JP5546211B2 - 減速機構付モータ - Google Patents

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本発明は、モータ部の回転を減速する減速ギヤを備えた減速機構付モータに関する。
従来、自動車等の車両に搭載されるパワーウィンド装置やサンルーフ装置等における駆動源としては、小型でありながら大きな出力が得られる減速機構付モータが用いられている。この減速機構付モータは、操作者によって車室内等に設けられた操作スイッチを操作することで回転駆動され、これにより、開閉体(ウィンドガラスやサンルーフ等)を開閉駆動するようになっている。
車載用の減速機構付モータは、車両のドア内や天井内等の限られた幅狭のスペースに搭載されるために小型化が必須の条件となっており、これにより大型車,小型車等を問わずそのレイアウト性を向上させることが可能となる。そこで、減速機構付モータをより小型化するために、モータ部とギヤ部とを別体としてそれぞれを個別に設計することが行われている。
例えば、モータ部においては所定の出力に耐え得る剛性を備えた小径のアマチュア軸を採用し、ギヤ部においては大きな減速比に耐え得る剛性を備え、アマチュア軸よりも大径となったウォーム軸を採用するといった設計を行うようにし、これにより、モータ部およびギヤ部のそれぞれを小型化して、ひいては減速機構付モータをより小型化することができる。
モータ部およびギヤ部が別体となった減速機構付モータとしては、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載された減速機構付モータ(モータ)は、モータ本体(モータ部)と減速部(ギヤ部)とを有しており、両者を複数のネジで固定することにより形成されている。モータ本体は小径の回転軸(アマチュア軸)を備え、減速部は回転軸よりも大径のウォーム軸と当該ウォーム軸により回転するウォームホイールとを備えており、回転軸およびウォーム軸は、クラッチを介して相互に動力伝達可能に連結されている。
クラッチは、回転軸の連結部に一体回転可能に設けられる駆動側回転体(アマチュア軸側連結部材)と、ウォーム軸に一体成形されて駆動側回転体に連結される従動側回転体(ウォーム軸側連結部材)とを備えている。そして、連結部を一対の平行面を有する二方取形状に形成し、駆動側回転体には連結部の断面形状と同じ形状に形成された連結孔を設け、当該連結孔に連結部を遊嵌させることで、回転軸と駆動側回転体との軸ズレを許容しつつ、両者を一体回転可能に連結するようにしている。
特許第3993010号公報(図2)
しかしながら、上述の特許文献1に記載された減速機構付モータによれば、アマチュア軸の連結部とアマチュア軸側連結部材の連結孔とを、二方取形状で遊嵌させるようにしている。連結部および連結孔は、いずれもアマチュア軸の直径寸法を基準に成形するので小径となり、したがって連結部および連結孔の成形精度を確保するのが困難である。また、小径の連結部は小径の連結孔に遊嵌されるので、連結部あるいは連結孔が摩耗しやすく、当該摩耗が進むと減速機構付モータの作動音の増大や充分な回転力の伝達が困難になる等の問題も生じ得る。
本発明の目的は、アマチュア軸とウォーム軸との連結部分の成形精度をそれほど確保しなくても、減速機構付モータの作動音の増大を抑制しつつ充分な回転力の伝達が可能な減速機構付モータを提供することにある。
本発明の減速機構付モータは、モータ部の回転を減速する減速ギヤを備えた減速機構付モータであって、前記モータ部に回転自在に設けられるアマチュア軸と、前記アマチュア軸の端部に固定されるアマチュア軸側連結部材と、前記減速ギヤを形成するウォーム軸と、前記ウォーム軸の端部に設けられ、前記ウォーム軸の周方向に沿う複数の凹凸を有するセレーション部と、前記セレーション部に圧入される圧入部が形成されて前記ウォーム軸と一体回転し、前記アマチュア軸側連結部材に連結されるウォーム軸側連結部材とを備え、前記アマチュア軸側連結部材と前記ウォーム軸側連結部材とが遊嵌し、前記ウォーム軸側連結部材は、前記セレーション部が嵌合可能な貫通孔が形成された金属製の剛性部材を有することを特徴とする。
本発明の減速機構付モータは、前記アマチュア軸側連結部材と前記ウォーム軸側連結部材との間にクッション部材を設け、前記クッション部材の軸方向一方側に突出して設けられ、かつ、前記アマチュア軸側連結部材と接触する第1のクッション部と、前記クッション部材の軸方向他方側に設けられ、かつ、前記セレーション部に弾性変形して食い込む第2のクッション部と、を備えることを特徴とする。
本発明の減速機構付モータは、前記アマチュア軸と前記ウォーム軸との間に球状のスチールボールを設けることを特徴とする。
本発明の減速機構付モータは、前記アマチュア軸の端部に球状凸部を形成し、前記ウォーム軸の端部にスラスト軸受を設け、前記球状凸部を前記スラスト軸受に接触させることを特徴とする。
