JP4868349B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、スロットマシン等の遊技機に関し、特に遊技機を設置、移動、或いは撤去する際に使用される把手を備えた遊技機に関する。
従来、スロットマシン等の遊技機の筐体の側面部には、遊技機を設置、移動、或いは撤去する等の目的で運搬する際に、運搬作業者が遊技機を確実に把持できるように把手が設けられている。
一般にこのような把手は、外周にフランジ部が形成され一面が開口した有底箱状の把手部材を、遊技機の筐体側面に形成された貫通孔にその開口部を向けて、そのフランジ部を筐体の内側から筐体側面に複数のねじ等で固着して構成していた。また、特開2005−73855号公報には、筐体側面の貫通孔に筐体の内側から把手部材を嵌合させて把手を構成する遊技機が開示されている(同公報段落番号「0023」、図2、図3、符号111及び113参照)。
特開2005−73855号公報
しかしながら、このような従来の遊技機は、把手部材を遊技機の筐体の内側から複数のねじ等で固着しているため、部品点数が多くコスト高になるという課題があった。さらに、筐体内側から複数のねじで固着する作業が煩雑で、遊技機の量産性を阻害するという課題があった。
また、把手部材を筐体に嵌合するだけで固着して構成した場合には、遊技機の外部から把手部材に強い力や衝撃を与えることにより比較的容易に把手部材が遊技機内部へ外れ落ち、貫通孔から遊技機内に異物を挿入する等して不正な改造を施される惧れがあるという課題があった。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成により、部品点数が少なく作業性が良好で、かつ不正行為が困難な把手を備えた遊技機を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために請求項1に記載の発明は、両側面の対向する位置に一対の貫通孔を有する筐体と、リールユニットが載置される載置面と、該載置面の両端部から鉛直下方に屈曲形成されたリブとを有し、前記両側面の各前記貫通孔上部に前記両端部が固着されるリールベースと、一端に開口部が形成された筒状の挿通部と、該挿通部の他端外周に一体的に形成されたフランジ部と、前記挿通部の他端と接続して前記挿通部と連通し、前記開口部の反対側に一体的に延設形成された有底部と、前記挿通部の他端と前記フランジ部との接続部から前記開口部の反対側に一体的に膨出成形された膨出部とを有する一対の把手部材と、を備え、各前記把手部材は、前記挿通部が前記筐体の前記側面内側から前記貫通孔に挿通された後、前記リールベースの前記両端部が前記両側面の各前記貫通孔上部に固着されることにより、前記膨出部が前記リブにより前記側面内側に圧接されて前記筐体に固定されてなることを特徴とする。
この請求項1に記載の遊技機は、遊技機の筐体の内側から筐体の側面に向けて、把手部材の膨出部をリールベースのリブで圧接固定して把手が構成される。
請求項2に記載の遊技機は、前記請求項1に記載の遊技機において、前記挿通部の外周には、前記貫通孔の内周面に圧入される係止突部が突出形成されてなることを特徴とする。この突出形成された係止突部が貫通孔の内周面に食い込むように圧入されて、把手部材が筐体側面に仮固定され、その後リールベースのリブで把手部材の膨出部を圧接固定して把手が構成される。
請求項3に記載の遊技機は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記箱部の内部空間が前記挿通部の他端との接続部から底部に向けて上方に屈曲形成されてなることを特徴とする。遊技機の運搬時に運搬作業者の指先が把手部材の空間内で上方に屈曲できる把手が構成される。
請求項4に記載の遊技機は、請求項3に記載の遊技機において、前記フランジ部の上部と前記箱部の上部との間には、前記フランジ部と前記箱部との結合を補強するためのリブが一体的に形成されてなることを特徴とする
請求項1に記載の遊技機によれば、把手部材の膨出部をリールベースに屈曲形成したリブで遊技機の筐体側面に圧接して、把手部材を筐体に固定しているので、ねじ等の固定部材が不用となり部品点数及びコストを削減することができる。
また、ねじ止め作業等の煩雑な作業工程がないので、遊技機の組み立て作業性を向上することができる。
さらに、外部からの力や衝撃により容易に把手部材が筐体から外れることがないので、筐体の貫通孔から遊技機内部への不正行為を防止することができる。
加えて、把手部材の挿通部の他端とフランジ部との接続部から開口部の反対側に一体的に膨出部を膨出形成しているので、リールベースのリブ及びフランジ部の厚み等の寸法公差内のバラツキを膨出部の弾性変形又は塑性変形により吸収することができ、把手部材を固定するための十分な圧接力を確保することができる。
請求項に記載の遊技機によれば、上記請求項1に記載の遊技機の効果に加えて、筐体の貫通孔に挿通される把手部材の挿通部の外周に係止突部を突出形成しているので、把手部材の挿通部を筐体の貫通孔に挿通したときにこの係止突部が貫通孔の内周面に食い込んで把手部材が仮固定され、その後のリールベースの取り付け作業を容易にすることができる。
請求項に記載の遊技機によれば、上記請求項1又は請求項に記載の遊技機の効果に加えて、把手部材の箱の内部空間を開口部からその底部に向けて上方に屈曲形成しているので、運搬作業時に作業者が把手部材の内部空間に手指を挿入した際、指先を上方に屈曲させて遊技機を把持することができる。従って、運搬中に指先が滑って遊技機を落下させてしまうような事故を防止することができる。
