JP2012210501A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本体枠が樹脂材あるいは木材を用いて形成されているため、取り付けられた各種機器の重量によって負荷が掛かりやすく、寿命が短くて再利用が困難であるという課題があった。
【解決手段】
遊技板3000、前面枠6000、下皿7000、セット板および基板ベースは、金属製の本体枠2000に取り付けられている。このため、各種構成の重量が長期にわたって加わる状況の下でも、本体枠2000の摩耗や変形などが防がれ、再利用に好適な本体枠2000を備えたパチンコ遊技機の提供をすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来の遊技機では、樹脂製あるいは木製の本体枠が採用されており、この本体枠には、各種機器が取り付けられている。
近年、各業界で資源の再利用が盛んに行われ、遊技機業界においても遊技機の構成部品を再利用するための技術開発が望まれるようになってきている。しかし、従来の遊技機においては、本体枠が樹脂材あるいは木材を用いて形成されているため、取り付けられた各種機器の重量によって負荷が掛かりやすく、寿命が短く再利用が困難であるという課題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、再利用に好適な構成部品を備えた遊技機の提供を目的とする。
以下、上記目的を達成するのに適した手段について説明する。
手段1:
矩形開口を有する外枠と、金属により形成されて同矩形開口内にて開閉可能に支持される本体枠と、同本体枠の上部に取り付けられて前面側に遊技領域を形成する遊技装置と、同本体枠の前面側にて開閉可能に取り付けられて遊技領域を前面側から覆う前面枠と、同本体枠の背面側に取り付けられて当該遊技機に遊技球を供給する供給路を形成するセット板と、同本体枠の背面側に取り付けられて当該遊技機を制御する制御基板とを具備することを特徴とする遊技機。
手段1によれば、金属製の本体枠により、遊技装置、前面枠、セット板、制御基板などの各種機器が支持される。このため、上記各種機器の重みによって上記本体枠に負荷が加わり続けても強度が維持される。従って、上記本体枠は、長期間にわたって繰り返し使用し続けることができる。
本発明にかかる遊技機は、遊技球を用いて遊技を行うものであれば良く、上記遊技領域に向けて遊技球を発射させて遊技を行うパチンコ遊技機であっても良いし、遊技球の投入により図柄を変化させて遊技を行ういわゆるパチロットであっても良い。
また、当該遊技機が遊技球を貯留する貯留皿を備えたものであれば、上記前面枠とともに同貯留皿を上記本体枠に取り付けることが可能である。むろん、貯留皿を設けず、遊技球を遊技機島に排出するような遊技球封入型の遊技機への適用も可能であることは言うまでもない。
なお、上記遊技装置は、上記本体枠に取り付けられて遊技領域を形成するものであれば良い。ここにいう遊技領域とは、入賞孔や役物などが配置されて遊技球を流下させる領域や、抽選時などに回転して絵柄を変化させる回転ドラムが配置された領域を広く含むものである。この意味で、同遊技装置は、パチンコ遊技機における遊技板や、パチロットにお
ける回転ドラムを含むものである。むろん、例えば、パチロットにおいて、回転ドラムの代わりに液晶ディスプレイなどを代用して絵柄を変化させる場合には、このような構成も含むことは言うまでもない。
手段2:
上記手段1に記載の遊技機において、上記本体枠は、矩形板状の本体部と、この本体部の周縁部位から前面側へ延設される側壁とを備え、同側壁は、樹脂製カバーにより覆われていることを特徴とする遊技機。
手段2によれば、上記本体枠に前面枠などが取り付けられた際、上記側壁が同前面枠などを周囲から取り囲む。このため、同側壁の前端部位が遊技者側から視認可能となる。しかし、上記側壁が樹脂製カバーにより覆われているため、同本体枠の金属光沢が露出しない。従って、この金属光沢により遊技者に冷たさを感じさせることがない点で有用となる。
手段3:
上記手段2に記載の遊技機において、上記樹脂製カバーは、上記側壁の肉厚と概略同等な幅を有する開口を有する断面コの字形状に形成されていることを特徴とする遊技機。
手段3によれば、断面コの字形状を有する樹脂製カバーの開口に上記側壁の前端側を圧入することにより、同樹脂製カバーが同側壁に装着される。従って、この樹脂製カバーは、上記側壁の前方へ容易に引き抜くことができるため、台替え時、上記前面枠などの色合いなどに合わせて簡単に交換することができる。
手段4:
上記手段2または手段3のいずれかに記載の遊技機において、上記樹脂製カバーは、上記本体枠の左右幅あるいは上下幅と同等な長さで形成されていることを特徴とする遊技機。
手段4によれば、各辺に対応した長さの樹脂製カバーを上記本体枠の各辺にそれぞれ装着することができるため、同樹脂製カバーを小型化させ、装着時の取り扱いを容易にし、作業性の向上を図ることができる。
手段5:
上記手段4に記載の遊技機において、上記樹脂製カバーの端部には、上記側壁の外側角部に対向する部位から同側壁の内側角部に対向する部位に向けて概略45度の角度で傾斜面が形成されていることを特徴とする遊技機。
手段5によれば、上記樹脂製カバーは、上記側壁の外側角部に対向する部位から同側壁の内側角部に対向する部位に向けて概略45度の角度で形成された傾斜面を対向させつつ同側壁に圧入される。このため、同側壁の角部では、互いに対向する樹脂製カバーの傾斜面が密着し、同側壁の金属面を覆い隠すことができる。従って、上記側壁を確実に覆い隠すための構成として、当該手段5は有用なものとなる。
手段6:
上記手段4または手段5のいずれかに記載の遊技機において、上記樹脂製カバーは、上記側壁の左右幅と同等な長さを有する部位と同側壁の上下幅と同等な長さを有する部位とが直交する方向へ連続的に形成されていることを特徴とする遊技機。
手段6によれば、角部を上記側壁の角部に対向させつつ、上記樹脂製カバーを同側壁の
隣接辺にそれぞれ装着する。すると、同樹脂製カバーを装着する際の向きを考えたり、長さの異なる樹脂製カバーから該当するものを選ぶ必要がなくなるため、作業性の向上を図るにあたって有用な構成となる。
ここで、当該手段6にかかる樹脂製カバーは、上記側壁における隣接二辺に装着可能なL字形状を有するものであっても良いし、同側壁における隣接三辺に装着可能なコの字形状を有するものであっても良い。また、同側壁における全四辺に装着可能な枠形状を有するものであっても良い。
手段7:
上記手段3〜手段6のいずれかに記載の遊技機において、上記側壁は、内側あるいは外側に立設される係合片を備え、上記樹脂製カバーは、可撓性を有する素材により構成し、開口縁部に長さ方向へスリットを設けたことを特徴とする遊技機。
手段7によれば、上記樹脂製カバーを上記側壁に装着する際、同樹脂製カバーの開口縁部を同側壁の内側あるいは外側へ撓ませながらスリットの内部に係合片を収容させる。このとき、撓むことにより変形した同樹脂製カバーの開口縁部が自身の復元力により元の形状へ復帰するため、上記係合片が上記スリットの内部に保持され、同樹脂製カバーの脱落が防がれる。
なお、当該手段7において、上記樹脂製カバーは、上記開口縁部だけが可撓性を有する素材により構成されたものであっても良いし、全体が可撓性を有する素材により構成されたものであっても良いし、上記スリットの周囲だけが可撓性を有する素材により構成されたものであっても良い。
また、ここにいう可撓性とは、上記樹脂製カバーの開口縁部を変形させて上記係合片を上記スリットの内部に導き入れることができれば良いとの観点から、弾性樹脂などから得られる可撓性であっても良いし、発泡樹脂における発泡割合を高めて得られる可撓性などであっても良い。
手段8:
上記手段7に記載の遊技機において、上記係合片は、上記側壁の壁面を概略コの字形状に切り込み、付け根部位を屈曲させて同側壁の内側あるいは外側に立ち上げさせた舌片により構成されていることを特徴とする遊技機。
手段8によれば、上記スリットに係合させる係合片を上記側壁と一体的に形成することができるため、同係合片の強度を一層高めることが可能となる。また、別部材を用いなくても、上記側壁の壁面に加工を施すだけで係合片を形成することができるため、部品点数を削減してコストの低減を図る上で有用な構成となる。
手段9:
上記手段1に記載の遊技機において、上記本体枠は、矩形板状の本体部と、この本体部の周縁部位から前面側へ延設される側壁とを備え、同側壁は、樹脂材によりコーティングされていることを特徴とする遊技機。
手段9によれば、別部材を用いることなく、上記側壁の金属面を覆い隠すことができるため、部品点数の削減してコストの低減を図る上で有用な構成となる。むろん、上記本体枠の全体を上記樹脂材によりコーティングした場合であっても、同様であることは言うまでもない。
手段10:
上記手段1に記載の遊技機において、上記本体枠は、矩形板状の本体部と、この本体部の周縁部位から前面側へ延設される側壁とを備え、同側壁は、艶消し加工されていることを特徴とする遊技機。
手段10によれば、上記手段9の場合と同様に、別部材を用いることなく、上記側壁の金属面を覆い隠すことができるため、部品点数の削減してコストの低減を図る上で有用な構成となる。むろん、上記本体枠の全体を艶消し加工した場合であっても、同様であることは言うまでもない。
手段11:
上記手段1に記載の遊技機において、上記本体枠は、矩形板状に形成され、同本体枠の周縁部位には、前面側へ立設される樹脂製の側壁部材が取り付けられていることを特徴とする遊技機。
手段11によれば、側壁部材が上記前面枠などの周縁を覆う。このため、遊技者の側からは、この側壁部材の前端部位が視認される。従って、形状が簡素化された本体枠に対して、側壁を兼ねた樹脂製の部材を取り付けるだけで、同本体枠における金属面の露出を防ぐことができる。なお、当該手段11では、上記側壁部材を上記本体枠に対して脱着可能とし、交換作業を容易にすることも可能である。
