JP2003236082A - 遊技機用スピーカの取付け構造 - Google Patents
遊技機用スピーカの取付け構造Info
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- JP2003236082A JP2003236082A JP2002038065A JP2002038065A JP2003236082A JP 2003236082 A JP2003236082 A JP 2003236082A JP 2002038065 A JP2002038065 A JP 2002038065A JP 2002038065 A JP2002038065 A JP 2002038065A JP 2003236082 A JP2003236082 A JP 2003236082A
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Abstract
音量の増大、音質の向上を図ることのできる遊技機用ス
ピーカの取付け構造を提供する。 【解決手段】 本発明である遊技機用スピーカの取付け
構造は、枠17の取付け面25pにコーン型スピーカ2
1が配置される平面バッフル型を呈する。スピーカ21
は、背面側から被さって枠17に形成された係合部47
に固定される着脱カバー19により所定位置に固定され
る。スピーカ21のリングフレーム27と着脱カバー1
9とにまたがる固定補助部材23を設けたことにより、
スピーカ21と取付け面25pとの密接状態がしっかり
と維持される。これにより、音声出力時、コーン31の
みを効率良く振動させることができ、音量の増大、音質
の向上が見込める。
Description
ットマシンのスピーカの取付け構造に関する。
には、コーン型のスピーカが取付けられている。たとえ
ば、特開2000−308744号公報には、コーン型
のスピーカを用いるとともにバスレフ型のエンクロージ
ャを形成して音質を向上させる技術が開示されている。
また、特許第2593804号公報には、保持リングに
スピーカを吸着させることによりスピーカを収容部にし
っかりと固定する技術が開示されている。
側は、配線や部品が込み入っているので、できれば簡単
に部品の着脱を行えることが好ましい。着脱の簡便性を
向上させた取付け構造としては、たとえば以下のような
ものがある。すなわち、遊技台の枠に形成されたスピー
カ取付け部にコーン型スピーカを押し当て、その状態で
スピーカのうしろから着脱カバーで固定する構造であ
る。着脱カバーは、取付け部にしっかりと固定できるよ
うになっており、コーン型スピーカにすっぽり被さる形
となる。たったこれだけで、スピーカの脱落を阻止する
ことができる。スピーカ自体は、着脱カバーおよび取付
け部のいずれに対しても、ネジなどで締結されることは
ないので、遊技台へのスピーカの取付けは非常に簡単で
ある。
コ機やスロットマシンのスピーカといえば、音が出れば
それで合格、という程度にしか考えられていなかった。
しかし、音量の増大、音質の向上を図ることが遊技機の
完成度を高める手段の1つとして考えられるようになっ
てきている。高性能なスピーカを採用することは近道で
あることに間違いないが、それにともない部品コストも
間違いなく嵩む。また、スピーカの径を大きくするに
は、遊技台の枠(筐体)自体の再設計も必要となり、好
ましくない。
維持しつつ、安価に音量の増大、音質の向上を図ること
のできる遊技機用スピーカの取付け構造を提供すること
にある。
を解決するために、本発明の遊技機用スピーカの取付け
構造は、遊技台のスピーカ取付け部と、そこに配置され
るコーン型スピーカと、該スピーカに背面側から被さっ
て取付け部に固定される着脱カバーとによる遊技機用ス
ピーカの取付け構造であって、スピーカは、取付け部お
よび着脱カバーのいずれとも非接合状態であるととも
に、コーンの外周部を保持してその展開状態を維持する
リングフレームと着脱カバーとにまたがって配置される
固定補助部材により、取付け部との密接状態が維持され
ていることを特徴とする。
スピーカを取付け部に固定した構造は、スピーカが取付
け部および着脱カバーのいずれとも非接合状態であるが
故に、取付け部にぴったりと接しにくい。本発明者はそ
の点に着目し、上記本発明を完成させるに至った。すな
わち、リングフレームと着脱カバーとにまたがる固定補
助部材を設けたことにより、スピーカと取付け部との密
接状態を向上させている。これにより、音声出力時、着
脱カバーの内側においてフレームやヨークといった部分
が振動することが抑制される。コーンのみを効率良く振
動させることは音量の増大を意味し、音質の向上にも寄
与する。
発明の一実施形態について説明する。まず図1は、本発
明が適用されるパチンコ機100(遊技台)の正面模式
図である。パチンコ機100は、方形枠状の基体1を有
する。基体1の内側には、遊技盤や部品が取付けられた
枠体が配置される。パチンコ機100の正面には、たと
えばガラス扉3、上皿7、発射ハンドル9、下皿15、
灰皿13などの部品が取付けられている。上皿7は、ガ
ラス扉3と同様に台の手前に開く上皿扉5に固定されて
いる。上皿扉5の裏側には、上皿7に準備された遊技球
を発射装置(図示せず)に1個ずつ順番に導くカセット
が取付けられている。また、上皿扉5には、その裏側に
配置されたスピーカから出力される音声を、パチンコ機
100の外部に導く音声出力孔11が複数形成されてい
る。
分断面模式図であり、図1中のA−A’に沿った遊技盤
面に垂直な断面を表している。図2に示すように、上皿
扉5の後ろ側には枠17が配置されており、その枠17
のスピーカ取付け部25に、着脱カバー19に保持され
る形でスピーカ21が取付けられている。図2より理解
できるように、本実施形態では平面バッフル型の取付け
構造が採用されている。スピーカ21は、上皿扉5に形
成された音声出力孔11と対向する位置に取付けられて
いる。もちろん、上皿扉5にスピーカ21を直接取付け
ることもできる。なお、パチンコ機100についていえ
ば、遊技者が対峙する側が正面側、制御装置や補給装置
が取付けられる側が後ろ側(または裏側)である。
造を説明する斜視図である。コーン型スピーカ21は、
マグネットやボイスコイルを収容した金属製のヨーク2
9と、ヨーク29と同材質であり該ヨーク29から十字
に延びるフレーム28と、該フレーム28と一体に形成
されたリングフレーム27とを含んで構成されている。
リングフレーム27は、スピーカ21の最大径部をなし
ている。ヨーク29の前面側に配置されるセンタードー
ム(図示せず)からは、半径方向外向きにコーン31が
展延している。リングフレーム27は、コーン31の外
周部(ロールエッジ)を保持してコーン31の展開状態
を維持している。さらに詳しくは、スピーカ21の前面
側において、環状のガスケット51とリングフレーム2
7との間にスピーカ31の外周部31sが挟まれ、ガス
ケット51がリングフレームに嵌着されることにより、
コーン31の展開状態が保持されている(図6参照)。
ガスケット51は、紙、樹脂などの材料で構成されてい
る。フレーム28には、ガイシ35が取付けられてお
り、このガイシ35を介してリード線34により電力が
供給される。また、スピーカ21の背面側において、環
状の固定補助部材23がリングフレーム27の周縁に沿
って配置されている。
ーカ取付け部25(以下、単に取付け部25ともいう)
に配置される。取付け部25には、スピーカ21の前面
部をなすガスケット51よりも径小の開口25kが形成
されており、その開口25kの周縁の取付け面25pに
スピーカ21を密接させることとなる。スピーカ21か
ら出力される音声は、開口25kおよび前述した音声出
力孔11を通じてパチンコ機100の外部に出力され
る。スピーカ21自身は、取付け部25への固定手段
(ねじ、係合部など)を有さない。取付け部25へのス
ピーカ21の固定は、着脱カバー19を用いて行われ
る。
背面側から被さって該スピーカ21を取付け部25に密
接させる役割を担う。着脱カバー19のスピーカ収容口
は、スピーカ21のリングフレーム27よりもやや径大
(たとえば直径で0.1〜1mm程度)とされている。
着脱カバー19は、その内側にスピーカ21を収容する
とともに、該着脱カバー19の係合部37と取付け部2
5に形成された係合部47との嵌り合いによって取付け
部25に固定される。着脱カバー19の係合部37は、
該着脱カバー19の周面に形成された凸条部として構成
されている。枠17と一体に形成された係合部47は、
鉤状の形態を有する。これらの係合部37,47とを互
いに嵌め合わせて着脱カバー19を取付け部25に固定
する。このように、着脱カバー19は、ネジやボルトな
どの締結手段を必要とせず、ワンタッチで取付け部25
に着脱することが可能になっている。電力供給用のリー
ド線34は、固定補助部材23に形成された切り欠き部
33よりスピーカ21の外方に延出され、さらに着脱カ
バー19に形成された切り欠き部41から取り出されて
パチンコ機100の制御基板に接続される。なお、着脱
カバー19の切り欠き部41は、該着脱カバー19の周
方向における複数箇所に形成されている。
形成されており、その段付部49には、周方向の所定間
隔をおいて通孔39が多数形成されている。スピーカ2
1のヨーク29を収容する底面部45には、その中央に
通孔46が1つ形成されている。スピーカ21より出力
される背面波は、それらの通孔39,46を通じて着脱
カバー19の外部に出力される。また、通孔39,39
を仕切るように形成された1対の鍔部43,43によ
り、着脱カバー19を取付け部25に固定する際に回し
やすくなる。
付けられた状態での断面を示す。図6は、図4の部分拡
大図である。図3にも示したように、スピーカ21は、
取付け部25(詳しくは取付け部25の形成された枠1
7)および着脱カバー19のいずれとも非接合状態にお
かれる。固定補助部材23は、リングフレーム27と着
脱カバー19とにまたがって配置されている。これによ
り、ガスケット51が取付け面25pにほぼ隙間なく接
し、スピーカ21と取付け部25との密接状態が維持さ
れている。固定補助部材23が除去された場合、着脱カ
バー19の内側においてスピーカ21の可動隙間が生
じ、音声出力時にコーン31のみならず、スピーカ21
全体が振動する。そのことは、振動エネルギーのロスを
意味するので好ましくない。
リングフレーム27からスピーカ21の後方側に向かっ
て延びて着脱カバー19の内面に当接する。具体的に
は、スピーカ21の背面側において、環状の固定補助部
材23によりコーン31が取り囲まれる形となってい
る。固定補助部材23は、リングフレーム27よりも外
側にはみ出さないように径が調整されている。すなわ
ち、前面側からスピーカ21を観察したとき、固定補助
部材23を視認することはできない。ヨーク29は、固
定補助部材23よりもスピーカ21の後方側に突出して
いる。これに応じて着脱カバー19の内側は、段付凹状
に形成されている。すなわち、着脱カバー19における
スピーカの収容部は、段付部49と底面部29とからな
る。そして、スピーカ21を着脱カバー19内に収容さ
せた際、固定補助部材23は、リングフレーム27と段
付部49とに挟まれて位置する。これにより着脱カバー
19は、固定補助部材23を介してスピーカ21を後側
から支えることとなる。また、固定補助部材23がスペ
ーサの役割を果たすことにより、ヨーク29は底面部4
5から離間している。これにより、ヨーク29と対向す
る位置に形成された通孔46からも、スピーカ21の背
面波が出力される。
のスピーカ収容口端19pと、スピーカ前面のガスケッ
ト51(コーン保持部)との高さが一致して、スピーカ
21が取付け部25に密接されるように、固定補助部材
23の高さ調整がなされている。つまり、スピーカ21
の前面と着脱カバー19の開口面とが面一とされてい
る。ここでいう高さは、スピーカの前後方向における位
置で表される。枠17における取付け面25pに、スピ
ーカ21のガスケット51が密接することにより、隙間
から背面波が前面側に回りこむといった不具合も生じな
い。図5の模式図に示すように、クリアな音質を望むに
は、コーン31から出力された前面波と背面波とが干渉
して弱めあうことがないように、音の回り込みを防ぐ必
要がある。スピーカ21が取付け部25(具体的には取
付け面25p)に密接していない場合、背面波が前面側
に回りこむ隙間が生じているかもしれないので好ましく
ない。
3は、切り欠き部33を除く周方向全域にわたって着脱
カバー19に接するように構成されている。そうするこ
とにより、スピーカ21は着脱カバー19に一層確実に
保持される。加えて、スピーカ21の背面波が前面側に
回りこむこともより強く防止される。本実施形態におい
ては、コーン31より出力された背面波は、固定補助部
材23により前面側への回りこみが阻まれるとともに、
着脱カバー19に形成された通孔39を通じてパチンコ
機100内に効果的に導かれる。
には、その内側にスピーカ21が配置された際、固定補
助部材23の外周縁23pよりもスピーカ21の中心寄
りに位置する通孔39が複数形成されている。固定補助
部材23よりもスピーカ21の中心寄りに形成された通
孔39を通じ、スピーカ21の背面波が着脱カバー19
の外部に効率良く出力される。また、固定補助部材23
が障壁となるので、前面側への背面波の回りこみも、よ
り強く阻止される。
は、スピーカ21とは別部材であり、リングフレーム2
7に固着されて一体となっている。固定補助部材23に
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリロニトリル
ブタジエンスチレン共重合体などの樹脂を使用するとよ
い。そして、スピーカ21とは別体に用意したものを、
接着剤でリングフレーム27に固着させる。別形態とし
て、固定補助部材23を予めスピーカ21の一部として
フレーム28およびリングフレーム27と一体に形成し
ておく方法もある。さらには、着脱カバー19と一体に
形成することも可能であろう。着脱カバー19は、固定
補助部材23と同様の樹脂材料で構成される。また、固
定補助部材23が特に環状である必要もなく、たとえば
リングフレーム27の周縁に沿って断続的に設けること
も可能である。
各要件に付与した符号は、添付の図面の対応部分に付さ
れた符号を援用して用いたものであるが、あくまでも発
明の理解を容易にするために付与したものであり、特許
請求の範囲における各構成要件の概念をなんら限定する
ものではない。
Claims (9)
- 【請求項1】 遊技台(100)のスピーカ取付け部
(25)と、そこに配置されるコーン型スピーカ(2
1)と、該スピーカ(21)に背面側から被さって前記
取付け部(25)に固定される着脱カバー(19)とに
よる遊技機用スピーカの取付け構造であって、 前記スピーカ(21)は、前記取付け部(25)および
前記着脱カバー(19)のいずれとも非接合状態である
とともに、コーン(31)の外周部(31s)を保持し
てその展開状態を維持するリングフレーム(27)と前
記着脱カバー(19)とにまたがって配置される固定補
助部材(23)により、前記取付け部(25)との密接
状態が維持されていることを特徴とする遊技機用スピー
カの取付け構造。 - 【請求項2】 前記固定補助部材(23)は、前記リン
グフレーム(27)に沿って配置される環状部材である
請求項1記載の遊技機用スピーカの取付け構造。 - 【請求項3】 前記固定補助部材(23)は、前記リン
グフレーム(27)から前記スピーカ(21)の後方側
に向かって延びて前記着脱カバー(19)の内面に当接
する請求項1または2記載の遊技機用スピーカの取付け
構造。 - 【請求項4】 前記固定補助部材(23)は、前記リン
グフレーム(27)と一体とされている請求項1ないし
3のいずれか1項に記載の遊技機用スピーカの取付け構
造。 - 【請求項5】 前記固定補助部材(23)は、前記スピ
ーカ(21)とは別部材であり、前記リングフレーム
(27)に固着されて一体となっている請求項4記載の
遊技機用スピーカの取付け構造。 - 【請求項6】 前記着脱カバー(19)は、該着脱カバ
ー(19)の係合部(37)と前記取付け部(25)に
形成された係合部(47)との嵌り合いによって前記取
付け部(25)に固定される請求項1ないし5のいずれ
か1項に記載の遊技機用スピーカの取付け構造。 - 【請求項7】 前記着脱カバー(19)には、その内側
に前記スピーカ(21)が配置された際、前記固定補助
部材(23)の外周縁(23p)よりも前記スピーカ
(21)の中心寄りに位置する通孔(39)が形成され
ている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の遊技機
用スピーカの取付け構造。 - 【請求項8】 前記固定補助部材(23)は、前記着脱
カバー(19)のスピーカ収容口端(19p)と、スピ
ーカ前面のコーン保持部(51)との高さが一致して、
前記スピーカ(21)が前記取付け部(25)に密接さ
れるように高さ調整されている請求項1ないし7のいず
れか1項に記載の遊技機用スピーカの取付け構造。 - 【請求項9】 前記着脱カバー(19)の内側は、段付
凹状に形成されてなり、前記スピーカ(21)を該着脱
カバー(19)内に収容させた際、前記固定補助部材
(23)は、前記リングフレーム(27)と段付部(4
9)とに挟まれる請求項1ないし8のいずれか1項に記
載の遊技機用スピーカの取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002038065A JP4340414B2 (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 遊技機用スピーカの取付け構造 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4340414B2 JP4340414B2 (ja) | 2009-10-07 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP4340414B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054442A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2007260135A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Samii Kk | 弾球遊技機の音響装置 |
JP2008104643A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Heiwa Corp | 遊技音響装置 |
-
2002
- 2002-02-15 JP JP2002038065A patent/JP4340414B2/ja not_active Expired - Fee Related
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