JP3894492B2 - スピーカ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ再生などに用いるスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、オーディオ再生では、広い周波数帯域で高音質の音響再生が可能なスピーカ装置が要望されている。周波数帯域を低音側まで延すには、大口径のスピーカを、大容積のスピーカボックスに装着しているスピーカ装置を用いる必要がある。スピーカでは、磁気回路とボイスコイルとを備える動電形などの駆動部による駆動で振動する振動板から、周囲の空気に音響振動が伝播される。振動板には周囲の空気からの反力が伝達され、空気に伝播される音響振動に応じて駆動部も振動してしまう。この振動がスピーカボックスに伝達され、スピーカボックスの表面が振動して、この振動による音響出力も周囲の空気に放射されてしまう。この音響出力は、振動板から放射される音響出力に比較して、位相のずれや歪みが付加されているので、スピーカから放射される音響出力の音質を損ねてしまう。
【0003】
本件出願人は、スピーカボックスを前半と後半とに分割可能とし、前半部分に開口部を設けて、スピーカボックス内にスピーカユニットを収容し、スピーカボックス内部の空間でスピーカユニットの駆動部を支持し、スピーカユニットの音響放射部をスピーカボックスの前半の開口部に緩衝材を介して接続して形成するスピーカシステムを開示している(たとえば、特許文献1参照)。スピーカユニットは、スピーカボックスの前半と後半との接続部からスピーカボックス内部に先端が挿入されるスタンドで直接支持され、スピーカユニットの駆動部などに生じる振動が、スピーカボックスには伝わりにくくされている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−285974号公報(図1、図17)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1で開示しているようなスピーカシステムでは、スピーカボックスの外部のスタンドの先端をスピーカボックス内部まで挿入し、スピーカユニットを支持している。スタンドをスピーカボックス内部に挿入する部分では、緩衝材などを用いて、スピーカボックス内部の音響出力が外部に漏れないようにしているので、スタンドに対してスピーカボックスの首振りなどを行わせることができない。高音側を再生するときには、スピーカから放射される音響出力に指向性が強い。スピーカシステムを左右など空間的に離れた位置に置いて、ステレオ再生を行うようなときには、スピーカシステムを聴取者の位置に向けることが好ましい。
【0006】
本発明の目的は、スタンドをスピーカボックスの内部まで挿入する必要がなく、スピーカ装置自体でスピーカユニットに生じる振動がスピーカボックスに伝達しないようにすることが可能なスピーカ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、開口部が設けられるスピーカボックス内にスピーカユニットを収容し、スピーカボックス内部の空間でスピーカユニットを支持し、スピーカユニットの音響放射部をスピーカボックスの開口部に接続して形成するスピーカ装置において、
スピーカボックス内で、スピーカユニットの駆動部の背面側に連結され、仮想的に音響振動に対する接地として作用しうる質量を有する本体部、および本体部から延びる複数の支持部を備える錘りと、
スピーカボックスに設けられ、錘りの支持部をそれぞれ固定する固定部材とを含むことを特徴とするスピーカ装置である。
【0008】
本発明に従えば、スピーカ装置は、スピーカボックス内でスピーカユニットを支持し、スピーカユニットの音響放射部をスピーカボックスの開口部に接続する。スピーカボックスの内部で、スピーカユニットの駆動部の背面側に、錘りの本体部連結される。錘りの本体部は、仮想的に音響振動に対する接地として作用しうる大きな質量を有するので、スピーカユニットの音響放射部が音響出力を伝播する空気に比較して音響インピーダンスが充分に高くなり、空気への音響出力の放射に伴う反力を受けても、ほとんど振動しない。錘りの本体部からは、複数の支持部が延び、固定部材がスピーカボックスに設けられ、錘りの支持部をそれぞれ固定するので、スピーカボックス内部で錘りを支持することができる。錘りの本体部にはスピーカユニットの駆動部が連結され、仮想的な接地として作用する錘りの本体部によって、スピーカユニットを、振動が伝わらないようにスピーカボックスの内部で支持することができる。スピーカボックスを音響再生を行う部屋の床面や壁面などから離すためにスタンドなどを用いるときであっても、スタンドをスピーカボックス内部に挿入してスピーカユニットを直接支持する必要はなく、スタンドとスピーカボックスとの間を枢支状態として、首振りなどを行わせることもできる。
【0009】
また本発明で、前記錘りは、前記複数の支持部を、それぞれ異なる形状で有することを特徴とする。
本発明に従えば、錘りの複数の支持部がそれぞれ異なる形状となるので、支持部が共振する振動の周波数がずれ、特定の周波数で振動が増大しないようにすることができる。
【0010】
また本発明で、前記錘りは、前記複数の支持部の形状の違いに関連する表示を備えることを特徴とする。
本発明に従えば、支持部の形状の違いに関連する表示を備えるので、形状の違いが視認しにくい程度であっても、スピーカボックス内での錘りの固定方向を、間違えないようにすることができる。たとえば一対のスピーカ装置を左右に配置して2チャネルステレオ再生を行うような場合に、左右でスピーカ装置内の錘りの向きが異ならないようにすることができる。
【0011】
また本発明で、前記錘りの複数の支持部は、前記スピーカボックスの固定部材によって固定される部分が同一形状であり、本体部から延出する部分の形状が異なることを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、錘りの本体部から複数の支持部を、本体部から延出する部分の形状を異ならせて、共振周波数をずらすことができる。支持部の先端で固定部材によって固定する部分は、同一形状とすることができるので、固定部材に同一規格のものを使用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態であるスピーカ装置1の概略的な側断面構成を示す。スピーカ装置1で電気音響変換を行うスピーカユニット2は、大略的に卵型のスピーカボックス3内に収納される。スピーカボックス3は、接合部3aの前後で、前半部分であるバッフル4と後半部分であるボックス5とに分割可能である。バッフル4には、開口部4aが設けられる。スピーカボックス3内部の空間でスピーカユニット2の駆動部6を支持し、スピーカユニットの音響放射部7をスピーカボックス3のバッフル4の開口部4aにフェルトやゴムなどの緩衝材8を介して接続する。スピーカボックス3の底部には、枢支機構を備えて、スピーカボックスの首振りを可能にするスタンド9が接続される。
【0014】
スピーカボックス3内で、スピーカユニット2の駆動部6の背面側には、錘り10が連結される。錘り10は、仮想的に音響振動に対する接地として作用しうる質量を有する本体部11と、複数の支持部12bとを備える。本体部11の質量は、スピーカユニット2と同程度となり、グランドアンカーとして機能する。支持部12bは、スピーカボックス3のバッフル4とボックス5との接続部3aに向って本体部11から放射状に延びる形状を有する。スピーカボックス3のバッフル4とボックス5との接続部3aでは、錘り10の支持部12を、フェルトなどの緩衝材13で挟み、ボルト14などの固定部材でそれぞれ固定する。
【0015】
スピーカボックス3は、たとえば発泡ポリプロピレン(PP)などの合成樹脂材料を成形して形成する。スピーカボックス3の一方、たとえばバッフル4の底部には、半球状の凸球面15が一体的に形成される。凸球面15の表面に部分的に嵌合する凹球面を有し、凸球面15に摺接して変位可能な摺接部材16を、外殻部材17で凸球面15に押圧させる。外殻部材17には、摺接部材16の表面から径方向の外方に延びる連結部16aを通過させる溝17aが形成される。連結部16aの先端は、床面などに載置可能なスタンド9に接続される。スタンド9の底部を床面などに載置すれば、外殻部材17によって覆われる凸球面15と摺接部材16との間の摺動変位で、スピーカボックス3の向きを変える首振りを行わせることができ、凸球面15、摺接部材16および外殻部材17で枢支機構18を構成している。
【0016】
スピーカボックス3のバッフル4の開口部4aには、ネット19が着脱可能であり、ネット19を装着すれば、スピーカユニット2の音響放射部7の振動板などを指先で触れることができないように保護することができる。ネット19は、開口部4aの周囲に設ける環状の溝4bに、ゴムリング20とともに挿入して固定され、ゴムリング20を外してネット19も除去することができる。スピーカボックス3の背面側には、穴21が設けられ、スピーカユニット2を電気的に駆動するための端子22が取付けられている。
【0017】
錘り10の支持部12の先端には、ボルト14を挿通させるための貫通孔23が形成される。貫通孔23の内径は、ボルト14のねじ部の外径より大きく、支持部12とボルト14とは直接接触しない。後述するように、複数の支持部12は、形状が異なるように形成されている。錘り10には、取付ける向きを示すTOP表示24が施されている。なお、スピーカボックス3の背面側には、バスレフポート25を設けることもでき、スピーカボックス3をバスレフ型のキャビネットとして動作させることができる。バスレフポート25の周囲は、吸音材26で覆われる。スピーカボックス3にバスレフポート25を設けないで、密閉型のキャビネットとすることもできる。スピーカボックス3内部にも、吸音材などを入れておくこともできる。
【0018】
図2、図3、図4および図5は、図1のスピーカ装置1を、側面視、正面視、背面視、および平面視してそれぞれ示す。図1は、図3の切断面線I−Iから見た断面図に相当する。スピーカボックス3内に収容するスピーカユニット2の音響放射部7の口径が、たとえば70mm程度である場合を想定する。スピーカボックス3の頂部からスタンド9の底部までの高さHは160mm程度となり、ネット19を含めたスピーカボックス3の奥行Dも160mm程度となり、スピーカボックス3の幅Wは120mm程度となる。錘り10の支持部12の先端を固定するボルト14は、スピーカユニット3のボックス5からバッフル4との接続部分付近まで形成している穴21の奥に挿入し、バッフル4に設ける穴を雌ねじとして利用して締結を行う。スピーカボックス3のボックス5の背面側には、スピーカユニット2に対する電気的な接続を行うための端子22も設けられる。
【0019】
以上のように、スピーカ装置1では、前半と後半とに分割可能なスピーカボックス3内でスピーカユニット2の駆動部6を支持し、スピーカユニット2の音響放射部7をスピーカボックス3の前半部分であるバッフル4の開口部4aに緩衝材8を介して接続する。スピーカユニット2が周囲の空気に音響出力を伝播させる反力で生じるスピーカユニット2自体の振動は、緩衝材8によって減衰され、スピーカボックス3に伝わりにくい。スピーカボックス3の内部で、スピーカユニット2の駆動部6は、錘り10の本体部11に連結される。錘り10の本体部11は、仮想的に音響振動に対する接地として作用しうる大きな質量を有するので、スピーカユニット2の音響放射部7が音響出力を伝播する空気に比較して音響インピーダンスが充分に高くなり、空気への音響出力の放射に伴う反力を受けても、ほとんど振動しない。
【0020】
錘り10の本体部11からは、放射状に延びる形状を有する複数の支持部12がスピーカボックス3のバッフル4と後半部分であるボックス5との接続部3aに向って延び、ボルト14がスピーカボックス3の接続部3aで、錘り10の支持部12をそれぞれ固定するので、スピーカボックス3内部で錘り10を支持することができる。錘り10の本体部11にはスピーカユニット2の駆動部6が連結され、仮想的な接地として作用する錘り10の本体部11によって、スピーカユニット2の駆動部6を、振動が伝わらないようにスピーカボックス3の内部で支持することができる。スピーカボックス3を音響再生を行う部屋の床面や壁面などから離すためにスタンド9などを用いるときであっても、スタンド9をスピーカボックス3内部に挿入してスピーカユニット2を直接支持する必要はなく、スタンド9とスピーカボックス3との間を枢支機構18で枢支して、首振りなどを行わせることもできる。
【0021】
図6、図7および図8は、図1のスピーカ装置1に使用する錘り10を、側面断面視、側面視および正面視してそれぞれ示す。錘り10は、たとえば亜鉛を材料とするダイキャスト成形で形成され、大質量を有する本体部11と、複数、たとえば3つの支持部12a,12b,12cとを有する。本体部11は、大略的に円錐台形状であり、底面側の中央に、軸線に沿って突出するボス11aを有する。ボス11aは、図1に示すように、スピーカユニット2の駆動部6に連結される。底面側の外周部からは、径方向の外方に3つの支持部12a,12b,12cがそれぞれ突出し、各支持部12a,12b,12cの中心線10a,10b,10cは、本体部11の底面を周方向に3等分するように配置される。3つの支持部12a,12b,12cは、本体部11の底面から径方向に突出する部分の幅Wa,Wb,Wcがそれぞれ異なるように形成される。
【0022】
支持部12a,12b,12cの先端には、図1に示すように、固定部材であるボルト14を挿通して固定するための貫通孔23が設けられる。図8に示すように、貫通孔23およびその周囲の形状は、3つの支持部12a,12b,12cで共通であり、各支持部12a,12b,12cが本体部11の底面から突出する部分の幅Wa,Wb,Wcのみが異なる。貫通孔23の中心は、本体部11の中心から半径で約45mmの円周上に位置する。複数の支持部12a,12b,12cの形状が同一であると、同一の周波数で共振が生じ、余分な共振としてスピーカとしての再生音の音質を損うおそれがある。
【0023】
スピーカ装置1に使用する錘り10では、複数の支持部12a,12b,12cの共振周波数を異ならせるために、形状を異ならせている。錘り10の複数の支持部12a,12b,12cがそれぞれ異なる形状となるので、支持部12a,12b,12cが共振する振動の周波数がずれ、特定の周波数で振動が増大しないようにすることができる。支持部12a,12b,12cの形状の違いに関連する表示として、たとえばスピーカボックス3の頂部付近で固定すべき支持部12aにTOP表示24を備えるので、形状の違いが視認しにくい程度であっても、スピーカボックス3内での錘り10の固定方向を、スピーカ装置1としての組立作業時などに、間違えないようにすることができる。たとえば一対のスピーカ装置を左右に配置して2チャネルステレオ再生を行うような場合に、左右でスピーカ装置内の錘りの向きが異ならないようにすることができる。
【0024】
