JP2009154822A - レゾルバの位置決め機構及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

レゾルバの位置決め機構及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】レゾルバステータとレゾルバロータの位相合わせが不要になり、部品点数及び組付工数を削減することができるレゾルバの位置決め機構及び電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】固定子28にはボビン78及びバスリングホルダ80が固定子28の一定の周方向位置となるように組付固定されており、レゾルバステータ60がバスリングホルダ80の溝部84に保持されることにより固定子28の一定の周方向位置に位置決めされている。レゾルバロータ62は、回転子30の一定の周方向位置に位置決めされている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、固定子に対する回転子の回転位置を検出するレゾルバの位置決め機構及びこれを備えた電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置用のブラシレスモータは、永久磁石を有する回転子と、複数のコイルを備える固定子と、を有し、コイルへの通電を切り替えることで回転子を回転させるものであり、車両の電動パワーステアリング装置のモータ部に適用されている。例えば、ラックタイプの電動パワーステアリング装置においては、同軸タイプのブラシレスモータが用いられ、回転子の回転軸内にラック軸が挿入され、車体側に固定されるモータ部のハウジング(モータハウジング部材という)側に固定子が形成される。そして、ブラシレスモータでは、コイルへの通電を切り替えるタイミングを決定するために、固定子に対する回転子の回転位置を検出する位置検出用センサとして、レゾルバが設けられている。
従来の電動パワーステアリング装置において、レゾルバは、モータハウジング部材に接続されるハウジング部材(接続ハウジング部材という)側に取り付けられるレゾルバステータと、回転子の側に取り付けられるレゾルバロータとからなる。この電動パワーステアリング装置では、組立工程において、モータハウジング部材と接続ハウジング部材を相対的に回転自在に仮固定した状態で、モータハウジング部材に対して接続ハウジング部材を相対的に回転させることにより、レゾルバステータとレゾルバロータの相対回転方向における位置(位相)合わせを行い、レゾルバステータとレゾルバロータの組付け上で生じる位相ずれ(相対回転方向における取付位置のずれ)を補正可能にしている(下記特許文献1参照)。
特開2007−1364号公報
ところで、上記電動パワーステアリング装置は、各構成部材の部品精度のばらつきによりレゾルバの角度位相を適切な位置に制御することができないため、モータハウジング部材と接続ハウジング部材とを別個独立した部材(分割構造)で構成し、レゾルバステータを接続ハウジング部材側に取り付けた後、モータハウジング部材に対して接続ハウジング部材を相対的に回転させている。
しかしながら、モータハウジング部材と接続ハウジング部材とを別個独立した部材で構成すると、部品点数が増加するとともに、両者を組み付ける組付工数が増加し、これらは電動パワーステアリング装置の製造コストの増加につながることになる。
また、レゾルバステータを接続ハウジング部材側に取り付けた後、モータハウジング部材に対して接続ハウジング部材を相対的に回転させる構造では、モータハウジング部材に対して接続ハウジング部材を相対的に回転させるという工程が別途必要になるうえに、レゾルバステータとレゾルバロータの組付け上で生じる位相ずれを完全に解消することは困難であった。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、レゾルバステータとレゾルバロータの位相合わせが不要になり、部品点数及び組付工数を削減することができるレゾルバの位置決め機構及び電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
本願第1発明は、回転子と、複数のコイルを備える固定子と、を有し、前記コイルへの通電を切り替えることで前記回転子を回転させるブラシレスモータが収容されたハウジング部材に設けられ、前記ハウジング部材に収容されるレゾルバステータと、前記回転子に対して一定の周方向位置に組付固定され前記回転子と共に回転するレゾルバロータと、を有し、前記固定子に対する前記回転子の回転位置を検出するレゾルバの位置決め機構であって、前記固定子には、前記レゾルバステータを保持する保持部が形成され前記レゾルバステータを前記固定子に対して位置決めする位置決め部材が、前記固定子の一定の周方向位置となるように、組付固定され、前記レゾルバステータは、前記保持部に保持されることにより前記固定子の一定の周方向位置に位置決めされることを特徴とする。
本願第1発明によれば、固定子には、レゾルバステータを固定子に対して位置決めする位置決め部材が、固定子の一定の周方向位置となるように組付固定されており、レゾルバステータは位置決め部材の保持部に保持されることにより固定子の一定の周方向位置に位置決めされている。これにより、レゾルバステータを位置決め部材の保持部に保持するだけで、レゾルバステータの固定子の一定の周方向位置に対して位置決めすることができ、レゾルバステータの固定子に対する角度位相ずれを解消できる。また、レゾルバロータは、回転子の一定の周方向位置に位置決めされているので、レゾルバロータの回転子に対する角度位相ずれを解消できる。この結果、レゾルバステータとレゾルバロータとの角度位相合わせが不要になり、レゾルバステータとレゾルバロータとの間で生ずるリラクタンスの変化に基づいて、固定子に対する回転子の回転位置を正確に検出することができる。
特に、ブラシレスモータとレゾルバステータとは同一のハウジング部材に収容されているため、両者を別々のハウジング部材に収容していた従来技術と比較して、部品点数及び組付工数を削減することができる。この結果、レゾルバの位置決め機構の製造コストを低減することができる。また、ブラシレスモータとレゾルバステータを収容するハウジング部材を単一のもので構成しているため、レゾルバの位置決め機構の構造を簡素化することができる。
本願第2発明は、本願第1発明のレゾルバの位置決め機構において、前記位置決め部材は、前記固定子の一定の周方向位置に位置決めされたボビンと、前記ボビンの一定の周方向位置に位置決めされたバスリングホルダと、で構成され、前記保持部は、前記バスリングホルダに形成されていることを特徴とする
本願第2発明によれば、位置決め部材は、固定子の一定の周方向位置に位置決めされて固定子に取り付けられたボビンと、ボビンの一定の周方向位置に位置決めされたバスリングホルダと、で構成されており、レゾルバステータは、バスリングホルダに形成された保持部により保持されて位置決めされている。このように、位置決め部材として、従来からのブラシレスモータの既存の構成部材であるボビンとバスリングホルダを利用することにより、位置決め部材を別部材で構成する場合と比較して、部品点数が増加することを防止できる。
本願第3発明は、本願第2発明のレゾルバの位置決め機構において、前記保持部は、前記バスリングホルダに形成された溝部であり、前記レゾルバステータには、前記溝部に係合する支持部材が組付固定され、前記レゾルバステータは、前記支持部材が前記溝部に係合することで、前記固定子の一定の周方向位置に位置決めされることを特徴とする。
本願第3発明によれば、支持部材をバスリングホルダの溝部に係合するだけで、レゾルバステータが固定子の一定の周方向位置に位置決めすることができる。このように、支持部材をバスリングホルダの溝部に係合するだけで、レゾルバステータの固定子の一定の周方向位置に対する位置決めを完了させることができる。この結果、レゾルバステータを極めて容易に位置決めすることができる。
本願第4発明は、本願第1発明乃至本願第3発明のいずれかに記載のレゾルバの位置決め機構を備えた電動パワーステアリング装置であることを特徴とする。
本願第4発明によれば、固定子には、レゾルバステータを固定子に対して位置決めする位置決め部材が、固定子に対して一定の周方向位置に組付固定されており、レゾルバステータは位置決め部材の保持部に保持されることにより固定子の一定の周方向位置に位置決めされている。これにより、レゾルバステータを位置決め部材の保持部に保持するだけで、レゾルバステータの固定子の一定の周方向位置に対する位置決めすることができ、レゾルバステータの固定子に対する位相ずれを解消できる。また、レゾルバロータは、回転子の一定の周方向位置に位置決めされているので、レゾルバロータの回転子に対する位相ずれを解消できる。この結果、レゾルバステータとレゾルバロータとの位相合わせが不要になるため、レゾルバステータとレゾルバロータとの間で生ずるリラクタンスの変化に基づいて、レゾルバステータにより固定子に対する回転子の回転位置を正確に検出することができる。
特に、ブラシレスモータとレゾルバステータとは同一のハウジング部材に収容されているため、両者を別々のハウジング部材に収容していた従来技術と比較して、部品点数及び組付工数を削減することができる。この結果、電動パワーステアリング装置の製造コストを低減することができる。また、ブラシレスモータとレゾルバステータを収容するハウジング部材を単一のもので構成しているため、電動パワーステアリング装置の構造を簡素化することができる。
本発明によれば、レゾルバステータとレゾルバロータの位相合わせが不要になり、部品点数及び組付工数を削減し、ひいては製造コストを低減することができる。
