JP2003310837A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2003310837A
JP2003310837A JP2002126255A JP2002126255A JP2003310837A JP 2003310837 A JP2003310837 A JP 2003310837A JP 2002126255 A JP2002126255 A JP 2002126255A JP 2002126255 A JP2002126255 A JP 2002126255A JP 2003310837 A JP2003310837 A JP 2003310837A
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JP
Japan
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main
slot machine
case
mounting
board
Prior art date
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Application number
JP2002126255A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Sakuma
隆一 佐久間
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 新機種への入替を効率良く行うことができる
とともに、不正行為を抑制できるスロットマシンを提供
する。 【解決手段】 筐体2a、前面扉2bとから構成される
スロットマシン本体と、該本体に対して交換可能に取付
けられたメインユニット300とから構成され、遊技制
御基板200を収容したメイン基板ケース303は、メ
インユニット300に対して取付けられ、メインユニッ
ト300は、スロットマシン本体に対して取付けられて
おり、ケース本体366とケースカバー367との取付
状態、メイン基板ケース303とメインユニット300
との取付状態、メインユニット300とスロットマシン
本体との取付状態は、これら各部の取付けに関連する取
付関連部位を破壊しない限り解除することができないよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示状態を変化さ
せることが可能な可変表示装置の表示結果に応じて所定
の入賞が発生可能なスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスロットマシンは、ゲーム性の
流行に応じてある程度の期間が経過すると新しい機種に
入れ替えられるのが一般的である。通常このような機種
の入替は、遊技島から旧機種のスロットマシン全体を取
外し、新機種のスロットマシンを旧機種が取外された遊
技島に設置することで行われている。
【0003】また、近年においては、入替作業の効率性
並びに資源の有効利用といった観点から、スロットマシ
ン本体は遊技島から取外さずに、リールユニット等の可
変表示装置とゲームの制御を行う遊技制御基板や演出の
制御を行う演出制御基板等がユニット化されたメインユ
ニットのみを交換することで、新機種に変更できるスロ
ットマシンが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようにメインユニットのみを交換することで機種交換を
行うことができるスロットマシンにおいては、容易に機
種の入替を行うことができる反面、メインユニットをス
ロットマシン本体より取外すことも可能であるため、メ
インユニットに組み付けられた基板が、不正な基板に交
換されてしまったり、更にはメインユニット自体が不正
なメインユニットに交換されてしまったりする等、不正
な行為が行われる恐れがあった。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであり、新機種への入替を効率良く行うこと
ができるとともに、不正行為を効果的に抑制できるスロ
ットマシンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のスロットマシンは、1ゲームに対して賭数
を設定することによりゲームが開始可能となるととも
に、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の
表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了
し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発
生可能とされたスロットマシンであって、スロットマシ
ン本体と、該スロットマシン本体に対して交換可能に取
付けられたメインユニットと、から構成され、前記メイ
ンユニットは、少なくとも前記可変表示装置と、遊技状
態の制御を行う遊技制御手段と、を含む構成部品が一体
に組み付けられて構成され、前記遊技制御手段は、少な
くとも該遊技制御手段を収容するための開口を有するメ
インケース本体と、前記開口を閉塞するように前記メイ
ンケース本体に取付けられるメインケースカバーと、か
らなるメイン収容ケースに収容され、前記メインケース
カバーは、前記メインケース本体に対して第1の取付手
段を介して取付けられ、前記遊技制御手段を収容した前
記メイン収容ケースは、前記メインユニットに対して第
2の取付手段を介して取付けられ、前記メインユニット
は、前記スロットマシン本体に対して第3の取付手段を
介して取付けられ、前記第1の取付手段並びに第2の取
付手段並びに第3の取付手段は、その取付けに関連する
取付関連部位を破壊しない限りその取付状態を解除する
ことができない取付手段にて構成されていることを特徴
としている。この特徴によれば、スロットマシン本体は
遊技島に設置したままの状態で、機種固有のゲーム性に
直接関わる構成部品である可変表示装置と、遊技制御手
段と、が一体化されたメインユニットのみ交換すること
で、旧機種から新機種への入替が可能となり、新機種へ
の入替を効率良く行うことができる。また、遊技島に設
置されているスロットマシン本体は、機種の入替に関わ
りなく複数機種間にわたって使用できるため、資源効率
を高めることができる。更に、メインユニットをスロッ
トマシン本体から取外す場合並びに遊技制御手段が収容
されるメイン収容ケースをメインユニットから取外す場
合並びにメイン収容ケースのメインケースカバーをメイ
ンケース本体から取外す場合には、取付関連部位が破壊
されてその痕跡が確実に残ることになり、不正が行われ
た可能性があることが外部から直ちに発見できるように
なるため、不正行為を効果的に抑制できる。
【0007】本発明のスロットマシンの前記メインユニ
ットの構成部品は、演出の制御を行う演出制御手段を含
むことが好ましい。このようにすれば、メインユニット
の交換を行うことで、新機種のゲームに適合する演出の
制御を行う演出制御手段も同時に交換することができ
る。
【0008】本発明のスロットマシンは、遊技に関連し
た演出を行う演出装置を備え、前記メインユニットの構
成部品は、機種に固有の前記演出装置を含むことが好ま
しい。このようにすれば、メインユニットの交換を行う
ことで、新機種に固有の演出装置も同時に交換すること
ができる。
【0009】本発明のスロットマシンは、複数の機種間
で共通して使用される機種共通装置を備え、該機種共通
装置が前記スロットマシン本体側に取付けられているこ
とが好ましい。このようにすれば、複数の機種間で共通
使用できる機種共通装置は、機種の入替に関わりなく複
数機種間にわたって使用できるため、資源効率を高める
ことができる。
【0010】本発明のスロットマシンは、遊技に関連し
た演出を行う演出装置を備え、該演出装置のうち複数の
機種間で共通して使用される演出装置が前記スロットマ
シン本体側に取付けられていることが好ましい。このよ
うにすれば、複数の機種間で共通使用できる演出装置
は、機種の入替に関わりなく複数機種間にわたって使用
できるため、資源効率を高めることができる。
【0011】本発明のスロットマシンの前記演出制御手
段は、少なくとも該演出制御手段を収容するための開口
を有するサブケース本体と、前記開口を閉塞するように
前記サブケース本体に取付けられるサブケースカバー
と、からなるサブ収容ケースに収容され、前記サブケー
スカバーは、前記サブケース本体に対して第4の取付手
段を介して取付けられ、前記演出制御手段を収容した前
記サブ収容ケースは、前記メインユニットに対して第5
の取付手段を介して取付けられ、前記第4の取付手段並
びに第5の取付手段は、その取付けに関連する取付関連
部位を破壊しない限りその取付状態を解除することがで
きない取付手段にて構成されていることが好ましい。こ
のようにすれば、例えば、遊技者の利益を左右する制御
を行う演出制御手段が適用されており、演出制御手段が
不正な演出制御手段に交換されてしまう等の恐れがある
場合でも、演出制御手段が収容されるサブ収容ケースを
メインユニットから取外す場合並びにサブ収容ケースの
サブケースカバーをサブケース本体から取外す場合に
は、取付関連部位が破壊されてその痕跡が確実に残るこ
とになり、不正が行われた可能性があることが外部から
直ちに発見できるようになるため、不正行為を効果的に
抑制できる。
【0012】本発明のスロットマシンは、前記取付状態
の解除により前記取付関連部位が破壊されることでその
痕跡が残る取付関連部材を備え、該取付関連部材は、前
記取付状態が解除されている場合において交換可能とさ
れていることが好ましい。このようにすれば、取付状態
を解除することによりその痕跡が残された取付関連部材
を交換できるため、メインユニットまたはスロットマシ
ン本体を複数回にわたり使用することができる。
【0013】本発明のスロットマシンは、前記第2の取
付手段を取付けるための第2の取付部を有する第2の取
付部材が前記メインユニットに取付けられており、前記
第2の取付部材は、前記第2の取付手段による取付状態
を解除しない限り、少なくとも前記第2の取付部を前記
メインユニットから取外しできないように構成され、前
記第3の取付手段を取付けるための第3の取付部を有す
る第3の取付部材が前記スロットマシン本体に取付けら
れており、前記第3の取付部材は、前記第3の取付手段
による取付状態を解除しない限り、少なくとも前記第3
の取付部を前記スロットマシン本体から取外しできない
ように構成されていることが好ましい。このようにすれ
ば、取付関連部位を破壊して第2の取付部材または第3
の取付部材による取付状態を解除しても、第2の取付部
または第3の取付部を取外して交換できるため、メイン
ユニットまたはスロットマシン本体を複数回にわたり使
用することができる。
【0014】本発明のスロットマシンは、前記第5の取
付手段を取付けるための第5の取付部を有する第5の取
付部材が前記メインユニットに取付けられており、前記
第5の取付部材は、前記第5の取付手段による取付状態
を解除しない限り、少なくとも前記第5の取付部を前記
メインユニットから取外しできないように構成されてい
ることが好ましい。このようにすれば、取付関連部位を
破壊して第5の取付部材による取付状態を解除しても、
第5の取付部を取外して交換できるため、演出制御手段
を備えるメインユニットを複数回にわたり使用すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】本発明が適用された遊技機の実施例を図面
を用いて説明すると、図1には、本発明が適用された遊
技機の一例であるスロットマシン1の全体正面図、図2
にはスロットマシン1の内部構造図がそれぞれ示されて
