JP2006191764A - グロメット組立体とその組付構造 - Google Patents

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    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts

Abstract

【課題】組立や組付を作業性良く容易に行うと共に、少ない部品点数で構成し、確実な防水性を発揮させる。
【解決手段】弾性のグロメット本体2と、グロメット本体の鍔部3内に嵌合される硬質のインナ部材4,54とを備えるグロメット組立体1,53で、インナ部材の周壁の一部に電線挿通用の開口23,59を切欠形成した。開口23に蓋壁24を係止手段30で閉止した。インナ部材4に電線保護用のカバー5を一体に設けた。鍔部3の外周面をドアパネル39,39’とドアトリム37,37’とに挟着させる。また、カバー5をドアトリム37に係止手段36,38で係止させる。また、ドアトリム37’に弾性の加圧部材55を設け、加圧部材をグロメット本体2の鍔部3の内側に係合させて鍔部をドアトリムとの間で挟持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の電線を挿通して自動車等のドアに防水性良く組み付けられるドア用グロメット組立体とその組付構造に関するものである。
図15は、従来のドア用グロメット組立体の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
このドア用グロメット組立体81は、合成ゴム製のグロメット本体82と、グロメット本体82にインサート成形された合成樹脂製の硬質のインナ部材83と、インナ部材83に対向して係止されるプロテクタ84とで構成されるものである。
グロメット本体82は鍔部85と、鍔部85から前方に突出した蛇腹部86と、蛇腹部86の前端側に一体に形成されたカップ状部87とで構成されている。鍔部85の内面側にインナ部材83が一体成形で固定され、インナ部材83には蛇腹部86に連通する孔部88が設けられ、鍔部85から後方にインナ部材83の電線ガイド板が突設されている。鍔部85には固定用の孔部89とその内側に硬質のスリーブとが設けられている。
プロテクタ84は合成樹脂等を材料として略くの字状に形成され、且つ周囲に傾斜状の周壁90を有し、電線ガイド板に対向して板部91を有している。プロテクタ84の先端に係止突起92が設けられ、インナ部材83に、係止突起92に対する係合孔が設けられている。板部91に複数本の電線で成る束電線がテープ巻きで固定される。
自動車ドアの金属製のインナパネル93の前端壁から内壁にかけてグロメット装着溝94が設けられ、装着溝94はグロメット本体82の鍔部85を嵌合する浅溝部94aと、プロテクタ84を嵌合する深溝部94bとで構成され、浅溝部94aの底部に孔部95とその裏側にナット(図示せず)とが設けられている。
図16に示す如く、自動車ドア96のインナパネル93に沿って複数本の電線97が配索され、電線97の端末の各コネクタ98がドア内のパワーウィンドモータやドアロックユニットやスピーカやドアミラーユニット等といった補機に接続される。
グロメット本体82の鍔部85がボルト99でインナパネル93の前端壁に固定されつつ装着溝94の壁面に密着して良好な防水性を発揮する。グロメット本体82の蛇腹部86は車両ボディ(図示せず)との間に配置され、カップ状部87が車両ボディの孔部に嵌合される。
グロメット本体82の鍔部85の上にウェザストリップ(図示せず)が配設される。インナパネル93とアウタパネル100とでドアパネル96が構成されている。インナパネル93には電線97の上から合成樹脂製のドアトリム(図示せず)が装着される。
特開2001−354085号公報(第7〜9頁、図4,図7)
しかしながら、上記従来のドア用グロメット組立体81にあっては、インナ部材83の孔部88に電線97を通す作業や、ドアパネル93に固定する際にボルト99によるねじ締め作業が必要なために、組付作業性が悪く、組付に多くの工数がかかるという問題や、ボルト99やインナ部材83や電線保護用のプロテクタ84によって部品点数が増え、管理コストや全体の製品コストが増加するという問題があった。
本発明は、上記した点に鑑み、組立や組付を作業性良く容易に行うことができ、また、少ない部品点数で構成することができて、確実な防水性を発揮させることのできるグロメット組立体とその組付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るグロメット組立体は、弾性のグロメット本体と、該グロメット本体の鍔部内に嵌合される硬質のインナ部材とを備えるグロメット組立体において、該インナ部材の周壁の一部に電線挿通用の開口が切欠形成されたことを特徴とする。
