて係止解除方向に撓み変形させられて、レバー40の回動操作を許容するようになっている。
カム板47においてカム溝41及び軸受部47Aが配置された側と反対側(操作アーム49側)の端部には、雄側のコネクタハウジング80のロック突部89と弾性係止可能とされた係止片42が形成されている。係止片42は、カム板47の後端に開口して前後方向に延びる幅方向に一対のスリット42A間において片持ち状に形成されており、その前端部を基端として上下方向に撓み変形可能とされている。両スリット42Aのうちの一方は、カム板47の1角を斜めに切り落としてなる傾斜縁部47Eの近傍にあってこれ以上前方には切り込めない形態となっている。
そして、カム板47の外面(上面)において係止片42よりも前方領域には、レバー40の回動途中でロック突部89との干渉を回避してレバー40の回動操作を可能とするためのロック逃がし部52が凹設されている。係止片42の基端部には、ロック逃がし部52の後端から段差をなして連なる係止突部53が形成されている。係止突部53において前記段差を構成する前面は、図1に示すように、後方へ向けて昇り勾配となるテーパ状の案内面53Aとされ、係止突部53の上面はカム板47の一般基準面とほぼ同じ高さの平面とされる。また、係止突部53の後面は、係止突部53より後方に設けられた凹所54との間に段差をなす略垂直に切り立つ係止面53Bとされている。レバー40の回動途中では、ロック突部89が係止突部53の案内面53Aに沿って係止突部53に乗り上げられるとともに係止片42が下方へ撓み変形させられ、ロック突部89が係止突部53の平面に摺接したあとレバー40が嵌合完了位置に至ると、ロック突部89が凹所54に嵌まり込むとともに係止突部53の係止面53Bに抜け止め状態で係止し合うようになっている。
係止片42の後端部には、係止片操作部55が一段高い位置に設定されており、ここを押し下げ操作することで係止片42とロック突部89とのロック状態を解除できるようになっている。カム板47の後端部には、係止片操作部55の全周を取り囲むようにして方形枠状の保護部48が形成されており、この保護部48の内側を通して係止片操作部55の解除操作が可能とされている。そして、保護部48は、その一辺が操作アーム49に接合されてカム板47の後端部より上下方向に膨出して形成され、レバー40が嵌合完了位置にあるときにハウジング本体11の保護部収容空間21Aにその全体が収容されるようになっている。
また、カム板47の内面(下面)には、図1及び図24に示すように、係止片42の基端部の一側縁に沿って押圧部44が突出して形成されている。押圧部44は、レバー40が嵌合完了位置に至る手前の回動終盤位置にあってロック突部89と係止突部53との係合に基づいて係止片42が下方へ撓み変形したときに、検知端子60の第2ばね部63における被押圧部66に対し後方から当接してこの第2ばね部63を第1ばね部62とともに下方へ撓ませるようになっており、さらにレバー40が嵌合完了位置に至ると同時に、第2ばね部63に対する押圧状態を解除して第2ばね部63及び第1ばね部62を弾性復元させるようになっている。押圧部44の前端は略垂直に切り立って配されており、押圧部44の下端は後方へ行くにつれて昇り勾配となる斜面とされている。係止片42が最も撓み変形したときに、押圧部44の斜面は略水平に配される。
カム板47の内面のうち、係止片42の直前方でかつ押圧部44と幅方向に関して内側へ少しずれた位置には、押圧部44とは別体の先行押圧部45が突出して形成されている。先行押圧部45は、押圧部44と同様に前後方向に延びる形態である一方、押圧部44よりもその前後長さを短くして構成されている。この先行押圧部45は、レバー40の回動途上で押圧部44が検知端子60の被押圧部66を押圧するのに先立って、被押圧部66に後方から当接して第2ばね部63を第1ばね部62とともに下方へ撓ませるようになっており、さらにレバー40の回動が進むことで被押圧部66を乗り越えるようになっている。先行押圧部45が第2ばね部63に対する押圧状態を解除すると、押圧部44が先行押圧部45に代わって第2ばね部63の被押圧部66を押圧することになる。先行押圧部45の前端の下部は後方へ向けて下り勾配となる斜面とされ、先行押圧部45の下端は略水平なフラット面とされる。そして、先行押圧部45が係止片42による撓み動作の影響を受けない範囲に形成され、かつ、先行押圧部45と押圧部44との間に距離があいていることから、係止片42が撓み変形する間、先行押圧部45の後端と押圧部44の前端との干渉を回避できるようになっている。