手段12:
上記手段1〜手段11のいずれかに記載の遊技機において、上記外枠の前端部位は、樹脂製カバーにより覆われていることを特徴とする遊技機。
手段12によれば、上記外枠が上記本体枠を支持する際、遊技者側から同本体枠の周囲に同外枠の前端部位が見えても、樹脂製カバーにより覆われているため、同外枠の金属光沢が露出されない。従って、この金属光沢により遊技者に冷たさを感じさせることがない点で有用となる。
なお、当該手段12にて採用される樹脂製カバーに関しても、上記手段3〜手段10にて説明した構成を適用可能であることは言うまでもない。
手段13:
上記手段1〜手段12のいずれかに記載の遊技機において、上記外枠は、上記矩形開口の隣接位置に台間機を収容可能な矩形開口を備えていることを特徴とする遊技機。
手段13によれば、金属製の上記外枠が上記本体枠と台間機とを強固に支持することができる。この際、同外枠が同本体枠と同台間機とを一体的に支持し、遊技機島に設置すべき機器をユニット化することができるため、同遊技機島における外観を統一させてデザイン性の向上を図るにあたって有用な構成となる。
手段14:
上記手段1〜手段12のいずれかに記載の遊技機において、上記外枠は、左右側壁の外面に台間機を脱着可能な取付構造を備えていることを特徴とする遊技機。
手段14によれば、金属製の枠体に台間機を取り付けると、同台間機が強固に支持されるため、同台間機を支持するための構造を遊技機島に設ける必要がなくなり、同遊技機島における構成を簡略化させることができる。なお、当該手段14における構成は上記手段13の構成と組み合わせても良く、また、同様の観点から、遊技機島に配置される両替機
などを収容したり、取り付けるための構成を上記外枠に付加することも可能である。
以上説明したように本発明は、再利用に好適な構成部品を備えた遊技機を提供することができる。
本実施形態にかかるL枠遊技機の外観を示す正面図である。 L枠遊技機の外観を示す背面図である。 本体枠の前面側外観を示す斜視図である。 本体枠の背面側外観を示す斜視図である。 変形例にかかる樹脂製カバーを示す斜視図である。 別の変形例にかかる樹脂製カバーを外枠に取り付ける途中の状況を示す斜視図である。 図6に示された樹脂製カバーが外枠に取り付けられた際の状況を示す斜視図である。 変形例にかかる本体枠の側壁を示す斜視図である。 本体枠に発射機構を取り付けた際の状況を示す斜視図である。 本体枠に流路板を取り付けた際の状況を示す斜視図である。 流路板の前面側に遮蔽板を取り付ける際の状況を示す斜視図である。 本体枠に遊技板を取り付けた際の状況を示す斜視図である。 図12に示された本体枠の背面側を示す斜視図である。 遊技板の背面側角部を示す拡大図である。 流路板の背面側に遮蔽板を取り付ける際の状況を示す斜視図である。 本体枠に前面枠を取り付ける際の状況を示す斜視図である。 本体枠に下皿を取り付ける際の状況を示す斜視図である。 外枠の前面側外観を示す斜視図である。 外枠に本体枠を取り付ける際の状況を示す斜視図である。 変形例にかかる外枠を示す斜視図である。 L枠遊技機の外観を示す側面図である。 基板ベースの取付位置を説明するための側面図である。 基板ベースを本体枠に取り付ける際の状況を示す斜視図である。 変形例にかかる基板ベースの取付構造を示す斜視図である。 別の変形例にかかる基板ベースの取付構造を示す斜視図である。 別の変形例にかかる基板ベースの取付構造を示す斜視図である。 別の変形例にかかる基板ベースの取付構造を示す斜視図である。 別の変形例にかかる基板ベースの取付構造を示す斜視図である。 基板ベースのストッパ構造を示す斜視図である。 ストッパ構造の詳細構成を示す断面図である。 基板ベースをロックした際のストッパ構造を示す断面図である。 基板ベースをロックする構造の変形例を示す断面図である。 図32に示された構造で基板ベースがロックされた際の状況を示す断面図である。 基板ベースの外観を示す斜視図である。 基板ベースに基板ボックスを挿入する際の可撓片を示す断面図である。 基板ベースに基板ボックスが挿入されたときの可撓片を示す断面図である。 変形例にかかる基板ベースを示す斜視図である。 基板ベースの構成を示す断面図である。 セット板の主要構成を示す背面図である。 変形例にかかるセット板および基板ベースを示す背面図である。 別の変形例にかかるセット板および基板ベースを示す背面図である。 音声基板およびランプ基板の取付構造を示す斜視図である。 基板ボックスを互いに係合させるための構造を示す斜視図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)L枠遊技機の概略説明:
(2)本体枠の説明:
(3)樹脂製カバーの説明:
(4)発射機構、流路板および遊技板の説明:
(5)前面枠と下皿の説明:
(6)外枠の説明:
(7)基板ベースの説明:
(8)セット板の説明:
(9)メイン基板の説明:
(10)音声基板とランプ基板の説明:
(1)L枠遊技機の概略説明:
図1は、本実施形態にかかるL枠遊技機の外観を正面図により示している。
同図において、金属製外枠1000は、矩形開口1000aを備えており、この矩形開口1000aには、高さ808mm、左右幅520mmを有する矩形板状の金属製本体枠2000が左端にて枢支されている。
本体枠2000には、高さ476mm、左右幅451mmを有する矩形板状の遊技板3000が上部に取り付けられ、遊技球の発射機構4000と樹脂製流路板5000とが下部に取り付けられている。なお、遊技板3000は、高さ400mm以上、左右幅400mm以上の遊技領域3100を前面に備えている。
遊技板3000の前面側には、遊技領域3100を望むガラス枠6100、ガラス枠6100の周囲を取り囲むように配置される装飾ランプ6200、上皿6300が設けられた樹脂製前面枠6000が本体枠2000の左端にて枢支され、前面枠6000の前方から発射機構4000に対して発射ハンドル4100が取り付けられている。流路板5000の前面側にて下皿7000が本体枠2000に取り付けられている。
図2は、本実施形態にかかるL枠遊技機の外観を背面図により示している。
同図において、遊技板3000の背面側では、矩形筺状の樹脂製セット板8000が本体枠2000の右端上部にて枢支され、矩形筺状の樹脂製基板ベース9000が本体枠2000の右端下部にて枢支されている。
(2)本体枠の説明:
図3は、本体枠2000の前面側外観を斜視図により示し、図4は、本体枠2000の背面側外観を斜視図により示している。
同図において、本体枠は、鋼材をプレス加工して形成される。
この本体枠2000は、外枠1000の矩形開口1000aへ収容可能な外形寸法を有
する概略矩形板状の本体部2200と、本体部2200の周縁端部から前面側と背面側とにそれぞれ直交する方向へ延設された側壁2100とを備えている。
ここで、前面側に延設された側壁2100は、前面部2100の前方周囲を取り囲むように枠状に形成され、この前面側の側壁2100に取り囲まれる形で前面枠6000と下皿7000とが本体枠2000の前面に取り付けられる。
一方、背面側に延設された側壁2100は、前面部2100の後方周囲を取り囲むように枠状に形成され、この背面側の側壁2100に取り囲まれる形で、遊技板3000、発射機構4000および流路板5000が本体枠2000の背面に取り付けられる。
なお、本体部2200には、周縁を所定幅ずつ残し、左側下部が一段高くなるように下部中央付近に段差を設けつつ、概略矩形形状に打ち抜いて開口2200aを形成してある。
また、開口2200aの下端部位は、側壁2100よりも幅狭で背面側へ直角に屈曲され、発射機構4000および流路板5000の載置面2300が形成されている。
本体部2200の左右両側部における中央には、それぞれ一箇所ずつ遊技板3000の支持部2210が設けられている。この支持部2210は、鉛直上方へ切り込みを入れた後、水平方向へ切り込みを入れて鉛直下方へ切り込みを入れ、付け根部位にて後方へ直角に屈曲させた舌片で構成されている。
図3にて、本体部2200の左側部における上方と下方とには、それぞれ一箇所ずつ前面枠6000の支持部2220が設けられている。この支持部2220は、鉛直下方へ切り込みを入れた後、水平方向へ切り込みを入れて鉛直上方へ切り込みを入れ、付け根部位にて前方へ直角に屈曲させた舌片で構成されている。また、この舌片の中央には、軸支孔2221が形成されている。
同図にて、本体部2200の左右側部における下方には、それぞれ一箇所ずつ下皿7000の支持部2230が設けられている。この支持部2230は、鉛直下方へ切り込みを入れた後、水平方向へ切り込みを入れて鉛直上方へ切り込みを入れ、付け根部位にて前方へ直角に屈曲させた舌片で構成されている。また、この舌片の中央には、取付孔2231が形成されている。
図4にて、側壁2100の右辺における上方と中央付近とには、それぞれ一箇所ずつセット板8000の支持部2110が設けられている。この支持部2110は、鉛直上方へ切り込みを入れた後、水平方向へ切り込みを入れて鉛直下方へ切り込みを入れ、付け根部位にて対向する側壁に向けて直角に屈曲させた舌片で構成されている。また、この舌片の中央には、軸支孔2111が形成されている。
同図にて、側壁2100の右辺における下方には、互いに鉛直方向へ離間させつつ基板ベース9000の支持部2220が設けられている。この支持部2120は、鉛直上方へ切り込みを入れた後、水平方向へ切り込みを入れて鉛直下方へ切り込みを入れ、付け根部位にて対向する側壁に向けて直角に屈曲させた舌片で構成されている。また、この舌片の中央には、軸支孔2121が形成されている。
