JP2007054442A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機にとりつけられたスピーカのコーンを突き破って異物等が挿入される不正行為を防止する。
【解決手段】 スピーカのコーンの背面側にカバーを設ける。カバーは、コーンが外部から視認できない程度に、コーンの側面を覆う。カバーの後端は開口しており、スピーカのコーンを振動させる機構、即ちコイルおよび永久磁石は、この開口から突出している。このように比較的大きい開口を有するカバーを設けることにより、スピーカから発生する音質への影響を抑えることができる。また、カバーにはスピーカを係止するためのツメが設けられている。このツメによって、スピーカとカバーとを、容易に一体化して、遊技機に取り付けることが可能となる。こうすることにより、スピーカ背面全体を覆う場合に比較して小型のカバーでスペースの無駄なく効率的に不正行為への防止策を講じることが可能となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技機におけるスピーカの取り付け機構に関する。
スロットマシンやパチンコ機などの遊技機では、遊技中の演出効果を高めるためにBGMや効果音が使われる。遊技機には、これらの音声を発生させるためのスピーカが遊技者に向けて設けられている。スピーカには種々のタイプが存在するが、ボイスコイルと磁石からなる電磁回路で、コーンと呼ばれる振動板を振動させて音声を発生する動電型と呼ばれるタイプが用いられるのが通常である。
遊技機の本体内には、遊技機を制御するための制御基板が設けられている。この制御基板は、原則として外部からの信号入力を受け付けないよう構成されてはいるものの、例えばスロットマシンでは、当たりが出る確率の変更など、外部からの信号入力によって、最小限の動作設定は行えるようになっている。スピーカのコーンは、比較的脆弱な部材であるため、コーンを突き破って、針金などの異物を挿入し、動作設定の変更を試みることも不可能とは言えない。従って、遊技機では、かかる不正行為の回避が要請されていた。
このような不正行為を回避するための対策として、特許文献1、2に示す技術が提案されている。特許文献1記載の技術は、スピーカの前面に、2層にわたって透音孔を設け、2層の孔の位置をずらすことで、スピーカを遊技機前面から直視し得なくするものである。特許文献2記載の技術は、スピーカの背面をエンクロージャで覆うものである。こうすることで、コーンを突き破って異物が挿入されたとしても、エンクロージャが障害となって、設定変更等の不正行為が行えなくなる効果がある。
特開平8−224345号公報 特開2003−180959号公報
しかし、従来の対策については、必ずしも十分とは言えず、改善の余地も残されていた。例えば、特許文献1記載の技術については、透音孔を遊技機正面から直視し得ない状態に配置することにより、スピーカから発せられた後、遊技者の耳に届くまでに音質が劣化するという弊害があった。特許文献2記載の技術では、第1に不正防止のためにエンクロージャが要求されるため、スピーカ背面に大きなスペースが必要となり、遊技機の設計上の制約が大きかった。また、エンクロージャは音質向上を主目的とする部材であるため、必ずしも不正防止に十分な強度等を有しているとは限らなかった。
スピーカのコーンを破っての異物挿入による不正行為は、遊技機において深刻な課題ではあるが、スピーカを備える種々の装置に共通の課題とも言える。また、必ずしも不正行為に限らず、スピーカのコーンが破れるのを防止する措置を講じておくことは、スピーカ取り付け時に、工具等でコーンが破損するのを避けるという点でも有効である。本発明は、こうした観点から、音質への影響、スピーカサイズの大型化を抑制しつつ、効果的にこれらの弊害を回避することを目的とする。
本発明は、コーンを振動させて音声出力するスピーカを備えた遊技機を対象とする。かかるスピーカとしては、例えば、動電型(ダイナミック型)、即ちスピーカ背面に取り付けられたコイルに電流を流すことで形成される磁界と、コイル周囲に用意された永久磁石による磁界との相互作用によってコーンを振動させるタイプが挙げられる。もっとも、コーンを振動させる機構はこれに限定されるものではなく、本発明は、種々のタイプのスピーカに適用可能である。以下、説明の便宜上、スピーカの音声が主として発せられる側の面を、コーンの表面またはスピーカの前面と称し、その逆側をコーンの背面またはスピーカの後側と称するものとする。