ここで、レバー40の回動操作に伴い、接点用端子98が検知端子60の内部に進入することになるものの、レバー40の回動途上では先行押圧部45とこれに続く押圧部44とが第2ばね部63とともに第1ばね部62を押圧して第1ばね部62の接点部65を下位へ押しやっているので、接点用端子98と第1ばね部62の接点部65とは非接触状態に保たれる。一方、レバー40が嵌合完了位置に至ると、第2ばね部63に対する押圧部44の押圧状態が解除され、これに伴って第2ばね部63が第1ばね部62とともに弾性復元することにより、接点用端子98と第1ばね部62の接点部65とが接触して検知回路を閉成することになる。
レバー40の操作アーム49は、図13に示すように、高さ方向に延びる長板状をなしており、レバー40が嵌合完了位置に至ったときに、ハウジング本体11の段差凹部29Bに嵌合するとともに、その前端がハウジング本体11の当て面29Aに対し高さ方向に押し当てられ、この当て面29Aを前方つまり嵌合が進む方向へ押し込むようになっている。操作アーム49の前端は押し面49Aとして機能しており、両コネクタハウジング10,80が傾いた姿勢で嵌合するのを防止する役割を担っている。
レバー40の姿勢矯正アーム46は、図24に示すように、ハウジング本体11を間に挟んでカム板47と対向する位置に配置されており、その幅寸法がカム板47よりも幅狭とされてリテーナ93との干渉を回避可能となっている。姿勢矯正アーム46には、カム板47の軸受部47Aと上下方向に関して同軸上の位置に、支持軸27を嵌合可能な軸受部46Aが厚み方向に貫通して形成されている。姿勢矯正アーム46の軸受部46Aの内縁には、抜け止め突部27Aを嵌め込むための逃がし溝46Bが切り欠き形成されているとともに、抜け止め突部27Aとレバー40の抜け方向で係合する係合縁部46Eが形成されている。
姿勢矯正アーム46の先端部(操作アーム49から離れた端部)には、レバー40の回動方向と略直交する方向に沿って引っ掛け面43Aを有する引っ掛け部43が形成されている。引っ掛け部43は、両コネクタハウジング10,80が幅方向に関して正規の嵌合姿勢から傾いた状態で嵌合が進む場合に、レバー40が嵌合完了位置に至る直前に、雄側のコネクタハウジング80の受け部91の後面にその引っ掛け面43Aを対面させてこの受け部91と引っ掛け状態で係合するようになっており、さらにレバー40が嵌合完了位置に至る過程で受け部91を引き込むことにより、両コネクタハウジング10,80の嵌合姿勢を矯正する役割を担っている。
ところで、レバー40は、図7及び図20に示すように、嵌合初期位置では操作アーム49をハウジング本体11の後面よりも後方へ位置させることでハウジング本体11の後面に突出状態で配置される一方、嵌合完了位置では、図10及び図16に示すように、その後端面をハウジング本体11の後端面に略面一で連ねることでハウジング本体11の後端面との間に段差が生じないようにしてある。したがって、レバー40とハウジング本体11との面一状態を確認することにより、両コネクタハウジング10,80が正規嵌合されたか否かを判断できるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。まず、雄側のコネクタハウジング80は、雄側端子金具99とプリント回路基板の導電路との導通をとりつつ基板の表面に固定され、雌側のコネクタハウジング10との嵌合動作が開始されるまで待ち受け状態とされる。
一方、雌側のコネクタハウジング10においては、リテーナ93をハウジングのリテーナ装着孔17に差し込んで仮係止位置に留め置き、その状態でハウジング本体11の収容空間21にレバー40のカム板47をスライド装着してカム板47の軸受部47Aを支軸25に支持させるとともに、その反対側で姿勢矯正アーム46の軸受部46Aを支持軸27に支持させることにより、レバー40を嵌合完了位置に留めた状態でハウジング本体11に取り付ける。このとき、レバー40の姿勢矯正アーム46とリテーナ93とが厚み方向で重複する位置関係にあるが、図15に示すように、リテーナ93の逃がし凹部96に姿勢矯正アーム46の一部が進入することによって両者の干渉が回避される。
続いて、上記した雌側のコネクタハウジング10を雌側端子金具97の組み付け現場へ搬送する。組み付け現場では、ハウジング本体11のキャビティ12内へ後方から雌側端子金具97を自動機によって挿入するわけであるが、この場合に、レバー40の後端とハウジング本体11の後端との間に段差が無いので、雌側端子金具97の挿入動作を円滑に行うことが可能となる。全ての雌側端子金具97を挿入したら、リテーナ93を本係止位置へ押し込み、雌側端子金具97をランス13とともに二重に抜け止めする。リテーナ93を本係止位置に押し込むことでリテーナ93の浮き上がりが無くなるので、レバー40の回動動作が許容される。なお、雌側端子金具97とともに短絡端子70及び検知端子60もハウジング本体11に組み付けておく。
