JP3787691B2 - ワイパ装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、ワイパブレードで払拭面を拭うワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワイパブレードで払拭面を拭うワイパ装置としては、ワイパモータの回転によって往復回動する第1のピボットシャフトと、この第2のピボットシャフトにリンクによって連結されていて第2のピボットシャフトとともに往復回動する第2のピボットシャフトと、第1、第2のピボットシャフトとは独立した第3のピボットシャフトとが備えられているものが知られている。第1のピボットシャフトには第1のスイングアームを介して第1のワイパアームが連結され、第3のピボットシャフトには第2のスイングアームを介して第1のワイパアームが連結され、この第1のワイパアームに第1のワイパブレードが装着されている。そして、第1のピボットシャフトの第1のスイングアーム側にスラスト受用のウエーブワッシャが装着され、第3のピボットシャフトの第2のスイングアーム側にスラスト受用のウエーブワッシャが装着されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したワイパ装置では、第1のワイパアームに内蔵されたアームスプリングの張力によって第1のワイパブレードを払拭面に対して押圧しながら、この第1のワイパブレードで払拭面を拭う際に、アームスプリングより与えられた反力によって、第1のピボットシャフトを第1のワイパアーム側から押圧する方向に、また、第3のピボットシャフトを第1のワイパアーム側に引張する方向にスラスト荷重がかかる。そのため、その際のスラスト荷重によって、第1、第3のピボットシャフトに装着されたスラスト受用のウエーブワッシャがそれぞれ必要以上に潰され、ウエーブワッシャが必要以上に潰されることにより、第1、第3のピボットシャフトのスラスト方向に大きながたが生じ、それが第1、第3のピボットシャフトの回動の妨げになるものとなった場合、第1のワイパブレードが払拭面上をスムースに移動しなくなり、いわゆるワイパジャダを起こすことがありうるという問題点があり、この問題点を解決することが課題になっていた。
【0004】
【発明の目的】
この発明に係わるワイパ装置は、ピボットシャフトの回動を妨げることのない構造とすることによって、ワイパアームより反力が与えられてもピボットシャフトを円滑に回動させることができるワイパ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係わるワイパ装置では、車体側に固定され、第1のピボットシャフト支持部および第3のピボットシャフト支持部が形成されたフレームと、フレームに固定され、通電により回転可能な出力軸を有するワイパモータと、ワイパモータの出力軸に固定され、出力軸とともに共動するモータアームと、モータアームに取付けられた第1のボールピンと、一端部に第1のボールピンに球面対偶により回動自在に結合される第1のボールリテーナが取付けられ、他端部に連結アーム結合部が形成された第1のリンクコンロッドと、第1のリンクコンロッドの連結アーム結合部にそれぞれの一端部が予め定められた距離だけ離れてそれぞれ回動自在に支持され、X状に交差して配置された第1、第2の連結アームと、第1、第2の連結アームのそれぞれの他端部を予め定められた距離だけ離してそれぞれ回動自在に支持する第1のピボットアームと、フレームの第1のピボットシャフト支持部に回動自在に支持され、第1のピボットアームに固着された第1のピボットシャフトと、第1のピボットシャフトに一端が結合された第1のスイングアームと、第1のピボットシャフトから離れたフレームの第3のピボットシャフト支持部に回動自在に支持された第3のピボットシャフトと、第1のスイングアームよりも長寸にして第3のピボットシャフトに一端が結合された第2のスイングアームと、第1のスイングアームおよび第2のスイングアームのそれぞれの他端部がそれぞれ離れた位置に回動自在に結合されたスイングアーム結合部が形成され、払拭面に対し押圧可能に第1のワイパブレードが装着された第1のワイパアームと、第1のピボットシャフトの基端部に形成され第1のピボットアームが固定される第1のピボットアーム固定部と、第1のピボットシャフトの先端部に形成され第1のスイングアームが固定される第1のスイングアーム固定部と、第1のピボットシャフトの先端部寄りに形成された第1の切欠溝と、第1の切欠溝に嵌付けられた第1の抜止部材と、第1の抜止部材と上記フレームのあいだに配置された第1の間隔部材と、第1のピボットシャフトの基端部の第1のピボットアーム固定部とフレームの第1のピボットシャフト支持部とのあいだに配置された第1の弾性部材と、第3のピボットシャフトの基端部に形成された第2の切欠溝と、第3のピボットシャフトの先端部に第2のスイングアームが固定される第2のスイングアーム固定部と、第3のピボットシャフトの先端部寄りに形成された第3の切欠溝と、第2の切欠溝に嵌付けられる第2の抜止部材と、第3の切欠溝に嵌付けられる第3の抜止部材と、上記第2の抜止部材と上記フレームの第3のピボットシャフト支持部とのあいだに配置された第2の間隔部材と、上記第3の抜止部材と上記フレームの第3のピボットシャフト支持部とのあいだに配置された第3の間隔部