以下、本発明に係る遊技機の好適な一実施形態を、スロットマシンを例に図面を参照して説明する。なお、図1はスロットマシン1の外観構造を表した斜視図、図2は前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図、図3はスロットマシン1の制御システムを表したブロック図である。
図1において、スロットマシン1は、略矩形状の箱体である筐体2と、当該筐体2と蝶番機構により開閉可能に取り付けられた前扉3とを備えている。筐体2の両側面には略長方形状の貫通孔27aが設けられ、この貫通孔27aには筐体2の内側から把手部材80が挿通嵌合されており把手を構成している。この把手の構造については、後に他の図面も参照して詳述する。
前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダル(遊技媒体)を貯留する受皿部6aが一体的に形成された受皿ユニット6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に形成されている。なお、上部パネル部4、操作卓7、下部パネル部5、及び受皿ユニット6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成されている。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。
上部パネル部4の上部には、レンズパネル46aの内部に高輝度発光ダイオード等の光源を内蔵する照明演出装置46と、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部47a、47bがそれぞれ配置されている。
また、演出用放音部47a、47bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓48aに面して遊技機の演出装置として液晶表示演出装置48が配置されている。なお、液晶表示演出装置48は、ゲームの演出に係る映像やゲーム(遊技)に関する情報を主に表示する。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。パネル面41には、裏面側に設けられている図示しないランプを点灯させることで例えば入賞役への内部当選など遊技状態に関する情報を演出表示する遊技状態表示部や、複数の発光ダイオードを点灯させてドット画像を演出表示するドットマトリクス表示部や、スロットマシン1にクレジット(貯留)されているメダル数や入賞によって獲得したメダル数、又は入賞役への当選回数等の情報を数値表示する数値情報表示部等が設けられている。
上部パネル部4の側部には、蛍光灯や高輝度発光ダイオードで形成された演出用照明部49a、49bが設けられている。ゲームの進行に応じて上述した照明演出装置46、複数の演出用照明部49a、49b等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。
操作卓7の上面右側には、メダルを投入するためのメダル投入口71aを有するメダル投入部71が設けられている。また、当該上面の左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン72、73が設けられている。
ベットボタン72、73はスロットマシン1の1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。ゲームを開始する際に、ベットボタン72が押圧操作されることで、貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。また、ベットボタン72が2回押圧操作されることで2枚のメダルが賭けられ、ベットボタン73が押圧操作されることで3枚のメダルが当該ゲームに賭けられる。なお、ベットボタン73は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作卓7の前面左側には、リール101a、101b、101c(図2参照)の回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられている。スタートレバー75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作を備え、操作が傾倒操作されるとオン、操作から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
また、操作卓7の中央には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。
さらに、操作卓7の前面の左隅には、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、後述するメダルクレジット手段210(図3参照)が内部貯留したメダルを精算して払い出させることを指示するための精算ボタン77が設けられている。
操作卓7の前面右側には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴78が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴78に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって筐体2に取り付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また前扉3を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などを表示するパネル51が設けられている。下部パネル部5の下側に配置された受皿ユニット6には、入賞時にメダルを排出するメダル払出口61と、払い出されたメダルを貯留する受皿部6aと、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部62a、62bと、遊技者の喫煙の用に供するための灰皿装置65がそれぞれ配置されている。
