JP2006310725A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不揮発性半導体メモリを有する半導体装置において、工程の複雑化を招くことなく深さの異なるトレンチを形成しうるとともに、微細なメモリセルを高精度に形成しうる半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】フラッシュメモリセル領域10における表面が周辺回路領域12における表面よりも低くなるように表面に段差が形成されたシリコン基板14と、フラッシュメモリセル領域10において溝18に形成された素子分離領域20aと、周辺回路領域12において溝18よりも深い溝24に形成された素子分離領域20cと、素子分離領域20aにより画定された素子領域上に形成されたフローティングゲート32とコントロールゲート40とを有するフラッシュメモリセル46と、素子分離領域20cにより画定された素子領域上に形成されたトランジスタ62、66とを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に係り、特に不揮発性メモリを有する半導体装置及びその製造方法に関する。
不揮発性メモリを有する半導体装置では、フラッシュメモリセルのほか、フラッシュメモリ制御のための高電圧トランジスタや、高性能ロジック回路のための低電圧トランジスタが、同一半導体チップ上に集積される。ここで、フラッシュメモリセルは、高電圧トランジスタや低電圧トランジスタにおける単層構造のゲート電極とは異なり、フローティングゲートとコントロールゲートとが積層されてなるスタック構造のゲート電極を有する。このため、不揮発性メモリを有する半導体装置は、単層構造のゲート電極とスタック構造のゲート電極とを同一プロセスを通して作り分ける特有の製造プロセスを有する。
例えば90nmテクノロジー以降における微細なスタック構造のフラッシュメモリセルを有する半導体装置を製造する場合、周辺回路領域とフラッシュメモリセル領域とで、STI(Shallow Trench Isolation)法による素子分離の際に形成する溝の深さを異ならせる必要がある。すなわち、周辺回路領域においては、高電圧が印加されるトランジスタ間の絶縁性を確保するためにSTI法による溝をある程度深く形成する必要がある。他方、フラッシュメモリセル領域においては、素子分離領域の埋め込み不良等の不都合を回避するため周辺回路領域と比較してSTI法による溝を浅く形成する必要がある。
周辺回路領域とフラッシュメモリセル領域とで異なる深さの溝をSTI法により形成する手法としては、周辺回路領域とフラッシュメモリセル領域とで別個独立にSTI法による素子分離を行うことが考えられる。
しかしながら、例えば90nmテクノロジー以降における微細なデバイスパターンに対しては、高い重ね合わせ精度が要求される。このため、周辺回路領域とフラッシュメモリセル領域とで別個独立にSTI法により素子分離を行ったのでは、非現実的な工程管理が要求されることとなる。重ね合わせ精度の要求を満足するべく、周辺回路等の設計基準を緩和してパターン形成のマージンを大きくしたのでは、デバイスパターンの微細化の要請に応えることはできない。
加えて、半導体基板内に形成される不純物拡散層についても、高い重ね合わせ精度が要求される。このような不純物拡散層における不純物は熱処理によって拡散する。このため、STI法による素子分離を周辺回路領域とフラッシュメモリセル領域とで別個独立に行った場合のように熱処理を行う回数が増えると、不純物拡散層について要求される重ね合わせ精度を満足することが困難となる。この場合においても、設計基準を緩和してパターン形成のマージンを大きくしたのでは、デバイスパターンの微細化の要請に応えることはできない。
STI法による素子分離において異なる深さの溝を形成する技術としては、例えば特許文献1に記載された技術がある。
特開平7−66276号公報 特開2002−76148号公報 特開2003−289114号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術には、以下のような難点が存在している。
まず、STI法により形成した深さの異なる溝にはポリシリコン等の誘電体を埋め込んでいる。このため、フラッシュメモリセルを有する半導体装置に必要とされる素子分離の絶縁性を確保することは困難であり、仮に、特許文献1に記載された技術を、フラッシュメモリセルを有する半導体装置の素子分離に適用したとしても、所望のデバイス特性を得ることはできないと考えられる。
また、特許文献1に記載された一つの手法では、異なる深さの溝を形成する際に多くの熱処理が行われているため、ウェルにおける不純物の拡散を避けることはできない。このような不純物の拡散は、半導体装置を微細化する上で阻害要因となる。
また、特許文献1に記載された他の手法では、エッチングのマスクとして用いるNSG(Non-doped Silicate Glass)膜下にポリシリコン膜パターンを形成しておき、ポリシリコン膜の有無による段差をマスク膜に設けている。そして、マスク膜の段差を利用して、シリコン基板に異なる深さの溝を作り分けている。しかしながら、マスク膜の段差の上下で同様の微細パターンを形成することは極めて困難であると考えられる。
本発明の目的は、不揮発性半導体メモリを有する半導体装置において、工程の複雑化を招くことなく深さの異なるトレンチを形成しうるとともに、微細なメモリセルを高精度に形成しうる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、第1の領域の表面が第2の領域の表面よりも低くなるように表面に段差が形成された半導体基板と、前記第1の領域における前記半導体基板に形成された第1の溝に形成された第1の素子分離領域と、前記第2の領域における前記半導体基板に形成され、前記第1の溝よりも深い第2の溝に形成された第2の素子分離領域と、前記第1の素子分離領域により画定された第1の素子領域上に第1の絶縁膜を介して形成されたフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に第2の絶縁膜を介して形成されたコントロールゲートとを有するメモリセルと、前記第2の素子分離領域により画定された第2の素子領域上に形成されたトランジスタとを有する半導体装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、第1の領域における半導体基板上に、前記半導体基板とエッチング特性の異なる第1の絶縁膜を介して、フローティングゲートとなる第1の導電膜を形成する工程と、前記第1の導電膜上及び第2の領域における前記半導体基板上に、前記第1の領域内に第1の開口部が形成され、前記第2の領域内に第2の開口部を形成されたマスクを形成する工程と、前記第1の開口部内に露出する前記第1の導電膜と前記第1の絶縁膜と前記半導体基板とをエッチングするとともに、前記第2の開口部内に露出する前記半導体基板をエッチングすることにより、前記第1の領域における前記半導体基板に第1の溝を形成するとともに、前記第2の領域における前記半導体基板に前記第1の溝よりも深い第2の溝を形成する工程と、前記第1の溝に、第1の素子領域を画定する第1の素子分離領域を形成するとともに、前記第2の溝に、第2の素子領域を画定する第2の素子分離領域を形成する工程と、前記フローティングゲート上に第2の絶縁膜を介してコントロールゲートを形成するとともに、前記第2の素子領域上にトランジスタのゲート電極を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、第1の領域における半導体基板上に、半導体基板とエッチング特性の異なる第1の絶縁膜を介して、フローティングゲートとなる第1の導電膜を形成し、第1の導電膜上及び第2の領域における半導体基板上に、第1の領域内に第1の開口部が形成され、第2の領域内に第2の開口部を形成されたマスクを形成し、第1の開口部内に露出する第1の導電膜と第1の絶縁膜と半導体基板とをエッチングするとともに、第2の開口部内に露出する半導体基板をエッチングするので、第1の領域における半導体基板に第1の素子領域を画定する第1の素子分離領域が形成される第1の溝を比較的浅く形成するとともに、第2の領域における半導体基板に第2の素子領域を画定する第2の素子分離領域が形成される第2の溝を比較的深く形成することができる。
また、本発明によれば、半導体基板の表面に、第1の領域における表面が第2の領域における表面よりも低くなるように段差を形成するので、フローティングゲートを構成する第1の導電膜の上面の高さと、第2の領域における半導体基板の上面の高さとをほぼ等しくすることができる。したがって、第2の領域における半導体基板と、第1の導電膜とを高精度にパターニングすることができ、ひいては、微細なメモリセルを有する半導体装置を提供することができる。
また、本発明によれば、半導体基板の表面に形成された段差により、第1の領域におけるコントロールゲート及び第2の領域におけるゲート電極を形成するための導電膜が形成される基板面の平坦性を確保することができ、この導電膜を平坦に形成することができる。したがって、第1の領域において微細なコントロールゲートを高精度で形成し、第2の領域において微細なゲート電極を高精度で形成することができる。
また、本発明によれば、フローティングゲートを構成する第1の導電膜をパターニングする際に、第1の領域における第1の素子分離領域が形成される第1の溝を自己整合的に形成するので、高精度なパターンの重ね合わせを要することなく第1の溝を形成することができる。このため、本発明によれば、メモリセルの微細化に容易に対応することができる。
さらに、本発明によれば、フローティングゲートの側壁部分に、第2の導電膜よりなる形成された側壁部を形成するので、フローティングゲートとコントロールゲートとの間の容量を大きくすることが可能となる。このため、本発明によれば、メモリセルをより微細化した場合であっても、フローティングゲートとコントロールゲートとの間の容量を十分に確保することが可能となる。このため、本発明によれば、メモリセルを微細化した場合であっても、所望のカップリング比を得ることができ、電気的特性の良好なメモリセルを得ることができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による半導体装置及びその製造方法について図1乃至図48を用いて説明する。図1は本実施形態による半導体装置の構造を示す概略図、図2乃至図41は本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図、図42乃至図48はシリコン基板の表面に段差を形成しない場合の不都合を説明する工程断面図である。
まず、本実施形態による半導体装置の構造について図1を用いて説明する。図1(a)は本実施形態による半導体装置の構造を示す平面図、図1(b)は図1(a)におけるA−A′線及びB−B′線に沿った断面図である。
本実施形態による半導体装置は、フラッシュメモリセル46が形成されたフラッシュメモリセル領域10と、周辺回路が形成された周辺回路領域12とを有している。周辺回路領域12は、NMOSトランジスタ62が形成されたNMOSトランジスタ領域12nと、PMOSトランジスタ66が形成されたPMOSトランジスタ領域12pとを有している。
シリコン基板14の表面には、フラッシュメモリセル領域10と周辺回路領域12との間に段差が形成されている。すなわち、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くなっている。周辺回路領域12におけるシリコン基板14の上面の高さは、フラッシュメモリセル領域10に形成されている後述するドープトアモルファスシリコン膜34の上面の高さと、ほぼ等しくなっている。
フラッシュメモリセル領域10と周辺回路領域12との境界近傍におけるシリコン基板14の表面における段差部16には、後述するように、フラッシュメモリセル46のトンネル酸化膜及びフローティングゲートを形成するためにそれぞれ用いられたシリコン酸化膜30及ドープトアモルファスシリコン膜34が残存している。
フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14には、素子分離のための溝18が形成されている。溝18は、フローティングゲート32を形成するためのドープトアモルファスシリコン膜34をパターニングする際に、シリコン基板14をもエッチングすることにより形成されている。即ち、溝18は、フローティングゲート32を形成するためのドープトアモルファスシリコン膜34をパターニングする際に、自己整合的に形成される。溝18には、シリコン酸化膜よりなる素子分離領域20aが形成されている。なお、フラッシュメモリセル領域10の周辺回路領域12との境界近傍におけるシリコン基板14には、溝18よりも深い素子分離のための溝22が形成されている。溝22には、シリコン酸化膜よりなる素子分離領域20bが形成されている。