いる。スロットマシン1は、前面が開口する筐体2a
と、この筺体2aの側端に回動自在に枢支された前面扉
2bと、からなるスロットマシン本体と、筐体2aの内
部に取付けられるメインユニット300と、から構成さ
れており、前面扉2bの裏面に設けられた施錠装置(図
示略)の鍵穴3に挿入した所定のキーを時計回り方向に
回動操作することにより施錠が解除されて前面扉2bを
開放することができるようになっている。
【0017】前面扉2bの周囲には、遊技効果LED1
30(図3参照)が内蔵された遊技効果LED部41が
設けられているとともに、前面扉2bの前面上部には役
構成等が印刷された上部パネル4が、前面中央部には各
種表示部が形成された遊技パネル6が、前面下部にはタ
イトル等が印刷された下部パネル7が、各々設けられて
いる。また、これら上部パネル4並びに遊技パネル6、
下部パネル7は前面扉2bを開放した状態で、裏面から
取外せる構成とされており、機種交換を行う場合には、
これら各パネルを取外して新たな機種のパネルを取付け
ることができるようになっている。
【0018】遊技パネル6と下部パネル7の間には、前
方に突出するように操作部8が形成されており、この操
作部8には遊技媒体であるメダルを投入可能なメダル投
入部34や各種操作ボタン35、36a、36b、3
7、40L、40C、40R、及びスタートレバー38
等が設けられているとともに、操作部8の下部左右側に
は、遊技効果LED131(図3参照)が内蔵された遊
技効果LED部43がそれぞれ設けられている。
【0019】前面扉2bにおける下部パネル7の下方に
は、メダルが払出されるメダル払出穴9が設けられたメ
ダル受皿11が設けられている。
【0020】上部パネル4の左右側には、内部に設けら
れる高音用のスピーカ136a、136b(図3参照)
から出力される音を放音する放音部12a、12bがそ
れぞれ設けられているとともに、メダル払出穴9の側方
には、内部に設けられる低音用のスピーカ137(図3
参照)から出力される音を放音する放音部13が設けら
れている。
【0021】上部パネル4の中央部には、演出用表示窓
15が設けられており、この演出用表示窓15を透して
後述する液晶表示器135(図3参照)の表示内容が表
示されるようになっている。
【0022】遊技パネル6には、スロットマシン1の筐
体2aに内設された後述のリールユニット302L、3
02C、302Rの各リール51を透視可能な透視窓1
4と、各種表示部と、がそれぞれ設けられている。
【0023】遊技パネル6に設けられた各種表示部のう
ち、クレジット表示部31は、クレジットが表示され
る。クレジットとは、遊技者所有の有価価値としてスロ
ットマシン1内部の記憶部に記憶されているメダル数で
ある。このスロットマシン1では、クレジットとして記
憶可能な価値の上限値が最大でメダル50枚分とされて
おり、この上限値を越えるクレジットの加算更新の要求
が発生した場合にはその上限を越えるメダルがメダル払
出穴9から払出される。
【0024】ゲーム回数表示部32は、後述するビッグ
ボーナス(BB)中に提供されるビッグボーナスゲーム
(BBゲーム)の残回数や、後述するレギュラーボーナ
ス(RB)の残回数等が表示される。さらにゲーム回数
表示部32は、スロットマシン1に発生した各種の異常
を表示する報知手段であるエラー表示器としても機能す
る。
【0025】ペイアウト表示部33は、1ゲーム中に発
生した入賞に基づいて遊技者に付与されるメダル枚数が
入賞がある毎に表示される。
【0026】1〜3枚賭け表示部46〜48は、内蔵さ
れた1〜3枚賭けLED111〜113(図3参照)
が、遊技者がゲームに賭数を設定した場合にその賭数に
応じて点灯する。
【0027】リプレイ表示部27は、リプレイ入賞が発
生した場合に、その内部に内蔵されたリプレイLED1
11(図3参照)が点灯する。スタート表示部28は、
賭数が設定されることによりスタート操作をすることが
可能となった場合に、その内部に内蔵されたスタートL
ED112(図3参照)が点灯し、有効なスタート操作
が検出されることにより消灯する。投入指示表示部30
は、メダルを受付可能な状態である場合に、その内部に
内蔵された投入指示LED114(図3参照)が点滅
し、メダルを受付不可能な状態である場合に消灯する。
【0028】ウェイト表示部29は、ウェイトタイム中
にスタート操作が検出された場合に、その内部に内蔵さ
れたウェイトLED113(図3参照)が点灯し、ウェ
イトタイムが経過した後に消灯する。ウェイトタイム
は、ゲームがあまりに速く進行しすぎてしまうことを規
制するために設定されたゲーム進行規制期間であり、こ
のウェイトタイム中にスタート操作が検出されると、ウ
ェイトタイムが経過した後にリールが始動するように設
定されている。
【0029】演出用表示部16〜25のうち演出用表示
部17〜20は、リプレイ表示部27、ウェイト表示部
29、スタート表示部28、投入指示表示部30と、演
出用表示部21〜25は、1〜3枚賭け表示部46〜4
8と、各々同様に機能する表示部であり、これら各表示
部に内蔵されたLED111〜117の点灯/消灯に応
じて、各々対応する演出用表示部17〜25に内蔵され
た演出用ランプ141〜149(図3参照)が点灯/消
灯する。また、演出用表示部16は、ビッグボーナス入
賞やレギュラーボーナス入賞の発生が許容されている場
合に、その内部に内蔵された演出用ランプ140(図3
参照)が点灯するようになっており、ボーナス告知表示
部として機能する。
【0030】操作部8の上面右側には、メダル投入口が
形成されたメダル投入部34が設けられているととも
に、左側には精算ボタン37、1枚BETボタン36
a、MAXBETボタン36bがそれぞれ設けられてい
る。
【0031】1枚BETボタン36aは、クレジットを
使用してメダルを1枚分賭ける際に押圧するボタンであ
り、MAXBETボタン36bは、1ゲームにおいて許
容される賭数の最大数(本実施例ではメダル3枚分)を
クレジットの範囲内で賭ける際に押圧するボタンであ
る。1枚BETボタン36a、MAXBETボタン36
bの内部には、BETボタンLED121a、121b
がそれぞれ内蔵されており(図3参照)、これらのBE
TボタンLED121a、121bは、対応するBET
ボタンの操作により賭数を設定可能な状態にある場合に
点灯し、賭数を設定不可能な状態の場合に消灯する。
【0032】精算ボタン37は、記憶部に記憶されてい
るクレジットの精算操作をする際に押圧するボタンであ
り、この精算ボタン37の押圧操作に伴い、クレジット
として記憶されている枚数のメダルがメダル払出穴9か
ら払出されるようになっている。
【0033】操作部8の前側面には、スタートレバー3
8、ストップボタン40L、40C、40R、メダル詰
まり解除ボタン35がそれぞれ設けられている。スター
トレバー38は、ゲームを開始する際に操作するレバー
であり、賭数の設定終了後においてスタートレバー38
を操作することによりリールユニット302L、302
C、302Rの各リール51の回転が開始される。
【0034】各ストップボタン40L、40C、40R
は、ゲームが開始した後にリールユニット302L、3
02C、302Rの各リール51の回転を停止させる際
に操作するボタンであり、ストップボタン40L、40
C、40Rの内部には操作有効LED122L、122
C、122Rが、それぞれ内蔵されている(図3参
照)。これら操作有効LED122L、122C、12
2Rは、対応するストップボタン40L、40C、40
Rの操作が有効である場合に点灯し、操作が無効である
場合に消灯する。
【0035】メダル詰まり解除ボタン35は、メダル投
入部34に投入されたメダルが内部で詰まった場合に、
これを解消させる際に操作するボタンである。
【0036】前面扉2bの裏面には、メダル投入部34
から投入されたメダルを後述するホッパータンク57a
に導く投入メダルセレクタ(図示略)が設けられてい
る。直径や厚みの異なる不正メダルは、この投入メダル
セレクタにより振り分けられてメダル払出穴9から返却
される。
【0037】投入メダルセレクタの下流側には、流下す
るメダル流路を選択的に切替可能とする図示しない流路
切替ソレノイド107(図3参照)が設けられている。
通常時において流路切替ソレノイド107は励磁されて
おり、この状態において流下するメダルは投入メダルセ
ンサ106(図3参照)により検出された後、ホッパー
タンク57a内に貯留されるようになっている。メダル
投入が不可能な場合には、流路切替ソレノイド107の
励磁が解除されて流路が切替わってメダル払出穴9から
返却される。
【0038】図2に示すように、筐体2a内略中央部に
は、左右の側板86、87の間に載置板88が設けられ
ており、その上部には、リールユニット302L、30
2C、302Rと、遊技制御基板200(図3参照)が
内蔵されるメイン基板ケース303と、演出制御基板2
01(図3参照)が内蔵されるサブ基板ケース304
と、液晶表示器135(図3参照)並びに表示制御基板
203(図3参照)を備える液晶ユニット305と、遊
技制御基板200の制御に関連した機種固有の情報を出
力するメイン情報出力基板306と、演出制御基板20
1の制御に関連した機種固有の情報を出力するサブ情報
出力基板307と、がベースユニット301に対して一
体に組み付けられたメインユニット300が載置されて
いる。
【0039】メインユニット300を構成するリールユ
ニット302L、302C、302Rは、複数種の図柄
が印刷された透光性を有する帯状のリールシートが外周
に巻き回されたリール51と、それぞれのリール51を
回転(駆動)、停止するためのリールモータ54と、リ
ール51の初期位置を検出するためのリールセンサ56
と、リール51の特定の領域を裏面から照射可能なリー
ルランプ55と、が一体に組み付けられたユニットとさ
れている。
【0040】各リールユニット302L、302C、3
02Rに設けられたリール51は、各々独立して縦方向
に回転、停止するように構成されており、各リール51
が回転することにより、透視窓14には各種図柄が連続
的に変化しつつ表示されるようになっている。すなわち
これら各リールユニット302L、302C、302R
は、本発明における可変表示装置として機能する。尚、
本実施例では、可変表示装置として前述のようなリール
ユニット302L、302C、302Rが適用されてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数種
の図柄が印刷された無端状のベルトを回動させることに
より図柄が可変表示されるベルト式の可変表示装置を適
用しても良い。
【0041】透視窓14から視認できる各リール51の
領域を、各リール51に対応させて左可変表示部、中可
変表示部、右可変表示部(領域)と呼ぶ。この各可変表
示部からは、各リール51に描かれた複数の図柄のう
ち、連続する3つの図柄が上段、中段、下段の位置に表
示される。
【0042】各リールユニット302L、302C、3
02Rに設けられたリールセンサ56は、リール51の
初期位置を検出して図柄の表示位置を算出し、この算出
結果に応じて所定の図柄の停止位置を導出できるように
なっているとともに、各リールユニット302L、30
2C、302Rに設けられたリールLED55は、透視
窓14に表示される各図柄を後方から点灯するバックラ
イトとして機能するようになっている。
【0043】載置板88の下方には、メダル投入部34
から投入されたメダルを貯留するホッパータンク57a
を有するホッパーユニット57が設けられている。ま
た、ホッパーユニット57の右側にはホッパータンク5
7aからオーバーフローしたメダルが貯留されるオーバ
ーフロータンク59が設けられている。このオーバーフ
