JP5083860B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機に関し、特に遊技機の性能、仕様或いは特許権等の実施許諾を証する証紙を備えた遊技機に関する。
従来、スロットマシン等の遊技機は、遊技者の射幸心を徒に煽ることを防止するため、また不正な手段により遊技機の性能、仕様を超える遊技媒体が取得されることを防止するために、法令等に基づきその性能、仕様に関して様々な規則が定められている。従ってこれらの遊技機を市場に供給するには、事前に公的な第三者機関による検査を受け、遊技機の性能、仕様が各規則に適合していることの認定を受ける必要がある。そしてこれらの遊技機の前面部には、規則への適合を証する証紙が表示される。
また、第三者の特許権等の実施許諾を受けている場合、その実施許諾を受けていることを証する許諾証紙を表示することもある。
図14及び図15は従来のスロットマシンの一例を示す図であり、図14はスロットマシン501の外観を示す斜視図、図15はスロットマシン501の前扉503及び前面下部パネル部550を開放した状態を示す斜視図である。
図14において、スロットマシン501は、略矩形状の箱体である筐体502と、当該筐体502と蝶番機構により開閉可能に取り付けられた前扉503とを備えている。
前扉503の前面側は、上部パネル部504と下部パネル部550に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより形成されている。
下部パネル部550には、スロットマシン501のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などの意匠を表示するパネル505が設けられている。
パネル505の左右の下部には表示窓510a、510bが設けられており、これら表示窓510a、510bを通してパネル505の内側に配置された証紙511a、511bが視認できるようになっている。証紙511a、511bは、スロットマシン501の前面から容易に視認可能な方法で表示する必要があるが、権限のある者以外の者に剥がされたり貼り替えられたりすることを防止するために、表示窓510a、510bを透明なプラスチックやガラスで形成し、その内側に証紙511a、511bを配置する構成が一般的である。
図15はスロットマシン501の前扉503を開錠して筐体502から開放し、さらに下部パネル部550を前扉503から開放した状態を示している。図15において、下部パネル部550は、ヒンジ523を支点に回動可能に前扉503に取り付けられており、下部パネル部550の内側に突設された2つの係止突片520a、520bを前扉503に穿設形成した係止孔521a、521bに係止させて、下部パネル部550を前扉503に固定する構造になっている。
前扉503のパネル505の後部には2本の冷陰極蛍光管522a、522bが配置され、これら2本の冷陰極蛍光管522a、522bはパネル505の後方からパネル505に描かれたキャラクターの絵などの意匠を照明するバックライトとして機能する。
下部パネル部550を前扉503から開放するには、前扉503を開錠して筐体502から開放した後に、前扉503の内側から下部パネル部550の係止突片520a、520bの先端を係止孔521a、521bとの係合を解除させつつ前方へ押し出す必要がある。
上述の手順で下部パネル部550を前扉503から開放した後、パネル505に形成された表示窓510a、510bに証紙511a、511bを配置する。証紙511a、511bはその印刷面側に接着剤を塗布したシール状としたものを表示窓510a、510bに貼着するか、証紙511a、511bを別途プレートに固着してそのプレートを表示窓510a、510bに固着して配置される。
このように構成されたスロットマシン501は、前扉503を開錠して筐体502から開放し、さらに下部パネル部550を前扉503から開放しない限り証紙511a、511bに触れることができないので、不正に証紙511a、511bを貼り替えるような行為を防止することができる。
このような技術について、例えば特開2003−79905号公報に開示されている(段落番号「0052」、図12、符号110、120参照)。
特開2003−79905号公報
しかしながら、このような従来の遊技機においては、下部パネル部のパネルに描かれるキャラクター等の意匠は、遊技者に興趣を惹起させ遊戯する機種を選択させる大きな訴求点となっているにもかかわらず、当該機種のキャラクター等とは全く無縁の証紙がパネルの一部を占めてしまい、パネルの意匠性が損なわれるという課題があった。
また、この種の証紙は薄いシール状のもので取り扱いが面倒である上、遊技機に証紙を配置する際に、下部パネルの後方の前扉にバックライトとしての冷陰極蛍光管等が配設されている関係上、前扉を開けた後にさらに下部パネルを外さなくてはならず、この作業が煩雑であるという課題があった。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成により、遊技機のパネルの意匠性を損なうことなく、作業性が良好で、かつ不正行為が困難な遊技機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、筐体と該筐体の前面開口部を閉塞する前扉を有し、該前扉には、遊技媒体を貯留する受皿部が設けられ、前記筐体に対向する側からのみ取り外し可能に構成された受皿ユニットを備えた遊技機であって、透光性を有する素材で形成され、証紙を保持する透明プレートを備え、前記受皿ユニットの前面部に、証紙表示窓と、前記透明プレートが収納される収納スロットを設け、前記前扉の前記筐体に対向する側に、前記受皿ユニットの内部空間を介して前記収納スロットと連通すると共に、前記透明プレートがその一端側から挿入される透明プレート挿入口を設け、前記収納スロットが、前記透明プレート挿入口から挿入された前記透明プレートを、前記証紙表示窓から当該透明プレートを介して前記証紙が視認可能な状態で収納することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記透明プレートの他端側を保持し、前記透明プレートが前記収納スロットに収納された状態で前記透明プレート挿入口と嵌合する嵌合部材を更に備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機であって、透光性を有する材質で形成され、前記証紙表示窓を閉塞する透光性部材を更に備えることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機によれば、証紙を保持する透明プレートを、前扉の筐体に対向する側に設けられた透明プレート挿入口から収納スロットに挿入することで、証紙表示窓から当該透明プレートを介して前記証紙が視認可能となる構造を採用しているので、簡単な構成により、遊技機のパネルの意匠性を損なうことなく、作業性が良好で、かつ不正行為を困難にすることができる。また、証紙を配置する際に、下部パネルを取り外す必要がないので、証紙の配置作業性を向上することができる。