上記構成により、開口からインナ部材の内側空間に複数本の電線が挿通され、その状態でインナ部材がグロメット本体の鍔部内に嵌合される。鍔部はドアの孔部の内面に密着して防水を行う。インナ部材は鍔部の潰れを防止して(剛性を高めて)、ドアの孔部の内面との密着性を高める。
請求項2に係るグロメット組立体は、請求項1記載のグロメット組立体において、前記開口に蓋壁が係止手段で閉止されることを特徴とする。
上記構成により、電線の挿通後にインナ部材の開口が蓋壁で閉じられ、係止手段で蓋壁がインナ部材に係止される。蓋壁はインナ部材の一部となる。蓋壁を閉じることでインナ部材の剛性が高められる。蓋壁を閉じた状態でインナ部材がグロメット本体の鍔部内に装着される。
請求項3に係るグロメット組立体は、請求項1又は2記載のグロメット組立体において、前記インナ部材に電線保護用のカバーが一体に設けられたことを特徴とする。
上記構成により、電線とドア内の部品等との干渉がカバーで防止されると共に、カバーで電線の導出方向が規定される。インナ部材とカバー(カバー本体)とで一部品のインナ一体カバーが構成される。
請求項4に係るグロメット組立体は、請求項3記載のグロメット組立体において、前記カバーが電線固定部を有することを特徴とする。
上記構成により、インナ部材をグロメット本体の鍔部に嵌合させた状態で、カバーの電線固定部に束電線がテープ巻き等で固定され、その状態でグロメット組立体が束電線と共にドア内に組み付けられる。カバーと電線とを固定することで、グロメット付きのワイヤハーネスが構成される。
請求項5に係るグロメット組立体の組付構造は、請求項1〜4の何れかに記載のグロメット組立体を自動車ドアに組み付けるグロメット組立体の組付構造であって、前記鍔部の外周面がドアパネルとドアトリムとに挟着されることを特徴とする。
上記構成により、ドアトリムをドアパネルに組み付けると同時に、グロメット本体の鍔部の外周面がドアパネルの内面とドアトリムの内面とに密着して、自動車ドアの電線挿通部の良好な防水性を発揮する。例えばドアパネルの内面を鍔部の形状に沿って湾曲等させておくことが好ましい。また、グロメット組立体を予めドアトリム又はドアパネルに固定させておくことが好ましい。
請求項6に係るグロメット組立体の組付構造は、請求項5記載のグロメット組立体の組付構造において、前記鍔部の外周面に設けたリップ部が前記ドアパネルとドアトリムとに密着することを特徴とする。
上記構成により、鍔部の外側全周のリップ部がドアパネルの内面とドアトリムの内面とに強く密着して防水性をアップさせる。
請求項7に係るグロメット組立体の組付構造は、請求項3又は4記載のグロメット組立体を自動車ドアに組み付けるグロメット組立体の組付構造であって、前記カバーが前記ドアトリムに係止手段で係止されることを特徴とする。
上記構成により、カバーがドアトリムに係止され、グロメット組立体と束電線とがドアトリムに予め組み付けられてドアトリム組立体(ドアトリムモジュール)が構成される。その状態で、ドアトリム組立体がドアパネルに組み付けられ、それと同時にグロメット本体の鍔部がドアパネルとドアトリムとの間に挟着される。ドアトリムにはグロメット組立体の他にスイッチユニットやスピーカ等の補機が予め組み付けられて、ドアトリム組立体が構成される。
請求項8に係るグロメット組立体の組付構造は、請求項1記載のグロメット組立体を自動車ドアに組み付けるグロメット組立体の組付構造であって、前記ドアトリムに弾性の加圧部材が設けられ、該加圧部材が前記グロメット本体の鍔部の内側に係合して該鍔部を該ドアトリムとの間で挟持することを特徴とする。
上記構成により、グロメット組立体が加圧部材でドアトリムに固定されると共に、グロメット本体の鍔部の外面が加圧部材の付勢力でドアトリムの内面に押し付けられて密着する。このグロメット組立体の固定状態でドアトリムがドアパネルに組み付けられる。
請求項9に係るグロメット組立体の組付構造は、請求項8記載のグロメット組立体の組付構造において、前記加圧部材が、前記インナ部材の前記開口に係合する幅狭部と、該開口の両側の突壁に押接する幅広部とを有することを特徴とする。
上記構成により、加圧部材の幅狭部がグロメット本体の鍔部内のインナ部材の開口に係合し、且つ幅広部がインナ部材に係合することで、凹部(インナ部材)と凸部(加圧部材)が係合するように、グロメット組立体が傾きやガタ付きなくドアトリムにしっかりと固定される。幅狭部でグロメット組立体がドアトリムに正確に位置決めされる。そして、幅狭部が鍔部をドアトリムに直接押圧し、幅広部がインナ部材を介して鍔部をドアトリムに押圧する。また、幅狭部がインナ部材の開口に嵌合することで、インナ部材の剛性がアップし、外圧による鍔部の潰れが防止される。