周辺回路領域12におけるシリコン基板14には、素子分離のための溝24が形成されている。溝24の深さは、フラッシュメモリ領域10における溝18の深さよりも深く、フラッシュメモリセル領域10の周辺回路領域12との境界近傍における溝22の深さと同等になっている。溝24には、シリコン酸化膜よりなる素子分離領域20cが形成されている。
フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14内には、n型ディープウェル26が形成されている。n型ディープウェル26内には、n型ディープウェル26よりも浅いp型ウェル28が形成されている。
フラッシュメモリセル領域10において溝18に形成された素子分離領域20aにより画定された素子領域のシリコン基板14上には、トンネル酸化膜30を介してフローティングゲート32が形成されている。フローティングゲート32は、トンネル酸化膜30上に形成されたドープトアモルファスシリコン膜よりなる主要部34と、主要部34の素子分離領域20a側の側壁部分に形成されたドープトアモルファスシリコン膜よりなる側壁部36とを有している。溝18に埋め込まれた素子分離領域20aの間のシリコン基板14上には、複数のフローティングゲート32が配列して形成されている。
フローティングゲート32上には、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜構造のONO膜38を介して、ポリシリコン膜よりなるゲート電極(コントロールゲート)40が形成されている。コントロールゲート40は、溝18に形成された素子分離領域20aを跨いで複数のフローティングゲート32上を延在するストライプ状に形成されている。
コントロールゲート40の両側のシリコン基板14内には、LDD構造のソース/ドレイン領域42が形成されている。
コントロールゲート40の側壁部分及びフローティングゲート32の側壁部分には、サイドウォール絶縁膜44が形成されている。
こうして、フラッシュメモリ領域10に、フローティングゲート32と、コントロールゲート40と、ソース/ドレイン領域42とを有するスタックゲート構造のフラッシュメモリセル46が形成されている。
周辺回路領域12のNMOSトランジスタ領域12nのうちの所定のNMOSトランジスタが形成される領域におけるシリコン基板14内には、n型ディープウェル48が形成されている。n型ディープウェル48が形成された領域を含むNMOSトランジスタ領域12nにおけるシリコン基板14内には、n型ディープウェル48よりも浅いp型ウェル50が形成されている。
周辺回路領域12のPMOSトランジスタ領域12pにおけるシリコン基板14内には、n型ディープウェル48よりも浅いn型ウェル52が形成されている。
NMOSトランジスタ領域12nにおいて、溝24に形成された素子分離領域20cにより画定された素子領域のシリコン基板14上には、ゲート絶縁膜54を介してゲート電極56が形成されている。ゲート電極56の両側のシリコン基板14内には、LDD構造のソース/ドレイン領域58が形成されている。ゲート電極56の側壁部分には、サイドウォール絶縁膜60が形成されている。こうして、NMOSトランジスタ領域12nに、ゲート電極56と、ソース/ドレイン領域58とを有するNMOSトランジスタ62が形成されている。
PMOSトランジスタ領域12pにおいて、溝24に形成された素子分離領域20cにより画定された素子領域のシリコン基板14上には、ゲート絶縁膜54を介してゲート電極56が形成されている。ゲート電極56の両側のシリコン基板14内には、LDD構造のソース/ドレイン領域64が形成されている。ゲート電極56の側壁部分には、サイドウォール絶縁膜60が形成されている。こうして、PMOSトランジスタ領域12pに、ゲート電極56と、ソース/ドレイン領域64とを有するPMOSトランジスタ66が形成されている。
フラッシュメモリセル領域10におけるコントロールゲート40上、及びソース/ドレイン領域42上には、シリサイド膜68が形成されている。周辺回路領域12におけるゲート電極56上、及びソース/ドレイン領域58、64上には、シリサイド膜68が形成されている。
フラッシュメモリセル領域10においてフラッシュメモリセル46が形成されていない周辺回路領域12側の領域、及び周辺回路領域12においてトランジスタが形成されていないフラッシュメモリセル領域10側の領域においては、シリコン基板14上、素子分離領域20b、20c上、及び段差部16におけるドープトアモルファスシリコン膜34上に、ONO膜38が形成されている。
フラッシュメモリセル領域10においてフラッシュメモリセル46が形成され、周辺回路領域12においてNMOSトランジスタ62及びPMOSトランジスタ66が形成されたシリコン基板14上には、層間絶縁膜70が形成されている。
フラッシュメモリセル領域10においては、層間絶縁膜70に、コントロールゲート40上のシリサイド膜68に達するコンタクトホール72と、ソース/ドレイン領域42上のシリサイド膜68に達するコンタクトホール74とが形成されている。コンタクトホール72内には、コントロールゲート40に電気的に接続された電極プラグ76が埋め込まれている。コンタクトホール74内には、ソース/ドレイン領域42に電気的に接続された電極プラグ78が埋め込まれている。
周辺回路領域12においては、層間絶縁膜70に、ゲート電極56上のシリサイド膜68に達するコンタクトホール80と、ソース/ドレイン領域58、64上のシリサイド膜68に達するコンタクトホール82、84とが形成されている。コンタクトホール80内には、ゲート電極56に電気的に接続された電極プラグ86が埋め込まれている。コンタクトホール82、84内には、ソース/ドレイン領域58、64に電気的に接続された電極プラグ88、90が埋め込まれている。
こうして、本実施形態による半導体装置が構成されている。
本実施形態による半導体装置は、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くなるようにシリコン基板14の表面に段差が形成されており、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14には浅い素子分離のための溝18が形成され、周辺回路領域12におけるシリコン基板14には溝18よりも深い素子分離のための溝24が形成されていることに主たる特徴の一つがある。
本実施形態によれば、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くなるようにシリコン基板14の表面に段差が形成されているため、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34の上面の高さと、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の上面の高さとをほぼ等しくすることが可能となる。周辺回路領域12におけるシリコン基板14の上面の高さと、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34の上面の高さとをほぼ等しくすることができるため、後述するように、周辺回路領域12におけるシリコン基板14とフラッシュメモリセル領域10におけるドープトアモルファスシリコン膜34とをパターニングするためのフォトレジスト膜104(図13参照)を露光する際に、極めて高精度な露光を行うことが可能となる。このため、本実施形態によれば、周辺回路領域12におけるシリコン基板14と、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34とを高精度にパターニングすることができ、ひいては、微細なメモリセルを有する半導体装置を提供することができる。
しかも、本実施形態によれば、ドープトアモルファスシリコン膜34の下にエッチングレートの遅いトンネル酸化膜30が存在しているため、後述するように、フラッシュメモリセル領域10におけるエッチングレートを遅くすることができる。このため、周辺回路領域12における溝24を比較的深く形成しうる一方、フラッシュメモリ領域10における溝18を比較的浅く形成することができる。
また、本実施形態による半導体装置は、後述するように、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34をパターニングする際に、溝18をも形成することにも主たる特徴の一つがある。即ち、本実施形態による半導体装置は、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34をパターニングする際に、自己整合的に溝18を形成することにも主たる特徴の一つがある。
本実施形態によれば、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34をパターニングする際に溝18をも形成するため、高精度なパターンの重ね合わせを要することなく溝18を形成することができる。このため、本実施形態によれば、メモリセルの微細化に容易に対応することができる。
さらに、本実施形態による半導体装置は、フローティングゲート32が、形成する際に溝18が自己整合的に形成される主要部34と、主要部34の側壁部分に形成された側壁部36とから構成されていることにも主たる特徴の一つがある。
フローティングゲート32の側壁部36により、フローティングゲート32が主要部34のみから構成されている場合と比較して、フローティングゲート32とコントロールゲート40との間の容量を大きくすることが可能となる。このため、本実施形態によれば、メモリセルをより微細化した場合であっても、フローティングゲート32とコントロールゲート40との間の容量を十分に確保することが可能となる。このため、本実施形態によれば、メモリセルを微細化した場合であっても、所望のカップリング比を得ることができ、電気的特性の良好なメモリセルを得ることができる。
次に、本実施形態による半導体装置の製造方法について図2乃至図41を用いて説明する。図2乃至図41における(a)は平面図であり、図2乃至図37における(b)はそれぞれ図2乃至図37における(a)のA−A′線に沿った断面図、図38乃至図41における(b)はそれぞれ図38乃至図41における(a)のA−A′線及びB−B′線に沿った断面図である。
まず、シリコン基板14上に、例えば熱酸化法により、犠牲酸化膜として例えば膜厚10nmのシリコン酸化膜92を成長する(図2参照)。
次いで、フォトリソグラフィーにより、シリコン酸化膜92上に、周辺回路領域12を覆い、フラッシュメモリセル領域10を露出するフォトレジスト膜94を形成する(図3参照)。
次いで、フォトレジスト膜94をマスクとしてイオン注入を行い、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14内に、n型ディープウェル26を形成する(図4参照)。
次いで、フォトレジスト膜94をマスクとしてイオン注入を行い、n型ディープウェル26内に、p型ウェル28を形成する(図5参照)。
次いで、例えばウェットエッチングにより、フォトレジスト膜94をマスクとしてシリコン酸化膜92をエッチングし、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン酸化膜92を除去する(図6参照)。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜94を除去する。
次いで、例えばケミカルドライエッチングにより、シリコン酸化膜92をマスクとしてシリコン基板14の表層部をエッチングし、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面を、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くする(図7参照)。このとき、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の上面の高さが、フラッシュメモリセル領域10に形成される後述するドープトアモルファスシリコン膜34の上面の高さとほぼ等しくなるように、シリコン基板14の表面に段差を形成する。具体的には、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面と周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面との間の段差は、例えば70nmに形成する。
