JPH09118202A - ワイパモータ - Google Patents

ワイパモータ

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Publication number
JPH09118202A
JPH09118202A JP7278065A JP27806595A JPH09118202A JP H09118202 A JPH09118202 A JP H09118202A JP 7278065 A JP7278065 A JP 7278065A JP 27806595 A JP27806595 A JP 27806595A JP H09118202 A JPH09118202 A JP H09118202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swing arm
wiper
joint member
rotation range
coupling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7278065A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Ishii
井 良 典 石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
Priority to JP7278065A priority Critical patent/JPH09118202A/ja
Publication of JPH09118202A publication Critical patent/JPH09118202A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイパアームに外力が加えられて回動範囲を
越えて回動されようとしても、回動を阻止して破損する
可能性がないワイパモータを提供する。 【解決手段】 ワイパアーム20が回動範囲を越えて回
動されようとした際に、ワイパ軸10を介してワイパア
ーム20に結合されていてアーマチュア5の回転が変換
されて往復回動するスイングアーム9の回動を阻止する
回動範囲規制部6d、6eを備えているワイパモータ
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通電することに
よって払拭面を拭うのに利用されるワイパモータに関
し、特に、ワイパアームを直接取付けるワイパ軸を備え
たワイパモータに関する。
【0002】
【従来の技術】ワイパアームを直接取付けるワイパ軸を
備えたワイパモータとしては、通電することによってア
ーマチュアが回転し、このアーマチュアの回転力によっ
て、ケース側に回転可能に支持されているウオームホイ
ールが回転し、一方でウオームホイール上の予め定めら
れた位置に結合され、他方でスイングアームに結合され
た継手部材によってウオームホイールの回転がスイング
アームの往復回動に変換され、このスイングアームが結
合されたワイパ軸を往復に回動させるものが知られてい
る。
【0003】このようなワイパモータは、ワイパスイッ
チがオン切換えされると、アーマチュアが回転してワイ
パ軸が往復で回動することによって、このワイパ軸にケ
ースの外側で結合したワイパアームを払拭面上で往復回
動させ、ワイパアームに装着したワイパブレードによっ
て、略起立状態となる一方の反転位置とほぼ水平状態と
なる他方の反転位置とのあいだを拭う。ワイパスイッチ
がオフ切換えされると、ワイパブレードが他方の反転位
置に戻るまではアーマチュアへの通電が継続され、ワイ
パブレードが他方の反転位置に戻ったときにアーマチュ
アへの通電がカットオフされるため、ワイパブレードが
他方の反転位置に戻ったところで、ワイパブレードが停
止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなワイパ
モータにおいて、ワイパの不使用時には、ほぼ水平に置
かれた他方の反転位置でワイパブレードが停止している
ため、降雪があって、水平に置かれているワイパブレー
ド上に雪が積もった場合に、雪の重量によってワイパブ
レードおよびワイパアームが他方の反転位置よりもさら
に下方に押圧されたり、いたずらによってワイパブレー
ドやワイパアームが他方の反転位置よりもさらに下方に
無理やり動かされたりして外力がかかった際、ワイパ軸
およびスイングアームが回動範囲を越えて回動されるこ
ととなるため、その場合に、スイングアームに結合され
た継手部材や、継手部材に結合されたウオームホイール
が破損する可能性を有するという問題点があり、スイン
グアームが回動範囲を越えて回動しないようにする必要
があるという課題があった。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わるワイパモータは、外力
があっても、スイングアームが回動範囲を越えて回動し
ないようにすることによって、破損する可能性のないワ
イパモータを提供することを目的としている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるワイパモータでは、ケースと、電源の接続によりケ
ース内で回転するアーマチュアと、ケースに回転可能に
支持され、アーマチュアに備えたアーマチュア軸に結合
して回転するホイールギヤと、ホイールギヤに一方が回
転可能に結合された継手部材と、継手部材の他方を回転
可能に結合する複数個所の継手部材結合部をもち、複数
個所のうちのひとつに選ばれた継手部材結合部に結合さ
れた継手部材を介してホイールギヤの回転が変換され、
継手部材結合部により定められた範囲で往復回動するス
イングアームと、ホイールギヤから離れた位置において
ケースに回転可能に支持されているとともに、ケースの
内側でスイングアームが結合され、ケースの外側でワイ
パアームが結合されるワイパ軸と、スイングアームの回
動範囲の外側に配置され、スイングアームが回動範囲を
越えて回動された際にスイングアームの回動を阻止可能
な回動範囲規制部を備えている構成としたことを特徴と
している。
【0008】この発明の請求項2に係わるワイパモータ
では、モータケースと、モータケース内に配置されたマ
グネットと、マグネットの内側に配置され、電源の接続
によりケースで回転するアーマチュアと、モータケース
に取付けられ、ギヤ収容部をもつギヤケースと、ギヤ収
容部に収容されてギヤケースに回転可能に支持され、ア
ーマチュアに有するアーマチュア軸に結合して回転する
ホイールギヤと、ギヤ収容部に収容され、ホイールギヤ
に回転可能に結合されるホイールギヤ結合部をもち、且
つスイングアームに回転可能に結合されるスイングアー
ム結合部材をもつ継手部材と、ギヤ収容部に収容され、
継手部材のスイングアーム結合部材を結合可能な複数個
所の継手部材結合部が形成されているとともに、ワイパ
軸が結合されるワイパ軸結合部が形成され、複数個所の
うちのひとつに選ばれた継手部材結合部に結合された継
手部材を介してホイールギヤの回転が変換され、継手部
材結合部により選ばれた範囲で往復回動するスイングア
ームと、ホイールギヤから離れた位置においてギヤケー
スに回転可能に支持されているとともに、ギヤ収容部内
でスイングアームのワイパ軸結合部に結合され、ギヤケ
ースの外側でワイパアームが結合されるワイパ軸と、ギ
ヤケースのギヤ収容部内でスイングアームの回動範囲の
外側に配置され、スイングアームが回動範囲を越えて回
動された際に、スイングアームの継手部材結合部に結合
された継手部材のスイングアーム結合部材に衝突可能に