ロータンク59内にはメダルを検出可能な満タンセンサ
60が設けられており、内部に貯留されたメダル貯留量
が所定量以上となったことを検出できるようになってい
る。
【0044】ホッパーユニット57の下方部分にはホッ
パーモータ62が設けられており、このホッパーモータ
62が回転することによりホッパータンク57a内のメ
ダルがメダル排出口63から排出される。排出されたメ
ダルは、メダル排出口63の近傍に設けられる払出メダ
ルセンサ61により検出された後、メダル払出穴9から
払い出される。
【0045】ホッパーユニット57の側部には、メイン
電源をon/offするメインスイッチ部65と、エラ
ーが生じた場合等において再びゲームを続行可能な状態
にリセットするための第2リセットボタン66と、入賞
確率を変更可能とする設定ボタン67と、自動精算機能
をon/offする自動精算選択スイッチ部68と、自
動打止め機能をon/offする打止め選択スイッチ部
69と、遊技場の管理者等が所持する特定のキーを挿入
可能な設定キー挿入部70と、が前面に設けられた電源
ユニット64が配設されている。
【0046】本実施例では、設定キー挿入部70に特定
のキーを挿入して時計回りに90度回転した状態、すな
わちonの状態で電源投入を行う操作により、後述する
設定キースイッチ82のonが検出され、遊技状態の初
期化が実行されるとともに、設定ボタン67の操作が有
効となり、この設定ボタン67の操作により入賞確率、
すなわち出玉率の変更が実行可能となる。
【0047】また、側板87の内面には、後に詳述する
共通情報出力基板205が設けられている。
【0048】次に、遊技者が遊技(ゲーム)を行うため
の操作や、該操作に伴う各種装置の作動状況を説明す
る。
【0049】ゲームを開始する場合は、メダルやクレジ
ットを使用して所望の大きさの有価価値を賭けて所望の
大きさの賭数を設定する。賭数は、メダルをメダル投入
部34から投入するか、あるいはクレジットを使用する
ことにより設定できるようになっている。クレジットを
使用するにはMAXBETボタン36b、または1枚B
ETボタン36aを押圧すれば良い。
【0050】遊技者により賭数が「1」に設定されると
入賞ラインL1が有効となり、賭数が「2」に設定され
ると入賞ラインL1、L2、L2’が有効となり、賭数
が「3」に設定されると入賞ラインL1、L2、L
2’、L3、L3’が有効となる。
【0051】そして少なくとも「1」の賭数が設定され
た時点でスタートレバー38の操作が有効に受付けられ
る状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。
【0052】尚、このような賭数に応じて有効化される
入賞ラインの本数、及び形状等は任意に変更可能であ
り、本実施例の形態に限定されるものではない。また、
賭数に応じて有効化される入賞ラインの本数も任意に設
定変更可能である。
【0053】ゲームが開始可能な状態でスタートレバー
38を押圧操作すれば、リールユニット302L、30
2C、302Rの各リール51が回転し、透視窓14に
は複数種類の図柄が連続的に変化するように表示され
る。各リールユニット302L、302C、302Rの
リール51の回転が開始されてから所定時間が経過すれ
ば各ストップボタン40L、40C、40Rの操作が有
効になり、この状態で遊技者がいずれかのストップボタ
ン40L、40C、40Rを押圧操作すれば、対応する
リール51の回転が停止され、透視窓14からは対応す
る可変表示部の上、中、下段に図柄が表示される。
【0054】また、遊技者がストップボタン40L、4
0C、40Rを押圧操作しない場合には、一定時間が経
過した時点、例えば35秒で自動的に各リールユニット
302L、302C、302Rのリール51の回転が順
次停止する。
【0055】そして全てのリール51が停止された時点
で、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL
1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図
柄の組み合わせが表示された場合は入賞となり、入賞内
容に対応して予め定められた所定枚数のメダルが遊技者
に対してクレジットとして払出される。また、クレジッ
トが上限数に達した場合には、メダルが直接メダル払出
穴9から払い出される。
【0056】また、特に予め定められた特別図柄の組み
合わせが表示されて大当たり入賞した場合にあっては、
メダルの払出しが行なわれるとともに、通常遊技状態と
は異なる、遊技者にとって有利な、すなわち大量のメダ
ルを獲得できるビッグボーナス(BB)やレギュラーボ
ーナス(RB)が遊技者に対して遊技価値として付与さ
れるようになっている。
【0057】尚、このように入賞することにより遊技者
に対して付与される「遊技価値」は、メダル及びクレジ
ット等の有価価値に限らず、上記のように大当たり入賞
した場合において遊技者に対して付与されるBBやRB
等、遊技に関連する特典全てを含む。
【0058】図3は、スロットマシン1に設けられた各
種基板と電気部品との接続状況を説明するためのブロッ
ク図である。
【0059】スロットマシン1のメインユニット300
には、遊技制御基板200、演出制御基板201、表示
制御基板203、メイン情報出力基板306、サブ情報
出力基板307、集合基板308、接続基板309、が
設けられている。また、スロットマシン本体側の筐体2
aには、接続基板311、電源基板202、共通情報出
力基板205が設けられており、前面扉2bには、メイ
ン中継基板313、サブ中継基板314が設けられてい
る。
【0060】また、メインユニット300の接続基板3
09にはコネクタ310が設けられているとともに、ス
ロットマシン本体側の接続基板311には、コネクタ3
10と接続されるコネクタ312が設けられており、こ
れらコネクタ310、312が接続されることにより、
集合基板308により集線されて接続基板309に接続
された遊技制御基板200並びに演出制御基板201か
らの配線と、接続基板311により集線された電源基板
202、共通情報出力基板205、メイン中継基板31
3、サブ中継基板314からの配線と、が電気的に接続
されるようになっている。
【0061】メインユニット300に設けられた各種基
板のうち、遊技制御基板200によって主に遊技状態が
制御され、演出制御基板201によって遊技状態に応じ
た演出制御等が実施され、表示制御基板203によって
液晶表示器135の表示制御が実施される。また、筐体
2aに設けられた電源基板202にはスロットマシン1
の外部から電源が供給され、この供給された電源により
生成した個別の電源が各部に供給される。この電源基板
202には、外部電源の供給を受けるための電源コード
84と、メインスイッチ80とが接続されている。
【0062】遊技制御基板200は、演出制御基板20
1、集合基板308、メイン情報出力基板306と配線
接続されているとともに、遊技制御基板200から集合
基板308に接続された3系統の配線(メイン中継基板
ライン、電源基板ライン、共通情報出力ライン)は、演
出制御基板201から配線接続された配線とともに1本
にまとめられ、前述の接続基板309に接続されてお
り、この接続基板309に接続された接続基板311を
介して、それぞれ電源基板202、メイン中継基板31
3、共通情報出力基板205に接続されている。
【0063】遊技制御基板200には、各種のスイッ
チ、センサ、LED、及び表示器等、各種部品からの配
線が接続されている。
【0064】各リールユニット302L、302C、3
02Rに設けられたリールモータ54、及びリールセン
サ56が配線接続されており、各リールセンサ56の検
出信号は、遊技制御基板200に入力される。
【0065】電源基板202に配線接続された設定スイ
ッチ83、設定キースイッチ82、第2リセットスイッ
チ81、払出しセンサ61、及びホッパーモータ62
は、電源基板202並びに接続基板309、311等に
よって中継されて遊技制御基板200と配線接続されて
おり、それぞれのスイッチ及びセンサの検出信号は、遊
技制御基板200に入力される。
【0066】また、メイン中継基板313に配線接続さ
れたスイッチ、センサ、LED、表示器は、メイン中継
基板313並びに接続基板309、311等によって中
継されて遊技制御基板200と配線接続されており、そ
れぞれのスイッチ及びセンサの検出信号は、遊技制御基
板200に入力される。
【0067】メイン中継基板313に配線接続されたス
イッチ、センサのうち、1枚BETスイッチ100は1
枚BETボタン36aの操作を検出し、MAXBETス
イッチ101はMAXBETボタン36bの操作を検知
するスイッチであり、スタートスイッチ102はスター
トレバー38の操作を検出するスイッチであり、左、
中、右ストップスイッチ103L、103C、103R
は、左、中、右ストップボタン40L、40C、40R
の操作を検出するスイッチである。精算スイッチ104
は、精算ボタン37の操作を検出するスイッチであり、
第1リセットスイッチ105は、施錠装置の鍵穴3に挿
入したキーによるスロットマシン1のリセット操作を検
出するスイッチである。また、投入メダルセンサ106
は、メダル投入部34に投入されたメダルを検出するセ
ンサである。
【0068】また、これらメイン中継基板313に配線
接続されたスイッチ、センサのうち、特に左、中、右ス
トップスイッチ103L、103C、103Rは、接続
基板311にて遊技制御基板200側の配線から分岐し
て共通情報出力基板205に配線接続されている。
【0069】メイン中継基板313に配線接続された表
示器のうち、ゲーム回数表示器109はゲーム回数表示
部32を構成する表示器であり、クレジット表示器10
8はクレジット表示部31を構成する表示器であり、ペ
イアウト表示器110はペイアウト表示部33を構成す
る表示器である。
【0070】また、メイン中継基板313には、前述し
た1枚賭けLED115、2枚賭けLED116、3枚
賭けLED117、リプレイLED111、スタートL
ED112、ウェイトLED113、投入指示LED1
14、BETボタンLED121a、BETボタンLE
D121b、操作有効LED122L、122C、12
2R、流路切替ソレノイド107等の各種電気部品が配
線接続されており、メイン中継基板313並びに接続基
板309、311等によって中継されて遊技制御基板2
00と配線接続されている。
【0071】電源基板202あるいはメイン中継基板3
13や接続基板309、311等を介して、あるいはこ
れらの基板を介することなく遊技制御基板200に配線
接続された各種LED及び表示器、モータ、ソレノイド
等の電気部品は、遊技制御基板200によって制御され
る。また、遊技制御基板200は、遊技制御基板200
に接続された、または、電源基板202あるいはメイン
中継基板313等を介して遊技制御基板200に接続さ
れた各種スイッチ及びセンサの検出信号を受け、遊技状
態を制御する。
【0072】遊技制御基板200から演出制御基板20
1へは、バッファ回路(図示略)を介して遊技制御基板
200が制御する遊技状態を特定可能な各種コマンドが
出力される。バッファ回路は、遊技制御基板200の内
部から外部への信号の出力を許容するが遊技制御基板2
00の外部から内部へ信号が入力されることを阻止する
ように機能する。このため、遊技制御基板200と演出
制御基板201との間において、遊技制御基板200か
ら演出制御基板201への一方向通信が担保され、コマ
ンドの伝送経路を介して遊技制御基板200に信号を入
力させて不正な制御動作を行わせる不正行為を防止でき
る。
【0073】演出制御基板201は、表示制御基板20
