JP4807674B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば可変表示領域に予め定められた特定の表示態様が表示された場合等において遊技者に所定の遊技価値が付与されるスロットマシンに係わり、特に各種遊技状態に対応する遊技効果音を出力可能な音響出力装置を備えるスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスロットマシンとしては、外周に複数種のシンボルを有する例えば3つのリールにより構成され、コイン投入後にスタートレバーなどの操作によって前記リールが前記シンボルが概ね識別され得る程度の速度にて回転されることによりゲームが開始され、遊技者がストップボタンを介して前記各リールの回転を停止した時に、所定のシンボルの組み合わせが有効ライン上に揃って入賞条件が成立すると、遊技者に所定枚数のコインが払い出されるようになっている。
【0003】
これら入賞内容としては、例えば再遊技(次ゲームもコイン投入無しで同条件で再びゲームが出来る)や所定枚数(例えば10枚)のコインの払出しがある小当たりや、いわゆるビッグボーナス(以下BBと称する)やレギュラーボーナス(以下RBと称す)等のように、多数のコインを獲得することが可能となる遊技状態への移行の成立条件となる大当たり等がある。
【0004】
そしてこのようなスロットマシンにあっては、一般的にスピーカを備えており、上述のような遊技中において、例えばコインの投入、スタートレバー操作、ストップボタン操作等の各種動作がなされた場合や、特定のシンボルの組み合わせが有効化された有効ライン上に揃って入賞条件が成立した場合、あるいはビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲームが実行されている場合等、各種遊技状態に対応する遊技効果音が前記スピーカから出力され、遊技の興趣を盛り上げるようになっている。
【0005】
このようなスロットマシンは、通常、内部に各種装置等を収容可能な前面が開口する本体部と、前記開口を開閉自在とする開閉パネルと、から筐体が構成され、開閉パネルを開放することにより、内部の各種装置のメンテナンスや、コインの補充等が行えるようになっている。特にスピーカより出力される遊技効果音が、前記筐体の所定箇所に形成される放音部を介して筐体外部に放出されるようになっていることが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のようなスピーカは、前記開閉パネルの裏側に設けられることが多いため、開閉パネルの閉塞時において生じる衝撃等により破損したり故障することがあった。
【0007】
また、このような開閉パネルは例えば蝶番等を介して本体部に対して取り付けられていることが多いため、遊技効果音を出力する際にスピーカに発生する振動により開閉パネルが振動しやすく、遊技効果音の音質が低減する恐れがあった。
【0008】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、遊技効果音を出力可能な音響出力装置の破損や故障等を防止するとともに、出力する遊技効果音の音質を低減させることのないスロットマシンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のスロットマシンは、複数種のシンボルを可変表示可能な可変表示領域を有する可変表示手段と、前記可変表示領域に表示されるシンボルを停止させることが可能な停止操作手段と、を備え、前記可変表示領域の表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場合に、遊技者に所定の遊技価値が付与されるようになっているとともに、遊技効果音等を出力可能な音響出力装置を備えるスロットマシンであって、該スロットマシンを構成する筺体は、前面が開口し内部に各種装置等を収容可能な本体部と、該本体部の前面開口を開閉自在とする開閉パネルとから構成されており、前記音響出力装置は、前記本体部の内部所定箇所に配設されるとともに該音響出力装置より出力される前記遊技効果音が音導管を介して前記開閉パネルの所定箇所に形成される放音部から放出されるようになっており、前記音導管は前記本体部に形成された第1音導管と前記開閉パネルの裏面に形成された第2音導管とで構成され、
前記第1音導管は直線状に形成されるとともに前記第2音導管と当接する第1当接部を備え、
前記第2音導管は屈折状に形成されるとともに前記第1音導管と当接する第2当接部を備え、
前記開閉パネルの閉塞時において、前記第1当接部と前記第2当接部を直線状に当接することで形成される前記音導管は屈折状を形成して前記遊技効果音が放出されるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、開閉パネルの閉塞時に生じる衝撃による音響出力装置の破損や故障が発生しにくくなるばかりか、各種装置が収容され、大きな振動等が発生しにくい本体部の内部所定箇所に配設されることで、遊技効果音の出力により本体部に生じ得る振動等による遊技効果音の音質の低減が防止される。また、音響出力装置より出力される遊技効果音が筐体内へ放出されることなく音導管を介して放音部より外部に放出されるため、遊技効果音の音質の低減が効果的に防止される。さらに、開閉パネルの開閉操作時において音導管が邪魔になることがない。
【0010】
本発明のスロットマシンは、前記第1音導管の前端開口周縁にフランジを形成し、該フランジにパッキンを固着したことが好ましい。
このようにすれば、開閉パネルの閉鎖時における音漏れや接続時における衝撃を吸収することができる。
【0011】
本発明のスロットマシンは、前記第2音導管の前端開口の大きさは前記音響出力装置の大きさより小さいことが好ましい。
このようにすれば、第2音導管により、音響出力装置の大きさより小さい第2音導管の前端開口を形成することができる。
【0012】
本発明のスロットマシンは、前記音響出力装置が、前記本体部の内部に配設される遊技媒体貯留部の近傍に配設されていることが好ましい。
このようにすれば、遊技媒体貯留部内に所定重量を有する遊技媒体が多量に貯留されることにより、音響出力装置が遊技効果音の出力により振動しても、本体部における前記遊技媒体貯留部の近傍が容易に振動することはないので、音質の低減が効果的に防止される。
【0013】
本発明のスロットマシンは、前記放音部が、前記開閉パネルにおける少なくとも左右側にそれぞれ設けられていることが好ましい。
このようにすれば、簡単な構成で、遊技効果音に広がりを持たせることが出来る。
【0014】
本発明のスロットマシンは、前記左右の放音部が、前記遊技効果音をそれぞれ遊技者側に向けて放出するように設けられていることが好ましい。
このようにすれば、遊技効果音が、遊技者の周囲から、かつ、遊技者に向けて放出されるので、遊技者における遊技効果音の聴取性が向上する。
【0015】