請求項2に記載の遊技機によれば、前記透明プレートの他端側を保持する嵌合部材が透明プレート挿入口と嵌合することで、収納スロット内における透明プレートの位置決めが容易にし、証紙の取り扱いを容易にすることができる。
請求項3に記載の遊技機によれば、透明プレートに対する証紙表示窓の外側からの接触を前記透光性部材により防止できるので、不正行為がさらに防止することができる。
本発明の遊技機によれば、簡単な構成により、遊技機のパネルの意匠性を損なうことなく、作業性が良好で、かつ不正行為を困難にすることができる。
以下、本発明に係る遊技機の好適な一実施形態を、スロットマシンを例に図面を参照して説明する。なお、図1は、スロットマシン1の外観構造を表した斜視図である。図2は、前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した平面図である。図3は、スロットマシン1の制御システムを表したブロック図である。
図1において、スロットマシン1は、略矩形状の箱体である筐体2と、当該筐体2と蝶番機構により開閉可能に取り付けられた前扉3とを備えている。前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダルを貯留する受皿部6aが一体的に形成された受皿ユニット6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に形成されている。なお、上部パネル部4、操作卓7、下部パネル部5及び受皿ユニット6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成される。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。パネル面41のほぼ中央には略長方形の透明な表示窓42が形成され、この表示窓42を通して筐体2内に設けられている可変表示装置を構成するリールユニット100の3個のリール101a、101b、101c(図2参照)が目視される。
上部パネル部4の上部には、レンズパネル46aの内部に高輝度発光ダイオード等の光源を内蔵する照明演出装置46と、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部47a、47bがそれぞれ配置されている。
また、演出用放音部47a、47bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓48aに面して遊技機の演出装置として液晶表示演出装置48が配置されている。なお、液晶表示演出装置48は、ゲームの演出に係る映像やゲーム(遊技)に関する情報を主に表示する。
上部パネル部4の側部には、蛍光灯や高輝度発光ダイオードで形成された演出用照明部49a、49bが設けられている。上部パネル部4は、ゲームの進行に応じて上述した照明演出装置46、複数の演出用照明部49a、49b等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。
操作卓7の上面右側には、メダルを投入するためのメダル投入口71aを有するメダル投入部71が設けられている。また、当該上面の左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン72、73が設けられている。
ベットボタン72、73はスロットマシン1の1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。ゲームを開始する際に、ベットボタン72が1回押圧操作されることで、貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられ、同様にベットボタン72が2回押圧操作されることで2枚のメダルが賭けられる。また、ベットボタン73が押圧操作されることで3枚のメダルが当該ゲームに賭けられる。なお、ベットボタン73は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作卓7の前面左側には、リール101a、101b、101cの回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられている。スタートレバー75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作旱を備え、この操作旱が傾倒操作されるとオン、操作旱から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
また、操作卓7の中央には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。
さらに、操作卓7の前面の左隅には、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、後述するメダルクレジット手段210(図3参照)が内部貯留したメダルを精算して払い出させることを指示するための精算ボタン77が設けられている。
操作卓7の前面右側には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴78が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴78に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって筐体2に取り付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また前扉3を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの意匠などを表示する下部パネル51が設けられている。下部パネル部5の下側には、入賞時にメダルを排出するメダル払出口61と、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部62a、62bと、受皿ユニット6がそれぞれ配置されている。
