JP5336231B2 - スロットマシン - Google Patents

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本発明は、スロットマシンに関し、さらに詳しくは、回転リールが所定の滑りコマ数で回転を停止するとともに、当選役の図柄の組み合わせが所定の有効ライン上に揃った場合には、当該当選役に応じた通常利益に加え、特別利益を遊技者に与えるスロットマシンに関するものである。
従来、遊技媒体としてメダルを用いて遊技を行う遊技機には、周面に複数の図柄が付された3個の回転リールと、各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、対応する回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチとを備えたスロットマシンが知られている。
このようなスロットマシンでは、スタートスイッチの操作を契機に、3個の回転リールが回転を開始するとともに、複数の当選役のいずれに当選かまたはハズレかの抽選が行われる。そして、この抽選で当選役に当選すると、当該当選役に入賞し得る権利が発生する。ここで、当選役に入賞し得る権利が発生した場合に、ストップスイッチが操作されると、当該当選役に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に揃い得るように各回転リールの停止制御が行われる。さらに、すべての回転リールの回転が停止されたときに、当選役に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に揃うと、当該当選役の入賞となって遊技者に所定の利益を付与する。
また、特許文献1には、通常の遊技である「通常遊技」や、小役に当選する確率が通常遊技よりも高い遊技である「ビッグボーナス(以下「BB」という。)」や、当選役の抽選結果に関する情報を報知する「アシストタイム」を有するスロットマシンが記載されている。アシストタイム中は、当選した当選役が報知されたり、当選役が入賞するストップスイッチの操作順序が報知されたりするので、当選役に係る図柄の組み合わせを容易に揃えることができる。
また、特許文献2には、通常のBBである「ノーマルBB」や、アシストタイムも同時に行うBBである「スーパーBB」を有するスロットマシンが記載されている。
特開2006−239060号公報 特開2004−236888号公報
ところで、特許文献1に記載されたスロットマシンでは、BBの終了を契機に、アシストタイムを開始するか否かの抽選(以下「AT開始抽選」という)を行う。そして、このAT開始抽選で当選すると、アシストタイムを開始するようになっている。
また、特許文献2に記載されたスロットマシンでは、BB当選役の入賞を契機にAT開始抽選を行う。そして、AT開始抽選で当選すると、「スーパーBB」へ移行するようになっている。
このように、AT開始抽選は、ビッグボーナスの終了やBB当選役の入賞などを契機に一律に行われ、ここに遊技者の干渉する余地がなかった。そのため、遊技が単調になり、遊技者が遊技を行うにつれて飽きてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技者が緊張感を持って遊技を行うことにより、遊技を飽きずに継続することができるスロットマシンを提供することである。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、正面側に開口する正面開口部(11)を有する箱形の筐体(1)と、正面開口部(11)を閉塞可能な前扉(3)と、筐体(1)の内部に設けられ、表面に複数個の図柄が付された複数個の回転リール(23)と、前扉(3)に設けられ、各回転リール(23)の一部の図柄を視認可能にする図柄表示窓(31)と、各回転リール(23)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(53)と、各回転リール(23)に対応して設けられ、対応する回転リール(23)の回転を停止させるためのストップスイッチ(54)と、スタートスイッチ(53)の操作を契機に、複数の当選役のいずれに当選か又はハズレかの抽選を行う当選抽選手段(130)と、ストップスイッチ(54)の操作を契機に、対応する回転リール(23)の回転位置及び当選抽選手段(130)の抽選結果に基づいて、当該回転リール(23)の停止制御を行う停止制御手段(160)とを備え、メダルの投入を契機に、複数の有効ライン(37)を有効化するとともに、スタートスイッチ(53)の操作を受け付け、各回転リール(23)が当選役の図柄の組み合わせを有効ライン(37)上に揃えるように回転を停止した場合には、当該当選役に応じた通常利益を遊技者に与えるスロットマシン(S)であって、特定の個数の図柄が図柄表示窓(31)に表示されるとともに有効ライン(37)上に適正に表示される時の回転リール(23)の停止位置を「停止基準位置」とし、ストップスイッチ(54)が操作されてから、対応する回転リール(23)がいずれかの停止基準位置に停止するまでの間に、図柄表示窓(31)を通過する停止基準位置の数を「滑りコマ数」とし、回転リール(23)が所定の滑りコマ数で回転を停止したか否かを判定する滑りコマ数判定手段(240)と、各回転リール(23)が所定の有効ライン(37)上に当選役の図柄の組み合わせを揃えるように回転を停止したか否かを判定する入賞有効ライン判定手段(250)とを備え、各回転リール(23)が所定の当選役(以下「特別当選役」という。)の図柄の組み合わせを有効ライン(37)上に揃えるように回転を停止したゲームにおいて、滑りコマ数判定手段及び入賞有効ライン判定手段の判定に基づいて、当該特別当選役に応じた通常利益に加え、特別利益を遊技者に付与可能であり、各回転リール(23)が特別当選役の図柄の組み合わせを有効ライン(37)上に揃えるように回転を停止したゲームについて、回転リール(23)が所定の滑りコマ数で回転を停止したと滑りコマ数判定手段(240)により判定され、且つ各回転リール(23)が全有効ライン(37)中の所定の有効ライン(37)上に当該当選役の図柄の組み合わせを揃えるように回転を停止したと入賞有効ライン判定手段(250)により判定された場合と、各回転リール(40)が前記所定の滑りコマ数以外の他の滑りコマ数で回転を停止したと滑りコマ数判定手段(240)により判定された場合、または各回転リール(23)が前記所定の有効ライン(37)以外の他の有効ライン(37)上に当該当選役の図柄の組み合わせを揃えるように回転を停止したと入賞有効ライン判定手段(250)により判定された場合とで、特別利益の付与状態が異なるように形成されていることを特徴とする
「通常利益」は、各回転リール(23)が当選役の図柄の組み合わせを有効ライン(37)上に揃えるように回転を停止したことを契機に、当該当選役に応じて遊技者に与える利益である。具体的には、例えば、所定枚数のメダルを支払う、または特別遊技に移行させる等とすることができる。
「特別利益」は、各回転リール(23)が「特別当選役」の図柄の組み合わせを有効ライン(37)上に揃えるように回転を停止したゲームについて、回転リール(23)が所定の滑りコマ数で回転を停止したと滑りコマ数判定手段(240)により判定され、且つ各回転リール(23)が所定の有効ライン(37)上に当該当選役の図柄の組み合わせを揃えるように回転を停止したと入賞有効ライン判定手段(250)により判定されたことを契機に、当該当選役に応じた通常利益に加え、さらに遊技者に与える利益である。「通常利益」と「特別利益」とは、同じ利益としてもよいし、異なる利益としてもよい。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の特徴に加え、前記特別当選役は、当選しているゲームで当該当選役の図柄の組み合わせが有効ライン(37)上に揃わなかった場合には当選状態が次のゲームに持ち越されるように形成されていることを特徴とする。
なお、複数個の回転リール(23)の少なくとも1個は、特別当選役の図柄の組み合わせを構成する図柄(以下「構成図柄」という。)が複数個付され、いずれの停止基準位置でも複数個の構成図柄が図柄表示窓(31)に表示されない特別回転リールであり、特別回転リールが所定の構成図柄を当該有効ライン(37)上に表示するように回転を停止したか否かを判定する構成図柄表示判定手段を備え、各回転リール(23)が所定の当選役(以下「特別当選役」という。)の図柄の組み合わせを有効ライン(37)上に揃えるように回転を停止したゲームについて、回転リール(23)が所定の滑りコマ数で回転を停止したと滑りコマ数判定手段(240)により判定され、且つ各回転リール(23)が所定の有効ライン(37)上に当該当選役の図柄の組み合わせを揃えるように回転を停止したと入賞有効ライン判定手段(250)により判定された場合に、特別回転リールが所定の構成図柄を当該有効ライン(37)上に表示するように回転を停止したと構成図柄表示判定手段により判定されたときには、当該当選役に応じた通常利益に加え、特別利益を遊技者に与えるが、特別回転リールが所定の構成図柄を当該有効ライン(37)上に表示しないように回転を停止したと構成図柄表示判定手段により判定されたときには、特別利益を遊技者に与えないようにしてもよい
「特別回転リール」は、構成図柄が複数個付され、いずれの停止基準位置でも複数個の構成図柄が図柄表示窓(31)に表示されない回転リール(23)である。したがって、特別回転リールが停止基準位置にある時は、当該特別回転リールのいずれか1個の構成図柄が図柄表示窓(31)に表示されるか、または当該特別回転リールのいずれの構成図柄も図柄表示窓(31)に表示されなくなる。
なお、筐体(1)に設けられた複数個の回転リール(23)のうちで、一部の回転リール(23)を「特別回転リール」にしてもよいし、すべての回転リール(23)を「特別回転リール」にしてもよい。
「構成図柄表示判定手段」は、特別回転リールが所定の構成図柄を当該有効ライン(37)上に表示するように回転を停止したか否かを判定する。
なお、複数個の特別回転リールを備えたスロットマシン(S)とした場合に、構成図柄表示判定手段に一部の特別回転リールについて判定させてもよいし、構成図柄表示判定手段にすべての特別回転リールについて判定させてもよい。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、回転リールが所定の滑りコマ数で回転を停止するとともに、「特別当選役」の図柄の組み合わせが所定の有効ライン上に揃った場合には、当該当選役に応じた通常利益に加え、特別利益を遊技者に与えるが、回転リールが他の滑りコマ数で回転を停止した場合、または「特別当選役」の図柄の組み合わせが他の有効ライン上に揃った場合には、特別利益を遊技者に与えないようにすることができる。これにより、遊技者は、特別利益を得るために、緊張感を持ってストップスイッチを操作することから、遊技を飽きずに継続することができる。
