JP4294657B2 - カップリング装置、モータ装置、及びワイパモータ - Google Patents

カップリング装置、モータ装置、及びワイパモータ Download PDF

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Description

本発明は、一方の回転軸の回転力を他方の回転軸へ伝達するカップリング装置、及び、該カップリング装置にて連結される2つの回転軸を備えたモータ装置並びにワイパモータに関するものである。
従来、特許文献1に記載されているように、モータ部と減速部とが連結されてなるモータ装置が知られている。このモータ装置では、モータ部に備えられる電機子の回転軸と、減速部に備えられるウォームギヤのウォーム軸とは、例えば特許文献2に記載されたカップリング装置を用いて連結される。
特許文献1に記載のカップリング装置は、電機子の回転軸に連結される第1のカップリング部材と、ウォーム軸に連結される第2のカップリング部材と、第1のカップリング部材及び第2のカップリング部材間に介在されるゴム製のダンパ部材とを備えている。第1のカップリング部材は、円板状の本体部を備え、該本体部の中央部に回転軸の先端が挿入される。又、本体部における回転軸の基端側と逆側の面において周方向に等角度間隔となる3箇所には、回転軸の軸線方向に沿って延びるアーム部が突出形成されている。そして、前記第2のカップリング部材は、第1のカップリング部材と同様の形状をなすとともにウォーム軸の端部が挿入される。又、前記ダンパ部材は、リング状の芯部を備え、該芯部の外周面には、周方向に等角度間隔となる6箇所から径方向外側に向かって突出する凸部が一体に形成されている。そして、第1のカップリング部材と第2のカップリング部材とは、互いのアーム部がダンパ部材の凸部を挟んで周方向に対向するように組付けられる。
このようなカップリング装置は、例えば前記ウォームギヤを収容するギヤハウジングに形成された断面円形状の軸孔内に収容される。そして、回転軸による第1のカップリング部材の回転力は、弾性を有するダンパ部材を介して第2のカップリング部材へ伝達されてウォーム軸が回転する。この時、回転軸とウォーム軸との相互の振れや偏心は、ダンパ部材によって吸収され、モータ装置における振動が低減される。
特開2006−94693号公報 実用新案登録第2515645号公報
ところで、特許文献2に記載のカップリング装置における回転力の伝達時には、第1のカップリング部材のアーム部と第2のカップリング部材のアーム部とによってダンパ部材の凸部が周方向に圧縮される。すると、弾性を有する凸部は、径方向及び軸線方向の寸法が長くなるように変形することから、凸部を構成する材料がアーム部よりも径方向外側にはみ出てしまう。すると、凸部が軸孔の内周面に接触し、第1のカップリング部材及び第2のカップリング部材の回転、ひいては回転軸の回転及びウォーム軸の回転を妨げる虞がある。
そこで、カップリング装置における回転力の伝達時に軸孔の内周面にダンパ部材の凸部が接触することを防止すべく、軸孔の直径(内径)を大きくすることが考えられる。しかしながら、軸孔の直径を大きくすると、ウォーム軸に塗布された潤滑剤(グリース等)が軸孔を介してモータ部側に侵入することが懸念される。これらのことから、カップリング装置が配置される軸孔の直径寸法の管理が困難となっていた。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、軸孔の直径の寸法管理を容易とすることができるカップリング装置、及び、該カップリング装置を備えたモータ装置並びにワイパモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、第1の回転軸が挿通される連結孔を有し、該連結孔に挿通された第1の回転軸と共に回転する第1のカップリング部材と、前記第1の回転軸と同軸となるように配置された第2の回転軸と共に回転する第2のカップリング部材と、弾性を有し前記第1のカップリング部材と前記第2のカップリング部材との間に介在されて前記第1のカップリング部材の回転力を前記第2のカップリング部材へ伝達するとともに、前記第1の回転軸が貫通される貫通孔を有するダンパ部材と、前記貫通孔を貫通するとともに前記連結孔に挿通された前記第1の回転軸の端面と前記第2の回転軸の端面とに当接して配置され、前記第1の回転軸及び前記第2の回転軸相互のスラスト力を伝達する球体とを備え、前記第1の回転軸及び前記第2の回転軸の軸線方向と同方向に延びる軸孔内に配置されるカップリング装置であって、記第2のカップリング部材は、前記ダンパ部材の外周を囲繞する筒状の周壁部と前記第2の回転軸の径方向中央部に向けて傾斜する傾斜面を有した底面とを備えており、該周壁部及び底面を備えた前記第2のカップリング部材は前記第2の回転軸の一端面における軸心部を凹設することにより前記第2の回転軸に一体に形成されたことをその要旨としている。
同構成によれば、第2のカップリング部材は、ダンパ部材の外周を囲繞する周壁部を備えている。第1のカップリング部材から第2のカップリング部材へ回転力が伝達される際、第2の回転軸に対して比較的大きな負荷が作用すると、第1のカップリング部材と第2のカップリング部材との間に介在されたダンパ部材は、第1のカップリング部材と第2のカップリング部材との間で圧縮されることから、軸線方向及び径方向外側に延びるように変形しようとする。しかしながら、ダンパ部材における径方向外側への変形は、ダンパ部材の外周を囲繞するように設けられた周壁部によって制限される。従って、カップリング装置が配置された軸孔の内周面に変形したダンパ部材が接触することが防止され、カップリング装置の回転が妨げられることが防止される。また、ダンパ部材の径方向外側への変形を考慮しなくてもよいことから、軸孔の直径の寸法管理が容易となる。
尚、本発明において、「同軸」とは、互い(例えば第1の回転軸と第2の回転軸)の中心軸線が一致することを意味する
また、周壁部を含む第2のカップリング部材が第2の回転軸に一体に形成されることから、部品点数の低減を図ることができ、ひいては組付け工数を削減することができる。また、別々に形成された第2のカップリング部材と第2の回転軸とを連結する場合に比べて、第2のカップリング部材と第2の回転軸との結合が強固なものとなる。更に、別々に形成された第2のカップリング部材と第2の回転軸とを連結する場合とは異なり、2つの構成部品を連結する部位が無いことから、第2のカップリング部材と第2の回転軸との間の「がたつき」が生じない。