本発明のスロットマシンは、前記放音部より、方向に対応する個別の遊技効果音が放出されるようになっていることが好ましい。
このようにすれば、遊技効果音をステレオ再生することが出来るため、遊技効果音の高音質化が図れる。
【0016】
本発明のスロットマシンは、前記停止操作手段が、複数設けられる前記可変表示領域それぞれに対応して設けられるとともに、前記各停止操作手段の停止操作に応じて、前記各停止操作手段それぞれに対応付けられた放音部から所定の遊技効果音が放出されるようになっていることが好ましい。
このようにすれば、遊技者は停止操作を行った停止操作手段の操作位置を、放音部より放出される遊技効果音の方向性により認識することが可能となり、遊技の興趣が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず図1には、本発明に係るスロットマシンの一例となるスロットマシン1の正面図が示されている。スロットマシン1の前面の所定箇所には、内部に設けられる可変表示手段としての可変表示装置70(図2参照)によって可変表示されるシンボル等の識別情報を遊技者に視認させるための表示窓5L、表示窓5C、表示窓5Rからなる可変表示部71が設けられている。
【0018】
遊技者が遊技を行なう場合、遊技者は、まず投入指示ランプ19が点灯または点滅しているときに、有価価値の一例であるコインやクレジットを使用して所望の大きさの有価価値を賭ける。
【0019】
このスロットマシン1は、コイン投入口18から投入したコインや、賞品として付与されるコインをクレジットとしてスロットマシン1内部に設けられた記憶部(図示略)等に蓄積させておくことが出来るようになっており、ゲームを開始する場合においては、コインをコイン投入口18から投入するか、あるいはクレジットを使用することにより、所望の大きさの有価価値を賭けることが出来るようになっている。
【0020】
図示しない記憶部には、所定の大きさの有価価値(本実施例ではコイン50枚分に相当する有価価値)をクレジットとして予め記憶させておくことができ、記憶されたクレジット数(コインの枚数)はクレジット表示器26に表示されるようになっている。また、クレジットを使用する場合は、3枚賭け用のクレジット操作ボタン14a、または1枚賭け用のクレジット操作ボタン14bを押圧すればよく、3枚賭け用のクレジット操作ボタン14aが押圧されるとクレジット表示器26からクレジット数が「3」だけ減算表示されてコイン3枚分の賭数が設定され、また、1枚賭け用のクレジット操作ボタン14bが押圧されるとクレジット表示器26からクレジット数が「1」だけ減算表示されてコイン1枚分の賭数が設定される。なお、73はクレジットされた有価価値を遊技者に払い戻す場合に操作するための精算ボタンであり、この精算ボタン73を押圧操作することにより、クレジット表示器26に表示された枚数分のコインが遊技者に返却されるようになっている。
【0021】
遊技者により例えば1枚のコインがコイン投入口18から投入されるとスタートランプ72が点灯され、スタートレバー12が操作可能となってゲームが開始可能な状態となった旨が示されるとともに、表示窓5L、5C、5Rにおける中段の横1列の有効ラインL1(当りライン)に対応する有効ライン表示ランプ21が点灯されて、有効ラインL1が有効となった旨が示される。
【0022】
また、遊技者により2枚のコインがコイン投入口18から投入された場合は、表示窓5L、5C、5Rにおける上、中、下段の横3列の有効ラインL1、L2、L2’に対応する有効ライン表示ランプ21、22が点灯されて計3本の有効ラインL1、L2、L2’が有効となり、さらに、遊技者により3枚のコインがコイン投入口18から投入された場合は、表示窓5L、5C、5Rにおける上、中、下段の横3列の有効ラインL1、L2、L2’と斜め対角線上2列の有効ラインL3、L3’に対応する有効ライン表示ランプ21、22、23が点灯されて計5本の有効ラインL1、L2、L2’、L3、L3’が有効となる。
【0023】
このようなコインやクレジット等の有価価値の賭数に応じて有効化される有効ラインの本数、及び形状等は任意に変更可能であり、本実施例の形態に限定されるものではない。また、賭数に応じて有効化される有効ラインの本数も任意に設定変更可能であり、例えば1枚のコイン投入により上記5本全ての有効ラインL1、L2、L2’、L3、L3’が有効化されるようにしてもよい。
【0024】
次に、スタートランプ72が点灯した状態でスタートレバー12を押圧操作すれば、可変表示装置70が作動して各表示窓5L、5C、5Rにおいて複数種類のシンボルが連続的に変化するように表示される。そして、遊技者が各表示窓5L、5C、5Rの下方にそれぞれ対応して設けられた各停止ボタン9L、9C、9Rを押圧操作すれば、それぞれに対応する各表示窓5L、5C、5Rにおける上、中、下段の表示領域に各シンボルが停止される。
【0025】
各停止ボタン9L、9C、9R内には、停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作を有効に受付ける状態になった旨を点灯または点滅表示する操作有効ランプ11L、11C、11Rがそれぞれ設けられており、各停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作に応じて消灯するようになっている。また、これら停止ボタン9L、9C、9Rの周囲には、例えばビッグボーナスへの移行を許容することが決定された場合等において点灯される表示ランプ105が設けられている。
【0026】
停止ボタン9L、9C、9Rを押圧操作する順序は不定であり、遊技者が任意に選択することができ、例えば、最初に左側の停止ボタン9Lを押圧するとそれに対応する操作有効ランプ11Lが消灯して表示窓5L内にシンボルが停止表示され、中央の停止ボタン9Cを押圧すると操作有効ランプ11Cが消灯して表示窓5C内にシンボルが停止表示されることになる。このように3つのうちいずれか2つの表示窓(例えば表示窓5L、5C)内にシンボルが停止表示された段階で、両表示窓における所定の有効ライン上に同種のシンボルが揃って停止表示された場合にはリーチが成立する。なお、遊技者が停止ボタン9L、9C、9Rを押圧操作しない場合には、所定の可変表示時間の経過により各表示窓5L、5C、5Rに表示される表示内容が、例えば表示窓5L、表示窓5C、表示窓5Rの優先順序で自動的に順次停止する。
【0027】
そして、このように可変表示装置70が停止された時点において、賭数に応じて有効化されたいずれかの有効ライン上に、予め定められた特定のシンボルの組み合わせが表示された場合は入賞となり、所定枚数のコインの払出しが行われること等により所定の有価価値が遊技者に付与されることになる。また、特に予め定められた特別シンボルの組み合わせが表示されて大当たりに入賞した場合等にあってには、コインの払出しが行なわれるとともに、遊技者にとって有利な特別遊技状態としてのBB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)が提供されること等により所定の遊技価値が付与されるようになっている。
