JP2010104537A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010104537A JP2010104537A JP2008279179A JP2008279179A JP2010104537A JP 2010104537 A JP2010104537 A JP 2010104537A JP 2008279179 A JP2008279179 A JP 2008279179A JP 2008279179 A JP2008279179 A JP 2008279179A JP 2010104537 A JP2010104537 A JP 2010104537A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- sound
- player
- slot machine
- party
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
- Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】遊技機は、音声を出力する複数個のスピーカと、スピーカの音声の出力を制御する音声出力制御手段と、当該遊技機の側方に並ぶ遊技機で遊技を行う第三者を感知するための人感知センサーとを備える。当該遊技機で遊技を行う当事者及び第三者が存在すると仮定し、右上部スピーカ及び左上部スピーカは、当事者には聴取させるが、第三者には聴取させないように音声を指向する狭指向性モードと、当事者及び第三者のどちらにも聴取させるように音声を指向する広指向性モードとを備えた指向性切替スピーカである。音声出力制御手段は、人感知センサーが第三者を感知する場合には、指向性切替スピーカに狭指向性モードで音声を出力させ、人感知センサーが第三者を感知しない場合には、指向性切替スピーカに広指向性モードで音声を出力させる。
【選択図】図8
Description
遊技機としてのスロットマシンは、通常よりも当選役に当選する確率が高くなる「ボーナスゲーム」を備えている。ボーナスゲームの作動に係る当選役に入賞すると、スピーカからファンファーレ音が出力され、ボーナスゲーム中もスピーカから派手なBGMが出力される(特許文献1参照)。
そこで、各請求項に記載された発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1及び2)
すなわち、請求項1及び2に記載の発明は、第三者が自身で遊技を行う遊技機の音声を聴き取ることを妨げない遊技機を提供することを目的とする。
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、第三者が存在するにも拘らず、指向性切替スピーカが僅かな時間広指向性モードで音声を出力することを防止できる遊技機を提供することを目的とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
請求項1に記載の発明は、
音声を出力する1個または複数個のスピーカと、
スピーカの音声の出力を制御する音声出力制御手段(340)とを備えた遊技機であって、
当該遊技機の側方に並ぶ遊技機で遊技を行う遊技者(以下「第三者」という。)を感知するための人感知センサー(60)を備え、
当該遊技機で遊技を行う遊技者(以下「当事者」という。)及び第三者が存在すると仮定し、少なくとも1個のスピーカは、当事者には聴取させるが、第三者には聴取させないように音声を指向する狭指向性モードと、当事者及び第三者のどちらにも聴取させるように音声を指向する広指向性モードとを備えた指向性切替スピーカであり、
音声出力制御手段(340)は、人感知センサー(60)が第三者を感知する場合には、指向性切替スピーカに狭指向性モードで音声を出力させ、人感知センサー(60)が第三者を感知しない場合には、指向性切替スピーカに広指向性モードで音声を出力させることを特徴とする遊技機に関するものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の特徴に加え、
音声を出力する複数個のスピーカと、
スピーカの音声の出力を制御する音声出力制御手段(340)とを備えた遊技機であって、
第三者を感知するための人感知センサー(60)を備え、
当事者及び第三者が存在すると仮定し、複数個のスピーカのうちで少なくとも1個は、当事者には聴取させるが、第三者には聴取させないように音声を指向する狭指向性スピーカであり、その他のスピーカは、当事者及び第三者のどちらにも聴取させるように音声を指向する広指向性スピーカであり、
音声出力制御手段(340)は、人感知センサー(60)が第三者を感知する場合には、狭指向性スピーカのみに音声を出力させ、人感知センサー(60)が第三者を感知しない場合には、広指向性スピーカに音声を出力させることを特徴とする遊技機に関するものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の特徴に加え、
人感知センサー(60)が第三者を感知しなくなったことを契機に、人感知センサー(60)の第三者を感知しない状態が継続した時間を計時する不感知時間タイマ(360)を備え、
音声出力制御手段(340)は、指向性切替スピーカに狭指向性モードで音声を出力させている場合において、不感知時間タイマ(360)が所定時間を計時したことを契機に、指向性切替スピーカの音声の出力を狭指向性モードから広指向性モードに切り替えるが、不感知時間タイマ(360)が所定時間を計時する前に人感知センサー(60)が第三者を再び感知したときには、指向性切替スピーカの音声の出力を狭指向性モードで継続することを特徴とする遊技機に関するものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明の特徴に加え、
人感知センサー(60)が第三者を感知しなくなったことを契機に、人感知センサー(60)の第三者を感知しない状態が継続した時間を計時する不感知時間タイマ(360)を備え、
音声出力制御手段(340)は、狭指向性スピーカのみに音声を出力させている場合において、不感知時間タイマ(360)が所定時間を計時したことを契機に、広指向性スピーカの音声の出力を開始するが、不感知時間タイマ(360)が所定時間を計時する前に人感知センサー(60)が第三者を再び感知したときには、広指向性スピーカの音声の出力を開始しないことを特徴とする遊技機に関するものである。
請求項1に記載の発明によれば、第三者が存在する場合に、指向性切替スピーカが狭指向性モードで音声を出力するようになっている。そのため、当該指向性切替スピーカから出力される音声が第三者に聴き取れなくなり、第三者が自身で遊技を行う遊技機のスピーカの音声を聴き取ることができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、第三者が存在する場合に、広指向性スピーカが音声を出力せず、狭指向性スピーカのみが音声を出力するようになっている。そのため、当該スロットマシンのスピーカから出力される音声が第三者に聴き取れなくなり、第三者が自身で遊技を行う遊技機のスピーカの音声を聴き取ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、次の効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、第三者が存在するにも拘らず人感知センサーが第三者を僅かな時間感知しないことがあっても、指向性切替スピーカの音声の出力を狭指向性モードで継続するようになっている。これにより、第三者が存在するにも拘らず、指向性切替スピーカが僅かな時間広指向性モードで音声を出力することを防止できる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、次の効果を奏する。
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
図1ないし図8は、第1の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシンSを示す斜視図である。図2は、スロットマシンSにおいて前扉3を取り外した状態を示す斜視図である。図3は、スロットマシンSにおける図柄表示窓31及び有効ライン37を示す正面図である。図4は、スロットマシンSにおいて各回転リール23のリールテープ28の一部を展開して示す展開図である。図5は、遊技場に設置されたスロットマシンSを示す正面図である。図6(A)は、狭指向性モードで音声を出力する右上部スピーカ35R及び左上部スピーカ35Lを示す概念図であり、図6(B)は、広指向性モードで音声を出力する右上部スピーカ35R及び左上部スピーカ35Lを示す概念図である。図7は、スロットマシンSにおける制御装置10の入力、制御及び出力の概略を示すブロック図である。図8は、右上部スピーカ35Rの音声の出力モードの設定、及び右下部スピーカ45Rの音声の出力の有無に関する処理を示すフローチャートである。
(スロットマシンS)
図5に示すように、遊技場では、遊技媒体としてメダルを用いて遊技を行う複数のスロットマシンが、左右に並列して設置される。ここで、本発明の実施の形態に係るスロットマシンを「スロットマシンS」とする。また、スロットマシンSの右側に並列するスロットマシンを「スロットマシンSA」とし、スロットマシンSの左側に並列するスロットマシンを「スロットマシンSB」とする。
また、前扉3は、正面開口部11の上部(開口上部13)を閉塞可能な上扉30と、正面開口部11の下部(開口下部14)を閉塞可能な下扉40とを備えている。
(筐体1)
筐体1は、図2に示すように、底板15、左右の側板である左側板16Lと右側板16R、天板17及び背板(図示せず)からなる正面側に開口する箱形に形成されている。また、右側板16R及び左側板16Lには、筐体1の高さ方向略中央で水平となるように中板12が設けられている。
