JP2001037156A - 減速機構付モータ - Google Patents

減速機構付モータ

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JP2001037156A
JP2001037156A JP11200802A JP20080299A JP2001037156A JP 2001037156 A JP2001037156 A JP 2001037156A JP 11200802 A JP11200802 A JP 11200802A JP 20080299 A JP20080299 A JP 20080299A JP 2001037156 A JP2001037156 A JP 2001037156A
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水 豊 清
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化が図れる減速機構付モータを提供す
る。 【解決手段】 ホイールギヤ9に結合されたダンパ1
0、ダンパ10に結合された樹脂製の動力伝達部材1
1、動力伝達部材11に係止されているとともに出力軸
13に結合された金属製のプレート12を備えている減
速機構付モータ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通電により回転
するアーマチュアに備えたアーマチュアシャフトの回転
を減速して出力軸により負荷を駆動する減速機構付モー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】通電により回転するアーマチュアに備え
たアーマチュアシャフトの回転を減速して出力軸により
負荷を駆動する減速機構付モータとしては、アーマチュ
アの回転によりアーマチュアシャフトのウオームに噛合
されたホイールギヤが回転され、このホイールギヤの回
転が、ホイールギヤに収容されたゴム製のダンパを介し
て金属製のハブに伝わり、このハブに固定された出力軸
が回転するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の減速
機構付モータにおいて、ホイールギヤに収容されたダン
パに金属製のハブが嵌入されており、ホイールギヤに伝
わった大きな荷重を出力軸に伝えるのにハブが大型で頑
丈なものにされていたため、減速機構付モータ全体の重
量が大きくなって、軽量化が難しいという問題点があっ
た。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わる減速機構付モータは、
軽量化を図れる減速機構付モータを提供することを目的
としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる減速機構付モータでは、モータケースと、モータケ
ースに結合されたギヤケースと、モータケースの内側に
配置されたマグネットと、マグネットの内周側に配置さ
れてモータケースとギヤケースとにより回転可能に支持
されていて通電により回転するアーマチュアシャフトを
もつアーマチュアと、アーマチュアシャフトのギヤケー
ス内に形成されたウオームと、ギヤケースに回転可能に
支持され、アーマチュアシャフトのウオームに噛合され
たホイールギヤと、ホイールギヤに結合されたゴム製の
ダンパと、ダンパに結合された樹脂製の動力伝達部材
と、動力伝達部材に係止されているとともに出力軸に結
合された金属製のプレートと、ギヤケースに回転可能に
支持され、負荷に結合される出力軸を備えている構成と
したことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わる減速機構付モ
ータでは、モータケースと、モータケースに結合された
ギヤケースと、モータケースの内側に配置されたマグネ
ットと、マグネットの内周側に配置されてモータケース
とギヤケースとにより回転可能に支持されていて通電に
より回転するアーマチュアシャフトをもつアーマチュア
と、アーマチュアシャフトのギヤケース内に形成された
ウオームと、ギヤケースに回転可能に支持され、アーマ
チュアシャフトのウオームに噛合されたホイールギヤ
と、ホイールギヤに結合されたゴム製のダンパと、ギヤ
ケースに回転可能に支持され、負荷に結合される出力軸
と、出力軸に係止された金属製のプレートと、ダンパに
