JP2006332344A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 層間絶縁膜の膜剥がれを十分に抑制可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】 半導体装置は、チップ領域に形成された素子と、複数の層間絶縁膜と、複数の層間絶縁膜のうちの少なくとも1つに形成された配線と、複数の層間絶縁膜のうちの少なくとも1つに形成され、且つ素子と配線とを接続するか又は配線同士を接続するビアと、チップ領域の周縁部における複数の層間絶縁膜の積層構造中に、チップ領域の内部領域を取り囲むように形成されている一方で、少なくとも1箇所において分断されている部分を有するダミー補強パターン(31)とを備える。ダミー補強パターン(31)は、複数の層間絶縁膜のうちの少なくとも1つに形成されたダミー配線と、複数の層間絶縁膜のうちの少なくとも1つに形成されたライン状のダミービアとからなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、多層配線構造を有する半導体装置に関するものである。
近年、デジタル社会が進展するに従って、半導体装置の微細化、高機能化、及び高速動作化の要望が強まっており、半導体装置は大規模高集積化してきている。このため、配線の多層化、さらには配線の微細化が進んでいる。近年、配線の微細化によって生じる寄生容量を抑制する目的で、層間絶縁膜として、従来のシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜などの酸化物誘電体の誘電率よりも低い誘電率を有する低誘電率誘電体材料(Low−k材料)が用いられるようになってきた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−243401号公報
ところで、一般的に、Low−k膜は、ヤング率が低い、硬度が低い、熱膨張率が高い、膜密度が低いなどの物理的特性を有しているので、他の膜に対する密着性が低い。したがって、層間絶縁膜としてLow−k膜を用いた半導体装置において、Low−k膜よりなる層間絶縁膜は、前述した物理的特性の点で、そもそも膜剥がれを発生しやすい。
また、半導体装置の表面には表面保護膜及び封止樹脂が形成されるが、表面保護膜及び封止樹脂における熱に起因した硬化収縮応力は、層間絶縁膜の膜剥がれを発生させる。
また、ワイヤーボンディング時には、ワイヤーが引っ張られることにより、パッドとその下部に位置する層間絶縁膜との界面にて膜剥がれが発生する。また、封止樹脂の形成時においても、樹脂材料の流入によってワイヤーが引っ張られることにより、層間絶縁膜の膜剥がれが発生する。さらには、ダイシング時において、ダイシングによってダメージを受けた部分が基点となって、層間絶縁膜の膜剥がれが発生する。
以上のような要因によって層間絶縁膜の膜剥がれが発生すると、その結果、半導体装置の多層配線構造にクラックが発生したり、内部の配線構造に断線を生じさせたりする。これにより、配線不良が発生すると共に、歩留まりが低下するなどの問題が発生する。また、層間絶縁膜の膜剥がれが組み立て工程直後において軽微であっても、その後の半導体装置の使用によって加わる熱的なストレスに起因して、層間絶縁膜の膜剥がれが進行する場合もある。したがって、この場合にも、将来的に半導体装置の故障に繋がる可能性があるので、半導体装置の信頼性に問題が生じる。
これらの問題に対しては、層間絶縁膜の膜剥がれがチップ領域のコーナー部において最も多く発生することから、チップ領域のコーナー部を強化することにより層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する目的で、シールリング構造を設けることの他、種々のビア構造又は配線構造を有する半導体装置が提案されているが、層間絶縁膜の膜剥がれを十分に抑制できる半導体装置が提案されていないのが現状である。
前記に鑑み、本発明の目的は、層間絶縁膜の膜剥がれを十分に抑制可能な半導体装置を提供することである。
前記の目的に達成するために、我々は種々の検討を加えた結果、層間絶縁膜の膜剥がれを発生させる要因として、前述した要因以外にも、半導体装置に形成されたシールリング構造による影響が大きな要因になっていること見出した。すなわち、シールリング構造は、半導体装置のチップ領域を取り囲むように形成されたリング状に連続した構造であるので、シールリング構造にはリング状の内側に向かう収縮力が発生しており、この収縮力に起因した応力が、層間絶縁膜の膜剥がれの発生に大きく影響していることを見出したのである。
本発明は、前記の知見に基づいてなされたものであり、具体的には、本発明の一側面に係る半導体装置は、基板におけるチップ領域に形成された素子と、基板上に形成された複数の層間絶縁膜と、複数の層間絶縁膜のうちの少なくとも1つに形成された配線と、複数の層間絶縁膜のうちの少なくとも1つに形成され、且つ素子と配線とを接続するか又は配線同士を接続するビアと、チップ領域の周縁部における複数の層間絶縁膜の積層構造中に、チップ領域の内部領域を取り囲むように形成されている一方で、少なくとも1箇所において分断されている部分を有するダミー補強パターンとを備え、ダミー補強パターンは、複数の層間絶縁膜のうちの少なくとも1つに形成されたダミー配線と、複数の層間絶縁膜のうちの少なくとも1つに形成されたライン状のダミービアとによって構成されている。
本発明の一側面に係る半導体装置によると、ダミー補強パターンは半導体チップのコーナー部において分断されているので、従来のリング状のシールリングにて生じる内部収縮応力に起因する層間絶縁膜の膜剥がれの発生を大幅に抑制することができる。また、ダミー補強パターンは、ライン状のダミービアとダミー配線とによって構成されているので、ビアを介した配線層間の結合面積が大きくなるので、層間絶縁膜の膜剥がれを一層抑制することができる。その結果、クラックの発生を防止し、長年の使用における故障の発生を抑制し、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、ダミー補強パターンは、チップ領域のコーナー部において分断されていることが好ましい。
