JPH1176548A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH1176548A
JPH1176548A JP25416097A JP25416097A JPH1176548A JP H1176548 A JPH1176548 A JP H1176548A JP 25416097 A JP25416097 A JP 25416097A JP 25416097 A JP25416097 A JP 25416097A JP H1176548 A JPH1176548 A JP H1176548A
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JP
Japan
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ball
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cover member
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game
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JP25416097A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の表構成部材のうち同素材の表構成部材
は、それぞれ色調を同一色に統一すると共に、表構成部
材の表面を薄膜形状のカバー部材で覆うことで、より一
層有効なリサイクルを可能にする遊技機を提供する。 【解決手段】 弾球遊技機1の表側を構成する複数の表
構成部材(ガラス板保持枠5、上皿セット6、下皿セッ
ト7、ハンドルセット8の表側を構成する合成樹脂部
材、補強部材57〜60)のうち同素材の表構成部材
は、それぞれ色調を同一色に統一し、また、表構成部材
の表面を覆った状態で薄膜形状のカバー部材100〜1
11を取り付ける。これにより、遊技機の表面に汚れや
傷がある場合、組付部品全てを取り替える必要はなく、
カバー部材を取り替えるだけでリサイクルが可能にな
り、また、古い部品(表構成部材)を粉砕してこれを原
材料とする場合、色調を選別する必要がなくなり、ひい
てはより一層有効なリサイクルが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技に応じて遊技
者に特定の遊技価値を付与し得る遊技機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機としての弾球遊技機では、
構成部材をリサイクルし易くするために、部品を外し易
くしたり、構成部材にその材質を表記すること等が提案
されていた。リサイクルの方法としては、傷や汚れなど
で再利用できない古い部品を外して新しい部品に取り替
えるリサイクルや、合成樹脂製の古い部品を粉砕して、
これを原材料として再度部品を製造するリサイクルがあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
部品取り替えのリサイクル方法では、弾球遊技機の表面
を構成する部品(以下、これを表構成部材ともいう)に
汚れや傷があるだけで、その部品を組み付けた組付部品
全てを取り替えなければならなかった。また、従来の弾
球遊技機では、視覚的な装飾効果を得るため、同素材の
表構成部材であっても色調を様々に設定していた。この
ため、古い部品を粉砕してこれを原材料とする場合で
も、表構成部材の色調毎に選別する必要があった。本発
明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、より一層有効なリサイクルを可能にする
遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1が採用した解決手段は、図4に示す
ように、遊技に応じて遊技者に特定の遊技価値(特定遊
技状態)を付与し得る遊技機(弾球遊技機1)におい
て、合成樹脂から形成されて当該遊技機の表側を構成す
る複数の表構成部材(ガラス板保持枠5、上皿セット
6、下皿セット7、ハンドルセット8の表側を構成する
合成樹脂部材、補強部材57〜60)と、該表構成部材
