JP2003179990A - 密閉型ヘッドホン - Google Patents
密閉型ヘッドホンInfo
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/10—Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
- H04R1/1008—Earpieces of the supra-aural or circum-aural type
Landscapes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Signal Processing (AREA)
- Headphones And Earphones (AREA)
Abstract
きさ自体を気にすることなく、特に低音域のレベルを改
善する。 【解決手段】 密閉型ヘットホンにおいて、ハウジング
5により提供されるメインキャビティMCの一部分を音
響抵抗材114,120にて第1および第2の2つのサ
ブキャビティSC1,SC2に分割し、第1サブキャビ
ティSC1をドライバユニット3の背面に設け、第2サ
ブキャビティSC2をハウジング5の周辺部分に設け
る。
Description
して耳輪を覆うようにして頭部に装着される密閉型ヘッ
ドホンに関し、さらに詳しく言えば、限られたキャビテ
ィを有効に利用して、広い周波数範囲にわたってヘッド
ホンの音質を改善する技術に関するものである。
一般的な構成として、全体の支持基板としてのバッフル
板1を備え、その一方の面の周辺には、使用者の耳輪を
覆うイヤパッド2が取り付けられている。
の透孔を有し、バッフル板1の他方の面(裏面)側に
は、その透孔に望むようにドライバユニット3が取り付
けられている。このドライバユニット3を覆うように、
バッフル板1の裏面側には支持リング4を介してハウジ
ング5が固定されている。
孔が設けられる場合もあるが、ハウジング5によりドラ
イバユニット3の背面側にメインキャビティMCが提供
され、そのキャビティMCの容積は、実質的にハウジン
グ5の大きさにより決定される。
の容積、すなわちハウジング5の大きさは音質に関係す
る。密閉型の場合、一般的に見栄え上の安定感や重厚感
を出すためハウジング5は大きい方が好ましいとされて
いるが、ハウジング5を大きすると、ハウジング5内の
空気のスチフネスが有効に使えなくなり、低音共振周波
数が高くなってしまう。
音の共振周波数を下げるための一つの方法として、ドラ
イバユニット3の振動板の厚みを薄くしてコンプライア
ンス(スチフネスの逆数)を下げる方法がある。
下げられるが、他方において、振動板が薄くなることに
伴って中高域特性に異常共振が発生しやすくなり、音質
に悪影響をおよぼすおそれが出てくる。
っても、低音の共振周波数を下げることができるが、こ
の場合には、ハウジング5が小さくなった分、振動板が
メインキャビティMCの背圧の影響を受けやすくなり、
周波数特性および音質面の双方において不利となる。
を解決するためになされたもので、その構成上の特徴
は、一方の面の周辺に耳輪を覆うイヤパットを有すると
ともに、他方の面のほぼ中央部にドライバユニットを備
えたバッフル板と、上記バッフル板の他方の面側に取り
付けられ、上記ドライバユニットの背面側に所定容積の
メインキャビティを形成するハウジングとを含む密閉型
ヘッドホンにおいて、上記ハウジング内には、上記メイ
ンキャビティの一部分を第1音響抵抗材を有する音響孔
を介して連通した状態で区画して上記ドライバユニット
の背面側に第1サブキャビティとして与えるサブハウジ
ングと、上記メインキャビティの残された部分のさらに
一部分を区画して上記サブハウジングの外周部分に第2
サブキャビティを形成する第2音響抵抗材とが設けられ
ていることを特徴としている。
ットの背面側に提供されるメインキャビティの一部分
を、第1および第2の2つのサブキャビティに分割する
ことにより、ハウジングをことさら小さくすることな
く、低音の共振周波数を下げて低音でのレベルを高くす
ることができる。
1音響抵抗材および第2音響抵抗材の材質などを適宜選
択することにより、広い周波数帯域にわたって、周波数
特性および音質を改善することができる。
ライバユニットがサブハウジングを介してバッフル板に
固定される。すなわち、サブハウジングをドライバユニ
ットの固定手段として兼用することにより、部品点数の
削減が図れるので、コスト低減上好ましい。
示し、これについて説明する。この実施形態に係る密閉
型ヘッドホンにおいても、先の図4で説明したのと同様
に、基本的な構成として、バッフル板1,イヤーパッド
2,ドライバユニット3,支持リング4およびハウジン
グ5を備えている。
ことにより、ドライバユニット3の背面にハウジング5
