JP2007097263A - 同期モータの磁極位置推定方法 - Google Patents

同期モータの磁極位置推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】、磁極位置の推定精度を向上しつつ、その磁極位置を求めるための演算量を軽減すること。
【解決手段】同期モータ10の2相交流座標系における誘起電圧モデルに、モータ印加電圧の指令値及びモータ電流の検出値を入力することによって、当該同期モータ10の誘起電圧eα、eβを演算し、その演算した誘起電圧eα、eβから推定磁極位置を求める方法であって、誘起電圧モデルとして、モータ電流の波高値Iの時間微分を概ねゼロと仮定した近似誘起電圧モデルを用いる。このように、モータ電流の波高値Iの時間微分をゼロ、すなわち、モータ電流の波高値Iは一定であると仮定することにより、モータモデルに含まれる微分項を省略することができる。従って、微分項を省略した近似誘起電圧モデルにより誘起電圧を演算すると、推定磁極位置を求めるために必要な誘起電圧を演算するための演算量を低減できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、永久磁石を回転子とする同期モータにおいて、回転子の位置(磁極位置)を推定する磁極位置推定方法に関する。
例えば、永久磁石を回転子とする同期モータ(SPMSM,IPMSM)を運転する場合、回転子の位置(磁極位置)に同期して固定子巻線への通電位相を制御するので、原則として、回転子の磁極位置を検出する位置検出器が必要である。この位置検出器としては、ホール素子、エンコーダ、レゾルバなどを用いることができる。ところが、このような位置検出器を用いた場合、モータの小型化を図ることが困難になるとともに、モータを制御する制御装置との接続配線を行う必要が生じる。
このため、近年では、回転子の磁極位置を検出する位置検出器を用いずに、モータの制御に必要な回転子の磁極位置を推定により求めることが検討されている。例えば特許文献1に記載の位置推定方法では、dq回転座標上で近似したモータモデルに対して、検出電流Idc、Iqc、電圧指令Vdc*,Vqc*、及び速度指令ωr*を入力することにより、同期モータの軸ずれΔθを算出する。この算出した同期モータの軸ずれΔθから、回転子の磁極位置を求めている。
ただし、現実のモータは、交流電圧を印加することによって駆動され、検出される電流も3相交流であるため、dq回転座標上における直流検出電流Idc、Iqcを得るには、推定磁極位置を基に、交流検出電流を回転座標上の直流電流に座標変換する必要がある。この場合、座標変換された検出電流Idc、Iqcには推定磁極位置の誤差に応じた誤差が含まれる。従って、この誤差を含む検出電流Idc、Iqcを基に、新たな磁極位置を推定するので、磁極位置の推定精度が低下するとともに、この推定磁極位置に基づいてモータ制御を行うと、モータ制御の安定性が低下する問題があった。
このような問題に対して、例えば非特許文献1に記載のように、αβ座標に代表される2相交流座標上の交流電圧、交流電流を、その2相交流座標上のモータモデルを基に構成した磁束オブザーバに入力して、回転子の磁極位置を直接的に推定することが提案されている。
特開2001−251889号公報 「突極型ブラシレスDCモータのセンサレス制御のための拡張誘起電圧オブザーバ」99年電気学会全国大会 No.1026
上述した非特許文献1に提案されたように、2相交流座標上の交流電圧・電流を用いることにより、磁極位置の推定精度を向上することができる。ただし、非特許文献1に記載された方法では、微分項を含むモータモデルを用いているため、推定磁極位置を求めるための演算量が膨大になるとの問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、磁極位置の推定精度を向上しつつ、その磁極位置を求めるための演算量を軽減することが可能な同期モータの磁極位置推定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の同期モータの磁極位置推定方法は、同期モータの2相交流座標系における誘起電圧モデルに、モータ印加電圧値及びモータ電流の検出値を入力することによって、当該同期モータの誘起電圧を演算し、その演算した誘起電圧から推定磁極位置を求めるものであって、
誘起電圧モデルとして、モータ電流の波高値の時間微分を概ねゼロと仮定した近似誘起電圧モデルを用いることを特徴とする。
このように、モータ電流の波高値の時間微分を概ねゼロ、すなわち、モータ電流の波高値は概ね一定であると仮定することにより、モータモデルに含まれる微分項を省略することができる。従って、微分項を省略した近似誘起電圧モデルにより誘起電圧を演算すると、推定磁極位置を求めるために必要な誘起電圧を演算するための演算量を低減することができる。
具体的には、請求項2に記載したように、2相交流座標系がα−β座標系である場合、近似誘起電圧モデルは、数式1によって示される。この数式1においては、モデルが、固定子抵抗R、回転速度ω、及びインダクタンスLによって表されており、微分項による複雑な演算を行う必要がない。