の表面に倣った薄膜形状の合成樹脂からなり、表構成部
材の表面を覆った状態で着脱可能に取り付けられるカバ
ー部材100〜111と、を備え、前記複数の表構成部
材のうち同素材の表構成部材は、それぞれ色調が同一色
に統一されていることを特徴とする。このように構成す
ることにより、遊技機の表面に汚れや傷がある場合、組
付部品全てを取り替える必要はなく、カバー部材を取り
替えるだけでリサイクルが可能になり、また、古い部品
(表構成部材)を粉砕してこれを原材料とする場合、同
素材であれば表構成部材の色調を選別する必要がなくな
り、ひいてはより一層有効なリサイクルが可能になる。
また、カバー部材に施す着色や模様印刷を異ならせてこ
れを取り替えることで、遊技機の表面装飾を手軽に且つ
低コストで変更することができる。
【0005】また、前記同一色の色調をナチュラル色と
した場合には、表構成部材に含まれる不純物(色を付け
るための材料)を少なくすることができるので、表構成
部材を粉砕して原材料として再利用する場合には、この
原材料を用いての成形性を向上させることができる。
【0006】また、前記表構成部材(ガラス板保持枠
5)に開口(凹形状の取付部分)を設けると共に該開口
内に発光手段(装飾LED21、装飾ランプ22、玉切
れLED23、賞球LED24)を設け、その発光手段
の前方を透光性合成樹脂から形成した前記カバー部材で
被覆した場合には、カバー部材を発光手段のレンズとし
て用いることができるので、レンズ部材を別途設ける必
要がなく、その分コストを低減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。本実施形態に係る弾球遊技
機1は、図1及び図2に示すように、縦長な方形状に枠
組み形成された外枠2と、該外枠2の一側に開閉自在に
軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼ全てが集
約して設けられる前面枠3、を備えている。前面枠3に
は、その上部側に遊技盤4が取り付けられ、該遊技盤4
の前方には、開閉自在にガラス板保持枠5が取り付けら
れている。また、前面枠3には、ガラス板保持枠5の下
方に上皿セット6が開閉自在に取り付けられ、その下方
には、下皿セット7とハンドルセット8が取り付けられ
ている。また、図示の実施形態では、弾球遊技機1の側
方に遊技者に遊技玉を貸し出すためのカードユニット装
置10が付設されている。このカードユニット装置10
は、使用可能状態であるか否かを表示する使用可能表示
器11と、当該カードユニット装置10がいずれの側の
弾球遊技機1に対応しているか否かを表示する連結台方
向表示器12と、磁気カードを挿入するカード挿入口1
3、を備え、上皿セット6の上面に設けられる操作部を
操作することにより作動するようになっている。
【0008】遊技盤4は、ほぼ正方形状の合板により形
成され、その表面には、円形うず巻き状に誘導レール1
4が取り付けられ、該誘導レール14の内側が遊技領域
15とされて発射された打玉が落下するようになってい
る。遊技領域15には、図示の場合、ドラム式可変表示
装置16、該ドラム式可変表示装置16の可変表示を許
容する始動入賞口17、可変入賞球装置18、等が設け
られている。遊技内容は、ドラム式可変表示装置16に
導出された表示結果が大当り図柄になると、これに伴っ
て特定遊技状態を発生して可変入賞球装置18を所定の
態様で開放制御するようになっている。
【0009】なお、本発明に係る特定遊技状態(特定の
遊技価値)は、上記に限らず以下に示す〜の制御の
うちいずれか1つの制御又は組合せた制御を実行する状
態であればよい。
【0010】 打玉の入賞を容易にする第一の状態
と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、
に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又
は間欠的に第一の状態にする制御 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在さ
せ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞
できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可