受皿ユニット6は、前面部に証紙表示部630となる証紙表示窓630a、630b、630cが形成された外装部材63と、メダル払出口61から払い出されたメダルを貯留する受皿部6aが形成された受皿部材64と、遊技者の喫煙の用に供するための灰皿部材65とから構成されている。
次に、図2を参照して、筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。
同図において、筐体2は、前方に開口することで前面開口部2aが形成され、開口部2aは、前扉3により閉塞されるようになっている。
筐体2内の上部には、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPU(マイコン)を備え硬質プラスチックのケースに収納された主制御基板20が取り付けられている。
筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cを備える可変表示装置を構成するリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が筐体2側に閉じられると前扉3のパネル面41の表示窓42にリール101a、101b、101cが対向するように、所定フレームに位置決めされて取り付けられている。
リールユニット100は、円筒形状のリール101a、101b、101cがそれぞれ回転軸方向に並べられ、各リール101a、101b、101cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄による識別情報が描かれている。
遊技者は、パネル面41の表示窓42を通して3列のリールに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄(識別情報)を目視できるようになっている。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたステッピングモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動する上記ステッピングモータへ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板が取り付けられており、主制御基板20が回胴装置基板に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リールの回転と制動及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、ホッパ装置21と、ホッパ装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部22と、主電源装置23が設けられている。主電源装置23の側面には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板24が設けられている。更に、筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板25が取り付けられている。
次に、前扉3の裏面側上部には、上述の演出用放音部47a、47bに対向してスピーカ32a、32bが取り付けられている。また、スピーカ32a、32bの間には、液晶表示演出装置48が取り付けられている。更に、液晶表示演出装置48の裏面側には、電気回路基板で形成されたサブ制御基板30が取り付けられている。
なお、スロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板30は、液晶表示演出装置48による演出映像の表示制御、照明演出装置46及び演出用照明部49a、49bを使った演出効果照明制御、並びに演出用放音部47a、47b、62a、62bを使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
サブ制御基板30の下方には、リール101a、101b、101cを目視させるための透明な表示窓42が形成されたパネル面41が配置され、パネル面41の下方には、前面側のスタートレバー75及びストップボタン76a、76b、76c等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板33が設けられている。
中央表示基板33の下方には、メダル選別装置34が取り付けられている。
メダル選別装置34は、メダル投入部71に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置34はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置34の装置本体の下方には、メダル選別装置34によって振り分けられた正規のメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置21へ案内するガイド部材35と、メダル選別装置34により排除されたメダル(又は異物)をメダル排出口61へ案内するガイド部材36が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21から排出されたメダルをメダル排出口61へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル排出口61に隣接して、上述した演出用放音部62a、62bに対向するスピーカ38a、38bが取り付けられている。
このような構造により、スロットマシン1は、複数の識別情報を可変表示可能な可変表示装置としてリールユニット100を備え、該可変表示装置を収容する筐体2と該筐体2の前面開口部2aを閉塞する前扉3を有し、該前扉3には、前記可変表示装置の識別情報を視認可能な上部パネル4と、遊技機の機種情報が表示された下部パネル5と、該下部パネル5の下方に設けられ遊技媒体を貯留する受皿部6aが設けられた受皿ユニット6とを備えている。
次に、図3のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