材と、上記第3のピボットシャフトの先端部で上記第3の間隔部材と上記フレームの第3のピボットシャフト支持部のとのあいだに配置された第2の弾性部材と、上記第1のピボットアームに取付けられた第2のボールピンと、一端部に上記第2のボールピンに球面対偶により回動自在に結合される第2のボールリテーナが取付けられ、他端部に第3のボールリテーナが取付けられた第2のリンクコンロッドと、上記第2のリンクコンロッドの第3のボールリテーナに球面対偶により回動自在に結合された第3のボールピンと、上記第3のボールピンが取付けられた第2のピボットアームと、車体側に回動自在に支持され、上記第2のピボットアームに固着された第2のピボットシャフトと、上記第2のピボットシャフトに結合され、払拭面に対し押圧可能に第2のワイパブレードが装着された第2のワイパアームを備えていることを特徴としている。
【0007】
【発明の作用】
この発明の請求項1に係わるワイパ装置において、第1のワイパアームによって第1のワイパブレードが払拭面に対して押圧される際、第1のワイパアームより与えられた反力によって、第1のピボットシャフトが第1のワイパアーム側から押圧される方向に、また、第3のピボットシャフトが第1のワイパアーム側に引張される方向にスラスト荷重がかかったとしても、第1のピボットシャフトの第1のピボットアーム側に第1の弾性部材が配置され、第3のピボットシャフトの第2のスイングアーム側に第2の弾性部材が配置されている。それ故、第1、第2の弾性部材のそれぞれがスラスト荷重によって必要以上に押し潰されることがないから、第1、第3のピボットシャフトの回動を妨げるようにならない。
【0008】
【実施例】
図1ないし図8にはこの発明に係わるワイパ装置の一実施例が示されている。
【0009】
図示するワイパ装置1は、主として、フレーム2、ワイパモータ3、モータアーム4、第1のリンクコンロッド5、第1の連結アーム6、第2の連結アーム7、第1のピボットアーム8、第1のピボットシャフト9、第3のピボットシャフト10、第1のスイングアーム11、第2のスイングアーム12、第1のワイパアーム13、第1のワイパブレード14、第2のリンクコンロッド15、第2のピボットアーム16、第2のピボットシャフト17、第2のワイパアーム18、第2のワイパブレード19、第1の弾性部材30、第2の弾性部材31から構成されている。
【0010】
フレーム2には、矩形に形成されたフレーム本体2aと、このフレーム本体2aの側部から棒形に突出した突出部2bが備えられている。フレーム本体2aには、3個所の車体側取付部2a1、2a1、2a1と、ワイパモータ取付部2a2と、第3のピボットシャフト支持部2a3とが形成され、突出部2bには、1個所の車体側取付部2b1と、第1のピボットシャフト支持部2b2とが形成されている。
【0011】
フレーム2は、フレーム本体2aの車体側取付部2a1、2a1、2a1と、突出部2bの車体側取付部2b1とが図示しないダッシュアッパパネルにねじ止めされることによって車体に固定される。フレーム2は助手席側に配置される。
【0012】
フレーム本体2aのワイパモータ取付部2a2には、ワイパモータ3がねじ止めされている。フレーム本体2aの第3のピボットシャフト支持部2a3には、第3のピボットシャフト10の基端部が挿通されている。突出部2bの第1のピボットシャフト支持部2b2には、第1のピボットシャフト9が回動自在にして支持されている。
【0013】
突出部2bの第1のピボットシャフト支持部2b2は、中心がフレーム本体2aの第3のピボットシャフト支持部2a3の中心から距離L1だけ離れて配置されており、図4に示されるように、内側に第1、第2の軸受32、33がそれぞれ取付けられている。この第1のピボットシャフト支持部2b2には、第1、第2の軸受32、33により第1のピボットシャフト9が回動自在に支持されている。第1のピボットシャフト9の先端部は車体外装パネルの上方に突出して配置される。
【0014】
第1のピボットシャフト9には、図4に示されるように,シャフト本体9aの基端部に第1のピボットアーム固定部9bが形成されているとともに、シャフト本体9aの先端部に第1のスイングアーム固定部9cが形成されており、シャフト本体9aの先端部寄りに第1の切欠溝9dが形成されている。
【0015】
第1のピボットシャフト9は、第1のピボットアーム固定部9bが第1のピボットアーム8の第1のピボットシャフト取付部8eに固定され、第1のスイングアーム固定部9cが第1のスイングアーム11の第1のピボットシャフト結合部11aに固定され、その先端部側において、第1の切欠溝9dに第1のC形ピン34が嵌付けられているとともに、この第1のC形ピン34のフレーム2側に第1の平ワッシャ35が配置されている。
【0016】
第1のピボットシャフト9には、その基端部側において第1のピボットアーム固定部9bと第1の軸受32とのあいだに第1の弾性部材30が配置されている。第1の弾性部材30は、第1のピボットシャフト9の軸方向であるスラスト方向に弾性力をもつウエーブワッシャであり、第1のピボットシャフト9の先端部に配置された第1のC形ピン34、第1の平ワッシャ35によってフレーム2の第1のピボットシャフト支持部2b2に抜け止められている第1のピボットシャフト9にかかったスラスト荷重を吸収することによって第1のピボットシャフト9のがたを防止する機能をもつ。
