JP2006273755A - テストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】植物から得られる新規なテストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤、育毛剤およびアクネ治療剤の提供。
【解決手段】ヤーコン(ペルー原産のキク科植物、学名Polymnioa sonchifolia)の葉や茎の抽出物は、優れたテストステロン−5α−レダクターゼ阻害作用を有しており、該抽出物を含有する皮膚外用剤および内用剤は、男性型脱毛症治療剤、アクネ治療剤、前立腺肥大症等を予防または改善することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規なテストステロン−5α−レダクターゼ(以下5α−レダクターゼと略す)阻害剤、育毛剤およびアクネ治療剤に関する。
従来より、男性型脱毛症の成因としては、(1)ホルモンのアンバランス説、(2)遺伝説、(3)血液循環不全説、(4)栄養説などが提唱されているが、毛の発生には男性ホルモンのテストステロンが重要な役割を演じていることが古くから示唆されている。すなわち、睾丸で生合成されたテストステロンは、頭部において毛包、皮脂腺などに存在する5α−レダクターゼによりジヒドロテストステロンに転換される。このジヒドロテストステロンは、アデニルサイクラーゼの活性を著しく低下させて細胞内サイクリックAMPレベルの低下をもたらす。その結果、毛および毛の周辺のエネルギー産生の低下とタンパク合成の抑制を誘起することにより男性型脱毛症が進行するものと考えられている。
また、テストステロンから5α‐レダクターゼによって生成するジヒドロテストステロンは、アクネの発生や増悪、前立腺の肥大に関与するものと考えられている(非特許文献1参照)。
J.Steroid Biochemistry,11,609(1979)
近年、男性型脱毛症、アクネ、前立腺肥大症等を予防又は改善する多くの皮膚外用剤および内用剤が知られ、皮膚外用剤の有効成分としてニシキギ属植物抽出物(特許文献1参照)が、内用剤の有効成分として安息香酸誘導体(特許文献2参照)等が報告されている。しかしながら、これらの有効成分の中には皮膚刺激性、安全性、安定性に問題があるものや、効果が十分でないものもあった。
特開平7−126146号 特開平7−145147号
なお、ヤーコンについては、主に美白、老化防止効果を併せ持つ皮膚外用剤(特許文献3参照)が知られている。しかしながら、5αレダクターゼ阻害作用(男性ホルモン抑制作用)及び育毛作用については検討されていない。
特開平8−175964号
安全で安定性に優れた、男性型脱毛症、アクネ、前立腺肥大症等の予防又は改善に効果的な皮膚外用剤および内用剤が望まれていることから、未検討のヤーコンについてその効果を検討した。
従って本発明は、男性型脱毛症、アクネ、前立腺肥大症等の予防又は改善効果を有する5α−レダクターゼ阻害剤、育毛剤およびアクネ治療剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題の解決に向け鋭意検討を行った結果、ヤーコンの抽出物が優れた5α−レダクターゼ阻害効果を有することを見出した。さらに、その抽出物を含有する皮膚外用剤が安全で安定であり、アクネの改善効果と育毛効果に優れていることを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は、ヤーコンの抽出物を含有することを特徴とする5α−レダクターゼ阻害剤、育毛剤およびアクネ治療剤である。
以下、本発明の構成について、詳細に説明する。本発明でいうヤーコンとは、ペルー原産のキク科の植物で学名をPolymnioa sonchifoliaといい、イモにはフラクトオリゴ糖を多く含み食用とされており、葉は乾燥物を煎じお茶として飲用されている。
本発明で使用するヤーコンの抽出物とは、ヤーコンの葉、茎、花、種子、果実、根茎、根等の植物体の一部または全部から抽出して得られるものである。好ましくは、葉もしくは茎の一方、もしくは両方の混合物から抽出して得られるものがよい。その調製方法は特に限定されず、例えば、加熱抽出したものであっても良いし、常温抽出したものであっても良い。
抽出する溶媒としては、例えば、水、低級1価アルコール類(メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノールなど)、液状多価アルコール(1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)、アセトニトリル、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、炭化水素類(ヘキサン、ヘプタン、流動パラフィンなど)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエーテルなど)が挙げられる。好ましくは、水、低級アルコールおよび液状多価アルコールがよく、特に好ましくは、水、エタノール、1,3−ブチレングリコールおよびプロピレングリコールがよい。これらの溶媒は1種でもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。また、二酸化炭素などを用いた超臨界流体による抽出も用いることができる。
