JP2007022314A - 油圧式車軸駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに流体接続する油圧ポンプ及び油圧モータを有するHST、車軸、及び、該HSTの油圧モータに該車軸を駆動連結する減速ギア列を、ハウジングに収納してなる油圧式車軸駆動装置において、該油圧モータはそのモータ軸を該車軸と直交する方向(例えば鉛直方向)に延設した構成でありながらも、該モータ軸の軸芯方向においてコンパクトな油圧式車軸駆動装置を提供する。
【解決手段】 減速ギア列に、互いに垂直な第一軸部20aと第二軸部20bとを連設してなるL形カウンタ軸20を備え、該第一軸部20aを該モータ軸21と平行に、該第二軸部20bを該車軸4と平行に配置し、該モータ軸21に軸着した第一ギア22と、該第一軸部20aに軸着した第二ギア23とを噛合し、かつ該第二軸部20bに軸着した第三ギア26と、該車軸4に軸着した第四ギア27とを噛合する。
【選択図】図5

Description

本発明は、互いに流体接続する油圧ポンプ及び油圧モータを有する油圧式変速装置、水平方向車軸、及び、該油圧式変速装置(以下、「HST」)の油圧モータに該車軸を駆動連結する減速ギア列を、ハウジングに収納してなる油圧式車軸駆動装置に関する。
従来、小型芝刈機等に採用される、左右一対の車軸を各別に駆動する一対の油圧式車軸駆動装置であって、それぞれが、互いに流体接続する油圧ポンプ及び油圧モータを有するHST、左右各車軸、及び、該HSTの油圧モータに該車軸を駆動連結する減速ギア列を、ハウジングに収納してなる構成のものが公知であり、例えば、特許文献1に開示されている。
米国特許第6385971号明細書
この文献の中で、油圧モータが鉛直方向に延設されるモータ軸を有しており、該鉛直モータ軸を車軸にギア噛合している実施例が開示されている。詳しくは、平板状のセンタセクションの上面に油圧モータが立状に取り付けられており、そのモータ軸がセンタセクション下方にモータ軸が延設され、このモータ軸の下方延設部に軸着したベベルギアを、減速ギア列を構成する他のベベルギアに噛合している。このような鉛直状の油圧モータの配設は、油圧式車軸駆動装置の水平方向(左右方向等)のコンパクト化に資する。
しかし、前述の特許文献1における鉛直モータ軸を有する油圧式車軸駆動装置においては、モータ軸のベベルギアとこれに噛合するベベルギアの配設のために、センタセクション下方に大きなスペースを必要とし、装置の上下長を大きくせざるを得ない。
本発明の目的は、互いに流体接続する油圧ポンプ及び油圧モータを有するHST、車軸、及び、該HSTの油圧モータに該車軸を駆動連結する減速ギア列を、ハウジングに収納してなる油圧式車軸駆動装置において、該油圧モータはそのモータ軸を該車軸と直交する方向(例えば鉛直方向)に延設した構成でありながらも、該モータ軸の軸芯方向においてコンパクトな油圧式車軸駆動装置を提供することを課題とする。
この目的を達成すべく、本発明に係る油圧式車軸駆動装置は、請求項1記載の如く、互いに流体接続する油圧ポンプ及び油圧モータを有する油圧式変速装置、車軸、及び、該油圧式変速装置の油圧モータに該車軸を駆動連結する減速ギア列を、ハウジングに収納してなる油圧式車軸駆動装置であって、該油圧モータは、該車軸と直交する方向に延設されるモータ軸を有しており、該減速ギア列は、互いに垂直な第一軸部と第二軸部とを連設してなるL形カウンタ軸を有し、該第一軸部を該モータ軸と平行に、該第二軸部を該車軸と平行に配置し、該モータ軸に軸着した第一ギアと、該第一軸部に軸着した第二ギアとを噛合し、かつ該第二軸部に軸着した第三ギアと、該車軸に軸着した第四ギアとを噛合している。
また、請求項2記載の如く、前記L形カウンタ軸の、前記第一軸部に軸着した第一ベベルギアと、前記第二軸部に軸着した第二ベベルギアとを噛合している。
また、請求項3記載の如く、前記L形カウンタ軸の、前記第一軸部の一端と前記第二軸部の一端との連接部は、前記第二ギアより上方に配されて、前記ハウジングに固設されたブロックにて支持されており、該第一軸部及び該第二軸部の各他端は、該ハウジングに支持されている。
また、請求項4記載の如く、前記油圧ポンプは、前記モータ軸と平行なポンプ軸を有し、該油圧ポンプ及び前記油圧モータは、前記車軸の軸芯方向に沿って並設されている。
また、請求項5記載の如く、前記油圧ポンプの容量制御用操作軸を、前記車軸と直交する方向において、該ポンプ軸と該車軸との間に配置している。
また、請求項6記載の如く、前記油圧ポンプの容量制御用操作軸を、前記車軸と直交する方向において、前記ポンプ軸と該車軸との間、または、該ポンプ軸を挟んで該車軸とは反対側のいずれかに選択して配置可能としている。
また、請求項7記載の如く、前記操作軸は、前記ポンプ軸及びモータ軸と平行に延設されている。
また、請求項8記載の如く、前記ハウジングは第一・第二分割部同士を接合してなり、該ハウジング内にセンタセクションが配設され、前記油圧ポンプと前記油圧モータとが、該センタセクションに取り付けられ、該センタセクション内に形成した油路を介して互いに流体接続しており、前記操作軸は、その両端側部のそれぞれが、該第一分割部と該第二分割部とに、或いは、該第一分割部または該第二分割部のいずれかと該センタセクションとに支持されている。
また、請求項9記載の如く、前記ハウジングは第一・第二分割部同士を接合してなるものであって、該ハウジング内に前記車軸を制動するためのブレーキ装置を設けており、該ブレーキ装置は、前記モータ軸と平行なブレーキ軸であって、該ハウジングの第一分割部に軸支される第一ブレーキ軸部と、該ハウジングの第二分割部に軸支される第二ブレーキ軸部とに分割されており、該第一・第二ブレーキ軸部の一方は軸芯回りに回動可能であって、該第一・第二ブレーキ軸部間には、回動可能な該第一または第二ブレーキ軸部と一体に回動する揺動部材と、該揺動部材に支持されて、前記第二ギアを挟むように配置されるブレーキシューとを介設しており、該揺動部材は、その回動によるカム作用で該ブレーキシューを該ブレーキ軸の軸芯方向に押動し、これにより該第二ギアを押圧制止する。
