JP4755086B2 - 徐放性農園芸用粒剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は優れた徐放性を有する多層被覆型農薬粒剤組成物に関する。
近年、蔬菜栽培時に主に省力および省資源化を目的として、育苗箱での育成後期に徐放化された農薬を施用し、施用された農薬と共に育苗された苗を本畑に移植することにより、本畑で長期間にわたり病害虫を防除する方法(以下育苗箱施用法と略す)が考案され使用されるようになってきている。また、育苗箱施用法において単剤のみでなく、省力および省資源を目的に各種の混合製剤も考案され使用されるようになってきている。
しかし、このような施用上の要求に対し、現在の市販農薬は必ずしも満足できるような放出特性を持つ製剤を提供できていない。たとえば、農薬活性成分表面での溶出特性を変化させることで放出制御する試みとしては、短残効または薬害の発生する様々な農薬活性成分で種々検討されている。たとえば、マイクロカプセル化及びその放出制御を用いる方法(たとえば特許文献1〜2参照)、農薬活性成分を担体と混練り成型する際に各種ポリマー、ワックス、ホワイトカーボン等を添加することで、農薬活性成分の溶出を妨げる方法や、粒子表面を樹脂で被覆する方法(特許文献3〜5参照)等が挙げられている。しかし、そのような方法を用いることができる製剤は、放出特性の類似した二種類以上の農薬活性成分に限られ、放出特性の異なる二種類以上の農薬活性成分からなり、かつ、それぞれの成分の放出制御を別々に行うような、使用者の要求を満足させるような製剤はいままで知られていなかった。
マイクロカプセル化剤はその膜厚制御により放出特性を変え得るため理想的な放出制御法であるが、用いる造膜成分の反応性が高いため適用できる農薬活性成分が限られてしまう上に、造膜工程等の製造コストがかかり、また毒性面でも問題の多い薬品(反応性モノマーや硬化剤等)が使用され、環境に放出されるなどの問題点を有していた。
被覆法は天然樹脂、高分子化合物等を用い、被膜やマトリックスを形成する方法が考案されており、簡便に放出制御性を付与できるが、放出特性を制御するまでの機能性、特に異なる放出特性を要求される農薬活性成分を含む混合剤の放出制御ができるまでの提案はなされていない。
被覆法にパラフィンワックスを用いることにより、安価な徐放化製剤を作ることができるが、従来の方法では被覆されたパラフィン層の上に別の製剤を貼り付けても剥がれ落ちてしまい、再度加熱してより低温の溶融物を含む外層部を被覆させる方法(たとえば特許文献3〜5参照)では、部分過熱による内核表面を溶融、すなわち内核の徐放性の劣化等を防止できないため、市販に耐えうる製剤を作ることは困難であった。
水溶出性の高い殺虫剤アセタミプリド、および同様に水溶出性の高い殺菌剤プロベナゾールは、蔬菜類での育苗箱施用が提唱されている農薬活性成分であり、本畑への移植後の効力持続を目的として放出制御された混合剤が要求されているが、従来の方法を用いた混合製剤では、効力の持続及び薬害回避の点で使用者の要求を満足し得る混合粒剤の提案はなされていなかった。
即ち、現在市販されているアセタミプリド単剤の徐放化製剤(モスピラン粒剤:登録商標)技術、すなわちワックスマトリックス処方をプロベナゾールとの混用製剤に用いた場合は、プロベナゾールは粒剤中に閉じ込められてしまい、その効力が十分に発揮される溶出性を得ることは困難である。また、プロベナゾールの徐放化をもたらす事を提案されている樹脂被覆処方(たとえば特許文献6参照)では、アセタミプリドは徐放性を示さずに初期にほとんどが溶出し、効力の持続性を得ることは困難である。
さらに、この樹脂被覆処方は水田での使用を目途しているため、畑地での使用のでは、プロベナゾールは徐放化しすぎてしまうという問題が生じる。
特開平07−165505号公報 特開2000−279799号公報 特開2000−186004号公報 特開2002−029903号公報 特開2002−179505号公報 特開2000−044404号公報
本発明の目的は、核顆粒が高度(効力の持続期間がその原体施用または放出制御を施さない粒剤の10倍以上に放出制御される、以下同じ)の放出制御を必要とされる農薬活性成分から構成され、さらにその外層部が軽度(効力の持続期間がその原体施用または放出制御を施さない粒剤と同等若しくは10倍未満の放出制御がされる、以下同じ)の放出制御を必要とされる農薬活性成分から構成されることを特徴とする、一種類または2種類以上の異なる農薬活性成分を含む徐放性農園芸用粒剤組成物およびその製造法を安価に提供することにある。