本発明の減速機構付モータは、前記ウォーム軸側連結部材には、前記ウォーム軸の回転状態を検出するためのセンサマグネットが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、アマチュア軸の端部にアマチュア軸側連結部材を固定し、ウォーム軸の端部に設けたセレーション部にウォーム軸側連結部材の圧入部を圧入し、アマチュア軸側連結部材とウォーム軸側連結部材とを遊嵌するので、互いに連結されるアマチュア軸側連結部材およびウォーム軸側連結部材を、アマチュア軸の直径寸法よりも大きく設定することができる。したがって、各連結部材の成形精度をそれほど確保する必要が無くなり、減速機構付モータの製造工程を簡素化できる。また、各連結部材をアマチュア軸の直径寸法よりも大きく設定できるので、各連結部材に回転力を分散させて各連結部材の摩耗を抑制でき、ひいては減速機構付モータの作動音の増大を抑制しつつ充分な回転力の伝達が可能な減速機構付モータを提供できる。
本発明によれば、アマチュア軸側連結部材とウォーム軸側連結部材との間にクッション部材を設けるので、アマチュア軸側連結部材とウォーム軸側連結部材とのがたつきを抑えることができ、アマチュア軸側連結部材およびウォーム軸側連結部材の摩耗および、作動音の増大をより抑制することが可能となる。
本発明によれば、アマチュア軸とウォーム軸との間に球状のスチールボールを設けるので、アマチュア軸とウォーム軸との軸ズレ吸収時における減速機構付モータの回転を滑らかにすることができる。この場合、アマチュア軸の端部に球状凸部を形成し、ウォーム軸の端部にスラスト軸受を設け、球状凸部をスラスト軸受に接触させることもできる。
本発明によれば、ウォーム軸側連結部材には、ウォーム軸の回転状態を検出するためのセンサマグネットが設けられているので、センサマグネットはウォーム軸と一体回転することができ、ウォーム軸の回転状態を精度良く検出することができる。
第1実施の形態に係る減速機構付モータの部分断面図である。 図1の減速機構付モータのアマチュア,連結部材およびウォーム軸を示す斜視図である。 図2の破線円A部分の拡大断面図である。 ウォーム軸および一対の軸受部材を示す斜視図である。 図2の矢印B方向から見た連結部材の斜視図である。 図2の矢印C方向から見た連結部材の斜視図である。 連結部材を分解して示す分解斜視図である。 (a),(b)は、インサート成形した剛性部材を説明する斜視図である。 (a),(b)は、注入成形したクッション部材を説明する斜視図である。 (a),(b)は、アマチュア軸側連結部材のウォーム軸側連結部材に対する相対回転の状態を説明する説明図である。 (a),(b)は、ウォームホイールからの反力がウォーム軸に負荷された状態を説明する説明図である。 圧入部に対するセレーション部の圧入状態を説明する説明図である。 第2実施の形態に係る連結部材を拡大して示す拡大断面図である。
以下、本発明の第1実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は第1実施の形態に係る減速機構付モータの部分断面図を、図2は図1の減速機構付モータのアマチュア,連結部材およびウォーム軸を示す斜視図を、図3は図2の破線円A部分の拡大断面図を、図4はウォーム軸および一対の軸受部材を示す斜視図を、図5は図2の矢印B方向から見た連結部材の斜視図を、図6は図2の矢印C方向から見た連結部材の斜視図を、図7は連結部材を分解して示す分解斜視図を、図8(a),(b)はインサート成形した剛性部材を説明する斜視図を、図9(a),(b)は注入成形したクッション部材を説明する斜視図をそれぞれ表している。
図1に示すように、減速機構付モータ10は、自動車等の車両に搭載されるパワーウィンド装置(図示せず)の駆動源として用いられ、ウィンドガラスを昇降させるウィンドレギュレータ(図示せず)を駆動するものである。減速機構付モータ10は、車両のドア内に形成される幅狭のスペース(図示せず)に設置されるため、図中手前方向から図中奥行き方向に沿う厚み寸法を抑えた形状となっている。減速機構付モータ10は、モータ部20とギヤ部40とを備えており、これらのモータ部20およびギヤ部40は、複数の締結ネジ11により一体化(ユニット化)されている。
モータ部20は、磁性材料よりなる鋼板をプレス加工(深絞り加工)することにより有底筒状に形成されたヨーク21を備えている。ヨーク21の内部には、一対のマグネット22が対向配置されており、各マグネット22の内側には、コイル(図示せず)が巻装されたアマチュア23が回転自在に設けられている。そして、ヨーク21の開口側(図中右側)にはブラシホルダ26が圧入され、ブラシホルダ26はヨーク21の開口側を塞ぐように配置されている。