なお、フォトレジスト膜94を除去した上で、シリコン酸化膜92のみをマスクとしてシリコン基板14をエッチングしているのは、フォトレジスト膜94に含まれる有機物によりシリコン基板14の表面が汚染されるのを防止するためである。
こうしてフラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面と周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面との間に段差を形成した後、例えばウェットエッチングによりシリコン酸化膜92を除去する(図8参照)。
次いで、シリコン基板14上に、例えば熱酸化法により、犠牲酸化膜として例えば膜厚5〜200nmのシリコン酸化膜を成長する。これにより、シリコン基板14の表面のダメージを回復する。続いて、例えばウェットエッチングにより、このシリコン酸化膜を除去する。
次いで、シリコン基板14上に、例えば熱酸化法により、例えば膜厚10nmのシリコン酸化膜30を成長する。このシリコン酸化膜30は、後述するように、フラッシュメモリセル46のトンネル酸化膜として用いられるものである。
次いで、シリコン酸化膜30上に、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、例えば膜厚70nmのドープトアモルファスシリコン膜34を堆積する(図9参照)。このドープトアモルファスシリコン膜34は、後述するように、フラッシュメモリセル46のフローティングゲート32の主要部として用いられるものである。
なお、フラッシュメモリセル領域10におけるドープトアモルファスシリコン膜34の上面の高さと、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の上面の高さとがほぼ等しくなるように、ドープトアモルファスシリコン膜34の厚さを設定することが望ましい。周辺回路領域12におけるシリコン基板14の上面の高さと、フラッシュメモリセル10におけるドープトアモルファスシリコン膜34の上面の高さとをほぼ等しくすることにより、後工程において、周辺回路領域12におけるシリコン基板14とフラッシュメモリセル領域10におけるドープトアモルファスシリコン膜34とをパターニングするためのフォトレジスト膜104(図13参照)を露光する際に、極めて高精度な露光を行うことが可能となるためである。これにより、周辺回路領域12におけるシリコン基板14と、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34とを高精度にパターニングすることができ、ひいては、微細なメモリセルを有する半導体装置を提供することが可能となる。
次いで、フォトリソグラフィーにより、ドープトアモルファスシリコン膜34上に、フラッシュメモリセル領域10におけるフラッシュメモリセル46の形成予定領域を覆い、他の領域を露出するフォトレジスト膜96を形成する(図10参照)。
次いで、フォトレジスト膜96をマスクとして、例えばドライエッチングにより、ドープトアモルファスシリコン膜34をエッチングし、フラッシュメモリセル46の形成予定領域以外のドープトアモルファスシリコン膜34を除去する(図11参照)。なお、シリコン基板14の表面の段差部16には、ドープトアモルファスシリコン膜34が残存する。
次いで、フォトレジスト膜96をマスクとして、シリコン酸化膜30をエッチングする。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜96を除去する。
次いで、例えば10nm相当の熱酸化を行い、シリコン基板14上及びドープトアモルファスシリコン膜34上に、犠牲酸化膜としてシリコン酸化膜98を成長する。
次いで、シリコン酸化膜98上に、例えばCVD法により、例えば膜厚100nmのシリコン窒化膜100を堆積する(図12参照)。
次いで、フォトリソグラフィーにより、シリコン窒化膜100上に、素子分離のための溝18、22、24の形成予定領域を露出する開口部102a、102b、102cを有するフォトレジスト膜104を形成する(図13参照)。上述したように、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の上面の高さと、フラッシュメモリセル10におけるドープトアモルファスシリコン膜34の上面の高さとがほぼ等しく設定されているため、フォトリソグラフィーによりフォトレジスト膜104を露光する際に、極めて高精度な露光を行うことが可能となる。これにより、周辺回路領域12におけるシリコン基板14と、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34とを高精度にパターニングすることができ、ひいては、微細なメモリセルを有する半導体装置を提供することが可能となる。
次いで、フォトレジスト膜104をマスクとして、例えばドライエッチングによりシリコン窒化膜100をエッチングし、シリコン窒化膜100に、素子分離のための溝18、22、24の形成予定領域を露出する開口部106a、106b、106cを形成する(図14参照)。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜104を除去する(図14参照)。
次いで、シリコン窒化膜100をマスクとして、例えばドライエッチングにより、開口部106a内に露出するシリコン酸化膜98、ドープトアモルファスシリコン膜34、シリコン酸化膜30、及びシリコン基板14をエッチングするとともに、開口部106b、106cに露出するシリコン酸化膜98及びシリコン基板14をエッチングする(図15、図16、図17参照)。これにより、フラッシュメモリセル領域10に素子分離のための溝18、22を形成するとともに、周辺回路領域12に素子分離のための溝24を形成する(図17参照)。この際、エッチング条件には、シリコン層(ドープトアモルファスシリコン膜34、シリコン基板14)のシリコン酸化膜に対する選択比が例えば10となる条件を用いる。なお、エッチングを行う際のシリコン層のシリコン酸化膜に対する選択比は10に限定されるものではなく、形成すべき溝18、22、24の深さ等に応じて適宜変更することができる。
ここで、シリコン酸化膜98がエッチングにより除去された後、溝22、24の形成予定領域を露出する開口部106b、106c内においては、シリコン層(シリコン基板14)のみがエッチングされる。これに対し、溝18の形成予定領域を露出する開口部106a内においては、ドープトアモルファスシリコン膜34下にシリコン酸化膜30が存在している。このシリコン層とエッチング特性が異なるシリコン酸化膜30のために、開口部106a内におけるエッチングの進行は、開口部106b、106c内におけるエッチングの進行と比較して遅くなる。これにより、溝18は、溝22、24と比較して浅く形成される。
具体的には、まず、開口部106a内においてドープトアモルファスシリコン膜34がエッチングされるのに対して、開口部106b、106c内においては、エッチングされたドープトアモルファスシリコン膜34の膜厚と同等の深さの分だけシリコン基板14がエッチングされ、シリコン基板14に溝22、24が形成される(図15参照)。例えば、開口部106a内において膜厚60nmのドープトアモルファスシリコン膜34がエッチングされるのに対して、開口部106b、106c内においては60nmの深さの分だけシリコン基板14がエッチングされ、シリコン基板14に深さ60nmの溝22、24が形成される。
図15は、開口部106a内にシリコン酸化膜30が露出するまでエッチングが進行した状態を示している。
この後、エッチングを更に進行させると、開口部106a内においてはシリコン酸化膜30が比較的遅い速度でエッチングされるのに対して、開口部106b、106c内においては、シリコン基板14が比較的速い速度でエッチングされる(図16参照)。例えば、シリコン層のシリコン酸化膜に対する選択比が10となるエッチング条件を用いた場合、開口部106a内において膜厚10nmのシリコン酸化膜30がエッチングされるのに対して、開口部106b、106c内においては、100nmの深さの分だけ更にシリコン基板14がエッチングされ、溝22、24の深さは合計160nmとなる。
図16は、開口部106a内にシリコン基板14が露出するまでエッチングが進行した状態を示している。
この後、エッチングを更に進行させると、開口部106a内及び開口部106b、106c内において、ほぼ同じ速度でエッチングが更に進行する(図17参照)。例えば、開口部106a内において140nmの深さの分だけシリコン基板14がエッチングされる場合には、開口部106b、106c内においても、140nmの深さの分だけ更にシリコン基板14がエッチングされ、溝22、24の深さは合計300nmとなる。こうして、開口部106a内におけるシリコン基板14に深さ140nmの溝18が形成されるのに対して、開口部106b、106c内におけるシリコン基板14には溝18よりも深い深さ300nmの溝22、24が形成される。
上述のように素子分離のための溝18、22、24が形成される間、フラッシュメモリセル領域10においては、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34及びシリコン酸化膜30がパターニングされる。すなわち、本実施形態による半導体装置の製造方法は、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34をパターニングする際に、自己整合的に溝18を形成する。このように、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34をパターニングする際に溝18をも形成するため、高精度なパターンの重ね合わせを要することなく溝18を形成することができる。このため、本実施形態によれば、メモリセルの微細化に容易に対応することができる。
次いで、熱酸化等を行って溝18、22、24の内面にライナー用のシリコン酸化膜(図示せず)を形成した後、全面に、例えば高密度プラズマCVD法により、例えば膜厚500〜900nmのシリコン酸化膜20を堆積する(図18参照)。
次いで、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により、シリコン窒化膜100の表面が露出するまでシリコン酸化膜20を研磨し、シリコン窒化膜100上のシリコン酸化膜20を除去する。こうして、シリコン基板14に形成された溝18、22、24にシリコン酸化膜20を埋め込む。
こうして、STI法により、深さの異なる溝18、22、24に埋め込まれたシリコン酸化膜よりなる素子分離領域20a、20b、20cが形成される(図19参照)。
なお、本実施形態のようにシリコン基板14の表面に段差を形成しない場合には、以下のような不都合が生じる場合がある。以下、シリコン基板14の表面に段差を形成しない場合について図42乃至図48を用いて説明する。
まず、上記と同様にしてn型ディープウェル26及びp型ウェル28が形成されたシリコン基板14上に、表面に段差を形成せずに、例えば熱酸化法により、例えば膜厚9.5nmのシリコン酸化膜30を成長する。
次いで、シリコン酸化膜30上に、例えばCVD法により、例えば膜厚70nmのドープトアモルファスシリコン膜34を堆積する(図42(a)参照)。
次いで、フォトリソグラフィーにより、ドープトアモルファスシリコン膜34上に、フラッシュメモリセル領域10におけるフラッシュメモリセル46の形成予定領域を覆い、他の領域を露出するフォトレジスト膜96を形成する(図42(b)参照)。
次いで、フォトレジスト膜96をマスクとして、例えばドライエッチングにより、ドープトアモルファスシリコン膜34をエッチングし、フラッシュメモリセル領域10以外のドープトアモルファスシリコン膜34を除去する(図43(a)参照)。
次いで、フォトレジスト膜96をマスクとして、シリコン酸化膜30をエッチングする。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜96を除去する。
次いで、例えば10nm相当の熱酸化を行い、シリコン基板14上及びドープトアモルファスシリコン膜34上に、犠牲酸化膜としてシリコン酸化膜98を成長する。
次いで、シリコン酸化膜98上に、例えばCVD法により、例えば膜厚100nmのシリコン窒化膜100を堆積する(図43(b)参照)。
次いで、フォトリソグラフィーにより、シリコン窒化膜100上に、素子分離のための溝18、24の形成予定領域を露出する開口部102a、102cを有するフォトレジスト膜104を形成する(図44(a)参照)。
次いで、フォトレジスト膜104をマスクとして、例えばドライエッチングによりシリコン窒化膜100をエッチングし、シリコン窒化膜100に、素子分離のための溝18、24の形成予定領域を露出する開口部106a、106cを形成する(図44(b)参照)。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜104を除去する(図44(b)参照)。