結合されているとともに出力軸に結合され、ダンパにホ
イールギヤから与えられた動力をプレートに伝達可能な
樹脂製の動力伝達部材を備えている構成としたことを特
徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わる減速機構付モ
ータでは、ホイールギヤには、ダンパが嵌入されるダン
パ受部が形成され、ダンパには、ホイールギヤに嵌入さ
れるホイールギヤ嵌入部と、動力伝達部材が嵌入される
動力伝達部材受部とが形成され、動力伝達部材には、ダ
ンパの動力伝達部材受部に嵌入されるダンパ嵌入部が形
成されている構成としたことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係わる減速機構付モ
ータでは、ダンパは、ホイールギヤのダンパ受部に嵌入
されて、動力伝達部材のダンパ嵌入部の動力伝達部材受
部への嵌入により、弾性変形可能な体積をもつ構成とし
たことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項5に係わる減速機構付モ
ータでは、プレートには、動力伝達部材に回り止めされ
て係止される動力伝達部材係止部が複数個形成されてお
り、動力伝達部材には、本体の上部に、プレートの動力
伝達部材係止部が係止可能なプレート収容部が形成され
ているとともに、ダンパ嵌入部が本体の下部にプレート
収容部に互い違いにして配置されている構成としたこと
を特徴としている。
【0011】この発明の請求項6に係わる減速機構付モ
ータでは、動力伝達部材には、プレート収容部のまわり
に、プレートを抜け止めるためのリブ突起が形成されて
いる構成としたことを特徴としている。
【0012】
【発明の作用】この発明の請求項1、2、3、4、5、
6に係わる減速機構付モータにおいて、ホイールギヤに
回転動力が与えられると、その回転動力がダンパを介し
て樹脂製の動力伝達部材に伝わり、動力伝達部材からプ
レートに伝わって出力軸に伝わる。それ故、ダンパから
の動力が、プレートに直接伝わることがなく、プレート
には動力伝達部材から回転動力が間接的に伝わるので、
金属製のプレートのボリュームを大きくする必要がなく
なる。もちろん、樹脂製の動力伝達部材は、ホイールギ
ヤからの大きな荷重に耐えられるだけのボリュームをも
つものになるが、金属製ではなく樹脂製なので、その重
量は金属と比べてはるかに小さくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
【0014】
【実施例】図1ないし図6にはこの発明に係わる減速機
構付モータの一実施例が示されている。
【0015】図示する減速機構付モータ1は、主とし
て、モータケース2、ギヤケース3、第1のマグネット
4、第2のマグネット5、アーマチュア6、アーマチュ
アシャフト7、ウオーム8、ホイールギヤ9、ダンパ1
0、動力伝達部材11、プレート12、出力軸13から
構成されている。ウオーム8、ホイールギヤ9、ダンパ
10、動力伝達部材11、プレート12、出力軸13か
ら減速機構がなる。
【0016】モータケース2には、筒形のモータケース
本体2aの一端部にエンドキャップ部2bが形成されて
おり、このエンドキャップ部2bの内側に第1の軸受1
4が取付けられている。第1の軸受14は、アーマチュ
アシャフト7の一端部を回転可能に支持している。モー
タケース本体2aの他端部には、フランジ2cが形成さ
れており、このフランジ2cがギヤケース3の一端部に
ビス15によってねじ止めされている。
【0017】モータケース本体2aの内側には、第1、
第2のマグネット4、5がそれぞれ固定されており、第
1、第2のマグネット4、5の内周側にアーマチュア6
が配置されている。アーマチュア6には、アーマチュア
シャフト7の一端部寄りに所定のスロット数のコイル巻
回部16aをもつアーマチュアコア16が固定され、こ
のアーマチュアコア16の近くにコンミュテータ17が
固定されている。コンミュテータ17には、アーマチュ
アコア16のコイル巻回部16aと同数のコンミュテー
タ片17aが備えられており、アーマチュア6には、ア
ーマチュアコア16のコイル巻回部16aのそれぞれに
巻回され、コンミュテータ片17aのそれぞれに電気的
に接続されたアーマチュアコイル18が備えられてい
る。
【0018】アーマチュアシャフト7の他端部寄りに
は、ウオーム8が形成されている。
【0019】ギヤケース3の一端部には、ホルダベース
