JPH0563582U - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH0563582U
JPH0563582U JP1377992U JP1377992U JPH0563582U JP H0563582 U JPH0563582 U JP H0563582U JP 1377992 U JP1377992 U JP 1377992U JP 1377992 U JP1377992 U JP 1377992U JP H0563582 U JPH0563582 U JP H0563582U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランプカバーと鍵飾り部材とスピーカケース
をユニット化すると共に、スピーカから放声する種々の
音を遊技者に効率良く伝達可能なパチンコ機を提供す
る。 【構成】 装飾ユニット32を前枠2に止着する第1部
材33と、該第1部材33に組み付ける第2部材34と
で構成し、第2部材34にスピーカSP2を取り付ける
スピーカ取付部42及び発光部材47が臨むレンズ部4
6を形成し、スピーカSP2を遊技者のほゞ耳の高さに
位置させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、パチンコ機に関するもので、特にスピーカ及び表示灯を有する装 飾ユニットを備えるパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、パチンコ機には種々の表示灯や遊技の雰囲気を盛り上げる効果 音を発声するスピーカが配設してある。そして、表示灯の一部とスピーカとを一 体状にして前枠の上横材に設けるようにしたものが、例えば実開平2−1717 2号公報により提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のパチンコ機のようにスピーカを前枠の上横材に 形成する外部表示灯のランプカバー内に配設したのでは、スピーカが遊技者から 離れてしまうので聞き取り難く充分な音響効果を得られない。また、このスピー カを配設するための充分なスペースを確保するには、パチンコ機の重要な構造材 である前枠に孔や切欠を設けなければなず、前枠の強度が低下する虞れが有り、 打球の発射が安定しないなどの悪影響が心配される。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記に鑑み提案されたもので、窓部の周囲に金枠を設けた額縁状の 前枠を、外枠に対して開閉可能に蝶着したパチンコ機において、スピーカ取付基 板に形成したスピーカを臨ませるスピーカ取付部と、表示灯基板に形成した発光 部材を臨ませる表示灯取付部とを少なくとも有する膨出状の装飾ユニットを、上 記スピーカが遊技者のほゞ耳の高さになるように前枠に配設するようにしたもの である。
【0005】
【作用】 表示灯や鍵飾り部材或はスピーカケース等の装飾部材をユニット化して、作成 、組付作業を容易にすると共に、スピーカから放声する各種の音を遊技者に効率 良く伝達させる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図面の実施例について説明すると、図1はパチンコ機1の一部 を欠截した概略正面図であって、窓部を有して額縁状の前枠2の一側を外枠3に 開閉可能に蝶着し、上記窓部には金枠4を設け、該金枠4の上方部分にはガラス を装着したガラス枠5を開閉可能に軸着し、上記外枠3及びガラス枠5を施錠装 置6で施錠する。また、ガラス枠5の下方部分には上皿7を設けたフロントプレ ート8等からなる上受皿セット9を設け、前枠2の下方部分には下皿10を設け た下受皿セット11を設ける。更に、上記上受皿セット9の裏面側の遊技盤載置 台12には、上皿7から打球発射装置13へ球を一個宛に供給する球送り装置1 4を設ける。尚、図示の実施例では、上皿7の後方にスピーカSP1を臨ませる と共に上皿7の下側カバー7aにスリット7bを形成し、スピーカSP1から賞 球音等を放声するようになっている。
【0007】 上記前枠2の窓部には、表面側にガイドレール15で囲まれる遊技部16を形 成した遊技盤17を交換可能に臨ませる。この遊技部16内には図柄表示装置1 8や変動入賞装置19等の各種役物、始動口20や各種入賞具21…、風車22 …、或は遊技部内表示灯23等を配設し、最下位置にアウト口24を配設する。 また、上記ガイドレール15の外側で左側の上方部分には賞球表示灯24を、右 側の上方部分には完了表示灯25を設け、更に前枠2の上縁には外部表示灯26 を設ける。