【0028】
本実施例におけるスロットマシン1は、前面が開口する本体部2a(図2参照)と、本体部2aの側端に回動自在に枢支された前面パネル2b(図3参照)とからなる筐体2により構成されており、本体部2a内には各種装置が収容されているとともに、施錠装置3に所定のキーを挿入して時計回り方向に回動操作することにより施錠が解除されて前面パネル2bが開成可能状態となり、内部に収容された各種装置のメンテナンスやコインの補充等を行えるようになっている。また、後述するビッグボーナスが終了したり、遊技中にエラーが生じた場合等にはリセット操作を行なわない限り再びゲームの続行可能な状態にはならないのであり、そのリセット操作は施錠装置3に所定のキーを挿入して反時計回り方向へ操作することにより行なわれる。
【0029】
前面パネル2bの前面には、図1に示されるように、前述した各種入賞内容及び各種入賞内容に対応して設定される払出しコイン枚数や、ゲーム内容等が表示される表示パネル77が設けられるとともに、その左右側には、後述する各種遊技効果音を筐体2外部に放音するための放音部78a、78bがそれぞれ設けられている。さらにこの表示パネル77の上方には遊技効果ランプ24が複数設けられており、ビッグボーナスやレギュラーボーナス中、及びコインの払い出し時等、様々な状態において種々の発光態様にて点灯される。また、前面パネル2bの前面下部に突設されたコイン貯留皿30近傍には、各種遊技効果音を筐体2外部に放音するための放音部79が設けられている。なお、20はゲームオーバランプであり、スロットマシンが打止(ゲームオーバ)になったときに点灯または点滅表示される。
【0030】
また、前面パネル2bの前面には、コイン投入口18より投入されたコインのコイン詰まりを解消する際に用いられるコイン返却ボタン16と、実行されているビッグボーナスゲームやボーナスゲームの回数を切替表示し得るゲーム回数表示器25と、所定内容の入賞が成立した場合に付与されたコイン枚数を表示する払出数表示器27と、がそれぞれ設けられている。なお、所定内容の入賞が成立した場合に遊技者に付与されるコイン枚数は、各入賞内容に対応してそれぞれ予め設定されているとともに、通常、前記記憶部の記憶上限(50枚)を越えない範囲内で付与される有価価値はクレジットとして記憶され、その記憶の上限(50枚)を越える場合にはその上限を越える枚数分のコインがコイン払出口29からコイン貯留皿30に払出されるように構成されている。
【0031】
図2には本体部2aの内部構造図が示されている。本体部2a内略中央部には、複数種のシンボルが印刷された帯状のリールシート(図5参照)が外周に巻回されたリール6L、リール6C、リール6Rを複数(本実施例では3個)有する可変表示装置70が設けられている。それぞれのリール6L、6C、6Rは、各々に対応して設けられたステッピングモータからなるリール駆動モータ7L、7C、7Rによりそれぞれ独立して回転、停止するように構成されており、各リール6L、6C、6Rが回転することにより、各表示窓5L、5C、5R内において前記各種シンボルが連続的に変化しつつ表示されるようになっている。
【0032】
各リール6L、6C、6R内には、各リールの基準位置を検出するリール位置検出センサ8L、8C、8Rが設けられており、このリール位置検出センサ8L、8C、8Rにより所定のシンボルの停止位置を導出出来るようになっているとともに、リール6L、6C、6Rにおける特定領域を裏面から個別に照射可能な複数の照射ランプ100〜102が、それぞれ上、中、下段に3つずつ設けられており、主にバックライトとして機能している。
【0033】
可変表示装置70の下方には、コイン投入口18より投入されたコインを貯留するコイン貯留タンク37が、本体部2aを構成する下板上面に固設された案内レール80を介して前方に引き出し可能に配設されている。コイン貯留タンク37の下方部分にはコイン払出モータ38が設けられており、このコイン払出モータ38が回転することによりコイン貯留タンク37内のコインがコイン排出口40から排出される。排出されたコインは、コイン排出口40の近傍に設けられる払出しコインセンサ39により検出された後、後述する返却コイン流路95を介してコイン払出口29よりコイン貯留皿30まで払い出される。なお、コイン払出モータ38は、払出しコインセンサ39により所定枚数の払出コインが検出された時点で停止するように制御されている。
【0034】
コイン貯留タンク37の側部には、前面に入賞確率を変更可能とする確率設定スイッチ44、電源スイッチ81、ビッグボーナスの終了時や遊技中にエラーが生じた場合等において再びゲームを続行可能な状態にリセットするためのリセットスイッチ82等が配設された電源ユニット83が配設されている。確率設定スイッチ44は、遊技場の管理者等が所持する特定のキーを電源ユニット83の前面上部に設けられたキー差込口84に挿入して所定のキー操作を行なうことで操作可能となるように構成されている。
【0035】
また、コイン貯留タンク37の上方左右側には、音響出力装置としての高音用のスピーカ110、111が、それぞれ本体部2aの側板123所定箇所に固設された固定片124を介して固設されており、また、コイン貯留タンク37の下側には、音響出力装置としての低音用のスピーカ28が、それぞれ本体部2aの底板125所定箇所に固着された固定片126を介して固設されている。なお、これら各スピーカ28、110、111の前側には、後述する音導管127a、128a(図9(a)、(b)参照)がそれぞれ取り付けられている。なお、45は本実施例におけるスロットマシンの遊技制御を行う制御部であり、マイクロコンピュータ等を含む。
【0036】
図3には、前面パネル2bの裏面構造図が示されており、この前面パネル2bの裏面略中央部には、コイン投入口18から投入されたコインをコイン貯留タンク37に導く投入コインセレクタ35が固設されている。この投入コインセレクタ35の上流側には、不正コイン排出部94が設けられており、大きさや厚みが適正コインと異なる不正コインは、投入コインセレクタ35の下方に設けられる返却コイン流路95の上部投入口に排出され、コイン払出口29を介してコイン貯留皿30に返却されるようになっている。
【0037】
不正コイン排出部94の下流側には、流下するコイン流路を選択的に切り替え可能とする流路切替ソレノイド33が設けられている。通常時において流路切替ソレノイド33は励磁されており、流下するコインは流路を切り替えられることなく流下し、下流側に設けられた投入コインセンサ36により検出された後、コイン貯留タンク37内に貯留されるようになっている。そして例えばクレジット数が50に達している場合において、コイン投入口18よりコインが投入されたり、遊技者にコインが払出される場合、流路切替ソレノイド33の励磁が解除されて流路が切替わり、コインは返却流路を経て返却コイン流路95に導かれるようになっている。