図3において、主制御基板20は、CPU200と、記憶部201と、メダルクレジット手段210とを備えている。
記憶部201は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、スロットマシンゲーム用のシステムプログラム202が予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部201に記憶されたシステムプログラム202に従ってCPU200が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。メダルクレジット手段210は、内部貯留するメダルの数であるクレジットをメモリに記憶する。
主制御基板20には、ベットボタン72、73、スタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c、精算ボタン77等の操作スイッチ類、メダル選別装置34のメダルセンサ34a、ホッパ装置21等のメダル払出装置、及びサブ制御基板30等が配線ケーブルで接続されている。
主制御基板20は、前記操作スイッチ類やメダル選別装置34からの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。主制御基板20は、動作モードがメダルベット待機状態となっている場合において、メダルセンサ34aがメダルを検出した場合、検出したメダルをゲームの賭数に加算する。
また、主制御基板20は、動作モードがメダルクレジット入力待機状態となっている場合において、メダルセンサ34aがメダルを検出した場合、検出したメダルをメダルクレジット手段210のクレジットに加算する。ここで、メダルベット待機状態とは、1つのゲームが終了した後、当該ゲームにメダルが賭けられるのを待機している状態のことである。メダルクレジット入力待機状態とは、当該ゲームにメダルが賭けられた後、メダルクレジット手段210の前記クレジット数が最大値(例えば50)になるまでの状態のことである。
主制御基板20には各リール101a、101b、101cに設けられる基準位置センサ120a、120b、120cの検出信号が入力される。主制御基板20は、基準位置センサ120a、120b、120cの検出信号により各リールの基準となる回転位置を把握しながら、回胴装置基板130に所定の回胴駆動パルスデータを送出する。回胴装置基板130は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って各ステッピングモータ110a、110b、110cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
主制御基板20は、入賞が確定した場合等において、ホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルを受皿部6aに払い出す。
また、主制御基板20は、精算ボタン77が操作された場合、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルしてホッパ装置21に払い出させるとともに、メダルクレジット手段210が内部貯留したメダルを精算してホッパ装置21に精算前のクレジット数のメダルを払い出させる。
サブ制御基板30は、主制御基板20からの制御信号に基づいて液晶表示演出装置48、照明演出装置46、演出用照明部49a、49b、演出用放音部47a、47b、62a、62b等の演出装置230を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。
一方、主制御基板20の記憶部201には、入賞抽選テーブル203及び内部抽選フラグ204が記憶されている。例えばCPU200は、スタートレバー75の操作を検出した時点で図示しない乱数発生装置から乱数値を取得し、入賞抽選テーブル203を参照することで、得られた乱数値に割り当てられた入賞役またはハズレを抽選する。そして、CPU200は、乱数値に対応する入賞役が存在すると、それを当該ゲームの入賞役として抽選結果を当選にし、当該入賞役を記憶部201の内部抽選フラグ204に記憶する。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この待機状態においては、当該状態を遊技者に示唆するとともにゲーム操作を促す待機モードの演出が行われる。次に、遊技者がメダル投入部71にメダルを投入し、もしくは、何れかのベットボタン72、73を押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数のメダルが賭けられゲームを準備する。
ゲーム準備の状態でスタートレバー75が傾倒操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めるとともに、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ204に記憶される。
次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが押圧操作されることで、リール101a、101b、101cが停止し、主制御基板20は、停止した各リールが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ204に対応する入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているかどうか判定する。
これら図柄の組合せが内部抽選の入賞役と一致し役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20によりメダルクレジット手段210の制御を行い、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。
さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数を超過すると、この超過した数のメダルを受皿部6aへ払い出す。
次に、図4乃至図13を参照して本発明の一実施形態の要部となる受皿ユニット6及びその周辺部について詳細に説明する。