本発明は、以上の手段を用いることにより、次の効果を奏する。即ち、本発明に係る油圧式車軸駆動装置は、請求項1記載の如く構成することにより、第一ギアと第二ギアとを水平方向の平たい形状のギアとすることができ、モータ軸の、減速ギア列(L形カウンタ軸の第二軸部)へのギア噛合のためのスペースを該モータ軸の軸芯方向(例えば鉛直方向)で小さくすることができる。かつ、L形カウンタ軸を用いることで、車軸に軸着される第四ギアに対して噛合する第三ギアを適切な高さに設定でき、該車軸及びこれに軸着される第一・第二ギアに対し、油圧モータ及びモータ軸を、該モータ軸の軸芯方向(例えば鉛直方向)においてオーバーラップでき、コンパクトな油圧式車軸駆動装置を提供できる。
また、請求項2記載の如く構成することで、前記L形カウンタ軸の前記第一軸部及び前記第二軸部のそれぞれに軸着した前記第二・第三ギア同士を、第一・第二ベベルギアの噛合によって駆動連結できる。
また、請求項3記載の如く構成することで、前記L形カウンタ軸を確実に前記ハウジング内に支持でき、また、前記第一軸部の一端と前記第二軸部の一端との連接部については、前記ブロックにて支持するので、該ハウジングそのものは、該ブロックの取り付けのための加工をすればよく、該L形カウンタ軸の該連接部を支持するために複雑な加工をハウジングにする必要がない。
また、請求項4記載の如く、前記油圧ポンプと前記油圧モータを並設することで、車軸及びモータ軸に直交する方向(車軸を左右水平、モータ軸を鉛直に延設して車両に適用した場合は、該車両の前後方向)において、該油圧式車軸駆動装置をコンパクトにすることができる。
また、請求項5記載の如く、前記油圧ポンプの容量制御用操作軸を配置することで、該軸を、例えば、油圧ポンプと車軸との間のデッドスペースに配設して、該油圧式車軸駆動装置を、車軸及びモータ軸に直交する方向(車軸を左右水平、モータ軸を鉛直に延設して車両に適用した場合は、該車両の前後方向)においてコンパクト化できる。
また、請求項6記載の如く、前記油圧ポンプの容量制御用操作軸を、二カ所のいずれかに選択して配置可能とすることで、この油圧式車軸駆動装置を適用する車両のレイアウトに最適な位置に該操作軸を配置することができ、また、該ポンプ軸と該車軸との間に配設した時は、前述の効果を得ることができる。
また、請求項7記載の如く構成することで、前記操作軸を配設するためのスペースを水平方向においてコンパクトにすることができる。また、該操作軸の先端を該油圧式車軸駆動装置のハウジングの上方或いは下方に突設し、その突出部にアームを固設した場合に、該アームは、水平方向に回動させることができ、これを、車軸及びモータ軸に直交する方向(車軸を左右水平、モータ軸を鉛直に延設して車両に適用した場合は、該車両の前後方向)に回動可能とすることで、該油圧式車軸駆動装置の前方または後方に配した変速操作具に好適にリンクさせることができる。
また、請求項8記載の如く構成することで、前記ハウジングの第一・第二分割部やセンタセクションにて前記操作軸の支持部を簡単に構成でき、また、該操作軸を確実に支持できる。
また、請求項9記載の如く構成することで、前記第二ギアを利用してこれを押圧することにより車軸を制動するブレーキ装置を該油圧式車軸駆動装置のハウジング内に配設することができる。また、通常は、鉛直状のブレーキカム軸を有するブレーキ装置の場合、カム軸回動に伴って水平方向にブレーキシューを押動するが、この構成のブレーキ装置では、前記ブレーキシューの、該ブレーキ軸の軸芯方向の摺動を利用するので、該ブレーキ軸を鉛直に配した場合にも、水平方向におけるブレーキ装置の配設スペースを抑制できる。
以上のように、本発明の油圧式車軸駆動装置は、L形カウンタ軸を有する減速ギア列を用いて、車軸と直交方向に配したモータ軸の軸芯方向(例えば上下方向)のコンパクト化を実現しつつ、油圧ポンプ・モータのレイアウト、油圧ポンプ容量制御用の操作軸、ブレーキ装置の工夫等により、モータ軸の径方向(例えば水平方向)のコンパクト性も確保している。
以上の、また、それ以外の目的、特徴、効果については、以下の、添付の図面をもととする詳細な説明によって、更に明らかになる。
図1より、本出願に係る左右一対の車軸駆動装置T1・T2を適用した車両の駆動構成について説明する。車軸駆動装置T1・T2の各概略構成は、ハウジング1内に、可変容積型油圧ポンプPと固定容積型油圧モータMとを流体接続してなるHST2と、車軸4と、該HSTの油圧モータMの出力を該車軸4に伝達するための減速ギア列3とを収納したものとなっている。両車軸駆動装置T1・T2は左右対称な構成であって、左車軸駆動装置T1の車軸3はハウジング1の左側にて、右車軸駆動装置T2の車軸4はハウジング1の右側にて突出しており、各外端には車輪5を取り付けている。
両車軸駆動装置T1・T2の油圧ポンプPより入力軸(ポンプ軸)6が、各ハウジング1より、互いに平行に突設されて、各突出部に入力プーリ6aを固設しており、各入力プーリ6aと、車両のエンジンEの出力プーリEaとの間で、それぞれ、伝動ベルト7を介装しており、両油圧ポンプPを共通のエンジンEにて同期駆動している。
各ハウジング1内にて、HST2には、該油圧ポンプPとともにポンプ軸6の回転により駆動されるチャージポンプ9が付設されている。該チャージポンプ9は、ハウジング1内の油溜まりよりオイルフィルタ10を介して油を吸入し、その吐出油は、ハウジング1に設けた外部油圧油取出ポートP1を介して摘出され、この摘出油を、ハウジング1に設けた外部油圧戻りポートP2にて再度ハウジング1内に戻し、チャージ逆止弁11・11各HST2の、油圧ポンプP・モータM間の閉回路(一対の油路2a・2b)へと供給する構成となっている。
該HST2の閉回路については、具体的には、前進時に油路2aが高圧側、後進時に油路2bが高圧側になるものとしており、一対のチャージ逆止弁11・11は、各油路2a・2b毎に設けられていて、該外部油圧戻りポートP2からの戻し油を、該チャージ逆止弁11・11のいずれか(或いは両方)を開弁して、その該当の油路2aまたは2bに供給する。
