JP5540247B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5540247B2 JP5540247B2 JP2010068608A JP2010068608A JP5540247B2 JP 5540247 B2 JP5540247 B2 JP 5540247B2 JP 2010068608 A JP2010068608 A JP 2010068608A JP 2010068608 A JP2010068608 A JP 2010068608A JP 5540247 B2 JP5540247 B2 JP 5540247B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- plate
- gaming machine
- members
- slot machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
Description
遊技機から払出された遊技媒体は、現金などの有価価値を有する景品と交換することができるため、遊技機に不正を働いて、遊技機から遊技媒体を窃取する不正行為が後を絶たない。
警告音には、遊技機の扉が開放されたときに出力される扉開放音、遊技媒体を払出す払出装置が強制操作されたときに出力される払出エラー音、また、スロットマシンにおいては、大当りの設定確率を変更中に出力される設定変更音などがあり、スピーカは、遊技機が異常状態にあることを外部に知らしめ、不正行為の発生を抑止する装置として機能している。
そのため、近年では、遊技機外部から針金・セル板などの長物(以下、不正具という)を機内に侵入させてスピーカの振動板(コーン紙)を突き破る行為が多発している。
例えば、特許文献1に示される遊技機では、スピーカグリル部とスピーカの振動板との間に、不正具の侵入を阻止するファン、ワイパなどの移動部材を配置している。
また、特許文献2に示される遊技機では、スピーカグリル部とスピーカの振動板との間に、不正具の侵入を阻止する多孔部材(振動体カバー)を配置するとともに、スピーカグリル部の孔方向と多孔部材の孔方向を相違させている。
また、特許文献2に示される遊技機では、たとえ孔方向が相違していても、あらかじめ曲げた針金等をスピーカグリル部の音出力孔から挿入すると、多孔部材の音出力孔も通過する可能性があるので、不正具によるスピーカの破壊を防止する構造としては不十分であった。
遊技機には、パチンコ機、スロットマシン、アレンジボール、雀球など様々な機類があるが、本実施形態では、メダルを遊技媒体とするスロットマシンに本発明を適用した場合について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの外観を示す概略斜視図、図2は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示す概略斜視図である。
さらに、前扉1aには、各リール41a,41b,41cに表示された図柄を視認可能とする表示窓6が、各操作手段の上側に設けられている。また、前扉1a下部には、メダルを払い出すメダル払出口8、払い出されたメダルを貯留する貯留皿81、効果音や警告音を出力するスピーカ9などが設けられている。
また、筐体1bの下部には、メダルの貯留・払出しを行うメダル払出装置7が設けられる。メダル払出装置7には、メダルを貯留するホッパー7aが設けられ、メダル投入口2より投入されたメダルは、メダルセレクタ2aにより検出されるとともに、ホッパー7aに誘導されるようになっている。
ゲーム可能なメダル数となったときに、スタートレバー3が操作されると、制御部10は、ドラムユニット4を駆動して、各リール41a,41b,41cを回転させる制御を行う。
以下、本実施形態のスピーカ取付部構造について、各図を参照して詳述する。
図3は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンのスピーカ取付部を示す分解斜視図、図4は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンのスピーカ取付部を示す内部正面図、図5は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンのスピーカ取付部を示す側断面図(図4中のA−A断面図)、図6は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンのスピーカ取付部を示す側断面図(図4中のB−B断面図)である。
2枚の板状部材97a、97bは、スピーカグリル95に形成したような多数の音出力孔96を有することなく、面一の板状部材で形成されている。
詳細には、板状部材97aは、図4及び図5に示すように、スピーカ9から間隔D1(例えば、3mm)をあけてスピーカ9に面する位置に配置され、スピーカ9の開口91を上半分以上覆うように形成されている。
このように配置することで、スピーカ9を側面から見た側面視においては、間隔D1の出力経路が確保され、スピーカ9を正面から見た正面視においては、下半分に角度α(例えば、150度)の開口91が確保される。すなわち、スピーカ9の開口91を塞ぐことなく、音声の出力経路を確保しつつ、スピーカ9の正面に向かって直進する不正具の侵入領域を極力狭めることができる。
また、板状部材97aには、ねじ99を用いて板状部材97bを固定するねじ固定部97a−1が形成されている。このねじ固定部97a−1は、板状部材97aのスピーカ9正面を横切る部分である下端部近傍に形成されている。
詳細には、板状部材97bは、図4及び図5に示すように、遊技者側に面する位置に、間隔D2(例えば、5mm)をあけて板状部材97aと並列され、板状部材97aで覆われない領域を補完するように、開口91の下半分を覆う。
そのため、板状部材97bには、スピーカ9の中心からずれた位置に、板状部材97aに固定するためのねじ穴97b−1と、突片98に固定するためのねじ穴97b−2と、突片98に固定する際の位置決め用の二つの孔97b−3が形成されている。
板状部材97bは、ねじ穴97b−1を介してねじ固定部97a−1に固定され、ねじ穴97b−2を介して突片98に形成されたねじ固定部98aに固定される。また、板状部材97bは、孔97b−3を介して突片98に形成された凸部98bと嵌合し、突片98に対して位置決めされる。
なお、ねじ穴97b−1は、板状部材97bのスピーカ9正面を横切る部分である上端部近傍に形成されている。
この重合部Wは、所定幅(例えば、20mm)でスピーカ9正面をほぼ横断するように形成されている。これにより、出力経路Sにおいて曲率の小さいU字状の経路(折り返し)がスピーカ9正面に亘って形成されるため、不正具の侵入経路が迷路状になる。
これは、遊技者側に面する位置に配置する板状部材97bを、開口91の下半分を覆うように形成することで、出力経路Sの終端部開口Kが上方を向くことになる。
スロットマシンのみならずパチンコ機においても、貯留皿81は一般的に遊技機の最下部に設置されていることから、出力経路Sの終端部開口Kを上方に向けることで、後面側に内蔵されたスピーカ9からの音出力を遊技者の耳に届けることができる。
このようにすると、貯留皿81に多くのメダルが溜まっている状況でも、終端部開口Kがメダルによって塞がれることを防止し、スピーカ9の発生音を遊技者に向けて確実に出力することができる。
すなわち、板状部材97bは、ねじ穴97b−1を介してねじ固定部97a−1に固定され、ねじ穴97b−2を介して突片98に形成されたねじ固定部98aに固定されている。このように板状部材97bを複数の固定部において固定することにより、スピーカ9の音圧により発生する板状部材97bの振動によるビリつきを防ぐことができる。
また、一方の板状部材97aにとっても、同様にこの部分(下端部近傍)は、自由端側となることから、ねじ固定部97a−1を介して板状部材97bと固定されることで、この部分の振動を抑えることができる。つまり、板状部材97a,97bにおいてスピーカ9正面を横切る端部同士(重合部W)を固定することで、端部側が自由端となって振動することが抑えられ、保護板97の振動によるビリつきを防ぐことができる。
しかも、本実施形態の一方の板状部材97aは、前扉1aの一部を利用して形成されるので、部品点数を削減し、より安価に実施することができる。
