JP4614235B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具からの照明光を透過させることで表側に絵柄を表示する表示パネル部を備える遊技機に関するものである。
従来、スロットマシンは、例えば特許文献1に記載されているように、略矩形状の箱体である筐体と、当該筐体に開閉可能に取り付けられた前扉(フロントドア)とを備えている。
前扉の前面側は、上部パネル部と下部パネル部に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより形成されている。
前記下部パネル部には、ゲーム内容やスロットマシンのモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などを表示する表示パネル部が設けられている。そして前記前扉の基本構成となる前扉本体の前記表示パネル部の裏側には蛍光灯等の照明器具を配置する照明器具収納部が設けられている。スロットマシンは、当該照明器具収納部に設けられている照明器具によって表示パネル部を裏面照明することにより、視覚効果を高めた表示を行うようになっている。
ここで、前記照明器具収納部の壁面には照明器具の配線を前扉本体の裏側へ通す孔が設けられているが、この孔から筐体内部に不正器具が挿入される可能性があるため、前記照明器具収納部には係止爪による係止により表示パネル部を取り付けている。この係止爪による係止は人間の指や一般的な工具では前扉本体の裏側からしか外せないようにしており、当該筐体に前扉本体を施錠した状態で表示パネル部が外されるのを防止している。
特開2004−230024号公報
しかしながら、上述した従来のスロットマシンによれば、筐体に前扉を施錠した状態で人間の指や一般的な工具で表示パネル部が外されるのを防止できるが、不正行為者により前扉本体と表示パネル部の隙間から薄型の不正器具が挿入されて係止爪による係止が解除され、これにより前扉本体から表示パネル部が外され、照明器具収納部の配線用の孔から内部部品用の不正器具が挿入されてスロットマシンの内部部品に対して不正行為が行われる可能性があった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、筐体に前扉本体を施錠した状態で前扉本体と表示パネル部の隙間から薄型の不正器具が挿入されて前扉本体から表示パネル部が外されるのを防止する等が可能な遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、前方に開口を有する筐体と、前記筐体に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉本体と、前記前扉本体の表面に設けられた凹部と、前記凹部に設けられ照明光を照射する照明器具と、少なくとも一部が透明または半透明の部材によりパネル状に形成されて前記凹部を閉塞するとともに前記照明器具からの照明光を透過させることで表側に絵柄を表示する表示パネル部とを備える遊技機であって、前記表示パネル部の裏面側に突設され、弾性変形により湾曲可能な突起部と、前記凹部の壁面を貫通して形成され、前記突起部が挿入される突起部挿入孔と、前記突起部の基端から所定間隔を置いて当該突起部の一面に形成され、当該突起部が前記突起部挿入孔に挿入された状態で前記前扉本体の裏面側における前記突起部挿入孔の縁部に係止する係止爪と、弾性を有する材質で形成された弾性部を有し、当該弾性部の内部に中空に形成された空気室を有するとともに、当該空気室の内部の空気を選択的に抜くことを可能にする空気抜き手段を有し、前記突起部の前記一面の反対側となる他面と前記突起部挿入孔の内壁との間の隙間に前記弾性部が挿入することで、前記突起部に対して、前記係止爪の前記係止を解除する側への湾曲を抑制する抜止ロック部材とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前方に開口を有する矩形状の筐体と、前記筐体内の上段側に設置され回転することで周面の図柄を変動表示させる円筒状のリールが複数並設されるリール装置と、前記リールの回転動作を操作するための操作手段が配置され前記筐体に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉本体と、前記前扉本体の表面の下段側に設けられた凹部と、前記凹部に設けられ照明光を照射する照明器具と、少なくとも一部が透明または半透明の部材によりパネル状に形成されて前記凹部を閉塞するとともに前記照明器具からの照明光を透過させることで表側に絵柄を表示する表示パネル部とを備える遊技機であって、前記表示パネル部の裏面側に突設され、弾性変形により湾曲可能な突起部と、前記凹部の壁面を貫通して形成され、前記突起部が挿入される突起部挿入孔と、前記突起部の基端から所定間隔を置いて当該突起部の一面に形成され、当該突起部が前記突起部挿入孔に挿入された状態で前記前扉本体の裏面側における前記突起部挿入孔の縁部に係止する係止爪と、弾性を有する材質で形成された弾性部を有し、当該弾性部の内部に中空に形成された空気室を有するとともに、当該空気室の内部の空気を選択的に抜くことを可能にする空気抜き手段を有し、前記突起部の前記一面の反対側となる他面と前記突起部挿入孔の内壁との間の隙間に前記弾性部が挿入することで、前記突起部に対して、前記係止爪の前記係止を解除する側への湾曲を抑制する抜止ロック部材とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機であって、前記抜止ロック部材の空気抜き手段は、前記抜止ロック部材の空気抜き手段は、当該抜止ロック部材の前記弾性部に形成され当該弾性部の外面と前記空気室と間を貫通する空気抜き孔と、前記空気抜き孔に着脱可能な状態で嵌合することで当該空気抜き孔を閉塞する蓋部材とを備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の遊技機であって、前記蓋部材は、前記空気抜き孔に挿入することで当該空気抜き孔に着脱可能な状態で嵌合する孔閉塞用突起部を有し、回転軸を介して一方及び他方の側に回動可能な状態で前記弾性部に取り付けられ、一方の側に回動することで前記孔閉塞用突起部が前記空気抜き孔に挿入して当該空気抜き孔を閉塞し、他方の側に回動することで前記孔閉塞用突起部が前記空気抜き孔から抜き出されて当該空気抜き孔を開放することを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機によれば、前記突起部の前記係止爪が前記縁部に係止し、前記空気抜き手段が前記空気室の内部の空気を抜けないようにした状態で前記突起部挿入孔の隙間に前記抜止ロック部材が挿入することで、前記突起部に対して、前記係止爪の前記係止を解除する側への湾曲を抑制するので、筐体に前扉本体を施錠した状態で前扉本体と表示パネル部の隙間から薄型の不正器具が挿入されて前扉本体から表示パネル部が外されるのを防止することができ、これに加えて、筐体から前扉本体を開き、前扉本体から表示パネル部を外すために抜止ロック部材を前記隙間から引き抜く際には、前記空気抜き手段が前記空気室の内部の空気を抜けるようにすることで、抜止ロック部材の弾性部を容易に弾性変形させて引き抜くことができる。
