JP2006151092A - モータ装置及びワイパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 狭角タイプの出力軸アッセンブリを、広角タイプの出力軸アッセンブリとして部品共用できるモータ装置を得る。
【解決手段】 ワイパモータ12は、狭角タイプ(出力軸18の回転範囲が最大120度のタイプ)のものであるが、「出力軸18のアッセンブリ(出力軸18及び該出力軸18に支持されたクラッチ装置24)」を構成する入力ディスク62には外周部にギヤ歯68が形成されている。したがって、回動レバー88及び連結ロッド40に代えて、入力ディスク62のギヤ歯68に噛合するギヤ歯を一端側に有しかつ他端がウォームホイール36の回転中心と異なる位置でウォームホイール36に連結される揺動部材(例えば、セクタギヤやラックなど)を適用して構成することで、上記「出力軸18アッセンブリ」を、広角タイプのワイパモータ(出力軸をより大きな回転範囲で往復回転させるタイプのワイパモータ)の構成部品として共用することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、モータ装置に係り、詳しくは車両用のワイパ装置を駆動するモータ装置に関する。
一般に、リヤワイパモータでは、減速機構を収容するギヤハウジング内に、モータの回転運動を往復揺動運動に変換する揺動機構が内蔵され、出力軸を往復回転させている。
この種のリヤワイパモータとしては、例えば、図18に示す如く、出力軸202と一体的に回転するギヤ歯車204(クラッチなどの伝達部材を介して出力軸202と一体回転してもよい)に、往復揺動するセクタギヤ206が噛合して出力軸202を大きな角度(広角)で往復回動させる揺動機構208を備えたリヤワイパモータ200がある(例えば、特許文献1参照)。なお、広角タイプのリヤワイパモータとしては、図19に示す如く、出力軸252と一体的に回転するギヤ歯車254に、往復移動するラック256が噛合した構成の揺動機構258を備えたリヤワイパモータ250もある。
一方、図20に示す如く、出力軸302と一体的に回転するレバー304に、往復揺動するロッド306が連結されて出力軸302を狭い角度(180度以上にはなりえない、実際は120度が限界と言われている)で往復回動させる構成の揺動機構308を備えたリヤワイパモータ300もある(例えば、特許文献2参照)。このような狭角タイプのリヤワイパモータ300は、構成が簡単で低コストである。
ところで、上述の如き広角タイプのリヤワイパモータと狭角タイプのリヤワイパモータとでは、モータ本体や該モータ本体の駆動力で回転するホイールギヤ、及び出力軸などの部品は基本的に共通であるが、ホイールギヤから出力軸までの揺動機構が相違する。つまり、狭角タイプの揺動機構308では、図20に示す如く、出力軸302の基端にレバー304の一端が固定され、このレバー304の他端はホイールギヤ310の偏心位置に連結されたロッド306に連結されている。これに対し、広角タイプの揺動機構208では、図18に示す如く、出力軸202の基端にギヤ歯車204が固定されており、このギヤ歯車204は、ホイールギヤ210の偏心位置に連結されたセクタギヤ206のギヤ歯に噛合している(図19に示す広角タイプの揺動機構258においても、出力軸252に固定されたギヤ歯車254は、ホイールギヤ260の偏心位置に連結されたラック256のギヤ歯に噛合している)。このため、広角タイプのリヤワイパモータと狭角タイプのリヤワイパモータとでは、揺動機構の構成部品を共通化することが困難であり、それぞれのタイプに応じて多種の部品を製造する必要があった。
特に、本出願人らが既に提案しているように、出力軸にクラッチ装置を設けることで過大外力から揺動機構および減速機構などを保護する構成としたリヤワイパモータでは、クラッチ装置を出力軸のアッセンブリとした1つの部品として取り扱うことが製造上望ましいが、上述の如く広角タイプと狭角タイプとで揺動機構の構成が異なる場合、出力軸に組み付けられる部品も異なるため、それぞれのタイプに応じて異なる出力軸アッセンブリを構成しなければならず、製造コストが増加する原因となっていた。
特許第3550049号公報 特許第3180018号公報
本発明は、上記事実を考慮し、広角タイプの出力軸アッセンブリを、狭角タイプの出力軸アッセンブリとして部品共用できるモータ装置、及び該モータ装置を適用して構成したワイパ装置を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係るモータ装置は、ハウジングに回転可能に支持された出力軸と、前記出力軸に対して軸線周りに回転不能に支持されると共に、駆動力を入力すべく外周部にギヤ歯が形成された歯車部材と、前記ハウジングに回転可能に支持され、モータ本体の回転により回転駆動される回転体と、一端が前記回転体の回転中心と異なる位置で前記回転体に連結され、前記回転体の回転によって往復揺動される連結ロッドと、一端が前記連結ロッドの他端に連結されると共に他端が前記歯車部材の前記ギヤ歯に係合しかつ一体的に固定され、前記連結ロッドの往復揺動によって前記歯車部材を前記出力軸の軸線周りに往復回動させる回動レバーと、を備えたことを特徴としている。
請求項1記載のモータ装置では、モータ本体の回転により回転体が回転駆動されると、一端が回転体の回転中心と異なる位置で回転体に連結された連結ロッドが往復揺動される。この連結ロッドの他端は、回動レバーの一端に連結されており、回動レバーの他端は、出力軸に対して軸線周りに回転不能に支持された歯車部材のギヤ歯に係合しかつ一体的に固定されている。このため、連結ロッドが往復揺動されると、回動レバーが幾何学上180度未満(往復動作されるため実際には最大約120度)の比較的狭い角度範囲で往復回動され、回動レバーと同じ回動角度だけ出力軸が往復回転される(狭角タイプ)。
また、上述の如く、出力軸にはギヤ歯を有する歯車部材が軸線周りに回転不能に支持されているので、上記回動レバー及び連結ロッドに代えて、歯車部材に噛合するギヤ歯を一端側に有しかつ他端が回転体の回転中心と異なる位置で回転体に連結される揺動部材(例えば、セクタギヤやラックなど)を適用して構成することもできる。この場合、出力軸は、上記回動レバー及び連結ロッドの場合に比べて比較的広い角度(歯車部材のギヤ歯と揺動部材のギヤ歯との減速比によって(増速されて)幾何学上180度以上も可能)で往復回転される(広角タイプ)。
すなわち、このモータ装置では、広角タイプの出力軸アッセンブリ(出力軸と該出力軸に支持された歯車部材)を、狭角タイプの出力軸アッセンブリとして部品共用することができる。