変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一
の状態にする制御 打玉の入賞に関わらず所定数の景品玉を直接排出す
る制御 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)
に対して有価数を加算する制御 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に
対して得点を付与する制御 ガラス板保持枠5には、遊技盤4の遊技領域15をほぼ
透視し得る円形透視窓19が開設され、該円形透視窓1
9の裏面から複層ガラスセット20が装着されている。
円形透視窓19の外周には、その上部に装飾LED21
が設けられ、左右両側方には、装飾ランプ22が設けら
れている。この装飾LED21や装飾ランプ22は、遊
技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特定遊
技状態の発生等を遊技者に報知すると共に遊技の雰囲気
を盛り上げるようになっている。ガラス板保持枠5の軸
支側上部には、払い出すべく賞球が不足したことを報知
する玉切れLED23や、入賞玉の発生に基づいて所定
個数の賞球が払い出されたことを報知する賞球LED2
4が設けられ、ガラス板保持枠5の上部左右には、遊技
の進行に応じた効果音を発生するスピーカ25が設けら
れている。なお、ガラス板保持枠5における装飾LED
21、装飾ランプ22、玉切れLED23、及び賞球L
ED24の各取付部分は、各種ランプ・LED21〜2
4をガラス板保持枠5の表面から突出させないような凹
形状をなしている。また、ガラス板保持枠5には、前面
枠3に設けられた軸受金具26及び回転軸27と個々に
係合してガラス板保持枠5を前面枠3に開閉自在に取り
付ける回転軸28及び軸受金具29が設けられている。
さらに、ガラス板保持枠5には、前面枠3に対する閉塞
状態を保持する係止片30が設けられると共に、遊技盤
4表面に貼付される証紙(図示しない)を視認させる開
口31が穿設されている。なお、ガラス板保持枠5の外
周末端部分及び円形透視窓19の周縁部分には、それぞ
れ後述するカバー部材を取り付けるためのビス止め穴5
aが穿設されている。
【0011】上皿セット6は、前面枠3に開閉自在に取
り付けられる上皿開閉板32を備え、該上皿開閉板32
の前面側には、複数の合成樹脂製部材を組み合せてなる
上皿33が設けられている。上皿開閉板32の軸支側上
部には、賞球を上皿33内に払い出す賞球払出口34が
設けられている。一方、上皿開閉板32の開放側上部に
は、玉抜き操作レバー35が設けられている。この玉抜
き操作レバー35は、左右方向に移動可能に設けられて
いる。そして、玉抜き操作レバー35を図示しないスプ
リングの付勢力に抗して一方向に移動させることで、上
皿33内の貯留玉を上皿開閉板32の裏面から下皿セッ
ト7に誘導するようになっている。また、上皿33に
は、その内部に圧電ブザー36が内蔵されている。この
圧電ブザー36は、遊技玉の貸出異常が生じたとき(例
えば、ピッ、ピッ、ピッという連続音)、あるいは遊技
玉の貸出時(例えば、100円相当の遊技玉が払い出さ
れる毎にピーという音)に、その旨を報知する報知音が
発生されるものである。上皿33の上面には、前記カー
ドユニット装置10の操作部を構成する玉貸スイッチ3
7、返却スイッチ38、及び自動玉貸スイッチ39が設
けられている。また、上皿開閉板32には、前面枠3に
設けられた回転軸40及び軸受金具41と個々に係合し
て上皿開閉板32を前面枠3に開閉自在に取り付ける軸
受金具42及び回転軸43が設けられると共に、前面枠
3に対する閉塞状態の保持及び解除を行う開閉操作レバ
ーが設けられている。なお、上皿開閉板32の左右の末
端部分には、それぞれカバー部材を取り付けるためのビ
ス止め穴32aが穿設されている。
【0012】下皿セット7は、上皿33から誘導された
玉(余剰玉など)を貯留するものであり、その前面壁に
は、玉抜き操作レバー44がスライド可能に取り付けら
れている。そして、この玉抜き操作レバー44を操作す
ることにより、下皿セット7の貯留玉を下方に玉抜きし
て持ち運び可能な玉箱に移し替えるようになっている。
下皿セット7の左側には、灰皿45が設けられている。