また、底板15の上面には、内部にメダルを貯留するとともに、その貯留したメダルを受け皿43へ払い出すための払い出し装置5が設置されている。電源ユニット4及び払い出し装置5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には筐体1に設置されたままにしておけるようになっている。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、図2に示すように、直方体状に組まれた金属枠である枠体21と、枠体21に固定されたリールユニット22と、枠体21に固定された基板ユニット24Aとを備えている。
枠体21は、リールユニット22及び基板ユニット24Aを支持するとともに、これらを一体に取り扱うためのものである。また、枠体21の正面左側の縦枠には、上扉30を係合させ、回動自在に支持するための枠体側蝶番25が、上下方向に間隔をおいて2つ設けられている。
(上扉30)
上扉30は、図1及び図2に示すように、筐体1の開口上部13を閉塞するための扉である。
また、図2に示すように、上扉30の左端部には、上扉側蝶番36が、上下方向に間隔をおいて2つ設けられている。そして、この上扉側蝶番36を、枠体21に設けられた枠体側蝶番25と係合させることで、上扉30は、交換ユニット2の枠体21に回動自在に取り付けられている。
また、図柄表示窓31には、水平に伸びる有効ライン37が上段、中段及び下段の3本、並びに図柄表示窓31の対角線に伸びる有効ライン37が2本形成されている。
また、本実施の形態では、水平に伸びる中段の有効ライン37を第一有効ライン37Aとし、水平に伸びる上段の有効ライン37を第二有効ライン37Bとし、水平に伸びる下段の有効ライン37を第三有効ライン37Cとし、図柄表示窓31の対角線に伸びる右下がりの有効ライン37を第四有効ライン37Dとし、図柄表示窓31の対角線に伸びる右上がりの有効ライン37を第五有効ライン37Eとする。
また、上扉30における画像表示装置34の左右には、ヘッドランプ33が設けられている。また、上扉30の正面の右端部及び左端部には、それぞれサイドランプ39が設けられている。ヘッドランプ33及びサイドランプ39は、遊技の状態に応じた点滅パターンで点滅することにより、遊技を盛り上げるものである。なお、右側に位置するサイドランプ39を「右サイドランプ39R」とし、左側に位置するサイドランプ39を「左サイドランプ39L」とする。
ここで、クレジットとは、メダル投入口42から投入され、メダルセレクター6により正規なメダルとして払い出し装置5へ移送されるメダル、または当選役の入賞により払い出されるメダルを、スロットマシンS内部に貯留することである。また、本実施の形態においては、最大50枚までクレジット可能に形成されている。
また、上扉30の背面上部には、図2に示すように、基板ユニット24Bが設けられている。基板ユニット24Bは、スロットマシンSの演出を制御するための演出制御装置300として機能する。
また、上扉30における各上部スピーカ35に対応する位置には、上部スピーカ35の出力した音声をスロットマシンS外に放つためのスリット状の上部放音孔が、それぞれ複数設けられている。ここで、右上部スピーカ35Rの正面側に位置する複数の上部放音孔を「右上部放音部38R」とし、左上部スピーカ35Lの正面側に位置する複数の下部放音孔を「左下部放音部38L」とする(図1参照)。
(下扉40)
下扉40は、図1及び図2に示すように、筐体1の開口下部14を閉塞するための扉である。
また、図2に示すように、下扉40の左端部には、下扉側蝶番46が、上下方向に間隔をおいて2つ設けられている。そして、この下扉側蝶番46を、筐体1の左側板16Lに設けられた筐体側蝶番18と係合させることで、下扉40は、筐体1の左側板16Lに回動自在に取り付けられている。また、下扉40が上扉30よりも先に開かれるように、下扉40の上面は、閉扉時において、上扉30の下端よりも正面側に突出するようになっている。つまり、下扉40が開放されると、上扉30も開放可能となるように形成されている。
また、操作部50の右端部及び左端部には、スロットマシンSの側方に並ぶスロットマシンSA,SBで遊技を行う遊技者を感知するための人感知センサー60が、1つずつ設けられている。ここで、操作部50の右端部に位置する人感知センサー60を「右人感知センサー60R」とし、操作部50の左端部に位置する人感知センサー60を「左人感知センサー60L」とする。
また、下扉40の裏面上部には、図2に示すように、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながら真贋で選別するためのメダルセレクター6が設けられている。また、下扉40の裏面には、メダルセレクター6の下方に開口し、メダル払い出し口41に連通するメダル排出部44が設けられている。
また、下扉40の裏面下部の左右には、音声を出力するためのスピーカが1つずつ設けられている。ここで、右側に位置するスピーカを「右下部スピーカ45R」とし、左側に位置するスピーカを「左下部スピーカ45L」とする。また、右下部スピーカ45R及び左下部スピーカ45Lを総称して「下部スピーカ45」とする。
(リールユニット22)
リールユニット22は、特に図示しないが、枠体21に固定された3枚の支持板と、各支持板に固定された3個のステッピングモータ26と、各々のステッピングモータ26の駆動軸に固定された3個の回転リール23とを備えている。
また、図3に示すように、3個の回転リール23のうち、左側に位置するのが左回転リール23Lであり、中央に位置するのが中央回転リール23Mであり、右側に位置するのが右回転リール23Rである。
また、各回転リール23は、合成樹脂からなる回転ドラムと、回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ28とを備えている。このリールテープ28の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。具体的には、図4に示すように、「7(赤色)」、「BAR」、「ベル」、「スイカ」、「チェリー」及び「REP」の図柄が配置されている。
また、本実施の形態では、4相のステッピングモータ26を、1−2相励磁方式で制御している。また、各回転リール23のステップ角は0.71度であり、1回転させるためには504ステップ必要となる。また、各回転リール23には、21個の図柄が配置されていることから、各回転リール23を1図柄分回転させるためには、24ステップ必要となる。
(払い出し装置5)
払い出し装置5は、内部にメダルを貯留するとともに、その貯留したメダルを受け皿43へ払い出すためのものである。払い出し装置5は、特に図示しないが、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを1枚ずつ排出するための送り出し機構と、送り出し機構により排出されたメダルを検出するための払い出しセンサーとを備えている。
(メダルセレクター6)
メダルセレクター6は、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながら真贋で選別するためのものである。また、メダルセレクター6は、下扉40の裏面に設けられている。
また、メダルセレクター6は、特に図示しないが、メダル投入口42から投入されたメダルを払い出し装置5へ誘導するためのメダル通路と、メダル通路の下流に設けられた投入センサー7と、メダル通路を流下するメダルを投入センサー7に検出される前にメダル排出部44へ排除するためのブロッカー装置とを備えている。
(投入センサー7)
投入センサー7は、メダルセレクター6に設けられている。また、投入センサー7は、メダル投入口42から投入されてメダルセレクター6に到達したメダルのうち、払い出し装置5へ誘導される正規のメダルを検出するためのものである。
(ベットスイッチ51)
ベットスイッチ51は、クレジットとして貯留されたメダルをベットするためのものである。具体的には、ベットスイッチ51が操作されると、クレジットとして貯留されたメダルの内から3枚ベットされるようになっている。
(精算スイッチ52)
精算スイッチ52は、クレジットされたすべてのメダルを払い戻させるためのものである。具体的には、精算スイッチ52が操作されると、払い出し装置5がその時点でクレジットされているメダルと同じ枚数のメダルを払い出すことにより、クレジットされたメダルを払い戻すようになっている。
また、精算スイッチ52は、図1に示すように、操作部50の上面左寄りに設けられている。
スタートスイッチ53は、所定枚数以上のメダルがベットされていることを条件に、または、前回のゲームで「リプレイ(再遊技)当選役」に入賞した場合において前回のゲーム終了から所定時間が経過したことを条件に、次のゲームを開始させるためのものである。
「リプレイ(再遊技)」とは、「REP」の図柄が有効化された有効ライン37上に揃うと、新たにメダルをベットすることなく1ゲーム行うことができるものである。
スタートスイッチ53は、図1に示すように、操作部50の正面左寄りに設けられている。また、スタートスイッチ53は、上下方向に揺動可能な操作レバーを備えている。この操作レバーが揺動操作されると、スタート信号が出力されて、リールユニット22の各ステッピングモータ26が駆動される。
ストップスイッチ54は、図1に示すように、操作部50正面の中央部に設けられ、各回転リール23の回転を停止させるためのものである。具体的には、操作部50の前面の中央部には、各回転リール23に対応した3個のストップスイッチ54が、横並びに設けられている。
そして、ストップスイッチ54の操作により、このストップスイッチ54に対応した回転リール23が回転を停止するように設定されている。具体的には、左側に位置するストップスイッチ54(以下「左ストップスイッチ54L」という)を操作すると、左回転リール23L用のストップ信号が出力されて、左回転リール23Lが停止する。また、中央に位置するのストップスイッチ54(以下「中央ストップスイッチ54M」という)を操作すると、中央回転リール23M用のストップ信号が出力されて、中央回転リール23Mが停止する。また、右側に位置するストップスイッチ54(以下「右ストップスイッチ54R」という)を操作すると、右回転リール23R用のストップ信号が出力されて、右回転リール23Rが停止する。