【0017】
第1の弾性部材30は、第1のピボットシャフト9の基端部で第1のピボットアーム8と第1の軸受32とのあいだに配置されているが、第1のピボットシャフト9の先端部で第1の平ワッシャ35とフレーム2とのあいだに配置されていないので、第1のワイパアーム13が第1のワイパブレード14を払拭面100に押圧しながら払拭面100上を揺動する際に第1のワイパアーム13から与えられた反力によって第1のピボットシャフト9が第1のピボットアーム8側に押圧されたとしても、第1の平ワッシャ35とフレーム2とによって必要以上に押し潰されることはなく、必要以上に押し潰された際に第1のピボットシャフト9の回動を妨げることによって第1のワイパブレード14が払拭面100上をスムースに移動されない、いわゆるワイパジャダを起こさないようにしている。
【0018】
フレーム本体2aの第3のピボットシャフト支持部2a3には、図4に示されるように、内側に第3、第4の軸受36、37がそれぞれ取付けられている。この第3のピボットシャフト支持部2a3には、第3、第4の軸受36、37により第3のピボットシャフト10の基端側が回動自在に支持されている。第3のピボットシャフト10の先端部は車体外装パネルの上方に突出して配置される。第3のピボットシャフト10は、第1のピボットシャフト9、第2のピボットシャフト17とは異なり、ピボットアーム等のリンクから動力を与えられて回動する機能をもたない。
【0019】
第3のピボットシャフト10には、シャフト本体10aの基端部に第2の切欠溝10bが形成されているとともに、シャフト本体10aの先端部に第2のスイングアーム固定部10cが形成され、シャフト本体10aの先端部寄りに第3の切欠溝10dが形成されている。
【0020】
第3のピボットシャフト10は、第2のスイングアーム固定部10cが第2のスイングアーム12の第3のピボットシャフト結合部12aに固定されている。第3のピボットシャフト10には、基端部の第2の切欠溝10bに第2のC形ピン38が嵌付けられているとともに、この第2のC形ピン38のフレーム2側に第2の平ワッシャ39が配置されている。また、第3のピボットシャフト10には、先端部寄りの第3の切欠溝10dに第3のC形ピン40が嵌付けられているとともに、この第3のC形ピン40のフレーム2側に第3の平ワッシャ41が配置され、この第3の平ワッシャ41と第4の軸受37とのあいだに第2の弾性部材31が配置されている。
【0021】
第2の弾性部材31は、第3のピボットシャフト10の軸方向であるスラスト方向に弾性力をもつウエーブワッシャであり、第3のピボットシャフト10の先端部寄りに配置された第3のC形ピン40、第3の平ワッシャ41および第3のピボットシャフト10の基端部に配置された第2のC形ピン38、第2の平ワッシャ39によってフレーム2の第3のピボットシャフト支持部2a3に抜け止められている第3のピボットシャフト10にかかったスラスト荷重を吸収することによって第3のピボットシャフト10のがたを防止する機能をもつ。
【0022】
第2の弾性部材31は、第3のピボットシャフト10の先端部寄りで第3の平ワッシャ41と第4の軸受37とのあいだに配置されているが、第3のピボットシャフト10の基端部で第2の平ワッシャ39とフレーム2とのあいだに配置されていないので、第1のワイパアーム13が第1のワイパブレード14を払拭面100に押圧しながら払拭面100上を揺動する際に第1のワイパアーム13から与えられた反力によって第3のピボットシャフト10が第2のスイングアーム12側に引張されたとしても、基端部の第2の平ワッシャ39とフレーム2とによって必要以上に押し潰されることはなく、必要以上に押し潰された際に第3のピボットシャフト10の回動を妨げることによって第1のワイパブレード14が払拭面100上をスムースに移動しない、いわゆるワイパジャダを起こさないようにしている。
【0023】
ワイパモータ3には、モータケース3aの内周側に図示しない2個のマグネットがそれぞれ取付けられているとともに、マグネットの内側に図示しないアーマチュアが回転可能に配置されている。アーマチュアに備えた図示しないアーマチュアシャフトはモータケース3aにねじ止めされたギヤケース3f内に突出し、ギヤケース3f内で図示しない減速機構に噛合され、この減速機構に出力軸3gが結合されている。出力軸3gはギヤケース3fから突出して配置されている。
【0024】
ワイパモータ3は、アーマチュアに備えられた図示しないアーマチュアコイルに通電可能な図示しない複数個のブラシが図示しないワイパ駆動回路に電気的に接続されているため、ワイパ駆動回路に備えられたワイパスイッチが低速モードにオン切換えされると、ワイパ駆動回路より低速用のブラシに電源の電流が供給されてアーマチュアが低速で回転し、アーマチュアが低速で回転することによって、アーマチュアシャフト、減速機構を介し出力軸3gが低速で回転する。
【0025】
上記とは異なり、ワイパ駆動回路のワイパスイッチが高速モードにオン切換えされると、ワイパ駆動回路より高速用のブラシに電源の電流が供給されてアーマチュアが高速で回転し、アーマチュアが高速で回転することによって、アーマチュアシャフト、減速機構を介し出力軸3gが高速で回転する。
【0026】