第1の実施の形態に係るスロットマシンを示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおいて前扉を取り外した状態を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける図柄表示窓及び有効ラインを示す正面図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける各回転リールのリールテープを展開して示す展開図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける制御装置の入力、制御及び出力の概略を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおいて、有効ライン上に図柄の組み合わせが揃うと入賞となる当選役、及び当該図柄を説明する説明図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける遊技の制御の概略を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける停止制御処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける遊技移行処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおける条件判定処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るスロットマシンにおける条件判定処理を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態を2例挙げて、図面を参照しつつ順次説明する。
なお、「正面」とは、スロットマシンSにおける、遊技者が遊技を行う際に向き合う面をいう。また、「右側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て右側を意味し、「左側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て左側を意味する。
(第1の実施の形態)
(スロットマシンS)
本実施の形態に係るスロットマシンSは、遊技媒体としてメダルを用いて遊技が行われる。
スロットマシンSは、図1及び図2に示すように、正面側に開口する正面開口部11を有する箱形の筐体1を備えている。筐体1の内部には、高さ方向略中央で水平となるように中板12が設けられている。また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部11を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられている。前扉3は、正面開口部11の上部を開閉可能に閉塞する上扉30と、正面開口部11の下部を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
また、筐体1の底板には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット4と、メダルを貯留するとともに、その貯留したメダルを受け皿43へ払い出すためのホッパー5とが設置されている。ホッパー5は、特に図示しないが、複数のメダルを貯留することが可能なメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを1枚ずつ排出するための払出装置6と、払出装置6により排出されたメダルを検出するための払出センサー7とを備えている。また、払出装置6により排出されたメダルは、メダル排出部44を通って受け皿43に払い出されるようになっている。
また、筐体1の内部には、3個の回転リール23を有するリールユニット22と、スロットマシンSの遊技を制御するための遊技制御装置100とが設けられている。
リールユニット22は、3個の回転リール23(左側に位置する「左回転リール23L」、中央に位置する「中央回転リール23M」、右側に位置する「右回転リール23R」)と、それぞれの駆動軸に固定された回転リール23を回転駆動するための3個のステッピングモータ26とを備えている。また、各回転リール23は、合成樹脂からなる回転ドラムと、回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ28とを備えている。このリールテープ28の外周面には、図4に示すように、「7(赤色)」、「BAR」、「ベル」、「スイカ」、「チェリー」及び「REP」の図柄が配置されている。また、各回転リール23の回転ドラムには、突起状のインデックスが設けられるとともに、リールユニット22の所定位置には、インデックスを検出するためのインデックスセンサー27が設けられている。
上扉30の略中央部には、各回転リール23の図柄を正面側から視認可能にするための図柄表示窓31が設けられている。また、図3に示すように、図柄表示窓31には、水平に伸びる上段の有効ライン37(第一有効ライン37A)、水平に伸びる下段の有効ライン37(第二有効ライン37B)、図柄表示窓31の対角線に伸びる右下がりの有効ライン37(第三有効ライン37C)、図柄表示窓31の対角線に伸びる右上がりの有効ライン37(第四有効ライン37D)の4本が形成されている。ここで、各有効ライン37上に図柄を適正に表示する時の回転リール23の停止位置を、「停止基準位置」という。各回転リール23には、図柄が21個ずつ付されていることから、停止基準位置も21ずつ存在する。
また、図柄表示窓31の上方には、図1に示すように、画像表示装置34(例えば、液晶ディスプレイやCRT等)が設けられている。また、上扉30における画像表示装置34の周りには、ランプ33が設けられている。また、図柄表示窓31の下方には、クレジットされたメダルの枚数や遊技の設定値を表示するための数値表示部32(例えば、7セグメント表示器等)が設けられている。ここで、クレジットとは、メダル投入口42から投入され、メダルセレクター46により正規なメダルとしてホッパー5へ移送されるメダル、または所定の入賞により払い出されるメダルを、スロットマシンS内部に電子的に貯留することである。
また、上扉30の裏面には、図2に示すように、スロットマシンSの演出を制御するための演出制御装置300と、種々のサウンドを出力するためのスピーカ35とが設けられている。
下扉40の上部には、図1に示すように、スロットマシンSを操作するための操作部50が設けられている。操作部50には、クレジットされたメダルを減じてメダルの投入に代えるためのベットスイッチ51、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートスイッチ53、回転リール23の回転を停止させるための3個のストップスイッチ54(左回転リール23Lに対応する「左ストップスイッチ54L」、中央回転リール23Mに対応する「中央ストップスイッチ54M」、右回転リール23Rに対応する「右ストップスイッチ54R」)が設けられている。
また、下扉40には、メダルを1枚ずつ投入するためのメダル投入口42と、スロットマシンS内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口41と、メダル払い出し口41から排出されたメダルを溜めておくための受け皿43とが設けられている。
また、下扉40の裏面には、図2に示すように、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながら真贋で選別するためのメダルセレクター46と、メダルセレクター46の下方に開口し、メダル払い出し口41に連通するメダル排出部44と、種々のサウンドを出力するためのスピーカ45とが設けられている。メダルセレクター46は、メダル投入口42から投入されたメダルをホッパー5へ誘導するためのメダル通路と、メダル通路の下流まで流下したメダルを検出するための投入センサー47と、メダル通路を流下するメダルを投入センサー47に検出される前にメダル排出部44へ排除するためのブロッカー装置48とを備えている。ブロッカー装置48は、1ゲームが進行している最中や、クレジットされているメダルが上限の50枚に達しているときに、メダル通路を流下するメダルをメダル排出部44へ排除するようになっている。
なお、ランプ33、画像表示装置34及びスピーカ35,45などは、遊技を演出する演出装置として機能する。具体的には、画像表示装置34に所定の画像を表示させたり、スピーカ35,45から所定の音声を出力させたり、ランプ33を所定のパターンで点滅させたり等により、遊技を演出することができる。
(制御装置10)
制御装置10は、スロットマシンSを制御するためのものである。また、制御装置10は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O、及び乱数発生器等を備えている。
本実施の形態では、制御装置10は、主にスロットマシンSの遊技を制御する遊技制御装置100と、遊技制御装置100からの信号を受信して、主にスロットマシンSの演出を制御する演出制御装置300とを備えている。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置とを別個に構成することにより、演出制御に割り当てるメモリを大幅に増やすことができるとともに、演出のみを変更することも可能になっている。
(遊技制御装置100)
遊技制御装置100は、スロットマシンSの遊技を制御するためのものである。
また、遊技制御装置100の入力段には、図5に示すように、インデックスセンサー27、払出センサー7、投入センサー47、ベットスイッチ51、精算スイッチ52、スタートスイッチ53、ストップスイッチ54などのパーツが接続されている。
また、遊技制御装置100の出力段には、図5に示すように、ステッピングモータ26、払出装置6、ブロッカー装置48、数値表示部32などのパーツが接続されている。
また、遊技制御装置100は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、通常遊技制御手段110、特別遊技制御手段120、当選抽選手段130、回転制御手段140、回転位置判断手段150、停止制御手段160、入賞判定手段170、ベット数記憶手段180、支払制御手段200、滑りコマ数記憶手段230、滑りコマ数判定手段240、入賞有効ライン判定手段250などとして機能する(図5参照)。