【0038】
また、表示窓5L、5C、5Rの左右側には、前面パネル2bの閉塞時において下端が前述した音導管127aの前端に当接する音導管127bが上下方向に延びるように固設されているとともに、返却コイン流路95の下方には、前面パネル2bの閉塞時において後端が前述した音導管128aの前端に当接する音導管128bが固設されている。
【0039】
このように本実施例におけるスロットマシン1にあっては、本体部2a内所定箇所に音響出力装置としてのスピーカ28、110、111が設けられており、例えばコインのコイン投入口18への投入、スタートレバー12の操作、停止ボタン9L、9C、9Rの操作等、遊技中において各種動作がなされた場合や、特定のシンボルの組み合わせが有効化された有効ライン上に揃って表示され、所定内容の入賞条件が成立した場合、あるいはビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲームが実行されている場合等の各種遊技状態において、該遊技状態に対応する所定の遊技効果音等が各スピーカ28、110、111から出力されるようになっている。
【0040】
図4は、スロットマシン1に用いられている制御回路を示すブロック図である。制御回路は、制御中枢としての制御部45を含み、制御部45は、以下に述べるようなスロットマシン1の動作を制御する機能を有している。制御部45は、例えば数チップのLSIで構成されており、その中には、制御動作を所定の手順で実行することのできるCPU46と、CPU46の動作プログラムを格納するROM47と、必要なデータの書込みおよび読出しができるRAM48とが含まれている。さらに、CPU46と外部回路との信号の整合性をとるためのI/Oポート49と、電源投入時等にCPU46にリセットパルスを与える初期リセット回路51と、CPU46にクロック信号を与えるクロック発生回路52と、クロック発生回路52からのクロック信号を分周して割込パルスを定期的にCPU46に与えるパルス分周回路(割込パルス発生回路)53と、CPU46からのアドレスデータをデコードするアドレスデコード回路54と、ゲームの開始と同時に所定内容の入賞を事前決定するため等に用いられる乱数を発生させる乱数発生回路103、及び発生された乱数値をサンプリングする乱数値サンプリング回路104と、を含む。
【0041】
CPU46はパルス分周回路53から定期的に与えられる割込パルスに従って、割込制御ルーチンの動作を実行することが可能となる。また、アドレスデコード回路54はCPU46からのアドレスデータをデコードし、ROM47、RAM48、I/Oポート49、サウンドジェネレータ50にそれぞれチップセレクト信号を与える。
【0042】
この実施形態では、ROM47は、その内容の書替え、すなわち、必要が生じた場合にはその中に格納されたCPU46のためのプログラムを変更することができるように、プログラマブルROM47が用いられている。そして、CPU46は、ROM47内に格納されたプログラムに従って、かつ、各種装置からの制御信号の入力に応答するとともに、各種装置に対して制御信号を与える。
【0043】
I/Oポート49には、スイッチ・センサ回路55を介して、コイン投入口18から投入されたコインを検出する投入コインセンサ36と、コイン払出モータ38より払出された払出コインを検出する払出コインセンサ39と、スタートレバー12の押圧操作を検出するスタートスイッチ13と、精算ボタン73の操作を検出する精算スイッチ76と、施錠装置3のキー操作を検出するリセットスイッチ4と、クレジット操作ボタン14の操作を検出するクレジットスイッチ15と、キー差込口84における所定のキー操作を検出するキースイッチ43と、このキースイッチ43により入力受付が可能となる確率設定スイッチ44、電源スイッチ81、リセットスイッチ82と、停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作を検出するストップスイッチ10L、10C、10Rと、コイン貯留タンク37内のコイン量を検出する満タンセンサ42と、リール6L、6C、6Rの位置を検出するリール位置センサ8L、8C、8Rと、が接続されている。
【0044】
また、I/Oポート49には、モータ回路56を介してリール駆動モータ7L、7C、7Rが接続され、また、モータ回路57を介してコイン払出モータ38が接続され、また、ソレノイド回路58を介して流路切替ソレノイド33が接続されているとともに、LED回路59を介して、ゲーム回数表示器25、クレジット表示器26、払出数表示器27がそれぞれ接続されている。また、ランプ回路60を介して、遊技効果ランプ24、投入指示ランプ19、有効ライン表示ランプ21、22、23、操作有効ランプ11L、11C、11R、ゲームオーバランプ20、スタートランプ72、表示ランプ105、照射ランプ100〜102がそれぞれ接続されている。
【0045】
また、アドレスデコード回路54には、サウンドジェネレータ50、及びアンプ61を介して、スピーカ28、110、111がそれぞれ接続されている。なお、前述した各種機器や制御回路には電源回路62から所定の電流が供給される。また、RAM48にはバックアップ電源63から記憶保持のための電流が供給されるように構成されており、停電時により電源回路62からの電流の供給が行なわれなくなっても、確率設定値や遊技状態を所定期間記憶しておくことが出来るように構成されている。
【0046】
また、本実施例におけるCPU46には、通信ケーブル93を介してホール内に設置される管理コンピュータ91とのデータ通信を行うための通信部92が接続されており、異常信号や適宜遊技情報等を管理コンピュータ91に送信出来るようになっている。
【0047】
図5には、前述した各リール6L(左リール)、リール6C(中リール)、リール6R(右リール)の外周に描かれた識別情報としてのシンボルを示す展開図が示されている。図中左側に示した数字はシンボル番号であり、「1」〜「21」の各シンボル番号に対応した「黒7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」、「プラム(以下JACと称す)」などのシンボルを含む21個のシンボルが描かれている。
【0048】
次に、本発明の実施例としてのスロットマシン1に適用された音響出力装置及び放音部78a、78b、79の詳細な構成について以下説明する。
【0049】
本実施例における種々の遊技効果音は、ステレオ方式にて録音されているとともに、これらはサウンドジェネレータ50内に設けられる記憶部(図示略)に、各種遊技状態に対応付けられた状態にて予め登録されており、各種遊技状態において、所定の遊技効果音が選択されてスピーカ28、110、111から出力されるようになっている。
【0050】