19が取付けられており、このホルダベース19には、
コンミュテータ17の外周部の対向位置に第1、第2の
ブラシホルダ20、21のそれぞれの基端部が取付けら
れ、第1、第2のブラシホルダ20、21の先端部に第
1、第2のブラシ22、23がそれぞれ装着されてい
る。
【0020】第1、第2のブラシ22、23は、第1、
第2のブラシホルダ20、21を通じて図示しないパワ
ーウインド制御回路にそれぞれ電気的に接続される。モ
ータ制御回路に備えられたガラス開スイッチがオン切換
えされると、第1のブラシホルダ20に電源の電位が与
えられるとともに第2のブラシホルダ21が接地される
ため、第1のブラシホルダ20、第1のブラシ22、コ
ンミュテータ片17a、アーマチュアコイル18、コン
ミュテータ片17a、第2のブラシ23、第2のブラシ
ホルダ21に電源の電流が流れてアーマチュアシャフト
7が正回転する。これとは異なり、モータ制御回路に備
えられたガラス閉スイッチがオン切換えされると、第2
のブラシホルダ21に電源の電位が与えられるとともに
第1のブラシホルダ20が接地されるため、第2のブラ
シホルダ21、第2のブラシ23、コンミュテータ片1
7a、アーマチュアコイル18、コンミュテータ片17
a、第1のブラシ22、第1のブラシホルダ20に電源
の電流が流れてアーマチュアシャフト7が逆回転する。
【0021】ギヤケース3には、中央部にシャフト孔3
aが形成され、このシャフト孔3aに連通して減速機構
収容部3bが形成されている。シャフト孔3aの一端部
には、第2の軸受24が取付けられており、シャフト孔
3aの他端部には、第3の軸受25が取付けられてい
る。第2、第3の軸受24、25は、アーマチュアシャ
フト7の中央部、他端部をそれぞれ回転可能に支持す
る。
【0022】減速機構収容部3b内には、アーマチュア
シャフト7のウオーム8、ホイールギヤ9、ダンパ1
0、動力伝達部材11、プレート12、出力軸13から
なる減速機構が収容されている。
【0023】ホイールギヤ9には、図3に示されるよう
に、外縁部にはす歯9aが形成されたホイールギヤ本体
9bの中央部に出力軸挿通部9cが形成されている。出
力軸挿通部9cは、出力軸13の外径寸法よりも大きい
内径寸法をもつため、内部に出力軸13が挿通されてい
る。
【0024】ホイールギヤ9には、出力軸挿部部9cの
外周部にダンパ受部9dが形成されている。ダンパ受部
9dには、凹状にされたダンパ収容部9d1と、このダ
ンパ収容部9d1の円周方向にそれぞれ120度を置い
て配置された回止突起9d2、9d2、9d2とが備え
られている。
【0025】ダンパ受部9dには、ダンパ10が嵌入さ
れている。ダンパ10は、ゴムを素材として成形されて
おり、このダンパ10には、略円環形に形成されたダン
パ本体10aの外縁部に、円周方向にそれぞれ120度
を置いて凹状にされたホイールギヤ嵌入部10b、10
b、10bがそれぞれ形成されている。また、ホイール
ギヤ嵌入部10b、10b、10bのそれぞれの間に
は、ホイールギヤ嵌入部10b、10b、10bに互い
違いにして、ダンパ本体10aの外縁部の円周方向にそ
れぞれ120度を置いて矩形の凹状にされた動力伝達部
材受部10c、10c、10cがそれぞれ形成されてい
る。
【0026】ダンパ10は、ホイールギヤ嵌入部10
b、10b、10bをホイールギヤ9の回止突起9d
2、9d2、9d2に合わせながら、ダンパ本体10a
がホイールギヤ9のダンパ収容部9d1に嵌入されるこ
とによって、ホイールギヤ嵌入部10b、10b、10
bが回止突起9d2、9d2、9d2に回り止めされて
ホイールギヤ9に一体的に結合されている。
【0027】ダンパ10の動力伝達部材受部10c、1
0c、10cには、動力伝達部材11が嵌め付けられて
いる。動力伝達部材11は、樹脂を素材として成形され
ており、円板状をなす動力伝達部材本体11aの中央部
に出力軸13の外径寸法よりも大きい内径寸法にされた
出力軸挿通部11bが形成されているとともに、動力伝
達部材本体11aの図3中下方側にダンパ嵌入部11
c、11c、11cがそれぞれ形成されている。
【0028】ダンパ嵌入部11c、11c、11cのそ
れぞれは、図4に示されるように、ダンパ10の動力伝
達部材受部10c、10c、10cの位置に一致するも
のとして動力伝達部材本体11aの円周方向にそれぞれ
120度を置いて配置されていて、長寸側が長さ寸法L
1で、短寸側が長さ寸法L2の断面が台形の角柱にして
