JP2567297Y2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2567297Y2
JP2567297Y2 JP1992013779U JP1377992U JP2567297Y2 JP 2567297 Y2 JP2567297 Y2 JP 2567297Y2 JP 1992013779 U JP1992013779 U JP 1992013779U JP 1377992 U JP1377992 U JP 1377992U JP 2567297 Y2 JP2567297 Y2 JP 2567297Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、パチンコ機に関する
もので、特に一対のスピーカ及び複数の表示灯を有する
装飾ユニットを備えるパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、パチンコ機には種々の表
示灯や遊技の雰囲気を盛り上げる効果音を発声するスピ
ーカが配設してある。そして、表示灯の一部とスピーカ
とを一体状にして前枠の上横材に設けるようにしたもの
が、例えば実開平2−17172号公報により提案され
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のパチンコ機のようにスピーカを前枠の上横材に
形成する外部表示灯のランプカバー内に下向きに配設し
たのでは、スピーカが遊技者から離れてしまうと共に、
遊技者が音声を聞き取る方向とスピーカから放声される
方向が一致しないので、聞き取り難く充分な音響効果を
得られない。また、ランプの光とスピーカの音声とが異
なる方向から発せられるので、遊技者に違和感を与え
る。一方、スピーカを配設するための充分なスペースを
確保するには、パチンコ機の重要な構造材である前枠に
孔や切欠を設けなければならず、前枠の強度が低下する
虞れが有り、打球の発射が安定しないなどの悪影響が心
配される。しかも、従来のパチンコ機においては、表示
灯やスピーカ、或いは鍵飾り部材等を夫々別個に形成し
ているので部品点数が多く作業能率が悪かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記に鑑み提
案されたもので、外枠に対して一側を開閉可能に蝶着さ
れた前枠と、前枠に形成された窓部にガラスを介して臨
ませた遊技部と、複数の表示灯及び一対のスピーカが一
体に設けられた装飾ユニットと、入賞球に基づいて所望
数の賞球を払い出す賞球払出装置とを備え、前記装飾ユ
ニットを前記ガラスの周りに配置すると共に前記前枠に
重ね合わせる一方、前記複数の表示灯のうちの少なくと
も一つの表示灯を前記賞球払出装置の賞球払出しに同期
させて報知するようにしたものである。
【0005】
【作用】表示灯や鍵飾り部材或はスピーカケース等の装
飾部材をユニット化して、作成、組付作業を容易にする
と共に、スピーカから放声する各種の音を遊技者に効率
良く伝達させる。また、装飾ユニットと前枠とを重合状
に形成して体裁の良いパチンコ機を提供可能である。更
に、賞球払出しに同期させて表示灯により払出しを報知
するすることができ、賞球払出しに関して遊技者に不信
感を与えることがない。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図面に基づいて説明すると、
図1はパチンコ機1の基本的な一例を示す一部を欠截し
た概略正面図である。パチンコ機1は、窓部を有して額
縁状の前枠2の一側を外枠3に開閉可能に蝶着し、上記
窓部には金枠4を設け、該金枠4の上方部分にはガラス
を装着したガラス枠5を開閉可能に軸着し、上記外枠3
及びガラス枠5を施錠装置6で施錠する。また、ガラス
枠5の下方部分には上皿7を設けたフロントプレート8
等からなる上受皿セット9を設け、前枠2の下方部分に
は下皿10を設けた下受皿セット11を設ける。更に、
上記上受皿セット9の裏面側の遊技盤載置台12には、
上皿7から打球発射装置13へ球を一個宛に供給する球
送り装置14を設ける。尚、このパチンコ機1では、上
皿7の後方にスピーカSP1を臨ませると共に上皿7の
下側カバー7aにスリット7bを形成し、スピーカSP