次いで、シリコン窒化膜100をマスクとして、例えばドライエッチングにより、開口部106a内に露出するシリコン酸化膜98、ドープトアモルファスシリコン膜34、シリコン酸化膜30、及びシリコン基板14をエッチングするとともに、開口部106c内に露出するシリコン酸化膜98及びシリコン基板14をエッチングする(図45(a)、図45(b)、図46参照)。これにより、フラッシュメモリセル領域10に素子分離のための溝18を形成するとともに、周辺回路領域12に素子分離のための溝24を形成する(図46参照)。
ここで、シリコン酸化膜98がエッチングにより除去された後、溝24の形成予定領域を露出する開口部106c内においては、シリコン層(シリコン基板14)のみがエッチングされる。これに対し、溝18の形成予定領域を露出する開口部106a内においては、ドープトアモルファスシリコン膜34下にシリコン酸化膜30が存在している。このシリコン層とエッチング特性が異なるシリコン酸化膜30のために、開口部106a内におけるエッチングの進行は、開口部106c内におけるエッチングの進行と比較して遅くなる。これにより、溝18は、溝24と比較して浅く形成される。
具体的には、まず、開口部106a内においてドープトアモルファスシリコン膜34がエッチングされるのに対して、開口部106c内においては、エッチングされたドープトアモルファスシリコン膜34の膜厚と同等の深さの分だけシリコン基板14がエッチングされ、シリコン基板14に溝24が形成される(図45(a)参照)。例えば、開口部106a内において膜厚60nmのドープトアモルファスシリコン膜34がエッチングされるのに対して、開口部106c内においては60nmの深さの分だけシリコン基板14がエッチングされ、シリコン基板14に深さ60nmの溝24が形成される。
図45(a)は、開口部106a内にシリコン酸化膜30が露出するまでエッチングが進行した状態を示している。
この後、エッチングを更に進行させると、開口部106a内においてはシリコン酸化膜30が比較的遅い速度でエッチングされるのに対して、開口部106c内においては、シリコン基板14が比較的速い速度でエッチングされる(図45(b)参照)。例えば、シリコン層のシリコン酸化膜に対する選択比が10となるエッチング条件を用いた場合、開口部106a内において膜厚9.5nmのシリコン酸化膜30がエッチングされるのに対して、開口部106c内においては、95nmの深さの分だけ更にシリコン基板14がエッチングされ、溝24の深さは合計155nmとなる。
図45(b)は、開口部106a内にシリコン基板14が露出するまでエッチングが進行した状態を示している。
この後、エッチングを更に進行させると、開口部106a内及び開口部106c内において、ほぼ同じ速度でエッチングが更に進行する(図46参照)。例えば、開口部106a内において125nmの深さの分だけシリコン基板14がエッチングされる場合には、開口部106c内においても、125nmの深さの分だけ更にシリコン基板14がエッチングされ、溝24の深さは合計280nmとなる。こうして、開口部106a内におけるシリコン基板14に深さ125nmの溝18が形成されるのに対して、開口部106c内におけるシリコン基板14には溝18よりも深い深さ280nmの溝24が形成される。
上述のように素子分離のための溝18、24が形成される間、フラッシュメモリセル領域10においては、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34及びシリコン酸化膜30がパターニングされる。すなわち、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34をパターニングする際に、自己整合的に溝18を形成する。
次いで、熱酸化等を行って溝18、24の内面にライナー用のシリコン酸化膜(図示せず)を形成した後、全面に、例えば高密度プラズマCVD法により、例えば膜厚500〜900nmのシリコン酸化膜20を堆積する(図47参照)。
次いで、例えばCMP法により、シリコン窒化膜100の表面が露出するまでシリコン酸化膜20を研磨し、シリコン窒化膜100上のシリコン酸化膜20を除去する。こうして、シリコン基板14に形成された溝18、24にシリコン酸化膜20を埋め込む。
こうして、STI法により、深さの異なる溝18、24に埋め込まれたシリコン酸化膜よりなる素子分離領域20a、20cが形成される(図48参照)。
しかしながら、シリコン基板14の表面に段差を形成していないと、周辺回路領域12におけるシリコン窒化膜100が露出するまでシリコン酸化膜20を研磨すると、フラッシュメモリセル領域10においては、シリコン窒化膜100がすべて除去される場合がある。このような場合、フローティングゲート(ドープトアモルファスシリコン膜34)上のシリコン酸化膜98、更にはドープトアモルファスシリコン膜34までがCMP法による研磨によってダメージを受けてしまう。こうして、フラッシュメモリセル領域10において、シリコン窒化膜100が除去され、シリコン酸化膜98、更にはドープトアモルファスシリコン膜34までが露出すると、その後の工程を行うことが不可能となる。
このような不都合が生じるシリコン基板14の表面に段差を形成していない場合に対して、本実施形態では、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くなるようにシリコン基板14の表面に段差を形成している。このため、素子分離領域20a、20b、20cを形成するためのCMP法による研磨の際に、ドープトアモルファスシリコン膜34上のシリコン窒化膜100が除去されるのを回避することができる。なお、ドープトアモルファスシリコン膜34上のシリコン窒化膜100が除去されるのを確実に回避するためには、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面の高さが、フラッシュメモリセル領域10に形成されるドープトアモルファスシリコン膜34の上面の高さとほぼ等しく又はそれ以上になるように、シリコン基板14の表面に段差を形成する。
したがって、本実施形態による半導体装置の製造方法では、ドープトアモルファスシリコン膜34上のシリコン酸化膜98やドープトアモルファスシリコン膜34がCMP法による研磨によってダメージを受けたり、素子分離領域20a、20b、20cを形成した後の工程が不可能となったりするような不都合が生じることはない。
シリコン基板14の表面に段差を形成することにより上述のような不都合を伴うことなく素子分離領域20a、20b、20cを形成した後、フォトリソグラフィーにより、周辺回路領域12及びフラッシュメモリセル領域10における周辺回路領域12側の境界領域を覆い、フラッシュメモリセル領域10におけるフラッシュメモリセル46の形成予定領域を露出するフォトレジスト膜108を形成する。
次いで、フォトレジスト膜108をマスクとして、例えばドライエッチングにより、フラッシュメモリセル形成予定領域における素子分離領域20aの上部を、例えば厚さ140nmの分だけエッチング除去する(図20参照)。このとき、素子分離領域20aの上面が、トンネル酸化膜30の上面よりも僅かに高い位置又はトンネル酸化膜30の上面と同等の位置となるように、素子分離領域20aの上部をエッチングする。
次いで、全面に、例えばCVD法により、例えば膜厚120nmのドープトアモルファスシリコン膜36を堆積する(図21参照)。これにより、隣接するフローティングゲート32の主要部34間の素子分離領域20a上の開口部にドープトアモルファスシリコン膜36を埋め込む。
次いで、ドープトアモルファスシリコン膜36をエッチバックし、素子分離領域20a上のみにドープトアモルファスシリコン膜36を残存させ、他の領域のドープトアモルファスシリコン膜36を除去する。このとき、素子分離領域20a上のドープトアモルファスシリコン膜36の上面が、フローティングゲート32の主要部34上のシリコン酸化膜98の上面と同等の位置となるように、ドープトアモルファスシリコン膜36をエッチバックする。
次いで、例えば熱酸化法により、ドープトアモルファスシリコン膜36の表面に、例えば膜厚10nmのシリコン酸化膜110を成長する(図22参照)。
次いで、全面に、例えばCVD法により、スペーサ膜として例えば膜厚5nmのシリコン窒化膜112を堆積する(図23参照)。
次いで、シリコン窒化膜112をエッチバックし、フローティングゲート32の主要部34上のシリコン窒化膜100の側壁部分のみにシリコン窒化膜112を残存させ、他の領域のシリコン窒化膜112を除去する。
次いで、シリコン窒化膜112をマスクとして、例えばドライエッチングにより、ドープトアモルファスシリコン膜36をエッチングし、フローティングゲート32の主要部34の側壁部分に、ドープトアモルファスシリコン膜36を残存させる(図24参照)。
こうして、フローティングゲート32の主要部34の側壁部分に、ドープトアモルファスシリコン膜よりなるフローティングゲート32の側壁部36が自己整合的に形成される。この側壁部36により、フローティングゲート32を主要部34のみで構成する場合と比較して、隣接するフローティングゲート32間の間隔を更に狭めることができる。これにより、フローティングゲート32とコントロールゲート40との間の容量を大きくすることが可能となる。このため、本実施形態によれば、メモリセルをより微細化した場合であっても、フローティングゲート32とコントロールゲート40との間の容量を十分に確保することが可能となる。このため、本実施形態によれば、メモリセルを微細化した場合であっても、所望のカップリング比を得ることができ、電気的特性の良好なメモリセルを得ることができる。
次いで、全面に、例えばTEOSを原料ガスとして用いたCVD法により、例えば膜厚100nmのシリコン酸化膜114を堆積する(図25参照)。
次いで、例えばウェットエッチングを用いてシリコン酸化膜114をエッチバックする。これにより、フローティングゲート32間にシリコン酸化膜114が埋め込まれ、他の領域のシリコン酸化膜114が除去される。この際、シリコン酸化膜よりなる素子分離領域20b、20cをもエッチバックする(図26参照)。素子分離領域20cは、素子分離領域20cの上面と素子分離領域20cにより画定される素子領域の上面との段差が、周辺回路領域12において素子を形成するのに十分に小さくなるまでエッチバックする。具体的には、シリコン酸化膜114は、フローティングゲート32間に埋め込まれたシリコン酸化膜114の上面が、シリコン窒化膜100の上面から例えば70nm下方に位置するまでエッチバックする。これに伴い、素子分離領域20b、20cもエッチングバックされ、素子分離領域20b、20cの上面も、シリコン窒化膜100の上面から例えば70nm低くなる。
次いで、例えばリン酸を用いたウェットエッチングにより、シリコン窒化膜100、112を除去する(図27参照)。このとき、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34、36の周囲は、シリコン酸化膜98、110、114により覆われている。このため、ドープトアモルファスシリコン膜34、36は、エッチングから保護される。なお、フローティングゲート32として用いられない不要なドープトアモルファスシリコン膜の残膜(図示せず)は、このウェットエッチングにより除去される。
次いで、フォトリソグラフィーにより、周辺回路領域12を覆い、フラッシュメモリセル領域10を露出するフォトレジスト膜116を形成する。
次いで、フォトレジスト膜116をマスクとして、例えばウェットエッチングにより、素子分離領域20a上のシリコン酸化膜114、及びフローティングゲート32(ドープトアモルファスシリコン膜34、36)上のシリコン酸化膜98、110を除去する(図28参照)。このとき、フラッシュメモリセル領域10の周辺回路領域12側の境界領域における素子分離領域20bの上部もエッチングされる。これにより、素子分離領域20bの上面は、素子分離領域20aの上面と同等の位置まで低くなる。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜116を除去する。
次いで、全面に、例えばCVD法により例えば膜厚6nmのシリコン酸化膜と例えば膜厚10nmのシリコン窒化膜とを順次堆積した後、シリコン窒化膜の表面を熱酸化し、膜厚5nm程度のシリコン酸化膜を成長する。これにより、全面に、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜構造のONO膜38を形成する(図29参照)。