動力伝達部材本体11aの下面11a1から突出形成さ
れている。
【0029】ダンパ嵌入部11c、11c、11cのそ
れぞれは、ダンパ10の動力伝達部材受部10c、10
c、10cに嵌入される。このとき、図5に示されるよ
うに、ダンパ10の動力伝達部材受部10c、10c、
10cは、動力伝達部材11のダンパ嵌入部11c、1
1c、11cが嵌入される以前に、ダンパ嵌入部11
c、11c、11cの長寸側の長さ寸法L1よりも小さ
い幅寸法L3をもつため、この状態で、動力伝達部材1
1のダンパ嵌入部11c、11c、11cのそれぞれ
は、ダンパ10の動力伝達部材受部10c、10c、1
0cのそれぞれの容積よりも大きい体積をもつ。ダンパ
嵌入部11c、11c、11cのそれぞれがダンパ10
の動力伝達部材受部10c、10c、10cに嵌入され
る際、潤滑用の油脂が塗布される。
【0030】動力伝達部材11のダンパ嵌入部11c、
11c、11cが動力伝達部材受部10c、10c、1
0cにそれぞれ嵌入されることによって、ダンパ10
は、図6に示されるように、動力伝達部材受部10c、
10c、10cが押し拡げられて、円周方向に弾性変形
されて初期圧力がかけられる。
【0031】弾性変形されて初期圧力がかけられたダン
パ10は、ホイールギヤ9の回止突起9d2、9d2、
9d2に対して弾性復元力を付与するため、動力伝達部
材11のダンパ嵌入部11c、11c、11cのダンパ
10の動力伝達部材受部10c、10c、10cへの嵌
入によって、ホイールギヤ9の回転角のがたつきをなく
す機能をもつとともに、アーマチュアシャフト7が反転
する際や、外部からの入力が与えられた際の衝撃力を少
なくする機能をもつ。
【0032】動力伝達部材11には、動力伝達部材本体
11aの図3中上方側にプレート収容部11dが形成さ
れている。プレート収容部11dは、動力伝達部材本体
11aの上面11a2に、略三角形にして、この上面1
1a2から段差をもって凹状に形成されており、それぞ
れの先端部に回止部11d1、11d1、11d1が形
成されている。プレート収容部11dの外周全周には、
上面11a2上にわずかに突出したリブ突起11eが形
成されている。
【0033】プレート収容部11dには、プレート12
が収容されている。プレート12は、金属を素材として
成形されており、このプレート12には、動力伝達部材
11のプレート収容部11dよりも少し小さい相似形に
されていて、プレート収容部11dの深さ寸法にほぼ一
致する厚さ寸法をもつプレート本体12aが備えられて
いる。
【0034】プレート本体12aのほぼ中央には、セレ
ーション孔12bが形成されている。このセレーション
孔12bには、出力軸13に形成されたセレーション部
13aが挿通されて結合され、その後に、出力軸13の
端部13bが加締められることにより、プレート12が
出力軸13に一体的に固定されている。
【0035】プレート本体12aの外側部には、動力伝
達部材11に形成されたプレート収容部11dの回止部
11d1、11d1、11d1にそれぞれ対応した3個
の動力伝達部材係止部12c、12c、12cが形成さ
れている。
【0036】プレート12は、動力伝達部材11のプレ
ート収容部11dに落し込まれることによって、動力伝
達部材係止部12c、12c、12cのそれぞれがプレ
ート収容部11dの回止部11d1、11d1、11d
1に係止されるため、動力伝達部材11に一体的に回転
可能にして結合される。このとき、万が一に、プレート
12がプレート収容部11dから飛び出て外れそうにな
った際、動力伝達部材11のリブ突起11eに引っ掛か
って外れを防止されるようになっている。
【0037】プレート12には、ホイールギヤ9に与え
られた回転動力がダンパ10から動力伝達部材11に伝
達されてから伝わり、プレート12は、その回転動力を
出力軸13に与えて出力軸13を回転させる。
【0038】プレート12は、金属製であるが、このプ
レート12には、ホイールギヤ9からダンパ10に伝達
された回転動力が直接伝わらず、動力伝達部材11を介
して間接的に伝わるため、そのボリュームを大きくする
必要がないので外形が小さくされて重量も小さい。もち
ろん、樹脂製の動力伝達部材11は、ホイールギヤ9か
らの大きな荷重に耐えられるだけのボリュームをもつも
のになるが、金属製ではなく樹脂製なので、その重量は
金属と比べてはるかに小さくなる。
【0039】出力軸13は、その基端部がプレート12
