JP2002096716A - ワイパ駆動装置 - Google Patents

ワイパ駆動装置

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JP2002096716A
JP2002096716A JP2000287300A JP2000287300A JP2002096716A JP 2002096716 A JP2002096716 A JP 2002096716A JP 2000287300 A JP2000287300 A JP 2000287300A JP 2000287300 A JP2000287300 A JP 2000287300A JP 2002096716 A JP2002096716 A JP 2002096716A
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eccentric
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Susumu Sato
藤 晋 佐
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏心ベアリング機構の簡素化を図ることがで
きるワイパ駆動装置を提供する。 【解決手段】 モータアーム4に固定された枢軸5b
と、枢軸5bに対し偏心し、かつ、回動可能に枢軸5b
に支持されたベアリング本体5a2及びこのベアリング
本体5a2に一体に形成され、ベアリング本体5a2の
回転方向に切欠5a3が形成された首部5a4を有した
偏心ベアリング5aと、モータアーム4に形成され首部
5a4の切欠5a3の中に配置され偏心ベアリング5a
の回動範囲を規制するストッパ部材5cとからなる偏心
ベアリング機構5を備えたワイパ駆動装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のウ
インドシールドガラスに付着した雨滴や埃などを払拭す
るワイパを駆動するワイパ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のワイパ駆動装置としては、ワイ
パブレードの運動エネルギが低速作動時よりも高速作動
時の方が大きくなることから、慣性力の差によって高速
作動時の払拭範囲の方が低速作動時の払拭範囲よりも広
くなる現象があり、このために高速作動時におけるワイ
パブレードの作動範囲に基づいてウインドシールドガラ
スの払拭範囲を設定すると、低速作動時には拭き残しが
生じて視野が狭くなる一方、低速作動時におけるワイパ
ブレードの作動範囲に基づいてウインドシールドガラス
の払拭範囲を設定した場合には、高速作動時にワイパブ
レードがウインドシールドガラス枠のモールに干渉する
という不具合があった。このようなワイパブレードの作
動速度の相違による払拭範囲の差を解消するために、高
速作動時におけるワイパモータの回転方向を低速作動時
とは逆方向とすると共に、モータアームにワイパモータ
の反転に際して180°回動する偏心ベアリングを用い
た偏心ベアリング機構を取付けることによって、高速作
動時のモータアームの実質長さを低速作動時よりも短く
なるようにして高速作動時の構造的な払拭範囲を低速作
動時のそれよりも狭くなるようにし、慣性力が加わるこ
とによって拡大される実際の払拭範囲の相違を解消する
ようにしたワイパ駆動装置が特願平10−158026
号で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
ワイパ駆動装置においては、偏心ベアリング機構に、偏
心ベアリングと、偏心ベアリングをワイパモータの出力
軸に結合されたモータアームに回動可能に支持する枢軸
と、偏心ベアリングとは独立して形成されて偏心ベアリ
ングに一体的に結合され、回動規制部が形成されたロッ
クプレートと、ロックプレートをモータアームに回り止
め支持する支持ピンと、偏心ベアリングに固定されてい
てロックプレートの回動規制部に係止されることにより
偏心ベアリングの回動範囲を規制するロックピンとがそ
れぞれ備えられていたため、偏心ベアリング機構全体の
部品点数が多くなり、その結果、組立工数が増加すると
いう問題点があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、偏心ベアリング機構の簡素化
を図れるワイパ駆動装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
るワイパ駆動装置では、通電により低速正回転および高
速逆回転する出力軸をもつワイパモータと、ワイパモー