の大きさに対応したメインキャビティMCが設けられる
ことは上記従来例と同じであるが、本発明によると、メ
インキャビティMCの一部分が、音響抵抗材(ダンパー
材)を介して第1および第2の2つのサブキャビティS
C1,SC2に区画される。
ング11によってドライバユニット3の背面側に設定さ
れる。サブハウジング11は、一端側に天板111を有
し、他端側が開口された円筒体からなり、その開口端に
はドライバユニット3の押さえとして兼用される取付フ
ランジ112が形成されている。
受けとなるボス1aが立設されており、バッフル板1に
ドライバユニット3を置いて、その上からサブハウジン
グ11を被せて、取付フランジ112を例えばタッピン
ネジ20にてボス1aに締め付けることにより、サブハ
ウジング11がドライバユニット3を押さえ付けた状態
でバッフル板1に固定される。
インキャビティMCと第1サブキャビティSC1とを連
通する音響孔113が穿設されており、また、天板11
1の内面には音響孔113を覆うように例えばフェルト
材や連続気泡を有する発泡ウレタン材などからなる第1
音響抵抗材114が設けられている。
抗材114と同様な素材からなる第2音響抵抗材120
によってメインキャビティMCから区画され、サブハウ
ジング11の外周部分に設けられている。
20はハウジング5の内面にドーナツ状に設けられてい
る。この第2音響抵抗材120は、ハウジング5をバッ
フル板1に被せる際、サブハウジング11の周囲に嵌合
し、これによりメインキャビティMCの一部分を第2サ
ブキャビティSC2としてサブハウジング11の外周部
分に形成する。
MCの一部分が第1および第2のサブキャビティSC
1,SC2に区画されるとしても、メインキャビティM
Cに対して、第1サブキャビティSC1と第2サブキャ
ビティSC2とが、それぞれ所定の音響抵抗材114,
120を介して音響的に接続されていることである。
性(図示点線)と、図4の構成とした従来のヘッドホン
の周波数特性(図示実線)とを示す。これから分かるよ
うに、本発明によれば、従来例と比較して低音でのレベ
ルが高くなっており、性能の改善が見られる。
抗材120によって第2サブキャビティSC2を形成し
た場合(A)と、第2音響抵抗材120を外した場合
(B)の各周波数特性を図3に示す。
を形成することにより、約300〜500Hzの帯域に
おいて、音響孔113による共振ディップ(落ち込み)
が改善されることが分かる。また、低域のダンピングも
3〜4dB程度の改善が見られる。
密閉型ヘットホンにおいて、ハウジングにより提供され
るメインキャビティの一部分を音響抵抗材にて第1およ
び第2の2つのサブキャビティに分割し、第1サブキャ
ビティをドライバユニットの背面に設け、第2サブキャ
ビティをハウジングの周辺部分に設けたことにより、ハ
ウジングの大きさ自体を気にすることなく、特に低音域
のレベルを改善することができる。
度が高められることを意味する。また、第1および第2
の音響抵抗材を種々選択することにより、広い周波数帯
域にわたって、周波数特性および音質の改善が可能にな
る。
す断面図。
フ。
を説明するための周波数特性グラフ。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 一方の面の周辺に耳輪を覆うイヤパット
を有するとともに、他方の面のほぼ中央部にドライバユ
ニットを備えたバッフル板と、上記バッフル板の他方の
面側に取り付けられ、上記ドライバユニットの背面側に
所定容積のメインキャビティを形成するハウジングとを
含む密閉型ヘッドホンにおいて、 上記ハウジング内には、上記メインキャビティの一部分
を第1音響抵抗材を有する音響孔を介して連通した状態
で区画して上記ドライバユニットの背面側に第1サブキ
ャビティとして与えるサブハウジングと、上記メインキ
ャビティの残された部分のさらに一部分を区画して上記
サブハウジングの外周部分に第2サブキャビティを形成
する第2音響抵抗材とが設けられていることを特徴とす
る密閉型ヘッドホン。 - 【請求項2】 上記ドライバユニットが上記サブハウジ
ングを介して上記バッフル板に固定されている請求項1
に記載の密閉型ヘッドホン。
Priority Applications (1)
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Publications (2)
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JP3864081B2 JP3864081B2 (ja) | 2006-12-27 |
Family
ID=19186460
Family Applications (1)
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