次に、遊技制御装置100が備える各手段について説明する。
(ベット数記憶手段180)
ベット数記憶手段180は、ベットされたメダルの枚数(以下「ベット数」という)を記憶するためのものである。具体的には、ベット数記憶手段180は、メダル投入口42からメダルが投入されて、投入センサー47がメダルを検出すると、ベット数に「1」を加算する更新を行う。また、ベット数記憶手段180のベット数には、上限が設定されている。本実施の形態では、ベット数記憶手段180のベット数の上限は「3」に設定されている。
また、ベット数記憶手段180のベット数が「3」まで加算されると、5本の有効ライン37が有効化される。
(通常遊技制御手段110)
通常遊技制御手段110は、通常遊技を行わせるものである。
ここで、本実施の形態における通常遊技について説明する。ベット数記憶手段180の記憶するベット数が「3」である場合に、スタートスイッチ53が操作されると、リールユニット22の各ステッピングモータ26の駆動により各回転リール23が回転を開始する。その後、ストップスイッチ54が操作されると、対応する回転リール23の回転が停止する。そして、すべての回転リール23の回転が停止したときに、当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止すると、該当選役の入賞となって遊技者に所定の利益が付与される。
次に、有効ライン37上に図柄の組み合わせが揃うと入賞となる当選役、及び当該図柄について、図6を参照しつつ説明する。本実施の形態では、当選役には、入賞により特別遊技(ビッグボーナス)が開始される「赤セブン当選役」と、入賞により特別遊技(レギュラーボーナス)が開始される「BAR当選役」と、入賞によりメダルを新たにベットすることなく再度1ゲームを行うことが可能な再遊技となる「リプレイ当選役」と、入賞により有効ライン1本につきメダル10枚が支払われる「ベル当選役」と、入賞により有効ライン1本につきメダル6枚が支払われる「スイカ当選役」と、入賞により有効ライン1本につきメダル2枚が支払われる「チェリー当選役」とがある。
(特別遊技制御手段120)
特別遊技制御手段120は、当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。本実施の形態では、特別遊技として、ビッグボーナス(以下「BB」という。)と、レギュラーボーナス(以下「RB」という。)とを実行可能である。
具体的には、通常遊技において「7(赤色)」の図柄が有効ライン37上に3個揃うと、BBに移行される。そして、BB中に320枚を超えるメダルの支払いが行われると、BBを終了して通常遊技に移行する。
また、通常遊技において「BAR」の図柄が有効ライン37上に3個揃うと、RBに移行される。そして、RB中に当選役に8回入賞する、またはRB中に12ゲーム行うと、RBを終了して通常遊技に移行する。
なお、BB中またはRB中に当選し得る当選役は、「ベル当選役」、「スイカ当選役」、「チェリー当選役」及び「リプレイ当選役」がある。また、RB中は、「ベル当選役」、「スイカ当選役」及び「チェリー当選役」に当選する確率が通常遊技中よりも高くなるように設定されている。
(当選抽選手段130)
当選抽選手段130は、スタートスイッチの操作を契機に、複数の当選役のいずれに当選かまたはハズレかの抽選を行うものである。
本実施の形態では、当選抽選手段130の抽選結果には、「ベル当選役」の当選となる「ベル当選」と、「スイカ当選役」の当選となる「スイカ当選」と、「チェリー当選役」の当選となる「チェリー当選」と、「赤セブン当選役」の当選となる「赤セブン当選」と、「BAR当選役」の当選となる「BAR当選」と、「リプレイ当選役」の当選となる「リプレイ当選」と、いずれの当選役にも入賞不可能となる「ハズレ」とがある。
具体的には、遊技制御装置100のROMには、乱数発生器の発生させる各乱数について、いずれの当選役に当選かまたはハズレかを割り振ったテーブルが格納されている。本実施の形態では、通常遊技用の当選判定テーブル、持越し可フラグ保有時の通常遊技用の当選判定テーブル、BB用の当選判定テーブル、RB用の当選判定テーブル等がROMに格納されている。これらの当選判定テーブルには、上述した抽選結果のいずれかに対応する領域が割り振られている。
当選抽選手段130は、スタートスイッチ54の操作を契機に、乱数発生器の発生する乱数から1つの数値が抽出し、抽出乱数データとする。そして、抽出した抽出乱数データを、遊技状態などに応じて選択した当選判定テーブルにおける当選役の当選領域と対比して、抽出乱数データがいずれかの当選領域に属する場合には当該当選領域に対応する当選を決定し、当該抽出乱数データがいずれの当選領域にも属さない場合には、「ハズレ」の決定をする。
なお、この抽選で当選すると、当該当選に対応した当選フラグが遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定される。「当選フラグ」は、当選役の当選について関連づけされた変数であり、制御装置10に当選抽選手段130の抽選結果を記憶させるためのものである。本実施の形態には、上述した各当選に対応する当選フラグ(例えば、「赤セブン当選」に対応する「赤セブン当選フラグ」など)がある。また、これらの当選フラグは、「持越し可フラグ」と「持越し不可フラグ」とに分類される。
「持越し可フラグ」は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定された場合に、当該当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に表示されないときに、消去されずに次のゲームに持ち越される当選フラグを意味する。本実施の形態では、「赤セブン当選」に対応した「赤セブン当選フラグ」、及び「BAR当選」に対応した「BAR当選フラグ」が、持越し可フラグである。
「持越し不可フラグ」は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定された場合に、当該当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に表示されないときに、次のゲームが開始される前に消去される当選フラグを意味する。本実施の形態では、「赤セブン当選フラグ」及び「BAR当選フラグ」を除いた他の当選フラグが、持越し不可フラグである。
(回転制御手段140)
回転制御手段140は、スタートスイッチ53の操作を契機に各回転リール23の回転を開始させるとともに、各回転リール23を一定の回転速度で回転させるためのものである。
具体的には、回転制御手段140は、ベット数記憶手段180の記憶するベット数が「3」である場合において、スタートスイッチ53の操作を契機に、各ステッピングモータ26の回転駆動を開始させて、各回転リール23の回転を開始させる。また、各回転リール23の回転が一定の回転速度に達するまで加速するように、各ステッピングモータ26の回転駆動を制御する。そして、各回転リール23の回転が一定の回転速度まで加速すると、各回転リール23が一定の回転速度を保って定常回転するように、各ステッピングモータ26の回転駆動を制御するようになっている。
(回転位置判断手段150)
回転位置判断手段150は、各回転リール23の回転位置を特定するためのものである。
具体的には、各回転リール23が一定の回転速度まで回転を加速して定常回転になったことを契機に、各インデックスセンサー27によるインデックスの検出を開始する。そして、インデックスセンサー27がインデックスを検出したことを契機に、ステッピングモータ26のパルス数をカウントするとともに、このパルス数に基づいて対応する回転リール23の回転位置を特定する。なお、カウントしたパルス数は、インデックスセンサー27がインデックスを検出する度にリセットされ、新たにパルス数がカウントされる。
また、各回転リール23に21個ずつ付された図柄には、インデックスセンサー27がインデックスを検出した時の回転位置を基準にした図柄番号が割り振られている。具体的には、インデックスセンサー27がインデックスを検出したときに第一有効ライン37A上にある図柄から、順次「00」〜「20」の図柄番号が割り振られている。また、それぞれの図柄番号に対応する図柄の種類を各回転リール23毎に記憶している。そして、回転リール23の回転位置、すなわちパルス数に基づいて、第一有効ライン37A上にある図柄の図柄番号を特定し、この図柄番号に基づいて図柄の種類を特定するようになっている。
(停止制御手段160)
停止制御手段160は、ストップスイッチ54の操作を契機に、対応する回転リール23の回転位置及び当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、当該回転リール23の停止制御を行うためのものである。
ここで、ストップスイッチ54が操作されてから、対応する回転リール23がいずれかの停止基準位置に停止するまでの間に、図柄表示窓31を通過する停止基準位置の数を「滑りコマ数」という。例えば、滑りコマ数「0」は、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23を、当該操作から1番目に図柄表示窓31に表示される停止基準位置に停止させることを意味する。また、滑りコマ数「1」は、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23を、当該操作から1番目に図柄表示窓31に表示される停止基準位置を通過させて、2番目に図柄表示窓31に表示される停止基準位置に停止させることを意味する。本実施の形態では、停止制御手段160は、当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で回転リール23を停止基準位置に停止させるようになっている。
具体的には、遊技制御装置100のROMには、ストップスイッチ54の操作時における回転リール23の回転位置に基づき、対応する回転リール23が停止基準位置に停止するまでの滑りコマ数を、回転リール23毎に規定した停止テーブルが格納されている。
本実施の形態では、それぞれの当選フラグについて、対応する停止テーブル(例えば、「赤セブン当選フラグ」に対応する「赤セブン停止テーブル」など)が遊技制御装置100のROMに格納されている。また、1つの持越し可フラグと1つの持越し不可フラグとの組み合わせのそれぞれについて、対応する停止テーブル(例えば、「赤セブン当選フラグ」及び「ベル当選フラグ」の組み合わせに対応する「赤セブン・ベル停止テーブル」など)が遊技制御装置100のROMに格納されている。これらの停止テーブルには、対応する当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように、且つその他の当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃わないように、各回転リール23の滑りコマ数が規定されている。