請求項2記載の発明に係るモータ装置は、ハウジングに回転可能に支持された出力軸と、前記出力軸に対して軸線周りに回転自在に支持されると共に駆動力を入力すべく外周部にギヤ歯が形成された歯車部材と、前記出力軸に対して軸線周りに回転不能に支持され、前記歯車部材に対して前記出力軸の軸線方向に対向して配置されると共に前記歯車部材に対して前記出力軸の軸線方向に噛合い係合するクラッチディスクとを備え、前記出力軸の軸線周りに所定値以上の負荷トルクが作用した際に、前記歯車部材と前記クラッチディスクとを相対的に空転可能とするクラッチ装置と、前記ハウジングに回転可能に支持され、モータ本体の回転により回転駆動される回転体と、一端が前記回転体の回転中心と異なる位置で前記回転体に連結され、前記回転体の回転によって往復揺動される連結ロッドと、一端が前記連結ロッドの他端に連結されると共に他端が前記歯車部材の前記ギヤ歯に係合しかつ一体的に固定され、前記連結ロッドの往復揺動によって前記歯車部材を前記出力軸の軸線周りに往復回動させる回動レバーと、を備えたことを特徴としている。
請求項2記載のモータ装置では、モータ本体の回転により回転体が回転駆動されると、一端が回転体の回転中心と異なる位置で回転体に連結された連結ロッドが往復揺動される。この連結ロッドの他端は、回動レバーの一端に連結されており、回動レバーの他端は、出力軸に支持されたクラッチ装置の歯車部材のギヤ歯に係合しかつ一体的に固定されている。したがって、連結ロッドが往復揺動されると、回動レバーが幾何学上180度未満(往復動作されるため実際には最大約120度)の比較的狭い角度範囲で往復回動され、回動レバーと同じ回動角度だけ歯車部材が往復回転される。この歯車部材は、出力軸に対して軸線周りに回転自在とされているが、通常は、出力軸に対して軸線周りに回転不能に支持されたクラッチ装置のクラッチディスクと噛合い係合している。このため、歯車部材が往復回転されると、出力軸がクラッチディスクを介して歯車部材と同じ回動角度だけ往復回転される(狭角タイプ)。
しかも、出力軸の動作が妨げられるなど出力軸の軸線周りに所定値以上の負荷トルクが作用すると、クラッチ装置のクラッチディスクすなわち出力軸が歯車部材に対して空転する。このため、歯車部材以降の各部品(回動レバー、連結ロッド、回転体などの歯車部材からモータ本体側へ向けての構成)が損傷を受けることを防止できる。これにより、出力軸への過大な負荷トルクの作用を想定して上記各部品の過剰な強度設計を行う必要がなくなり、小型軽量で安価なモータ装置を得ることができる。
また、上述の如く、出力軸には出力軸アッセンブリとして上記クラッチ装置を含みギヤ歯を有する歯車部材が支持されているので、上記回動レバー及び連結ロッドに代えて、歯車部材に噛合するギヤ歯を一端側に有しかつ他端が回転体の回転中心と異なる位置で回転体に連結される揺動部材(例えば、セクタギヤやラックなど)を適用して構成することもできる。この場合、出力軸は、上記回動レバー及び連結ロッドの場合に比べて比較的広い角度(歯車部材のギヤ歯と揺動部材のギヤ歯との減速比によって(増速されて)幾何学上180度以上も可能)で往復回転される(広角タイプ)。
すなわち、このモータ装置では、広角タイプのクラッチ装置を含む出力軸アッセンブリ(出力軸と該出力軸に支持された歯車部材及びクラッチディスク)を、狭角タイプのクラッチ装置を含む出力軸アッセンブリとして部品共用することができる。
請求項3記載の発明に係るモータ装置は、請求項2記載のモータ装置において、前記クラッチ装置は、前記歯車部材及び前記クラッチディスクの何れか一方が前記出力軸に対して前記出力軸の軸線方向に移動可能に支持されると共に、当該何れか一方の軸線方向移動に対して抗力を付与する弾性部材を備え、前記歯車部材及び前記クラッチディスクの何れか一方は、前記軸線方向に突出形成された係合凸部を有すると共に、前記歯車部材及び前記クラッチディスクの何れか他方は、前記係合凸部が噛合うよう凹設形成された係合凹部を有し、かつ、前記係合凸部及び前記係合凹部は、前記出力軸の周方向に係合して前記出力軸の軸線方向に沿った分力を発生させる分力発生面を有している、ことを特徴としている。
請求項3記載のモータ装置では、歯車部材及びクラッチディスクの何れか一方に突出形成された係合凸部が、何れか他方に凹設形成された係合凹部に噛合い係合している。また、歯車部材及びクラッチディスクの何れか一方は、出力軸に対して軸線方向に移動可能に支持されているが、弾性部材によって当該軸線方向移動に抗力が付与されているため、通常は歯車部材とクラッチディスクとは一体に回転する。
一方、所定値以上の負荷トルクが出力軸の軸線周りに作用すると、歯車部材及びクラッチディスクには、係合凸部及び係合凹部に設けられた分力発生面によって、軸線方向に沿った分力が発生する。このため、上記軸線方向に移動可能に支持された何れか一方が、弾性部材の抗力に逆らって何れか他方から離間移動する。これにより、係合凸部と係合凹部との噛合い係合状態が解除され、クラッチディスクと歯車部材との回転伝達が切り離される。
すなわち、このモータ装置では、分力発生面の形状と弾性部材の抗力とに基づいて、歯車部材とクラッチディスクとの回転伝達力(換言すれば、クラッチ解除力)を容易に設定できる。
請求項4記載の発明に係るモータ装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のモータ装置において、前記回動レバーは、前記歯車部材のギヤ歯の外周部を収容する収容部が他端側に形成され、該収容部の内周面には前記歯車部材の前記ギヤ歯が噛合する噛合突起が形成されている、ことを特徴としている。
請求項4記載のモータ装置では、歯車部材のギヤ歯が回動レバーに形成された噛合突起に噛合しているため、回動レバーが歯車部材に対して出力軸の軸線周りに強固に回止め状態で固定されている。しかも、歯車部材のギヤ歯の外周部は、回動レバーに形成された収容部に収容されているため、出力軸の軸線方向の寸法の増加を防止できる。
請求項5記載の発明に係るモータ装置は、前記噛合突起は、前記歯車部材の回転中心に対して点対称位置に複数形成されている、請求項4記載のモータ装置において、ことを特徴としている。
請求項5記載のモータ装置では、噛合突起は、歯車部材の回転中心(すなわち、出力軸の軸線)に対して点対称位置に複数形成されている。したがって、回動レバーは、歯車部材の回転中心に対して(出力軸の軸線周りに)バランスよく安定的に固定される(安定的な固定強度が得られる)。
請求項6記載の発明に係るモータ装置は、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載のモータ装置において、前記回転体は、前記モータ本体の回転軸に設けたウォームギヤに噛合して減速回転するウォームホイールであり、前記連結ロッドは、一端が前記ウォームホイールの回転軸と異なる位置に回転可能に連結されている、ことを特徴としている。
