以下、本発明に係る遊技機の好適な一実施形態をスロットマシンを例に図面を参照して説明する。なお、図1はスロットマシン1の外観構造を表した斜視図である。図2は前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。図3はスロットマシン1の制御システムを表したブロック図である。
図1において、スロットマシン1は、前方に開口を有する略矩形状の箱体である筐体2と、当該筐体2に対して蝶番機構により回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉3とを備えている。
前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダル(遊技媒体)を貯留する受皿部6aが一体的に形成された受皿ユニット6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に形成されている。なお、上部パネル部4、操作卓7、下部パネル部5、及び受皿ユニット6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成される。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。パネル面41のほぼ中央には略長方形の透明な表示窓42が形成され、表示窓42を通して筐体2内に設けられているリールユニット100の3個のリール101a、101b、101cが目視される。
ここで、筐体2内に設置されているリールユニット100は、円筒形状のリール101a、101b、101cがそれぞれ回転軸方向に並べられ、各リール101a、101b、101cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄が描かれている。遊技者は、表示窓42を通して3列のリールに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄を目視できるようになっている。
また、パネル面41には、裏面側に設けられている図示しないランプを点灯させることで例えば入賞役への内部当選など遊技状態に関する情報を演出表示する遊技状態表示部43と、これと同様にランプを点灯させることで遊技操作のアシストに関する情報を表示する操作アシスト表示部44と、スロットマシン1にクレジット(貯留)されているメダル数や、入賞によって獲得したメダル数、又は入賞役への当選回数等の情報を数値表示する数値情報表示部45が、それぞれ表示窓42の周辺に設けられている。
上部パネル部4の上部には、高輝度発光ダイオード等のランプ類を内蔵する中央及び左右の演出用照明部46、47a、47bと、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部48a、48bが配置されている。
スロットマシン1は、ゲームの進行に応じて上述した複数の演出用照明部46、47a、47b等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。
また、演出用放音部48a、48bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓49aに面して遊技機の演出装置として液晶表示装置49が配置されている。なお、液晶表示装置49は、ゲームの演出に係る映像やゲーム(遊技)に関する情報を主に表示する。
操作卓7の上面右側にはメダル投入部71が設けられている。メダル投入部71はメダルを投入するためのメダル投入口72を有する。また、当該上面の左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン73、74が設けられている。
ベットボタン73、74はスロットマシンの1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。本スロットマシン1においては、ゲームを開始する際に、ベットボタン73が押圧操作されることで、貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン74が押圧操作されることで3枚の当該ゲームにメダルが賭けられる。なお、ベットボタン74は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作卓7の前面左側には、リール101a、101b、101cの回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられている。スタートレバー75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作旱を備え、操作旱が傾倒操作されるとオン、操作旱から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
また、操作卓7の中央には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。
さらに、操作卓7の前面の左隅には、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、後述するメダルクレジット手段203(図3参照)が内部貯留したメダルを精算して払い出させることを指示するための精算ボタン77が設けられている。