配設された回動範囲規制部を備えている構成としたこと
を特徴としている。
【0009】この発明の請求項3に係わるワイパモータ
では、回動範囲規制部には、スイングアームの両側のギ
ヤ収容部内においてホイールギヤの回転中心に同心にし
て対向配置されたスイングアーム結合部材衝突壁がそれ
ぞれ備えられている構成としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項4に係わるワイパモータ
では、スイングアームの継手部材結合部には、ワイパ軸
の中心から遠い第1の継手部材結合部が備えられている
とともに、ワイパ軸の中心に近い第2の継手部材結合部
が備えられている構成としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項5に係わるワイパモータ
では、ケースと、アーマチュア軸を有し、このアーマチ
ュア軸を回転するモータと、円板状をなし、中央部がケ
ースに回転可能に支持され、外周部にモータのアーマチ
ュア軸が噛合され、かつ、平面部にホイールギヤ側継手
部材結合部が形成されたホイールギヤと、長尺状をなす
平板に形成され、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部
材結合部に回動自在に結合された継手部材と、ケースに
回動自在に支持され、ケースの外側でワイパアームが結
合されるワイパ軸と、ワイパ軸と一体的に固着されてい
るとともに、継手部材が回動自在に結合されたスイング
アーム側継手部材結合部が形成されたスイングアームと
を備えたワイパモータにおいて、ケースに一体的に形成
され、スイングアームの回動範囲の外側に配置され、ス
イングアームが回動範囲を越えて回動することを阻止す
る回動範囲規制部を備えている構成としたことを特徴と
している。
【0012】この発明の請求項6に係わるワイパモータ
では、回動範囲規制部は、スイングアームの第1の回動
停止位置において、スイングアームの回動を規制する第
1の回動範囲規制部と、スイングアームの第2の回動停
止位置において、スイングアームの回動を規制する第2
の回動範囲規制部とよりなる構成としたことを特徴とし
ている。
【0013】この発明の請求項7に係わるワイパモータ
では、継手部材には、スイングアームのスイングアーム
側継手部材結合部と結合され、回動範囲規制部に当接さ
れることにより、スイングアームの回動範囲を規制する
スイングアーム結合部材を有している構成としたことを
特徴としている。
【0014】この発明の請求項8に係わるワイパモータ
では、回動範囲規制部の第1の回動範囲規制部と、第2
の回動範囲規制部とは、スイングアームの回動範囲に対
して継手部材のスイングアーム結合部材の外径寸法より
もわずかに大きい寸法を加えた距離だけ離れた位置に形
成されている構成としたことを特徴としている。
【0015】この発明の請求項9に係わるワイパモータ
では、回動範囲規制部の第1の回動範囲規制部と第2の
回動範囲規制部とには、それぞれ対向した面であり、継
手部材のスイングアーム結合部材と当接可能な第1、第
2の回動範囲規制面部が形成され、第1、第2の回動範
囲規制面部は、スイングアームの回動中心と同心をなす
円周上にそれぞれ形成されている構成としたことを特徴
としている。
【0016】この発明の請求項10に係わるワイパモー
タでは、スイングアームには、継手部材のスイングアー
ム結合部材とそれぞれ回動可能であり、かつ、連結可能
に形成されていることにより、スイングアームの回動範
囲を選択的に変えることを可能とするためのスイングア
ーム側継手部材結合部が予め定められた位置に複数個形
成されている構成としたことを特徴としている。
【0017】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるワイパモー
タにおいて、ホイールギヤに一方が回転可能に結合され
た継手部材の他方がスイングアームの複数個所のうちの
ひとつの継手部材結合部に選ばれて結合されることによ
って、スイングアームのピッチが定められ、継手部材結
合部により選ばれたピッチでスイングアームがワイパア
ームを結合したワイパ軸とともに往復で回動する。そし
て、スイングアームが回動範囲を越えて回動されるよう
な外力がワイパアームにかかった際、回動範囲規制部に
よって回動範囲を越えたスイングアームの回動が阻止さ
れる。それ故、スイングアームは回動範囲規制部によっ
て回動範囲を越えて回動することはない。
【0018】この発明の請求項2に係わるワイパモータ
において、ホイールギヤ結合部がホイールギヤに回転可
能に結合された継手部材のスイングアーム結合部材がス
イングアームの複数個所のうちのひとつの継手部材結合
部に選ばれて結合されることによって、スイングアーム
のピッチが定められ、継手部材結合部により選ばれたピ
ッチでスイングアームがワイパアームを結合したワイパ
軸とともに往復で回動する。そして、スイングアームが
回動範囲を越えて回動されるような外力がワイパアーム
にかかった際、継手部材のスイングアーム結合部材が回
動範囲規制部に衝突するため、スイングアームの回動が
阻止される。それ故、スイングアームは継手部材結合部
に結合された継手部材のスイングアーム結合部材が回動
範囲規制部に衝突することによって回動範囲を越えて回
動することはない。
【0019】この発明の請求項3に係わるワイパモータ
において、ホイールギヤ結合部がホイールギヤに回転可
能に結合された継手部材のスイングアーム結合部材がス
イングアームの複数個所のうちのひとつの継手部材結合
部に選ばれて結合されることによって、スイングアーム
のピッチが定められ、継手部材結合部により選ばれた範
囲でスイングアームがワイパアームを結合したワイパ軸
とともに往復で回動する。そして、スイングアームが回
動範囲を越えて回動されるような外力がワイパアームに
かかった際、継手部材のスイングアーム結合部材が回動
端でスイングアーム結合部材衝突壁に衝突するため、ス
イングアームの回動が阻止される。それ故、スイングア
ームは継手部材結合部に結合された継手部材のスイング
アーム結合部材がスイングアーム結合部材衝突壁に衝突
することによって回動範囲を越えて回動することはな
い。
【0020】この発明の請求項4に係わるワイパモータ
において、ホイールギヤ結合部がホイールギヤに回転可
能に結合された継手部材のスイングアーム結合部材がス
イングアームの第1の継手部材結合部あるいは第2の継
手部材結合部に結合されることによって、スイングアー
ムのピッチが定められ、第1の継手部材結合部あるいは
第2の継手部材結合部により選ばれたピッチでスイング
アームがワイパアームを結合したワイパ軸とともに往復
で回動する。そして、スイングアームが回動範囲を越え
て回動されるような外力がワイパアームにかかった際、
継手部材のスイングアーム結合部材が回動範囲規制部に
衝突するため、スイングアームの回動が阻止される。そ
れ故、スイングアームは第1の継手部材結合部あるいは
第2の継手部材結合部に結合された継手部材のスイング
アーム結合部材が回動範囲規制部に衝突することによっ
て回動範囲を越えて回動することはない。
【0021】この発明の請求項5に係わるワイパモータ
において、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部材結合
部に一方が回転可能に結合された継手部材の他方がスイ
ングアームのスイングアーム側継手部材結合部に結合さ
れることによって、スイングアームのピッチが定めら
れ、継手部材結合部により選ばれたピッチでスイングア