次いで、図7及び図20に示すように、レバー40を嵌合初期位置まで回動して、仮保持アーム51の先端突起51Aをハウジング本体11の仮保持受け部31に引っ掛け、カム溝41の入り口とハウジング本体11のカムピン導入溝22Aの入り口とを上下方向で連通させる。この状態で、待ち受け状態にある雄側のコネクタハウジング80のフード部81における両嵌合凹部83に対して対応する雌側のコネクタハウジング10を浅く嵌め入れる。すると、図8に示すように、解除突部92が仮保持アーム51と仮保持受け部31との間に分け入って両者の引っ掛け状態を解除するとともに、カムピン88がカムピン導入溝22A及びカム溝41に進入し、かつ、ロック突部89がガイド溝22Bに進入する。
その状態から操作アーム49を摘んでレバー40を図8に示す矢線X方向に回動すると、カムピン88がカムピン導入溝22Aに沿って移動するとともにロック突部89がガイド溝22Bに沿って移動し、かつ、図2に示すように、レバー40の回動初期段階で、短絡端子70の弾性片71とこれと接触状態にある雌側端子金具97との間に短絡解除片87が分け入って両者の短絡状態が解除される。また、レバー40の回動初期段階では、後方から先行押圧部45が検知端子60の被押圧部66に当たり、先行押圧部45と被押圧部66の両斜面が両コネクタハウジング10,80の嵌合方向に沿って摺接し合って第2ばね部63が撓み変形させられ、さらに第2ばね部63の前端部が傾倒するのに伴って第1ばね部62が押し下げられて、図3に示すように、第1ばね部62の接点部65の高さが対応する接点用端子98の高さよりも低くなる。かくして接点用端子98が検知端子60の内部に進入する早い段階で、第1ばね部62の押し下げ動作が行われ、接点用端子98は接点部65と非当接状態で検知端子60の内奥へ進入することになる。
レバー40の回動が進むと、図4に示すように、係止片42の係止突部53がロック突部89に乗り上げられて、係止片42が下方へ撓み変形させられ、それに伴って先行押圧部45が被押圧部66から離間するとともに押圧部44の前端が先行押圧部45に代わって被押圧部66を下方へ押さえ付ける。この間、第2ばね部63は撓み状態を維持しているので、第1ばね部62の接点部65の高さ位置が上昇することはなく、第1ばね部62の接点部65と接点用端子98との非接触状態が保たれる。図5及び図9に示すように、係止突部53がロック突部89を通過する過程では、押圧部44の斜面が被押圧部66をレバー40の回動軌跡に沿った円弧を描きつつ摺動し、これによって第2ばね部63及び第1ばね部62の撓み状態が維持される。
そして、図6に示すように、レバー40が嵌合完了位置に至ることで係止片42の係止突部53がロック突部89を乗り越えると、係止片42が元の自然状態に復元するとともに、押圧部44が被押圧部66から離間して押圧状態が解除され、それに伴って第2ばね部63及び第1ばね部62が元の自然状態に復元する。すると、第1ばね部62の接点部65の高さ位置が上昇して接点用端子98に対し下方から押し当てられ、両者の導通がとられることで検知回路が閉成される。かくして接点用端子98と検知端子60の接続に起因する信号を電気的に検知することにより、レバー40が嵌合完了位置に至って両コネクタハウジング10,80が正規嵌合されたことを知ることができる。もちろん、雌雄の両端子金具97,99の導通もとられて所定の回路が構成されることとなる。
また、レバー40が嵌合完了位置に至ると、カム板47がハウジング本体11の収容空間21に収容されるとともに保護部48が保護部収容空間21Aに収容され、かつ、操作アーム49がハウジング本体11の段差凹部29Bに嵌め込まれる。すると、図10及び図16に示すように、レバー40の後端とハウジング本体11の後端とが略面一で連なって段差がなくなり、これを確認することによってもレバー40が嵌合完了位置に至ったことを知ることができる。
ところで、本実施形態においては、レバー40の回動中心軸が幅方向に関して偏心した位置に設定されているとともに、図12に示すように、カム溝41とカムピン88との係合領域がレバー40のカム板47のみに設定されているという事情があるため、回動中心軸側及びカム溝41とカムピン88との係合領域側にレバー40の嵌合力が偏って作用し、そちら側で嵌合が早く進むのに対し、中心軸から離れた側及びカム溝41とカムピン88との係合領域側とは反対側で嵌合が遅くなるおそれがある。