図4は本実施形態に係る受皿ユニット6及びその周辺部の分解斜視図である。図5は受皿ユニット6の証紙表示窓602aを形成した位置の断面図である。図6は透明プレート81の正面図である。図7は嵌合キャップ83を右斜め上から見た斜視図である。図8は嵌合キャップ83を左斜め下から見た斜視図である。図9は受皿ユニット6の右側側面部604の断面図である。図10は透明プレート81を挿入する前の透明プレート挿入口306及びその周辺部を示す斜視図である。図11は透明プレート81を挿入する途中の透明プレート挿入口306及びその周辺部を示す断面図である。図12は透明プレート81を完全に挿入した状態の透明プレート挿入口306及びその周辺部を示す断面図である。図13は透明プレート81を完全に挿入した状態の透明プレート挿入口306及びその周辺部を示す斜視図である。
図4において、受皿ユニット6は、前扉3の基本構造となる前扉本体300の下部301に複数のねじ321、321…によりねじ止め固定される。
より詳しく説明すると、前扉本体300の下部301には複数のねじ321、321…のねじ部がそれぞれ挿入される貫通孔302、302…が設けられている。受皿ユニット6の背面には複数のねじ321、321…のねじ部がそれぞれ螺入される複数のねじ孔621、621…が設けられている。ねじ321、321…は、前扉本体300の背面側からそれぞれ貫通孔302、302…に挿入し、受皿ユニット6のねじ孔621、621…にそれぞれ螺入することで、受皿ユニット6を前扉本体300の下部301にねじ止め固定する。
受皿ユニット6は、外装部材63と、受皿部6aを設けた受皿部材64と、灰皿部材65と、板状の透明保護パネル66とで構成されている。
外装部材63及び受皿部材64は、硬質プラスチックを成型加工することで形成されている。灰皿部材65は、耐熱性の硬質プラスチックを成型加工することで形成されている。透明保護パネル66は、透明プラスチックを成型加工することで形成されている。
外装部材63の遊技者に対面する前面部601には証紙表示部602を形成する3つの略矩形状の証紙表示窓602a、602b、602cが穿設形成されている。外装部材63の左右の側面部603、604の背面には、複数の突起部605が設けられている。複数の突起部605には、受皿ユニット6を前扉3(図1参照)に固定するためのねじ孔621が形成されている。
また、外装部材63の底面部606の上面には、複数の固定用リブ607と、外装部材63を成形加工する際にプラスチック材の冷却による変形を防止するための複数の肉盗みリブ608とが形成されている。複数の固定用リブ607には、受皿ユニット6を前扉3(図1参照)に固定するためのねじ孔621が形成されている。
また、外装部材63の底面部606には、受皿部材64に設けられた突片639に係合する係合爪609が形成されている。
受皿部材64は、前面部61と、左右の側面部633、634と、底面部636により形成されて、メダル払出口61から払い出された遊技媒体(メダル)を貯留するための受皿部6aが設けられている。底面部636の奥部下面側には上述した薄板状の突片639が一体的に形成されている。
一方、プレートユニット80は透明プレート81と3枚の証紙82a、82b、82cと嵌合キャップ83とから構成されている。
前扉本体300の下部301の前面左側及び右側には、それぞ前方に膨出する膨出部303、304が形成されている。膨出部303、304は、外装部材63の左右の側面部603、604の背面側の内面と嵌合することで、受皿ユニット6を前扉本体300に仮固定できるようになっている。
また、膨出部304には、スリット305が形成されている。スリット305は、透明プレート81が挿入される透明プレート挿入口306(図9及び図10参照)と連通している。スリット305の右側中央部には嵌合キャップ83の右側の舌片703(図7及び図8参照)が挿入される切り欠き307(図4参照)が形成されている。
次に、受皿ユニット6の詳細な構造について説明する。
図5において、外装部材63の前面部601の裏側には、透明保護パネル66が密接して配置されている。透明保護パネル66は、証紙表示窓602a、602b、602cを前面部601の裏側から閉塞している。
受皿部材64は、その底面部636が外装部材63の底面部606に形成された複数の固定用リブ607(図4参照)及び肉盗み用リブ608(図4参照)の上面に載置された状態で、外装部材63に配置されている。受皿ユニット6は、受皿部材64の底面部636の下面に形成された突片639が外装部材63の底面部606に形成された係合爪609に係合することで、外装部材63に受皿部材64が固定されている。ここで、外装部材63の前面部601に取り付けられた透明保護パネル66と受皿部材64の前面部631は、空隙を介して対向するように配置され、この空隙がプレートユニット80の透明プレート81を収納するための収納スロット67を形成している。
このような構造により、外装部材63の前面部601と、受皿部材64の前面部631と、透明保護パネル66とは、前記受皿ユニット6の前面部600を構成している。受皿ユニット6は、複数のねじ321、321…によって前扉3に固定される。
次に、プレートユニット80の透明プレート81について詳細に説明する。
図6において、透明プレート81は、例えばアクリル樹脂等の透明プラスチック材等の透光性及び弾性を有する素材を薄板状に形成したものである。
透明プレート81は、下辺が一直線で形成されるとともに、一端側から順に太幅部91、中幅部92、細幅部93が形成されている。
前記太幅部91は、透明プレート81の全長の5/7前後の領域に形成されている。この太幅部91は前述3枚の証紙82a、82b、82cを保持している。
証紙82a、82b、82cは、印面側が透明プレート81に対向するように配置され、透明プレート81を介して証紙82a、82b、82cの印面の情報が視認可能になっている。この構成は、例えば印面側に接着剤層を形成したシールで証紙82a、82b、82cを作製して透明プレート81に貼付して構成することができる。
また、太幅部91の一端側は、透明プレート挿入口306(図4参照)への挿入が容易になるように曲線による先細り形状94が形成されている。太幅部91の他端側は、上側に形成された傾斜部95を介して中幅部92の一端側に繋がっている。中幅部92は、収納スロット67(図5参照)内での透明プレート81の移動を容易にするためのものである。中幅部92他端側は段部96を介して細幅部93に繋がっている。プレートユニット80(図4参照)は、嵌合キャップ83(図4及び図7参照)の係止爪735(図7参照)が段部96に係止することで、透明プレート81と嵌合キャップ83(図4参照)の間のぐらつきを防止するようになっている。