ームがワイパアームを結合したワイパ軸とともに往復で
回動する。そして、スイングアームが回動範囲を越えて
回動されるような外力がワイパアームにかかった際、回
動範囲規制部によって回動範囲を越えたスイングアーム
の回動が阻止される。それ故、スイングアームは回動範
囲規制部によって回動範囲を越えて回動することはな
い。
【0022】この発明の請求項6に係わるワイパモータ
において、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部材結合
部に一方が回転可能に結合された継手部材の他方がスイ
ングアームのスイングアーム側継手部材結合部に結合さ
れることによって、スイングアームのピッチが定めら
れ、継手部材結合部により選ばれたピッチでスイングア
ームがワイパアームを結合したワイパ軸とともに往復で
回動する。そして、スイングアームが回動範囲を越えて
回動されるような外力がワイパアームにかかった際、第
1の回動停止位置において第1の回動範囲規制部によっ
て回動範囲を越えたスイングアームの回動が阻止される
一方、第2の回動停止位置において第2の回動範囲規制
部によって回動範囲を越えたスイングアームの回動が阻
止される。それ故、スイングアームは第1、第2の回動
範囲規制部によって回動範囲を越えて回動することはな
い。
【0023】この発明の請求項7に係わるワイパモータ
において、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部材結合
部に一方が回転可能に結合された継手部材のスイングア
ーム結合部材がスイングアームのスイングアーム側継手
部材結合部に結合されることによって、スイングアーム
のピッチが定められ、継手部材結合部により選ばれたピ
ッチでスイングアームがワイパアームを結合したワイパ
軸とともに往復で回動する。そして、スイングアームが
回動範囲を越えて回動されるような外力がワイパアーム
にかかった際、回動範囲規制部に継手部材のスイングア
ーム結合部材が当接することによって回動範囲を越えた
スイングアームの回動が阻止される。それ故、スイング
アームは回動範囲規制部によって回動範囲を越えて回動
することはない。
【0024】この発明の請求項8に係わるワイパモータ
において、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部材結合
部に一方が回転可能に結合された継手部材のスイングア
ーム結合部材がスイングアームのスイングアーム側継手
部材結合部に結合されることによって、スイングアーム
のピッチが定められ、継手部材結合部により選ばれたピ
ッチでスイングアームがワイパアームを結合したワイパ
軸とともに往復で回動する。そして、スイングアームが
回動範囲を越えて回動されるような外力がワイパアーム
にかかった際、スイングアームの回動範囲に対して継手
部材のスイングアーム結合部材の外径寸法よりもわずか
に大きい寸法を加えた距離だけ離れた位置に形成された
第1、第2の回動範囲規制部に継手部材のスイングアー
ム結合部材が当接することによって回動範囲を越えたス
イングアームの回動が阻止される。それ故、スイングア
ームは回動範囲規制部によって回動範囲を越えて回動す
ることはない。
【0025】この発明の請求項9に係わるワイパモータ
において、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部材結合
部に一方が回転可能に結合された継手部材の他方がスイ
ングアームのスイングアーム側継手部材結合部に結合さ
れることによって、スイングアームのピッチが定めら
れ、継手部材結合部により選ばれたピッチでスイングア
ームがワイパアームを結合したワイパ軸とともに往復で
回動する。そして、スイングアームが回動範囲を越えて
回動されるような外力がワイパアームにかかった際、第
1の回動停止位置において第1の回動範囲規制部に形成
された第1の回動範囲規制面部によって回動範囲を越え
たスイングアームの回動が阻止される一方、第2の回動
停止位置において第2の回動範囲規制部に形成された第
2の回動範囲規制面部によって回動範囲を越えたスイン
グアームの回動が阻止される。それ故、スイングアーム
は第1、第2の回動範囲規制部によって回動範囲を越え
て回動することはない。
【0026】この発明の請求項10に係わるワイパモー
タにおいて、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部材結
合部に一方が回転可能に結合された継手部材の他方がス
イングアームに複数個形成されたうちのひとつに選択さ
れたスイングアーム側継手部材結合部に結合されること
によって、スイングアームのピッチが定められ、継手部
材結合部により選ばれたピッチでスイングアームがワイ
パアームを結合したワイパ軸とともに往復で回動する。
そして、スイングアームが回動範囲を越えて回動される
ような外力がワイパアームにかかった際、第1の回動停
止位置において第1の回動範囲規制部によって回動範囲
を越えたスイングアームの回動が阻止される一方、第2
の回動停止位置において第2の回動範囲規制部によって
回動範囲を越えたスイングアームの回動が阻止される。
それ故、スイングアームは第1、第2の回動範囲規制部
によって回動範囲を越えて回動することはない。
【0027】
【実施例】図1ないし図3にはこの発明に係わるワイパ
モータの一実施例が示されている。
【0028】図示するワイパモータ1は、主として、モ
ータケース(ケース)2、マグネット3,4、アーマチ
ュア5、ギヤケース(ケース)6、ホイールギヤ7、継
手部材8、スイングアーム9、ワイパ軸10から構成さ
れている。
【0029】モータケース2には、一方の内側に後述す
るアーマチュア5に備えたアーマチュア軸5aの一端側
を回転可能に支持するための第1の軸受11が取付けら
れており、略円筒形の中央部分の内側にマグネット3,
4が取付けられている。マグネット3,4は対向位置に
S極,N極が着磁されている。モータケース2は、ギヤ
ケース6にビス12をねじ込むことによって他方側の開
口端部が結合されている。
【0030】ギヤケース6には、図2に示されるよう
に、断面が略コ字形状に形成されたギヤ収容部6aが備
えられており、このギヤ収容部6a内の一方側にホイー
ルギヤ7が収められ、ギヤ収容部6aの他方側にスイン
グアーム9が収められ、ギヤ収容部6a内でホイールギ
ヤ7とスイングアーム9とに継手部材8が結合されてい
る。ギヤケース6のギヤ収容部6aは開口部がギヤケー
スカバー6a1によって覆われている。
【0031】モータケース2に取付けられたマグネット
3,4の内側にはアーマチュア5が配置されている。ア
ーマチュア5は、予め定められたスロット数のコイル巻
回部5b1を有するアーマチュアコア5bがアーマチュ
ア軸5aに固定されており、このアーマチュア軸5aに
はアーマチュアコア5bの近くにコンミュテータ5cが
設けられている。
【0032】コンミュテータ5cの外周側には上記スロ
ット数に対応して絶縁された複数個のコンミュテータ片
5c1が設けられているため、各コンミュテータ片5c
1に電気的に接続されたうえでアーマチュアコア5bの
コイル巻回部5b1に巻かれたアーマチュアコイル5d
が設けられている。
【0033】コンミュテータ5cの各コンミュテータ片
5c1には対向配置されたブラシ5e、5eが電気的に
接続可能に配置され、各ブラシ5eはギヤケース6に絶
縁状態で取付けられた外部接続端子5f、5fを通じ、
ワイパスイッチを介して図示しない外部のワイパ駆動回
路に電気的に接続されているため、ワイパスイッチがオ