例えば、「赤セブン当選フラグ」に対応した「赤セブン停止テーブル」は、「7(赤色)」の図柄が有効ライン37上に3個揃い得るように、且つ「赤セブン当選役」以外の当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃わないように、各回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が規定されている。
具体的には、「赤セブン停止テーブル」は、1個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を表示できる場合は、第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。そして、1個目の回転リール23が第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止した場合に、2個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を表示できるときは、第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。さらに、1及び2個目の回転リール23が第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止した場合に、3個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を表示できるときは、第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。
なお、「赤セブン停止テーブル」は、1個目に左回転リール23Lが第一有効ライン37A及び第三有効ライン37C上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止した場合に、2個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で「7(赤色)」の図柄を第一有効ライン37A上に表示できないが、第三有効ライン37C上に表示できるときは、第三有効ライン37C上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。そして、左回転リール23L及び2個目の回転リール23が第三有効ライン37C上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止した場合に、3個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で第三有効ライン37C上に「7(赤色)」の図柄を表示できるときは、第三有効ライン37C上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。
また、「赤セブン停止テーブル」は、1個目に右回転リール23Rが第一有効ライン37A及び第四有効ライン37D上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止した場合に、2個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で「7(赤色)」の図柄を第一有効ライン37A上に表示できないが、第四有効ライン37D上に表示できるときは、第四有効ライン37D上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。そして、右回転リール23R及び2個目の回転リール23が第四有効ライン37D上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止した場合に、3個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で第四有効ライン37D上に「7(赤色)」の図柄を表示できるときは、第四有効ライン37D上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。
また、「赤セブン停止テーブル」は、1個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で「7(赤色)」の図柄を第一有効ライン37A上に表示できないが、第二有効ライン37B上に表示できるときは、第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。そして、1個目の回転リール23が第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止した場合に、2個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を表示できるときは、第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。さらに、1及び2個目の回転リール23が第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止した場合に、3個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を表示できるときは、第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。
なお、「赤セブン停止テーブル」は、1個目に左回転リール23Lが第二有効ライン37B及び第四有効ライン37D上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止した場合に、2個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で「7(赤色)」の図柄を第二有効ライン37B上に表示できないが、第四有効ライン37D上に表示できるときは、第四有効ライン37D上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。そして、左回転リール23L及び2個目の回転リール23が第四有効ライン37D上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止した場合に、3個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で第四有効ライン37D上に「7(赤色)」の図柄を表示できるときは、第四有効ライン37D上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。
また、「赤セブン停止テーブル」は、1個目に右回転リール23Rが第二有効ライン37B及び第三有効ライン37C上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止した場合に、2個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で「7(赤色)」の図柄を第二有効ライン37B上に表示できないが、第三有効ライン37C上に表示できるときは、第三有効ライン37C上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。そして、右回転リール23R及び2個目の回転リール23が「7(赤色)」の図柄を第三有効ライン37C上に表示する停止基準位置に停止した場合に、3個目のストップスイッチ54が操作された際に、対応する回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で第三有効ライン37C上に「7(赤色)」の図柄を表示できるときは、第三有効ライン37C上に「7(赤色)」の図柄を表示する停止基準位置に停止するように滑りコマ数が規定されている。
また、いずれの当選フラグにも対応しない「ハズレ停止テーブル」が遊技制御装置100のROMに格納されている。「ハズレ停止テーブル」は、いずれの当選役の図柄の組み合わせも有効ライン37上に揃わないように、各回転リール23の滑りコマ数が規定されている。
停止制御手段は、すべてのインデックスセンサー27がインデックスを検出したことを契機に、遊技制御装置100のRAMの当選フラグに応じた停止テーブルを読み出す。このとき、遊技制御装置100のRAMにいずれの当選フラグも有さない場合には、ハズレ停止テーブルを読み出す。そして、各ストップスイッチ54の操作の受付を開始する。これにより、各ストップスイッチ54の操作が有効となる。
また、ストップスイッチ54の操作を契機に、読み出した停止テーブルを参照して、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23について操作時の回転位置に応じた滑りコマ数を取得する。そして、取得した滑りコマ数分の停止基準位置が図柄表示窓31を通過した後に、最初に表示される停止基準位置に当該回転リール23が停止するように、対応するステッピングモータ26の回転駆動を制御する。
(入賞判定手段170)
入賞判定手段170は、すべての回転リール23の回転が停止したことを契機に、複数の当選役のいずれに入賞か又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
具体的には、入賞判定手段170は、例えば、「7(赤色)」の図柄が有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止されたときには、「赤セブン当選役の入賞」と判定する。また、入賞判定手段170は、どの当選役に係る図柄の組み合わせも有効ライン37上に揃わないように各回転リール23が停止されたときには、「入賞なし」と判定する。
(支払制御手段200)
支払制御手段200は、入賞によりメダルが支払われる当選役について入賞判定手段170により「当選役の入賞」と判定されたことを契機に、メダルを支払う制御を行うものである。
なお、「メダルを支払う制御」は、「ホッパー5にメダルを払い出させる制御」を行ってもよいし、「クレジット数を増加させる制御」を行ってもよい。本実施の形態では、支払制御手段200は、クレジット数が上限の「50」に達する前は、クレジット数を増加させる制御を行う。また、支払制御手段200は、クレジット数が上限の「50」に達した後は、ホッパー5にメダルを払い出させる制御を行う。
(滑りコマ数記憶手段230)