(3)樹脂製カバーの説明:
上述したように、本体枠2000には、側壁2100に取り囲まれるように、前面枠6000や下皿7000が前面側から取り付けられる。このため、図1に示すように、L枠遊技機を前方から眺めた際、側壁2100の前端部位が肉厚分だけ前面枠6000や下皿7000の周囲に露出する。このように、金属製本体枠2000の一部が前面側に露出すると、遊技者の側から金属光沢が見えるため、それに伴って冷たい印象を与えてしまう。
そこで、本実施形態にかかる本体枠2000には、図3に示すように、前端部位に樹脂製カバー2410〜2440が装着されている。
樹脂製カバー2410〜2440には、側壁2100の肉厚と概ね同等な幅で背面側に開口が設けられ、断面コの字形状に形成されている。ここで、樹脂製カバー2410,2430は、側壁2100の上下幅と同等な長さを有しており、前面部2100の左右に形成される側壁2100における前端部位にそれぞれ圧入される。また、樹脂製カバー2420は、側壁2100の左右幅と同等な長さを有しており、前面部2100の上下に形成される側壁2100における前端部位に圧入される。
なお、各樹脂製カバー2410,2430の上端と、樹脂製カバー2420の両端とは、側壁2100の外側角部に対向する部位から開口隅部に対向する部位に向けて約45度の角度で傾斜しており、各端部に設けられた傾斜面どうしを対向させることにより、側壁2100の角部を隙間なく覆っている。
このように、樹脂製カバー2410〜2440は、側壁2100の前端部位に圧入されるにすぎないため、側壁2100に装着された樹脂製カバー2410〜2440は、前方へ引っ張るだけで容易に取り外すことができる。従って、台替え時、本体枠2000を変更することなく、本体枠2000に支持される前面枠6000や下皿7000などの色合いに応じて樹脂製カバー2410〜2440だけを容易に交換すれば良く、本体枠2000を再利用するにあたって有利な構成となる。
上記説明では、側壁2100の各辺ごとに樹脂製カバーを装着しているが、側壁2100の前端部位を覆い隠すことができれば良いとの観点から、例えば、図5に示すように、コの字形状に形成された樹脂製カバーを採用することも可能である。
すると、樹脂製カバーを装着する際の向きを考えたり、長さの異なる樹脂製カバーから該当するものを選ぶ必要がなくなるため、作業性の向上を図るにあたって有用な構成となる。
また、本体枠2000に装着された樹脂製カバーの脱落を防ぐための付加構成を設けることも可能である。例えば、図6に示すように、可撓性を有する素材を用いて樹脂製カバー2450を形成し、開口縁部にスリット2451を設けるとともに、側壁2100に外方へ折り返した舌片2500を設ける。
すると、樹脂製カバー2450を側壁2100に装着させる際、樹脂製カバー2450の開口縁部を外方へ撓ませながらスリット2451の内部に舌片2500を収容させることができる。このとき、撓むことにより変形した開口縁部は、図7に示すように、自身の復元力により元の形状へ復帰するため、樹脂製カバー2450は、スリット2451の内部に舌片2500を保持することができ、側壁2100からの脱落が防止される。むろん、樹脂製カバー2450の開口縁部だけを可撓性素材により構成した場合であっても同様である。
さらに、本体枠2000の前側部位には、あらかじめ所定の色を有する樹脂材でコーティング加工しておいても良い。例えば、赤色の樹脂材でコーティングでしておけば、前面枠6000や下皿7000などが全体的に赤色で構成される機種を選択して台替えを繰り返していけば、遊技者に対して金属光沢による冷たい印象を与えることなく、色彩を調和させることができる。同様の観点から、側壁2100の前側部位に艶消し加工を施すことにより、金属光沢を解消させることも可能である。
なお、本体部2200から前面側に延設された側壁2100は、周囲から工具を挿入して不正行為が行えないようにするなどの観点から設けられている。このため、本体部2200の前面周縁に樹脂製の側壁部材2600を取り付けても良い。例えば、図8に示すように、本体部2200の前面周縁に所定間隔で鍵穴状の係合孔2200bを設け、枠状の側壁部材2600の背面から突設されて先端が係合孔2200bにおける矩形部位の幅より外径が大きなピン状の係合突起2610を係合させることも可能である。
すなわち、前方から係合突起2610の先端を係合孔2600の円形部位に挿通させ、この係合突起2610を鉛直下方へ移動させるように側壁部材2600をスライドさせる。この際、側壁部材2600の背面から先端の大径部位までの長さを本体部2200の肉厚と概ね同等な寸法としておくことで、側壁部材2600の背面と大径部位とにより、本体部2200を前後方向から挟み込むことができる。
すると、側壁2100と同様に、本体部2200の前面側を枠状に覆って不正行為を防ぐことが可能となる。また、同時に、樹脂製の側壁部材2600が前面枠6000および下皿7000と外枠との間に介在することになるため、前方からの金属面の露出が防がれる。むろん、側壁部材2600を本体部2200の各辺ごとに分割して装着することも同様に可能である。
(4)発射機構、流路板および遊技板の説明:
図9は、本体枠2000に発射機構4000を取り付けた際の前面側外観を斜視図により示している。
同図において、発射機構4000は、載置面2300における前後幅と同等な厚みで左右方向へ幅広な矩形筺形状に形成された幅広部4000aと、幅広部4000aの前面にて一体的に形成され、左右方向へ幅狭な矩形筺形状を有する幅狭部4000bとを備えている。幅狭部4000bの前面には、発射ハンドル4100のシャフトを回転可能に支持する軸孔4200が設けられ、幅狭部4000bの上面には、上皿6300から誘導された遊技球を取り込む取込口4300と、発射桿により打ち出された遊技球を遊技板3000に向けて放出する発射口4400とが設けられている。
かかる構成により、幅狭部4000bを開口2200aに挿通させつつ、幅広部4000aを本体枠2000の背面側から取り付ける。このとき、幅広部4000aの底面は、載置面2300に載置され、幅広部4000aの右端部位は、本体部2200の背面と側壁2100の内壁面とに押し当てられる。そして、本体枠2000の本体部2200に設けられたビス孔と、幅広部4000aの前面右端に設けられたビス孔とを連通させてビス止めし、本体枠2000の載置面2300に設けられたビス孔と、幅広部4000aの底面に設けられたビス孔とを連通させてビス止めする。すると、幅狭部4000bが開口2200aの前方へ突出した状態で幅広部4000aが本体枠2000に固定される。
図10は、本体枠2000に流路板5000を取り付けた際の前面側外観を斜視図により示している。
同図において、流路板5000は、載置面2300における前後幅と同等な厚みを有するとともに、概略矩形形状に形成され、下端中央が矩形形状に突設されている。
この流路板5000は、下端中央に設けられた凸部を発射機構4000と開口下端における段差との間に位置合わせしつつ、開口2200aの内部に挿入される。この際、流路板5000の左右両端は、本体枠2000の本体部2200の左右側方部位と側壁2100の左右両辺とに押し当てた状態で、本体部2200の左右両辺にそれぞれ設けられたビス孔と流路板5000の前面における左右両端に設けられたビス孔とを連通させてビス止めされる。
流路板5000の左方上端側には、一対の貫通孔5000a,5000bが設けられている。貫通孔5000aの周縁部位には、上方および左右側方から貫通孔5000aを取り囲むように前方へ仕切り板5100が立設されており、この仕切り板5100は、所定幅だけ離間されつつ、鉛直下方へ延設された後、中程の高さにて右方へ屈曲し、中央にて再び鉛直下方へ屈曲するように形成され、下端付近にて一体となっている。
このように離間されつつ形成される仕切り板5100の上側壁面は、中程にて分断されており、所定幅だけ離間されつつ、逆くの字形状に上方へ延設された仕切り板5110の下端部位に連結されている。なお、この仕切り板5110の上端は、上方へ開放され、本体枠2000に装着される遊技板3000の前面位置に対向可能となっている。
また、貫通孔5000bの周縁部位には、上方および左右側方から貫通孔5000bを取り囲むように前方へ仕切り板5200が立設され、この仕切り板5200は、所定幅だけ離間させつつ、鉛直下方へ延設された後に一体となっている。
さらに、流路板5000の上端中央付近から右側下端に向けては、所定幅だけ離間させつつ一対の仕切り板5300が立設され、下端にて発射機構4000の発射口4400に対向する。仕切り板5300の右方には、中程の高さから右側下端に向け、同様に所定幅だけ離間させつつ一対の仕切り板5400が立設され、下端にて発射機構4000の取込口4300に対向する。
流路板5000の前面側には、図11に示す遮蔽板5000cが取り付けられる。遮蔽板5000cには、左側上方、右側中央、下端中央にそれぞれ矩形形状の貫通孔5000c1〜5000c3が設けられている。ここで、左側上方に設けられた貫通孔5000c1の下端部位が仕切り板5200の下端に対向し、右側中央に設けられた貫通孔5000c2の上端部位が仕切り板5400の上端に対向し、下端中央に設けられた貫通孔5000c3の下端部位が仕切り板5100の下端に対向する。
かかる構成により、流路板4000の前面側においては、仕切り板5100,5110と遮蔽板5000cとで囲まれた空間が遊技球の下皿用流路となり、貫通孔5000a、仕切り板5110の上端開口、下皿7000に対向する貫通孔5000c3を連通させ、仕切り板5200と遮蔽板5000cとで囲まれた空間が遊技球の上皿用流路となり、貫通孔5000bと上皿6300に対向する貫通孔5000c1とを連通させる。また、仕切り板5300と遮蔽板5000cとで囲まれた空間が遊技球の発射経路となり、仕切り板5300の上端開口と下端開口とを連通させ、仕切り板5400と遮蔽板5000cとで囲まれた空間が遊技球の供給経路となり、貫通孔5000c2と仕切り板5400の下端開口とを連通させる。