【0008】 上記下受皿セット11の前面側には打球発射装置13により遊技部16に打ち 込む打球の飛距離を調整するための操作グリップ27を設ける。打球発射装置1 3は、例えば発射ソレノイド13aを駆動源とし、所定の周期で供給される駆動 パルスにより、発射位置にある球を発射レール28に沿って遊技部16内に発射 する。打球の飛距離調整は、上記操作グリップ27に内蔵した可変抵抗器の抵抗 値を遊技者が操作レバー27aを操作することにより、発射ソレノイド13aに 供給する電圧を調整して行う。
【0009】 また、上記発射ソレノイド13aのプランジャの摺動に連動して球送り装置1 4が作動し、上皿7に連通する球送り通路29を通して球を発射位置に1個宛に 供給する。尚、球送り通路29の球入口29aには上皿シャッタ30を設け、こ の上皿シャッタ30をリンク機構を介してラッチングソレノイドからなる上皿ソ レノイド31により制御し、賞球を貯留しておく上タンクが空になったとき、当 該上皿ソレノイド31を突出方向に駆動して上皿シャッタ30を閉じて打球の発 射を停止し、球の補給が完了したら吸引方向に駆動して上皿シャッタ30を開放 して打球の発射を可能にする。
【0010】 図2ないし図3は本考案の第1の実施例における装飾ユニット32を示し、こ の装飾ユニット32は、合成樹脂で一体成型した第1部材33と、この第1部材 33に組付可能な形状をなす第2部材34とからなり、第2部材34は透光性を 有している。
【0011】 上記第1部材33は、上下端に位置して取付孔35を有するほゞ平坦な基板部 36と、該基板部36より前方へ膨出して内部に空部を形成した膨出部37とを 有し、上記基板部36及び膨出部37の周縁には端面が前枠2の表面に当接可能 な立上り状の当接リブ38を延設してある。また、上記膨出部37には第2部材 34を組み付けるための組付凹部39を形成する。尚、図示の実施例では、スピ ーカ取付部を構成するための第1組付凹部39aと、表示灯取付部を構成するた めの第2組付凹部39bとが形成してある。更に、上記膨出部37の一部に鍵孔 部40を開設し、この鍵孔部40から施錠装置6のシリンダ錠6aの前端部が臨 むようにする。そして、この装飾ユニット32を前枠2に止着するときに、金枠 4の逃げとなる切欠部41を長手方向の一側に沿って設ける。
【0012】 一方、上記第1部材33に組付可能な第2部材34は、透光性を有するように 着色した透明な合成樹脂を成型してなり、この第2部材34には、スピーカ取付 部42を設けると共に、表示灯取付部43を形成する。また、この第2部材34 の周縁の端面は前枠2の表面に当接する。
【0013】 上記スピーカ取付部42は、例えば、ほゞ角形の膨出状に形成してあり、開口 側の縁部に係止段部42aを形成し、前端面には多数の音出し孔44を形成する 。そして、このスピーカ取付部42にはスピーカ取付基板45に設けたスピーカ SP2を収設し、スピーカ取付基板45を上記係止段部42aに係止させる。尚 、スピーカSP2を取り付ける際に、当該スピーカSP2が遊技者の方を向いて 傾斜するように係止段部42aを形成しておいてもよい。或はスピーカSP2を スピーカ取付基板45に傾斜状に取り付けるようにしてもよい。当然、音出し孔 44を遊技者の方向に向けて形成するのは言うまでもない。何れにしても、スピ ーカSP2を遊技者に向けておくと、遊技中の遊技者に対してのみ、ゲームの効 果音や賞球音等を聴かせることのできる音量で充分となるので、騒音防止等の効 果がある。尚、図示していないがスピーカ取付基板45からはスピーカ用の配線 が延在している。
【0014】 上記表示灯取付部43には厚みの異るレンズ部46を形成して発光部材47が 放射する光を拡散可能として表示灯Lを構成し、賞球払出の表示手段や不正遊技 の警報手段等に利用する。上記発光部材47は例えばLEDやランプ等からなり 、これらの発光部材47は表示灯基板48に取り付けてある。尚、この表示灯基 板48からは配線49が延出する。
【0015】 上記表示灯基板48は、第2部材34に突設した基板取付ボス50にビス等で 止着する。そして、第2部材34に延設した取付突片51を、第1部材33に設 けた組付ボス52にネジ止めして、第2部材34を第1部材33に止着する。尚 、上記取付突片51及び組付ボス52を表示灯基板48を取り付けるためのボス として兼用してもよい。