請求項6記載のモータ装置では、モータ本体の回転軸が回転すると、この回転軸と一体でウォームギヤが回転し、ウォームギヤに噛合したウォームホイールが減速回転する。ウォームホイールの回転軸と異なる位置には、連結ロッドが回転可能に連結されているため、ウォームホイールの回転によって連結ロッドが往復揺動し、回動レバーすなわち歯車部材が往復回転する。この場合、歯車部材は、ウォームギヤ及びウォームホイールによって減速往復回転駆動されるため、出力軸を大きなトルクで駆動できる。
請求項7記載のワイパ装置は、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のモータ装置によって、前記出力軸に直接的にまたは間接的に連結されたワイパを往復駆動する、ことを特徴としている。
請求項7記載のワイパ装置は、前記請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のモータ装置が適用されて構成されているため、前記請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のモータ装置と同様の作用効果を奏する。
図1及び図2には、本発明の実施の形態に係るモータ装置としてのワイパモータ12の全体構成が斜視図にて示されており、図3には、このワイパモータ12の構成が分解斜視図にて示されている。また、図4には、このワイパモータ12の構成が背面図にて示されている。さらに、図5乃至図9には、ワイパモータ12の構成が断面図にて示されている。
ワイパモータ12は、モータ本体20、揺動機構22、及びクラッチ装置24を備えている。モータ本体20は、軸線方向一端部が絞り加工された有底の筒状に形成されたヨークハウジング21を有している。ヨークハウジング25は、モータ本体20の回転軸25(図4参照)の直交方向断面が、ワイパモータ12の出力軸18の軸線方向(図4では紙面に垂直な方向)を短手方向とする偏平形状に形成されており、開口側がワイパモータ12の装置本体を構成するハウジング26に一体的に取り付けられている(なお、図4ではハウジング26の裏側を閉塞するカバー27の図示を省略してある)。モータ本体20の回転軸25には、ハウジング26内に設けられた揺動機構22のウォームギヤ30が、例えばカップリングなどを介して連結されている。
ウォームギヤ30は、その一端部が軸受32を介してハウジング26に回転自在に支持されると共に、他端部は軸受34を介してハウジング26に回転自在に支持されている。このウォームギヤ30は、回転部材としてのウォームホイール36に噛み合っている。
ウォームホイール36は、ウォームギヤ30の軸線Aに対し一側側に配置され、ウォームギヤ30に噛合した状態でハウジング26内に収容されており、ウォームギヤ30の回転によって、ウォームギヤ30(回転軸25)の軸線Aと垂直な回転軸38回りに減速回転する。
また、ウォームホイール36には、揺動機構22を構成する連結ロッド40が連結されている。連結ロッド40は、ウォームホイール36の回転軸38(回転中心)と異なる位置(径方向に変位した位置)に設けられた支軸(クランクピン)42によって、その一端がウォームホイール36に回転自在に連結されている。なお、図4に示す如く、支軸42の軸線方向一端部(図4では下側の端部)には、樹脂製の摺動部材43が取り付けられている。この摺動部材43は、カバー27に摺動可能に当接している。また、連結ロッド40の他端は、後述する回動レバー88の一端に回転自在に連結されている。
一方、図10及び図11に示す如く、出力軸18は、先端側(図10及び図11では上側)が断面円形に形成されて円柱部46とされ、基端側(図10及び図11では下側)が断面略矩形(周方向において互いに180度反対側に形成された一対の平面と、これらの平面に連続する一対の円周面とを備えた所謂「断面ダブルDカット形状」)に形成されて相対回転規制部48とされている。
出力軸18の円柱部46は、図6及び図8に示す如く、ハウジング26に固定された軸受50によって回転自在に支持されている。一方、相対回転規制部48の先端側(円柱部46側)には、前記円周面とされた部分に軸線B方向に沿った複数の突条が形成されて回止部52が設けられており、基端部突端には抜止部54が設けられている。
相対回転規制部48の回止部52には、クラッチ装置24を構成する略円盤状の係合ベース56が出力軸18と同軸的に固着されている。係合ベース56の中央部分には、出力軸18の相対回転規制部48に対応する断面略矩形(断面ダブルDカット形状)の支持孔58が形成されており、支持孔58が回止部52に固着されることで常に出力軸18と一体回転する(出力軸18に対して軸線B方向に移動不能とされる)。また、係合ベース56の周縁には、径方向(出力軸18の径方向)に突出するストッパ部60が設けられている。このストッパ部60は、ハウジング26に形成された後述するストッパ突起98に対応している。
なお、上述の如く出力軸18と係合ベース56とを別体に形成して固着する構成に限らず、例えば、冷間鍛造等により出力軸18と係合ベース56とを一体に形成する構成(出力軸にツバ状の大径部を一体に形成する構成)としてもよい。
一方、相対回転規制部48の抜止部54には、クラッチ装置24を構成する歯車部材としての入力ディスク62が出力軸18と同軸的に取り付けられている。入力ディスク62は、中央部分に断面円形の軸孔64が形成された円筒状に形成されており、軸孔64に出力軸18の抜止部54が挿通すると共に抜止部54の突端に取り付けられた抜止めクリップ66によって抜け止めされることで、出力軸18に対して軸線B方向一側(係合ベース56と反対側)へ抜止め状態でかつ回転自在に支持されている。この入力ディスク62は、本実施の形態では、粉末合金を成型金型に入れ、圧縮成形し、加熱焼結する所謂「粉末冶金法」により製造された焼結金属であり、該焼結金属内に潤滑油が含油されている。
入力ディスク62の軸線B方向一端側(係合ベース56とは反対側)の外周には、ギヤ歯68が形成されている。このギヤ歯68は、後述する回動レバー88に対応している。また、図11に示す如く、入力ディスク62には、ギヤ歯68の軸線方向他端側(係合ベース56側)において、ギヤ歯68の端部を連結する連結壁70が形成されている。
さらに、入力ディスク62は、連結壁70を介してギヤ歯68とは反対側の外周が、出力軸18と同心の円周面72とされており、この円周面72は、図6及び図8に示す如く、ハウジング26に固定された軸受74によって回転可能に保持(支持)されている。すなわち、入力ディスク62は、ギヤ歯68の軸線B方向他端側に出力軸18と同軸的な円盤状のツバ部を備えており、このツバ部の外周面(円周面72)が、軸受74に支持されている。