1から賞球音等を放声するようになっている。
【0007】上記前枠2の窓部には、表面側にガイドレ
ール15で囲まれる遊技部16を形成した遊技盤17を
交換可能に臨ませる。この遊技部16内には図柄表示装
置18や変動入賞装置19等の各種役物、始動口20や
各種入賞具21…、風車22…、或は遊技部内表示灯2
3等を配設し、最下位置にアウト口17′を配設する。
また、上記ガイドレール15の外側で左側の上方部分に
は賞球表示灯24を、右側の上方部分には完了表示灯2
5を設け、更に前枠2の上縁には外部表示灯26を設け
る。
【0008】上記下受皿セット11の前面側には打球発
射装置13により遊技部16に打ち込む打球の飛距離を
調整するための操作グリップ27を設ける。打球発射装
置13は、例えば発射ソレノイド13aを駆動源とし、
所定の周期で供給される駆動パルスにより、発射位置に
ある球を発射レール28に沿って遊技部16内に発射す
る。打球の飛距離調整は、上記操作グリップ27に内蔵
した可変抵抗器の抵抗値を遊技者が操作レバー27aを
操作することにより、発射ソレノイド13aに供給する
電圧を調整して行う。
【0009】また、上記発射ソレノイド13aのプラン
ジャの摺動に連動して球送り装置14が作動し、上皿7
に連通する球送り通路29を通して球を発射位置に1個
宛に供給する。尚、球送り通路29の球入口29aには
上皿シャッタ30を設け、この上皿シャッタ30をリン
ク機構を介してラッチングソレノイドからなる上皿ソレ
ノイド31により制御し、賞球を貯留しておく上タンク
が空になったとき、当該上皿ソレノイド31を突出方向
に駆動して上皿シャッタ30を閉じて打球の発射を停止
し、球の補給が完了したら吸引方向に駆動して上皿シャ
ッタ30を開放して打球の発射を可能にする。
【0010】本考案は、複数の表示灯及び一対のスピー
カが一体に設けられた装飾ユニットと、入賞球に基づい
て所望数の賞球を払い出す賞球払出装置とを備えてい
る。また、上記複数の表示灯及び一対のスピーカがガラ
スの周りに位置する。そして、装飾ユニット32は、合
成樹脂で一体成型した第1部材33と、この第1部材3
3に組付可能な形状をなす第2部材34とからなり、第
2部材34は透光性を有している。
【0011】図2ないし図3は本考案の実施例を示し、
この実施例では左右一対のスピーカSP2,SP3及び
例えば大当りを表示する外部表示灯26をはじめとする
複数の表示灯L…等を一体に形成してある。即ち、第1
部材33としてのベース部材80をほゞ門型に形成する
と共に、第2部材34として左右の縦枠部80a,80
b及び上横枠部80cにレンズカバー群81…を着脱自
在に組み付けてなる。尚、上横枠部80cに形成する外
部表示灯26に相当する表示灯(L2,L3,L4)に
おけるランプ基板82は、図3に示すように、ランプ8
3に通電可能な一対の接続ピン84を接続基板85の両
面に突設し、この一対の接続ピン84を介してランプ8
3を上記接続基板85に装着すると共に、接続基板85
をランプ基板82に設けた基板ホルダ86を介して当該
ランプ基板82に取り付けてある。また、このランプ基
板82は止着孔87を利用してベース部材80に止着し
ておき、組み立てた装飾ユニット32を適宜位置に設け
た取付孔88に通した釘やビスで前枠2に止着してよ
く、レンズカバー81はベース部材80の内側に設けた
基板取付ボス89を利用して止着しておくとよい。
【0012】上記スピーカSP2,SP3は、後述する
スピーカ取付部に設けてあり、スピーカ取付部には音出
し孔44が遊技者の方向に向けて形成してある。また、
装飾ユニット32の一部に鍵孔部40を開設し、この鍵
孔部40から施錠装置6のシリンダ錠6aの前端部が臨
むようにする。上記のようにすると、スピーカSP2,
SP3が遊技部16のほゞ中段に来るので、当該スピー
カSP2,SP3が遊技者のほゞ耳の高さに位置する。
更に、装飾ユニット32の裏面側には、この装飾ユニッ
ト32を前枠2に止着するときに、金枠4の逃げとなる
切欠部41が一側に沿って設けてある。
【0013】一方、装飾ユニット32に設けた複数の表
示灯L…のうちの一つ、例えば、表示灯L1を、後述す
る賞球払出装置に同期して賞球払出しを報知する表示手
段として利用する。
【0014】上記のような本考案によれば、種々の表示