請求項10に係るグロメット組立体の組付構造は、請求項8又は9記載のグロメット組立体の組付構造において、前記インナ部材と前記加圧部材とが係止手段で係止されることを特徴とする。
上記構成により、インナ部材が加圧部材に係止されることで、グロメット組立体がドアトリムにしっかりと固定される。これにより、電線が強く引っ張られる等しても、グロメット組立体の位置ずれが防止される。グロメット組立体は加圧部材の押圧力と係止手段との両方でしっかりと固定される。係止手段として、係止突起と係合凹部とを用いた場合には、グロメット組立体をドアトリムに沿って摺接させつつ、加圧部材が係止突起に乗り上げて撓み、係止突起が係合凹部に係合すると同時に加圧部材が弾性的に復元して、鍔部をドアトリムとの間に挟持させる。加圧部材がインナ部材の係止突起に乗り上げる際に、摩擦係数の大きな弾性のグロメット本体の鍔部に加圧部材が摺接しないから、ドアトリムへのグロメット組立体の組付抵抗が軽減される。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、電線をインナ部材の内側に容易に挿通させることができると共に、電線にインナ部材を後付けすることができるから、グロメット組立体の組立作業性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、蓋壁を閉じてインナ部材の剛性を高めることで、グロメット本体の鍔部の剛性が高められ、それにより、鍔部とドアの内面との密着力が高まり、防水性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、カバーで電線が外部との干渉等なく安全に保護されると共に、電線の導出方向が規定されて、ドアへのワイヤハーネスの配索作業性が向上する。また、インナ部材とカバーを一部品化したことで、部品の管理コストや製造コストが低減される。
請求項4記載の発明によれば、束電線をカバー内に安定に支持させることができるから、電線の保護を確実に行いつつ、電線の配索作業を容易に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、ドアトリムをドアパネルに組み付けると同時に、グロメット本体の鍔部でドアトリムとドアパネルとの間(電線挿通部)の防水を行うことができるから、防水のために従来のグロメット組立体のようなねじ締め等の作業が不要で、組付作業性が向上する。
請求項6記載の発明によれば、鍔部の外周のリップ部がドアパネルの内面とドアトリムの内面とに強く密着して自動車ドアの防水性をアップさせる。
請求項7記載の発明によれば、ドアトリムにグロメット組立体と束電線を組み付けた後、ドアトリムをドアパネルに組み付けることで、自動車ドアの組立作業性が向上する。
請求項8記載の発明によれば、グロメット組立体を加圧部材で簡単にドアトリムに固定することができ、これによりグロメット組立体の組付性が向上すると共に、加圧部材でグロメット本体の鍔部がドアトリムに押し付けられて密着することで、防水性が高まる。
請求項9記載の発明によれば、加圧部材の凸部がインナ部材の凹部に係合するように、グロメット組立体がドアトリムに位置決めされつつしっかりと固定されるから、ドアパネルへのドアトリムの組付時にグロメット組立体が外れたりすることがなく、ドアトリムの組付作業性が向上する。また、加圧部材がインナ部材の開口に係合してインナ部材の剛性を高めるから、鍔部の潰れが防止され、鍔部の外周面がしっかりとドアトリムとドアパネルとに密着して防水性が高まる。
請求項10記載の発明によれば、グロメット組立体がドアトリム側に係止されて、強い引張力等によっても位置ずれ等を起こすことがなく、ドアパネルとの間への装着(挟着)作業性が向上する。また、インナ部材と加圧部材とに係止手段を設けたことで、ドアトリムへのグロメット組立体の組付時に、加圧部材が弾性のグロメット本体に摺接せず、摩擦抵抗が低減されて、組付作業性が向上する。
図1〜図6は、本発明に係るドア用グロメット組立体の第一の実施形態を示すものである。
図1の如く、このドア用グロメット組立体1は、合成ゴム製の弾性のグロメット本体2と、グロメット本体2の鍔部3内に嵌合する開閉式の硬質のインナ部材4を一体に有する合成樹脂製のインナ一体カバー5とで構成されるものである。
グロメット本体2は、伸縮自在な蛇腹部6と、蛇腹部6の基端に一体に形成された鍔部3と、蛇腹部6の先端に一体に形成されたカップ状部7とで構成されている。鍔部3は、正面視で半円よりも少し長く形成され、湾曲状の外周面8と、外周面8を結ぶ真直な外面(平面)9とでなる外周壁10と、外周壁10の中央において周方向(全周)に一体に環状に形成された防水強化用のリップ部11と、前側(正面)の壁部12と、後側の開口部13(図6)とで構成されている。湾曲状の外周面8は図1で上半の円弧状部と下半の短い真直部(平面部)とで略逆U字状に構成されている。