タの出力軸に固定されたモータアームと、モータアーム
に固定された枢軸と、枢軸に対し偏心し、かつ、回動可
能に枢軸に支持されたベアリング本体及びこのベアリン
グ本体に一体に形成され、ベアリング本体の回転方向に
切欠が形成された首部を有した偏心ベアリングと、モー
タアームに形成され首部の切欠の中に配置され偏心ベア
リングの回動範囲を規制するストッパ部材とからなりモ
ータアームの低速正回転に応じてモータアーム長が長く
なる位置に偏心ベアリングを回動させる一方、モータア
ームの高速逆回転に応じてモータアーム長が短くなる位
置に偏心ベアリングを回動させる偏心ベアリング機構
と、偏心ベアリング機構を介してモータアームに一端側
が回転可能に連結されたリンクコンロッドと、車体側に
回転可能に支持されてワイパアームが取付けられるピボ
ット軸と、基端側においてピボット軸に固定されると共
に、先端側においてリンクコンロッドの他端側に回転可
能に連結されたピボットアームを備えている構成とした
ことを特徴としている。
【0006】本発明の請求項2に係るワイパ駆動装置で
は、請求項1の構成に加え、偏心ベアリングには、ベア
リング本体に球面部が形成されている構成としたことを
特徴としている。
【0007】本発明の請求項3に係るワイパ駆動装置で
は、請求項2の構成に加え、ベアリング本体と首部に
は、ベアリング本体の第1の中心軸から偏心した第2の
中心軸をもつ枢軸孔が形成され、この枢軸孔に挿通され
た枢軸がモータアームに結合されている構成としたこと
を特徴としている。
【0008】
【発明の作用】本発明に係わるワイパ駆動装置におい
て、偏心ベアリング機構は、モータアームに固定された
枢軸と、枢軸に対し偏心し、かつ、回動可能に枢軸に支
持されたベアリング本体及びこのベアリング本体に一体
に形成され、ベアリング本体の回転方向に切欠が形成さ
れた首部を有した偏心ベアリングと、モータアームに形
成され首部の切欠の中に配置され偏心ベアリングの回動
範囲を規制するストッパ部材とからなる。そして、偏心
ベアリング機構は、モータアームの低速正回転に応じて
モータアーム長が長くなる位置に偏心ベアリングを回動
させる一方、モータアームの高速逆回転に応じてモータ
アーム長が短くなる位置に偏心ベアリングを回動させ
る。それ故、従来用いられていたロックプレートおよび
支持ピンが不要になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
【0010】
【実施例】図1ないし図12には、本発明に係わるワイ
パ駆動装置の一実施例が示されている。
【0011】図示するワイパ駆動装置1は、主として、
ワイパモータ2、ワイパフレーム3、モータアーム4、
偏心ベアリング機構5、第1のリンクコンロッド6、第
1のピボットアーム7、第1のピボット軸8、第1のワ
イパアーム9、第1のワイパブレード10、第2のリン
クコンロッド11、第2のピボットアーム12、第2の
ピボット軸13、第2のワイパアーム14、第2のワイ
パブレード15からなる。
【0012】ワイパモータ2には、モータヨーク16、
ギヤケース17、第1,第2のマグネット18,19、
アーマチュア20、第1のブラシ21、第2のブラシ2
2、図示しない第3のブラシ、第1,第2のカウンタギ
ヤ23,24、ホイールギヤ25、出力軸26がそれぞ
れ備えられている。アーマチュア20に備えられたアー
マチュア軸27は、モータヨーク16の端部に取付けら
れた図示しない軸受と、ギヤケース17に取付けられた
軸受28により回転可能に支持されている。アーマチュ
ア20のアーマチュア軸27は、コンミュテータ29を
介して第1のブラシ21から第2のブラシ22に通電さ
れると、アーマチュアコア30に巻回されたアーマチュ
アコイル31が発生した磁力と、第1,第2のマグネッ
ト18,19がそれぞれ発生している磁力とによる電磁
誘導でもって低速で正回転方向に回る。これに反して、
アーマチュア軸27は、第3のブラシから第1のブラシ
21に通電されると、高速で逆回転方向に回る。
【0013】アーマチュア軸27には、互いに逆方向の
進み角をもつ第1,第2のウォーム27a,27bがギ
ヤケース17内にそれぞれ形成されている。第1のウォ
ーム27aには、第1のカウンタギヤ23に備えられた
大径側歯車23aが噛合され、第2のウォーム27bに
は、第2のカウンタギヤ24に備えられた大径側歯車2
4aが噛合されている。第1,第2のカウンタギヤ2
3,24に備えられた小径側歯車23b,24bのそれ
ぞれは、ホイールギヤ25に噛合されている。ホイール
ギヤ25は出力軸26に結合されている。出力軸26
は、ギヤケース17に回転可能に支持されている。出力