ン切換えされることによって、ブラシ5e、5eに通電
されると、アーマチュアコイル5dが各スロット毎に順
次励磁されて磁力を発生し、アーマチュアコイル5dが
発生した磁力と、マグネット3,4が発生している磁力
とによりアーマチュア5が回転する。
【0034】アーマチュア5が回転している途中で、ワ
イパスイッチがオフ切換えされると、図示しないオート
ストップ回路によって、後述するワイパアーム20が停
止位置にくるまではブラシ5e、5eに対する通電が継
続され、ワイパアーム20が停止位置にくるとアーマチ
ュアショート回路が形成されてアーマチュア5が強制的
に停止される。
【0035】アーマチュア5のアーマチュア軸5aは、
モータケース2の開口端部から後述するギヤケース6内
に突出しており、第1の軸受11によって一端側が回転
可能に支持される一方、ギヤケース6に取付けられた第
2の軸受13によって中央部が回転可能に支持されてい
る。
【0036】また、ギヤケース2b内に突出しているア
ーマチュア5のアーマチュア軸5aには、ウオーム5a
1が形成されており、このウオーム5a1にホイールギ
ヤ7が噛合っている。
【0037】ホイールギヤ7には、中央に枢支軸孔7a
が形成されているとともに、このホイールギヤ7の上面
において、枢支軸孔7aと、外周に設けられたはすばの
歯部7bとのほぼ中間に、図2に示されるように、凹状
に形成された丸孔7c(ホイールギヤ側継手部材結合
部)が備えられている。ホイールギヤ7は丸孔7cの中
心から枢支軸孔7aの中心までが距離L1に定められて
いる。
【0038】ホイールギヤ7は、枢支軸孔7aに枢支軸
14が挿通されており、この枢支軸14はギヤケース6
に支持されているため、ギヤ収容部6a内に回転可能に
配置されている。ホイールギヤ7の枢支軸孔7aには、
継手部材8が回転可能に結合されている。ホイールギヤ
7はアーマチュア軸5aが回転することによってウオー
ム5a1から動力が伝達されて回転する。
【0039】継手部材8には、図2に示されるように、
板状をなす継手部材本体8aの一端側に、丸棒状をなし
てギヤケース6の底面6bに向け突出したホイールギヤ
結合部8bが形成されているとともに、継手部材本体8
aの他端側に、同じく丸棒状をなしてギヤケース6の底
面6bに向け突出したスイングアーム結合部材8cが備
えられている。
【0040】継手部材8は、ホイールギヤ結合部8bの
軸外径がホイールギヤ7の丸孔7cの孔内径よりもわず
かに小さいとともに、ホイールギヤ結合部8bの継手部
材本体8aからの突出寸法がホイールギヤ7の丸孔7c
の孔深さに略等しいため、ホイールギヤ結合部8bがホ
イールギヤ7の丸孔7cに回転可能に結合されている。
【0041】また、継手部材8は、スイングアーム結合
部材8cの軸外径が後述するスイングアーム9に備えた
第1、第2の継手部材結合部9a、9bの孔内径よりも
わずかに小さいため、スイングアーム結合部材8cがス
イングアーム9の第1、第2の継手部材結合部9a、9
bに回転可能に結合されている。継手部材8はホイール
ギヤ結合部8bの中心からスイングアーム結合部材8c
の中心までが距離L2に定められている。
【0042】スイングアーム9には、板状をなすスイン
グアーム本体9cの先端側に丸孔状をなす2個所の第
1、第2の継手部材結合部(継手部材結合部)(スイン
グアーム側継手部材結合部)9a、9bが形成されてい
るとともに、基端側にワイパ軸結合部9dが形成されて
いる。ワイパ軸結合部9dにはギヤ収容部6aの他方側
において底面6b上に突出状に形成されたワイパ軸支持
部6cによって回転可能に支持されているワイパ軸10
の基端部が圧入されている。
【0043】スイングアーム9は、第1の継手部材結合
部9aおよび第2の継手部材結合部9bがスイングアー
ム本体9cの長さ方向に形成されており、図1に示され
るように、第1の継手部材結合部9aの中心からワイパ
軸結合部9cまでが距離(ピッチ)L3に定められ、図
3に示されるように、第2の継手部材結合部9bの中心
からワイパ軸結合部9dまでが距離L3よりも大きい距
離(ピッチ)L4に定められている。
【0044】そして、スイングアーム9は、第1の継手
部材結合部9aおよび第2の継部材結合部9bの孔内径
が継手部材8のスイングアーム結合部材8cの軸外径よ
りもわすがに大きいため、継手部材8のスイングアーム
結合部材8cが回転可能に結合されている。
【0045】また、スイングアーム9の板厚は、継手部
材8に設けたスイングアーム結合部8cが継手部材本体
8aから突出している寸法よりも小さいため、第1の継
手部材結合部9aに結合された継手部材8のスイングア
ーム結合部材8cおよび第2の継部材結合部9bに結合
された継手部材8のスイングアーム結合部材8cがギヤ
ケース6の底面6bに向け突出したギヤケース当接部8
dになっている。
【0046】スイングアーム9は、継手部材8のスイン
グアーム結合部材8cが第1の継手部材結合部9aに結
合されると、図1に示されるように、第1の継手部材結
合部9aの中心からワイパ軸結合部9dの中心までの距
離L3と、継手部材8のスイングアーム結合部材8cの
中心からホイールギヤ結合部8bの中心までの距離L2
と、ホイールギヤ7の丸孔7cの中心から枢支軸孔7a
の中心までの距離L1とからなる四節回転連鎖によるリ
ンク機構が形成されるため、ホイールギヤ7の回転が継
手部材8を介してスイングアーム9の第1の位置B(第
1の回動停止位置)と第2の位置C(第2の回動停止位
置)とのあいだであるほぼ90度の範囲での往復回動に
変換される。
【0047】上記に反して、スイングアーム9は、継手
部材8のスイングアーム結合部材8cが第2の継手部材
結合部9bに結合されると、図3に示されるように、第
2の継手部材結合部9bの中心からワイパ軸結合部9d
の中心までの距離L4と、継手部材8のスイングアーム
結合部材8cの中心からホイールギヤ結合部8bの中心
までの距離L2と、ホイールギヤ7の丸孔7cの中心か
ら枢支軸孔7aの中心までの距離L1とからなる四節回
転連鎖によるリンク機構が形成されるため、ホイールギ
ヤ7の回転が継手部材8を介してスイングアーム9の第
3の位置Dと第4の位置Eとのあいだであるほぼ70度
の範囲での往復回動に変換される。この場合、スイング
アーム9には第1、第2の継手部材結合部9a、9bの
2個所の継手部材結合部が形成されているが、継手部材
結合部は2個所に限らず、ワイパアーム20の払拭範囲
に応じて任意に複数個所定めることによってリンク機構
のレバー比がそれぞれ異なるものとして選択される。
【0048】スイングアーム9の回動範囲の両外側に
は、ギヤケース6の底面6b上に第1、第2の回動範囲
規制部(回動範囲規制部)6d、6eが配置されてい
る。
【0049】第1の回動範囲規制部6dには、図2に示
されるように、ワイパ軸支持部6cの底面6bからの突
出寸法とほぼ同一とした底面6bからの高さ寸法をもつ
天壁6d1を有するとともに、この天壁6d1の端部か
ら底面6bに向け垂下するものとして、ギヤ収容部6a
の他方寄りにおいて枢支軸孔7aにほぼ同心にして湾曲
状に形成されたスイングアーム結合部材衝突壁6d2
(第1の回動範囲規制面部)が備えられている。
【0050】第1の回動範囲規制部6dのスイングアー
ム結合部材衝突壁6d2は、スイングアーム9の第1の
継手部材結合部9aに継手部材8のスイングアーム結合
部材8cが結合されることによって、スイングアーム9
が第1の位置Bと第2の位置Cとのあいだで往復回動さ
れる場合において、第1の位置Bにあるスイングアーム
9の回動範囲の外側に、継手部材8のスイングアーム結