灯L…及びスピーカSP2,3並びに鍵飾り部材を一体
に構成することができ、製作時の作業能率が著しく向上
する。また、スピーカSP2,3を左右に配設してステ
レオ効果を得ることができ、臨場感に溢れるゲームが可
能になる。更に、各スピーカSP2,3から異る音を放
声してゲームの状態やパチンコ機の作動状態を明確に遊
技者に報知することができる。一方、複数の表示灯L…
及び一対のスピーカSP2,3を用いて視覚及び聴覚を
通じて、ゲームの興趣を向上させると共に、不正遊技の
防止や各種警報を発することが可能になる。即ち、例え
ば賞球払出し動作に同期して表示灯L1を介して賞球払
出しを視覚により報知することができると共に、音声に
よっても賞球払出しを報知することができる。また、賞
球払出しを報知する表示灯L1を始め他の表示灯L…が
ガラスの外側に位置するので、ガラスの乱反射で表示が
見難くなることがなく、遊技者が確認し易くなる。
【0015】尚、この実施例においてスピーカSP2,
SP3を遊技者に正対するように若干内向きに設けた
り、ゲームの効果音や賞球音等、どのような音を放声す
るかは適宜変更できる。
【0016】次に、前記した装飾ユニット32の基本構
造について説明する。装飾ユニット32の基本は、図4
ないし図5に示すように、合成樹脂で一体成型した第1
部材33と、この第1部材33に組付可能な形状をなす
第2部材34とからなり、第2部材34は透光性を有し
たものである。
【0017】上記第1部材33は、上下端に位置して取
付孔35を有するほゞ平坦な基板部36と、該基板部3
6より前方へ膨出して内部に空部を形成した膨出部37
とを有し、上記基板部36及び膨出部37の周縁には端
面が前枠2の表面に当接可能な立上り状の当接リブ38
を延設してある。上記膨出部37には第2部材34を組
み付けるための組付凹部39を形成する。また、スピー
カ取付部を構成するための第1組付凹部39aと、表示
灯取付部を構成するための第2組付凹部39bとが形成
してある。更に、上記膨出部37の一部に鍵孔部40を
開設し、この鍵孔部40から施錠装置6のシリンダ錠6
aの前端部が臨むようにする。そして、この装飾ユニッ
ト32を前枠2に止着するときに、金枠4の逃げとなる
切欠部41を長手方向の一側に沿って設ける。
【0018】一方、上記第1部材33に組付可能な第2
部材34は、透光性を有するように着色した透明な合成
樹脂を成型してなり、この第2部材34には、スピーカ
取付部42を設けると共に、表示灯取付部43を形成す
る。また、この第2部材34の周縁の端面は前枠2の表
面に当接する。
【0019】上記スピーカ取付部42は、例えば、ほゞ
角形の膨出状に形成してあり、開口側の縁部に係止段部
42aを形成し、前端面には多数の音出し孔44を形成
する。そして、このスピーカ取付部42にはスピーカ取
付基板45に設けたスピーカSP2を収設し、スピーカ
取付基板45を上記係止段部42aに係止させる。尚、
スピーカSP2を取り付ける際に、当該スピーカSP2
が遊技者の方を向いて傾斜するように係止段部42aを
形成しておいてもよい。或はスピーカSP2をスピーカ
取付基板45に傾斜状に取り付けるようにしてもよい。
当然、音出し孔44を遊技者の方向に向けて形成するの
は言うまでもない。何れにしても、スピーカSP2を遊
技者に向けておくと、遊技中の遊技者に対してのみ、ゲ
ームの効果音や賞球音等を聴かせることのできる音量で
充分となるので、騒音防止等の効果がある。尚、図示し
ていないがスピーカ取付基板45からはスピーカ用の配
線が延在している。
【0020】上記表示灯取付部43には厚みの異るレン
ズ部46を形成して発光部材47が放射する光を拡散可
能として表示灯Lを構成し、賞球払出の表示手段や不正
遊技の警報手段等に利用する。上記発光部材47は例え
ばLEDやランプ等からなり、これらの発光部材47は
表示灯基板48に取り付けてある。尚、この表示灯基板
48からは配線49が延出する。
【0021】上記表示灯基板48は、第2部材34に突
設した基板取付ボス50にビス等で止着する。そして、
第2部材34に延設した取付突片51を、第1部材33
に設けた組付ボス52にネジ止めして、第2部材34を
第1部材33に止着する。尚、上記取付突片51及び組