しかるに本実施形態においては、仮に両コネクタハウジング10,80が上下方向に関して正規の嵌合姿勢から傾いた姿勢をとっていても、図15に示すように、レバー40が嵌合完了位置に至る直前に、レバー40の引っ掛け部43が受け部91を引っ掛け状態で引き込み、これにより、遅れ勝ちであった姿勢矯正アーム46側における嵌合動作を早く進めるようになっているので、レバー40が嵌合完了位置に至れば、両コネクタハウジング10,80が正規の嵌合姿勢に矯正されることとなる。
また、仮に両コネクタハウジング10,80が幅方向に関して正規の嵌合姿勢から傾いた姿勢をとっていても、図13に示すように、レバー40が嵌合完了位置に至る直前に、レバー40の操作アーム49の押し面49Aがハウジング本体11の当て面29Aに当たってフード部81側へ押し込み、これにより、遅れ勝ちであった中心軸から離れた端部における嵌合動作を早く進めるようになっているので、レバー40が嵌合完了位置に至れば、両コネクタハウジング10,80が正規の嵌合姿勢に矯正されることとなる。
さらに、両コネクタハウジング10,80の嵌合途上では、ハウジング本体11のガイド溝22Bにロック突部89が摺接可能に移動するとともにハウジング本体11のカムピン導入溝22Aにカムピン88が同じく摺接可能に移動するので、これらが移動している間、両コネクタハウジング10,80が嵌合案内されて姿勢が傾くのを防止できる。しかも、レバー40が嵌合完了位置に至ると、図14に示すように、ロック突部89がハウジング本体11の覆い壁22におけるガイド溝22Bの奥端とレバー40の係止片42の係止突部53との間に位置決め状態で挟まれるので、レバー40がロック状態となることをもって両コネクタハウジング10,80の嵌合姿勢が正規姿勢であることを知ることができる。
以上説明したように本実施形態によれば、両コネクタハウジング10,80の嵌合動作が進行する間、レバー40に設けられた押圧部44が検知端子60を押圧して撓み変位させているため、接点用端子98とは非接触状態に保持される。そして、レバー40の回動操作の結果、両コネクタハウジング10,80が正規嵌合状態に至ると、検知端子60に対する押圧部44の押圧状態が解除されるため、検知端子60は復帰変位して接点用端子98との接触がなされるため、検知回路が閉成される。これにより、レバー式コネクタにおいても両コネクタハウジング10,80が正規嵌合状態になったことを電気的に検知することができる。
また、両コネクタハウジング10,80が正規嵌合するまでの間は、係止片42がロック突部89に乗り上げて撓み変形しているため、これに伴って係止片42に設けられた押圧部44が検知端子60を押圧し、接点用端子98との非接触状態を保持する。両コネクタハウジング10,80が正規嵌合すると、係止片42がロック突部89を乗り越えて弾性復元するため、同様に押圧部44も検知端子60に対する押圧状況を解除するため、検知端子60は弾性復元して接点用端子98と電気的に接触して検知回路を閉成する。
このように両コネクタハウジング10,80が正規嵌合したことの指標として、係止片42の撓み動作、つまり嵌合途上では撓み変形し、嵌合完了とともに復帰する動作を利用するようにしたため、レバー40の角度位置を検出して正規嵌合の指標とする形式に比較して、レバー40の組み付け誤差による検知のばらつきもなく、正確に正規嵌合状態を検出することができる。
また、係止片42の撓みが開始される時期が両コネクタハウジング10,80の嵌合が始まってしばらく後である場合には、この間に検知端子60と接点用端子98との接触が懸念されるが、本実施形態のように先行押圧部45を設けて係止片42が撓みを開始するまでの間においても、検知端子60を接点用端子98と非接触状態に保持しておくことができる。かくして、嵌合途上で誤って正規嵌合と検知してしまう事態を回避することができる。すなわち、嵌合検知を可能とする動作範囲を拡大し、検知の確実化を達成することができる。
また、両コネクタハウジング10,80の嵌合が完了した時点では、レバー40は嵌合完了位置へと移行している。この位置ではレバー40が雌側のコネクタハウジング10から後方へ突出する量が相対的に小さい状態となっているため、全体のコンパクト化が図られている。このような構造であると、レバー40を回動操作させると、レバー40の押圧部44は被押圧部66に対し嵌合方向後方より接触し、回動軌跡を描きつつ前方へと摺接する。その場合において、第2ばね部63が上記の摺接方向に沿って延出するようにしてあるため、第2ばね部63は撓み変形を容易に行うことができる。第1ばね部62は、逆に、後方へと延出するようにしてあるため、接点用端子98との接触を嵌合の早期においてかつ充分な接触圧を得ることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図27ないし図34によって説明する。実施形態2では、押圧部44と検知端子60との間に可動アーム30が配され、この可動アーム30を介して押圧部44が間接的に検知端子60を押圧する点で実施形態1とは異なっている。その他の構成は、実施形態1と概ね同様であり、構造上の同一部位または略同一部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