合部材8cからわずかに離れて配置されている。それ
故、第1の回動範囲規制部6dのスイングアーム結合部
衝突壁6d2には、スイングアーム9が第1の位置Bと
第2の位置Cとのあいだで往復回動される際にスイング
アーム結合部材8cが衝突することはなく、このスイン
グアーム9に第1の位置Bを越えて回動させるような外
力が作用した際に継手部材8のスイングアーム結合部材
8c(ギヤケース当接部8d)が衝突することによっ
て、スイングアーム9の動きを阻止してスイングアーム
9を第1の位置Bの外側に回動させないようにする機能
をもつ。
【0051】そして、第1の回動範囲規制部6dのスイ
ングアーム結合部材衝突壁6d2は、スイングアーム9
の第2の継手部材結合部9bに継手部材8のスイングア
ーム結合部材8cが結合されることによって、スイング
アーム9が第3の位置Dと第4の位置Eとのあいだで往
復回動される場合においても、第3の位置Dにあるスイ
ングアーム9の回動範囲の外側に、継手部材8のスイン
グアーム結合部材8cからわずかに離れて配置されてい
るため、スイングアーム9が第3の位置Dと第4の位置
Eとのあいだで往復回動される際に、スイングアーム結
合部材8cが衝突することはなく、このスイングアーム
9に第3の位置Dを越えて回動させるような外力が作用
した際に継手部材8のスイングアーム結合部材8c(ギ
ヤケース当接部8d)が衝突することによって、スイン
グアーム9の動きを阻止してスイングアーム9を第3の
位置Dの外側に回動させないようにする機能をもつ。
【0052】第2の回動範囲規制部6eは、ギヤ収容部
6a内において第1の回動範囲規制部6dに対向して配
置されており、図2に示されるように、ワイパ軸支持部
6cの底面6bからの突出寸法とほぼ同一にした底面6
bからの高さ寸法をもつ天壁6e1を有するとともに、
この天壁6e1の端部から底面6bに向け垂下するもの
として、ギヤ収容部6aのほぼ中央において枢支軸孔7
aにほぼ同心にして湾曲状に形成されたスイングアーム
結合部材衝突壁6e2(第2の回動範囲規制面部)が備
えられている。
【0053】第2の回動範囲規制部6eのスイングアー
ム結合部材衝突壁6e2は、スイングアーム9の第1の
継手部材結合部9aに継手部材8のスイングアーム結合
部材8cが結合されることによって、スイングアーム9
が第1の位置Bと第2の位置Cとのあいだで往復回動さ
れる場合において、第2の位置Cにあるスイングアーム
9の回動範囲の外側に、継手部材8のスイングアーム結
合部材8cからわずかに離れて配置されている。それ
故、第2の回動範囲規制部6eのスイングアーム結合部
衝突壁6e2には、スイングアーム9が第1の位置Bと
第2の位置Cとのあいだで往復回動される際にスイング
アーム結合部材8cが衝突することはなく、このスイン
グアーム9に第2の位置Cを越えて回動させるような外
力が作用した際に継手部材8のスイングアーム結合部材
8c(ギヤケース当接部8d)が衝突することによっ
て、スイングアーム9の動きを阻止してスイングアーム
9を第2の位置Cの外側に回動させないようにする機能
をもつ。
【0054】そして、第2の回動範囲規制部6eのスイ
ングアーム結合部材衝突壁6e2は、スイングアーム9
の第2の継手部材結合部9bに継手部材8のスイングア
ーム結合部材8cが結合されることによって、スイング
アーム9が第3の位置Dと第4の位置Eとのあいだで往
復回動される場合においても、第4の位置Eにあるスイ
ングアーム9の回動範囲の外側に、継手部材8のスイン
グアーム結合部材8cからわずかに離れて配置されてい
るため、スイングアーム9が第3の位置Dと第4の位置
Eとのあいだで往復回動される際に、スイングアーム結
合部材8cが衝突することはなく、このスイングアーム
9に第4の位置Eを越えて回動させるような外力が作用
した際に継手部材8のスイングアーム結合部材8c(ギ
ヤケース当接部8d)が衝突することによって、スイン
グアーム9の動きを阻止してスイングアーム9を第4の
位置Eの外側に回動させないようにする機能をもつ。
【0055】スイングアーム9のワイパ軸結合部9dに
圧入固定され、ギヤケース6のワイパ軸支持部6cによ
って回転可能に支持されているワイパ軸10は、先端側
がギヤケース6から突出しており、車体への取付状態
で、この先端側が車体の外側に突出されてワイパアーム
20がねじ止めされる。
【0056】ワイパアーム20は、ワイパ軸10によっ
てスイングアーム9に一体的に結合されているため、継
手部材8のスイングアーム結合部材8cがスイングアー
ム9の第1の継手部材結合部9aに結合されることによ
ってスイングアーム9が第1の位置Bと第2の位置Cと
のあいだで往復回動される際に、図示しない払拭面上に
おいて図1に示される第1の反転位置B1と第2の反転
位置C1とのあいだを往復で回動し、先端に装着された
図示しないワイパブレードによって払拭面を拭い、これ
に反して、継手部材8のスイングアーム結合部材8cが
スイングアーム9の第2の継手部材結合部9bに結合さ
れることによってスイングアーム9が第3の位置Dと第
4の位置Eとのあいだで往復回動される際に、払拭面上
において図3に示される第1の反転位置D1と第2の反
転位置E1とのあいだを往復で回動してワイパブレード
によって払拭面を拭う。
【0057】ワイパブレードによって拭う払拭範囲は車
種により異なる払拭面の大きさによって定められ、ま
た、ワイパアーム20が水平状態となる停止位置は、ワ
イパモータ1の車体に対する取付位置によって、第1の
反転位置B1および第2の反転位置C1のいずれかに選
ばれるとともに、第1の反転位置D1および第2の反転
位置E1のいずれかに選ばれる。
【0058】このような構造を有するワイパモータ1
は、ワイパブレードによる払拭範囲が第1の反転位置B
1と第2の反転位置C1とのあいだに定められ、ワイパ
アーム20の停止位置が第1の反転位置B1に定められ
た車両に取付けるに際し、図1に示されるように、継手
部材8のホイールギヤ結合部8bがホイールギヤ7の丸
孔7cに結合される一方、継手部材8のスイングアーム
結合部材8cがスイングアーム9の第1の継手部材結合
部9aに結合されて組み付けられ、車体のリヤドア内に
配置されてギヤケース6がドアパネルに固定され、各外
部接続端子5f、5fがワイパスイッチを介してワイパ
駆動回路に電気的に接続され、車体パネルの外側に延出
したワイパ軸10にワイパアーム20が取付けられて車
体に組付けられる。
【0059】そこで、ワイパ駆動回路のワイパスイッチ
がオン切換えされることによってブラシ5e、5eに通
電されると、アーマチュア5が回転するため、アーマチ
ュア5のアーマチュア軸5aの回転力によってホイール
ギヤ7が回転し、ホイールギヤ7が回転することによっ
て、ホイールギヤ7の丸孔7cの中心から枢支軸孔7a
の中心までの距離L1と、継手部材8のホイールギヤ結
合部8bの中心からスイングアーム結合部材8cの中心
までの距離L2と、スイングアーム9の第1の継手部材
結合部9aの中心からワイパ軸結合部9dの中心までの
距離L4とからなる四節回転連鎖によるリンク機構によ
ってスイングアーム9が第1の位置Bと第2の位置Cと
のあいだで往復回動し、スイングアーム9の往復回動に
よってワイパ軸10を介しワイパアーム20が第1の反
転位置B1と第2の反転位置C1とのあいだを往復で回
動し、ワイパブレードによって払拭面を拭う。
【0060】ワイパスイッチがオフ切換えされると、図
示しないオートストップ回路によってワイパアーム20
が第1の反転位置B1である停止位置にくるまではワイ
パアーム20が回動を続け、ワイパアーム20が第1の
