JP2001339906A - 回転駆動装置 - Google Patents

回転駆動装置

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JP2001339906A
JP2001339906A JP2000157988A JP2000157988A JP2001339906A JP 2001339906 A JP2001339906 A JP 2001339906A JP 2000157988 A JP2000157988 A JP 2000157988A JP 2000157988 A JP2000157988 A JP 2000157988A JP 2001339906 A JP2001339906 A JP 2001339906A
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bracket
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rotation
damper
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Tsutomu Takiguchi
勉 滝口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転力を伝達する第1及び第2の回転部材間
に生じる衝撃を緩和するための個別部品としてのダンパ
ーを不要にし、部品点数を削減して低コスト化を実現し
た回転駆動装置を提供する。 【解決手段】 回転駆動源としてのモータにより回転駆
動されるウォームホイール(第1の回転部材)11と、
ウォームホイール11と同軸に配置されるブラケット
(第2の回転部材)12を備え、ウォームホイール11
には、回転方向に対峙した対をなすバネ片121,12
2からなる衝撃緩和部120が一体形成され、バネ片1
21,122によってブラケット12に設けた爪部12
aを回転方向に挟持する。バネ片121,122と爪部
12aとによりウォームホイール11の回転力をブラケ
ット12に伝達するとともに、バネ片121,122の
弾性変形によって両者間に生じる衝撃を緩和する。個別
部品としてのダンパーを用いることなくウォームホイー
ルとブラケットとの間に生じる衝撃を吸収することが可
能になりパワーウインド装置を構成する部品点数を削減
して低コスト化が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転駆動装置に関し、特
に、自動車等の車両のウインドガラスを駆動力によって
開閉するパワーウインド装置に適用して好適な回転駆動
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にパワーウインド装置はモータ等の
駆動源によってウインドガラス(窓ガラス)を開閉動作
させる構成とされており、例えば図7に示す構成がとら
れている。同図において、自動車のウインドの下側車体
内に上下方向にレール1が延設され、このレール1にス
ライダ2を上下に摺動可能に保持している。スライダ2
には前記レール1に沿って延長されたワイヤ3が連結さ
れており、前記ワイヤ3はレール1の上下端にそれぞれ
配設されたプーリ4に巻き掛けられて駆動装置5に連結
される。前記駆動装置5には駆動源としてのモータ6が
設けられており、このモータ6を駆動することで、駆動
装置5内に内装された鎖線で示す駆動プーリ7を回転さ
せ、この駆動プーリ7に巻き掛けられた前記ワイヤ3を
駆動してしてスライダ2を上下移動させる。スライダ2
にはウインドガラス8が取着され、スライダ2と共に上
下移動されたときに図外のサッシ(窓枠)で画成される
ウインド空間を開閉する。なお、前記駆動装置5と上下
の各プーリ4との間にはそれぞれワイヤ3の撓みを防止
するアウタチューブ9が設けられる。
【0003】このようなパワーウインド装置では、モー
タ6を正転、逆転することでウインドガラス8の移動方
向を切り替えてウインドを開閉動作させているが、この
モータの正転、逆転を切り替える際に、モータ6と駆動
プーリ7との間に回転方向の衝撃が生じ、モータにダメ
ージを与えるおそれがある。すなわち、駆動プーリ7は
ワイヤ3を介してウインドガラス8に連結されているた
め、ウインドガラス8の開閉動作に伴う慣性力が作用す
る。このため、モータ6の回転方向を切り替えたとき
に、モータ6と駆動プーリ7との連結部、ここでは図示
していないが、モータ6の回転出力軸に設けられた減速
機構のウォームホイールと前記駆動プーリ7との連結部
に、駆動プーリ7からウォームホイールに対してモータ
6の回転方向と反対の回転力が慣性力として加わること
になり、これによりウォームホイールないしモータ6に
衝撃が加えられ、モータ6にダメージが与えられること
になる。
【0004】そのため、従来では、前記ウォームホイー
ルと駆動プーリとの間に回転方向に弾性変形可能なダン
パを介挿することが行われている。図8はこれを説明す
るための部分分解斜視図である。前記したようにモータ
6の回転出力軸には鎖線で示すウォームギヤ10が一体
的に設けられており、前記ウォームギヤ10に噛合され
る環状ギヤ11bを外周面に有するウォームホイール1
1は駆動装置内に回転可能に支持されており、前記ウォ
ームギヤ10の回転により従動回転される。また、前記
ウォームホイール11と同軸にブラケット12が回転可
能に支持されており、当該ブラケット12は駆動軸13
により前記駆動プーリ7と回転方向に一体化されてい
る。そして、前記ウォームホイール11とブラケット1
2との間に円弧状をした3個のゴム片14aを円周方向
に連結配した構成のダンパー14が介挿されており、こ
のダンパー14を介して前記ウォームホイール11とブ
ラケット12とを回転方向に連結している。この例で
は、ダンパー14を構成する各ゴム片14aの円周方向
の間に形成された空隙14b内に前記ウォームホイール
11の内面に突出された係合片11aを挿入位置する一
方、前記各ゴム片14aに設けたスリット14c内に、
ブラケット12の円周方向三箇所に設けた爪部12aを
嵌合している。
【0005】この構成を採用することにより、モータ6
の回転力はウォームギヤ10からウォームホイール11
に伝達され、空隙14bと係合片11aとの係合により
ダンパー14に伝達される。さらに、ダンパー14のス
リット14cとブラケット12の爪部12aとの係合に
より、ダンパー14からブラケット12に伝達され、当
該ブラケット12と駆動軸13を介して円周方向に一体
化されている駆動プーリ7にまで伝達され、前記したよ
うにワイヤ3を駆動することになる。このようにしてウ
インドガラス8の昇降が可能になるが、例えば、モータ
6により駆動プーリ7がウォームホイール11、ブラケ
ット12等を介して一方向に回転駆動されているとき
に、モータ6の回転が反転し、ウォームホイール11に
対して反対方向の回転力が伝えられたときに、駆動プー
リ7に加わる慣性回転力と、当該ウォームホイールの反
対方向の回転力によって両者間に衝撃が発生することに
なるが、この際ダンパー14が回転方向に弾性変形する
ことによって当該衝撃を吸収することができ、当該衝撃
力がモータにダメーを与えることが防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、モータ6から駆動プーリ7まで回転力を
伝達するために本来的に必要とされるウォームホイール
11、ブラケット12、駆動軸13等の部品に加えてダ
ンパー14が必要であり、パワーウインド駆動装置の構
成部品点数が多くなるとともに、ダンパー14を弾性材
料を用いて個別に製造する必要もある。そのため、パワ
ーウインド駆動装置に占めるダンパーのコスト比率が大
きく、パワーウインド駆動装置を低コスト化する際の障
害になっている。
【0007】本発明の目的は、個別部品としてのダンパ
ーを不要にし、部品点数を削減して低コスト化を実現し
た回転駆動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の回転駆動装置
は、回転駆動源としてのモータと、前記モータにより回
転駆動される第1の回転部材と、前記第1の回転部材と
同軸に配置される第2の回転部材とを備え、前記第1又
は第2の回転部材には、前記第1の回転部材の回転力を
前記第2の回転部材に伝達するとともに、両回転部材間
に生じる回転方向の衝撃を吸収する衝撃緩和部が一体に
形成されていることを特徴とする。
【0009】すなわち、本発明の回転駆動装置を、前記
した従来のパワーウインド装置の回転駆動装置に対応さ
せた場合には、前記第1の回転部材は、樹脂成形された
ウォームホイールであり、前記ウォームホイールには、
回転方向に対峙した対をなすバネ片が一体に形成され、
前記バネ片対によって前記第2の回転部材の円周方向一
部に設けた爪部を回転方向に挟持した構成とする。
【0010】本発明によれば、衝撃緩和部が第1又は第
2の回転部材と一体に形成されることにより、衝撃緩和
部を独立した部品として構成する必要がなく、部品点数
が削減でき、回転駆動装置の低コスト化が実現できる。
特に、本発明の回転駆動装置をパワーウインド装置の回
転駆動装置として構成し、衝撃緩和部の構成として、ウ
ォームホイールの一部にアーチバネ対を一体に形成し、
このアーチバネ対によりブラケットに設けた爪部を回転
方向に挟持することで、ダンパーを用いることなくウォ
ームホイールとブラケットとの間に生じる衝撃を吸収す
ることが可能になりパワーウインド装置の回転駆動装置
を構成するための部品点数を削減し、かつダンパーを製
造するためのコストが不要になり、パワーウインド装置
を低コストに製造することが可能になる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施形態を図面を参照して説
明する。図1は本発明の回転駆動装置を図7に示したパ
ワーウインド装置に適用した構成例の主要部の部分分解
斜視図、図2は組立状態の一部を破断した平面図、図3
は図2のAA線断面図である。これらの図において、回
転駆動装置はモータ6のモータケース21と一体に機構
部ケース22が形成されており、前記モータ6の回転出
力軸6aの先端部に一体に形成されたウォームギヤ10
が前記機構部ケース22内に臨んで位置されている。ま
た、前記機構部ケース22内には前記ウォームギヤ10
に噛合される周面ギヤ11bを有する大径のウォームホ
イール11と、前記ウォームホイール11と軸方向に並
んでかつ同軸に配置されたブラケット12とが回転可能
に内装されている。ここで、前記ブラケット12には駆
動軸13の図示下端部の小判型軸部13aにおいて回転
方向に一体的に結合されている。また、前記ウォームホ
イール11は前記機構部ケース22の軸受筒部22aに
遊挿され、回転自在に支持されている。さらに、前記駆
動軸13の先端部は前記機構部ケース22の前記軸受筒
部22aから突出され、かつその先端部に設けられた前
記スプライン部13bは駆動スプール7のスプライン軸
穴7bに嵌合して回転方向に一体に結合されている。な
お、前記駆動スプール7の周面には螺旋溝7aが形成さ
れ、この螺旋溝7aには図7に示したワイヤ3が巻き掛
けられ、駆動スプール7の回転に伴ってワイヤ3を介し
てウインドガラス8を昇降して開閉動作させるものであ
ることは言うまでもない。また、前記機構部ケース22
の開口部はカバー23によって閉塞されている。
【0012】図4(a)は前記ウォームホイール11を
図1の下側から見た斜視図、図4(b)はその要部の拡
大部分斜視図である。また、図5(a)は同じく下側か
ら見た平面図、図5(b)はBB線断面図、図5(c)
はCC線断面図である。前記ウォームホイール11は樹
脂成形によって軸方向の寸法が短い偏平な円筒状に形成
されており、その外周壁111の外面に前記ウォームギ
ヤ10に噛合される環状ギヤ11bが形成されている。
また、軸方向の一方の面に形成されている平面部112
の中心位置には中心穴113が開口され、この中心穴1
13の内縁に沿って形成された内周壁114は前記機構
部ケース22の軸受筒部22aに遊挿され、ウォームホ
イール11を回転自在な状態としている。そして、前記
平面部112には、円周方向に三等分する位置におい
て、それぞれ円周方向に対向配置された各一対のアーチ
バネ片121,122からなる3つのアーチバネ対12
0が形成されており、これらのアーチバネ対120で衝
撃緩和部が構成されている。
【0013】前記各アーチバネ対120は、ここでは図
4,図5の円周方向の時計回り側のものをアーチバネ片
121とし、反時計回り側のものをアーチバネ片122
とする。各アーチバネ片121,122は、図4(b)
に拡大図示するように、前記平面部112に連結されて
いる部分を基端部121a,122aとしており、この
基端部121a,122aから円周方向に沿って所要の
長さで延長された各先端部121b,122bは互いに
円周方向に微小な間隔をおいて対峙されている。前記各
アーチバネ片121,122は板厚方向が波型(連続し
たアーチ形状)に形成されており、各先端部121b,
122bに円周方向の力が加えられたときに、そのアー
チ形状が変形することによって弾性力が生じ、これによ
りアーチバネ片121,122の全体がそれぞれの延長
方向に沿って伸縮されるようになっている。なお、この
実施形態では、前記各アーチバネ片121,122は、
前記ウォームホイール11と一体に樹脂成形しているた
め、前記平面部112には、各アーチバネ片121,1
22に対向する部分に金型の離型用の開口窓123が形
成されている。
【0014】一方、前記ブラケット12は、図1に示し
たように、これまでのブラケットと同一構成のものが採
用されている。すなわち、前記ブラケット12は概略形
状が円板状に形成されており、その中心位置には小判型
の軸穴12bが開口され、この軸穴に前記駆動軸13の
小判型部13aが嵌入され、回転方向に一体化される。
また、前記ブラケット12の円周方向に等分される三箇
所、すなわち前記ウォームホイール11の各アーチバネ
対120にそれぞれ対応する位置には、周面から内径方
向に向けて切り欠き12cが形成され、この切り欠き1
2cに臨む一側辺はその所要の径方向の寸法部分が軸方
向に向けて突出されて爪部12aとして構成されてい
る。この爪部12aは前記回転駆動装置が組み立てられ
たときには、前記ウォームホイール11に対向する側に
配置されることになる。ここでは、前記ブラケット12
は金属材で形成されているが、樹脂で成形することも可
能である。
【0015】そして、図2及び図3に示したように、前
記駆動装置の機構部ケース22内には前記ウォームホイ
ール11と前記記ブラケット12とが軸方向に並んでか
つ同軸に配置されているが、前記ウォームホイール11
の平面部112に設けたアーチバネ対120と、前記ブ
ラケット12の爪部12aとが対向配置されている。そ
して、前記三つの爪部12aは、それぞれ前記三つのア
ーチバネ対120の間、すなわち各アーチバネ対120
のアーチバネ片121,122の各先端部121b,1
22bが対峙する間隔内に配置されており、この状態で
は、図6(a)に図5(b)に対応する部分の組立状態
を模式的に示すように、各アーチバネ片121,122
の各先端部121b,122bはそれぞれ爪部12aの
片面に弾性的に接触した構造となっている。
【0016】このような構成のパワーウインド駆動装置
によれば、組み立てた状態では、図6(a)に示したよ
うに、ブラケット12の爪部12aはウォームホイール
11のアーチバネ片121,122によって円周方向に
挟まれた状態で結合される。そのため、モータ6が回転
駆動してその回転力がウォームギヤ10からウォームホ
イール11に伝達され、ウォームホイール11がいずれ
かの方向に回転されると、この回転力はアーチバネ対1
20のいずれか一方のアーチバネ片121または122
から爪部12aに伝達される。これにより、ブラケット
12はウォームホイール11に追従して一体的に回転さ
れるため、この回転力は駆動軸13を介して駆動プーリ
7に伝達され、ワイヤ3を介してウインドガラス8を開
閉動作することになる。
【0017】そして、モータ6の回転方向が一方向から
反対方向に切り替わると、ウォームギヤ10に噛合して
いるウォームホイール11はこれに追従して直ちに反対
方向に回転を開始する。一方、駆動スプール7及びこれ
と回転方向に一体のブラケット12には、ウインドガラ
ス8の開閉動作によって生じる慣性力が作用するため、
回転方向が反対方向に切り替わる動作は一瞬遅れること
になる。これにより、ウォームホイール11とブラケッ
ト12とは互いに回転方向が反対の状態が生じ、両者間
に衝撃が発生する要因となる。このとき、図6(b)に
示すように、ブラケット12の爪部12aはウォームホ
イール11に対して円周方向に相対移動されるが、これ
と同時に爪部12aの両面に弾性的に接触しているアー
チバネ対120のアーチバネ片121,122のうち、
爪部が相対移動する方向のアーチバネ片、ここではアー
チバネ片122が弾性変形し、前記ブラケット12とウ
ォームホイール11との間に発生しようとする衝撃を吸
収する。これにより、モータ6の回転方向の切り替え時
におけるウォームホイール11、ないしモータ6に対す
る衝撃が防止される。なお、反対方向に回転が切り替わ
る場合も同様であり、そのときの状態を図6(c)に示
す。
【0018】以上のように、本発明にかかる回転駆動装
置は、ウォームホイール11の一部に回転方向に弾性変
形可能なアーチバネ対120を一体に形成し、このアー
チバネ対120を介してブラケット12に回転力を伝達
しているので、アーチバネ対120の弾性変形によって
ウォームホイール11とブラケット12との間に生じる
衝撃を吸収することが可能になる。そのため、個別部品
としてのダンパーを設ける必要はなく、パワーウインド
駆動装置を構成する部品点数を削減し、かつダンパーを
製造するためのコストが不要になり、結果としてパワー
ウインド駆動装置を低コストに製造することが可能にな
る。