また、下皿セット7には、該下皿セット7を前面枠3に
穿設された取付穴46に取り付け固定する取付ボルト4
7が一体的に設けられている。
【0013】ハンドルセット8は、ハンドルリング48
aを備えた操作ハンドル48と、該操作ハンドル48を
前面枠3に取り付けるハンドル取付台49、から構成さ
れている。ハンドル取付台49には、ハンドルセット8
を前面枠3に穿設された取付穴50に取り付け固定する
取付ボルト51が一体的に設けられると共に、カバー部
材を取り付けるためのビス止め穴52が末端部分に穿設
されている。また、操作ハンドル48には、スイッチ配
線53が接続されており、該スイッチ配線53は、ハン
ドルセット8の取り付け状態で前面枠3に穿設された挿
通穴54から前面枠3裏面に挿通されるようになってい
る。
【0014】また、弾球遊技機1の表面側には、上記し
た構成以外にも、下皿セット7の玉出口55の外周を装
飾する玉出口飾り部材56と、各種補強部材57〜6
0、が取り付けられている。なお、玉出口飾り部材56
及び各種補強部材57〜60には、それぞれ前面枠3に
穿設された取付穴61との係合によって取り付けを行う
取付ボス62が一体的に設けられている。また、補強部
材57〜60の各末端部分には、カバー部材を取り付け
るためのビス止め穴63が穿設されている。
【0015】一方、弾球遊技機1の裏面側には、図3に
示すように、機構板70が開閉自在に設けられている。
機構板70の中央には窓開口71が開設され、該窓開口
71からは、遊技盤4の裏面に取り付けられた入賞玉集
合カバー体72が貫通されている。入賞玉集合カバー体
72には、中継基板73と、ドラム式可変表示装置16
の駆動態様を制御するドラム表示制御回路基板74、が
設けられている。なお、各基板73・74は、相互間で
電気的に接続されている。また、中継基板73には、遊
技盤4上の各種電気部品が接続されると共に、後述する
遊技制御回路基板81が接続されている。一方、ドラム
表示制御回路基板74には、ドラム式可変表示装置16
に含まれる各種電気部品(ドラムモータ、ドラムラン
プ、ドラムセンサ等)が接続されると共に、遊技制御回
路基板81が接続されている。
【0016】また、上記した機構板70には、発生した
入賞玉に基づいて所定個数の賞球を払い出す玉タンク7
5と、賞球払出装置76と、玉タンク75内の玉を賞球
払出装置76に送る玉整列レール77、カーブ樋78、
及び通路体79と、玉止め部材80a及び入賞玉排出ソ
レノイド80bを備えた入賞玉処理装置80と、遊技制
御回路基板81を収納した回路基板ボックス82と、賞
球払出制御基板83を被覆した制御基板カバー84と、
ユニット中継基板85を被覆した中継基板カバー86
と、ターミナル基板87を収納したターミナル基板ボッ
クス88と、が設けられている。遊技制御回路基板81
は、CPU、RAM、及びROMを備えてドラム式可変
表示装置16や可変入賞球装置18等の遊技装置の遊技
動作を制御するものである。賞球払出制御基板83は、
賞球払出装置76の動作を制御するものである。ユニッ
ト中継基板85は、弾球遊技機1とカードユニット装置
10の配線接続を中継するものである。ターミナル基板
87は、遊技制御回路基板81に電源を供給するもので
ある。また、弾球遊技機1の裏面には、上記した機構板
70以外の領域に、装飾制御基板89を収納した制御基
板ボックス90、発射装置モータ92を備えた打球発射
装置91、外枠2に対する前面枠3の施錠及び前面枠3
に対するガラス板保持枠5の施錠を行う施錠装置93
(図2参照)、等が設けられている。装飾制御基板89
は、遊技制御回路基板81からの指令又はデータに基づ
いて弾球遊技機1の前面に設けられる電気的装飾部品
(装飾LED21、装飾ランプ22、スピーカ25等)
の動作を制御するものである。施錠装置93は、弾球遊
技機1の前面に臨設されるシリンダー錠94を備えてい
る。
【0017】ところで、上記した弾球遊技機1の表側を
構成する複数の表構成部材(ガラス板保持枠5や上皿セ
ット6の表側を構成する部材など)は、一部(軸受金具
26)を除き合成樹脂からなり、そのうち同素材の合成
樹脂製の表構成部材は、色調が同一色のナチュラル色に
統一されている。また、このような表構成部材の表面に
は、それぞれ各種のカバー部材が取り付けられている。