操作卓7の前面右側には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴78が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴78に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって筐体2に取り付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また前扉3を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などを表示する表示パネル51が設けられている。表示パネル51の左右両脇には、左右の演出用照明部52a、52bが設けられている。
下部パネル部5の下側に配置された受皿ユニット6には、入賞時にメダルを排出するメダル払出口61と、払い出されたメダルを貯留する受皿部6aと、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する左右の演出用放音部62a、62bがそれぞれ配置されている。
次に、図2を参照して、筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。
図2において、筐体2の前方には開口8を有している。この開口8内の上部には、硬質プラスチックの基板ケース210に収納された主制御基板20が取り付けられている。主制御基板20は、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPU(マイコン)を備えている。
筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cを備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が筐体2側に閉じられると前扉3の表示窓42にリール101a、101b、101cが対向するように、所定フレームに位置決めされて取り付けられている。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたステッピングモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動する上記ステッピングモータへ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板が取り付けられており、主制御基板20が回胴装置基板に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リールの回転と制動及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、ホッパ装置21と、ホッパ装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部22と、主電源装置23が設けられている。主電源装置23の内部の右側には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板24が設けられている。更に、筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板25が取り付けられている。
次に、前扉3の裏面側上部には、発光駆動部30、31a、31bが配置されている。発光駆動部30、31a、31bは、それぞれ演出用照明部46、47a、47bの光源である高輝度の発光ダイオードが複数配列され、この発光ダイオードを発光駆動する駆動回路が実装されている。
また、前扉3の裏面側上部には、上述の演出用放音部48a、48bに対向してスピーカ32a、32bが取り付けられている。また、スピーカ32a、32bの間には、液晶表示装置49が取り付けられている。更に、液晶表示装置49の裏面側には、電気回路基板で形成され硬質プラスチックの基板ケースセット220に収納されたサブ制御基板40が取り付けられている。
液晶表示装置49と基板ケースセット220とサブ制御基板40は、液晶用サブ制御基板ユニット10を構成している。
主制御基板20及びサブ制御基板40は、スロットマシン1の作動を制御する制御基板である。
サブ制御基板40の下方には、リール101a、101b、101cを目視させるための透明な表示窓42が形成されたパネル板50が配置され、表示窓42の下方には、前面側のスタートレバー75(図1参照)及びストップボタン76a、76b、76c(図1参照)等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板33が設けられている。
中央表示基板33の下方には、メダル選別装置34が取り付けられている。メダル選別装置34は、メダル投入部71に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置34はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置34の装置本体の下方には、メダル選別装置34によって振り分けられた正規のメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置21へ案内するガイド部材35と、メダル選別装置34により排除されたメダル(又は異物)をメダル排出口61へ案内するガイド部材36が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21から排出されたメダルをメダル排出口61へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル排出口61に隣接して、上述した演出用放音部62a、62bに対向するスピーカ38a、38bが取り付けられている。
