JP2008148492A - 電動モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】コストの増加を抑え、電動モータを構成する各部品のレイアウト性を低下させることなく、出力軸のウォーム嵌合部分の軸径を大きくすることができる電動パワーステアリング用の電動モータを提供する。
【解決手段】操舵軸の操作に応じて付与する出力軸6からのアシスト力をウォーム45及びウォームホイールを介して伝達する電動パワーステアリング用の電動モータ1において、出力軸6の先端部6Aに、ウォーム45と出力軸6とを連結するジョイント部材70を設け、ジョイント部材70は、出力軸6に嵌合する出力軸嵌合部71と、ウォーム45に嵌合するウォーム嵌合部72とを有することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】操舵軸の操作に応じて付与する出力軸6からのアシスト力をウォーム45及びウォームホイールを介して伝達する電動パワーステアリング用の電動モータ1において、出力軸6の先端部6Aに、ウォーム45と出力軸6とを連結するジョイント部材70を設け、ジョイント部材70は、出力軸6に嵌合する出力軸嵌合部71と、ウォーム45に嵌合するウォーム嵌合部72とを有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、車両等に搭載される電動パワーステアリング用の電動モータに関するものである。
従来から、車両の操舵軸の操作に応じて電動モータを駆動し、操舵力をアシストする電動パワーステアリング装置が知られている。
この電動パワーステアリング装置の一例を図5に示す。
同図に示すように、ステアリングホイール(不図示)に連結した入力軸(不図示)に、トーションバー(不図示)等を介して操舵軸41が連結されている。この操舵軸41には、ウォームギヤ減速機構のウォームホイール42が固定されている。
この電動パワーステアリング装置の一例を図5に示す。
同図に示すように、ステアリングホイール(不図示)に連結した入力軸(不図示)に、トーションバー(不図示)等を介して操舵軸41が連結されている。この操舵軸41には、ウォームギヤ減速機構のウォームホイール42が固定されている。
ウォームホイール42には、ギヤハウジング43に軸受け44等により回転自在に支持されたウォーム45が噛合されている。ギヤハウジング43は、電動モータ50のモータハウジング51に固定されている。電動モータ50の径方向中央にはロータ52の出力軸55が軸受け53,54を介して回転自在に支持されている。出力軸55の先端には、スプライン嵌合部56が形成されている。そして、出力軸55とウォーム45とは、スプライン嵌合部56とウォーム45とが互いに嵌合することによって相対回転不能に連結された状態となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−312086号公報
ところで、近年、上述の電動パワーステアリング用の電動モータにおいては、高出力化に伴い、ウォーム45との嵌合部分である出力軸55先端にかかる荷重が大きくなっている。このため、出力軸55先端に形成されているスプライン嵌合部56のスプライン径を大きくする必要がある。
しかしながら、スプライン径を大きくするためには、出力軸55そのものの軸径を大きくする必要があり、これによってコストの増加や電動モータを構成する各部品のレイアウト性が低下するという課題がある。
しかしながら、スプライン径を大きくするためには、出力軸55そのものの軸径を大きくする必要があり、これによってコストの増加や電動モータを構成する各部品のレイアウト性が低下するという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、コストの増加を抑え、電動モータを構成する各部品のレイアウト性を低下させることなく、出力軸のウォーム嵌合部分の軸径を大きくすることができる電動パワーステアリング用の電動モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、操舵軸の操作に応じて付与する出力軸からのアシスト力をウォーム及びウォームホイールを介して伝達する電動パワーステアリング用の電動モータにおいて、前記出力軸の先端に、前記ウォームと前記出力軸とを連結するジョイント部材を設け、前記ジョイント部材は、前記出力軸に嵌合する出力軸嵌合部と、前記ウォームに嵌合するウォーム嵌合部とを有することを特徴とする。