次いで、フォトリソグラフィーにより、周辺回路領域12におけるNMOSトランジスタ領域12nのうち所定のNMOSトランジスタ62が形成されるNMOSトランジスタ領域12nを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜118を形成する。
次いで、フォトレジスト膜118をマスクとしてイオン注入を行い、周辺回路領域12におけるNMOSトランジスタ領域12nのうち所定のNMOSトランジスタ62が形成されるNMOSトランジスタ領域12nにおけるシリコン基板14内に、n型ディープウェル48を形成する(図30参照)。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜118を除去する。
次いで、フォトリソグラフィーにより、周辺回路領域12におけるn型ディープウェル48が形成されたNMOSトランジスタ領域12n及びn型ディープウェル48が形成されていないNMOSトランジスタ領域12nの両領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜120を形成する。
次いで、フォトレジスト膜120をマスクとしてイオン注入を行い、周辺回路領域12のNMOSトランジスタ領域12nにおけるシリコン基板14内に、p型ウェル50を形成する(図31参照)。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜120を除去する。
次いで、フォトリソグラフィーにより、周辺回路領域12におけるPMOSトランジスタ領域12pを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜122を形成する。
次いで、フォトレジスト膜122をマスクとしてイオン注入を行い、周辺回路領域12のPMOSトランジスタ領域12pにおけるシリコン基板14内に、n型ウェル52を形成する(図32参照)。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜122を除去する。
次いで、フォトリソグラフィーにより、周辺回路領域12におけるNMOSトランジスタ領域12n及びPMOSトランジスタ領域12pを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜124を形成する。
次いで、例えばドライエッチングにより、フォトレジスト膜124をマスクとしてONO膜38をエッチングし、周辺回路領域12におけるNMOSトランジスタ領域12n及びPMOSトランジスタ領域12pのONO膜38を除去する(図33参照)。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜124を除去する。
次いで、周辺回路領域12におけるNMOSトランジスタ領域12n及びPMOSトランジスタ領域12pのシリコン基板14上に、例えば熱酸化法により、例えば膜厚1〜20nmのシリコン酸化膜よりなるゲート絶縁膜54を形成する。
次いで、全面に、例えばCVD法により、例えば膜厚120nmのポリシリコン膜126を堆積する(図34参照)。
次いで、フォトリソグラフィー及びドライエッチングにより、フラッシュメモリセル領域10におけるポリシリコン膜126をパターニングし、周辺回路領域12におけるポリシリコン膜126をパターニングする。こうして、フラッシュメモリセル領域10においてポリシリコン膜126よりなるゲート電極(コントロールゲート)40を形成し、周辺回路領域12においてポリシリコン膜126よりなるゲート電極56を形成する。さらに、フラッシュメモリセル領域10において、フォトリソグラフィー及びドライエッチングにより、コントロールゲート40下のONO膜38及びフローティングゲート32をパターニングする(図35参照)。
ここで、シリコン基板14の表面に形成された段差により、ポリシリコン膜126が形成される基板面は、トンネル酸化膜30及びフローティングゲート32に起因する段差が緩和され平坦性が確保されている。したがって、ポリシリコン膜126を平坦に形成することができる。このため、ポリシリコン膜126をパターニングするためのフォトレジスト膜(図示せず)を露光する際に、極めて高精度な露光を行うことができる。したがって、微細なコントロールゲート40及び微細なゲート電極56を高精度で形成することができる。
次いで、フォトリソグラフィーにより、フラッシュメモリセル領域10を露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。次いで、このフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行い、フラッシュメモリセル46のソース/ドレイン領域42のLDD領域42aを形成する。LDD領域42aを形成した後、例えばアッシングにより、マスクとして用いたフォトレジスト膜を除去する。
次いで、フォトリソグラフィーにより、NMOSトランジスタ領域12nを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。次いで、このフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行い、NMOSトランジスタ62のソース/ドレイン領域58のLDD領域58aを形成する。LDD領域58aを形成した後、例えばアッシングにより、マスクとして用いたフォトレジスト膜を除去する。
次いで、フォトリソグラフィーにより、PMOSトランジスタ領域12pを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。次いで、このフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行い、PMOSトランジスタ66のソース/ドレイン領域64のLDD領域64aを形成する。LDD領域64aを形成した後、例えばアッシングにより、マスクとして用いたフォトレジスト膜を除去する。
こうして、フラッシュメモリセル46のソース/ドレイン領域42のLDD領域42a、NMOSトランジスタ62のソース/ドレイン領域58のLDD領域58a、及びPMOSトランジスタ66のソース/ドレイン領域64のLDD領域64aを形成する(図36参照)。
次いで、全面に、例えばCVD法により、例えば膜厚1〜100nmのシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜を形成する。次いで、このシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜をエッチバックし、ゲート電極(コントロールゲート)40及びフローティングゲート32の側壁部分にシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜よりサイドウォール絶縁膜44を形成し、ゲート電極56の側壁部分にシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜よりなるサイドウォール絶縁膜60を形成する(図37参照)。
次いで、フォトリソグラフィーにより、フラッシュメモリセル領域10を露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。次いで、このフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行い、フラッシュメモリセル46のソース/ドレイン領域42を形成する。ソース/ドレイン領域42を形成した後、例えばアッシングにより、マスクとして用いたフォトレジスト膜を除去する。
次いで、フォトリソグラフィーにより、NMOSトランジスタ領域12nを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。次いで、このフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行い、NMOSトランジスタ62のソース/ドレイン領域58を形成する。ソース/ドレイン領域58を形成した後、例えばアッシングにより、マスクとして用いたフォトレジスト膜を除去する。
次いで、フォトリソグラフィーにより、PMOSトランジスタ領域12pを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。次いで、このフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行い、PMOSトランジスタ66のソース/ドレイン領域64を形成する。ソース/ドレイン領域64を形成した後、例えばアッシングにより、マスクとして用いたフォトレジスト膜を除去する。
こうして、フラッシュメモリセル46のソース/ドレイン領域42、NMOSトランジスタ62のソース/ドレイン領域58、及びPMOSトランジスタ66のソース/ドレイン領域64を形成する(図38参照)。
次いで、周知のサリサイドプロセスにより、コントロールゲート40上、ゲート電極56上、及びソース/ドレイン領域42、58、64上を選択的にシリサイド化し、コントロールゲート40上、ゲート電極56上、及びソース/ドレイン領域42、58、64上にシリサイド膜68を形成する(図39参照)。
このようにして、シリコン基板14上に、フラッシュメモリセル46、NMOSトランジスタ62、及びPMOSトランジスタ66を形成する。
次いで、フラッシュメモリセル46等が形成されたシリコン基板14上に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜を形成し、このシリコン酸化膜の表面を例えばCMP法により平坦化する。こうして、例えば膜厚250〜500nmのシリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜70を形成する(図40参照)。
次いで、層間絶縁膜72にコンタクトホール72、74、80、82、84を形成した後、コンタクトホール72、74、80、82、84に埋め込まれた電極プラグ76、78、86、88、90を形成する(図41参照)。
こうして、図1に示す本実施形態による半導体装置が製造される。
このように、本実施形態によれば、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くなるようにシリコン基板14の表面に段差を形成するので、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34の上面の高さと、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の上面の高さとをほぼ等しくすることができる。したがって、周辺回路領域12におけるシリコン基板14とフラッシュメモリセル領域10におけるドープトアモルファスシリコン膜34とをパターニングするためのフォトレジスト膜104を露光する際に、極めて高精度な露光を行うことが可能となる。このため、本実施形態によれば、周辺回路領域12におけるシリコン基板14と、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34とを高精度にパターニングすることができ、ひいては、微細なメモリセルを有する半導体装置を提供することができる。
しかも、本実施形態によれば、ドープトアモルファスシリコン膜34の下にエッチングレートの遅いトンネル酸化膜30が存在しているため、フラッシュメモリセル領域10におけるエッチングレートを遅くすることができる。このため、周辺回路領域12における溝24を比較的深く形成しうる一方、フラッシュメモリ領域10における溝18を比較的浅く形成することができる。
また、本実施形態によれば、シリコン基板14の表面に形成された段差により、コントロールゲート40及びゲート電極56を形成するためのポリシリコン膜126が形成される基板面の平坦性を確保することができ、ポリシリコン膜126を平坦に形成することができる。このため、ポリシリコン膜126をパターニングするためのフォトレジスト膜を露光する際に、極めて高精度な露光を行うことができる。したがって、微細なコントロールゲート40及び微細なゲート電極56を高精度で形成することができる。
また、本実施形態によれば、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34をパターニングする際に、自己整合的に溝18を形成するので、高精度なパターンの重ね合わせを要することなく溝18を形成することができる。このため、本実施形態によれば、メモリセルの微細化に容易に対応することができる。