請求項3に記載したように、近似誘起電圧モデルによって算出した誘起電圧に応じた交流成分を直流成分に変換し、当該直流成分に重畳する高周波成分を除去し、さらに、その高周波成分を除去した直流成分から、推定磁極位置を求めることが好ましい。
上述した微分項を省略した近似誘起電圧モデルを用いると、同期モータを駆動する際のデッドタイムや突極性に起因するインダクタンス変化により、高周波成分を含む誘起電圧が算出される。この高周波成分を含む誘起電圧をそのまま用いて推定磁極位置を求めると、推定精度が低下する場合がある。
そこで、請求項3では、一旦、誘起電圧に応じた交流成分を直流成分に変換した上で、フィルタ処理によって高周波成分を除去する。これにより、のこぎり波によって示される位置情報の始点及び終点の情報を欠落することなく、高周波成分を除去することができる。その結果、推定磁極位置の精度を向上できる。
交流成分から直流成分への変換は、例えば請求項4に記載したように、誘起電圧に基づいて第1の磁極位置を算出し、さらに、その第1の磁極位置を微分することによって行うことができる。この場合、推定磁極位置は、高周波成分を除去した直流成分を積分した積分結果から、第2の磁極位置を求めることで算出する。
また、請求項4に記載の方法で交流成分から直流成分への変換を行う場合、請求項5に記載したように、第1の磁極位置と第2の磁極位置との位置誤差を算出し、その位置誤差に所定の第1のゲインを乗じて、第2の磁極位置に加える位相同期処理を行うことが好ましい。これにより、高周波成分を除去するためのフィルタ処理による遅れが低減され、磁極位置の推定精度が向上できる。ただし、第1のゲインの過度に高めると、高周波成分の影響が強くなって磁極位置の推定精度が低下するので、第1のゲインの設定には注意を要する。
さらに、請求項4又は請求項5に記載の方法で交流成分から直流成分への変換を行う場合、請求項6に記載したように、第1の磁極位置と第2の磁極位置との位置誤差を算出し、その位置誤差が概ねゼロとなるように、当該位置誤差に所定の第2のゲインを乗じた補正係数により、直流成分を補正するようにしても良い。このようにしても、高周波成分を除去するためのフィルタ処理による遅れの低減を図ることができる。
また、交流成分から直流成分への変換は、請求項7に記載したように、2相交流座標系における誘起電圧モデルによって演算される、交流成分からなる誘起電圧を回転座標系に変換することによって行うこともできる。この場合、推定磁極位置は、高周波成分を除去した直流成分を2相交流座標系の交流成分に再変換し、その変換結果から求めれば良い。
請求項8に記載したように、誘起電圧は、近似誘起電圧モデルによって誘起電圧ベクトルとして求められ、2相交流座標において、モータ回転子の磁極位置に対応する位置ベクトルを設定し、当該位置ベクトルと誘起電圧ベクトルとの内積が概ねゼロとなるように、位置ベクトルを補正することによって、当該補正した位置ベクトルから推定磁極位置を求めるようにしても良い。
誘起電圧ベクトルは、モータ回転子の磁石磁束の微分に相当するため、磁石磁束から90度進んだベクトルとなる。ここで、磁石磁束の位置はモータ回転子の磁極位置に相当するので、モータ回転子の磁極位置を示す位置ベクトルと誘起電圧ベクトルとの内積はゼロになる関係を持つ。従って、位置ベクトルと誘起電圧ベクトルとの内積が概ねゼロとなるように、位置ベクトルを補正することによって、当該補正した位置ベクトルから推定磁極位置を求めることが可能になる。
請求項9に記載したように、位置ベクトルは、モータ回転子の磁極の推定速度を積分することによって設定されるものであり、位置ベクトルと誘起電圧ベクトルとの内積に応じて補正した推定速度を求めることによって、結果的に、位置ベクトルを補正するようにしても良い。上記したように、位置ベクトルがモータ回転子の磁極の推定速度を積分することによって設定される場合には、推定速度を増減補正することによって、結果的に位置ベクトルを補正できるためである。
請求項10に記載したように、モータ回転子の磁極の推定速度は、異なる時刻に算出された複数の誘起電圧ベクトルに基づいて算出される推定速度に対して低域通過フィルタ処理を施して第1の推定速度を求めるとともに、この第1の推定速度に対して、位置ベクトルと誘起電圧ベクトルとの内積に所定の第3のゲインを乗じることによって求められる第2の推定速度を加えることによって求めるようにしても良い。
上述したように、誘起電圧(ベクトル)には、種々の原因によってノイズである高周波成分が含まれるので、その誘起電圧ベクトルから算出される推定速度にも、その高周波成分の影響が残る。そのため、推定速度に対して低域通過フィルタ処理を施すことにより、ノイズが低減された第1の推定速度を得ることができる。ただし、フィルタ処理により、第1の推定速度には遅れが生じる。これに対して、第1の推定速度に、位置ベクトルと誘起電圧ベクトルとの内積に所定の第3のゲインを乗じて求めた第2の推定速度を加えることにより、その遅れを補償することができる。
請求項11に記載したように、モータ回転子の磁極の推定速度を積分した値に対して、位置ベクトルと前記誘起電圧ベクトルとの内積に所定の第4のゲインを乗じた値を加えて、位置ベクトルを求めるようにしても良い。このように、モータ回転子の磁極の推定速度を積分した値、すなわち磁極位置に、位置ベクトルと前記誘起電圧ベクトルとの内積に所定の第4のゲインを乗じた値を加えても、請求項10と同様に、フィルタ処理による遅れを補償することができる。