前側の壁部12に蛇腹部6の基端が一体に続き、後側の開口部13内にインナ部材4が嵌合される。開口部13(図6)は前側の壁部12の孔部を経て蛇腹部6の断面円形の内側空間(電線挿通空間)14(図6)に連通している。開口部13内で前側の壁部12の内面に沿って周壁10内にインナ部材4の前端の鍔状の壁部15を嵌合させる周溝(図示せず)が形成されている。
カップ状部7は、中央の電線挿通孔14と、挿通孔14の外側のテーパ状の壁部16と、テーパ状の壁部16の基端に交差する底壁17(図6)と、底壁17の外周に突出した大径部18と、大径部18の前側に形成された周溝19とで構成されている。
底壁17(図6)は蛇腹部6に一体に続き、蛇腹部6の内側空間は挿通孔14に連通している。挿通孔14に複数本の電線(束電線)20が挿通され、テーパ状の壁部16が車両ボディ(図示せず)の孔部に挿入され、周溝19が孔部の周縁に嵌合しつつ大径部18が車両ボディに密着する。束電線20の先端に設けられたコネクタ21は車両ボディ側のワイヤハーネス(図示せず)に接続される。少なくとも束電線20とグロメット組立体1とでワイヤハーネスが構成される。束電線をハーネスと呼称することもある。
インナ一体カバー5の前端のインナ部材4はグロメット本体2の鍔部3に沿った形状を呈しており、略逆U字状に湾曲した周壁22と、周壁22の前端の鍔状の壁部15と、周壁22の図1で下側の開口23を塞ぐ開閉自在な蓋壁24とで構成されている。周壁22は上半の円弧状部と下半の真直部(平面部)とで構成されている。開口23は電線20を周壁22内に挿通させるためのものである。なお、明細書中の「上下」はあくまでも図1におけるものであり、図4の実使用形態では「左右」となる。
図1,図2の如く、インナ部材4の周壁22は後側の鍔状の壁部25(図2)に直交して一体に続き、鍔状の壁部25は後方の半環状の壁部(周壁)26に直交して続き、鍔状の壁部25は半環状の壁部26を介して後方のカバー本体(単にカバーと言ってもよい)27に一体に且つ滑らかに続いている。半環状の壁部26もカバー本体27の一部である。インナ部材4とカバー本体27とは合成樹脂材で一体成形されている。
半環状の壁部26の下側には開口(符号23で代用)が延長形成されている。開口23の一側端に薄肉のヒンジ28(図2)を介して幅広の蓋壁29が開閉自在に設けられ、幅広の蓋壁29の前側に幅狭の蓋壁24が一体に形成され、幅広の蓋壁29が半環状の壁部26の開口延長部23を塞ぎ、幅狭の蓋壁24がインナ部材4の開口23を塞ぐ。両蓋壁24,29で蓋部材52が構成される。
幅広の蓋壁29の他端側に係止部(係止爪)30が設けられ、半環状の壁部26に、係止爪30に対する係合部としての凹溝ないし孔部が設けられている。幅広の蓋壁29によって半環状の壁部26が連結されてカバー本体27の剛性が高められる。幅狭の蓋壁24の前端には鍔部31が直交して下向きに設けられ、図2の鍔壁24の閉止時に鍔部31は前端の鍔状壁15と垂直な同一平面に位置して、グロメット本体2の鍔部3の下側の壁部9内の下向きの溝(図示せず)に係合する。係止の解除は例えば治具棒で半環状の壁部26を開き方向に撓ませる等することで容易に行われる。
カバー本体27は、半環状の壁部26の後方に続く上側の基板部32(図2)と、基板部32の左右両側の一対の側板部33と、基板部33の後端から延長された板状の電線固定部34とを備えている。基板部32は半環状の壁部26から図で下向きに屈曲して傾斜状に続いている。
基板部32と両側板部33とで囲まれて電線挿通空間が構成され、空間は両側板部33の先端側の開口35に続き、開口35はインナ部材4の開口23に続いている。両側板部33の先端側に可撓性の係止枠片36が同一平面で一体に設けられている。後述の図5に示す如く、ドアトリム37に、係止枠片36を係合させる係合突起38が設けられている。係止の解除は、係止枠片36を撓ませることで容易に行うことができる。
図1の如く、グロメット本体2に束電線20を挿通した状態で、インナ一体カバー5に開口23,35から束電線20を挿通させ、図2の如く、インナ部材4側の蓋壁24,29を閉止し、図3の如く、インナ部材4をグロメット本体2の鍔部3内に嵌合させる。これにより、グロメット組立体1が形成される。電線20はインナ一体カバー5の電線固定部34にテープ巻きやバンド巻き等で固定される。グロメット本体2のカップ状部7には電線20がフリーの状態で(固定されずに)挿通され、蛇腹部6によって自動車ドアの開閉ストロークが吸収される。
以下に図4〜図6を用いて、上記グロメット組立体1を自動車ドア40に組み付ける構造を説明する。