付ボス52を表示灯基板48を取り付けるためのボスと
して兼用してもよい。
【0022】そして、上記のように組み立てた装飾ユニ
ット32をパチンコ機1の前枠2に止着するには、施錠
装置6のシリンダ錠6aを鍵孔部40に挿入して、取付
孔35に通した釘やビス等を前枠2に打ち込めばよい。
このとき、第1部材33の一側には長手方向に沿って切
欠部41が形成してあるので、金枠4と重ねても浮き上
がることがない。また、スピーカSP2が遊技部16の
ほゞ中段に来るので、当該スピーカSP2が遊技者のほ
ゞ耳の高さに位置することになる。
【0023】従って、このスピーカSP2から放声され
る遊技の効果音や、賞球の払い出し音、或はアナウンス
等が、遊技者の耳に届き易くなり、音による興趣が著し
く向上する。
【0024】図6ないし図7は本考案の他の実施例を示
し、この実施例ではスピーカSP…を組み付けた前記基
本的な装飾ユニット32を前枠2の左右に配設したもの
である。即ち、一方のパチンコ機1に向って右側の装飾
ユニット32には、上記した基本型の装飾ユニット32
をそのまま用い、他方のパチンコ機1に向って左側の装
飾ユニット32′には、上記右側の装飾ユニット32と
ほゞ対称に構成すると共に、鍵孔部40の位置に球抜き
機構60を作動させるためのピン61を挿通可能な球抜
き孔62を設けたもを使用している。
【0025】この実施例によっても、表示灯L、L′及
びスピーカSP2,3並びに鍵飾り部材を一体に構成す
ることができ、製作時の作業能率が著しく向上する。ま
た、左右に配設たスピーカSP2,3によって臨場感に
溢れるゲームが可能になると共に、異る音を放声してゲ
ームの状態やパチンコ機の作動状態を明確に遊技者に報
知することができる。そして、賞球払出しを報知する表
示灯L等がガラスの外側に位置するので、ガラスの乱反
射で表示が見難くなることがなく、遊技者が確認し易く
なる。
【0026】ところで、入賞球に対して所定数の賞球を
払い出す賞球払出装置70の一例は、前枠2の裏面側に
形成した機構枠体71に設けてある。この賞球払出装置
70は、球を貯留した図示しない上タンクに接続する賞
球誘導樋72に、賞球ケース73を回動自在に臨ませ、
この賞球ケース73の下方に上皿7に連通する賞球払出
樋74及びパチンコ機1の機外へ通じる球抜き樋75を
並設すると共に、常には賞球ケース73の下端に設けた
ピン76を係止部材64に設けた係止部64aに係止し
て賞球払出樋74に臨むようにしている。そして、上端
部をピンに枢着して揺動自在に取り付けられ、入賞球が
ないときは、図示していない連動手段によりロックされ
ている蓋部材77と共に、賞球ケース73内の球の流出
を阻止し、このとき係止爪78は前記連動手段により賞
球誘導樋72から退避状態である。そして、図示してい
ない入賞球処理装置に入賞球が作用すると、前記連動手
段によりロックされている蓋部材77が開放すると同時
に係止爪78が賞球誘導樋72内に進入し、係止爪78
より上流の賞球の落下を停止させて、賞球ケース73内
の球が賞球払出樋74へ流出する。
【0027】一方、営業の終了等によってパチンコ機1
内の賞球を抜き出す場合は、ピン61を球抜き孔62へ
挿入して、カム状の連絡部材63a,63bを揺動させ
て、一端を軸着した係止部材64を押し上げることによ
り賞球ケース73の拘束を解除し、賞球ケース73内の
球圧によって開口下端を球抜き樋75に連通するように
回動し、賞球ケース73内及び上タンクから続いて流下
する球を球抜き樋75に排出する(図8の状態)。そし
て、パチンコ機1内の球抜きが完了したら、再び操作ピ
ンを球抜き孔62へ挿入して連絡部材63aを押圧する
と付勢手段65a,65bにより係止部材64が復帰
し、賞球ケース73を拘束する。
【0028】尚、図示の説明では機械的な球抜き機構6
0について説明したが、ソレノイドを駆動して球抜きを
実行するような電気的な球抜き機構の場合は、球抜き孔
62の先にスイッチを臨ませるようにしてもよい。この
ように構成しても遊技者は操作できないので、いたずら
をされる虞れがない。
【0029】前記したような一対の装飾ユニット32,
32′によれば、左右のスピーカSP2,SP3を利用
したステレオ効果を奏することが可能となり、より一層
臨場感を向上させ、遊技の興趣を著しく高める。また、