請求項12に記載したように、内積を算出する際に、誘起電圧ベクトル及び位置ベクトルの大きさを正規化して一定とすることが好ましい。これにより、位置ベクトルと誘起電圧ベクトルとの内積が、両ベクトルの角度差(磁極位置誤差)のみに依存して変化するようにできる。
なお、上述した請求項8〜請求項12に記載した発明における位置ベクトルと誘起電圧ベクトルとの内積に代えて、位置ベクトル±90度と誘起電圧ベクトルとの外積を用いることも可能である。請求項13〜17に記載の発明は、位置ベクトル±90度と誘起電圧ベクトルとの外積を用いた場合の磁極位置の推定方法に関するものであり、その作用効果は、請求項8〜請求項12の発明の作用効果とほぼ同様であるため、説明を省略する。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図に基づいて説明する。図1は、本実施形態による同期モータ10の制御装置の全体構成を示すブロック図である。なお、本実施形態における同期モータ10は、3相(U相、V相、W相)の固定子巻線、及び永久磁石からなる回転子を有する。
図1において、速度制御器2は、第1の偏差演算部1によって演算される速度指令値ωと速度推定値ωesとの偏差が入力され、その入力値に基づいて、速度推定値ωesが速度指令値ωに近づくように、d軸電流指令値i 及びq軸電流指令値i を算出して出力する。
第2の偏差演算部3は、これらd軸電流指令値i 及びq軸電流指令値i と、後述するαβ/dq変換部12からd軸電流値i及びq軸電流値iが入力され、それらの入力値の偏差(d軸電流偏差Δi、q軸電流偏差Δi)をそれぞれ演算して出力する。そして、電流制御器4は、d軸電流偏差Δi及びq軸電流偏差Δiに基づいて、それぞれの偏差をゼロに近づけるように、d軸電圧指令値V 及びq軸電圧指令値V を算出して出力する。電流制御器4が出力したd軸電圧指令値V 及びq軸電圧指令値V は、dq/αβ座標変換部5に出力される。
ここで、公知のように、dq座標は、例えば、回転子のS極からN極に向かう方向をd軸とし、そのd軸に垂直なq軸によって定義される回転座標であり、αβ座標は、回転子の回転軸を原点として、相互に直交するα軸及びβ軸によって定義される静止座標である。このαβ座標上では、電圧、電流とも交流信号によって表されるので、αβ座標は、2相交流座標として定義することもできる。
dq/αβ座標変換部5におけるdq回転座標からαβ静止座標への座標変換は、後述する位置・速度推定部13から出力される回転子の第2の推定磁極位置θes2に基づいて実行される。回転子の磁極位置が推定できれば、dq回転座標とαβ静止座標との相対的な位相関係が特定できるので、座標変換を行うことができるためである。この座標変換によって、dq/αβ座標変換部5からは、α軸電圧指令値V α及びβ軸電圧指令値V βが出力される。
dq/αβ座標変換部5からのα軸電圧指令値V α及びβ軸電圧指令値V βは、2相−3相変換部であるαβ/uvw変換部6及び位置・速度推定部13の拡張誘起電圧演算部14に与えられる。αβ/uvw変換部6は、αβ静止座標におけるα軸電圧指令値V α及びβ軸電圧指令値V βから、3相同期モータ8の各固定子巻線(U相、V相、W相)に出力すべきU相電圧指令値V 、V相電圧指令値V 、W相電圧指令値V wを生成する。
PWM信号発生部5は、U相電圧指令値V 、V相電圧指令値V 、W相電圧指令値V wに基づいて、インバータ8の、各固定子巻線に対応するスイッチング素子を駆動するためのPWM信号を発生する。このPWM信号によって、インバータ8を構成する各スイッチング素子を駆動することにより、U相電圧指令値V 、V相電圧指令値V 及びW相電圧指令値V wに相当する電圧を各固定子巻線に印加することができる。
電流センサ9は、各固定子巻線に流れる電流を検出する。電流センサ9によって検出された各固定子巻線の電流検出値は、uvw/αβ変換部11に入力され、αβ座標におけるα軸電流値iαとβ軸電流値iβに変換される。なお、電流センサ9は、3相すべての固定子巻線の電流を検出する必要はなく、2相の電流を検出して、残りの1相の電流は、その2相の電流から推定しても良い。uvw/αβ変換部11から出力されるα軸電流値iα及びβ軸電流値iβは、αβ/dq変換部12及び位置・速度推定部13の拡張誘起電圧演算部14に入力される。αβ/dq変換部12は、後述する位置・速度推定部13から出力される回転子の第2の推定磁極位置θes2に基づいて、α軸電流値iα及びβ軸電流値iβをd軸電流値i及びq軸電流値iに変換して、第2の偏差演算部3に出力する。
次に、本実施形態のモータ制御装置の特徴部分に関する位置・速度推定部13について詳しく説明する。この位置・速度推定部13は、図1に示すように拡張誘起電圧演算部14を有する。
拡張誘起電圧演算部14は、dq/αβ座標変換部5から入力されるα軸及びβ軸の電圧指令値V α、V β及びuvw/αβ変換部11から入力されるα軸及びβ軸の電流検出値iα、iβに基づいて、回転子の磁極位置を推定するものである。