車軸駆動装置T1・T2の各々における両ポートP1・P2からは、外部油圧駆動機器D1・D2の各々に対し、配管を施して、その駆動用の油圧を供給するようにしている。この外部油圧駆動機器(インプルメント)D1・D2として、例えば、この車両に装着したモア等の作業機を昇降するための油圧アクチュエータや、該作業機の油圧クラッチ等が適用される。なお、外部油圧駆動機器D1・D2の各々と、各外部油圧戻りポートP2との間の配管上に、ラインフィルタ17を介設して、これらのラインフィルタ17により外部油圧駆動機器D1・D2の油圧駆動後の油を濾過して、車軸駆動装置T1・T2の各ハウジング1内に戻すようにしている。
また、各ハウジング内1にて、各外部油圧駆動機器D1・D2に供給されるチャージポンプ9の吐出油の油圧は、インプルメントリリーフ弁15により調整されており、該インプルメントリリーフ弁15のリリーフ油は該外部油圧戻りポートP2からの戻り油に合流させる。また、該外部油圧戻りポートP2からの戻り油の油圧は、チャージリリーフ弁16により調整されてから、前記チャージ逆止弁11・11を介してHST2の閉回路に供給されるようにしており、該チャージリリーフ弁16のリリーフ油は、ハウジング1内の油溜まりに戻される。
また、各ハウジング1内にて、後進時に高圧側となる油路2bにおけるチャージ逆止弁11が、オリフィス12を介する中立拡大油路にてバイパスされており、該オリフィス12を介して、後進時に該油路2bの高圧油をチャージ逆止弁11・11の上流側となる外部油圧戻りポートP2からの戻し油路へと戻すようにしている。これにより、後進側速度域に設定していた油圧ポンプPの可動斜板8が中立位置近傍になった時点で該油路2b内の油圧が中立状態の値になる。即ち、HST2の中立域を、その後進低速設定域まで拡張しているのである。
更に、各ハウジング1内にて、該油路2bにおけるチャージ逆止弁11が、前記中立拡大油路とは別の、逆止弁13を介するフリーホイル防止油路にてバイパスされており、該油路2bが過剰に高圧になった時に、該逆止弁13が開弁して、該油路2bからチャージ逆止弁11・11の上流側となる外部油圧戻りポートP2からの戻し油路へと戻すようにしている。この逆止弁13付きのフリーホイル防止油路は、坂道の下り後進時に、油圧モータMが車輪5に連れ回って過剰に油圧ポンプPからの油を吸入し、車輪5を更に加速してしまうという事態を回避するために設けられている。
また、車両牽引時等に、車輪5に対して該油圧モータMのモータ軸21をつれ回り可能とするために、各ハウジング1内にバイパス弁14が配設されている。該バイパス弁14は、手動にて、開弁位置と閉弁位置とに切換可能となっており、通常は閉弁位置とし、必要時に開弁位置にすると、HST2の両油路2a・2bより油を取り出し、合流して、ハウジング1内の油溜まりに戻す構成としている。こうして、油圧ポンプP及び油路2a・2b内の油圧による油圧モータMへの制動作用を解除し、油圧モータMを、車輪5につれ回り可能とするものである。
車軸駆動装置T1・T2の各々においてこのように構成されるHST2は、エンジンEにて駆動される油圧ポンプPの吐出油にて油圧モータMを駆動し、油圧ポンプPの可動斜板8の傾倒角度及び方向の調節により、該油圧モータM(モータ軸21)の駆動回転数及び方向を制御する。両車軸駆動装置T1・T2の車軸4・4が同一回転数及び同一方向に駆動するように可動斜板8・8を操作すれば、車両は直進し、両車軸2・2が差動(回転数に差を設ける。或いは回転方向を互いに逆にする。)するように可動斜板8・8を操作すれば、車両は右左折する。
各ハウジング1内にて、減速ギア列4は、モータ軸21を車軸4に駆動連結するものであり、第一軸部20aと第二軸部20bよりなるL形カウンタ軸20を有しており、第一軸部20aに軸着したギア23をモータ軸21に軸着したギア22に噛合し、第二軸部20aに軸着したギア26を車軸4に軸着したギア(ファイナルギア)27に噛合し、第一軸部20aに軸着したベベルギア24を第二軸部20bに軸着したベベルギア25に噛合している。
車軸駆動装置T1・T2の各々における車軸4を制動するためのブレーキ装置30は、第一軸部20aに軸着したギア23を挟むように配設されており、制動操作時には該ギア23を押圧制止することで、車軸4(及び車輪5)を制動する構成としている。
図1による、左右一対の油圧式車軸駆動装置T1・T2を有する車両の駆動構成については以上であり、次に、油圧式車軸駆動装置T(左右車軸駆動装置T1・T2の総称)の構成について、図2〜図11より説明する。なお、図2〜図11に示す油圧式車軸駆動装置Tは、左右一対の車軸駆動装置T1・T2のうちの一方(車軸4をHST2の前方に配するものと想定すれば、車軸4はハウジング1の左側に突出しているので、左車軸駆動装置T1となる)であるが、図示しない方の他方は、図2〜図11に示すものを左右対称状に構成したものと想定すればよい。以下の、図2〜図11に示す車軸駆動装置Tの説明は、車軸4を左右水平方向に、ポンプ軸6及びモータ軸21を鉛直方向に、また、車軸4をHST2の前方に配置したことを前提としている。
ハウジング1は、図2〜図7等に示すように、水平接合面を介して、ハウジング上半部1aとハウジング下半部1bとを接合し、両ハウジング半部1a・1bの周辺部同士を、図2、図3に示す如き鉛直状のボルト43にて締結して構成している。図2、図7等に示すように、車軸4の軸芯は、このハウジング半部1a・1b間の水平接合面に配されており、左右の軸受41・42を介して、該車軸4が両ハウジング半部1a・1bに挟持されるように軸支され、両軸受41・42間にて、該車軸4にファイナルギア27が軸着されている。なお、車軸4の外端は、車輪5を取り付けるためのフランジ4aとなっている。