次に、本発明の第1実施形態に係るレゾルバの位置決め機構及びこれを備えた電動パワーステアリング装置について、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、電動パワーステアリング装置10は、ステアリングホイール(図示省略)が結合される入力軸12を支持するギヤボックス14を有している。このギヤボックス14は、第1ハウジング部材16に取り付けられている。第1ハウジング部材16には、ブラシレスモータ18を収容する第2ハウジング部材(ハウジング部材)20が取り付けられている。ギヤボックス14内では、入力軸12にトーションバーを介して出力軸(図示省略)が連結され、入力軸12と出力軸との間に操舵トルク検出装置(図示省略)を組み付けている。第1ハウジング部材16及び第2ハウジング部材20には、ラック軸22が挿入されて支持され、ラック軸22のラック歯はギヤボックス14内で出力軸のピニオン歯と噛み合ってラック・アンド・ピニオン機構を形成している。これにより、ラック軸22は、ステアリングホイールの操作に応じて軸方向に直線移動する。なお、ラック軸22の両端部にはタイロッド24A、24Bが連結されており、ラック軸22の直線移動によりタイロッド24A、24Bを介して左右の車輪が線舵可能になる。
電動パワーステアリング装置10は、第1ハウジング部材16が第2ハウジング部材20に対してボルト26により取り付けられており、第2ハウジング部材20の内部にブラシレスモータ18が設けられている。なお、第1ハウジング部材16と第2ハウジング部材20とは、別個独立のハウジング部材である。ブラシレスモータ18は、固定子28と、固定子28の内周側に回転自在に配置される回転子30と、固定子28に対する回転子30の回転位置を検出するレゾルバ32と、を備えている。
固定子28は、第2ハウジング部材20の内周に圧入されて固定配置される積層鉄芯34と、積層鉄芯34に樹脂製インシュレータ36(ボビン78と一体形成される)を介して巻装されたコイル38と、を有している。コイル38を形成する巻線は、第2ハウジング部材20に固定されたターミナル40を介して通電され、ターミナル40に給電するケーブル(導体)42がカプラー44を介して第2ハウジング部材20の外側に引き出されている。
回転子30は、第2ハウジング部材20の全長にわたってラック軸22の周囲に配置される中空回転軸46を有している。この中空回転軸46の一端部には後述するボールナット48が固定されている。このボールナット48は、第1ハウジング部材16のベアリング50に圧入されて軸支されている。中空回転軸46の他端部は、第2ハウジング部材20のベアリング52に圧入されて軸支されている。中空回転軸46の外周で固定子28に臨む位置には、回転子マグネット54が周方向に位置決め固定されている。
ラック軸22にはボールねじ56を設けてあり、ボールねじ56に噛み合うボールナット48が中空回転軸46の一端部に固定されている。ボールねじ56のねじ溝とボールナット48のねじ溝との間には、スチールボール58が保持されており、ボールナット48の回転がボールねじ56によりラック軸22の直線移動に変換される。
レゾルバ32は、固定子28に対して一定の周方向位置に位置決めされるように組み付けられたレゾルバステータ60と、回転子30に対して一定の周方向位置に位置決めされて組み付けられたレゾルバロータ62と、を備えている。レゾルバステータ60とレゾルバロータ62とは、ブラシレスモータ18と同様にして、第2ハウジング部材20の内部に収容されている。換言すれば、ブラシレスモータ18とレゾルバステータ60(及びレゾルバロータ62)とは、単一のハウジング部材の内部に収容された構成となっている。
レゾルバロータ62は、複数の突部を周方向に配置した環状コアから構成されている。レゾルバステータ60は、樹脂製の環状ブラケット64に保持される積層鉄芯66に巻線を巻き回したコイル68を有している。レゾルバステータ60は、回転子30の中空回転軸46と共に回転するレゾルバロータ62を囲むように配置され、この回転によってレゾルバロータ62との間で生ずるリラクタンスの変化により、中空回転軸46の回転位置を検出する。検出された中空回転軸46の回転位置に応じて、外部の制御回路により、固定子28のU相、V相、W相の各コイル38に所定の電流が供給されて、ブラシレスモータ18が駆動制御される。
図10乃至図12に示すように、レゾルバステータ60の外周側には、2つの円弧状フレーム部72を備えた支持フレーム(支持部材)70が取り付けられている。円弧状フレーム部72は、径方向に延びる2本の直線状部74と、各直線状部74の一方側端部同士に接続される円弧状部76と、で構成されている。
ここで、レゾルバステータ60の位置決め構造について詳細に説明する。
図3乃至図9に示すように、固定子28には、固定子28に対して一定の周方向位置に位置決めされるようにボビン(位置決め部材)78が組み付けられている。このため、ボビン78の固定子28に対する位相ずれは生じない。このボビン78は、固定子28の周方向にわたって連続して設けられている。また、ボビン78は、固定子28に対して一定の周方向位置に位置決めするようにバスリングホルダ(位置決め部材)80に形成した突起と嵌合させて組み付ける。このため、バスリングホルダ80のボビン78に対する位相ずれは生じない。このように、ボビン78と固定子28との位相ずれがなく、バスリングホルダ80とボビン78との位相ずれがないので、バスリングホルダ80は固定子28の一定の周方向位置に位置決めされることになり、バスリングホルダ80と固定子28との位相ずれが生じない。