このようにすると、内部収縮力による影響が最も大きい半導体チップのコーナー部において分断されているので、層間絶縁膜の膜剥がれをより効果的に抑制することができる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、ダミー補強パターンは、少なくとも第1のダミー補強パターンと第2のダミー補強パターンとを備え、第1のダミー補強パターンと第2のダミー補強パターンとは互いに間隔を置いて形成されていることが好ましい。
このようにすると、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が大きくなる。
さらに、第1のダミー補強パターン及び第2のダミー補強パターンは、チップ領域の周縁部にそれぞれ複数のパターンに分断されて形成されており、第1のダミー補強パターンと第2のダミー補強パターンとは、分断されている位置が異なっていることが好ましい。
このようにすると、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が向上することに加えて、不純物の拡散を防止する効果が得られる。
また、第1のダミー補強パターン及び第2のダミー補強パターンは、互いに鍵状にかみ合うように形成された第1のダミー補強パターン及び第2のダミー補強パターンを含んでいることが好ましい。
このようにすると、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が向上することに加えて、不純物の拡散を防止する効果がより一層得られる。
また、ダミー補強パターンは、チップ領域のコーナー部に形成された第3のダミー補強パターンを有していることが好ましい。
このようにすると、チップ領域の周縁部の全体に亘って、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制することができる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、チップ領域の周縁部における複数の層間絶縁膜の積層構造中に、チップ領域の内部領域を取り囲むように形成されたシールリングをさらに備え、第3のダミー補強パターンは、シールリングの外側に形成されていることが好ましい。
このようにすると、シールリングとは別にダミー補強パターンを備えているので、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が大きくなる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、チップ領域の周縁部における複数の層間絶縁膜の積層構造中に、チップ領域の内部領域を取り囲むように形成されたシールリングをさらに備え、第3のダミー補強パターンは、シールリングの内側に形成されていることが好ましい。
本発明の一側面に係る半導体装置において、第3のダミー補強パターンは、互いに間隔をおいて配置された複数のダミー補強パターンからなることが好ましい。
本発明の一側面に係る半導体装置において、第3のダミー補強パターンにおける複数のダミー補強パターンは、チップ領域を構成する各辺に対して45°の方向に形成されていることが好ましい。
このようにすると、層間絶縁膜の膜剥がれを引き起こす原因となる応力が最も集中しやすりチップ領域のコーナー部において、層間絶縁膜の膜剥がれを効果的に抑制することができる。
本発明の一側面に係る半導体装置によると、ダミー補強パターンは半導体チップのコーナー部において分断されているので、従来のリング状のシールリングにて生じる内部収縮応力に起因する層間絶縁膜の膜剥がれの発生を大幅に抑制することができる。また、ダミー補強パターンは、ライン状のダミービアとダミー配線とによって構成されているので、ビアを介した配線層間の結合面積が大きくなるので、層間絶縁膜の膜剥がれを一層抑制することができる。その結果、クラックの発生を防止し、長年の使用における故障の発生を抑制し、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
以下に、本発明の一実施形態について説明するが、その前提として、本願で用いる用語の定義を説明するために、図1並びに図2(a)及び(b)を参照しながら説明する。
一般的に、半導体装置は、例えばシリコンなどの半導体ウエハ上に、複数の素子から構成され且つ所定の機能を有する多数のIC回路をマトリックス状に配置することによって作られる。
図1は、一般的な半導体ウエハ11の平面図を示している。
図1に示すように、半導体ウエハ11上における多数の半導体チップ(チップ領域)12は、格子状に設けられたスクライブライン13によって互いに隔てられている。半導体製造工程を経て1枚の半導体ウエハ11上に多数の半導体チップ12を形成した後、該半導体ウエハ11はスクライブライン13に沿って個々のチップにダイシングされ、それによって半導体装置が形成される。
図2(a)及び(b)は、半導体チップ12の要部拡大平面図を示している。
図2(a)及び(b)に示すように、半導体チップ12の周縁部のうちコーナー部21を除く領域には、通常、1列又は2列(図上では1列)に電極パッド22が配置されている。
