JP2006319887A - 弾性境界波装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】重み付けが施されたIDTを有し、電極指先端のギャップ部分による弾性境界波の回折現象に起因する特性の劣化が生じ難い、弾性境界波装置を提供する。
【解決手段】第1の媒質11と、第2の媒質12とが積層されており、第1,第2の媒質11,12間に、IDT13が配置されており、IDT13に重み付けが施されており、かつ該IDT13が互いに間挿し合う複数本の電極指13a,13bを有し、電極指13aまたは13bの先端と、当該電極指と異なる電位に接続されるダミー電極指とがギャップBを隔てて対向配置されており、ギャップBの電極指長さ方向に沿う寸法GDが、電極指の周期をλとしたときに、0.05μm〜0.22λの範囲とされており、かつλが0.23μmよりも大きくされている、弾性境界波装置10。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば共振子や帯域フィルタなどに用いられる弾性境界波装置に関し、より詳細には、重み付けが施されたIDTを有する弾性境界波装置に関する。
弾性境界波装置では、異なる媒質間の界面にIDT(インターデジタルトランスデューサ)が配置され、弾性境界波が上記界面を伝搬する。
従って、弾性表面波装置に比べて、弾性境界波装置では複雑なパッケージを必要とせず、構造の簡略化及び低背化を進めることができる。この種の弾性境界波装置の一例は、下記の特許文献1に開示されている。
他方、弾性表面波装置においては、所望の周波数特性を実現するために、IDTが重み付けを施されていることがある。図4は、下記の特許文献2に記載の弾性表面波装置のIDT部分を示す模式図平面図である。特許文献2に記載の弾性表面波装置では、IDT101が用いられている。IDT101は、弾性表面波伝搬方向に延び、かつ弾性表面波伝搬方向と直交する方向において隔てられたバスバー101a,101bを有する。バスバー101aに、複数本の電極指102が電気的に接続されている。また、バスバー101aに、複数本の電極指103が接続されている。電極指102と電極指103とは間挿し合うように配置されている。
IDT101では、交差幅重み付けが施されており、例えば電極指102の先端とギャップAを隔てて対向するようにダミー電極指104が配置されている。ダミー電極指104は、電極指102が接続されているバスバー101aとは反対側のバスバー101bに連ねられている。この弾性波表面波装置では、弾性表面波の波長をλとしたときに、上記ギャップAの寸法を0.1λ〜0.26λの範囲とされている。それによって、電極指先端における弾性表面波の回折を抑制でき、群遅延時間特性の劣化を防止することができるとされている。
特開昭58−30217号公報 特開昭60−264110号公報
従来、弾性表面波装置においては、交差幅重み付けが施されたIDTにおける弾性表面波の回折による群遅延時間特性の悪化等に注意が払われていた。
弾性境界波装置においても、弾性表面波装置の場合と同様に、電極指先端のギャップにおける弾性波の回折による特性の変動が生じると考えられる。しかしながら、弾性表面波装置と弾性境界波装置とでは、弾性波の周囲の状態が全く異なるため、単純に弾性波表面波装置における特許文献2に記載のような数値範囲にギャップ寸法を制御したとしても、直ちに弾性境界波装置において同様の効果が得られるものではない。特に、弾性境界波装置では、電極指の先端のギャップ部分において音響的な不整合が生じ、弾性境界波がバルク波にモード変換するおそれがあった。そのため、IDTが形成されている平面に対して垂直方向に上記バルク波が伝搬し、それによっても性能が劣化するおそれがあった。
また、高密度の導体を用いて弾性境界波を媒質間の境界に閉じ込めようとした場合には、導体が存在しないギャップ部分においてはエネルギーを閉じ込めることができないので、エネルギー放射の影響が顕著に現れ、弾性境界波装置の性能を大きく損ねるおそれがあった。