請求項2に記載の遊技機によれば、スロットマシン等の円筒状のリールが複数並設されるリール装置を備えた遊技機においても、筐体に前扉本体を施錠した状態で前扉本体と表示パネル部の隙間から薄型の不正器具が挿入されて前扉本体から表示パネル部が外されるのを防止することができるとともに、筐体から前扉本体を開き、前扉本体から表示パネル部を外すために抜止ロック部材を突起部挿入孔から引き抜く際には、前記空気抜き手段が前記空気室の内部の空気を抜けるようにすることで、抜止ロック部材の弾性部を容易に弾性変形させて引き抜くことができる。
請求項3に記載の遊技機によれば、前記抜止ロック部材の空気抜き手段を簡易な構造で実現できる。
請求項4に記載の遊技機によれば、回転軸を介して前記蓋部材を回動可能な状態で前記弾性部に取り付けたので、前記蓋部材の紛失を防止できるとともに、蓋部材の操作方法を作業者に容易に理解させることが可能になる。
本発明の遊技機によれば、筐体に前扉本体を施錠した状態で前扉本体と表示パネル部の隙間から薄型の不正器具が挿入されて前扉本体から表示パネル部が外されるのを防止することができ、公平な遊技を提供する等を行える。
以下、本発明に係る遊技機の好適な一実施形態をスロットマシンを例に図面を参照して説明する。なお、図1はスロットマシン1の外観構造を表した斜視図である。図2は前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。図3はスロットマシン1の制御システムを表したブロック図である。
図1において、スロットマシン1は、前方に開口を有する略矩形状の箱体である筐体2と、当該筐体2に対して蝶番機構により回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉3とを備えている。
前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダル(遊技媒体)を貯留する受皿部6aが一体的に形成された受皿ユニット6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に形成されている。なお、上部パネル部4、操作卓7、下部パネル部5、及び受皿ユニット6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成される。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。パネル面41のほぼ中央には略長方形の透明な表示窓42が形成され、表示窓42を通して筐体2内に設けられているリールユニット100の3個のリール101a、101b、101cが目視される。
ここで、筐体2内に設置されているリールユニット100は、円筒形状のリール101a、101b、101cがそれぞれ回転軸方向に並べられ、各リール101a、101b、101cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄が描かれている。遊技者は、表示窓42を通して3列のリールに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄を目視できるようになっている。
また、パネル面41には、裏面側に設けられている図示しないランプを点灯させることで例えば入賞役への内部当選など遊技状態に関する情報を演出表示する遊技状態表示部43と、これと同様にランプを点灯させることで遊技操作のアシストに関する情報を表示する操作アシスト表示部44と、スロットマシン1にクレジット(貯留)されているメダル数や、入賞によって獲得したメダル数、又は入賞役への当選回数等の情報を数値表示する数値情報表示部45が、それぞれ表示窓42の周辺に設けられている。
上部パネル部4の上部には、高輝度発光ダイオード等のランプ類を内蔵する中央及び左右の演出用照明部46、47a、47bと、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部48a、48bが配置されている。
スロットマシン1は、ゲームの進行に応じて上述した複数の演出用照明部46、47a、47b等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。
また、演出用放音部48a、48bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓49aに面して遊技機の演出装置として液晶表示装置49が配置されている。なお、液晶表示装置49は、ゲームの演出に係る映像やゲーム(遊技)に関する情報を主に表示する。
操作卓7の上面右側にはメダル投入部71が設けられている。メダル投入部71はメダルを投入するためのメダル投入口72を有する。また、当該上面の左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン73、74が設けられている。
ベットボタン73、74はスロットマシンの1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。本スロットマシン1においては、ゲームを開始する際に、ベットボタン73が押圧操作されることで、貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン74が押圧操作されることで3枚の当該ゲームにメダルが賭けられる。なお、ベットボタン74は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作卓7の前面左側には、リール101a、101b、101cの回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられている。スタートレバー75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作旱を備え、操作旱が傾倒操作されるとオン、操作旱から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
また、操作卓7の中央には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。