具体的に、カバー部材は、図4に示すように、ガラス板
保持枠5の表面を覆うカバー部材100、軸受金具26
の表面を覆うカバー部材101、上皿33の表面を覆う
カバー部材102、上皿開閉板32の左右両側の表面を
個々に覆うカバー部材103・104、補強部材57の
表面を覆うカバー部材105、下皿セット7の表面を覆
うカバー部材106、灰皿45の表面を覆うカバー部材
107、ハンドル取付台49の表面を覆うカバー部材1
08、補強部材60の表面を覆うカバー部材109、下
皿セット7の上方の表面を覆うカバー部材110、各補
強部材58・59を含んだ下側部分の表面を覆うカバー
部材111、から構成されている。なお、カバー部材1
06には、下皿セット7の下方の表面を覆うカバー部1
06aが延設されている。
【0018】カバー部材100〜111は、それぞれ塩
化ビニルからなり、被覆する表構成部材の表面に倣った
薄膜形状に形成されている。カバー部材100〜111
には、該カバー部材100〜111を表構成部材に取り
付けるためのビス112止め用の取付穴113乃至取付
突片114が設けられている。また、カバー部材100
には、ガラス板保持枠5に設けられた複層ガラスセット
20及びスピーカ25をカバー部材100の表面に臨ま
せる各開口115・116が穿設されると共に、装飾L
ED21、装飾ランプ22、玉切れLED23、賞球L
ED24、及び開口31に臨む証紙を前方から被覆する
各窓部117〜121が形成されている。窓部117〜
120は、図5に示すように(同図中には、装飾LED
21を被覆する窓部117を例示)、それぞれ所定の着
色が施されると共に透光性を有するレンズ状に形成され
ることで、各種ランプ・LED21〜24からの発光を
有色光として前方に拡散照射するようになっている。一
方、窓部121は、証紙が視認し易いように無色透明に
形成されている。
【0019】カバー部材102には、上皿33に設けら
れた各種スイッチ37〜39をカバー部材102の表面
に臨ませる各開口122〜124が穿設されている。カ
バー部材105には、補強部材に臨設されたシリンダー
錠94をカバー部材105の表面に臨ませる開口125
が穿設されている。カバー部材106には、下皿セット
7に設けられた玉抜き操作レバー44をカバー部材10
6の表面に臨ませる開口126が穿設されている。カバ
ー部材108には、ハンドル取付台49に立設された操
作ハンドル48をカバー部材108の前方に挿通させる
開口127が穿設されている。なお、上記した各カバー
部材100〜111は、それぞれ部分毎に様々な着色が
施され、弾球遊技機1の表面を装飾するようになってい
る。
【0020】以上のように、本実施形態に係る弾球遊技
機1は、合成樹脂から形成されて当該弾球遊技機1の表
側を構成する複数の表構成部材(ガラス板保持枠5、上
皿セット6、下皿セット7、ハンドルセット8の表側を
構成する合成樹脂部材、補強部材57〜60)と、該表
構成部材の表面に倣った薄膜形状の合成樹脂からなり、
表構成部材の表面を覆った状態で着脱可能に取り付けら
れるカバー部材100〜111と、を備え、前記複数の
表構成部材のうち同素材の表構成部材は、それぞれ色調
が同一色に統一されていることを特徴とする。このよう
に構成することにより、遊技機の表面に汚れや傷がある
場合、組付部品全てを取り替える必要はなく、カバー部
材を取り替えるだけでリサイクルが可能になり、また、
古い部品(表構成部材)を粉砕してこれを原材料とする
場合、同素材であれば表構成部材の色調を選別する必要
がなくなり、ひいてはより一層有効なリサイクルが可能
になる。また、カバー部材に施す着色や模様印刷を異な
らせてこれを取り替えることで、遊技機の表面装飾を手
軽に且つ低コストで変更することができる。
【0021】また、前記表構成部材における同一色の色
調をナチュラル色としたので、表構成部材に含まれる不
純物(色を付けるための材料)を少なくすることがで
き、表構成部材を粉砕して原材料として再利用する場合
には、この原材料を用いての成形性を向上させることが
できる。
【0022】また、前記ガラス板保持枠5に凹形状の取
付部分を設けると共に該取付部分に装飾LED21、装
飾ランプ22、玉切れLED23、及び賞球LED24
を設け、その各種ランプ・LED21〜24の前方を透
光性合成樹脂から形成したカバー部材100で被覆した