3、集合基板308、サブ情報出力基板307と配線接
続されているとともに、演出制御基板201から集合基
板308に接続された配線は、遊技制御基板200から
接続された配線とともに1本にまとめられ、前述の接続
基板309に接続されており、この接続基板309に接
続された接続基板311を介して、サブ中継基板314
に接続されている。
【0074】演出制御基板201には、各リールユニッ
ト302L、302C、302Rに設けられたリールL
ED55からの配線が接続されているとともに、スロッ
トマシン本体側のサブ中継基板314に接続された遊技
効果LED130、131と、演出用ランプ140〜1
49と、スピーカ136a、136b、137と、下部
パネル7及び遊技パネル6を内側から照らす各蛍光灯1
38と、がそれぞれサブ中継基板314並びに接続基板
309、311等によって中継されて演出制御基板20
1と配線接続されている。
【0075】演出制御基板201は、サブ中継基板31
4や接続基板309、311等を介して、あるいはこれ
らの基板を介することなく演出制御基板201に配線接
続された各種LED、ランプ及びスピーカ等の電気部品
を、遊技制御基板200から送信される各種コマンドに
応じて制御する。
【0076】演出制御基板201によって制御される各
遊技効果LED130、131、演出用ランプ140〜
149、各スピーカ136a、136b、137、各蛍
光灯138、リールLED55は、遊技制御基板200
によって制御される各種表示器などに比較すると、それ
が機能しなくても遊技の進行自体には影響を与えるもの
でなく、演出効果を主眼においた演出手段である。この
ため、たとえ、演出制御基板201に故障が発生したと
しても、遊技者に不利な状況が提供されてしまうことは
ないばかりか、遊技制御基板200の制御の負荷が軽減
される。
【0077】演出制御基板201から表示制御基板20
3へは、バッファ回路(図示略)を介して液晶表示器1
35の表示制御を指示する旨の表示制御コマンドが出力
される。バッファ回路は、演出制御基板201の内部か
ら外部への信号の出力を許容するが演出制御基板201
の外部から内部へ信号が入力されることを阻止するよう
に機能する。
【0078】表示制御基板203には、液晶表示器13
5が接続されており、表示制御基板203は、演出制御
基板201から送信された表示制御コマンドに応じて液
晶表示器135の表示制御を行う。
【0079】メインユニット300に設けられたメイン
情報出力基板306には、3種類の信号が出力される出
力端子が設けられており、これら出力端子からは、遊技
制御基板200の制御状態を示す3種類のメインオプシ
ョン(OP)信号が出力される。このメインOP信号と
しては、例えば、遊技制御基板200の制御によって発
生する遊技者にとって有利な遊技状態であるRB(レギ
ュラーボーナス)、BB(ビッグボーナス)、CT(チ
ャレンジタイム)、RT(リプレイタイム)の発生を示
すRB中信号や、BB中信号、CT中信号、RT中信号
等、機種によって搭載されているものと搭載されていな
いものとがある機種固有の制御状態を示す信号が出力さ
れる。尚、機種によっては、3種の信号を出力する必要
のない機種もあり、このような場合には、例えば、特定
の図柄が揃うことによって前ゲームと同一の賭数にてゲ
ームを行うことが可能なリプレイゲームの発生を示すリ
プレイ信号を出力する等、何らかの制御状態を示す信号
が出力されるようになっており、空き端子が形成されな
いようになっている。
【0080】また、サブ情報出力基板307には、メイ
ン情報出力基板306と同様に3種類の信号が出力され
る出力端子が設けられており、これら出力端子からは、
演出制御基板201の制御状態を示す3種類のサブオプ
ション(OP)信号が出力される。このサブOP信号と
しては、例えば、演出制御基板201の制御によって発
生する遊技者にとって有利な遊技状態であるAT(アシ
ストタイム)やスーパーBB(スーパービッグボーナ
ス)である旨を示すAT中信号や、スーパーBB中信号
等、機種によって搭載されているものと搭載されていな
いものとがある機種固有の制御状態を示す信号が出力さ
れる。尚、機種によっては、3種の信号を出力する必要
のない機種もあり、このような場合には、例えば、遊技
制御基板200からコマンドを受信した旨を示すコマン
ド受信信号を出力する等、何らかの制御状態を示す信号
が出力されるようになっており、空き端子が形成されな
いようになっている。
【0081】これらメイン情報出力基板306並びにサ
ブ情報出力基板307から出力される信号は、例えば、
ホールコンピュータ等の外部機器にてスロットマシン1
の情報を収集する場合に利用可能である。
【0082】また、スロットマシン本体側の筐体2a内
に設けられた共通情報出力基板205には、4種類の信
号が出力される出力端子が設けられており、これら出力
端子からは、複数の機種において共通に出力される機種
共通信号が出力される。この共通信号としては、賭数を
設定するために用いられたメダル数を示すメダルIN信
号、入賞の発生により払出されたメダルを示すメダルO
UT信号、ストップスイッチ103L、103C、10
3Rの操作がなされた旨を示すストップスイッチ信号、
各リールユニット302L、302C、302Rに設け
られたリールモータ54の駆動状態を示すリール制御信
号が出力される。この共通出力信号のうち、メダルIN
信号並びにメダルOUT信号は、接続基板309、31
1等を介して接続された遊技制御基板200から出力さ
れる信号であり、ストップスイッチ信号は、ストップス
イッチ103L、103C、103Rから直接出力され
た信号であり、リール制御信号は、各リールモータ54
を制御するための制御信号(モータ位相信号)そのもの
である。
【0083】これら共通情報出力基板205から出力さ
れる信号は、たとえば、第3者機関が型式試験を行う際
に利用可能である。
【0084】図4には、スロットマシン本体からメイン
ユニット300を取外した状態が示されている。
【0085】図4に示すように、メインユニット300
のベースユニット301の下面には、断面略L字状のガ
イドレール350が図中前後方向に形成されているとと
もに、筐体2aの載置板88の上面側には、ガイドレー
ル350を嵌合可能な断面略L字状のガイド溝89が図
中前後方向に形成されており、メインユニット300
は、そのガイドレール350を載置板88のガイド溝8
9に嵌合させた状態で後方に向かってスライドさせるこ
とでスロットマシン本体に取付けられる。この際、断面
略L字状のガイドレール350がガイド溝89に嵌合さ
れているため、上下方向並びに横方向のがたつきを抑制
でき、メインユニット300とスロットマシン本体とを
強固に固定することができるようになっている。
【0086】また、本実施例では、図5に示すように、
コネクタ310がベースユニット301の背面から突出
する状態で接続基板309が取付けられているととも
に、筐体2aの背板85内面において、メインユニット
300をスロットマシン本体に対して取付けた場合の、
コネクタ310と対応する位置に、コネクタ312が位
置するように接続基板311が取付けられており、メイ
ンユニット300のガイドレール350を載置板88の
ガイド溝89に沿って後方にスライドさせるのみで、コ
ネクタ310とコネクタ312とが接続できるようにな
っており、これによりこのコネクタ310、312を介
して接続されるメインユニット300側の部品とスロッ
トマシン本体側の部品との電気的な接続が完了する。
【0087】図6には、メインユニット300のベース
ユニット301から構成部品を取外した状態が示されて
いる。
【0088】前述したように、メインユニット300
は、ベースユニット301に、リールユニット302
L、302C、302Rと、メイン基板ユニット303
と、サブ基板ユニット304と、液晶ユニット305
と、メイン情報出力基板306と、サブ情報出力基板3
07と、が一体に組み付けられて構成されている。
【0089】図6に示すように、ベースユニット301
には、予め集合基板308や接続基板309が一体に組
み付けられたユニットとされている。また、ベースユニ
ット301は、前面が開放する筺状に形成されており、
その内面側の上下面には、図中前後方向にリールユニッ
ト302L、302C、302Rを取付けるための複数
列のガイド溝351が形成されている。
【0090】このようにベースユニット301に複数列
のガイド溝351を形成することにより、例えば、リー
ル幅の異なるリールユニットを取付けることも可能とな
り、更には、リール幅の狭いリールユニットを適用し、
余裕ができたスペースに演出用のリールや液晶表示器を
装着することも可能となり、様々な機種において同一の
ベースユニットを適用することができる。
【0091】リールユニット302L、302C、30
2Rは、予めリール51、リールモータ56、リールラ
ンプ55が一体に組み付けられたユニットであり、これ
ら各部品が組み付けられた状態で、ベースユニット30
1に形成された適宜な位置のガイド溝351にリールユ
ニットの上下端部を嵌合させることでベースユニット3
01に取付けられる。尚、図6に示す302’は、リー
ルユニットをベースユニット301に対して固定するた
めの固定ネジである。
【0092】メイン基板ユニット303は、予め内部に
遊技制御基板200が収納された状態で一体に組み付け
られたユニットであり、ベースユニット301の上面に
取付部材361a、361bを介して取付けられる。
【0093】サブ基板ユニット304は、予め内部に演
出制御基板201が収納された状態で一体に組み付けら
れたユニットであり、ベースユニット301の図中右側
の側面に取付部材371a、371bを介して取付けら
れる。
【0094】液晶ユニット305は、予め液晶表示器1
35とこの液晶表示器135の表示制御を行う表示制御
基板203とが一体に組み付けられたユニットであり、
ベースユニット301の上面前方側に取付けられ、固定
ネジ305’にて固定される。尚、この液晶ユニット3
05が取付けられる位置には、液晶ユニット305に換
えて、マトリックス状に配置されたLEDの点灯状況に
より表示内容を変化させることで演出を行うLEDユニ
ットや、単数または複数のリールが縦方向または横方向
に回転することにより可変表示させることで演出を行う
演出用リールユニット、機械的構造物にて構成されるサ
イコロや人形等の役物の動作状態を変化させることで演
出を行う役物ユニット等の演出装置を取付けることも可
能である。
【0095】また、メイン情報出力基板306並びにサ
ブ情報出力基板307は、ベースユニット301の図中
左側の側面に取付けられ、固定ネジ(図示略)により固
定される。
【0096】尚、本実施例では、リールユニット302
L、302C、302Rや、液晶ユニット305、メイ
ン情報出力基板306、サブ情報出力基板307が、ベ
ースユニット301に対してドライバ等の工具により取
付けられる固定ネジにて固定される構成とされている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各
部をベースユニット301に対して工具を用いることな
く、すなわち手作業により固定できる取付手段、例え
ば、一方の部材に係止爪を形成するとともに、他方の部
材に前記係止爪が係合する係合部を設け、この係合部に
前述の係止爪を係合させることで双方の部材を固定でき
るようにしたり、双方の部材の所定箇所にラッチを嵌合
させることで固定できるようにしたり、蝶ネジを用いて
双方の部材を固定できるようにしても良い。これにより
メインユニット300を容易に組み立てることができる
ようになる。
【0097】図7には、取付部材361a並びに取付部