軸26は、アーマチュア軸27が低速で正回転方向に回
ると、低速で正方向に回転され、アーマチュア軸27が
高速で逆回転方向に回ると、高速で逆方向に回転され
る。
【0014】ワイパフレーム3は、このワイパ駆動装置
1を図示しない車体パネルに取付けるのに用いられる。
このワイパフレーム3のパイプ形状にされたフレーム本
体3aの一端部には、第1のピボット軸支持部3b、第
1の車体側固定部3cがそれぞれ形成されている。フレ
ーム本体3aの他端部には、第2のピボット軸支持部3
d、第2の車体側固定部3eがそれぞれ形成されてい
る。第1,第2の車体側固定部3c,3eは、図示しな
いボルトによって車体パネルに固定される。第1のピボ
ット軸支持部3bには、第1のピボット軸8が回動可能
に支持されている。第2のピボット軸支持部3dには、
第2のピボット軸13が回動可能に支持されている。フ
レーム本体3aの他端部寄りには、ブラケット32によ
りワイパモータ2が固定されている。ブラケット32に
は、第3の車体側固定部32aが形成されている。
【0015】モータアーム4の基端部には、出力軸結合
部4aが形成されており、この出力軸結合部4aは、ナ
ット33によってワイパモータ2の出力軸26に固定さ
れている。モータアーム4は、低速モードの時に、低速
で正回転(図9中時計回り方向)(図9中の矢印A方
向)し、高速モードの時に、高速で逆回転(図11中反
時計回り方向)(図9中の矢印B方向)する。
【0016】偏心ベアリング機構5は、モータアーム4
の先端部に配置されている。偏心ベアリング機構5は、
偏心ベアリング5a、枢軸5b、ロックピン5cからな
る。
【0017】偏心ベアリング5aには、図6に示される
ように、球面部5a1をもつベアリング本体5a2と、
回動範囲規制用切欠5a3が形成された首部5a4とが
一体成形されている。ベアリング本体5a2と首部5a
4には、図3に示されるように、ベアリング本体5a2
の第1の中心軸c1から予め定められた距離L1だけ偏
心した第2の回転軸c2をもつ貫通孔状の枢軸孔5a5
が形成されている。枢軸孔5a5には、枢軸5bが挿通
され、その枢軸5bの先端部がモータアーム4の先端部
に形成された枢軸固定孔4bに加締めにより固定されて
いる。偏心ベアリング5aは枢軸5bによりモータアー
ム4上で回動可能に支持される。首部5a4の回動規制
用切欠5a3は、図8に示されるように、ロックピン5
cに衝突する範囲で偏心ベアリング5aの回動範囲を規
制する。回動規制用切欠5a3の一端部には、第1のロ
ックピン衝突部5a6が形成され、回動規制用切欠5a
3の他端部には、第2のロックピン衝突部5a7が形成
されている。偏心ベアリング5aは、樹脂部材にて作成
されている。
【0018】ロックピン5cは、図5に示されるよう
に、モータアーム4の枢軸固定孔4bのまわりに固定さ
れており、偏心ベアリング5aの回動規制用切欠5a3
内に配置されている。ロックピン5cは、図9に示され
るように、偏心ベアリング5aがモータアーム4のアー
ム長を長くした位置で回動規制用切欠5a3の第1のロ
ックピン衝突部5a6に衝突することによって、偏心ベ
アリング5aの回動を規制し、これに反し、図11に示
されるように、偏心ベアリング5aがモータアーム4の
アーム長を短くした位置で第2のロックピン衝突部5a
7に衝突することによって、偏心ベアリング5aの回動
を規制する。このロックピン5cは、モータアーム4に
一体に成形されてもよい。
【0019】偏心ベアリング5aは、ロックピン5cが
回動規制用切欠5a3の第1のロックピン衝突部5a6
と第2のロックピン衝突部5a7との間でほぼ180度
回動することができ、ロックピン5cが偏心ベアリング
5aの回動規制用切欠5a3の第1のロックピン衝突部
5a6に衝突した状態において、偏心ベアリング5aの
第1の中心軸c1が第2の回転軸c2よりもモータアー
ム4の先端側に位置するので、モータアーム4の実質長
さがLa(=L+d,L:出力軸26と枢軸5bの軸心
間長さ)と長くなる。これに反して、ロックピン5cが
偏心ベアリング5aの回動規制用切欠5a3の第2のロ
ックピン衝突部5a7に衝突した状態では、偏心ベアリ
ング5aの中心軸c1が回転軸c2よりもモータアーム
4の基端側に位置することになるので、モータアーム4
の実質長さがLb(=L−d)と短くなる。
【0020】偏心ベアリング機構5では、偏心ベアリン
グ5aに、球面部5a1をもつベアリング本体5a2
と、回動範囲規制用切欠5a3が形成された首部5a4
とが一体成形されているため、偏心ベアリングとは別体
にされたロックプレートをもつ従来のものと比べて偏心
ベアリング機構5全体の部品点数が多くなることがなく
なり、その結果、組立工数の増加を防げる。
【0021】偏心ベアリング5aには、第1のリンクコ
ンロッド6の一端部に配置された第1のボールリテーナ
6aが球面対偶を介して結合されている。第1のリンク
コンロッド6の他端部には、第2のボールリテーナ6b
が配置されている。第2のボールリテーナ6bは、第1
のピボットアーム7の先端部の上面に固定された第1の
ボールピン7aに球面対偶を介して結合されている。第
1のピボットアーム7の基端部は、第1のピボット軸8
の基端部に固定されている。第1のピボット軸8の先端
部には、図10に示される第1のワイパアーム9の基端
部が結合されている。第1のワイパアーム9の先端部に
は、第1のワイパブレード10が装着されている。
【0022】第1のピボットアーム7の先端部の下面に
は、第2のボールピン7bが固定されている。第2のボ
ールピン7bには、第2のリンクコンロッド11の他端
部に配置された第3のボールリテーナ11aが球面対偶
を介して結合されている。第2のリンクコンロッド11
の一端部には、第4のボールリテーナ11bが配置され
ている。第4のボールリテーナ11bは、第2のピボッ
トアーム12の先端部に固定された第3のボールピン1
2aに球面対偶を介して結合されている。第2のピボッ
トアーム12の基端部は、第2のピボット軸13の基端
部に固定されている。第2のピボット軸13の先端部に
は、図10と同様にして、第2のワイパアーム14、第
2のワイパブレード15が配置されている。
【0023】このようなワイパ駆動装置1では、モータ
アーム4においてのワイパモータ2の出力軸26の中心
位置から偏心ベアリング5aの第2の回転軸c2までの
距離と、第1のリンクコンロッド6においての第1のボ
ールリテーナ6aの中心位置から第2のボールリテーナ
6aの中心位置までの長さ寸法と、第1のピボットアー
ム7においての第1のボールピン7aの中心位置から第
1のピボット軸8の中心位置までの長さ寸法とにより構
成されるリンクのレバー比によりモータアーム4の回転
運動が第1のピボット軸8の回動運動に変換される。こ
のとき、第2のピボット軸13は、第1のピボット軸8
とほぼ同一の回動運動を行う。
【0024】低速モードの時、図9、図10に示される
ように、モータアーム4が低速で時計回り方向に正回転
するため、ロックピン5cが偏心ベアリング5aの回動
規制用切欠5a3の第1のロックピン衝突部5a6に衝
突し、その結果、モータアーム4のアーム長が長くなっ
た長さ寸法Laになって、第1,第2のピボット軸8,
13が往復回動されて、第1,第2のワイパブレード1
0,15により払拭面50を往復で拭う。
【0025】低速モードが高速モードに切換えられる
と、モータアーム4が図9中高速で反時計回り方向に逆
回転を始めるため、モータアーム4が1周するのに伴っ
て、偏心ベアリング5aが第1のボールリテーナ6aと
の間の摩擦力によってモータアーム4に対して時計回り
方向に回動され、ロックピン5cが偏心ベアリング5a
の回動規制用切欠5a3の第2のロックピン衝突部5a
7に衝突した状態で、モータアーム4が回動される。
【0026】モータアーム4が高速で反時計回り方向に
逆回転するため、ロックピン5cが偏心ベアリング5a
の回動規制用切欠5a3の第2のロックピン衝突部5a
7に衝突した状態で、モータアーム4のアーム長が短く
なった長さ寸法Lbになって、第1,第2のピボット軸
8,13が往復回動されて、第1,第2のワイパブレー
ド10,15により払拭面50を往復で拭う。
【0027】高速モードが低速モードに切換えられる
と、上記とは反対にして、ロックピン5cが偏心ベアリ
ング5aの回動規制用切欠5a3の第1のロックピン衝
突部5a6に衝突するまで偏心ベアリング5aが回動さ
れる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るワイ
パ駆動装置によれば、偏心ベアリング機構は、モータア
ームに固定された枢軸と、枢軸に対し偏心し、かつ、回
動可能に枢軸に支持されたベアリング本体及びこのベア
リング本体に一体に形成され、ベアリング本体の回転方
向に切欠が形成された首部を有した偏心ベアリングと、
モータアームに形成され首部の切欠の中に配置され偏心
ベアリングの回動範囲を規制するストッパ部材とからな
る。そして、偏心ベアリング機構は、モータアームの低
速正回転に応じてモータアーム長が長くなる位置に偏心
ベアリングを回動させる一方、モータアームの高速逆回
転に応じてモータアーム長が短くなる位置に偏心ベアリ
ングを回動させる。それ故、従来用いられていたロック
プレートおよび支持ピンが不要になる。よって、偏心ベ