アマチュア23の回転中心には、アマチュア軸24が貫通して固定されており、アマチュア軸24のアマチュア23に近接する部分には、コンミテータ25が設けられている。コンミテータ25には、アマチュア23に巻装されたコイルの端部が電気的に接続されており、コンミテータ25の外周部には、ブラシホルダ26に保持された一対のブラシ27が摺接するようになっている。各ブラシ27はバネ部材28によってそれぞれコンミテータ25に所定圧で押圧されており、これにより、各ブラシ27にコントローラ(図示せず)から駆動電流を供給することでアマチュア23に回転力(電磁力)が発生し、アマチュア軸24が所定の回転数・回転トルクで回転するようになっている。
ヨーク21の底部側(図中左側)は段付形状に形成されており、当該部分にはヨーク21の本体部よりも小径となった有底筒部21aが設けられている。有底筒部21aには第1のラジアル軸受29が装着されており、第1のラジアル軸受29は、アマチュア軸24の軸方向一方側(図中左側)を回転自在に支持している。有底筒部21aの底部側には、第1のスラスト軸受30が配置されており、第1のスラスト軸受30とアマチュア軸24の軸方向一方側の端部との間には、第1のスチールボール(鋼球)31が設けられている。
ブラシホルダ26には第2のラジアル軸受32が装着されており、第2のラジアル軸受32は、アマチュア軸24の軸方向他方側(図中右側)を回転自在に支持している。このように、アマチュア軸24の軸方向一方側に第1のラジアル軸受29,第1のスラスト軸受30および第1のスチールボール31を設け、アマチュア軸24の軸方向他方側に第2のラジアル軸受32を設けることにより、アマチュア軸24、つまりアマチュア23は、回転抵抗を殆ど発生させることなくスムーズに回転できるようになっている。
アマチュア軸24の軸方向他方側の端部には、図3に示すように、アマチュア軸24の径方向(図中上下方向)に向けて対向する一対の平坦面を有する二方取部24aが設けられている。二方取部24aには、連結部材50を形成するアマチュア軸側連結部材60が固定されるようになっている。
ギヤ部40は、図1に示すように、ギヤケース41と当該ギヤケース41に取り付けられるコネクタ部材42とを備えている。ギヤケース41は、プラスチック等の樹脂材料を射出成形することにより所定形状に形成されており、ギヤケース41は、ヨーク21の開口部にコネクタ部材42を介して連結されている。ギヤケース41の内部には、外周部にウォーム部43a(詳細不図示)が一体成形されたウォーム軸43と、ウォーム部43aと噛み合うギヤ歯(図示せず)を有するウォームホイール44とが回転自在に収容されている。
ウォーム軸43はアマチュア軸24よりも大径となっており、図2に示すように、アマチュア軸24と同軸上に設けられている。ウォーム軸43の軸方向一方側の端部は、アマチュア軸24の軸方向他方側の端部に連結部材50を介して一体回転可能に連結されている。ウォーム軸43の軸方向他方側には、ギヤケース41内に設けられた第2のスラスト軸受45が配置されており、第2のスラスト軸受45とウォーム軸43の軸方向他方側の端部との間には、第2のスチールボール46が設けられている。これらの第2のスラスト軸受45および第2のスチールボール46は、ウォーム軸43をスムーズに回転させるものである。
ウォーム軸43に設けられるウォーム部43aの軸方向両端側には、図4に示すように、ウォーム部43aの直径寸法(9.0mm〜9.5mm)よりも小さい直径寸法に設定された第1の被保持部43bおよび第2の被保持部43cが設けられている。第1の被保持部43bの直径寸法は5.0mm〜5.5mmに設定され、第2の被保持部43cの直径寸法は7.0mm〜7.5mmに設定されており、各被保持部43b,43cは、ギヤケース41内に設けられた第3のラジアル軸受47および第4のラジアル軸受48によってそれぞれ回転自在に保持されている。
各被保持部43b,43cの直径寸法をそれぞれ略同じ直径寸法(2.0mm以下の直径寸法差)に設定することにより、第1の被保持部43bと第3のラジアル軸受47との摺動面積、および第2の被保持部43cと第4のラジアル軸受48との摺動面積の差を小さくしている。
ウォーム軸43の軸方向一方側の端部には、セレーション部43dが一体に設けられており、セレーション部43dは、連結部材50を形成するウォーム軸側連結部材70の凹凸孔71f(図3参照)に圧入されるようになっている。セレーション部43dの外周側は、ウォーム軸43の周方向に沿う複数(図示では9つ)の凹凸を備えて略ギヤ歯状に形成されており、セレーション部43dの径方向内側には、略円錐形状の凹部43eが形成されている。凹部43eには、連結部材50を形成する球状の第3のスチールボール80が入り込んで線接触するようになっている。