本発明者らはこれらの課題を解決するために鋭意努力した結果、高度に徐放化すべき農薬活性成分を含む顆粒をワックスで含浸被覆させた顆粒物に、軽度に徐放化すべき農薬活性成分を含む粉粒体を、糊剤を含むワックスエマルジョンを用いて付着させて外層部を形成することにより、単純に混合して徐放化させたのでは得られない、制御された異なった放出特性を持つ混合粒剤が得られることを見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は
(1) 中心核に第1の農薬活性成分含有層を有し、その上層にワックス層を有する核顆粒、並びに最外殻層に第2の農薬活性成分含有層を有し、
前記第1の農薬活性成分含有層が、農薬活性成分を含浸させた多孔性鉱物質からなり、さらに、
ワックスエマルジョン水溶液から形成された層を前記ワックス層の最外殻層に有することを特徴とする多層農薬粒状組成物に関し、
(2) 第2の農薬活性成分含有層が、ワックスエマルジョン水溶液を用いて表面が濡れた状態の核顆粒に、粉状の農薬活性成分または粉状の農薬活性成分含有組成物を付着またはコーティングさせて形成させた層であることを特徴とする()に記載の多層農薬粒状組成物、
(3) 第1の農薬活性成分含有層が、溶融した農薬活性成分を含浸させた多孔性鉱物質、または、農薬活性成分の水懸濁液もしくは農薬活性成分を溶剤に溶解させた溶液を含浸した後乾燥させた多孔性鉱物質であることを特徴とする(1)または(2)に記載の多層農薬粒状組成物、
(4) ワックス層が、溶融したワックスに第1の農薬活性成分含有層を含む物質を含浸させて形成した層であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物、
(5) ワックスエマルジョンがパラフィンワックスエマルジョンであることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物、
(6) ワックスエマルジョン水溶液に水溶性高分子糊剤を含むことを特徴とする(1)〜()のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物、
(7) 水溶性高分子糊剤が、アルファー化澱粉、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、及びメチルセルロースからなる群から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする()に記載の多層農薬粒状組成物
(8) 第1の農薬活性成分の量が、多層農薬粒状組成物全体に対して0.1〜3重量%の範囲であることを特徴とする(1)〜()のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物、
(9) 第1の農薬活性成分がネオニコチノイド系殺虫剤であることを特徴とする(1)〜()のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物、
(10) 第2の農薬活性成分の量が、多層農薬粒状組成物全体に対して8〜30重量%の範囲であることを特徴とする(1)〜()のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物、
(11) 第2の農薬活性成分が、プロベナゾールであることを特徴とする(1)〜(10)のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物、
(12) 多層農薬粒状組成物が育苗箱施用法に用いられる組成物であることを特徴とする(1)〜(11)に記載の多層農薬粒状組成物、
に関する。
本発明により、異なった放出制御を行うべき成分を含有する混合粒剤が安価に提供されると共に、原体固有の水溶性等の物性に依存せず、使用場面で要求される徐放性に合わせた溶出特性を付与することができる徐放性農園芸用混合粒剤組成物が提供される。
特に、ワックスエマルジョンを用いることにより、軽石等多孔質鉱物質を用いた場合安価なワックス使用により問題となる、単に核顆粒表面のワックスを濡らす界面活性剤の使用ではワックス被覆による放出制御性を損なわずには得られない、外層部付着時の被覆のむら、製剤からの外層部の剥がれ、施用後の散水による粒の流亡を生ずる原因となるワックスによる撥水を、放出制御性を損なわずに抑える効果が得られた。