このように構成することで、出力軸の軸径を変更することなく、ウォーム嵌合部の軸径を大きくすることができる。
このように構成することで、出力軸の軸径を変更することなく、ウォーム嵌合部の軸径を大きくすることができる。
請求項2に記載した発明は、前記ジョイント部材の前記出力軸嵌合部は、前記出力軸に対する圧入力が大きい強圧入部と、この強圧入部よりも圧入力が小さい軽圧入部とで構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、ジョイント部材の出力軸嵌合部を圧入代の管理が厳しい部分である強圧入部と、圧入代の管理が比較的容易な部分である軽圧入部とに機能を分けることができる。
このように構成することで、ジョイント部材の出力軸嵌合部を圧入代の管理が厳しい部分である強圧入部と、圧入代の管理が比較的容易な部分である軽圧入部とに機能を分けることができる。
請求項3に記載した発明は、前記ウォーム嵌合部には、前記ウォームと前記ジョイント部材との相対回転を規制するスプラインが形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記出力軸の前記軽圧入部に対応する部位が中空状に形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、出力軸の軽圧入部に対応する部位の剛性を弱めることができる。
このように構成することで、出力軸の軽圧入部に対応する部位の剛性を弱めることができる。
請求項5に記載した発明は、前記ジョイント部材の前記強圧入部と前記出力軸の前記強圧入部に対応する部位に互いの相対回転を規制するスプラインが形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、出力軸の軸径を変更することなく、ウォーム嵌合部の軸径を大きくすることができるため、コストの増加を抑え、電動モータを構成する各部品のレイアウト性の低下防止を図ることができる。
また、ジョイント部材の出力軸嵌合部を圧入代の管理が厳しい部分である強圧入部と、圧入代の管理が比較的容易な部分である軽圧入部とに機能を分けることができるため、出力軸嵌合部全体を高精度に加工する必要がなく、加工費を低減させることができる。
さらに、出力軸嵌合部に軽圧入部を設けることで、出力軸嵌合部全体が強圧入部である場合と比較してジョイント部材と出力軸との組み立てを容易、且つ正確に行うことができる。
また、ジョイント部材の出力軸嵌合部を圧入代の管理が厳しい部分である強圧入部と、圧入代の管理が比較的容易な部分である軽圧入部とに機能を分けることができるため、出力軸嵌合部全体を高精度に加工する必要がなく、加工費を低減させることができる。
さらに、出力軸嵌合部に軽圧入部を設けることで、出力軸嵌合部全体が強圧入部である場合と比較してジョイント部材と出力軸との組み立てを容易、且つ正確に行うことができる。
また、出力軸の軽圧入部に対応する部位の剛性を弱めることができるため、出力軸の軽圧入部に対応する部位とジョイント部材の軽圧入部との圧入力を確実に弱めることができ、ジョイント部材と出力軸との組み立てをさらに容易、且つ正確に行うことができる。
そして、ジョイント部材の強圧入部と出力軸の強圧入部に対応する部位に互いの相対回転を規制するスプラインを形成することで、確実に両者を固定することができる。
そして、ジョイント部材の強圧入部と出力軸の強圧入部に対応する部位に互いの相対回転を規制するスプラインを形成することで、確実に両者を固定することができる。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、電動モータ1は、ブラシレスタイプのモータであって、電動パワーステアリング(EPS;Electric Power Steering)に用いられるものである。電動モータ1は、有底円筒形状のモータハウジング2内に径方向中央に回転自在に設けられたロータ4と、ロータ4の周囲を囲むように設けられた固定子3とを有しており、モータハウジング2の開口部8は、ブラケット7で閉塞されている。