HST2の具体的構成について図2〜図9等より説明する。ハウジング1内(詳しくは、図2〜図5に示す如く、ハウジング下半部1b内)に、水平平板状のセンタセクション18と、該センタセクションの下面にその上面を接合したチャージポンプハウジング19とを配設している。チャージポンプハウジング19の下面は、ハウジング1(下半部1b)の底上面よりある程度の空間をおいて上位に配置している。センタセクション18の上面には、図5等の如く、上ハウジング半部1aの天井部より略鉛直下方に延設した支持壁部1cの下端を当接させ、図2、図8に示す如き鉛直上向きのボルト44にて、該センタセクション18のみを該支持壁部1cに締止し、また、図2、図5、図8、図9に示す如き鉛直上向きのボルト45にて、該センタセクション18及び該チャージポンプハウジング19をともに該支持壁部1cに締止している。
図3、図4、図5、図8にてわかるように、センタセクション18内には、左右水平方向(該車軸4の軸芯方向と平行)に延伸状の、油路2aに該当する油孔18aと、油路2bに該当する油孔18bとが、前後に並設されている。図2〜図5に示すように、センタセクション18の上面には、左右一側(本実施例で右側)に、該油路18a・18bそれぞれに連通するキドニーポート18c・18dを開口したポンプ取付面、左右他側(本実施例で左側)に、該油路18a・18bそれぞれに連通するキドニーポート18e・18fを開口したモータ取付面を形成しており、該ポンプ取付面に、弁板51を介して油圧ポンプPのシリンダブロック52が、該モータ取付面に、弁板54を介して油圧モータMのシリンダブロック55が、それぞれ摺動回転自在に取り付けられている。
図3、図4に示す如く、シリンダブロック52にはピストン53、シリンダブロック55にはピストン56を、鉛直方向に往復摺動可能に嵌入されており、該シリンダブロック52より上方に突出するピストン53の上端は、ハウジング上半部1aの天井部に摺動回動自在に支持した可動斜板8に押接され、該シリンダブロック55より上方に突出するピストン56の上端は、ハウジング上半部1aの天井部に固定支持した固定斜板57に押接されている。
図3、図5に示す如く、油圧モータMのシリンダブロック55は、これを軸芯方向に貫通する鉛直状のモータ軸21に相対回転不能に係合されており、該ピストン56は、該モータ軸21の軸芯を中心に放射状に配置されている。モータ軸21は、シリンダブロック55より上方に延出し、固定斜板57をフリーに貫通し、その上端を、該ハウジング上半部1aの天井部にて軸受けされている。更に、モータ軸21は、センタセクション18より下方に突出し、該下方突出部より、後述の減速ギア列3を介して、車軸4へと駆動連結されている。
図3、図4等に示すように、油圧ポンプPのシリンダブロック52は、これを軸芯方向に貫通する鉛直状のポンプ軸6に相対回転不能に係合されており、該ピストン53は、該ポンプ軸6の軸芯を中心に放射状に配置されている。ポンプ軸6は、シリンダブロック52より上方に延出し、可動斜板8をフリーに貫通し、該ハウジング上半部1aの天井部にて軸受けされ、更に、該ハウジング上半部1aの上端より上方に突出して、該突出部に、前記入力プーリ6aと、冷却ファン6bを固設している。また、ポンプ軸6は、シリンダブロック52より下方に延出され、弁板51、センタセクション18を相対回動自在に貫通し、その下端が、該センタセクション18下方のチャージポンプハウジング19にて相対回転自在に軸支されている。
図3、図4、図9に示すように、チャージポンプハウジング19内には、トロコイドポンプたるチャージポンプ9が内装されており、ポンプ軸6はその駆動軸として、該チャージポンプハウジング19内に配されている。図4、図9に示すように、チャージポンプハウジング19内にて、チャージポンプ9の一側に吸入ポート19aが、その反対側に吐出ポート19bが形成されている。該吸入ポート19aは更に水平状に延伸して、該チャージポンプハウジング19の一側面にて外側(ハウジング1の油溜まり)に開口しており、その外側開口端を覆うように、オイルフィルタ10の内端を該チャージポンプハウジング19の外側面(前面)に係止している。該オイルフィルタ10は、(前後方向の)水平軸芯を有する円筒状となっており、その外端は、ハウジング1(ハウジング下半部1b)の側壁に穿設した貫通孔1dに臨ませている。該貫通孔1dは通常、図4、図7、図9に示す如き蓋60にて閉栓されていて、該蓋60にオイルフィルタ10の外端を係止している。オイルフィルタ10のメンテナンス時には、該蓋60を外して該貫通孔1dを開口させることで、容易にオイルフィルタ10のハウジング1に対する着脱が可能となる。
更に、図3、図4、図9に示すように、チャージポンプハウジング19の後部には、図1の外部油圧取出ポートP1としてのポート部材61の前端部と、図2の外部油圧戻りポートP2としてのポート部材62の前端部とが嵌合されており、両ポート部材61・62は、ハウジング下半部1bの外壁(後端壁)を貫通して、外部に突出しており、この突出部に、前記の外部油圧機器D1或いはD2へのホース等の油圧配管を接続するものとしている。
ポート部材61・62にはそれぞれ、内外貫通状に油孔が穿設されている。該ポート部材61の油孔は吐出ポート19bに連通していて、チャージポンプ9の吐出する油が、該ポート部材61(外部油圧取出ポートP1)を介して、外部油圧機器D1またはD2に供給されるものとしている。一方、該ポート部材62の油孔は、吐出ポート19bには連通しておらず、図8、図9に示すように、センタセクション18の底面に略円弧状に形成したチャージ油溝10gに連通している。
こうして、ハウジング1内の油溜まりから、オイルフィルタ10、吸入ポート19a、チャージポンプ9、吐出ポート19b、外部油圧取出ポートP1(ポート部材61)、外部油圧機器D1またはD2、外部油圧戻りポートP2(ポート部材62)を介して、チャージ油溝10gへの、油の流通路が確保されている。
なお、図8、図9に示すように、チャージポンプハウジング19には、吐出ポート19b内の油圧、即ち、外部油圧取出ポートP1(ポート部材61)を介して外部油圧機器D1またはD2に供給される油の油圧を調整するための、インプルメントリリーフ弁15が内嵌されており、吐出ポート19b内の余剰油をチャージ油溝10bへと排出するようにしている。また、チャージポンプハウジング19には更に、チャージ油溝18g内の油圧、即ち、HST2の閉回路を構成する油路2a・2b(油孔18a・18b)へのチャージ油圧を調整するための、チャージリリーフ弁16が内嵌されており、連通孔19cを介して、チャージ油溝18g内の余剰油を、ハウジング1内の油溜まりへと排出するようにしている。