本発明の多層農薬粒状組成物は、第1の農薬活性成分含有層、及びワックス層が中心から層状をなした核顆粒、並びに最外殻層に第2の農薬活性成分含有層を有することを特徴とする。
本発明の粒状組成物は、第1の農薬活性成分含有層、ワックス層が層状構造で積層し、最外殻に第2の農薬活性成分含有層を有する構造であれば、その他の構造は特に制限されず、中心核に第1の農薬活性成分含有層を固定化するための坦持体を有していても、第1の農薬活性成分含有層とワックス層間、もしくはワックス層と第2の農薬活性成分含有層に別の成分を有する層を設けても、また、各層内に成分含有量の異なる複数層を設けても構わないが、中心核に第1の農薬活性成分含有層を有し、その上層にワックス層、及び/またはワックス層の上層に第2の農薬活性成分層を設けた構造が好ましい。
粒状組成物の形状は特に限定されないが、真球状、ラグビーボール、円柱状等特に制限されない。
第1の農薬活性成分含有層に含まれる農薬活性成分は、特に制限されないが、第2の農薬活性成分より、水に対する溶解性が高いものを用いるのが好ましく、具体的には、アセタミリド、イミダクロプリド、フィプロニル、エトフェンプロックス、ニテンピラム、ベンフラカルブ、カルボスルファン等のネオニコチノイド系殺虫剤を例示することができる。
また、外層部に含まれる農薬活性成分は、被覆を保持しうる量が必要であるが、
通常農薬に用いることの出来る有機無機の不活性成分で希釈することは可能で、軽度の放出制御性を保つためには製剤全体の50%未満が好ましく、特に30%未満が好ましい。
第1の農薬活性成分含有量は、ワックスの被覆等の放出制御性に恒常性を持たせるため、粒状組成物全体の10重量%未満が好ましく、さらに5重量%未満であることが好ましく、0.05〜10重量%の範囲が好ましく、さらに0.05〜5重量%の範囲であるのが好ましい。
第1の農薬活性成分含有層は、農薬活性成分が含まれていれば、その他の成分は特に限定されず、層状構造を形成することのできる形状であれば特に限定されない。農薬活性成分をより効率的に坦持するために、担体として多孔性鉱物質を用いるのが好ましく、そのような鉱物としては軽石、成形焼成珪藻土、顆粒バーミキュライト、顆粒活性炭等を例示することができ、特に、軽石または成形焼成珪藻土粒が好ましく例示することができる。
多孔性鉱物質の粒径は特に限定されないが、300μmから3mmまでの粒径が好ましく、さらに好ましくは500μm以上2mm以下の粒径である。すなわち、軽石を用いる場合は石川ライト3号(石川ライト工業製)等の1mm前後の粒径物を含む銘柄が好ましく、市販されている徐放化粒剤を核顆粒に用いる場合にもこれらの粒径が好ましい。
すなわち、500ミクロン以下では第2の農薬活性成分含有層の形成時に、核顆粒になりきれず他粒子に付着するものが現れ、2mm以上では第2の農薬活性成分含有層の形成時に粒径が2mmを越えるものばかりとなり、散布時の土壌被覆性が劣ることとなるからである。
第1の農薬活性成分を上記多孔性鉱物質に坦持させる方法としては、特に限定されないが、具体的には、下記に示す方法を例示することができる。
1.多孔性鉱物質に農薬活性成分を溶融含浸させる方法。
核顆粒に含浸される農薬活性成分は、融点が50℃以上150℃以下、好ましくは60℃以上120℃以下であるものを用いるのが好ましい。
2.農薬活性成分の水懸濁液を含浸した多孔質鉱物質を乾燥させる方法。
用いる固形物水懸濁液は、農薬活性成分が20ミクロン以下、好ましくは10ミクロン未満まで粉砕されたものを懸濁させた水溶液であるのが好ましい。
3.農薬活性成分を溶剤に溶解させた液を含浸した多孔質鉱物質を乾燥させる方法。
農薬活性成分を溶解させる溶剤として、100℃以下の沸点、好ましくは50〜85℃の沸点を持つアセトン、ヘキサン、メタノール、エタノール等の有機溶剤、または水を用いることができる。
本発明のワックス層に用いられる固形ワックスは、固体の農薬活性成分の融点より低い軟化点、または液状の農薬活性成分との相溶性が低いワックスであれば特に限定されるものではないが、石油パラフィン、木ロウ、カルナバウロウのいずれか一種、または、2種類以上の混融物等が挙げることができるが、軟化点が60℃以上100℃未満のものが望ましい。
また、第2の農薬活性成分層をより効率よく形成させるために、ワックスエマルジョン水溶液を用いて形成された層をワックス層の最外殻層に有するのが好ましい。ワックスエマルジョン水溶液は、市販の床用保護剤として販売されている水性ワックスエマルジョン塗料が使用可能であるが、下層のワックス層とのなじみから、パラフィンワックスエマルジョン(日本精蝋:EMUSTAR−0471等)がこのましい。