次に、図2を参照して、筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。同図において、筐体2内の上部には、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPU(マイコン)を備え硬質プラスチックのケースに収納された主制御基板20が取り付けられている。
筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cを備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が筐体2側に閉じられると前扉3の表示窓にリール101a、101b、101cが対向するように、リールベース90に位置決めされて取り付けられている。リールベース90は板金を一体的に型抜きして屈曲成形して形成されており、両端部に鉛直下方に屈曲形成されたリブ96を備え筐体2にねじ等で固定されている。また、このリブ96は後述する把手部材80を筐体2の側面に圧接固定している。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたステッピングモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リール101a、101b、101cを回転駆動する上記ステッピングモータへ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板が取り付けられており、主制御基板20が回胴装置基板130(図3参照)に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リール101a、101b、101cの回転と制動及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、ホッパ装置21と、ホッパ装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部22と、主電源装置23が設けられている。主電源装置23の側面には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板24が設けられている。更に、筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板25が取り付けられている。
次に、前扉3の裏面側上部には、上述の演出用放音部47a、47bに対向してスピーカ32a、32bが取り付けられている。また、スピーカ32a、32bの間には、液晶表示演出装置48が取り付けられている。更に、液晶表示演出装置48の裏面側には、電気回路基板で形成されたサブ制御基板30が取り付けられている。
なお、スロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板30は、液晶表示演出装置48による演出映像の表示制御、照明演出装置46及び演出用照明部49a、49bを使った演出効果照明制御、並びに演出用放音部47a、47b、62a、62bを使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
サブ制御基板30の下方には、リール101a、101b、101cを目視させるための透明な表示窓が形成されたパネル面41が配置され、パネル面41の下方には、前面側のスタートレバー75及びストップボタン76a、76b、76c等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板33が設けられている。
中央表示基板33の下方には、メダル選別装置34が取り付けられている。メダル選別装置34は、メダル投入部71に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置34はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置34の装置本体の下方には、メダル選別装置34によって振り分けられた正規のメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置21へ案内するガイド部材35と、メダル選別装置34により排除されたメダル(又は異物)をメダル出口61へ案内するガイド部材36が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21から排出されたメダルをメダル出口61へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル出口61に隣接して、上述した演出用放音部62a、62bに対向するスピーカ38a、38bが取り付けられている。
次に、図3のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
図3において、主制御基板20は、CPU200と、記憶部201と、メダルクレジット手段210とを備えている。