のセレーション孔12bにセレーション加締めにより固
定され、その中央部がギヤケース3の減速機構収容部3
bのほぼ中央部に円筒形にして形成された出力軸支持部
3c内に挿入されて回転可能に支持され、その先端部が
ギヤケース3の外側に突出して配置される。
【0040】このような減速機構付モータ1は、第1、
第2のブラシホルダ20、21がパワーウインド制御回
路に電気的に接続され、ギヤケース3がドアインナーパ
ネルにねじ止めされ、出力軸13のギヤケース3から突
出している部分にガラス昇降機を介してウインドガラス
が連結されて車体に搭載される。
【0041】パワーウインド制御回路には、ロック検出
回路、反転制御回路が備えられている。ロック検出回路
は、第1のブラシ22または第2のブラシ23への通電
回路内に接続されたロック電流検出抵抗をもち、このロ
ック電流検出抵抗に流れる電流値が予め定められた値を
越えた際にロック検出信号を発生する。ロック検出信号
は、ウインドガラスが全開位置または全閉位置に到達し
た際および閉る側に移動しているウインドガラスに挟み
込みが発生した際にそれぞれ発生する。このとき、ロッ
ク電流検出抵抗に代えてアーマチュアシャフト7の回転
を直接検出する回転検出器を用いてもよく、その場合
は、回転検出器より与えられてくる回転信号がなくなっ
たときにロック検出信号が発生する。
【0042】反転制御回路は、閉る側に移動しているウ
インドガラスが全開位置から予め定められた全閉近傍位
置までのあいだにあるとき、ウインドガラスに挟み込み
が発生することによってアーマチュアシャフト7の回転
が拘束されてロック検出回路よりロック検出信号が発生
した際、第1のブラシ22に電源の電圧を印加するとと
もに第2のブラシ23を接地することによって電流供給
方向を反転してアーマチュアシャフト7を正回転させ、
閉る側に移動しているウインドガラスを開く側に反転移
動させて挟み込みを回避する。
【0043】反転制御回路は、閉る側に移動しているウ
インドガラスが全閉近傍位置を通過すると、第1、第2
のブラシ22、23に対する電流供給の反転制御を行わ
ない。よって、アーマチュアシャフト7が逆回転を続
け、ウインドガラスが全閉位置に到達したところで、ロ
ック検出回路よりロック検出信号が発生され、第1、第
2のブラシ22、23に対する電流供給がカットオフさ
れ、ウインドガラスを全閉位置で止める。
【0044】ウインドガラスが閉じているときに、パワ
ーウインド制御回路のガラス開スイッチがオン切換えさ
れると、アーマチュアシャフト7が正回転してウオーム
8を介しホイールギヤ9が正回転するため、ホイールギ
ヤ9に与えられた正回転の回転動力がダンパ10から動
力伝達部材11を通じてプレート12に与えられ、プレ
ート12から出力軸13に与えられることによって出力
軸13が正回転され、出力軸13の正回転によってガラ
ス昇降機を介しウインドガラスが開く。
【0045】パワーウインド制御回路のガラス開スイッ
チがオン切換えされ続け、やがて、ウインドガラスが全
開位置に到達すると、ウインドガラスがドアパネルに衝
突して移動を阻止され、ウインドガラスが動かなくなる
ことによって、出力軸13、プレート12、動力伝達部
材11、ダンパ10、ホイールギヤ9が回転を停止し、
ホイールギヤ9が回らなくなることによってアーマチュ
アシャフト7が回転しなくなるため、パワーウインド制
御回路のロック検出回路がアーマチュアシャフト7のロ
ックを検出することによって、第1、第2のブラシ2
2、23に対する電流供給がカットオフされ、ウインド
ガラスが全開位置で止まる。
【0046】ウインドガラスが開いているときに、パワ
ーウインド制御回路のガラス閉スイッチがオン切換えさ
れると、アーマチュアシャフト7が逆回転してウオーム
8を介しホイールギヤ9が逆回転するため、ホイールギ
ヤ9に与えられた逆回転の回転動力がダンパ10から動
力伝達部材11を通じてプレート12に与えられ、プレ
ート12から出力軸13に与えられることによって出力
軸13が逆回転され、出力軸13の逆回転によってガラ
ス昇降機を介しウインドガラスが閉まる。
【0047】パワーウインド制御回路のガラス閉スイッ
チがオン切換えされ続け、やがて、ウインドガラスが全
閉位置に到達すると、ウインドガラスがドアパネルに衝
突して移動を阻止され、ウインドガラスが動かなくなる
ことによって、出力軸13、プレート12、動力伝達部
材11、ダンパ10、ホイールギヤ9が回転を停止し、
ホイールギヤ9が回らなくなることによってアーマチュ
アシャフト7が回転しなくなるため、パワーウインド制
御回路のロック検出回路がアーマチュアシャフト7のロ
ックを検出することによって、第2、第1のブラシ2
3、22に対する電流供給がカットオフされ、ウインド
ガラスが全閉位置で止まる。
【0048】ウインドガラスが開いているときに、パワ
ーウインド制御回路のガラス閉スイッチがオン切換えさ
れることによって、ウインドガラスが全閉位置に向けて
駆動されている際に、全開位置から予め定められた全閉
近傍位置までのあいだにあるとき、ウインドガラスに挟
み込みが発生すると、ロック検出回路よりロック検出信
号が発生するため、反転制御回路により、第1のブラシ
22に電源の電圧が印加されるとともに第2のブラシ2
3が接地されることによって電流供給方向が反転されて
アーマチュアシャフト7が正回転され、閉る側に移動し
ているウインドガラスが開く側に反転移動されて挟み込
みが回避される。
【0049】ウインドガラスが全開位置、全閉位置に到
達してドアパネルに衝突する際、ウインドガラス、出力
軸13、プレート12、動力伝達部材11に大きな衝撃
力が与えられる。そのとき、ダンパ10は、動力伝達部
材受部10c、10c、10cに動力伝達部材11のダ
ンパ嵌入部11c、11c、11cが嵌入されているこ
とによって予圧されているため、その際の大きな衝撃力
を効率よく吸収してホイールギヤ9、ウオーム8、アー
マチュアシャフト7に伝えることがない。
【0050】また、挟み込みが発生してウインドガラス
が反転される際、大きな反力が発生する。そのとき、ダ
ンパ10は、動力伝達部材受部10c、10c、10c
に動力伝達部材11のダンパ嵌入部11c、11c、1
1cが嵌入されていることによって予圧されているた
め、その際の大きな反力を効率よく吸収してホイールギ
ヤ9、ウオーム8、アーマチュアシャフト7に伝えるこ
とがない。
【0051】ホイールギヤ9が回転する際、ダンパ10
は、動力伝達部材受部10c、10c、10cに動力伝
達部材11のダンパ嵌入部11c、11c、11cが嵌
入されていることによって予圧されているため、回転角
にがたつきを生ずることがない。
【0052】上述したように、減速機構付モータ1で
は、ホイールギヤ9の回転エネルギーがダンパ10を介
して動力伝達部材11に伝達され、動力伝達部材11か
らプレート12に伝達され、プレート12から出力軸1
3に伝達されるため、ダンパに与えられた回転動力を直
接受けて出力軸に伝えるハブを備えていたものと比べ
て、プレート12を大型で頑丈なものにする必要がない
から小型で軽量なものとなる。また、ホイールギヤ9の
回転動力をダンパ10から受ける動力伝達部材11は、
ホイールギヤ9からの荷重に耐えられるだけのボリュー
ムをもつが、金属製ではなく樹脂製なので、その重量は
金属と比べてはるかに小さくなる。
【0053】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1、2、3、4、5、6に係わる減速機構付モータ
によれば、ホイールギヤに回転動力が与えられると、そ
の回転動力がダンパを介して樹脂製の動力伝達部材に伝
わり、動力伝達部材からプレートに伝わって出力軸に伝
わる。それ故、ダンパからの動力が、プレートに直接伝
わることがなく、プレートには動力伝達部材から回転動
力が間接的に伝わるので、金属製のプレートのボリュー
ムを大きくする必要がなくなる。もちろん、樹脂製の動
力伝達部材は、ホイールギヤからの大きな荷重に耐えら
れるだけのボリュームをもつものになるが、金属製では
なく樹脂製なので、その重量は金属と比べてはるかに小
さくなる。よって、軽量化が図れるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる減速機構付モータの一実施例
の内部構造を説明する縦断正面図である。
【図2】図1に示した減速機構付モータの縦断右側面図
である。
【図3】図1に示した減速機構付モータの減速機構を構
成する各部品の組付け関係を説明する外観斜視図であ
る。
【図4】図3に示した減速機構に用いた動力伝達部材の
底面図である。
【図5】図3に示した減速機構に用いたダンパの底面図
である。
【図6】図3に示した減速機構に用いた動力伝達部材と
ダンパとの組付状態での底面図である。
【符号の説明】