また、図6において、細幅部93には嵌合キャップ83と嵌合するための四角形状の貫通孔97が形成されている。
次に、嵌合キャップ83について詳細に説明する。
図7及び図8において、嵌合キャップ83は、略長辺形状の板状部701の前面に透明プレート81(図6参照)の細幅部93(図6参照)を挟持する左右の舌片702、703を突設して形成したものである。
左側の舌片702の上下のサイズは、右側の舌片703の1/3半分程度の大きさに形成され、左側の舌片702の前後のサイズは、右側の舌片703の2/3半分程度の大きさに形成されている。
左側の舌片702の上辺721は、前方に向かって下がる方向に傾斜している。左側の舌片702の下辺722は、前方に向かって上がる方向に傾斜している。左側の舌片702の先端側の辺723は、上側が前方に出る方向に傾斜している。
図7に示すように、左側の舌片702の右面には、細幅部93(図6参照)の貫通孔97(図6参照)の内周に係止する係止爪724が形成されている。また、図8に示すように、左側の舌片702の左面の基端側には、当該舌片702を補強するための凸部725が形成されている。
図7及び図8において、右側の舌片703の上辺731は、前方に向かって下がる方向に傾斜している。右側の舌片703の下辺732は、前方に向かって上がる方向に傾斜している。右側の舌片703の先端側の辺733は、上側が前方に出る方向に傾斜している。
また、右側の舌片703には、左側の舌片702の外周より若干大きく形成された切り抜き734が形成されている。右側の舌片703の左面の上側には、透明プレート81(図6参照)の段部96(図6参照)に係止する係止爪735が形成されている。
一方、略長辺形状の板状部701の上側及び下側には、それぞれ嵌合部704、705が形成されている。嵌合部704、705は、透明プレート挿入口306(図9及び図10参照)と嵌合する。
上側の嵌合部704は、内側水平部741と、垂直部742と、外側水平部743とによりU字状に形成されている。
より詳しく説明すると、内側水平部741は、板状部701の前方に突出して形成されている。垂直部742は、内側水平部741に先端側に連接し、上方に延出して形成されている。外側水平部743は、垂直部742の上側から後方に延出して形成されている。外側水平部743の上面前側には、透明プレート挿入口306の奥方の縁部に係止する爪部744が形成されている。外側水平部743の後側は、上側に向けて折曲した形状に形成された操作部745が設けられている。
下側の嵌合部705は、内側水平部751と、垂直部752と、外側水平部753とによりU字状に形成されている。
より詳しく説明すると、内側水平部751は、板状部701の前方に突出して形成されている。垂直部752は、内側水平部751に先端側に連接し、下方に延出して形成されている。外側水平部753は、垂直部752の下側から後方に延出して形成されている。外側水平部753の下面前側には、透明プレート挿入口306の奥方の縁部に係止する爪部754が形成されている。外側水平部753の後側は、下側に向けて折曲した形状に形成された操作部755が設けられている。
板状部701の上辺には、嵌合部704が下方に弾性変形された際に、外側水平部743が挿入する切り欠き706が形成されている。板状部701の下辺には、嵌合部705が上方に弾性変形された際に、外側水平部753が挿入する切り欠き707が形成されている。
図9及び図10において、前扉本体300の内側面の右側には、前扉本体300を補強するためのフレーム801が取り付けられている。フレーム801は、断面がコ字状に形成され、ネジ321により前扉本体300とともに右の側面部604の突起部605に固定されている。
フレーム801の下端近傍には、収納スロット67(図5参照)と連通し前記透明プレート81がその一端側から挿入される透明プレート挿入口306が設けられている。透明プレート挿入口306は、膨出部304の内径より若干小径に形成されており、透明プレート挿入口306の前面側の縁部に嵌合キャップ83の爪部744、754(図7及び図8参照)が係止できるようになっている。
また、嵌合キャップ83の板状部701は、上下のサイズが透明プレート挿入口306と略同寸法に形成され、左右のサイズが透明プレート挿入口306より広く形成されているので、その前面が透明プレート挿入口306の外側の縁部に係止し、透明プレート挿入口306に挿入しないようになっている。
図11において、外装部材63の右の側面部604と受皿部材64の右の側面部634との間には、前記受皿ユニット6の内部空間640が形成される。
図9において、右の側面部604の内面610には、透明プレート81を誘導するための誘導部611が形成されている。誘導部611は右側面部604の内面610に上下のレール612、613を形成したものある。上下のレール612、613は内面610から突出する段部となっている。透明プレート81は、弾性を有しており、力を加えない状態では直線状態で安定している。このため、透明プレート挿入口306に挿入中の透明プレート81は、その先端が右側面部604の内面610に接触するまでは直線状態を保った状態で挿入され、先端が内面610に接触すると、内面610に沿って左側に湾曲し、収納スロット67(図5参照)に誘導される。
このような構造により、図1に示すスロットマシン1は図6に示す透明プレート81を備えている。
図6に示す透明プレート81は、透光性を有する素材で形成され、証紙82a、82b、82cを保持する。
図5に示す受皿ユニット6の前面部600には、証紙602a、602b、602c(図6参照)と、透明プレート81が収納される収納スロット67を設けている。
図10に示す前扉3の内側面には、前記受皿ユニット6の内部空間640(図11参照)を介して収納スロット67と連通し前記透明プレート81の一端側から当該透明プレート81が挿入される透明プレート挿入口306が設けられている。
収納スロット67は、透明プレート挿入口306から挿入された前記透明プレート81を、前記証紙表示窓602a、602b、602c(図4参照)から当該透明プレート81を介して前記証紙82a、82b、82cが視認可能な状態で収納する。
嵌合キャップ83は、透明プレート81の他端側を保持し、当該透明プレート81が収納スロット67に収納された状態で透明プレート挿入口306と嵌合する嵌合部材となっている。