また、第1の回転軸と第2の回転軸との間には、第1の回転軸の端面と第2の回転軸の端面に当接するように球体が配置されている。従って、第1の回転軸及び第2の回転軸に発生するスラスト力は、球体を介して2つの回転軸相互に伝達されるため、2つの回転軸と別体に設けられたカップリング装置の構成部品(ダンパ部材等)に対して作用することが抑制される。よって、2つの回転軸と別体に設けられたカップリング装置の構成部品の耐久性の低下が抑制される。また、第1の回転軸と第2の回転軸とのスラスト調整時にこれら2つの回転軸に加えられる軸線方向の力は、球体を介して2つの回転軸に相互に伝達されることから、第1の回転軸と第2の回転軸とのスラスト調整を精度良く行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカップリング装置において、前記第2のカップリング部材は、前記底面の中央部にプレート保持凹部が形成され、該プレート保持凹部にスラストプレートが収容され、前記球体は前記第1の回転軸の端面と前記スラストプレートとに当接して配置されたことをその要旨としている。
同構成によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を奏する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のカップリング装置において、前記第2のカップリング部材は、ウォームホイールが噛合されるウォーム部を有する前記第2回転軸に一体に形成されており、前記第2回転軸は、前記第2のカップリング部材と前記ウォーム部との間に軸受によって支持される軸支部を有することをその要旨としている。
同構成によれば、ウォーム部を有する第2の回転軸には、ウォーム部と第2のカップリング部材との間に軸支部が設けられている。一般的に、ウォーム部にウォームホイールが噛合された場合、ウォームホイールに対して大きな負荷が作用すると、第2の回転軸は、ウォームホイールとの噛合いが外れる方向に振れようとする。そこで、ウォーム部と第2のカップリング部材との間に設けられた軸支部を軸受にて支持することにより、第2の回転軸の振れを抑制することができる。その結果、カップリング装置にて連結される2つの回転軸における「軸ずれ」を抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のカップリング装置において、前記ダンパ部材は、径方向に突出形成された緩衝部を有し、記周壁部を備える前記第2のカップリング部材は、前記周壁部の内周面から径方向内側に向かって突出し前記緩衝部に面接触する突条部を有し、前第1のカップリング部材は、その軸線方向に沿って延び前記緩衝部を挟んで前記突条部と周方向に対向するとともに前記緩衝部に面接触するアーム部を有することをその要旨としている。
同構成によれば、第1のカップリング部材の回転力は、ダンパ部材の緩衝部を挟んで周方向に対向するアーム部及び突条部によって第2のカップリング部材へ伝達される。そして、突条部は周壁部の内周面から径方向内側に突出した形状をなすとともに、この突条部に対してアーム部は周方向に対向することから、突条部、アーム部及びダンパ部材は、周壁部の内側に収容されることになる。従って、ダンパ部材に対してグリス等が付着することが防止され、ダンパ部材へのグリスの付着によるガスの発生及び該ダンパ部材の劣化を防止することができる。また、アーム部及び突条部によって緩衝部が周方向に押圧された場合、緩衝部の径方向外側への変形は、周壁部によって制限される。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のカップリング装置において、前記第1のカップリング部材は、前記連結孔に繋がるとともに前記球体が収容される球体保持部を備え前記貫通孔内に配置されるボス部を有することをその要旨としている。
同構成によれば、球体が収容される球体保持部に繋がる連結孔に第1の回転軸を挿通するだけで、第1の回転軸の端部を容易に球体に当接させることができる。また、ボス部は、ダンパ部材に設けられた貫通孔内に配置されることから、該貫通孔により球体と第2の回転軸の端面とが当接可能となる。これらのことから、第1の回転軸、第1のカップリング部材、ダンパ部材、球体、第2のカップリング部材及び第2の回転軸を、軸線方向に順次組み付けるだけで第1の回転軸及び第2の回転軸をカップリング装置にて連結することができる。従って、組付け作業性が良く、生産性を向上させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のカップリング装置において、前記ダンパ部材は、前記周壁部を備える前記第2のカップリング部材と前記第1のカップリング部材との間に介在された際に、前記ボス部の軸線方向の先端面と前記第2のカップリング部材の前記底面との間に第1の隙間が形成されるように、且つ、前記周壁部の軸線方向の先端面と該先端面に軸線方向に対向する前記第1のカップリング部材の端面との間に第2の隙間が形成されるように、その軸線方向の寸法が設定されていることをその要旨としている。
同構成によれば、第1のカップリング部材と第2のカップリング部材との間にダンパ部材を介在させることにより、ボス部の軸方向の先端面と第2のカップリング部材の底面との間に第1の隙間が形成されるとともに、周壁部の軸方向の先端面と第1のカップリング部材の端面との間に第2の隙間が形成される。従って、第1の回転軸と第2の回転軸との間に相対的な軸振れが生じた場合であっても、ダンパ部材が弾性変形することにより、第1のカップリング部材と第2のカップリング部材とが互いに接触することなく当該軸振れが吸収される。また、ダンパ部材の復元力が、第1の回転軸と第2の回転軸との間の軸振れを低減させるように作用する。
請求項に記載の発明は、前記第1の回転軸を有するモータ部と、前記モータ部に連結され、ウォーム部を有する前記第2の回転軸及び前記ウォーム部と噛合するウォームホイールを有し、前記ウォームホイールの回転力を出力軸から出力する減速部と、前記第1の回転軸の回転力を前記第2の回転軸へ伝達する請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のカップリング装置と、を備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、第1の回転軸の回転時において、カップリング装置が配置された軸孔の内周面に変形したダンパ部材が接触することが周壁部によって防止されるため、カップリング装置の回転が妨げられることが防止される。その結果、第1の回転軸の回転力が円滑に第2の回転軸に伝達され、ウォームホイール及び出力軸に回転力を良好に伝達することができる。また、ダンパ部材の径方向外側への変形を考慮しなくても良いことから、モータ装置における軸孔の直径の寸法管理が容易となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のモータ装置に対し、前記ウォームホイールの回転運動をワイパが直接固定される前記出力軸の往復運動に変換する変換機構を備えて構成したことをその要旨としている。
同構成によれば、第1の回転軸の回転時において、カップリング装置が配置された軸孔の内周面に変形したダンパ部材が接触することが周壁部によって防止されるため、カップリング装置の回転が妨げられることが防止される。従って、出力軸に直接固定されるワイパの往復運動が円滑に行われる。