またさらに、入力ディスク62の軸線B方向他端側(係合ベース56の側)の端面には、その周縁部に係合ベース56側へ向けて突出する4つの係合凸部76が設けられている。これら4つの係合凸部76は、入力ディスク62に対して同心状に配置されると共に、入力ディスク62の周方向に沿って互いに等間隔にならないように(周方向に沿って隣接する間隔がそれぞれ異なるように)配置されている。これらの係合凸部76は、クラッチ装置24を構成するクラッチディスク78に対応している。
クラッチディスク78は、円盤状に形成されており、係合ベース56と入力ディスク62との間において、出力軸18の相対回転規制部48に出力軸18と同軸的に支持されている。クラッチディスク78の中央部分には、相対回転規制部48に対応する断面略矩形(断面ダブルDカット形状)の軸孔80が形成されており、軸孔80に出力軸18(相対回転規制部48)が挿通することで、入力ディスク62に対し出力軸18の軸線B方向他側(係合ベース56の側)に位置すると共に、出力軸18に対して軸線B周りに回転不能でかつ軸線B方向に沿って移動可能に支持されている。これにより、クラッチディスク78は、常に出力軸18と一体的に回転すると共に、入力ディスク62に対して出力軸18の軸線B方向に沿って相対移動可能となっている。このクラッチディスク78は、本実施の形態では、前述した所謂「粉末冶金法」により製造された焼結金属であり、該焼結金属内に潤滑油が含油されている。
クラッチディスク78の裏面側(入力ディスク62の側、出力軸18の軸線B方向一側)には、その周縁部において4つの係合凹部82が凹設して(窪んで)設けられている。これらの係合凹部82は、入力ディスク62の前述した4つの係合凸部76に対応しており、クラッチディスク78に対して同心状に配置されると共に、クラッチディスク78の周方向に沿って互いに等間隔にならないように(周方向に沿って隣接する間隔がそれぞれ異なるように)配置されている。
これら4つの係合凹部82には、入力ディスク62の4つの係合凸部76がそれぞれ嵌入可能となっており、各係合凸部76と各係合凹部82とは出力軸18の周方向に係合するようになっている(すなわち、クラッチディスク78は、入力ディスク62に噛合係合可能となっている)。これにより、通常の使用状態(回転状態)では、入力ディスク62が回転した場合にこの入力ディスク62の回転力がクラッチディスク78へ伝達されてクラッチディスク78が供に回転される構成である。
但し、前述した如く、各係合凸部76と各係合凹部82とは、それぞれ入力ディスク62及びクラッチディスク78の周方向に沿って等間隔にならないように(隣接する間隔がそれぞれ異なるように)設けられているため、クラッチディスク78(出力軸18)と入力ディスク62とは、周方向に沿った相対関係位置が所定の一位置にあるときにのみ噛合係合するようになっている。すなわち、上記所定の一位置以外の位置では、1個の係合凸部76が係合凹部82に対応しても、他の3個の係合凸部76は係合凹部82に対応しないようになっている。したがって、係合凸部76が係合凹部82から抜け出した状態では、クラッチディスク78は、少なくとも3個の係合凸部76を介して入力ディスク62と接触するようになっている(3点支持状態となる構成である)。
またここで、入力ディスク62の係合凸部76と、クラッチディスク78の係合凹部82とは、それぞれの側壁部分が出力軸18の周方向に対して傾斜した分力発生面84とされている(換言すれば、断面形状が所謂「台形」に形成されている)。これにより、入力ディスク62が回転すると、入力ディスク62からクラッチディスク78への回転伝達力によって、クラッチディスク78に出力軸18の軸線B方向に沿った(係合ベース56へ向いた)分力が発生する構成となっている。
なお、前述の如く入力ディスク62の係合凸部76と、クラッチディスク78の係合凹部82のそれぞれの側壁を共に「分力発生面84」とする構成に限らず、少なくとも何れか一方に、出力軸18の周方向に対して傾斜した分力発生面84を形成する構成としてもよい。この場合であっても、入力ディスク62からクラッチディスク78への回転伝達力によってクラッチディスク78に出力軸18軸線B方向に沿った分力を生じせしめることができる。また、分力発生面84の傾斜度合いを一方と他方とで異ならせ、出力軸18の軸線B方向の分力の大きさを異ならせるようにしても良い。これにより、出力軸18に連結されたワイパ16が下反転位置から上反転位置に向かう所謂オープン払拭動作の場合と、その反対に向けた所謂クローズド払拭動作の場合とでクラッチ解除力(係合凸部76と係合凹部82との係合を解除するために必要な力)を別個に設定することができる。
またさらに、クラッチディスク78と係合ベース56との間には、クラッチ装置24を構成する弾性部材としてのコイルスプリング86が配置されている。コイルスプリング86は、出力軸18回りに巻き回されて出力軸18の軸線B方向に圧縮可能とされている。このコイルスプリング86は、入力ディスク62の係合凸部76と、クラッチディスク78の係合凹部82との噛合い係合状態からのクラッチディスク78の出力軸18軸線B方向他側(係合ベース56の側)へ向けた軸線方向移動に対して、所定の抗力(クラッチディスク78の軸線方向移動によって弾性変形された際の復元力)を付与するようになっている。
換言すれば、通常は、入力ディスク62の係合凸部76が、クラッチディスク78の係合凹部82に入り込むと共に、コイルスプリング86はこの嵌入状態を維持しており、入力ディスク62の係合凸部76が、クラッチディスク78の係合凹部82から抜け出そうとしてクラッチディスク78が係合ベース56の側へ向けて軸線方向移動しようとすると、これに抗する付勢力(復元力)を発揮するように構成されている。
また、前述した如く、入力ディスク62の係合凸部76が、クラッチディスク78の係合凹部82にそれぞれ入り込むことで、入力ディスク62からクラッチディスク78へ回転力が伝達されるが、入力ディスク62の係合凸部76が、クラッチディスク78の係合凹部82から抜け出した状態でも(クラッチディスク78が係合ベース56の側へ向けて移動した状態でも)、前記コイルスプリング86が発揮する付勢力(復元力)によって、入力ディスク62の係合凸部76と、クラッチディスク78の裏面との間に所定の摩擦力が生じ、これにより、入力ディスク62とクラッチディスク78とが供回りするようにコイルスプリング86の付勢力等が設定されている。