図13乃至図15に示すように、バスリングホルダ80は、軸方向に延びる4本のアーム部(保持部)82を備えている。各アーム部82の先端部には、支持フレーム70の円弧状フレーム部72を構成する直線状部74が挿入される溝部84がそれぞれ形成されている。レゾルバステータ60は、各直線状部74がバスリングホルダ80の各アーム部82に形成された溝部84に係合することにより、固定子28に対して固定されている。
各アーム部82は、固定子28に対して一定の周方向位置となるように位置決めされており、この位置決めされた各アーム部82の溝部84に直線状部74が係合することにより、レゾルバステータ60を固定子28に対して一定の周方向位置に位置決めすることができる。すなわち、レゾルバステータ60は、固定子28に対して位置決めされたボビン78及びバスリングホルダ80を介して固定子28に接続されているため、結果的に、レゾルバステータ60が固定子28に対して一定の周方向位置に位置決めされる。これにより、レゾルバステータ60と固定子28との位相ずれは生じない。このように、ボビン78及びバスリングホルダ80の固定子28に対する組付精度が高いため、支持フレーム70の各直線状部74をバスリングホルダ80の各アーム部82の溝部84に係合させるだけで、レゾルバステータ60の固定子28に対する位置決めが完了する。
以上のような電動パワーステアリング装置10では、操舵トルク検出装置が検出した操舵トルクが所定値よりも低いとき、操舵アシスト力は不要であり、ブラシレスモータ18は駆動されない。
一方、操舵トルク検出装置が検出した操舵トルクが所定値を超えるとき、操舵アシスト力を必要とするから、ブラシレスモータ18が駆動される。ブラシレスモータ18では、必要な操舵アシスト力を発生するように固定子28のコイル38に通電され、固定子28に発生する磁界によって回転子30が回転するように駆動される。ブラシレスモータ18の発生トルクは、回転子30から中空回転軸46を介してボールナット48に伝達される。そして、ボールナット48の回転力がボールねじ56によりラック軸22の軸方向に沿う直線運動に変換され、ラック軸22に連動する車輪に操舵アシスト力として付与される。
次に、第1実施形態に係るレゾルバの位置決め機構及びこれを備えた電動パワーステアリング装置の作用について説明する。
図3乃至図9に示すように、ボビン78及びバスリングホルダ80が固定子28の一定の周方向位置に位置決めされているため、バスリングホルダ80の各アーム部82に形成された溝部84は、固定子28に対して一定の周方向位置に位置決めされている。
このバスリングホルダ80の各アーム部82に形成された溝部84に、レゾルバステータ60に取り付けられた支持フレーム70の円弧状フレーム部72を構成する直線状部74が嵌められる(係合する)ことにより、レゾルバステータ60が固定子28に対して組み付けられる。このとき、上述したように、ボビン78及びバスリングホルダ80が固定子28に対して一定の周方向位置になるように位置決めされているため、レゾルバステータ60をバスリングホルダ80に組み付けると同時に、レゾルバステータ60が固定子28に対して一定の周方向位置に位置決めされる。このように、レゾルバステータ60をバスリングホルダ80に組み付けると、レゾルバステータ60の固定子28に対する位置決めが完了する。このように、レゾルバステータ60と固定子28との位相ずれが発生しない状態となる。
また、レゾルバロータ62は、回転子30に対して一定の周方向位置に位置決めされているため、レゾルバロータ62と回転子30との位相ずれが発生しない状態となる。この結果、レゾルバステータ60とレゾルバロータ62との位相合わせが不要になり、レゾルバステータ60とレゾルバロータ62との間で生じるリラクタンスの変化に基づいて、固定子28に対する回転子30の回転位置を正確に検出することができる。
ここで、ブラシレスモータ18とレゾルバステータ60とは同一のハウジング部材である第2ハウジング部材20にそれぞれ収容されているため、両者を別々のハウジング部材に収容していた従来技術と比較して、部品点数及び組付工数を削減することができる。この結果、レゾルバ32の位置決め機構及び電動パワーステアリング装置10の製造コストを低減することができる。また、ブラシレスモータ18とレゾルバステータ60を収容する第2ハウジング部材20を単一のもので構成しているため、レゾルバ32の位置決め機構及び電動パワーステアリング装置10の構造を簡素化することができる。
特に、レゾルバステータ60は、固定子28の一定の周方向位置に位置決めされて固定子28に取り付けられたボビン78と、ボビン78の一定の周方向位置に位置決めされたバスリングホルダ80を介して、固定子28に接続することにより、従来からのブラシレスモータの既存の構成部材であるボビン78とバスリングホルダ80を利用することができる。これにより、レゾルバステータ60を別部材に取り付けて固定子28に接続する構成と比較して、部品点数が増加することを防止できる。