本発明によれば、軸孔の直径の寸法管理を容易とすることができるカップリング装置、及び、該カップリング装置を備えたモータ装置並びにワイパモータを提供することができる。
以下、本発明を車両に搭載されるリヤワイパ装置用のワイパモータに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、ワイパモータ1は、モータ部2と該モータ部2に連結される減速部3とを備えている。
モータ部2を構成するヨークハウジング(以下、ヨークとする)5は、有底筒状に形成されている。ヨーク5の側壁は、湾曲形状をなし互いに対向する一対の磁石固定部5aと、磁石固定部5a同士を連結するとともに平行をなす2つの平板連結部5bとから構成されるとともに、ヨーク5は、該ヨーク5の底部5c側から見た形状が小判形状をなしている。そして、図2に示すように、各磁石固定部5aの内側面には、それぞれ磁石6が固着されるとともに、ヨーク5の底部5cの中央部には、軸受7が設けられている。又、ヨーク5の開口部5dには、外側に向かって延びるフランジ部5eが形成されている。
ヨーク5の開口部5dには、電気絶縁性を有する樹脂材料よりなるブラシホルダ11が該開口部5dを閉塞するように設けられている。ブラシホルダ11を構成するホルダ本体11aは、ヨーク5の開口部5dに応じた形状に形成されてヨーク5の開口部5d内に配置されている。ホルダ本体11aのヨーク5側の面上には、略筒状をなす一対のブラシ保持部11bが互いに180°間隔を空けた位置に設けられるとともに、各ブラシ保持部11b内には、略四角柱状をなすブラシ12がそれぞれ収容されている。又、ホルダ本体11aの中央部には、軸受13が設けられている。
ホルダ本体11aの側方(磁石固定部5aの一方側の側方)には、コネクタ部11cが該ホルダ本体11aと一体に設けられるとともに、該コネクタ部11cは、ホルダ本体11aの厚さ方向の一方(図2においては上方)が開口した略有底四角筒状に形成されている。このコネクタ部11cには、該コネクタ部11cの開口部側から外部コネクタ(図示略)が嵌着される。
2つの前記磁石6間には、基端部(図2における上側の端部)が前記軸受7によって軸支されるとともに先端側がホルダ本体11aに設けられた前記軸受13によって軸支される回転軸17を有する電機子18が配置されている。回転軸17の先端側は、ホルダ本体11aを貫通してヨーク5の外部に突出するとともに、回転軸17におけるヨーク5の外部に突出した先端部は、二面幅形状をなす連結部17aとなっている。又、回転軸17におけるホルダ本体11a寄りの部位には、電機子18を構成する整流子19が固定されるとともに、該整流子19の外周面には、前記ブラシ12が摺接される。そして、外部コネクタから供給される電流は、ブラシ12を介して電機子18に供給される。
前記減速部3を構成するギヤハウジング21内には、ギヤ群22が収容されている。前記ギヤハウジング21は、ギヤ群22が配置される収容凹部23を有するハウジング本体24と、収容凹部23の開口部を閉塞するようにハウジング本体24に対して組み付けられる板状のカバー25とから構成されている。
ハウジング本体24は、導電性材料であるアルミニウム合金のダイキャスト製品である。このハウジング本体24におけるヨーク5側の端部は、前記ヨーク5の開口部5d及びフランジ部5eに対応した形状をなす固定部24aとなっている(図1参照)。そして、ハウジング本体24は、固定部24aとヨーク5のフランジ部5eとでブラシホルダ11のホルダ本体11aを挟むように固定部24aがフランジ部5eに突き合わされた状態で、螺子26によってヨーク5と締結されている。
又、ハウジング本体24には、前記回転軸17の連結部17aと対応した位置に、固定部24a側からヨーク5の開口部5dの開口方向に延びる軸孔24cが形成されている。この軸孔24cは、ヨーク5の内部と前記収容凹部23の内部とを連通している。そして、ヨーク5とブラシホルダ11とハウジング本体24(ギヤハウジング21)とを組付けた状態では、軸孔24cから回転軸17の先端部、即ち連結部17aがハウジング本体24の内部に延出される。
前記収容凹部23は、ギヤハウジング21がヨーク5と連結された状態において回転軸17の軸線L1方向から見たモータ部2の短手方向(図2においては紙面垂直方向)に開口している。そして、収容凹部23は、その内部でそれぞれ繋がるウォーム収容部23a、ホイール収容部23b及び出力軸収容部23cから構成されている。
ウォーム収容部23aは、前記軸孔24cを延長するように回転軸17の軸線L1に沿って延びるように形成されるとともに、該ウォーム収容部23aの両端には、それぞれ軸受27,28が設けられている。そして、ウォーム収容部23a内には、回転軸17と同軸となるようにウォーム軸31が配置されるとともに、該ウォーム軸31は、軸受27,28によって回転可能に支持されている。又、ウォーム軸31の基端部(モータ部2側の端部)は、カップリング装置41によって回転軸17と連結されている。
前記ハウジング本体24においてウォーム収容部23aよりも前記コネクタ部11c側に、前記ホイール収容部23bが形成されている。ホイール収容部23bは、ウォーム収容部23aの軸方向の略中央部で該ウォーム収容部23aと繋がっている。そして、ホイール収容部23bの内部には、前記ウォーム軸31とともに減速機構を構成するウォームホイール32が回転可能に収容されるとともに、該ウォームホイール32は、ウォーム収容部23aとホイール収容部23bとが繋がる部位でウォーム軸31と噛合している。尚、ウォームホイール32は、その回転軸線が、前記平板連結部5bに直交する直交線と平行をなすように配置されている。
又、ハウジング本体24においてウォーム収容部23aを挟んでホイール収容部23bと反対側となる位置に、前記出力軸収容部23cが形成されるとともに、該出力軸収容部23cの中心には、ハウジング本体24の外側に向かって筒状に延びる出力支持部23d(図1参照)が形成されている。そして、この出力軸収容部23c内に収容される出力軸33は、その基端部が出力軸収容部23c内に配置されるとともにその先端部がギヤハウジング21の外部に突出するように出力支持部23dによって回転可能に支持されている。この出力軸33の基端部には、ギヤ部33aが形成されるとともに、図1に示すように、該出力軸33の先端には、車両のリヤガラスの払拭面(図示略)を払拭するリヤワイパWが固定される。尚、図1では、リヤワイパWを模式的に図示している。
図2に示すように、ウォームホイール32と出力軸33とは、変換機構としてのセクタギヤ34及び間隔保持プレート35によって駆動連結されている。詳しくは、セクタギヤ34は、金属板よりなり、ウォームホイール32よりも収容凹部23の開口部側に配置されている。そして、セクタギヤ34は、その基端部がウォームホイール32の中心から変位した位置に回転可能に連結されるとともに、その先端部に形成されたギヤ部34aが前記出力軸33のギヤ部33aに噛合されている。又、間隔保持プレート35は、金属板よりなり、セクタギヤ34よりも収容凹部23の開口部側に配置されている。そして、間隔保持プレート35は、その一端部がセクタギヤ34におけるギヤ部34aのギヤ中心(回動中心)に回転可能に連結されるとともに、その他端部が出力軸33の基端に回転可能に連結されている。この状態で、間隔保持プレート35は、ギヤ部34aのギヤ中心と出力軸33との軸線間隔(距離)を保持する。
尚、上記したウォーム軸31、ウォームホイール32、出力軸33、セクタギヤ34及び間隔保持プレート35によって前記ギヤ群22が構成されている。
ここで、回転軸17とウォーム軸31とを連結する前記カップリング装置41について詳述する。
図3及び図4に示すように、カップリング装置41は、前記回転軸17の先端部に連結される第1のカップリング部材51と、前記ウォーム軸31の基端部に一体に形成された第2のカップリング部材61と、第1のカップリング部材51及び第2のカップリング部材61との間に介在されるダンパ部材71とを備えている。
図5に示すように、第1のカップリング部材51は合成樹脂よりなるとともに、該第1のカップリング部材51を構成する円板状の第1本体部52は、その外径が前記ハウジング本体24に形成された軸孔24cの直径よりも若干小さく形成されている(図3参照)。そして、第1本体部52の径方向中央部からは、略円筒状のボス部53が該第1本体部52の軸線L3に沿って突出形成されるとともに、ボス部53には、該ボス部53の先端から基端に向かって球体保持部54が凹設されている。図3に示すように、この球体保持部54は球面状に凹設されるとともに、該球体保持部54内に、鋼鉄製の球体55が収容される。この球体55は、その表面の曲率が球体保持部54の内周面の曲率と略等しく形成されている。
又、第1のカップリング部材51の径方向中央部には、第1本体部52及びボス部53を軸線方向に貫通するとともに前記球体保持部54に繋がる連結孔56が形成されている。図4に示すように、連結孔56は、第1本体部52の軸線L3方向から見た形状が前記回転軸17の連結部17aに対応した二面幅形状をなすとともに、連結部17aが挿抜可能な大きさに形成されている。
更に、図5に示すように、第1本体部52におけるボス部53の周囲には、ボス部53と同方向に延びる3つのアーム部57が突出形成されている。これらアーム部57は、周方向に等角度間隔となる位置に形成されるとともに、第1本体部52の軸線L3方向から見た形状が略台形状をなしている。又、各アーム部57の軸線L3方向に沿った長さは、ボス部53の軸線L3方向の長さと等しく形成され、各アーム部57の先端面57aとボス部53の先端面53aとは、第1本体部52の軸線L3と直行する一平面内に配置されている。そして、各アーム部57の径方向内側の面である内側面57bと、各アーム部57の径方向外側の面である外側面57cとは、第1本体部52の軸線L3方向から見ると、該軸線L3上にある任意の点を中心とする同心円に沿って湾曲している。又、各アーム部57は、各アーム部57の内側面57bがボス部53の外周面53bとの間に隙間58を有する位置に配置されるように、且つ、各アーム部57の外側面57cが第1本体部52の外周面52aよりも径方向内側となる位置に配置されるように、第1本体部52におけるボス部53側の面である対向面52b上に形成されている。更に、各アーム部57の周方向の両端面は、径方向に沿った平面となっている。尚、本実施形態では、図6において、各アーム部57の時計方向側の周方向の一端面を第1の伝達面57dとし、反時計方向側の周方向の他端面を第2の伝達面57eとする。
このような第1のカップリング部材51は、図3に示すように、連結孔56に回転軸17の連結部17aが挿入されることにより、回転軸17と一体回転可能に連結される。尚、第1のカップリング部材51と回転軸17とが連結された状態では、第1のカップリング部材51の軸線(第1本体部52の軸線L3に同じ)と回転軸17の軸線L1とが一致するとともに、連結孔56の内周面における平面状の部位と連結部17aにおける平面状の部位とが当接する。また、同状態では、連結部17aの先端面17bは、球体保持部54内に配置された球体55に当接する。
図7(a)に、前記第2のカップリング部材61が一体に形成されたウォーム軸31の側面図を示し、図7(b)に第2のカップリング部材61(ウォーム軸31)の正面図を示す。図7(a)に示すように、ウォーム軸31は、ウォーム部31aと軸支部31bとを備えている。ウォーム部31aは、ウォーム軸31の先端側(図7(a)における右側)に位置し、略円柱状をなしている。そして、ウォーム部31aの軸線L2方向の略中央部には、前記ウォームホイール32が噛合される螺子歯部31cが形成されるとともに、ウォーム部31aの基端側には、該ウォーム部31aよりも大径の軸支部31bが設けられている。尚、図7(a)においては、螺子歯部31cが形成される部位を図示している。このウォーム部31aと軸支部31bとは、その軸線が一致するように一体に形成されるとともに、軸支部31bの外径は、前記ウォーム収容部23aに設けられた軸受27の内径に応じた寸法に設定されている。そして、ウォーム軸31がウォーム収容部23aに収容された際には、ウォーム軸31の基端側は、軸支部31bが軸受27によって軸支されることにより回転可能に支持される。
又、軸支部31bの基端(ウォーム部31aと反対側の端部)に前記第2のカップリング部材61が一体に設けられている。詳述すると、軸支部31bの基端には、第2のカップリング部材61を構成する円板状の第2本体部62が設けられている。第2本体部62は、その軸線L4がウォーム軸31の軸線L2と一致するように軸支部31bに一体に設けられるとともに、その外径が前記第1のカップリング部材51の第1本体部52の外径と等しく形成されている(図3参照)。又、第2本体部62における軸支部31bと反対側の部位は、径方向中央部に向かうに連れて該第2本体部62の軸方向の厚さを薄くするような緩やかな円錐状に凹設され、これにより、第2本体部62における軸支部31bと反対側の面は、中央部に向かって緩やかに傾斜した傾斜面62aとなっている。そして、図7(b)に示すように、傾斜面62aの中央部には、軸線L4方向から見た形状が円形状をなすプレート保持凹部63が形成されるとともに、図3に示すように、該プレート保持凹部63には、鋼板よりなる円板状のスラストプレート64が収容されている。
又、図4に示すように、第2本体部62の周縁部からは、第2本体部62の軸線L4(ウォーム軸31の軸線L2)に沿って軸支部31bと反対側に向かって延びる円筒状の周壁部65が設けられている。周壁部65は、連続する周面を有し、その外径が第2本体部62の外径と等しく形成されるとともに、その内径が前記第1本体部52に設けられた3つのアーム部57の外側面57cを通る円よりも若干大きく形成されている。このように、第2本体部62の周縁部に周壁部65が一体に設けられることにより、第2のカップリング部材61は、カップ形状をなすとともに、前記傾斜面62aが第2のカップリング部材61の底面に該当する。この周壁部65は、前記第1のカップリング部材51におけるアーム部57の外側面57cと第1本体部52の外周面52aとの間の距離(径方向の距離)よりも若干短い厚さ(径方向の厚さ)に形成されている。
更に、周壁部65の内周面から径方向内側に向かって突出するように3つの突条部66が形成されている。これら突条部66は、周壁部65の内周面において周方向に等角度間隔となる位置に設けられ、周壁部65の先端から基端(傾斜面62a)まで第2本体部62の軸線L4と平行に延びている。又、図6に示すように、各突条部66は、前記アーム部57と略等しい形状をなしており、ウォーム軸31の軸線方向から見た形状が略台形状をなしている。そして、各突条部66の径方向の長さは、アーム部57の径方向の長さと略等しく形成されるとともに、各突条部66の径方向内側の面である内側面66aは、第2本体部62の軸線L4方向から見ると、軸線L4上にある任意の点を中心とする円に沿って湾曲している。更に、各突条部66の周方向の両端面は、径方向に沿った平面となっている。尚、本実施形態では、図6において、各突条部66の時計方向側の周方向の一端面を第1の被伝達面66bとし、反時計方向側の周方向の他端面を第2の被伝達面66cとする。
このような第2のカップリング部材61が一体に形成されたウォーム軸31は、ウォーム軸31形成用のウォーム用素材(図示略)に冷間鍛造加工を施して形成される。詳述すると、ウォーム用素材に冷間鍛造加工を施して、図7(a)に示すように、螺子歯部31c形成前のウォーム部31a及び軸支部31bを形成し、ウォーム用素材を段付き形状に形成する。この時、同時に、第2のカップリング部材61形成用の鍛造型(図示略)により、ウォーム用素材における軸支部31bとなる側の端面から該ウォーム用素材の軸心部を軸線L2方向に沿って押圧してウォーム用素材における軸支部31b側の端部をカップ形状に形成する。これにより、周壁部65、突条部66及びプレート保持凹部63が形成され、第2のカップリング部材61が形成される。そして、転造加工によりウォーム部31aの軸方向の略中央部に螺子歯部31cが形成されて、第2のカップリング部材61が一体に形成されたウォーム軸31が完成する。
尚、形成される第2のカップリング部材61において、軸支部31bと反対側の部位は、径方向中央部に向かうに連れて該第2本体部62の軸方向の厚さを薄くするような緩やかな円錐状に凹設され、これにより、第2本体部62における軸支部31bと反対側の面は、中央部に向かって緩やかに傾斜した傾斜面62aとなっている。そのため、第2のカップリング部材61形成用の鍛造型の先端部は、形成される第2のカップリング部材61の傾斜面62aに応じて径方向中央部に向かうに連れて緩やかに突出した円錐形状をなしている。このように、第2のカップリング部材61形成用の鍛造型の先端部が円錐形状をなしていることから、ウォーム用素材における軸支部31b側の端部を凹設する際、鍛造型の先端面が軸線方向と直交する平面状をなす場合に比べて、鍛造型の先端部に沿ってウォーム用素材を構成する材料が軸線方向に流れ易くなる。
図4に示すように、前記ダンパ部材71は、ゴムよりなり、弾性を有している。ダンパ部材71を構成する円筒状の芯部72において、該芯部72の中央部に設けられた貫通孔72aの直径は、前記第1のカップリング部材51におけるボス部53の外径と等しく形成されている。この貫通孔72aには、第1のカップリング部材51、第2のカップリング部材61及びダンパ部材71が組付けられた際に、回転軸17の連結部17aが貫通される。又、芯部72は、前記第1のカップリング部材51におけるボス部53の外周面53bとアーム部57の内側面57bとの間の隙間58の径方向の幅と等しい厚さ(径方向の厚さ)に形成されている。
この芯部72の外周面72bからは、6つの緩衝部73が径方向外側に向かって突出形成されている。6つの緩衝部73は、周方向に等角度間隔に設けられるとともに、芯部72の軸線L5に沿って該芯部72の一端から他端に亘って径方向外側に向けて延びるように突出形成されている。又、図6に示すように、各緩衝部73は、前記アーム部57と略等しい形状をなしており、芯部72の軸線方向から見た形状が略台形状をなしている。そして、各緩衝部73の径方向外側の面である外側面73aは、芯部72の軸線L5方向から見ると、芯部72の軸線L5上にある任意の点を中心とする円に沿って湾曲している。更に、各緩衝部73の径方向の長さは、前記アーム部57の径方向の長さと等しく形成されるとともに、各緩衝部73の周方向の両端面は、径方向に沿った平面となっている。尚、本実施形態では、図6において、各緩衝部73の時計方向側の周方向の一端面を第1の緩衝面73bとし、反時計方向の周方向の他端面を第2の緩衝面73cとする。そして、このような6つの緩衝部73が設けられることにより、ダンパ部材71には、これら緩衝部73によって周方向に6個の係合凹部74が形成される。
図3及び図6に示すように、このダンパ部材71は、カップリング装置41として組み付けられる際には、第1のカップリング部材51と第2のカップリング部材61との間に介在される。詳述すると、まず、ダンパ部材71は、芯部72の貫通孔72a内に第1のカップリング部材51のボス部53が収容されるように第1のカップリング部材51に対して組み付けられる。この時、ダンパ部材71における軸線L5方向の一端面が第1のカップリング部材51の第1本体部52(対向面52b)に当接するとともに、ダンパ部材71において周方向に一つ置きとなる3つの係合凹部74内に第1のカップリング部材51のアーム部57がそれぞれ配置される。これにより、各アーム部57の周方向の両側にそれぞれ緩衝部73が配置されるとともに、アーム部57と緩衝部73とが面接触する。即ち、各アーム部57の第1の伝達面57dに隣り合う緩衝部73の第2の緩衝面73cが当接するとともに、各アーム部57の第2の伝達面57eに隣り合う緩衝部73の第1の緩衝面73bが当接する。又、この状態では、第1本体部52の軸線L3方向(芯部72の軸線L5方向に同じ)から見ると、各アーム部57の外側面57c及び各緩衝部73の外側面73aは、軸線L2上の任意の点を中心とする同一円に含まれる。
そして、球体保持部54内に球体55が収容された状態の第1のカップリング部材51に対して、プレート保持凹部63内にスラストプレート64が保持された状態の第2のカップリング部材61が組み付けられる。これにより、ダンパ部材71は、第1のカップリング部材51と第2のカップリング部材61との間に介在される。この時、ダンパ部材71の軸線方向の他端面が第2のカップリング部材61の第2本体部62(傾斜面62a)に当接するとともに、ダンパ部材71においてアーム部57が配置されていない残りの3つの係合凹部74内にそれぞれ突条部66が配置される。そして、各突条部66の周方向の両側にそれぞれ緩衝部73が配置されるとともに、突条部66と緩衝部73とが面接触する。即ち、各突条部66の第1の被伝達面66bに隣り合う緩衝部73の第2の緩衝面73cが当接するとともに、各突条部66の第2の被伝達面66cに隣り合う緩衝部73の第1の緩衝面73bが当接する。又、アーム部57と突条部66とは、緩衝部73を挟んで周方向に対向するとともに、各突条部66の内側面66aがダンパ部材71の芯部72の外周面72bに当接する。更に、第1のカップリング部材51と第2のカップリング部材61との間にダンパ部材71が介在されるように組付けられた状態では、周壁部65がダンパ部材71の外周を囲繞するとともに、ダンパ部材71、ボス部53、球体55及び突条部66は、周壁部65の内側に収容される。
又、図3に示すように、このダンパ部材71は、第1のカップリング部材51と第2のカップリング部材61との間の介在された場合に、ボス部53の先端面53aと第2本体部62の傾斜面62aとの間に第1の隙間G1が形成されるように、且つ、周壁部65の先端面65aと該先端面65aに軸線L3方向に対向する第1本体部52の対向面52bとの間の第2の隙間G2が形成されるように、その軸線L5方向の長さが設定されている。そして、ダンパ部材71を介在させて第1のカップリング部材51及び第2のカップリング部材61が連結された状態では、連結部17aの先端面17bが球体55に当接するとともに、球体55がスラストプレート64に当接する。
上記のように構成されたカップリング装置41は、第1のカップリング部材51が回転軸17の先端部である連結部17aに連結されるとともに、ウォーム軸31の軸支部31bが軸受27に軸支されることから、前記ハウジング本体24に設けられた軸孔24c内に収容される。尚、ワイパモータ1においては、ウォーム軸31を軸線L2方向に移動させて螺子歯部31cとウォームホイール32との噛合状態が最適となるように調整される。
上記のように構成されたワイパモータ1を備えたリヤワイパ装置では、車両の搭乗者によってリヤワイパWを駆動すべく切換えスイッチ(図示略)が操作されると、外部の電源装置からブラシ12を介して電機子18に電流が供給されて、該電機子18が回転する。電機子18の回転により回転軸17が回転すると、回転軸17と共に該回転軸17の先端に連結された第1のカップリング部材51が回転する。第1のカップリング部材51の回転力は、ダンパ部材71を介して第2のカップリング部材61(即ちウォーム軸31)に伝達される。この時、第1のカップリング部材51の回転力は、アーム部57から緩衝部73を介して突条部66に伝達され、これにより第2のカップリング部材61が回転される。そのため、第1のカップリング部材51が回転すると、緩衝部73は、アーム部57によって周方向に突条部66側に押圧される。そして、例えば図6における時計方向に回転軸17が回転した場合において、ウォーム軸31に対して比較的大きな負荷が作用すると、緩衝部73は、アーム部57の第1の伝達面57dと突条部66の第2の被伝達面66cとによって周方向に押圧されることにより、軸方向及び径方向外側に延びるように変形しようとする。しかしながら、緩衝部73の軸方向の変形は、第1本体部52及び第2本体部62によって抑制されるとともに、径方向外側への変形は、周壁部65によって制限される。その結果、回転軸17からウォーム軸31への回転の伝達時に、緩衝部73が軸孔24cの内周面に当接することが防止され、カップリング装置41における回転の伝達が妨げられることが防止される。
そして、カップリング装置41を介して伝達されたウォーム軸31の回転力は、ウォームホイール32にて減速されてセクタギヤ34に伝達され、該セクタギヤ34の作用により出力軸33が往復回動される。そして、出力軸33と共にリヤワイパWが往復回動されて払拭面が払拭される。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)第2のカップリング部材61は、ダンパ部材71の外周を囲繞する周壁部65を有している。第1のカップリング部材51から第2のカップリング部材61へ回転力が伝達される際、ウォーム軸31に対して比較的大きな負荷が作用すると、第1のカップリング部材51と第2のカップリング部材61との間に介在されたダンパ部材71は、第1のカップリング部材51と第2のカップリング部材61との間で圧縮されることから、軸線方向及び径方向外側に延びるように変形しようとする。しかしながら、ダンパ部材71における径方向外側への変形は、ダンパ部材71の外周を囲繞するように設けられた周壁部65によって制限される。従って、カップリング装置41が配置された軸孔24cの内周面に変形したダンパ部材71が接触することが防止され、カップリング装置41の回転が妨げられることが防止される。その結果、出力軸33に直接固定されるリヤワイパWの往復運動が円滑に行われる。また、ダンパ部材71の径方向外側への変形を考慮しなくてもよいことから、軸孔24cの直径の寸法管理が容易となる。
(2)周壁部65を含む第2のカップリング部材61がウォーム軸31に一体に形成されることから、部品点数の低減を図ることができ、ひいては組付け工数を削減することができる。また、別々に形成された第2のカップリング部材とウォーム軸とを連結する場合に比べて、第2のカップリング部材61とウォーム軸31との結合が強固なものとなる。更に、別々に形成された第2のカップリング部材とウォーム軸とを連結する場合とは異なり、2つの部品を連結する部位が無いことから、第2のカップリング部材61とウォーム軸31との間の「がたつき」が生じない。
(3)ウォーム部31aを有するウォーム軸31には、ウォーム部31aと第2のカップリング部材61との間に軸支部31bが設けられている。一般的に、ウォーム部31aにウォームホイール32が噛合された場合、ウォームホイール32に対して大きな負荷が作用すると、ウォーム軸31は、ウォームホイール32との噛合いが外れる方向に振れようとする。そこで、ウォーム部31aと第2のカップリング部材61との間に設けられた軸支部31bを軸受27にて支持することにより、ウォーム軸31の振れを抑制することができる。その結果、カップリング装置41にて連結される回転軸17及びウォーム軸31における「軸ずれ」を抑制することができる。
(4)第1のカップリング部材51の回転力は、ダンパ部材71の緩衝部73を挟んで周方向に対向するアーム部57及び突条部66によって第2のカップリング部材61へ伝達される。そして、突条部66は周壁部65の内周面から径方向内側に突出した形状をなすとともに、この突条部66に対してアーム部57は周方向に対向することから、突条部66、アーム部57及びダンパ部材71は、周壁部65の内側に収容されることになる。従って、ダンパ部材71に対してグリス等が付着することが防止され、ダンパ部材71へのグリスの付着によるガスの発生及び該ダンパ部材71の劣化を防止することができる。また、アーム部57及び突条部66によって緩衝部73が周方向に押圧された場合、緩衝部73の径方向外側への変形は、周壁部65によって制限される。
(5)回転軸17とウォーム軸31との間には、回転軸17の連結部17aの先端面17bと、ウォーム軸31の端面、即ち第2のカップリング部材61の傾斜面62aの中央に配置されたスラストプレート64とに当接するように球体55が配置されている。従って、回転軸17及びウォーム軸31に発生するスラスト力は、球体55を介して回転軸17及びウォーム軸31相互に伝達されるため、第1のカップリング部材51及びダンパ部材71に対して作用することが抑制される。よって、第1のカップリング部材51及びダンパ部材71の耐久性の低下が抑制される。また、回転軸17とウォーム軸31とのスラスト調整時に回転軸17及びウォーム軸31に加えられる軸線L1,L2方向の力は、球体55を介して回転軸17及びウォーム軸31に相互に伝達されることから、回転軸17とウォーム軸31とのスラスト調整を精度良く行うことができる。
(6)球体55が収容される球体保持部54に繋がる連結孔56に連結部17aを挿通するだけで、連結部17aの先端面17bを容易に球体55に当接させることができる。また、ボス部53は、ダンパ部材71に設けられた貫通孔72a内に配置されることから、該貫通孔72aにより球体55と、ウォーム軸31に一体に設けられた第2のカップリング部材61に備えられるスラストプレート64とが当接可能となる。これらのことから、回転軸17、第1のカップリング部材51、ダンパ部材71、球体55、第2のカップリング部材61が一体に形成されたウォーム軸31を、軸線L1方向に順次組み付けるだけで回転軸17及びウォーム軸31をカップリング装置41にて連結することができる。従って、組付け作業性が良く、生産性を向上させることができる。
(7)第1のカップリング部材51と第2のカップリング部材61との間にダンパ部材71を介在させることにより、ボス部53の軸線L2方向の先端面53aと第2のカップリング部材61の傾斜面62aとの間に第1の隙間G1が形成されるとともに、周壁部65の軸方向の先端面65aと第1本体部52の対向面52bとの間に第2の隙間G2が形成される。従って、回転軸17とウォーム軸31との間に相対的な軸振れが生じた場合であっても、ダンパ部材71が弾性変形することにより、第1のカップリング部材51と第2のカップリング部材61とが互いに接触することなく当該軸振れが吸収される。また、ダンパ部材71の復元力が、回転軸17とウォーム軸31との間の軸振れを低減させるように作用する。その結果、ワイパモータ1における振動の発生を低減させることができる。
(8)第2のカップリング部材61が一体に形成されたウォーム軸31は、ウォーム軸31形成用のウォーム用素材(図示略)に冷間鍛造加工を施して形成される。この時、ウォーム用素材における軸支部31b側の端部をカップ形状に形成すべくウォーム用素材における軸支部31b側の端面の軸心部を軸線L2方向に沿って押圧する鍛造型は、その先端が、形成される第2のカップリング部材61の傾斜面62aに応じて径方向中央部に向かうに連れて緩やかに突出した円錐形状をなしている。このように、第2のカップリング部材61形成用の鍛造型の先端部が円錐形状をなしていることから、ウォーム用素材における軸支部31b側の端部を凹設する際、鍛造型の先端面が軸線方向と直交する平面状をなす場合に比べて、鍛造型の先端部に沿ってウォーム用素材を構成する材料が軸線方向に流れ易くなる。その結果、第2のカップリング部材61が一体に形成されたウォーム軸31の製造時における歩留を向上させることができる。又、このようにウォーム軸31と第2のカップリング部材61とを一体に形成すると、ウォーム軸31の軸線L2と第2のカップリング部材61の軸線(第2本体部62の軸線L4)とを一致させ易い。
(9)球体55は、第2のカップリング部材61が一体に形成されたウォーム軸31の端面、即ち第2のカップリング部材61の底面(傾斜面62a)に直接接触するのではなく、底面に配置されたスラストプレート64に当接する。従って、第2のカップリング部材61の摩耗が防止され、カップリング装置41の寿命を長くすることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第2のカップリング部材61の傾斜面62aの中央部に、スラストプレート64が配置されているが、第2のカップリング部材61は、スラストプレートを備えない構成であってもよい。このようにすると、カップリング装置41における部品点数を低減させることができる。
・上記実施形態では、ダンパ部材71は、ゴムにより形成されているが、樹脂材などのゴム以外の弾性を有する材料によって形成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、周壁部65は、円筒状に形成されているが、ダンパ部材71の外周を囲繞すべく筒状に形成されていればよい。従って、周壁部65は、四角筒状等をなすものであってもよい。又、周壁部65は、連続する周面を有することが好ましいが、ダンパ部材71の径方向外側への変形を抑制可能であれば、周壁部65は、完全な筒状でなくてもよく、例えば部分的にスリット等を有する形状であってもよい。
・上記実施形態では、第1のカップリング部材51は、アーム部57を3つ備えている。しかしながら、アーム部57の数は、3つに限らず、1つ以上であればよい。また、第2のカップリング部材61に備えられる突条部66の数も、3つに限らず、1つ以上であればよい。更に、ダンパ部材71に備えられる緩衝部73の数も、3つに限らず、1つ以上であればよい。但し、第1のカップリング部材51、第2のカップリング部材61及びダンパ部材71を組付けた際に、周方向に隣り合うアーム部57及び突条部66間にそれぞれ緩衝部73が介在されるように、アーム部57、突条部66及び緩衝部73の数を設定する。
・上記実施形態では、連結部17aは二面幅形状をなすとともに、連結孔56は連結部17aに対応した二面幅形状をなしている。しかしながら、連結部17aは、軸線L1方向から見た形状がD字状をなすように形成されてもよい。この場合、連結孔56も連結部17aに対応して断面D字状に形成される。
・上記実施形態では、周壁部65を有する第2のカップリング部材61が一体に形成されたウォーム軸31は、ウォーム用素材に冷間鍛造加工を施すことにより形成されるが、ウォーム用素材に切削加工等を施して形成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、第2のカップリング部材61はウォーム軸31に一体に形成されている。しかしながら、第2のカップリング部材61は、ウォーム軸31と別体であってもよい。この場合、例えば、第2のカップリング部材61に連結孔56のような孔を設けるとともに、ウォーム軸31における軸支部31b側の端面に連結部17aと同様の連結部を設け、該連結部を第2のカップリング部材61に挿入することにより第2のカップリング部材61とウォーム軸31とを連結する。