材361bのベースユニットへの取付構造が示されてお
り、図8(a)には、遊技制御基板200が収容される
メイン基板ケース303の構成が示されており、図8
(b)には、メイン基板ケース303をベースユニット
301に取付けられた取付部材361a並びに取付部材
361bに取付ける際の取付状況が示されており、図8
(c)には、図8(b)のA−A断面図が示されてい
る。
【0098】図7に示すように、取付部材361aは、
メイン基板ケース303の後述する封止片368(図8
(a)参照)が形成されていない方の端部を収容できる
ように形成されており、ベースユニット301に対して
固定ネジ363により固定されている。また、図7に示
す362は、収容されたメイン基板ケース303の上面
を支持するための支持片である。
【0099】取付部材361bは、メイン基板ケース3
03の後述する封止片368、369が形成されている
方の端部を収容できるように形成されている。
【0100】また、取付部材361bには、メイン基板
ケース303の端部に形成された後述の封止片368、
369と対応して封止孔365が形成されているととも
に、係止孔364が形成されており、この係止孔364
とベースユニット301の上面に固設された係止ピン3
52とを係合させることにより、ベースユニット301
に対して固定される。
【0101】このベースユニット301に固設された係
止ピン352は、頭部が大径に形成されているととも
に、取付部材361bに形成された係止孔364は、係
止ピン352の頭部よりも若干大径の大径部に係止ピン
352の頭部よりも小径の小径部が連設された形状とさ
れており、取付部材361bをベースユニット301に
取付ける際には、係止孔364の大径部に係止ピン35
2の頭部を挿通させ、係止孔364の小径部側に係止ピ
ン352が移動するように取付部材361bをスライド
させることで係止ピン352の頭部により取付部材36
1bが係止されることとなる。尚、取付部材361bを
ベースユニット301に対して取付けた状態でも、メイ
ン基板ケース303を取付けていない状態であれば、係
止孔364の大径部側に係止ピン352が移動するよう
に取付部材361bをスライドさせることで係止ピン3
52の頭部が係止孔364の大径部を挿通可能な状態と
なり、取付部材361bをベースユニット301より取
外すことが可能である。
【0102】また、取付部材361bは、係止孔364
の小径部に係止ピン352を係合させた状態において、
この取付部材361bと取付部材361aとに、メイン
基板ケース303の両端部が収容可能となる配置とな
り、この状態においてメイン基板ケース303が収容さ
れるようになっている。
【0103】図8(a)に示すように、メイン基板ケー
ス303は、上方が開口し、その開口部に遊技制御基板
200が収容されるケース本体366と、このケース本
体366の開口部を閉塞するようにケース本体366に
対して取付けられるケースカバー367と、から構成さ
れている。
【0104】ケース本体366の一方の端部には、複数
の封止片368が突出するように形成されているととも
に、他方の端部には、ケースカバー367の後述する係
止爪367’が係合可能な係合孔366’が形成されて
いる。
【0105】ケースカバー367の一方の端部には、ケ
ース本体366の封止片368に対応する複数の封止片
369が突出するように形成されているとともに、他方
の端部には、ケース本体366の係止孔366’に係合
可能な係合爪367’が突出するように形成されてい
る。
【0106】ケースカバー367は、その係合爪36
7’を、遊技制御基板200を開口部に収容した状態の
ケース本体366の係止孔366’に係合させてケース
本体366に対して組み付けられる。これにより遊技制
御基板200が収容されたケース本体366とその開口
部を閉塞するケースカバー367とが一体に組み付けら
れた状態となり、メイン基板ケース303が形成される
こととなる。尚、この状態においてケース本体366と
ケースカバー367とは、仮固定されている状態であ
り、この状態では各部を分離することも可能である。
【0107】このように遊技制御基板200が収容され
たケース本体366とケースカバー367とが組み付け
られた状態のメイン基板ケース303は、図8(b)に
示すように、まず、封止片368、369が形成されて
いない方の端部を、取付部材361aに収容させた後、
封止片368、369が形成されている方の端部を、取
付部材361bに収容させる。
【0108】この際、メイン基板ケース303の取付部
材361aに収容された側の端部上面は、取付部材36
1aの支持片362によって支持され、上方への移動が
規制される。また、取付部材361bに収容された側の
端部は、図8(b)(c)に示すように、ケース本体3
66の封止片368、ケースカバー367の封止片36
9、取付部材361bの封止孔365、が各々対応する
位置となるように収容される。
【0109】この状態において、図8(c)に示すよう
に、ケースカバー367の少なくともいずれか1つの封
止片369の上方からワンウェイネジ400をその先端
が、対応するケース本体366の封止片368並びに取
付部材361bの封止孔365に到達するまで螺入す
る。このワンウェイネジ400とは、一方向にしかねじ
込むことができない、すなわち一度ねじ込むと逆方向に
回転させて取外すことができないネジであり、本実施例
では従来公知のものが用いられている。
【0110】このワンウェイネジ400の螺入により、
各封止片368、369、封止孔365は、一体に固設
された状態となり、これによりメイン基板ケース303
におけるケース本体366とケースカバー367とが取
外し不能に取付けられるとともに、メイン基板ケース3
03と取付部材361bとが取外し不能に取付けられ
る。更に、メイン基板ケース303と取付部材361b
とが取付けられることで取付部材361bの取付部材3
61a側への移動が規制されるため、取付部材361b
をベースユニット301より取外すことが不可能な状態
となる。
【0111】このようにケース本体366とケースカバ
ー367、メイン基板ケース303と取付部材361並
びにベースユニット301は、ワンウェイネジ400の
螺入により取外し不可能な状態で一体に取付けられるよ
うになっている。
【0112】また、これら各部を取外す場合には、ワン
ウェイネジ400が螺入された封止片368、369の
付け根の部分を切断する必要があり、この部分を切断す
ることにより、メイン基板ケース300が取付部材36
1bから開放されて取外せるとともに、取外したメイン
基板ケース300は、ワンウェイネジ400の螺入され
た封止片368、369は付け根から切断されているた
め、ケースカバー367はケース本体366から取外す
ことが可能な状態となり、これらを分離させることで収
容されている遊技制御基板200を取り出すことも可能
となる。
【0113】尚、本実施例では、各封止片368、36
9、封止孔365が複数形成されているため、数回にわ
たってメイン基板ケース303をベースユニット301
に対して取付けることができるようになっている。
【0114】また、メイン基板ケース303をベースユ
ニット301から取外した場合やメイン基板ケース30
3のケース本体366からケースカバー367を開放し
た場合には、メイン基板ケース303の封止片368、
369が切断されているとともに、切断された封止片3
68、369が取付部材361bに残るようになってい
るため、その痕跡が確実に残るようになっている。
【0115】尚、本実施例では、前述のようにメイン基
板ケース303がベースユニット301より取り外され
ている状態であれば、取付部材361bを交換すること
が可能とされており、この取付部材361bを交換する
ことで新たなメイン基板ケース303を取付けることが
可能となるため、例えば、メーカー等においてメインユ
ニット300を回収してリサイクル使用することも可能
となる。
【0116】尚、ここでは、遊技制御基板200を収容
するメイン基板ケース303の構造並びにこのメイン基
板ケース303のベースユニット301への取付構造に
ついて説明したが、演出制御基板201のサブ基板ケー
ス304の構造並びにサブ基板ケース304のベースユ
ニット301への取付構造も上述した構造と同一である
ため、ここでの説明は省略することとする。
【0117】図9(a)には、メインユニット300と
スロットマシン本体における筐体2aの載置板88との
取付構造が示されている。
【0118】メインユニット300と載置板88とは、
前述したようにベースユニット301の下面に形成され
たガイドレール350と載置板88に形成されたガイド
溝89との嵌合により取付けられているとともに、図9
(a)に示すように、一対の取付部材380を介して取
付けられる。
【0119】取付部材380は、図9(a)に示すよう
に、一方の端部に封止片381が立設されているととも
に、係止孔382が形成されており、この係止孔382
とベースユニット301の側面に固設された係止ピン3
53並びに載置板88に固設された係止ピン90とを係
合させることにより、ベースユニット301並びに載置
板88に対して固定される。
【0120】このベースユニット301に固設された係
止ピン353並びに載置板88に固設された係止ピン9
0は、頭部が大径に形成されているとともに、取付部材
380に形成された係止孔382は、係止ピン353、
90の頭部よりも若干大径の大径部に係止ピン353、
90の頭部よりも小径の小径部が連設された形状とされ
ており、取付部材380をベースユニット301並びに
載置板88に取付ける際には、係止孔382の大径部に
係止ピン353、90の頭部を挿通させ、係止孔382
の小径部側に係止ピン353、90が移動するように取
付部材380をスライドさせることで係止ピン353、
90の頭部により取付部材380が係合されることとな
る。尚、取付部材380をベースユニット301並びに
載置板88に対して取付けた状態でも、双方の取付部材
380における封止片381同士を後述するようにワン
ウェイネジ400にて取付けていない状態であれば、係
止孔382の大径部側に係止ピン353、90が移動す
るように取付部材380をスライドさせることで係止ピ
ン353、90の頭部が係止孔382の大径部を挿通可
能な状態となり、取付部材380をベースユニット30
1並びに載置板88より取外すことが可能である。
【0121】また、メインユニット300が載置板88
の定位置に配置された状態において、ベースユニット3
01の係止ピン353並びに載置板88の係止ピン90
に、これら各取付部材380が、その封止片381が向
かい合うように取付けられることで、図9(a)(b)
に示すように、双方の封止片381が重なるとともに、
双方の封止片381に形成された挿通孔が一致するよう
になる。
【0122】図9(b)に示すように、これら重なって
いる状態の封止片381の挿通孔に前述したワンウェイ
ネジ400を螺入することで、封止片381、381が
一体に固設された状態となり、これにより双方の取付部
材380は前後方向の移動、すなわち取付部材380を
ベースユニット301並びに載置板88から取外すため
の移動が規制されるため、取付部材380がベースユニ
ット301並びに載置板88から取外せない状態とな
り、結果として一対の取付部材380を介してメインユ
ニット300と載置板88、すなわちスロットマシン本
体とが取外し不能に取付けられる。
【0123】このようにメインユニット300とスロッ
トマシン本体とは、取付部材380並びにワンウェイネ
ジ400の螺入により取外し不可能な状態で一体に取付
けられるようになっている。
【0124】また、これらメインユニット300をスロ