図1に示すように、電動モータ1は、ブラシレスタイプのモータであって、電動パワーステアリング(EPS;Electric Power Steering)に用いられるものである。電動モータ1は、有底円筒形状のモータハウジング2内に径方向中央に回転自在に設けられたロータ4と、ロータ4の周囲を囲むように設けられた固定子3とを有しており、モータハウジング2の開口部8は、ブラケット7で閉塞されている。
モータハウジング2のエンド部(底部)2Aには、中央部に軸受け5が圧入され、この軸受け5にロータ4の出力軸6が回転自在に支持されている。
ロータ4の出力軸6は、段付状に形成されており、この出力軸6に周方向に磁極が順番に変わるように着磁された磁石13と、位置検出用のレゾルバ14のレゾルバ回転子14Aとが順番に配置されている。ロータ4の出力軸6の先端部6A、つまり、出力軸6のブラケット7から突出している部分には、ウォームギヤ減速機構のウォーム45と出力軸6とを連結するためのジョイント部材70が圧入固定されている。
ロータ4の出力軸6は、段付状に形成されており、この出力軸6に周方向に磁極が順番に変わるように着磁された磁石13と、位置検出用のレゾルバ14のレゾルバ回転子14Aとが順番に配置されている。ロータ4の出力軸6の先端部6A、つまり、出力軸6のブラケット7から突出している部分には、ウォームギヤ減速機構のウォーム45と出力軸6とを連結するためのジョイント部材70が圧入固定されている。
出力軸6の先端部6Aは、先端側の軸径がレゾルバ14側の軸径よりも小さくなるように二段に形成されており、レゾルバ14側を強圧入軸部60とし、先端側を弱圧入軸部61として構成されている。強圧入軸部60の軸線方向の長さL1は、弱圧入軸部61の軸線方向の長さL2よりも短く設定されている。
また、強圧入軸部60の外周面には、全周に渡ってスプライン63が形成されている。一方、弱圧入軸部61には軸心に穴62が設けられ、これによって弱圧入軸部61は中空形状になっている。
また、強圧入軸部60の外周面には、全周に渡ってスプライン63が形成されている。一方、弱圧入軸部61には軸心に穴62が設けられ、これによって弱圧入軸部61は中空形状になっている。
図1、図2に示すように、ジョイント部材70は、略円筒状に形成されたものであって、基端側(図1における電動モータ1側、図2おける上側)にフランジ部70Aが設けられている。このフランジ部70Aが出力軸6の段付部分に当接することによってジョイント部材70の取り付け位置が決定すると共に、安定した取り付け状態を確保できるようになっている。
また、ジョイント部材70は、内周面側に設けられた出力軸嵌合部71と、外周面側に設けられたウォーム嵌合部72とを有している。
出力軸嵌合部71は、出力軸6の強圧入軸部60に対応する強圧入部73と、出力軸6の弱圧入軸部61に対応する弱圧入部74とで構成されている。強圧入部73の軸線方向の長さL3は、弱圧入部74の軸線方向の長さL4よりも短く設定されている。
出力軸嵌合部71は、出力軸6の強圧入軸部60に対応する強圧入部73と、出力軸6の弱圧入軸部61に対応する弱圧入部74とで構成されている。強圧入部73の軸線方向の長さL3は、弱圧入部74の軸線方向の長さL4よりも短く設定されている。
強圧入部73には、出力軸6の強圧入軸部60のスプライン63に対応するようにスプライン75が形成されている。また、強圧入部73の基端側、つまり、出力軸6受け入れ側(開口部縁)には面取り部73Aが形成されている。
強圧入部73の内径E1は、出力軸6の強圧入軸部60の外径E2よりも若干小さく設定されている。具体的には、ジョイント部材70の強圧入部73と出力軸6の強圧入軸部60との圧入代が例えば、22μm〜35μm程度となるように設定されている。
強圧入部73の内径E1は、出力軸6の強圧入軸部60の外径E2よりも若干小さく設定されている。具体的には、ジョイント部材70の強圧入部73と出力軸6の強圧入軸部60との圧入代が例えば、22μm〜35μm程度となるように設定されている。
一方、弱圧入部74の内径E3は、出力軸6の弱圧入軸部61の外径E4よりも若干小さく設定されてはいるが、強圧入部73と比較して圧入代が小さく設定されている。具体的には、ジョイント部材70の弱圧入部74と出力軸6の弱圧入軸部61との圧入代が例えば、1μm〜13μm程度となるように設定されている。尚、弱圧入部74の先端側(弱圧入部74の開口部縁)にも面取り部74Aが形成されている。