記憶部201は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、スロットマシンゲーム用のシステムプログラム202が予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部201に記憶されたシステムプログラム202に従ってCPU200が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。メダルクレジット手段210は、内部貯留するメダルの数であるクレジットをメモリに記憶する。
主制御基板20には、ベットボタン72、73、スタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c、精算ボタン77等の操作スイッチ類、メダル選別装置34のメダルセンサ34a、ホッパ装置21等のメダル払出、及びサブ制御基板30等が配線ケーブルで接続されている。
主制御基板20は、前記操作スイッチ類やメダル選別装置34からの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。主制御基板20は、動作モードがメダルベット待機状態となっている場合において、メダルセンサ34aがメダルを検出した場合、検出したメダルをゲームの賭数に加算する。
また、主制御基板20は、動作モードがメダルクレジット入力待機状態となっている場合において、メダルセンサ34aがメダルを検出した場合、検出したメダルをメダルクレジット手段210のクレジットに加算する。ここで、メダルベット待機状態とは、1つのゲームが終了した後、当該ゲームにメダルが賭けられるのを待機している状態のことを示している。メダルクレジット入力待機状態とは、当該ゲームにメダルが賭けられた後、メダルクレジット手段210の前記クレジット数が最大値(例えば50)になるまでの状態のことを示している。
主制御基板20には各リール101a、101b、101cに設けられる基準位置センサ120a、120b、120cの検出信号が入力され、主制御基板20は、各リール101a、101b、101cの基準となる回転位置を把握しながら、回胴装置基板130に所定の回胴駆動パルスデータを送出する。回胴装置基板130は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って各ステッピングモータ110a、110b、110cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
主制御基板20は、入賞が確定した場合等において、ホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルを受皿部6aに払い出す。
また、主制御基板20は、精算ボタン77が操作された場合、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルしてホッパ装置21に払い出させるとともに、メダルクレジット手段210が内部貯留したメダルを精算してホッパ装置21に精算前のクレジット数のメダルを払い出させる。
サブ制御基板30は、主制御基板20からの制御信号に基づいて液晶表示演出装置48、照明演出装置46、演出用照明部49a、49b、演出用放音部47a、47b、62a、62b等の演出装置230を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。
一方、主制御基板20の記憶部201には、入賞抽選テーブル203及び内部抽選フラグ204が設けられている。例えばCPU200は、スタートレバー75の操作を検出した時点で図示しない乱数発生装置から乱数値を取得し、入賞抽選テーブル203を参照することで、得られた乱数値に割り当てられた入賞役またはハズレを抽選する。そして、CPU200は、乱数値に対応する入賞役が存在すると、それを当該ゲームの入賞役として抽選結果を当選にし、当該入賞役を記憶部201の内部抽選フラグ204に記憶する。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この待機状態においては、当該状態を遊技者に示唆するとともにゲーム操作を促す待機モードの演出が行われる。次に、遊技者がメダル投入部71にメダルを投入し、もしくは、何れかのベットボタン72、73を押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数のメダルが賭けられゲームを準備する。
ゲーム準備の状態でスタートレバー75が傾倒操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めるとともに、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ204に記憶される。
次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが押圧操作されることで、リール101a、101b、101cが停止し、主制御基板20は、停止した各リール101a、101b、101cが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ204に対応する入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているかどうか判定する。
これら図柄の組合せが内部抽選の入賞役と一致し役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20によりメダルクレジット手段210の制御を行い、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数を超過すると、この超過した数のメダルを受皿部6aへ払い出す。