1 減速機構付モータ 2 モータケース 3 ギヤケース 4 (マグネット)第1のマグネット 5 (マグネット)第2のマグネット 6 アーマチュア 7 アーマチュアシャフト 8 ウオーム 9 ホイールギヤ 9d ダンパ受部 10 ダンパ 10b ホイールギヤ嵌入部 10c 動力伝達部材受部 11 動力伝達部材 11a (本体)動力伝達部材本体 11c ダンパ嵌入部 11d プレート収容部 11e リブ突起 12 プレート 12c 動力伝達部材係止部 13 出力軸
フロントページの続き Fターム(参考) 3J009 DA17 EA06 EA19 EA32 EB30 EC03 FA14 5H607 AA12 AA14 BB01 BB04 BB14 CC01 CC03 CC07 DD03 DD08 EE21 EE32 EE36 EE45 FF24 HH02 KK07 KK08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケースと、 上記モータケースに結合されたギヤケースと、 上記モータケースの内側に配置されたマグネットと、 上記マグネットの内周側に配置されて上記モータケース
    と上記ギヤケースとにより回転可能に支持されていて通
    電により回転するアーマチュアシャフトをもつアーマチ
    ュアと、 上記アーマチュアシャフトの上記ギヤケース内に形成さ
    れたウオームと、 上記ギヤケースに回転可能に支持され、上記アーマチュ
    アシャフトのウオームに噛合されたホイールギヤと、 上記ホイールギヤに結合されたゴム製のダンパと、 上記ダンパに結合された樹脂製の動力伝達部材と、 上記動力伝達部材に係止されているとともに出力軸に結
    合された金属製のプレートと、 上記ギヤケースに回転可能に支持され、負荷に結合され
    る出力軸を備えていることを特徴とする減速機構付モー
    タ。
  2. 【請求項2】 モータケースと、 上記モータケースに結合されたギヤケースと、 上記モータケースの内側に配置されたマグネットと、 上記マグネットの内周側に配置されて上記モータケース
    と上記ギヤケースとにより回転可能に支持されていて通
    電により回転するアーマチュアシャフトをもつアーマチ
    ュアと、 上記アーマチュアシャフトの上記ギヤケース内に形成さ
    れたウオームと、 上記ギヤケースに回転可能に支持され、上記アーマチュ
    アシャフトのウオームに噛合されたホイールギヤと、 上記ホイールギヤに結合されたゴム製のダンパと、 上記ギヤケースに回転可能に支持され、負荷に結合され
    る出力軸と、 上記出力軸に係止された金属製のプレートと、 上記ダンパに結合されているとともに上記出力軸に結合
    され、該ダンパに上記ホイールギヤから与えられた動力
    を上記プレートに伝達可能な樹脂製の動力伝達部材を備
    えていることを特徴とする減速機構付モータ。
  3. 【請求項3】 ホイールギヤには、ダンパが嵌入される
    ダンパ受部が形成され、 ダンパには、ホイールギヤに嵌入されるホイールギヤ嵌
    入部と、動力伝達部材が嵌入される動力伝達部材受部と
    が形成され、 動力伝達部材には、ダンパの動力伝達部材受部に嵌入さ
    れるダンパ嵌入部が形成されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の減速機構付モータ。
  4. 【請求項4】 ダンパは、ホイールギヤのダンパ受部に
    嵌入されて、動力伝達部材のダンパ嵌入部の動力伝達部
    材受部への嵌入により、弾性変形可能な体積をもつこと
    を特徴とする請求項3に記載の減速機構付モータ。
  5. 【請求項5】 プレートには、動力伝達部材に回り止め
    されて係止される動力伝達部材係止部が複数個形成され
    ており、 動力伝達部材には、本体の上部に、プレートの動力伝達
    部材係止部が係止可能なプレート収容部が形成されてい
    るとともに、ダンパ嵌入部が本体の下部にプレート収容
    部に互い違いにして配置されていることを特徴とする請
    求項3または4に記載の減速機構付モータ。
  6. 【請求項6】 動力伝達部材には、プレート収容部のま
    わりに、プレートを抜け止めるためのリブ突起が形成さ
    れていることを特徴とする請求項5に記載の減速機構付
    モータ。
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