この「遊技効果音」は、前述したように、例えばコインのコイン投入口18への投入、スタートレバー12の操作、停止ボタン9L、9C、9Rの操作等、遊技中において各種動作がなされた場合や、特定のシンボルの組み合わせが有効化された有効ライン上に揃って表示され、所定内容の入賞条件が成立した場合、あるいはビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲームが実行されている場合等において出力されるもののみに限定されるものではなく、上記以外の各種遊技状態に対応して出力される遊技効果音も含む。
【0051】
次に放音部78a、78bの詳細な構成を説明する。前面パネル2bにおける上部左右側には、図6〜図8に示されるように縦長円形状の開口113がそれぞれ形成されており、この開口113の前方には、略三角形状のカバー体114が取り付けられるとともに、開口113の裏側には、前述した音導管127bの上端開口が嵌合されている。なお、左右の放音部78a、78bはそれぞれ同様の構成となっているため、図6〜図8においては特に放音部78aの構成のみを説明し、放音部78bの説明は省略するものとする。
【0052】
カバー体114は合成樹脂材により成形されてなり、その前面における上、中、下段位置にそれぞれ形成された円形の穴部には、小径の孔部115が複数形成された鉄材からなるスピーカネット116a、116b、116cが取り付けられており、特に中段のスピーカネット116bは、コーン形スピーカのように形成された凹部の奥側に設けられた穴部に取り付けられている。
【0053】
このように構成されるカバー体114は、前面パネル2b前面における開口113周囲に形成された凹部117内に収容された状態でネジを介して前面パネル2bに取り付けられている。なお、この凹部117は、特に図8に示されるように、前面パネル2bの中央側を向くように形成されている。
【0054】
音導管127bは、図6〜図10に示されるように、合成樹脂材により中空状に、かつ、その上端開口が前方に開放するとともに、下端開口が後方に開放するように側面視略S字状に成形されている。この上端開口は、前面パネル2bに形成された開口113とほぼ同形に形成されており、また、下端開口の周縁にはフランジF(第2当接部)が外向きに形成されている。
【0055】
このように構成される音導管127bは、その先端開口を、前面パネル2bにおける開口113の裏面側に形成された凹部119内に嵌合した状態で、その外側面所定箇所に一体的に形成された複数の取付片120(下方の取付片は図示しない)を、図7、図8に示されるように、前面パネル2bの裏面上部に形成された上下方向に延びる支持片121や、その他前面パネル2bの所定箇所に対してネジ固定することにより取り付けられている。なお、開口113及び凹部119も、前面の凹部117と同様に前面パネル2bの中央側を向くように形成されている。
【0056】
また、音導管127aは、合成樹脂材により中空状に成形され、その前後の開口の周縁にはフランジFがそれぞれ外向きに形成されており、その後端開口が、フランジFを介してスピーカ110の前方に固着されている。また、前端開口の周縁に形成されたフランジFの外面には、音漏れや接続時における衝撃を吸収するためのゴム材からなる環状のパッキン129(図10参照)が固着されている。
【0057】
このように本体部2a側に取り付けられた音導管127aと、前面パネル2b側に取り付けられた音導管127bとは、図9(a)、(b)及び図10に示されるように、前面パネル2bによる本体部2aの前面開口の閉塞時において、音導管127aの前端開口のフランジF(第1当接部)に固着されたパッキン129の前面に、音導管127bの下端開口周縁のフランジF(第2当接部)の後面が当接し、音導管127a、127b内が連通されるようになっている。
【0058】
なお、スピーカ110(111)は、本実施例においては、口径が比較的小径で、高音域を出力するのに適したツィータが使用されているが、これらスピーカ110、111の性能等は特に限定されるものではなく、例えばスピーカはフルレンジ型等を使用してもよい。
【0059】
一方、前面パネル2bにおける下部所定箇所に形成される放音部79には、図1及び図3に示されるように、放音用の複数の小径の孔部122が形成されているとともに、この孔部122の裏面には、合成樹脂材により中空状に成形され、その前後の開口の周縁にフランジF(図3参照)がそれぞれ外向きに形成された音導管128bが、その前端開口の周縁に形成されたフランジ(図示略)を介して前面パネル2bの裏面にネジ等により固設されている。
【0060】
また、音導管128aは、特に詳細な図示はしないが、前述した音導管127aとほぼ同様に合成樹脂材により中空状に成形されるとともに、その前後の開口の周縁にはフランジFがそれぞれ外向きに形成されており、その後端開口が、フランジF(図示略)を介してスピーカ28の前方に固着されている。さらに前端開口の周縁に形成されたフランジFの外面には、前述したパッキン129と同様のパッキン130(図2参照)が固着されており、接続時における衝撃や音漏れが防止されるようになっている。
【0061】
このように本体部2a側に取り付けられた音導管128aと、前面パネル2b側に取り付けられた音導管128bとは、図9(a)、(b)に示されるように、前面パネル2bによる本体部2aの前面開口の閉塞時において、音導管128aの前端開口の周縁のフランジFに固着されたパッキン130の前面に、音導管128bの下端開口の周縁のフランジFの後面が当接し、音導管128a、128b内が連通されるようになっている。
【0062】
なお、スピーカ28は、本実施例においては、口径が比較的大径で、低音域を出力するのに適したウーハーが使用されていが、スピーカ28の性能等は特に限定されるものではなく、例えばスピーカはフルレンジ型等を使用してもよい。
【0063】
また、これら音導管127a、127b、128a、128bの固設位置等は特に限定されるものではなく、任意の位置に固設可能であるが、音質を低減させることのないように、例えば振動の発生しにくい強固な部材に固設することが好ましい。
【0064】
さらに、音導管127a、127bや、音導管128a、128bの接続構造は、図10に示したような接続構造に限定されるものではなく、例えば図11に示されるように、前面パネル2bによる本体部2aの前面開口の閉塞時において、音導管127bの後端が音導管127aの前端開口内に嵌合されるような構造とすること等も可能であり、種々に変形可能である。
【0065】
このように本実施例におけるスロットマシン1にあっては、CPU46は、所定の遊技状態になった場合において、予めROM47等に登録された所定のプログラムに基づいて、該遊技状態に対応する所定の遊技効果音の再生信号をサウンドジェネレータ50に出力する。そしてこの信号を受信したサウンドジェネレータ50は、アンプ61を介して増幅するとともに、再生する遊技効果音における異なる周波数帯域の音を、それぞれ別々のスピーカ28、110、111より出力するようになっている。よって、高価なスピーカ等を使用したりすることなく、簡単な構成で、遊技効果音の高音質化を図ることが出来る。