ここで、電極パッド22によって取り囲まれた領域が、トランジスタ又は配線を用いて回路が形成された能動領域(素子形成領域)23であり、半導体チップ12における能動領域23以外の領域が受動領域である。なお、能動領域(素子形成領域)は、電極パッドによって取り囲まれた領域だけに限るものではなく、電極パッドの下や電極パッドの外側にも存在することがある。また、本願において用いる半導体チップ(チップ領域)のコーナー部とは、例えば図2(a)又は(b)に示すように、半導体チップ12の周縁部のうち電極パッド22が形成されていない角領域のことを言う。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置(半導体チップ12)の平面図を示している。
図3に示すように、半導体チップ(チップ領域)12の周縁部のうちコーナー部21を除く領域には電極パッド22が形成されている。さらに、半導体チップ12の周縁部には、電極パッド22及び能動領域23を取り囲むように、半導体チップ12のコーナー部21において分断している部分を有するダミー補強パターン31が形成されている。
図4(a)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す要部断面図であって、前述した図3に示した半導体チップ12のIVa−IVa線におけるダミー補強パターン31の幅方向の要部断面を拡大した図が示されている。
図4(a)に示すように、シリコンなどの半導体ウエハよりなる基板40の上には、複数の層間絶縁膜41、42、43、44、45、46の積層構造が形成されており、該積層構造の上には、表面保護膜47が形成されている。ここで、例えば、層間絶縁膜41、42、43、44、45、46としてSiOC膜などの低い誘電率(比誘電率3.9以下)を有するLow−k膜を形成し、表面保護膜40としてシリコン窒化膜を形成する。なお、各層間絶縁膜41、42、43、44、45、46の間には、SiCN膜のようなストッパー材を形成してもよい。
また、層間絶縁膜41には、基板40に形成されている拡散層などの活性領域(図示せず)と接続するビア48が形成されており、層間絶縁膜42には、ビア48と接続する配線49が形成されており、層間絶縁膜43には、配線49と接続するビア50が形成されており、層間絶縁膜44には、ビア50と接続する配線51が形成されており、層間絶縁膜45には、配線51と接続するビア52が形成されており、層間絶縁膜46には、ビア52と接続する配線53が形成されている。また、配線53の上には、表面保護膜47における開口部を介して、配線53と接続する電極パッド22が形成されている。このとき、ビア48、50、52及び配線49、51、53の導電材料として、例えばビアにタングステン、配線にアルミニウム合金を用いて形成したり、ビア及び配線とも銅を用いて形成してもよい。
さらに、図4(a)に示すように、電極パッド22とスクライブライン13との間に位置する半導体チップ12の周縁部(コーナー部21を除く)にはダミー補強パターン31が形成されている。具体的には、層間絶縁膜41には、基板に到達するダミービア55が形成されており、層間絶縁膜42には、ダミービア55と接続するダミー配線56が形成されており、層間絶縁膜43には、ダミー配線56と接続するダミービア57が形成されており、層間絶縁膜44には、ダミービア57と接続するダミー配線58が形成されており、層間絶縁膜45には、ダミー配線58と接続するダミービア59が形成されており、層間絶縁膜46には、ダミービア59と接続するダミー配線60が形成されており、ダミー配線60の上面は表面保護膜47で覆われている。このように、ダミー補強パターン31は、ダミービア55、57、59とダミー配線56、58、60とによって構成されている。ここで、各層間絶縁膜41、42、43、44、45、46に形成されるビア48、50、52とダミービア55、57、59、又は、配線49、51、53とダミー配線56、58、60は、同一工程で共通の導電材料から形成される。
図4(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す要部断面図であって、前述した図3に示した半導体チップ12のIVb−IVb線におけるダミー補強パターン31の長さ方向における要部断面を示している。
図4(b)に示すように、ダミービア55、57、59はライン状のパターンよりなる。このように、ダミー補強パターン31は、ライン状のダミービア55、57、59とダミー配線56、58、60とによって形成された構造体よりなる。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置によると、ダミー補強パターン31は半導体チップ12のコーナー部21において分断されているので、従来のリング状のシールリングにて生じる内部収縮応力に起因する層間絶縁膜の膜剥がれの発生を大幅に抑制することができる。また、図3に示したように、ダミー補強パターン31は、半導体チップ12の各辺に沿って形成されているので、半導体チップ12の各辺に対して垂直な方向に層間絶縁膜の膜剥がれが発生することを防止することができる。例えば、ダイシングの際などにおいて、層間絶縁膜が半導体チップ12の各辺に対して垂直な方向に剥離することを防止することができる。
さらに、ダミー補強パターン31は、ライン状のダミービア55、57、59とダミー配線56、58、60とによって構成されているので、ライン状のダミービア55、57、59の代わりに柱状のビアによって構成されている場合に比べて、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が大きくなる。すなわち、ダミー配線間がライン状のビアによって結合されることにより、ビアを介した配線層間の結合面積が、ライン状のビアの代わりに通常の柱状のビアで結合された場合よりも大きくなるので、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が大きいのである。