演出手段は、遊技を演出するものである。本実施の形態では、図1に示すように、演出手段として、ヘッドランプ33、サイドランプ39、画像表示装置34、上部スピーカ35及び下部スピーカ45が設けられている。そして、画像表示装置34に画像を表示させたり、上部スピーカ35及び下部スピーカ45からBGMや効果音を出力させたり、ヘッドランプ33とサイドランプ39を点滅させたり等することにより、遊技を演出する。
(上部スピーカ35)
スロットマシンSで遊技を行う遊技者(以下「当事者」という。)及び当該スロットマシンSの側方に並ぶスロットマシンで遊技を行う遊技者(以下「第三者」という。)が存在すると仮定し、上部スピーカ35(右上部スピーカ35R及び左上部スピーカ35L)には、当事者には聴取させるが、第三者には聴取させないように音声を指向する狭指向性モードと、当事者及び第三者のどちらにも聴取させるように音声を指向する広指向性モードとを備えた指向性切替スピーカが用いられている。
また、狭指向性モードの左上部スピーカ35Lは、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HA、及びスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBには聴取させないように、当事者Hに向けて音声を出力する(図6(A)を参照)。また、広指向性モードの左上部スピーカ35Lは、当事者H及びスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBに向けて音声を出力する(図6(B)を参照)。このとき、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HAは、広指向性モードの右上部スピーカ35Rの音声がスロットマシンSAのスピーカの音声により掻き消されて聴取できない。
当事者及び第三者が存在すると仮定し、下部スピーカ45(右下部スピーカ45R及び左下部スピーカ45L)には、当事者及び第三者のどちらにも聴取させるように音声を指向する広指向性スピーカが用いられている。
具体的には、右下部スピーカ45Rは、当事者H及びスロットマシンSAで遊技を行う遊技者HAに向けて音声を出力する。このとき、スロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBは、右下部スピーカ45Rの音声がスロットマシンSBのスピーカの音声により掻き消されて聴取できない。また、左下部スピーカ45Lは、当事者H及びスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBに向けて音声を出力する。このとき、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HAは、右下部スピーカ45Rの音声がスロットマシンSAのスピーカの音声により掻き消されて聴取できない。
人感知センサー60(右人感知センサー60R及び左人感知センサー60L)は、スロットマシンSの側方に並ぶスロットマシンで遊技を行う遊技者を感知するためのものである。
本実施の形態では、人感知センサー60として、遊技者から放出される赤外線を感知することが可能な焦電型赤外線センサーを用いている。
右人感知センサー60Rは、スロットマシンSの右側に並列するスロットマシンSAにおける遊技者HAの操作部50Aの操作に応答するように、下扉40の操作部50の右端部に設けられている。また、左人感知センサー60Lは、スロットマシンSの左側に並列するスロットマシンSBにおける遊技者HBの操作部50Bの操作に応答するように、下扉40の操作部50の左端部に設けられている。
(制御装置10)
制御装置10は、スロットマシンSを制御するためのものである。また、制御装置10は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。
本実施の形態では、制御装置10は、主にスロットマシンSの遊技を制御する遊技制御装置100と、遊技制御装置100からの信号を受信して、主にスロットマシンSの演出を制御する演出制御装置300とを備えている。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置とを別個に構成することにより、演出制御に割り当てるメモリを大幅に増やすことができるとともに、演出のみを変更することも可能になっている。
遊技制御装置100は、スロットマシンSの遊技を制御するためのものである。
また、遊技制御装置100の入力段には、図7に示すように、投入センサー7、ベットスイッチ51、精算スイッチ52、スタートスイッチ53、ストップスイッチ54、インデックスセンサー27などのパーツが接続されている。
また、遊技制御装置100の出力段には、図7に示すように、ステッピングモータ26、払い出し装置5、メダルセレクター6、数値表示部32などのパーツが接続されている。
また、遊技制御装置100は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、通常遊技制御手段110、特別遊技制御手段120、当選抽選手段130、回転制御手段140、回転位置判断手段150、停止制御手段160、入賞判定手段170、ベット数記憶手段180、クレジット数記憶手段190、支払制御手段210などとして機能する(図7参照)。
(ベット数記憶手段180)
ベット数記憶手段180は、ベットされたメダルの枚数(以下「ベット数」という)を記憶するためのものである。また、ベット数記憶手段180は、メダル投入口42からメダルが投入されて、投入センサー7がメダルを検出すると、ベット数に「1」を加算する更新を行うようになっている。
また、ベット数記憶手段180のベット数には、上限が設定されている。本実施の形態では、ベット数記憶手段180のベット数の上限は「3」に設定されている。
クレジット数記憶手段190は、クレジットされたメダルの枚数(以下「クレジット数」という)を記憶するためのものである。また、クレジット数記憶手段190は、ベット数記憶手段180のベット数が上限の「3」に到達している場合に、投入センサー7がメダルを検出すると、クレジット数に「1」を加算する更新を行うようになっている。
また、クレジット数記憶手段190のクレジット数には、上限が設定されている。本実施の形態では、クレジット数記憶手段190のクレジット数の上限は「50」に設定されている。
また、本実施の形態では、ベットスイッチ51の操作によるクレジット数記憶手段190のクレジット数の減算をもってメダルの投入に代えることが可能になっている。
(通常遊技制御手段110)
通常遊技制御手段110は、通常遊技を行わせるためのものである。
ベット数記憶手段180のベット数が「3」である場合に、スタートスイッチ53が操作されると、リールユニット22の各ステッピングモータ26が駆動されて各回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ54が操作されると、対応する回転リール23の回転が停止する。そして、すべての回転リール23の回転が停止したときに、当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止すると、該当選役の入賞となって遊技者に所定の利益が付与される。
(特別遊技制御手段120)
特別遊技制御手段120は、当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
(1)ビッグボーナス(以下「BB」という)
(2)レギュラーボーナス(以下「RB」という)
なお、特別遊技としては、上記した遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段120は、大別すると、次の手段を備える。
(1)BB制御手段
(2)RB制御手段
(BB制御手段)
BB制御手段は、BBを制御するためのものである。
通常遊技において「7(赤色)」の図柄が有効ライン37上に3個揃うと、BBに移行される。
BBに移行すると、通常遊技と同様に、ベット数記憶手段180のベット数が「3」である場合に、スタートスイッチ53が操作されると、リールユニット22の各ステッピングモータ26が駆動されて各回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ54が操作されると、対応する回転リール23の回転が停止する。そして、すべての回転リール23の回転が停止したときに、当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止すると、該当選役の入賞となって遊技者に所定の利益が付与される。
なお、BB中に465枚を超えるメダルの支払いが行われると、BBを終了して通常遊技に移行する。
(RB制御手段)
RB制御手段101は、RBを制御するためのものである。
通常遊技において「BAR」の図柄が有効ライン37上に3個揃うと、RBに移行される。
RBに移行すると、通常遊技と同様に、ベット数記憶手段180のベット数が「3」である場合に、スタートスイッチ53が操作されると、リールユニット22の各ステッピングモータ26が駆動されて各回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ54が操作されると、対応する回転リール23の回転が停止する。そして、すべての回転リール23の回転が停止したときに、当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止すると、該当選役の入賞となって遊技者に所定の利益が付与される。
また、RB中は、最大12回ゲームを行うことができ、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、RB中に12回ゲームを行うか、または8回入賞すると、RBを終了して通常遊技に移行する。
(当選抽選手段130)
当選抽選手段130は、スタートスイッチ53の操作を契機に、複数の当選役のいずれに当選かまたはハズレかの抽選を行うためのものである。
「当選フラグ」は、当選の有無について当選役毎に関連づけされた変数であり、制御装置10に当選抽選手段130の抽選結果を記憶させるためのものである。具体的には、当選抽選手段130の抽選でいずれかの当選役に当選したときには、遊技制御装置100のRAMの所定領域に、この当選に応じた当選フラグが設定される。