ワックス層を形成する方法は特に限定されないが、具体的には、農薬活性成分を含浸または含有した固体状担体をワックス融点以上に加温し、必要ならばその他の補助剤を一緒に転動造粒機に入れワックスを添加して、溶融被覆及び含浸をさせ、更にワックス融点前後まで冷却し、表面に残留するワックス分を、吸油能を持つホワイトカーボン等の添加で吸収し、核顆粒同士の団粒化を抑えた後室温まで撹拌放冷する方法を例示することができる。転動造粒法以外でも、農薬粒剤を製造する従来から知られた方法、具体的には、撹拌造粒法、流動層造粒法等を使用することができる。
核顆粒のワックス被覆のムラは放出制御性を失わせるので、必ず用いる多孔性鉱物質の吸油能(見かけ上固体のままで、液状物を吸収する最大量)以上のワックス量を用いるのが好ましい。
ワックスエマルジョン水溶液によりワックス層を形成する方法は、特に限定されないが、具体的には、先に記載した方法と同様に、ワックス層で被覆された第1の農薬活性成分含有層を有する物質を転動造粒機中で、ワックスエマルジョン水溶液を適量用いて表面を湿潤させることにより形成させる方法を例示することができる。
ワックスエマルジョンは、必要に応じて第2の農薬活性成分層の固着性を保持するため水溶性高分子糊剤を適当量含むことができる、この糊剤は、その分子量・鹸化度等により、固着性や・皮膜形成能が異なり、第2の農薬成分の放出制御に影響を与えるが、更に用いるワックスエマルジョンにより、第2の農薬活性成分含有層と核顆粒との親和性、個々の粒状組成物の徐放性、ワックス層に現れる撥水性を軽減させる性質が付与される。
水溶性高分子糊剤の具体例としては、アルファー化澱粉、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、または、メチルセルロースの一種または2種以上の組合せを例示することができる。
ワックスエマルジョン水溶液に含まれるパラフィンワックス固形分は核顆粒を湿潤し得る量以上あれば良いが、過剰に用いると外層部の放出制御性を抑制しすぎるので、組成物全体の10重量%未満であるのが好ましく、さらに0.1〜10重量%の範囲が好ましく、さらに0.1〜2重量%の範囲が好ましい。さらに1〜2重量%の範囲であるのが好ましい。
本発明の第2の農薬活性成分含有層中の農薬活性成分は特に限定されないが、第1の農薬活性成分よりも水に対する溶解度が低い成分が好ましく、また上記種子・育苗処理を行う目的として用いられる殺菌剤が好ましく、また常温で固体の殺菌成分が好ましく、具体的にはプロベナゾール、トリフルミゾール、チオファネートメチル等を例示することができる。第1の農薬活性成分と第2の農薬活性成分は、同一であっても、異なっていてもよい。
農薬活性成分含有量は、特に限定されないが、粒状組成物全体の0.05〜50重量%の範囲であるのが好ましく、さらに0.1〜30重量%の範囲であるのが好ましい。その他の成分としては農薬活性を阻害しないものであれば、特に限定されず、クレー、ベントナイト、タルク、ゼオライト、酸性白土、活性白土、アタパルガスクレー、珪藻土、重曹、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化アルミニウム、非晶質二酸化珪素、グルコース、砂糖、乳糖、アラビアガム、デキストリン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、活性炭、木粉、コルク、米糠、ふすま、籾殻、硫酸ナトリウム、硫安、塩化カリウム、リン酸アンモニウム、尿素、クエン酸、クエン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸ナトリウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステル等、ソルビタン脂肪酸エステル,POEソルビタン脂肪酸エステル,ショ糖脂肪酸エステル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、尿素−アルデビド樹脂の一種または2種以上の組合せを例示することができる。
第2の農薬活性成分含有層の形成方法は、特に限定されないが、具体的には、通常の転動造粒方法等を例示することができ、より具体的には、核顆粒の表面が濡れた状態で、第2の農薬活性成分含有組成物をコーティングまたは付着させる方法を例示することができる。目標の粒度分布をもつ粒子とするためには、さらに転動造粒を行い、その後乾燥させて目的とする粒剤を得ることができる。