図8に示すように、錘り10の複数の支持部12a,12b,12cは、本体部11の外周から周方向に等間隔で延出するように形成される。各支持部12a,12b,12cは、スピーカボックス3の接続部分でボルト14によって固定される部分が同一形状であり、本体部11から延出する部分の幅Wa,Wb,Wcがそれぞれ異なる。この幅は、成形寸法のばらつきよりも大きい値、たとえば0.5mmずつ異ならせ、支持部12aの幅Waは7.4mm、支持部12bの幅Wbは6.9mm、支持部12cの幅Wcは6.4mmとすることができる。異なる程度は、数%〜10数%とする。支持部12a,12b,12cとしては、重い本体部11を支える強度が必要であり、強度が不足するほど細くすることはできない。また、太くすれば、スピーカボックス3内の空間の体積が減るので、太くしすぎるのも好ましくない。錘り10の本体部11から複数の支持部12a,12b,12cを、周方向には等間隔でほぼ同一形状で延出させ、本体部11から延出する部分の形状を異ならせて、共振周波数をずらすことができる。支持部12a,12b,12cの先端でスピーカボックス3の前半部分であるバッフル4と後半部分であるボックス5との接続部で、ボルト14によって固定する部分は、同一形状とすることができるので、ボルト14には同一規格のものを使用することができる。
【0025】
なお、支持部12a,12b,12cでは幅Wa,Wb,Wc以外の部分の形状を変えてもよいことはもちろんである。また錘り10を含む、スピーカ装置1の各部の寸法なども、使用するスピーカユニット2やスピーカボックス3の大きさに応じて変更することができる。錘り10の支持部12a,12b,12cの数も、本体部11の質量に応じて増減することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、スピーカボックスの内部で、スピーカユニットに連結される錘りの本体部は、仮想的に音響振動に対する接地として作用するので、スピーカユニットの音響放射部から空気への音響出力の放射に伴う反力を受けても、ほとんど振動しないようにすることができる。錘りの本体部から延びる形状を有する複数の支持部を、スピーカボックス内部で錘りを支持することができ、スタンドなどを用いるときであっても、スタンドをスピーカボックス内部に挿入してスピーカユニットを直接支持する必要はなく、スタンドとスピーカボックスとの間を枢支状態として、首振りなどを行わせることもできる。
【0027】
また本発明によれば、錘りの複数の支持部をそれぞれ異なる形状として、共振周波数をずらし、特定の周波数で振動が増大しないようにすることができる。
また本発明によれば、形状の違いが視認しにくい程度であっても、スピーカボックス内での錘りの固定方向を組立作業時などで間違えないように、表示で確認することができる。たとえば2チャネルステレオ再生を行うような場合に、左右でスピーカ装置内の錘りの向きが異ならないようにすることができる。
【0028】
また本発明によれば、錘りの本体部から複数の支持部を、本体部から延出する部分の形状を異ならせて、共振周波数をずらすことができる。スピーカボックスに固定部材によって固定する部分は、同一形状とすることができるので、固定部材に同一規格のものを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるスピーカ装置1の概略的な構成を示す側面断面図である。
【図2】図1のスピーカ装置1の側面図である。
【図3】図1のスピーカ装置1の正面図である。
【図4】図1のスピーカ装置1の背面図である。
【図5】図1のスピーカ装置1の平面図である。
【図6】図1の錘り10の側面断面図である。
【図7】図6の錘り10の側面図である。
【図8】図6の錘り10の正面図である。
【符号の説明】
1 スピーカ装置
2 スピーカユニット
3 スピーカボックス
3a 接続部
4 バッフル
4a 開口部
5 ボックス
6 駆動部
7 音響放射部
8,13 緩衝材
9 スタンド
10 錘り
11 本体部
12,12a,12b,12c 支持部
14 ボルト
18 枢支機構
24 TOP表示

Claims (4)

  1. 開口部が設けられるスピーカボックス内にスピーカユニットを収容し、スピーカボックス内部の空間でスピーカユニットを支持し、スピーカユニットの音響放射部をスピーカボックスの開口部に接続して形成するスピーカ装置において、
    スピーカボックス内で、スピーカユニットの駆動部の背面側に連結され、仮想的に音響振動に対する接地として作用しうる質量を有する本体部、および本体部から延びる複数の支持部を備える錘りと、
    スピーカボックスに設けられ、錘りの支持部をそれぞれ固定する固定部材とを含むことを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記錘りは、前記複数の支持部を、それぞれ異なる形状で有することを特徴とする請求項記載のスピーカ装置。
  3. 前記錘りは、前記複数の支持部の形状の違いに関連する表示を備えることを特徴とする請求項2記載のスピーカ装置。
  4. 前記錘りの複数の支持部は、前記スピーカボックスの固定部材によって固定される部分が同一形状であり、本体部から延出する部分の形状が異なることを特徴とする請求項または記載のスピーカ装置。
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