反転位置B1に到達したところで停止するため、ワイパ
アーム20は第1の反転位置B1において停止する。
【0061】ワイパアーム20が第1の反転位置B1に
おいて停止しているワイパの不使用時に、降雪があっ
て、水平に置かれているワイパブレード上に雪が積もっ
た場合に雪の重量によってワイパブレードを装着したワ
イパアーム20を第1の反転位置B1よりもさらに下方
に回動させる外力や、いたずらなどによってワイパブレ
ードを装着したワイパアーム20を第1の反転位置B1
よりもさらに下方に回動させる外力がかかった場合、第
1の位置Bにあるスイングアーム9に対し回動範囲を越
えて回動させる力が作用するが、第1の位置Bにあるス
イングアーム9に結合されている継手部材8のスイング
アーム結合部材8cが第1の回動範囲規制部6dのスイ
ングアーム結合部衝突壁6d2に衝突することによっ
て、スイングアーム9が動きを阻止されるため、スイン
グアーム9が回動範囲を越えて第1の位置Bの外側に回
動せずに、このスイングアーム9にワイパ軸10を介し
て結合されたワイパアーム20も回動を拘束されて第1
の反転位置B1の下方に動くことがないものとなる。
【0062】上記とは異なり、ワイパブレードによる払
拭範囲が第1の反転位置D1と上部反転位置E1とのあ
いだに定められ、ワイパアーム20の停止位置が第2の
反転位置E1に定められた車両に取付けるに際しては、
図3に示されるように、継手部材8のホイールギヤ結合
部8bがホイールギヤ7の丸孔7cに結合される一方、
継手部材8のスイングアーム結合部材8cがスイングア
ーム9の第2の継手部材結合部9bに結合されて組み付
けられ、車体のリヤドア内に配置されてギヤケース6が
ドアパネルに固定され、各外部接続端子5f、5fがワ
イパスイッチを介してワイパ駆動回路に電気的に接続さ
れ、車体パネルの外側に延出したワイパ軸10にワイパ
アーム20が取付けられて車体に組付けられる。
【0063】そこで、ワイパ駆動回路のワイパスイッチ
がオン切換えされることによってブラシ5e、5eに通
電されると、アーマチュア5が回転するため、アーマチ
ュア5のアーマチュア軸5aの回転力によってホイール
ギヤ7が回転し、ホイールギヤ7が回転することによっ
て、ホイールギヤ7の丸孔7cの中心から枢支軸孔7a
の中心までの距離L1と、継手部材8のホイールギヤ結
合部8bの中心からスイングアーム結合部材8cの中心
までの距離L2と、スイングアーム9の第2の継手部材
結合部9bの中心からワイパ軸結合部9dの中心までの
距離L3とからなる四節回転連鎖によるリンク機構によ
ってスイングアーム9が第3の位置Dと第4の位置Eと
のあいだで往復回動し、スイングアーム9の往復回動に
よってワイパ軸10を介しワイパアーム20が第1の反
転位置D1と第2の反転位置E1とのあいだを往復で回
動し、ワイパブレードによって払拭面を拭う。
【0064】ワイパスイッチがオフ切換えされると、図
示しないオートストップ回路によってワイパアーム20
が第2の反転位置E1である停止位置にくるまではワイ
パアーム20が回動を続け、ワイパアーム20が第2の
反転位置E1に到達したところで停止するため、ワイパ
アーム20は第2の反転位置E1において停止する。
【0065】そして、ワイパアーム20が停止位置であ
る第2の反転位置E1において停止しているワイパの不
使用時に、降雪があって、水平に置かれているワイパブ
レード上に雪が積もった場合に雪の重量によってワイパ
ブレードを装着したワイパアーム20を第2の反転位置
E1よりもさらに下方に回動させる外力がかかった場合
や、いたずらなどによってワイパブレードを装着したワ
イパアーム20を第2の反転位置E1よりもさらに下方
に回動させる外力がかかった場合、第2の位置Cにある
スイングアーム9に対し回動範囲を越えて回動させる力
が作用するが、第2の位置Cにあるスイングアーム9に
結合されている継手部材8のスイングアーム結合部材8
cが第2の回動範囲規制部6eのスイングアーム結合部
衝突壁6e2に衝突することによって、スイングアーム
9が動きを阻止されるため、スイングアーム9が回動範
囲を越えて第2の位置Cの外側に回動せずに、このスイ
ングアーム9にワイパ軸10を介して結合されたワイパ
アーム20も回動を拘束されて第2の反転位置E1の下
方に動くことがないものとなる。
【0066】上述したように、このようなワイパモータ
1では、ワイパの不使用時に、外力によってワイパアー
ム20が回動範囲を越えて回動されようとしたとき、ワ
イパアーム20の停止位置がいずれの反転位置に選択さ
れていても、第1、第2の回動範囲規制部6d、6eに
よって、スイングアーム9が回動範囲を越えて回動する
ことがないので、スイングアーム9にワイパ軸10を介
して結合されたワイパアーム20も回動範囲を越えて回
動されることがないものとなる。
【0067】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるワイパモータによれば、ホイールギヤに
一方が回転可能に結合された継手部材の他方がスイング
アームの複数個所のうちのひとつの継手部材結合部に選
ばれて結合されることによって、スイングアームのピッ
チが定められ、継手部材結合部により選ばれたピッチで
スイングアームがワイパアームを結合したワイパ軸とと
もに往復で回動する。そして、スイングアームが回動範
囲を越えて回動されるような外力がワイパアームにかか
った際、回動範囲規制部によって回動範囲を越えたスイ
ングアームの回動が阻止されるので、スイングアームは
回動範囲規制部によって回動範囲を越えて回動すること
はなく、外力があっても、破損する可能性がないという
優れた効果を奏する。
【0068】この発明の請求項2に係わるワイパモータ
によれば、ホイールギヤ結合部がホイールギヤに回転可
能に結合された継手部材のスイングアーム結合部がスイ
ングアームの複数個所のうちのひとつの継手部材結合部
に選ばれて結合されることによって、スイングアームの
ピッチが定められ、継手部材結合部により選ばれたピッ
チでスイングアームがワイパアームを結合したワイパ軸
とともに往復で回動する。そして、スイングアームが回
動範囲を越えて回動されるような外力がワイパアームに
かかった際、継手部材のスイングアーム結合部材が回動
範囲規制部に衝突するため、スイングアームの回動が阻
止されるので、スイングアームは継手部材結合部に結合
された継手部材のスイングアーム結合部材が回動範囲規
制部に衝突することによって回動範囲を越えて回動する
ことはなく、外力があっても、破損する可能性がないと
いう優れた効果を奏する。
【0069】この発明の請求項3に係わるワイパモータ
によれば、ホイールギヤ結合部がホイールギヤに回転可
能に結合された継手部材のスイングアーム結合部材がス
イングアームの複数個所のうちのひとつの継手部材結合
部に選ばれて結合されることによって、スイングアーム
のピッチが定められ、継手部材結合部により選ばれた範
囲でスイングアームがワイパアームを結合したワイパ軸
とともに往復で回動する。そして、スイングアームが回
動範囲を越えて回動されるような外力がワイパアームに
かかった際、継手部材のスイングアーム結合部材が回動
端でスイングアーム結合部材衝突壁に衝突するため、ス
イングアームの回動が阻止されるので、スイングアーム
は継手部材結合部に結合された継手部材のスイングアー
ム結合部材がスイングアーム結合部材衝突壁に衝突する
ことによって回動範囲を越えて回動することはなく、外
力があっても、破損する可能性がないという優れた効果
を奏する。
【0070】この発明の請求項4に係わるワイパモータ