ここで、従来の拡張誘起電圧の演算方法では、例えば上記した非特許文献1に記載されているように、αβ座標に代表される2相交流座標上の交流電圧、交流電流を、その2相交流座標上のモータモデルを基に構成したオブザーバに入力して、回転子の磁極位置を直接的に推定する。ここで、このオブザーバについて簡単に説明する。
αβ座標上の同期モータの拡張誘起電圧モデルは、以下の数式2のように示される。
Figure 2007097263
この数式2において、右辺第2項が拡張誘起電圧として定義される。この拡張誘起電圧モデルは、永久磁石による誘起電圧に加え、リラクタンストルクを生じるインダクタンスの差を新たに磁束成分として扱うものである。そして、上記数式2に示されるモデルを基に、拡張誘起電圧オブザーバを構成することにより、拡張誘起電圧を直接求めることができる。この場合、拡張誘起電圧eα、eβは、以下の数式3によって表される。
Figure 2007097263
しかしながら、上述した例では、微分項を含む詳細なモータモデルを基に誘起電圧を演算するため、その演算量が膨大になってしまう。この点を考慮し、本実施形態では、微分項を省略した近似モデルにより誘起電圧を演算する。これにより、第1の回転子磁極位置θes1を求めるための演算量を低減することができる。
以下に、近似モデルを得るための考え方について説明する。本実施形態では、微分項を省略するために、図2に示すα軸電流iα及びβ軸電流iβの波高値Iは一定であり、その時間微分は概ねゼロであるとみなす。この仮定により、例えばα軸電流iαの微分項は以下の数式4のように近似できる。
Figure 2007097263
同様にして、β軸電流iβの微分項の近似も行うことにより、上記した数式3は、以下の数式5のように簡略化できる。
Figure 2007097263
上述した数式5においては、拡張誘起電圧eα、eβを演算するためのモータモデルが、固定子抵抗R、回転速度ωre、及びq軸インダクタンスによって表されている。すなわち、モータ電流の波高値Iの時間微分を概ねゼロ、すなわち、モータ電流の波高値Iは概ね一定であると仮定することにより、モータモデルに含まれる微分項を省略することができる。微分項を省略した近似誘起電圧モデルにより拡張誘起電圧eα、eβを演算すると、推定磁極位置を求めるために必要な拡張誘起電圧eα、eβを演算するための演算量を低減することができる。
拡張誘起電圧演算部14によって演算された拡張誘起電圧eα、eβは、推定位置演算部15に入力される。推定位置演算部15は、拡張誘起電圧eα、eβに対して、以下の数式6に示すように逆正接演算を行うことにより、回転子の第1の推定磁極位置θes1を求める。
Figure 2007097263
この算出された第1の推定磁極位置θes1は、微分処理部16及び第3の偏差演算部21に与えられる。微分処理部16は、推定位置演算部15から出力された第1の推定磁極位置θes1に対して微分処理を施すことにより、回転子の回転速度である磁極の速度推定値ωesを算出する。この微分処理は、以下の数式7によって表される。
Figure 2007097263
ここで、第1の推定磁極位置θes1は、拡張誘起電圧eα、eβに応じて周期的に変化する交流成分である。この第1の推定磁極位置θes1に対して微分処理を施すことにより、交流成分である第1の推定磁極位置θes1を直流成分である速度推定値ωesに変換することができる。そして、低域通過フィルタ部(LPF)17において、速度推定値ωesに対して低域通過フィルタ処理を施す。
上述した微分項を省略した近似誘起電圧モデルを用いると、同期モータ10を駆動する際のデッドタイムや突極性に起因するインダクタンス変化により、高周波成分を含む拡張誘起電圧eα、eβが算出される。この高周波成分を含む拡張誘起電圧eα、eβを用いて第1の推定磁極位置θes1を求めると、高周波成分の影響が第1の推定磁極位置θes1にも現れるため、磁極位置の推定精度を悪化させる要因となる。
そこで、本実施形態では、一旦、拡張誘起電圧eα、eβから求めた、交流成分である第1の推定磁極位置θes1を直流成分である速度推定値ωesに変換した上で、低域通過フィルタ処理によって高周波成分を除去する。これにより、図2のように、のこぎり波によって示される位置情報の始点及び終点の情報を欠落することなく、高周波成分を除去することができる。その結果、推定磁極位置の精度を向上できる。
LPF17は、フィルタ処理後の速度推定値ωesを第1の偏差演算部1及び積分処理部18に出力する。積分処理部18は、入力された速度推定値ωesを積分して、推定磁極位置に再変換する。
加算部19は、積分処理部18からの推定磁極位置と、位相補償部20からの推定磁極位置とを加算して、第2の推定磁極位置θes2として出力する。この加算部19によって算出された第2の推定磁極位置θes2が、最終的な推定磁極位置として、上述したdq/αβ変換部5、αβ/dq変換部12及び第3の偏差演算部21に出力される。