例えば、本実施形態では、所定の間隔をあけて交互に(互い違いに)重なり合う板状部材の枚数を2枚とし、これら2枚の板状部材によってU字状に屈曲した出力経路を形成しているが、板状部材の枚数を3枚以上とし、より複雑な不正具の出力経路(不正具の侵入経路)を形成するようにしてもよい。また、この場合には、重合部Wの幅をそれぞれ違えるように重ね合わせることもできる。
1a 前扉
1b 筐体
9 スピーカ
81 貯留皿
91 開口
92 振動板
95 スピーカグリル
96 音出力孔
97 保護板
97a 板状部材
97b 板状部材
K 終端部開口
S 出力経路
W 重合部(重なる領域)
Claims (5)
- 音声を出力するスピーカを備える遊技機において、
屈曲した音声の出力経路を形成させつつ、前記スピーカ正面側を覆う保護部材を備え、
前記保護部材は、複数の部材で形成され、
前記複数の部材は、前記スピーカを側面から見た側面視において、前記スピーカ正面側に間隔をあけて配置されるとともに、前記スピーカを正面から見た正面視において、重なる領域が形成されるように配置されることを特徴とする遊技機。 - 音声を出力するスピーカを備える遊技機において、
屈曲した音声の出力経路を形成させつつ、前記スピーカ正面側を覆う保護部材を備え、
前記保護部材を複数の部材で形成する場合において、前記複数の部材を前記スピーカ正面側に固定する固定部を備え、
前記固定部は、
近接する前記複数の部材同士の、前記スピーカ正面で重なる端部近傍を固定することを特徴とする遊技機。 - 前記スピーカを遊技媒体が貯留される貯留皿の後面側に内蔵させ、
前記複数の部材のうち、遊技者に面する部材を、前記出力経路の終端開口部が上方に形成されるように配置した請求項1又は2記載の遊技機。 - 前記終端開口部を、前記貯留皿に貯留される遊技媒体の最大貯留高さよりも高い位置に形成した請求項3記載の遊技機。
- 前記複数の部材のうち、前記スピーカに面する部材は、前記スピーカから所定の間隔をあけて配置されるとともに、前記スピーカ正面を半分以上覆う請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010068608A JP5540247B2 (ja) | 2010-03-24 | 2010-03-24 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010068608A JP5540247B2 (ja) | 2010-03-24 | 2010-03-24 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011200327A JP2011200327A (ja) | 2011-10-13 |
JP5540247B2 true JP5540247B2 (ja) | 2014-07-02 |
Family
ID=44877758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010068608A Active JP5540247B2 (ja) | 2010-03-24 | 2010-03-24 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5540247B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7485337B2 (ja) * | 2020-04-01 | 2024-05-16 | 株式会社北電子 | 遊技機 |
JP2023047406A (ja) * | 2021-09-27 | 2023-04-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3892058B2 (ja) * | 1995-02-21 | 2007-03-14 | アルゼ株式会社 | 遊技機 |
JPH1133162A (ja) * | 1997-07-23 | 1999-02-09 | Aruze Kk | 遊技機 |
JP2004236757A (ja) * | 2003-02-04 | 2004-08-26 | Samii Kk | 遊技機 |
JP4942376B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2012-05-30 | 株式会社北電子 | 遊技機 |
JP4652366B2 (ja) * | 2007-03-23 | 2011-03-16 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
-
2010
- 2010-03-24 JP JP2010068608A patent/JP5540247B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011200327A (ja) | 2011-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
USRE46472E1 (en) | Slot-type gaming machine with improved cabinet | |
EP2012282A2 (en) | Gaming machine | |
JP2009018019A (ja) | 遊技機 | |
JP7140390B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4568163B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5046377B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5540247B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2007143917A (ja) | 遊技機の操作部構造 | |
JP4290588B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4476239B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4942111B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2008229230A (ja) | 遊技機 | |
JP6542821B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4476240B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4807674B2 (ja) | スロットマシン | |
JP2001037948A (ja) | 遊技機の扉開放検出用ドアセンサ保護構造 | |
JP5079553B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6532905B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2019118431A (ja) | 遊技機 | |
JP5434009B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2019080952A (ja) | 遊技機 | |
JP2005296029A (ja) | 遊技機 | |
JP7127829B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4669073B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4833344B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130314 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140304 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140325 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140402 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5540247 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |