JP3987974B2 - 減速機構付モータ - Google Patents

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正之 下山
弥寿夫 大橋
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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車のパワーウインドモータ、ワイパーモータ、パワーシートモータ等に用いて好適な減速機構付モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車のパワーウインド等において、駆動力を伝える入力軸としてのモータ軸にウォームを形成し、出力軸に取り付けられたウォームホイールをモータ軸のウォームに噛合させ、このモータ軸の回転をウォーム及びウォームホイールを介して減速して出力軸に伝達させることにより小型の減速機構付モータでも大きな出力(高トルク)を得て、ウインドガラスの開閉を行うようにしたものがある。
【0003】
この減速機構付モータにあっては、ウォームとウォームホイールとの間に噛み合いを逃げようとする分力が働くため、ウォームとウォームホイールの強度を確保したり、モータ軸の回転時の振動を防ぐために、モータケースとギヤケースとから成るケース内の両端側と略中間の3箇所に配置された各軸受を介してモータ軸を回転自在に支持している。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−341739号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の減速機構付モータでは、一体形成された長尺のモータ軸を回転自在に支持する3つの軸受を有するため、ケース内に各軸受を同軸度(各軸受のセンターを合わせてケース内に組み付ける位置決め精度)を出してそれぞれ配置することが難しく、各軸受の同軸度が低いと、モータ軸が軸受を叩くように振動して振動音(騒音)が発生したり、その出力にロスが発生して高トルクを得ることができなかった。
【0006】
尚、モータ軸の中間部を回転自在に支持する軸受に対応する位置の近傍部分を強度上必要な最小径に切削加工して該モータ軸の略中間に小径部を一体形成し、この小径部の回転時の撓みにより3つのスラスト軸受の同軸度のずれを吸収して振動音の発生を減少させる技術が考えられるが、この場合、上記切削加工の工程が必要となるためモータ軸、しいては減速機構付モータの生産性が低いものとなる欠点があった。
【0007】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、モータ軸を回転自在に支持する複数の軸受の同軸度が低くてもモータ軸の振動音の発生を確実に防止することができると共に、高トルクを得ることができる生産性の高い減速機構付モータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、一端近傍に形成したウォーム及び他端近傍に固定したアーマチュアを有する正逆回転可能な円柱状のモータ軸と、このモータ軸のウォームに噛合するウォームホイールと、前記モータ軸の所定位置を回転自在に支持する複数の軸受とを備えた減速機構付モータにおいて、前記円柱状のモータ軸の中間部を分割して一対の分割軸を形成し、この一対の分割軸の相対向する各一端面のうち、ウォーム側の一方の分割軸の前記一端面の中央に小径凹部を形成すると共に、アーマチュア側の他方の分割軸の前記一端面の中央に大径凹部と該大径凹部から他端面に向かって同芯状に延び前記ウォーム側の一方の分割軸に形成した小径凹部と同一内径寸法の小径凹部をそれぞれ形成し、前記ウォーム側の一方の分割軸の小径凹部に円柱状の連結軸の一端部を固定すると共に、前記アーマチュア側の他方の分割軸の小径凹部に前記円柱状の連結軸の他端部を固定し、前記一対の分割軸を前記円柱状の連結軸を介して連結して前記モータ軸を形成したことを特徴とする。
【0009】
この減速機構付モータでは、円柱状のモータ軸の中間部を分割した一対の分割軸を円柱状の連結軸を介して連結してモータ軸を形成したので、複数の軸受の同軸度に多少のずれがあっても該複数の軸受のセンター位置ずれ(同軸位置ずれ)が各分割軸よりも小径の円柱状の連結軸の回転時の撓みにより吸収される。これにより、モータ軸が振動音を発生させることなくスムーズに回転し、高トルクが得られる。
【0010】
請求項2の発明は、一端近傍に形成したウォーム及び他端近傍に固定したアーマチュアを有する正逆回転可能な円柱状のモータ軸と、このモータ軸のウォームに噛合するウォームホイールと、前記モータ軸の所定位置を回転自在に支持する複数の軸受とを備えた減速機構付モータにおいて、前記円柱状のモータ軸の中間部を分割して一対の分割軸を形成し、この一対の分割軸の相対向する各一端面の中央に大径凹部と該大径凹部から他端面に向かって同芯状に延びる小径凹部をそれぞれ形成し、一方の分割軸と他方の分割軸に形成した前記両小径凹部を同一内径寸法とし、これら相対向する各小径凹部に円柱状の連結軸の両端部を固定し、前記一対の分割軸を前記円柱状の連結軸を介して連結して前記モータ軸を形成したことを特徴とする。
【0011】
この減速機構付モータでは、円柱状のモータ軸の中間部を分割した一対の分割軸を円柱状の連結軸を介して連結してモータ軸を形成したので、複数の軸受の同軸度に多少のずれがあっても該複数の軸受のセンター位置ずれが各分割軸よりも小径の円柱状の連結軸の回転時の撓みにより吸収される。これにより、モータ軸が振動音を発生させることなくスムーズに回転し、高トルクが得られる。また、一対の分割軸の各一端面に形成した大径凹部により円柱状の連結軸の撓み領域が長くなるので、複数の軸受のセンター位置ずれが撓み領域の長い円柱状の連結軸により確実に吸収される。
【0012】
請求項3の発明は、一端近傍に形成したウォーム及び他端近傍に固定したアーマチュアを有する正逆回転可能な円柱状のモータ軸と、このモータ軸のウォームに噛合するウォームホイールと、前記モータ軸の所定位置を回転自在に支持する複数の軸受とを備えた減速機構付モータにおいて、前記円柱状のモータ軸の中間部を分割して一対の分割軸を形成し、この一対の分割軸の相対向する各一端面のうち、ウォーム側の一方の分割軸の前記一端面の中央に円柱状の小径連結軸部を軸方向に一体突出形成すると共に、アーマチュア側の他方の分割軸の前記一端面の中央に大径凹部と該大径凹部から他端面に向かって同芯状に延び前記円柱状の小径連結軸部の外径寸法と同一内径寸法の小径凹部をそれぞれ形成し、前記円柱状の小径連結軸部を前記小径凹部に固定し、前記一対の分割軸を前記円柱状の小径連結軸部を介して連結して前記モータ軸を形成したことを特徴とする。
【0013】
この減速機構付モータでは、円柱状のモータ軸の中間部を分割した一対の分割軸をウォーム側の円柱状の小径連結軸部を介して連結してモータ軸を形成したので、複数の軸受の同軸度に多少のずれがあっても該複数の軸受のセンター位置ずれがウォーム側の円柱状の小径連結軸部の回転時の撓みにより吸収される。これにより、モータ軸が振動音を発生させることなくスムーズに回転し、高トルクが得られる。
【0014】
請求項4の発明は、一端近傍に形成したウォーム及び他端近傍に固定したアーマチュアを有する正逆回転可能な円柱状のモータ軸と、このモータ軸のウォームに噛合するウォームホイールと、前記モータ軸の所定位置を回転自在に支持する複数の軸受とを備えた減速機構付モータにおいて、前記円柱状のモータ軸の中間部を分割して一対の分割軸を形成し、この一対の分割軸の相対向する各一端面のうち、アーマチュア側の一方の分割軸の前記一端面の中央に円柱状の小径連結軸部を軸方向に一体突出形成すると共に、ウォーム側の他方の分割軸の前記一端面の中央に大径凹部と該大径凹部から他端面に向かって同芯状に延び前記円柱状の小径連結軸部の外径寸法と同一内径寸法の小径凹部をそれぞれ形成し、前記円柱状の小径連結軸部を前記小径凹部に固定し、前記一対の分割軸を前記円柱状の小径連結軸部を介して連結して前記モータ軸を形成したことを特徴とする。
【0015】
この減速機構付モータでは、円柱状のモータ軸の中間部を分割した一対の分割軸をアーマチュア側の円柱状の小径連結軸部を介して連結してモータ軸を形成したので、複数の軸受の同軸度に多少のずれがあっても該複数の軸受のセンター位置ずれがアーマチュア側の円柱状の小径連結軸部の回転時の撓みにより吸収される。これにより、モータ軸が振動音を発生させることなくスムーズに回転し、高トルクが得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は本発明の実施形態の減速機構付モータを示す断面図、図2は同減速機構付モータに用いられるモータ軸の連結前の状態を示す正面図、図3は同モータ軸の連結状態を示す部分拡大断面図、図4は同モータ軸の別の形態による連結状態を示す部分拡大断面図、図5(a)は同モータ軸を構成する分割軸と連結軸の連結状態を示す部分拡大断面図、図5(b)は別の形態による分割軸と連結軸の連結状態を示す部分拡大断面図、図6は同連結軸により連結されたモータ軸の正面図、図7(a)は同連結軸の他の変形例を示す正面図、図7(b)は図7(a)中X−X線に沿う断面図、図8(a)は同連結軸の別の変形例を示す正面図、図8(b)は図8(a)中Y−Y線に沿う断面図である。
【0019】
図1に示すように、パワーウインドモータ(減速機構付モータ)1は、一端側が開口した略円筒状のヨーク(モータケース)2と、このヨーク2の開口端2aの周りのフランジ部2bをビス3を介して締結固定したギヤケース4とを備えている。ヨーク2の内周面2cには一対のマグネット5,5を接着剤等を介して固着してある。そして、ヨーク2の他端の有底筒部2dに嵌合された軸受6とギヤケース4の軸穴4aの両側近傍に嵌合された一対の軸受7,8との間で円柱状のアーマチュア軸(モータ軸)10を回転自在に支持してある。アーマチュア軸10には、その一端近傍にウォーム14が形成されていると共に、その他端近傍にアーマチュア9が固定されている。
【0020】
図1〜図3に示すように、円柱状のアーマチュア軸10は、中間部を分割して一対の分割軸11,12を形成してある。即ち、アーマチュア軸10は、ウォーム14を一体形成した一方の分割軸11と、アーマチュア9を有した他方の分割軸12と、この一対の分割軸11,12を連結する小径で円柱状の連結軸13とで構成されている。そして、アーマチュア軸10の一方の分割軸11の他端面11aはギヤケース4の軸穴4aに嵌合された軸受板15に当接している。さらに、アーマチュア軸10の他方の分割軸12の他端面12bはヨーク2の有底筒部2dに嵌合された軸受板16に当接している。
【0021】
また、アーマチュア軸10の他方の分割軸12の一対のマグネット5,5に対向する位置には、アーマチュア9を取り付けてある。このアーマチュア9は、他方の分割軸12に固定され、所定のスロット数のコイル巻回部9bを持つアーマチュアコア9aと、このアーマチュアコア9aのコイル巻回部9bに巻き回されたアーマチュアコイル9cとで構成されている。
【0022】
さらに、アーマチュア軸10の他方の分割軸12のヨーク2とギヤケース4との境部分に対向する位置には、コンミュテータ17を固定してある。このコンミュテータ17は、アーマチュアコア9aのコイル巻回部9bと同数のコンミュテータ片17aを備えていて、各コンミュテータ片17aとアーマチュアコイル9cとは電気的にそれぞれ接続されている。
【0023】
さらに、ギヤケース4の軸穴4aの開口側は大径穴部4bとなっており、この大径穴部4b内のコンミュテータ17に対向する位置には、各ブラシホルダ18を介して一対のブラシ19,19をコンミュテータ片17aに接触するように取り付けてある。各ブラシ19は図示しないパワーウインドモータ制御回路にそれぞれ電気的に接続されている。そして、このパワーウインドモータ制御回路のガラス開スイッチをオンからオフに切り替えると、電流がアーマチュア9等に流れてアーマチュア軸10が正回転すると共に、パワーウインドモータ制御回路のガラス閉スイッチをオンからオフに切り替えると、電流がアーマチュア9等に流れてアーマチュア軸10が逆回転するようになっている。
【0024】
図1に示すように、ギヤケース4の略中央には軸穴4aを形成してあり、この軸穴4aに連通して円環凹状の減速機構収納部4cを形成してある。この減速機構収納部4cの中央には、円筒状の出力軸支持部4dを一体突出形成してある。この出力軸支持部4dと減速機構収納部4cの一端開口を覆う金属製のカバーの中央の円筒部との間には、一対の軸受を介してウインドレギュレータ(いずれも図示省略)に連結される出力軸20を回転自在に支持してある。この出力軸20は、衝撃力を緩和するダンパ(図示省略)を介してウォームホイール21に連結してある。このウォームホイール21のはす歯(歯部)21aはアーマチュア軸10の一方の分割軸11のウォーム14に噛合されている。これらウォーム14と出力軸20とダンパ及びウォームホイール21はギヤケース4の減速機構収納部4c内に収納され、減速機構を構成している。
【0025】
図2及び図3に示すように、一対の分割軸11,12の相対向する各一端面11b,12aのうちの一方(ウォーム14側)の分割軸11の端面11bの中央には、小径凹部11dを形成してあると共に、他方(アーマチュア9側)の分割軸12の端面12aの中央には、大径凹部12cと該大径凹部12cから他端面12bに向かって同芯状に延びウォーム14側の一方の分割軸11に形成した小径凹部11dと同一内径寸法の小径凹部12dを段差状に形成してある。
【0026】
そして、一方の分割軸11の小径凹部11dに円柱状の連結軸13の一端部13aを圧入して固定すると共に、他方の分割軸12の小径凹部12dに円柱状の連結軸13の他端部13bを圧入して固定してある。これにより、図3及び図6に示すように、一対の分割軸11,12の相対向する各一端面11b,12aを近接させた状態で該一対の分割軸11,12を円柱状の連結軸13を介して連結してアーマチュア軸10を形成している。
【0027】
また、図5(a)に示すように、連結軸13の両端部13a,13bの各端面の縁部は、各小径凹部11d,12dのドリルの先端切刃による円錐状の穴面Dに沿うようにテーパ面13cに形成したり、図5(b)に示すように、アール面13dに形成して、連結軸13の両端部13a,13bと各小径凹部11d,12dのスラスト方向の位置決めを行っている。さらに、円柱状の連結軸13の外周面に、図7(a),(b)に示すように、3つの爪部を形成した連結軸13′としたり、或いは、図8(a),(b)に示すように、セレーションを形成した連結軸13″として、回転方向の空回り(空転)をより確実に防止するようにしても良い。
【0028】
尚、前記ウインドレギュレータはウォームホイール21の中央に連結された出力軸20の駆動により図示しないウインドガラス(窓ガラス)を開閉(昇降動)させるものである。
【0029】
以上実施形態のパワーウインドモータ1によれば、円柱状のアーマチュア軸10の中間部から分割して一対の分割軸11,12を形成し、この一対の分割軸11,12の相対向する各一端面11b,12aのうちの一方(ウォーム14側)の分割軸11の一端面11bの中央に小径凹部11dを形成すると共に、他方(アーマチュア9側)の分割軸12の一端面12aの中央に大径凹部12cと該大径凹部12cから他端面12bに向かって同芯状に延びウォーム14側の一方の分割軸11に形成した小径凹部11dと同一内径寸法の小径凹部12dを段差状に形成し、一方の分割軸11の小径凹部11dに小径で円柱状の連結軸13の一端部13aを圧入して固定すると共に、他方の分割軸12の小径凹部12dに小径で円柱状の連結軸13の他端部13aを圧入して固定し、一対の分割軸11,12を円柱状の連結軸13を介して連結することによりアーマチュア軸10を形成した。その結果、アーマチュア軸10の中間部を強度上必要な最小径に切削加工して該アーマチュア軸10の中間部に小径部を一体形成する従来の場合に比較して非常に量産性(生産性)が高く、その分パワーウインドモータ1の製造コストを削減することができる。
【0030】
このように、一対の分割軸11,12の相対向する各一端面11b,12aを近接させた状態で該一対の分割軸11,12を円柱状の連結軸13を介して連結してアーマチュア軸10を形成し、図3に示すように、他方の分割軸12の一端面12aに形成された大径凹部12cにより円柱状の連結軸13の撓み領域(撓み長さ)Lを長くすることができるため、図1及び図6に示す3つの軸受6,7,8の同軸度に多少のずれがあっても該3つの軸受6,7,8のセンター位置ずれを一対の分割軸11,12よりも小径の円柱状の連結軸13の回転時の撓みにより確実に吸収することができる。その結果、アーマチュア軸10をスムーズに振動音を発生させることなく回転させることができると共に、高トルクを得ることができる。
【0031】
また、円柱状の連結軸13の撓み領域Lを確保するために、図4に示す別の形態により一対の分割軸11,12を円柱状の連結軸13を介して連結してアーマチュア軸10を形成しても良い。詳述すると、図4に示すように、一対の分割軸11,12の相対向する各一端面11b,12aの中央には、各大径凹部11c,12cと、該大径凹部11c,12cから他端面11a,12bに向かって同芯状に延びる各小径凹部11d,12dを段差状にそれぞれ形成し、両小径凹部11d,12dを同一内径寸法とし、これら相対向する各小径凹部11d,12dに円柱状の連結軸13の両端部13a,13bをそれぞれ圧入して固定してある。これにより、一対の分割軸11,12の各端面11b,12aに形成された各大径凹部11c,12cにより円柱状の連結軸13の撓み領域(撓み長さ)Lを長くすることができる。従って、3つの軸受6,7,8のセンター位置ずれを撓み領域Lが長く且つ一対の分割軸11,12よりも小径の連結軸13でより確実に吸収することができ、アーマチュア軸10をよりスムーズに振動音を発生させることなく回転させることができる。
【0032】
さらに、アーマチュア軸10を各分割軸11,12と円柱状の連結軸13との別部品でそれぞれ形成したので、連結軸13に焼き入れ等を施してその強度を向上させることができ、連結軸13の軸径を強度上必要な最小径にすることができる。これにより、アーマチュア軸10の全体の小型・軽量化を図ることができる。また、円柱状の連結軸13の撓み領域Lを稼ぐために、各分割軸11,12の一端面11b,12aの中央に大径凹部11c,12cを形成したので、アーマチュア軸10の外周に付加されるコンミュテータ17等の部品のレイアウトに何等支障がない。
【0033】
図9は本発明の他の実施形態のパワーウインドモータ(減速機構付モータ)に用いられるアーマチュア軸(モータ軸)の連結前の状態を示す正面図、図10は同アーマチュア軸の連結状態を示す部分拡大断面図である。
【0034】
図9,図10に示すように、この他の実施形態の円柱状のアーマチュア軸(モータ軸)10′は、一対の分割軸11′,12の相対向する各一端面11b,12aのうちの一方(ウォーム14側)の分割軸11′の一端面11bの中央に円柱状の小径連結軸部11eを軸方向に一体突出形成すると共に、他方(アーマチュア9側)の分割軸12の端面12aの中央に大径凹部12cと、該大径凹部12cから他端面12bに向かって同芯状に延び円柱状の小径連結軸部11eの外径寸法と同一の内径寸法の小径凹部12dを段差状に形成してある。
【0035】
そして、一方の分割軸11′の小径連結軸部11eを他方の分割軸12の小径凹部12dに圧入して固定し、この一対の分割軸11′,12を一方の分割軸11′の円柱状の小径連結軸部11eを介して連結することによりアーマチュア軸10′を形成してある。これにより、前記実施形態のアーマチュア軸10の場合と同様に、他方の分割軸12の一端面12aに形成された大径凹部12cにより円柱状の小径連結軸部11eの撓み領域(撓み長さ)Lを長くすることができるため、3つの軸受6,7,8の同軸度に多少のずれがあっても該3つの軸受6,7,8のセンター位置ずれを一方の分割軸11′の円柱状の小径連結軸部11eの回転時の撓みにより吸収することができる。従って、アーマチュア軸10′をスムーズに振動音を発生させることなく回転させることができると共に、高トルクを得ることができる。
【0036】
図11は本発明の別の実施形態のパワーウインドモータ(減速機構付モータ)に用いられるアーマチュア軸(モータ軸)の連結前の状態を示す正面図、図12は同アーマチュア軸の連結状態を示す部分拡大断面図である。
【0037】
図11及び図12に示すように、この別の実施形態の円柱状のアーマチュア軸(モータ軸)10″は、一対の分割軸11,12″の相対向する各一端面11b,12aのうちの他方(アーマチュア9側)の分割軸12″の一端面12aの中央に円柱状の小径連結軸部12eを軸方向に一体突出形成すると共に、一方(ウォーム14側)の分割軸11の一端面11bの中央に大径凹部11cと、該大径凹部11cから他端面11aに向かって同芯状に延び円柱状の小径連結軸部12eの外径寸法と同一内径寸法の小径凹部11dを段差状に形成してある。
【0038】
そして、他方の分割軸12″の円柱状の小径連結軸部12eを一方の分割軸11の小径凹部11dに圧入して固定し、一対の分割軸11,12″を他方の分割軸12″の円柱状の小径連結軸部12eを介して連結することによりアーマチュア軸10″を形成してある。これにより、前記実施形態のアーマチュア軸10の場合と同様に、一方の分割軸11の端面11bに形成された大径凹部11cにより円柱状の小径連結軸部12eの撓み領域(撓み長さ)Lを長くすることができるため、3つの軸受6,7,8の同軸度に多少のずれがあっても該3つの軸受6,7,8のセンター位置ずれを他方の分割軸12″の円柱状の小径連結軸部12eの回転時の撓みにより吸収することができる。従って、アーマチュア軸10″をスムーズに振動音を発生させることなく回転させることができると共に、高トルクを得ることができる。
【0039】
尚、前記各実施形態によれば、減速機構付モータとして自動車のパワーウインドモータの場合について説明したが、ワイパーモータやパワーシートモータ等の減速機構付モータに前記各実施形態を適用できることは勿論である。
【0040】
また、前記各実施形態では、アーマチュア軸10,10′,10″の中間部に配置された軸受8に対応する位置よりも若干アーマチュア9側寄りの位置でアーマチュア軸10,10′,10″を分割したが、軸受8に対応する位置よりも若干ウォーム14側寄りの位置で分割しても良い。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、円柱状のモータ軸の中間部を分割して一対の分割軸を形成し、この一対の分割軸の相対向する各一端面のうち、ウォーム側の一方の分割軸の一端面の中央に小径凹部を形成すると共に、アーマチュア側の他方の分割軸の一端面の中央に大径凹部と該大径凹部から他端面に向かって同芯状に延びウォーム側の一方の分割軸に形成した小径凹部と同一内径寸法の小径凹部をそれぞれ形成し、ウォーム側の一方の分割軸の小径凹部に円柱状の連結軸の一端部を固定すると共に、アーマチュア側の他方の分割軸の小径凹部に該円柱状の連結軸の他端部を固定し、一対の分割軸を円柱状の連結軸を介して連結してモータ軸を形成したので、複数の軸受の同軸度に多少のずれがあっても該複数の軸受のセンター位置ずれを各分割軸よりも小径の円柱状の連結軸の回転時の撓みにより吸収してモータ軸をスムーズに振動音を発生させることなく回転させることができる。これにより、高トルクを得ることができる。
【0042】
請求項2の発明によれば、円柱状のモータ軸の中間部を分割して一対の分割軸を形成し、この一対の分割軸の相対向する各一端面の中央に大径凹部と該大径凹部から他端面に向かって同芯状に延びる小径凹部をそれぞれ形成し、一方の分割軸と他方の分割軸に形成した両小径凹部を同一内径寸法とし、これら相対向する各小径凹部に円柱状の連結軸の両端部を固定し、一対の分割軸を円柱状の連結軸を介して連結してモータ軸を形成したので、複数の軸受の同軸度に多少のずれがあっても該複数の軸受のセンター位置ずれを各分割軸よりも小径の円柱状の連結軸の回転時の撓みにより吸収してモータ軸をスムーズに振動音を発生させることなく回転させることができると共に、高トルクを得ることができる。また、一対の分割軸の各一端面に形成された大径凹部により円柱状の連結軸の撓み領域を長くすることができる。これにより、複数の軸受のセンター位置ずれを撓み領域の長い上記円柱状の連結軸でより確実に吸収することができ、モータ軸をよりスムーズに振動音を発生させることなく回転させることができる。
【0043】
請求項3の発明によれば、円柱状のモータ軸の中間部を分割して一対の分割軸を形成し、この一対の分割軸の相対向する各一端面のうち、ウォーム側の一方の分割軸の一端面の中央に円柱状の小径連結軸部を軸方向に一体突出形成すると共に、アーマチュア側の他方の分割軸の一端面の中央に大径凹部と該大径凹部から他端面に向かって同芯状に延び円柱状の小径連結軸部の外径寸法と同一の内径寸法の小径凹部をそれぞれ形成し、円柱状の小径連結軸部を小径凹部に固定し、一対の分割軸を円柱状の小径連結軸部を介して連結してモータ軸を形成したので、複数の軸受の同軸度に多少のずれがあっても該複数の軸受のセンター位置ずれをウォーム側の円柱状の小径連結軸部の回転時の撓みにより吸収してモータ軸をスムーズに振動音を発生させることなく回転させることができると共に、高トルクを得ることができる。
【0044】
請求項4の発明によれば、円柱状のモータ軸の中間部を分割して一対の分割軸を形成し、この一対の分割軸の相対向する各一端面のうち、アーマチュア側の一方の分割軸の一端面の中央に円柱状の小径連結軸部を軸方向に一体突出形成すると共に、ウォーム側の他方の分割軸の前記一端面の中央に大径凹部と該大径凹部から他端面に向かって同芯状に延び円柱状の小径連結軸部の外径寸法と同一の内径寸法の小径凹部をそれぞれ形成し、円柱状の小径連結軸部を小径凹部に固定し、一対の分割軸を円柱状の小径連結軸部を介して連結してモータ軸を形成したので、複数の軸受の同軸度に多少のずれがあっても該複数の軸受のセンター位置ずれをアーマチュア側の円柱状の小径連結軸部の回転時の撓みにより吸収してモータ軸をスムーズに振動音を発生させることなく回転させることができると共に、高トルクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の減速機構付モータを示す断面図である。
【図2】上記減速機構付モータに用いられるモータ軸の連結前の状態を示す正面図である。
【図3】上記モータ軸の連結状態を示す部分拡大断面図である。
【図4】上記モータ軸の別の形態による連結状態を示す部分拡大断面図である。
【図5】(a)は上記モータ軸を構成する分割軸と連結軸の連結状態を示す部分拡大断面図、(b)は別の形態による分割軸と連結軸の連結状態を示す部分拡大断面図である。
【図6】上記連結軸により連結されたモータ軸の正面図である。
【図7】(a)は上記連結軸の他の変形例を示す正面図、(b)は同(a)中X−X線に沿う断面図である。
【図8】(a)は上記連結軸の別の変形例を示す正面図、(b)は同(a)中Y−Y線に沿う断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態の減速機構付モータに用いられるモータ軸の連結前の状態を示す正面図である。
【図10】上記他の実施形態のモータ軸の連結状態を示す部分拡大断面図である。
【図11】本発明の別の実施形態の減速機構付モータに用いられるモータ軸の連結前の状態を示す正面図である。
【図12】上記別の実施形態のモータ軸の連結状態を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 パワーウインドモータ(減速機構付モータ)
6,7,8 軸受
9 アーマチュア
10,10′,10″ アーマチュア軸(モータ軸)
11,12 一対の分割軸
11′,12 一対の分割軸
11,12′ 一対の分割軸
11a 他端面
11b 一端面
11c 大径凹部
11d 小径凹部
11e 小径連結軸部
12a 一端面
12b 他端面
12c 大径凹部
12d 小径凹部
12e 小径連結軸部
13 連結軸
13a 一端部
13b 他端部
14 ウォーム

Claims (4)

  1. 一端近傍に形成したウォーム及び他端近傍に固定したアーマチュアを有する正逆回転可能な円柱状のモータ軸と、このモータ軸のウォームに噛合するウォームホイールと、前記モータ軸の所定位置を回転自在に支持する複数の軸受とを備えた減速機構付モータにおいて、
    前記円柱状のモータ軸の中間部を分割して一対の分割軸を形成し、この一対の分割軸の相対向する各一端面のうち、ウォーム側の一方の分割軸の前記一端面の中央に小径凹部を形成すると共に、アーマチュア側の他方の分割軸の前記一端面の中央に大径凹部と該大径凹部から他端面に向かって同芯状に延び前記ウォーム側の一方の分割軸に形成した小径凹部と同一内径寸法の小径凹部をそれぞれ形成し、前記ウォーム側の一方の分割軸の小径凹部に円柱状の連結軸の一端部を固定すると共に、前記アーマチュア側の他方の分割軸の小径凹部に前記円柱状の連結軸の他端部を固定し、前記一対の分割軸を前記円柱状の連結軸を介して連結して前記モータ軸を形成したことを特徴とする減速機構付モータ。
  2. 一端近傍に形成したウォーム及び他端近傍に固定したアーマチュアを有する正逆回転可能な円柱状のモータ軸と、このモータ軸のウォームに噛合するウォームホイールと、前記モータ軸の所定位置を回転自在に支持する複数の軸受とを備えた減速機構付モータにおいて、
    前記円柱状のモータ軸の中間部を分割して一対の分割軸を形成し、この一対の分割軸の相対向する各一端面の中央に大径凹部と該大径凹部から他端面に向かって同芯状に延びる小径凹部をそれぞれ形成し、一方の分割軸と他方の分割軸に形成した前記両小径凹部を同一内径寸法とし、これら相対向する各小径凹部に円柱状の連結軸の両端部を固定し、前記一対の分割軸を前記円柱状の連結軸を介して連結して前記モータ軸を形成したことを特徴とする減速機構付モータ。
  3. 一端近傍に形成したウォーム及び他端近傍に固定したアーマチュアを有する正逆回転可能な円柱状のモータ軸と、このモータ軸のウォームに噛合するウォームホイールと、前記モータ軸の所定位置を回転自在に支持する複数の軸受とを備えた減速機構付モータにおいて、
    前記円柱状のモータ軸の中間部を分割して一対の分割軸を形成し、この一対の分割軸の相対向する各一端面のうち、ウォーム側の一方の分割軸の前記一端面の中央に円柱状の小径連結軸部を軸方向に一体突出形成すると共に、アーマチュア側の他方の分割軸の前記一端面の中央に大径凹部と該大径凹部から他端面に向かって同芯状に延び前記円柱状の小径連結軸部の外径寸法と同一の内径寸法の小径凹部をそれぞれ形成し、前記円柱状の小径連結軸部を前記小径凹部に固定し、前記一対の分割軸を前記円柱状の小径連結軸部を介して連結して前記モータ軸を形成したことを特徴とする減速機構付モータ。
  4. 一端近傍に形成したウォーム及び他端近傍に固定したアーマチュアを有する正逆回転可能な円柱状のモータ軸と、このモータ軸のウォームに噛合するウォームホイールと、前記モータ軸の所定位置を回転自在に支持する複数の軸受とを備えた減速機構付モータにおいて、
    前記円柱状のモータ軸の中間部を分割して一対の分割軸を形成し、この一対の分割軸の相対向する各一端面のうち、アーマチュア側の一方の分割軸の前記一端面の中央に円柱状の小径連結軸部を軸方向に一体突出形成すると共に、ウォーム側の他方の分割軸の前記一端面の中央に大径凹部と該大径凹部から他端面に向かって同芯状に延び前記円柱状の小径連結軸部の外径寸法と同一内径寸法の小径凹部をそれぞれ形成し、前記円柱状の小径連結軸部を前記小径凹部に固定し、前記一対の分割軸を前記円柱状の小径連結軸部を介して連結して前記モータ軸を形成したことを特徴とする減速機構付モータ。
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