これらの抽出物は、抽出した溶媒のまま用いてもよく、必要に応じて、濃縮、希釈、ろ過などの処理、活性炭等による脱色、脱臭処理をして用いてもよい。更には、抽出した溶液を濃縮乾固、噴霧乾燥、凍結乾燥などの処理を行い、乾燥物として用いてもよい。
本発明に関わる抽出物を、脱毛症、アクネ及び前立腺肥大症の治療や予防で用いるには、通常全身的または局所的に、経口または経皮で投与される。投与量は、年齢、体重、症状、治療効果、投与方法、処理時間などにより異なるが、前立腺肥大症の治療や予防の場合は、通常成人1人当たり1回に1mg〜5g、好ましくは20mg〜1gの範囲で1日1回から数回経口投与される。脱毛症およびアクネの治療や予防の場合は、通常成人1人当たり1回に10μg〜50mg、好ましくは100μg〜5mgの範囲で1日1回から数回経皮投与される。もちろん前記したように、投与量は種々の条件で変動するので、上記投与範囲より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超える投与が必要な場合もある。
本発明による経口投与のための固形製剤としては、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤などが挙げられる。このような固形製剤については、前記有効成分としての抽出物以外に、例えば、乳糖、マンニトール、ブドウ糖、ヒドロキシプロピルセルロース、微結晶セルロース、デンプン、ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムなどの不活性な希釈剤、ステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤、繊維素グルコン酸カルシウムのような崩壊剤を含有してもよい。錠剤または丸剤は、必要により、白糖、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、フタレートなどの胃溶剤あるいは腸溶性物質のフィルムで皮膜してもよい。
経口投与のための液状製剤としては、乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤などが挙げられる。このような液状製剤には、有効成分および不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤のような補助剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤などを含有してもよい。経口投与のための他の製剤としてはスプレー剤などが挙げられる。
本発明における経皮投与のための代表的な製剤としては、クリーム、乳液、ローション、ヘアトニック、スプレー、パック、溶液剤、軟膏、乳剤、懸濁剤のような塗布剤、直腸内投与のための坐剤、膣内投与のためのペッサリーなどが挙げられる。特に、脱毛症の治療・予防用の製剤としてはローション、ヘアトニック、スプレー、溶液剤が好ましい。これらの製剤には、有効成分以外に、水、エタノールのような低級アルコール、セタノールのような高級アルコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコールのような多価アルコール、ヒドロキシプロピルセルロースのようなセルロース類、動物性および植物性の油脂およびロウ、ワセリンのような炭化水素、シリコン、界面活性剤、酸化亜鉛などを配合することができる。
本発明のヤーコン抽出物は、5α−レダクターゼ阻害作用を有しており、これらの抽出物を含有する皮膚外用剤および内用剤は、男性型脱毛症、アクネ、前立腺肥大症等を予防又は改善する目的で利用することができる。
本発明を詳細に説明するため、実施例を挙げるが、本発明はこれに限定されるものではない。実施例に示す配合量の部とは重量部を、%とは重量%を示す。
製造例1 ヤーコンの熱水抽出物
ヤーコン葉の乾燥物40gに、精製水1kgを加え、95〜100℃で2時間抽出した。得られた抽出液を濃縮乾燥してヤーコンの熱水抽出物を11g得た。
製造例2 ヤーコンの50%1,3−ブチレングリコール抽出物
ヤーコン葉の乾燥物100gに、精製水500gと1,3−ブチレングリコール500gを加え、室温で2週間抽出した。抽出後、ろ過し、ヤーコンの50%1,3−ブチレングリコール抽出物を950g得た。
製造例3 ヤーコンのエタノール抽出物
ヤーコン葉の乾燥物50gに、30%エタノール500gを加え、1週間室温で抽出した。得られた抽出液を濃縮乾燥してヤーコンのエタノール抽出物を7g得た。
製造例4 ヤーコンの樹脂カラム吸着物