次に、図4乃至図7を参照して本発明の遊技機の一実施形態について詳細に説明する。図4は把手部材80の正面図及び側面図、図5はリールベース90の要部斜視図、図6は筐体2に把手部材80とリールベース90を組み込む手順を説明するための正面図、図7は筐体2に把手部材80とリールベース90を組み込んだ状態を示す斜視図及び要部拡大斜視図である。
図4(a)は把手部材80の正面図であり、図4(b)は把手部材80の側面図である。図4において、把手部材80は硬質プラスチック材を成形加工して形成され、運搬作業時に指先が挿入される開口部81が形成された有底の箱部85と、開口部81の外周に一体的に形成された鍔状のフランジ部82と、このフランジ部82から一体的に延設形成された筒状の挿通部83とを備えている。箱部85の内部空間は、挿通部83近傍の開口部81から底部に向けて上方に屈曲形成されており、運搬作業時の指先の掛かりが良好となる形状となっている。
挿通部83の外周の上面部83aと下面部83bには、それぞれ2条の係止突部84が突出形成されている。これらの係止突部84は、筐体2の側面の貫通孔27a(図6参照)に把手部材80の挿通部83を挿通する際にその貫通孔27aの内周面に食い込んで、把手部材80を筐体2に仮固定する機能を果たす。
また、フランジ部82の箱部85側の左右の面には略長方形状の膨出部86が膨出成形されており、この膨出部86の頂部が後述するリールベース90のリブ96、97に圧接される圧接部86aとなっている。符号87は、フランジ部82と箱部85との結合を補強するためのリブを示す。
図5はリールベース90の片端部(図2中左端部)を示す斜視図である。図5において、リールベース90は鉄板等の金属板を型抜きして屈曲成形して形成され、リールユニット100(図2参照)が載置される水平な載置面91と、この載置面91から鉛直下方に屈曲形成されリールユニット100を載置面91の所定の位置に取り付けるための複数の取付孔92a(図6参照)を有する略長方形状のリブ92を備えている。
載置面91の左右の端部から鉛直上方に鉛直面93が屈曲形成され、この鉛直面93から水平外側に水平面94が屈曲形成され、さらにこの水平面94から鉛直上方に側板取付面95が屈曲形成されている。側板取付面95には、リールベース90を筐体2の側板27(図6参照)に取付けるためのねじ(図示せず)が挿通される挿通孔95aが2箇所穿設形成されている。
載置面91から鉛直面93を経て屈曲形成された水平面94から一体的に2箇所の舌片状のリブ96、97が型抜きされ鉛直下方に屈曲形成されている。これらのリブ96、97は把手部材80を筐体2の側板27に圧接固定するものであり、それらの側端面部96a、97aにて把手部材80の圧接部86aを圧接する。
載置面91のリブ92の反対側には、リールベース90を幾重かに屈曲させて補強した後に背板取付面98が鉛直上方に屈曲形成され、この背板取付面98が図示しないねじによって筐体2の背板28(図6参照)に固定される。
図6は、筐体2に把手部材80とリールベース90を組み込む手順を説明するための正面図である。なお図6において、図4乃至図5にて説明した把手部材80及びリールベース90の各部位には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
まず、左右の把手を構成する2つの把手部材80の筒状の挿通部83が筐体2の側板27に形成された略長方形状の貫通孔27aに筐体2の内側から挿通される。側板27は木製の合板からなり、把手部材80の挿通部83が貫通孔27aに挿通されると、挿通部83外周の上面部83a、下面部83bに形成されている係止突部84が貫通孔27aの内周面に食い込みながら圧入される。これにより、把手部材80が筐体2の側板27に仮固定された状態となる。
次に、リールベース90の舌片状のリブ96、97(図5参照)の側端面部96a、97a(図5参照)にて把手部材80の圧接部86aを筐体2の側板27方向へ圧接するように、仮固定された左右の把手部材80の上方からリールベース90を降下させて、把手部材80を筐体2に固定する。リールベース90を所定の位置まで降下させて把手部材80を筐体2に固定させた後、リールベース90の側板取付面95及び背板取付面98をそれぞれ筐体2の側板27及び背板28にねじにて固定する。
図7は筐体2に把手部材80とリールベース90を組み込んだ状態を示す図であり、図7(a)は全体を示した斜視図、図7(b)は図7(a)の要部拡大斜視図である。なお図7において、図4乃至図6にて説明した把手部材80、リールベース90及び筐体2の各部位には同一符号を付し詳細な説明を省略する。
図7において、把手部材80は、そのフランジ部82に設けられた膨出部86の圧接部86aをリールベース90から一体的に屈曲形成されたリブ96、97の側端面部96a、97aで圧接することによって、把手部材80を取付けるためのねじ等を一切用いずに堅固に筐体2の側板27に固定される。図示の状態で、リールベース90は側板取付面95及び背板取付面98にてそれぞれ筐体2の側板27及び背板28にねじにて固定されるので、把手部材80を外力によって不正目的に取り外すことは極めて困難な把手が構成される。