さらに、本実施形態によれば、フローティングゲート32を、形成する際に溝18が自己整合的に形成される主要部34と、主要部34の側壁部分に形成された側壁部36とから構成するので、フローティングゲート32が主要部34のみから構成されている場合と比較して、フローティングゲート32とコントロールゲート40との間の容量を大きくすることが可能となる。このため、本実施形態によれば、メモリセルをより微細化した場合であっても、フローティングゲート32とコントロールゲート40との間の容量を十分に確保することが可能となる。このため、本実施形態によれば、メモリセルを微細化した場合であっても、所望のカップリング比を得ることができ、電気的特性の良好なメモリセルを得ることができる。
(変形例)
次に、本実施形態の変形例による半導体装置の製造方法について図49乃至図51を用いて説明する。図49乃至図51は本変形例による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
本変形例による半導体装置の製造方法は、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表層部を選択的に酸化してシリコン酸化膜を形成し、このシリコン酸化膜を除去することにより、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くなるようにシリコン基板14の表面に段差を形成することに特徴がある。
フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14内にn型ディープウェル26及びp型ウェル28を形成するまでの工程は、図2乃至図5に示す上記の場合と同様であるので説明を省略する。
次いで、n型ディープウェル26及びp型ウェル28を形成するためのフォトレジスト膜94を例えばアッシングにより除去した後、シリコン酸化膜92上に、例えばCVD法により、例えば膜厚110nmのシリコン窒化膜128を堆積する(図49(a)参照)。
次いで、フォトリソグラフィーにより、フラッシュメモリセル領域10を露出し、周辺回路領域12を覆うフォトレジスト膜130を形成する。
次いで、例えばウェットエッチングにより、フォトレジスト膜130をマスクとしてシリコン窒化膜128をエッチングし、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン窒化膜128を除去する(図49(b)参照)。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜130を除去する。
次いで、例えば熱酸化法により、シリコン窒化膜130をマスクとしてシリコン基板14の表層部を酸化し、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面に、例えば膜厚160nmのシリコン酸化膜132を成長する(図50(a)参照)。
次いで、例えばウェットエッチングによりシリコン窒化膜128をエッチングし、周辺回路領域12におけるシリコン窒化膜128を除去する(図50(b)参照)。
次いで、例えばウェットエッチングによりシリコン酸化膜92及びシリコン酸化膜132をエッチングし、周辺回路領域12におけるシリコン酸化膜92及びフラッシュメモリセル領域10におけるシリコン酸化膜132を除去する(51(a)参照)。フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン酸化膜132を除去することにより、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くなるようにシリコン基板14の表面に段差が形成される。
次いで、全面に、例えば熱酸化法により、例えば膜厚10nmのシリコン酸化膜30を成長する。このシリコン酸化膜30は、フラッシュメモリセル46のトンネル酸化膜として用いられるものである。
次いで、シリコン酸化膜30上に、例えばCVD法により、例えば膜厚70nmのドープトアモルファスシリコン膜34を堆積する(図51(b)参照)。このドープトアモルファスシリコン膜34は、フラッシュメモリセル46のフローティングゲート32の主要部として用いられるものである。
ドープトアモルファスシリコン膜34を形成した後の工程は、図10乃至図41に示す上記の場合と同様であるので説明を省略する。
本変形例のように、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表層部を選択的に酸化してシリコン酸化膜132を形成し、このシリコン酸化膜132を除去することにより、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くなるようにシリコン基板14の表面に段差を形成してもよい。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による半導体装置及びその製造方法について図52乃至図59を用いて説明する。図52は本実施形態による半導体装置の構造を示す概略図、図53乃至図59は本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。なお、第1実施形態による半導体装置及びその製造方法と同様の構成要素については同一の符号を付し説明を省略し或いは簡略にする。
まず、本実施形態による半導体装置の構造について図52を用いて説明する。図52(a)は本実施形態による半導体装置の構造を示す平面図、図52(b)は図52(a)のA−A′線及びB−B′線断面図である。
本実施形態による半導体装置の基本的構成は、第1実施形態による半導体装置とほぼ同様である。本実施形態による半導体装置は、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面にエピタキシャル成長したシリコン層134を有しており、このシリコン層134の厚さの分だけ、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が周辺回路領域12におけるシリコン層134の表面よりも低くなっていること主たる特徴がある。換言すれば、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が、シリコン層134の厚さの分だけ、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くなっていること主たる特徴がある。
図52(b)に示すように、周辺回路領域12におけるシリコン基板14表面に、エピタキシャル成長したシリコン層134が形成されている。このシリコン層134により、シリコン基板14の表面には、フラッシュメモリセル領域10と周辺回路領域12との間に段差が形成されている。すなわち、このシリコン層134の厚さの分だけ、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が、周辺回路領域12におけるシリコン層134の表面よりも低くなっている。換言すれば、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が、シリコン層134の厚さの分だけ、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くなっている。周辺回路領域12におけるシリコン層134の表面の高さは、フラッシュメモリセル領域10に形成されているドープトアモルファスシリコン膜34の上面の高さと、ほぼ等しくなっている。
フラッシュメモリセル領域10においては、第1実施形態による半導体装置と同様に、溝18に形成された素子分離領域20aが形成されたシリコン基板14上に、フラッシュメモリセル46が形成されている。
周辺回路領域12においては、シリコン層134が形成されたシリコン基板14上に、第1実施形態による半導体装置と同様に、NMOSトランジスタ62及びPMOSトランジスタ66が形成されている。
本実施形態による半導体装置のように、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面にエピタキシャル成長したシリコン層134により、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くなるようにシリコン基板14の表面に段差を形成してもよい。
次に、本実施形態による半導体装置の製造方法について図53乃至59を用いて説明する。
まず、n型ディープウェル26及びp型ウェル28が形成されたシリコン基板14上に、例えばCVD法により、例えば膜厚80nmのシリコン酸化膜136を堆積する(図53(a)参照)。
次いで、フォトリソグラフィーにより、周辺回路領域12を露出し、フラッシュメモリセル領域10を覆うフォトレジスト膜138を形成する(図53(b)参照)。
次いで、例えばウェットエッチングにより、フォトレジスト膜138をマスクとしてシリコン酸化膜136をエッチングし、周辺回路領域12におけるシリコン酸化膜136を除去する。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜138を除去する(図54(a)参照)。
次いで、シリコン基板14に対して所定の表面処理を行い、シリコン基板14の表面を清浄化する。
次いで、例えばCVD法により、シリコン酸化膜136をマスクとして、周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面に、例えば膜厚70nmのシリコン層を選択的にエピタキシャル成長する(図54(b)参照)。
次いで、例えばウェットエッチングにより、シリコン酸化膜136をエッチングし、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン酸化膜136を除去する(図55(a)参照)。
次いで、周辺回路領域12における表面にシリコン層134がエピタキシャル成長したシリコン基板14上に、例えば熱酸化法により、例えば膜厚10nmのシリコン酸化膜30を成長する(図55(b)参照)。このシリコン酸化膜30は、フラッシュメモリセル46のトンネル酸化膜として用いられるものである。
次いで、シリコン酸化膜30上に、例えばCVD法により、例えば膜厚70nmのドープトアモルファスシリコン膜34を堆積する(図56(a)参照)。このドープトアモルファスシリコン膜34は、フラッシュメモリセル46のフローティングゲート32の主要部として用いられるものである。
次いで、フォトリソグラフィーにより、ドープトアモルファスシリコン膜34上に、フラッシュメモリセル領域10を覆い、周辺回路領域12を露出するフォトレジスト膜96を形成する。
次いで、フォトレジスト膜96をマスクとして、例えばドライエッチングにより、ドープトアモルファスシリコン膜34をエッチングし、フラッシュメモリセル領域10以外のドープトアモルファスシリコン膜34を除去する(図56(b)参照)。
次いで、フォトレジスト膜96をマスクとして、シリコン酸化膜30をエッチングする。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜96を除去する。
次いで、例えば10nm相当の熱酸化を行い、シリコン層134上及びドープトアモルファスシリコン膜34上に、犠牲酸化膜としてシリコン酸化膜98を成長する。
次いで、シリコン酸化膜98上に、例えばCVD法により、例えば膜厚100nmのシリコン窒化膜100を堆積する(図57(a)参照)。
次いで、フォトリソグラフィーにより、シリコン窒化膜100上に、素子分離のための溝18、22、24の形成予定領域を露出する開口部102a、102b、102cを有するフォトレジスト膜104を形成する(図57(b)参照)。周辺回路領域12におけるシリコン層134が形成されたシリコン基板14の上面の高さと、フラッシュメモリセル10におけるドープトアモルファスシリコン膜34の上面の高さとがほぼ等しく設定されているため、フォトリソグラフィーによりフォトレジスト膜104を露光する際に、極めて高精度な露光を行うことが可能となる。これにより、周辺回路領域12におけるシリコン基板14と、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34とを高精度にパターニングすることができ、ひいては、微細なメモリセルを有する半導体装置を提供することが可能となる。
次いで、フォトレジスト膜104をマスクとして、例えばドライエッチングによりシリコン窒化膜100をエッチングし、シリコン窒化膜100に、素子分離のための溝18、22、24の形成予定領域を露出する開口部106a、106b、106cを形成する(図58(a)参照)。