そして、ワイパモータ3には、図示しないワイパ定位置停止機構が通電回路に内蔵されているため、ワイパ駆動回路のワイパスイッチがオフ切換えされた際に、出力軸3gの回転位置が第1、第2のワイパブレード14、19の払拭途中位置にあると、出力軸3gの回転を続行させるための電流がアーマチュアに継続して供給され、その後に、第1のワイパブレード14が停止位置兼用の下部反転位置Eに、また第2のワイパブレード19が停止位置兼用の下部反転位置Gにそれぞれ到達したところでアーマチュアに対する電流供給がカットされるようになっている。
【0027】
ワイパモータ3の出力軸3gには、モータアーム4が取付けられている。モータアーム4は、基端部に形成された出力軸取付部4aがワイパモータ3の出力軸3gにねじ止めされ、先端部に形成された第1のボールピン取付部4bに第1のボールピン20が固定されている。モータアーム4は、ワイパモータ3の出力軸3gの低速回転、高速回転に応じて出力軸3gを中心に低速回転、高速回転する。
【0028】
第1のボールピン20には、第1のボールリテーナ21が球面対偶を介して結合されている。第1のボールリテーナ21は、第1のリンクコンロッド5の一端部に形成された第1のボールリテーナ取付部5aに取付けられている。
【0029】
第1のリンクコンロッド5には、長寸状をなす第1のリンクコンロッド本体5bの一端部に第1のボールリテーナ取付部5aが配置され、第1のリンクコンロッド本体5bの他端部に第1のリンクコンロッド本体5bの長さ方向に長寸状のサブコンロッド5cの一端部が結合されている。
【0030】
サブコンロッド5cには、連結アーム結合部5dが形成されている。連結アーム結合部5dには、サブコンロッド5cの他端部に第2の連結アーム結合部5eが形成されているとともに、第2の連結アーム結合部5eからサブコンロッド5cの長さ方向に距離L2だけ一端部に寄って配置された第1の連結アーム結合部5fが形成されている。連結アーム結合部5dの第1の連結アーム結合部5fには、第1の連結アーム6の一端部に形成された第1のリンクコンロッド結合部6aが回動自在に結合され、連結アーム結合部5dの第2の連結アーム結合部5eには、第2の連結アーム7の一端部に形成された第1のリンクコンロッド結合部7aが回動自在に結合されている。この場合、第1のリンクコンロッド5は、それぞれ独立して成形された第1のリンクコンロッド本体5bとサブコンロッド5cとが結合されているが、独立して成形されずに一体成形されていても良い。第1のリンクコンロッド5は、モータアーム5の低速回転、高速回転に対応して第1のボールリテーナ21が回転運動するため、連結アーム結合部5dが往復で移動する。
【0031】
第1の連結アーム6はへ字形にされた第1の連結アーム本体6bの一端部に第1のリンクコンロッド結合部6aが配置され、第1の連結アーム本体6bの他端部に第1のピボットアーム結合部6cが形成されている。第1のピボットアーム結合部6cは第1のピボットアーム8に形成された第1の連結アーム結合部8aに回動自在に結合されている。
【0032】
第2の連結アーム7はへ字形にされた第2の連結アーム本体7bの一端部に第1のリンクコンロッド結合部7aが配置され、第2の連結アーム本体7bの他端部に第1のピボットアーム結合部7cが形成されている。第2のピボットアーム結合部7cは第1のピボットアーム8に形成された第2の連結アーム結合部8bに回動自在に結合されている。
【0033】
第1、第2の連結アーム6、7はXリンクを構成しており、第1のリンクコンロッド5の連結アーム結合部5dが往復で移動することによって、互いに交差しながら、第1のピボットシャフト9を中心に第1のピボットアーム8を往復で回動させる機能をもつ。
【0034】
第1のピボットアーム8は、へ字形にされた第1のピボットアーム本体8cと、この第1のピボットアーム本体8cの中心からI字状にして突出したサブアーム8dとから略T字形に形成されている。第1のピボットアーム本体8cの一端部に第2の連結アーム結合部8bが配置され、第1のピボットアーム本体8cの他端部に第1の連結アーム結合部8aが配置されている。そして、第1のピボットアーム本体8cの中央部に第1のピボットシャフト取付部8eが形成されている。第1のピボットシャフト取付部8eには、第1のピボットシャフト9の基端部に形成された第1のピボットアーム結合部9bが圧入により固定されている。
【0035】
第1のピボットアーム8は、ワイパモータ3の出力軸3gが回転することにより第1のリンクコンロッド5の連結アーム結合部5dが往復で移動すると、第1の連結アーム6、第2の連結アーム7からなるXリンクにより、位置Aと位置Bとのあいだの角度範囲θ1を往復で回動する。このとき、第1のピボットアーム8は、位置Aから図2中反時計方向に回動を始め、第1のピボットシャフト9を中心に第1のピボットシャフト9の図2中下方側で往復回動する。第1のピボットアーム8が回動する角度範囲θ1は、後述する第2のピボットアーム16が回動する角度範囲θ2よりも大きい。これは、第1のリンクコンロッド5から与えられた往復回動運動がXリンクを構成する第1、第2の連結アーム6、7によって、第1のピボットアーム8の大きな範囲の往復回動運動に変換されるからである。
【0036】
サブアーム8dには、第1のピボットアーム本体8cの第1のピボットシャフト取付部8eから予め定められた距離L3だけ離れた位置に第2のボールピン取付部8fが形成されている。第2のボールピン取付部8fには、第2のボールピン22が固定されている。