製造例1の抽出物10gの水溶液をHP−20カラムにアプライし、水で洗浄した後に50%エタノールで溶出する。得られた溶出液を濃縮乾燥してヤーコンの樹脂カラム吸着物を2.5g得た。
処方例1 アクネ用ローション
処方 配合量
1.ヤーコンの熱水抽出物(製造例1) 0.5部
2.1,3−ブチレングリコール 8.0
3.グリセリン 2.0
4.キサンタンガム 0.02
5.クエン酸 0.01
6.クエン酸ナトリウム 0.1
7.エタノール 5.0
8.パラオキシ安息メチル 0.1
9.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.1
10.香料 0.1
11.精製水 84.37
[製造方法]成分1〜6および11と、成分7〜10をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合しろ過して製品とする。
比較処方例1 従来のローション
処方例1においてヤーコンの熱水抽出物(製造例1)を精製水に置き換えたものを従来のローションとした。
処方例2 アクネ用クリーム
処方 配合量
1.ヤーコンのエタノール抽出物(製造例3) 0.1部
2.スクワラン 5.5
3.オリーブ油 3.0
4.ステアリン酸 2.0
5.ミツロウ 2.0
6.ミリスチン酸オクチルドデシル 3.5
7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
8.ベヘニルアルコール 1.5
9.モノステアリン酸グリセリン 2.5
10.香料 0.1
11.1,3−ブチレングリコール 8.5
12.パラオキシ安息香酸エチル 0.05
13.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
14.精製水 68.05
[製造方法]成分2〜9を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1および11〜14を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分10を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
処方例3 アクネ用乳液
処方 配合量
1.ヤーコンの熱水抽出物(製造例1) 0.5部
2.スクワラン 5.0
3.オリーブ油 5.0
4.ホホバ油 5.0
5.セタノール 1.5
6.モノステアリン酸グリセリン 2.0
7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
8.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(20E.O.)2.0
9.香料 0.1
10.プロピレングリコール 1.0
11.グリセリン 2.0
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
13.精製水 72.7
[製造方法]成分2〜8を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1および10〜13を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分9を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
処方例4 育毛用ヘヤトニック
処方 配合量
1.ヤーコンの樹脂カラム吸着物(製造例4) 1.0部
2.エタノール 63.0
3.グリセリン 2.0
4.精製水 34.7
[製造方法]成分1〜3を成分4に溶解し、製品とする。
比較処方例2 従来のヘアトニック
処方例4においてヤーコンの樹脂カラム吸着物(製造例4)を精製水に置き換えたものを従来のヘアトニックとした。
処方例5 アクネ用パック
処方 配合量
1.ヤーコンの熱水抽出物(製造例1) 0.1部
2.ポリビニルアルコール 12.0
3.エタノール 5.0
4.1,3−ブチレングリコール 8.0
5.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
6.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O.) 0.5
7.クエン酸 0.1
8.クエン酸ナトリウム 0.3
9.香料 0.1
10.精製水 73.7
[製造方法]成分1〜10を均一に溶解し製品とする。
処方例6 アクネ用軟膏
処方 配合量
1.ヤーコンの50%1,3−ブチレン 1.0部
グリコール抽出物(製造例2)
2.ポリオキシエチレンセチルエーテル(30E.O.) 2.0
3.モノステアリン酸グリセリン 10.0
4.流動パラフィン 5.0
5.セタノール 6.0
6.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
7.プロピレングリコール 10.0
8.精製水 65.9