なお、通常状態(クラッチディスク78が係合ベース56の側へ向けて移動しようとしない状態)において、既にコイルスプリング86が係合ベース56とクラッチディスク78との間で押圧力が付与されるように構成してもよく、あるいは、クラッチディスク78が係合状態から係合ベース56の側へ向けて移動したときだけに(係合凸部76が、係合凹部82から抜け出そうとした場合に)、コイルスプリング86がこれに抗する付勢力(復元力)を発揮するように構成してもよい。
一方、上述した入力ディスク62には、揺動機構22を構成する回動レバー88が固定されている。回動レバー88は、例えば金属材料の板材をプレス加工することで、略しずく形のリング状に形成されている。なお、図8に示す如く、回動レバー88の厚さ寸法(出力軸18の軸線B方向に沿った長さ寸法)Dは、入力ディスク62のギヤ歯68の幅寸法(出力軸18の軸線B方向に沿った長さ寸法)と略同じ寸法に設定されている。
回動レバー88の一端(しずく形の尖った側)には、回動レバー88を厚さ方向(出力軸18の軸線B方向)に貫通する断面円形の軸孔90が形成されている。この軸孔90には、図4に示す如く、支軸92が挿入され、この支軸92を介して連結ロッド40の他端が回転自在に連結されている。なお、図4に示す如く、支軸92の軸線方向一端部(図4では下側の端部)には、樹脂製の摺動部材93が取り付けられている。この摺動部材93はカバー27に摺動可能に当接している。
回動レバー88の他端側の中央部分には、回動レバー88を厚さ方向に貫通する断面略円形の収容部94が形成されている。この収容部94には、入力ディスク62のギヤ歯68の外周部(入力ディスク62の軸線B方向一端側)が収容されている。
図12にも示す如く、収容部94の内周面には、入力ディスク62のギヤ歯68が噛合する複数(本実施の形態では4個)の略三角形状の噛合突起96が、収容部94の径方向内側へ向けて突出形成されている。これら4個の噛合突起96は、入力ディスク62(出力軸18)の周方向に沿って等間隔に形成されている。すなわち、2個の噛合突起96は入力ディスク62の回転中心(すなわち、出力軸18の軸線B)に対して点対称位置に形成され、残りの2個の噛合突起96も入力ディスク62の回転中心に対して点対称位置に形成されている。
これら4個の噛合突起96は、隣接するギヤ歯68の谷の部分にそれぞれ入り込んで、入力ディスク62のギヤ歯68のピッチ円上においてギヤ歯68に圧入されており、これにより、回動レバー88は、入力ディスク62に一体的に固定されている。
なお、回動レバー88は、入力ディスク62の連結壁70と各噛合突起96との干渉(接触)によって入力ディスク62の軸線B方向他側(クラッチディスク78側)への移動を規制されているが、回動レバー88が入力ディスク62の軸線B方向一側へも抜止め状態となるように構成した場合(回動レバー88の入力ディスク62に対する軸線B方向一側への脱落が防止される構成の場合)には、各噛合突起96を入力ディスク62のギヤ歯68に圧入する必要はない。
一方、図13及び図14に示す如く、ハウジング26には、前述した係合ベース56のストッパ部60に対応して、ストッパ突起98が形成されている。
ストッパ突起98は円弧状に形成されており、ストッパ部60の回転軌跡内に位置している。ストッパ突起98の周方向一端部及び周方向他端部は、それぞれ回転制限部100、回転制限部102とされている。すなわち、ストッパ突起98の回転制限部100及び回転制限部102は、それぞれストッパ部60に当接可能となっており、ストッパ部60がストッパ突起98の回転制限部100あるいは回転制限部102に当接した状態では、それ以上の係合ベース56(出力軸18)の回転が阻止される構成である。したがって、入力ディスク62の回転駆動力によって、係合ベース56(出力軸18)がクラッチディスク78と共に回転し、ストッパ部60がストッパ突起98の回転制限部100あるいは回転制限部102に当接した後には、それ以後の係合ベース56(出力軸18)の回転が強制的に阻止されるため、入力ディスク62が相対回転(空回り)する構成となっている。
以上構成のワイパモータ12は、図15に示す車両のワイパ装置10を駆動するためのワイパ駆動用モータ装置とされている。ワイパ装置10は、車両のウインドシールドガラス14を払拭するワイパ16を備えている。ワイパ16の基端部(図15では左側の端部)には、ワイパモータ12の出力軸18(図15では共に図示省略)が直接的に連結されており、またはリンクやロッド等を介して間接的に連結されており、当該出力軸18の往復回転に伴ってワイパ16が往復駆動する構成となっている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
上記構成のワイパモータ12では、モータ本体20の回転軸25が回転すると、ウォームギヤ30を介してウォームホイール36へ回転力が伝達されてウォームホイール36が減速回転する。ウォームホイール36が回転すると、一端がウォームホイール36の回転中心(回転軸38)と異なる位置で支軸42によりウォームホイール36に連結された連結ロッド40が往復揺動される。連結ロッド40の他端は、回動レバー88の一端に支軸92を介して連結されており、回動レバー88の他端は、出力軸18に支持されたクラッチ装置24の入力ディスク62のギヤ歯68に係合しかつ一体的に固定されている(収容部94の内周面に突出形成された4個の噛合突起96がギヤ歯68に噛合している)。
したがって、連結ロッド40が往復揺動されると、回動レバー88が幾何学上180度未満(往復動作されるため実際には最大約120度)の比較的狭い角度範囲で往復回動され、回動レバー88と同じ回動角度だけ入力ディスク62が往復回転される(狭角タイプ)。
ここで、通常の使用状態では、例えば図6及び図13に示す如く、入力ディスク62の係合凸部76が、クラッチディスク78の係合凹部82と噛合い係合しており(互いに嵌り合っており)、しかも、この係合凸部76と係合凹部82の噛合い係合状態からクラッチディスク78が出力軸18軸線B方向に移動しようとしてもコイルスプリング86によって所定の抗力が付与されるので、前記噛合い係合状態が維持される。また、クラッチディスク78は、出力軸18に対して軸線B周りに回転不能とされている。このため、入力ディスク62が往復回転駆動されると、係合凸部76及び係合凹部82を介して入力ディスク62からクラッチディスク78へ回転駆動力が伝達されて、このクラッチディスク78と一体で出力軸18が上記比較的狭い角度範囲で回転される。
これにより、出力軸18に連結されたワイパ16が出力軸18の往復回転に伴って往復駆動され、ウインドシールドガラス14を払拭する。