【0037】
第2のボールピン22には、第2のボールリテーナ23が球面対偶を介して結合されている。第2のボールリテーナ23は、第2のリンクコンロッド15の一端部に形成された第2のボールリテーナ取付部15aに取付けられている。
【0038】
第2のリンクコンロッド15には、長寸状をなす第2のリンクコンロッド本体15bの一端部に第2のボールリテーナ取付部15aが配置され、第2のリンクコンロッド本体15bの他端部に第3のボールリテーナ取付部15cが形成されている。第3のボールリテーナ取付部15cには、第3のボールリテーナ24が取付けられている。
【0039】
第3のボールリテーナ24には、第3のボールピン25が球面対偶を介して結合されている。第3のボールピン25は、第2のピボットアーム16の先端部に形成された第3のボールピン取付部16aに固定されている。
【0040】
第2のピボットアーム16には、I字形にされた第2のピボットアーム本体16bの一端部に第3のボールピン取付部16aが配置され、第2のピボットアーム本体16bの他端部に第2のピボットシャフト取付部16cが形成されている。第2のピボットシャフト取付部16cには、第2のピボットシャフト17の基端部が圧入により固定されている。第2のピボットアーム16は、第3のボールピン取付部16aの中心から第2のピボットシャフト取付部16cの中心までが予め定められた距離L4にされている。
【0041】
第2のピボットシャフト17は、ピボットホルダ26に回動自在に支持されており、このピボットホルダ26は、フレーム2から離れた位置でダッシュアッパパネルにねじ止められる。第2のピボットシャフト17の先端部は車体外装パネルの上方に突出して配置される。
【0042】
第2のピボットシャフト17は、ワイパモータ3の出力軸3gが回転して、第1のピボットアーム8が角度範囲θ1でもって往復回動することによって、第2のリンクコンロッド15を介し、第2のピボットアーム16が位置Cと位置Dとのあいだを往復回動することによって角度範囲θ2で往復回動する。このとき、第2のピボットアーム16は、位置Cから図1中時計方向に回動を始め、第2のピボットシャフト17を中心に第2のピボットシャフト17の図1中上方側で往復回動する。第2のピボットアーム8が往復回動する範囲は、前述した第1のピボットアーム8が往復回動する範囲に対して逆側に配置される。第2のピボットシャフト17は、前述したように、第1のピボットアーム8が往復回動する角度範囲θ1よりも小さい角度範囲θ2でもって往復回動を行う。
【0043】
第1のピボットシャフト9の先端部、第2のピボットシャフト17の先端部、第3のピボットシャフト10の先端部のそれぞれは、車体外装パネル上にそれぞれ突出して配置される。第1、第3のピボットシャフト9、10はそれぞれ助手席側に配置され、第2のピボットシャフト17は運転席側に配置される。
【0044】
第1のピボットシャフト9の先端部には、第1のスイングアーム11の一端部に形成された第1のピボットシャフト結合部11aがねじ止めされ、第3のピボットシャフト10の先端部には、第2のスイングアーム12の一端部に形成された第3のピボットシャフト結合部12aがねじ止めされ、第2のピボットシャフト17の先端部には、第2のワイパアーム18の基端部に形成された第2のピボットシャフト結合部18aがねじ止めされている。
【0045】
第1のスイングアーム11には、I字形にされた第1のスイングアーム本体11bの一端部に第1のピボットシャフト結合部11aが配置され、第1のスイングアーム本体11bの他端部に第1のワイパアーム結合部11cが形成されている。
【0046】
第2のスイングアーム12には、へ字形にされた第2のスイングアーム本体12bの一端部に第3のピボットシャフト結合部12aが配置され、第2のスイングアーム本体12bの他端部に第1のワイパアーム結合部12cが形成されている。第2のスイングアーム12は、第1のスイングアーム11よりも長さ寸法が大きい。
【0047】
第1のスイングアーム11の第1のワイパアーム結合部11c、第2のスイングアーム12の第1のワイパアーム結合部12cには、第1のワイパアーム13が連結されている。
【0048】
第1のワイパアーム13には、長寸状をなすアームヘッド13aの基端部寄りにスイングアーム結合部13bが形成されている。このスイングアーム結合部13bには、第1のワイパアーム本体13aの基端部側に第1のスイングアーム結合部13cが形成され、第1のスイングアーム結合部13cから第1のワイパアーム本体13aの先端部側に予め定められた距離L5だけ寄った位置に第2のスイングアーム結合部13dが形成されている。
【0049】
アームヘッド13aの先端部にはリテーナ13eの基端部が回動自在に連結され、このリテーナ13eの先端部にアームピース13fの基端部が結合され、このアームピース13fの先端部に第1のワイパブレード14が装着されている。アームヘッド13aとアームピース13fとには、アームスプリング13gが連結されているため、このアームスプリング13gの弾性力によって第1のワイパブレード14が払拭面100に押圧される。そして、第1のワイパアーム13には、第1のワイパブレード14を払拭面100に押圧するアームスプリング13gの反力によって、第1のスイングアーム11の第1のピボットシャフト結合部11aをフレーム2側に押圧する力が与えられるとともに、第2のスイングアーム12の第3のピボットシャフト結合部12aをフレーム2から離そうとする力が与えられる。このとき、第1のスイングアーム11の第1のピボットシャフト結合部11aをフレーム2側に押圧する力は、第1のピボットシャフト9を第1のピボットアーム8側に押圧する力となって作用し、第2のスイングアーム12の第3のピボットシャフト結合部12aをフレーム2から離そうとする力は、第3のピボットシャフト10を第1のワイパアーム13側に引張する力となって作用する。