によれば、ホイールギヤ結合部がホイールギヤに回転可
能に結合された継手部材のスイングアーム結合部材がス
イングアームの第1の継手部材結合部あるいは第2の継
手部材結合部に結合されることによって、スイングアー
ムのピッチが定められ、第1の継手部材結合部あるいは
第2の継手部材結合部により選ばれたピッチでスイング
アームがワイパアームを結合したワイパ軸とともに往復
で回動する。そして、スイングアームが回動範囲を越え
て回動されるような外力がワイパアームにかかった際、
継手部材のスイングアーム結合部材が回動範囲規制部に
衝突するため、スイングアームの回動が阻止されるの
で、スイングアームは第1の継手部材結合部あるいは第
2の継手部材結合部に結合された継手部材のスイングア
ーム結合部材が回動範囲規制部に衝突することによって
回動範囲を越えて回動することはなく、外力があって
も、破損する可能性がないという優れた効果を奏する。
【0071】この発明の請求項5に係わるワイパモータ
によれば、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部材結合
部に一方が回転可能に結合された継手部材の他方がスイ
ングアームのスイングアーム側継手部材結合部に結合さ
れることによって、スイングアームのピッチが定めら
れ、継手部材結合部により選ばれたピッチでスイングア
ームがワイパアームを結合したワイパ軸とともに往復で
回動する。そして、スイングアームが回動範囲を越えて
回動されるような外力がワイパアームにかかった際、回
動範囲規制部によって回動範囲を越えたスイングアーム
の回動が阻止されるので、スイングアームは回動範囲規
制部によって回動範囲を越えて回動することはなく、そ
れによって、外力があっても、破損する可能性がないと
いう優れた効果を奏する。
【0072】この発明の請求項6に係わるワイパモータ
によれば、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部材結合
部に一方が回転可能に結合された継手部材の他方がスイ
ングアームのスイングアーム側継手部材結合部に結合さ
れることによって、スイングアームのピッチが定めら
れ、継手部材結合部により選ばれたピッチでスイングア
ームがワイパアームを結合したワイパ軸とともに往復で
回動する。そして、スイングアームが回動範囲を越えて
回動されるような外力がワイパアームにかかった際、第
1の回動停止位置において第1の回動範囲規制部によっ
て回動範囲を越えたスイングアームの回動が阻止される
一方、第2の回動停止位置において第2の回動範囲規制
部によって回動範囲を越えたスイングアームの回動が阻
止されるので、スイングアームは第1、第2の回動範囲
規制部によって回動範囲を越えて回動することはない。
スイングアームは回動範囲規制部によって回動範囲を越
えて回動することはなく、それによって、外力があって
も、破損する可能性がないという優れた効果を奏する。
【0073】この発明の請求項7に係わるワイパモータ
によれば、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部材結合
部に一方が回転可能に結合された継手部材のスイングア
ーム結合部材がスイングアームのスイングアーム側継手
部材結合部に結合されることによって、スイングアーム
のピッチが定められ、継手部材結合部により選ばれたピ
ッチでスイングアームがワイパアームを結合したワイパ
軸とともに往復で回動する。そして、スイングアームが
回動範囲を越えて回動されるような外力がワイパアーム
にかかった際、回動範囲規制部に継手部材のスイングア
ーム結合部材が当接することによって回動範囲を越えた
スイングアームの回動が阻止されるので、スイングアー
ムは回動範囲規制部によって回動範囲を越えて回動する
ことはなく、それによって、外力があっても、破損する
可能性がないという優れた効果を奏する。
【0074】この発明の請求項8に係わるワイパモータ
によれば、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部材結合
部に一方が回転可能に結合された継手部材のスイングア
ーム結合部材がスイングアームのスイングアーム側継手
部材結合部に結合されることによって、スイングアーム
のピッチが定められ、継手部材結合部により選ばれたピ
ッチでスイングアームがワイパアームを結合したワイパ
軸とともに往復で回動する。そして、スイングアームが
回動範囲を越えて回動されるような外力がワイパアーム
にかかった際、スイングアームの回動範囲に対して継手
部材のスイングアーム結合部材の外径寸法よりもわずか
に大きい寸法を加えた距離だけ離れた位置に形成された
第1、第2の回動範囲規制部に継手部材のスイングアー
ム結合部材が当接することによって回動範囲を越えたス
イングアームの回動が阻止されるので、スイングアーム
は回動範囲規制部によって回動範囲を越えて回動するこ
とはなく、それによって、外力があっても、破損する可
能性がないという優れた効果を奏する。
【0075】この発明の請求項9に係わるワイパモータ
によれば、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部材結合
部に一方が回転可能に結合された継手部材の他方がスイ
ングアームのスイングアーム側継手部材結合部に結合さ
れることによって、スイングアームのピッチが定めら
れ、継手部材結合部により選ばれたピッチでスイングア
ームがワイパアームを結合したワイパ軸とともに往復で
回動する。そして、スイングアームが回動範囲を越えて
回動されるような外力がワイパアームにかかった際、第
1の回動停止位置において第1の回動範囲規制部に形成
された第1の回動範囲規制面部によって回動範囲を越え
たスイングアームの回動が阻止される一方、第2の回動
停止位置において第2の回動範囲規制部に形成された第
2の回動範囲規制面部によって回動範囲を越えたスイン
グアームの回動が阻止されるので、スイングアームは回
動範囲規制部によって回動範囲を越えて回動することは
なく、それによって、外力があっても、破損する可能性
がないという優れた効果を奏する。
【0076】この発明の請求項10に係わるワイパモー
タによれば、ホイールギヤのホイールギヤ側継手部材結
合部に一方が回転可能に結合された継手部材の他方がス
イングアームに複数個形成されたうちのひとつに選択さ
れたスイングアーム側継手部材結合部に結合されること
によって、スイングアームのピッチが定められ、継手部
材結合部により選ばれたピッチでスイングアームがワイ
パアームを結合したワイパ軸とともに往復で回動する。
そして、スイングアームが回動範囲を越えて回動される
ような外力がワイパアームにかかった際、第1の回動停
止位置において第1の回動範囲規制部によって回動範囲
を越えたスイングアームの回動が阻止される一方、第2
の回動停止位置において第2の回動範囲規制部によって
回動範囲を越えたスイングアームの回動が阻止されるの
で、スイングアームは回動範囲規制部によって回動範囲
を越えて回動することはなく、それによって、外力があ
っても、破損する可能性がないという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるワイパモータの一部破断平面
図である。
【図2】図1に示したワイパモータにおいてのギヤケー
スを説明する(A−A)線断面図である。
【図3】図1に示したワイパモータにおいてスイングア
ームが回動した状態の一部破断平面図である。
【図4】図1に示したワイパモータにおいて継手部材が
スイングアームの異なる場所で結合された部分破断平面