なお、本実施形態では、各配線間の層間絶縁膜として、層間絶縁膜41と層間絶縁膜42、層間絶縁膜43と層間絶縁膜44、層間絶縁膜45と層間絶縁膜46のように積層構造にしているが、単層の層間絶縁膜であってもよい。また、ビア48、50、52と配線49、51、53は別構造としているが、デュアルダマシン法によってビア48と配線49、ビア50と配線51、ビア52と配線53をそれぞれ一体化構造としてもよい。また、ダミービア55、57、59とダミー配線56、58、60は別構造としているが、デュアルダマシン法によってダミービア55とダミー配線56、ダミービア57とダミー配線58、ダミービア59とダミー配線60をそれぞれ一体化構造としてもよい。
<変形例>
図5(a)及び(b)並びに図6(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の変形例を示す平面図である。
図5(a)に示す半導体チップ12には、該半導体チップ12のコーナー部21を除く電極パッド22とスクライブライン13との間に位置する半導体チップ12の周縁部に、電極パッド22及び能動領域23を取り囲むように、電極パッド22側に配置され且つ複数の部分にて分断されている第1のダミー補強パターン31aと、該第1のダミー補強パターン31aと隣り合ってスクライブライン13側に配置され且つ複数の部分にて分断されている第2のダミー補強パターン31bとが形成されている。この第1のダミー補強パターン31aと第2のダミー補強パターン31bは、分断された両補強パターンの長さがほぼ同一の長さを有し、分断部分の位置がほぼ一致するように離間して並行に配置されている。このようにすると、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が向上する。
また、図5(b)に示す半導体チップ12には、該半導体チップ12のコーナー部21を除く電極パッド22とスクライブライン13との間に位置する半導体チップ12の周縁部に、電極パッド22及び能動領域23を取り囲むように、電極パッド22側に配置され且つ複数の部分にて分断されている第1のダミー補強パターン31cと、該第1のダミー補強パターン31cと隣り合ってスクライブライン13側に配置され且つ複数の部分にて分断されている第2のダミー補強パターン31dとが形成されている。さらに、この第1のダミー補強パターン31cと第2のダミー補強パターン31dは、離間して並行に配置されており、且つ、分断部分の位置が一致しないようにずらして配置されている。すなわち、第2のダミー補強パターン31dは、第1のダミー補強パターン31cにおける分断部分を塞ぐように、第1のダミー補強パターン31dと互い違いに形成されている。このようにすると、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が向上することに加えて、スクライブライン方向からの不純物の拡散防止効果が得られる。
また、図6(a)に示す半導体チップ12には、該半導体チップ12のコーナー部21を除く電極パッド22とスクライブライン13との間に位置する半導体チップ12の周縁部に、電極パッド22及び能動領域23を取り囲むように、電極パッド22側に配置され且つ複数の部分にて分断されている第1のダミー補強パターン31eと、該第1のダミー補強パターン31eと鍵型にかみ合うようにスクライブライン13側に配置され且つ複数の部分にて分断されている第2のダミー補強パターン31fとが形成されている。この第1のダミー補強パターン31eと第2のダミー補強パターン31fは、分断された各補強パターンがコ型形状を有している。そして、コ型形状を有する第2のダミー補強パターン31fは、コ型形状を有する第1のダミー補強パターン31eの分断部分を覆うように配置されている。このようにすると、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が向上することに加えて、スクライブライン方向からの不純物の侵入経路が長くなるため、拡散防止効果が一層向上する。
また、図6(b)に示す半導体チップ12には、電極パッド22とスクライブライン13との間に位置する半導体チップ12の周縁部に、電極パッド22及び能動領域23を取り囲むように配置され且つ半導体チップ12のコーナー部21において分断されている棒型形状の第1のダミー補強パターン31gと、第1のダミー補強パターン31gにおける分断部分を塞ぐようにコーナー部21に配置されたL型形状の第2のダミー補強パターン31hとが形成されている。このようにすると、半導体チップ12の周縁部の全体に亘って、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制することができる。さらに、内部収縮力による影響が最も大きい半導体チップのコーナー部において、層間絶縁膜の膜剥がれをより効果的に抑制することができる。
なお、図5(a)、図5(b)及び図6(a)に示す半導体チップ12では、該半導体チップ12のコーナー部21にはダミー補強パターンは設けていないが、図6(b)に示す半導体チップ12と同様に、半導体チップ12のコーナー部21に第1のダミー補強パターン31a、31c、31eの分断部分、又は、第2のダミー補強パターン31b、31d、31fの分断部分の少なくても一方の分断部分を覆う第3のダミー補強パターンを形成しても良い。
第1の実施形態及びその変形例では、電極パッド及び能動領域を取り囲むように配置されたダミー補強パターンが、少なくとも半導体チップのコーナー部において分断されている場合について説明したが、収縮力による層間絶縁膜の膜剥がれの発生を抑制するためにダミー補強パターンの分断部分について、他の任意の箇所であってもよく、また、いくつに分断されていてもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置について説明する。
図7(a)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す平面図である。