例えば、左側のスピーカSP3からはパチンコ機1の左
側に配設された台間玉貸機に挿入したコイン、紙幣或は
プリペイドカード等に基づいてパチンコ機1が有する賞
球払出装置70を利用した玉貸動作音を放声し、右側の
スピーカSP2からは入賞球に基づく賞球の払出音を別
個に放声させるようにすると、「玉貸」と「賞球」との
区別が明確になる。そして、音色を異らせると更に区別
が明確になる。従って、遊技者が正しく払い出されてい
るかどうかという不安感や不信感を抱くことがない。更
に、上皿7の下方に臨ませたスピーカSP1から遊技の
効果音を放声させるようにしてもよいし、この上皿7の
スピーカSP1から前枠2が開放状態或は未施錠状態に
あることを知らせる警報音を放声させてもよい。加え
て、装飾ユニット32,32′に設けた表示灯L,L′
を、上記した「玉貸」及び「賞球」の払出し音に合わせ
て報知するようにしてもよいし、上記前枠2の開放状態
の報知手段とすることもでき、他の不正遊技の警報手段
等とすることもできる。
【0030】尚、上記のような「玉貸」に適用可能な賞
球払出装置70の一例の概略を図8に示すと、この賞球
払出装置70には賞球誘導樋72と上皿7に連通する賞
球払出樋74との間にバイパス状の玉貸樋72′が並設
してあり、玉貸樋72′の途中にステッピングモータ等
で制御可能なスプロケット79及び球カウントスイッチ
79′が臨ませてある。そして、台間玉貸機から玉貸信
号があったときは、図示していない入賞球処理装置を停
止手段(図示せず)により一時停止させて玉貸を優先的
に実行させ、玉貸が終了したら一時停止を解除する。そ
して、玉貸信号に基づいてステッピングモータ等を作動
させてスプロケット79で玉貸樋72′内の球送りを行
い、金額に応じた球を賞球払出樋74へ払い出せばよ
い。尚、図示の実施例においては、賞球の払出を球の重
量を利用した機械的な装置により行うと共に、玉貸の払
出をモータを利用して電気的に行っているが、入賞球信
号を電気的に捉えれば機械的な賞球払出装置をなくすこ
とができる。また、玉貸樋72′を賞球誘導樋72から
分岐することなく独自に設ければ、上記停止手段を設け
ることなく玉貸及び賞球の払出を同時にできる。
【0031】そして、ガラス枠5を前枠2に対して施錠
し、前枠2を外枠3に対して施錠することのできる施錠
装置6は、例えば図9に示すように構成してある。前枠
2の側面部に設けた上下一対の鍵部材取付ピン90a,
90bに鍵部材91a,91bを軸着し、ガラス枠開閉
用昇降杆92と前枠開閉用昇降杆93とを昇降可能に支
え、両昇降杆92,93の間にスプリング94を張設し
て各昇降杆92,93を互いに長さ方向に牽引するよう
に付勢し、ガラス枠開閉用昇降杆92には受部95を形
成し、前枠開閉用昇降杆93には係合片96を形成し、
正逆回転可能なシリンダ錠6aのプレート6bに上記受
部95及び係合片96に係合可能な第1爪片97及び第
2爪片98を設け、ガラス枠開閉用昇降杆92に設けた
受片99にガラス枠開閉用操作杆100を臨ませてな
る。
【0032】上記のような施錠装置6において、シリン
ダ錠6aの鍵孔にキーを差し込んで、例えば図9(B)
の実線矢印方向へ回動させると、第1爪片97が下降す
るように回動して受部95を上方から押圧し、ガラス枠
開閉用昇降杆92が下降するのでガラス枠5が開放す
る。尚、ガラス枠開閉用操作杆100を操作すると、キ
ーを差し込むことなくガラス枠5を開放することができ
る。
【0033】一方、図9(B)の破線矢印方向へ回動さ
せると第2爪片98が上昇するように回動して係合片9
6を下方から押圧して、前枠開閉用昇降杆93を上昇さ
せるので、鍵部材91a,91bが下向きに回動して、
鍵受片101a,101bとの係止が解かれて前枠2が
開放する。
【0034】上記のような施錠装置6によれば、部品点
数が少なく、組立が容易であるばかりではなく、スプリ
ング94の位置を自由に設定でき、またスプリング94
の支持手段や各昇降杆のガイド部材等が不要となる。そ
して、上記シリンダ錠6aの前面側には本考案に係る装
飾ユニット32を添設してシリンダ錠6aの周辺の装飾
及び不正遊技の防止を行う。
【0035】以上本考案を図面の実施例について説明し