ウォームホイール44の回転中心には、図1に示すように、出力軸としてのピニオン44aが一体回転可能に設けられており、ピニオン44aには、ウィンドレギュレータを形成するギヤ(図示せず)が噛み合うようになっている。そして、モータ部20の回転、つまりアマチュア軸24の回転に伴うウォーム軸43の回転がウォームホイール44により減速されて、高トルク化された出力がピニオン44aからウィンドレギュレータのギヤに伝達されるようになっている。ここで、ウォーム軸43およびウォームホイール44は、本発明における減速ギヤを構成している。
アマチュア軸24の軸方向他方側の端部とウォーム軸43の軸方向一方側の端部との間には、両者を一体回転可能に連結する連結部材50が設けられている。連結部材50は、図3に示すように、アマチュア軸24およびウォーム軸43の直径寸法よりも大きな直径寸法に設定され、アマチュア軸側連結部材60,ウォーム軸側連結部材70および第3のスチールボール80を備えている。
アマチュア軸側連結部材60は、図5に示すように、鋼材(金属製)をプレス加工(打ち抜き加工)することにより所定形状に形成されており、本体部61と当該本体部61の中心部分から放射状に延びる3つの突出部62とを備えている。本体部61の中心部分には、略長方形形状の固定孔63が設けられており、固定孔63には、アマチュア軸24の二方取部24aが圧入されて固定されるようになっている。したがって、アマチュア軸側連結部材60は、アマチュア軸24に対してがたつくことなく強固に固定されてアマチュア軸24と一体回転するようになっている。各突出部62は、本体部61の周方向に沿って等間隔(120°間隔)で設けられ、略扇形に形成されている。各突出部62の周方向に沿う側部には、それぞれ対向するようにして一側壁面64および他側壁面65が形成されている。
ウォーム軸側連結部材70は、図7に示すように、本体部71,剛性部材72およびクッション部材73を備えている。本体部71は略有底状に形成されており、本体部71の底部側には、図5に示すように、その軸方向一方側に突出する3つの突出部71aが設けられている。各突出部71aは、本体部71の周方向に沿って等間隔(120°間隔)で設けられ、略扇形に形成されている。各突出部71aの周方向に沿う側部には、それぞれ対向するようにして一側壁面71bおよび他側壁面71cが形成されている。各突出部71aの周方向に沿う間には、アマチュア軸側連結部材60の各突出部62が入り込み、遊嵌状態で連結するようになっており、各突出部62の一側壁面64および他側壁面65は、それぞれ各突出部71aの他側壁面71cおよび一側壁面71bと対向して組み付けられている。これにより、アマチュア軸側連結部材60が回転すると、アマチュア軸側連結部材60の一側壁面64または他側壁面65がウォーム軸側連結部材70に形成された突出部71aの一側壁面71bまたは他側壁面71cに当接し、アマチュア軸側連結部材60の回転力がウォーム軸側連結部材70に伝達される。すなわち、ウォーム軸側連結部材70は、アマチュア軸側連結部材60の回転に伴って回転するようになっている。
本体部71の底部には、図3に示すように、球面部71dが形成されている。球面部71dの曲率半径は、第3のスチールボール80の曲率半径と略同じ値に設定されており、球面部71dには、第3のスチールボール80が摺動自在に接触するようになっている。ここで、第3のスチールボール80は、アマチュア軸24とウォーム軸43との間に設けられ、第3のスチールボール80には、アマチュア軸24の軸方向他方側の端部,本体部71の球面部71dおよびウォーム軸43の凹部43eのそれぞれが接触している。
本体部71の開口側には、図6に示すように、その軸方向他方側に突出する複数(図示では6つ)の突起71eが設けられており、各突起71eは、本体部71の周方向に沿って等間隔(60°間隔)で設けられ、略円柱状に形成されている。各突起71eには、本体部71の外周、つまりウォーム軸側連結部材70の外周に設けられるセンサマグネット90の取付輪91が取り付けられ、これにより、センサマグネット90はウォーム軸側連結部材70に一体回転可能に設けられる。
センサマグネット90は、磁石粉末を樹脂等のバインダーで結合させたボンド磁石等により形成されており、金属製の取付輪91の外周に一体に設けられている。センサマグネット90は、その周方向に沿うようにして所定間隔で、N極,S極,N極,S極・・・のように交互に複数の磁極(図示せず)が並ぶよう着磁されている。
本体部71の内側には、その周方向に沿うようにして複数の凹凸を有する凹凸孔71fが形成されており、凹凸孔71fの内側形状は、ウォーム軸43に設けられるセレーション部43dの外側形状と同じ形状に形成されている。ここで、凹凸孔71fは本発明における圧入部を構成しており、凹凸孔71fには、セレーション部43dが軸方向から圧入されて固定されるようになっている。これにより、ウォーム軸側連結部材70は、ウォーム軸43に対してがたつくこと無く一体回転可能となっている。
