JP2004343259A - 弾性表面波フィルタ - Google Patents

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Shunichi Seki
関  俊一
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】通過帯域の平坦性が向上し、低損失化ができる弾性兵表面波フィルタを提供すること。
【解決手段】圧電基板1にI設けたIDT電極2は、電極端子11から対向方向に向かって延長してそれぞれ交叉させて互いに噛み合わせた形状を有する複数の電極指12と、対向方向に向かって突き出して、相手方の電極端子11から延長した電極指12に対向するように設けた複数のダミー電極13とからなり、一方の電極端子11が有する電極指12の先端と、これに対向する他方の電極端子11が有するダミー電極13の先端との間隔をギャップ長Gとし、弾性表面波の波長をλとしたとき、0.25λ≧Gの関係を有するともに、電極端子11から延長したダミー電極13までの長さをDとしたとき、D≧0.5λの関係を満たすものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾性表面波フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、移動体通信の発展に伴って使用されるデバイスの高性能化が求められている。移動体通信機器用のフィルタとしては、従来より弾性表面波フィルタが広く用いられている。弾性表面波フィルタとしては、弾性表面波共振器を梯子型に接続したラダー型の弾性表面波フィルタ、または、インターディジタルトランスデューサ(以下、「IDT電極」と記す。)を弾性表面波の伝搬方向に沿って近接配置した縦モード型の弾性表面波フィルタが広く用いられている。
【0003】
従来の技術としては、特開2002−314366公報に開示されているように、弾性表面波共振器を構成するIDT電極におけるギャップ長Gを弾性表面波の波長λの0.3倍以下(0.3λ≧G)としたものが開示されている。
【0004】
なお、先行技術文献情報としては、以下の通りである。
【特許文献1】
特開2002−314366公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術より、さらなる通過帯域の平坦性が向上し、低損失化ができる弾性表面波フィルタが市場等から要求されている。
【0006】
本発明は、さらなる通過帯域の平坦性が向上し、低損失化ができる弾性兵表面波フィルタを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の弾性表面波フィルタは、圧電基板と、この圧電基板にインターディジタルトランスデューサとを備え、このインターディジタルトランスデューサは、互いに対向する一対の電極端子と、この電極端子から対向方向に向かって延長してそれぞれ交叉させて互いに噛み合わせた形状を有する複数の電極指と、上記電極端子は、さらに上記対向方向に向かって突き出して、相手方の電極端子から延長した前記電極指に対向するように設けた複数のダミー電極とからなり、一方の電極端子が有する前記電極指の先端と、これに対向する他方の電極端子が有するダミー電極との間隔をギャップ長Gとし、弾性表面波の波長をλとした場合、0.25λ≧Gの関係を有するともに、上記電極端子から延長した前記ダミー電極の先端までの長さをDとしたとき、D≧0.5λの関係を満たすものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の弾性表面波フィルタの一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1は、本発明の一実施の形態における弾性表面波共振器の模式図である。
【0010】
図1に示すように、本発明の弾性表面波フィルタは、圧電基板1と、この圧電基板1に設けたIDT電極2と、このIDT電極2の両端に設けた2つの反射器3とを備えるものである。
【0011】
IDT電極2は、互いに対向する一対の電極端子11と、この電極端子11から対向方向に向かって延長してそれぞれ交叉させて互いに噛み合わせた形状を有する複数の電極指12とから構成される。さらに、IDT電極2は、電極端子11より対向方向に向かって突き出して、相手方の電極端子11から延長した電極指12に対向するように複数のダミー電極13を備えている。
【0012】
この際、一方の電極端子11が有する電極指12の先端と、これに対向する他方の電極端子11が有するダミー電極13との間隔をギャップ長Gとし、弾性表面波の波長をλとしたとき、0.25λ≧Gの関係を有するものである。
【0013】
さらに、上記関係に加え、電極端子11から延長したダミー電極13までの長さをDとした場合、D≧0.5λの関係をも満たすものである。
【0014】
この弾性表面波共振器を用いて弾性表面波フィルタを構成することにより、弾性表面波の伝搬方向を異ならせることとなり、IDT電極により発生する不要波を抑制することができ、通過帯域の平坦性が向上し、低損失化ができるという効果を奏する。
【0015】
なお、図2に示すように、電極指12、および、この電極指12と対向するダミー電極13は、対向するそれぞれの電極指12およびダミー電極13の向かい合う先端面に傾斜面21を形成したり、図3に示すように、電極指12の先端面を対向するダミー電極13に向かって凸形状となるような鋭角面31を形成すとともに、ダミー電極13の先端面を対向する電極指12に凹形状となるような鋭角面32を形成し、この弾性表面波共振器を用いて弾性表面波フィルタを構成することにより、弾性表面波の伝搬方向を異ならせることとなり、IDT電極により発生する不要波を抑えることができ、通過帯域の平坦性が向上し、低損失化ができるという効果を奏することができる。
【0016】
また、縦モード型弾性表面波フィルタに本発明を適用しても同様の効果をそうすることができる。
【0017】
また、ダミー電極13は、電極指12の太さより太くしても上記したものと同様の効果を奏するものである。
【0018】
【発明の効果】
以上の実施の形態に基づく説明から明らかなように、本発明の弾性表面波フィルタによると、電極指とダミー電極との関係を最適化することによりIDT電極により発生する不要波を抑制することができ、通過帯域の平坦性が向上し、低損失化ができるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における弾性表面波共振器の模式図、
【図2】本発明の他の実施の形態における弾性表面波共振器の模式図、
【図3】本発明のさらに他の実施の形態における弾性表面波共振器の模式図である。
【符号の説明】
1 圧電基板
2 IDT電極
3 反射器
11 電極端子
12 電極指
13 ダミー電極
21 傾斜面
31 凸形状となるような鋭角面
32 凹形状となるような鋭角面

Claims (3)

  1. 圧電基板と、
    この圧電基板にインターディジタルトランスデューサとを備え、
    このインターディジタルトランスデューサは、
    互いに対向する一対の電極端子と、
    この電極端子から対向方向に向かって延長してそれぞれ交叉させて互いに噛み合わせた形状を有する複数の電極指と、
    前記電極端子は、さらに前記対向方向に向かって突き出して、相手方の電極端子から延長した前記電極指に対向するように設けた複数のダミー電極とからなり、
    一方の電極端子が有する前記電極指の先端と、これに対向する他方の電極端子が有するダミー電極との間隔をギャップ長Gとし、弾性表面波の波長をλとした場合、0.25λ≧Gの関係を有するともに、
    前記電極端子から延長した前記ダミー電極の先端までの長さをDとしたとき、D≧0.5λの関係を満たすこと
    を特徴とする弾性表面波フィルタ。
  2. 電極指、および、この電極指と対向するダミー電極は、対向するそれぞれの前記電極指およびダミー電極の先端面に、少なくとも1つの鋭角形状を形成したことを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波フィルタ。
  3. ダミー電極は、電極指の太さより太くしたことを特徴とする請求項1のに記載の弾性表面波フィルタ。
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