ットマシン本体から取外す場合には、ワンウェイネジ4
00が螺入されたどちらか一方の封止片381を切断す
る必要があり、この部分を切断することにより、双方の
取付部材380の前後移動が可能となり、ベースユニッ
ト301並びに載置板88から取外せるようになり、メ
インユニット300も前方に引き出せることとなるた
め、メインユニット300をスロットマシン本体から取
外すことができる状態となる。
【0125】また、メインユニット300をスロットマ
シン本体から取外した場合には、取付部材380の封止
片381が切断されているか、取付部材380自体が取
り外されていることとなるため、その痕跡が確実に残る
ようになっている。
【0126】尚、本実施例では、双方の取付部材380
が固定されていない状態、すなわちメインユニット30
0とスロットマシン本体との取付状態が解除されている
状態であれば、取付部材380を交換することが可能と
されており、この取付部材380を交換することで再度
メインユニット300をスロットマシン本体に対して取
外し不能に取付けられるようになっている。
【0127】以上説明したように、本実施例のスロット
マシン1においては、スロットマシン本体は遊技島に設
置したままの状態で、機種固有のゲーム性に直接関わる
構成部品であるリールユニット302L、302C、3
02Rと、遊技制御基板200と、が一体化されたメイ
ンユニット300を交換することで、旧機種から新機種
への入替が可能となり、新機種への入替を効率良く行う
ことができる。
【0128】また、本実施例のスロットマシン1では、
メインユニット300を前記スロットマシン本体に取付
けることにより互いに接続するコネクタ310、312
を有しており、メインユニット300をスロットマシン
本体に取付けるのみで、スロットマシン本体側の電気部
品とメインユニット300側の電気部品とが接続される
ため、配線接続に係る作業を大幅に軽減できる。
【0129】また、本実施例のスロットマシン1では、
スロットマシン本体側とメインユニット300側とで接
続する必要のある全ての電気部品が一対のコネクタ31
0、312同士にて集中して接続されるため、接続不良
等の不具合の発生を少なくできる。
【0130】また、本実施例のスロットマシン1では、
メインユニット300に、演出の制御を行う演出制御基
板201も組み付けられており、メインユニット300
の交換を行うことで、新機種のゲームに適合する演出の
制御を行う演出制御手段201も同時に交換することが
できる。
【0131】また、本実施例のスロットマシン1では、
メインユニット300に、遊技に関連した演出を行う液
晶ユニット305等の機種に固有の演出装置も組み付け
られており、メインユニット300の交換を行うこと
で、新機種に固有の演出装置も同時に交換することがで
きる。
【0132】また、本実施例のスロットマシン1では、
遊技島に設置されているスロットマシン本体は、機種の
入替に関わりなく複数機種間にわたって使用できるた
め、資源効率を高めることができる。
【0133】また、本実施例のスロットマシン1では、
複数の機種間で共通して使用されるメダルセレクタやホ
ッパーユニット57、電源ユニット64、各種操作部、
スイッチ、センサ等の機種共通装置がスロットマシン本
体側に取付けられており、複数の機種間で共通使用でき
る機種共通装置は、機種の入替に関わりなく複数機種間
にわたって使用できるため、資源効率を高めることがで
きる。
【0134】また、本実施例のスロットマシン1では、
複数の機種間で共通して使用される各種ランプ類やLE
D、スピーカ等の演出装置が前記スロットマシン本体側
に取付けられており、複数の機種間で共通使用できる演
出装置は、機種の入替に関わりなく複数機種間にわたっ
て使用できるため、資源効率を高めることができる。
尚、本実施例では、液晶表示器135を備える液晶ユニ
ット305がメインユニット300に設けられており、
機種の入替に応じてメインユニット300とともに変更
される構成とされているが、これら液晶ユニット305
や前述したLEDユニットや、演出用リールユニット、
役物ユニット等の演出装置が複数機種間にわたって共通
して使用される場合には、これら演出装置をスロットマ
シン本体側に設けるようにしても良い。特に、液晶ユニ
ットやLEDユニットは、表示データのみを変更するこ
とで演出内容を変更できることから、このような演出装
置がスロットマシン本体側に取付けられて複数機種にわ
たり共通に使用される場合でも、機種固有の演出を行わ
せることが可能である。
【0135】また、本実施例のスロットマシン1では、
複数機種間で共通の情報を出力する共通情報出力基板2
05がスロットマシン本体側に設けられているため、機
種交換を行う場合でも共通情報出力基板205とこの共
通情報出力基板205からの出力情報を収集する外部機
器との配線作業を行う必要がなく、新機種への入替を一
層効率良く行うことができる。また、メインユニット3
00側には、機種固有情報出力部であるメイン情報出力
基板306並びにサブ情報出力基板307が設けられて
いるため、共通の情報出力に加えて機種に応じた情報出
力を外部機器に対して行うことが可能となる。
【0136】また、本実施例のスロットマシン1では、
メイン情報出力基板306並びにサブ情報出力基板30
7が、複数の出力端子を備えており、機種固有の情報を
複数出力する機種にも対応できるため、これらメイン情
報出力基板306並びにサブ情報出力基板307に汎用
性を持たせること、すなわち同一の基板を複数の機種に
て共通して使用することができるとともに、全ての出力
端子から何らかの出力されるように構成されているた
め、空き端子が不正に利用されてしまう等の不都合を防
止できる。
【0137】尚、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば該当機種の出力信号の数に応じた出力端子を
備える情報出力基板、すなわち各機種のゲーム性にあわ
せてカスタマイズされた個別の情報出力基板、あるいは
出力端子の数の異なる複数種の情報出力基板のうちの各
機種のゲーム性に適合する情報出力基板を機種毎に交換
できるようにしても良く、このような情報出力基板を適
用することで、空き端子が形成されることがないため、
空き端子から何らかの信号が出力されるように制御プロ
グラムを加える必要がなくなり、プログラム容量を軽減
することも可能となる。
【0138】また、本実施例のスロットマシン1では、
機種固有の情報を出力する出力部が、遊技制御基板20
0の制御に係わる情報を出力するメイン情報出力基板3
06と、このメイン情報出力基板306とは別個に設け
られ、演出制御基板201の制御に係わる情報を出力す
るサブ情報出力基板307と、から構成されているた
め、遊技制御基板200の制御に係わる情報と演出制御
基板201の制御に係わる情報との双方の情報を出力す
る必要がある機種にも対応することができるとともに、
サブ情報出力基板307を取外すことで遊技制御基板2
00の制御に係わるの情報のみ出力する必要がある機種
にも対応することができる。
【0139】尚、本実施例では、上記の理由から機種固
有の情報を出力する情報出力基板を、遊技制御基板20
0の制御に係わる情報を出力するメイン情報出力基板3
06と、演出制御基板201の制御に係わる情報を出力
するサブ情報出力基板307と、に分けているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、遊技制御基板20
0の制御に係わる情報と、演出制御基板201の制御に
係わる情報と、をメインユニット300に取付けられた
同一の情報出力基板から出力する構成としても良い。
【0140】また、本実施例のスロットマシン1では、
遊技制御基板200が、ケース本体366と、その開口
を閉塞するようにケース本体366に取付けられるケー
スカバー367と、からなるメイン基板ケース303に
収容され、このケースカバー367は、ケース本体36
6に対して、双方に設けられた封止片368、369に
螺入されたワンウェイネジ400を介して取付けられ、
遊技制御基板200を収容したメイン基板ケース303
は、メインユニットに対して封止片368、369並び
に取付部材361bの封止孔365に螺入されたワンウ
ェイネジ400を介して取付けられ、メインユニット3
00は、スロットマシン本体に対して取付部材380並
びに取付部材380の封止片381同士を固定するワン
ウェイネジ400を介して取付けられ、ケース本体36
6とケースカバー367との取付状態並びにメイン基板
ケース303とメインユニット300との取付状態は、
ワンウェイネジ400が螺入されたメイン基板ケース3
03の封止片368、369の付け根の部分を切断しな
い限りその取付状態を解除することができないように構
成されているとともに、メインユニット300とスロッ
トマシン本体との取付状態は、ワンウェイネジ400が
螺入されたどちらか一方の取付部材380の封止片38
1を切断しない限りその取付状態を解除することができ
ないように構成されており、メイン基板ケース303の
ケースカバー367をケース本体366から取外す場
合、メイン基板ケース303をメインユニット300か
ら取外す場合、メインユニット300をスロットマシン
本体から取外す場合には、封止片368、369の付け
根部分や、封止片381が切断されるため、その痕跡が
確実に残ることになり、不正が行われた可能性があるこ
とが外部から直ちに発見できるようになるため、不正行
為を効果的に抑制できる。
【0141】尚、本実施例では、ケース本体366とケ
ースカバー377、メイン基板ケース303とメインユ
ニット300、が同一のワンウェイネジ400により取
付けられている、すなわちケース本体366からケース
カバー377を取外す場合には、メインユニット300
からメイン基板ケース303も取外される構成とされて
いるとともに、メインユニット300からメイン基板ケ
ース303を取外す場合には、ケース本体366からケ
ースカバー377も取外される構成とされているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、ケース本体36
6とケースカバー377、メイン基板ケース303とメ
インユニット300、を独立して取付ける構成にしても
良い。
【0142】また、本実施例では上記の方法で取外した
痕跡を残すようになっているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、取付けられる部材の双方に
またがるように、剥がすことで文字が浮き上がる等の加
工が施された封印シールを貼着することで、取外された
場合にその痕跡が残るようにしても良い。すなわち取外
された場合には、封印シールに文字が浮かび上がるか、
封印シール自体がなくなっていることでその痕跡が判別
できる。また、取付けられる部材の双方にリング部を設
け、双方のリング部を挿通させた封印バンドを取付ける
ことで、取外された痕跡が残るようにしても良い。封印
バンドとは、一度管状にした場合には、切断しなければ
解くことができないバンドであり、取外された場合に
は、封印バンドが切断されているか、封印バンド自体が
なくなっていることでその痕跡が判別できる。
【0143】また、本実施例のスロットマシン1では、
演出制御基板201が、ケース本体と、その開口を閉塞
するようにケース本体に取付けられるケースカバーと、
からなるサブ基板ケース304に収容され、このケース
カバーは、ケース本体366に対して、双方に設けられ
た封止片に螺入されたワンウェイネジ400を介して取
付けられ、演出制御基板201を収容したサブ基板ケー
ス304は、メインユニット300に対して封止片並び
に取付部材371bの封止孔に螺入されたワンウェイネ