ウォーム嵌合部72には、全周に渡ってスプライン76が形成されている。これによって、ジョイント部材70とウォーム45とが互いに軸線方向に沿って移動可能、且つ相対回転が規制されるようになっている。
因みに、ウォーム45には、ウォームホイール(不図示)が噛合されている。このウォームホイールに車両の操舵軸(不図示)が固定され、電動モータ1は、これらウォーム45、ウォームホイールを介して操舵軸にアシスト力を付与するようになっている。
因みに、ウォーム45には、ウォームホイール(不図示)が噛合されている。このウォームホイールに車両の操舵軸(不図示)が固定され、電動モータ1は、これらウォーム45、ウォームホイールを介して操舵軸にアシスト力を付与するようになっている。
図1に示すように、モータハウジング2の周壁2Bには、固定子3が嵌合されている。
固定子3は、略円筒状の固定子鉄心10を有し、固定子鉄心10に絶縁部材11を装着してからコイル12を巻装してある。
図3、図4に示すように、固定子鉄心10は、周方向に分割可能な分割コア方式が用いられている。固定子鉄心10から分割された積層鉄心片30は、プレス加工等によって打ち抜かれた金属板29を軸線方向に複数枚積層したものであって、周方向に延びるコア本体31を有する。
固定子3は、略円筒状の固定子鉄心10を有し、固定子鉄心10に絶縁部材11を装着してからコイル12を巻装してある。
図3、図4に示すように、固定子鉄心10は、周方向に分割可能な分割コア方式が用いられている。固定子鉄心10から分割された積層鉄心片30は、プレス加工等によって打ち抜かれた金属板29を軸線方向に複数枚積層したものであって、周方向に延びるコア本体31を有する。
コア本体31は、固定子鉄心10の環状の磁路を形成する部分であり、且つモータハウジング2の内周面に嵌合する部分である。コア本体31は、固定子鉄心10の長手方向(軸線方向)に対して捩れつつ傾斜(スキュー)するように所定のスキュー角aを有している。コア本体31の周方向の両端部は、他の積層鉄心片30に圧入によって連結される連結部32A,32Bになっている。一方の連結部32Aは凸形状を有し、他方の連結部32Bは連結部32Aを受け入れ可能な凹形状を有している。
コア本体31の内周側には、周方向略中央から突極であるティース部33が径方向で回転中心に向かって一体に延設されている。このティース部33もコア本体31と同様にスキューしている。ティース部33の内周側の端部は、周方向に延びる内周部34になっている。内周部34の内周面には、2条の凹部35がティース部33と同じスキュー角度で形成されており、2条の凹部35によって1つの積層鉄心片30に対して3つのティースが形成されている。
図1に示すように、モータハウジング2の開口部8を閉塞するブラケット7は、円盤形状を有し、中央部に孔20が形成されている。孔20内には、軸受け21が圧入固定されており、軸受け21で出力軸6を回転自在に支持している。さらに、レゾルバ14を構成するレゾルバ固定子14Bがレゾルバ回転子14Aの位置に合わせて固定されており、出力軸6と一体に回転するレゾルバ回転子14Aの回転位置を検出可能になっている。
一方、ブラケット7の外方側(図1における下側)には、大開口部66と小開口部67とが設けられ、ブラケット7とジョイント部材70とが干渉しないようになっている。
一方、ブラケット7の外方側(図1における下側)には、大開口部66と小開口部67とが設けられ、ブラケット7とジョイント部材70とが干渉しないようになっている。
また、ブラケット7のモータハウジング2側には、ターミナル22が複数配設されている。ターミナル22は、固定子3側のコイル12の固定子巻線と、ブラケット7の外周から引き込まれたリード線23とを電気的に接続する役割を有し、リード線23を介して接続される外部の電源からコイル12に電流供給が可能になっている。この他にブラケット7の外周部には、電動モータ1を固定するときに使用されるボルト孔24が突設されている。