さらに、操作卓7の前面の左隅には、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、後述するメダルクレジット手段203(図3参照)が内部貯留したメダルを精算して払い出させることを指示するための精算ボタン77が設けられている。
操作卓7の前面右側には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴78が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴78に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって筐体2に取り付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また前扉3を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などを表示する表示パネル51が設けられている。表示パネル51の左右両脇には、左右の演出用照明部52a、52bが設けられている。ここで、表示パネル51及び左右の演出用照明部52a、52bのランプカバー352a、352bは、表示パネル部350によって前扉3の基本構造となる前扉本体300に取り付けられている。
下部パネル部5の下側に配置された受皿ユニット6には、入賞時にメダルを排出するメダル払出口61と、払い出されたメダルを貯留する受皿部6aと、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する左右の演出用放音部62a、62bがそれぞれ配置されている。
次に、図2を参照して、筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。
図2において、筐体2の前方には開口8を有している。この開口8内の上部には、硬質プラスチックの基板ケース210に収納された主制御基板20が取り付けられている。主制御基板20は、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPU(マイコン)を備えている。
筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cを備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が筐体2側に閉じられると前扉3の表示窓42にリール101a、101b、101cが対向するように、所定フレームに位置決めされて取り付けられている。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたステッピングモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動する上記ステッピングモータへ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板が取り付けられており、主制御基板20が回胴装置基板に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リールの回転と制動及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、ホッパ装置21と、ホッパ装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部22と、主電源装置23が設けられている。主電源装置23の内部の右側には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板24が設けられている。更に、筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板25が取り付けられている。
次に、前扉3の裏面側上部には、発光駆動部30、31a、31bが配置されている。発光駆動部30、31a、31bは、それぞれ演出用照明部46、47a、47bの光源である高輝度の発光ダイオードが複数配列され、この発光ダイオードを発光駆動する駆動回路が実装されている。
また、前扉3の裏面側上部には、上述の演出用放音部48a、48bに対向してスピーカ32a、32bが取り付けられている。また、スピーカ32a、32bの間には、液晶表示装置49が取り付けられている。更に、液晶表示装置49の裏面側には、電気回路基板で形成され硬質プラスチックの基板ケース220に収納されたサブ制御基板40が取り付けられている。
主制御基板20及びサブ制御基板40は、スロットマシン1の作動を制御する制御基板である。
サブ制御基板40の下方には、リール101a、101b、101cを目視させるための透明な表示窓42が形成されたパネル板50が配置され、表示窓42の下方には、前面側のスタートレバー75(図1参照)及びストップボタン76a、76b、76c(図1参照)等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板33が設けられている。
中央表示基板33の下方には、メダル選別装置34が取り付けられている。メダル選別装置34は、メダル投入部71に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置34はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置34の装置本体の下方には、メダル選別装置34によって振り分けられた正規のメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置21へ案内するガイド部材35と、メダル選別装置34により排除されたメダル(又は異物)をメダル排出口61へ案内するガイド部材36が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21から排出されたメダルをメダル排出口61へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル排出口61に隣接して、上述した演出用放音部62a、62bに対向するスピーカ38a、38bが取り付けられている。
なお、スロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板40は、液晶表示装置49による演出映像の表示制御、及び演出用放音部48a、48b、62a、62bのスピーカ32a、32b、38a、38bを使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