本発明の遊技機に備えられるスピーカの少なくとも一部には、コーンの背面側を隠すように覆うカバーが取り付けられる。このカバーは、コーンの背面が外部から視認できないように覆う側壁部と、スピーカの後端が突出するように設けられた開口部とを有する形状とする。側壁部は、必ずしもコーンの形状に沿う椀型形状にする必要はなく、円筒状の直立壁としてもよい。このようなカバーを設けることによって、側壁部がコーンの背面を覆うため、コーンを突き破った上で、更に遊技機内部に異物を挿入するなどの不正行為を阻止することができる。また、スピーカ取り付け時には、主として背面側からネジ止め等が行われるため、この作業中に工具等でコーンが損傷を受けることを防止することができる。更に、カバーは、スピーカの後端が突出する程度の比較的大きな開口部を有している。スピーカにカバーを取り付けた状態では、スピーカの後端が開口部の一部を塞ぐもの密閉型のカバーを取り付けた場合に比べて、スピーカから発せられる音声に対する影響を比較的小さく抑えることができる。スピーカに取り付けた状態での実質的な開口面積は、例えば、カバーのない状態のスピーカの背面視平面図におけるコーンの露出部分の面積とほぼ同じ程度は確保しておくことが好ましい。
カバーのサイズも、エンクロージャに比較すれば、小型となる。従って、カバーの外側に更に、エンクロージャを取り付けても良い。こうすれば、エンクロージャによる音質向上効果が得られるとともに、カバーとエンクロージャで二重に異物の挿入を防止することが可能となる。
カバーの側壁部の形状は、任意に設計可能である。例えば、スピーカが、後端にコーンを振動させるためのコイルおよび磁石を有しているタイプの場合、側壁部は、コイルを収容する収容部および磁石の少なくとも一部が突出可能に形成することが、音質への影響およびコーンの保護という双方の目的を効果的に実現することができる点で好ましい。
また、側壁部には開口部に至るいずれかの部位に返し部を設けても良い。返し部とは、側壁内面の接線ベクトルの成分のうち、スピーカの前面から背面に向かう方向における成分を正値から0または負に変化させる作用を奏する段差等の障害物である。一例としては、開口部に平行な環状の平面が挙げられる。別の例としては、カバー内側に延出した断面U字、L字、J字などの環状の障害物が挙げられる。これらの障害物がない状態では、側壁内面の接線ベクトルの前面から背面に向かう成分は常に正値となるのに対し、開口部に平行な環状平面の障害物があると、接線ベクトルの上記成分は障害物の部分で0となる。また、断面U字等の形状の障害物があると、接線ベクトルの上記成分は正値から負値となる。これらの形状の障害物がある場合には、仮に側壁部内面に沿うように異物を進入させたとしても、障害物の部分で異物の先端の進行方向が、側壁部内面から離れる方向、または異物の挿入部分に戻る方向に変えられることになるため、遊技機の奥深くへの異物の侵入を阻むことが可能となる。返し部は、上で例示した形状の他、接線ベクトルの成分を変化させる作用を奏するものであれば、種々の形状を適用することができる。これらの返し部は、側壁途中に設けても良いし、開口部に設けても良い。後者の場合、側壁の端を、カバー内側に折り曲げることで返し部を容易に形成できる利点がある。
本発明のカバーには、スピーカを係止するための係合部を設けることが好ましい。こうすることにより、スピーカとカバーとを容易に一体化することができる。従って、スピーカおよびカバーの取り付け時の作業効率を向上させることができる。係合部としては、例えば、ネジ止め用にスピーカに形成されたフランジ部を係止するようカバーにツメを設ける方法が考えられる。
カバーの側壁部は、熱硬化性樹脂、金属、セラミックスのいずれかで形成することが好ましい。こうすることで、容易に溶融することを回避できる。従って、加熱した異物が挿入された時でも、カバーに孔が空くことを防止できる利点がある。金属を利用する場合には、音質に影響を与えるのを回避するため、非磁性鋼、アルミニウムなどの非磁性金属を用いることが好ましい。
本発明は、必ずしも上述の特徴の全てを備えている必要はなく、一部を省略したり、適宜組み合わせたりすることも可能である。また、本発明は遊技機として構成する他、スピーカを覆うカバーとして構成してもよい。かかるカバーを形成する工程、カバーをスピーカに取り付けてスピーカユニットを構成する工程、該スピーカユニットを遊技機に取り付ける工程を備える遊技機の製造方法として構成することも可能である。
本発明の実施例について以下の順序で説明する。
A.装置構成:
B.スピーカ取り付け構造:
C.カバー180の構造:
A.装置構成:
図1は実施例としての遊技機100の正面図および側面図である。本実施例では、スロットマシンとして構成された遊技機100を例示するが、本実施例はパチンコ機に適用することも可能である。図1(a)は正面図を示し、図1(b)は側面図を示している。図1(b)に示すように、遊技機100は、大きくは、本体110およびドア150から構成されている。ドア150は本体110の端にヒンジ機構で取り付けられており、左右いずれかの方向に開閉可能である。
遊技機100の正面中央には、縦方向に回転するリール111が3列、本体110に設けられている。遊技を行う際、遊技者が、遊技用のメダルをメダル投入口151から投入した後、レバー153を操作すると、リール111が回転する。遊技機100には、停止ボタン152が、3列のリール111にそれぞれ対応して設けられており、遊技者は、この停止ボタン152を操作することで、リール111の回転を停止させることができる。遊技機100は、回転が停止した時の図柄の配置に応じて当たりか否かを判定し、メダルを遊技者に払い出す。
遊技機100には、上述の遊技中に、種々の演出を行うため、演出用の画像を表示するためのディスプレイ155が上方に設けられており、音声を出力するための一対のスピーカユニット160が下方の左右に設けられている。
図2はドア150の裏側の構造を示す説明図である。中央には、本体110に設けられたリール111を透視するための開口窓154が設けられている。その上方には、先に説明したディスプレイ155が取り付けられており、下方には、レバー153、停止ボタン152、およびスピーカユニット160がそれぞれ取り付けられている。スピーカユニット160は、図示する通り、4隅がネジで固定されている。
図3は本体110の内部構造を示す説明図である。中央付近には、3列のリール111が設けられている。上方には、遊技機100を制御するための制御基板121が取り付けられており、下方には電源ボックス120が取り付けられている。電源ボックス120には、制御基板121に信号を送出することで、遊技機100の動作モード、例えば、遊技中に当たりが出る確率などを変化させるためのスイッチが設けられている。
図2、3に示す通り、スピーカユニット160と電源ボックス120との位置は、左右方向にずらして配置してあるものの、遊技機100の下方に設けられているという点では比較的近傍に設けられていると言える。従って、スピーカユニット160のコーンを突き破って、細い針金等を遊技機100内に挿入させ、電源ボックス120のスイッチを操作することが不可能とは言えない配置となっている。電源ボックス120およびスピーカユニット160の配置は設計時の制約上の制約を受けるため、本実施例では、上述の不正行為を防止するための機構を、スピーカユニット160の取り付け構造機構として設けた。
B.スピーカ取り付け構造:
図4はスピーカを前方から見た状態の分解斜視図である。本実施例では、コイル型のスピーカ170を用いるものとした。このスピーカ170は、取り付け用のフランジ171と、音声発生機能を実現するコーン172を有する。フランジ171の四隅には、スピーカ170を遊技機100にネジ止めするための孔171Hが設けられている。図4では、完全には図示されていないが、コーン172の背後には、電気信号に応じてコーン172を振動させるための機構、即ちコイルと、その周辺に配置された円管状の磁石174とが設けられている。
カバー180は、スピーカ170の後方を覆う部材である。本実施例では、カバー180は熱硬化性樹脂で形成した。こうすることにより、例えば、スピーカユニット170のコーン172を突き破って加熱した針金などを挿入したとしても、カバー180が溶融することはないため、不正行為をより確実に防止することができる利点がある。同様の観点から、カバー180は、金属材料やセラミックスを用いて形成してもよい。金属材料を用いる場合には、スピーカ170の音質への影響を回避するため、アルミや非磁性鋼などの非磁性金属を用いることが好ましい。溶融の防止という上述の効果を重視する必要がない場合には、カバー180の材質は熱可塑性樹脂などを用いて形成してもよい。
図5はスピーカを後方から見た状態の分解斜視図である。先に説明した通り、スピーカ170の後方からカバー180が取り付けられている。カバー180は、スピーカ170のフランジ171をはめ込み可能なカバーフランジ部181と、コーン172を外部から視認できない程度に覆う側壁185を有する形状をなしている。カバー180の後方は、スピーカ170のコイル収納部173および磁石174が突出する程度の開口が設けられている。開口は、カバー180をスピーカ170に取り付けた状態でも、磁石174の周囲に間隙ができる寸法で形成されている。この間隙の面積は、スピーカ170の背面図においてコーン172が露出している部分の面積とほぼ同等となっている。