したがって、上述の実施形態によれば、ロータ4の出力軸6の先端部6Aにジョイント部材70を圧入し、このジョイント部材70とウォームギヤ減速機構のウォーム45とを互いに嵌合することによって出力軸6とウォーム45とを連結することができる。このため、出力軸6そのものの軸径を大きくすることなく、ウォーム45との嵌合部分の軸径を大きくすることができる。また、電動モータ1の出力軸6の軸径を大きくする必要がなくなるため、出力軸6を軸支する軸受け5,21のサイズアップを回避することができると共に、レゾルバ14の機種変更も回避することができる。よって、製造コストの増加を抑え、電動モータ1を構成する各部品のレイアウト性の低下防止を図ることができると共に、騒音及びフリクションの増加を防止することができる。
さらに、ジョイント部材70の出力軸嵌合部71が強圧入部73と弱圧入部74とで構成されているため、圧入代の管理が厳しい部分である強圧入部と、圧入代の管理が比較的容易な部分である弱圧入部とに機能を分けることができる。よって、強圧入部73のみを高精度に加工すればよく、弱圧入部74は比較的ラフに加工することが可能になり、加工コストの低減を図ることができる。
このことは、出力軸6側にも同様のことがいえる。すなわち、出力軸6の先端部6Aも強圧入軸部60と弱圧入軸部61とで構成されているため、強圧入軸部60の加工精度を高精度にするだけでよく、弱圧入軸部61の加工精度は比較的ラフにすることができる。
このことは、出力軸6側にも同様のことがいえる。すなわち、出力軸6の先端部6Aも強圧入軸部60と弱圧入軸部61とで構成されているため、強圧入軸部60の加工精度を高精度にするだけでよく、弱圧入軸部61の加工精度は比較的ラフにすることができる。
また、ジョイント部材70の出力軸嵌合部71が強圧入部73と弱圧入部74とで構成することは加工コストの低減を図れるだけでなく、組み立て性の向上を図ることもできる。すなわち、出力軸嵌合部71全体が強圧入部73の場合と比較して作業に負担を軽減させることができ、正確にジョイント部材70を出力軸6に圧入することができる。
そして、出力軸6の強圧入軸部60と、ジョイント部材70の強圧入部73にスプライン63,75を形成することで互いに軸線方向への移動を可能にすると共に、相対回転を規制することができる。このため、確実に出力軸6とジョイント部材70とを固定することができる。
そして、出力軸6の強圧入軸部60と、ジョイント部材70の強圧入部73にスプライン63,75を形成することで互いに軸線方向への移動を可能にすると共に、相対回転を規制することができる。このため、確実に出力軸6とジョイント部材70とを固定することができる。
また、出力軸6の弱圧入軸部61の軸心に穴62を設けることによって弱圧入軸部61の剛性を弱めることができると共に、剛性の弱め具合を穴62の径を変化させてマッチングさせることができる。このため、確実にジョイント部材70の弱圧入部61と弱圧入軸部61との圧入力を弱めることができ、出力軸6とジョイント部材70との組み立てをより容易、且つ正確に行うことができる。これに加え、ジョイント部材70を出力軸6に圧入することによるジョイント部材70のウォーム嵌合部72の弾性変形を最小限に抑えることができ、このウォーム嵌合部72とウォーム45の嵌合部分との間に所望のクリアランスを確保することができる。
さらに、ウォーム45のサイズ変更等が生じた場合であっても、ジョイント部材70を変更すれば、電動モータ1をそのまま使用することが可能となる。このため、電動モータ1の汎用性を高めることができると共に、さまざまなウォームギヤ減速機構に低コストで対応することが可能になる。
尚、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、電動モータ1がブラシレスタイプのモータである場合について説明したが、これに限られるものではなく、電動モータ1はブラシ付モータであってもよい。
また、上述の実施形態では、電動モータ1がブラシレスタイプのモータである場合について説明したが、これに限られるものではなく、電動モータ1はブラシ付モータであってもよい。
さらに、上述の実施形態では、出力軸6の強圧入軸部60とジョイント部材70の強圧入部73にスプライン63,75を形成し、互いに軸線方向への移動を可能にすると共に、相対回転を規制するように構成した場合について説明したが、これに限られるものではなく、互いに軸線方向への移動可能、且つ相対回転不能であればよく、例えば、キーを用いた構成としてもよい。