図4に示す透明保護パネル66は、透光性を有する材質で形成され、前記証紙表示窓602a、602b、602cを閉塞する透光性部材となっている。
次に、プレートユニット80の組み立て作業について説明する。
プレートユニット80の組み立てる場合、まず作業者は、図6に示すように、透明プレート81の太幅部91の後面に証紙82a、82b、82cを貼り付ける。次に、作業者は、図6に示す透明プレート81の細幅部93を図7に示す嵌合キャップ83の舌片702、703の間に差し込み、細幅部93(図6参照)の貫通孔97(図6参照)の内周に係止爪724(図7参照)を係止させるとともに、透明プレート81の段部96(図6参照)に嵌合キャップ83(図4及び図7参照)の爪部735(図7参照)を係止させる。これにより、図10に示すプレートユニット80が完成する。
次に、スロットマシン1にプレートユニット80の取り付ける場合の作業を説明する。
スロットマシン1にプレートユニット80の取り付ける場合、作業者は、まず図1に示すスロットマシン1の鍵穴78に所定の鍵を挿入して開錠操作し、蝶番機構によって筐体2に取り付けられている前扉3を前方へ開く。これにより、図10に示すように、前扉本体300の内側面に設けられた透明プレート挿入口306が外部に露出する。次に、作業者は、透明プレート81の一端側となる太幅部91の先端をプレート挿入口306に向け、図11に示すように透明プレート81をプレート挿入口306に挿入する。ここで、透明プレート81は、太幅部91の先端が右側面部604の内面610に接触するまでは直線状態を保った状態で挿入され、前記先端が内面610に接触すると、内面610に沿って左側に湾曲し、矢印Aに示すように収納スロット67に誘導され、透明プレート81の太幅部91が収納スロット67に格納させる。そして作業者は、嵌合キャップ83の操作部745、755(図7及び図8参照)をそれぞれ上下から圧迫して爪部744、754(図7及び図8参照)の間隔を狭くし、嵌合キャップ83の上下の嵌合部704、705(図7及び図8参照)を透明プレート挿入口306に挿入し、嵌合部704、705(図7及び図8参照)の爪部744、754(図7及び図8参照)を透明プレート挿入口306の奥方の縁部に係止することで、嵌合キャップ83を透明プレート挿入口306に嵌合させ、図12及び図13に示すように、前扉本体300にプレートユニット80を固定する。
この状態では、外装部材63の前面部601の透明保護パネル66が取り付けられた部分と受皿部材64の前面部631との間に形成された収納スロット67内には透明プレート81が収納されている。透明プレート81に保持された証紙82a、82b、82cは、透明プレート81と受皿部材64の前面部631との間に配置される。これにより証紙82a、82b、82cは、外装部材63の前面部に穿設形成された証紙表示窓602a、602b、602cから透明保護パネル66及び当該透明プレート81を介して視認可能なる。即ち、遊技者側からは、透明保護パネル66及び透明プレート81を介して証紙82a、82b、82cの記載内容は確認できるが、証紙82a、82b、82cを直接剥離若しくは交換できないようになっている。
また、嵌合キャップ83は、収納スロット67にプレートユニット80を収納した状態で、透明プレート挿入口306に嵌合するので、スロットマシン1に強い衝撃が加わった場合において、収納スロット67から透明プレート81がずれて移動するのを防止できる。
従って、本実施形態では、スロットマシン1の外部から証紙82a、82b、82cを含めてプレートユニット80を操作できないようにして、証紙82a、82b、82cを交換する等の不正行為を防止している。なお、遊技機の設計変更や他の機種への受皿ユニット6の再利用等の事情が生じた場合には、前扉3を前方へ開き、嵌合キャップ83の操作部745、755をそれぞれ上下から圧迫して爪部744、754の間隔を狭くし、嵌合部704、705の爪部744、754の係止を解除し、嵌合キャップ83を透明プレート挿入口306から引き抜くことで、透明プレート81を透明プレート挿入口306から引き出すことができ、容易に証紙82a、82b、82cの交換に対応することができる。
以上説明したように本実施形態のスロットマシン1によれば、証紙82a、82b、82cを保持する透明プレート81を、前扉3の内側面に設けられた透明プレート挿入口306から収納スロット67に挿入することで、証紙表示窓602a、602b、602cから当該透明プレート81を介して前記証紙82a、82b、82cが視認可能となる構造を採用しているので、簡単な構成により、スロットマシン1のパネルの意匠性を損なうことなく、作業性が良好で、かつ不正行為を困難にすることができる。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、証紙82a、82b、82cを配置する際に、下部パネル51を取り外す必要がないので、証紙82a、82b、82cの配置作業性を向上することができる。
さらに、本実施形態のスロットマシン1によれば、証紙82a、82b、82cを透明プレート81に貼付して保持させ、嵌合キャップ83を取り付けてプレートユニット80としてユニット化することにより、薄紙状で接着剤が塗布された証紙82a、82b、82cの取り扱いが容易になる。
さらに、本実施形態のスロットマシン1によれば、前記透明プレート81の他端側を保持する嵌合キャップ83が透明プレート挿入口306と嵌合することで、収納スロット67内における透明プレート81の位置決めを容易にすることができる。
さらに、本実施形態のスロットマシン1によれば、透明プレート81に対する証紙表示窓602a、602b、602cの外側からの接触を透明保護パネル66により防止できるので、不正行為がさらに確実に防止することができる。
なお、本実施形態において「証紙」とは、公的機関による試験の適合を証する証紙及び特許権等の実施許諾を証する証紙のほか、各遊技機の個別情報(機種情報や製造情報)を符号や数字等で記録した遊技機メーカが独自に使用する識別ラベル等を含むものである。
本発明は、スロットマシンに限らず、各種証紙を表示するパチンコ機等その他の遊技機にも応用することができる。