本体部71の開口側寄りの内部には、図8の網掛け部分に示すように、剛性部材72がインサート成形により一体に設けられている。剛性部材72は、鋼板(金属製)をプレス加工等することにより所定形状に形成されており、本体部71を補強する役割を果たしている。剛性部材72の内側には、ウォーム軸43のセレーション部43dが嵌合可能な貫通孔72aが形成され、貫通孔72aの形状は、本体部71の凹凸孔71fと同じ形状となっている。
本体部71には、図9の網掛け部分に示すように、その軸方向に沿うようにしてクッション部材73が注入成形により設けられている。クッション部材73は、本体部71に形成された注入孔(図示せず)および、本体部71と当該本体部71を覆う治具(図示せず)との間に、溶融したゴム材料(エラストマー)を所定の圧力で注入して硬化させることにより所定形状に形成されている。
クッション部材73の軸方向一方側には、本体部71の各突出部71aの突出方向に沿う3つの第1のクッション部73aが設けられている。各第1のクッション部73aは、薄肉状に形成されて各突出部71aの径方向内側に装着されている。各第1のクッション部73aの周方向に沿う長さ寸法は、各突出部71aの周方向に沿う長さ寸法よりも長い長さ寸法に設定されており、各第1のクッション部73aの周方向に沿う両端側には、各突出部71aからはみ出した第1の膨出部73bおよび第2の膨出部73cが設けられている。
各膨出部73b,73cは、アマチュア軸側連結部材60をウォーム軸側連結部材70に連結させた状態のもとで、アマチュア軸側連結部材60と接触するようになっている(図5参照)。つまり、各膨出部73b,73cは、アマチュア軸側連結部材60とウォーム軸側連結部材70との間に設けられる本発明におけるクッション部材を構成している。これにより、アマチュア軸側連結部材60およびウォーム軸側連結部材70が周方向に向けて直接接触するのを防止して、アマチュア軸側連結部材60およびウォーム軸側連結部材70の摩耗や騒音(作動音)の発生を抑制するようになっている。
各第1のクッション部73aの周方向に沿う間には、軸方向一方側に突出する3つの押さえ突起73dが設けられている。各押さえ突起73dの突出高さは、各第1のクッション部73aの軸方向一方側への突出高さよりも充分に低く僅かに突出した突出高さに設定されており、各押さえ突起73dは、アマチュア軸側連結部材60の各突出部62の径方向内側寄りに接触するようになっている(図3参照)。これにより、アマチュア軸側連結部材60およびウォーム軸側連結部材70が軸方向に向けて直接接触するのを防止して、騒音の発生を抑制するとともに、アマチュア軸側連結部材60およびウォーム軸側連結部材70が相互に傾斜するのを許容するようになっている(図11参照)。
クッション部材73の軸方向他方側には、ウォーム軸側連結部材70とウォーム軸43との間でかつ剛性部材72に近接配置され、ウォーム軸43のセレーション部43dに弾性変形して食い込む第2のクッション部73eが設けられている。第2のクッション部73eは、セレーション部43dに弾性変形して食い込むことにより、セレーション部43dを本体部71内で支持している。
連結部材50は、図3に示すように、クッション部材73およびアマチュア軸24を相互に直接接触させずに、アマチュア軸24を第3のスチールボール80に、クッション部材73をアマチュア軸側連結部材60にそれぞれ接触させるようにしている。これは、モータ部20を回転駆動することでアマチュア23に発生する熱が、アマチュア軸24を介してクッション部材73に伝達されるのを抑制するためであり、これにより、クッション部材73の熱変形(劣化)を抑制するようにしている。
ギヤケース41のヨーク21側に取り付けられるコネクタ部材42は、図1に示すように、車両側の外部コネクタ(図示せず)が接続されるコネクタ接続部42aを備えており、コネクタ接続部42aの内部には、図示しない複数の接続ターミナル(端子)がインサート成形により設けられている。各接続ターミナルの一部は、各ブラシ27に電気的に接続されている。
コネクタ部材42の内部には、センサ基板42bが設けられており、センサ基板42bには、各接続ターミナルの一部が電気的に接続されるとともに、センサマグネット90の径方向外側に対向する一対のホールIC42c(図示では1つのみ示す)が装着されている。
各ホールIC42cは、図示しないコントローラに電気的に接続されており、コントローラによって、センサマグネット90の回転に応じて発生する各ホールIC42cからの矩形波信号の回数や出現タイミングを検出することにより、ウォーム軸43の回転数や回転位置等(回転状態)を検出するようにしている。ただし、本実施の形態においては、ホールIC42cに代えてMRセンサ(磁気抵抗素子)を用いることもできる。