次いで、フォトレジスト膜104及びシリコン窒化膜100をマスクとして、例えばドライエッチングにより、開口部106a、106b内に露出するシリコン酸化膜98、ドープトアモルファスシリコン膜34、シリコン酸化膜30、及びシリコン基板14をエッチングするとともに、開口部106cに露出するシリコン酸化膜98、及びシリコン層134がエピタキシャル成長したシリコン基板14をそれぞれエッチングする(図58(b)、図59(a)、図59(b)参照)。これにより、フラッシュメモリセル領域10に素子分離のための溝18、22を形成するとともに、周辺回路領域12に素子分離のための溝24を形成する(図59(b)参照)。この際、エッチング条件には、シリコン層(ドープトアモルファスシリコン膜34、シリコン基板14、シリコン層134)のシリコン酸化膜に対する選択比が例えば10となる条件を用いる。
ここで、シリコン酸化膜98がエッチングにより除去された後、溝24の形成予定領域を露出する開口部106c内においては、シリコン層(シリコン層134がエピタキシャル成長したシリコン基板14)のみがエッチングされる。これに対し、溝18、22の形成予定領域を露出する開口部106a、106b内においては、ドープトアモルファスシリコン膜34下にシリコン酸化膜30が存在している。このシリコン層とエッチング特性が異なるシリコン酸化膜30のために、開口部106a、106b内におけるエッチングの進行は、開口部106c内におけるエッチングの進行と比較して遅くなる。これにより、溝18、22は、溝24と比較して浅く形成される。
具体的には、まず、開口部106a、106b内においてドープトアモルファスシリコン膜34がエッチングされるのに対して、開口部106c内においては、エッチングされたドープトアモルファスシリコン膜34の膜厚と同等の深さの分だけ、シリコン基板14表面のシリコン層134がエッチングされ、シリコン層134に溝24が形成される(図58(b)参照)。例えば、開口部106a、106b内において膜厚60nmのドープトアモルファスシリコン膜34がエッチングされるのに対して、開口部106c内においては60nmの深さの分だけシリコン層134がエッチングされ、シリコン層134に深さ60nmの溝24が形成される。
図58(b)は、開口部106a内にシリコン酸化膜30が露出するまでエッチングが進行した状態を示している。
この後、エッチングを更に進行させると、開口部106a、106b内においてシリコン酸化膜30が比較的遅い速度でエッチングされるのに対して、開口部106c内においては、シリコン層134がエピタキシャル成長したシリコン基板14が比較的速い速度でエッチングされる(図59(a)参照)。例えば、シリコン層のシリコン酸化膜に対する選択比が10となるエッチング条件を用いた場合、開口部106a、106b内において膜厚10nmのシリコン酸化膜30がエッチングされるのに対して、開口部106c内においては、100nmの深さの分だけ、シリコン層134がエピタキシャル成長したシリコン基板14が更にエッチングされ、溝24の深さは合計160nmとなる。
図59(a)は、開口部106a内にシリコン基板14が露出するまでエッチングが進行した状態を示している。
この後、エッチングを更に進行させると、開口部106a、106b内及び開口部106c内において、ほぼ同じ速度でエッチングが更に進行する(図59(b)参照)。例えば、開口部106a、106b内において140nmの深さの分だけシリコン基板14がエッチングされるのに対して、開口部106c内においても、140nmの深さの分だけ、シリコン層134がエピタキシャル成長したシリコン基板14が更にエッチングされ、溝24の深さは合計300nmとなる。こうして、開口部106a、106b内におけるシリコン基板14に深さ140nmの溝18が形成されるのに対して、開口部106c内におけるシリコン層134がエピタキシャル成長したシリコン基板14には溝18よりも深い深さ300nmの溝24が形成される。
上述のように素子分離のための溝18、22、24が形成される間、フラッシュメモリセル領域10においては、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34及びシリコン酸化膜30がパターニングされる。すなわち、本実施形態による半導体装置の製造方法は、第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様に、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34をパターニングする際に、自己整合的に溝18を形成する。このように、フローティングゲート32を構成するドープトアモルファスシリコン膜34をパターニングする際に溝18をも形成するため、高精度なパターンの重ね合わせを要することなく溝18を形成することができる。このため、本実施形態によれば、メモリセルの微細化に容易に対応することができる。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜104を除去する。
以後の工程は、図18乃至図41に示す第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様であるので説明を省略する。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、ケミカルドライエッチングによりシリコン基板14をエッチングし、又はシリコン基板14の表層部を酸化して形成したシリコン酸化膜132を除去することにより、シリコン基板14の表層部を除去して表面に段差を形成する場合を例に説明したが、表面に段差を形成するためのシリコン基板14の表層部を除去する方法はこれらに限定されるものではない。例えば、ウェットエッチングによりシリコン基板14をエッチングし、シリコン基板14の表面に段差を形成してもよい。
また、上記実施形態では、フラッシュメモリセル領域10におけるシリコン基板14の表面が周辺回路領域12におけるシリコン基板14の表面よりも低くなるようにシリコン基板14に段差を形成する場合を例に説明したが、デバイスパターンのサイズ、プロセス余裕度等によっては、このような段差をシリコン基板14の表面に形成しなくてもよい。
また、上記実施形態では、フローティングゲート32を、主要部34と側壁部36とから構成する場合を例に説明したが、側壁部36を形成せずに、主要部34のみからフローティングゲート32を構成してもよい。
以上詳述したように、本発明の特徴をまとめると以下のようになる。
(付記1)
第1の領域の表面が第2の領域の表面よりも低くなるように表面に段差が形成された半導体基板と、
前記第1の領域における前記半導体基板に形成された第1の溝に形成された第1の素子分離領域と、
前記第2の領域における前記半導体基板に形成され、前記第1の溝よりも深い第2の溝に形成された第2の素子分離領域と、
前記第1の素子分離領域により画定された第1の素子領域上に第1の絶縁膜を介して形成されたフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に第2の絶縁膜を介して形成されたコントロールゲートとを有するメモリセルと、
前記第2の素子分離領域により画定された第2の素子領域上に形成されたトランジスタと
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記2)
付記1記載の半導体装置において、
前記第1の領域における前記半導体基板の表層部が除去されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記3)
付記1記載の半導体装置において、
前記第2の領域に形成された半導体層により、前記半導体基板の表面に段差が形成されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の半導体装置において、
前記フローティングゲートの上面の高さと前記第2の領域における前記半導体基板の上面の高さとがほぼ等しい
ことを特徴とする半導体装置。
(付記5)
付記1乃至4のいずれかに記載の半導体装置において、
前記フローティングゲートは、前記第1の絶縁膜を介して前記半導体基板上に形成された主要部と、前記主要部の側壁部分に形成された側壁部とを有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記6)
第1の領域における半導体基板上に、前記半導体基板とエッチング特性の異なる第1の絶縁膜を介して、フローティングゲートとなる第1の導電膜を形成する工程と、
前記第1の導電膜上及び第2の領域における前記半導体基板上に、前記第1の領域内に第1の開口部が形成され、前記第2の領域内に第2の開口部を形成されたマスクを形成する工程と、
前記第1の開口部内に露出する前記第1の導電膜と前記第1の絶縁膜と前記半導体基板とをエッチングするとともに、前記第2の開口部内に露出する前記半導体基板をエッチングすることにより、前記第1の領域における前記半導体基板に第1の溝を形成するとともに、前記第2の領域における前記半導体基板に前記第1の溝よりも深い第2の溝を形成する工程と、
前記第1の溝に、第1の素子領域を画定する第1の素子分離領域を形成するとともに、前記第2の溝に、第2の素子領域を画定する第2の素子分離領域を形成する工程と、
前記フローティングゲート上に第2の絶縁膜を介してコントロールゲートを形成するとともに、前記第2の素子領域上にトランジスタのゲート電極を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記7)
付記6記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1の導電膜を形成する工程の前に、前記半導体基板の表面に、第1の領域における表面が第2の領域における表面よりも低くなるように段差を形成する工程を更に有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記8)
付記7記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板の表面に段差を形成する工程では、前記第1の領域における前記半導体基板の表層部を選択的にエッチングすることにより、前記半導体基板の表面に段差を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記9)
付記7記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板の表面に段差を形成する工程では、前記第1の領域における前記半導体基板の表層部を選択的に酸化して酸化膜を形成し、前記酸化膜を除去することにより前記半導体基板の表面に段差を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記10)
付記7記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板の表面に段差を形成する工程では、前記第2の領域における前記半導体基板の表面に半導体層を選択的に成長することにより、前記半導体基板の表面に段差を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記11)
付記7乃至10のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1の導電膜を形成する工程では、前記第2の領域における前記半導体基板の上面の高さと、前記第1の領域における前記第1の導電膜の高さとがほぼ等しくなるように、前記第1の導電膜を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記12)
付記6乃至11のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1の素子分離領域及び前記第2の素子分離領域を形成する工程の後、前記コントロールゲートを形成する工程の前に、前記フローティングゲートの側壁部分に、第2の導電膜よりなる側壁部を形成する工程を更に有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記13)
付記12記載の半導体装置の製造方法において、
前記側壁部を形成する工程では、互いに隣接する複数の前記フローティングゲート間に前記第2の導電膜を埋め込み、前記第2の導電膜をエッチングすることにより前記フローティングゲートの側壁部分に前記第2の導電膜を選択的に残存させる
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