【0019】ここで、前記実施形態では、ウォームホイ
ールに設けた衝撃緩和部として、金型による成形が容易
なアーチバネ片を形成した例を示しているが、コイル型
バネ片、蛇腹状のバネ片として構成することも可能であ
る。また、ブラケットを樹脂で形成する場合には、ブラ
ケットに衝撃緩和部を一体に形成してもよい。
【0020】また、本発明の回転駆動装置は、前記実施
形態に示したパワーウインド装置の駆動装置のみなら
ず、衝撃を緩和することが必要とされる装置の回転駆動
装置としても適用することが可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、衝撃緩和
部を第1又は第2の回転部材と一体に構成することによ
り、衝撃緩和部を独立した部品として構成する必要がな
く、部品点数が削減でき、回転駆動装置の低コスト化が
実現できる。特に、本発明の回転駆動装置をパワーウイ
ンド装置の回転駆動装置として構成し、衝撃緩和部の構
成として、ウォームホイールの一部にアーチバネ対を一
体に形成することで、ダンパーを用いることなくウォー
ムホイールとブラケットとの間に生じる衝撃を吸収する
ことが可能になりパワーウインド装置を構成する部品点
数を削減し、かつダンパーを製造するためのコストが不
要になり、パワーウインド装置を低コストに製造するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をパワーウインド駆動装置に適用した実
施形態の要部の部分分解斜視図である。
【図2】本発明にかかるパワーウインド駆動装置の組立
状態の一部を破断した平面図である。
【図3】図2のAA線に沿う断面図である。
【図4】ウォームホイールを裏面側から見た斜視図とそ
の一部の拡大斜視図である。
【図5】ウォームホイールの(a)裏面図、(b)BB
線断面図、(c)CC線断面図である。
【図6】衝撃緩和部の動作を説明するための断面図であ
る。
【図7】本発明が適用されるパワーウインド装置の概略
構成図である。
【図8】従来のダンパーを備える機構部の分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 レール 2 スライダ 3 ワイヤ 4 プーリ 5 駆動装置 6 モータ 7 駆動プーリ 8 ウインドガラス 10 ウォームギヤ 11 ウォームホイール 12 ブラケット 12a 爪部 13 駆動軸 120 アーチバネ対(衝撃緩和部) 121,122 アーチバネ片 123 開口窓
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 1/16 B60J 1/17 A Fターム(参考) 2E052 AA09 BA01 CA06 DA08 DB08 EA14 EB01 EC01 KA10 3D127 AA17 BB01 DF03 DF04 3J009 DA17 DA18 EA06 EA19 EA32 EB06 EB30 FA14 FA30 5H607 AA12 BB01 CC03 DD19 EE14 EE32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動源としてのモータと、前記モー
    タにより回転駆動される第1の回転部材と、前記第1の
    回転部材と同軸に配置される第2の回転部材とを備え、
    前記第1又は第2の回転部材には、前記第1の回転部材
    の回転力を前記第2の回転部材に伝達するとともに、両
    回転部材間に生じる回転方向の衝撃を吸収する衝撃緩和
    部が一体に形成されていることを特徴とする回転駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の回転部材は、樹脂成形された
    ウォームホイールであり、前記ウォームホイールには、
    回転方向に対峙した対をなすバネ片が一体に形成され、
    前記バネ片対によって前記第2の回転部材の円周方向一
    部に設けた爪部を回転方向に挟持した構成であることを
    特徴とする請求項1に記載の回転駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の回転部材に伝達された回転力
    により車両のウインドガラスを開閉動作するパワーウイ
    ンド装置の駆動装置として構成されていることを特徴と
    する請求項1または2に記載の回転駆動装置。
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