そして、上述の実施形態では、ジョイント部材70のウォーム嵌合部72にスプライン76を形成し、ジョイント部材70とウォーム45とが互いに軸線方向に沿って移動可能、且つ相対回転が規制されるように構成されている場合について説明したが、これに限られるものではなく、ジョイント部材70のウォーム嵌合部72は、ウォーム45に対して軸線方向に沿って移動可能、且つ相対回転が規制できる形状であればよい。
また、上述の実施形態では、強圧入軸部60の軸線方向の長さL1よりも弱圧入軸部61の軸線方向の長さL2が長く、且つ出力軸嵌合部71の強圧入部73の軸線方向の長さL3よりも弱圧入部74の軸線方向の長さL4が長い場合について説明したが、これに限られるものではなく、それぞれL1,L3の長さがL2,L4の長さと同等、又はそれ以上であってもよい。
さらに、ジョイント部材70の出力軸嵌合部71を強圧入部73と弱圧入部74とで構成した場合について説明したが、これに限られるものではなく、出力軸6にジョイント部材70を嵌合固定できる構造であればよい。
さらに、ジョイント部材70の出力軸嵌合部71を強圧入部73と弱圧入部74とで構成した場合について説明したが、これに限られるものではなく、出力軸6にジョイント部材70を嵌合固定できる構造であればよい。
1 電動モータ
6 出力軸
6A 先端部
41 操舵軸
42 ウォームホイール
45 ウォーム
60 強圧入軸部
61 弱圧入軸部
62 穴
63,75,76 スプライン
70 ジョイント部材
71 出力軸嵌合部
72 ウォーム嵌合部
73 強圧入部
74 弱圧入部
6 出力軸
6A 先端部
41 操舵軸
42 ウォームホイール
45 ウォーム
60 強圧入軸部
61 弱圧入軸部
62 穴
63,75,76 スプライン
70 ジョイント部材
71 出力軸嵌合部
72 ウォーム嵌合部
73 強圧入部
74 弱圧入部
Claims (5)
- 操舵軸の操作に応じて付与する出力軸からのアシスト力をウォーム及びウォームホイールを介して伝達する電動パワーステアリング用の電動モータにおいて、
前記出力軸の先端に、前記ウォームと前記出力軸とを連結するジョイント部材を設け、
前記ジョイント部材は、前記出力軸に嵌合する出力軸嵌合部と、前記ウォームに嵌合するウォーム嵌合部とを有することを特徴とする電動モータ。 - 前記ジョイント部材の前記出力軸嵌合部は、前記出力軸に対する圧入力が大きい強圧入部と、この強圧入部よりも圧入力が小さい軽圧入部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
- 前記ウォーム嵌合部には、前記ウォームと前記ジョイント部材との相対回転を規制するスプラインが形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動モータ。
- 前記出力軸の前記軽圧入部に対応する部位が中空状に形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電動モータ。
- 前記ジョイント部材の前記強圧入部と前記出力軸の前記強圧入部に対応する部位に互いの相対回転を規制するスプラインが形成されていることを特徴とする請求項2〜請求項4の何れかに記載の電動モータ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010154736A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-07-08 | Mitsuba Corp | 減速機構付モータ |
-
2006
- 2006-12-12 JP JP2006334464A patent/JP2008148492A/ja not_active Abandoned
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JP2010154736A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-07-08 | Mitsuba Corp | 減速機構付モータ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091125 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20110202 |