図4〜図6の如く、自動車ドア40のドアパネル39とドアトリム37との間にグロメット組立体1の鍔部3が挟まれて防水されると共に、インナ一体カバー5がドアトリム37の内側に位置し、グロメット本体2の蛇腹部6とカップ状部7とが自動車ドア40から前方に突出して位置する。図4においては自動車ドア40を簡略化して示している。
図4の如く、ドアパネル39は金属又はグラスファイバ等を材料として、ドアアウタパネル41とドアインナパネル42とで一体的に構成され、ドアインナパネル42の垂直な前側壁(符号42で代用)に略半円状の(正確には半円よりも少し長い)湾曲状の壁部43が形成され、図5,図6(図5のA−A断面図)の如く、湾曲状の壁部43の内面と合成樹脂製のドアトリム37のフラットな前側壁44との間にグロメット本体2の鍔部3の外周壁10が挟着される。
図4において、ドアパネル39の前側壁42とドアトリム37の前側壁44とは板厚方向に接合する。ドアインナパネル42は略矩形枠状に形成されて枠状部45に一体的に続き、枠状部45はドアアウタパネル41で閉止されて内側に各補機等に対する収容空間46を有している。
ドアトリム37は、垂直な前側壁44に続く傾斜壁47と、傾斜壁47に交差して続く垂直な側壁48と、側壁48に交差する上下及び後側の壁部とで囲まれた内側空間を有し、側壁48にアームレスト49が設けられている。傾斜壁47は図示しない前端壁の内側に形成されていてもよい。
図5の如く、ドアトリム37の前側壁44の前端には、グロメット本体2の鍔部3の前壁12の前後両側において上下一対の略三角形状の突出壁50が直交して設けられ、図6の如く、突出壁50はドアパネル39の湾曲状の壁部43に沿って位置している。
図5の如く、ドアトリム37の例えば傾斜壁47の内面に上下一対の突板部51が立設され、各突板部51の内面に係合突起38が設けられ、インナ一体カバー5の上下の両側板部33が各突板部51の内側に進入して位置決め支持されると同時に、係合突起38が各側板部33の係止枠片36に係合することで、インナ一体カバー5がドアトリム37に固定される。インナ一体カバー5によって電線20(図3)が自動車ドア内の補機等に干渉等することなく安全に保護される。
図4において、グロメット組立体1の組付方法として、電線20を挿通させたグロメット組立体1のインナ一体カバー5を先ずドアトリム37に固定し、グロメット組立体1とドアトリム37とでドアトリム組立体を構成し、ドアトリム組立体をドアパネル39に組み付けると同時に、グロメット本体2の鍔部3を両パネル37,39の間に挟着させる。ドアトリム37にはグロメット組立体1の他にスイッチユニットやスピーカ等の補機(図示せず)が組み付けられ、これらによってドアトリムモジュールが構成される。
この組付方法(組付構造)によって、グロメット本体2を従来のねじ締め手段を用いることなく、簡単且つ確実に自動車ドア40に組み付けることができ、自動車ドア40へのグロメット組立体1の組付作業性が向上する。また、インナ一体カバー5のインナ部材4(図1)に電線20を挿通させる際に、蓋壁24,29を開いて電線20を簡単にインナ部材4に挿通させることができるから、従来のインナ部材の孔部に電線を挿通させる面倒な作業が不要となり、電線20の組付作業性が向上する。
図6の如く、インナ部材4の外周面がグロメット本体2の鍔部3の内周面に弾性的に密着して、外圧に対する鍔部3の潰れ変形が抑止され、鍔部3の外周面(特に外周のリップ部11)がドアパネル39の湾曲状の壁部43の内面とドアトリム37の前側壁44の内面とに弾性的に密着して、良好な防水性を発揮する。図6で、符号6は蛇腹部、7はカップ状部、14は電線挿通孔をそれぞれ示している。
なお、上記実施形態においては、図2の如く、インナ一体カバー5に蓋壁24,29を前後二つ設けたが、例えばインナ部材4の開口23を塞ぐ蓋壁24のみを設けることも可能である。この場合、蓋壁24はインナ部材4の周壁22の一側端に薄肉のヒンジで連結され、周壁22の他側端の内面側に係止手段で係止される。
また、上記実施形態においては、インナ一体カバー5の蓋部材52をヒンジ28で一体に連結したが、ヒンジを用いずに蓋部材52を別体に形成し、蓋部材52の両側の係止手段でインナ一体カバー5に係止させるようにすることも可能である。
また、グロメット本体2の形状は上記形態に限らず、例えば鍔部3と伸縮部(6)と前端の嵌合部(7)とを有しているものや、少なくとも鍔部3を有しているものであれば使用可能である。
また、上記実施形態においては、インナ一体カバー5を係止手段36,38でドアトリム37側に固定したが、ドアトリム37に代えてドアパネル39側に係止させるようにすることも可能である。この場合、インナ一体カバー5は傾斜せずに真直に形成するか、あるいはドアパネル39側に傾斜させるようにする。また、係止手段として、ドアトリム側に係止枠片(36)を設け、カバー本体27に係合突起(38)を設けることも可能である。
また、上記実施形態においては、ドアパネル39に湾曲状の壁部43を設け、ドアトリム37に平坦な壁部44を設けたが、それに代えて、ドアトリム37に湾曲状の壁部(43)を設け、ドアパネル39に平坦な壁部(44)を設けることも可能である。これは、後述の第二の実施形態においても同様である。
図7〜図16は、本発明に係るドア用グロメット組立体とその組付構造の第二の実施形態を示すものである。
図7の如く、このドア用グロメット組立体53は、合成ゴム製の弾性のグロメット本体2と、グロメット本体2の鍔部3の内側に嵌合する合成樹脂製の硬質のインナ部材54とで構成され、インナ部材54をドアトリム37’側の加圧部材55で押圧して、グロメット本体2の鍔部3をドアトリム37’の前側壁44に密着固定させるものである。
グロメット本体2の形状は第一の実施形態におけると同様であり、鍔部3に一体に続く蛇腹部6と、蛇腹部6に一体に続くカップ状部7とで構成されている。鍔部3は、湾曲状の外周面8と、外周面8の両側を結ぶ真直な平面9とでなる外周壁10と、外周壁10に環状に一体形成されたリップ部11と、前後の平行な各壁部12(図10),56とを備えている。
鍔部3の内側に、略逆U字状の内周壁13aと、内周壁13aの底部を結ぶ真直な平面壁13bとで囲まれた孔部13を有し、孔部13は蛇腹部6の内側の空間に連通している。湾曲状の内周面13aは左右下部側に短い真直な平面部を有している。孔部13の内側にインナ部材54が嵌合されている。カップ状部7(図10)は、車両ボディ(図示せず)の孔部に嵌合する周溝19と、孔部の周縁に当接する大径部18とを有している。
図8の如く、インナ部材54は、略逆U字状に形成され、逆U字状の周壁57と、周壁57の基端側で内向きに突出した一対の対向する突壁58とで構成され、両突壁58は内外(図8で上下)の平行な面58aと、対向する平行な面58bとを有し、一対の突壁58の間に矩形状の開口59が切欠形成され、開口59は周壁57の内側空間に連通している。周壁57の幅方向中央には周溝61が形成されている。周壁61は上半の円弧部と、円弧部に続く下半の真直部とで構成されている。
図7の如く、インナ部材54の後端面62はグロメット本体2の鍔部3の後端面56と同一な垂直平面に位置し、インナ部材54の基端側の開口59と、一対の突壁58の内面58a側とにドアトリム37’側の加圧部材55が係合し、加圧部材55の付勢力でグロメット本体2の鍔部3がドアトリム37’の前側壁44に密着固定されている。
図7,図9の如く、加圧部材55は、平坦な幅広の基板部(幅広部)63と、基板部63の下側中央に一体に突出した幅狭部64と、幅狭部64に一体に続いて略V字状に折り返された傾斜板状の支持部65とで構成されている。支持部65は弾性を有し、支持部65と幅狭部64との交差部(屈曲部)を支点に幅狭部64が基板部63と一体に板厚方向に弾性的に撓み可能となっている。
幅狭部64がインナ部材54の開口59に係合し、幅狭部64の内面が鍔部3の内面に押接し、基板部63の両側部分(幅狭部64よりも広い部分)が一対の突壁58の内面58aに押接する(図11参照)。幅狭部64が開口59に係合することで、グロメット組立体53がドアトリム37’に正確に位置決めされる。
支持部65はドアトリム37’の前壁47’の内面に傾斜状に交差して一体に続き、前壁47’に直交する前側壁44に対向して幅狭部64と基板部63が平行に位置し、前側壁44と幅狭部64との間に鍔部3の底側の真直な壁部9の厚さよりも少し狭い隙間66が形成されている。加圧部材55はドアトリム37’と一体に樹脂成形されている。なお、加圧部材55を樹脂材ではなく金属等で形成し、ドアトリム37’にインサート成形等で固定することも可能である。
図7においてグロメット本体2とインナ部材54の内側空間とには電線(図示せず)が挿通されており、その状態でグロメット組立体53が加圧部材55でドアトリム37’に仮固定され、さらに、その状態でドアトリム37’がドアパネル39’(図10)に組み付けられる。
また、その前に、グロメット本体2に束電線(図示せず)が挿通された状態で、図8のインナ部材54を開口59から電線に外挿して鍔部3に容易に組み付けることができる。開口59から電線をインナ部材54の内側に容易に挿通させることができる。
図10の如く、電線(図示せず)とグロメット組立体53とを装着したドアトリム37’をドアパネル39’に組み付ける。ドアパネル39’の形状は第一の実施形態におけると同様であり、前側壁42と、前側壁42に一体に膨出形成された湾曲状の壁部43と、前後上下及び外側の壁部とを有して中空に形成されている。ドアトリム37’の形状も傾斜壁47(図4)に代えて垂直な前壁47’を形成した点を除いて第一の実施形態とほぼ同様である。ドアトリム37’は係止クリップ等でドアパネル39’にワンタッチで固定される。これは第一の実施形態においても同様である。