たが、本考案は上記した実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変更しな
い限り適宜に実施できる。例えば、図示の実施例では、
木製の前枠を前提として説明してあるが、前枠を合成樹
脂等で成型する場合には、スピーカ取付部や表示灯取付
部を一体に成型しておくことも可能である。
【0036】
【考案の効果】本考案によれば、種々の表示灯及びスピ
ーカ並びに鍵飾り部材を一体に構成することができ、製
作時の作業能率が著しく向上するばかりではなく、スピ
ーカを左右に配設してステレオ効果を得ることができ、
臨場感に溢れるゲームが可能になる。また、各スピーカ
から異る音を放声してゲームの状態やパチンコ機の作動
状態を明確に遊技者に報知することができる。更に、視
覚及び聴覚を通じて、ゲームの興趣を向上させると共
に、不正遊技の防止や各種警報を発することが可能であ
って実用的価値が極めて高い。即ち、例えば賞球払出し
動作に同期して表示灯を介して賞球払出しを視覚により
報知することができると共に、音声によっても賞球払出
しを報知することができる。また、賞球払出しを報知す
る表示灯等がガラスの外側に位置するので、ガラスの乱
反射で表示が見難くなることがなく、遊技者が確認し易
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の基本的な一例を示す一部を欠截し
た正面図である。
【図2】本考案の実施例を示すパチンコ機の正面図であ
る。
【図3】装飾ユニットの一実施例の一部分解斜視図であ
る。
【図4】装飾ユニットの基本型の分解斜視図である。
【図5】装飾ユニットを示し、(A)は縦断面図、
(B)は(D)のB−B線断面図、(C)は(D)のC
−C線断面図、(D)は正面図である。
【図6】他の実施例を示すパチンコ機の正面図である。
【図7】球抜き機構を示す断面図である。
【図8】賞球払出装置及び球抜き機構を示す概略背面図
である。
【図9】施錠装置を示し、(A)は側面図、(B)は背
面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 前枠 3 外枠 4 金枠 32 装飾ユニット 33 第1部材 34 第2部材 40 鍵孔部 42 スピーカ取付部 43 表示灯取付部 45 スピーカ取付基板 62 球抜き孔

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠に対して一側を開閉可能に蝶着され
    た前枠と、前枠に形成された窓部にガラスを介して臨ま
    せた遊技部と、複数の表示灯及び一対のスピーカが一体
    に設けられた装飾ユニットと、入賞球に基づいて所望数
    の賞球を払い出す賞球払出装置とを備え、 前記装飾ユニットを前記ガラスの周りに配置すると共に
    前記前枠に重ね合わせる一方、前記複数の表示灯のうち
    の少なくとも一つの表示灯を前記賞球払出装置の賞球払
    出しに同期させて報知するようにした ことを特徴とする
    パチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記装飾ユニットのスピーカ及び表示灯
    を左右対称に形成した請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記スピーカからは同音または異なる音
    を放声するようにした請求項1または2に記載のパチン
    コ機。
  4. 【請求項4】 前記装飾ユニットに球抜き孔を形成した
    請求項1ないし3のいずれか一つに記載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】 前記賞球払出装置は、台間玉貸機に挿入
    したカードに基づき玉貸動作を行うと共に、入賞球の払
    出しを行うようにした請求項1ないし4のいずれか一つ
    に記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】 前記各表示灯で異なる遊技情報を報知す
    るようにした請求項1ないし5のいずれか一つに記載の
    パチンコ機。
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