(回転制御手段140)
回転制御手段140は、スタートスイッチ53の操作を契機に各回転リール23の回転を開始させるとともに、各回転リール23を一定の回転速度で回転させるためのものである。
(回転位置判断手段150)
回転位置判断手段150は、各回転リール23の回転位置を特定するためのものである。
また、各回転リール23に21個ずつ付された図柄には、インデックスセンサー27がインデックスを検出した時の回転位置を基準にした図柄番号が割り振られている。具体的には、インデックスセンサー27がインデックスを検出したときに第一有効ライン37A上にある図柄から、順次「00」〜「20」の図柄番号が割り振られている。また、それぞれの図柄番号に対応する図柄の種類を各回転リール23毎に記憶している。そして、回転リール23の回転位置、すなわちパルス数に基づいて、第一有効ライン37A上にある図柄の図柄番号を特定し、この図柄番号に基づいて図柄の種類を特定するようになっている。
(停止制御手段160)
停止制御手段160は、ストップスイッチ54の操作を契機に、当選抽選手段130の抽選結果及び回転リール23の回転位置に基づいて、当該ストップスイッチ54に対応する回転リール23の停止制御を行うためのものである。
また、停止制御手段160は、ストップスイッチ54が操作された場合に、遊技制御装置100のRAMの所定領域に当選フラグを有さないときには、いずれの当選役も入賞しないように、ストップスイッチ54の操作時の回転位置に基づいて回転リール23が停止するように、ステッピングモータ26の回転駆動を停止させる。
入賞判定手段170は、すべての回転リール23の回転が停止したことを契機に、複数の当選役のいずれかに入賞か又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
具体的には、入賞判定手段170は、すべての回転リール23が停止されたときに、それぞれの当選役に係る図柄の組み合わせについて、有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止されたか否かの判定を行う。
例えば、入賞判定手段170は、すべての回転リール23が停止された場合において、「7(赤色)」の図柄が有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止されたときには、「赤セブン当選役の入賞」と判定する。
また、入賞判定手段170は、すべての回転リール23が停止された場合において、どの種類の図柄も有効ライン37上に3個揃わないように各回転リール23が停止され、且つ「チェリー」の図柄が有効ライン37上に停止しないように左回転リール23Lが停止されたときには、「入賞なし」と判定する。
(支払制御手段210)
支払制御手段210は、特定の当選役に入賞したと入賞判定手段170により判定されたことを契機に、メダルを支払う制御を行うためのものである。
「メダルを支払う制御」とは、「払い出し装置5にメダルを払い出させる制御」を行ってもよいし、「クレジット数記憶手段190のクレジット数を増加させる制御」を行ってもよい。
支払制御手段210は、大別すると、次の手段を備える。
(2)クレジット数増加手段
(3)払い出し制御手段
なお、支払制御手段210としては、上記した(1)ないし(3)に限定されるものではない。
(支払数カウント手段)
支払数カウント手段は、支払制御手段210の制御により支払われたメダルの数をカウントするためのものである。
そして、クレジット数記憶手段180のクレジット数に「1」を加算する更新が行われる度に、または1枚のメダルが払い出し装置5の払い出しセンサーにより検出される度に、支払数カウント手段のカウント数から「1」を減算する更新を行う。
なお、支払制御手段210は、支払数カウント手段のカウント数が「0」に達すると、メダルを支払う制御を終了する。
(クレジット数増加手段)
クレジット数増加手段は、クレジット数記憶手段190のクレジット数を増加させる制御、つまり、クレジット数記憶手段190のクレジット数に支払数カウント手段のカウント数を加算する更新を行うためのものである。
(払い出し制御手段)
払い出し制御手段は、クレジット数記憶手段190のクレジット数の上限を超えてメダルを支払う場合に、上限を超えた枚数のメダルを払い出し装置5に払い出させる制御を行うためのものである。
(遊技状態更新手段200)
遊技状態更新手段200は、次のゲームに持ち越す必要のないRAMのデータをクリアするためのものである。
具体的には、遊技状態更新手段200が遊技制御装置100のRAMの所定領域をクリアすることにより、小役当選フラグの消去、入賞済みのボーナス当選フラグの消去、ベット数記憶手段180のベット数のクリア等がなされる。
演出制御装置300は、遊技制御装置100からの信号に基づいて演出手段の出力を制御するためのものである。
また、演出制御装置300の入力段には、図7に示すように、右人感知センサー60R、左人感知センサー60Lなどのパーツが接続されている。
また、演出制御装置300の出力段には、図7に示すように、右上部スピーカ35R、左上部スピーカ35L、右下部スピーカ45R、左下部スピーカ45L、画像表示装置34、ヘッドランプ33、サイドランプ39などのパーツが接続されている。
次に、演出制御装置300が備える各手段について説明する。
(画像データ記憶手段310)
画像データ記憶手段310は、画像表示装置34に表示させる画像に関するデータ(画像データ)を記憶する。この画像データは、ROMに格納されており、必要に応じてCPUに出力される。
(画像表示制御手段320)
画像表示制御手段320は、画像データ記憶手段310の記憶する画像データに基づいて、画像表示装置34の画像の出力を制御するためのものである。換言すると、遊技制御装置100からの信号に基づき、画像データ記憶手段310の記憶する画像データを選択し、この画像データに従って画像表示装置34に画像を表示させるようになっている。
音声データ記憶手段330は、下部スピーカ45及び上部スピーカ35に出力させる音声に関するデータ(音声データ)を記憶する。この音声データは、ROMに格納されており、必要に応じてCPUに出力される。
また、音声データ記憶手段330は、通常遊技中にのみスピーカに出力させる音声、BB中にのみスピーカに出力させる音声、及びRB中にのみスピーカに出力させる音声などの音声データを記憶する。
(不感知時間タイマ360)
不感知時間タイマ360は、人感知センサー60が第三者を感知しなくなったことを契機に、人感知センサー60の第三者を感知しない状態が継続した時間を計時するタイマである。
右不感知時間タイマ361は、右人感知センサー60RについてスロットマシンSAの遊技者HAを感知しない状態が60秒継続したことを計時するためのタイマである。具体的には、右不感知時間タイマ361は、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知しなくなったことを契機に、カウント値を初期値「60秒」にリセットするとともに、カウントダウンを開始する。なお、右不感知時間タイマ361は、カウントダウン中において、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知したことを契機に、カウントダウンを停止する。
(音声出力制御手段340)
音声出力制御手段340は、各スピーカの音声の出力を制御するものである。
また、音声出力制御手段330は、人感知センサー60が第三者を感知する場合には、指向性切替スピーカに狭指向性モードで音声を出力させ、人感知センサー60が第三者を感知しない場合には、指向性切替スピーカに広指向性モードで音声を出力させる。
ランプ点滅制御手段350は、ヘッドランプ33及びサイドランプ39の点滅を制御するためのものである。具体的には、ランプ点滅制御手段350は、遊技制御装置100からの信号に基づき、複数の点滅パターンから1つ選択し、この点滅パターンに従ってヘッドランプ33やサイドランプ39を点滅させるようになっている。
(スロットマシンSの動作)
右上部スピーカ35Rの音声の出力モードの設定、及び右下部スピーカ45Rの音声の出力の有無に関する処理を、図8に示したフローチャートを用いて説明する。この処理は、演出制御装置300で所定時間毎に繰り返し実行される。なお、右上部スピーカ35R及び左上部スピーカ35Lの音声の出力は、初期設定として予め「広指向性モード」に設定される。また、右下部スピーカ45R及び左下部スピーカ45Lの音声の出力は、初期設定として予め「許可」に設定される。
ステップ102において、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知しているか否かの判断が行われる。そして、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知していると判断した場合には、ステップ103に進む。右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知していないと判断した場合には、本処理を終了する。
ステップ104において、右下部スピーカ45Rの音声の出力を禁止する。これにより、右下部スピーカ45RからBGMや効果音が出力されなくなる。そして、本処理を終了する。
ステップ105において、右不感知時間タイマ361が計時を開始したか、つまりカウントダウンを開始したか否かの判断が行われる。そして、右不感知時間タイマ361が計時を開始していないと判断した場合には、ステップ106に進む。右不感知時間タイマ361が計時を開始したと判断した場合には、ステップ108に進む。
ステップ107において、右不感知時間タイマ361がカウント値を初期値「60秒」にリセットするとともに、カウントダウンを開始する。そして、本処理を終了する。
ステップ108において、右不感知時間タイマ361のカウント値が「0秒」に達したか否かの判断が行われる。そして、右不感知時間タイマ361のカウント値が「0秒」に達したと判断した場合には、ステップ109に進む。右不感知時間タイマ361のカウント値が「0秒」に達していないと判断した場合には、ステップ111に進む。