ジ400を介して取付けられ、ケース本体とケースカバ
ーとの取付状態並びにサブ基板ケース304とメインユ
ニット300との取付状態は、ワンウェイネジ400が
螺入されたサブ基板ケース304の封止片の付け根の部
分を切断しない限りその取付状態を解除することができ
ないように構成されており、例えば、遊技者の利益を左
右するAT等の制御を行う演出制御基板201が適用さ
れており、演出制御基板201が不正な演出制御基板2
01に交換されてしまう等の恐れがある場合でも、サブ
基板ケース304のケースカバーをケース本体から取外
す場合、サブ基板ケース304をメインユニット300
から取外す場合には、封止片の付け根部分が切断される
ため、その痕跡が確実に残ることになり、不正が行われ
た可能性があることが外部から直ちに発見できるように
なるため、不正行為を効果的に抑制できる。
【0144】尚、本実施例では、サブ基板ケース304
のケース本体とケースカバー、サブ基板ケース304と
メインユニット300、が同一のワンウェイネジ400
により取付けられている、すなわちサブ基板ケース30
4のケース本体からケースカバーを取外す場合には、メ
インユニット300からサブ基板ケース304も取外さ
れる構成とされているとともに、メインユニット300
からサブ基板ケース304を取外す場合には、サブ基板
ケース304のケース本体からケースカバーも取外され
る構成とされているが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、サブ基板ケース304のケース本体とケース
カバー、サブ基板ケース304とメインユニット30
0、を独立して取付ける構成にしても良い。
【0145】また、本実施例のスロットマシン1では、
ケース本体366とケースカバー377の取付を解除し
た状態、またはメイン基板ケース303とメインユニッ
ト300の取付を解除した状態において、これらを取外
した痕跡である封止片368、369が残る取付部材3
61bを交換可能とされているため、メインユニット3
00またはスロットマシン本体を、傷つけることなく複
数回にわたり使用することができる。
【0146】また、本実施例のスロットマシン1では、
サブ基板ケース304のケース本体とケースカバーの取
付を解除した状態、またはサブ基板ケース304とメイ
ンユニット300の取付を解除した状態において、これ
らを取外した痕跡である封止片が残る取付部材371b
を交換可能とされているため、メインユニット300ま
たはスロットマシン本体を、傷つけることなく複数回に
わたり使用することができる。
【0147】また、本実施例のスロットマシン1では、
メインユニット300とスロットマシン本体の取付を解
除した状態において、これらを取外した痕跡である取付
部材380を交換可能とされているため、メインユニッ
ト300またはスロットマシン本体を、傷つけることな
く複数回にわたり使用することができる。
【0148】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
く、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加
があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0149】例えば、前記実施例では、メインユニット
300に、リールユニット302L、302C、302
Rや、遊技制御基板200、演出制御基板201、液晶
ユニット305、等が組み付けられた構成とされ、この
メインユニット300が、スロットマシン1の本体を構
成する筐体2aの内部に取付けられる構成とされている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、図10に
示すスロットマシン500のように、機種によって構成
の異なる部位の多い、前面扉を構成する上部扉501も
リールユニットや、遊技制御基板、演出制御基板、液晶
ユニット等とともに、メインユニット502に一体に組
み付けた構成とし、上部扉501を含むメインユニット
502が、筐体503の上部空間に取付けられるように
して、機種交換をする際には、上部扉501を含むメイ
ンユニット502ごと交換できるようにしても良い。
【0150】また、前記実施例では、メダル並びにクレ
ジットを使用してゲームを実施可能な通常のスロットマ
シンを用いているが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、パチンコ球を用いてゲームを行うスロットマシ
ンや、メダルが外部に排出されることなくクレジットを
使用して遊技可能な完全クレジット式のスロットマシ
ン、更には可変表示装置が画像にて表示される画像式の
スロットマシンにも適用可能であることはいうまでもな
く、これら遊技機の種別が限定されるものではない。
【0151】前記実施例における各要素は、本発明に対
して以下のように対応している。
【0152】本発明の請求項1は、1ゲームに対して賭
数を設定することによりゲームが開始可能となるととも
に、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置
(リールユニット302L、302C、302R)の表
示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、
該可変表示装置(リールユニット302L、302C、
302R)の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能と
されたスロットマシン1であって、スロットマシン本体
(筐体2a、前面扉2b)と、該スロットマシン本体
(筐体2a、前面扉2b)に対して交換可能に取付けら
れたメインユニット300と、から構成され、前記メイ
ンユニット300は、少なくとも前記可変表示装置(リ
ールユニット302L、302C、302R)と、遊技
状態の制御を行う遊技制御手段(遊技制御基板200)
と、を含む構成部品が一体に組み付けられて構成され、
前記遊技制御手段(遊技制御基板200)は、少なくと
も該遊技制御手段(遊技制御基板200)を収容するた
めの開口を有するメインケース本体(ケース本体36
6)と、前記開口を閉塞するように前記メインケース本
体(ケース本体366)に取付けられるメインケースカ
バー(ケースカバー367)と、からなるメイン収容ケ
ース(メイン基板ケース303)に収容され、前記メイ
ンケースカバー(ケースカバー367)は、前記メイン
ケース本体(ケース本体366)に対して第1の取付手
段(ワンウェイネジ400、封止片368、369)を
介して取付けられ、前記遊技制御手段(遊技制御基板2
00)を収容した前記メイン収容ケース(メイン基板ケ
ース303)は、前記メインユニット300に対して第
2の取付手段(ワンウェイネジ400、封止片368、
369、取付部材361b)を介して取付けられ、前記
メインユニット300は、前記スロットマシン本体(筐
体2a、前面扉2b)に対して第3の取付手段(取付部
材380、ワンウェイネジ400)を介して取付けら
れ、前記第1の取付手段(ワンウェイネジ400、封止
片368、369)並びに第2の取付手段(ワンウェイ
ネジ400、封止片368、369、取付部材361
b)並びに第3の取付手段(取付部材380、ワンウェ
イネジ400)は、その取付けに関連する取付関連部位
(第1の取付手段並びに第2の取付手段に対応する取付
関連部位;封止片368、369の付け根、第3の取付
手段に対応する取付関連部位;封止片381)を破壊し
ない限りその取付状態(ケース本体366とケースカバ
ー367との取付状態、メイン基板ケース303とメイ
ンユニット300との取付状態、メインユニット300
とスロットマシン本体との取付状態)を解除することが
できない取付手段にて構成されている。
【0153】本発明の請求項2は、前記メインユニット
300の構成部品は、演出の制御を行う演出制御手段
(演出制御基板201)を含む。
【0154】本発明の請求項3は、遊技に関連した演出
を行う演出装置(遊技効果LED130、131、スピ
ーカ136a、136b、137、演出用ランプ140
〜149、液晶ユニット305)を備え、前記メインユ
ニット300の構成部品は、機種に固有の前記演出装置
(液晶ユニット305)を含む。
【0155】本発明の請求項4は、複数の機種間で共通
して使用される機種共通装置(各種スイッチ、センサ、
ホッパーユニット57、電源ユニット64、共通情報出
力基板205等)を備え、該機種共通装置(各種スイッ
チ、センサ、ホッパーユニット57、電源ユニット6
4、共通情報出力基板205等)が前記スロットマシン
本体(筐体2a、前面扉2b)側に取付けられている。
【0156】本発明の請求項5は、遊技に関連した演出
を行う演出装置(遊技効果LED130、131、スピ
ーカ136a、136b、137、演出用ランプ140
〜149、液晶ユニット305)を備え、該演出装置の
うち複数の機種間で共通して使用される演出装置(遊技
効果LED130、131、スピーカ136a、136
b、137、演出用ランプ140〜149)が前記スロ
ットマシン本体(筐体2a、前面扉2b)側に取付けら
れている。
【0157】本発明の請求項6は、前記演出制御手段
(演出制御基板201)は、少なくとも該演出制御手段
演出制御基板201)を収容するための開口を有するサ
ブケース本体(サブ基板ケース304のケース本体)
と、前記開口を閉塞するように前記サブケース本体に取
付けられるサブケースカバー(サブ基板ケース304の
ケースカバー)と、からなるサブ収容ケース(サブ基板
ケース304)に収容され、前記サブケースカバーは、
前記サブケース本体に対して第4の取付手段(ワンウェ
イネジ400、サブ基板ケース304の封止片)を介し
て取付けられ、前記演出制御手段(演出制御基板20
1)を収容した前記サブ収容ケース(サブ基板ケース3
04)は、前記メインユニット300に対して第5の取
付手段(ワンウェイネジ400、サブ基板ケース304
の封止片、取付部材371b)を介して取付けられ、前
記第4の取付手段(ワンウェイネジ400、サブ基板ケ
ース304の封止片)並びに第5の取付手段(ワンウェ
イネジ400、サブ基板ケース304の封止片、取付部
材371b)は、その取付けに関連する取付関連部位
(サブ基板ケース304の封止片の付け根、)(ケース
本体366とケースカバー367との取付状態、メイン
基板ケース303とメインユニット300との取付状
態、メインユニット300とスロットマシン本体との取
付状態)を破壊しない限りその取付状態(サブ基板ケー
ス304のケース本体とケースカバーとの取付状態、サ
ブ基板ケース304とメインユニット300との取付状
態)を解除することができない取付手段にて構成されて
いる。
【0158】本発明の請求項7は、前記取付状態(ケー
ス本体366とケースカバー367との取付状態、メイ
ン基板ケース303とメインユニット300との取付状
態、メインユニット300とスロットマシン本体との取
付状態、サブ基板ケース304のケース本体とケースカ
バーとの取付状態、サブ基板ケース304とメインユニ
ット300との取付状態)の解除により前記取付関連部
位が破壊されることでその痕跡が残る取付関連部材(取
付部材361b、取付部材371b、取付部材380)
を備え、該取付関連部材(取付部材361b、取付部材
371b、取付部材380)は、前記取付状態が解除さ
れている場合において交換可能とされている。
【0159】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0160】(a)請求項1項の発明によれば、スロッ
トマシン本体は遊技島に設置したままの状態で、機種固