滑りコマ数記憶手段230は、回転リール23がいずれの滑りコマ数で回転を停止したかを記憶する。
本実施の形態では、滑りコマ数記憶手段230は、3個の回転リール23がいずれの滑りコマ数で回転を停止したかを、遊技制御装置100のRAMの所定領域に記憶させるようになっている。
(入賞有効ライン判定手段250)
入賞有効ライン判定手段250は、各回転リール23が所定の有効ライン37上に当選役の図柄の組み合わせを揃えるように回転を停止したか否かを判定する。
本実施の形態では、入賞有効ライン判定手段250は、入賞判定手段170により「赤セブン当選役の入賞」と判定された場合に、各回転リール23が第一有効ライン37Aまたは第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したか否かを判定する。また、入賞有効ライン判定手段250は、回転位置判断手段150により特定された各回転リール23の回転位置に基づいて判定を行う。
(滑りコマ数判定手段240)
滑りコマ数判定手段240は、回転リール23が所定の滑りコマ数で回転を停止したか否かを判定する。
本実施の形態では、滑りコマ数判定手段240は、各回転リール23が第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したと入賞有効ライン判定手段250により判定された場合に、各回転リール23が滑りコマ数「2」で回転を停止したか否かを判定する。そして、各回転リール23が滑りコマ数「2」で回転を停止したと滑りコマ数判定手段240により判定されると、AT100信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。また、滑りコマ数判定手段240は、各回転リール23が滑りコマ数「2」で回転を停止していないと判定したときには、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止したか否かを判定する。そして、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止したと滑りコマ数判定手段240により判定されると、AT30信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。
また、滑りコマ数判定手段240は、各回転リール23が第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したと入賞有効ライン判定手段250により判定された場合に、各回転リール23が滑りコマ数「0」で回転を停止したか否かを判定する。そして、各回転リール23が滑りコマ数「0」で回転を停止したと滑りコマ数判定手段240により判定されると、AT60信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。また、滑りコマ数判定手段240は、各回転リール23が滑りコマ数「0」で回転を停止していないと判定したときには、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止したか否かを判定する。そして、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止したと滑りコマ数判定手段240により判定されると、AT10信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。
(演出制御装置300)
演出制御装置300は、遊技制御装置100からの信号に基づいて、スロットマシンSの演出を制御するためのものである。
また、演出制御装置300の出力段には、図5に示すように、ランプ33、画像表示装置34、スピーカ35,45などのパーツが接続されている。
演出制御装置は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、画像データ記憶手段310、画像表示制御手段320、音声データ記憶手段330、音声出力制御手段340、ランプ点滅制御手段350、アシストタイム開始抽選手段360、アシストタイム制御手段370などとして機能する(図5参照)。
次に、演出制御装置300が備える各手段について説明する。
(アシストタイム開始抽選手段360)
アシストタイム開始抽選手段360は、アシストタイムを開始するか否かの抽選(以下「AT開始抽選」という)を行うためのものである。なお、アシストタイムについては後述する。
本実施の形態では、アシストタイム開始抽選手段360は、AT100信号、AT60信号、AT30信号またはAT10信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信されたことを契機に、AT開始抽選を行う。そして、このAT開始抽選で当選すると、送信された信号に応じた「AT開始フラグ」を演出制御装置300のRAMの所定領域に設定する。具体的には、AT100信号には「AT100開始フラグ」を、AT60信号には「AT60開始フラグ」を、AT30信号には「AT30開始フラグ」を、AT10信号には「AT10開始フラグ」を、演出制御装置300のRAMの所定領域に設定する。そして、演出制御装置300のRAMの所定領域に「AT開始フラグ」を有する場合に、BBを終了して通常遊技に移行したときには、これらのフラグが消去されるとともに、アシストタイム制御手段によりアシストタイムが開始される。
なお、アシストタイム開始抽選手段360は、当選抽選手段130と同様に乱数を用いてAT開始抽選を行うものとし、これについての説明は省略する。
(アシストタイム制御手段370)
本実施の形態には、当選抽選手段130の抽選結果に関する情報を報知する「アシストタイム」が設けられている。アシストタイムは、アシストタイム制御手段370により制御される。
アシストタイム制御手段370は、演出制御装置300のRAMの所定領域に「AT開始フラグ」を有する場合に、BBを終了して通常遊技に移行すると、移行して最初のゲームからアシストタイムを開始する。そして、アシストタイム中において、当該「AT開始フラグ」に応じた回数のゲームを消化すると、アシストタイムを終了する。具体的には、「AT100開始フラグ」では100ゲーム消化により、「AT60開始フラグ」では60ゲーム消化により、「AT30開始フラグ」では30ゲーム消化により、「AT10開始フラグ」では10ゲーム消化により、アシストタイムを終了する。
また、アシストタイム制御手段370は、アシストタイム中に当選抽選手段130の抽選で当選役に当選すると、当該当選役に当選した旨を報知する演出を演出装置に行わせる。具体的には、画像表示制御手段320の制御により画像表示装置34が当該当選役に当選した旨の画像を表示するとともに、音声出力制御手段340の制御によりスピーカ35,45が当該当選役に当選した旨の音声を出力する。
(画像データ記憶手段310)
画像データ記憶手段310は、画像表示装置34に表示させる画像に関するデータ(画像データ)を記憶する。この画像データは、ROMに格納されており、必要に応じてCPUに出力される。
本実施の形態では、画像データ記憶手段310は、当選抽選手段130の抽選結果に関する情報を報知する画像として、当選抽選手段130の抽選で「ベル当選役」に当選した旨を示唆する画像、「スイカ当選役」に当選した旨を示唆する画像、及び「チェリー当選役」に当選した旨を示唆する画像などの画像データを記憶する。
(画像表示制御手段320)
画像表示制御手段320は、画像データ記憶手段310の記憶する画像データに基づいて、画像表示装置34の画像の表示を制御するためのものである。換言すると、遊技制御装置100からの信号に基づき、画像データ記憶手段310の記憶する画像データを選択し、この画像データに従って画像表示装置34に画像を表示させるようになっている。
本実施の形態では、画像表示制御手段320は、アシストタイム中における当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、画像表示装置34に画像を表示させる。
具体的には、画像表示制御手段320は、当選抽選手段130の抽選で「ベル当選役」に当選した旨の信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信されたことを契機に、当選抽選手段130の抽選で「ベル当選役」に当選した旨を示唆する画像の画像データを選択し、この画像データに従って画像表示装置34に画像を表示させる。
(音声データ記憶手段330)
音声データ記憶手段330は、スピーカ35,45に出力させる音声に関するデータ(音声データ)を記憶する。この音声データは、ROMに格納されており、必要に応じてCPUに出力される。
本実施の形態では音声データ記憶手段330は、当選抽選手段130の抽選結果に関する情報を報知する音声として、当選抽選手段130の抽選で「ベル当選役」に当選した旨を示唆する音声、「スイカ当選役」に当選した旨を示唆する音声、及び「チェリー当選役」に当選した旨を示唆する音声などの音声データを記憶する。
(音声出力制御手段340)
音声出力制御手段340は、音声データ記憶手段330の記憶する音声データに基づいて、スピーカ35,45の音声の出力を制御するためのものである。換言すると、遊技制御装置100からの信号に基づき、音声データ記憶手段330の記憶する音声データを選択し、この音声データに従ってスピーカ35,45にBGMや効果音を発生させるようになっている。
本実施の形態では、音声出力制御手段340は、アシストタイム中における当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、スピーカ35,45に音声を出力させる。
具体的には、音声出力制御手段340は、当選抽選手段130の抽選で「ベル当選役」に当選した旨の信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信されたことを契機に、当選抽選手段130の抽選で「ベル当選役」に当選した旨を示唆する音声の音声データを選択し、この音声データに従ってスピーカ35,45に音声を出力させる。
(ランプ点滅制御手段350)
ランプ点滅制御手段350は、ランプ33の点滅を制御するためのものである。具体的には、ランプ点滅制御手段350は、遊技制御装置100からの信号に基づき、複数の点滅パターンから1つ選択し、この点滅パターンに従ってランプ33を点滅させるようになっている。
(スロットマシンSの動作)
次に、スロットマシンSにおける遊技の制御の概略について、図7に示したフローチャートを用いて説明する。この制御は、遊技制御装置100で所定時間毎に繰り返し実行される。