ステップ110において、右下部スピーカ45Rの音声の出力を許可する。これにより、右下部スピーカ45RからBGMや効果音が出力されるようになる。そして、本処理を終了する。
ステップ111において、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知しているか否かの判断が行われる。そして、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知していると判断した場合には、ステップ112に進む。右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知していないと判断した場合には、本処理を終了する。
なお、左上部スピーカ35Lの音声の出力モードの設定、及び左下部スピーカ45Lの音声の出力の有無に関する処理は、上記フローチャートにおける「右上部スピーカ35R、右下部スピーカ45R、右人感知センサー60R、スロットマシンSA、遊技者HA、右不感知時間タイマ361」を、「左上部スピーカ35L、左下部スピーカ45L、左人感知センサー60L、スロットマシンSB、遊技者HB、左不感知時間タイマ362」に読み替えたものであり、説明を省略する。
具体的には、スロットマシンSの右側に並列するスロットマシンSAで遊技を行う遊技者HAが存在する場合に、右上部スピーカ35Rが狭指向性モードで音声を出力するようになっている。そのため、スロットマシンSの右上部スピーカ35Rから出力される音声が遊技者HAに聴き取れなくなり、遊技者HAが自身で遊技を行う遊技機SAのスピーカの音声を聴き取ることができる。また、スロットマシンSの左側に並列するスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBが存在する場合に、左上部スピーカ35Lが狭指向性モードで音声を出力するようになっている。そのため、スロットマシンSの左上部スピーカ35Lから出力される音声が遊技者HBに聴き取れなくなり、遊技者HBが自身で遊技を行う遊技機SBのスピーカの音声を聴き取ることができる。
具体的には、遊技者HAが存在するにも拘らず右人感知センサー60Rが遊技者HAを僅かな時間感知しないことがあっても、右上部スピーカ35Rの音声の出力を狭指向性モードで継続するようになっている。これにより、遊技者HAが存在するにも拘らず、右上部スピーカ35Rが僅かな時間広指向性モードで音声を出力することを防止できる。また、遊技者HBが存在するにも拘らず左人感知センサー60Lが遊技者HBを僅かな時間感知しないことがあっても、左上部スピーカ35Lの音声の出力を狭指向性モードで継続するようになっている。これにより、遊技者HBが存在するにも拘らず、左上部スピーカ35Lが僅かな時間広指向性モードで音声を出力することを防止できる。
第1の実施の形態では、上部スピーカ35に指向性切替スピーカを用いたが、第2の実施の形態では、上部スピーカ35に狭指向性スピーカを用いたものである。
そこで、第2の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
(図面の説明)
図9及び図10は、第2の実施の形態を示すものである。
図9は、上部スピーカ35及び右下部スピーカ45Rの音声の出力の有無に関する処理を示すフローチャートである。図10は、上部スピーカ音声出力制御処理を示すフローチャートである。
スロットマシンSで遊技を行う遊技者(当事者)及び当該スロットマシンSの側方に並ぶスロットマシンで遊技を行う遊技者(第三者)が存在すると仮定し、上部スピーカ35(右上部スピーカ35R及び左上部スピーカ35L)には、当事者には聴取させるが、第三者には聴取させないように音声を指向する狭指向性スピーカが用いられている。
具体的には、右上部スピーカ35Rは、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HA、及びスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBには聴取させないように、当事者Hに向けて音声を出力する。また、左上部スピーカ35Lは、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HA、及びスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBには聴取させないように、当事者Hに向けて音声を出力する。
ゲーム間隔タイマは、ゲーム間隔を計時するためのタイマである。
本実施の形態では、ゲーム間隔タイマは、右上部スピーカ35R及び左上部スピーカ35Lから音声を出力させる場合に、スタートスイッチ53が操作されたことを契機に、カウント値を初期値「180秒」にリセットするとともに、カウントダウンを開始する。また、ゲーム間隔タイマは、カウントダウン中に再びスタートスイッチ53が操作されると、カウント値を初期値「180秒」にリセットして、改めて計時を行う。
(音声出力制御手段340)
音声出力制御手段340は、各スピーカの音声の出力を制御するものである。
また、音声出力制御手段330は、人感知センサー60が第三者を感知する場合には、狭指向性スピーカのみに音声を出力させ、人感知センサー60が第三者を感知しない場合には、広指向性スピーカに音声を出力させる。
(スロットマシンSの動作)
上部スピーカ35及び右下部スピーカ45Rの音声の出力の有無に関する処理を、図9に示したフローチャートを用いて説明する。この処理は、演出制御装置300で所定時間毎に繰り返し実行される。なお、上部スピーカ35の音声の出力は、初期設定として予め「禁止」に設定される。また、右下部スピーカ45Rの音声の出力は、初期設定として予め「許可」に設定される。
ステップ202において、右下部スピーカ45Rの音声の出力を許可したか否かの判断が行われる。右下部スピーカ45Rの音声の出力を許可したと判断した場合には、ステップ203に進む。右下部スピーカ45Rの音声の出力を許可していない、つまり禁止したと判断した場合には、ステップ205に進む。
ステップ203において、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知しているか否かの判断が行われる。そして、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知していると判断した場合には、ステップ204に進む。右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知していないと判断した場合には、本処理を終了する。
ステップ205において、右不感知時間タイマ361が計時を開始したか、つまりカウントダウンを開始したか否かの判断が行われる。そして、右不感知時間タイマ361が計時を開始していないと判断した場合には、ステップ206に進む。右不感知時間タイマ361が計時を開始したと判断した場合には、ステップ208に進む。
ステップ206において、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知しなくなったか否かの判断が行われる。そして、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知しなくなったと判断した場合には、ステップ207に進む。右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知していると判断した場合には、本処理を終了する。
ステップ208において、右不感知時間タイマ361のカウント値が「0秒」に達したか否かの判断が行われる。そして、右不感知時間タイマ361のカウント値が「0秒」に達したと判断した場合には、ステップ209に進む。右不感知時間タイマ361のカウント値が「0秒」に達していないと判断した場合には、ステップ210に進む。
ステップ209において、右上部スピーカ35Rの音声の出力を許可する。これにより、右上部スピーカ35RからBGMや効果音が出力されるようになる。そして、本処理を終了する。
ステップ211において、右不感知時間タイマ361がカウントダウンを停止する。そして、本処理を終了する。
なお、左上部スピーカ35Lの音声の出力モードの設定、及び左下部スピーカ45Lの音声の出力の有無に関する処理は、上記フローチャートにおける「右上部スピーカ35R、右下部スピーカ45R、右人感知センサー60R、スロットマシンSA、遊技者HA、右不感知時間タイマ361」を、「左上部スピーカ35L、左下部スピーカ45L、左人感知センサー60L、スロットマシンSB、遊技者HB、左不感知時間タイマ362」に読み替えたものであり、説明を省略する。
ステップ301において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断した場合には、ステップ302に進む。
ステップ302において、上部スピーカ35の音声の出力を許可したか否かの判断が行われる。上部スピーカ35の音声の出力を許可したと判断した場合には、ステップ303に進む。上部スピーカ35の音声の出力を許可していない、つまり禁止したと判断した場合には、ステップ304に進む。
ステップ304において、ゲーム間隔タイマがカウント値を初期値「180秒」にリセットするとともに、カウントダウンを開始する。そして、ステップ305に進む。
ステップ305において、上部スピーカ35の音声の出力を許可する。これにより、上部スピーカ35からBGMや効果音が出力されるようになる。そして、上部スピーカ音声出力制御処理を終了する。
ステップ306において、上部スピーカ35の音声の出力を許可したか否かの判断が行われる。上部スピーカ35の音声の出力を許可したと判断した場合には、ステップ307に進む。上部スピーカ35の音声の出力を許可していない、つまり禁止したと判断した場合には、上部スピーカ音声出力制御処理を終了する。
ステップ308において、上部スピーカ35の音声の出力を禁止する。これにより、上部スピーカ35からBGMや効果音が出力されなくなる。そして、上部スピーカ音声出力制御処理を終了する。