ここで、位相補償部20には、第3の偏差演算部21によって演算される、推定位置演算部15からの第1の推定磁極位置θes1と上述した第2の推定磁極位置θes2との偏差(位置誤差)が入力される。そして、位相補償部20は、入力された位置誤差に、所定の第1のPIゲイン(Kp1+Ki1/s)を乗じた値を、推定磁極位置として加算部19に出力する。
このように、第1の推定磁極位置θes1と第2の磁極位置θes2との位置誤差を算出し、その位置誤差に所定の第1のPIゲインを乗じて、積分処理部18から出力された推定磁極位置に加えることにより、LPF17におけるフィルタ処理及び積分処理部18による位相遅れを低減することができる。すなわち、加算部19、位相補償部20及び第3の偏差演算部21によってフェーズロックループ(PLL)が形成されるので、加算部19から算出される第2の推定磁極位置θes2の位相を第1の推定磁極位置θes1の位相に近づけることができる。これにより、高周波成分を除去するためのフィルタ処理による位相遅れが低減され、第2の推定磁極位置θes2の精度を向上できる。ただし、位相補償部20における第1のPIゲインを過度に高めると、高周波成分の影響が強くなって磁極位置の推定精度が低下するので、この第1のPIゲインの設定には注意を要する。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態では、第1の推定磁極位置θes1と第2の磁極位置θes2との位置誤差に所定の第1のPIゲインを乗じて、積分処理部18から出力された推定磁極位置に加えることにより、第2の推定磁極位置θes2の位相遅れを防止した。
しかしながら、図3に示すように、第3の偏差演算部21によって演算される第1の推定磁極位置θes1と第2の磁極位置θes2との位置誤差Δθesに、所定の第2のPIゲイン(Kp2+Ki2/s)を乗じて、LPF17から出力される直流成分である速度推定値ωesに加算するようにしても良い。このようにしても、LPF17における高周波成分を除去するためのフィルタ処理による遅れの低減を図ることができる。
さらに、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせて実施しても良い。すなわち、積分処理部18から出力される推定磁極位置及びLPF17から出力される速度推定値ωesの両方に、第1の推定磁極位置θes1と第2の磁極位置θes2との位置誤差に第1及び第2のPIゲインを乗じた値をそれぞれ加算しても良い。
(第3実施形態)
上述した第1の実施形態では、推定位置演算部15から出力された第1の推定磁極位置θes1に対して微分処理を施すことにより、交流成分である第1の推定磁極位置θes1を直流成分である速度推定値ωesに変換した。しかしながら、拡張誘起電圧eα、eβに応じた交流成分から直流成分への変換は、交流成分からなる拡張誘起電圧eα、eβそのものを、直流成分に変換することによって行っても良い。以下、拡張誘起電圧eα、eβを直流成分に変換する手法について説明する。
上述した拡張誘起電圧eα、eβは、2相交流座標系における拡張誘起電圧モデルによって演算されるため、交流成分となる。この拡張誘起電圧eα、eβには、図4(a)に示すように、ノイズとなる高周波成分が重畳している。
ここで、拡張誘起電圧eα、eβについて、2相交流座標であるαβ座標から回転座標であるdq座標へと座標変換を行うことにより、図4(b)に示すように、拡張誘起電圧eα、eβを直流成分に変換することができる。このように直流成分に変換した拡張誘起電圧eα、eβに対して低域通過フィルタ処理を施すことにより、図4(c)に示すように、高周波成分を除去することができる。そして、フィルタ処理後の拡張誘起電圧eα、eβを、再度、dq座標からαβ座標へと座標変換することにより、図4(d)に示すように、高周波成分が除去された交流成分信号が得られる。
上述した2種の座標変換処理を、第1実施形態における、微分処理及び積分処理に代えて実施することによっても、第1実施形態と同様の効果を相することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、位置・速度推定部13の構成のみが、上述した第1実施形態と異なるため、以下、本実施形態による位置・速度推定部30について図5に基づいて説明する。
図5に示すように、拡張誘起電圧演算部14によって演算された、ベクトルである拡張誘起電圧eは、内積演算部31に入力される。さらに、この内積演算部31には、後述する加算部35から出力される推定磁極位置に対応する位置ベクトルθesが入力される。内積演算部31では、以下の数式8に示す式によって、誘起電圧ベクトルeと位置ベクトルθesとの内積を算出する。
Figure 2007097263
ここで、図6に示すように、拡張誘起電圧ベクトルeは、モータ回転子40の磁石磁束の微分に相当するため、磁石磁束から90度進んだベクトルとなる。一方、磁石磁束の位置はモータ回転子40の磁極位置に相当する。従って、モータ回転子40の磁極位置を示す位置ベクトルθesが、正しくモータ回転子40の磁極位置に対応している場合、位置ベクトルθesと拡張誘起電圧ベクトルeとの内積はゼロになる。逆に言えば、位置ベクトルθesと誘起電圧ベクトルeとの内積が概ねゼロとなるように、位置ベクトルθesを補正して求めることによって、当該補正した位置ベクトルθesが推定磁極位置を示すことになり、磁極位置を求めることが可能になる。