【0050】
第1のスイングアーム結合部13cには、第1のスイングアーム11の第1のワイパアーム結合部11cが回動自在に結合され、第2のスイングアーム結合部13dには、第2のスイングアーム12の第1のワイパアーム結合部12cが回動自在に結合されている。
【0051】
第1のスイングアーム11は、一端部の第1のピボットシャフト結合部11aが第1のピボットシャフト9の先端部に固定されているとともに他端部の第1のワイパアーム結合部11cが第1のワイパアーム13の第1のスイングアーム結合部13cが回動自在に結合され、第2のスイングアーム12は、一端部の第3のピボットシャフト結合部12aが第3のピボットシャフト10の先端部に固定されているとともに他端部の第1のワイパアーム結合部12cが第1のワイパアーム13の第2のスイングアーム結合部13dに回動自在に結合されているため、フレーム2側に支持された第1、第3のピボットシャフト9、10と、第1のスイングアーム11と、第2のスイングアーム12と、第1のワイパアーム13のスイングアーム結合部13bとにより四接連鎖機構が構成されている。
【0052】
そして、第1のワイパアーム13の先端部に第1のワイパブレード14が装着されている。第1のワイパブレード14は、第1のワイパアーム13に内装されたアームスプリングによって払拭面100の助手席側に押し付けられる。
【0053】
第2のピボットシャフト17の先端部に固定された第2のワイパアーム18には、先端部に第2のワイパブレード19が装着されている。第2のワイパブレード19は、第2のワイパアーム18に内装されたアームスプリングによって払拭面100の運転席側に押し付けられる。
【0054】
第1のワイパアーム13は、第1のピボットシャフト9が角度範囲θ1で回動する際に、第1のピボットシャフト9とともに第1のスイングアーム11が角度範囲θ1で回動して、第1のスイングアーム結合部13cに第1のスイングアーム11の回動力が与えられる。すると、第2のスイングアーム結合部13d、第3のピボットシャフト結合部12aを介して第2のスイングアーム12が第1のスイングアーム11に対し相対的に回動して第3のピボットシャフト10が回動する。このとき、第2のスイングアーム12の方が第1のスイングアーム11より長さ寸法が大きいため、前述した四接連鎖機構によって、第1のワイパアーム13が払拭面100の上方に向け略直線的に移動しながら払拭面100上を揺動するから、図2に示されるように、第1のワイパブレード14で払拭面100の下部反転位置Eから上部反転位置Fまでのあいだを往復で拭う。このとき、第2のリンクコンロッド15を介して、回動範囲が大きい第1のピボットアーム8からこれに比べて回動範囲が小さい第2のピボットアーム16に動力が伝達されため、第2のピボットアーム16に結合される第2のワイパアーム18、第2のワイパブレード19が上部反転位置Hで反転する際の角速度が小さくなる。
【0055】
第2のワイパアーム18は、第2のピボットシャフト17が角度範囲θ2で回動することによって、第2のピボットシャフト17とともに払拭面100上を揺動し、第2のワイパブレード19で払拭面100の下部反転位置Gから上部反転位置Hまでのあいだを往復で拭う。
【0056】
このような構造のワイパ装置1は、フレーム2の車体側取付部2a1、2a1、2a1、突出部2bの車体側取付部2b1、ピボットホルダ26がダッシュアッパパネルにねじ止めされることによって車体に搭載され、車体外装パネル上の第1、第3のピボットシャフト9、10に、第1のワイパブレード14が装着された第1のワイパアーム13にそれぞれ連結された第1、第2のスイングアーム11、13がそれぞれねじ止めされ、車体外装パネル上の第2のピボットシャフト17に、第2のワイパブレード19が装着された第2のワイパアーム18がねじ止めされ、ワイパモータ3がワイパ駆動回路に接続される。
【0057】
ワイパ駆動回路に備えられたワイパスイッチがオフ状態にあると、図4に示されるように、第1のワイパブレード14は停止位置兼用の下部反転位置Eに停止し、第2のワイパブレード19は停止位置兼用の下部反転位置Gに停止している。
【0058】
ワイパ駆動回路に備えられたワイパスイッチが低速モードにオン切換えされると、ワイパモータ3の出力軸3gが低速で回転し、モータアーム4が低速で回転し、第1のリンクコンロッド5が往復移動し、第1、第2の連結アーム6、7が交差しながら第1のピボットアーム8が位置Aと位置Bとのあいだを往復回動し、第1のピボットシャフト9が角度範囲θ1でもって往復回動する。第1のピボットアーム8が位置Aと位置Bとのあいだを往復回動することによって、第2のリンクコンロッド15を介して第2のピボットアーム16が位置Cと位置Dとのあいだを往復回動し、第2のピボットシャフト17が角度範囲θ2でもって低速で往復回動する。