また、前扉3の裏面側上部には、図1に示した表示パネル51のバックライトとなる放電灯311、312(図4参照)に高周波電圧を印加して放電灯311、312(図4参照)を点灯させる放電灯点灯装置39が設けられている。放電灯点灯装置39は、主電源装置23からの電力が主制御基板20及び中央表示基板33を介して供給され、この供給された電力に高周波電圧を発生して、配線320(図4に示す配線320a、320b、320c、320d)を介して後述する放電灯311、312(図4参照)に印加するようになっている。この配線320は、放電灯点灯装置39の近傍に形成された孔221を介して前扉3の表側の放電灯311、312(図4参照)に接続するようになっている。
次に、図3のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
図3において、主制御基板20は、CPU200と、記憶部201とを備えている。
記憶部201は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、スロットマシンゲーム用のシステムプログラム202が予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部201に記憶されたシステムプログラム202に従ってCPU200が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。
また、記憶部201にはメダルクレジット手段203が設けられている。メダルクレジット手段203はスロットマシン1が内部貯留するメダルの数であるクレジットをメモリに記憶する。
主制御基板20には、ベットボタン73、74、スタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c、精算ボタン77等の操作スイッチ類、メダル選別装置34のメダルセンサ34a、ホッパ装置21等のメダル払出装置、及びサブ制御基板40等がハーネスを介して接続されている。
主制御基板20は、前記操作スイッチ類やメダル選別装置34のメダルセンサ34aからの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。
主制御基板20は、動作モードがメダルベット待機状態となっている場合において、メダルセンサ34aがメダルを検出した場合、検出したメダルをゲームの賭数に加算する。
また、主制御基板20は、動作モードがメダルクレジット入力待機状態となっている場合において、メダルセンサ34aがメダルを検出した場合、検出したメダルをメダルクレジット手段203のクレジットに加算する。ここで、メダルベット待機状態とは、1つのゲームが終了した後、当該ゲームにメダルが賭けられるのを待機している状態のことを示している。メダルクレジット入力待機状態とは、当該ゲームにメダルが賭けられた後、メダルクレジット手段203の前記クレジット数が最大値(50)になるまでの状態のことを示している。
主制御基板20は、各リール101a、101b、101cに設けられる基準位置センサ120a、120b、120cの検出信号を入力し、各リールの基準となる回転位置を把握しながら、回胴装置基板130に所定の回胴駆動パルスデータを送出する。回胴装置基板130は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って各ステッピングモータ110a、110b、110cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
主制御基板20は、入賞が確定した場合等において、ホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルを受皿部6aに払い出す。
また、主制御基板20は、精算ボタン77が操作された場合、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルしてホッパ装置21に払い出させるとともに、メダルクレジット手段203(図3参照)が内部貯留したメダルを精算してホッパ装置21に精算前のクレジット数のメダルを払い出させる。
サブ制御基板40は、主制御基板20からの制御信号に基づいて液晶表示装置49(図1参照)、演出用照明部46、47a、47b、52a、52b(図1参照)、演出用放音部48a、48b、62a、62b(図1参照)のスピーカ32a、32b、38a、38b等の演出装置230を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。
一方、主制御基板20の記憶部201には、入賞抽選テーブル204及び内部抽選フラグ205が記憶されている。例えばCPU200は、スタートレバー75の操作を検出した時点で図示しない乱数発生装置から乱数値を取得し、入賞抽選テーブル204を参照することで、得られた乱数値に割り当てられた入賞役またはハズレを抽選する。そして、CPU200は、乱数値に対応する入賞役が存在すると、それを当該ゲームの入賞役として抽選結果を当選にし、当該入賞役を記憶部201の内部抽選フラグ205に記憶する。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。
スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この待機状態においては、当該状態を遊技者に示唆するとともにゲーム操作を促す待機モードの演出が液晶表示装置49等によって行われる。次に、遊技者がメダル投入部71にメダルを投入し、もしくは、何れかのベットボタン73、74を押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数のメダルが賭けられゲームを準備する。
ゲーム準備の状態でスタートレバー75が傾倒操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めるとともに、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ205に記憶される。
次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが押圧操作されることで、リール101a、101b、101cが停止し、主制御基板20は、停止した各リールが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ205に対応する入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているかどうか判定する。