なお、スロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板40は、液晶表示装置49による演出映像の表示制御、及び演出用放音部48a、48b、62a、62bのスピーカ32a、32b、38a、38bを使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
次に、図3のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
図3において、主制御基板20は、CPU200と、記憶部201とを備えている。
記憶部201は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、スロットマシンゲーム用のシステムプログラム202が予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部201に記憶されたシステムプログラム202に従ってCPU200が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。
また、記憶部201にはメダルクレジット手段203が設けられている。メダルクレジット手段203はスロットマシン1が内部貯留するメダルの数であるクレジットをメモリに記憶する。
主制御基板20には、ベットボタン73、74、スタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c、精算ボタン77等の操作スイッチ類、メダル選別装置34のメダルセンサ34a、ホッパ装置21等のメダル払出装置、及びサブ制御基板40等がハーネスを介して接続されている。
主制御基板20は、前記操作スイッチ類やメダル選別装置34のメダルセンサ34aからの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。
主制御基板20は、動作モードがメダルベット待機状態となっている場合において、メダルセンサ34aがメダルを検出した場合、検出したメダルをゲームの賭数に加算する。
また、主制御基板20は、動作モードがメダルクレジット入力待機状態となっている場合において、メダルセンサ34aがメダルを検出した場合、検出したメダルをメダルクレジット手段203のクレジットに加算する。ここで、メダルベット待機状態とは、1つのゲームが終了した後、当該ゲームにメダルが賭けられるのを待機している状態のことを示している。メダルクレジット入力待機状態とは、当該ゲームにメダルが賭けられた後、メダルクレジット手段203の前記クレジット数が最大値(50)になるまでの状態のことを示している。
主制御基板20は、各リール101a、101b、101cに設けられる基準位置センサ120a、120b、120cの検出信号を入力し、各リールの基準となる回転位置を把握しながら、回胴装置基板130に所定の回胴駆動パルスデータを送出する。回胴装置基板130は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って各ステッピングモータ110a、110b、110cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
主制御基板20は、入賞が確定した場合等において、ホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルを受皿部6aに払い出す。
また、主制御基板20は、精算ボタン77が操作された場合、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルしてホッパ装置21に払い出させるとともに、メダルクレジット手段203(図3参照)が内部貯留したメダルを精算してホッパ装置21に精算前のクレジット数のメダルを払い出させる。
サブ制御基板40は、主制御基板20からの制御信号に基づいて液晶表示装置49(図1参照)、演出用照明部46、47a、47b、52a、52b(図1参照)、演出用放音部48a、48b、62a、62b(図1参照)のスピーカ32a、32b、38a、38b等の演出装置230を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。
一方、主制御基板20の記憶部201には、入賞抽選テーブル204及び内部抽選フラグ205が記憶されている。例えばCPU200は、スタートレバー75の操作を検出した時点で図示しない乱数発生装置から乱数値を取得し、入賞抽選テーブル204を参照することで、得られた乱数値に割り当てられた入賞役またはハズレを抽選する。そして、CPU200は、乱数値に対応する入賞役が存在すると、それを当該ゲームの入賞役として抽選結果を当選にし、当該入賞役を記憶部201の内部抽選フラグ205に記憶する。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。
スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この待機状態においては、当該状態を遊技者に示唆するとともにゲーム操作を促す待機モードの演出が液晶表示装置49等によって行われる。次に、遊技者がメダル投入部71にメダルを投入し、もしくは、何れかのベットボタン73、74を押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数のメダルが賭けられゲームを準備する。
ゲーム準備の状態でスタートレバー75が傾倒操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めるとともに、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ205に記憶される。