図3、図8の如く、該センタセクション18内にて、該チャージ油溝10gより鉛直上方に穿設されたチャージポート18h・18iが、油孔18a・18bにそれぞれ接続されて、該油孔18a・18bそれぞれに内嵌したチャージ逆止弁11・11に臨んでいる。チャージポンプ9により吐出ポート19b内にて圧縮された油は、開弁したいずれかのチャージ逆止弁11を介して、油路18aまたは18bへと供給される。なお、両チャージ逆止弁11のケース11aは、図2、図3、図8に示すように、センタセクション18より外部に突出し、その外端が、図2、図9に示すハウジング下半部1bの弁押さえ部1eに押接されている。
また、図示されないが、センタセクション18内にて、図1に示す、後進側へと中立域を拡張するためのオリフィス12が、油孔18bとチャージ油溝18gとの間に介設されている。
更に、センタセクション18には、図3、図8に示すように、鉛直貫通孔18kが形成されていて、油孔18a・18bの、チャージ逆止弁11・11とは反対側の閉口端より、該鉛直貫通孔18kへと連通する油孔が延設されている。そして、図1で説明した前記バイパスバルブ14としての、鉛直状のバイパス軸14bが、図3に示すように、その上部をハウジング上半部1aにて軸受けされており、センタセクション18の該鉛直貫通孔18kに回動自在に挿通され、その下端をセンタセクション18の底面より下方にやや突出させている。該鉛直貫通孔18k内におけるバイパス軸14bには、水平直径状の貫通油孔部と、その中間部より下方に延設された鉛直油孔部とよりなるT形のバイパス油孔14cが穿設されており、該鉛直油孔部の下端は、センタセクション18底面より突出したバイパス軸14の下端にて、ハウジング1内の油溜まりへと開口している。
バイパス軸14の上端部はハウジング1より上方に突出し、その突出端にバイパスアーム14aが固設されている。また、バイパスアーム14aより下方に凸部14dを突設しており、ハウジング上半部1aの上面より上方突出状に形成したガイド部1fに沿わせて摺動可能としており、更に、該ガイド部1fの所定位置に形成したデテント溝に該凸部14dを嵌入することで、バイパスレバー14a及びバイパス軸14bを、通常位置と、バイパス位置とに位置決め可能としている。また、ハウジング1内にて、バイパス軸14bに、該通常位置への付勢力を有する戻しバネ14eを巻装している。
バイパスアーム14aは、外力をかけない限り、戻しバネ14eの付勢力にて、通常位置にあり、この時、該バイパス油孔14cの水平油孔部は、各油孔18a・18bからの油孔の鉛直貫通孔18kへの開口部から外れており、従って、バイパス軸14bにて、油孔18a・18b間を遮断している。図3、図8は、通常位置の時のバイパス軸14bを示している。バイパスアーム14aをバイパス位置にすると、該バイパス油孔14cの水平油孔部は、鉛直貫通孔18kにおける油孔18a・18bからの油孔の開口部に連通し、両油孔18a・18bからの油は、該バイパス油孔14cを介して、ハウジング1の油溜まりへとドレンされる。こうして、HST2の閉回路(油路2a・2b)より油を抜き、該車軸駆動装置Tを搭載した車両の牽引時に、油圧ポンプPが停止していても車輪5の路上回転に連れて油圧モータMが自由に回転可能な状態にするものである。
更に、図9に示すように、チャージポンプハウジング19内にて、前述のフリーホイル防止用の逆止弁13が、センタセクション18底面のチャージ油溝18gと吸入ポート19aとの間に介装されており、チャージ油溝18g内の油圧が過剰となった時に開弁して、吸入ポート19aへと排出可能としている。
次に、図2、図4、図6等にて、油圧ポンプPの可動斜板8の制御機構について説明する。本実施例の車軸駆動装置Tは、図2及び図4に示すように、車軸4と油圧ポンプPとの間の位置と、油圧ポンプPよりも後方(油圧ポンプPを介して車軸4とは反対側)の位置の、二位置から、ポンプ制御機構の配設位置を選択可能としている。即ち、ポンプ容量制御用の操作軸である、鉛直状のポンプ制御軸71を軸支するため、車軸4と油圧ポンプPとの間においては、図4及び図6に示す如く、ハウジング上半部1aの上壁に鉛直貫通孔1gを、その下方の同一軸芯上にて、センタセクション18に、図4、図6、図8に示す如き鉛直貫通孔18mを形成しており、一方、油圧ポンプPより後方においては、ハウジング上半部1aの上壁に、図4に示す如き鉛直貫通孔1hを、その下方の同一軸芯上にて、ハウジング下半部1bに、図2及び図4に示す如き上方開口状の凹部1iを形成している。本実施例では、ポンプ制御機構の配設位置として、油圧ポンプPと車軸4との間を選択し、ポンプ制御軸71を、回動自在に鉛直貫通孔1g・18mに挿通させており、油圧ポンプP後方の、使用しない鉛直貫通孔1hの上端開口を、図4に示す如く、蓋70にて覆っている。
図4及び図6に示すように、貫通孔1g・18mに挿通したポンプ制御軸71の上端部は、ハウジング上半部1aの上面より上方に突出して、ここにアウタポンプ制御アーム72を固設しており、該アウタポンプ制御アーム72を、車両に設けたレバーやペダル等の変速操作具に連結するものとしている。ハウジング1内にて、インナポンプ制御アーム73がポンプ制御軸71に固設されており、該インナポンプ制御アーム73とともに該ポンプ制御軸71に植設した連結部材74を可動斜板8の側部に形成した凹部8aに嵌入している。こうして、前記変速操作具の操作でアウタポンプ制御アーム72を水平回動させることで、ポンプ制御軸71が軸芯回りに回動し、可動斜板8を傾倒させる構成となっている。
なお、図2に示すように、インナポンプ制御アーム73の回動域を画定すべく、一対のストッパー部1u・1uがハウジング上半部1aの天井部より下方に延設されており、該インナポンプ制御アーム73が一方のストッパー部1uに当接することで、可動斜板8が前進最高速(最大容量)位置に達し、他方のストッパー部1uに当接することで、可動斜板8が後進最高速(最大容量)位置に達するものである。