ステップ101において、ベット処理が行われる。具体的には、投入センサー47がメダルを検出すると、ベット数記憶手段180のベット数に「1」を加算する更新が行われる。または、ベットスイッチ51が操作されると、クレジット数を減じるとともに、ベット数記憶手段180のベット数に加算する更新が行われる。そして、ベット数記憶手段180のベット数が「3」になると、ステップ102に進む。
ステップ102において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ103に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ102に戻る。
ステップ103において、回転制御手段140の制御により各回転リール23が回転を開始して、一定の回転速度まで加速する。そして、ステップ104に進む。
ステップ104において、当選抽選手段130による当選抽選処理が行われる。具体的には、複数の当選役のいずれに当選かまたはハズレかの抽選が行われる。そして、ステップ105に進む。
ステップ105において、停止制御手段160による停止制御処理が行われる。そして、ステップ106に進む。なお、停止制御処理については、後述する。
ステップ106において、入賞判定手段170による入賞判定処理が行われる。具体的には、複数の当選役のいずれに入賞か又は入賞なしかの判定が行われる。そして、ステップ107に進む。
ステップ107において、支払制御手段200による支払制御処理が行われる。具体的には、入賞した当選役に応じた枚数のメダルを支払う制御が行われる。そして、ステップ108に進む。
ステップ108において、遊技移行処理が行われる。そして、ステップ109に進む。なお、遊技移行処理については、後述する。
ステップ109において、ゲーム更新処理が行われる。具体的には、RAMの所定の領域がクリアされて、持越し不可フラグの消去、入賞済みの持越し可フラグの消去、ベット数記憶手段180のベット数のクリア等がなされる。そして、ステップ110に進む。
ステップ110において、再遊技であるか否かの判断が行われる。そして、再遊技であると判断した場合には、ステップ111に進む。再遊技でないと判断した場合には、ゲームを終了する。
ステップ111において、再遊技ベット処理が行われる。具体的には、今回のゲームでベットされたメダルの枚数、つまり「3」をベット数記憶手段180のベット数に加算する更新が行われる。そして、ゲームを終了する。
次に、ステップ105の停止制御処理について、図8に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ201において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に有する当選フラグに応じた停止テーブルが、停止テーブル記憶手段から停止テーブル選択手段によって読み出される。そして、ステップ202に進む。
ステップ202において、ストップスイッチ54の操作の受付を開始する。これにより、ストップスイッチ54が操作されてストップ信号が出力されると、対応する回転リール23の停止制御を行うようになる。そして、ステップ203に進む。
ステップ203において、1個目のストップスイッチ54が操作されたか否かの判断が行われる。そして、1個目のストップスイッチ54が操作されたと判断したときには、ステップ204に進む。1個目のストップスイッチ54が操作されていないと判断したときには、ステップ203に戻る。
ステップ204において、読み出した停止テーブルを参照して、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23の滑りコマ数を取得する。そして、ステップ205に進む。
ステップ205において、取得した滑りコマ数分の停止基準位置が図柄表示窓31を通過した後、最初に図柄表示窓31に表示される停止基準位置に停止するように、回転リール23の回転を停止させる。そして、ステップ206に進む。
ステップ206において、滑りコマ数記憶手段230が、1個目の回転リール23がいずれの滑りコマ数で回転を停止したかを、遊技制御装置100のRAMの所定領域に記憶させる。そして、ステップ207に進む。
ステップ207において、2個目のストップスイッチ54が操作されたか否かの判断が行われる。そして、2個目のストップスイッチ54が操作されたと判断したときには、ステップ208に進む。2個目のストップスイッチ54が操作されていないと判断したときには、ステップ207に戻る。
ステップ208において、読み出した停止テーブルを参照して、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23の滑りコマ数を取得する。そして、ステップ209に進む。
ステップ209において、取得した滑りコマ数分の停止基準位置が図柄表示窓31を通過した後、最初に図柄表示窓31に表示される停止基準位置に停止するように、回転リール23の回転を停止させる。そして、ステップ210に進む。
ステップ210において、滑りコマ数記憶手段230が、2個目の回転リール23がいずれの滑りコマ数で回転を停止したかを、遊技制御装置100のRAMの所定領域に記憶させる。そして、ステップ211に進む。
ステップ211において、3個目のストップスイッチ54が操作されたか否かの判断が行われる。そして、3個目のストップスイッチ54が操作されたと判断したときには、ステップ212に進む。3個目のストップスイッチ54が操作されていないと判断したときには、ステップ211に戻る。
ステップ212において、読み出した停止テーブルを参照して、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23の滑りコマ数を取得する。そして、ステップ213に進む。
ステップ213において、取得した滑りコマ数分の停止基準位置が図柄表示窓31を通過した後、最初に図柄表示窓31に表示される停止基準位置に停止するように、回転リール23の回転を停止させる。そして、ステップ214に進む。
ステップ214において、滑りコマ数記憶手段230が、3個目の回転リール23がいずれの滑りコマ数で回転を停止したかを、遊技制御装置100のRAMの所定領域に記憶させる。そして、停止制御処理を終了する。
次に、ステップ108の遊技移行処理について、図9に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ301において、BB中であるか否かの判断が行われる。BB中であると判断した場合には、ステップ302に進む。BB中でないと判断した場合には、ステップ304に進む。
ステップ302において、BB中に支払われたメダルが320枚を超えたか否かの判断が行われる。そして、BB中に支払われたメダルが320枚を超えたと判断した場合には、ステップ303に進む。BB中に支払われたメダルが320枚を超えていないと判断した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ303において、BBを終了して、通常遊技に移行する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ304において、RB中であるか否かの判断が行われる。RB中であると判断した場合には、ステップ305に進む。RB中でないと判断した場合には、ステップ307に進む。
ステップ305において、RB中に当選役に8回入賞したか、またはRB中に12ゲーム行ったか否かの判断が行われる。そして、RB中に当選役に8回入賞した、またはRB中に12ゲーム行ったと判断した場合には、ステップ306に進む。RB中に当選役に8回入賞しておらず、且つ12ゲーム行っていないと判断した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ306において、RBを終了して、通常遊技に移行する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ307において、ステップ111の入賞判定結果が「BAR当選役の入賞」であるか否かの判断が行われる。そして、入賞判定結果が「BAR当選役の入賞」であると判断した場合には、ステップ308に進む。入賞判定結果が「BAR当選役の入賞」でないと判断した場合には、ステップ309に進む。
ステップ308において、通常遊技からRBに移行する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ309において、ステップ111の入賞判定結果が「赤セブン当選役の入賞」であるか否かの判断が行われる。そして、入賞判定結果が「赤セブン当選役の入賞」であると判断した場合には、ステップ310に進む。入賞判定結果が「赤セブン当選役の入賞」でないと判断した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ310において、条件判定処理が行われる。そして、ステップ311に進む。なお、条件判定処理については、後述する。
ステップ311において、通常遊技からBBに移行する。そして、遊技移行処理を終了する。
次に、ステップ310の条件判定処理について、図10に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ401において、入賞有効ライン判定手段250が、各回転リール23が第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したか否かを、回転位置判断手段150により特定された各回転リール23の回転位置に基づいて判定する。そして、各回転リール23が第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したと判定した場合には、ステップ402に進む。各回転リール23が第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止していないと判定した場合には、ステップ406に進む。
ステップ402において、滑りコマ数判定手段240が、各回転リール23が滑りコマ数「2」で回転を停止したか否かを、滑りコマ数記憶手段230の記憶する滑りコマ数に基づいて判定する。そして、各回転リール23が滑りコマ数「2」で回転を停止したと判定した場合には、ステップ403に進む。各回転リール23が滑りコマ数「2」で回転を停止していないと判定した場合には、ステップ404に進む。
ステップ403において、AT100信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。そして、条件判定処理を終了する。