【0066】
また、特にスピーカ110、111からは、主に再生される遊技効果音における高音域が出力され、この高音域が音導管127a、127bを介して前面パネル2bの上部に設けられる放音部78aより出力されるようになっているとともに、スピーカ28からは主に再生される遊技効果音における低音域が出力され、この低音域が音導管128a、128bを介して前面パネル2bの下部に設けられる放音部78bより出力されるようになっている。よって、遊技効果音における高音域が、図12(a)に示されるように、ホール等に設置されたスロットマシン1にて遊技を行う遊技者Yの上方に出力されることになるので、遊技効果音の聴取性が向上するとともに、また、遊技効果音における低音域が遊技者Yの下方に出力されることになるので、例えばこの低音域の出力を高めても遊技者Yに不快感を与えることなく、迫力あるダイナミックなサウンドを提供出来る。
【0067】
そして、これらスピーカ28、110、111は、内部に各種装置が収容される本体部2aの内部所定箇所に固設されるため、前面パネル2bの閉塞時に生じる衝撃による破損や故障が発生しにくくなる。また、スピーカ28、110、111より出力される遊技効果音は、筐体2内に放出されることなく、音導管127a、127b及び128a、128bを介して放音部78a、78b、79よりそれぞれ外部に放出されるとともに、スピーカ28、110、111は、各種装置等が収容されて所定重量を有するとともに、例えばホール内等における設置台等に固設される本体部2a内に固設されるので、スピーカ28、110、111が遊技効果音の出力時において振動しても本体部2a全体が容易に振動することがないので、遊技効果音の音質の低減が防止される。
【0068】
また、コイン貯留タンク37内には所定重量を有するコインが多量に貯留されることで、本体部2aにおけるコイン貯留タンク37の近傍が振動しにくくなる。よって、特に本実施例のようにこれらスピーカ28、110、111を本体部2aにおけるコイン貯留タンク37の近傍に固設することで、スピーカ28、110、111が遊技効果音の出力により振動しても、本体部2a全体が大きく振動することがないので、音質の低減が効果的に防止される。
【0069】
なお、本実施例においては、スピーカ28、110、111は前述のように全てコイン貯留タンク37の近傍に固設されていたが、本発明にあってはスピーカ28、110、111の固設位置は特に限定されるものではなく、本体部2a内であれば、コイン貯留タンク37近傍以外のスペース、例えば各リール6L、6C、6Rが収容された可変表示装置70の近傍等に固設することも可能である。
【0070】
また、前面パネル2bにより本体部2aの開口が閉塞された状態において、音導管127aと127b、及び128aと128bとが前述のように接続され、すなわち、各スピーカ28、110、111と前面パネル2bの放音部78a、78b、79とが連通されることになるため、前面パネル2bの開閉操作時において音導管127a、127b、128a、128bが邪魔になることがない。
【0071】
なお、本実施例においては、前面パネル2bは蝶番を介して本体部2aの側板123に枢着され、本体部2aの前面開口の閉塞時において音導管127aと127b、及び128aと128bとが接続されるように構成されていたが、本発明にあってはこれに限定されるものではなく、例えば前面パネル2bの開放時において各スピーカ28、110、111と放音部78a、78b、79とが連通されていてもよいし、あるいは音導管をスピーカ、もしくは放音部のいずれかに固定した1つの音導管により構成し、前面パネル2bの閉塞時において音導管の一端の開口が、スピーカもしくは放音部に接続されるような構造とされていてもよい。さらに、前面パネル2bの開閉構造も種々に変形可能であり、例えばスライド構造により開口が開閉出来る前面パネル等においても適用可能である。
【0072】
さらに、各スピーカ28、110、111は、前面が開口する本体部2aと、この前面開口を開閉自在とする前面パネル2bと、により構成される筐体2内に設けられるため、前面パネル2bによる本体部2aの開口の閉塞時において、各スピーカ28、110、111の裏から生じる極性が逆の音が筐体2内に閉じこめられ、前方への回り込みが防止される。すなわち、筐体2がいわゆるエンクロージャとして機能するため、音質の低減が効果的に防止される。
【0073】
また、各スピーカ28、110、111は、その設置位置が音導管127a、127b、128a、128bにより筐体2の前面に設けられる放音部78a、78b、79から遠ざかることになるため、スピーカの振動板等を破壊すること等により行われる本体部2a内部に設置された各種装置への不正行為等を効果的に防止出来る。さらに、前面パネル2bにおける放音部78a、78b、79の裏面側に、スピーカ28、110、111を配設する十分なスペースが設けられない場合にあっても、音導管127a、127b、128a、128bによりスピーカ28、110、111を本体部2a内の空きスペースに効率よく配設出来るのである。
【0074】
なお、本実施例においては、筐体2内に配設される各スピーカ28、110、111より出力される遊技効果音が、全て音導管を介して各放音部78a、78b、79より放出されるようになっているが、言うまでもなく本発明にあっては、本体部2a内に固設されるスピーカより出力される遊技効果音が音導管を介すことなく所定の放音部より外部に放出されるようになっていてもよい。
【0075】
また、特にスピーカ110、111から出力されるそれぞれの遊技効果音を外部に出力する放音部78a、78bを、前面パネル2bにおける左右側にそれぞれ設けたことで、遊技効果音に広がりを持たせることが出来るばかりか、スピーカ110、111自体、及び開口113、カバー体114のスピーカネット116a〜116cを、前面パネル2bにおける中央側を向くように形成したことにより、図9(b)に示されるように、遊技効果音における高音域が遊技者の周囲から、かつ、遊技者に向けて出力されるので、遊技者における遊技効果音の聴取性が向上する。
【0076】
また、遊技効果音がステレオ録音により録音されているとともに、これを出力方向の異なる2つのスピーカ110、111により再生出来るので、遊技効果音の高音質化が図れる。
【0077】
さらに本実施例においては、左側、中央、右側それぞれの停止ボタン9L、9C、9Rの停止操作に伴い、遊技効果音が所定のスピーカ110、111より出力されるようになっている。例えば左側の停止ボタン9Lの停止操作時においては、前記所定の遊技効果音が左側のスピーカ110のみから出力されて放音部78aから放出され、また、右側の停止ボタン9Rの停止操作時においては、前記所定の遊技効果音が右側のスピーカ111のみから出力されて放音部78bから放出され、さらに中央の停止ボタン9Cの停止操作時においては、前記所定の遊技効果音が左右のスピーカ110、111から同時に出力されて放音部78a、78bそれぞれから放出されるようになっている。