次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが押圧操作されることで、リール101a、101b、101cが停止し、主制御基板20は、停止した各リールが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ205に対応する入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているかどうか判定する。
これら図柄の組合せが一致し役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20によりメダルクレジット手段203の制御を行い、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数を超過すると、この超過した数のメダルを受皿部6aへ払い出す。
次に、図4乃至図15を参照して本実施形態の要部となる液晶用サブ制御基板ユニット10について説明する。
図4は液晶用サブ制御基板ユニット10(図2参照)の分解斜視図である。図5は基板ケースセット220及びサブ制御基板40の分解斜視図である。図6は液晶表示装置49の分解斜視図である。図7は液晶パネルユニット301の断面図である。図8は液晶ベース303から液晶パネルユニット301を外した状態を示す斜視図である。図9は液晶用サブ制御基板ユニット10の正面側から見た斜視図である。図10は液晶用サブ制御基板ユニット10の背面下側から見た斜視図である。図11は液晶用サブ制御基板ユニット10の背面上側から見た斜視図である。図12は液晶用サブ制御基板ユニット10の正面上側から見た斜視図である。図13は液晶用サブ制御基板ユニット10の断面図である。図14はハーネスを挟持する前の挟持部701a及びその周辺部を拡大して示す斜視図、図15はハーネスを挟持した挟持部701a及びその周辺部を拡大して示す斜視図である。
尚、図4乃至図10では、液晶用サブ制御基板ユニット10またはその構成部品を上下逆にして図示しており、図面の上側が液晶用サブ制御基板ユニット10またはその構成部品の下側となり、図面の下側が液晶用サブ制御基板ユニット10またはその構成部品の上側となっている。
図4において、液晶用サブ制御基板ユニット10は、基板ケースセット220にサブ制御基板40を収納して液晶表示装置49に取り付ける構造になっている。
液晶表示装置49は、液晶パネルユニット301と、電源回路基板302と、液晶ベース303と、液晶板金304と、液晶ケース305とを備えている。
前記液晶パネルユニット301は、一面に液晶パネル311(図7参照)とバックライト312(図7参照)を重ねて成る画面313(図7参照)を有し、他面に型番が記載された型番表示部314を有し、電源用配線315から供給される電力により前記バックライト312が発光し、液晶駆動用配線としてのフレキシブルフラットケーブル(以下FFCと呼ぶ)ハーネス316から供給される液晶駆動信号により前記液晶パネル311(図7参照)の透過率が制御された状態で、前記液晶パネル311(図7参照)に前記バックライト312(図7参照)からの光を透過させることで画面313(図7乃至図9参照)に画像を表示する。
電源回路基板302は、前記電源用配線315に電力を供給する。
液晶ベース303は、一面に前記液晶パネルユニット301を収納する一面側収納部331(図13参照)が形成され、他面に前記電源回路基板302を収納する他面側収納部332が形成され、一面から他面へ前記電源用配線315及び前記FFCハーネス316をそれぞれ通過させる第1及び第2の切欠き部333、334が形成されるとともに、前記型番表示部314を他面側に露出させる窓部335が形成されている。
液晶板金304は、枠状に形成され、前記液晶ベース303の一面側に取り付けられ、前記液晶パネルユニット301の画面313(図7乃至図9参照)の外周を覆う。
液晶ケース305は、透光性を有する素材で形成され、平面部350及び上下左右の側壁351、352、353、354(図8参照)を有して一面側が開口し、その開口側を前記液晶ベース303の他面側に向かい合わせた状態で当該液晶ベース303に装着され、当該液晶ベース303との間に内部空間306(図13参照)を形成するとともに、前記液晶ベース303からのFFCハーネス316を内部空間306(図13参照)から外部へ通過させる貫通部355が形成されている。
上側の側壁351のケース外側面における左端近傍及び右端近傍には後述のサブ制御基板40に接続する複数のハーネスを挟持する挟持部701a、701bがそれぞれ形成されている。
挟持部701aは、図11に示すように、その幅方向が前記液晶ケース305の前記側壁351の長手方向に沿って当該側壁351から突出して形成され、その板面が互いに平行に配置する第1及び第2の板状部第1及び第2の板状部711a、712aと、前記第1及び第2の板状部部711a、712aの先端側の辺からそれぞれ互いに向き合わせて形成され、その先端面間に前記側壁351の長手方向から見て斜め方向に隙間720aを形成する第1及び第2の爪部713a、714aとから構成されている。
挟持部701bは、図11に示すように、その幅方向が前記液晶ケース305の前記側壁351の長手方向に沿って当該側壁351から突出して形成され、その板面が互いに平行に配置する第1及び第2の板状部第1及び第2の板状部711b、712bと、前記第1及び第2の板状部部711b、712bの先端側の辺からそれぞれ互いに向き合わせて形成され、その先端面間に前記側壁351の長手方向から見て斜め方向に隙間720bを形成する第1及び第2の爪部713b、714bとから構成されている。