【0016】 そして、上記のように組み立てた装飾ユニット32をパチンコ機1の前枠2に 止着するには、施錠装置6のシリンダ錠6aを鍵孔部40に挿入して、取付孔3 5に通した釘やビス等を前枠2に打ち込めばよい。このとき、第1部材33の一 側には長手方向に沿って切欠部41が形成してあるので、金枠4と重ねても浮き 上がることがない。また、スピーカSP2が遊技部16のほゞ中段に来るので、 当該スピーカSP2が遊技者のほゞ耳の高さに位置することになる。
【0017】 従って、このスピーカSP2から放声される遊技の効果音や、賞球の払い出し 音、或はアナウンス等が、遊技者の耳に届き易くなり、音による興趣が著しく向 上する。
【0018】 図4ないし図6は第2の実施例を示すためのもので、この実施例ではスピーカ SP…を組み付けた装飾ユニット32を前枠2の左右に配設したものである。即 ち、パチンコ機1に向って右側の装飾ユニット32は上記した第1の実施例のも のをそのまま使用可能である。一方、パチンコ機1に向って左側の装飾ユニット 32′は、右側の装飾ユニット32とほゞ対称に構成してあり、鍵孔部40の位 置には、球抜き機構60を作動させるためのピン61を挿通可能な球抜き孔62 が設けてある。
【0019】 ところで、入賞球に対して所定数の賞球を払い出す賞球払出装置70の一例は 、前枠2の裏面側に形成した機構枠体71に設けてある。この賞球払出装置70 は、球を貯留した図示しない上タンクに接続する賞球誘導樋72に、賞球ケース 73を回動自在に臨ませ、この賞球ケース73の下方に上皿7に連通する賞球払 出樋74及びパチンコ機1の機外へ通じる球抜き樋75を並設すると共に、常に は賞球ケース73の下端に設けたピン76を係止部材64に設けた係止部64a に係止して賞球払出樋74に臨むようにしている。そして、上端部をピンに枢着 して揺動自在に取り付けられ、入賞球がないときは、図示していない連動手段に よりロックされている蓋部材77と共に、賞球ケース73内の球の流出を阻止し 、このとき係止爪78は前記連動手段により賞球誘導樋72から退避状態である 。そして、図示していない入賞球処理装置に入賞球が作用すると、前記連動手段 によりロックされている蓋部材77が開放すると同時に係止爪78が賞球誘導樋 72内に進入し、係止爪78より上流の賞球の落下を停止させて、賞球ケース7 3内の球が賞球払出樋74へ流出する。
【0020】 一方、営業の終了等によってパチンコ機1内の賞球を抜き出す場合は、ピン6 1を球抜き孔62へ挿入して、カム状の連絡部材63a,63bを揺動させて、 一端を軸着した係止部材64を押し上げることにより賞球ケース73の拘束を解 除し、賞球ケース73内の球圧によって開口下端を球抜き樋75に連通するよう に回動し、賞球ケース73内及び上タンクから続いて流下する球を球抜き樋75 に排出する(図6の状態)。そして、パチンコ機1内の球抜きが完了したら、再 び操作ピンを球抜き孔62へ挿入して連絡部材63aを押圧すると付勢手段65 a,65bにより係止部材64が復帰し、賞球ケース73を拘束する。
【0021】 尚、図示の実施例では機械的な球抜き機構60について説明したが、ソレノイ ドを駆動して球抜きを実行するような電気的な球抜き機構の場合は、球抜き孔6 2の先にスイッチを臨ませるようにしてもよい。このように構成しても遊技者は 操作できないので、いたずらをされる虞れがない。
【0022】 上記のような一対の装飾ユニット32,32′によれば、左右のスピーカSP 2,SP3を利用したステレオ効果を奏することが可能となり、より一層臨場感 を向上させ、遊技の興趣を著しく高める。また、例えば、左側のスピーカSP3 からはパチンコ機1の左側に配設された台間玉貸機に挿入したコイン、紙幣或は プリペイドカード等に基づいてパチンコ機1が有する賞球払出装置70を利用し た玉貸動作音を放声し、右側のスピーカSP2からは入賞球に基づく賞球の払出 音を別個に放声させるようにすると、「玉貸」と「賞球」との区別が明確になる 。そして、音色を異らせると更に区別が明確になる。従って、遊技者が正しく払 い出されているかどうかという不安感や不信感を抱くことがない。更に、上皿7 の下方に臨ませたスピーカSP1から遊技の効果音を放声させるようにしてもよ いし、この上皿7のスピーカSP1から前枠2が開放状態或は未施錠状態にある ことを知らせる警報音を放声させてもよい。加えて、装飾ユニット32,32′ に設けた表示灯L,L′を、上記した「玉貸」及び「賞球」の払出し音に合わせ て報知するようにしてもよいし、上記前枠2の開放状態の報知手段とすることも でき、他の不正遊技の警報手段等とすることもできる。