【0078】
このように放音部78a、78bをそれぞれ筐体2における別々の箇所に設け、所定の停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作に応じて、押圧された停止ボタン9L、9C、9Rに予め対応付けられた所定の放音部78a、78bからのみ遊技効果音を出力させるようにすることで、遊技者は停止操作を行った停止ボタン9L、9C、9Rの位置を目視することなく、放音部78a、78bより出力される音の方向性により確認することが可能となり、遊技の興趣が向上する。
【0079】
前記各実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0080】
本発明の請求項1は、複数種のシンボルを可変表示可能な可変表示領域(可変表示部71)を有する可変表示手段(可変表示装置70)と、前記可変表示領域に表示されるシンボルを停止させることが可能な停止操作手段(停止ボタン9L、9C、9R)と、を備え、前記可変表示領域の表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場合に、遊技者に所定の遊技価値が付与されるようになっているとともに、遊技効果音等を出力可能な音響出力装置(スピーカ28、110、111)を備えるスロットマシンであって、該スロットマシンを構成する筺体(2)は、前面が開口し内部に各種装置等を収容可能な本体部(2a)と、該本体部の前面開口を開閉自在とする開閉パネル(前面パネル2b)とから構成されており、前記音響出力装置(スピーカ28、110、111)は、前記本体部の内部所定箇所に配設されるとともに該音響出力装置より出力される前記遊技効果音が音導管(127a、127b、128a、128b)を介して前記開閉パネル(前面パネル2b)の所定箇所に形成される放音部(78a、78b、79)から放出されるようになっており、前記音導管は前記本体部(2a)に形成された第1音導管(127a、128a)と前記開閉パネル(前面パネル2b)の裏面に形成された第2音導管(127b、128b)とで構成され、前記第1音導管(127a、128a)は直線状に形成されるとともに前記第2音導管(127b、128b)と当接する第1当接部(フランジF)を備え、前記第2音導管(127b、128b)は屈折状に形成されるとともに前記第1音導管(127a、128a)と当接する第2当接部(フランジF)を備え、前記開閉パネルの閉塞時において、前記第1当接部(フランジF)と前記第2当接部(フランジF)を直線状に当接することで形成される前記音導管(127a、127b、128a、128b)は屈折状を形成して前記遊技効果音が放出されるようになっている。
【0081】
本発明の請求項2は、前記第1音導管(127a、128a)の前端開口周縁にフランジ(F)を形成し、該フランジにパッキン(129)を固着した。
【0082】
本発明の請求項3は、前記第2音導管(127b、128b)の前端開口の大きさは前記音響出力装置(スピーカ28、110、111)の大きさより小さい。
【0083】
本発明の請求項4は、前記音響出力装置(スピーカ28、110、111)が、前記本体部(2a)の内部に配設される遊技媒体貯留部(コイン貯留タンク37)の近傍に配設されている。
【0084】
本発明の請求項5は、前記放音部(78a、78b)が、前記筐体(2)の前記開閉パネル(前面パネル2b)における左右側にそれぞれ設けられている。
【0085】
本発明の請求項6は、前記左右の放音部(78a、78b)が、前記遊技効果音をそれぞれ遊技者側に向けて放出するように設けられている。
【0086】
本発明の請求項7は、前記放音部(78a、78b)より、方向に対応する個別の遊技効果音が放出されるようになっている。
【0087】
本発明の請求項8は、前記停止操作手段(停止ボタン9L、9C、9R)が、複数設けられる前記可変表示領域(可変表示部71)それぞれに対応して設けられるとともに、前記各停止操作手段の停止操作に応じて、前記各停止操作手段それぞれに対応付けられた放音部(78a、78b)から所定の遊技効果音が放出されるようになっている。
【0088】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0089】
例えば、遊技媒体としてコインが使用されていたが、遊技媒体はこのような小片媒体に限られるものではなく、球状のパチンコ玉等を使用してもよい。
【0090】
また、遊技効果音は、上記実施例に記載したような、遊技者により遊技が行われている状態において音響出力装置より出力される種々の遊技効果音に限定されるものではなく、遊技者により遊技が行われていない状態において音響出力装置より出力される種々の遊技効果音等も含む。
【0091】
また、本発明請求項中に記載の「遊技価値」は、上記実施例に記載したような、遊技者に対して付与される有価価値の一例としてのコイン及びクレジット等に限らず、遊技者にとって有利な遊技状態であるビッグボーナスやレギュラーボーナス等、遊技に関連する特典全てを含む。
【0092】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0093】
(a)請求項1項の発明によれば、開閉パネルの閉塞時に生じる衝撃による音響出力装置の破損や故障が発生しにくくなるばかりか、各種装置が収容され、大きな振動等が発生しにくい本体部の内部所定箇所に配設されることで、遊技効果音の出力により本体部に生じ得る振動等による遊技効果音の音質の低減が防止される。また、音響出力装置より出力される遊技効果音が筐体内へ放出されることなく音導管を介して放音部より外部に放出されるため、遊技効果音の音質の低減が効果的に防止される。さらに、開閉パネルの開閉操作時において音導管が邪魔になることがない。
【0094】
(b)請求項2の発明によれば、開閉パネルの閉鎖時における音漏れや接続時における衝撃を吸収することができる。
【0095】
(c)請求項3の発明によれば、第2音導管により、音響出力装置の大きさより小さい第2音導管の前端開口を形成することができる。
【0096】
(d)請求項4項の発明によれば、遊技媒体貯留部内に所定重量を有する遊技媒体が多量に貯留されることにより、音響出力装置が遊技効果音の出力により振動しても、本体部における前記遊技媒体貯留部の近傍が容易に振動することはないので、音質の低減が効果的に防止される。
【0097】
(e)請求項5項の発明によれば、簡単な構成で、遊技効果音に広がりを持たせることが出来る。
【0098】
(f)請求項6項の発明によれば、遊技効果音が、遊技者の周囲から、かつ、遊技者に向けて放出されるので、遊技者における遊技効果音の聴取性が向上する。
【0099】