図である。
【符号の説明】
1 ワイパモータ 2 (ケース)モータケース 3 マグネット 4 マグネット 5 アーマチュア 5a アーマチュア軸 6 ギヤケース 6a ギヤ収容部 6d (回動範囲規制部)第1の回動範囲規制部 6d2 スイングアーム結合部衝突壁 6e (回動範囲規制部)第2の回動範囲規制部 6e2 スイングアーム結合部衝突壁 7 ホイールギヤ 8 継手部材 8b ホイールギヤ結合部 8c スイングアーム結合部材 9 スイングアーム 9a (継手部材結合部)第1の継手部材結合部 9b (継手部材結合部)第2の継手部材結合部 9d ワイパ軸結合部 10 ワイパ軸 20 ワイパアーム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 電源の接続により上記ケース内で回転するアーマチュア
    と、 上記ケースに回転可能に支持され、上記アーマチュアに
    備えたアーマチュア軸に結合して回転するホイールギヤ
    と、 上記ホイールギヤに一方が回転可能に結合された継手部
    材と、 上記継手部材の他方を回転可能に結合する複数個所の継
    手部材結合部をもち、該複数個所のうちのひとつに選ば
    れた継手部材結合部に結合された継手部材を介してホイ
    ールギヤの回転が変換され、該継手部材結合部により定
    められた範囲で往復回動するスイングアームと、 上記ホイールギヤから離れた位置においてケースに回転
    可能に支持されているとともに、上記ケースの内側でス
    イングアームが結合され、ケースの外側でワイパアーム
    が結合されるワイパ軸と、 上記スイングアームの回動範囲の外側に配置され、該ス
    イングアームが該回動範囲を越えて回動された際に該ス
    イングアームの回動を阻止可能な回動範囲規制部を備え
    ていることを特徴とするワイパモータ。
  2. 【請求項2】 モータケースと、 上記モータケース内に配置されたマグネットと、 上記マグネットの内側に配置され、電源の接続により上
    記ケース内で回転するアーマチュアと、 上記モータケースに取付けられ、ギヤ収容部をもつギヤ
    ケースと、 上記ギヤ収容部に収容されてギヤケースに回転可能に支
    持され、上記アーマチュアに有するアーマチュア軸に結
    合して回転するホイールギヤと、 上記ギヤ収容部に収容され、上記ホイールギヤに回転可
    能に結合されるホイールギヤ結合部をもち、且つスイン
    グアームに回転可能に結合されるスイングアーム結合部
    材をもつ継手部材と、 上記ギヤ収容部に収容され、上記継手部材のスイングア
    ーム結合部材を結合可能な複数個所の継手部材結合部が
    形成されているとともに、ワイパ軸が結合されるワイパ
    軸結合部が形成され、複数個所のうちのひとつに選ばれ
    た継手部材結合部に結合された継手部材を介して上記ホ
    イールギヤの回転が変換され、該継手部材結合部により
    選ばれた範囲で往復回動するスイングアームと、 上記ホイールギヤから離れた位置において上記ギヤケー
    スに回転可能に支持されているとともに、上記ギヤ収容
    部内で上記スイングアームのワイパ軸結合部に結合さ
    れ、ギヤケースの外側でワイパアームが結合されるワイ
    パ軸と、 上記ギヤケースのギヤ収容部内で上記スイングアームの
    回動範囲の外側に配置され、該スイングアームが該回動
    範囲を越えて回動された際に、該スイングアームの継手
    部材結合部に結合された継手部材のスイングアーム結合
    部材に衝突可能に配設された回動範囲規制部を備えてい
    ることを特徴とするワイパモータ。
  3. 【請求項3】 回動範囲規制部には、スイングアームの
    両側のギヤ収容部内においてホイールギヤの回転中心に
    同心にして対向配置されたスイングアーム結合部材衝突
    壁がそれぞれ備えられている請求項2に記載のワイパモ
    ータ。
  4. 【請求項4】 スイングアームの継手部材結合部には、
    ワイパ軸の中心から遠い第1の継手部材結合部が備えら
    れているとともに、該ワイパ軸の中心に近い第2の継手
    部材結合部が備えられている請求項2または3に記載の
    ワイパモータ。
  5. 【請求項5】 ケースと、 アーマチュア軸を有し、このアーマチュア軸を回転する
    モータと、 円板状をなし、中央部が上記ケースに回転可能に支持さ
    れ、外周部に上記モータのアーマチュア軸が噛合され、
    かつ、平面部にホイールギヤ側継手部材結合部が形成さ
    れたホイールギヤと、 長尺状をなす平板に形成され、上記ホイールギヤのホイ
    ールギヤ側継手部材結合部に回動自在に結合された継手
    部材と、 上記ケースに回動自在に支持され、上記ケースの外側で
    ワイパアームが結合されるワイパ軸と、 上記ワイパ軸と一体的に固着されているとともに、上記
    継手部材が回動自在に結合されたスイングアーム側継手
    部材結合部が形成されたスイングアームとを備えたワイ
    パモータにおいて、 上記ケースに一体的に形成され、上記スイングアームの
    回動範囲の外側に配置され、該スイングアームが該回動
    範囲を越えて回動することを阻止する回動範囲規制部を
    備えていることを特徴とするワイパモータ。
  6. 【請求項6】 回動範囲規制部は、スイングアームの第
    1の回動停止位置において、上記スイングアームの回動
    を規制する第1の回動範囲規制部と、スイングアームの
    第2の回動停止位置において、該スイングアームの回動
    を規制する第2の回動範囲規制部とよりなることを特徴
    とする請求項5に記載のワイパモータ。
  7. 【請求項7】 継手部材には、スイングアームのスイン
    グアーム側継手部材結合部と結合され、回動範囲規制部
    に当接されることにより、スイングアームの回動範囲を
    規制するスイングアーム結合部材を有していることを特
    徴とする請求項5または6に記載のワイパモータ。
  8. 【請求項8】 回動範囲規制部の第1の回動範囲規制部
    と、第2の回動範囲規制部とは、スイングアームの回動
    範囲に対して継手部材のスイングアーム結合部材の外径
    寸法よりもわずかに大きい寸法を加えた距離だけ離れた
    位置に形成されていることを特徴とする請求項7に記載
    のワイパモータ。
  9. 【請求項9】 回動範囲規制部の第1の回動範囲規制部
    と第2の回動範囲規制部とには、それぞれ対向した面で
    あり、継手部材のスイングアーム結合部材と当接可能な
    第1、第2の回動範囲規制面部が形成され、第1、第2
    の回動範囲規制面部は、スイングアームの回動中心と同
    心をなす円周上にそれぞれ形成されていることを特徴と
    する請求項6、7、8のいずれかに記載のワイパモー
    タ。
  10. 【請求項10】 スイングアームには、継手部材のスイ
    ングアーム結合部材とそれぞれ回動可能であり、かつ、
    連結可能に形成されていることにより、スイングアーム
    の回動範囲を選択的に変えることを可能とするためのス
    イングアーム側継手部材結合部が予め定められた位置に
    複数個形成されていることを特徴とする請求項5、6、
    7、8、9のいずれかに記載のワイパモータ。
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