検知端子60は、検知端子収容部16の内面に沿って配される基板部61と、基板部61の後端から前方へ向けて折り返され所定形状に屈曲されたばね部63Aとからなり、実施形態1と違って第1ばね部62に相当する部分を含んでいない。詳しくはばね部63Aは、基板部61の後端から回曲されて前方へ向けて略水平に延出されたあと、上方へ山型に突き出るよう屈曲された被押圧部66を有し、さらに被押圧部66からいったん前方へ向けて下り勾配となったあと緩く上昇して先端側が前下がりとなるよう屈曲させられ、その屈曲部分に接点用端子98に対する接点部65を有する構成である。
雌側のコネクタハウジング10のハウジング本体11には、実施形態1と同様、覆い壁22とレバー装着面23との間にレバー40の収容空間21が後面に開口して形成されている。レバー装着面23を有する壁には、検知端子収容部16と対応する位置に通し孔24が貫通して形成されている。
ハウジング本体11の前壁11Aの上端部には、同前壁11Aの上端を傾倒支点として後方へ向けて片持ち状に延出された可動アーム30が弾性変位可能(揺動変位可能)に形成されている。可動アーム30は、ハウジング本体11と一体的に形成され、上記した通し孔24に臨んで検知端子収容部16の上部を仕切るとともに前後方向(嵌合方向)に沿って略水平に延びるアーム本体32と、アーム本体32の後端部(自由端部)の上面に突成されて係止片42の押圧部44及び先行押圧部45により押圧される押圧受け部33とからなる。アーム本体32は、レバー40に形成された係止片42とほぼ同じ厚み幅を有し、厚み方向に傾倒変位可能となっている。アーム本体32の下面には、前端から延出方向途中にかけて、検知端子60のばね部63Aにおける被押圧部66を上方から押さえ付けることが可能とされた押さえリブ34が沿設されている。
可動アーム30の傾倒支点を構成する根元部分には、検知端子収容部16の前壁上部と対応して補強壁11Bが形成されている。補強壁11Bは、可動アーム30の傾倒動作によって追従変形することなく、その前後方向に沿って延びる内面にて接点用端子98を挿入案内するようになっている。
一方、レバー40の係止片42には、実施形態1と同様、押圧部44が下方へ突出して形成されているとともに、押圧部44より前方に先行押圧部45が下方へ突出して形成されている。この押圧部44及び先行押圧部45は、それぞれ、検知端子60との間に可動アーム30を介在させる分、実施形態1のものよりその突出寸法が小さくなっている。押圧部44の前端は略垂直に切り立って配され、押圧部44の下端は前端から略水平に延びたあと後方へ向けて段付き状の昇り勾配となっている。この昇り勾配となる部分は、レバー40が嵌合完了位置に至ったときに、ここに押圧受け部33が進入する逃がし凹所44Aとして構成される。一方、先行押圧部45の前端は後方へ向けて下り勾配となる斜面とされ、先行押圧部45の下端は略水平なフラット面とされ、先行押圧部45の後端は略垂直に切り立って配されている。押圧受け部33の後端には先行押圧部45の前端の斜面と対応する斜面が形成され、両斜面同士が摺接し合うことで、可動アーム30のアーム本体32が円滑に傾倒変位されるようになっている。
ここで、レバー40の回動操作に伴って接点用端子98が検知端子60の内部に進入したときに、レバー40の回動途上では先行押圧部45とこれに続く押圧部44とが押圧受け部33に対して後方から接触して可動アーム30を下方へ弾性変位させ、さらに可動アーム30(押さえリブ34)がばね部63Aを押圧して接点部65を下方へ退避させ、これによって接点用端子98と検知端子60(ばね部63Aの接点部65)とが非接触状態に保たれる。そして、レバー40が嵌合完了位置に至ると、係止片42が復帰変形することで、ばね部63Aに対する可動アーム30の押圧状態が解除され、これに伴ってばね部63Aが弾性復帰し、もって接点用端子98と検知端子60(ばね部63Aの接点部65)とが接触し合って検知回路が閉成される。
次に、雌雄の両コネクタハウジング10,80の嵌合操作について説明する。なお、両コネクタハウジング10,80の嵌合操作に先立って、リテーナ93やレバー40等の各部品の組み付け作業等は実施形態1と同じ手順及び態様で済ませておく。すると、嵌合初期位置に留め置かれたレバー40は、ハウジング本体11の後端後方に相対的に突出した状態となる。