【0059】
第1のピボットシャフト9が角度範囲θ1でもって低速で往復回動することにより、第1のスイングアーム11が角度範囲θ1で回動し、第2のスイングアーム結合部13d、第3のピボットシャフト結合部12aを介して第2のスイングアーム12が第1のスイングアーム11に対し相対的に回動して第3のピボットシャフト10が回動し、第1のワイパアーム13が払拭面100上を図5に示される位置I、図6に示される位置Jを介し払拭面100の上方に伸長しながら払拭面100上を揺動することによって、第1のワイパブレード14で払拭面100の下部反転位置Eから上部反転位置Fまでのあいだを低速の往復で拭う。
【0060】
第1のピボットシャフト9と同時に第2のピボットシャフト17が角度範囲θ2でもって往復回動するから、第2のワイパアーム18が払拭面100上を揺動することによって、第2のワイパブレード19で払拭面100の下部反転位置Gから上部反転位置Hまでのあいだを低速の往復で拭う。
【0061】
上記とは異なり、ワイパ駆動回路のワイパスイッチが高速モードにオン切換えされた場合、ワイパモータ3の出力軸3gが高速で回転し、上記と同様にして、第1のワイパアーム13が払拭面100の上方に伸長しながら払拭面100上を揺動して、第1のワイパブレード14で払拭面100の下部反転位置Eから上部反転位置Fまでのあいだを高速の往復で拭い、第2のワイパアーム18が払拭面100上を揺動することによって、第2のワイパブレード19で払拭面100の下部反転位置Gから上部反転位置Hまでのあいだを高速の往復で拭う。
【0062】
そして、第1、第2のワイパブレード14、19が払拭途中にあるワイパ作動中に、ワイパ駆動回路のワイパスイッチが停止モードに切換えられると、ワイパモータ3に内蔵されたワイパ定位置停止機構により、第1のワイパブレード14が所定の停止位置Eに、また第2のワイパブレード19が所定の停止位置Gに到達するまで第1、第2のワイパブレード14、19が作動を継続され、第1、第2のワイパブレード14、19が停止位置兼用の下部反転位置E、Gにそれぞれ到達したところで停止する。
【0063】
上述したように、第1、第2の連結アーム6、7よりなるXリンクにより、ワイパモータ3の出力軸3gの回転が第2のピボットアーム16の回動範囲θ2よりも大きい回動範囲θ1での第1のピボットアーム8の回動に変換されて、第1のピボットシャフト9が第2のピボットシャフト17よりも大きい範囲で回動される一方、第1のピボットアーム8の回動範囲が第2のピボットアーム16の回動範囲に対して逆に配置されるものとなる。
【0064】
そして、第1のワイパアーム13が第1のワイパブレード14を払拭面100に押圧しながら払拭面100上を揺動する際に第1のワイパアーム13から与えられる反力によって、第1のピボットシャフト9が第1のピボットアーム8側に押圧されたとしても、第1の弾性部材30が第1の平ワッシャ35とフレーム2とによって必要以上に押し潰されることがないとともに、第3のピボットシャフト10が第2のスイングアーム12側に引張されたとしても、第2の弾性部材31が第2のピボットシャフト10の基端部の第2の平ワッシャ39とフレーム2とによって必要以上に押し潰されることがなく、第1、第2の弾性部材30、31のそれぞれが弾性力を保持した状態で第1、第2のピボットシャフト9、10が回動するものとなる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の請求項1に係わるワイパ装置によれば、第1のワイパアームによって第1のワイパブレードが払拭面に対して押圧される際、第1のワイパアームより与えられた反力によって、第1のピボットシャフトが第1のワイパアーム側から押圧される方向に、また、第3のピボットシャフトが第1のワイパアーム側に引張される方向にスラスト荷重がかかったとしても、第1のピボットシャフトの第1のピボットアーム側に第1の弾性部材が配置され、第3のピボットシャフトの第2のスイングアーム側に第2の弾性部材が配置されている。それ故、第1、第2の弾性部材のそれぞれがスラスト荷重によって必要以上に押し潰されることがないから、第1、第3のピボットシャフトの回動を妨げることがない。よって、ピボットシャフトを円滑に回動させることによってワイパジャダを起こすことがないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるワイパ装置の一実施例の部分破断平面図である。
【図2】図1に示したワイパ装置の部分破断背面図である。
【図3】図1に示したワイパ装置に用いられるワイパアームの正面図である
【図4】図1に示したワイパ装置の第1、第3のピボットシャフトまわりの断面図である。
【図5】図1に示したワイパ装置のワイパアームの動作説明図である。
【図6】図1に示したワイパ装置のワイパアームの動作説明図である。
【図7】図1に示したワイパ装置のワイパアームの動作説明図である。
【図8】図1に示したワイパ装置のワイパアームの動作説明図である。
【符号の説明】
1 ワイパ装置
2 フレーム
2a2 ワイパモータ取付部
2a3 第3のピボットシャフト支持部
2b2 第1のピボットシャフト支持部
3 ワイパモータ
3g 出力軸
4 モータアーム
5 第1のリンクコンロッド