図7(a)に示すように、半導体チップ(チップ領域)12の周縁部のうちコーナー部21を除く領域には、電極パッド22が形成されている。また、半導体チップ12の周縁部には、電極パッド22及び能動領域23を取り囲むように、リング状のシールリング61が形成されている。さらに、半導体チップ12のコーナー部21であって且つシールリング61の内側には、ダミー補強パターン62が形成されている。
図7(b)は、前述した図7(a)に示した半導体チップ12のコーナー部における要部を拡大した図を示している。図7(b)に示すように、ダミー補強パターン62は、複数のライン状のパターン62aよりなり、詳細は後述するが、このライン状のパターン62aは、層間絶縁膜中に形成された配線と、層間絶縁膜中に形成されたライン状のビアとによって構成されている。
図8(a)は、図7(b)に示した平面図におけるVIIIa−VIIIa線の断面図を示している。図8(b)は、図7(b)に示した平面図におけるVIIIb−VIIIb線の断面図を示している。
図8(a)及び図8(b)に示すように、シリコンなどの半導体ウエハよりなる基板40の上には、複数の層間絶縁膜41、42、43、44、45、46の積層構造が形成されており、該積層構造の上には、表面保護膜47が形成されている。ここで、例えば層間絶縁膜41、42、43、44、45、46としてSiOC膜などの低い誘電率(比誘電率3.9以下)を有するLow−k膜を形成し、表面保護膜40としてシリコン窒化膜を形成する。なお、各層間絶縁膜41、42、43、44、45、46の間には、SiCN膜のようなストッパー材を形成してもよい。
また、半導体チップ12の周縁部には、ダミー補強パターン62として複数のライン状のパターン62aが形成されている。具体的には、層間絶縁膜41には、基板に到達するライン状のダミービア71aが形成されており、層間絶縁膜42には、ダミービア71aと接続するダミー配線71bが形成されており、層間絶縁膜43には、ダミー配線71bと接続するライン状のダミービア71cが形成されており、層間絶縁膜44には、ダミービア71cと接続するダミー配線71dが形成されており、層間絶縁膜45には、ダミー配線71dと接続するライン状のダミービア71eが形成されており、層間絶縁膜46には、ダミービア71eと接続するダミー配線71dが形成されている。このように、ダミー補強パターン62を構成する複数のライン状のパターン62aは、それぞれ、ライン状のダミービア71a、71c、71eとダミー配線72b、72d、72fとによって構成されている。このとき、ダミービア71a、71c、71e及びダミー配線71b、71d、71fの導電材料として、例えばダミービアにタングステン、ダミー配線にアルミニウム合金を用いて形成したり、ダミービア及びダミー配線とも銅を用いて形成しても良い。
さらに、半導体チップ12の周縁部には、電極パッド22及び能動領域23を取り囲むように、リング状のシールリング61が形成されている。具体的に、層間絶縁膜41には、基板40に到達するビア81aが形成されており、層間絶縁膜42には、ビア81aと接続する配線81bが形成されており、層間絶縁膜43には、配線81bと接続するビア81cが形成されており、層間絶縁膜44には、ビア81cと接続する配線81dが形成されており、層間絶縁膜45には、配線81dと接続するビア81eが形成されており、層間絶縁膜46には、ビア81eと接続する配線81fが形成されている。このように、シールリング61は、複数の配線81b、81d、81f及び複数のビア81b、81d、81eによって構成されている。ここで、各層間絶縁膜41、42、43、44、45、46に形成されるビア81a、81c、81eとダミービア71a、71c、71e、あるいは、配線81b、81d、81fとダミー配線71b、71d、71fは、同一工程で共通の導電材料から形成される。
ここで、図7(b)、並びに図8(a)及び(b)では、ライン状のダミービア71aとダミー配線72bとによる構造体、ライン状のダミービア71cとダミー配線72dとによる構造体、及びライン状のダミービア71eとダミー配線72fとによる構造体が、それぞれ独立して一方向を向いて等間隔で配置され、且つダミー配線72b、72d、72fの幅及びダミービア71a、71c、71eの幅がそれぞれ統一されている場合について説明したが、同一の層間絶縁膜内に形成されたダミー配線同士が別の配線を通じて結合されていてもよいし、同一の層間絶縁膜内に形成されたライン状のダミービア同士が結合されている構成であってもよい。
また、ダミー配線72b、72d、72f又はライン状のダミービア71a、71c、71eの幅及び配置は、各層間絶縁膜内において統一されていなくてもよい。また、すべての層間絶縁膜におけるダミー配線72b、72d、72fがライン状のダミービア71a、71c、71eによって結合されていなくてもよい。また、ダミー配線72b、72d、72fはライン状のダミービア71a、71c、71eのみによって結合されている必要はなく、柱状よりなるダミービアと結合する構成を含んでいてもよい。また、ダミー配線72b、72d、72fと結合するライン状のダミービア71a、71c、71eの数は、1つのダミー配線に対して複数個ある構成であってもよい。また、ライン状のダミービア71a、71c、71e同士の間隔は等間隔である必要がなく、任意の間隔でライン状のダミービア71a、71c、71eが配置されてもよい。また、ダミー補強パターン62の一部がシールリング61の一部と結合する構成であってもよい。また、ダミー補強パターン62は、その一部又は全部がパッド22の下部に位置するように形成される構成であってもよい。