【0023】 尚、上記のような「玉貸」に適用可能な賞球払出装置70の一例の概略を図6 に示すと、この賞球払出装置70には賞球誘導樋72と上皿7に連通する賞球払 出樋74との間にバイパス状の玉貸樋72′が並設してあり、玉貸樋72′の途 中にステッピングモータ等で制御可能なスプロケット79及び球カウントスイッ チ79′が臨ませてある。そして、台間玉貸機から玉貸信号があったときは、図 示していない入賞球処理装置を停止手段(図示せず)により一時停止させて玉貸 を優先的に実行させ、玉貸が終了したら一時停止を解除する。そして、玉貸信号 に基づいてステッピングモータ等を作動させてスプロケット79で玉貸樋72′ 内の球送りを行い、金額に応じた球を74へ払い出せばよい。尚、図示の実施例 においては、賞球の払出を球の重量を利用した機械的な装置により行うと共に、 玉貸の払出をモータを利用して電気的に行っているが、入賞球信号を電気的に捉 えれば機械的な賞球払出装置をなくすことができる。また、玉貸樋72′を賞球 誘導樋72から分岐することなく独自に設ければ、上記停止手段を設けることな く玉貸及び賞球の払出を同時にできる。
【0024】 図7ないし図8は第3の実施例を示し、この実施例では左右のスピーカSP2 ,SP3及び例えば大当りを表示する外部表示灯26等を一体に形成してある。 即ち、第1部材33としてのベース部材80をほゞ門型に形成すると共に、第2 部材34として左右の縦枠部80a,80b及び上横枠部80cにレンズカバー 群81…を着脱自在に組み付けてなる。尚、上横枠部80cに形成する外部表示 灯26に相当する表示灯(L2,L3,L4)におけるランプ基板82は、図8 に示すように、ランプ83に通電可能な一対の接続ピン84を接続基板85の両 面に突設し、この一対の接続ピン84を介してランプ83を上記接続基板85に 装着すると共に、接続基板85をランプ基板82に設けた基板ホルダ86を介し て当該ランプ基板82に取り付けてある。また、このランプ基板82は止着孔8 7を利用してベース部材80に止着しておき、組み立てた装飾ユニット32を適 宜位置に設けた取付孔88に通した釘やビスで前枠2に止着してよく、レンズカ バー81はベース部材80の内側に設けた基板取付ボス89を利用して止着して おくとよい。尚、この実施例において説明していない符号は先の実施例と同様の 構成なので説明を省略する。
【0025】 この実施例によれば、左右のスピーカSP2,SP3によるステレオ効果、各 表示灯L1,L2,…による装飾及び報知等に加え、鍵孔部40及び球抜き孔6 2の一体形成のみならず前枠2に対する装飾ユニット32の一体化によって作業 能率の著しい向上が可能になる。
【0026】 尚、この実施例においてもスピーカSP2,SP3を内向きに設けたり、或は どのような音を放声するかは適宜変更できる。
【0027】 そして、ガラス枠5を前枠2に対して施錠し、前枠2を外枠3に対して施錠す ることのできる施錠装置6は、例えば図9に示すように構成してある。前枠2の 側面部に設けた上下一対の鍵部材取付ピン90a,90bに鍵部材91a,91 bを軸着し、ガラス枠開閉用昇降杆92と前枠開閉用昇降杆93とを昇降可能に 支え、両昇降杆92,93の間にスプリング94を張設して各昇降杆92,93 を互いに長さ方向に牽引するように付勢し、ガラス枠開閉用昇降杆92には受部 95を形成し、前枠開閉用昇降杆93には係合片96を形成し、正逆回転可能な シリンダ錠6aのプレート6bに上記受部95及び係合片96に係合可能な第1 爪片97及び第2爪片98を設け、ガラス枠開閉用昇降杆92に設けた受片99 にガラス枠開閉用操作杆100を臨ませてなる。
【0028】 上記のような施錠装置6において、シリンダ錠6aの鍵孔にキーを差し込んで 、例えば図9(B)の実線矢印方向へ回動させると、第1爪片97が下降するよ うに回動して受部95を上方から押圧し、ガラス枠開閉用昇降杆92が下降する のでガラス枠5が開放する。尚、ガラス枠開閉用操作杆100を操作すると、キ ーを差し込むことなくガラス枠5を開放することができる。