次に、以上のように構成した第1実施の形態に係る減速機構付モータ10の動作について、図面を用いて詳細に説明する。
図10(a),(b)はアマチュア軸側連結部材のウォーム軸側連結部材に対する相対回転の状態を説明する説明図を、図11(a),(b)はウォームホイールからの反力がウォーム軸に負荷された状態を説明する説明図を、図12は圧入部に対するセレーション部の圧入状態を説明する説明図をそれぞれ表している。
[CW回転]
ウィンドガラスを閉じるために操作スイッチ(図示せず)を閉操作すると、所定の駆動電流が各ブラシ27に供給されて、アマチュア軸24が時計方向に回転(CW回転)する。すると、図10(a)に示すように、アマチュア軸24のCW回転に伴ってアマチュア軸側連結部材60もCW回転し、アマチュア軸側連結部材60の各突出部62における他側壁面65が、ウォーム軸側連結部材70の各突出部71aにおける一側壁面71bにそれぞれ近接する。このとき、他側壁面65と一側壁面71bとの間には、クッション部材73の第1の膨出部73bが配置されているので、他側壁面65の一側壁面71bに対する衝突が回避(緩衝)されて、異音の発生が抑制される。その後、ウォーム軸側連結部材70にはアマチュア軸側連結部材60からの回転力が伝達され、両者は一体回転するようになる。
ここで、他側壁面65が一側壁面71bに接触するほどの反力がウィンドガラスに加わったとしても、他側壁面65と一側壁面71bとの接触部分の面積は充分に確保されており、他側壁面65および一側壁面71bに回転力を分散させることができる。したがって、アマチュア軸側連結部材60およびウォーム軸側連結部材70の摩耗を抑制して、効率の良い回転力の伝達と作動音の発生の抑制を達成している。
次いで、ウォーム軸側連結部材70の回転に伴って、セレーション部43dに回転力が伝達されてウォーム軸43が回転する。すると、ウォーム軸43の回転に伴い、ウォーム部43aに噛み合うギヤ歯を有するウォームホイール44が、図11(a)の矢印(1)の方向に回転する。これにより、ウォームホイール44のピニオン44aが所定方向に回転して、ウィンドレギュレータを介してウィンドガラスが閉じられる。このとき、ウィンドレギュレータの駆動抵抗等がウォームホイール44に伝達されて、図中破線矢印に示す方向(反時計方向)に反力が負荷される。
ウォームホイール44への反時計方向への反力の負荷に伴って、ウォーム軸43には、図中矢印(2)の方向へのスラスト力が負荷され、また、ウォーム部43aとウォームホイール44のギヤ歯との噛み合いの関係から、図中矢印(3)の方向、つまりウォーム軸43が図中上側に反る方向に力が負荷される。すると、ウォーム軸43の第2の被保持部43cから第4のラジアル軸受48に向けて、図中白抜矢印に示す力F1が負荷されて、第2の被保持部43cと第4のラジアル軸受48との間に所定の摩擦力が発生する。
ここで、ウォーム軸43およびウォーム軸側連結部材70は、アマチュア軸側連結部材60に対して第3のスチールボール80を介して微小角度傾斜する。このとき、クッション部材73の各膨出部73bおよび各押さえ突起73dが弾性変形し、この状態でアマチュア軸側連結部材60およびウォーム軸側連結部材70は共回りする。このとき、クッション部材73の柔軟な弾性変形によって、殆ど回転抵抗を伴わずに共回りでき、ひいてはアマチュア軸側連結部材60からウォーム軸側連結部材70へのこじり方向への負荷の伝達を阻止して、第2の被保持部43cと第4のラジアル軸受48との間の摩擦力を増大させることは無い。
[CCW回転]
ウィンドガラスを開けるために操作スイッチを開操作すると、所定の駆動電流が各ブラシ27に供給されて、アマチュア軸24が反時計方向に回転(CCW回転)する。すると、図10(b)に示すように、アマチュア軸24のCCW回転に伴ってアマチュア軸側連結部材60もCCW回転し、アマチュア軸側連結部材60の各突出部62における一側壁面64が、ウォーム軸側連結部材70の各突出部71aにおける他側壁面71cにそれぞれ近接する。このとき、一側壁面64と他側壁面71cとの間には、クッション部材73の第2の膨出部73cが配置されているので、一側壁面64の他側壁面71cに対する衝突が回避(緩衝)されて、異音の発生が抑制される。その後、ウォーム軸側連結部材70にはアマチュア軸側連結部材60からの回転力が伝達され、両者は一体回転するようになる。
ここで、一側壁面64が他側壁面71cに接触するほどの反力がウィンドガラスに加わったとしても、一側壁面64と他側壁面71cとの接触部分の面積は充分に確保されており、一側壁面64および他側壁面71cに回転力を分散させることができる。したがって、アマチュア軸側連結部材60およびウォーム軸側連結部材70の摩耗を抑制して、効率の良い回転力の伝達と作動音の発生の抑制を達成している。