まず、図27及び図28に示すように、雄側のコネクタハウジング80のフード部81内(嵌合凹部83)に雌側のコネクタハウジング10の略前半部を嵌め入れる。すると、解除突部92が仮保持アーム51と仮保持受け部31との間に分け入って両者31,51の引っ掛け状態を解除するとともに、カムピン88がカム溝41に進入し、かつ、ロック突部89がガイド溝22Bに進入する。
上記した状態から操作アーム49を摘んでレバー40を回動すると、図29及び図30に示すように、カムピン88がカム溝41に沿って移動し、かつ、短絡端子70の弾性片71とこれと接触状態にある雌側端子金具97との間に短絡解除片87が分け入って隣接する両雌側端子金具97の短絡状態が解除される。かかるレバー40の回動初期段階では、後方から先行押圧部45が可動アーム30の押圧受け部33に当たり、先行押圧部45と押圧受け部33との両斜面同士が嵌合方向に摺接しつつ可動アーム30が傾倒支点を中心として下方へ弾性変位され、かつこの可動アーム30にばね部63Aが押されて下方へ撓み変形させられる。これにより、ばね部63Aの接点部65の高さは検知端子60内に進入する接点用端子98の高さよりも低くなり、接点用端子98の進路がばね部63Aと非接触状態に開放される。なお、レバー40の回動操作が進行する間、ばね部63Aに対する可動アーム30の押圧位置は概ね一定位置に保たれている。
レバー40の回動が進んで嵌合終盤位置に至ると、図31及び図32に示すように、係止片42の係止突部53がロック突部89に乗り上げられて、係止片42が下方へ撓み変形させられる。このとき、先行押圧部45は押圧受け部33を通過してここから離間した前方位置に移行している一方、この先行押圧部45に代わって押圧部44が押圧受け部33を下方へ押さえ付け、この押圧部44が押圧受け部33の外面を摺動する。この間、先行押圧部45から押圧部44へと押圧受け部33に対する押圧状態が途切れることなく移り変わるため、ばね部63Aは撓み状態を維持することができ、検知端子60(ばね部63Aの接点部65)と接点用端子98との非接触状態が保たれる。
その後、図33及び図34に示すように、レバー40が嵌合完了位置に至ることで、係止片42の係止突部53がロック突部89を乗り越えると、係止片42が元の自然状態に復帰し、それに伴って押圧部44が押圧受け部33から離間して押圧受け部33に対する押圧状態を解除させる。すると、可動アーム30も同様に元の自然状態に復帰するとともに、可動アーム30による押さえの解除されたばね部63Aが復帰方向に戻り変位する。ばね部63Aが戻り変位すると、接点部65の高さ位置が上昇して接点用端子98に対し下方から押し当てられ、両者65,98の導通がとれることで検知回路が閉成される。かくして接点用端子98と検知端子60との接続に起因する信号を電気的にキャッチすることにより、レバー40が嵌合完了位置に至って両コネクタハウジング10,80が正規嵌合されたことを検知することができる。もちろん、雌雄の両端子金具97,99間も通電されて所定の回路が構築されることとなる。なお、レバー40が嵌合完了位置に至ると、先行押圧部45及び押圧部44がアーム本体32の上面に沿って配されるとともに、押圧受け部33と嵌合方向で重複する位置に配され、かつ、押圧受け部33が押圧部44の逃がし凹所44Aに進入して段付き斜面と近接して配される。
このように実施形態2によれば、検知端子60と押圧部44との間に可動アーム30を介在させ、この可動アーム30によって検知端子60を押圧する構成としたから、検知端子60上を押圧部44が直接に摺接することがない。その結果、検知端子60に対する可動アーム30の押圧位置を概ね一定位置でかつ所望の位置に保つことができ、検知端子60の撓み動作のバランスが良好となる。そして、構造スペース上の制約によって押圧部44が検知端子60と直接接触可能な位置まで到達し得ない事情がある場合にも可動アーム30を介在させることでそれに対応することができる。
また、上記したように、押圧部44が雌側のコネクタハウジング10の後方領域を変位するに留まって前方領域へは移行しないような場合に、検知端子60の被押圧部66が雌側のコネクタハウジング10の前方領域に設置されていると、被押圧部66に対して押圧部44を直接接触させることはできない。しかし、こうした事情がある場合でも、押圧部44と検知端子60との間に可動アーム30を介在させ、しかもこの可動アーム30の傾倒支点を雌側のコネクタハウジング10の前壁11Aに設定することにより、雌側のコネクタハウジング10の前方領域に位置する検知端子60の被押圧部66に対して、押圧部44の撓み量に相当する分だけ傾倒変位させた可動アーム30を接触させることが可能となる。したがって、レバー40の回動操作の間、検知端子60の撓み状態が可動アーム30により正確に保持される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明によれば、接点用端子は検知端子を配した側のコネクタハウジング、つまり雌側のコネクタハウジングに併せて組み込むことも可能である。
