JP2007041086A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写飛び散り現象を抑制すると共に、再転写トナー量を削減することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間転写体21に接して回動し、トナー像を担持する像担持体1と、中間転写体21に接触し、像担持体1に担持されるトナー像を中間転写体21に静電的に転写する一次転写部材5と、を備え、中間転写体21にトナー像を形成する第1及び第2のトナー像形成手段Pt、Pyを有し、第2のトナー像形成手段Pyは、第1のトナー像形成手段Ptの形成したトナー像を担持する中間転写体21に、トナー像を形成する画像形成装置100において、第1のトナー像形成手段Ptは、第2のトナー像形成手段Pyがトナー像を形成する領域に隣接して、透明トナーを用いてトナー像を形成するとともに、第1のトナー像形成手段Ptの一次転写部材5tは、第2のトナー像形成手段Pyの一次転写部材5yよりも、像担持体1の回動方向における下流側に設けられる構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式或いは静電記録方式を利用した複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式を利用した画像形成装置として、複写機、プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が広く用いられている。電子写真方式の画像形成装置では、一般に円筒型の電子写真感光体(感光ドラム)とされる像担持体上に静電像(潜像)を形成し、この静電像をトナーにより現像してトナー像とし、このトナー像を最終的に記録材に転写して、定着することによって画像を出力する。
近年では、電子写真方式の画像形成装置においても、複数種類のトナー像を重ねあわせることにより、記録材上にカラー画像を形成することが可能な装置のニーズが高くなっている。
ここで、従来、複数種類のトナー像を重ね合わせることにより記録材上にカラー画像を形成する電子写真方式のカラー画像形成装置には、次のような方式のものがある。先ず、像担持体上に逐次に形成されるトナー像を、その都度、転写部において像搬送体としての記録材担持体上に担持された記録材上に転写し、記録材上で複数種類のトナー像を重ね合わせる方式(直接転写方式)がある。又、像担持体上に逐次に形成されるトナー像を、その都度、一次転写部において像搬送体としての中間転写体上に転写して、中間転写体上で複数種類のトナー像を重ね合わせ、その後この多重トナー像を一括して記録材上に二次転写する方式(中間転写方式)がある。又、複数種類のトナーを用いる画像形成装置には、所謂、タンデム型と、ロータリ型のものが広く知られている。
タンデム型の画像形成装置は、複数の像担持体に対して、それぞれ異なる分光特性の現像剤を装填した現像器を対応させて設ける。そして、それら像担持体と現像剤とを含む各画像形成部を、像搬送体(記録材担持体、中間転写体)の移動方向に沿って直列に配置する。
一方、ロータリ型の画像形成装置は、1つの像担持体に対して複数の現像器を対応させて設ける。複数の現像器は、現像器保持手段としての回転可能なロータリ部に装着される。そして、このロータリ部を回転することによって、使用する現像器を切り替えながら現像を行う。例えば、中間転写方式を採用するのであれば、各現像器により像担持体にトナー像を形成するごとに中間転写体に一次転写し、中間転写体上に多重トナー像を形成する。そして、すべての種類のトナー像を転写し終わった段階で、中間転写体上のトナー像を記録材に二次転写する。
トナー像を像担持体から被転写体に転写する方法としては、像担持体と被転写体との間の転写部において、被転写体の裏面からトナーの帯電極性とは逆極性のバイアスを印加することによって、静電的にトナーを像担持体から被転写体に転写する方法が広く採用されている。
特開平5−6033号公報 特開平5−127437号公報 特開2002−214871号公報
しかしながら、上記のトナー像を重ねる画像形成装置においては、トナー像を記録材又は中間転写体へ転写する際に、「転写飛び散り」及び「再転写」が発生し、高品位の画像が得られない課題が生じた。ここで、「転写飛び散り」及び「再転写」は、二律背反の関係になっているため、両者の発生を同時に抑えることは困難である。
以下に、「転写飛び散り」及び「再転写」の発生のメカニズムについて、説明する。
まず、転写飛び散り現象の発生メカニズムについて説明する。
図13は、中間転写方式の画像形成装置の一次転写部N1の近傍を模式的に示す。図13に示す一次転写部Nにおいては、中間転写体としての中間転写ベルト21を介して、一次転写手段としての一次転写ローラ5が、像担持体としての感光ドラム1と対向している。一次転写ローラ5が中間転写ベルト21を感光ドラム1に向けて押圧することで、中間転写ベルト21が感光ドラム1と接触している。図中矢印Eは、中間転写ベルト21の搬送方向(表面移動方向)を表す。又、図13に示す一次転写部Nにおいて、領域A、領域B、領域Cは、それぞれ以下のことを表す。
領域A:感光ドラム1と中間転写ベルト21との間で形成される接触ニップ(第1の接触ニップ)n1の、中間転写ベルト21の移動方向における幅
領域B:中間転写ベルト21と一次転写ローラ5との間で形成される接触ニップ(第2の接触ニップ)n2の、中間転写ベルト21の移動方向における幅
領域C:第2の接触ニップn2のうち、第1の接触ニップn1に対して相対的に中間転写ベルト21の移動方向上流側にはみ出している部分(以下「上流側空隙ニップ」という。)の幅
尚、以下の説明において、像搬送体(中間転写体、記録材担持体)に関して表面(第1の面)とは、像担持体に接触する側の面であり、裏面(第2の面)とはその反対側面である。
通常、感光ドラム1上に形成されたトナー像の中間転写ベルト21上への転写は、第1の接触ニップn1と第2の接触ニップn2とが中間転写ベルト21上で重なっている領域Aで行われる。
しかし、上流側空隙ニップ領域Cが存在する場合、この空隙ニップ領域Cにおいても転写が生じる。つまり、上流側空隙ニップ領域Cにおいては、感光ドラム1と中間転写ベルト21とが接触ニップを作らずに、空隙を挟んで対向する。このため、感光ドラム1上のトナー像が空気層を飛翔して中間転写ベルト21上に転写される、所謂、「プレ転写」が生じる。このプレ転写は、トナー像の端部における転写飛び散りの原因となり、画質の劣化をもたらす。
このプレ転写を避けるためには、中間転写ベルト21と一次転写ローラ5との間に形成される第2の接触ニップn2の、中間転写ベルト21の移動方向における中心(即ち、領域Bの中心)Bを、感光ドラム1と中間転写ベルト21との間に形成される第1の接触ニップn1の、同方向における中心(即ち、領域Aの中心)Aよりも、相対的に中間転写ベルト21の移動方向下流側にオフセットさせることが有効である。
典型的には、感光ドラム1の回転軸から中間転写ベルト21の面へ下ろした垂線を感光ドラム中心線Xとすると、感光ドラム中心線Xと領域Aの中心Aとは実質的に一致する。又、一次転写ローラ5の回転軸から中間転写ベルト21の面へ下ろした垂線を転写ローラ中心線Yとすると、転写ローラ中心線Yと領域Bの中心Bは実質的に一致する。従って、この場合、図14に示すように、感光ドラム中心線Xと転写ローラ中心線Yとの間の距離L(mm)だけ、一次転写ローラ5の回転軸を感光ドラム1の回転軸に対して、中間転写ベルト21の移動方向(矢印E方向)下流側に移動して配置させる。
斯かる構成とすることによって、上流側空隙ニップ領域Cを可及的に少なくすることができる。これにより、プレ転写を抑制して、転写飛び散り現象を防止することができる。
次に、再転写の発生メカニズムについて説明する。
プレ転写を防止するために一次転写ローラ5の回転軸を感光ドラム1の回転軸に対して中間転写ベルト21の移動方向下流側にオフセットさせて配置すると、前回までの一次転写動作で既に中間転写ベルト21上に転写されているトナー像が、次の一次転写動作時に中間転写ベルト21上から感光ドラム1側に逆転写する現象(以下「再転写」という。)がより顕著になることが分かった。
図15は、第1回目の一次転写動作でイエロートナー像を中間転写ベルト21に転写し、第2回目の一次転写動作でマゼンタトナー像を中間転写ベルト21に転写する場合において、マゼンタトナー像の一次転写部における上記距離Lを種々変更する。そして、イエロートナー像の一次転写部において中間転写ベルト21に転写されてきたトナーの再転写量と、転写電流との関係を調べた結果を示す。
尚、再転写するトナーの量(再転写トナー量)は、次のようにして測定した。つまり、第1回目の一次転写動作で中間転写ベルト21に所定の画像を形成する。そして、第2回目の一次転写動作を行っている際に、画像形成装置の本体電源をOFFにして、この時感光ドラム1の表面に転移しているトナーを粘着テープ上に転写させる。そして、この粘着テープを白色の記録紙に付着させて、基準テープの反射率からサンプルテープの反射濃度を差し引いて求めたトナー濃度を再転写トナー量とする。
図15から分かるように、プレ転写を防止するために、上流側空隙ニップ領域Cをなくすべく一次転写ローラ5の回転軸を感光ドラム1の回転軸に対して中間転写ベルト21の下流側にオフセットすると、再転写トナー量が増加する。
再転写は、中間転写ベルト21に転写されたトナーの中で、帯電電荷量の少ないトナーや、転写部での放電現象や転写電流の影響で逆帯電されたトナーが感光ドラム1側に転移することで起こると考えられる。再転写が発生すると、その程度によっては、最終画像の濃度が薄くなるなどの問題がある。
以上説明したように、プレ転写を抑制して転写飛び散り現象を防止することと、再転写トナー量を削減することは、二律背反の関係になっており、「転写飛び散り」及び「再転写」の発生を同時に軽減することは困難である。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、第1の本発明は、中間転写体に接して回動し、トナー像を担持する像担持体と、前記中間転写体に接触し、前記像担持体に担持される前記トナー像を前記中間転写体に静電的に転写する一次転写部材と、を備え、前記中間転写体に前記トナー像を形成する第1及び第2のトナー像形成手段を有し、前記第2のトナー像形成手段は、前記第1のトナー像形成手段の形成した前記トナー像を担持する前記中間転写体に、前記トナー像を形成する画像形成装置において、前記第1のトナー像形成手段は、前記第2のトナー像形成手段が前記トナー像を形成する領域に隣接して、透明トナーを用いて前記トナー像を形成するとともに、前記第1のトナー像形成手段の前記一次転写部材は、前記第2のトナー像形成手段の前記一次転写部材よりも、前記像担持体の回動方向における下流側に設けられることを特徴とする画像形成装置である。
第2の本発明によれば、記録材担持体に接して回動し、トナー像を担持する像担持体と、前記記録材担持体に接触し、前記像担持体に担持される前記トナー像を、前記記録材担持体に担持される記録材上へ静電的に転写する転写部材と、を備え、前記記録材担持体に担持された前記記録材上に前記トナー像を形成する第1及び第2のトナー像形成手段を有し、前記第2のトナー像形成手段は、前記第1のトナー像形成手段が前記トナー像を形成した前記記録材上に、前記トナー像を形成する画像形成装置において、前記第1のトナー像形成手段は、前記第2のトナー像形成手段が前記トナー像を形成する領域に隣接して、透明トナーを用いて前記トナー像を形成するとともに、前記第1のトナー像形成手段の前記転写部材は、前記第2のトナー像形成手段の前記転写部材よりも、前記像担持体の回動方向における下流側に設けられることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第3の本発明によれば、移動する中間転写体と接触して回動し、第1及び第2のトナー像を担持する像担持体と、前記中間転写体に接触し、前記像担持体に担持される前記第1のトナー像を前記中間転写体に静電的に転写し、前記像担持体に担持される前記第2のトナー像を、前記第1のトナー像を担持する前記中間転写体に静電的に転写し、移動可能な転写部材と、を有する画像形成装置であって、前記第1のトナー像は、透明トナーで構成されるとともに、前記第2のトナー像が中間転写体に転写される領域に隣接して転写され、前記第1のトナー像が転写される場合の前記転写部材の位置は、前記第2のトナー像が転写される場合よりも、前記像担持体の回動方向にて下流側であることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第4の本発明によれば、移動する記録材担持体と接触して回動し、第1及び第2のトナー像を担持する像担持体と、前記記録材担持体に接触し、前記像担持体に担持される前記第1のトナー像を前記記録材担持体に担持される記録材に静電的に転写し、前記像担持体に担持される前記第2のトナー像を、前記第1のトナー像の転写された前記記録材に静電的に転写し、移動可能な転写部材と、を有する画像形成装置であって、前記第1のトナー像は、透明トナーで構成されるとともに、前記第2のトナー像が前記記録材に転写される領域に隣接して転写され、前記第1のトナー像が転写される場合の前記転写部材の位置は、前記第2のトナー像が転写される場合よりも、前記像担持体の回動方向にて下流側であることを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、「転写飛び散り」及び「再転写」の発生を同時に軽減することができる。
即ち、第1の本発明では、「前記第1のトナー像形成手段は、前記第2のトナー像形成手段が前記トナー像を形成する領域に隣接して、透明トナーを用いて前記トナー像を形成するとともに、前記第1のトナー像形成手段の前記一次転写部材は、前記第2のトナー像形成手段の前記一次転写部材よりも、前記像担持体の回転方向における下流側に設けられる」ことにより、第1のトナー像形成手段が中間転写体に形成するトナー像は、転写飛び散りが少ない。そして、第1トナー像形成手段が、第2トナー像形成手段トナー像を形成する領域に隣接して、図16に示すような、転写飛び散りの少ない透明トナーのトナー像である壁Twを形成する。つづいて、第2トナー像形成手段は、壁Twの中にトナー像を形成し、転写飛び散りの発生は軽減される。ここで、壁Twは透明トナーであるため、視覚的に、第2トナー像形成手段の形成するトナー像を妨げることはない。又、第2のトナー像形成手段の一次転写部材は、第1トナー像形成手段の一次転写部材よりも、像担持体の回動方向の上流側に在る。したがって、第2のトナー像形成手段によって中間転写体に形成されるトナー像は、再転写の発生も同時に軽減される。
第2の本発明では、「前記第1のトナー像形成手段は、前記第2のトナー像形成手段が前記トナー像を形成する領域に隣接して、透明トナーを用いて前記トナー像を形成するとともに、前記第1のトナー像形成手段の前記転写部材は、前記第2のトナー像形成手段の前記転写部材よりも、前記像担持体の回転方向における下流側に設けられること」ことにより、第1のトナー像形成手段が記録材に形成するトナー像は、転写飛び散りが少ない。そして、第1トナー像形成手段は、第2トナー像形成手段トナー像を形成する領域に近接して、図16に示すような、転写飛び散りの少ない透明トナーのトナー像である壁Twを形成する。つづいて、第2トナー像形成手段は、壁Twの中にトナー像を形成し、転写飛び散りの発生は軽減される。ここで、壁Twは透明トナーであるため、視覚的に、第2トナー像形成手段の形成するトナー像を妨げることはない。又、第2のトナー像形成手段の転写部材は、第1トナー像形成手段の転写部材よりも、像担持体の回動方向の上流側に在る。したがって、第2のトナー像形成手段によって記録材に形成されるトナー像は、再転写の発生も同時に軽減される。
第3の本発明では、「前記第1のトナー像は、透明トナーで構成されるとともに、前記第2のトナー像が前記中間転写体に転写される領域に隣接して転写され、前記第1のトナー像が転写される場合の前記転写部材の位置は、前記第2のトナー像が転写される場合よりも、前記像担持体の回動方向にて下流側である」ことにより、第1のトナー像は、転写飛び散りが少ない。そして、第1のトナー像は、図16に示すような、転写飛び散りの少ない透明トナーのトナー像である壁Twとなる。つづいて、第2のトナー像は、壁Twの中に形成されるため、転写飛び散りの発生は軽減される。ここで、壁Twは透明トナーであるため、視覚的に、第2トナー像を妨げることはない。又、第2のトナー像が中間転写体に転写される場合の転写部材の位置は、第1のトナー像が転写される場合よりも、像担持体の回転方向の上流側にある。したがって、第2のトナー像は、再転写の発生も同時に軽減される。
第4の本発明では、「前記第1のトナー像は、透明トナーで構成されるとともに、前記第2のトナー像が前記記録材に転写される領域に隣接して転写され、前記第1のトナー像が転写される場合の前記転写部材の位置は、前記第2のトナー像が転写される場合よりも、前記像担持体の回動方向にて下流側である」ことにより、第1のトナー像は、転写飛び散りが少ない。そして、第1のトナー像は、図16に示すような、転写飛び散りの少ない透明トナーのトナー像である壁Twとなる。つづいて、第2のトナー像は、壁Twの中に形成されるため、転写飛び散りの発生は軽減される。ここで、壁Twは透明トナーであるため、視覚的に、第2トナー像を妨げることはない。又、第2のトナー像が記録材に転写される場合の転写部材の位置は、第1のトナー像が転写される場合よりも、像担持体の回転方向の上流側にある。したがって、第2のトナー像は、再転写の発生も同時に軽減される。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
[画像形成装置の全体構成及び動作]
先ず、本実施例の画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、本実施例の画像形成装置100の概略断面構成を示す。本実施例では、本発明は、所謂、タンデム型の画像形成装置100にて具現化される。本実施例の画像形成装置100は、複写機能、プリンタ機能、FAX機能を併せ持つ複合機とされるフルカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、画像形成装置本体(装置本体)Aに設けられた原稿読み取り装置60、或いは通信可能に接続されたコンピュータ、FAX、デジタルカメラなどの外部機器からの画像情報信号に応じて、電子写真方式を利用してフルカラー画像を記録材(記録用紙、OHPシート、布など)Sに形成することができる。
画像形成装置100は、図中上部にデジタルカラー画像リーダ部(原稿読み取り装置)60を有し、図中下部にデジタルカラー画像プリンタ部10を有する。
リーダ部60において、原稿を原稿台ガラス上に載せ、露光ランプにより露光走査する。これにより、原稿からの反射光像を、レンズによりフルカラーCCDセンサに集光し、カラー色分解画像信号を得る。カラー色分解画像信号は、増幅回路(図示せず)を経て、ビデオ処理ユニット(図示せず)にて画像処理を施され、画像メモリ(図示せず)を介してプリンタ部10に送出される。
プリンタ部10には、トナー像形成手段たる複数の画像形成部として、それぞれ透明(T)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する第1、第2、第3、第4、第5の画像形成部Pt、Py、Pm、Pc、Pkが設けられている。又、画像形成装置100は、各画像形成部Pt、Py、Pm、Pc、Pkにおいて形成された画像を記録材Sに転写するための中間転写ユニット20を有する。
尚、本実施例では、各画像形成部Pt、Py、Pm、Pc、Pkの構成は、使用する現像剤の種類が異なること、及び、一次転写ローラ5の感光ドラム1の回転方向における位置を除いて実質的に同じである。よって、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用の要素であることを示すために符号に与えた添え字t、y、m、c、kは省略して総括的に説明する。
画像形成部Pは、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(感光ドラム)1を有する。感光ドラム1は、図中矢印方向に回転自在に支持され、トナー像を担持する。感光ドラム1の周りには、感光ドラム1を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ2、感光ドラム1の表面を走査露光することで静電像を書き込む、露光手段としてのレーザ露光光学系3、感光ドラム1に形成された静電像に現像剤を供給してトナー像とする現像手段としての現像器4、感光ドラム1上からトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニング器6、感光ドラム1上のトナー像を、中間転写21に転写する一次転写ローラ5などが配置されている。そして、各画像形成部Pの感光ドラム1に対向するように、中間転写体としての中間転写ベルト21を備えた中間転写ユニット20が配置されている。
各画像形成部Pt、Py、Pm、Pc、Pkに設けられた各現像器(第1〜第5の現像器)4t、4y、4m、4c、4kには、それぞれ異なる分光特性の現像剤が装填されている。尚、本実施例では、各現像器4には、現像剤として、主に非磁性トナー(トナー)と磁性キャリア(キャリア)とが混合させた2成分現像剤が装填されている。
第2〜第5の画像形成部Py、Pm、Pc、Pkの現像器(第2〜第5の現像器)4y、4m、4c、4kには、樹脂と顔料を基体としたトナー(有色トナー)が収容されている。一方、第1の画像形成部Ptの現像器(第1の現像器)4tには、樹脂を基体としたトナー(透明トナー)が収容されている。更に説明すると、有色トナーは、ポリエステルを主体とした樹脂バインダーに顔料を混錬したものを粉砕分級して得られる、体積平均粒径が8μm程度のものを用いる。又、透明トナーは、光透過性が高く、着色剤の入らない樹脂からなる平均粒径1〜25μmのものである。透明トナーを構成する材料としては、例えば、スチレン等のスチレン系単量体とブチルアクリレート等のアクリル酸エステル類単量体及び/又はメチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類単量体との共重合により得られるスチレン−アクリル系共重合体樹脂が用いられる。又、透明トナーを構成する材料としては、ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂、その他熱硬化性樹脂も用いられる。透明トナーは実質的に無色であり、少なくとも可視光を実質的に散乱することなく良く透過する。
尚、現像器4内のトナーは、各々の現像器4に対して設けられた補給用トナー収納部(ホッパー)(図示せず)から、現像器4内のトナー濃度(現像剤全体の重量に対するトナーの重量の割合:トナー比率)或いはトナー量を一定に保つように随時補給される。
上述のように、本実施例では、現像器4t、4y、4m、4c、4kは、1個の感光ドラム1につき1個ずつ対応させて設けられている。これらの1個の感光ドラム1と1個の現像器4と1個の一次転写ローラ5との組み合わせを含む画像形成部Pt、Py、Pm、Pc、Pkが中間転写ベルト21の搬送方向(表面移動方向)Eに沿って直列に配置されている。
中間転写ユニット20は、像担持体から転写されるトナー像を直接担持して搬送する像搬送体として、無端移動するベルト体とされる中間転写体、即ち、中間転写ベルト21を備えている。中間転写ベルト21は、複数のローラとして本実施例では、駆動ローラ22、従動ローラ23、二次転写対向ローラ24の3個のローラに掛け回されている。中間転写ベルト21は、駆動ローラ22に駆動力が伝達されることによって、図中矢印E方向に周回移動(回転)する。中間転写ベルト21の裏面側には、中間転写ベルト21を挟んで各感光ドラム1に対向する位置に、一次転写部材としての一次転写ローラ5が配置されている。又、中間転写ベルト21を介して二次転写対向ローラ24に対向する位置には、二次転写手段としての二次転写ローラ25が配置されている。中間転写ベルト21としては、ポリイミド、ポリカーボネート、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、ETFE(エチレン−テトラフルオロエチレンコポリマー)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリアミド、PVC(ポリ塩化ビニル)、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)などの樹脂材料が好適に用いられる。
次に、画像形成動作について説明する。プリンタ部10には、リーダ部60からの信号のほか、コンピュータからの画像信号、FAXからの画像信号なども同様に送出されてくる。ここでは、代表としてリーダ部60からの信号に基づきプリンタ部の動作を説明する。画像形成時には、感光ドラム1が図中矢印方向に回転する。感光ドラム1の表面は、帯電ローラ2により一様に帯電させられる。次いで、帯電した感光ドラム1の表面には、各画像形成部Pt、Py、Pm、Pc、Pkに対応する分解色の光像が照射され、感光ドラム1上に静電像(潜像)が形成される。
感光ドラム1上の静電像は、現像器4により反転現像によって現像される。即ち、本実施例では、現像器4は、感光ドラム1上の露光により電荷が除去された部分に、感光ドラム1の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーを付着させる。これにより、感光ドラム1上に現像剤像(トナー像)が形成される。このとき、現像器4が備える、現像剤を感光ドラム1と対向する現像領域へと担持搬送する現像剤担持体としての現像ローラには、現像バイアスが印加される。
感光ドラム1上に形成されたトナー像は、感光ドラム1と中間転写ベルト21との接触部である一次転写部N1において、一次転写ローラ5の作用によって、転写媒体としての中間転写ベルト21上に、静電的に、一次転写される。このとき、一次転写ローラ5には、一次転写バイアス印加手段としての一次転写バイアス電源90から所定の一次転写バイアスが印加される。
本実施例では、透明トナーのトナー像としての透明画像を形成する第1の画像形成部Ptにおいては、原稿画像の非画像部に対応する透明画像が形成さる。そして、第2〜第5の画像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおいては、原稿画像の画像部に対応する有色画像が形成される。ここで、原稿画像とは、原稿読み取り装置60において電気信号に変換された、出力すべき画像を規定する画像情報信号である。更に、原稿画像としては、画像形成装置100に対し通信可能に接続されたコンピュータ、FAX、デジタルカメラなどの外部機器から送信されてきた画像情報信号がある。又、原稿画像の画像部とは、上記画像情報信号によって規定される有色トナーで形成されるべき部分をいい、又、原稿画像の非画像部とは、装置の画像形成可能領域内において、上記画像情報信号によって規定される有色トナーで形成されるべき領域以外の部分をいう。尚、透明トナーを用いて、少なくとも非画像部に対応する透明画像を形成することにより、透明トナーの壁Tw(図16)を形成すればよく、所望により、更に画像部に所定量の透明トナーを載せる等の方法を用いてもよい。
つまり、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkは、透明トナー像形成部Ptの形成したトナー像を担持する中間転写ベルト21にトナー像を形成する。1番目にトナー像の形成を行う第1のトナー像形成手段である透明トナー像形成部Ptは、2番目以降にトナー像の形成を行う第2のトナー像形成手段である有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkが形成するトナー像を形成する領域に隣接して、透明トナーを用いてトナー像を形成する。
例えば、フルカラー画像の形成時には、先ず、第1の画像形成部Ptにおいて原稿画像の非画像部に対応する透明トナー像が中間転写ベルト21に一次転写される。その後、第2〜第5の画像形成部Py、Pm、Pc、Pkのそれぞれにおいて、原稿画像の画像部の各成分色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像が重ね合わされるようにして、順次に中間転写ベルト21上に一次転写される。その結果、中間転写ベルト21上にフルカラートナー像が形成される。尚、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれか1色による単色画像、或いはこれらのうち幾つかの色の組み合わせによるマルチカラー画像を形成することもできる。この場合にも、上記フルカラー画像の形成時と同様、非画像部に透明トナーによる画像を形成することができる。
中間転写ベルト21上のトナー像は、その後、中間転写ベルト21と二次転写ローラ25との接触部である二次転写部N2において、二次転写ローラ25の作用によって記録材Sに一括して二次転写される。このとき、二次転写ローラ25には二次転写バイアス印加手段としての二次転写バイアス電源(図示せず)から二次転写バイアスが印加される。
記録材Sは、記録材供給手段30から二次転写部N2に搬送されてくる。つまり、記録材供給手段30において、記録材収納部(カセット)31に収納された記録材Sが、ピックアップローラ32などによって1枚ずつ送り出され、レジストローラ33によって斜行が補正された後、所望のタイミングにて二次転写部N2に搬送される。
二次転写部N2にてトナー像が転写された記録材Sは、搬送部を通り、定着手段としての熱ローラ定着器9に搬送される。記録材Sは、熱ローラ定着器9によってトナー像が定着された後、排紙トレイ或いは後処理装置(図示せず)に排出される。
一方、一次転写工程後に感光ドラム1上に残留したトナー(一次転写残トナー)は、クリーニング器6によって回収される。又、二次転写工程後に中間転写ベルト21上に残留したトナー(二次転写残トナー)は、図示しない転写クリーニング装置によって回収される。
尚、第5の画像形成部Pkよりも中間転写ベルト21の移動方向下流側にある従動ローラ23に対向する位置には、所定の制御用画像の位置ズレ及び濃度を検知するためのセンサ(光学式センサ)26が配置されている。制御用画像は、各画像形成部Pt、Py、Pm、Pc、Pkの感光ドラム1t、1y、1m、1c、1kから中間転写ベルト21上に転写される。従動ローラ23は、駆動ローラ22との間で中間転写ベルト21の転写面を形成するローラである。そして、随時、各画像形成部Pt、Py、Pm、Pc、Pkにおいて、画像濃度、トナー補給量、画像書き込みタイミング及び画像書き込み開始位置等の補正をする制御が行われる。
[転写飛び散りの抑制及び再転写トナー量の削減]
次に、本実施例にて最も特徴的な、一次転写部N1の構成について更に詳しく説明する。
本実施例では、原稿画像の非画像部に対応する透明トナー像を形成し、これにより有色トナー像の周囲を覆うことによって、有色トナー像のプレ転写を抑制し、転写飛び散り現象を防止することができる。
但し、透明トナー像自体の転写飛び散りが発生すると、透明トナーにより有色トナーの周囲を覆うことによる、有色トナー像の転写飛び散りを抑制する効果は低減してしまう。
一方、図13及び図14を参照して前述したように、プレ転写を抑制し、転写飛び散り現象を防止するためには、プレ転写が発生する上流側空隙ニップ領域Cを低減することが有効である。そのためには、典型的には、中間転写ベルト21と一次転写ローラ5との間に形成される第2の接触ニップn2の、中間転写ベルト21の移動方向における中心(即ち、領域Bの中心)Bを、感光ドラム1と中間転写ベルト21との間に形成される第1の接触ニップn1の、同方向における中心(即ち、領域Aの中心)Aよりも、相対的に中間転写ベルト21の移動方向下流側にオフセットさせる。
しかし、このように、中間転写ベルト21の移動方向において、領域B(ベルト−ローラ接触領域)の中心Bを、領域A(ドラム−ベルト接触領域)の中心Aよりも相対的に下流側にオフセットさせることは、再転写トナー量を増加させる方向である。
そこで、本実施例では、透明トナーによるトナー像を形成する画像形成部(透明トナー像形成部)Ptを中間転写ベルト21の移動方向において最上流に配置する。つまり、二次転写部N2を通過した中間転写ベルト21が最初に到達する一次転写部N1は、透明トナー像形成部Ptの一次転写部N1である。二次転写部N2を通過した中間転写ベルト21は、透明トナー像形成部Ptの一次転写部N1を通過してから、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkの一次転写部N1を通過する。
そして、図4に示すように、少なくとも透明トナー像形成部Ptにおいて、中間転写ベルト21の移動方向における領域Bの中心Bを、中間転写ベルト21の移動方向における領域Aの中心Aよりも、相対的に中間転写ベルト21の移動方向下流側にオフセットさせる。
更に説明すると、本実施例では、透明トナー像形成部Ptを、その画像形成部よりも上流側で中間転写ベルト21上にトナー像が転写されることがなく、既に中間転写ベルト21上に転写されているトナーの再転写を考えなくて良い最上流位置に配置する。
そして、1番目にトナー像の形成を行う第1のトナー像形成手段である透明トナー像形成部Ptにおいては、中間転写ベルト21の移動方向において、領域Bの中心Bを、領域Aの中心Aよりも相対的に下流側にオフセットさせる。即ち、領域Aの中心Aから中間転写ベルト21の移動方向下流側に領域Bの中心Bまでの距離(以下「オフセット量」ともいう。)Wを0mmより大きくする。
これにより、透明トナー像形成部Ptにおいて、転写飛び散り現象の原因となる上流側空隙ニップ領域Cを可及的に減らす、好ましくは、実質的に上流側空隙ニップ領域Cを無くすことができる。
そして、透明トナー像形成部Ptにおける領域Aと領域Bとの配置関係を上述のように設定することで、図16に示すように、透明トナー像形成部Ptより下流側の画像形成部において中間転写ベルト21に転写されるトナーの飛び散りを低減させるための、透明トナーの壁Twの劣化を防止することができる。
一方、2番目以降にトナー像の形成を行う、透明トナー像形成部Ptより下流側の画像形成部(第2〜第5の画像形成部)、即ち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各有色トナー像を形成する各有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkに関しては、図5に示すように、領域Aの中心Aから中間転写ベルト21の移動方向下流側に領域Bの中心Bまでの距離(オフセット量)Wを、透明トナー像形成部Ptにおけるそれよりも小さくする。本実施例では、各有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおけるオフセット量Wは0mmとして、中間転写ベルト21の移動方向における領域Aの中心と領域Bの中心とを一致させる。
つまり、透明トナー像形成部Ptの一次転写ローラ5tの感光ドラム1tの回転方向における位置は、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkの一次転写ローラ5y、5m、5c、5kの感光ドラム1y、5m、5c、5kの回転方向における位置よりも下流側にある。即ち、透明トナー像形成部Ptにおける、感光ドラム1の回転方向の現像器4に対する一次転写ローラ5の位置は、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおける、感光ドラム1の回転方向の現像器4に対する一次転写ローラ5の位置よりも、下流側にある。
尚、本実施例では、感光ドラム1の回転軸から中間転写ベルト21の面へ下ろした垂線を感光ドラム中心線Xとすると、感光ドラム中心線Xと領域Aの中心Aとは実質的に一致する。又、一次転写ローラ5の回転軸から中間転写ベルト21の面へ下ろした垂線を転写ローラ中心線Yとすると、転写ローラ中心線Yと領域Bの中心Bは実質的に一致する。
従って、本実施例では、透明トナー像形成部Ptにおいては、一次転写ローラ5の回転軸を感光ドラム1の回転軸に対して中間転写ベルト21の移動方向下流側に移動させて配置し、感光ドラム中心線Xに対して転写ローラ中心線Yを中間転写ベルト21の移動方向下流側にオフセットさせる。一方、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおいては、一次転写ローラ5の回転軸を感光ドラム1の回転軸に対向させて配置し、感光ドラム中心線Xに対して転写ローラ中心線Yを実質的に一致させる。
図2は、透明トナー像形成部Ptにおけるオフセット量Wの値を振ったときの、飛び散り現象の発生状況を文字の飛び散り量で評価した結果を示したものである。ここで、透明トナーは視認性が悪いため、透明トナーの転写飛び散り量は定量化することが困難である。そのため、透明トナー像形成部Ptの現像剤として透明トナーの代わりにマゼンタトナーを用いることによって、透明トナー像形成部Ptにおける転写飛び散り量を確認した。
ここで、転写飛び散り量は、次のようにして測定した。10pのライン画像を出力し、紙上でこのライン画像100μmあたりの画像外(ライン画像領域の両側)に転写されたトナー粒子の数が、
0個:レベル5
1〜3個:レベル4
4〜6個:レベル3
7〜9個:レベル2
10個以上:レベル1
とした。尚、目視にて気にならないレベルである、画像レベル3以上を飛び散り現象の問題の無い画像とした。
図2に示すように、透明トナー像形成部Ptにおけるオフセット量Wを3mm以上とすることで、転写飛び散り現象の影響は少なくなった。
次に、図3に、透明トナー像形成部Ptにおけるオフセット量Wを振ったときの、それより下流に位置する有色トナー像形成部における転写飛び散り現象の発生状況を確認した結果を示す。ここでは、代表的に第2の画像形成部であるイエロートナー像形成部Pyにおけるイエロートナーの飛び散り量を上述と同様の測定方法にて測定し、評価した結果を示す。
図3に示すように、透明トナーの有色トナーを覆う効果により、透明トナー像形成部Ptにおけるオフセット量Wを1mm以上とすることで、イエロートナー像形成部における転写飛び散り現象の影響が少なくなった。透明トナー像形成部Ptにおけるオフセット量Wを5mm、6mmとすることにより、更に高品位な画像が得られる結果となった。
ここで、オフセット量Wを増加させるにつれ、一次転写ローラ5と感光ドラム1との間において、第2の接触ニップn2が第1の接触ニップn1に対して相対的に中間転写ベルト21の移動方向下流側にはみ出している部分(下流側空隙ニップ)が増加する。そのため、オフセット量Wを増加させるにつれて、必要転写電圧はより増大する傾向にある。従って、本実施例では、透明トナー像形成部Ptにおけるオフセット量Wは5mmとした。
上述のように、透明トナー像形成部Ptにおけるオフセット量Wを5mmとすることで、透明トナー像形成部Ptの上流側空隙ニップCで生じるプレ転写に起因する転写飛び散り現象を防止することができる。これにより、より画像劣化のない透明トナーの壁Tw(図16)を形成することができ、有色トナーの飛び散りを軽減させることができた。
又、第2〜第5の画像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおいてオフセット量Wを0mmとしたことにより、これらの画像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおける再転写トナー量は問題無い程度に抑制することができた。
尚、本実施例では、中間転写ベルト21としては、厚さ85μmのベルトを用いた。又、全ての画像形成部Pt、Py、Pm、Pc、Pkについて感光ドラム1の外径は30mm、一次転写ローラ5の外径は16mmであった。又、本実施例では、透明トナー像形成部Pt及び有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおいて、ニップ幅は領域A、領域Bともに2〜4mm程度となっている。
透明トナー像形成部Ptにおける最適なオフセット量Wは、感光ドラム1の径、種類、転写ローラの径、種類、或いはトナーの種類、転写電流値などによって変わる。従って、透明トナー像形成部Ptにおけるオフセット量Wは、上記本実施例のものに限定されるものではない。
又、本実施例では、第2〜第5の画像形成部である有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおいてはオフセット量Wを0とした。これにより、第2〜第5の画像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおける再転写トナー量を可及的に少なくすることができ、極めて好適である。しかし、所望に応じて、これらの画像形成部における再転写トナー量を問題ない程度に抑制できる範囲で、オフセット量Wを0mmより大きくしてもよい。即ち、第2〜第5の画像形成部である有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおいて、領域Bの中心Bを、領域Aの中心Aよりも中間転写ベルト21の移動方向下流側にオフセットさせてもよい。これら第2〜第5の画像形成部間でオフセット量Wは同じであっても異なっていてもよい。但し、この場合も、第1の画像形成部である透明トナー像形成部Ptにおけるオフセット量Wは、第2〜第5の画像形成部である有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおけるオフセット量Wよりも大きくする。これにより、第1の画像形成部である透明トナー像形成部Ptにより形成される透明トナーの壁Twの劣化を可及的に少なくすることができる。又、第2〜第5の画像形成部である有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおける転写飛び散り現象を抑制することができる。
又、図6に示すように、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkの一次転写ローラ5が、中間転写ベルト21の移動方向上流にあってもよい。これにより、上述と同様、透明トナー像形成部Ptの一次転写ローラ5tの感光ドラム1tの回転方向における位置を、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkの一次転写ローラ5y、5m、5c、5kの感光ドラム1y、5m、5c、5kの回転方向における位置よりも下流側とすることができる。斯かる構成によっても、上述と同様の効果を得ることができる。例えば、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkの一次転写ローラ5についてオフセット量Wを、中間転写ベルト21の移動方向上流側に5mmとする。又、透明トナー像形成部Ptの一次転写ローラ5についてオフセット量Wを0mmとする。
以上、本実施例によれば、転写飛び散り現象を軽減すると共に、再転写トナー量を軽減することができる。
実施例2
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本構成及び動作は実施例1のものと同じである。従って、実施例1の画像形成装置と実質的に同一又は相当する構成、機能を有する要素には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
実施例1では、一次転写ローラ5の回転軸を感光ドラム1の回転軸に対して中間転写ベルト21の移動方向下流側にオフセットさせることで、即ち、転写ローラ中心線Yを感光ドラム中心線Xに対して中間転写ベルト21の移動方向下流側にオフセットさせることによって、中間転写ベルト21の移動方向において、領域B(ベルト−ローラ接触領域)の中心Bを、領域A(ドラム−ベルト接触領域)の中心Aよりも下流側にオフセットさせた。
本実施例では、一次転写ローラ5の中心軸を感光ドラム1の中心軸に対して中間転写ベルト21の移動方向下流側にオフセットさせずに、中間転写ベルト21の移動方向において、領域Bの中心Bを、領域Aの中心Aよりも下流側にオフセットさせる。
つまり、本実施例では、図7に示すように、一次転写ローラ5よりも中間転写ベルト21の移動方向上流側に、中間転写ベルト21を感光ドラム1に向けて付勢する付勢部材として押し上げローラ7を設ける。押し上げローラ7は、中間転写ベルト21を感光ドラム1側へ押し上げることにより、領域Aを中間転写ベルト21の移動方向上流側に延長させる。これにより、中間転写ベルト21の移動方向において、領域Bの中心Bを、領域Aの中心Aの中心よりも下流側にオフセットさせて、転写飛び散りの原因となる上流側空隙ニップCを無くすことができる。
本実施例では、実施例1と同様の構成の感光ドラム1、一次転写ローラ5、中間転写ベルト21を用いた。そして、特に、1番目にトナー像の形成を行う第1の画像形成部である透明トナー像形成部Ptにおいては、押し上げローラ7として外径16mmのローラを設ける。そして、領域Aを13mm、領域Bを3mmとして、領域Aの中心Aから領域Bの中心Bまでの距離(オフセット量)Wを5mmとした。
一方、2番目以降にトナー像の形成を行う、第2〜第5の画像形成部である有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおいては実施例1と同様に、中間転写ベルト21の移動方向において感光ドラム1の回転軸を一次転写ローラ5の回転軸に対向させる。そして、押し上げローラは設けず、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkにおいては、領域Aの中心Aと領域Bの中心Bと一致させた(W=0mm)。
このように、本実施例では、感光ドラム1の回転軸に対して一次転写ローラ5の回転軸を中間転写ベルト21の移動方向下流側にオフセットさせずに、押し上げローラ7を設けることによって、実施例1と同様の効果を得ることができる。
実施例3
次に、本発明の更に他の実施例について説明する。図8は、本実施例の画像形成装置200の概略断面構成を示す。本実施例では、本発明は、所謂、ロータリ型の画像形成装置において具現化される。
[画像形成装置の全体構成及び動作]
画像形成装置200は、実施例1の画像形成装置100と同様のデジタルカラー画像リーダ部(原稿読み取り装置)60と、以下に説明するデジタルカラー画像プリンタ部10を有する。
プリンタ部10には、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(感光ドラム)1を有する。感光ドラム1は、図中矢印方向に回転自在に支持されている。感光ドラム1の周りには、前露光ランプ8、帯電手段としてのコロナ帯電器2、露光手段としてのレーザ露光光学系3、電位センサ9、回転式現像装置40、中間転写体としての中間転写ベルト21を有する中間転写ユニット20、クリーニング手段としてのクリーニング器6などが配置されている。
回転式現像装置40は、現像器保持手段としてのロータリ部(保持部)41に、現像手段として、それぞれ分光特性の異なるトナーが装填された5個の現像器4t、4y、4m、4c、4kを有する。各現像器4t、4y、4m、4c、4kの構成は、実施例1と実質的に同一とすることができる。尚、各現像器の構成は、使用する現像剤が異なることを除いて同じであるので、以下、特に区別を要しない場合はいずれかの色用であることを示すために符号に与えた添え字t、y、m、c、kは省略して総括的に説明する。
尚、現像器4内のトナーは、図中リーダ部60とレーザ露光光学系3との間に横に配置された各色毎の補給用トナー収容部(ホッパー)42t、42y、42m、42c、42kから、現像器4内のトナー濃度(現像剤全体の重量に対するトナーの重量の割合:トナー比率)或いはトナー量を一定に保つように随時補給される。
中間転写ユニット20は、像担持体から転写されるトナー像を直接担持して搬送する像搬送体として、無端移動するベルト体とされる中間転写体、即ち、中間転写ベルト21を備えている。中間転写ベルト21は、複数のローラとして本実施例では、駆動ローラ22、従動ローラ23及び27、及び二次転写対向ローラ24の4個のローラに掛け回されている。中間転写ベルト21は、駆動ローラ22に駆動力が伝達されることによって、図中矢印E方向に周回移動(回転)する。中間転写ベルト21の裏面側には、中間転写ベルト21を挟んで感光ドラム1に対向する位置に一次転写部材としての一次転写ローラ5が配置されている。又、中間転写ベルト21を介して二次転写対向ローラ24に対向する位置には二次転写手段としての二次転写ローラ25が配置されている。中間転写ベルト21としては、実施例1と実質的に同一のものを用いることができる。
次に、画像形成動作について説明する。プリンタ部10には、リーダ部60からの信号のほか、コンピュータからの画像信号、FAXからの画像信号なども同様に送出されてくる。ここでは、代表としてリーダ部からの信号に基づきプリンタ部の動作を説明する。
画像形成時には、感光ドラム1が図中矢印方向に回転する。前露光ランプ8で除電された後の感光ドラム1は、コロナ帯電器2により一様に帯電させられる。次いで、帯電した感光ドラム1の表面は分解色ごとに露光され、感光ドラム1上に静電像が形成される。即ち、レーザ露光光学系3において、リーダ部60からの画像信号は、レーザ出力部(図示せず)にて光信号に変換される。そして、光信号に変換されたレーザ光が、ポリゴンミラーで反射され、レンズ及び各反射ミラーを経て感光ドラム1の面に投影される。
感光ドラム1上の静電像は、所定の現像器4より順次に現像される。即ち、回転式現像装置40は、ロータリ部41を回転させて、所定の現像器4を感光ドラム1と対向する現像位置に移動させる。その後、現像器4が作動され、感光ドラム1上の静電像がトナー像として現像される。
感光ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写部N1において、一次転写ローラ5に一次転写バイアス印加手段としての一次転写バイアス電源90からバイアスが印加されることにより、静電的に、中間転写ベルト21上に一次転写される。
本実施例では、実施例1と概略同様に、先ず、原稿画像の非画像部に対応する透明画像(透明トナーのトナー像)が形成され、その後、原稿画像の画像部に対応する有色画像が形成される。例えば、フルカラー画像の形成時には、先ず、1番目に、透明トナー用現像器4tを用いて感光ドラム1上に形成された、原稿画像の非画像部に対応する透明トナー像が中間転写ベルト21に一次転写される。その後、2番目以降に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用の現像器4y、4m、4c、4tを用いて感光ドラム1上に順次に形成された、原稿画像の画像部の各成分色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像が、重ね合わされるようにして、順次に中間転写ベルト21上に一次転写される。その結果、中間転写ベルト21上にフルカラートナー像が形成される。
尚、実施例1と同様に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれか1色による単色画像、或いはこれらのうち幾つかの色の組み合わせによるマルチカラー画像を形成することもできる。この場合にも、上記フルカラー画像の形成時と同様、非画像部に透明トナーによる画像を形成することができる。
中間転写ベルト21上のトナー像は、その後、二次転写部N2において、二次転写ローラ25の作用によって記録材Sに一括して二次転写される。
記録材Sは、記録材供給手段30から二次転写部N2に搬送されてくる。つまり、記録材供給手段30において、記録材収納部(カセット)31に収容された記録材Sが、記録材供給手段としてのピックアップローラ32などによって一枚ずつ送り出される。そして、レジストローラ33にて斜行が補正された後、所望のタイミングにて二次転写部N2に搬送される。
二次転写部N2にてトナー像が転写された記録材Sは、搬送部71を通り、定着手段としての熱ローラ定着器9に搬送される。記録材Sは、熱ローラ定着器9によってトナー像が定着された後、排紙トレイ或いは後処理装置(図示せず)に排出される。尚、本実施例では、熱ローラ定着器9は、熱ローラの表層はゴムではなく、フッ素系樹脂チューブで覆っている。このような構成にすることで、長寿命化が図られている。
一方、一次転写工程後に感光ドラム1上に残留したトナー(一次転写残トナー)は、クリーニング器6によって回収される。又、中間転写ベルト21を挟んで駆動ローラ22の対向位置には、転写クリーニング装置28が接離可能に配置されている。転写クリーニング装置29は、中間転写ベルト21上に必要な色数だけ画像が重ねられた後に、中間転写ベルト21を介して駆動ローラ22に加圧され、記録材Sにトナー像を二次転写した後の中間転写ベルト21上に残留したトナー(二次転写残トナー)をクリーニングする。これにより、中間転写ベルト21は、再び次転写工程に供される。
尚、本実施例では、従動ローラ23の対向位置には、感光ドラム1から転写された画像の位置ズレ及び濃度の検知を行うためのセンサ(光学式センサ)26が配置されている。そして、随時、画像濃度、トナー補給量、画像書き込みタイミング、及び画像書き込み開始位置等に対して補正が行われる。
[転写飛び散りの抑制及び再転写トナー量の削減]
次に、本実施例にて最も特徴的な、一次転写部N1の構成について詳しく説明する。
図9は、本実施例の画像形成装置200における一次転写部N1の近傍の概略構成を模式的に示す。本実施例では、一次転写ローラ5は、中間転写ベルト21に平行配置された支持部材としての支持台51に固定されている。即ち、一次転写ローラ5(一次転写部材)の長手方向両端部に延在する中心軸5aが、支持台51が備える支持部51bに回転可能に支持されている。支持台51は、駆動伝達手段としてのギア52を介して、駆動源としてのステッピングモータ53と連結されている。つまり、支持台51の一端面に形成された歯51aと、ギア52の歯52aとが噛合して、ステッピングモータ53の駆動力が、ギア52から支持台51に伝達される。そして、支持台52は、図中矢印にて示すように、中間転写ベルト21の移動方向に沿って往復移動が可能となっている。ここで、支持台51、ギア52により、一次転写ローラ5を移動させる一次転写部材移動手段が構成される。
斯かる構成によって、本実施例では、感光ドラム1の回転軸に対する一次転写ローラ5の回転軸の位置を変更して、中間転写ベルト21の移動方向における領域Aの中心Aに対する、同方向における領域Bの中心Bのオフセット量Wを画像形成中に変更することが可能となっている。
支持台51、ギア52、ステッピングモータ53によって、中間転写ベルト21の移動方向において領域Aの中心Aに対する領域Bの中心Bの位置を可変に制御する駆動手段50が構成される。
このように、オフセット量Wを可変とすることにより、実施例1のタンデム型の画像形成装置100の場合と同様に、ロータリ型の画像形成装置において、各色のトナー毎に、最適な一次転写部N1の構成をとることが可能である。
本実施例では、複数色のトナーのうち、最初に、つまり、1番目に、透明トナーによるトナー像を感光ドラム1上に形成し、これを中間転写ベルト21に一次転写する。その後、つまり、2番目以降に、有色トナーによるトナー像を順次に感光ドラム1に形成し、これを順次に中間転写ベルト21に一次転写する。この時、少なくとも透明トナーによるトナー像の一次転写工程時に、中間転写ベルト21の移動方向における領域Bの中心Bを、中間転写ベルト21の移動方向における領域Aの中心Aよりも、相対的に中間転写ベルト21の移動方向下流側にオフセットさせる。
尚、本実施例では、感光ドラム中心線Xと領域Aの中心Aは実質的に一致し、転写ローラ中心線Yと領域Bの中心Bは実質的に一致する。従って、本実施例では、少なくとも透明トナーによるトナー像の一次転写工程時に、上記駆動手段50によって、一次転写ローラ5の回転軸を、感光ドラム1の回転軸よりも中間転写ベルト21の移動方向下流側に移動させる。
一方、有色トナーによるトナー像の一次転写工程時には、領域Aの中心Aに対する領域Bの中心Bのオフセット量Wを、透明トナーによるトナー像の一次転写工程時におけるそれよりも小さくする。好ましくは、各有色トナーによるトナー像の一次転写工程時には、オフセット量Wは0mmとして、中間転写ベルト21の移動方向における領域Aの中心Aと領域Bの中心Bとを一致させる。
つまり、透明トナーが転写される際の一次転写ローラ5の感光ドラム1の回転方向における位置は、有色トナー像が転写される際の一次転写ローラ5の感光ドラム1の回転方向における位置よりも下流側にある。即ち、透明トナー像が転写される際の、感光ドラム1の回転方向の現像器4tに対する一次転写ローラ5の位置は、有色トナー像が転写される際の、感光ドラム1の回転方向の現像器4y、4m又は4cに対する一次転写ローラ5の位置よりも下流側にある。
本実施例では、ステッピングモータ53の動作は、画像形成装置200の動作を統括制御するコントローラ部80が制御する。コントローラ部80は、記憶部、制御部、演算部を有し、記憶部に記憶されたプログラムに従って、画像形成動作中に、少なくとも各色のトナーによるトナー像が一次転写部N1に到達する前に、一次転写ローラ5の位置を、それぞれの色のトナーに最適な位置に変更するようにステッピングモータ53を制御する。
より具体的には、本実施例においては、実施例1と同様に、透明トナーによるトナー像の一次転写工程時のオフセット量Wを5mm、それ以外のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックトナーによるトナー像の一次転写工程時のオフセット量Wを0mmとした。これにより、転写飛び散りの発生は軽減され、且つ、再転写トナー量も軽減することができた。
尚、上述では、一次転写ローラ5を感光ドラム1に対して移動させたが、実施例2と同様に、一次転写ローラ5よりも中間転写ベルト21の移動方向上流側に、中間転写ベルト21を感光ドラム1に向けて付勢する付勢部材を設け、これにより中間転写ベルト21の移動方向における領域Aの中心Aに対する領域Bの中心Bのオフセット量Wを変更するようにしてもよい。つまり、例えば図10に示すように、付勢部材として実施例2と同様の押し上げローラ7を設ける。そして、押し上げローラ7の長手方向両端の中心軸7aを、駆動源としてのモータ55に接続された駆動伝達手段としてのカム54等により、中間転写ベルト21に向けて押し上げ、又その押し上げを解除し得るようにする。これにより、所望のタイミングでモータ55を回転させて、カム54によって押し上げローラ7を感光ドラム1に向けて付勢し、中間転写ベルト21の移動方向において、領域Bの中心Bを、領域Aの中心Aの中心よりも下流側にオフセットさせて、転写飛び散りの原因となる上流側空隙ニップCを無くすことができる。この場合、カム54、モータ55などにより、中間転写ベルト21の移動方向において領域Aの中心Aに対する領域Bの中心Bの位置を可変に制御する駆動手段50が構成される。
又、有色トナー像の一次転写時に、一次転写ローラ5が、中間転写ベルト21の移動方向上流にあってもよい。これにより、透明トナーが転写される際の一次転写ローラ5の感光ドラム1の回転方向における位置を、有色トナー像が転写される際の一次転写ローラ5の感光ドラム1の回転方向における位置よりも下流側にあるようにすることができる。斯かる構成によっても、上述と同様の効果を得ることができる。例えば、有色トナー像の一次転写時の一次転写ローラ5について、オフセット量Wを、中間転写ベルト21の移動方向上流側に5mmとする。又、透明トナー像の一次転写時の一次転写ローラ5について、オフセット量Wを0mmとする。
(その他)
以上、本発明を具体的な実施例に則して説明したが、本発明は上記各実施例の態様に限定されるものではない。
例えば、上記各実施例では、画像形成装置が中間転写方式を採用するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業者には周知の直接転写方式の画像形成装置においても等しく適用可能である。
例えば、図11には直接転写方式を採用したタンデム型の画像形成装置300の概略断面構成を示す。図11の画像形成装置300において、図1に示す画像形成装置100と実質的に同一又は相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。図11の画像形成装置300は、図1の画像形成装置100における中間転写ユニット20の代わりに、転写ユニットを備える。即ち、転写ユニット20は、像担持体から転写されるトナー像を、記録材を介して担持して搬送する像搬送体として、無端移動するベルト体とされる記録材担持体、即ち、搬送ベルト(記録材担持ベルト)21を備えている。搬送ベルト21は、その表面が各画像形成部Pの感光ドラム1に接触して転写部Nを形成する。又、搬送ベルトの裏面には、各画像形成部Pの感光ドラム1に対応して、転写部材としての転写ローラ5が搬送ベルト21に接触して設けられている。
記録材供給手段30は、搬送ベルト21の記録材供給部Fに記録材を供給する。そして、各画像形成部Pは、転写部Nにおいて、感光ドラム1から搬送ベルト21上に担持された記録材Sにトナー像を順次に転写し、トナー像を形成する。記録材供給部Fを通過した搬送ベルト21は、透明トナー像形成部Ptの転写部Nを通過してから、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkの転写部Nを通過する。トナー像が転写された記録材Sは、その後搬送ベルト21から分離されて熱ローラ定着器9へと搬送され、トナー像の定着が成される。
斯かる画像形成装置300において、搬送ベルト1の移動方向において最上流の画像形成部を透明トナーによるトナー像を形成する透明トナー像形成部とすると共に、各画像形成部Pの転写部Nの構成を、実施例1、2の画像形成装置100の一次転写部と実質的に同じ構成とすることができる。これにより、各実施例1、2にて説明したのと同様の作用効果を得ることができる。
尚、図12に示すように、直接転写方式の画像形成装置においても、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkの一次転写ローラ5が、搬送ベルト21の移動方向上流にあってもよい。これにより、上述と同様、透明トナー像形成部Ptの一次転写ローラ5tの感光ドラム1tの回転方向における位置を、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkの一次転写ローラ5y、5m、5c、5kの感光ドラム1y、5m、5c、5kの回転方向における位置よりも下流側とすることができる。斯かる構成によっても、上述と同様の効果を得ることができる。例えば、有色トナー像形成部Py、Pm、Pc、Pkの一次転写ローラ5についてオフセット量Wを、搬送ベルト21の移動方向上流側に5mmとする。又、透明トナー像形成部Ptの一次転写ローラ5についてオフセット量Wを0mmとする。
又、同様に、図8に示す中間転写方式を採用したロータリ型の画像形成装置200における中間転写ユニット20の代わりに、上記同様の搬送ベルトを備えた転写ユニットを有し、搬送ベルト上に記録材を担持して繰り返し転写部Nを通過させることで、搬送ベルト上の記録材にトナー像を順次重ね合わせて転写する直接転写方式を採用したロータリ型の画像形成装置がある。このような画像形成装置においても、最初に透明トナーによるトナー像を搬送ベルト上の記録材に転写すると共に、転写部Nの構成を実施例3の画像形成装置200の転写部Nと実質的に同じ構成とすることができる。これにより、実施例3にて説明したのと同様の作用効果を得ることができる。
更に、上記実施例では、1つの像担持体に対して複数の現像器を備える画像形成装置は、回転体たるロータリに複数の現像器を備えたロータリ型の画像形成装置であるとして説明したが、これに限定されるものではない。1つの像担持体の周囲に複数の現像器を並置し、例えば所望のタイミングで所望の現像器を像担持体のより近位に移動させて現像動作を行わせ、1つの像担持体を介して中間転写体又は記録材担持体上の記録材に複数種類のトナーによるトナー像を順次に形成する画像形成装置がある。このような画像形成装置においても本発明は等しく適用可能である。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略断面構成図である。 透明トナー像形成部におけるオフセット量と転写飛び散りレベルとの関係を示すグラフ図である。 透明トナー像形成部におけるオフセット量と有色トナー像形成部における転写飛び散りレベルとの関係を示すグラフ図である。 透明トナー像形成部における転写部を説明するための説明図である。 有色トナー像形成部における転写部を説明するための説明図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例の概略断面構成図である。 透明トナー像形成部における転写部を説明するための説明図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例の概略断面構成図である。 本発明に従って図8の画像形成装置に適用し得る転写部の一実施例の模式図である。 本発明に従って図8の画像形成装置に適用し得る転写部の他の実施例の模式図である。 本発明を適用し得る画像形成装置の他の例の概略断面構成図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例の概略断面構成図である。 転写飛び散り現象を説明するための説明図である。 転写飛び散り現象の低減方法の原理を説明するための説明図である。 オフセット量と再転写量の関係を示すグラフ図である。 透明トナーと有色トナーとによる画像に対する転写飛び散り現象の影響を説明するための説明図である。
符号の説明
1 感光ドラム(像担持体)
2 帯電ローラ、コロナ帯電器(帯電手段)
3 レーザー露光光学系(露光手段)
4 現像器(現像手段)
5 一次転写ローラ、転写ローラ(一次転写部材、転写部材)
7 押し上げローラ(付勢部材)
21 中間転写ベルト、搬送ベルト(像搬送体、ベルト体)

Claims (6)

  1. 中間転写体に接して回動し、トナー像を担持する像担持体と、前記中間転写体に接触し、前記像担持体に担持される前記トナー像を前記中間転写体に静電的に転写する一次転写部材と、を備え、前記中間転写体に前記トナー像を形成する第1及び第2のトナー像形成手段を有し、
    前記第2のトナー像形成手段は、前記第1のトナー像形成手段の形成した前記トナー像を担持する前記中間転写体に、前記トナー像を形成する画像形成装置において、
    前記第1のトナー像形成手段は、前記第2のトナー像形成手段が前記トナー像を形成する領域に隣接して、透明トナーを用いて前記トナー像を形成するとともに、前記第1のトナー像形成手段の前記一次転写部材は、前記第2のトナー像形成手段の前記一次転写部材よりも、前記像担持体の回動方向における下流側に設けられることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1及び第2のトナー像形成手段の前記一次転写部材は、前記像担持体に担持されるトナー像を一次転写部にて前記中間転写体へ転写し、
    前記中間転写体に形成された前記トナー像を、二次転写部にて、記録材に転写する二次転写手段を有し、
    前記二次転写部を通過した前記中間転写体は、前記第1のトナー像形成手段の前記一次転写部を通過してから、前記第2のトナー像形成手段の前記一次転写部を通過することを特徴とする請求項1項の画像形成装置。
  3. 記録材担持体に接して回動し、トナー像を担持する像担持体と、前記記録材担持体に接触し、前記像担持体に担持される前記トナー像を、前記記録材担持体に担持される記録材上へ静電的に転写する転写部材と、を備え、前記記録材担持体に担持された前記記録材上に前記トナー像を形成する第1及び第2のトナー像形成手段を有し、
    前記第2のトナー像形成手段は、前記第1のトナー像形成手段が前記トナー像を形成した前記記録材上に、前記トナー像を形成する画像形成装置において、
    前記第1のトナー像形成手段は、前記第2のトナー像形成手段が前記トナー像を形成する領域に隣接して、透明トナーを用いて前記トナー像を形成するとともに、前記第1のトナー像形成手段の前記転写部材は、前記第2のトナー像形成手段の前記転写部材よりも、前記像担持体の回動方向における下流側に設けられることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記第1及び第2のトナー像形成手段の前記転写部材は、前記像担持体に担持されるトナー像を転写部にて前記記録材へ転写し、
    前記記録材担持体の記録材供給部に前記記録材を供給する記録材供給手段を有し、
    前記記録材供給部を通過した前記記録材担持体は、前記第1のトナー像形成手段の前記転写部を通過してから、前記第2のトナー像形成手段の前記転写部を通過することを特徴とする請求項3項の画像形成装置。
  5. 移動する中間転写体と接触して回動し、第1及び第2のトナー像を担持する像担持体と、
    前記中間転写体に接触し、前記像担持体に担持される前記第1のトナー像を前記中間転写体に静電的に転写し、前記像担持体に担持される前記第2のトナー像を、前記第1のトナー像を担持する前記中間転写体に静電的に転写し、移動可能な転写部材と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記第1のトナー像は、透明トナーで構成されるとともに、前記第2のトナー像が前記中間転写体に転写される領域に隣接して転写され、
    前記第1のトナー像が転写される場合の前記転写部材の位置は、前記第2のトナー像が転写される場合よりも、前記像担持体の回動方向にて下流側であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 移動する記録材担持体と接触して回動し、第1及び第2のトナー像を担持する像担持体と、
    前記記録材担持体に接触し、前記像担持体に担持される前記第1のトナー像を前記記録材担持体に担持される記録材に静電的に転写し、前記像担持体に担持される前記第2のトナー像を、前記第1のトナー像の転写された前記記録材に静電的に転写し、移動可能な転写部材と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記第1のトナー像は、透明トナーで構成されるとともに、前記第2のトナー像が前記記録材に転写される領域に隣接して転写され、
    前記第1のトナー像が転写される場合の前記転写部材の位置は、前記第2のトナー像が転写される場合よりも、前記像担持体の回動方向にて下流側であることを特徴とする画像形成装置。
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