これら図柄の組合せが一致し役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20によりメダルクレジット手段203の制御を行い、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数を超過すると、この超過した数のメダルを受皿部6aへ払い出す。
次に、図4乃至図18を参照して本実施形態の要部となる下部パネル部5について説明する。
図4は表側から見た下部パネル部5及びその周辺部の分解斜視図である。図5は下部パネル部5の裏側から見た突起部挿入孔332及びその周辺部の分解斜視図である。図6は下部パネル部5の裏側から見た突起部挿入孔332及びその周辺部の背面図である。図7は抜止ロック部材401の斜視図である。図8は抜止ロック部材401の空気抜き孔413を開放した状態の平面図である。図9は抜止ロック部材401の空気抜き孔413を閉塞した状態の平面図である。図10は抜止ロック部材401を分解した状態の平面図である。図11は図8のA−A線断面図である。図12は抜止ロック部材401の上側から見た断面図である。図13は下部パネル部5の裏側から見た突起部挿入孔332及びその周辺部の突起部372を挿入した直後の状態を示す斜視図である。図14は下部パネル部5の突起部挿入孔332及びその周辺部の抜止ロック部材401を取り付けた状態を示す斜視図である。図15は突起部挿入孔332に抜止ロック部材401を取り付ける方法を示す説明図である。図16は下部パネル部5の突起部挿入孔332及びその周辺部の抜止ロック部材401を取り付けた状態を示す断面図である。図17は下部パネル部5の突起部挿入孔332から抜止ロック部材401を引き抜くために空気抜き孔413を開放した状態を示す断面図である。図18は下部パネル部5の突起部挿入孔332及びその周辺部の突起部371を押し下げた状態の断面図である。
尚、図4乃至図18を用いた説明において、各部材の左側及び右側はそれぞれスロットマシン1の前面側から見た場合の左側及び右側を示しており、背面側から見た図5、図6、図7、図13、図14及び背面を上側に向けた図8乃至図10では、図面に向かって左側が各部材の右側になっている。
図4において、前扉3は基本構造となる前扉本体300に前記表示パネル部350等の部材を取り付けたものである。
前扉本体300は、前記リール101a、101b、101c(図1参照)の回転動作を操作するための操作手段(図1に示したスタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c)が配置され、前記筐体2(図1参照)に対して回動可能に取り付けられる前記筐体2の開口8(図2参照)を開閉可能な状態で閉塞させている。
前記前扉本体300の表面の下段側には表示パネル51用の照明器具収納部としての凹部301が設けられている。
凹部301には、放電灯311、312が取り付け金具313、314、315、316を介して取り付けられている。
放電灯311の一端及び他端からはそれぞれ配線320a、320bが延出しており、配線320a、320bは、凹部301の奥壁に形成された孔221を介して凹部301の裏側に配置した放電灯点灯装置39(図2参照)と電気的に接続するようになっている。
同様に、放電灯312の一端及び他端からはそれぞれ配線320c、320dが延出しており、配線320c、320dは、孔221を介して放電灯点灯装置39(図2参照)と電気的に接続するようになっている。
このような構造により、放電灯311、312は、前記凹部301に設けられ照明光を照射する照明器具となっている。
前記凹部301の左右両脇には、縦長の凹部321a、321bが設けられている。凹部321a、321bは、演出用照明部52a、52b(図1参照)用の照明器具収納部となっている。即ち、凹部321a、321bには、照明器具として発光ダイオードを実装した配線基板322a、322bが配置されている。配線基板322a、322bは、前扉3の裏側からハーネスを介してサブ制御基板40に接続されており、サブ制御基板40からの電力及び制御信号の供給により実装した発光ダイオードを点灯させる。
前記前扉本体300の前記凹部301、321a、321bが形成された領域は、表示パネル部350によって覆われるようになっている。
表示パネル部350は、表示パネル51と、枠部材351と、ランプカバー352a、352bとから構成されている。
表示パネル51は、前側保護パネル353と後側保護パネル355の間に絵柄印刷パネル354を挟み込んだものである。
前側保護パネル353と後側保護パネル355は、透明の樹脂をパネル状に形成したものである。
絵柄印刷パネル354は、透明樹脂のパネルの裏面に登場キャラクターの絵356やスロットマシン1の商品名357を不透明及び半透明の塗料で印刷したものである。
枠部材351には、開口部361が設けられており、開口部361に表示パネル51が嵌め込まれ、ネジ止め固定されるようになっている。
枠部材351の開口部361の左脇には、上下の開口部362a、363aが形成されている。左側のランプカバー352aは、上下の開口部362a、363aを正面側から覆った状態で枠部材351にネジ止め固定されるようになっている。
ランプカバー352aと配線基板322aは、図1に示した左の演出用照明部52aを構成している。
図4において、枠部材351の開口部361の右脇には、上下の開口部362b、363bが形成されている。右側のランプカバー352bは、上下の開口部362b、363bを正面側から覆った状態で枠部材351にネジ止め固定される。
ランプカバー352bと配線基板322bは、図1に示した右の演出用照明部52bを構成している。
図4において、枠部材351の裏面側における開口部361の左下、下側中央、右下には先端を下方に向けたL字状の複数のフック部の列による係止部364、365、366がそれぞれ枠部材351と一体形成で設けられている。
一方、前記前扉本体300には、前記凹部301の下側の壁面を貫通して係止部挿入孔323、324、325が形成されている。前記枠部材351の係止部364、365、366は、前記係止部挿入孔323、324、325に挿入し、前記前扉本体300の裏面側における前記係止部挿入孔323、324、325の下側の縁部に係止する。
枠部材351の裏面側における左上及び右上の位置には、それぞれ突起部371、372が突設されている。
一方、前記前扉本体300には、前記凹部301の壁面を貫通して左右の突起部挿入孔331、332が形成されている。突起部挿入孔331、332には、それぞれ前記突起部371、372が挿入されるようになっている。
前記突起部371、372は、その基端から所定間隔を置いて係止爪373、374が上方に向けて形成されている。