核顆粒の表面を濡れた状態にする方法としては、特に限定されないが、具体的には、ワックスエマルジョン水溶液を表面に接触、または付着させる方法等を例示することができる。
核顆粒の崩壊が懸念される場合は回転容器内で、ワックスエマルジョンにより核顆粒を湿潤した後、第2の農薬活性成分含有組成物を投入して付着またはコーティングすることが好ましく、強く固着させるためには回転撹拌棒による付着またはコーティングが好ましい。
第2の農薬活性成分含有組成物は、農薬活性成分が固体ならばそのまま、若しくは適当な増量成分、補助剤等と共にピンミル等で適当な粒径に粉砕したものを、農薬活性成分が半固体または液状の場合は、吸油能を持つ適当な固形粉末担体に吸着後粉体化したもの等を用いることができる。
第2の農薬活性成分含有組成物の粒径は500μ以下が好ましく、核顆粒の粒径よりも小さく、5μm以上100μm以下がさらに好ましい。
第2の農薬活性成分含有組成物中には、原体の放出特性を制御するための水溶性高分子、水溶性塩類等を適宜含めることができる。
このように本発明の農薬粒剤組成物では、核顆粒と外層部は異なった放出制御機構、すなわち核顆粒の徐放化はワックス量、第2の農薬活性成分含有層はワックスエマルジョンと高分子糊剤の量及び量比と個々の放出制御性により制御され、農薬活性成分の溶出速度は、標的とする病害虫への防除効果発現濃度及び濃度を維持する期間を考慮して、含有させる農薬活性成分量、徐放化能力を調整することで調整可能となった。尚、本発明の多層農薬粒状組成物は、育苗箱施用法により育てられた作物等に使用する場合に最適な組成物であるといえる。
以下に本発明の実施例を示し、具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
農業用顆粒軽石(カガライト3号(カガライト工業製))450g、アセタミプリド21gを撹拌しながら、アセタミプリドの融点以上の120℃まで加温し、同温で20分間保ち、溶融したアセタミプリドを吸着させた後撹拌しながら放冷し、この未被覆核顆粒を、次工程に提供した。
100℃まで放冷したところで、パラフィン系ワックス(ルバックス2191(日本精蝋製))120gを添加溶融させた。融解熱を奪われ70℃台になった混合物を、撹拌しながらルバックス2191の融点以上の90℃に加温し全体が被覆されるまで保温した後、撹拌しながら放冷した。
ワックスが冷え、顆粒同士が団粒を作る直前の温度(75〜78℃)で、ホワイトカーボン(カープレックス#80(塩野義製薬製))19gを撹拌しながら投入し、団粒化を防ぎつつ室温まで冷却し、核顆粒1を得た。得られた核顆粒1(610g)を次工程に用いた。
撹拌しながらパラフィンワックスエマルジョン(EMUSTAR−0471:固形分30%(日本精蝋製))と、10%PVA(ゴーセノールGL−05S(日本合成製))水溶液を1:1で混合した水溶液100gを添加し、全体が均一に濡れたところで、プロベナゾール260g、クレー110gを混合解砕した第2の農薬活性含有層形成粉体を、まず2/3量添加し撹拌しながら、該粉体が残らず被覆し、被覆された核顆粒が湿り気を持ったところで、残りの粉体1/3を添加撹拌し第2の農薬活性成分含有層を完成させた。できた多層形成物を45℃で3時間送風乾燥し、目的とする多層粒剤を得た。
実施例1と同じ方法で作られた核顆粒1(610g)を、撹拌しながらパラフィンワックスエマルジョン(EMUSTAR−0471:固形分30%)と、10%PVA(ゴーセノールNL−05G(日本合成製))水溶液を1:1で混合した水溶液100gを添加し、全体が均一に濡れたところで、プロベナゾール260g、クレー110gを混合解砕した第2の農薬活性成分含有層形成粉体を、まず2/3量添加し撹拌しながら、該粉体が残らず被覆し、被覆された核顆粒が湿り気を持ったところで、残りの粉体を添加撹拌し第2の農薬活性成分含有層を完成させた。できた多層形成物を45℃で3時間送風乾燥し、目的とする多層粒剤を得た。
(比較例1)
実施例1と同じ方法で作られた核顆粒1(610g)を、ワックス分を含まないエマルジョンのコーティング工程に進めた。