本実施形態では、内積演算部31によって演算される、誘起電圧ベクトルeと位置ベクトルθesとの内積に、速度変換部32において所定の第3のPIゲイン(Kp3+Ki3/s)を乗じて、速度推定値ωesに相当する値を算出する。そして、積分処理部34によって、速度推定値ωesに対して積分処理を施すことによって、推定磁極位置を求めている。
位置ベクトルθesが、正しい磁極位置θからずれている場合、その位置誤差Δθに応じた内積が、上記の数式8によって算出される。この場合、位置ベクトルθesを正しい磁極位置θに一致させるには、位置誤差Δθに応じて速度推定値ωesを増減すれば良い。例えば、図6に示すように、位置ベクトルθesが正しい磁極位置θに対して遅れている場合には、速度推定値ωesが増加するように補正すると、この速度推定値ωesから求められる位置ベクトルθesを正しい磁極位置θに近づけることができる。
このように、誘起電圧ベクトルeと位置ベクトルθesとの内積と、算出すべき速度推定値ωesとは相関関係を有するので、位置ベクトルθesと誘起電圧ベクトルeとの内積に所定の第3のPIゲインを乗じることによって、速度推定値ωesに相当する値を求めることができる。そして、このように速度推定値ωesを求めることによって、速度推定値ωesは、位置ベクトルθesと誘起電圧ベクトルeとの内積に応じて増減補正される。このような速度推定値ωesから位置ベクトルθesを求めることによって、結果的に、位置ベクトルθesは、位置ベクトルθesと誘起電圧ベクトルeとの内積に応じて補正されることになる。
なお、本実施形態では、積分処理部34における積分処理によって、誘起電圧ベクトルeに含まれる高周波成分がなまされるので、実質的にフィルタ処理が行われる。すなわち、積分処理部34は、積分処理とフィルタ処理とを同時に実行する。
さらに、本実施形態では、図5に示すように、モータ回転子40の速度推定値ωesを積分して求めた推定磁極位置に対して、位相補償部33によって算出される、位置ベクトルθesと誘起電圧ベクトルeとの内積に所定の第4のPIゲイン(Kp4+Ki4/s)を乗じた値を加算部35において加算することにより、最終的な推定磁極位置、すなわち位置ベクトルθesを求めている。このようにすると、積分処理部34の積分処理によって発生する位相遅れを補償することができ、位置ベクトルθesを精度良く求めることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態においても、位置・速度推定部13の構成のみが、上述した第1実施形態と異なるため、以下、本実施形態による位置・速度推定部50について図7に基づいて説明する。
図7に示すように、拡張誘起電圧演算部14によって演算された、ベクトルである拡張誘起電圧eは、速度推定部51に入力される。速度推定部51は、この入力された拡張誘起電圧eを保持する機能を有する。そして、速度推定部51は、異なる時刻t1、t2に算出された複数の拡張誘起電圧et1、et2に基づいて、第1の速度推定値ωesを算出する。すなわち、時刻t1、t2間の経過時間と、拡張誘起電圧ベクトルet1、et2間における位置誤差とから、第1の速度推定値ωesを算出する。
なお、上述したように、拡張誘起電圧ベクトルet1、et2には、種々の原因によってノイズである高周波成分が含まれるので、その拡張誘起電圧ベクトルet1、et2から算出される第1の速度推定値ωesにも、その高周波成分の影響が残る。そのため、本実施形態では、第1の速度推定値ωesに対して低域通過フィルタ処理を施す低域通過フィルタ部(LPF)52を設けている。これにより、第1の速度推定値ωesに含まれるノイズを低減することができる。
一方、上述した第4実施形態と同様に、誘起電圧ベクトルeと位置ベクトルθesとの内積を演算する内積演算部54、及びこの内積に所定の第3のPIゲインを乗じることにより速度推定値ωesを出力する速度変換部55が設けられている。すなわち、この内積演算部54及び速度変換部55によって、第2の速度推定値ωesが出力される。
加算部53は、LPF52から出力された第1の速度推定値ωesと速度変換部55から出力された第2の速度推定値ωesとを加算して、その加算結果を最終的な速度推定値ωesとして出力する。積分処理部56は、加算部53から出力された最終的な速度推定値ωesに対して積分処理を施すことにより、回転子40の磁極位置を示す位置ベクトルθesを算出する。
LPF52のフィルタ処理によって、第1の速度推定値ωesには位相遅れが生じる。しかしながら、第1の速度推定値ωesに、位置ベクトルθesと誘起電圧ベクトルeとの内積に所定の第3のPIゲインを乗じて求めた第2の速度推定値ωesを加えることにより、その位相遅れを補償することができる。
なお、フィルタ処理による位相遅れを防止するためには、図8に示すように、積分処理部56から出力された推定磁極位置に対して、位置ベクトルθesと誘起電圧ベクトルeとの内積に、位相補償部57にて所定の第4のPIゲインを乗じて求めた推定磁極位置を加算部58にて加算するようにしても良い。