図10,図11(図10のB−B断面図)の如く、グロメット本体2の鍔部3がドアパネル39’の湾曲状の壁部43とドアトリム47’の平坦な前側壁44との間に挟着され、図12(図11のC−C断面図)の如く、鍔部3の外周のリップ部11が湾曲状の壁部43と前側壁44との内面に密着する。
さらに、加圧部材55がグロメット本体2の鍔部3の底側の真直な壁部9をドアトリム37’の前側壁44の内面に押圧して強く密着させる。加圧部材55はインナ部材54の上から(インナ部材54を介して)鍔部3の真直な壁部9をドアトリム37’の前側壁44に押圧する。これにより、ドアトリム37’と鍔部3との密着がしっかりと確実に行われ、防水性が向上する。
また、加圧部材55がインナ部材54の開口59に嵌合することで、インナ部材54の剛性が高まり、インナ部材54と加圧部材55とで鍔部3の外圧による潰れ変形が防止され、鍔部3の外周面がドアパネル39’とドアトリム37’とに確実に密着する。加圧部材55は第一の実施形態における蓋壁24の役目をする。
図12において、インナ部材54の前端面67は鍔部3の孔部内の前端面68に密着している。なお、インナ部材54の前端の外周に鍔壁(図示せず)を設け、鍔壁をグロメット本体2の鍔部3の内面側の周溝69に係合させてもよい。また、インナ部材54の外周の溝61に鍔部3の内周のリブ(図示せず)を係合させてもよい。図11で、符号7はグロメット本体2のカップ状部を示している。
図13〜図14は、図11のD−D断面に相当し、インナ部材54と加圧部材55との係止手段の一形態を示すものである。
インナ部材54の左右一対の突壁58の内面の後端側に各係止突起71が設けられ、加圧部材55の基板部63の左右両側に、係止突起71を係合させる各係合凹部72が切欠形成されている。本形態の係止突起71は前側の垂直な係止面71aと後側のガイド傾斜面71bとを有している。係合凹部72は基板部63の両側の中間部に形成された矩形状の切欠溝であり、係合凹部72の深さは幅狭部64の外面まで達している。図11の如く、基板部63の外側面63aはインナ部材54の内側面57aに接しているから、係合凹部72はインナ部材54の内側面57aで閉止されて矩形孔状を呈している。
図13の如く、ドアトリム37’の前側壁44に沿ってグロメット本体2の鍔部3を後方に摺動させることで、加圧部材55の基板部63が係止突起71の傾斜面71bに沿って乗り上げつつ、加圧部材55の基板部63と幅狭部64とが屈曲部73を支点に上向きに一体に撓み、図14の如く、係止突起71が係合凹部72に達した時点で加圧部材55が弾性的に復元して、係止突起71が係合凹部72に係合する。
これにより、グロメット組立体53が前後左右に不動に固定される。加圧部材55はグロメット組立体53を下向きに押圧するから、上下方向にも不動に仮固定される。鍔部3の外周のリップ部11は前側壁44に強く密着する。前後方向とはグロメット本体2の長手方向であり、これは自動車ドア40’の前後方向とも一致する。上下左右は図示における便宜上のものである。
図13において、加圧部材55の基板部63がインナ部材54の係止突起71に摺接しつつ加圧部材55が上向きに撓むことで、加圧部材55とゴム製のグロメット本体2の鍔部3との摺接が起こらず、これにより、ドアトリム37’へのグロメット組立体53の組付抵抗が低減され、グロメット組立体53がスムーズ且つ容易にドアトリム37’に組み付けられる。
図14の状態で図10〜図12の如くドアトリム37’をドアパネル39’に組み付ける。これにより、グロメット本体2の鍔部3がドアパネル39’とドアトリム37’との間に挟着されて本固定される。その状態でグロメット組立体53に前後方向の力(引張力や圧縮力)が作用しても、インナ部材54が係止手段71,72で加圧部材55に固定されているから、グロメット組立体53が何ら移動や位置ずれすることがない。この加圧部材55を用いた係止は、第一の実施形態(図1)のインナ一体カバー5による係止よりも構造が簡単でコンパクトである。
図14の係止状態で、加圧部材55の中央の幅狭部64は、図12の如く、グロメット本体2の鍔部3の内面に密着して、鍔部3をドアトリム側に押し付けている。加圧部材55とインナ部材54との係止解除は、基板部63を撓み方向に押圧することで容易に行うことができる。
なお、第二の実施形態においては、インナ部材54のみを用いて図1の実施形態のようなカバー本体27を形成していないが、図14のインナ部材54の後端側に図1のようなカバー本体(27)を一体に形成して電線を保護させることも可能である。この場合、図1のカバー本体27の係止枠片36やドアトリム側の係合突起38は設けても設けなくてもよい。