ここで、下皿用流路は、貫通孔5000aから供給された払い出し球と、仕切り板5200の上端開口から供給されたファール球とを流下させ、貫通孔5000c3を介して下皿7000へ排出する。上皿用流路は、貫通孔5000bから供給された払い出し球を流下させ、貫通孔5000c1を介して上皿6300に排出する。
また、発射経路は、発射口4400から仕切り板5300の下端開口を介して供給された遊技球を上端開口から遊技板3000の前面位置に放出し、供給経路は、貫通孔5000c2から供給された遊技球を流下させて仕切り板5400の下端開口から取込口4300へ排出する。
図12は、本体枠2000に遊技板3000を取り付けた際の前面側外観を斜視図により示している。
同図において、遊技板3000は、側壁2100の前後幅よりも肉薄な矩形板状で形成され、側壁2100の左右両辺の間隔と同等な左右幅と、本体枠2000の上端から支持部2210までの高さと同等な上下幅とを有している。このため、遊技板3000を本体枠2000の背面側から開口2200aの上側部位に対向させつつ、各支持部2210,2210の上面に載置すると、前面における上側縁部と左右両側縁部とが本体部2200の背面に押し当てられ、左右側壁面が側壁2100の内側壁面に押し当てられた状態となる。
このとき、遊技板3000の前面には、下端中央から右巻きに概略一回転する外枠レール3200が前方へ立設されており、この外枠レール3200に取り囲まれる領域が上述した遊技領域3100となっている。遊技板3000の下端中央に位置する外枠レール3200の外側端部から左側上部に位置する外枠レール3200の内側端部までは、所定幅だけ離間させつつ円弧形状の内側レール3300が並設されており、外枠レール3200の下端と内側レール3300の下端とは、仕切り板5300の上端開口に対向している。このため、発射経路から供給される遊技球は、各レール3200,3300の間に形成された空間を通過して遊技領域3100に投入される。
なお、外枠レール3200は、下端付近にて所定幅で分断されており、この分断位置における上側の端部は、くの字形状を有する分岐レール3210の上端に連結されている。そして、分岐レール3210の下端と外枠レール3200の下端とは、仕切り板5200の上端開口に対向している。このため、発射経路から遊技領域3100に向けて発射された遊技球の勢いが弱い場合には、ファール球として分岐レール3210の側へ落ち込み、仕切り板5200の上端開口を介して下皿側流路へ排出される。
ここで、遊技板3000の背面における四隅付近には、図13および図14に示すように、前後方向へ配向された回転軸を有する板状のロック片3400がそれぞれ取り付けられている。このロック片3400は、一端側に回転軸3410を備え、他端側に回転軸3410を中心とする接線方向へ直線的に形成された係合部3420を備えている。一方、本体枠2000の側壁2100には、係合部3420との対向部位に鉛直上下方向へ延びるスリット状の係合溝2130が設けられている。
かかる構成により、遊技板3000が本体枠2000に位置決めされた際、ロック片3400の係合部3420を側壁2100の側へ回転させ、係合部3120を係合溝2130に挿入させると、遊技板3000は前後方向への動きが規制される。なお、取り外す場合には、ロック片3400を反対方向へ回転させ、係合部3420を係合溝2130から退避させるだけで前後方向への動きの規制が解かれるため、容易に取り外すことが可能となる。
図13において、流路板5000の背面には、図10と同様に遊技球の流路を構成する仕切り板が立設されている。
右方上部に設けられた貫通孔5000a,5000bの周縁部位には、貫通孔5000
a,5000bを取り囲むように後方へ仕切り板5500,5600が立設されている。
また、流路板の背面には、左上端部位から右方へ延設された後、中心付近にて下側へ約180度屈曲し、中央下部にて鉛直下方へ屈曲する左側壁面と、貫通孔5000bの左方における上端から鉛直下方へ延設された後、右方へ屈曲して左端付近にて鉛直下方へ屈曲し、左方へ屈曲して中央下部にて鉛直下方へ屈曲する右側壁面とが中央下端付近にて一体となっている仕切り板5700が後方へ立設されている。
流路板5000の背面側には、図15に示す遮蔽板5000dが取り付けられる。遮蔽板5000dには、右側上方と下端中央にそれぞれ矩形形状の貫通孔5000d1〜5000d3が設けられている。ここで、右側上方に設けられた貫通孔5000d1,5000d2の下端部位が仕切り板5500,5600の下端に対向し、下端中央に設けられた貫通孔5000d3の下端部位が仕切り板5700の下端に対向する。
かかる構成により、流路板5000の背面側においては、仕切り板5500を介して貫通孔5000aと貫通孔5000d1とが連通し、仕切り板5600を介して貫通孔5000bと貫通孔5000d2とが連通する。また、仕切り板5700と遮蔽板5000dとで囲まれた空間が遊技球の排出用流路となり、仕切り板5700の上端開口と貫通孔5000d3とを連通させる。
ここで、排出用流路は、遊技領域に設けられた入賞孔に投入されたセーフ球と、遊技領域の下端部位に設けられたアウト孔に投入されたアウト球とを仕切り板5700の上端開口から取り込んで流下させ、貫通孔5000d3を介して、遊技機島の内部に設けられた遊技球の回収経路に排出させる。
以上のように、下皿用流路、上皿用流路、発射経路および供給経路を流路板の前面側に設け、排出用流路を流路板の背面側に設けることにより、本体枠2000における前後幅を有効利用することが可能となる。
(5)前面枠と下皿の説明:
図16は、本体枠2000に前面枠6000を装着する際の状況を斜視図により示している。
同図において、前面枠6000の背面には、右端上下にそれぞれ背面側へ突出する板状の取付部材6000a,6000aが組み付けられており、各取付部材6000a,6000aの下面からは、鉛直下方へ軸支ピン6000a1,6000a1が突設されている。
かかる構成により、支持部2220に設けられた軸支孔2221に対して上方から軸支ピン6000a1を挿入すると、前面枠6000が軸支ピン6000a1を支軸として回動可能に支持される。この際、前面枠6000にはガラス枠6100、装飾ランプ6200および上皿6300が配置されているため、自体の重みにより軸支ピン6000a1の抜け止めが図られる。
従って、前面枠6000を取り外す際には、前面枠6000を鉛直上方へ持ち上げて軸支ピン6000a1を軸支孔2221から引き抜くだけで容易に取り外すことが可能となる。なお、図示しないが、使用時には前面枠6000の背面と本体枠2000の前面との間に設けられた鍵構造によりロックされるため、前面枠6000が本体枠2000に対して確実に支持され、脱着が不能となる。
ここにいう支持部2220は、本体部2200を折り曲げ加工して形成されたものであるため、別個に部材を必要とせず、部品点数の削減を実現可能な点で有用となる。また、本体枠2000に一体化された支持部2220により、前面枠6000を支持することができるため、強度の向上が図られる点においても有用である。
図17は、本体枠2000に下皿7000を装着する際の状況を斜視図により示している。
同図において、下皿7000の背面には、左右両端にそれぞれ背面側へ突出する板状の取付部材7000a,7000aが組み付けられている。各取付部材7000a,7000aの下面からは、鉛直下方へ取付ピン7000a1,7000a1が突設されている。
かかる構成により、支持部2230に設けられた取付孔2231に対して上方から取付ピン7000a1を挿入すると、取付部材7000aが支持部2230の上面に載置され、下皿7000が本体部2200に支持される。この際、下皿7000の左側端部に設けられた軸孔7100の前面側から発射ハンドル4100のシャフトが挿入され、このシャフトが発射機構4000の軸孔4200に固定されるため、下皿7000の脱落が防がれる。
ここで、発射ハンドル4100を発射機構4000から取り外せば、下皿7000は、簡単に持ち上げて取り外すことができるため、台替え時などには好適である。
ここにいう支持部2230は、上述した支持部2220と同様に、本体部2200を折り曲げ加工して形成されたものであるため、別個に部材を必要とせず、部品点数の削減を実現可能な点で有用となる。また、本体枠2000に一体化された支持部2230により、下皿7000を支持することができるため、強度の向上が図られる点においても有用である。
(6)外枠の説明:
図18は、外枠1000の外観を斜視図により示している。
同図において、外枠1000は、鋼材をプレス加工して形成されている。この外枠1000は、本体枠2000の外形寸法よりも僅かに大きな開口1000aを備えている。また、開口1000aの下方には、上下幅が狭く、開口1000aと同等の左右幅を有する開口1000a1が設けられている。
外枠1000の開口1000aにおける左側上部と左側下部とには、板面を水平方向へ配向させつつそれぞれ開口上縁と下縁とから前方へ突出する支持板1100a,1100aが内側壁面に取り付けられており、各支持板1100aは、開口縁部から前方へ突出した部位に軸支孔1100a1を備えている。
また、本体枠2000における側壁2100の上辺左端と下辺左端とには、図19に示すように、前方へ突出する取付板2140,2140がそれぞれ取り付けられている。各取付板2140には、本体部2200の前面から前方へ突出した部位に軸支孔2141が設けられている。