以上のように、第2の実施の形態によれば、第三者が存在する場合に、広指向性スピーカが音声を出力せず、狭指向性スピーカのみが音声を出力するようになっている。そのため、当該スロットマシンのスピーカから出力される音声が第三者に聴き取れなくなり、第三者が自身で遊技を行う遊技機のスピーカの音声を聴き取ることができる。
具体的には、遊技者HAが存在するにも拘らず右人感知センサー60Rが遊技者HAを僅かな時間感知しないことがあっても、右下部スピーカ45Rの音声の出力を開始しないようになっている。これにより、遊技者HAが存在するにも拘らず、右下部スピーカ45Rが僅かな時間音声を出力することを防止できる。また、遊技者HBが存在するにも拘らず左人感知センサー60Lが遊技者HBを僅かな時間感知しないことがあっても、左下部スピーカ45Lの音声の出力を開始しないようになっている。これにより、遊技者HBが存在するにも拘らず、左下部スピーカ45Lが僅かな時間音声を出力することを防止できる。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態では、画像表示装置34の表示する画像や、ヘッドランプ33及びサイドランプ39の発光する光は、当事者だけでなく第三者の視野にも入る。ところが、第三者がこれらを目障りに感じることがある、という問題がある。そこで、第3の実施の形態では、上述の問題を解消すべく、画像表示装置34に視野角の切り替えが可能な液晶ディスプレイを用い、ヘッドランプ33及びサイドランプ39に照射角の切り替えが可能なランプを用いた。
(図面の説明)
図11ないし図15は、第3の実施の形態を示すものである。
図11(A)は、狭視野角モードで画像を表示する画像表示装置34を示す概念図であり、図11(B)は、広視野角モードで画像を表示する画像表示装置34を示す概念図である。図12(A)は、ヘッドランプ33の内部を示す概略図であり、図12(B)は、狭照射角モードで発光するヘッドランプ33を示す概念図であり、図12(C)は、広照射角モードで発光するヘッドランプ33を示す概念図である。図13(A)は、右サイドランプ39Rを示す平面図であり、図13(B)は、第1光源群75及び第2光源群76の一部を示す斜視図である。図14及び図15は、右上部スピーカ35Rの音声の出力モードの設定、右下部スピーカ45Rの音声の出力の有無、右サイドランプ39R及びヘッドランプ33の発光モードの設定、並びに画像表示装置34の画像の表示モードの設定に関する処理を示すフローチャートである。
スロットマシンSで遊技を行う遊技者(当事者)及び当該スロットマシンSの側方に並ぶスロットマシンで遊技を行う遊技者(第三者)が存在すると仮定し、画像表示装置34には、当事者には視認させるが、第三者には視認させないような視野角で画像を表示する狭視野角モードと、当事者及び第三者のどちらにも視認させるような視野角で画像を表示する広視野角モードとを備えた液晶ディスプレイが用いられている。
具体的には、狭視野角モードの画像表示装置34は、当事者Hには視認させるが、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HA、及びスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBには視認させないような視野角で画像を表示する(図11(A)を参照)。また、広視野角モードの画像表示装置34は、当事者H、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HA、及びスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBに視認させるような視野角で画像を表示する(図11(B)を参照)。
スロットマシンSで遊技を行う遊技者(当事者)及び当該スロットマシンSの側方に並ぶスロットマシンで遊技を行う遊技者(第三者)が存在すると仮定し、ヘッドランプ33は、当事者には視認させるが、第三者には視認させないように発光する狭照射角モードと、当事者及び第三者のどちらにも視認させるように発光する広照射角モードとを備えている。
具体的には、図12(A)に示すように、ヘッドランプ33は、当事者Hには視認させるが、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HA、及びスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBには視認させないように、狭い照射角の光を照射する狭照射角光源71と、当事者H、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HA、及びスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBに視認させるように、広い照射角の光を照射する広照射角光源72と、狭照射角光源71及び広照射角光源72を固定する固定板73と、狭照射角光源71及び広照射角光源72を覆う光透過性のランプカバー(図示せず)と、を備えている。固定板73の中央部に4個の狭照射角光源71が設けられ、その周囲に8個の広照射角光源72が設けられている。また、図12(B)に示すように、ヘッドランプ33は、狭照射角モードのときには、狭照射角光源71のみを発光させ、広照射角光源72を発光させない。また、図12(C)に示すように、ヘッドランプ33は、広照射角モードのときには、広照射角光源72のみを発光させ、狭照射角光源71を発光させない。
スロットマシンSで遊技を行う遊技者(当事者)及び当該スロットマシンSの側方に並ぶスロットマシンで遊技を行う遊技者(第三者)が存在すると仮定し、サイドランプ39は、当事者には視認させるが、第三者には視認させないように発光する狭照射角モードと、当事者及び第三者のどちらにも視認させるように発光する広照射角モードとを備えている。
具体的には、図13に示すように、右サイドランプ39Rは、当事者Hには視認させるが、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HA、及びスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBには視認させないように、当事者Hに向けて光を照射する複数の光源74から成る第1光源群75と、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HAには視認させるが、当事者H及びスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBには視認させないように、遊技者HAに向けて光を照射する複数の光源74から成る第2光源群76と、第1光源群75及び第2光源群76の光源74を固定する固定板77と、第1光源群75及び第2光源群76を覆う光透過性のランプカバー78と、を備えている。また、右サイドランプ39Rは、狭照射角モードのときには、第1光源群75の光源74のみを発光させ、第2光源群76の光源74を発光させない。また、右サイドランプ39Rは、広照射角モードのときには、第1光源群75及び第2光源群76の光源74を発光させる。
画像表示制御手段320は、画像データ記憶手段310の記憶する画像データに基づいて、画像表示装置34の画像の表示を制御するためのものである。換言すると、遊技制御装置100からの信号に基づき、画像データ記憶手段310の記憶する画像データを選択し、この画像データに従って画像表示装置34に画像を表示させるようになっている。
また、画像表示制御手段320は、人感知センサー60が第三者を感知する場合には、画像表示装置34に狭視野角モードで画像を表示させ、人感知センサー60が第三者を感知しない場合には、画像表示装置34に広視野角モードで画像を表示させる。
ランプ点滅制御手段350は、ヘッドランプ33及びサイドランプ39の点滅を制御するためのものである。具体的には、ランプ点滅制御手段350は、遊技制御装置100からの信号に基づき、複数の点滅パターンから1つ選択し、この点滅パターンに従ってヘッドランプ33やサイドランプ39を点滅させるようになっている。
また、ランプ点滅制御手段350は、人感知センサー60が第三者を感知する場合には、サイドランプ39を狭照射角モードで発光させ、人感知センサー60が第三者を感知しない場合には、サイドランプ39を広照射角モードで発光させる。
具体的には、ランプ点滅制御手段350は、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知する場合には、ヘッドランプ33の発光を狭照射角モードに設定する。また、ランプ点滅制御手段350は、左人感知センサー60LがスロットマシンSBの遊技者HBを感知する場合には、ヘッドランプ33の発光を狭照射角モードに設定する。また、ランプ点滅制御手段350は、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知せず、左人感知センサー60LがスロットマシンSBの遊技者HBを感知しない場合には、ヘッドランプ33の発光を広照射角モードに設定する。そして、ランプ点滅制御手段350は、設定したモードで点滅するようにヘッドランプ33を制御する。
右上部スピーカ35Rの音声の出力モードの設定、右下部スピーカ45Rの音声の出力の有無、右サイドランプ39R及びヘッドランプ33の発光モードの設定、並びに画像表示装置34の画像の表示モードの設定に関する処理を、図14及び図15に示したフローチャートを用いて説明する。この処理は、演出制御装置300で所定時間毎に繰り返し実行される。なお、右上部スピーカ35R及び左上部スピーカ35Lの音声の出力は、初期設定として予め「広指向性モード」に設定される。また、右下部スピーカ45R及び左下部スピーカ45Lの音声の出力は、初期設定として予め「許可」に設定される。また、右サイドランプ39R及びヘッドランプ33の発光は、初期設定として予め「広照射角モード」に設定される。また、画像表示装置34の画像の表示は、初期設定として予め「広視野角モード」に設定される。