一方、例えば、ワイパ16を介して出力軸18に過大な負荷トルクが作用すると、出力軸18が逆転もしくは拘束されることになる。すると、出力軸18と一体回転するクラッチディスク78には、入力ディスク62と相対回転する方向に回転力が作用する。ここで、入力ディスク62の係合凸部76とクラッチディスク78の係合凹部82とは、それぞれ側壁部分が出力軸18の周方向に対して傾斜した分力発生面84とされているため(断面形状が所謂「台形」に形成されているため)、入力ディスク62とクラッチディスク78との間の相対回転力によって、クラッチディスク78に出力軸18軸線B方向に沿った(係合ベース56へ向いた)分力が発生する。すなわち、入力ディスク62とクラッチディスク78との間の相対回転力の一部が、クラッチディスク78を出力軸18軸線B方向に移動させて入力ディスク62の係合凸部76とクラッチディスク78の係合凹部82との噛合い係合を解除しようとする分力として作用する。この相対回転力(分力)が所定値以上となると、コイルスプリング86により付与される抗力に打ち勝って、図9及び図14に示す如く、クラッチディスク78が出力軸18軸線B方向に強制的に移動されて前記噛合い係合状態が解除される(入力ディスク62の係合凸部76がクラッチディスク78の係合凹部82から抜け出して嵌合が解除される)。これにより、クラッチディスク78すなわち出力軸18は、入力ディスク62に対して空転する。
したがって、本実施の形態に係るワイパモータ12では、例えば、ワイパ16が回動範囲内での正規の停止位置(図15におけるワイパ16の位置)において凍結して被払拭面に張り付いている状態、或いは正規の停止位置に位置するワイパ16の上に雪が積もって拘束された状態でモータ本体20が作動され、出力軸18に過大な負荷トルクが作用した場合などは勿論のこと、ワイパ16の回動範囲内(正規の払拭範囲内)での作動途中においてワイパ16を介して出力軸18に過大な負荷トルクが作用した場合(例えば、ワイパ16の払拭作動時に下側の反転位置以外の位置にあるワイパ16の上に屋根に堆積した積雪がウインドシールドガラス14に沿って落下してきた場合など)においても、クラッチ装置24による空転によって、入力ディスク62以降の駆動力伝達部品(回動レバー88、連結ロッド40、ウォームホイール36、ウォームギヤ30、モータ本体20等)に過大な外力が作用することを防止できる。これにより、入力ディスク62以降の前記各部品を保護することができ、前記各部品の損傷及びモータ本体20の焼損等を防止することができる。
また、入力ディスク62以降の各部品の強度設計を、入力ディスク62とクラッチディスク78との間の回転伝達力(クラッチ解除力)に基づいて設定すればよいため、上記過大な負荷トルクの作用を想定した各部品の過剰な強度設定を行う必要がなくなり、安価な構成とすることができる。
またしかも、出力軸18に連結されたワイパ装置10の構成部材(ワイパ16等の被駆動部材)も、クラッチ装置24による空転により衝撃が吸収されるので破損から保護することもできる。
さらに、本実施の形態に係るワイパモータ12では、入力ディスク62の係合凸部76とクラッチディスク78の係合凹部82との噛合い係合が解除されたクラッチ解除状態おいて、ストッパ突起98と係合ベース56のストッパ部60とが当接して上記係合ベース56の回転が強制的に阻止されると、係合ベース56の回転規制に伴い出力軸18とクラッチディスク78の回転も阻止されるため、入力ディスク62とクラッチディスク78とは相対回転(空回り)する。そして、係合凸部76と係合凹部82とが所定の一位置に位置すると係合凸部76と係合凹部82とが噛合い係合可能となるため、クラッチ装置24が接続状態に復帰する。すなわち、クラッチ装置24が「クラッチ解除」した場合でも、モータ本体20を動作させることで自動的に原点復帰を行い、再び出力軸18(出力軸18に間接的に連結されたワイパ16)をモータ本体20側に所定の一位置で連結して(クラッチ接続して)通常の駆動運転を行うことができる。
また、本実施の形態に係るワイパモータ12では、係合凸部76と係合凹部82との噛合い係合状態維持のために当該噛合い係合状態からのクラッチディスク78の軸線方向移動に対して付与されるコイルスプリング86による抗力は、出力軸18に固定された係合ベース56と、出力軸18に対して軸線方向一側へ抜止め状態で支持された入力ディスク62とで受け止められる。すなわち、出力軸18に取り付けられた2つの構成部品(係合ベース56と入力ディスク62)によって、前記噛合い係合状態維持のための力が受け止められる。すなわち、本ワイパモータ12のクラッチ装置24は、「出力軸18のアッセンブリ」として完結する構成のものであり、ハウジング26などの他の部品等に依存して完結する構成のものでない。したがって、このクラッチ装置24を、「出力軸18アッセンブリ」とした1つの部品として取扱いができる。
またここで、本実施の形態に係るワイパモータ12は、前述の如く狭角タイプ(出力軸18の回転範囲が最大120度のタイプ)のものであるが、上記「出力軸18アッセンブリ」を構成する入力ディスク62には外周部にギヤ歯68が形成されている。したがって、回動レバー88及び連結ロッド40に代えて、入力ディスク62のギヤ歯68に噛合するギヤ歯を一端側に有しかつ他端がウォームホイール36の回転中心と異なる位置でウォームホイール36に連結される揺動部材(例えば、セクタギヤやラックなど)を適用して構成することで、上記「出力軸18アッセンブリ」を、広角タイプのワイパモータ(出力軸をより大きな回転範囲で往復回転させるタイプのワイパモータ)の構成部品として共用することができる。以下、具体的に説明する。
図16には、本実施の形態に係るワイパモータ12の「出力軸18アッセンブリ(出力軸18及び該出力軸18に支持されたクラッチ装置24)」が適用されて構成された広角タイプのワイパモータ150の全体構成が分解斜視図にて示されている。図17には、このワイパモータ150の構成が背面図にて示されている。
なお、本実施の形態に係るワイパモータ12の構成部材と基本的に同様構成の部品には、本実施の形態と同符号を付してその説明を省略する。
これらの図に示す如く、ワイパモータ150は、本実施の形態に係るワイパモータ12と基本的に同様の構成であるが、このワイパモータ150の揺動機構152は、本実施の形態に係る揺動機構22の回動レバー88及び連結ロッド40に代えて、セクタギヤ154及び保持レバー156を備えている。
セクタギヤ154は、ウォームホイール36の回転中心と異なる位置に設けられた支軸42によって一端が回転自在に連結されると共に、他端には入力ディスク62のギヤ歯68に噛合するギヤ歯158が形成されている。