本発明の目的は、上述した従来技術の現状に鑑み、重み付けが施されたIDTを用いた弾性境界波装置であって、電極指先端のギャップ部分における弾性境界波の挙動による特性の劣化が生じ難い、弾性境界波装置を提供することにある。
本発明によれば、第1の媒質と、前記第1の媒質に積層された第2の媒質と、前記第1,第2の媒質の境界に配置されたIDTとを備え、前記IDTが重み付けを施されており、該IDTが、互いに間挿し合う複数本の電極指を有し、各電極指の先端には、ギャップを隔てて異なる電位に接続されるダミー電極指が配置されており、前記ギャップの電極指長さ方向寸法をGDとし、前記IDTの電極指の周期をλとしたときに、λ>0.23μmかつGDが0.05μm〜0.22λとされていることを特徴とする弾性境界波装置が提供される。
本発明に係る弾性境界波装置のある特定の局面では、前記第1,第2の媒質のうち少なくとも一方が等方体により構成されている。
本発明に係る弾性境界波装置の他の特定の局面では、前記第1の媒質及び第2の媒質を伝搬する遅い横波の音速のうち、低音速の横波よりも、前記弾性境界波の音速が遅くされている。
本発明に係る弾性境界波装置のさらに他の特定の局面では、前記IDTが、密度が2699Kg/cm3よりも大きな金属からなる少なくとも1層の金属層を有する。
本発明に係る弾性境界波装置では、所望とする周波数特性を得るためにIDTが重み付けを施されており、しかも該IDTの電極指の周期をλとしたときに、IDTの電極指先端に配置されたギャップの電極指長さ方向に沿うGDが、0.05μm以上、0.22λ以下とされており、λが0.23μmよりも大きいため、異なる電位に接続される電極指間の絶縁抵抗が高められ、共振特性やフィルタ特性を改善することが可能となる。これは、IDTにおいて電気信号が弾性境界波に変換された後に、電極指先端における弾性境界波の回折やバルク波へのモード変換が生じ難くなり、それによって共振特性の改善やフィルタ特性の改善を図ることができることによると考えられる。
従って、本発明によれば重み付けが施されたIDTを用いて所望とする周波数特性を実現でき、しかも、弾性境界波の電極指先端のギャップにおける回折やモード変換による特性の劣化が生じ難い、弾性境界波装置を提供することが可能となる。
また、媒質が単結晶基板のように弾性境界波の伝搬に関し、異方性を有する材料の場合には、結晶方位を適切に選ぶことにより第1,第2の媒質の境界部に振動エネルギーが集中する。これに対して、媒質の少なくとも一方が等方体である場合、等方体では、このような振動エネルギーの集中効果は得られない。そのため、電極指先端のギャップにおいて、音響的な若干の不連続が存在した場合でも、弾性境界波がバルク波にモード変換した場合、等方体側へのバルク波の放射が起こりやすい。従って、弾性境界波共振子では、反共振抵抗が低くなり、弾性境界波フィルタでは挿入損失が劣化する原因となるおそれがある。ところが、本発明では、媒質の一方が等方体であっても、上記電極指先端のギャップが上記特定の寸法とされているため、このような特性の劣化を抑制できるので、少なくとも媒質の一方が等方体の弾性境界波装置において、特性をより効果的に改善することができる。
また、第1,第2の媒質を伝搬する遅い横波のうちの低音速の横波よりも弾性境界波の音速が遅い場合には、弾性境界波を第1,第2の媒質間に効果的に閉じ込めることができ、それによって、低損失の弾性境界波装置を提供することができる。
IDTが、密度が2699Kg/m3よりも大きい金属からなる金属層を有する場合には、密度が2690Kg/m3よりも密度の大きい金属を用いた金属層において、弾性境界波が効果的に閉じ込められるので、弾性境界波装置の損失を効果的に低減することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより本発明を明らかにする。
図1(a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係る弾性境界波装置の平面断面図及び模式的正面断面図であり、図2は、そのIDTの要部を拡大して示す模式的部分切欠平面図である。