ステップ402において、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知しているか否かの判断が行われる。そして、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知していると判断した場合には、ステップ403に進む。右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知していないと判断した場合には、本処理を終了する。
ステップ404において、右下部スピーカ45Rの音声の出力を禁止する。これにより、右下部スピーカ45RからBGMや効果音が出力されなくなる。そして、ステップ405に進む。
ステップ405において、右サイドランプ39Rの発光を狭照射角モードに変更する。これにより、右サイドランプ39Rが狭照射角モードで発光するようになる。そして、ステップ406に進む。
ステップ407において、ヘッドランプ33の発光を狭照射角モードに変更する。これにより、ヘッドランプ33が狭照射角モードで発光するようになる。そして、ステップ408に進む。
ステップ408において、画像表示装置34の画像の表示を狭視野角モードに変更する。これにより、画像表示装置34が狭視野角モードで画像を表示するようになる。そして、本処理を終了する。
ステップ410において、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知しなくなったか否かの判断が行われる。そして、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知しなくなったと判断した場合には、ステップ411に進む。右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知していると判断した場合には、本処理を終了する。
ステップ412において、右不感知時間タイマ361のカウント値が「0秒」に達したか否かの判断が行われる。そして、右不感知時間タイマ361のカウント値が「0秒」に達したと判断した場合には、ステップ413に進む。右不感知時間タイマ361のカウント値が「0秒」に達していないと判断した場合には、ステップ420に進む。
ステップ413において、右上部スピーカ35Rの音声の出力を広指向性モードに変更する。これにより、右上部スピーカ35Rが広指向性モードでBGMや効果音を出力するようになる。そして、ステップ414に進む。
ステップ415において、右サイドランプ39Rの発光を広照射角モードに変更する。これにより、右サイドランプ39Rが広照射角モードで発光するようになる。そして、ステップ416に進む。
ステップ416において、左上部スピーカ35Lの音声の出力が広指向性モードであるか否かの判断が行われる。そして、左上部スピーカ35Lの音声の出力が広指向性モードでない、つまり狭指向性モードであると判断した場合には、ステップ417に進む。左上部スピーカ35Lの音声の出力が広指向性モードであると判断した場合には、ステップ419に進む。
ステップ418において、左不感知時間タイマ362のカウント値が「0秒」に達したか否かの判断が行われる。そして、左不感知時間タイマ362のカウント値が「0秒」に達したと判断した場合には、ステップ419に進む。左不感知時間タイマ362のカウント値が「0秒」に達していないと判断した場合には、本処理を終了する。
ステップ420において、画像表示装置34の画像の表示を広視野角モードに変更する。これにより、画像表示装置34が広視野角モードで画像を表示するようになる。そして、本処理を終了する。
ステップ421において、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知しているか否かの判断が行われる。そして、右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知していると判断した場合には、ステップ422に進む。右人感知センサー60RがスロットマシンSAの遊技者HAを感知していないと判断した場合には、本処理を終了する。
なお、左上部スピーカ35Lの音声の出力モードの設定、左下部スピーカ45Lの音声の出力の有無、及び左サイドランプ39Lの発光モードの設定に関する処理は、上記フローチャートにおける「右上部スピーカ35R、右下部スピーカ45R、右サイドランプ39R、右人感知センサー60R、スロットマシンSA、遊技者HA、右不感知時間タイマ361、左不感知時間タイマ362」を、「左上部スピーカ35L、左下部スピーカ45L、左サイドランプ39L、左人感知センサー60L、スロットマシンSB、遊技者HB、左不感知時間タイマ362、右不感知時間タイマ361」に読み替えたものであり、説明を省略する。
すなわち、第3の実施の形態によれば、第三者が存在する場合に、画像表示装置34が狭視野角モードで画像を表示するようになっている。これにより、当該画像表示装置34の表示する画像が第三者の視野に入らなくなるので、第三者の目障りにならない。
具体的には、スロットマシンSの右側に並列するスロットマシンSAで遊技を行う遊技者HAが存在する場合に、画像表示装置34が狭視野角モードで画像を表示するようになっている。これにより、スロットマシンSの画像表示装置34の表示する画像が遊技者HAの視野に入らなくなるので、遊技者HAの目障りにならない。また、スロットマシンSの左側に並列するスロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBが存在する場合に、画像表示装置34が狭視野角モードで画像を表示するようになっている。これにより、スロットマシンSの画像表示装置34の表示する画像が遊技者HBの視野に入らなくなるので、遊技者HBの目障りにならない。
具体的には、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HAが存在する場合に、ヘッドランプ33が狭照射角モードで発光するようになっている。これにより、スロットマシンSのヘッドランプ33の発光する光が遊技者HAの視野に入らなくなるので、遊技者HAの目障りにならない。また、スロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBが存在する場合に、ヘッドランプ33が狭照射角モードで発光するようになっている。これにより、スロットマシンSのヘッドランプ33の発光する光が遊技者HBの視野に入らなくなるので、遊技者HBの目障りにならない。
(他の実施の形態)
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形や改良も含むものである。また、本発明は、上述した実施の形態を適宜組み合わせる、または組み替えることもできる。
また、上述した実施の形態では、スロットマシンSに、側方に並ぶスロットマシンSA,SBで遊技を行う遊技者HA,HBを感知するための人感知センサー60L,60Rを設けたが、以下のように形成することも可能である。
例えば、スロットマシンSで遊技を行う遊技者Hを感知するための人感知センサーをスロットマシンSに設け、スロットマシンSAで遊技を行う遊技者HAを感知するための人感知センサーをスロットマシンSAに設け、スロットマシンSBで遊技を行う遊技者HBを感知するための人感知センサーをスロットマシンSBに設ける。また、スロットマシンS、スロットマシンSA及びスロットマシンSBは、人感知センサーが遊技者を感知した旨の信号、及び人感知センサーが遊技者を感知しない旨の信号を相互に通信するための通信手段を備える。そして、スロットマシンSの音声出力制御手段340は、スロットマシンSAまたはスロットマシンSBから遊技者を感知した旨の信号を受信した場合に、指向性切替スピーカに狭指向性モードで音声を出力させる、若しくは狭指向性スピーカのみに音声を出力させる。また、スロットマシンSの音声出力制御手段340は、スロットマシンSAまたはスロットマシンSBから遊技者を感知しない旨の信号を受信した場合に、指向性切替スピーカに広指向性モードで音声を出力させる、若しくは広指向性スピーカに音声を出力させる。これにより、スロットマシンに設ける人感知センサーの個数を減らすことができる。なお、説明を省略したが、第3の実施の形態に上述した技術を適用して、サイドランプ39及びヘッドランプ33の発光モードの設定に関する処理や、画像表示装置34の画像の表示モードの設定に関する処理を行うように形成することも可能である。
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源ユニット 5 払い出し装置
6 メダルセレクター 7 投入センサー
10 制御装置 11 正面開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16R 右側板 16L 左側板
17 天板 18 筐体側蝶番
21 枠体 22 リールユニット
23 回転リール 24 基板ユニット
25 枠体側蝶番 26 ステッピングモータ
27 インデックスセンサー 28 リールテープ
30 上扉 31 図柄表示窓
32 数値表示部 33 ヘッドランプ
34 画像表示装置 35 上部スピーカ
35R 右上部スピーカ 35L 左上部スピーカ
36 上扉側蝶番 37 有効ライン
38R 右上部放音部 38L 左上部放音孔
39 サイドランプ
40 下扉 41 メダル払い出し口
42 メダル投入口 43 受け皿
44 メダル排出部 45 下部スピーカ
45R 右下部スピーカ 45L 左下部スピーカ
46 下扉側蝶番
47R 右下部放音部 47L 左下部放音孔
50 操作部
51 ベットスイッチ 52 精算スイッチ
53 スタートスイッチ 54 ストップスイッチ
60 人感知センサー
60R 右人感知センサー 60L 左人感知センサー
100 遊技制御装置 110 通常遊技制御装置
120 特別遊技制御手段 130 当選抽選手段
140 回転制御手段 150 回転位置判断手段
160 停止制御手段 170 入賞判定手段
180 ベット数記憶手段 190 クレジット数記憶手段
200 遊技状態更新手段 210 支払制御手段
300 演出制御装置 310 画像データ記憶手段
320 画像表示制御手段 330 音声データ記憶手段
340 音声出力制御手段 350 ランプ点滅制御手段
360 不感知時間タイマ 361 右不感知時間タイマ
362 左不感知時間タイマ