係止爪373、374は、前記突起部371、372の上面375(図5参照)に形成され、前記突起部371、372が突起部挿入孔331、332に挿入された状態で前記前扉本体300の裏面側における前記突起部挿入孔331、332の縁部337(図5参照)に係止する。
このような構造により、表示パネル部350は、少なくとも一部が透明または半透明の部材によりパネル状に形成されて前記凹部301を閉塞するとともに前記照明器具(放電灯311、312)からの照明光を透過させることで表側に絵柄を表示するようになっている。
以下、突起部372、突起部挿入孔332及びその周辺部について詳細に説明する。
図5において、突起部挿入孔332の周りには前記前扉本体300の裏面を突出させて段部333が形成されている。突起部挿入孔332の上下の中間位置から下側には凹部301の裏面側となる傾斜面334(図6参照)が形成されている。
前記突起部372の下面376(図6及び図15参照)と突起部挿入孔332の下側内壁335との間の隙間336(図6、図13及び図15参照)には、抜止ロック部材401が挿入されるようになっている。
抜止ロック部材401は、例えば天然ゴム等の弾性を有する材質で形成された中空弾性部材402に蓋部材403を取り付けたものである。中空弾性部材402は、平面形状が長辺形状に形成され、左後方の角部に溝部411が形成されている。また中空弾性部材402は、図11及び図12に示すように、内部に中空に形成された空気室412を有している。抜止ロック部材401の背面には外面と前記空気室412との間を貫通する空気抜き孔413が形成されている。
さらに詳細に説明すると、図7において、中空弾性部材402は、上側及び下側の平面部421、422(図12参照)と、前後左右の側壁423、424、425、426(図12参照)と、溝部411の奥に配置する壁部427、428(図12参照)を一体的に形成したものである。
図7に示すように、上側の平面部421の正面側から見て左後方の隅には、蓋部材403の上側の回転軸451が挿入される貫通孔431が形成されている。
図8乃至図10に示すように、下側の平面部422の正面側から見て左後方の隅には、蓋部材403の下側の回転軸452が挿入される貫通孔432が形成されている。
図7乃至図10に示すように、蓋部材403は、基端側から順に円形部441、折曲部442、細幅部443、太幅部444が形成されている。
円形部441の上面の中央には、図7に示す上側の回転軸451が一体的に形成されている。
円形部442の下面の中央には、図8乃至図10に示す下側の回転軸452が一体的に形成されている。円形部442は、図7に示す中空弾性部材402の溝部411に挿入され、その回転軸451、452(図8参照)が貫通孔431、432(図8参照)に挿入され、回転軸451、452を中心にして回動可能になっている。
図10に示すように、蓋部材403は、下側から見て、回転軸452の右回り方向の側が外側面445となり、回転軸452の左回り方向の側が内側面446となる。
折曲部442は、円形部441側から外側面445方向に90°折れ曲がり、続いて所定間隔を置いて逆方向に90°折れ曲がり細幅部443に繋がっている。
太幅部444は細幅部443に対して外側面445側が突出して形成されている。太幅部444の内側面446側には、空気抜き孔413に挿入して嵌合する孔閉塞用突起部447が形成されている。孔閉塞用突起部447の先端部448は球面状に形成されている。
蓋部材403は、中空弾性部材402に対して手動で回動され内側面446が後の側壁424側に移動した状態で孔閉塞用突起部447が空気抜き孔413に挿入して嵌合するようになっている。
以上に示した構成により、図5に示す表示パネル部350において、係止爪374は、前記突起部372の基端から所定間隔を置いて当該突起部372の一面に形成され、当該突起部372が前記突起部挿入孔332に挿入された状態で前記前扉本体300の裏面側における前記突起部挿入孔332の縁部337に係止するようになっている。
抜止ロック部材401は、弾性を有する材質で形成された弾性部として中空弾性部材402を有し、当該中空弾性部材402の内部に中空に形成された空気室412(図11及び図12参照)を有するとともに、当該空気室412の内部の空気を選択的に抜くことを可能にする空気抜き手段を有し、前記突起部372の前記一面(図5の上面375)の反対側となる他面(図15の下面376)と突起部挿入孔332の下側内壁335との間の隙間336(図13及び図15参照)に前記中空弾性部材402が挿入することで、前記突起部372に対して、前記係止爪374の前記係止を解除する側への湾曲を抑制する。
前記抜止ロック部材401の空気抜き手段は、当該抜止ロック部材401の前記中空弾性部材402に形成され当該中空弾性部材402の外面と前記空気室412と間を貫通する空気抜き孔413と、前記空気抜き孔413に着脱可能な状態で嵌合することで当該空気抜き孔413を閉塞する蓋部材403とを備えている。
図7において、前記蓋部材403は、前記空気抜き孔413に挿入することで当該空気抜き孔413に着脱可能な状態で嵌合する孔閉塞用突起部447を有し、回転軸451及び回転軸452(図8参照)を介して一方の側445及び他方の側446(図8参照)に回動可能な状態で前記弾性部に取り付けられ、一方の側445に回動することで前記孔閉塞用突起部447が前記空気抜き孔に挿入して当該空気抜き孔を閉塞し、他方の側に回動することで前記孔閉塞用突起部447が前記空気抜き孔413から抜き出されて当該空気抜き孔413を開放するようになっている。
尚、突起部挿入孔331についても、突起部挿入孔332と同様に抜止ロック部材401を取り付け可能になっている。
以下、前扉本体300に前記表示パネル部350を取り付ける場合の作業を説明する。
この場合、まず、作業者は、前扉本体300が筐体2から開かれた状態で、図4に示す表示パネル部350の係止部364、365、366を、それぞれ前扉本体300の係止部挿入孔323、324、325に挿入し、前扉本体300の裏面側における前記係止部挿入孔323、324、325の下側の縁部にそれぞれ係止する。
次に、作業者は、表示パネル部350の突起部371、372を前扉本体300の突起部挿入孔331、332に挿入し、突起部371、372の係止爪373、374を前記前扉本体300の裏面側における前記突起部挿入孔331、332の縁部337(図5、図13及び図15参照)に係止させる。この状態では、図13に示すように、前記突起部372の下面と突起部挿入孔332の内壁との間の隙間336が発生する。