本実施形態においては、リールベース90のリブ96、97による圧接の際に、把手部材80のフランジ部82に圧接部86aを膨出形成しているので、これらリブ96、97及びフランジ部82の厚み等の寸法公差内のバラツキを膨出部86の弾性変形又は塑性変形により吸収することができ、把手部材80を筐体2に固定するための十分な圧接力を確保することができるものであるが、この膨出部86は必ずしも設けなくてもよい。また、本実施形態においては、リールベース90の載置面91から屈曲形成された鉛直面93及び水平面94を経て圧接用のリブ96、97を形成しているが、これはリールベース90の左右方向の寸法と筐体2の左右の側板27間の寸法のバラツキを屈曲部の弾性で吸収することを意図したものである。従って、鉛直面93及び水平面94を設けることは必須ではなく、載置面91から前面側で鉛直下方に屈曲形成されているリブ92、及び、水平面94からリブ97を形成するのと同様な手段で載置面91から型抜きし屈曲形成したリブの側端面部で把手部材80のフランジ部82を圧接する構造であっても良い。
また、把手部材80を圧接するリブ96、97の側端面96a、97aの下部、及び圧接部86aの上部は本実施形態に示すように曲面状に形成しておくことが好ましい。このように形成することにより、把手部材80を筐体2の側板27に仮固定した際に、把手部材80が側板27に対して多少傾いて仮固定されていた場合でも、リブ96、97の側端面96a、97aと圧接部86aの曲面同士から始まる圧接動作の過程でその傾きを修正しながら把手部材80を筐体2に固定することができる。
以上詳述したように本発明によれば、簡単な構成により、部品点数が少なく作業性が良好で、かつ不正行為が困難な把手を備えた遊技機を提供することができる。
本発明は、スロットマシンに限らず、遊技機を設置、移動、或いは撤去する際に使用される把手を備えたその他の遊技機にも応用することができる。
本発明の一実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。 本発明の一実施形態によるスロットマシンの内部構造を表した平面図である。 本発明の一実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 本発明の一実施形態に係る把手部材の正面図及び側面図である。 本発明の一実施形態に係るリールベースの要部斜視図である。 本発明の一実施形態の組立て手順を説明するための図である。 本発明の一実施形態を示す斜視図及び要部拡大斜視図である。
符号の説明
1…スロットマシン、2…筐体、3…前扉、4…上部パネル部、
5…下部パネル部、6…受皿ユニット、6a…受皿部、7…操作卓、
20…主制御基板、21…ホッパ装置、22…補助貯留部、
23…主電源装置、24…電源装置基板、25…外部集中端子基板、
27…側板、27a…貫通孔、28…背板、30…サブ制御基板、
32a、32b…スピーカ、33…中央表示基板、34…メダル選別装置、
34a…メダルセンサ、35、36、37…ガイド部材、
38a、38b…スピーカ、41…パネル面、
47a、47b…演出用放音部、48…液晶表示ユニット、
49a、49b…演出用照明部、51…パネル、61…メダル払出口、
62a、62b…演出用放音部、65…灰皿装置、71…メダル投入部、
71a…メダル投入口、72、73…ベットボタン、
75…スタートレバー、76a、76b、76c…ストップボタン、
77…精算ボタン、78…鍵穴、80…把手部材、81…開口部、
82…フランジ部、83…挿通部、83a…上面部、83b…下面部、
84…係止突部、85…箱部、86…膨出部、86a…圧接部、
87…リブ、90…リールベース、91…載置面、92…リブ、
93…鉛直面、94…水平面、95…側板取付面、95a…挿通孔、
96、97…リブ、96a、97a…側端面部、98…背板取付面、
100…リールユニット、
101a、101b、101c…リール、
110a、110b、110c…ステッピングモータ、
120a、120b、120c…基準位置センサ、
130…回胴装置基板、200…CPU、201…記憶部、
202…システムプログラム、203…入賞抽選テーブル、
204…内部抽選フラグ、210…メダルクレジット手段、
230…演出装置、

Claims (4)

  1. 両側面の対向する位置に一対の貫通孔を有する筐体と、
    リールユニットが載置される載置面と、該載置面の両端部から鉛直下方に屈曲形成されたリブとを有し、前記両側面の各前記貫通孔上部に前記両端部が固着されるリールベースと
    一端に開口部が形成された筒状の挿通部と、該挿通部の他端外周に一体的に形成されたフランジ部と、前記挿通部の他端と接続して前記挿通部と連通し、前記開口部の反対側に一体的に延設形成された有底部と、前記挿通部の他端と前記フランジ部との接続部から前記開口部の反対側に一体的に膨出成形された膨出部とを有する一対の把手部材と、を備え、
    各前記把手部材は、前記挿通部が前記筐体の前記側面内側から前記貫通孔に挿通された後、前記リールベースの前記両端部が前記両側面の各前記貫通孔上部に固着されることにより、前記膨出部が前記リブにより前記側面内側に圧接されて前記筐体に固定されてなることを特徴とする遊技機。
  2. 前記挿通部の外周には、前記貫通孔の内周面に圧入される係止突部が突出形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記箱部の内部空間が前記挿通部の他端との接続部から底部に向けて上方に屈曲形成されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記フランジ部の上部と前記箱部の上部との間には、前記フランジ部と前記箱部との結合を補強するためのリブが一体的に形成されてなることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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