ここで、樹脂封止後の熱的なストレスなどに起因した層間絶縁膜の膜剥がれは半導体チップ12のコーナー部21において顕著に表れることから、上述したように、ダミー補強パターン62が半導体チップ12のコーナー部21にのみ形成された構成を採用することにより、半導体チップ12のチップ面積を増大させることなく効率的に層間絶縁膜の膜剥がれを抑制することができる。また、シールリング61とは別に、半導体チップ12のコーナー部21にライン状のダミー補強パターン62を備えているので、半導体チップ12のコーナー部21における層間絶縁膜の膜剥がれを一層抑制することができる。さらに、ダミー補強パターン62は、ダミー配線72b、72d、72fと、ライン状のダミービア71a、71c、71eによって構成されているので、ライン状のダミービアの代わりに柱状のビアによって構成されている場合に比べて、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が大きくなる。すなわち、ダミー配線間がライン状のビアによって結合されることにより、ビアを介した配線層間の結合面積が、ライン状のビアの代わりに通常の柱状のビアで結合する場合よりも大きいので、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が大きいのである。
ここで、図7(a)においては、半導体チップ12の4箇所のコーナー部21であって且つシールリング61の内側にダミー補強パターン62を設ける構成について説明したが、ダミー補強パターン62の形状は、正方形、円形、三角形、又は多角形など、どのような形状であってもよい。また、ダミー補強パターン62は、半導体チップ12の4箇所のコーナー部21であって且つシールリング61の外側に形成されてもよい。また、ダミー補強パターン62の面積は任意でよいが、面積が大きいほど、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果を向上させることができる。また、ダミー補強パターン62の個数は任意でよいが、より多くの個数を設けるほど、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が向上する。
なお、本実施形態では、各配線間の層間絶縁膜として、層間絶縁膜41と層間絶縁膜42、層間絶縁膜43と層間絶縁膜44、層間絶縁膜45と層間絶縁膜46のように積層構造にしているが、単層の層間絶縁膜であってもよい。また、ビア81a、81c、81eと配線81b、81d、81fは別構造としているが、デュアルダマシン法によってビア81aと配線81b、ビア81cと配線81d、ビア81eと配線81fをそれぞれ一体化構造としてもよい。また、ダミービア71a、71c、71eとダミー配線71b、71d、71fは別構造としているが、デュアルダマシン法によってダミービア71aとダミー配線71b、ダミービア71cとダミー配線71d、ダミービア71eとダミー配線71fをそれぞれ一体化構造としてもよい。
<ダミー補強パターンの配置例>
以下に、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を構成するダミー補強パターンの配置例について説明する。
図9(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を構成するダミー補強パターンの配置例を示す平面図である。
図9(a)に示すように、半導体チップ(チップ領域)12の周縁部のうちコーナー部21を除く領域には電極パッド22が形成されている。また、半導体チップ12の周縁部には、電極パッド22及び能動領域23を取り囲むように、4つのコーナー部21において面取りされたような形状を有する八角形状で且つリング状のシールリング61aが形成されている。さらに、半導体チップ12のコーナー部21であって且つシールリング61aの外側には、複数のライン状のパターンよりなるダミー補強パターン62bが形成されている。
ここで、樹脂封止後の熱的なストレスなどに起因した層間絶縁膜の膜剥がれは半導体チップ12のコーナー部21において顕著に表れることから、図9(a)に示すように、ダミー補強パターン62bが半導体チップ12のコーナー部21に形成された構成を採用することにより、半導体チップ12のチップ面積を増大させることなく効率的に層間絶縁膜の膜剥がれを抑制することができる。さらに、ダミー補強パターン62bは、ライン状のパターンによって構成されているので、柱状のパターンによって構成されている場合に比べて、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が大きく向上する。
さらに、シールリング61aの外側(スクライブライン側)にダミー補強パターン62bが形成されているので、過度な応力により、ダミー補強パターン62bが存在している領域にて層間絶縁膜の膜剥がれが生じた場合であっても、ダミー補強パターン62bの内側に存在するシールリング61aが、層間絶縁膜の膜剥がれの進行を抑制し、シールリング61aの内側の領域、特に能動領域23において層間絶縁膜の膜剥がれ又はクラックが発生することを防止することができる。
また、図9(b)に示すように、半導体チップ(チップ領域)12の周縁部のうちコーナー部21を除く領域には電極パッド22が形成されている。また、半導体チップ12の周縁部には、電極パッド22及び能動領域23を取り囲むように、4つのコーナー部21において面取りされたような形状を有する八角形状で且つリング状のシールリング61aが形成されている。さらに、シールリング61aの内側であって且つ半導体チップ12のコーナー部21以外の電極パッド22とシールリング61aとの間に位置する領域には、ライン状のパターンよりなるダミー補強パターン62cが半導体チップ12の各辺に対して平行に形成されている。
ここで、半導体チップ12のコーナー部21は組立用のアライメントマーク又はロケットマークなどが配置される場合があることから、半導体チップ12のコーナー部21にダミー補強パターン62cを配置することができない場合がある。しかしながら、図9(b)に示す構成によると、半導体チップ12のコーナー部21に組立用のアライメントマーク又はロケットマークなどの配置が可能になると共に、ダミー補強パターン62cによって層間絶縁膜の膜剥がれ又はクラックの発生を防止することができる。