本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置を示す全体図である。 本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置に適用されるブラシレスモータを示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置に適用されるブラシレスモータの内部構造を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置に適用されるブラシレスモータの要部を拡大した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置に適用されるブラシレスモータの固定子、ボビン及びバスリングホルダの接続構造を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置に適用されるブラシレスモータのバスリングホルダによりレゾルバステータが保持された状態を示す斜視図である。 図2のA−A線から見た構成図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 図2のC−C線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置に適用されるブラシレスモータのレゾルバステータ及び支持フレームの正面図である。 本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置に適用されるブラシレスモータのレゾルバステータ及び支持フレームの平面図である。 本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置に適用されるブラシレスモータのレゾルバステータ及び支持フレームの側面図である。 本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置に適用されるブラシレスモータのバスリングホルダの正面図である。 本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置に適用されるブラシレスモータのバスリングホルダの平面図である。 本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置に適用されるブラシレスモータのバスリングホルダの側面図である。
符号の説明
10 電動パワーステアリング装置
18 ブラシレスモータ
20 第2ハウジング部材(ハウジング部材)
28 固定子
30 回転子
32 レゾルバ
38 コイル
60 レゾルバステータ
62 レゾルバロータ
70 支持フレーム(支持部材)
78 ボビン(位置決め部材)
80 バスリングホルダ(位置決め部材)
82 溝部(保持部)

Claims (4)

  1. 回転子と、複数のコイルを備える固定子と、を有し、前記コイルへの通電を切り替えることで前記回転子を回転させるブラシレスモータが収容されたハウジング部材に設けられ、
    前記ハウジング部材に収容されるレゾルバステータと、前記回転子に対して一定の周方向位置に組付固定され前記回転子と共に回転するレゾルバロータと、を有し、前記固定子に対する前記回転子の回転位置を検出するレゾルバの位置決め機構であって、
    前記固定子には、前記レゾルバステータを保持する保持部が形成され前記レゾルバステータを前記固定子に対して位置決めする位置決め部材が、前記固定子の一定の周方向位置となるように、組付固定され、
    前記レゾルバステータは、前記保持部に保持されることにより前記固定子の一定の周方向位置に位置決めされることを特徴とするレゾルバの位置決め機構。
  2. 前記位置決め部材は、前記固定子の一定の周方向位置に位置決めされたボビンと、前記ボビンの一定の周方向位置に位置決めされたバスリングホルダと、で構成され、
    前記保持部は、前記バスリングホルダに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレゾルバの位置決め機構。
  3. 前記保持部は、前記バスリングホルダに形成された溝部であり、
    前記レゾルバステータには、前記溝部に係合する支持部材が組付固定され、
    前記レゾルバステータは、前記支持部材が前記溝部に係合することで、前記固定子の一定の周方向位置に位置決めされることを特徴とする請求項2に記載のレゾルバの位置決め機構。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレゾルバの位置決め機構を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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