次に、作業者は、図15に示す抜止ロック部材401の蓋部材403を側壁424側に回動し、蓋部材403の孔閉塞用突起部447を空気抜き孔413に挿入して図9に示すように嵌合する。この状態では、蓋部材403は図12に示す破線の状態となり、中空弾性部材402の空気室412は密閉された状態になる。この状態で、図13及び図15に示す隙間336に抜止ロック部材401を前方の側壁423側(図12参照)から挿入することで、図14及び図16に示すように、突起部挿入孔332に抜止ロック部材401を取り付ける。この状態では、図16に示すように中空弾性部材402の空気室412は密閉された状態なので、突起部372を強い力で上側に押し上げた状態になる。
図4に示した前記突起部挿入孔331についても、突起部挿入孔332と同様の操作で抜止ロック部材401を取り付ける。この後、筐体2(図1参照)に取り付けられている前扉3を閉塞する。
以下、前扉本体300から前記表示パネル部350を取り外す場合の作業を説明する。
ここで、前扉本体300から前記表示パネル部350を外す場合には、スロットマシン1(図1参照)の管理者等が鍵穴78(図1参照)に所定の鍵を挿入して開錠操作し、筐体2(図1参照)に取り付けられている前扉3を前方へ開き、作業者は、図16に示す抜止ロック部材401の蓋部材403の太幅部444を後方に引くことで、蓋部材403を回動し、空気抜き孔413から蓋部材403の孔閉塞用突起部447を抜き出して図17に示すように空気抜き孔413を開放する。この状態では、中空弾性部材402の空気室412は空気抜き孔413を介して容易に空気が流通できる状態になり、中空弾性部材402の上下間を容易に圧縮できる状態となる。
次に、作業者は、その指で中空弾性部材402を直接掴んで引っ張ることで、中空弾性部材402を弾性変形させ、隙間336から中空弾性部材402を引き出すことで、突起部挿入孔332から抜止ロック部材401を取り外す。
この後、図18に示すように、突起部372を下方に押し上げ、前記係止爪374を前記突起部挿入孔332の縁部337から外し、突起部挿入孔332から突起部372を引き抜くことで突起部挿入孔332に何も挿入されていない状態にする。突起部挿入孔331に挿入された突起部371に対しても突起部372と同様の操作を行い、突起部挿入孔331から突起部371を引き抜く。
この後、図4に示す係止部挿入孔323、324、325から係止部364、365、366を外すことで、前記前扉本体300から前記表示パネル部350を外す。
かかる構成のスロットマシン1によれば、突起部挿入孔331、332に設けられた抜止ロック部材401は、前記前扉本体300の裏面側において、表示パネル部350に形成された前記突起部371、372の係止爪373、374が前記前扉本体300に形成された前記突起部挿入孔331、332の縁部337にそれぞれ係止した状態で、中空弾性部材402が前記突起部371、372の下面と突起部挿入孔331、332の下側内壁との間の隙間336に挿入され、前記突起部371、372に対して、前記係止爪373、374の前記係止を解除する側への湾曲を抑制するので、筐体2に前扉本体300を施錠した状態で前扉本体300と表示パネル部350の隙間から薄型の不正器具が挿入されて表示パネル部350が外されるのを防止することができる。
また、スロットマシン1によれば、前扉本体300から表示パネル部350を外すために抜止ロック部材401を突起部挿入孔331、332から引き抜く際には、蓋部材403を回動して空気抜き孔413を開放することで中空弾性部材402を容易に弾性変形させて抜止ロック部材401を容易に引き抜くことができる。
また、スロットマシン1によれば、中空弾性部材402の空気抜き孔413と蓋部材403により前記抜止ロック部材401の空気抜き手段を簡易な構造で実現できる。
また、スロットマシン1によれば、前記蓋部材403は回転軸451、452を介して回動可能な状態で前記中空弾性部材402に取り付けられているので、前記蓋部材403の紛失を防止できるとともに、蓋部材403の操作方法を作業者に容易に理解させることが可能になる。
尚、図1乃至図18に示した実施形態では、突起部挿入孔331、312の両方に抜止ロック部材を設ける構成としたが、抜止ロック部材は突起部挿入孔331、312の片方のみに設ける構成にしてもよい。
本発明は、スロットマシンに限らず、パチンコ機等の他の遊技機に応用することができる。
図1は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの内部構造を表した図である。 図3は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 図4は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの下部パネル及びその周辺部の分解斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態による下部パネル部の裏側から見た突起部挿入孔及びその周辺部の分解斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態による下部パネル部の裏側から見た突起部挿入孔及びその周辺部の背面図である。 図7は、本発明の一実施形態による抜止ロック部材401の斜視図である。 図8は、本発明の一実施形態による抜止ロック部材の空気抜き孔を開放した状態の平面図である。 図9は、本発明の一実施形態による抜止ロック部材の空気抜き孔を閉塞した状態の平面図である。 図10は、本発明の一実施形態による抜止ロック部材を分解した状態の平面図である。 図11は、図8のA−A線断面図である。 図12は、本発明の一実施形態による抜止ロック部材401の上側から見た断面図である。 図13は、本発明の一実施形態による下部パネル部の裏側から見た突起部挿入孔及びその周辺部の突起部を挿入した直後の状態を示す斜視図である。 図14は、本発明の一実施形態による下部パネル部の突起部挿入孔及びその周辺部の抜止ロック部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 図15は、本発明の一実施形態による突起部挿入孔に抜止ロック部材を取り付ける方法を示す説明図である。 図16は、本発明の一実施形態による下部パネル部の突起部挿入孔及びその周辺部の抜止ロック部材を取り付けた状態を示す断面図である。 図17は、本発明の一実施形態による下部パネル部の突起部挿入孔から抜止ロック部材を引き抜くために空気抜き孔を開放した状態を示す断面図である。 図18は、本発明の一実施形態による下部パネル部の突起部挿入孔及びその周辺部の突起部を押し下げた状態の断面図である。
符号の説明
1…スロットマシン、2…筐体、3…前扉、4…上部パネル部、
5…下部パネル部、6a…受皿部、6…受皿ユニット、7…操作卓、