また、図2、図4及び図6に示すように、センタセクション18上面とインナポンプ制御アーム73下面との間にて、このポンプ制御軸71にバネ受け71aが一体形成または固設されており、該バネ受け71aとインナポンプ制御アーム73との間にて、該ポンプ制御軸71に中立復帰バネ75が巻装されており、その両端部が交差し、延出されている。インナポンプ制御アーム73の底端の一部は水平に延伸されて、該水平延伸部より鉛直下方に押動ピン73aを突設している。また、図4に示すように、ハウジング上半部1aの上壁の、鉛直貫通孔1hの前方(車軸4寄り)の部分に、鉛直貫通孔1jを形成し、これに中立位置決めピン76が挿通され、その上端部はハウジング上半部1aの上面上方にて、ナット76aにて締止されている。
図4に示すように、ハウジング1内にて、該中立位置決めピン76は、該ハウジング上半部1aの貫通孔1jより下方に延出され、これと押動ピン73aとが、中立復帰バネ75の両端延出部にて挟持される。ポンプ制御軸71を、その中立位置から回動することにより、前述の如く可動斜板8が傾動する一方で、インナポンプ制御アーム73及びその押動ピン73aがポンプ制御軸71ともに回動して、中立復帰バネ75の一端部を押し広げる。その間、中立復帰バネ75の他端部は中立位置決めピン76により係止されたままなので、該中立復帰バネ76の両端部間が広がり、ポンプ制御軸71及び可動斜板8を中立位置に戻す付勢力が発生する。アウタポンプ制御アーム72に掛けられた外力が緩められると、この付勢力により、ポンプ制御軸71、インナポンプ制御アーム73、可動斜板8が中立位置に戻り、押動ピン73aは、再び、中立位置決めピン76とともにバネ76の両端部にて挟持される状態となる。
中立位置決めピン76は、その貫通孔1j内の上部に対し、該貫通孔1jから下方に延出される下部が偏芯している。前述のナット76aを緩めて、該中立位置決めピン76の上端を回動すれば、該下部は、該上部を中心に公転し、押動ピン73aに対する相対位置が変化する。これにより、HST2の実際の中立状態を確保する可動斜板8の中立位置に対する、ポンプ制御軸71及びポンプ制御アーム72・73の中立位置の誤差を解消可能としている。
なお、ハウジング1の後端部付近に形成した貫通孔1h及び凹部1iの近傍には、貫通孔1jに相当するような中立位置決めピン76を軸支するような孔は設けられておらず、従って、ポンプ制御軸71を貫通孔1h・凹部1iにて軸支する場合は、ポンプ制御軸71に中立復帰バネを巻装しないか、或いは、中立復帰バネを巻装しても、中立位置決めピンを用いないタイプとすることが考えられる。なお、中立復帰バネをポンプ制御軸71に巻装しないで、該アウタポンプ制御アーム72にリンク接続した変速操作具等に中立復帰手段を付設することも考えられる。
HST2の構成については以上の如くであり、次に、モータ軸21と車軸4との間に介装される減速ギア列3について説明する。図3及び図5に示すように、センタセクション18より下方へのモータ軸21の延出部には、モータ出力ギア22が固設されている。一方、ハウジング下半部1bの底部に、モータ軸支部1nが上方突出状に形成されており、該モータ軸支部1nに上方開口状の凹部が形成されていて、該凹部内に、該モータ軸21の下端が回動自在に嵌入されている。また、該モータ軸支部1nの上面とその上方のモータ出力ギア22の底面との間に挟まれるように、該モータ軸21にワッシャ22aが環設されている。
図5に示すように、油圧モータMと車軸4との間にて、ハウジング上半部1aの天井部より下方に前後一対の上部カウンタ軸支脚部1pが延出され、ハウジング下半部1bの底部には、図5及び図6に示すように、下部カウンタ軸支部1qを上方突出状に形成している。下部カウンタ軸支部1qには上方開口状の凹部が形成されていて、該凹部に、鉛直状の第一軸部20aの下端を嵌入している。下部カウンタ軸支部1qの上方にて、カウンタギア23が第一軸部20aに軸着され、モータ出力ギア22に噛合している。該カウンタギア23底面と下部カウンタ軸支部1q上面とに挟まれるように、ワッシャ23aが第一軸部20aに環設されている。
図5及び図6に示すように、カウンタギア23のボス部が第一軸部20aに沿って上方に延出されており、該ボス部にスプライン嵌合されたベベルギア24が第一軸部20aに軸着されている。即ち、ベベルギア24をカウンタギア23と一体状に回転可能としている。前記一対の上部カウンタ軸支脚部1p・1pの底面に、ボルト29・29にて、軸支ブロック28を締止している。第一軸部20aはベベルギア24より上方に延出し、該上方延出部が、軸支ブロック28の、一対のボルト29・29間に形成される下方開口状の鉛直凹部内に嵌入されている。なお、軸支ブロック28の底部を第一軸部20aに沿って下方に延出し、その底面をベベルギア24の上面に相対回転可能に摺接して、ベベルギア24及びこれに係合するカウンタギア23の、第一軸部20aに沿った上下位置を決定している。
図6に示すように、該軸支ブロック28内にて、水平左右方向(車軸4と平行)の孔が形成され、該下方開口状の鉛直凹部の上端が該水平孔に合流している。該水平孔には、左右(車軸4と平行)水平に配した第二軸部20bが嵌入され、その端部が、第一軸部20aの上端と係合している。具体的には、該第二軸部20b端部に下向き開口状の切欠20dを形成しており、これに、該第一軸部20aの上端より上方突出状に設けた抜け止めピン部20cを嵌入し、第一軸部20aと第二軸部20bとを、該軸支ブロック28の、前記水平孔と前記鉛直凹部との合流部内にて係合している。こうして、水平状の該第一軸部20aと鉛直状の該第二軸部20bとを接続してなるL形カウンタ軸20を構成しており、その、第一軸部20aと第二軸部20bとの連接部を、軸支ブロック28にて軸支しているのである。