ステップ404において、滑りコマ数判定手段240が、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止したか否かを、滑りコマ数記憶手段230の記憶する滑りコマ数に基づいて判定する。そして、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止したと判定した場合には、ステップ405に進む。各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止していないと判定した場合には、条件判定処理を終了する。
ステップ405において、AT30信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。そして、条件判定処理を終了する。
ステップ406において、入賞有効ライン判定手段250が、各回転リール23が第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したか否かを、回転位置判断手段150により特定された各回転リール23の回転位置に基づいて判定する。そして、各回転リール23が第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したと判定した場合には、ステップ407に進む。各回転リール23が第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止していないと判定した場合には、条件判定処理を終了する。
ステップ407において、滑りコマ数判定手段240が、各回転リール23が滑りコマ数「0」で回転を停止したか否かを、滑りコマ数記憶手段230の記憶する滑りコマ数に基づいて判定する。そして、各回転リール23が滑りコマ数「0」で回転を停止したと判定した場合には、ステップ408に進む。各回転リール23が滑りコマ数「0」で回転を停止していないと判定した場合には、ステップ404に進む。
ステップ408において、AT60信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。そして、条件判定処理を終了する。
ステップ409において、滑りコマ数判定手段240が、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止したか否かを、滑りコマ数記憶手段230の記憶する滑りコマ数に基づいて判定する。そして、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止したと判定した場合には、ステップ410に進む。各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止していないと判定した場合には、条件判定処理を終了する。
以上のように、第1の実施の形態によれば、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止するとともに、「赤セブン当選役」の図柄の組み合わせが第一有効ライン37Aまたは第二有効ライン37B上に揃った場合には、「通常利益」として通常遊技からBBへ移行するとともに、「特別利益」としてアシスト報知抽選を行うが、各回転リール23が滑りコマ数「3」ないし「4」の範囲で回転を停止した場合、または「赤セブン当選役」の図柄の組み合わせが第三有効ライン37Cまたは第四有効ライン37D上に揃った場合には、「特別利益」のアシスト報知抽選を行わないようになっている。これにより、遊技者は、「特別利益」のアシスト報知抽選を行わせるために、緊張感を持ってストップスイッチ54を操作することから、遊技を飽きずに継続することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係るスロットマシンは、ハードウエアの構成については、第1の実施の形態に係るスロットマシンと同様である。
また、第2の実施の形態に係る遊技制御装置100は、第1の実施の形態に係る遊技制御装置100の備える各手段に加えて、後述する「構成図柄表示判定手段」を備えている。
そこで、第2の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
ここで、特別当選役の図柄の組み合わせを構成する図柄(以下「構成図柄」という。)が複数個付され、いずれの停止基準位置でも複数個の構成図柄が図柄表示窓31に表示されない回転リールを、「特別回転リール」という。
本実施の形態では、「赤セブン当選役」が「特別当選役」であることから、「7(赤色)」の図柄が「構成図柄」となる。
また、図4に示すように、各回転リール23には、「7(赤色)」の図柄が2個ずつ付されている。したがって、回転リール23が停止基準位置にある時は、当該回転リール23の「7(赤色)」の図柄の一方が図柄表示窓31に表示されるか、または当該回転リール23の「7(赤色)」の図柄の双方とも図柄表示窓31に表示されないか、のどちらかとなる。
(滑りコマ数判定手段240)
滑りコマ数判定手段240は、回転リール23が所定の滑りコマ数で回転を停止したか否かを判定する。
本実施の形態では、滑りコマ数判定手段240は、入賞判定手段170により「赤セブン当選役の入賞」と判定された場合に、滑りコマ数記憶手段230の記憶する滑りコマ数に基づいて、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止したか否かを判定する。
(入賞有効ライン判定手段250)
入賞有効ライン判定手段250は、各回転リール23が所定の有効ライン37上に当選役の図柄の組み合わせを揃えるように回転を停止したか否かを判定する。
本実施の形態では、入賞有効ライン判定手段250は、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止したと滑りコマ数判定手段240により判定された場合に、各回転リール23が第一有効ライン37Aまたは第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したか否かを判定する。また、入賞有効ライン判定手段250は、回転位置判断手段150により特定された各回転リール23の回転位置に基づいて判定を行う。
(構成図柄表示判定手段)
構成図柄表示判定手段は、特別回転リールが所定の構成図柄を当該有効ライン上に表示するように回転を停止したか否かを判定する。
本実施の形態では、構成図柄表示判定手段は、各回転リール23が第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したと入賞有効ライン判定手段250により判定された場合に、左回転リール23Lが図柄番号15の「7(赤色)」の図柄を第一有効ライン37A上に表示するように回転を停止したか否かを判定する。そして、左回転リール23Lが図柄番号15の「7(赤色)」の図柄を第一有効ライン37A上に表示するように回転を停止したと構成図柄表示判定手段により判定されると、AT100信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。
また、構成図柄表示判定手段は、各回転リール23が第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したと入賞有効ライン判定手段250により判定された場合に、左回転リール23Lが図柄番号01の「7(赤色)」の図柄を第二有効ライン37B上に表示するように回転を停止したか否かを判定する。そして、左回転リール23Lが図柄番号01の「7(赤色)」の図柄を第二有効ライン37B上に表示するように回転を停止したと構成図柄表示判定手段により判定されると、AT60信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。
なお、本実施の形態に係る構成図柄表示判定手段は、所定の構成図柄を所定の有効ライン上に表示するように回転を停止したか否かの判定を、1個の特別回転リール(左回転リール23L)に対して行ったが、複数個の特別回転リールに対して行ってもよい。
例えば、各回転リール23が第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したと入賞有効ライン判定手段250により判定された場合に、左回転リール23Lが図柄番号15の「7(赤色)」の図柄を、中央回転リール23Mが図柄番号15の「7(赤色)」の図柄を、右回転リール23Rが図柄番号15の「7(赤色)」の図柄を、それぞれ第一有効ライン37A上に表示するように回転を停止したか否かを判定する。そして、各回転リール23が所定の「7(赤色)」の図柄を第一有効ライン37A上に表示するように回転を停止したと構成図柄表示判定手段により判定されると、AT100信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信されるように形成してもよい。
(スロットマシンSの動作)
次に、本実施の形態の条件判定処理について、図11に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ501において、滑りコマ数判定手段240が、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止したか否かを、滑りコマ数記憶手段230の記憶する滑りコマ数に基づいて判定する。そして、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止したと判定した場合には、ステップ502に進む。各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止していないと判定した場合には、条件判定処理を終了する。
ステップ502において、入賞有効ライン判定手段250が、各回転リール23が第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したか否かを、回転位置判断手段150により特定された各回転リール23の回転位置に基づいて判定する。そして、各回転リール23が第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したと判定した場合には、ステップ503に進む。各回転リール23が第一有効ライン37A上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止していないと判定した場合には、ステップ505に進む。
ステップ503において、構成図柄表示判定手段が、左回転リール23Lが図柄番号15の「7(赤色)」の図柄を第一有効ライン37A上に表示するように回転を停止したか否かを判定する。そして、左回転リール23Lが図柄番号15の「7(赤色)」の図柄を第一有効ライン37A上に表示するように回転を停止したと判定した場合には、ステップ504に進む。左回転リール23Lが図柄番号15の「7(赤色)」の図柄を第一有効ライン37A上に表示しないように回転を停止したと判定した場合には、条件判定処理を終了する。