さらに、LPF52から出力される第1の速度推定値ωes及び積分処理部56から出力される推定磁極位置の両方に、位置ベクトルθesと誘起電圧ベクトルeとの内積に第3及び第4のPIゲインを乗じた値をそれぞれ加算するようにしても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態になんら制限されることなく、種々変形して実施することができる。
例えば、上述した第4及び第5実施形態において、位置ベクトルθesと誘起電圧ベクトルeとの内積を算出する際に、位置ベクトルθes及び誘起電圧ベクトルeの大きさを正規化して一定としても良い。具体的には、内積を、位置ベクトルθes及び誘起電圧ベクトルeの大きさの絶対値で除算することで、それぞれの大きさを一定にする。これにより、位置ベクトルθesと誘起電圧ベクトルeとの内積が、両ベクトルの角度差(位置誤差)のみに依存して変化するようにできる。このため、内積から、速度推定値ωes等を精度良く算出することができる。
また、上述した第4及び第5実施形態では、速度推定値ωesを求めること等を目的として、位置ベクトルθesと誘起電圧ベクトルeとの内積を利用した。しかしながら、この内積に代えて、位置ベクトルθes±90度と誘起電圧ベクトルeとの外積を用いることも可能である。すなわち、上述したように、位置ベクトルθesと誘起電圧ベクトルeとは実質的に90度の位相差をもっているので、位置ベクトルθesに±90度の位相補正を行うと、位置ベクトルθes±90度と誘起電圧ベクトルeとの位相関係は、実質的に0度もしくは180度となる。
従って、下記の数式9で表される外積を用いて、この外積が概ねゼロとなるように、位置ベクトルθesを速度推定値ωes等によって補正することにより、正しい磁極位置に対応した位置ベクトルθesを求めることができる。
Figure 2007097263
なお、上述した外積を用いる場合には、位置ベクトルθesをそのまま外積演算部に入力するのではなく、その間に、位置ベクトルθesの位相を90度ずらすための位相補正部を設ける必要がある。
第1実施形態による同期モータの制御装置の全体構成を示すブロック図である。 モータの近似モデルを得るための考え方を説明するための説明図である。 第2実施形態における、位置・速度推定部の構成を示すブロック図である。 (a)〜(d)は、第3実施形態による、拡張誘起電圧eα、eβに応じた交流成分から直流成分への変換方法を説明するための説明図である。 第4実施形態における、位置・速度推定部の構成を示すブロック図である。 拡張誘起電圧ベクトルeと、位置ベクトルθesとの関係を説明するための説明図である。 第5実施形態における、位置・速度推定部の構成を示すブロック図である。 第5実施形態の変形例における、位置・速度推定部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
2…速度制御器
4…電流制御器
5…dq/αβ座標変換部
6…αβ/uvw変換部
7…PWM信号発生部
8…インバータ
9…電流センサ
10…同期モータ
11…uvw/αβ変換部
13…速度・位置推定部
14…拡張誘起電圧演算部
15…推定位置演算部
16…微分処理部
17…低域通過フィルタ部
18…積分処理部
20…位相補償部

Claims (17)

  1. 同期モータの2相交流座標系における誘起電圧モデルに、モータ印加電圧値及びモータ電流の検出値を入力することによって、当該同期モータの誘起電圧を演算し、その演算した誘起電圧から推定磁極位置を求める同期モータの磁極位置推定方法において、
    前記誘起電圧モデルとして、モータ電流の波高値の時間微分を概ねゼロと仮定した近似誘起電圧モデルを用いることを特徴とする同期モータの磁極位置推定方法。
  2. 前記2相交流座標系がα−β座標系である場合、以下の数式1によって示される近似誘起電圧モデルによって誘起電圧を演算することを特徴とする請求項1に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
    Figure 2007097263
  3. 前記近似誘起電圧モデルによって算出した誘起電圧に応じた交流成分を直流成分に変換し、当該直流成分に重畳する高周波成分を除去し、さらに、その高周波成分を除去した直流成分から、前記推定磁極位置を求めることを特徴とする請求項1に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  4. 前記直流成分への変換は、前記誘起電圧に基づいて第1の磁極位置を算出し、さらに、その第1の磁極位置を微分することによって行われ、かつ、高周波成分を除去した直流成分を積分した積分結果から、第2の磁極位置を求め、当該第2の磁極位置を前記推定磁極位置とすることを特徴とする請求項3に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  5. 前記第1の磁極位置と前記第2の磁極位置との位置誤差を算出し、その位置誤差に所定の第1のゲインを乗じて、前記第2の磁極位置に加える位相同期処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  6. 前記第1の磁極位置と前記第2の磁極位置との位置誤差を算出し、その位置誤差が概ねゼロとなるように、前記位置誤差に所定の第2のゲインを乗じた補正係数により、前記直流成分を補正することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  7. 2相交流座標系における誘起電圧モデルによって演算される、交流成分からなる前記誘起電圧を回転座標系に変換することによって直流成分に変換し、かつ、高周波成分を除去した直流成分を前記2相交流座標系に変換し、その変換結果から前記推定磁極位置を求めることを特徴とする請求項3に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  8. 前記誘起電圧は、前記近似誘起電圧モデルによって誘起電圧ベクトルとして求められ、前記2相交流座標において、前記モータ回転子の磁極位置に対応する位置ベクトルを設定し、当該位置ベクトルと前記誘起電圧ベクトルとの内積が概ねゼロとなるように、前記位置ベクトルを補正することによって、当該補正した位置ベクトルから前記推定磁極位置を求めることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  9. 前記位置ベクトルは、前記モータ回転子の磁極の推定速度を積分することによって設定されるものであり、前記位置ベクトルと前記誘起電圧ベクトルとの内積に応じて補正した前記推定速度を求めることによって、結果的に、前記位置ベクトルを補正することを特徴とする請求項8に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  10. 前記モータ回転子の磁極の推定速度は、異なる時刻に算出された複数の誘起電圧ベクトルに基づいて算出される推定速度に対して低域通過フィルタ処理を施して第1の推定速度を求めるとともに、この第1の推定速度に対して、前記位置ベクトルと前記誘起電圧ベクトルとの内積に所定の第3のゲインを乗じることによって求められる第2の推定速度を加えることによって求められることを特徴とする請求項9に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  11. 前記モータ回転子の磁極の推定速度を積分した値に対して、前記位置ベクトルと前記誘起電圧ベクトルとの内積に所定の第4のゲインを乗じた値を加えて、前記位置ベクトルを求めることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  12. 前記内積を算出する際に、前記誘起電圧ベクトル及び前記位置ベクトルの大きさを正規化して一定としたことを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれかに記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  13. 前記誘起電圧は、前記近似誘起電圧モデルによって誘起電圧ベクトルとして求められ、前記2相交流座標において、前記モータ回転子の磁極位置に対応する位置ベクトルを設定し、当該位置ベクトル±90度と、前記誘起電圧ベクトルとの外積が概ねゼロとなるように、前記位置ベクトルを補正することによって、当該補正した位置ベクトルから前記推定磁極位置を求めることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  14. 前記位置ベクトルは、前記モータ回転子の磁極の推定速度を積分することによって設定されるものであり、前記位置ベクトル±90度と前記誘起電圧ベクトルとの外積に応じて補正した前記推定速度を求めることによって、結果的に、前記位置ベクトルを補正することを特徴とする請求項13に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  15. 前記モータ回転子の磁極の推定速度は、異なる時刻に算出された複数の誘起電圧ベクトルに基づいて算出される推定速度に対して低域通過フィルタ処理を施して第1の推定速度を求めるとともに、この第1の推定速度に対して、前記位置ベクトル±90度と前記誘起電圧ベクトルとの外積に所定の第5のゲインを乗じることによって求められる第2の推定速度を加えることによって求められることを特徴とする請求項14に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  16. 前記モータ回転子の磁極の推定速度を積分した値に対して、前記位置ベクトル±90度と前記誘起電圧ベクトルとの外積に所定の第6のゲインを乗じた値を加えて、前記位置ベクトルを求めることを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の同期モータの磁極位置推定方法。
  17. 前記外積を算出する際に、前記誘起電圧ベクトル及び前記位置ベクトルの大きさを正規化して一定としたことを特徴とする請求項13乃至請求項16のいずれかに記載の同期モータの磁極位置推定方法。
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