(2)本発明によれば、レバー及び検知端子を雄側のコネクタハウジングに組み付けることも可能である。
(3)本発明において、押圧部のみで接点用端子と検知端子との非接触状態を保つことが可能であれば、レバーに先行押圧部を設けなくてもよい。
実施形態1において嵌合前の両コネクタハウジングの側断面図 先行押圧部が被押圧部を押圧する直前の両コネクタハウジングの側断面図 先行押圧部が被押圧部を押圧した状態の両コネクタハウジングの側断面図 先行押圧部に代わって押圧部が被押圧部を押圧した状態の両コネクタハウジングの側断面図 押圧部による押圧状態が解除される直前の両コネクタハウジングの側断面図 レバーが嵌合完了位置に至って押圧部による押圧状態が解除され接点用端子と検知端子との接触がとられた状態の両コネクタハウジングの側断面図 嵌合前の両コネクタハウジングの横断面図 嵌合を開始する直前の両コネクタハウジングの横断面図 嵌合途上における両コネクタハウジングの横断面図 レバーが嵌合完了位置に至って正規嵌合状態となった両コネクタハウジングの横断面図 雌側のコネクタハウジングの分解側断面図 カムピンとカム溝の係合位置において正規嵌合状態にある両コネクタハウジングの側断面図 レバーの押し面がハウジング本体を押し込んで正規嵌合状態となった両コネクタハウジングの側断面図 レバーの係止片がロック突部に係止された状態をあらわす正規嵌合状態にある両コネクタハウジングの側断面図 レバーの引っ掛け部が受け部に係合することで正規嵌合状態となった両コネクタハウジングの横断面図 カムピンとカム溝の係合に基づいて正規嵌合状態となった両コネクタハウジングの横断面図 雄側のコネクタハウジングの正面図 雌側のコネクタハウジングの背面図 雌側のコネクタハウジングの正面図 レバーが嵌合初期位置にあるときの雌側のコネクタハウジングの平面図 ハウジング本体の背面図 リテーナの底面図 リテーナの背面図 姿勢矯正アーム側から見たレバーの側面図 検知端子の平面図 検知端子の正面図 実施形態2において、雌側のコネクタハウジングを雄側のコネクタハウジングのフード部内に嵌入させた状態を示す横断面図 その側断面図 レバーが回動されて先行押圧部が可動アームの押圧受け部と対応する位置に至った状態を示す横断面図 その側断面図 さらにレバーが回動されて係止片の係止突部がロック突部に乗り上げた状態を示す横断面図 その側断面図 レバーが嵌合完了位置に至って両コネクタハウジングが正規嵌合された状態を示す横断面図 その側断面図
符号の説明
10…雌側のコネクタハウジング
11…ハウジング本体
21…収容空間
22B…ガイド溝
23…レバー装着面
30…可動アーム
40…レバー
42…係止片
43…引っ掛け部
44…押圧部
45…先行押圧部
46…姿勢矯正アーム
47…カム板
60…検知端子
62…第1ばね部
63…第2ばね部
66…被押圧部
80…雄側のコネクタハウジング
81…フード部
89…ロック突部
97…雌側端子金具
98…接点用端子
99…雄側端子金具

Claims (6)

  1. 相互に嵌合可能なコネクタのうち一方側のコネクタハウジングには、他方側のコネクタハウジングに設けられたカムピンと係合可能なカム溝を有しかつ回動操作可能に装着されたレバーと、前記両コネクタハウジングが正規嵌合したことを電気的に検知するための検知端子とを備え、この検知端子は前記両コネクタハウジングが正規嵌合したときにのみ、前記一方側あるいは他方側のコネクタハウジングのいずれかに設けられた接点用端子と接触して検知回路を閉成するようになっているコネクタであって、
    前記レバーにおいて前記検知端子と対向する部分には押圧部が配され、前記両コネクタハウジングが正規嵌合するまで回動操作される間は、前記押圧部は前記検知端子が前記接点用端子と離間する位置に撓み変位させるような押圧状態を保持し、前記レバーが両コネクタハウジングを正規嵌合させる位置まで回動操作されたときには前記押圧を解除して前記検知端子が前記接点用端子と接触可能となるよう復帰することを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記レバーには、同レバーの厚み方向へ撓み可能な係止片が設けられるとともに、この係止片は前記両コネクタハウジングの嵌合途上では、前記他方側のコネクタハウジングに形成されたロック突部に乗り上げて変位するが、両コネクタハウジングが正規嵌合したときにはロック突部を乗り越えて復帰することでロック突部と係止して両コネクタハウジングを嵌合状態に保持するようになっており、