カバーフランジ部181には、スピーカ170のフランジ171を係止可能なツメ182が形成されている。ツメ182にフランジ171を係止することによって、カバー180とスピーカ170は容易に一体化することができるため、遊技機100への取り付け時の作業効率を向上させることができる。カバーフランジ部181の四隅には、スピーカ171のフランジ171の孔171Hと対応する位置に、ネジ止め用の孔181Hが設けられている。
C.カバー180の構造:
図6はスピーカユニット160の側面図である。図示する通り、カバー180の前後方向の厚さTcは、スピーカ170の厚さTsよりも小さく、スピーカ170の後端は、カバー180の後端よりも突出している。本実施例では、カバー180の厚さTcは、スピーカ170の磁石174がほぼ露出する程度の値とした。こうすることにより、スピーカ170で発生する音声への影響を抑制しながら、コーン172の外周を過不足なく覆うことができる。
先に説明した通り、カバーフランジ部181には、スピーカ170を係止するためのツメ182が設けられている。ツメ182は種々の形状とすることができるが、本実施例では、カバーフランジ部181の一部を切り欠き、カバー180の内側に折り曲げる構造とした。ツメ182を設ける他、カバーフランジ部181の内径を、スピーカ170のフランジ171の外径よりも若干小さくしておくことにより、カバーフランジ部181の弾性でスピーカ170を係止するようにしてもよい。
本実施例では、上述の通り、カバー180の後方は開口しているため、いわゆるエンクロージャとしての機能は奏しない。従って、スピーカユニット160の更に後方には、図示するように箱形のエンクロージャ190を取り付けるようにしてもよい。エンクロージャ190は密閉型としてもよいし、一部に孔を設けたバスレフ型としてもよい。エンクロージャ190を密閉型とする場合には、針金などの異物の挿入を、カバー180とエンクロージャ190とで、二重に阻止することができるため、不正行為の防止効果をより向上させることができる利点がある。
異物の挿入を防止するという機能は、エンクロージャ190によってもある程度果たすことは可能である。ただし、エンクロージャ190にこの機能を果たさせる場合には、音質面からエンクロージャ190が要求されるか否かということとは無関係に、不正行為が行われる可能性がある全スピーカに対して、エンクロージャ190の取り付けが必要となり、多大な無駄スペースが生じるおそれがある。これに対し、本実施例のカバー180は、スピーカユニット160の形状にほぼ沿った形で形成されているため、スピーカユニット160の大型化を避けることができるため、スペースの無駄を回避しつつ、不正行為を防止することができる利点がある。
また、エンクロージャ190は、音質面での要求や本体110内部のスペースを考慮して、スピーカユニット160の取り付け部位ごとに個別に設計されるのが通常である。従って、上述のように、全スピーカユニット160に対してエンクロージャ190を用意する必要が生じると、設計作業上の負荷も大きくなる。また、遊技機100へのスピーカユニット160組み付け時の作業効率も低下することになる。これに対し、本実施例によれば、スピーカ170のサイズが同一であれば、その取り付け部位に関わらず、共通のカバー180を使用することが可能であるため、これらの弊害を回避することができる利点もある。
図7はカバー180の形状を示す説明図である。図7(a)は内部形状を表す斜視図である。先に説明した通り、カバーフランジ部181には、スピーカ170を係止するためのツメ182が設けられている。
図7(b)はカバー180のA−A断面図である。図示する通り、カバー180の後端は、スピーカ170の後端が突出する開口が設けられている。カバー180の側壁185は、この開口部分で、内側に折り曲げられ、返し部186を形成している。この返し部186は、不正行為時にコーン172を突き破って挿入された異物が、図中の矢印Sに示すように、側壁185の内面にそって進入してきた時に、カバー180の後端部分Pの部分によって進入を阻止する役割を果たす。異物の進入方向は、側壁185の内面の接線ベクトルの前後方向に沿う成分(前から後ろに向かう方向を正とする)で表すことができる。側壁185に沿って異物が進入する間は、上記成分は正値となるが、返し部186の付け根部分Pでは、進入方向が前後に直交する方向に変わるため、上記成分は0となる。更に、返し部186の端部では、上記接線ベクトルは前方方向を向くことになるから、上記成分は負値となる。このように、返し部186は、側壁185の内面の接線ベクトルの前後方向に沿う成分値を、正値から0または負値に変えることによって、異物の進入を防止することができる。