(g)請求項7項の発明によれば、遊技効果音をステレオ再生することが出来るため、遊技効果音の高音質化が図れる。
【0100】
(h)請求項8項の発明によれば、遊技者は停止操作を行った停止操作手段の操作位置を、放音部より放出される遊技効果音の方向性により認識することが可能となり、遊技の興趣が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されたスロットマシンを示す正面図である。
【図2】図1のスロットマシンの内部構造図である。
【図3】図1のスロットマシンの前面パネルの裏面図である。
【図4】本発明のスロットマシンの構成を示すブロック図である。
【図5】リールの外周に描かれたシンボルを示す展開図である。
【図6】放音部の構成を示す要部斜視図である。
【図7】放音部の縦断面図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【図9】(a)、(b)は、筐体内部におけるスピーカの配設状態を示す概略図である。
【図10】音導管の接続構造を示す要部断面図である。
【図11】音導管の接続構造の変形例を示す要部断面図である。
【図12】(a)(b)は、放音部から出力される遊技効果音の方向性を示す概略図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン
2 筐体
2a 本体部
2b 前面パネル
3 施錠装置
4 リセットスイッチ
5L、5C、5R 表示窓
6L、6C、6R リール
7L、7C、7R リール駆動モータ
8L、8C、8R リール位置検出センサ
9L、9C、9R 停止ボタン
10L、10C、10R ストップスイッチ
11L、11C、11R 操作有効ランプ
12 スタートレバー
13 スタートスイッチ
14a クレジット操作ボタン
14b クレジット操作ボタン
15 クレジットスイッチ
16 コイン返却ボタン
18 コイン投入口
19 投入指示ランプ
20 ゲームオーバランプ
21、22、23 有効ライン表示ランプ
24 遊技効果ランプ
25 ゲーム回数表示器
26 クレジット表示器
27 払出数表示器
28 スピーカ
29 コイン払出口
30 コイン貯留皿
33 流路切替ソレノイド
35 投入コインセレクタ
36 投入コインセンサ
37 コイン貯留タンク
38 コイン払出モータ
39 払出コインセンサ
40 コイン排出口
42 満タンセンサ
43 キースイッチ
44 確率設定スイッチ
45 制御部
46 CPU
47 ROM
48 RAM
49 I/Oポート
50 サウンドジェネレータ
51 初期リセット回路
52 クロック発生回路
53 パルス分周回路
54 アドレスデコード回路
55 スイッチ・センサ回路
56、57 モータ回路
58 ソレノイド回路
59 LED回路
60 ランプ回路
61 アンプ
62 電源回路
63 バックアップ電源
70 可変表示装置
71 可変表示部
72 スタートランプ
73 精算ボタン
76 精算スイッチ
77 表示パネル
78a、78b 放音部
79 放音部
80 案内レール
81 電源スイッチ
82 リセットスイッチ
83 電源ユニット
84 キー差込口
91 管理コンピュータ
92 通信部
93 通信ケーブル
94 不正コイン排出部
95 返却コイン流路
100〜102 照射ランプ
103 乱数値発生回路
104 乱数値サンプリング回路
105 表示ランプ
110、111 スピーカ
113 開口
114 カバー体
115 孔部
116a〜116c スピーカネット
117 凹部
118 ホーン
119 凹部
120 取付片
121 支持片
122 孔部
123 側板
124 固定片
125 底板
126 固定片
127a、127b 音導管
128a、128b 音導管
129、130 パッキン
L1 有効ライン
L2、L2’有効ライン
L3、L3’有効ライン
F フランジ

Claims (8)

  1. 複数種のシンボルを可変表示可能な可変表示領域を有する可変表示手段と、前記可変表示領域に表示されるシンボルを停止させることが可能な停止操作手段と、を備え、前記可変表示領域の表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場合に、遊技者に所定の遊技価値が付与されるようになっているとともに、遊技効果音等を出力可能な音響出力装置を備えるスロットマシンであって、
    該スロットマシンを構成する筺体は、前面が開口し内部に各種装置等を収容可能な本体部と、該本体部の前面開口を開閉自在とする開閉パネルとから構成されており、前記音響出力装置は、前記本体部の内部所定箇所に配設されるとともに該音響出力装置より出力される前記遊技効果音が音導管を介して前記開閉パネルの所定箇所に形成される放音部から放出されるようになっており、
    前記音導管は前記本体部に形成された第1音導管と前記開閉パネルの裏面に形成された第2音導管とで構成され、
    前記第1音導管は直線状に形成されるとともに前記第2音導管と当接する第1当接部を備え、
    前記第2音導管は屈折状に形成されるとともに前記第1音導管と当接する第2当接部を備え、
    前記開閉パネルの閉塞時において、前記第1当接部と前記第2当接部を直線状に当接することで形成される前記音導管は屈折状を形成して前記遊技効果音が放出されるようになっていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記第1音導管の前端開口周縁にフランジを形成し、該フランジにパッキンを固着した請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記第2音導管の前端開口の大きさは前記音響出力装置の大きさより小さい請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記音響出力装置が、前記本体部の内部に配設される遊技媒体貯留部の近傍に配設されている請求項1〜3のいずれかに記載のスロットマシン。
  5. 前記放音部が、前記開閉パネルにおける少なくとも左右側にそれぞれ設けられている請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシン。
  6. 前記左右の放音部が、前記遊技効果音をそれぞれ遊技者側に向けて放出するように設けられている請求項5に記載のスロットマシン。
  7. 前記放音部より、方向に対応する個別の遊技効果音が放出されるようになっている請求項1〜6のいずれかに記載のスロットマシン。
  8. 前記停止操作手段が、複数設けられる前記可変表示領域それぞれに対応して設けられるとともに、前記各停止操作手段の停止操作に応じて、前記各停止操作手段それぞれに対応付けられた放音部から所定の遊技効果音が放出されるようになっている請求項1〜7のいずれかに記載のスロットマシン。
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