撹拌しながら遠心分離でパラフィンワックスエマルジョン(EMUSTAR−0471:固形分30%)のワックス分を除去した水溶性区と、10%PVA(ゴーセノールNL−05G)水溶液を1:1で混合した水溶液100gを添加し、全体が均一に濡れたところで、プロベナゾール260g、クレー110gを混合解砕した第2の農薬活性成分含有層形成粉体を、まず2/3量添加し撹拌しながら、該粉体が残らず被覆し、被覆された核顆粒が湿り気を持ったところで、残りの粉体を添加撹拌し第2の農薬活性成分含有層を完成させた。できた多層形成物を45℃で3時間送風乾燥し、目的とする多層粒剤を得た。
(比較例2)
下記処方組成物をニーダーにて十分に混合しながら、品温を90℃まで加温し、
85℃以上で、目開き1mmのスクリーンを通して押し出し、放冷して均一な
ワックス被覆混合粒剤を調合した。
アセタミプリド 21g
プロベナゾール 260g
ゴーセノールGL−05S 20g
カープレックス #80 45g
WAX−150(日本精蝋製品) 60g
カルバナワックス 2号 160g
炭酸カルシウム微粉 440g
次に上記のように製造した粒剤の試験例を示す。
(試験例)
宮本理研式溶出試験器(PJ−6N:パドル式)を用い、日本薬局方溶出試験に準拠し、30℃、パドル回転数60rpmで農薬活性成分の溶出性を測定した。実施例1、実施例2及び、比較例1,比較例2と市販のアセタミプリド粒剤(モスピラン粒剤)、プロベナゾール粒剤及びプロベナゾール徐放性粒剤(Dr.オリゼ)を用いた
Figure 0004755086
本発明のプロベナゾール溶出曲線の図である。 本発明のアセタミプリド溶出曲線の図である。

Claims (12)

  1. 中心核に第1の農薬活性成分含有層を有し、その上層にワックス層を有する核顆粒、並びに最外殻層に第2の農薬活性成分含有層を有し、
    前記第1の農薬活性成分含有層が、農薬活性成分を含浸させた多孔性鉱物質からなり、さらに、
    ワックスエマルジョン水溶液から形成された層を前記ワックス層の最外殻層に有することを特徴とする多層農薬粒状組成物。
  2. 第2の農薬活性成分含有層が、ワックスエマルジョン水溶液を用いて表面が濡れた状態の核顆粒に、粉状の農薬活性成分または粉状の農薬活性成分含有組成物を付着またはコーティングさせて形成させた層であることを特徴とする請求項に記載の多層農薬粒状組成物。
  3. 第1の農薬活性成分含有層が、溶融した農薬活性成分を含浸させた多孔性鉱物質、または、農薬活性成分の水懸濁液もしくは農薬活性成分を溶剤に溶解させた溶液を含浸した後乾燥させた多孔性鉱物質であることを特徴とする請求項1または2に記載の多層農薬粒状組成物。
  4. ワックス層が、溶融したワックスに第1の農薬活性成分含有層を含む物質を含浸させて形成した層であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物。
  5. ワックスエマルジョンがパラフィンワックスエマルジョンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物。
  6. ワックスエマルジョン水溶液に水溶性高分子糊剤を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物。
  7. 水溶性高分子糊剤が、アルファー化澱粉、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、及びメチルセルロースからなる群から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項に記載の多層農薬粒状組成物。
  8. 第1の農薬活性成分の量が、多層農薬粒状組成物全体に対して0.1〜3重量%の範囲であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物。
  9. 第1の農薬活性成分がネオニコチノイド系殺虫剤であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物。
  10. 第2の農薬活性成分の量が、多層農薬粒状組成物全体に対して8〜30重量%の範囲であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物。
  11. 第2の農薬活性成分が、プロベナゾールであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の多層農薬粒状組成物。
  12. 多層農薬粒状組成物が育苗箱施用法に用いられる組成物であることを特徴とする請求項1〜11に記載の多層農薬粒状組成物。
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