本発明の第1実施形態による半導体装置の構造を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その1)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その2)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その3)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その4)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その5)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その6)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その7)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その8)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その9)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その10)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その11)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その12)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その13)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その14)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その15)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その16)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その17)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その18)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その19)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その20)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その21)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その22)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その23)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その24)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その25)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その26)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その27)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その28)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その29)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その30)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その31)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その32)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その33)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その34)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その35)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その36)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その37)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その38)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その39)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その40)である。 シリコン基板の表面に段差を形成しない場合の不都合を説明する工程断面図(その1)である。 シリコン基板の表面に段差を形成しない場合の不都合を説明する工程断面図(その2)である。 シリコン基板の表面に段差を形成しない場合の不都合を説明する工程断面図(その3)である。 シリコン基板の表面に段差を形成しない場合の不都合を説明する工程断面図(その4)である。 シリコン基板の表面に段差を形成しない場合の不都合を説明する工程断面図(その5)である。 シリコン基板の表面に段差を形成しない場合の不都合を説明する工程断面図(その6)である。 シリコン基板の表面に段差を形成しない場合の不都合を説明する工程断面図(その7)である。 本発明の第1実施形態の変形例による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第1実施形態の変形例による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 本発明の第1実施形態の変形例による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の構造を示す概略図である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その5)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その6)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その7)である。
符号の説明
10…フラッシュメモリセル領域
12…周辺回路領域
12n…NMOSトランジスタ領域
12p…PMOSトランジスタ領域
14…シリコン基板
16…段差部
18…溝
20a、20b、20c…素子分離領域
22…溝
24…溝
26…n型ディープウェル
28…p型ウェル
30…トンネル酸化膜
32…フローティングゲート
34…フローティングゲートの主要部
36…フローティングゲートの側壁部
38…ONO膜
40…コントロールゲート
42…ソース/ドレイン領域
42a…LDD領域
44…サイドウォール絶縁膜
46…フラッシュメモリセル
48…n型ディープウェル
50…p型ウェル
52…n型ウェル
54…ゲート絶縁膜
56…ゲート電極
58…ソース/ドレイン領域
58a…LDD領域
60…サイドウォール絶縁膜
62…NMOSトランジスタ
64…ソース/ドレイン領域
64a…LDD領域
66…PMOSトランジスタ
68…シリサイド膜
70…層間絶縁膜
72、74…コンタクトホール
76、78…電極プラグ
80、82、84…コンタクトホール
86、88、90…電極プラグ
92…シリコン酸化膜
94…フォトレジスト膜
96…フォトレジスト膜
98…シリコン酸化膜
100…シリコン窒化膜
102a、102b、102c…開口部
104…フォトレジスト膜
106a、106b、106c…開口部
108…フォトレジスト膜
110…シリコン酸化膜
112…シリコン窒化膜
114…シリコン酸化膜
116…フォトレジスト膜
118…フォトレジスト膜
120…フォトレジスト膜
122…フォトレジスト膜
124…フォトレジスト膜
126…ポリシリコン膜
128…シリコン窒化膜
130…フォトレジスト膜
132…シリコン酸化膜
134…シリコン層
136…シリコン酸化膜
138…フォトレジスト膜

Claims (10)

  1. 第1の領域の表面が第2の領域の表面よりも低くなるように表面に段差が形成された半導体基板と、
    前記第1の領域における前記半導体基板に形成された第1の溝に形成された第1の素子分離領域と、
    前記第2の領域における前記半導体基板に形成され、前記第1の溝よりも深い第2の溝に形成された第2の素子分離領域と、
    前記第1の素子分離領域により画定された第1の素子領域上に第1の絶縁膜を介して形成されたフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に第2の絶縁膜を介して形成されたコントロールゲートとを有するメモリセルと、
    前記第2の素子分離領域により画定された第2の素子領域上に形成されたトランジスタと
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第1の領域における前記半導体基板の表層部が除去されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第2の領域に形成された半導体層により、前記半導体基板の表面に段差が形成されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記フローティングゲートの上面の高さと前記第2の領域における前記半導体基板の上面の高さとがほぼ等しい
    ことを特徴とする半導体装置。
  5. 第1の領域における半導体基板上に、前記半導体基板とエッチング特性の異なる第1の絶縁膜を介して、フローティングゲートとなる第1の導電膜を形成する工程と、
    前記第1の導電膜上及び第2の領域における前記半導体基板上に、前記第1の領域内に第1の開口部が形成され、前記第2の領域内に第2の開口部を形成されたマスクを形成する工程と、
    前記第1の開口部内に露出する前記第1の導電膜と前記第1の絶縁膜と前記半導体基板とをエッチングするとともに、前記第2の開口部内に露出する前記半導体基板をエッチングすることにより、前記第1の領域における前記半導体基板に第1の溝を形成するとともに、前記第2の領域における前記半導体基板に前記第1の溝よりも深い第2の溝を形成する工程と、
    前記第1の溝に、第1の素子領域を画定する第1の素子分離領域を形成するとともに、前記第2の溝に、第2の素子領域を画定する第2の素子分離領域を形成する工程と、
    前記フローティングゲート上に第2の絶縁膜を介してコントロールゲートを形成するとともに、前記第2の素子領域上にトランジスタのゲート電極を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の導電膜を形成する工程の前に、前記半導体基板の表面に、第1の領域における表面が第2の領域における表面よりも低くなるように段差を形成する工程を更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体基板の表面に段差を形成する工程では、前記第1の領域における前記半導体基板の表層部を選択的にエッチングすることにより、前記半導体基板の表面に段差を形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体基板の表面に段差を形成する工程では、前記第1の領域における前記半導体基板の表層部を選択的に酸化して酸化膜を形成し、前記酸化膜を除去することにより前記半導体基板の表面に段差を形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体基板の表面に段差を形成する工程では、前記第2の領域における前記半導体基板の表面に半導体層を選択的に成長することにより、前記半導体基板の表面に段差を形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項6乃至9のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の導電膜を形成する工程では、前記第2の領域における前記半導体基板の上面の高さと、前記第1の領域における前記第1の導電膜の高さとがほぼ等しくなるように、前記第1の導電膜を形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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