図1は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した正面図である。 図2は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの内部構造を表した平面図である。 図3は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 図4は、本発明の一実施形態による本実施形態に係る受皿ユニット及びその周辺部の分解斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態による受皿ユニットの証紙表示窓を形成した位置の断面図である。 図6は、本発明の一実施形態による透明プレートの正面図である。 図7は、本発明の一実施形態による嵌合キャップを右斜め上から見た斜視図である。 図8は、本発明の一実施形態による嵌合キャップを左斜め下から見た斜視図である。 図9は、本発明の一実施形態による受皿ユニットの右側側面部の断面図である。 図10は、本発明の一実施形態による透明プレートを挿入する前の透明プレート挿入口及びその周辺部を示す斜視図である。 図11は、本発明の一実施形態による透明プレートを挿入する途中の透明プレート挿入口及びその周辺部を示す断面図である。 図12は、本発明の一実施形態による透明プレートを完全に挿入した状態の透明プレート挿入口及びその周辺部を示す断面図である。 図13は、本発明の一実施形態による透明プレートを完全に挿入した状態の透明プレート挿入口及びその周辺部を示す斜視図である。 図14は、従来のスロットマシンの外観を示す斜視図である。 図15は、従来のスロットマシンの前扉及び前面下部パネル部を開放した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1…スロットマシン、2…筐体、2a…前面開口部、3…前扉、
4…上部パネル部、5…下部パネル部、6…受皿ユニット、
6a…受皿部、7…操作卓、20…主制御基板、21…ホッパ装置、
22…補助貯留部、23…主電源装置、24…電源装置基板、
25…外部集中端子基板、30…サブ制御基板、
32a、32b…スピーカ、33…中央表示基板、
34…メダル選別装置、35…ガイド部材、36…ガイド部材、
37…ガイド部材、38a、38b…スピーカ、41…パネル面、
42…表示窓、46a…レンズパネル、46…照明演出装置、
47a、47b…演出用放音部、48a…表示窓、
48…液晶表示演出装置、49a、49b…演出用照明部、
51…下部パネル、61…メダル払出口、
62a、62b…演出用放音部、63…外装部材、64…受皿部材、
65…灰皿部材、66…透明保護パネル、
67…収納スロット、71a…メダル投入口、71…メダル投入部、
72、73…ベットボタン、75…スタートレバー、
77…精算ボタン、76a、76b、76c…ストップボタン、
78…鍵穴、80…プレートユニット、81…透明プレート、
82a、82b、82c…証紙、83…嵌合キャップ、91…太幅部、
92…中幅部、93…細幅部、94…先細り形状、95…傾斜部、
96…段部、100…リールユニット、
101a、101b、101c…リール、
110a、110b、110c…ステッピングモータ、
120a、120b、120c…基準位置センサ、
130…回胴装置基板、200…CPU、201…記憶部、
202…システムプログラム、203…入賞抽選テーブル、
204…内部抽選フラグ、210…メダルクレジット手段、
230…演出装置、300…前扉本体、301…下部、
302、302…貫通孔、303、304…膨出部、
305…スリット、306…透明プレート挿入口、
321、321…ねじ、501…スロットマシン、503…前扉、
550…前面下部パネル部、502…筐体、502…筐体、
503…前扉、504…上部パネル部、505…パネル、
510a、510b…表示窓、511a、511b…証紙、
520a、520b…係止突片、521a、521b…係止孔、
522a、522b…冷陰極蛍光管、523…ヒンジ、
550…下部パネル部、600、601…前面部、
602a、602b、602c…証紙表示窓、
603、604…側面部、605…突起部、606…底面部、
607…固定用リブ、608…肉盗みリブ、609…係合爪、
610…内面、611…誘導部、612、613…レール、
621…ねじ孔、630…証紙表示部、
630a、630b、630c…証紙表示窓、631…前面部、
633、634…側面部、636…底面部、639…突片、
640…内部空間、735…爪部、701…板状部、
702、703…舌片、704、705…嵌合部、
706…切り欠き、707…切り欠き、721…上辺、
722…下辺、723…辺、724…係止爪、725…凸部、
731…上辺、732…下辺、733…辺、734…切り抜き、
735…係止爪、741…内側水平部、742…垂直部、
743…外側水平部、744…爪部、745…操作部、
705…嵌合部、751…内側水平部、752…垂直部、
753…外側水平部、754…爪部、755…操作部、
801…フレーム

Claims (3)

  1. 体と該筐体の前面開口部を閉塞する前扉を有し、該前扉には、遊技媒体を貯留する受皿部が設けられ、前記筐体に対向する側からのみ取り外し可能に構成された受皿ユニットを備えた遊技機であって、
    透光性を有する素材で形成され、証紙を保持する透明プレートを備え、
    前記受皿ユニットの前面部に、証紙表示窓と、前記透明プレートが収納される収納スロットを設け、
    前記前扉の前記筐体に対向する側に、前記受皿ユニットの内部空間を介して前記収納スロットと連通すると共に、前記透明プレートがその一端側から挿入される透明プレート挿入口を設け、
    前記収納スロットが、前記透明プレート挿入口から挿入された前記透明プレートを、前記証紙表示窓から当該透明プレートを介して前記証紙が視認可能な状態で収納することを特徴とする遊技機。
  2. 前記透明プレートの他端側を保持し、前記透明プレートが前記収納スロットに収納された状態で前記透明プレート挿入口と嵌合する嵌合部材を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 透光性を有する材質で形成され、前記証紙表示窓を閉塞する透光性部材を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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