保持レバー156は、セクタギヤ154の厚さ方向一側(ウォームホイール36と反対側)に配置されている。保持レバー156の一端は、ギヤ歯158における揺動中心軸160(ギヤ歯158のピッチ円の中心に設けられた支軸)に連結されており、その他端が出力軸18に回転自在に連結されている。これにより、揺動中心軸160と出力軸18との軸間距離(軸間ピッチ)が維持され、セクタギヤ154と入力ディスク62との出力軸18径方向に沿った噛合い状態が維持されるようになっている。これにより、ウォームホイール36が回転すると、セクタギヤ154が往復揺動され、このセクタギヤ154の往復揺動動作によって、入力ディスク62が往復回転される。
このワイパモータ150では、通常の使用状態で入力ディスク62と共に往復回転される出力軸18は、本実施の形態に係るワイパモータ12の場合に比べて比較的広い角度(入力ディスク62のギヤ歯68とセクタギヤ154のギヤ歯158との減速比によって(増速されて)幾何学上180度以上も可能)で往復回転される(広角タイプ)。
なお、図19に示す如きラック256を往復移動させるタイプのワイパモータ250においても、上記「出力軸18アッセンブリ」における入力ディスク62のギヤ歯68がラック256と噛合するように構成することで、当該「出力軸18アッセンブリ」を部品共用することができる。
以上の如く、本実施の形態に係るワイパモータ12では、当該ワイパモータ12を構成する狭角タイプの「出力軸18アッセンブリ(出力軸18と該出力軸18に支持されたクラッチ装置24)」を、広角タイプのワイパモータ150の「出力軸アッセンブリ」として部品共用することができる。これにより、狭角タイプのワイパモータ12、及び広角タイプのワイパモータ150を共に安価に得ることができる。
特に、クラッチ装置24を構成する入力ディスク62及びクラッチディスク78は、高い面圧が作用すると共に高精度に成形する必要があるため、本実施の形態の如く焼結金属により成形することが好ましいが、例えば、焼結金属によって入力ディスク62と回動レバー88とを一体に成形して狭角タイプ専用の部品とし、入力ディスク62そのものを広角タイプ専用の部品とした場合、2つの異なる部品を高価な焼結金属により成形することになるため、部品コストが増加する原因となる。この点、本実施の形態では、焼結金属から成る入力ディスク62は、狭角及び広角の何れのタイプにも部品共用することができ、しかも、回動レバー88は、安価なプレス品により成形された構成であるため、これによっても、低コスト化を図ることができる。
また、本実施の形態に係るワイパモータ12では、入力ディスク62のギヤ歯68が回動レバー88の収容部94の内周面に突出形成された4個の噛合突起96に噛合しているため、回動レバー88が入力ディスク62に対して出力軸18の軸線B周りに強固に回止め状態で固定されている。しかも、噛合突起96は、入力ディスク62の回転中心に対して点対称位置に複数(4個)形成されている。したがって、回動レバー88は、入力ディスク62の回転中心に対して(出力軸18の軸線B周りに)バランスよく安定的に固定される(安定的な固定強度が得られる)。またしかも、入力ディスク62のギヤ歯68の外周部は、回動レバー88の収容部94に収容されているため、出力軸18の軸線B方向の寸法の増加を防止できる。なお、回動レバーの収容部は、回動レバーを厚さ方向に貫通している必要はない(有底の窪みであってもよい)。
さらに、本実施の形態に係るワイパモータ12のクラッチ装置24では、入力ディスク62の係合凸部76が、クラッチディスク78の係合凹部82に入り込むと共に、コイルスプリング86によってクラッチディスク78の軸線方向移動に抗力が付与されることで、入力ディスク62からクラッチディスク78へ回転力が伝達される構成としたので、入力ディスク62とクラッチディスク78との間の駆動力の伝達をより確実に行うことができる。しかも、入力ディスク62の係合凸部76と、クラッチディスク78の係合凹部82とは、それぞれ側壁部分が出力軸18の周方向に傾斜した分力発生面84とされているため、当該分力発生面84の傾斜角度及びコイルスプリング86の抗力(弾性変形力)に基づいて、前記クラッチ解除力を容易に設定することができる。
またさらに、本実施の形態に係るワイパモータ12のクラッチ装置24では、入力ディスク62は、揺動機構22(ウォームギヤ122、ウォームホイール128、及びセクタギヤ132)によって減速往復回転駆動されるため、出力軸18を大きなトルクで駆動することができ、出力軸18に直接的又は間接的に連結されたワイパ16を好適に往復駆動することができる。
したがって、本実施の形態に係るワイパモータ12は、ワイパ16を介して出力軸18に過大な負荷トルクが作用する(例えば、車両の屋根に堆積した積雪がガラス面に沿って略垂直落下してワイパ16に当たり大きな負荷トルクが当該ワイパモータ12に作用する場合等)蓋然性が高い車両、例えばキャブオーバータイプのコックピットを有するトラックや建設機械用のワイパ駆動用モータとしても好適である。
以上説明した如く、本実施の形態に係るワイパモータ12では、狭角タイプの「出力軸18アッセンブリ」と広角タイプの「出力軸18アッセンブリ」とをクラッチ装置24を含む「出力軸18アッセンブリ」として相互に部品を共用できる。
なお、上記実施の形態では、ワイパモータ12のクラッチ装置24は、弾性部材としてコイルスプリング86を備えた構成としたが、これに限らず、弾性部材としては、例えばウエーブワッシャやゴム部材などを適用することもできる。
また、上記実施の形態では、ワイパモータ12のクラッチ装置24は、クラッチディスク78がコイルスプリング86の弾性力に抗して出力軸18の軸線B方向に移動することでクラッチ解除状態となる構成としたが、これに限らず、入力ディスク62が出力軸18の軸線B方向に移動することでクラッチ解除状態となる構成としてもよい。但しこの場合、入力ディスク62の軸線B方向移動に対して抗力を付与する弾性部材を備える構成となる。
さらに、上記実施の形態では、ワイパモータ12のクラッチ装置24は、入力ディスク62に係合凸部76が形成され、クラッチディスク78に係合凹部82が形成された構成としたが、これに限らず、入力ディスク62に係合凹部82が形成され、クラッチディスク78に係合凸部76が形成された構成としてもよい。
またさらに、上記実施の形態では、ワイパモータ12は、クラッチ装置24を備えた構成としたが、これに限らず、クラッチ装置24を省略した構成としてもよい。この場合、入力ディスク62を出力軸18に軸線周りに回転不能に支持させる構成となる。この場合でも、狭角タイプの出力軸18アッセンブリ(出力軸18と入力ディスク62)を、広角タイプの「出力軸アッセンブリ」として部品共用できる。