図2及び図6に示すように、第二軸部20bが軸支ブロック28より水平に延出し、その他端が、ハウジング上半部1a天井部より下方に延出される上軸支部1sと、ハウジング下半部1b底部より上方に延出される下軸支部1tとに挟持されている。軸支ブロック28と、上下軸支部1s・1tとの間にて、第二軸部20bにはベベルギア25、ファイナルピニオン26、及びワッシャ26aが環設されている。ベベルギア25は、軸支ブロック28に相対回転自在に摺接し、ファイナルピニオン26と相対回転不能に嵌合している。ワッシャ26aはファイナルピニオン26と、上下軸支部1s・1tとの間に挟持されている。こうして、第二軸部20b上のベベルギア25及びファイナルピニオン26の位置を、軸支ブロック28、上下軸支部1s・1t及びワッシャ26aにて規定している。
図6に示すように、ベベルギア25は第一軸部20a上のベベルギア24と噛合しており、図2に示すように、ファイナルピニオン26はファイナルギア27と噛合している。こうして、モータ出力ギア22からファイナルギア27に至る減速ギア列3が構成されている。
モータ軸21に軸着したモータ出力ギア22と、これに噛合するカウンタギア23は、センタセクション18の下方に配置されているが、いずれも水平方向に配された平たい形状のギアなので、その上下長が短く、車軸駆動装置Tの、センタセクション18より下方の上下長が短縮される。また、車軸4をセンタセクション18よりも高く配置することによっても、車軸駆動装置T全体の上下長をコンパクトにしている。車軸4上のファイナルギア27及びこれに噛合するファイナルピニオン26は製造が容易な平たい形状のギアとしている。そして、センタセクション18よりも下方に配置されるカウンタギア23と、センタセクション18より高く配されるファイナルピニオン26との駆動連結を、L形カウンタ軸20、及び、該L形カウンタ軸20に設けたベベルギア24・25により確保している。
図2、図6、図10及び図11により、ブレーキ装置30について説明する。ハウジング上半部1a天井部に鉛直貫通孔1xが形成され、これに対向して、ハウジング下半部1b底部にて、円柱状の第二ブレーキ軸部1rを上方突出状に形成している。該貫通孔1xには回動自在に鉛直状のブレーキ軸33を挿通しており、該第二ブレーキ軸部1rと同一軸芯上に配置されている。ハウジング上半部1aの上方にて、該ブレーキ軸33の上端にブレーキアーム31が固設され、該ブレーキアーム31に戻しバネ32が掛設されている。該ブレーキアーム31は、制動位置と非制動位置とに切り換えられ、戻しバネ32の付勢力は、制動位置に設定されたブレーキアーム31にかけた操作力を緩めた時に、該ブレーキアーム31及びブレーキ軸33を非制動位置へと復帰させる。
ハウジング1内において、ブレーキ軸33の下端に下向きの係合凸部33aが形成されており、揺動ブロック34の上端に形成した凹部34aに嵌入して、該揺動ブロック34を該ブレーキ軸33に相対回転不能に係止している。即ち、ブレーキ軸33の軸芯回りの回動と一体に揺動ブロック34が回動するようにしている。また、第二ブレーキ軸部1rは、揺動ブロック34の後記貫通孔34cに相対回動自在に嵌入されており、揺動ブロック34の底部を支持する枢支軸として機能している。
揺動ブロック34は、略鉛直に延伸する鉛直状部と、該鉛直状部の上端から略水平に延伸する上側の水平延伸部と、該鉛直状部の下端から略水平に延伸する下側の水平延伸部とよりなる、略コの字形の部材であり、該鉛直状部をカウンタギア23の傍部に配置し、該上側の水平延伸部を該カウンタギア23の上方に、該下側の水平延伸部を該カウンタギア23の下方に配置している。該下側の水平延伸部には、前述の、第二ブレーキ軸部1rを嵌入する鉛直状の貫通孔34cが形成され、該上側の水平延伸部には、該貫通孔34cと同一軸芯上にて、下向きに開口する鉛直状の円形凹部34bを形成している。
該揺動ブロック34の該上側の水平延伸部と、該カウンタギア23との間に、上側のブレーキシュー35を配置しており、該ブレーキシュー35より上方に突出する円柱状の枢軸部35bを該凹部34b内に相対回動自在及び軸芯方向に摺動自在に嵌入している。一方、該揺動ブロック34の該下側の水平延伸部と、該カウンタギア23との間に、下側のブレーキシュー36を配置しており、該ブレーキシュー36より下方に突出する円柱状の枢軸部36bを該凹部34c内に相対回動自在及び軸芯方向に摺動自在に嵌入している。更に、ハウジング下半部1bには、ブレーキシュー35・36の回り止めのため、両ブレーキシュー35・36の端部沿いにストッパー部1v・1wを上方突出状に形成している。
このように配されたブレーキシュー35・36の、枢軸部35b・36bは、ブレーキ軸33及び第二ブレーキ軸部1rと同一軸芯上にあり、ブレーキ軸33及び揺動ブロック34の水平方向の回動中にも、ブレーキシュー35・36は、該ブレーキ軸33・揺動ブロック34の回動を妨げることなく、ストッパー部1v・1wにて、水平方向に回動しないように保持される。
ブレーキシュー35の枢軸部35bの両側には、上方突出状のカム部35a・35aが形成されており、ブレーキシュー36の枢軸部36bの両側には、下方突出状のカム部36a・36aが形成されている。ブレーキレバー31、ブレーキ軸33、揺動ブロック34が非制動位置にある時、カム部35a・35aは、揺動ブロック34の上側の水平延伸部の底部に形成したカム溝34dに嵌入した状態となっており、また、カム部36a・36aは、揺動ブロック34の下側の水平延伸部の上端に形成したカム溝34eに嵌入した状態となっており、この時、ブレーキシュー35・36は、カウンタギア23より離間している。
ブレーキアーム31、ブレーキ軸33、揺動ブロック34を制動位置へと回動すると、カム部35a・35aがカム溝34dより外れ、また、カム部36a・36aがカム溝34eより外れる。枢軸部35b・36bは、凹部34b・貫通孔34c内にて軸芯方向に摺動自在となっているので、カム溝34dより外れたカム部35a・35aが揺動ブロック34の上側の水平延伸部に押し下げられて、ブレーキシュー35が下降し、カウンタギア23の上面に押圧され、一方、カム溝34eより外れたカム部36a・36aが揺動ブロック34の下側の水平延伸部に押し上げられて、ブレーキシュー36が上昇し、カウンタギア23の下面に押圧される。こうして、上下のブレーキシュー35・36にカウンタギア23が挟まれ、押圧制止され、これにより、車軸4を制動するのである。