図4において、サブ制御基板40は、前記液晶ケース305の前記貫通部355から延出する前記FFCハーネス316と接続する基板側コネクタ610を有し、当該FFCハーネス316を介して前記液晶パネルユニット301に液晶駆動信号を供給する。
基板ケースセット220は、サブ制御基板ベース501とサブ制御基板ケース502とから構成されている。
サブ制御基板ベース501は、透光性を有する素材で形成され、平面部510及び側壁511、512、513、514を有して一面側が開口し、他面側が前記液晶ケース305の他面側にネジ止め固定される。
サブ制御基板ケース502は、透光性を有する素材で形成され、平面部520及び側壁521、522、523、524を有して一面側が開口し、その開口側を前記サブ制御基板ベース501の前記開口側に向かい合わせた状態で当該サブ制御基板ベース501に装着され、前記サブ制御基板ベース501との間に前記サブ制御基板40を収納する。
基板ケースセット220は、当該サブ制御基板ベース501にサブ制御基板ケース502を取り付けた状態で前記サブ制御基板40の基板側コネクタ610を前記FFCハーネス316と接続可能になるように外部に露出させる開口部503(図12参照)が形成される。
このような構造により、基板ケースセット220は、少なくともその一部が透光性を有する素材で箱状に形成され、前記サブ制御基板40を収納し、当該サブ制御基板40の前記基板側コネクタ610を前記FFCハーネス316と接続可能になるように外部に露出させる開口部503(図12参照)を有するとともに、前記液晶ケース305の他面側にネジ止め固定される基板ケースとなっている。
以下、前記液晶パネルユニット301について詳細に説明する。
図7において、液晶パネルユニット301は、液晶パネル311とバックライト312を、フレーム317と枠部318によって収納する構造になっている。
バックライト312にはサイドエッジ型を適用している。即ち、サイドエッジ型のバックライト312は、導光板319と、冷陰極蛍光管361a、361bとを備えている。
導光板319は、アクリル系樹脂等の透明材料で成形されて、フレーム317の内側に保持されている。導光板319の前側(液晶パネル311側)には、光拡散シートやプリズムシートからなる光学補償シート362が積層されている。
冷陰極蛍光管361a、361bは、フレーム317により導光板319の上下の縁部にそれぞれ近接させて設置されている。冷陰極蛍光管361a、361bは、電源用配線315(図6参照)に接続されており、電源用配線315(図6参照)から供給される高周波電流により発光するようになっている。
導光板319の背面には、冷陰極蛍光管361a、361bからの光を液晶パネル311側に反射させる光反射処理として白色のドット印刷363がマトリクス状に施されている。
液晶パネル311の下縁(図7では上下を逆に表示)からはハーネス364が延出している。ハーネス364はフレーム317と枠部318の間に形成された隙間365を介して、フレーム317の背面側に取り付けられた接続用基板366(図6参照)に電気的に接続している。
図6において、フレーム317の左下隅には、接続用基板366が取り付けられている。
接続用基板366は、FFCハーネス316と接続するコネクタ367が板面の下辺右寄りに設けられている。接続用基板366は、フレーム317の背面の左下コーナーにネジ止めにより取り付けられている。
接続用基板366は、板面に形成された配線パターンによりFFCハーネス316とハーネス364を電気的に接続する。
このような構造により、図7において、液晶パネル311は、パネル状に形成され、そのパネル面にマトリクス状に配置された複数の画素を有し、バックライト312より前面側に取り付けられ、サブ制御基板40(図5参照)の制御により、バックライト312からの光を各画素で透過率を制御して透過させることで前面に画像を表示する。
図6において、フレーム317の背面側の型番表示部314には型番を印刷したラベル368が張り付けられている。
フレーム317の背面側には、軽量化のための貫通部369が複数形成されている。
図6において、電源回路基板302は、印刷配線板321上にインバータ回路を構成したものであり、コイル、コンデンサ等の部品322を搭載し、入力コネクタ323と出力コネクタ324を有している。
入力コネクタ323は、後述のハーネス696(図5参照)の一端側コネクタ697(図5参照)と接続する。出力コネクタ324は、電源用配線315のコネクタ370に接続する。
電源回路基板302は、入力コネクタ323に供給される直流電源電圧から高周波電源電圧を生成して出力コネクタ324から電源用配線315に供給し、冷陰極蛍光管361a、361b(図7参照)を点灯させる。
液晶ベース303は、平面部380の外周に前後に突出する上下左右の側壁381、382、383、384を形成することで、一面側収納部331(図13参照)及び他面側収納部332を形成している。
液晶ベース303の右側面には、側壁384の中間部から平面部の右側の一部に亘って第1の切欠き部333が形成されている。
液晶ベース303の平面部380の左下コーナー近傍には、第2の切欠き部334が形成されている。
また、平面部380の板面の右寄りの位置には窓部335が形成されている。
また、平面部380の板面の側壁384近傍には、電源回路基板302をネジ止めするためのネジ止め用突起部336、337が2箇所形成されている。ネジ止め用突起部336、337にはネジ338、339を螺入するためのネジ孔がそれぞれ形成されている。
