JP2007031334A - シロアリ防除剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ビニル重合性モノマーを重合することにより得られる合成樹脂微粒子と、シロアリ防除成分(例えば、クロチアニジンなど。)と、を含み、必要に応じて、シロアリ防除成分をマイクロカプセル化する。また、必要に応じて、シロアリ防除成分を含む合成樹脂微粒子分散液を、スプレードライにより乾燥させて、粉剤とする。
【選択図】 なし
Description
そこで、薬剤の効力持続性の向上などを目的として、有効成分を微小樹脂粒子に担持させることが提案されている(特許文献1参照)。
それゆえ、例えば、シロアリに、特許文献1に記載の殺虫性微小樹脂粒子が付着された場合には、該樹脂粒子は吸湿に伴って凝集してしまう、また、土壌上の粉末も吸水により凝集しその上を通ったシロアリに付着することない。そのため、殺虫性微小樹脂粒子が直接に付着されたシロアリについては殺虫効果が期待できるものの、他のシロアリへの伝播効果が得られにくく、効率的な防除が得られなくなる。
すなわち、本発明は、
(1) 合成樹脂微粒子とシロアリ防除成分とを含有するシロアリ防除剤、
(2) 合成樹脂微粒子が、ビニル重合性モノマーを重合することにより得られる合成樹脂微粒子である前記(1)記載のシロアリ防除剤、
(3) ビニル重合性モノマーが、炭化水素またはハロゲン化炭化水素からなるビニル重合性モノマーを主成分とするビニル重合性モノマーである前記(2)記載のシロアリ防除剤、
(4) 合成樹脂微粒子が疎水性である前記(1)〜(3)のいずれかに記載のシロアリ防除剤、
(5) シロアリ防除成分が、ネオニコチノイド系化合物である前記(1)〜(4)のいずれかに記載のシロアリ防除剤、
(6) ネオニコチノイド系化合物が、クロチアニジンである前記(5)記載のシロアリ防除剤、
(7) シロアリ防除成分が、マイクロカプセルに内包されていることを特徴とする、前記(1)〜(6)のいずれかに記載のシロアリ防除剤、
(8) 合成樹脂微粒子とシロアリ防除成分とを含む分散液を、スプレードライに付すことにより乾燥させた粉剤であることを特徴とする、前記(1)〜(7)のいずれかに記載のシロアリ防除剤、
を提供するものである。
また、本発明において、合成樹脂微粒子としては、「非発泡性」であるものが好ましい。「非発泡性」とは、合成樹脂微粒子が実質的に発泡剤を含んでおらず、合成樹脂微粒子を加熱してもその体積が実質的に増加しないことをいう。
シロアリ防除剤による防除の対象となるシロアリとしては、シロアリ(等翅)目に属する昆虫であること以外は、特に限定されないが、具体的には、例えば、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)などのミゾガシラシロアリ科に属するもの、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリなどのレイビシロアリ科に属するものなどが挙げられる。
合成樹脂微粒子を形成する熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、架橋剤により架橋させたビニル重合性モノマー重合体よりなる樹脂などが挙げられ、なかでも、好ましくは、架橋剤により架橋させたビニル重合性モノマー重合体からなる樹脂が挙げられる。
ビニル重合性モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸エステル系モノマー、酢酸ビニル系モノマー、アクルロニトリル系モノマー、ビニルエーテル系モノマー、ビニルケトン系モノマー、炭化水素のみからなるモノマー類、ハロゲン化炭化水素のみからなるモノマー類などが挙げられる。
架橋剤の具体例としては、例えば、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトールアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、グリセロールジメタクリレート、グリセロールジアクリレート、グリセロールアリロキシジメタクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタンジアクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタントリアクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタンジメタクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタントリメタクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチルプロパンジアクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチルプロパントリアクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチルプロパンジメタクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチルプロパントリメタクリレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルトリメリテート、ジアリルテレフタレート、ジアリルフタレート、ジビニルベンゼンなどが挙げられ、なかでも、好ましくは、ジビニルベンゼンが挙げられる。
合成樹脂微粒子の製造方法は、特に限定されるものではない。すなわち、合成樹脂微粒子は、例えば、乳化重合や懸濁重合により、微粒子として製造されたものであってもよく、高温高圧化で合成樹脂を溶融して、水中に強制微分散することにより、微粒子として製造されたものであってもよく、非水系溶媒に溶解された合成樹脂の溶液を、水中に強制微分散させた後、溶媒を留去することにより、微粒子として製造されたものであってもよく、また、合成樹脂そのものを、微粉砕することによって微粒子として製造されたものであってもよい。これらの方法は、いずれも、公知の方法に準じて行うことができる。
ピレスロイド系化合物としては、例えば、アレスリン、ペルメトリン、トラロメトリン、ビフェントリン、アクリナトリン、アルファシペルメトリン、シフルトリン、シフェノトリン、プラレトリン、エトフェンプロックス、シラフルオフェン、フェンバレレート、などが挙げられる。
有機リン系化合物としては、例えば、ホキシム、ピリダフェンチオン、フェニトロチオン、テトラクロルビンホス、ジクロフェンチオン、プロペタンホスなどが挙げられる。
カルバメート系化合物としては、例えば、カルバリル、フェノブカルブ、プロポクスルなどが挙げられる。
上記例示のシロアリ防除成分は、単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。また、上記例示のシロアリ防除成分の中では、特に、ネオニコチノイド系化合物、フェニルピラゾール系化合物などの忌避性を有しない化合物を用いることが好ましく、ネオニコチノイド系化合物を用いることがより好ましい。
合成樹脂微粒子にシロアリ防除成分を担持させるには、シロアリ防除成分を適当な溶剤に溶解または均一に分散させて、さらに、得られた溶液または分散液に合成樹脂微粒子を配合し、混合した後、あるいは合成樹脂微粒子を調製した懸濁液に添加した後、これを乾燥して、溶剤を揮散させればよい。
スプレードライにより乾燥させる方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、シロアリ防除成分が溶解または懸濁した合成樹脂微粒子懸濁液を、微細な霧状として、40〜160℃の熱風中に噴出させればよい。これにより、シロアリ防除成分の粉剤を得ることができる。また、シロアリ防除成分を含む合成樹脂微粒子懸濁液を微細な霧状にする方法としては、例えば、回転円盤を用いた遠心噴霧による方法や、圧力ノズルを用いた加圧噴霧による方法など、公知の種々の方法を採用することができる。
シロアリ防除成分のマイクロカプセル化は、例えば、いわゆる、界面重合法、in situ重合法(界面反応法)、コアセルベーション法、液中乾燥法、融解分散冷却法、液中硬化皮膜法、コーティング法(気中懸濁法)、スプレードライ法、静電合体法、真空蒸着法などが挙げられる。シロアリ防除成分のマイクロカプセル化の具体的手法としては、例えば、特開昭61−249904号公報、特公平6−92282号公報、特公平6−92283号公報、特開平10−114608号公報、特開2000−247821号公報に記載の方法が挙げられる。
次いで、懸濁液を攪拌しながら、マイクロカプセルの壁膜を形成させて、微細な粒状のマイクロカプセルを生成させればよい。
また、シロアリ防除成分が、例えば、難溶解性のネオニコチノイド系化合物である場合には、例えば、特開2000−247821号公報に記載の方法により、ネオニコチノイド系化合物をマイクロカプセル化することが好ましい。
上記分散媒としては、通常、シロアリ防除成分のマイクロカプセル化に用いられる、公知の有機溶媒が挙げられる。また、そのような有機溶媒としては、例えば、沸点が200℃以上の高沸点芳香族系有機溶媒が好ましく用いられる。高沸点芳香族系有機溶媒を用いることにより、マイクロカプセル化された有効成分の残効性を向上させることができる。
有効成分を上記分散媒に分散させる際には、必要により、分散剤を配合してもよい。この分散剤としては、例えば、3級アミンを含む分子量1000以上の分散剤が挙げられる。このような分散剤を用いることにより、例えば、ネオニコチノイド系化合物を、増粘させることなく湿式粉砕することができ、良好なスラリーを得ることができる。
湿式粉砕は、例えば、ビーズミル、ボールミル、またはロッドミルなどの公知の粉砕機を用いて所定の時間行えばよい。湿式粉砕することにより、分散媒中にシロアリ防除成分を微細な粒子として分散させることができ、カプセル化率の向上、製剤安定性の向上、および、効力の増強を図ることができる。このような湿式粉砕において、シロアリ防除成分の平均粒子径を、例えば、5μm以下、さらには2.5μm以下とすることが好ましい。平均粒子径がこの値より大きいと、有効成分をマイクロカプセル内に良好に封入できない場合がある。
界面重合法では、例えば、得られたスラリーに油溶性膜形成物質を配合し、これを、水中に分散させた後、水溶性膜形成物質を添加すればよい。
ポリイソシアネートとしては、例えば、トルエンジイソシアネートなどの芳香族ポリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ポリイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの脂環族ポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネートなどの芳香脂肪族ポリイソシアネートなどが挙げられ、さらに、これらの変性体、例えば、これらポリイソシアネートの誘導体であるダイマー、トリマーなどにより変性される誘導体変性ポリイソシアネートや、例えば、トリメチロールプロパンなどの低分子量ポリオールを予め反応させて得られるポリオール変性ポリイソシアネートなどが挙げられる。
これら油溶性膜形成物質は、単独で使用してもよく、また2種以上併用してもよい。好ましくは、ポリイソシアネートが挙げられ、さらに好ましくは、脂肪族および脂環族のポリイソシアネート、とりわけ、ヘキサメチレンジイソシアネートやイソホロンジイソシアネートのトリマー変性体(例えば、タケネートD−170N(ヘキサメチレンジイソシアネートのトリマー変性体、三井武田ケミカル(株)製)など。)やポリオール変性体が挙げられる。
ポリアミンとしては、例えば、エチレンジアミン、フェニレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、ピペラジンなどが挙げられる。また、ポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。
シロアリ防除成分をマイクロカプセル化した場合には、得られたマイクロカプセルを含む水分散液に、上記の合成樹脂微粒子を配合し、さらに、必要により、分散剤、界面活性剤、沈降防止剤などを適宜配合して、得られた水懸濁液を乾燥させることにより、シロアリ防除剤を得ることができる。
シロアリ防除剤の使用方法は、特に限定されるものではないが、例えば、公知の散布方法によって処理対象の木材に散布すればよい。より具体的には、例えば、有効成分としてのシロアリ防除成分が0.05〜10重量%の割合で担持された合成樹脂微粒子の場合、動力噴霧器または手動噴霧器を用いて、木材の表面に対して50〜300g/m2で散布すればよい。
実施例1
ポリ四フッ化エチレン(PTFE)パウダー(平均粒子径 10μm、TFW−1000、(株)セイシン企業製)100gに、クロチアニジンのメタノール溶液(0.5%(w/v))2mLを撹拌しながら配合して、乾燥させることにより、PTFEパウダーに有効成分(クロチアニジン)が0.01重量%の割合で配合された粉体を得た。
KMC−113(ジイソプロピルナフタレン、沸点300℃、呉羽化学工業(株)製)610gと、アルケンL(アルキルベンゼン、蒸留範囲285〜309℃、新日本石油化学(株)製)360gと、Disper byk−164(3級アミン含有ポリエステル変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量10000〜50000、ビッグケミー(株)製)10gとを配合して、均一になるまで攪拌した。得られた混合溶液にクロチアニジン20gを加えて、T.K.オートホモディスパー(特殊機化工業(株)製)にて攪拌することにより、スラリー(1)を得た。さらに、スラリー(1)をビーズミル(ダイノーミル KDL A型、ガラスビーズ径1.5mm)にて20分間湿式粉砕した。湿式粉砕後のスラリー(1)中のクロチアニジンの平均粒子径は840nmであった。
次に、ガンツパール1105のスラリー(懸濁重合架橋ポリスチレン微粒子、平均粒子径10μm、ガンツ化成(株)製)100重量部と、防除剤(B)8.5重量部とを配合して、撹拌、混合しながら乾燥させた。これにより、防除剤(B)のマイクロカプセルにガンツパール1105が付着された、有効成分濃度約0.1%の粉体を得た。得られた粉体の平均粒子径は、40μmであった。
実施例3
実施例2の「ガンツパール1105」に代えて、ポリプロピレン樹脂(PP)パウダー(平均粒子径6.8μm、商品名「PPW−5」、(株)セイシン企業製)100重量部を用いたこと以外は、実施例2と同様にして、有効成分濃度約0.1%の粉体を得た。得られた粉体の平均粒子径は、35μmであった。
実施例2の「ガンツパール1105」に代えて、ポリエチレン樹脂(PE)パウダー(平均粒子径7.8μm、商品名「PEW−5」、(株)セイシン企業製)100重量部を用いたこと以外は、実施例2と同様にして、有効成分濃度約0.1%の粉体を得た。得られた粉体の平均粒子径は、35μmであった。
実施例2の「ガンツパール1105」に代えて、PTFEパウダー(TNF−1000)100重量部を用いたこと以外は、実施例2と同様にして、有効成分濃度約0.1%の粉体を得た。得られた粉体の平均粒子径は、20μmであった。
実施例6
実施例2におけるスラリー(1)112.5gに代えて、KMC−113を68.4g、アルケンLを38.5gおよびDisper byk−164を1.1g用い、さらに、クロチアニジンに代えて、フェノカルブ4.5gを用いたこと以外は、実施例2と同様にして、有効成分濃度約0.2%の粉体を得た。得られた粉体の平均粒子径は、40μmであった。
実施例2におけるスラリー(1)112.5gに代えて、KMC−113を68.4g、アルケンLを38.5gおよびDisper byk−164を1.1g用い、さらに、クロチアニジンに代えて、シフルトリン4.5gを用いたこと以外は、実施例2と同様にして、有効成分濃度約0.2%の粉体を得た。得られた粉体の平均粒子径は、40μmであった。
スチレン99.6重量部、ジビニルベンゼン(純度58%品)0.4重量部およびベンゾイルパーオキシド0.5重量部を含有する混合溶液に、水150重量部およびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.01重量部を加えて、撹拌下、さらに、リン酸三カルシウム10重量部を加えた。次に、得られた混合物をホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて、毎分6000回転で20分間攪拌し、モノマー滴を水相中に分散させることにより、モノマー分散液を調製した。このモノマー分散液を、撹拌器と還流冷却器を備えた反応器に移し、窒素気流下にて撹拌しながら、90℃に昇温して重合を開始した。5時間の反応後、40℃に冷却した(特開平7−292231号公報の比較例1参照)。
実施例8で作製された架橋ポリスチレン粒子の分散液100gに、クロチアニジンのメタノール溶液(0.5%(w/v))0.5mLを撹拌しながら配合した後、スプレードライヤー(L−8型、大川原化工業(株)製、温度110℃、アトマイザ調速50Hz、投入速度1L/時間)にてスプレードライすることにより、架橋ポリスチレンに有効成分(クロチアニジン)が付着された、有効成分濃度0.01重量%の粉体を得た。
サイリシア310P(コロイド状シリカ、平均粒子径2.7μm、富士シリシア化学(株)製)100gに、クロチアニジンのメタノール溶液(0.1%(w/v))10mLを撹拌しながら配合し、乾燥させることにより、コロイド状シリカ微粒子に有効成分(クロチアニジン)が付着された、有効成分濃度0.01重量%の粉体を得た。
水和剤用珪藻土(平均粒子径10μm、ネオライト興産(株)製)100gに、クロチアニジンのメタノール溶液(0.1%(w/v))10mLを撹拌しながら配合し、乾燥させることにより、珪藻土微粒子に有効成分(クロチアニジン)が付着された、有効成分濃度0.01重量%の粉体を得た。
実施例1〜9および比較例1〜2で得られた粉体について、シロアリに対する防除効力を確認した。
長さ約13cm、幅約6cm、深さ約3cmの蓋付きプラスチック容器のうち、一方のつま面(6cm×3cmの面)の中央下部に直径約3mmの貫通孔(以下、「連結孔」という)を設けた。このプラスチック容器を2個用意して、2つの連結孔が互いに繋がるように、上記連結孔を備えるつま面(以下、「接合面」という。)同士を重ね合わせて、接着した。次いで、それぞれのプラスチック容器内に、含水率が12%に調整されたケイ砂5号を、約2mmの厚みで敷き詰めた。
Claims (8)
- 合成樹脂微粒子とシロアリ防除成分とを含有するシロアリ防除剤。
- 合成樹脂微粒子が、ビニル重合性モノマーを重合することにより得られる合成樹脂微粒子である請求項1に記載のシロアリ防除剤。
- ビニル重合性モノマーが、炭化水素またはハロゲン化炭化水素からなるビニル重合性モノマーを主成分とするビニル重合性モノマーである請求項2記載のシロアリ防除剤。
- 合成樹脂微粒子が疎水性である請求項1〜3のいずれかに記載のシロアリ防除剤。
- シロアリ防除成分が、ネオニコチノイド系化合物である請求項1〜4のいずれかに記載のシロアリ防除剤。
- ネオニコチノイド系化合物が、クロチアニジンである請求項5記載のシロアリ防除剤。
- シロアリ防除成分が、マイクロカプセルに内包されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のシロアリ防除剤。
- 合成樹脂微粒子とシロアリ防除成分とを含む分散液を、スプレードライに付すことにより乾燥させた粉剤であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のシロアリ防除剤。
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