かかる構成により、外枠1000の開口1000aに本体枠2000が収容された際、軸支ピン2141aを軸支孔1100a1,2141に挿通させ、軸支ピン2141aの先端に設けられたネジ山に対してナット部材2141bを螺合させる。すると、軸支ピン2141aを支軸として本体枠2000が外枠1000にて開閉可能に支持される。
なお、外枠1000の前端部位は、遊技機島に設置された際、本体枠2000と遊技機島との間で前方へ露出されるため、前面枠2000と同様に、左辺、上辺および右辺に対して樹脂製カバー1310〜1330を装着し、金属面の露出を防いでいる。
また、開口1000a1には、樹脂製カバー1340が装着されている。樹脂製カバー1340は、開口1000aの下端から外枠1000の下端までの上下幅と、外枠1000の左右幅と同等な長さとを備え、左右両端部を背面側へ直角に屈曲させた板状部材により構成されている。かかる構成により、図*に示すように、背面側へ屈曲させた左右両端部位を外枠1000の外側壁面に対向させつつ、外枠の前方から圧入し、同左右両端部位を同外枠1000の外側壁面にビス止めしている。
外枠1000の前側部位には、上述した本体枠2000の場合と同様に、あらかじめ所定の色を有する樹脂材でコーティング加工しておいても良い。例えば、赤色の樹脂材でコーティングでしておけば、前面枠6000や下皿7000などが全体的にに赤色で構成される機種を選択して台替えを繰り返していけば、遊技者に対して金属光沢による冷たい印象を与えることなく、色彩を調和させることができる。同様の観点から、外枠1000の前側部位に艶消し加工を施すことにより、金属光沢を解消させることも可能である。
以上のように、金属製の外枠1000を採用した際、図20に示すように、開口1000aとともに左右幅を狭めた小型の開口1000bを並設することにより、台間機を収容させても良い。すると、台間機が金属製の枠体1000により強固に支持され、L枠遊技機と一体化させることが可能となる。従って、L枠遊技機だけでなく、台間機を含めて遊技機島全体を台替えごとにデザイン変更してイメージチェンジさせていくことが容易となる。
同様の観点から、外枠1000の側壁面に台間機を脱着可能な取付構造を設けるなどしても良いし、両替機を外枠に収容させたり、外枠1000の側壁面に脱着可能とすることも可能である。
(7)基板ベースの説明:
従来、上皿6300や下皿7000などと連通する遊技球の流路は、本体枠2000の背面側に取り付けられるセット板に設けられていた。しかし、本実施形態にかかる流路は、上述したように、本体枠2000に取り付けられる流路板5000により構成されているため、本体枠2000の背面側に空きスペースを確保することができる。
そこで、本実施形態では、図2および図21に示すように、流路板5000の背面側に生じた空きスペースに基板ベース9000を取り付け、この基板ベース9000に各種制御基板9100〜9300を配置している。
流路板5000は、遊技領域3100を流下した遊技球などを誘導するものであることから、本体枠2000の下方部位に配置される。このため、流路板5000の背面側に生じた空きスペースに取り付けられる基板ベース9000は、本体枠2000の下方部位に設けられることになる。従って、トランスを有する電源基板などを基板ベース9000に配置することにより、L枠遊技機の重心を低くして姿勢を安定させることが容易となる。
また、基板ベース9000は、図22に示すように、流路板5000の背面側に配置されるため、台替え時に遊技板3000を交換する際、遊技板3000が基板ベース9000に干渉することがない。従って、台替え時に基板ベース9000を本体枠2000の背面から退避させなくても良いため、作業性を向上させることが可能となる。
ここで、基板ベース9000は、図2の右端において本体枠2000の背面との間に設けられたヒンジにより支持されており、このヒンジを支軸として、同図における紙面手前側へ開閉可能となっている。
図23は、基板ベース9000と本体枠2000との間に設けられたヒンジの概略を斜視図により示している。
基板ベース9000の上下右端には、背面側へ突出する取付部材9010がそれぞれ組み付けられており、各取付部材9010の先端側からは、鉛直下方へ軸支ピン9011が延設されている。
かかる構成により、軸支ピン9011を上方から支持部2120の軸支孔2121に挿入すると、基板ベース9000が軸支ピン9011を支軸として回動可能に支持される。この際、基板ベース9000には制御基板9100〜9300が収容されるため、制御基板9100〜9300の重みが軸支ピン9011の抜け止めを図る。従って、基板ベース9000は、本体枠2000に対して確実に支持され、基板ベース9000を取り外す際には、基板ベース9000を持ち上げるだけで容易に取り外すことが可能となる。
なお、図23に示す構成は一例にすぎず、基板ベース9000は、本体枠2000の背面位置にて支持されるものであれば良いとの観点から、図24に示すような構成を採用しても良い。
すなわち、遮蔽板5000dの背面に一対のガイド部材5001,5001を取り付ける。各ガイド部材5001,5001は、基板ベース9000の高さよりも僅かに広い間隔で鉛直方向へ平行に取り付けられており、先端部位5001a,5001aは、互いに対向する方向へ屈曲されている。ここで、遮蔽板5000dの背面から屈曲部位までの長さは、基板ベース9000の奥行き寸法よりも僅かに長く設定されている。
かかる構成により、基板ベース9000は、各ガイド部材5001,5001の間に形成されるスペースに水平方向から圧入されると、ガイド部材5001,5001の先端部位5001a,5001aが角部に係合するため、基板ベース9000が遮蔽板5000dの背面に支持される。この際、基板ベース9000は、ガイド部材5001,5001の間に圧入されるだけで遮蔽板5000dに取り付けられることになるため、脱着時の作業性が向上する。
なお、ここにいうガイド部材5001,5001は、図25に示すように、水平方向へ並行に取り付けても良い。この場合、各ガイド部材5001,5001の下端部位5001b,5001bを互いに対向する方向へ屈曲させておくことにより、基板ベース9000が挿入された際、この下端部位5001b,5001bが基板ベース9000の下端角部に係合するため、基板ベース9000の脱落が防がれる。
基板ベース9000には、上述したように、制御基板9100〜9300が装着されるため、ある程度の重量を有する。従って、基板ベース9000を各ガイド部材5001,5001の間にあてがうだけで、基板ベース9000は、自身の重みによりガイド部材5001,5001の間を滑り落ちていく。このため、基板ベース9000を遮蔽板5000dに装着させる際の作業性が向上する。
また、遮蔽板5000dの側だけにガイド構造を設けているが、基板ベース9000の側にガイド構造を設けても良い。
その一例として、図26では、基板ベース9000の上下面にそれぞれガイド突起9001,9001を設け、各ガイド突起9001,9001を収容可能なガイド溝5002a,5002aを備えたガイド部材5002,5002を遮蔽板5000dに取り付けている。このとき、各ガイド部材5002,5002は、基板ベース9000の高さよりも僅かに広い間隔で鉛直方向へ平行に取り付けられている。
かかる構成により、基板ベース9000は、ガイド突起9001,9001をガイド溝5002a,5002aに挿入させつつ、各ガイド部材5002,5002の間に形成されるスペースに水平方向から圧入される。すると、ガイド突起9001,9001がガイド溝5002a,5002aに沿って誘導され、ガイド突起9001,9001とがガイド溝5002a,5002aとが互いに係合した状態で、基板ベース9000が遮蔽板5000dに支持される。従って、基板ベース9000の脱着が容易になるとともに、基板ベース9000が遮蔽板5000dに対して強固に支持される。
同様の観点から、図27に示すように、基板ベース9000の側にガイド溝9002,9002を設け、ガイド部材5003,5003の側にガイド突起5003a,5003aを設けることも可能である。すると、上述した場合と同様に、ガイド溝9002とガイド突起5003aとが互いに係合し、基板ベース9000の強固な支持が可能となる。
また、各ガイド部材5002,5002(5003,5003)を水平方向へ平行に配置しても良く、この場合には、基板ベース9000あるいはガイド部材5002,5002(5003,5003)に設けられるガイド溝を下端部位まで形成せず、途中までとする。すると、ガイド溝の終端にてガイド突起が支持されるため、基板ベース9000の鉛直下方への脱落が防がれる。
さらに、基板ベース9000を本体枠2000の背面位置に支持させるための別の構成例として、図28に示す構造を採用することも可能である。
同図において、遮蔽板5000dには、一端側が背面に固定され、他端側が鉛直上方へ延設された一対のフック5004,5004が取り付けられている。一方、基板ベース9000における遮蔽板5000dとの対向面には、各フック5004,5004を鉛直方向へ挿入可能な開口9003a,9003aを有する受け部9003,9003が一対形成されている。
かかる構成により、各フック5004,5004を各受け部9003,9003の開口9003a,9003aに挿入させつつ、基板ベース9000を遮蔽板5000dの背面に装着させる。すると、受け部9003,9003の開口9003a,9003aに挿入されたフック5004,5004は、遮蔽板5000dの背面に固定された部位にて、受け部9003,9003の開口縁部に干渉して互いに係合する。この際、基板ベース9000は、制御基板9100〜9300による重みにより、鉛直下方へ重力が加わるため、フック5004,5004が受け部9003,9003の開口9003a,9003aから抜けにくく、また、脱着が容易となる。