弾性境界波装置10は、LiNbO3からなる第1の媒質11と、第1の媒質11上に積層されており、SiO2からなる第2の媒質12とを積層した積層体を有する。
第2の媒質12はSiO2からなるので、弾性境界波の伝搬に関し、等方性の材料により構成されている。
第1,第2の媒質11,12間の界面に、IDT13と、反射器14,15とが形成されている。
本実施形態では、IDT13及び反射器14,15を有する1ポート型の弾性境界波共振子が構成されている。
IDT13及び反射器14,15は、複数の金属層を積層することにより、構成されており、本実施形態では、Auからなる金属層の上下にNiCrからなる金属層が積層されている。NiCr層は、IDT13及び反射器14,15の第1,第2の媒質11,12への密着性を高めるための密着層として形成されている。Auからなる金属層は、その密度が19300Kg/m3であり、Alの密度である2699Kg/m3よりも大きい。
IDT13は、図示のように、所定の距離を隔てて配置されている第1,第2のバスバー13a,13bを有する。バスバー13aから、複数本の電極指16がバスバー13b側に向って延ばされている。他方、バスバー13bからは、バスバー13a側に向って複数本の電極指17が延ばされている。電極指16の先端と、対向するように、バスバー13bからバスバー13a側に延びるダミー電極指18が設けられている。同様に、バスバー13aからバスバー13b側に延び、かつ電極指17の先端と対向するように、ダミー電極指19が設けられている。
IDT13では、交差幅が弾性境界波伝搬方向に沿って変化する部分を有ように、交差幅重み付けが施されている。この交差幅重み付けは、所望とするフィルタ特性を得るために、施されている。
他方、反射器14,15は、複数本の電極指を両端で短絡した構造を有する。なお、ここでは、両端を短絡した反射器を示したが両端が開放されているオープン反射器を用いてもよい。
弾性境界波装置10では、弾性境界波はIDT13の電極指16,17の延びる方向と直交する方向であって、第1,第2の媒質11,12間の境界面に平行な方向に伝搬する。
本実施形態の特徴は、上記電極指16の先端とダミー電極指18との間のギャップBの電極指16の延びる方向の寸法GDが、IDT13の電極指の周期をλとしたときに、0.05μm以上、0.22λ以下とされており、かつλが0.23μmよりも大きくされていることにある。なお、電極指17とダミー電極指19との間のギャップの寸法GDも、上記ギャップの寸法GDと同様の条件を満たすように構成されている。
本実施形態の弾性境界波装置では、λ>0.23μmかつGDが0.05μm〜0.22λの範囲とされているため、後述するように、電極指16,17の先端における弾性境界波の回折による損失を抑制できる。それによって、反共振抵抗が増大され、良好な共振特性が得られる。これを具体的実験例に基づき説明する。
以下の条件で、弾性境界波装置10を作製した。
第1の媒質であるLiNbO3の厚みを370μm、第2の媒質12であるSiO2の厚みを6μmとした。IDT13及び反14,15の電極構造では、NiCr/Au/NiCr=10nm/150nm/10nmとした。
IDT13の電極指の対数は50対とし、交差幅は30λ、開口幅は30.4λとした。IDT13の弾性境界波伝搬方向中央における交差幅を30λ、両端の交差幅15λとなるように交差幅重み付けを施した。反射器14,15のそれぞれの電極指の本数は、51本とした。
電極指16,17の幅は0.8μm、弾性境界波伝搬方向において隣り合う電極指間のスペースの弾性境界波伝搬方向沿う寸法は0.8μmとし、電極指配置ピッチは1.6μmとした。IDT及び反射器14,15の周期λは3.2μmとした。