    かつ前記押圧部は、この係止片における前記検知端子との対向面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記係止片が、前記両コネクタハウジングの嵌合の途中の時期から前記ロック突部に乗り上げて撓み変形が開始されるものであって、
    前記レバーにおいて前記係止片の前記嵌合方向前方には前記係止片に設けられた押圧部が前記検知端子を押圧するに先立って、前記検知端子を押圧し前記接点用端子と非接触状態に保持しておく先行押圧部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記検知端子は前記一方側のコネクタハウジングにおいて、前記両コネクタハウジングの嵌合方向に沿って組み込まれる一方、前記接点用端子は前記他方側のコネクタハウジング内に配されており、
    また、前記検知端子は前記一方側のコネクタハウジングへの固定のための基板部と、この基板部において前記一方側コネクタハウジングの嵌合方向前端部から後方へ向けて撓み可能に延出し前記接点用端子と接触可能な第1ばね部と、前記基板部において前記一方側コネクタハウジングの嵌合方向後端部から前方へ向けて撓み可能に延出される第2ばね部とからなり、
    かつこの第2ばね部の前端は第1ばね部の後端に対し前記レバーが配された側から重なるとともに、その長さ方向途中位置には前記押圧部によって押圧される被押圧部が設けられ、
    前記レバーは、前記一方側のコネクタハウジングの後方へ相対的に突出量の大きい初期位置から相対的に突出量の小さい嵌合完了位置へと回動操作されるときには前記押圧部が前記被押圧部に対し前記一方側コネクタハウジングの嵌合方向後方より前方へ向けて回動軌跡を描きつつ摺接状態で押圧することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のレバー式コネクタ。
  5. 相互に嵌合可能なコネクタのうち一方側のコネクタハウジングには、他方側のコネクタハウジングに設けられたカムピンと係合可能なカム溝を有しかつ回動操作可能に装着されたレバーと、前記両コネクタハウジングが正規嵌合したことを電気的に検知するための検知端子とが備えられ、この検知端子は前記両コネクタハウジングが正規嵌合したときにのみ、前記一方側あるいは前記他方側のコネクタハウジングに設けられた接点用端子と接触して検知回路を閉成するようになっているコネクタであって、
    前記レバーには、前記検知端子の位置する側に押圧部が設けられ、前記一方側のコネクタハウジングには、前記押圧部と前記検知端子との間に可動アームが弾性変位可能に設けられ、前記両コネクタハウジングが正規嵌合するまで前記レバーが回動操作される間は、前記押圧部が前記可動アームを押圧して前記検知端子側に傾倒させ、さらにこの傾倒された可動アームが前記検知端子を押圧することで、前記検知端子は前記接点用端子から離間する位置に撓み変位された状態に保持され、前記レバーが前記両コネクタハウジングを正規嵌合させる位置まで回動操作されたときには、前記押圧部による押圧状態の解除によって前記可動アームが復動するのに伴い、前記検知端子が前記接点用端子と接触可能となるよう復帰することを特徴とするレバー式コネクタ。
  6. 前記レバーは、前記一方側のコネクタハウジングの嵌合方向後端から後方へ相対的に突出量の大きい初期位置から相対的に突出量の小さい嵌合完了位置へと回動操作され、かつ、前記レバーには、同レバーの厚み方向へ撓み可能な係止片が設けられ、この係止片は前記両コネクタハウジングの嵌合途上では前記他方側のコネクタハウジングに形成されたロック突部に乗り上げて変位するが、前記両コネクタハウジングが正規嵌合したときには前記ロック突部を乗り越えて復帰することで同ロック突部と係止して前記両コネクタハウジングを嵌合状態に保持するようになっており、前記押圧部は、この係止片における前記可動アームとの対向面に設けられ、さらに、前記可動アームは、前記一方側のコネクタハウジングの嵌合方向前端に位置する前壁にその傾倒支点を有しつつ後方へ延出する形態とされ、その延出方向後端部に、前記押圧部により押圧される押圧受け部を有することを特徴とする請求項5に記載のレバー式コネクタ。
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