次いで、ウォーム軸側連結部材70の回転に伴って、セレーション部43dに回転力が伝達されてウォーム軸43が回転する。すると、ウォーム軸43の回転に伴い、ウォーム部43aに噛み合うギヤ歯を有するウォームホイール44が、図11(b)の矢印(4)の方向に回転する。これにより、ウォームホイール44のピニオン44aが所定方向に回転して、ウィンドレギュレータを介してウィンドガラスが開けられる。このとき、ウィンドレギュレータの駆動抵抗等がウォームホイール44に伝達されて、図中破線矢印に示す方向(時計方向)に反力が負荷される。
ウォームホイール44への時計方向への反力の負荷に伴って、ウォーム軸43には、図中矢印(5)の方向へのスラスト力が負荷され、また、ウォーム部43aとウォームホイール44のギヤ歯との噛み合いの関係から、図中矢印(6)の方向、つまりウォーム軸43が図中上側に反る方向に力が負荷される。すると、ウォーム軸43の第1の被保持部43bから第3のラジアル軸受47に向けて、図中白抜矢印に示す力F2が負荷されて、第1の被保持部43bと第3のラジアル軸受47との間に所定の摩擦力が発生する。
ここで、ウォーム軸43およびウォーム軸側連結部材70は、アマチュア軸側連結部材60に対して第3のスチールボール80を介して微小角度傾斜する。このとき、クッション部材73の各膨出部73cおよび各押さえ突起73dが弾性変形し、この状態でアマチュア軸側連結部材60およびウォーム軸側連結部材70は共回りする。このとき、クッション部材73の柔軟な弾性変形によって、殆ど回転抵抗を伴わずに共回りでき、ひいてはアマチュア軸側連結部材60からウォーム軸側連結部材70へのこじり方向への負荷の伝達を阻止して、第1の被保持部43bと第3のラジアル軸受47との間の摩擦力を増大させることは無い。
また、第1の被保持部43bの直径寸法と第2の被保持部43cの直径寸法とを、略同じ直径寸法に設定しているので、力F1,F2による摩擦力は何れも略等しい値となっている。したがって、ウォーム軸43の回転方向(CW回転/CCW回転)によらず、モータ部20への負荷は略等しくなっている。
以上詳述したように、第1実施の形態に係る減速機構付モータ10によれば、アマチュア軸24の端部にアマチュア軸側連結部材60を固定し、ウォーム軸43の端部に設けたセレーション部43dにウォーム軸側連結部材70の凹凸孔71fを圧入し、アマチュア軸側連結部材60とウォーム軸側連結部材70とを遊嵌したので、互いに連結されるアマチュア軸側連結部材60およびウォーム軸側連結部材70を、アマチュア軸24の直径寸法よりも大きく設定することができる。したがって、各連結部材60,70の成形精度をそれほど確保する必要が無くなり、減速機構付モータ10の製造工程を簡素化できる。また、各連結部材60,70をアマチュア軸24の直径寸法よりも大きく設定できるので、各連結部材60,70に回転力を分散させて各連結部材60,70の摩耗を抑制でき、ひいては減速機構付モータ10の作動音の増大を抑制しつつ充分な回転力の伝達が可能な減速機構付モータ10を提供できる。
また、第1実施の形態に係る減速機構付モータ10によれば、アマチュア軸側連結部材60とウォーム軸側連結部材70との間にクッション部材73を設けたので、アマチュア軸側連結部材60とウォーム軸側連結部材70とのがたつきを抑えることができ、アマチュア軸側連結部材60およびウォーム軸側連結部材70の摩耗および、作動音の増大をより抑制することが可能となる。
さらに、第1実施の形態に係る減速機構付モータ10によれば、アマチュア軸24とウォーム軸43との間に第3のスチールボール80を設けたので、アマチュア軸24とウォーム軸43との軸ズレ吸収時における減速機構付モータ10の回転を滑らかにすることができる。
また、ウォーム軸側連結部材70には、ウォーム軸43の回転状態を検出するためのセンサマグネット90を設けたので、センサマグネット90はウォーム軸43と一体回転することができ、ウォーム軸43の回転状態を精度良く検出することができる。
さらに、ウォーム軸側連結部材70は、ウォーム軸側連結部材70に一体に設けられ、ウォーム軸43と嵌合可能な貫通孔72aが形成された金属製の剛性部材72を有しているので、ウォーム軸43の凹凸孔71fへの圧入作業を容易にすることができるとともに、ウォーム軸側連結部材70を補強することができる。
次に、本発明の第2実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した第1実施の形態と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図13は第2実施の形態に係る連結部材を拡大して示す拡大断面図を表している。