Claims (4)
- 音声を出力する1個または複数個のスピーカと、
スピーカの音声の出力を制御する音声出力制御手段とを備えた遊技機であって、
当該遊技機の側方に並ぶ遊技機で遊技を行う遊技者(以下「第三者」という。)を感知するための人感知センサーを備え、
当該遊技機で遊技を行う遊技者(以下「当事者」という。)及び第三者が存在すると仮定し、少なくとも1個のスピーカは、当事者には聴取させるが、第三者には聴取させないように音声を指向する狭指向性モードと、当事者及び第三者のどちらにも聴取させるように音声を指向する広指向性モードとを備えた指向性切替スピーカであり、
音声出力制御手段は、人感知センサーが第三者を感知する場合には、指向性切替スピーカに狭指向性モードで音声を出力させ、人感知センサーが第三者を感知しない場合には、指向性切替スピーカに広指向性モードで音声を出力させることを特徴とする遊技機。 - 音声を出力する複数個のスピーカと、
スピーカの音声の出力を制御する音声出力制御手段とを備えた遊技機であって、
第三者を感知するための人感知センサーを備え、
当事者及び第三者が存在すると仮定し、複数個のスピーカのうちで少なくとも1個は、当事者には聴取させるが、第三者には聴取させないように音声を指向する狭指向性スピーカであり、その他のスピーカは、当事者及び第三者のどちらにも聴取させるように音声を指向する広指向性スピーカであり、
音声出力制御手段は、人感知センサーが第三者を感知する場合には、狭指向性スピーカのみに音声を出力させ、人感知センサーが第三者を感知しない場合には、広指向性スピーカに音声を出力させることを特徴とする遊技機。 - 人感知センサーが第三者を感知しなくなったことを契機に、人感知センサーの第三者を感知しない状態が継続した時間を計時する不感知時間タイマを備え、
音声出力制御手段は、指向性切替スピーカに狭指向性モードで音声を出力させている場合において、不感知時間タイマが所定時間を計時したことを契機に、指向性切替スピーカの音声の出力を狭指向性モードから広指向性モードに切り替えるが、不感知時間タイマが所定時間を計時する前に人感知センサーが第三者を再び感知したときには、指向性切替スピーカの音声の出力を狭指向性モードで継続することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 人感知センサーが第三者を感知しなくなったことを契機に、人感知センサーの第三者を感知しない状態が継続した時間を計時する不感知時間タイマを備え、
音声出力制御手段は、狭指向性スピーカのみに音声を出力させている場合において、不感知時間タイマが所定時間を計時したことを契機に、広指向性スピーカの音声の出力を開始するが、不感知時間タイマが所定時間を計時する前に人感知センサーが第三者を再び感知したときには、広指向性スピーカの音声の出力を開始しないことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008279179A JP2010104537A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008279179A JP2010104537A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010104537A true JP2010104537A (ja) | 2010-05-13 |
Family
ID=42294587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008279179A Pending JP2010104537A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010104537A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016105944A (ja) * | 2016-03-18 | 2016-06-16 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2018143626A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2021183188A (ja) * | 2017-04-19 | 2021-12-02 | 株式会社三共 | 遊技機 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000005385A (ja) * | 1998-06-19 | 2000-01-11 | Snk:Kk | 遊技場に用いられる音響システム |
JP2005221445A (ja) * | 2004-02-09 | 2005-08-18 | Citizen Watch Co Ltd | スピーカー付き時計 |
JP2008193434A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Sharp Corp | スピーカ装置 |
JP2008207635A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Alpine Electronics Inc | 座席駆動制御装置、制御プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2008245971A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Taiyo Jidoki:Kk | パチンコ機等の遊戯機用筐体におけるアナウンス装置 |
-
2008
- 2008-10-30 JP JP2008279179A patent/JP2010104537A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000005385A (ja) * | 1998-06-19 | 2000-01-11 | Snk:Kk | 遊技場に用いられる音響システム |
JP2005221445A (ja) * | 2004-02-09 | 2005-08-18 | Citizen Watch Co Ltd | スピーカー付き時計 |
JP2008193434A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Sharp Corp | スピーカ装置 |
JP2008207635A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Alpine Electronics Inc | 座席駆動制御装置、制御プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2008245971A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Taiyo Jidoki:Kk | パチンコ機等の遊戯機用筐体におけるアナウンス装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016105944A (ja) * | 2016-03-18 | 2016-06-16 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2018143626A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2021183188A (ja) * | 2017-04-19 | 2021-12-02 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP7164686B2 (ja) | 2017-04-19 | 2022-11-01 | 株式会社三共 | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5303218B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2008023222A (ja) | 遊技機 | |
JP2010104537A (ja) | 遊技機 | |
JP5350672B2 (ja) | スロットマシン | |
JP5336231B2 (ja) | スロットマシン | |
JP2008178586A (ja) | 遊技機 | |
JP5368161B2 (ja) | スロットマシン | |
JP5368160B2 (ja) | スロットマシン | |
JP2009261600A (ja) | 遊技機 | |
JP2008131965A (ja) | 遊技機 | |
JP2008054753A (ja) | 遊技機 | |
JP2007089803A (ja) | 遊技機 | |
JP2009240483A (ja) | 遊技機 | |
JP2010259707A (ja) | スロットマシン | |
JP2010051645A (ja) | 遊技機 | |
JP2008048852A (ja) | 遊技機 | |
JP2009055991A (ja) | 遊技機 | |
JP2008086354A (ja) | 遊技機 | |
JP2006204405A (ja) | メダルセレクタ及びそれを備えた遊技機 | |
JP2006263280A (ja) | 遊技機及びメダル選別装置 | |
JP5368159B2 (ja) | スロットマシン | |
JP2010051643A (ja) | 遊技機 | |
JP2010051646A (ja) | 遊技機 | |
JP2010124916A (ja) | 遊技機 | |
JP2006000492A (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110817 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130218 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130704 |