ネジ338、339は、電源回路基板302に形成された貫通孔325、326に挿入し、ネジ止め用突起部336、337のネジ孔に螺入することで電源回路基板302を平面部380にネジ止め固定する。
また、液晶ベース303の他面側収納部332には、固定ケース301の強度を高めるための複数のリブ385が形成されている。
上側の側壁381には、左右の内側ネジ止め部391、392と、左右の外側ネジ止め部393、394が形成されている。
下側の側壁382には、左右の内側ネジ止め部395、396と、左右の外側ネジ止め部397、398が形成されている。
内側ネジ止め部391、392、395、396は、液晶板金304を取り付けるためのものである。
外側ネジ止め部393、394、397、398は、液晶ケース305を取り付けるためのものである。
液晶板金304は、液晶パネルユニット301の正面の周囲をマスクするマスク部400の外周に後方に突出する上下左右の側壁401、402、403、404を形成したものである。
側壁401、402にはネジ止め用舌片405、406、407、408が形成されている。
ネジ止め用舌片405、406、407、408は、ネジ孔が形成されており、液晶ベース303の内側ネジ止め部391、392、395、396にネジ409、410、411、412によりネジ止め固定するようになっている。
以下、液晶ケース305について詳細に説明する。
図6において、液晶ケース305の平面部350と側壁357の間の角部には、FFCハーネス316を通過させるための貫通部355が形成されている。
液晶ケース305の平面部350は、右の側壁354の近傍位置に電源回路基板302の入力コネクタ323に接続するハーネス696(図5参照)を通過させるための開口部356が形成されている。
液晶ケース305の側壁351、352には、ネジ421、422、423、424のネジ部が挿入されるネジ部挿入孔357、358、359、360が形成される。
ネジ421、422、423、424は、そのネジ部がネジ部挿入孔357、358、359、360に挿入し液晶ベース303の外側ネジ止め部395、396、397、398のネジ孔に螺入することで液晶ケース305を液晶ベース303にネジ止め固定するようになっている。
左の側壁353には、前扉3(図2参照)の内側にネジ止めするためのネジ止め部425、427が左側方に突出して形成されている。
右の側壁354には、前扉3(図2参照)の内側にネジ止めするためのネジ止め部426、428が右側方に突出して形成されている。
また、液晶ケース305の平面部350には、サブ制御基板ベース501(図4参照)をネジ止めするためのネジ穴431、432、433、434が形成されている。
図11及び図12において、側壁351の左端近傍における前後の中間位置には、左側の挟持部701aの第1の板状部711aがその板面を側壁351の長手方向に対して平行な状態にして立設されている。第1の板状部711aの上端には、挟持部701aの第1の爪部713aが正面側に折曲して設けられている。第1の爪部713aの先端面は、側壁351の長手方向に対して右側が後退する方向に傾く傾斜面となっている。
側壁351の第1の板状部711aより右斜め前方の位置には、挟持部701aの第2の板状部712aがその板面を側壁351の長手方向に対して平行な状態にして立設されている。第2の板状部712aの上端には、挟持部701aの第2の爪部713aが背面側に折曲して設けられている。第2の爪部713aの先端面は、側壁351の長手方向に対して右側が後退する方向に傾く傾斜面となっている。
このような構造により、第1及び第2の爪部713a、714aは、その先端面間に前記側壁351の長手方向に対して右側が後退する方向に傾く斜め方向に隙間720aを形成する。
側壁351の右端近傍における前後の中間位置には、右側の挟持部701bの第1の板状部711bがその板面を側壁351の長手方向に対して平行な状態にして立設されている。第1の板状部711bの上端には、挟持部701bの第1の爪部713bが正面側に折曲して設けられている。第1の爪部713bの先端面は、側壁351の長手方向に対して左側が後退する方向に傾く傾斜面となっている。
側壁351の第1の板状部711bより左斜め前方の位置には、挟持部701bの第2の板状部712bがその板面を側壁351の長手方向に対して平行な状態にして立設されている。第2の板状部712bの上端には、挟持部701bの第2の爪部713bが背面側に折曲して設けられている。第2の爪部713bの先端面は、側壁351の長手方向に対して左側が後退する方向に傾く傾斜面となっている。
このような構造により、第1及び第2の爪部713b、714bは、その先端面間に前記側壁351の長手方向に対して右側が後退する方向に傾く斜め方向に隙間720bを形成する。
次に、サブ制御基板ベース501について詳細に説明する。
図5において、サブ制御基板ベース501は、平面部510及び側壁511、512、513、514に囲まれる内側がサブ制御基板40を収納する収納部530(図13参照)になっている。収納部530(図13参照)の内側となる平面部510の背面の四隅近傍にはサブ制御基板40をネジ止めするための突起部531、532、533、534がそれぞれ形成されている。
サブ制御基板ベース501の収納部530(図13参照)の内側には、サブ制御基板ベース501の強度を高めるための複数のリブ535が形成されている。
側壁513には、サブ制御基板ベース501を液晶ケース305(図6参照)にネジ止めするためのネジ止め部537、539が左側方に突出して形成されている。