図13に示すように、第2実施の形態に係る連結部材50は、第1実施の形態に比して、ウォーム軸43の凹部43eに線接触する第3のスチールボール80に代えて、ウォーム軸43の軸方向一方側の端部に形成した装着凹部100に装着される第3のスラスト軸受101を設けた点と、アマチュア軸24の軸方向他方側の端部に、第3のスラスト軸受101に接触(点接触)する球状凸部102を設けた点と、本体部71の球面部71dに代えて、アマチュア軸24の二方取部24aが所定隙間を介して貫通する貫通穴103を設けた点とが異なっている。
このように構成した第2実施の形態においても、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態においては、減速機構付モータ10を、車両に搭載されるパワーウィンド装置の駆動源として用いたものを示したが、本発明はこれに限らず、サンルーフ装置等の他の駆動源としても用いることができる。
また、上記各実施の形態においては、モータ部20として、ブラシ付の電動モータを採用したものを示したが、本発明はこれに限らず、例えば、ブラシレスの電動モータ等を採用することもできる。
10 減速機構付モータ
11 締結ネジ
20 モータ部
21 ヨーク
21a 有底筒部
22 マグネット
23 アマチュア
24 アマチュア軸
24a 二方取部
25 コンミテータ
26 ブラシホルダ
27 ブラシ
28 バネ部材
29 第1のラジアル軸受
30 第1のスラスト軸受
31 第1のスチールボール
32 第2のラジアル軸受
40 ギヤ部
41 ギヤケース
42 コネクタ部材
42a コネクタ接続部
42b センサ基板
42c ホールIC
43 ウォーム軸(減速ギヤ)
43a ウォーム部
43b 第1の被保持部
43c 第2の被保持部
43d セレーション部
43e 凹部
44 ウォームホイール(減速ギヤ)
44a ピニオン
45 第2のスラスト軸受
46 第2のスチールボール
47 第3のラジアル軸受
48 第4のラジアル軸受
50 連結部材
60 アマチュア軸側連結部材
61 本体部
62 突出部
63 固定孔
64 一側壁面
65 他側壁面
70 ウォーム軸側連結部材
71 本体部
71a 突出部
71b 一側壁面
71c 他側壁面
71d 球面部
71e 突起
71f 凹凸孔(圧入部)
72 剛性部材
72a 貫通孔
73 クッション部材
73a 第1のクッション部
73b 第1の膨出部
73c 第2の膨出部
73d 押さえ突起
73e 第2のクッション部
80 第3のスチールボール(スチールボール)
90 センサマグネット
91 取付輪
100 装着凹部
101 第3のスラスト軸受(スラスト軸受)
102 球状凸部
103 貫通穴

Claims (5)

  1. モータ部の回転を減速する減速ギヤを備えた減速機構付モータであって、
    前記モータ部に回転自在に設けられるアマチュア軸と、
    前記アマチュア軸の端部に固定されるアマチュア軸側連結部材と、
    前記減速ギヤを形成するウォーム軸と、
    前記ウォーム軸の端部に設けられ、前記ウォーム軸の周方向に沿う複数の凹凸を有するセレーション部と、
    前記セレーション部に圧入される圧入部が形成されて前記ウォーム軸と一体回転し、前記アマチュア軸側連結部材に連結されるウォーム軸側連結部材とを備え、
    前記アマチュア軸側連結部材と前記ウォーム軸側連結部材とが遊嵌し
    前記ウォーム軸側連結部材は、前記セレーション部が嵌合可能な貫通孔が形成された金属製の剛性部材を有することを特徴とする減速機構付モータ。
  2. 請求項1記載の減速機構付モータにおいて、前記アマチュア軸側連結部材と前記ウォーム軸側連結部材との間にクッション部材を設け
    前記クッション部材の軸方向一方側に突出して設けられ、かつ、前記アマチュア軸側連結部材と接触する第1のクッション部と、
    前記クッション部材の軸方向他方側に設けられ、かつ、前記セレーション部に弾性変形して食い込む第2のクッション部と、
    を備えることを特徴とする減速機構付モータ。
  3. 請求項1または2記載の減速機構付モータにおいて、前記アマチュア軸と前記ウォーム軸との間に球状のスチールボールを設けることを特徴とする減速機構付モータ。
  4. 請求項1または2記載の減速機構付モータにおいて、前記アマチュア軸の端部に球状凸部を形成し、前記ウォーム軸の端部にスラスト軸受を設け、前記球状凸部を前記スラスト軸受に接触させることを特徴とする減速機構付モータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の減速機構付モータにおいて、前記ウォーム軸側連結部材には、前記ウォーム軸の回転状態を検出するためのセンサマグネットが設けられていることを特徴とする減速機構付モータ。
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