アリング機構の簡素化が図れるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイパ駆動装置の一実施例の正面
図である。
【図2】図1に示したワイパ駆動装置に用いたワイパモ
ータの内部構造を示す部分破断図である。
【図3】図1に示したワイパ駆動装置に用いた偏心ベア
リング機構まわりの縦断面図である。
【図4】図4に示した偏心ベアリング機構においての偏
心ベアリング本体まわりの横断面図である。
【図5】図4に示した偏心ベアリング機構においての首
部まわりの横断面図である。
【図6】図4に示した偏心ベアリング機構の偏心ベアリ
ングの側面図である。
【図7】図6に示した偏心ベアリングの縦断面図であ
る。
【図8】図6に示した偏心ベアリングの底面図である。
【図9】図1に示したワイパ駆動装置においての低速モ
ードでの偏心ベアリング機構の動きを説明する模式図で
ある。
【図10】図9に示したワイパ駆動装置においてのワイ
パの動きを説明する概略図である。
【図11】図1に示したワイパ駆動装置においての高速
モードでの偏心ベアリング機構の動きを説明する模式図
である。
【図12】図1に示したワイパ駆動装置においてのワイ
パの動きを説明する概略図である。
【符号の説明】
1 ワイパ駆動装置 2 ワイパモータ 4 モータアーム 5 偏心ベアリング機構 5a 偏心ベアリング 5a1 球面部 5a2 ベアリング本体 5a3 (切欠)回動範囲規制用切欠 5a4 首部 5a5 枢軸孔 5b 枢軸 5c (ストッパ部材)ロックピン 6 (リンクコンロッド)第1のリンクコンロッド 7 (ピボットアーム)第1のピボットアーム 8 (ピボット軸)第1のピボット軸 9 (ワイパアーム)第1のワイパアーム 26 出力軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により低速正回転および高速逆回転
    する出力軸をもつワイパモータと、 前記ワイパモータの出力軸に固定されたモータアーム
    と、 前記モータアームに固定された枢軸と、前記枢軸に対し
    偏心し、かつ、回動可能に前記枢軸に支持されたベアリ
    ング本体及びこのベアリング本体に一体に形成され、前
    記ベアリング本体の回転方向に切欠が形成された首部を
    有した偏心ベアリングと、前記モータアームに形成され
    前記首部の切欠の中に配置され前記偏心ベアリングの回
    動範囲を規制するストッパ部材とからなり前記モータア
    ームの低速正回転に応じてモータアーム長が長くなる位
    置に前記偏心ベアリングを回動させる一方、前記モータ
    アームの高速逆回転に応じてモータアーム長が短くなる
    位置に前記偏心ベアリングを回動させる偏心ベアリング
    機構と、 前記偏心ベアリング機構を介して前記モータアームに一
    端側が回転可能に連結されたリンクコンロッドと、 車体側に回転可能に支持されてワイパアームが取付けら
    れるピボット軸と、 基端側において前記ピボット軸に固定されると共に、先
    端側において前記リンクコンロッドの他端側に回転可能
    に連結されたピボットアームを備えていることを特徴と
    するワイパ駆動装置。
  2. 【請求項2】 偏心ベアリングには、ベアリング本体に
    球面部が形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載のワイパ駆動装置。
  3. 【請求項3】 ベアリング本体と首部には、ベアリング
    本体の第1の中心軸から偏心した第2の中心軸をもつ枢
    軸孔が形成され、この枢軸孔に挿通された枢軸がモータ
    アームに結合されていることを特徴とする請求項2に記
    載のワイパ駆動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010508158A (ja) * 2006-10-30 2010-03-18 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 導電性材料から成り、コーティングされた摩擦接触面の加工方法および電解加工用電極
JP2010508159A (ja) * 2006-10-30 2010-03-18 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト ラジアル軸受面及びコネクティングロッドを製造するための方法及び電極
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