本発明の油圧式車軸駆動装置は、特に、左右一対の車軸を各別のHSTにより駆動するタイプの車両に適用され、そのコンパクト性により、歩行型芝刈機等の小型車両に有用である。
本発明に係る一対の油圧式車軸駆動装置T(T1・T2)により左右一対の車軸を各別に駆動する構成の油圧式駆動車両の油圧回路図及び構造スケルトン図である。 本発明に係る油圧式車軸駆動装置Tの、ハウジング上半部1aを除いた状態における平面図である。 図2におけるIII−III矢視断面図である。 図2におけるIV−IV矢視断面図である。 図2におけるV−V矢視断面図である。 図2におけるVI−VI矢視断面図である。 図2におけるVII−VII矢視断面図である。 センタセクション18の底面図である。 チャージポンプハウジング19とその内部構造を示す平面断面図である。 ブレーキ軸31とカウンタ軸20の第一軸部20aとが並列するように見た時の、ブレーキ装置30の構造を示す車軸駆動装置Tの部分側面断面図である。 該第一軸部20aとブレーキ軸31とが重なる方向に見た場合の、該第一軸部20a及びこれに軸着するギアを取り除いた場合におけるブレーキ装置30の構造を示す、車軸駆動装置Tの部分側面断面図である。
符号の説明
P 油圧ポンプ
M 油圧モータ
1 ハウジング
1a ハウジング上半部
1b ハウジング下半部
1r 第二ブレーキ軸部
2 HST(油圧式変速装置)
3 減速ギア列
4 車軸
6 ポンプ軸
8 可動斜板
9 チャージポンプ
20 L形カウンタ軸
20a 第一軸部(鉛直軸部)
20b 第二軸部(水平軸部)
21 モータ軸
22 モータ出力ギア(第一ギア)
23 カウンタギア(第二ギア)
24 ベベルギア(第一ベベルギア)
25 ベベルギア(第二ベベルギア)
26 ファイナルピニオン(第三ギア)
27 ファイナルギア(第四ギア)
28 軸支ブロック
30 ブレーキ装置
33 ブレーキ軸(第一ブレーキ軸部)
34 揺動ブロック
35 ブレーキシュー
36 ブレーキシュー
71 ポンプ制御軸

Claims (9)

  1. 互いに流体接続する油圧ポンプ及び油圧モータを有する油圧式変速装置、車軸、及び、該油圧式変速装置の油圧モータに該車軸を駆動連結する減速ギア列を、ハウジングに収納してなる油圧式車軸駆動装置であって、該油圧モータは、該車軸と直交する方向に延設されるモータ軸を有しており、該減速ギア列は、互いに垂直な第一軸部と第二軸部とを連設してなるL形カウンタ軸を有し、該第一軸部を該モータ軸と平行に、該第二軸部を該車軸と平行に配置し、該モータ軸に軸着した第一ギアと、該第一軸部に軸着した第二ギアとを噛合し、かつ該第二軸部に軸着した第三ギアと、該車軸に軸着した第四ギアとを噛合していることを特徴とする油圧式車軸駆動装置。
  2. 前記L形カウンタ軸の、前記第一軸部に軸着した第一ベベルギアと、前記第二軸部に軸着した第二ベベルギアとを噛合していることを特徴とする請求項1記載の油圧式車軸駆動装置。
  3. 前記L形カウンタ軸の、前記第一軸部の一端と前記第二軸部の一端との連接部は、前記第二ギアより上方に配されて、前記ハウジングに固設されたブロックにて支持されており、該第一軸部及び該第二軸部の各他端は、該ハウジングに支持されていることを特徴とする請求項1または2記載の油圧式車軸駆動装置。
  4. 前記油圧ポンプは、前記モータ軸と平行なポンプ軸を有し、該油圧ポンプ及び前記油圧モータは、前記車軸の軸芯方向に沿って並設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の油圧式車軸駆動装置。
  5. 前記油圧ポンプの容量制御用操作軸を、前記車軸と直交する方向において、該ポンプ軸と該車軸との間に配置していることを特徴とする請求項4記載の油圧式車軸駆動装置。
  6. 前記油圧ポンプの容量制御用操作軸を、前記車軸と直交する方向において、前記ポンプ軸と該車軸との間、または、該ポンプ軸を挟んで該車軸とは反対側のいずれかに選択して配置可能としていることを特徴とする請求項4記載の油圧式車軸駆動装置。
  7. 前記操作軸は、前記ポンプ軸及びモータ軸と平行に延設されていることを特徴とする請求項5または6記載の油圧式車軸駆動装置。
  8. 前記ハウジングは第一・第二分割部同士を接合してなり、該ハウジング内にセンタセクションが配設され、前記油圧ポンプと前記油圧モータとが、該センタセクションに取り付けられ、該センタセクション内に形成した油路を介して互いに流体接続しており、前記操作軸は、その両端側部のそれぞれが、該第一分割部と該第二分割部とに、或いは、該第一分割部または該第二分割部のいずれかと該センタセクションとに支持されていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の油圧式車軸駆動装置。
  9. 前記ハウジングは第一・第二分割部同士を接合してなるものであって、該ハウジング内に前記車軸を制動するためのブレーキ装置を設けており、該ブレーキ装置は、前記モータ軸と平行なブレーキ軸であって、該ハウジングの第一分割部に軸支される第一ブレーキ軸部と、該ハウジングの第二分割部に軸支される第二ブレーキ軸部とに分割されており、該第一・第二ブレーキ軸部の一方は軸芯回りに回動可能であって、該第一・第二ブレーキ軸部間には、回動可能な該第一または第二ブレーキ軸部と一体に回動する揺動部材と、該揺動部材に支持されて、前記第二ギアを挟むように配置されるブレーキシューとを介設しており、該揺動部材は、その回動によるカム作用で該ブレーキシューを該ブレーキ軸の軸芯方向に押動し、これにより該第二ギアを押圧制止することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の油圧式車軸駆動装置。
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