また、図9(c)に示すように、図9(a)に示した構成と図9(b)に示した構成とを組み合わせてなる構成を採用してもよい。すなわち、半導体チップ12のコーナー部21であって且つシールリング61aの外側にダミー補強パターン62bを設けると共に、半導体チップ12のコーナー部21以外であって且つ電極パッド22とシールリング61aとの間に位置する領域にはライン状のパターンよりなるダミー補強パターン62cを半導体チップ12の各辺に対して平行に設けてもよい。このように、半導体チップ12の周縁部には、ダミー補強パターン62b、62cが設けられているので、図9(a)及び(b)に示す構成よりも、層間絶縁膜の膜剥がれを抑制する効果が大きくなる。
<ダミー補強パターンの構造例>
以下に、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を構成するダミー補強パターンの構造例について説明する。
図10(a)〜(c)及び図11(a)、(b)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を構成するダミー補強パターンの構造例を示す平面図であって、半導体チップ12のコーナー部21におけるシールリング61の内側に配置されたダミー補強パターン62における要部の拡大図である。
まず、図10(a)に示すダミー補強パターン62は、半導体チップ12のコーナー部21を形成する2辺のそれぞれに対して45°である一方向に形成された複数のライン状のパターン62dよりなる。つまり、この場合、ダミー補強パターン62を構成するダミー配線及びライン状のダミービアは、半導体チップ12のコーナー部21を形成する2辺のそれぞれに対して45°である一方向に形成されている。樹脂封止後の熱的なストレスに起因する応力は、半導体チップ12のコーナー部21から半導体チップ12の中心に向かって約45°の方向に作用するので、図10(a)に示すように、ダミー補強パターン62が、半導体チップ12のコーナー部21を形成する2辺のそれぞれに対して45°の方向に配置されることで、樹脂封止後の熱的なストレスに起因する層間絶縁膜の剥離及びクラックの発生を効果的に防止することができる。
また、図10(b)に示すダミー補強パターン62は、半導体チップ12のコーナー部21を形成する2辺のそれぞれに対して45°である一方向に形成された複数のライン状のパターン62dと、半導体チップ12のコーナー部を形成する2辺のそれぞれに対して平行な方向に形成された複数のライン状のパターン62eとよりなる。このようにすると、半導体チップ12の内部に向かう約45°方向への応力だけではなく半導体チップ12の各辺に対して平行な方向への応力による層間絶縁膜の膜剥がれ又はクラックの発生を抑制することができる。また、ここでは、ダミー補強パターン62を構成するライン状のパターンが特定方向に形成されている場合について説明したが、想定されるストレスの方向に応じて、ライン状のパターンを形成する方向を任意に設定することは当然に可能である。
また、図10(c)に示すダミー補強パターン62は、半導体チップ12のコーナー部の2辺に対して垂直に延びるラインパターンが結合してなるL字型の複数のライン状のパターン62fよりなる。このようにすると、ライン状のパターン同士の結びつきが強固となるので、複数方向のストレスによる層間絶縁膜の膜剥がれ又はクラックの発生を効果的に防止することができる。
また、図11(a)に示すダミー補強パターン62は、半導体チップ12のコーナー部21において、ライン状のパターン同士が結合してなる一つの閉じた構造、ここでは、三角形状を有し、相似形で大きさの異なる複数のパターン62gよりなり、内側に配置された大きさの小さいパターン62gが外側に配置された大きさの大きいパターン62gに囲まれた構造を有している。このようにすると、ライン状のパターン同士の結びつきが更に強固となるので、複数方向のストレスによる層間絶縁膜の膜剥がれ又はクラックの発生を防止することができる。なお、ここでは、1つの閉じた構造が三角形状である場合について説明したが、四角形状、多角形状、又は円形状などであっても当然構わない。
また、図11(b)に示すダミー補強パターン62は、半導体チップ12のコーナー部21において、該コーナー部21を形成する2辺のそれぞれに対して45°である一方向に形成された複数のライン状のパターン62hと、該ライン状のパターン62hと交差してメッシュ構造となるように形成された複数のライン状のパターン62iとで構成されている。このようにすると、ライン状のパターン同士の結びつきが更に強固となるので、複数方向のストレスによる層間絶縁膜の膜剥がれ又はクラックの発生を防止することができる。なお、ここでは、ライン状のパターンの方向が、半導体チップ12のコーナー部を形成する2辺のそれぞれに対して45°である場合について説明したが、他の任意の角度であっても当然構わない。
本発明は、多層配線構造を有する半導体装置において、機械的又は熱的なストレスに起因する層間絶縁膜の膜剥がれ又はクラックの発生の抑制に有用である。特に、層間絶縁膜として、ヤング率が低い、硬度が低い、熱膨張率が高い、層間絶縁膜との界面密着性が低いなどの物理的特性を有する低誘電率誘電体材料などを用いた多層配線構造を有する半導体装置にとって有用である。