ステップ504において、AT100信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。そして、条件判定処理を終了する。
ステップ505において、入賞有効ライン判定手段250が、各回転リール23が第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したか否かを、回転位置判断手段150により特定された各回転リール23の回転位置に基づいて判定する。そして、各回転リール23が第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止したと判定した場合には、ステップ506に進む。各回転リール23が第二有効ライン37B上に「7(赤色)」の図柄を揃えるように回転を停止していないと判定した場合には、条件判定処理を終了する。
ステップ506において、構成図柄表示判定手段が、左回転リール23Lが図柄番号01の「7(赤色)」の図柄を第二有効ライン37B上に表示するように回転を停止したか否かを判定する。そして、左回転リール23Lが図柄番号01の「7(赤色)」の図柄を第二有効ライン37B上に表示するように回転を停止したと判定した場合には、ステップ507に進む。左回転リール23Lが図柄番号01の「7(赤色)」の図柄を第二有効ライン37B上に表示しないように回転を停止したと判定した場合には、条件判定処理を終了する。
ステップ507において、AT60信号が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。そして、条件判定処理を終了する。
以上のように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、次の効果を奏する。
すなわち、第2の実施の形態によれば、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止するとともに、「赤セブン当選役」の図柄の組み合わせが第一有効ライン37A上に揃った場合に、左回転リール23Lの図柄番号15の「7(赤色)」の図柄が第一有効ライン37A上に表示されるときには、「通常利益」として通常遊技からBBへ移行するとともに、「特別利益」としてアシスト報知抽選を行うが、左回転リール23Lの図柄番号15の「7(赤色)」の図柄が第一有効ライン37A上に表示されないときには、「特別利益」のアシスト報知抽選を行わないようになっている。
また、各回転リール23が滑りコマ数「0」ないし「2」の範囲で回転を停止するとともに、「赤セブン当選役」の図柄の組み合わせが第二有効ライン37B上に揃った場合に、左回転リール23Lの図柄番号01の「7(赤色)」の図柄が第二有効ライン37B上に表示されるときには、「通常利益」として通常遊技からBBへ移行するとともに、「特別利益」としてアシスト報知抽選を行うが、左回転リール23Lの図柄番号01の「7(赤色)」の図柄が第二有効ライン37B上に表示されないときには、「特別利益」のアシスト報知抽選を行わないようになっている。
これにより、遊技者は、「特別利益」のアシスト報知抽選を行わせるために、緊張感を持ってストップスイッチ54を操作することから、遊技を飽きずに継続することができる。
(他の実施の形態)
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形や改良も含むものである。また、本発明は、上述した実施の形態を適宜組み合わせる、または組み替えることもできる。
また、上述した実施の形態は、当選抽選手段130の抽選結果に関する情報を報知する「アシストタイム」を有し、「特別利益」としてアシストタイムを開始するか否かを抽選する「AT開始抽選」を行うようになっている。アシストタイムが開始すると、遊技者が普段よりも高い頻度で当選役に入賞して、手持ちのメダルを増やすことができるので、遊技の興趣を十分に発揮することができるが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、当選抽選手段130の抽選でリプレイ当選役に当選する確率が通常遊技よりも高く設定された遊技である所謂「リプレイタイム」を有し、「特別利益」としてリプレイタイムに移行するか否かを抽選する「リプレイタイム移行抽選」を行うようにしてもよい。リプレイタイムに移行すると、通常遊技中よりも高い確率でリプレイ当選役に入賞することから、遊技者は手持ちのメダルの減りを緩和することができる。これにより、遊技の興趣を十分に発揮することができる。
また、例えば、音声データ記憶手段330には特別なBGMの音声データを予め記憶し、「特別利益」として音声出力制御手段340がこのBGMをスピーカ35,45から出力させるようにしてもよい。また、例えば、画像データ記憶手段310には特別な画像の画像データを予め記憶し、「特別利益」として画像表示制御手段320がこの画像を画像表示装置34に表示させるようにしてもよい。これにより、遊技者は通常聴くことができない特別なBGMを聴いたり、通常見ることができない特別な画像を見たりしながら遊技を行うので、遊技の興趣を十分に発揮することができる。
また、従来のスロットマシンでは、当選抽選手段130の抽選で当選役に当選する確率が、設定値(例えば、設定値1〜6の6段階)に応じて予め定められており、いずれか1つの設定値が選択される。遊技者は、当選確率の高い設定値が選択されたスロットマシンで遊技を行いたいが、通常この設定値を知ることができない。そこで、本発明では、「特別利益」として、選択された設定値を遊技者に示唆するように形成してもよい。
また、上述した実施の形態では、BB中に「320枚」を超えるメダルの支払いが行われると、BBを終了して通常遊技に移行するようになっているが、「特別利益」としてBB終了条件を引き上げてもよい(例えば、「320枚」から「465枚」に引き上げる等)。これにより、より長くBBが継続して、遊技者が手持ちのメダルを増やすことができるので、遊技の興趣を十分に発揮することができる。
なお、上述した実施の形態では、アシストタイム中に当選抽選手段130の抽選で当選役に当選すると、当該当選役に当選した旨を報知する演出を演出装置に行わせるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ストップスイッチ54の操作順序について規定された当選役があり、規定された操作順序に従ってストップスイッチ54を操作すると、この当選役に入賞するスロットマシンとする。アシストタイム中に当選抽選手段130の抽選でこの当選役に当選すると、規定された操作順序を報知する演出を演出装置に行わせるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、メダルを用いて遊技を行うスロットマシンについて説明したが、本発明は、パチンコ玉を用いて遊技を行うスロットマシンなどにも適用することができる。
S スロットマシン 1 筐体
3 前扉 23 回転リール
31 図柄表示窓 37 有効ライン
53 スタートスイッチ 54 ストップスイッチ
130 当選抽選手段 160 停止制御手段
240 滑りコマ数判定手段 250 入賞有効ライン判定手段

Claims (2)

  1. 正面側に開口する正面開口部を有する箱形の筐体と、
    正面開口部を閉塞可能な前扉と、
    筐体の内部に設けられ、表面に複数個の図柄が付された複数個の回転リールと、
    前扉に設けられ、各回転リールの一部の図柄を視認可能にする図柄表示窓と、
    各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールに対応して設けられ、対応する回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
    スタートスイッチの操作を契機に、複数の当選役のいずれに当選か又はハズレかの抽選を行う当選抽選手段と、
    ストップスイッチの操作を契機に、対応する回転リールの回転位置及び当選抽選手段の抽選結果に基づいて、当該回転リールの停止制御を行う停止制御手段とを備え、
    メダルの投入を契機に、複数の有効ラインを有効化するとともに、スタートスイッチの操作を受け付け、
    各回転リールが当選役の図柄の組み合わせを有効ライン上に揃えるように回転を停止した場合には、当該当選役に応じた通常利益を遊技者に与えるスロットマシンであって、
    特定の個数の図柄が図柄表示窓に表示されるとともに有効ライン上に適正に表示される時の回転リールの停止位置を「停止基準位置」とし、
    ストップスイッチが操作されてから、対応する回転リールがいずれかの停止基準位置に停止するまでの間に、図柄表示窓を通過する停止基準位置の数を「滑りコマ数」とし、
    回転リールが所定の滑りコマ数で回転を停止したか否かを判定する滑りコマ数判定手段と、
    各回転リールが所定の有効ライン上に当選役の図柄の組み合わせを揃えるように回転を停止したか否かを判定する入賞有効ライン判定手段とを備え、
    各回転リールが所定の当選役(以下「特別当選役」という。)の図柄の組み合わせを有効ライン上に揃えるように回転を停止したゲームにおいて、滑りコマ数判定手段及び入賞有効ライン判定手段の判定に基づいて、当該特別当選役に応じた通常利益に加え、特別利益を遊技者に付与可能であり、各回転リールが特別当選役の図柄の組み合わせを有効ライン上に揃えるように回転を停止したゲームについて、回転リールが所定の滑りコマ数で回転を停止したと滑りコマ数判定手段により判定され、且つ各回転リールが全有効ライン中の所定の有効ライン上に当該当選役の図柄の組み合わせを揃えるように回転を停止したと入賞有効ライン判定手段により判定された場合と、各回転リールが前記所定の滑りコマ数以外の他の滑りコマ数で回転を停止したと滑りコマ数判定手段により判定された場合、または各回転リールが前記所定の有効ライン以外の他の有効ライン上に当該当選役の図柄の組み合わせを揃えるように回転を停止したと入賞有効ライン判定手段により判定された場合とで、特別利益の付与状態が異なるように形成されていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記特別当選役は、当選しているゲームで当該当選役の図柄の組み合わせが有効ライン上に揃わなかった場合には当選状態が次のゲームに持ち越されるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
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