5d 連結アーム結合部
5e 第2の連結アーム結合部
5f 第1の連結アーム結合部
6 第1の連結アーム
7 第2の連結アーム
8 第1のピボットアーム
8c 第1のピボットアーム本体
8d サブアーム
8e 第1のピボットシャフト取付部
8f 第2のボールピン取付部
9 第1のピボットシャフト
9b 第1のピボットアーム固定部
9c 第1のスイングアーム固定部
9d 第1の切欠溝
10 第3のピボットシャフト
10b 第2の切欠溝
10c 第2のスイングアーム固定部
10d 第3の切欠溝
11 第1のスイングアーム
12 第2のスイングアーム
13 第1のワイパアーム
13b スイングアーム結合部
13c 第1のスイングアーム結合部
13d 第2のスイングアーム結合部
14 第1のワイパブレード
15 第2のリンクコンロッド
16 第2のピボットアーム
17 第2のピボットシャフト
18 第2のワイパアーム
19 第2のワイパブレード
20 第1のボールピン
21 第1のボールリテーナ
22 第2のボールピン
23 第2のボールリテーナ
24 第3のボールリテーナ
25 第3のボールピン
30 第1の弾性部材
31 第2の弾性部材
34 (第1の抜止部材)第1のC形ピン
35 (第1の間隙部材)第1の平ワッシャ
38 (第2の抜止部材)第2のC形ピン
39 (第2の間隙部材)第2の平ワッシャ
40 (第3の抜止部材)第3のC形ピン
41 (第3の間隙部材)第3の平ワッシャ

Claims (1)

  1. 車体側に固定され、第1のピボットシャフト支持部および第3のピボットシャフト支持部が形成されたフレームと、上記フレームに固定され、通電により回転可能な出力軸を有するワイパモータと、上記ワイパモータの出力軸に固定され、該出力軸とともに共動するモータアームと、上記モータアームに取付けられた第1のボールピンと、一端部に上記第1のボールピンに球面対偶により回動自在に結合される第1のボールリテーナが取付けられ、他端部に連結アーム結合部が形成された第1のリンクコンロッドと、上記第1のリンクコンロッドの連結アーム結合部にそれぞれの一端部が予め定められた距離だけ離れてそれぞれ回動自在に支持され、X状に交差して配置された第1、第2の連結アームと、上記第1、第2の連結アームのそれぞれの他端部を予め定められた距離だけ離してそれぞれ回動自在に支持する第1のピボットアームと、上記フレームの第1のピボットシャフト支持部に回動自在に支持され、上記第1のピボットアームに固着された第1のピボットシャフトと、上記第1のピボットシャフトに一端が結合された第1のスイングアームと、上記第1のピボットシャフトから離れたフレームの第3のピボットシャフト支持部に回動自在に支持された第3のピボットシャフトと、上記第1のスイングアームよりも長寸にして上記第3のピボットシャフトに一端が結合された第2のスイングアームと、上記第1のスイングアームおよび第2のスイングアームのそれぞれの他端部がそれぞれ離れた位置に回動自在に結合されたスイングアーム結合部が形成され、払拭面に対し押圧可能に第1のワイパブレードが装着された第1のワイパアームと、上記第1のピボットシャフトの基端部に形成され上記第1のピボットアームが固定される第1のピボットアーム固定部と、上記第1のピボットシャフトの先端部に形成され上記第1のスイングアームが固定される第1のスイングアーム固定部と、上記第1のピボットシャフトの先端部寄りに形成された第1の切欠溝と、上記第1の切欠溝に嵌付けられた第1の抜止部材と、上記第1の抜止部材と上記フレームのあいだに配置された第1の間隔部材と、上記第1のピボットシャフトの基端部の第1のピボットアーム固定部と上記フレームの第1のピボットシャフト支持部とのあいだに配置された第1の弾性部材と、上記第3のピボットシャフトの基端部に形成された第2の切欠溝と、上記第3のピボットシャフトの先端部に上記第2のスイングアームが固定される第2のスイングアーム固定部と、上記第3のピボットシャフトの先端部寄りに形成された第3の切欠溝と、上記第2の切欠溝に嵌付けられる第2の抜止部材と、上記第3の切欠溝に嵌付けられる第3の抜止部材と、上記第2の抜止部材と上記フレームの第3のピボットシャフト支持部とのあいだに配置された第2の間隔部材と、上記第3の抜止部材と上記フレームの第3のピボットシャフト支持部とのあいだに配置された第3の間隔部材と、上記第3のピボットシャフトの先端部で上記第3の間隔部材と上記フレームの第3のピボットシャフト支持部のとのあいだに配置された第2の弾性部材と、上記第1のピボットアームに取付けられた第2のボールピンと、一端部に上記第2のボールピンに球面対偶により回動自在に結合される第2のボールリテーナが取付けられ、他端部に第3のボールリテーナが取付けられた第2のリンクコンロッドと、上記第2のリンクコンロッドの第3のボールリテーナに球面対偶により回動自在に結合された第3のボールピンと、上記第3のボールピンが取付けられた第2のピボットアームと、車体側に回動自在に支持され、上記第2のピボットアームに固着された第2のピボットシャフトと、上記第2のピボットシャフトに結合され、払拭面に対し押圧可能に第2のワイパブレードが装着された第2のワイパアームを備えていることを特徴とするワイパ装置。
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