側壁514には、サブ制御基板ベース501を液晶ケース305にネジ止めするためのネジ止め部538、540が右側方に突出して形成されている。
ネジ止め部537、538、539、540には、ネジ挿入孔が形成されており、このネジ挿入孔にネジ541、542、543、544のネジ部を挿入し液晶ケース305(図6参照)のネジ穴431、432、433、434(図6参照)に螺入することでサブ制御基板ベース501を液晶ケース305にネジ止め固定するようになっている。
次に、サブ制御基板40について詳細に説明する。
サブ制御基板40は、印刷配線板601上にCPU602、演出制御用ROM603、画像データ用ROM604、605、音声データ用ROM606、RAM607、コネクタ610、611、612、613、614、615、616…等の電子部品を搭載し、これらを印刷配線630で電気的に接続したものである。
また、印刷配線板601の四隅近傍には、突起部531、532、533、534にねじ止めするためのネジ部挿入孔631、632、633、634が形成されている。
一方、サブ制御基板ケース502の平面部520の四隅近傍には、かしめ用キャップ651、652、653、654が挿入され、かしめられる凹部655、656、657、658が形成されている。
凹部655、656、657、658の底面には、ネジ661、662、663、664のネジ部が挿入される、ネジ部挿入孔665、666、667、668が形成されている。
ネジ661、662、663、664は、ネジ部がそれぞれネジ部挿入孔665、666、667、668に挿入し、印刷配線板601のネジ部挿入孔631、632、633、634に挿入し、サブ制御基板ベース501の突起部531、532、533、534のネジ穴に螺入することでサブ制御基板ケース502と印刷配線板601をサブ制御基板ベース501にネジ止め固定する。
次に、サブ制御基板ケース502について詳細に説明する。
サブ制御基板ケース502の側壁521、522、523、524は、段部671(図11参照)、672、673(図13参照)、674を挟んで背面側部675(図11参照)、676、677(図13参照)、678と正面側部681(図11参照)、682、683(図13参照)、684で異なるサイズに形成されている。
背面側部675(図11参照)、676、677(図13参照)、678は、サブ制御基板ケース502の開口側から見た場合のサイズがサブ制御基板ベース501の側壁511、512、513、514と略一致している。
正面側部681(図11参照)、682、683(図13参照)、684は、サブ制御基板ケース502の開口側から見た場合の内径がサブ制御基板ベース501の側壁511、512、513、514の外径と略一致している。サブ制御基板ベース501の側壁511、512、513、514の先端は、それぞれ段部671(図11参照)、672、673(図13参照)、674に係止している。
このような構造により、前記サブ制御基板ベース501に前記サブ制御基板ケース502を装着した状態では、図10乃至図13に示すように、サブ制御基板ベース501の側壁511、512、513、514の外周とサブ制御基板ケース502の側壁521、522、523、524の内周とが重なり合って嵌合する。
図5において、サブ制御基板ケース502の側壁521には、印刷配線板601の上辺のコネクタ610、611を露出させるための切り欠き691、692が形成される。
サブ制御基板ケース502の側壁522には、印刷配線板601の下辺のコネクタ612を露出させるための切り欠き693が形成される。
サブ制御基板ケース502の側壁523には、印刷配線板601の左辺のコネクタ613、614を露出させるための切り欠き694が形成される。
サブ制御基板ケース502の側壁524には、印刷配線板601の右辺の複数のコネクタ615、616…を露出させるための切り欠き695が形成される。
コネクタ615は、ハーネス696の他端側コネクタ698と接続することで、ハーネス696を介して電源回路基板302(図6参照)の入力コネクタ323(図6参照)と電気的に接続し、電源回路基板302(図6参照)に電力を供給するようになっている。
液晶用サブ制御基板ユニット10の組み立て方法について説明する。
図4に示す液晶用サブ制御基板ユニット10を組み立てる場合、まず、作業者は、図6に示す液晶パネルユニット301の接続用基板366のコネクタ367にFFCハーネス316の一端側を取り付ける。次に、作業者は、FFCハーネス316を液晶ベース303の一面側収納部331(図13参照)から第2の切欠き部334に挿入し、電源用配線315を第1の切欠き部333に挿入した状態で、液晶ベース303の一面側収納部331(図13参照)に液晶パネルユニット301を挿入する。次に、作業者は、液晶パネルユニット301と一体になった液晶ベース303の一面側に、液晶板金304を被せ、液晶板金304のネジ止め用舌片405、406、407、408を液晶ベース303の内側ネジ止め部391、392、395、396にネジ409、410、411、412によりネジ止め固定する。
次に、作業者は、図6に示す液晶ベース303の他面側収納部332のネジ止め用突起部336、337に電源回路基板302をネジ338、339によりネジ止め固定する。
次に、作業者は、電源用配線315のコネクタ370を電源回路基板302の出力コネクタ324に接続し、ハーネス696(図5参照)の一端側コネクタ697(図5参照)を電源回路基板302の入力コネクタ323に接続する。