ので、カバー部材100を各種ランプ・LED21〜2
4のレンズとして用いることができるので、レンズ部材
を別途設ける必要がなく、その分コストを低減すること
ができる。
【0023】なお、上記した実施形態は、本発明を限定
するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能
である。例えば、実施形態中では、本発明の遊技機を弾
球遊技機としているが、これに限らず弾球遊技機以外の
遊技機(例えば、スロットマシンやコインゲーム等)で
あってもよい。また、カバー部材は、塩化ビニル製で、
ある模様(色彩)を印刷(シルク印刷など)した板を真
空成形にて凹凸を付け成形したものであるが、吸引力で
金型の形状にしてもよいし、逆に吹きつける方法で成形
したものでもよい。つまり、単に包装するビニルなどと
違い、破けることがないし、複雑な形状にも対応でき
る。また、模様、印刷(着色)を所定位置に施せる。カ
バー部材の材質は、塩化ビニル製でなく、例えば熱に強
いメラミン樹脂やフェノール樹脂で成形又はコーティン
グしてもよいし、自消火性樹脂などでもよい。熱に強い
材質にしておけば、いたずらでタバコの火を押し付けら
れても溶けない。また、弾性力の高い樹脂でもよいし、
ゴム性(多少伸縮する)の樹脂でもよい。この場合、表
面によくフィットする。また、カバー部材をレンズ代わ
りに用いたが、補強の意味でもカバー部材の裏面に光透
過性樹脂を設け、ランプなどを覆うようにしてもよい。
また、カバー部材のレンズ部分を補強するための補強部
材(カバー部材と同質の材料でできていてカバー部材よ
りも厚みがあるので骨組み的なもの)を接着してもよ
い。
【0024】カバー部材が覆う部材は、単数、複数どち
らでもよい。カバー部材が透明で覆われる樹脂色をデザ
イン的に用いてもよい。露出している皿部分は、導電性
樹脂(カーボン入り)で静電気に強いものにしてある。
また、皿に関しては摩擦に強い(玉により削れ難い)樹
脂などを用いるのが望ましい。他の部分はABS(アク
リロニトリル・ブタジエン・スチレン)などで成形され
ている場合、導電性樹脂とABS樹脂(非導電性)とで
色を異ならせれば、色が異なっていることで、材料が違
っていることが分かり易くできる。また、特殊な樹脂部
分に関しては、特にカバー部材で覆われなくてもよい。
また、皿部分など全てをカバー部材で覆ってもよい。灰
皿は、フェノール樹脂製であり、ハンドル及び玉抜き操
作レバーは、抗菌処理を施した樹脂からなるが、玉抜き
操作レバーなどは、カバー部材で覆うのではなく、シー
ルを貼り付けることで覆うようにして、シールの貼り替
えだけで済むようにしてもよい。また、特殊な材料を使
った樹脂に関しては、その特殊な樹脂の種類を色分けす
ると、リサイクルで分別する場合分かりやすい。
【0025】カバー部材に覆われている合成樹脂部材
は、材料がナチュラル色である。材質が異なる部材が覆
われていてもよい。但し、ABSならABSでナチュラ
ル色に統一し、ポリカーボネイトならポリカーボネイト
でナチュラル色で統一する。これは、特に色を付けるた
め(赤や青にするため)の着色剤を混ぜないもので、A
BS樹脂であればベージュ色、ポリアセタールであれば
白色、ポリカーボネイトであれば透明無色などである。
また、機構板は、ほとんどがABSのスモーク色(透明
青色)であるので、それと同じ材質(色調)でもよい。
同じ材料を大量に使うので大量仕入れによりコストを抑
えることができると共に、樹脂成形するための仕入れ管
理(材料の仕入れ)が容易になる。ナチュラル色であれ
ば、汎用性があると共に、原価が安く強度も強い(不純
物が少ないので)。また、デザイン上、色を見せるよう
にしてナチュラル色ではなく、ある一種類の色で統一し
たものでもよい。また、リサイクルのために回収した色
の異なる樹脂(同材質、例えばABS同士)又は異なる
材質の樹脂を混ぜ合わせて形成したものでもよい。ま
た、カバー部材に覆われる部材には、そのまま再利用可
能かどうか分かるように製造年月日を刻印しておくよう
にしてもよい。カバー部材をネジ止めとしたが他の方法
でもよい。シールによる接着や係合爪により引っ掛けて
係合するなどでもよい。また、ネジは樹脂のものでもよ
い。発光装置は、ランプ、LEDに限定せず、蛍光灯や
ELなどであってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明の請求項1においては、遊技に応じて遊技者
に特定の遊技価値を付与し得る遊技機において、合成樹
脂から形成されて当該遊技機の表側を構成する複数の表
構成部材と、該表構成部材の表面に倣った薄膜形状の合
成樹脂からなり、表構成部材の表面を覆った状態で着脱
可能に取り付けられるカバー部材と、を備え、前記複数
の表構成部材のうち同素材の表構成部材は、それぞれ色
調が同一色に統一されていることを特徴とする。このよ
うに構成することにより、遊技機の表面に汚れや傷があ
る場合、組付部品全てを取り替える必要はなく、カバー
部材を取り替えるだけでリサイクルが可能になり、ま
た、古い部品(表構成部材)を粉砕してこれを原材料と
する場合、同素材であれば表構成部材の色調を選別する
必要がなくなり、ひいてはより一層有効なリサイクルが
可能になる。また、カバー部材に施す着色や模様印刷を
異ならせてこれを取り替えることで、遊技機の表面装飾
を手軽に且つ低コストで変更することができる。
【0027】また、本発明の請求項2においては、前記
同一色の色調をナチュラル色としたことを特徴とする。
このように構成することにより、表構成部材に含まれる
不純物(色を付けるための材料)を少なくすることがで
きるので、表構成部材を粉砕して原材料として再利用す
る場合には、この原材料を用いての成形性を向上させる
ことができる。
【0028】また、本発明の請求項3においては、前記
表構成部材に開口を設けると共に該開口内に発光手段を
設け、その発光手段の前方を透光性合成樹脂から形成し
た前記カバー部材で被覆したことを特徴とする。このよ
うに構成することにより、カバー部材を発光手段のレン
ズとして用いることができるので、レンズ部材を別途設
ける必要がなく、その分コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における弾球遊技機を示す
正面図である。
【図2】弾球遊技機を示す分解斜視図である。
【図3】弾球遊技機を示す背面図である。
【図4】弾球遊技機の前面に取り付けられる各種カバー
部材を示す分解斜視図である。
【図5】装飾LEDの前方を被覆するカバー部材を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機) 2 外枠 3 前面枠 4 遊技盤 5 ガラス板保持枠 5a ビス止め穴 6 上皿セット 7 下皿セット 8 ハンドルセット 20 複層ガラスセット 21 装飾LED(発光手段) 22 装飾ランプ(発光手段) 23 玉切れLED(発光手段) 24 賞球LED(発光手段) 25 スピーカ 26 軸受金具 32 上皿開閉板 32a ビス止め穴 33 上皿 37 玉貸スイッチ 38 返却スイッチ 39 自動玉貸スイッチ 44 玉抜き操作レバー 45 灰皿 48 操作ハンドル 49 ハンドル取付台 52 ビス止め穴 56 玉出口飾り部材 57〜60 補強部材(表構成部材) 100〜111 カバー部材 113 取付穴 114 取付突片 115・116・122〜127 開口 117〜121 窓部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技に応じて遊技者に特定の遊技価値を
    付与し得る遊技機において、 合成樹脂から形成されて当該遊技機の表側を構成する複
    数の表構成部材と、 該表構成部材の表面に倣った薄膜形状の合成樹脂からな
    り、表構成部材の表面を覆った状態で着脱可能に取り付
    けられるカバー部材と、を備え、 前記複数の表構成部材のうち同素材の表構成部材は、そ
    れぞれ色調が同一色に統一されていることを特徴とする
    遊技機。
  2. 【請求項2】 前記同一色の色調をナチュラル色とした
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記表構成部材に開口を設けると共に該
    開口内に発光手段を設け、その発光手段の前方を透光性
    合成樹脂から形成した前記カバー部材で被覆したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
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