[製造方法]成分2〜5を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1および6〜8を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
処方例7 散剤
処方 配合量
1.ヤーコンの熱水抽出物(製造例1) 2.0部
2.乾燥コーンスターチ 38.0
3.微結晶セルロース 60.0
[製造方法]成分1〜3を混合し、散剤とする。
処方例8 錠剤
処方 配合量
1.ヤーコンの樹脂カラム吸着物(製造例4) 5.0部
2.乾燥コーンスターチ 25.0
3.カルボキシメチルセルロースカルシウム 20.0
4.微結晶セルロース 40.0
5.ポリビニルピロリドン 7.0
6.タルク 3.0
[製造方法]成分1〜4を混合し、次いで成分5の水溶液を結合剤として加えて顆粒成型する。成型した顆粒に成分6を加えて打錠する。1錠0.52gとする。
処方例9 飲料
処方 配合量
1.ヤーコンの熱水抽出物(製造例1) 5.0部
2.ステビア 0.05
3.リンゴ酸 5.0
4.香料 0.1
5.精製水 89.85
[製造方法] 成分2および3を少量の水に溶解する。次いで、成分1、4および5を加えて混合する。
5α−レダクターゼに対する阻害試験
SD系雄ラット(生後7週)の肝臓から抽出した5α−レダクターゼを用い、下記の反応系における条件で測定した。
[反応条件]テストステロン(0.6μM)をプロピレングリコール10滴で溶解した後、トリス−塩酸緩衝液(pH7.2)5mLを加え、次いで、NADPHを5mg、5α−レダクターゼ溶液2mLを順に加え、37℃にて30分間反応する。反応後、塩化メチレンを加えて反応を停止した後、全量50mLの塩化メチレンで抽出する。次いで、塩化メチレン層を減圧下で留去し、ガスクロマトグラフィーにて反応量を測定する。なお、本発明に関わる抽出物の反応系への添加は、テストステロンの滴下の次に行う。(ガスクロマトグラフィーの条件:カラム OV−17(3mmφ、2m);カラム温度 250℃;検出器;FID)
阻害率:抽出物を添加しない場合の反応率(対照)を100%(阻害率0%)と見なし、抽出物を加えた際の反応率の減少を算出して阻害率を求める。算式は次の通りである。なお、ジヒドロテストステロンは、更に代謝されてアンドロスタンジオールを生成するため、5α−レダクターゼ代謝物のピーク面積(量)にはアンドロスタンジオールも含めて計算した。

阻害率(%)=(b/a−b’/a’)/(b/a)×100

a:対照(テストステロンのピーク面積)
b:対照(ジヒドロテストステロンおよびアンドロスタンジオールのピーク面積)
a’:テストステロンのピーク面積(抽出物添加)
b’:ジヒドロテストステロンおよびアンドロスタンジオールのピーク面積(抽出物添加)
製造例1、3、4のヤーコン抽出物の結果を表1に示した。製造例1、3、4のヤーコン抽出物は優れた5α−レダクターゼ阻害効果を示した。
Figure 2006273755
育毛効果に関するモニターテスト
処方例4、比較処方例2で得られる各ヘアトニックを用いて、使用試験を行った。男性型脱毛症患者である被験者20名の頭部に毎朝夕2回、連続6ヶ月間試料を塗布した後、毛髪の増加及び剛毛化を基準に育毛効果を評価した。
これらの試験結果を表2に示した。その結果、処方例4のヘアトニックは優れた育毛効果を示した。なお、試験期間中、皮膚トラブルは一人もなく、安全性においても問題なかった。また、処方成分の劣化についても問題なかった。
Figure 2006273755
アクネに関するモニターテスト
処方例1および比較処方例1で得られる各ローションを用いて、アクネに悩む女性20人(20〜28歳)を対象に、毎朝夕2回、連続1ヶ月間塗布の使用試験を行った。使用後、アクネの改善効果をアンケートにより測定した。
これらの試験結果を表3に示した。その結果、処方例1のローションは優れたアクネの改善効果を示した。なお、試験期間中、皮膚トラブルは一人もなく、安全性においても問題なかった。また、処方成分の劣化についても問題なかった。また、処方例2、3、5、6において外用した場合においても、処方例7〜9を内用した場合においても、同様に優れたアクネの改善効果を示した。
Figure 2006273755
本発明のヤーコン抽出物は優れた5α−レダクターゼ阻害作用を有しており、安全性、安定性にも優れていた。従って、これらの抽出物を含有する5αリダクターゼ阻害剤は、男性型脱毛症、アクネ、前立腺肥大症等の予防又は改善を目的とする化粧品や医薬品等に有効に利用することができる。

Claims (3)

  1. ヤーコンの抽出物を含有することを特徴とするテストステロン5αリダクターゼ阻害剤。
  2. ヤーコンの抽出物を含有することを特徴とする育毛剤。
  3. ヤーコンの抽出物を含有することを特徴とするアクネ治療剤。


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