上記のような条件で作製された弾性境界波装置10の上記ギャップBの寸法GDを種々変化させ、種々の弾性境界波装置10を作製した。このようにして得られた複数種の弾性境界波装置におけるギャップの寸法GDと、共振抵抗│Zr│、反共振抵抗│Za│及び反共振抵抗と共振抵抗との差の絶対値│Za−Zr│の変化を図3に示す。
図3から明らかなように、ギャップの寸法GDを0.5λから0.25λに狭めることにより、反共振抵抗は63.9dBから66.3dBに増大し、反共振抵抗が改善されていることがわかる。さらに、ギャップの寸法GDを0.188λとした場合には、反共振抵抗は67.4dBとさらに改善され、0.125λとさらに狭くした場合には68.2dBとより一層改善され、0.63λとさらに細くした場合には、69.2dBと反共振抵抗をより一層大きくし得ることがわかる。上記のように、ギャップの寸法GDを小さくするほど特性は改善するが、放電や短絡を考慮して0.05μm以上であることが望ましい。
ギャップの寸法GDを狭くした場合、電極指16,17と、ダミー電極指18,19との間の距離は短くなる。従って、異なる極性の電極部分間の絶縁抵抗の増加により反共振抵抗が増大したものではないことがわかる。
上記反共振抵抗の改善効果は、反共振抵抗の改善は、電気信号がIDT13で弾性境界波に変換された後において、弾性境界波の電極指17,18の先端のギャップ部分における回折が抑制され、加えて弾性境界波からバルク波へのモード変換が起こり難くなったためと考えられる。
また、一方の媒質12が弾性境界波の伝搬に関して等方体であるSiO2により構成されているので、本実施形態によれば、上記ギャップの寸法GDを狭めたことにより、反共振抵抗をより一層効果的に改善することが可能とされている。すなわち、弾性境界波の伝搬に関し、異方性を有する単結晶基板からなる媒質を用いた場合には、境界に振動エネルギーが集中する。これに対して、等方体では、境界部に振動エネルギーを集中させる効果が得られない。従って、上記ギャップ部における音響的不連続により、弾性境界波がバルク波に容易にモード変換しがちである。
本実施形態では、等方体ではSiO2を用いた場合であっても、上記弾性境界波のバルク波へのモード変換が抑制される。従って、等方体を用いているにもかかわらず、共振特性を効果的に改善することが可能となる。なお、共振子では、反共振抵抗の劣化が抑制されるが、弾性境界波フィルタの場合には挿入損失の劣化をより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の弾性境界波装置では、電極であるIDT13が、密度が2699Kg/cm3よりも大きなAuからなり、従って、特開2003−171041に開示されているように、Alよりも密度の大きな金属層を有するため、弾性境界波のエネルギーが境界部に効果的に閉じ込められる。従って、高密度の金属層が存在しない上記ギャップBにおいては、弾性境界波は閉じ込められないので、減衰し、反共振抵抗は劣化するおそれがある。しかしながら、本実施形態では、上記ギャップBの寸法GDが小さくされているので、Auのような高密度の導体を用いた場合においても、反共振抵抗の劣化を効果的に抑制することができるので、高密度金属を用いた弾性境界波装置において、本発明の効果をより一層期待することができる。
なお、高密度の金属とは、上記のように密度が2699Kg/cm3よりも大きな金属、すなわちAuよりも大きな金属をいうものとする。このような金属としては、Auに限らず、Cu、Ag、Pt、Ni、Ti、Fe、W、Taなどを挙げることができる。なお、本発明において、電極を構成する金属層は、好ましくは上記のように高密度の金属からなることが望ましいが、上記高密度金属よりも密度の小さい金属、例えばAlにより形成されていてもよい。
また、IDTは、単一の金属層により構成されていてもよく、上記実施形態のように複数の金属層を積層した構造を有していてもよい。
複数の金属層を積層した構造では、上記のように、少なくとも1つの金属層が、上記高密度の金属により構成されていることが望ましい。また、積層される金属層としては、Ti、Cr、NiCr、Niなどの媒質に対する密着性や耐電力性を高めるための金属層を用いてもよい。