本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成を示す一部を透視した斜視図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成を示す背面図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成を示す平断面図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成を示す図5の5−5線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成を示す平断面図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成を示す図7の7−7線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成を示し、クラッチ解除状態における図8に対応した図面である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成部材であるクラッチ装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成部材であるクラッチ装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成部材である歯車部材及び回動レバーの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成部材である揺動機構及びクラッチ装置を含む周辺部品の構成を示し、クラッチ連結状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成部材である揺動機構及びクラッチ装置を含む周辺部品の構成を示し、クラッチ解除状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るワイパ装置の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るモータ装置の構成部材である出力軸及び該出力軸に支持されたクラッチ装置が適用されて構成された広角タイプのモータ装置の構成を示す分解斜視図である。 図16に示されるモータ装置の構成を示す背面図である。 広角タイプのモータ装置の構成を示す平面図である。 広角タイプのモータ装置の構成を示す平面図である。 狭角タイプのモータ装置の構成を示す平面図である。
符号の説明
10・・ワイパ装置、12・・ワイパモータ(モータ装置)、16・・ワイパ、18・・出力軸、20・・モータ本体、24・・クラッチ装置、25・・回転軸、26・・ハウジング、30・・ウォームギヤ、36・・ウォームホイール(回転体)、40・・連結ロッド、62・・入力ディスク(歯車部材)、68・・ギヤ歯、76・・係合凸部、78・・クラッチディスク、82・・係合凹部、84・・分力発生面、86・・コイルスプリング(弾性部材)、88・・回動レバー、94・・収容部、96・・噛合突起

Claims (7)

  1. ハウジングに回転可能に支持された出力軸と、
    前記出力軸に対して軸線周りに回転不能に支持されると共に、駆動力を入力すべく外周部にギヤ歯が形成された歯車部材と、
    前記ハウジングに回転可能に支持され、モータ本体の回転により回転駆動される回転体と、
    一端が前記回転体の回転中心と異なる位置で前記回転体に連結され、前記回転体の回転によって往復揺動される連結ロッドと、
    一端が前記連結ロッドの他端に連結されると共に他端が前記歯車部材の前記ギヤ歯に係合しかつ一体的に固定され、前記連結ロッドの往復揺動によって前記歯車部材を前記出力軸の軸線周りに往復回動させる回動レバーと、
    を備えたモータ装置。
  2. ハウジングに回転可能に支持された出力軸と、
    前記出力軸に対して軸線周りに回転自在に支持されると共に駆動力を入力すべく外周部にギヤ歯が形成された歯車部材と、前記出力軸に対して軸線周りに回転不能に支持され、前記歯車部材に対して前記出力軸の軸線方向に対向して配置されると共に前記歯車部材に対して前記出力軸の軸線方向に噛合い係合するクラッチディスクとを備え、前記出力軸の軸線周りに所定値以上の負荷トルクが作用した際に、前記歯車部材と前記クラッチディスクとを相対的に空転可能とするクラッチ装置と、
    前記ハウジングに回転可能に支持され、モータ本体の回転により回転駆動される回転体と、
    一端が前記回転体の回転中心と異なる位置で前記回転体に連結され、前記回転体の回転によって往復揺動される連結ロッドと、
    一端が前記連結ロッドの他端に連結されると共に他端が前記歯車部材の前記ギヤ歯に係合しかつ一体的に固定され、前記連結ロッドの往復揺動によって前記歯車部材を前記出力軸の軸線周りに往復回動させる回動レバーと、
    を備えたモータ装置。
  3. 前記クラッチ装置は、前記歯車部材及び前記クラッチディスクの何れか一方が前記出力軸に対して前記出力軸の軸線方向に移動可能に支持されると共に、当該何れか一方の軸線方向移動に対して抗力を付与する弾性部材を備え、
    前記歯車部材及び前記クラッチディスクの何れか一方は、前記軸線方向に突出形成された係合凸部を有すると共に、前記歯車部材及び前記クラッチディスクの何れか他方は、前記係合凸部が噛合うよう凹設形成された係合凹部を有し、
    かつ、前記係合凸部及び前記係合凹部は、前記出力軸の周方向に係合して前記出力軸の軸線方向に沿った分力を発生させる分力発生面を有している、
    ことを特徴とする請求項2記載のモータ装置。
  4. 前記回動レバーは、前記歯車部材のギヤ歯の外周部を収容する収容部が他端側に形成され、該収容部の内周面には前記歯車部材の前記ギヤ歯が噛合される噛合突起が形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のモータ装置。
  5. 前記噛合突起は、前記歯車部材の回転中心に対して点対称位置に複数形成されている、ことを特徴とする請求項4記載のモータ装置。
  6. 前記回転体は、前記モータ本体の回転軸に設けたウォームギヤに噛合して減速回転するウォームホイールであり、
    前記連結ロッドは、一端が前記ウォームホイールの回転軸と異なる位置に回転可能に連結されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のモータ装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のモータ装置によって、前記出力軸に直接的にまたは間接的に連結されたワイパを往復駆動する、ことを特徴とするワイパ装置。
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