・上記実施形態では、周壁部65は、第2のカップリング部材61に備えられている。しかしながら、周壁部65は、第1のカップリング部材51に備えられてもよい。また、周壁部65は、第1のカップリング部材51と第2のカップリング部材61との両方に備えられてもよい。
・上記実施形態のワイパモータ1以外のモータ装置に、カップリング装置41を備えてもよい。また、モータ装置以外に、2つの回転軸を連結する構成を有する装置にカップリング装置41を備えてもよい。
上記各実施形態及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)前記第2の回転軸の一端面における軸心部を凹設することにより前記周壁部を有する第2のカップリング部材が前記第2の回転軸に一体に形成され、前記第2のカップリング部材は、その底面に、前記球体に当接する鋼鉄製のスラストプレートを有することを特徴とする。このように構成すると、球体は、第2のカップリング部材が一体に形成された第2の回転軸の端面、即ち第2のカップリング部材の底面に直接接触するのではなく、底面に配置されたスラストプレートに当接する。従って、第2のカップリング部材の摩耗が防止され、カップリング装置の寿命を長くすることができる。
ワイパモータの斜視図。 ワイパモータの概略構成図。 ワイパモータの部分拡大断面図。 カップリング装置の分解斜視図。 第1のカップリング部材の斜視図。 カップリング装置の断面図(図3におけるA−A断面図)。 (a)は第2のカップリング部材が一体に形成されたウォーム軸の側面図、(b)はウォーム軸の正面図。
符号の説明
1…モータ装置としてのワイパモータ、2…モータ部、3…減速部、17…第1の回転軸としての回転軸、24c…軸孔、27…軸受、31…第2の回転軸としてのウォーム軸、31a…ウォーム部、31b…軸支部、32…ウォームホイール、33…出力軸、34…変換機構としてのセクタギヤ、41…カップリング装置、51…第1のカップリング部材、52b…第1のカップリング部材の端面としての対向面52b、53…ボス部、53a…ボス部の軸方向の先端面、54…球体保持部、55…球体、56…連結孔、57…アーム部、61…第2のカップリング部材、62a…第2のカップリング部材の底面としての傾斜面62a、65…周壁部、65a…周壁部の先端面、66…突条部、71…ダンパ部材、72a…貫通孔、73…緩衝部、G1…第1の隙間、G2…第2の隙間、W…ワイパとしてのリヤワイパ。

Claims (8)

  1. 第1の回転軸が挿通される連結孔を有し、該連結孔に挿通された第1の回転軸と共に回転する第1のカップリング部材と、
    前記第1の回転軸と同軸となるように配置された第2の回転軸と共に回転する第2のカップリング部材と、
    弾性を有し前記第1のカップリング部材と前記第2のカップリング部材との間に介在されて前記第1のカップリング部材の回転力を前記第2のカップリング部材へ伝達するとともに、前記第1の回転軸が貫通される貫通孔を有するダンパ部材と
    前記貫通孔を貫通するとともに前記連結孔に挿通された前記第1の回転軸の端面と前記第2の回転軸の端面とに当接して配置され、前記第1の回転軸及び前記第2の回転軸相互のスラスト力を伝達する球体とを備え、
    前記第1の回転軸及び前記第2の回転軸の軸線方向と同方向に延びる軸孔内に配置されるカップリング装置であって、
    記第2のカップリング部材は、前記ダンパ部材の外周を囲繞する筒状の周壁部と前記第2の回転軸の径方向中央部に向けて傾斜する傾斜面を有した底面とを備えており、該周壁部及び底面を備えた前記第2のカップリング部材は前記第2の回転軸の一端面における軸心部を凹設することにより前記第2の回転軸に一体に形成されたことを特徴とするカップリング装置。
  2. 請求項1に記載のカップリング装置において、
    前記第2のカップリング部材は、前記底面の中央部にプレート保持凹部が形成され、該プレート保持凹部にスラストプレートが収容され、前記球体は前記第1の回転軸の端面と前記スラストプレートとに当接して配置されたことを特徴とするカップリング装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のカップリング装置において、
    前記第2のカップリング部材は、ウォームホイールが噛合されるウォーム部を有する前記第2回転軸に一体に形成されており、
    前記第2回転軸は、前記第2のカップリング部材と前記ウォーム部との間に軸受によって支持される軸支部を有することを特徴とするカップリング装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のカップリング装置において、
    前記ダンパ部材は、径方向に突出形成された緩衝部を有し、
    記周壁部を備える前記第2のカップリング部材は、前記周壁部の内周面から径方向内側に向かって突出し前記緩衝部に面接触する突条部を有し、前第1のカップリング部材は、その軸線方向に沿って延び前記緩衝部を挟んで前記突条部と周方向に対向するとともに前記緩衝部に面接触するアーム部を有することを特徴とするカップリング装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のカップリング装置において、
    前記第1のカップリング部材は、前記連結孔に繋がるとともに前記球体が収容される球体保持部を備え前記貫通孔内に配置されるボス部を有することを特徴とするカップリング装置。
  6. 請求項5に記載のカップリング装置において、
    前記ダンパ部材は、前記周壁部を備える前記第2のカップリング部材と前記第1のカップリング部材との間に介在された際に、前記ボス部の軸線方向の先端面と前記第2のカップリング部材の前記底面との間に第1の隙間が形成されるように、且つ、前記周壁部の軸線方向の先端面と該先端面に軸線方向に対向する前記第1のカップリング部材の端面との間に第2の隙間が形成されるように、その軸線方向の寸法が設定されていることを特徴とするカップリング装置。
  7. 前記第1の回転軸を有するモータ部と、
    前記モータ部に連結され、ウォーム部を有する前記第2の回転軸及び前記ウォーム部と噛合するウォームホイールを有し、前記ウォームホイールの回転力を出力軸から出力する減速部と、
    前記第1の回転軸の回転力を前記第2の回転軸へ伝達する請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のカップリング装置と、
    を備えたことを特徴とするモータ装置。
  8. 請求項7に記載のモータ装置に対し、前記ウォームホイールの回転運動をワイパが直接固定される前記出力軸の往復運動に変換する変換機構を備えて構成したことを特徴とするワイパモータ。
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