また、加圧部材55の形状は上記実施形態に限るものではなく、傾斜状の支持部65に代えて湾曲状や矩形状の支持部を形成したり、支持部65を板状ではなく棒状に形成したり、基板部63を廃除して、支持部65に続く幅狭部64のみ(幅狭な基板部)を設けたり、幅狭部64を廃除して、支持部65に続く幅広な基板部63のみを設けることも可能である。
また、加圧部材55とインナ部材54との係止手段として、加圧部材55に係止突起(71)を設け、インナ部材54に、係止突起に対する係合凹部(72)を設けることも可能である。係止手段としては、これらに限らず、弾性の係止アームと、係止アームの突起を係合させる係合凹部等、種々の形態を適用することが可能である。
また、上記実施形態においては、加圧部材55をドアトリム37’に設けたが、ドアトリム37’に代えてドアパネル39’に加圧部材55を設け、ドアパネル39’にグロメット組立体53を仮固定させるようにすることも可能である。
また、上記各実施形態のグロメット組立体1,53の組付構造は、自動車の前席側のドア40,40’に限らず後席側のドアやバックドアや、自動車以外の車両のドア等においても適用可能である。
本発明に係るグロメット組立体の第一の実施形態を示す組立途中の斜視図である。 グロメット組立体のインナ部材を含むインナ一体カバーを示す斜視図である。 グロメット組立体の組立状態を示す斜視図である。 自動車ドアへのグロメット組立体の組付構造を示す組付前の分解斜視図である。 グロメット組立体の組付構造の組付状態を示す要部斜視図である。 図5のA−A断面図である。 グロメット組立体の第二の実施形態を示す組付途中の斜視図である。 グロメット組立体のインナ部材を示す斜視図である。 グロメット組立体を固定するドアトリム側の加圧部材を示す斜視図である。 自動車ドアへのグロメット組立体の組付構造を示す全体斜視図である。 図10のB−B断面図である。 図11のC−C断面図である。 グロメット組立体の組付構造の変形例(図11のD−D断面に相当する係止構造)を示す係止前の断面図である。 同じく係止構造を示す係止後の断面図である。 従来のグロメット組立体の一形態を示す分解斜視図である。 自動車ドアへのグロメット組立体の組付構造を示す斜視図である。
符号の説明
1,53 グロメット組立体
2 グロメット本体
3 鍔部
4,54 インナ部材
5 インナ一体カバー
11 リップ部
23,59 開口
24 蓋壁
30 係止爪(係止手段)
34 電線固定部
36 係止枠片(係止手段)
37,37’ ドアトリム
39,39’ ドアパネル
40,40’ 自動車ドア
55 加圧部材
58 突壁
63 基板部(幅広部)
64 幅狭部
71 係止突起(係止手段)
72 係合凹部(係止手段)

Claims (10)

  1. 弾性のグロメット本体と、該グロメット本体の鍔部内に嵌合される硬質のインナ部材とを備えるグロメット組立体において、該インナ部材の周壁の一部に電線挿通用の開口が切欠形成されたことを特徴とするグロメット組立体。
  2. 前記開口に蓋壁が係止手段で閉止されることを特徴とする請求項1記載のグロメット組立体。
  3. 前記インナ部材に電線保護用のカバーが一体に設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のグロメット組立体。
  4. 前記カバーが電線固定部を有することを特徴とする請求項3記載のグロメット組立体。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のグロメット組立体を自動車ドアに組み付けるグロメット組立体の組付構造であって、前記鍔部の外周面がドアパネルとドアトリムとに挟着されることを特徴とするグロメット組立体の組付構造。
  6. 前記鍔部の外周面に設けたリップ部が前記ドアパネルとドアトリムとに密着することを特徴とする請求項5記載のグロメット組立体の組付構造。
  7. 請求項3又は4記載のグロメット組立体を自動車ドアに組み付けるグロメット組立体の組付構造であって、前記カバーが前記ドアトリムに係止手段で係止されることを特徴とするグロメット組立体の組付構造。
  8. 請求項1記載のグロメット組立体を自動車ドアに組み付けるグロメット組立体の組付構造であって、前記ドアトリムに弾性の加圧部材が設けられ、該加圧部材が前記グロメット本体の鍔部の内側に係合して該鍔部を該ドアトリムとの間で挟持することを特徴とするグロメット組立体の組付構造。
  9. 前記加圧部材が、前記インナ部材の前記開口に係合する幅狭部と、該開口の両側の突壁に押接する幅広部とを有することを特徴とする請求項8記載のグロメット組立体の組付構造。
  10. 前記インナ部材と前記加圧部材とが係止手段で係止されることを特徴とする請求項8又は9記載のグロメット組立体の組付構造。
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