8…開口、20…主制御基板、21…ホッパ装置、22…補助貯留部、
23…主電源装置、24…電源装置基板、25…外部集中端子基板、
30、31a、31b…発光駆動部、32a、32b…スピーカ、
33…中央表示基板、34…メダル選別装置、
34a…メダルセンサ、35…ガイド部材、36…ガイド部材、
37…ガイド部材、38a、38b…スピーカ、
39…放電灯点灯装置、40…サブ制御基板、41…パネル面、
42…表示窓、43…遊技状態表示部、44…操作アシスト表示部、
45…数値情報表示部、46、47a、47b…演出用照明部、
48a、48b…演出用放音部、49…液晶表示装置、
49a…表示窓、50…パネル板、51…表示パネル、
52a、52b…演出用照明部、61…メダル払出口、
62a、62b…左右の演出用放音部、71…メダル投入部、
72…メダル投入口、73、74…ベットボタン、
75…スタートレバー、76a、76b、76c…ストップボタン、
77…精算ボタン、78…鍵穴、100…リールユニット、
101a、101b、101c…リール、200…CPU、
201…記憶部、202…システムプログラム、
203…メダルクレジット手段、204…入賞抽選テーブル、
205…内部抽選フラグ、210…基板ケース、
220…基板ケース、221…孔、230…演出装置、
300…前扉本体、301…凹部、311、312…放電灯、
313、314、315、316…取り付け金具、320…配線、
320a、320b、320c、320d…配線、
321a、321b…凹部、322a、322b…配線基板、
323、324、325…係止部挿入孔、
331、332…突起部挿入孔、333…段部、334…傾斜面、
335…下側内壁、336…隙間、337…縁部、338…縁部、
350…表示パネル部、351…枠部材、
352a、352b…ランプカバー、353…前側保護パネル、
354…絵柄印刷パネル、355…後側保護パネル、356…絵、
357…商品名、361…開口部、
362a、363a、362b、363b…開口部、
364、365、366…係止部、371、372…突起部、
373、374…係止爪、375…上面、376…下面、
401…抜止ロック部材、402…中空弾性部材、
403…蓋部材、411…溝部、412…空気室412、
413…空気抜き孔、421、422…平面部、
423、424、425、426…側壁、427、428…壁部、
451、452…回転軸、431、432…貫通孔、
441…円形部、442…折曲部、443…細幅部、
444…太幅部、451、452…回転軸、445…外側面、
446…内側面、447…突起部

Claims (4)

  1. 前方に開口を有する筐体と、前記筐体に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉本体と、前記前扉本体の表面に設けられた凹部と、前記凹部に設けられ照明光を照射する照明器具と、少なくとも一部が透明または半透明の部材によりパネル状に形成されて前記凹部を閉塞するとともに前記照明器具からの照明光を透過させることで表側に絵柄を表示する表示パネル部とを備える遊技機であって、
    前記表示パネル部の裏面側に突設され、弾性変形により湾曲可能な突起部と、
    前記凹部の壁面を貫通して形成され、前記突起部が挿入される突起部挿入孔と、
    前記突起部の基端から所定間隔を置いて当該突起部の一面に形成され、当該突起部が前記突起部挿入孔に挿入された状態で前記前扉本体の裏面側における前記突起部挿入孔の縁部に係止する係止爪と、
    弾性を有する材質で形成された弾性部を有し、当該弾性部の内部に中空に形成された空気室を有するとともに、当該空気室の内部の空気を選択的に抜くことを可能にする空気抜き手段を有し、前記突起部の前記一面の反対側となる他面と前記突起部挿入孔の内壁との間の隙間に前記弾性部が挿入することで、前記突起部に対して、前記係止爪の前記係止を解除する側への湾曲を抑制する抜止ロック部材とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前方に開口を有する矩形状の筐体と、前記筐体内の上段側に設置され回転することで周面の図柄を変動表示させる円筒状のリールが複数並設されるリール装置と、前記リールの回転動作を操作するための操作手段が配置され前記筐体に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉本体と、前記前扉本体の表面の下段側に設けられた凹部と、前記凹部に設けられ照明光を照射する照明器具と、少なくとも一部が透明または半透明の部材によりパネル状に形成されて前記凹部を閉塞するとともに前記照明器具からの照明光を透過させることで表側に絵柄を表示する表示パネル部とを備える遊技機であって、
    前記表示パネル部の裏面側に突設され、弾性変形により湾曲可能な突起部と、
    前記凹部の壁面を貫通して形成され、前記突起部が挿入される突起部挿入孔と、
    前記突起部の基端から所定間隔を置いて当該突起部の一面に形成され、当該突起部が前記突起部挿入孔に挿入された状態で前記前扉本体の裏面側における前記突起部挿入孔の縁部に係止する係止爪と、
    弾性を有する材質で形成された弾性部を有し、当該弾性部の内部に中空に形成された空気室を有するとともに、当該空気室の内部の空気を選択的に抜くことを可能にする空気抜き手段を有し、前記突起部の前記一面の反対側となる他面と前記突起部挿入孔の内壁との間の隙間に前記弾性部が挿入することで、前記突起部に対して、前記係止爪の前記係止を解除する側への湾曲を抑制する抜止ロック部材とを備えることを特徴とする遊技機。
  3. 前記抜止ロック部材の空気抜き手段は、当該抜止ロック部材の前記弾性部に形成され当該弾性部の外面と前記空気室と間を貫通する空気抜き孔と、前記空気抜き孔に着脱可能な状態で嵌合することで当該空気抜き孔を閉塞する蓋部材とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記蓋部材は、前記空気抜き孔に挿入することで当該空気抜き孔に着脱可能な状態で嵌合する孔閉塞用突起部を有し、回転軸を介して一方及び他方の側に回動可能な状態で前記弾性部に取り付けられ、一方の側に回動することで前記孔閉塞用突起部が前記空気抜き孔に挿入して当該空気抜き孔を閉塞し、他方の側に回動することで前記孔閉塞用突起部が前記空気抜き孔から抜き出されて当該空気抜き孔を開放することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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