次に、ハーネス696(図5参照)を液晶ケース305の一面側の開口から平面部350の開口部356に挿入し、FFCハーネス316の他端側を液晶ケース305の貫通部355に挿入し、液晶ベース303の他面側に液晶ケース305を取り付け、ネジ421、422、423、424のネジ部をネジ部挿入孔357、358、359、360に挿入し液晶ベース303の外側ネジ止め部395、396、397、398のネジ孔に螺入することで液晶ケース305を液晶ベース303にネジ止め固定して、液晶表示装置49を完成させる。
次に、作業者は、図5に示すネジ541、542、543、544のネジ部を、サブ制御基板ベース501のネジ止め部537、536、539、540のネジ挿入孔に挿入し、液晶ケース305(図6参照)のネジ穴431、432、433、434(図6参照)にそれぞれ螺入することで、サブ制御基板ベース501を液晶ケース305にネジ止め固定する。
次に、作業者は、図5に示すサブ制御基板ベース501の背面側にサブ制御基板40を収納し、サブ制御基板40のコネクタ610に、液晶ケース305(図6参照)の貫通部355(図6参照)から外部に延出するFFCハーネス316(図6参照)の他端側を接続する。次に、作業者は、サブ制御基板40のコネクタ615に、液晶ケース305(図6参照)の開口部356(図6参照)から延出するハーネス696の他端側コネクタ698を接続する。
次に、作業者は、ネジ661、662、663、664のネジ部を、サブ制御基板ケース502の凹部655、656、657、658からネジ部挿入孔665、666、667、668にそれぞれ挿入し、続いて印刷配線板601のネジ部挿入孔631、632、633、634にそれぞれ挿入し、サブ制御基板ベース501の突起部531、532、533、534のネジ穴に螺入して、サブ制御基板ケース502と印刷配線板601をサブ制御基板ベース501にネジ止め固定する。次に、作業者は、かしめ用キャップ651、652、653、654を凹部655、656、657、658に挿入してかしめることで、図9乃至図13に示すように基板ケースセット220を完成させると同時に液晶用サブ制御基板ユニット10を完成させる。
この状態では、サブ制御基板ケース502の側壁521の切り欠き691からコネクタ610に接続したFFCハーネス316(図6参照)が露出し、サブ制御基板ケース502の側壁524の切り欠き695からコネクタ615に接続したハーネス696の他端側コネクタ698が露出する。
次に、作業者は、図11に示す液晶用サブ制御基板ユニット10のネジ止め部425、426、427、428を前扉3(図2参照)の内側にネジ止めすることで、前扉3(図2参照)の内側に液晶用サブ制御基板ユニット10をネジ止めする。
次に、作業者は、切り欠き692、693、694、695(図5参照)から露出するサブ制御基板40のコネクタ612、613、614、616…(図5参照)に主制御基板20(図2参照)等からの各種ハーネスを接続することで、スロットマシン1を稼動可能な状態にする。。
次に、作業者は、図14に示すように、サブ制御基板40のコネクタ612、613、614、616…(図5参照)に接続したハーネスの一部730の長手方向を第1及び第2の爪部713a、714aの間の隙間720aに合わせ隙間720aに挿入し、図15に示すように、ハーネスの一部730の長手方向を側壁351の長手方向に向けることで、ハーネスの一部730を第1及び第2の板状部711a、712aの間に配置し第1及び第2の爪部713a、714aに係止させ、ハーネスの一部730を挟持部701aに挟持させる。
コネクタ612、613、614、616…(図5参照)に接続した残りハーネスについても、図14及び図15に示した挟持部701aの場合と同様の方法で図11及び図12に示す挟持部701bに挟持させる。
これにより、サブ制御基板40のコネクタ612、613、614、616…(図5参照)に接続したハーネスが整理された状態となる。
かかる構成のスロットマシン1によれば、液晶ケース305の側壁351、左右の第1及び第2の板状部711a、712a、711b、712b、左右の第1及び第2の爪部713a、714a、713b、714bにより複数の配線としてのハーネスを保持する配線保持構造を形成するとともに、左の第1及び第2の爪部713a、714a間の隙間720aにハーネスの一部730を通し、右の第1及び第2の爪部713b、714b間の隙間720bに残りのハーネスの一部730を通すことで、配線保持構造を弾性変形させることなく複数の配線を着脱することができるので、配線保持構造の破損を防止することができる。これに加え、図15に示す挟持部701aにハーネスの一部730を保持した状態では、ハーネスの一部730の両脇が第1及び第2の板状部711a、712aにより挟持され、図15に示す挟持部701aにハーネスの一部730を保持した状態と、図14に示す隙間720aにハーネスの一部730を通過させる状態では、挟持部701aに対するハーネスの一部730の方向が異なるため、挟持部701aからハーネスの一部730が不用意に外れるのを防止できる。このことは、図11及び図12に示す挟持部701bについても同様であり、かかる構成のスロットマシン1によれば、前記配線保持構造から複数の配線が不用意に外れるのを防止できる。
尚、図4乃至図13に示した液晶ケース305、サブ制御基板ベース501とサブ制御基板ケース502は透光性を有する素材で形成したが、液晶ケース305は、型番表示部314を確認できるのなら、側壁351、352、353、354の少なくともその一部を透光性を有する素材で形成し、残りの部分を不透明の素材で形成してもよく、サブ制御基板ベース501とサブ制御基板ケース502は、サブ制御基板40の必要な部分を確認できるのなら、少なくともその一部を透光性を有する素材で形成し、残りの部分を不透明の素材で形成してもよい。