【0029】 一方、図9(B)の破線矢印方向へ回動させると第2爪片98が上昇するよう に回動して係合片96を下方から押圧して、前枠開閉用昇降杆93を上昇させる ので、鍵部材91a,91bが下向きに回動して、鍵受片101a,101bと の係止が解かれて前枠2が開放する。
【0030】 上記のような施錠装置6によれば、部品点数が少なく、組立が容易であるばか りではなく、スプリング94の位置を自由に設定でき、またスプリング94の支 持手段や各昇降杆のガイド部材等が不要となる。そして、上記シリンダ錠6aの 前面側には本考案に係る装飾ユニット32を添設してシリンダ錠6aの周辺の装 飾及び不正遊技の防止を行う。
【0031】 以上本考案を図面の実施例について説明したが、本考案は上記した実施例に限 定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変更しない限 り適宜に実施できる。例えば、図示の実施例では、木製の前枠を前提として説明 してあるが、前枠を合成樹脂等で成型する場合には、スピーカ取付部や表示灯取 付部を一体に成型しておくことも可能である。
【0032】
【考案の効果】
本考案によれば、種々の表示灯及びスピーカ並びに鍵飾り部材を一体に構成す ることができ、製作時の作業能率が著しく向上するばかりではなく、スピーカを 左右に配設してステレオ効果を得ることができ、臨場感に溢れるゲームが可能に なる。また、各スピーカから異る音を放声してゲームの状態やパチンコ機の作動 状態を明確に遊技者に報知することができる。更に、視覚及び聴覚を通じて、ゲ ームの興趣を向上させると共に、不正遊技の防止や各種警報を発することが可能 であって実用的価値が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示すパチンコ機の一部を欠截し
た正面図である。
【図2】装飾ユニットの分解斜視図である。
【図3】装飾ユニットを示し、(A)は縦断面図、
(B)は(D)のB−B線断面図、(C)は(D)のC
−C線断面図、(D)は正面図である。
【図4】第2の実施例を示すパチンコ機の一部を欠截し
た正面図である。
【図5】球抜き機構を示す断面図である。
【図6】賞球払出装置及び球抜き機構を示す概略背面図
である。
【図7】第3の実施例を示すパチンコ機の一部を欠截し
た正面図である。
【図8】第3の実施例における装飾ユニットの一部分解
斜視図である。
【図9】施錠装置を示し、(A)は側面図、(B)は背
面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 前枠 3 外枠 4 金枠 32 装飾ユニット 33 第1部材 34 第2部材 40 鍵孔部 42 スピーカ取付部 43 表示灯取付部 45 スピーカ取付基板 62 球抜き孔

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓部の周囲に金枠を設けた額縁状の前枠
    を、外枠に対して開閉可能に蝶着したパチンコ機におい
    て、 スピーカ取付基板に形成したスピーカを臨ませるスピー
    カ取付部と、表示灯基板に形成した発光部材を臨ませる
    表示灯取付部とを少なくとも有する膨出状の装飾ユニッ
    トを、上記スピーカが遊技者のほゞ耳の高さになるよう
    に前枠に配設することを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 上記装飾ユニットを、前枠に直接止着す
    る第1部材と、この第1部材に組み付ける第2部材とで
    構成し、第2部材にスピーカ取付部及び表示灯取付部を
    形成した請求項1記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 上記装飾ユニットを前枠の左右の縦枠に
    配設する請求項1または2に記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 上記装飾ユニットに鍵孔飾りを形成した
    請求項1ないし3のいずれか一つに記載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】 上記装飾ユニットに球抜き孔を形成した
    請求項1ないし4のいずれか一つに記載のパチンコ機。
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