同様の観点から、基板ベース9000の側にフックを設け、遮蔽板5000dの側に受け部を設けることも可能である。かかる構成により、上述した場合と同様に、受け部の開口にフックを挿入して互いを係合させると、基板ベース9000の脱着が容易となり、また、基板ベース9000が遮蔽板5000dから容易に脱落することがない。
また、図2における基板ベース9000の左端と遮蔽板5000dとの間には、図29
に示すように、ストッパ構造が形成されている。
同図において、基板ベース9000の角部には、貫通孔9020,9020がそれぞれ設けられており、各貫通孔9020には、図30に示すストッパ部材9021が挿通されている。このストッパ部材9021は、一端側にノブ9021a1を有する軸ピン9021aと、軸孔に軸ピン9021aが挿通される円筒形状の可撓性部材9021bとから構成される。なお、軸ピン9021aの他端側は、先端に向けて外径が徐々に広くなるように形成されている。また、この他端側先端およびノブ9021a1の外径は、貫通孔9020の径よりも大きいため、当該ストッパ部材9021が貫通孔9020から抜け落ちることはなく、常に基板ベース9000に装着された状態となっている。
一方、遮蔽板5000dの側には、同図に示すように、板材をコの字形状に屈曲させて基辺に貫通孔5011を設けた受け部材5010が取り付けられている。
この貫通孔5011の径は、軸ピン9021aの他端側先端の外径よりも僅かに広く形成されており、この貫通孔5011が形成された基辺は、本体枠2000の背面から離間させつつ支持されている。なお、上記説明では、遮蔽板5000dに受け部材5010を取り付けているが、本体枠2000の側壁2100に貫通孔を設けた舌片を形成し、受け部材を本体枠2000と一体的に構成することも可能である。
かかる構成により、ストッパ部材9021を他端側先端から受け部材5010の貫通孔5011に挿入すると、軸ピン9021aと可撓性部材9021bとが貫通孔5011に挿通される。ここで、軸ピン9021aを貫通孔5011から引き抜こうとすると、図31に示すように、可撓性部材9021bだけが貫通孔5011に挿通された状態で残るため、軸ピン9021aの他端側先端の形状に沿って可撓性部材9021bの開口縁部が貫通孔5011の開口縁部に向けて撓められる。このため、可撓性部材9021bを介して軸ピン9021aの他端側先端が貫通孔5011の開口縁部に係合され、基板ベース9000が本体枠2000の背面にて係合し、基板ベース9000の開閉が不能となる。
また、このようにロックされた状態にあるとき、軸ピン9021aを再び本体枠2000に向けて押し込んで、軸ピン9021aと可撓性部材9021bをともに引き抜こうとすると、形状が復元した可撓性部材9021bも軸ピン9021aとともに貫通孔5011から退避するため、今度は軸ピン9021aの他端側先端が貫通孔5011を通過して引き抜かれる。従って、基板ベース9000のロックが解除され、開閉が許容される。
なお、本実施形態では、ストッパ構造を採用しているが、かかる構成は一例にすぎず、基板ベースの開閉を規制することができれば良いとの観点から、図32に示す構成を採用することも可能である。
すなわち、遮蔽板5000dの側に凸部5005を形成する。この凸部5005の上面は、遮蔽板5000dの背面から離間する側に向けて徐々に下方へ傾斜する傾斜面5005aを有している。一方、基板ベース9000の側には、凸部5005を収容可能な凹部9004を設ける。この凹部9004は、幅と奥行きが凸部5005と同等であるとともに、高さ方向への幅が凸部5005の付け根部位と同等である。また、開口の上端における高さが凸部5005の先端付近における上面位置と一致するように、設けられている。
かかる構成により、基板ベース9000を遮蔽板5000dの側へ近接させ、凹部9004に凸部5005を押し込ませていくと、凹部9004の開口上端が凸部5005の上面に乗り上げていき、図33に示すように、凹部9004に凸部5005が収容される。
この際、基板ベース9000には、制御基板9100〜9300が装着されているため、これらの制御基板9100〜9300の重みにより凹部9004の上面が凸部5005の上面を鉛直下方へ押圧する。従って、凸部5005は、凹部9004から容易に抜けなくなり、基板ベース9000の開閉が規制される。このとき、凹部9004は、凸部5005に係合されているわけではないため、図2における基板ベース9000の左端を手前を引っ張れば、凸部5005が凹部9004から引き抜かれ、基板ベース9000の開閉が許容される。
むろん、上述したストッパ構造と併用することも可能であり、より確実に基板ベース9000を本体枠2000の背面位置にロックさせておくために有用な手法となる。
上述したように、基板ベース9000には、制御基板9100〜9300が収容されているが、これらの制御基板9100〜9300は、図34に示すように、矩形筺状の基板ボックス9110,9210,9310にそれぞれ収容されている。このため、基板ベース9000は、これらの基板ボックス9110,9210,9310を保持可能な構造を有している。
例えば、制御基板9100について説明すると、基板ベース9000には、基板ボックス9110の外形寸法よりも僅かに広い高さ、左右幅および奥行きを有する収容スペース9030が形成されている。また、収容スペース9030の開口縁部には、肉厚方向へ可撓性を有する可撓片9031が一体的に設けられており、この可撓片9031には、同肉厚方向へ係合孔9031aが形成されている。
一方、基板ボックス9110の外壁面には、収容スペース9030に収容された際、係合孔9031aに挿入可能な半球形状の係合突起9111が一体的に形成されている。
かかる構成により、基板ボックス9110を収容スペース9030に挿入すると、基板ボックス9110は、収容スペース9030の内壁面に沿って奥方へ誘導される。この際、収容スペース9030の開口縁部に設けられた可撓片9031は、図35に示すように、係合突起9111が当接すると、基板ボックス9110から離間する方向へ撓む。そして、収容スペース9030に基板ボックス9110が収まった時点で、図36に示すように、係合突起9111が係合孔9031aに収容されるため、可撓片9031に加わる押圧力が解消されて可撓片9031が基板ボックス9110の側へ復帰する。
なお、基板ボックス9110を収容スペース9030から取り出す際には、係合突起9111の半球面に沿って係合孔9031aの周縁が誘導されるため、基板ボックス9110を引き出すだけで容易に収容スペース9030から引き抜くことができる。
このため、制御基板9100を基板ベース9000から取り外して修理したり、点検する際の作業性が大幅に向上する。なお、図34に示す基板ボックス9210,9310を収容するための収容スペース9040,9050についても同様である。
図34では、制御基板9100を水平方向から挿入しているが、収容スペー9040,9050と同様に、収容スペース9030の開口を上方へ配向させても良い。このように、開口を上方へ配向させると、制御基板9100の重みがあるため、収容スペース9030との間に係合構造を設けなくても脱落のおそれがなくなる。同様の観点から、同図の収容スペース9040,9050における係合構造を省略することも可能である。
ここで、基板ベース9000の各収容スペース9030,9040,9050における各制御基板9100〜9300の収容場所は、あらかじめ決められている。
すなわち、基板ベース9000に配置される電源基板9100、払い出し基板9200および発射基板9300の各基板ボックス9110,9210,9310は、図34に示すように、それぞれに大きさも形状も異なっている。このため、電源基板9100は、ヒンジに最も近い位置に収容させることしかできず、同様に、払い出し基板9200は中央に、発射基板9300はヒンジから最も離れた位置にしか収容できないように、各収容スペース9030,9040,9050の広さや形状があらかじめ決まっている。
ここで、各制御基板9100〜9300の重量を比較すると、トランスなどが実装された電源基板9100が最も重く、払い出し基板9200、発射基板9300の順に軽くなる。
このため、ヒンジに最も近い位置に最も重い制御基板9100が収容され、ヒンジから最も離れた位置に最も軽い制御基板9300が配置される。従って、開閉時に最も移動距離の長いヒンジから離れた部位を軽量化させることで、ヒンジに加わる負荷を低減させることが可能となる。
本実施形態では、電源基板9100、払い出し基板9200および発射基板9300を収容する各基板ボックス9110,9210,9310の大きさや形状が相違しているため、各収容スペース9030,9040,9050の広さや形状を変化させることで各制御基板9100〜9300の収容場所を限定させているが、かかる構成は一例にすぎないため、各基板ボックス9110,9210,9310の大きさや形状が同等である場合などには、制御基板の種類に応じてそれぞれ割り当てられた凹凸形状を設けて収容場所を限定させても良い。
例えば、図37に示すように、電源基板9100の収容スペース9030に断面三角形状のレール9032を設け、電源基板9100の基板ボックス9110に断面三角形状のスリット9112を設ける。
そして、例えば、払い出し基板9200の収容スペース9040に断面半円形状のレールを設け、払い出し基板9200の基板ボックス9210に断面半円形状のスリットを設ける。すると、各スリットとレールの形状が一致しない限り、各制御基板を収容スペースに挿入することができないため、自ずと各制御基板9100〜9300の配置順が限定されることとなる。