有のゲーム性に直接関わる構成部品である可変表示装置
と、遊技制御手段と、が一体化されたメインユニットの
み交換することで、旧機種から新機種への入替が可能と
なり、新機種への入替を効率良く行うことができる。ま
た、遊技島に設置されているスロットマシン本体は、機
種の入替に関わりなく複数機種間にわたって使用できる
ため、資源効率を高めることができる。更に、メインユ
ニットをスロットマシン本体から取外す場合並びに遊技
制御手段が収容されるメイン収容ケースをメインユニッ
トから取外す場合並びにメイン収容ケースのメインケー
スカバーをメインケース本体から取外す場合には、取付
関連部位が破壊されてその痕跡が確実に残ることにな
り、不正が行われた可能性があることが外部から直ちに
発見できるようになるため、不正行為を効果的に抑制で
きる。
【0161】(b)請求項2項の発明によれば、メイン
ユニットの交換を行うことで、新機種のゲームに適合す
る演出の制御を行う演出制御手段も同時に交換すること
ができる。
【0162】(c)請求項3項の発明によれば、メイン
ユニットの交換を行うことで、新機種に固有の演出装置
も同時に交換することができる。
【0163】(d)請求項4項の発明によれば、複数の
機種間で共通使用できる機種共通装置は、機種の入替に
関わりなく複数機種間にわたって使用できるため、資源
効率を高めることができる。
【0164】(e)請求項5項の発明によれば、複数の
機種間で共通使用できる演出装置は、機種の入替に関わ
りなく複数機種間にわたって使用できるため、資源効率
を高めることができる。
【0165】(f)請求項6項の発明によれば、例え
ば、遊技者の利益を左右する制御を行う演出制御手段が
適用されており、演出制御手段が不正な演出制御手段に
交換されてしまう等の恐れがある場合でも、演出制御手
段が収容されるサブ収容ケースをメインユニットから取
外す場合並びにサブ収容ケースのサブケースカバーをサ
ブケース本体から取外す場合には、取付関連部位が破壊
されてその痕跡が確実に残ることになり、不正が行われ
た可能性があることが外部から直ちに発見できるように
なるため、不正行為を効果的に抑制できる。
【0166】(g)請求項7項の発明によれば、取付状
態を解除することによりその痕跡が残された取付関連部
材を交換できるため、メインユニットまたはスロットマ
シン本体を複数回にわたり使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された実施例のスロットマシンを
示す正面図である。
【図2】図1のスロットマシンの内部構造図である。
【図3】本実施例のスロットマシンの全体構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本実施例のスロットマシンを構成するスロット
マシン本体からメインユニットを取外した状態を示す斜
視図である。
【図5】本実施例のスロットマシンを構成するメインユ
ニットのスロットマシン本体への取付状況を示す断面図
である。
【図6】本実施例のスロットマシンを構成するメインユ
ニットのベースユニットから構成部品を取外した状態を
示す斜視図である。
【図7】本実施例のスロットマシンにおいてメイン基板
ケースを取付けるための取付部材の取付構造を示す斜視
図である。
【図8】(a)は、本実施例のスロットマシンにおいて
遊技制御基板が収容されるメイン基板ケースの構成を示
す断面図であり、(b)は、メイン基板ケースをベース
ユニットに取付けられた取付部材に取付ける際の取付状
況を示す断面図であり、(c)は、(b)のA−A断面
図である。
【図9】(a)は、本実施例のスロットマシンを構成す
るメインユニットとスロットマシン本体における筐体の
載置板との取付構造であり、(b)は、メインユニット
とスロットマシン本体における筐体の載置板とを取付部
材を介して取付けた際の断面図である。
【図10】本発明の変形例としてのスロットマシンを示
す斜視図である。
【符号の説明】 1 スロットマシン 2a 筐体 2b 前面扉 3 鍵穴 4 上部飾り枠 6 遊技パネル 7 下部飾り枠 8 タイトルパネル 9 メダル払出穴 11 メダル受皿 12a、12b 放音部 13 放音部 14 透視窓 15 演出用表示窓 16〜25 演出用表示部 27 リプレイ表示部 28 スタート表示部 29 ウェイト表示部 30 投入指示表示部 31 クレジット表示部 32 ゲーム回数表示部 33 ペイアウト表示部 34 メダル投入部 35 メダル詰まり解除ボタ
ン 36a 1枚BETボタン 36b MAXBETボタン 37 精算ボタン 38 スタートレバー 40L、40C、40R ストップボタン 41〜43 遊技効果LED部 46 1枚賭け表示部 47 2枚賭け表示部 48 3枚賭け表示部 50 リールユニット 51 リール 54 リールモータ 55 リールLED 56 リールセンサ 57 ホッパーユニット 57a ホッパータンク 59 オーバーフロータンク 60 満タンセンサ 61 払出しセンサ 62 ホッパーモータ 63 メダル排出口 64 電源ユニット 65 メインスイッチ部 66 第2リセットボタン 67 設定ボタン 68 自動精算選択スイッチ
部 69 打止め選択スイッチ部 70 設定キー挿入部 80 メインスイッチ 81 第2リセットスイッチ 82 設定キースイッチ 83 設定スイッチ 84 電源コード 85 背板 86、87 側板 88 載置板 89 ガイド溝 90 係止ピン 100 1枚BETスイッチ 101 MAXBETスイッチ 102 スタートスイッチ 103L、103C、103R ストップスイッチ 104 精算スイッチ 105 第1リセットスイッチ 106 投入メダルセンサ 107 流路切替ソレノイド 108 クレジット表示器 109 ゲーム回数表示器 110 ペイアウト表示器 111 リプレイLED 112 スタートLED 113 ウェイトLED 114 投入指示LED 115 1枚賭けLED 116 2枚賭けLED 117 3枚賭けLED 121a、121b BETボタンLED 122L、122C、122R 操作有効LED 130、131 遊技効果LED 135 液晶表示器 136a、136b、137 スピーカ 138 蛍光灯 140〜149 演出用ランプ 200 遊技制御基板 201 演出制御基板 202 電源基板 203 表示制御基板 205 共通情報出力基板 300 メインユニット 301 ベースユニット 302L、302C、302R リールユニット 302’ 固定ネジ 303 メイン基板ケース 304 サブ基板ケース 305 液晶ユニット 305’ 固定ネジ 306 メイン情報出力基板 307 サブ情報出力基板 308 集合基板 309 接続基板 310 コネクタ 311 接続基板 312 コネクタ 313 メイン中継基板 314 サブ中継基板 350 ガイドレール 351 ガイド溝 352 係止ピン 353 係止ピン 361a、361b 取付部材 362 支持片 363 固定ネジ 364 係止孔 365 封止孔 366 ケース本体 366’ 係止孔 367 ケースカバー 367’ 係止爪 368 封止片 369 封止片 371a、371b 取付部材 380 取付部材 381 封止片 382 係止孔 400 ワンウェイネジ 500 スロットマシン 501 上部扉 502 メインユニット 503 筐体 L1、L2、L2’、L3、L3’ 入賞ライン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ゲームに対して賭数を設定することに
    よりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化
    させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示
    されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の
    表示結果に応じて所定の入賞が発生可能とされたスロッ
    トマシンであって、スロットマシン本体と、該スロット
    マシン本体に対して交換可能に取付けられたメインユニ
    ットと、から構成され、前記メインユニットは、少なく
    とも前記可変表示装置と、遊技状態の制御を行う遊技制
    御手段と、を含む構成部品が一体に組み付けられて構成
    され、前記遊技制御手段は、少なくとも該遊技制御手段
    を収容するための開口を有するメインケース本体と、前
    記開口を閉塞するように前記メインケース本体に取付け
    られるメインケースカバーと、からなるメイン収容ケー
    スに収容され、前記メインケースカバーは、前記メイン
    ケース本体に対して第1の取付手段を介して取付けら
    れ、前記遊技制御手段を収容した前記メイン収容ケース
    は、前記メインユニットに対して第2の取付手段を介し
    て取付けられ、前記メインユニットは、前記スロットマ
    シン本体に対して第3の取付手段を介して取付けられ、
    前記第1の取付手段並びに第2の取付手段並びに第3の
    取付手段は、その取付けに関連する取付関連部位を破壊
    しない限りその取付状態を解除することができない取付
    手段にて構成されていることを特徴とするスロットマシ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記メインユニットの構成部品は、演出
    の制御を行う演出制御手段を含む請求項1に記載のスロ
    ットマシン。
  3. 【請求項3】 遊技に関連した演出を行う演出装置を備
    え、前記メインユニットの構成部品は、機種に固有の前
    記演出装置を含む請求項1または2に記載のスロットマ
    シン。
  4. 【請求項4】 複数の機種間で共通して使用される機種
    共通装置を備え、該機種共通装置が前記スロットマシン
    本体側に取付けられている請求項1〜3のいずれかに記
    載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 遊技に関連した演出を行う演出装置を備
    え、該演出装置のうち複数の機種間で共通して使用され
    る演出装置が前記スロットマシン本体側に取付けられて
    いる請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシン。
  6. 【請求項6】 前記演出制御手段は、少なくとも該演出
    制御手段を収容するための開口を有するサブケース本体
    と、前記開口を閉塞するように前記サブケース本体に取
    付けられるサブケースカバーと、からなるサブ収容ケー
    スに収容され、前記サブケースカバーは、前記サブケー
    ス本体に対して第4の取付手段を介して取付けられ、前
    記演出制御手段を収容した前記サブ収容ケースは、前記
    メインユニットに対して第5の取付手段を介して取付け
    られ、前記第4の取付手段並びに第5の取付手段は、そ
    の取付けに関連する取付関連部位を破壊しない限りその
    取付状態を解除することができない取付手段にて構成さ
    れている請求項2〜5のいずれかに記載のスロットマシ
    ン。
  7. 【請求項7】 前記取付状態の解除により前記取付関連
    部位が破壊されることでその痕跡が残る取付関連部材を
    備え、該取付関連部材は、前記取付状態が解除されてい
    る場合において交換可能とされている請求項1〜6のい
    ずれかに記載のスロットマシン。
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