本実施例では、前後方向にほぼ直立する形で返し部186を設けているが、図中に破線で示すように、側壁185の端部を鋭角状に折り曲げることで返し部186aを形成してもよい。本実施例では、返し部186は断面コの字形となっているが、返し部186は、U字形、J字形、L字形など種々の形状で構成することが可能である。また、本実施例では、側壁185の後端に返し部186を形成したが、同様の形状の部位を、側壁185の途中に設けるようにしてもよい。更に、返し部186の端は必ずしもカバー180の前方に向ける必要はなく、開口に平行な平面状の壁を形成するようにしてもよい。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。本実施例のカバー180は、必ずしも遊技機100の全スピーカに取り付ける必要はなく、少なくとも一部に用いればよい。本実施例のスピーカユニット160の構造は、スロットマシンとしての遊技機100の他、パチンコ機など種々の遊技機に適用することができる。また、遊技機100に限らず、スピーカのコーンを突き破って不正行為が行われるおそれがある種々の装置に適用可能である。
本実施例のカバー180は、不正行為の防止という効果の他、スピーカユニット160の取り付け時に、コーン172が工具等によって傷つけられることを防止する効果も奏する。従って、カバー180は、不正行為の対象となるおそれがないスピーカ170に対して用いても良い。
実施例としての遊技機100の正面図および側面図である。 ドア150の裏側の構造を示す説明図である。 本体110の内部構造を示す説明図である。 スピーカを前方から見た状態の分解斜視図である。 スピーカを後方から見た状態の分解斜視図である。 スピーカユニット160の側面図である。 カバー180の形状を示す説明図である。
符号の説明
100…遊技機
110…本体
111…リール
120…電源ボックス
121…制御基板
150…ドア
151…メダル投入口
152…停止ボタン
153…レバー
154…開口窓
155…ディスプレイ
160…スピーカユニット
170…スピーカ
171H…孔
171…フランジ
172…コーン
173…コイル収納部
174…磁石
180…カバー
181…カバーフランジ部
181H…孔
182…ツメ
185…側壁
186、186a…返し部
190…エンクロージャ

Claims (6)

  1. コーンを振動させて前面から音声出力するスピーカを備えた遊技機であって、
    前記スピーカの少なくとも一部には、前記コーンの背面側を覆うカバーが取り付けられており、
    前記カバーは、
    前記コーンの背面が外部から視認できないように覆う側壁部と、
    前記スピーカの後端が突出するように設けられた開口部とを有する遊技機。
  2. 請求項1記載の遊技機であって、
    前記スピーカは、後端に前記コーンを振動させるためのコイルおよび磁石を有しており、
    前記側壁部は、前記コイルを収容する収容部および前記磁石の少なくとも一部が突出可能に形成されている遊技機。
  3. 請求項1または2記載の遊技機であって、
    前記側壁部には、該側壁内面の接線ベクトルの成分のうち、前記スピーカの前面から背面に向かう方向における成分を正値から0または負に変化させる返し部が、前記開口部に至るいずれかの部位に形成されている遊技機。
  4. 請求項1〜3いずれか記載の遊技機であって、
    前記カバーには、前記スピーカを係止するための係合部が設けられている遊技機。
  5. 請求項1〜4いずれか記載の遊技機であって、
    前記カバーの側壁部は、熱硬化性樹脂、金属、セラミックスのいずれかで形成されている遊技機。
  6. コーンを振動させて音声出力するスピーカの背面側を覆うカバーであって、
    前記コーンの背面が外部から視認できないように覆う側壁部と、
    前記スピーカの後端が突出するように設けられた開口部とを有するカバー。
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