また、各基板ボックス9110,9210,9310の外壁面に導電端子が設けられ、各収容スペース9030,9040,9050の内壁面に設けられた導電端子との導通接続が必要である場合などには、図34に示す係合構造や、図37に示すスリットおよびレールを利用して挿入方向を一定に決めることができれば、確実に端子どうしを導通接続させることができるため、この点においても有用となる。
以上のように、電源基板9100、払い出し基板9200および発射基板9300を基板ベース9000に配置させる一方、遊技板3000の背面には、図2および図21に示すように、メイン基板3500、音声基板3600およびランプ基板3700などを配置している。
ここで、基板ベース9000に配置される各制御基板9100〜9300は、機種によって機能が異なることのない遊技機として普遍的な制御を行うための制御基板であって、台替えごとに交換する必要がないものである。一方、遊技板3000の背面に配置される各制御基板3500〜3700は、機種ごとに異なる抽選制御、役物の駆動制御、ランプの明滅パターン制御、音声出力制御などを行う制御基板であって、台替えことに交換が必要となるものである。
従って、基板ベース9000は、台替え時に交換する必要がない制御基板9100〜9300を寄せ集めて収容することができるため、本体枠2000に対して開閉させる必要もなければ、本体枠2000から取り外す必要もない。このため、台替え時の作業性を向上させるために有利となる。また、本体枠2000に軸支される図2における右端側にて、制御基板9100〜9300を本体枠2000側に配線接続すると、基板ベース9000の開閉時に配線が邪魔にならず、台替え時の作業性が一層向上する。
遊技板3000の背面に配置された制御基板3500〜3700は、遊技板3000を取り外す際、遊技板3000とともに本体枠2000から取り外されてしまうため、制御基板ごとに取り外す必要がなくなる。同様に、新機種の遊技板3000を取り付けるにあたっても、制御基板ごとに本体枠2000に取り付けなくても、遊技板3000の背面にあらかじめ取り付けておくことができるため、この点においても台替え時の作業性向上に有利となる。
さらに、各制御基板3500〜3700は、遊技板3000に設けられた液晶ディスプレイや役物などとケーブルを介してコネクタ接続されている。このため、コネクタを脱着する頻度が低減され、コネクタの寿命を延ばすことが可能となる。また、各制御基板3500〜3700と遊技板3000に設けられた液晶ディスプレイや役物などとの距離が近づくため、ケーブルを短縮させることが可能となる。
ところで、基板ベース9000に配置された制御基板9100〜9300は、周囲で発生するノイズの影響を受けることにより、正常な制御が妨げられることがある。そこで、基板ベース9000は、制御基板9100〜9300をノイズから保護可能な構造を有している。
すなわち、図38に示すように、基板ベース9000は、概略断面コの字形状に形成されており、同図における基辺に沿って上述した収容スペース9030,9040,9050が設けられている。このため、基板ベース9000が本体枠2000の背面に固定された際、制御基板9100〜9300の収容スペース9030,9040,9050と遮蔽板5000dとの間に空洞Aが形成される。すると、遮蔽板5000dの前方では、遊技球が通過することでノイズが発生するが、空洞Aによりノイズが減衰されるため、基板ベース9000に配置された制御基板9100〜9300への影響が抑制される。
同様に、制御基板9100〜9300におけるノイズの影響を抑制するため、基板ベース9000は、導電材によりコーティングされている。このため、基板ベース9000自体が周囲で発生するノイズを遮蔽し、内部に保持する制御基板9100〜9300をノイズから保護する。この場合、基板ベース9000自体をアルミなどの金属により構成しても同様の効果を得ることができる。
このように、基板ベース9000を導電材によりコーティングすると、基板ベース9000自体が接地部材となるため、各制御基板9100〜9300に設けられた接地端子を基板ベース9000に接続するだけで接地させることが可能となる。
(8)セット板の説明:
図2および図21に示すように、セット板8000は、遊技板3000の背面側に取り付けられている。
このセット板8000は、図39に示すように、遊技板3000に配置された液晶ディスプレイや制御基板などを背面側から覆うカバーとしての役割を果たすカバー部8100と、カバー部8100の上方および右方に遊技球の流路を形成する流路部8200とから構成されている。
カバー部8100は、前面側に開口を有する矩形筺体により構成されており、メイン基板3500が取り付けられた部位を除いて遊技板3000を背面側から覆っている。
また、流路部8200は、カバー部8100と一体的に形成され、カバー部8100の上方では、遊技球タンク8210を装着するためのスペースを備え、このスペースに装着された遊技球タンク8210から供給される払い出し球を流路板5000の前面側に形成された上皿用流路と下皿用流路とに向けて流下させるための流路8220を備えている。
このように、遊技球タンク8210をセット板8000に取り付けているため、本体枠2000の背面上部に遊技球タンク8210を取り付けるためのスペースを設ける必要がない。従って、遊技球タンク8210の取付スペース分だけ遊技板3000を上方へ大きく形成することができるため、遊技領域の拡大も容易となる。
流路部8200に設けられた流路8220の途中には、払い出し球をカウントして所定数の遊技球を上皿用流路と下皿用流路とに供給する計数カウンタ8230が設けられている。また、計数カウンタ8230の下流側では、遮蔽板5000dの貫通孔5000d2に連通する上皿側流路8221と、貫通孔5000d1に連通する下皿用流路8222とに分岐されている。
この流路の分岐点においては、平常時、計数カウンタ8230の設置場所から下流側へ延設される上皿側流路8221に沿って払い出し球が流下する。しかし、上皿6300に払い出し球が貯まって上皿6300に連通する上皿側流路に遊技球が満たされた場合、上皿側流路8221に向けて流下させることができなくなる。
このため、上皿側流路8221と下皿用流路8222との間に設けられた敷居8223を乗り越え、上皿側流路8221の脇へ分岐される下皿用流路8222に向けて払い出し球が流下し始める。このように、流路部8200は、上皿6300に供給する遊技球と下皿7000に供給する遊技球とを分流させる分流路としての機能も備えている。
なお、セット板8000は、上述した基板ベースと同様に、導電材によりコーティングされているため、接地部材としての機能を有する。このため、遊技板3000の背面に取り付けられた各制御基板の接地端子を接続するだけで接地させることが可能となる。また、本実施形態では、基板ベース9000とセット板8000とを別個に形成しているため、例えば、セット板8000における導電材のコーティングを複数の部位に分けなくても、基板ベース9000における制御基板9100〜9300の接地とセット板8000における遊技板3000や流路などの接地とを分けて行うことができる点で有利となる。
また、上述した上皿側流路8221と下皿用流路8222との一部を基板ベース9000に設けることも可能である。
すなわち、貫通孔5000d2,5000d1と、上皿側流路8221および下皿用流路8222の各下端開口とがそれぞれに離間されつつ配置される場合、図40に示すように、貫通孔5000d2,5000d1と流路8221,8222の下端開口とを互いを連通させるための中継流路9060,9070を基板ベース9000に設けても良い。
すると、個別に連通路部材を設ける必要がないため、部品点数の削減が可能となる点で有用となる。また、遮蔽板5000dにおける貫通孔5000d2,5000d1の位置を容易に変更することができるため、設計時の自由度を高めることが可能となる点においても有用となる。
また、基板ベース9000に中継流路を設ける場合、必ずしもセット板8000の側で払い出し球を上皿側流路8221と下皿用流路8222とに分流させておく必要はないため、基板ベース9000の側に敷居を設けて分流させることも可能である。
すなわち、図41に示すように、セット板8000に設けられた流路8220の下流を基板ベース9000に設けられた流路9080の入口9081に連通させる。そして、流路9080の下流側を貫通孔5000d2に連通させ、流路9080の途中に貫通孔5000d1に連通する分岐流路9082を設ける。この際、上述したセット板8000における流路8220と同様に、流路9080と分岐流路9082との間に敷居9083を形成しておく。
すると、上皿6300に払い出し球が貯まって上皿6300に連通する上皿側流路に遊技球が満たされた場合、払い出し球は、敷居9083を乗り越えて分岐流路9082に向けて流下する。従って、基板ベース9000に分流路としての機能を持たせることも可能となり、流路設計を行う際の自由度を一層高めることができる。
以上のような構造を有するセット板8000は、上述した基板ベース9000の場合と同様に、支持部2110,2110を利用することにより、図2における右端にて本体枠2000に支持されるため、容易に脱着することが可能である。
基板ベース9000とセット板8000とを別個に形成し、それぞれにヒンジを設けて開閉可能とすると、遊技板3000の交換を行うたびに開閉が必要となるセット板8000は、制御基板が配置されていない分だけ軽量となり、遊技板3000の交換時に開閉の必要がない基板ベース9000だけが相対的に重くなる。このため、開閉が行われる頻度の高いセット板8000に設けられたヒンジに加わる負荷を低減させることが可能な点で有用となる。