すなわち、密着性や耐電力性を高めるために、これらの材料からなる金属層を、媒質とIDTを構成している他の金属層の間、IDTを構成している他の金属層間に配置してもよい。
さらに、IDTにおける金属層の積層数は、上記実施形態のように3層構造のものに限定されるものではなく、2層以上の適宜の積層数とされ得る。また、積層構造を用いる場合、例えばAl/Au/Alの積層構造のように、電気機械結合係数が中程度に大きく、周波数温度係数TCFが中程度に小さく、電極指の抵抗が小さい境界波伝搬構造を実現することができる。すなわち、金属層の種類及び積層数をコントロールすることにより、弾性境界波伝搬路の特性を種々変更することができる。
また、上記実施形態では、第1の媒質11と第2の媒質12とが積層されていたが、媒質の積層数は3層以上であってもよい。
媒質を構成する材料についても特に限定されず、Si、ガラス、SiO2、SiC、ZnO、Ta25、PZT、AlN、Al23、LiTaO3、LiNbO3またはKNなどの適宜の圧電性セラミックス、絶縁性セラミックス、圧電単結晶、絶縁性単結晶などの様々な材料を用いることができる。
上記実施形態では、弾性境界波共振子としての弾性境界波装置10を説明したが、本発明は、共振子に限定されず、ラダー型フィルタ、縦結合共振器型フィルタ、横結合共振器型フィルタ、トランスバーサル型フィルタ、弾性境界波光スイッチ、弾性境界波光フィルタなど、重み付けが施されたIDTを用いた様々な弾性境界波装置に適用することができる。また、重み付けが施されたIDTとは、例えば「弾性波素子技術バンドブック」(オーム社195頁、1991)に記載された直列重み付けIDTなどの、弾性境界波が伝搬するIDTのグレーティング領域中に、ストリップ先端ギャップのような交差幅方向にギャップを持つ構造も含むものとする。
また、直列重み付けIDTで、隣接している電極指間を短絡するための横方向短絡線もまたは音響的な不連続を形成するため、上記ギャップと同様に細くすることが望ましい。
(a)及び(b)は、本発明に係る弾性境界波装置の模式的平面断面図及び模式図正面断面図。 本発明の一実施形態の弾性境界波装置におけるIDTの先端のギャップの寸法を説明するための部分切欠平面断面図。 本発明の一実施形態の弾性境界波装置において、ギャップの寸法GDを種々変化させた場合の共振抵抗、反共振抵抗及び反共振抵抗と共振抵抗との差の変化を示す図。 従来の弾性境界波装置の電極構造の一例を示す模式的平面図。
符号の説明
10…弾性境界波装置
11…第1の媒質
12…第2の媒質
13…IDT
13a,13b…バスバー
14,15…反射器
16,17…電極指
18,19…ダミー電極指
B…ギャップ

Claims (4)

  1. 第1の媒質と、
    前記第1の媒質に積層された第2の媒質と、
    前記第1,第2の媒質の境界に配置されたIDTとを備え、
    前記IDTが重み付けを施されており、該IDTが、互いに間挿し合う複数本の電極指を有し、各電極指の先端には、ギャップを隔てて異なる電位に接続されるダミー電極指が配置されており、前記ギャップの電極指長さ方向寸法をGDとし、前記IDTの電極指の周期をλとしたときに、λ>0.23μmかつGDが0.05μm〜0.22λとされていることを特徴とする弾性境界波装置。
  2. 前記第1,第2の媒質のうち少なくとも一方が等方体により構成されている、請求項1に記載の弾性境界波装置。
  3. 前記第1の媒質及び第2の媒質を伝搬する遅い横波の音速のうち、低音速の横波よりも、前記弾性境界波の音速が遅くされている、請求項1または2に記載の弾性境界波装置。
  4. 前記IDTが、密度が2699Kg/cm3よりも大きな金属からなる少なくとも1層の金属層を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性境界波装置。
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