半導体ウェハの一般的な構成を示す平面図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施形態で使用する用語の定義に用いる半導体チップのコーナー部を示す要部平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す平面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す要部断面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の変形例を示す平面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の変形例を示す平面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す平面図であり、(b)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置のダミー補強パターンの要部拡大図である。 (a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す要部断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置のダミー補強パターンの配置の変形例を示す平面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置のダミー補強パターンの構造の変形例を示す平面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置のダミー補強パターンの構造の変形例を示す平面図である。
符号の説明
11 半導体ウェハ
12 半導体チップ
13 スクライブライン
21 コーナー部
22 電極パッド
23 能動領域
31、31a、31b、31c、31d、31e、31f、31g、31i、31h、31j、62、62a、62b、62c、62d、62e、62f、62g、62h、62i ダミー補強パターン
41、42、43、44、45、46 層間絶縁膜
47 表面保護膜
48、50、52 ビア
49、51、53 配線
55、57、59 ダミービア
56、58、60 ダミー配線
61、61a シールリング
71a、71c、71e ダミービア
71b、71d、71f ダミー配線
81a、81c、81e ビア
81b、81d、81f 配線

Claims (11)

  1. 基板におけるチップ領域に形成された素子と、
    前記基板上に形成された複数の層間絶縁膜と、
    前記複数の層間絶縁膜のうちの少なくとも1つに形成された配線と、
    前記複数の層間絶縁膜のうちの少なくとも1つに形成され、且つ前記素子と前記配線とを接続するか又は前記配線同士を接続するビアと、
    前記チップ領域の周縁部における前記複数の層間絶縁膜の積層構造中に、前記チップ領域の内部領域を取り囲むように形成されている一方で、少なくとも1箇所において分断されている部分を有するダミー補強パターンとを備え、
    前記ダミー補強パターンは、前記複数の層間絶縁膜のうちの少なくとも1つに形成されたダミー配線と、前記複数の層間絶縁膜のうちの少なくとも1つに形成されたライン状のダミービアとによって構成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記ダミー補強パターンは、前記チップ領域のコーナー部において分断されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記ダミー補強パターンは、少なくとも第1のダミー補強パターンと第2のダミー補強パターンとを備え、前記第1のダミー補強パターンと前記第2のダミー補強パターンとは互いに間隔を置いて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1のダミー補強パターン及び前記第2のダミー補強パターンは、前記チップ領域の周縁部にそれぞれ複数のパターンに分断されて形成されており、
    前記第1のダミー補強パターンと前記第2のダミー補強パターンとは、分断されている位置が異なっていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1のダミー補強パターン及び前記第2のダミー補強パターンは、互いに鍵状にかみ合うように形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体装置。
  6. 前記ダミー補強パターンは、前記チップ領域のコーナー部に形成された第3のダミー補強パターンを有していることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記チップ領域の周縁部における前記複数の層間絶縁膜の積層構造中に、前記チップ領域の内部領域を取り囲むように形成されたシールリングをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記チップ領域の周縁部における前記複数の層間絶縁膜の積層構造中に、前記チップ領域の内部領域を取り囲むように形成されたシールリングをさらに備え、
    前記第3のダミー補強パターンは、前記シールリングの外側に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  9. 前記チップ領域の周縁部における前記複数の層間絶縁膜の積層構造中に、前記チップ領域の内部領域を取り囲むように形成されたシールリングをさらに備え、
    前記第3のダミー補強パターンは、前記シールリングの内側に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  10. 前記第3のダミー補強パターンは、互いに間隔をおいて配置された複数のダミー補強パターンからなることを特徴とする請求項6、8又は9に記載の半導体装置。
  11. 前記第3のダミー補強パターンにおける複数のダミー補強パターンは、前記チップ領域を構成する各辺に対して45°の方向に形成されていることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
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