また、図2に示すように、セット板8000の左端には、ストッパ部材8010が取り付けられており、このストッパ部材8010を用いて上述した基板ベース9000と同様に、遊技板3000との間にストッパ構造を形成している。むろん、本体枠2000との間にストッパ構造を形成することも可能である。
ここで、セット板8000には、同図に示すように、上端中央にも同様にストッパ部材8010が取り付けられてストッパ構造を形成している。これは、遊技球タンク8210が取り付けられており、遊技機島から供給される遊技球を遊技球タンク8210により受け止める必要があるからである。このように、遊技球タンク8210の周囲をストッパ構造により本体枠2000の側にロックさせると、セット板8000の耐久性を維持させられる点で有用となる。
(9)メイン基板の説明:
図2および図21に示すように、セット板8000がメイン基板3500を除く遊技板3000の背面を覆い、メイン基板3500を覆っていないのは、セット板8000を遊技板3000に対してロックさせているとき、メイン基板3500を背面側から目視できるようにするためである。すなわち、上述したように、導電材でコーティングされたセット板8000によりメイン基板3500を覆い隠してしまうと、メイン基板3500の点
検を行うたびに、セット板8000を開閉させならない。しかし、かかる構成を採用したことにより、セット板8000の開閉頻度が低減されるため、ヒンジに加わる負荷を低減させることが可能となり、また、遊技ホールにおける点検時の作業効率を著しく向上させることができる。
さらに、本実施形態にかかるL枠遊技機では、遊技領域が拡大されることにより、従来に比べて多くの機能を持たせることが可能となるため、これに伴ってメイン基板3500で処理すべき制御が複雑化して基板数の増加などが必要となる。すると、メイン基板3500を収容する基板ボックスが大型化し、背面側へ厚みを持たせざるを得ない場合を生じ得るが、基板ボックスの厚みがカバー部8100の奥行き寸法により制約を受けないため、メイン基板3500を設計する上で自由度が高まるという利点もある。
同様の観点から、周囲で発生するノイズからメイン基板3500をより確実に保護しようと試みる場合、基板ボックスに厚みを持たせることで基板ボックス内部に空洞を設けて遊技球の流路から基板を離間配置させたり、基板ボックスを肉厚にするなどの工夫が必要になっても、カバー部8100の奥行き寸法による制約を受けることがない。
(10)音声基板とランプ基板の説明:
遊技板3000の背面には、図2および図21に示すように、音声基板3600およびランプ基板3700が装着されているが、これらの制御基板3600,3700と遊技板3000との間には、図42に示すような取付構造が設けられている。
同図において、音声基板3600とランプ基板3700とは、上述した各種制御基板9100〜9300などと同様に、同形状で構成された矩形筺状の基板ボックス3610,3710にそれぞれ収容されている。
ここで、基板ボックス3610,3710の間には、図43に示すような係合構造が設けられている。すなわち、基板ボックス3610の側面には、係合ピン3620が突設されており、この係合ピン3620の先端は、係合ピン3620の外径よりも大きな径を有する円盤形状の係合部3621が一体的に形成されている。一方、基板ボックス3710の側面には、係合部3621を挿通可能な円形状の挿入部3721と、挿入部3721と一体的に形成されて係合ピン3620の外径よりも広く、係合部3621の外径よりも狭い係合部3722とを有する係合溝3720が設けられている。
なお、係合部3722の奥方は、挿入部3721と同等の幅で空洞が形成されており、また、基板ボックス3610の上端から係合ピン3620までの距離と、基板ボックス3710の上端から係合部3722までの距離とが同等となるように係合溝3720が設けられている。
かかる構成により、係合部3621を挿入部3721の奥方へ挿入して係合部3621を係合部3722の側へ移動させると、係合ピン3620が係合部3722に挿通され、係合部3621が奥方にて係合部3722の周縁部位により係合されるため、基板ボックス3610,3710が互いに係合されて矩形筺状となる。この際、係合ピン3620と係合溝3720とは、各制御基板3600,3700の基板面との対向位置に配設されるため、互いの基板面を対向させつつ組み合わされる。
ここで、図42に示すように、背面側に開口を有する矩形筺状の取付基台3010に対し、一体化された基板ボックス3610,3710を圧入する。そして、取付基台3010の開口には、矩形筺状のカバー3011の開口縁部が圧入される。このため、各基板ボックス3610,3710は、カバー3011により背面側から覆われることとなる。
また、取付基台3010の前面側には、遊技板3000の背面に向けて突出して先端が遊技板3000の背面に平行となる方向へ延設された断面T字形状のガイド部3012が形成されている。一方、遊技板3000の背面には、ガイド部3012の先端部位を収容可能な一対のガイド溝3010a,3010aが水平方向に並設されており、各ガイド溝3010a,3010aは、下端にて一体化されている。
かかる構成により、ガイド部3012の先端部位を各ガイド溝3010a,3010aに挿入し、ガイド溝3010a,3010aに沿ってガイド部3012を鉛直下方へ誘導させていくと、ガイド部3012がガイド溝3010a,3010aの下端に突き当たる。すると、ガイド部3012とガイド溝3010a,3010aとが互いに係合され、各基板ボックス3610,3710が装着された取付基台3010は、遊技板3000に対して強固に支持される。
従って、音声基板3600とランプ基板3700とをコンパクトにまとめて配置することが可能となり、遊技板3000の背面におけるスペースを有効利用することができる。特に、L枠遊技機においては、従来のL枠遊技機に比べて遊技板3000の背面に配置すべき構成が大型化したり、数が増えるため、基板配置にかかる省スペース化が有用となる。
1000…金属製外枠
1000a,1000a1,1000b…開口
1100…金属板
1100a…支持板
1100a1…軸支孔
1200…金属板
1310〜1350…樹脂製カバー
2000…本体枠
2100…側壁
2110…支持部
2111…軸支孔
2120…支持部
2121…軸支孔
2130…係合溝
2140…取付板
2141…取付孔
2141a…軸支ピン
2141b…ナット部材
2200…本体部
2200a…開口
2200b…係合孔
2210,2220…支持部
2221…軸支孔
2230…支持部
2231…取付孔
2300…載置面
2410〜2450…樹脂製カバー
2451…スリット
2500…舌片
2600…側壁部材
2610…係合突起
3000…遊技板
3010…取付基台
3010a…ガイド溝
3011…カバー
3012…ガイド部
3100…遊技領域
3120…係合部
3200…外枠レール
3210…分岐レール
3300…内側レール
3400…ロック片
3410…回転軸
3420…係合部
3500…メイン基板
3600…音声基板
3610…基板ボックス
3620…係合ピン
3621…係合部
3700…ランプ基板
3710…基板ボックス
3720…係合溝
3721…挿入部
3722…係合部
4000…発射機構
4000a…幅広部
4000b…幅狭部
4100…発射ハンドル
4200…軸孔
4300…取込口
4400…発射口
5000…流路板
5000a,5000b…貫通孔
5000c…遮蔽板
5000c1〜5000c3…貫通孔
5000d…遮蔽板
5000d1〜5000d3…貫通孔
5001…ガイド部材
5001a…先端部位
5001b…下端部位
5002…ガイド部材
5002a…ガイド溝
5003…ガイド部材
5003a…ガイド突起
5004…フック
5005…凸部
5005a…傾斜面
5010…受け部材
5011…貫通孔
5100,5110…仕切り板
5200〜5700…仕切り板
6000…前面枠
6000a…取付部材
6000a1…軸支ピン
6100…ガラス枠
6200…装飾ランプ
6300…上皿
7000…下皿
7000a…取付部材
7000a1…取付ピン
7100…軸孔
8000…セット板
8010…ストッパ部材
8100…カバー部
8200…流路部
8210…遊技球タンク
8220…流路
8221…上皿側流路
8221,8222…流路
8222…下皿用流路
8223…敷居
8230…計数カウンタ
9000…基板ベース
9001…ガイド突起
9002…ガイド溝
9003…受け部
9003a…開口
9004…凹部
9010…取付部材
9011…軸支ピン
9020…貫通孔
9021…ストッパ部材
9021a…軸ピン
9021a1…ノブ
9021b…可撓性部材
9030…収容スペース
9031…可撓片
9031a…係合孔
9032…レール
9040,9050…収容スペース
9060,9070…中継流路
9080…流路
9081…入口
9082…分岐流路
9083…敷居
9100…電源基板
9110…基板ボックス
9111…係合突起
9112…スリット
9200…払い出し基板
9210…基板ボックス
9300…発射基板
9310…基板ボックス

Claims (1)

  1. 矩形開口を有する外枠と、金属により形成されて同矩形開口内にて開閉可能に支持される本体枠と、同本体枠の上部に取り付けられて前面側に遊技領域を形成する遊技装置と、同本体枠の前面側にて開閉可能に取り付けられて遊技領域を前面側から覆う前面枠と、同本体枠の背面側に取り付けられて当該遊技機に遊技球を供給する供給路を形成するセット板と、同本体枠の背面側に取り付けられて当該遊技機を制御する制御基板とを具備することを特徴とする遊技機。
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